JPH09509407A - 環状ポリアミン - Google Patents

環状ポリアミン

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JPH09509407A JP7518370A JP51837095A JPH09509407A JP H09509407 A JPH09509407 A JP H09509407A JP 7518370 A JP7518370 A JP 7518370A JP 51837095 A JP51837095 A JP 51837095A JP H09509407 A JPH09509407 A JP H09509407A
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Abstract

(57)【要約】 一般式V−R−A−R′−W{式中、VとWが独立して、9〜32環員及び3〜8アミン窒素をもち、そしてそれに縮合された1以上の芳香族環か又はその環に取り込まれた窒素原子以外の複素原子のいずれかをもつ環状ポリアミン部分であり、Aが脂肪族又は芳香族部分であり、そしてRとR′が各々結合鎖である。}により表される結合ポリアミン環式化合物は、公知化合物に比べて生物学的に関連のあるpHにおいて改良された分配係数をもち、そして高い抗−HIV活性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 環状ポリアミン 本発明は、化学物質における改良に関する。より特に、本発明は、化合物及び 医薬組成物に関する。特に本発明は、ヒト免疫不全ウイルス感染細胞に対してイ ンビトロのテストにおいて活性をもつ組成物及び化合物に関する。 HIVによる感染により引き起こされる後天性免疫不全症候群(Aquired Immune Deficiency Syndrome(AIDS))として知られる疾患は、感染した団体に対するそ の疾患の効果及びより広いセクションの集団に拡がるその疾患の危険性のために 、広範な研究努力が払われてきた。一般的に、さまざまな化学療法処置が提唱さ れ、そしていくつかの化合物が治療のための可能性のある基礎として現われてき たけれども、未だ、有効な代替物についての必要性が存在する。特に、大部分の 治療薬、例えば、AZTとして知られる化合物は、細胞に対して高い毒性をもち、 そしてより毒性の低い化合物の発見が望まれるであろう。ヒトにおいては、AZT に対する耐性の顕出が、追加の臨床的問題として同定されてきた。 我々は、HIV−1及び/又はHIV−2に感染した細胞のインビトロにおけるスク リーニングにおいて保護的な特性を示す一群の化合物を発見し、そしてAIDS及び AIDS関連合併症並びに他のウイルスそして特にレトロウイルス感染の治療に有用 であることを示した。従って、本発明は、HIV−感染患者の治療のための医療組 成物中での、以下に定める化合物の使用を提供する。本発明はさらに、HIV−感 染患者の治療のための、医薬として許容される希釈剤又は賦形剤との組合せ又は 会合における上記化合物を含んで成る医薬組成物を 提供する。本発明は、HIV−感染患者の治療のための医薬の製造のための上記化 合物の使用として規定されることもできる。本発明はさらに、HIV−感染患者の 治療のための医薬組成物の製造方法であって、医薬として許容される希釈剤又は 賦形剤と以下に規定する化合物を組合せ、そしてその患者への投与に好適な形態 にその組成物を配合することを含んで成る方法を提供する。本発明は、上記化合 物の有効投与量を上記患者に投与することを含んで成る、HIV−感染患者の治療 方法をも提供する。治療は、観察された保護的特性の観点から、リスクのある患 者の予防的処置を含むと解される。上記化合物の使用は、その化合物の有効投与 量を細胞に投与することを含んで成る、HIVの増幅を防止し又は調節するためのH IV−感染又はHIV−挑戦ヒト細胞の治療方法として言及することもできる。 シクラムの2,2′−ダイマー(2,2′−dimer of cyclam)は、シクラム (1,4,8,11,テトラアザシクロテトラデカン)の合成における2%の副生 成物として単離されると報告された(Barefield et al,JCS Chem Comm(1981), 302)。