JPH0950933A - 絶縁フィルム巻回方法 - Google Patents

絶縁フィルム巻回方法

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JPH0950933A
JPH0950933A JP22258395A JP22258395A JPH0950933A JP H0950933 A JPH0950933 A JP H0950933A JP 22258395 A JP22258395 A JP 22258395A JP 22258395 A JP22258395 A JP 22258395A JP H0950933 A JPH0950933 A JP H0950933A
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JP
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insulating film
winding
film
layer
wound
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JP22258395A
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English (en)
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Minoru Ujita
稔 宇治田
Takafumi Kakiuchi
崇文 垣内
Takayuki Nakamura
孝之 中村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線材を確実に整列巻線することができる絶縁
フィルムの巻回方法を提供すること。 【解決手段】 1層目の絶縁フィルムF1の巻始め端部
における複数箇所を固定し、絶縁フィルムF1の巻終わ
り端部における1箇所を固定し、絶縁フィルムF1に線
材を巻き付けた後に、次の2層目以降の絶縁フィルムF
2を巻回する際に、絶縁フィルムF2の巻始め端部にお
ける1箇所を固定し、絶縁フィルムF2の巻終わり端部
における1箇所を固定し、巻始め端部の1箇所と巻終わ
り端部の1箇所は対称となる位置であり、2層目以降所
定層数の絶縁フィルムに線材を巻き付けた後に、最終層
目の絶縁フィルムFNを巻回する際に、絶縁フィルムF
Nの巻始め端部における1箇所を固定し、絶縁フィルム
FNの巻終わり端部における複数箇所を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビジョ
ン受像器に使用されるフライバックトランスのような積
層型のコイルなどの巻回対象物に対して、絶縁フィルム
を巻くための絶縁フィルム巻回方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビジョン受像器に使用され
るフライバックトランスのような積層型のコイルは、筒
状のボビンの胴部に対して、線材を整列にして巻線する
ことにより1層目のコイルを形成し、次いで絶縁用の合
成樹脂フィルムなどをこの1層目のコイルの上に巻き付
ける。そしてこの絶縁フィルムの上には、次の線材の整
列巻線を行って2層目のコイルを形成する。このような
コイルの巻線およびフィルムを巻く操作を所定回数繰り
返すことにより、上述した積層型のコイルを形成するよ
うにしている。上述の操作において、絶縁用の合成樹脂
フィルムを巻き付けることによりコイル間の絶縁層を形
成する方法としては、図11と図12に示すような従来
の方法がある。図11の従来の絶縁フィルムの巻回方法
では、絶縁フィルム200Aは、ボビン210の胴部2
10aに対して供給して、その絶縁フィルム200Aの
巻始め端部200Bの片側200Cを溶着して固定する
ようにしている。この巻始め端部200Bは、矩形状に
切断されたものである。また図12の従来の絶縁フィル
ム200Dの巻始め端部200Eは、斜めに切断されて
いて、この巻始め端部200Eの先端部200Fがボビ
ン210の胴部210aに対して供給されて溶着により
固定されている。図12の従来の方法では、フィルム2
00Dが胴部210aに巻き付けられてその巻終わり端
部200Gを溶着により固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図11の従
来の絶縁フィルム巻回方法では、絶縁フィルム200A
の巻始め端部200Bの片側200Cのみが胴部210