この化合物は、水中で不溶性であるといわれた。我々は、この不溶性の 2,2′−ビシクラムが、2R,2′Rと2S,2′Sエナンチオマーの混合物 であると信じており;我々は、我々がXY2R,2′S異性体であると信じている 可溶性ダイマーを特徴付けた。6,6′−ビシフラム異性体は、Fabbrizzi et a l,Inorg Chem 25,2671(1986)により報告された。特定のN,N′−結合2環式 化合物が、Ciampolini et al,Inorg Chem 26,3527(1987)により報告された 。生物学的活性は、このような化合物については全く示唆されていない。 米国特許第4,156,683号は、哺乳類におけるナトリウム,カリウム及びカルシ ウム・レベルの調節において生物学的活性をもつといわれる、単環式及び2環式 化合物について開示する。さらに、N− アルキル化単環式化合物の特定の群は、ヒヨコ繊維芽細胞組織上での修飾Herman nテストにおいてA2インフルエンザ・ウイルスに対して活性をもつといわれてい る。また、より大きな安全性をもつ錯体を形成する好ましい化合物は、橋頭窒素 原子間に3つの橋かけ鎖をもつもの、すなわち、縮合2環式化合物であるといわ れている。 我々のUSP 5,021,409号とWO93/12096号は、インビトロ・テストにおいてHIV −1とHIV−2に対して活性であるものとして結合環状化合物について記載して いる。我々は、それらがHIVに対して潜在的な経口活性をもつことを示す興味あ る物理化学的特性を特定の環状化合物が示すことを今般発見した。 本発明は、活性化合物として、以下の一般式(I): V−R−A−R′−W (I) {式中、VとWが、独立して、9〜32環員をもち、そして互いに2以上の炭素原 子により分けられた環内の3〜8アミン窒素をもち、そしてそれに縮合された1 以上の芳香性複素芳香族環及び/又はその環内に取り込まれた窒素以外の複素原 子をもつ環状ポリアミン部分であり、 Aが、飽和又は不飽和直鎖又は分技鎖の、芳香族又は複素芳香族部分であり、 そして RとR′が、互いに、上記環状ポリアミンと上記部分Aの間に置かれた飽和又 は不飽和アルキレン鎖又は複素原子含有鎖である。}により表される結合環状化 合物を提供する。 本発明は、式(I)の化合物の酸付加塩及び金属錯体をも包含する。 上記式中、環状ポリアミン部分VとWは、以下の一般式(II): をもち、これは、炭素又は窒素非結合原子において、好適には、ヒドロキシル、 アルコキシ、チオール、チオールアルキル及びいずれかの他の基であってその化 合物の活性又は毒性に悪影響を及ぼさないがそのアミンの塩基性を減少させるこ とができるもの、例えば、ハロゲン、ニトロ、カルボキシル、カルボキシアミド 、スルホン酸、ホスフェートにより、置換され又は置換されないことができる。 上記基XとYは、メチレン又はより低い塩基性を付与する基であることができ 、そして好適な部分は、(電子吸引基をもつ)置換炭素、酸素(例えば、ヒドロ キシルアミン)、カルボキシ(例えば、アミド)、カルボキシイミド(例えば、 ヒドラジド)及び窒素(例えば、ヒドラジン)である。基Zは、複素原子である ことができ、そして好適な原子は、窒素、酸素、硫黄又は芳香族、縮合芳香族、 複素芳香族又は縮合複素芳香族基又は融合芳香族、例えば、ビフェニル又はビピ リジルであり、そして5又は6員であることができる。芳香族基は、オルト、メ タ又はパラ置換を介して上記巨大環に結合され、そしてXとYに直接的に結合さ れるか又は飽和、不飽和又は多不飽和炭素原子、好ましくは、1〜6炭素、特に 1〜3炭素原子をもつアルキルを通じて結合されるかのいずれかであることがで きる。複素芳香族基は、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、チアゾール、イミダ ゾール、オキサドールであることができる。芳香族と複素芳香族基の両方が、複 数の非結合性位置において、電子供与性基、例えば、アルキル、チオ、チオアル キル、ヒドロキシル、アルコキシ、アミン及びそれらの誘導体、あるいは、電子 吸引性基又は原子、例えば、エトロ、ハロゲン、カルボキシル、カルボキシアミ ド、スルホン酸及びそれらの誘導体であって毒性又は活性に実質的に悪影響を及 ぼさないものにより、置換されることができる。 VとWは、同一又は非同一であることができる。但し、それらが同一であるこ とは、便利である。 一般式(I)中の芳香族又は複素芳香族部分Aは、結合基RとR′を通じてV とWをつなぐ。部分Aは、フェニル又は縮合芳香族、例えば、ナフチル、複素環 、例えば、ピリジル又はチオフェニル、縮合(fused)複素環、あるいは、それ ぞれ、融合(joined)芳香族、又は融合複素芳香族、例えば、ビフェニル又はビ ピリジルであることができる。部分Aは、単一又は複数の非結合性位置において 、電子供与性基、例えば、アルキル、チオ、チオアルキル、ヒドロキシル、アル コキシ、アミン及びそれらの誘導体、又は電子吸引性基又は原子、例えば、ニト ロ、ハロゲン、カルボキシ、カルボキシアミド、スルホン酸及びそれらの誘導体 により置換されることもできる。 部分Aは、また、脂肪族、分枝脂肪族、不飽和又は多不飽和であることができ 、そして複素原子、例えば、窒素、酸素、硫黄を含む。好ましい鎖長は、1〜10 の原子、特に1〜6の炭素をもつ。 結合基Rは、複素原子、例えば、O,N又はSを含むことができ、そして飽和 、不飽和又は多不飽和であることができ、そして好ましくは、1〜12原子をもつ 、アルキル又はシクロアルキル、より好ましくは、1〜6炭素原子をもつアルキ ル、特に1〜3原子をもつアルキルである。 本発明は、患者に投与された後に化合物を放出する、本結合環状化合物の保護 された形態である“プロードラッグ(pro-drugs)”といわれることができるも のをも含む。例えば、本化合物は、体液、例えば、血流中での加水分解によりは ずれ、これ故に、活性化合物 を放出し、又は、体液中で酸化又は還元されて本化合物を放出する保護基、例え ば、ピリジンN−オキシドを担持することができる。プロードラッグについての 討議は、“Smith and Williams’Introduction to the Principles of Drug Des ign”,H J Smith,Wright,2nd Edition,London 1988中に見られる。 本発明はさらに、式(I)の化合物の製造方法であって、各々1の非保護環ア ミン窒素をもつ環状ポリアミンV′とW′による、全ての他の環窒素を保護しな がらの、以下の式(III): X−R−A−R′−X (III) {式中、R,R′とAは先に定めたものと同じであり、そして各Xが、ポリアミ ンV′とW′の非保護窒素により置換されることができる活性置換基であり、そ して好ましくは、Br,Cl,I、メタンスルホネート、4−トリルスルホネート及 びトリフルオロメタン、スルホネートから選ばれる。}により表される化合物に 対する求核攻撃、そしてその後のその環アミン窒素の脱保護を含んで成る方法を 提供する。 環状ポリアミンのアミン窒素を保護することは十分に通常の合成化学者の能力 及び知識の範囲内にあり、そしてメタンスルホニル及び/又は4−トルスルホニ ル及び/又はジエチルホスホリルによる置換を使用することが好ましい。式(II I)の化合物は、公知であり又は一般に知られた技術により合成されることがで きる。 反応は、好ましくは、溶媒、例えば、アセトニトリル又はジメチルホルムアミ ド、テトラヒドロフラン又はジオキサン中で、そして塩基、例えば、炭酸ナトリ ウム又は炭酸カリウムの存在中で行われる。反応は、一般に、室温〜上昇温度に おいて容易に起こり、保護されたアミン窒素原子をもつ結合基を与える。一般的 に、生成物の混合物が得られるであろうし、そして我々は、シリカ・ゲル上のク ロマトグラフィーが特に便利な分離方法であることを見い出している。 脱保護段階は、好適には、水性HBrと酢酸又は濃硫酸との混合物中で、又はジ エチルホスホリルの場合には、酢酸中の塩化水素(ガス)の存在中で、保護され た分子を還流することにより行われる。 式(II)の化合物が、2当量の保護されたポリアミンと反応するように、Vと Wは同一であることが便利である。 