aに対して固着されているので、絶縁フィルム200A
の巻き付け時にその片側200Cの固着の度合いによ
り、絶縁フィルム200Aの剥がれを生じてしまい、確
実にその上に線材を巻線していくことができない。また
図12の従来の絶縁フィルムの形成方法では、一本の線
材による絶縁フィルム200Dの巻始め端部200Eに
おける押圧幅長さが長くなるために、巻始め端部200
Eを内周側のフィルムに密着することができず、巻始め
端部200Eあるいは巻終わり端部200Gに浮き上が
りが生じないように密着させるためには、線材に対して
大きな張力をかける必要がある。従って線材が切断しや
すく線材の整列巻線がうまくできないという問題があ
る。そこで本発明は上記課題を解消するためになされた
ものであり、絶縁フィルムの浮き上がりや剥がれなどを
防いで、線材を確実に整列巻線することができる絶縁フ
ィルムの巻回方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、絶縁フィルムの巻回と線材の巻回を交互にする
ことにより線材を巻回対象物に多層化して巻線する際
に、前記絶縁フィルムを巻回するための絶縁フィルム巻
回方法であり、巻回対象物に1層目の絶縁フィルムを巻
回する際に、1層目の絶縁フィルムの巻始め端部におけ
る複数箇所を固定し、1層目の絶縁フィルムの巻終わり
端部における1箇所を固定し、巻き終わった1層目の絶
縁フィルムに線材を巻き付けた後に、次の2層目以降の
絶縁フィルムを巻回する際に、2層目以降の絶縁フィル
ムの巻始め端部における1箇所を固定し、2層目以降の
絶縁フィルムの巻終わり端部における1箇所を固定し、
巻始め端部における1箇所と巻終わり端部における1箇
所は対称となる位置であり、巻き終わった2層目以降所
定層数の絶縁フィルムに線材を巻き付けた後に、さらに
最終層目の絶縁フィルムを巻回する際に、最終層目の絶
縁フィルムの巻始め端部における1箇所を固定し、最終
層目の絶縁フィルムの巻終わり端部における複数箇所を
固定するフィルム巻回方法により、達成される。本発明
によれば、まず巻回対象物に対して1層目の絶縁フィル
ムを巻回する際には、1層目の絶縁フィルムの巻始め端
部における複数箇所が固定される。そしてこの1層目の
絶縁フィルムの巻終わり端部における1箇所が固定され
る。
【0005】次に、この巻終わった1層目の絶縁フィル
ムに対して線材を巻き付けた後に、次の2層目以降の絶
縁フィルムを巻回する際には、2層目以降の絶縁フィル
ムの巻始め端部における1箇所が固定される。そして2
層目以降の絶縁フィルムの巻終わり端部における1箇所
が固定される。この場合に、巻始め端部における1箇所
と、巻終わり端部における1箇所は、対称となる位置で
ある。更に、巻終わった2層目以降の絶縁フィルムに線
材を巻き付けた後には、更に最終層目の絶縁フィルムを
巻回する際には、最終層目の絶縁フィルムの巻始め端部
における1箇所は固定され、最終層目の絶縁フィルムの
巻終わり端部における複数箇所が固定される。
【0006】このようにすることにより、1層目の絶縁
フィルムを巻回対象物に巻回する場合に、その巻始め端
部の複数箇所が固定されるので、1層目の絶縁フィルム
の固定の確実性を向上させることができる。しかも1層
目の絶縁フィルムの巻終わり端部の1箇所が巻回対象物
に対して固定されるので、巻終わり端部は比較的自由な
状態で巻回対象物に対して固定することができる。そし
て2層目以降所定層分の絶縁フィルムは、その巻始め端
部における1箇所が固定され、かつ巻終わり端部におけ
る1箇所が固定される。そして巻始め端部における1箇
所と巻終わり端部における1箇所は、対象となる位置で
あり、各1箇所づつで固定することから巻線工程の短縮
化を図ることができる。
【0007】そして2層目以降所定層数の絶縁フィルム
および線材を巻き付けた後に、最終層目の絶縁フィルム
の巻始め端部の1箇所が固定され、かつ最終層目の絶縁
フィルムの巻終わり端部における複数箇所が固定され
る。従って絶縁フィルムの固定を確実にすることができ
るとともに、最終層目の絶縁フィルムの剥がれを防止す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0009】図1は、本発明の絶縁フィルムの巻回方法
を実施するための巻回装置の一例を示している。図1の
巻回装置は、フライバックトランス(FBT)のような
ボビン型のトランス101に対して、線材と絶縁フィル
ムを交互に巻いて多層化するためのものである。このト
ランスのボビン101は、巻回対象物である。基台Bの
上にはロータリローダ1が設けられており、このロータ
リローダ1は2つのボビン挿入用ロッドを有している。
一方のボビン挿入用ロッド1aは、線材およびフィルム
Fの巻回されたボビンが挿入される既巻回ボビン101
の装着部である。他方のボビン挿入用ロッド1bは、操
作者によりまだ巻回されていない空ボビン101の挿入
部である。
【0010】ロータリローダ1は、制御装置(図示せ
ず)の指令によって回動する回動基台1cを介して基台
Bの上に設けられている。XYテーブル9は、基台Bの
上に設けられており、ワインダ2がXYテーブル9に設
けられている。XYテーブル9を作動することにより、
ワインダ2などは、基台Bの平行な面上で水平方向に沿
ってX,Y方向に移動できる。ワインダ2の軸2aは、
サーボモータによって回動するようになっていて、その
軸2aにはトランスのボビン110が嵌め込まれて固定
できるようになっている。
【0011】次に絶縁フィルムのロード機構FLについ
て説明する。ロード機構FLは、ボビン110に対して
絶縁フィルムFを巻回する際に、フィルムFの巻き付け
位置より離した位置に絶縁フィルムFをロードするため
のものである。ロード機構FLの引きチャックガイド4
は、リニアガイドであって、X方向に沿って基台Bの上
に固定されている。抑えチャックガイド5は、リニアガ
イドであって、X方向に沿って基台Bの上に固定されて
いる。
【0012】引きチャック13は、2つの爪よりなりシ
リンダの作用により絶縁フィルムFをチャックできるも
のである。引きチャック13は絶縁フィルムFをボビン
101のある方向に引き出すものである。引きチャック
体3は、上部にこの引きチャック13を備え、引きチャ
ックガイド4に嵌まり込んでいてX方向に移動可能であ
る。サーブモータ17の軸にはボールねじが固定されて
いて、数値制御装置からのサーボ制御の指令位置により
引きチャック体3を引きチャックガイド4の任意の位置
に移動して位置決めすることができる。抑えチャック1
4は、2つの爪よりなりシリンダの作用によりフィルム
18の後端部をチャックできるようになっている。この
抑えチャック14は、カッター12により所定の長さに
切断された絶縁フィルムFの後端部を把持するものであ
る。抑えチャック体8は、上部に抑えチャック14を備
え、抑えチャックガイド5に嵌まっていてX方向に移動
できるようになっている。
【0013】ベルト15は、弾性の小さい帯体であり、
ベルト15の一端を抑えチャック体8に係合されてお
り、他端がウエイト6に係合されている。このウエイト
6により引きチャック体14は、ベルト15を介して絶
縁フィルムFをロードする方向(X方向)とは反対の矢
印X1方向に引張られている。ベルト15は水平方向を
垂直方向に変えるためのベルトローラ16により支持さ
れている。絶縁フィルムの切断部であるカッター12
は、絶縁フィルムFの切断手段と、絶縁フィルムFを一
時的に固定をするための把持手段を備えている。カッタ
ー12の内部を貫通して絶縁フィルム18を導入して、
カッター12の切断手段が絶縁フィルムFの切断をする
ことができる。切断した絶縁フィルムFがあばれないよ
うに、把持手段によって絶縁フィルムFを保持するよう
になっている。上述した引きチャック13、フィルムカ
ッター12および抑えチャック14は、絶縁フィルムの
ロード機構FLを構成している。
【0014】ウェルダ10の上部先端には、フィルム溶
着部と、フィルム溶着部をZ方向およびY方向に移動で
きる機構を備えている。ボビン110に巻回された絶縁
フィルムFは、このウェルダ10のフィルム溶着部で溶
着することができる。ワインダ2の軸2aが回転するこ
とにより、ボビン110に対して巻回される絶縁フィル
ムFの導入方向Sから図示しない張力制御手段を通り、
X方向(絶縁フィルムFのロード方向)に導入されるよ
うになっている。ワインダ2の軸2aは、図示しないス
ピンドルモータにより回転されることにより、ボビン1
10に対して線材やフィルムを巻回することができる。
【0015】図2は、図1のウェルダ10およびボビン
110およびフィルム押さえ部11などを示している。
ウェルダ10は、ウェルダ支持体40により支持されて
おり、ウェルダ上下用シリンダ39の作用によりウェル
ダ10はほぼ垂直方向もしくは所定の角度をもって上下
できるようになっている。ウェルダ10の先端部10a
は、絶縁フィルムをボビン110に溶着したり絶縁フィ
ルム同士を絶縁するための部分である。フィルム押さえ
部11は、ウェルダ10に対応して配置されており、絶
縁フィルムFの先端をボビン110に対して押し当てる