VとWが同一でなく、そして部分Aが先に定めたように芳香族である場合には 、以下の式(IIIa): {式中、Xが、ハロゲン、好ましくは、塩素、臭素、ヨウ素、トシル又はメシル であり、そして各n,n′は、生成物中にR,R′鎖を作り出すような正の整数 である。}により表される化合物を、反応体として使用して、上記方法を修正す ることが適当である。 保護されたポリアミンV′を、第1に、5〜10倍過剰の式(IIIa)の化合物 と反応させ、その後第2に、保護されたポリアミンW′とこの生成物を反応させ る。両段階は、上記の条件を使用して、好ましくは、塩基、例えば、炭酸ナトリ ウム又は炭酸カリウムの存在中溶媒、例えば、アセトニトリルを使用して行われ る。クロマトグラフィー精製の後、環アミン窒素を上記のように脱保護する。 VとWが同一でなく、そして部分Aが先に定めたように脱脂族である場合には 、以下の式(IIIb): {式中、Aが、先に定めたものと同じであり、 X′がハロゲン、好ましくは、臭素又は塩素であり、X″が、ハロゲン、好ま しくは、臭素又はヨウ素、又はトシル又はメシルであり、そして 生成物中のR鎖を作り出すようにn=0又は正の整数であり、 そして 生成物中のR鎖を作り出すようにn=0又は正の整数である。}により表され る化合物を反応体として使用し、そして第1に、保護された環状ポリアミンV′ と反応させ、そして第2に、保護された環状ポリアミンW′とその反応生成物を 反応させ、その後、その鎖上のカルボニル基を還元し、そしてその後、その環ア ミン窒素を脱保護して、上記の方法を修正することが適当である。 第1段階の反応は、便利には、溶媒、例えば、トリエチルアミンを含むジクロ ロメタン又はクロロホルム中で行われ、そして第2段階の反応は、便利には、上 記条件下、すなわち、溶媒中、そして塩基の存在中で、行われる。上記のように 達成されることができる脱保護の前に、一般に知られたやり方で、還元剤、例え ば、ボラン又は水素化アルミニウム・リチウムを使用して上記結合基上のカルボ ニル基を還元することが必要である。通常の合成化学者は、そのさまざまな段階 及び可能な変法において本発明に係る方法を行うことができるであろう。 本化合物は、ウイルス感染、特にレトロウイルス感染及び特にHIV感染の治療 について指示され、そして式(I)の化合物は、医薬組成物、そして製造方法及 び上述の治療方法のための活性化合物として考えられるであろう。本発明のこれ らの態様においては、式(I)の化合物の、メソ型、エナンチオマー及び分割さ れた光学活性形態が包含されると理解されなければならない。 式(I)の化合物の、酸付加塩、例えば、ヒドロクロリド(塩酸塩)、及び非 毒性の不安定性金属錯体も、本発明に係る活性化合物である。本文脈中非毒性と は、処置されない感染患者についての予後を参照して考慮されなければならない 。銅と亜鉛錯体が好ましい。但し、他の金属、例えば、ニッケルが考慮されても よく、一方、より近い安定性をもつ金属原子、例えば、コバルトとロジウムは、 低選択性の傾向のためにあまり好ましくない。 これから、以下の調製的実施例により本発明説明する。実施例1 a)N−ジエトキシホスホリル−3,3′−イミノジプロピオニトリルジクロロ メタン(50ml)中の3,3′−イミノジプロピオニトリル(2.0g,16mmol)と トリエチルアミン(2.7ml)の溶液に、撹拌しながら、アルゴン下で、約30分間 にわたりジクロロメタン(20ml)中のジエチルクロロホスフェート(2.8g,16m mol)の溶液を滴下し、そして次に室温において一度撹拌に供した。この混合物 を、ブライン(50ml)で洗浄し、次に乾燥させ(Na2SO4)、そして真空中で蒸発さ せて、無色油としてN−ジエトキシホスホリル−3,3′−イミノジプロピオニ トリル(2.7g,64%)を得る。 b)N−ジエトキシホスホリル−3,3′−イミノビスプロピルアミン メタノール(50ml、アンモニアで飽和)中のN−ジエトキシホスホリル−3, 3′−イミノジプロピオニトリル(1.0g,4mmol)の溶液に、Raneyニッケル(5.0 g,過剰)を添加し、そしてその混合物を、45psi及び室温において48時間水添し た。この触媒を、濾別し、そしてその溶媒を真空中留去して、無色の粘性油とし てN−ジエトキシホスホリル−3,3′−イミノビスプロピル・アミン(0. 