ものである。なお、ボビン110は胴部110aと2つ
の鍔部110bを有している。
【0016】次に、上述した装置による絶縁フィルムの
巻回方法について説明する。まず操作者は、図1のロー
タリローダ1の空ボビン装着部1bに対して空ボビン1
10を装着する。そしてロータリローダ1を回動させて
空ボビン110がワインダ2の軸2aの軸線上に来るよ
うにする。そしてXYテーブル9を作動して、ロータリ
ローダ1から軸2aに空ボビン110を装着する。図1
の引きチャック体3を移動して、引きチャック13によ
りフィルムFの先端をつかむ。そして引きチャック体3
を矢印X方向に移動し、ワインダ2の近くの所定の位置
まで移送する。この所定の位置とは、引きチャック体3
が引き出した絶縁フィルムFの先端部と、カッター12
で切断する絶縁フィルムの長さが、ボビン110の1回
の絶縁フィルムの巻回に必要な距離となるような位置で
ある。従って、ボビン101に対して巻く階層が異なる
場合には、引きチャック体3の移送する所定位置が除々
に異なってくる。つまり、層を重ねる毎に、絶縁フィル
ムFの巻く半径が線材の厚みなどの影響で長くなってい
くために、より引きチャック体3はワインダ2の近くま
で移動されることになる。そして抑えチャック14が絶
縁フィルム18を把持した後に、カッター12でフィル
ム18を切断する。
【0017】そして引きチャック13をワインダ2の近
くまで移送して、ワインダ2の直下まで移動する。これ
により引きチャック13により絶縁フィルムFのボビン
110に対する巻き付け位置より少し離した位置に絶縁
フィルム101がロードされることになる。この際に、
抑えチャック体8はウエイト6の作用により従って引き
チャック13の移動により抑えチャック14も矢印X方
向に引かれているので、抑えチャック14は絶縁フィル
ムFに対して適当に張力を付与することにより、絶縁フ
ィルムFの撓みの発生を防止している。
【0018】このようにして図3に示すように第1層目
の絶縁フィルムF1が必要な長さに切断された状態でボ
ビン110の近くに位置される。図2のフィルム押さえ
部11は、この1層目の絶縁フィルムF1をボビン11
0に対して適当な圧力で当接させる。そして図2のウェ
ルダ10を上げて、絶縁フィルムF1をボビン110に
対して、図3に示すように1層目の絶縁フィルムF1の
巻始め端部21の2箇所の位置21a,21bをボビン
110の胴部110aに対して溶着する。つまりフィル
ム巻始め端部21は、図1のカッター12によりボビン
110の軸方向に矩形状に切断されていて、この巻始め
端部21の2箇所の位置21a,21bは、フィルム巻
始め端部21のそれぞれ角部分の位置である。
【0019】このようにして絶縁フィルムF1のフィル
ム巻始め端部21をボビン110の胴部110aに溶着
した後に、図1のワインダ2の軸2aとともにボビン1
10を回転する。これにより図4に示すように絶縁フィ
ルムF1はボビン110の胴部110aに巻き付けられ
る。絶縁フィルムF1のフィルム巻終わり端部22は、
図1のカッター12によりフィルム巻始め端部21と同
様にボビン110の軸方向に平行に切断されている。こ
のフィルム巻終わり端部22は、図2のフィルム押さえ
部11により押さえられ、かつ図2のウェルダ10によ
りフィルム巻終わり端部22の1箇所の位置21cがボ
ビン110の胴部110aに対して溶着される。
【0020】このようにして1層目の絶縁フィルムF1
をボビン110に対して巻回する場合には、絶縁フィル
ムF1のフィルム巻始め端部21の複数の箇所の位置2
1a,21bをボビン110に対して溶着して固定し、
そのフィルム巻終わり端部22における1箇所の位置2
1cがやはりボビン110に対して溶着により固定され
る。フィルム巻始め端部21側が2つの位置21a,2
1bでボビン110に対して固定するので、フィルム巻
始め端部21の固着の確実性を向上させることができ
る。フィルム巻終わり端部22側は1つの位置21cで
ボビン110に対して固定しているので、比較的自由な
状態で固定されている。
【0021】そして図1のワインダ2の軸2aとともに
ボビン110を回転させることにより、図示しない線材
供給手段からの線材31は、図5に示すように1層目の
絶縁フィルムF1の上に巻き付けられて整列巻線が行わ
れる。
【0022】次に、整列巻線した線材31の上に、図6
と図7に示すように2層目以降の絶縁フィルムF2を巻
回する。図1の引きチャック体3が絶縁フィルムF2の
先端部をつかみ、矢印X方向に移動する。抑えチャック
14は、絶縁フィルムF2をつかみ、カッター12が絶
縁フィルムF2を所定の長さに切断する。そして引きチ
ャック体3がその絶縁フィルムF2を図6のボビン11
0の近くまで移送してくる。図2のフィルム押さえ部1
1が、図6の絶縁フィルムF2のフィルム巻始め端部3
1を押さえるとともに、ウェルダ10がフィルム巻始め
端部31の1箇所の位置23aを、ボビン110の1層
目の絶縁フィルムF1に対して溶着する。フィルム巻始
め端部31は、ボビン110の軸方向に沿って平行にな
るように既にカッター12で切断されており、1つの位
置23aは、そのフィルム巻始め端部31の1つの角部
分である。そして、図1のワインダ2の軸2aとボビン
110が回転することにより、絶縁フィルムF2が1層
目の絶縁フィルムF1の上に整列巻線されている線材3
1の上に巻き付けられる。
【0023】図7に示すように、絶縁フィルムF2のフ
ィルム巻終わり端部32は、ボビン110の軸方向に沿
って平行になるように既にカッター110で切断されて
おり、フィルム巻終わり端部32の1つの箇所23bが
たとえば第1層目の絶縁フィルムF1に対して溶着によ
り固定される。なお、図6と図7で明確なようにフィル
ム巻始め端部21の1つの位置23aと、フィルム巻終
わり端部32の1つの溶着の位置23bは、位置的に対
称な位置であり、重なる位置ではない。
【0024】そして図8に示すように、2層目の絶縁フ
ィルムF2の上に、2層目の線材31を整列巻線する。
そして3層目以降の絶縁フィルムFの巻回と、そのフィ
ルムの上に巻線される線材31は、図6乃至図8に示す
要領で同様にして行われる。所定の層数の巻線操作とフ
ィルムの巻回操作が済むと、最終層目の絶縁フィルムを
次のようにして巻回する。
【0025】最終層目の絶縁フィルムFNは、図1の引
きチャック体3により矢印X方向に引かれ、抑えチャッ
ク14が最終層目の絶縁フィルムを抑えながらカッター
12が所定の長さに切断する。引きチャック体3がその
最終層目の絶縁フィルムFNをワインダ2のボビン11
0側に移送する。図9に示すように絶縁フィルムFNが
ボビン110の所定の位置に位置決めされると、図2の
フィルム押さえ部11が最終層目の絶縁フィルムFNを
押さえるとともにウェルダ10がこの最終層目の絶縁フ
ィルムFNのフィルム巻始め端部41の1つの位置33
aを、下層の絶縁フィルムに対して溶着する。フィルム
巻始め端部41は、図1のカッター12によりボビン1
10の軸方向に沿った形状に形成されているので、この
1つの位置33aは、フィルム巻始め端部41の1つの
角部に位置している。
【0026】図4の1層目の絶縁フィルムF1のフィル
ム巻終わり端部22から、2層目の絶縁フィルムF2の
フィルム巻始め端部31、フィルム巻終わり端部32、
そして最終層目の絶縁フィルムFNのフィルム巻始め端
部41までの間では、それぞれ1箇所の位置で互いに溶
着している。これにより溶着工程の省略ができる。そし
て図1のワインダ2の軸2aとボビン110を回転する
ことにより、最終層目の絶縁フィルムFNを、図10に
示すように線材31の外側に巻き付ける。そして最終層
目の絶縁フィルムFNのフィルム巻終わり端部51の2
箇所の位置33b,33cが、図2のウェルダ10によ
り溶着される。このように、図3の1層目の絶縁フィル
ムF1のフィルム巻始め端部21と、図10の最終層目
の絶縁フィルムFNの巻終わり端部51においてそれぞ
れ2点の位置でそれぞれ溶着するようになっているの
で、絶縁フィルムを確実に固定することができる。以上
のようにして所定層数のフィルムおよび線材の巻回を交
互にすることができ、図10に示すような積層型のコイ
ルを作成することができる。
【0027】なお、上述したように図4乃至図9におい
ては、フィルム巻始め端部とフィルム巻終わり端部にお
いて1点の位置のみでの溶着を行うことにより、巻回溶
着工程の短縮化を図ることができる。しかもフィルム巻
始め端部における溶着の位置と、フィルム巻終わり端部
の溶着の位置を互いに異なる位置にすることにより、溶
着位置がボビン110側に対してほぼ均等となるので、
絶縁フィルムをより安定して溶着固定することができ
る。また、本発明の実施の形態では、各絶縁フィルムは
ボビン110の鍔110b,110b間において胴部1
10aに巻かれる。ところで本発明は上記実施の形態に
限定されない。上述した絶縁フィルムの巻回方法では、
フライバックトランス用のボビンに対する絶縁フィルム
の巻回方法について説明しているが、これに限らず他の
分野における巻回対象物に対して絶縁フィルムを巻回す
る場合にも本発明は適用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
絶縁フィルムの浮き上がりや剥がれなどを防いで、線材
を確実に整列巻線することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絶縁フィルムの巻回方法を実施するた
めの装置の一例を示す斜視図。
【図2】図1の装置のフィルム押さえ部とウェルダ(溶
着装置)の一例を示す図。
【図3】ボビン(巻回対象物)に対して1層目の絶縁フ
ィルムのフィルム巻始め端部を溶着した状態を示す図。
【図4】1層目の絶縁フィルムのフィルム巻終わり端部
を溶着した状態を示す図。
【図5】1層目の絶縁フィルムの上に線材を整列巻線し
た状態を示す図。
【図6】2層目の絶縁フィルムのフィルム巻始め端部を
溶着した状態を示す図。
【図7】2層目の絶縁フィルムのフィルム巻終わり端部
を溶着した状態を示す図。
【図8】2層目の絶縁フィルムの上に線材を整列巻線し
た状態を示す図。
【図9】最終層目の絶縁フィルムのフィルム巻始め端部
を溶着した状態を示す図。
【図10】最終層目の絶縁フィルムのフィルム巻終わり
端部を溶着した状態を示す図。
【図11】従来の絶縁フィルム巻回方法における絶縁フ
ィルムの巻始め端部を溶着した状態を示す図。
【図12】別の従来の絶縁フィルム巻回方法における絶
縁フィルムのフィルム巻始め端部を溶着した状態を示す
図。
【符号の説明】
21a,21b,21c 溶着した位置(箇所) 23a,23b 溶着した位置(箇所) 33a,33b,33c 溶着した位置(箇所) 110 ボビン(巻回対象物) F 絶縁フィルム F1 1層目の絶縁フィルム F2 2層目の絶縁フィルム FN 最終層目の絶縁フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁フィルムの巻回と線材の巻回を交互
    にすることにより線材を巻回対象物に多層化して巻線す
    る際に、前記絶縁フィルムを巻回するための絶縁フィル
    ム巻回方法であり、 巻回対象物に1層目の絶縁フィルムを巻回する際に、1
    層目の絶縁フィルムの巻始め端部における複数箇所を固
    定し、1層目の絶縁フィルムの巻終わり端部における1
    箇所を固定し、 巻き終わった1層目の絶縁フィルムに線材を巻き付けた
    後に、次の2層目以降の絶縁フィルムを巻回する際に、
    2層目以降の絶縁フィルムの巻始め端部における1箇所
    を固定し、2層目以降の絶縁フィルムの巻終わり端部に
    おける1箇所を固定し、巻始め端部における1箇所と巻
    終わり端部における1箇所は対称となる位置であり、 巻き終わった2層目以降所定層数の絶縁フィルムに線材
    を巻き付けた後に、さらに最終層目の絶縁フィルムを巻
    回する際に、最終層目の絶縁フィルムの巻始め端部にお
    ける1箇所を固定し、最終層目の絶縁フィルムの巻終わ
    り端部における複数箇所を固定することを特徴とするフ
    ィルム巻回方法。
  2. 【請求項2】 各絶縁フィルムは、線材の巻回する方向
    に巻回する請求項1に記載の絶縁フィルム巻回方法。
  3. 【請求項3】 各絶縁フィルムは、下層に位置する絶縁
    フィルムに対して溶着して固定される請求項1に記載の
    絶縁フィルム巻回方法。
  4. 【請求項4】 1層目の絶縁フィルムの巻始め端部にお
    ける複数箇所と、最終層目の絶縁フィルムの巻終わり端
    部における複数箇所は、巻回対象物の回転軸方向にそっ
    て位置されていて、この複数箇所は2か所である請求項
    1に記載の絶縁フィルム巻回方法。
  5. 【請求項5】 巻回対象物は、本体と、その本体の長手
    方向の両端位置に設けられた鍔部を有し、各絶縁フィル
    ムが鍔部の間に巻回される請求項1に記載の絶縁フィル
    ム巻回方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001250734A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Tanaka Seiki Kk テーピング装置及びテーピング方法
JP2006310670A (ja) * 2005-05-02 2006-11-09 Mitsubishi Electric Corp 電圧変成器コイルの巻線装置

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