95g,92%)を得た。 c)N−ジエトキシホスホリル−N′,N″−ビス(p−トリエンスルホニル) −3,3′−イミノビスプロピルアミン ジクロメタン(50ml)中のN−ジエトキシホスホリル−3,3′−イミノビス プロピルアミン(1.0g,4mmol)とトリエチルアミン(1.2ml)の溶液に、撹拌しな がら、約15分間にわたりジクロロメタン(25ml)中の塩化p−トリエンスルホニ ル(1.6g,7mmol)の溶液を滴下し、そして次に室温において一夜撹拌に供した 。この混合物を、希塩酸(50ml)、飽和の水性重炭酸ナトリウム(50ml)及びブ ライン(50ml)で洗浄し、次に乾燥させ(Na2SO4)、そして真空中で留去して、 褐色油として粗生成物を得た。この粗生成物を溶出液としてジクロロメタン/メ タノール(97/3)を使用してシリカ・ゲル上のカラム・クロマトマグラフィー により精製して、白色固体としてN−ジエトキシホスホリル−N′,N″−ビス (p−トルエンスルホニル)−3,3′−イミノジプロピル・アミン(0.9g,43 %)を得た。 d)7−ジエトキシホスホリル−3,11−ビス(p−トリエンスルホニル)−3 ,7,11,17−テトラアザ−ビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13 ,15−トリエン 一般手順: アルゴン下55−60℃において撹拌された細かく粉砕された無水炭酸セシウム(4 .1g,13mmol,2.5当量)を含むDMF(150ml)中のN−ジエトキシホスホリル−N′ ,N″−ビス(p−トルエン−スルホニル)−3,3′−イミノビスプロピルア ミン(2.9g,5mmol)の溶液に、3〜4時間の期間にわたりDMF(75ml)中の2,6 −ビス−(ジブロモメチル)ピリジン・ヒドロブロミド〔ME Haeg,BJ Whitlock and HW Whitlock,Jr.J Am Chem Soc, 1989,111,692〕( 1.78g,5mmol,1.0当量)の溶液を滴下した。55−60℃において全部で25−30 時間後、この混合物を、室温まで冷却に供し、そして減圧下蒸発乾固させた。こ の残渣を、ジクロロメタン(150ml)とブライン(150ml)との間で分画した。この有 機層を分離し、そしてその水相を、さらに2部のジクロロメタンを用いて抽出し た。併合有機抽出物を、乾燥させ(Na2SO4)、そして真空中で蒸発乾固させて、 薄褐色固体として粗生成物を得た。溶出液としてジクロロメタン/メタノール( 98/2)を使用したシリカ・ゲル上のカラム・クロマトグラフィーにより、白色 固体として、7−ジエトキシホスホリル−3,11−ビス(p−トルエンスルホニ ル)−3,7,11,17−テトラアザ−ビシフロ〔13.3.1〕−ヘプタデカ−1 (17),13,15−トリエン(2.1g,60%)を得た。 e)3,11−ビス−(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17−テトラアザ −ビシクロ〔13.3.1〕−ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン 一般手順: 氷酢酸(2.5ml)中の7−ジエトキシホスホリル−3,11−ビス(p−トリエン スルホニル)−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕−ヘプタデ カ−1(17),13,15−トリエン(500mg)の溶液に、30% HBr/酢酸(Aldrich,1 .5ml)を添加し、そしてそ を添加して上記生成物を沈殿させた。白色固体をフラスコの底に沈殿させ、そし てその上清溶液をデカントして除去した。次にその固体をエーテルを用いたデカ ンテーションにより3回洗浄し、そして残った微量のエーテルを減圧下で蒸発に より除去した。この固体を、水酸化ナトリウム溶液(10ml,10N)とジクロロメ タン(150ml)との間で分画し、そしてその有機層を分離し、乾燥させ(Na2SO4) 、そして真空中で蒸発させて、白色固体として3,11−ビス(p−トルエンスル ホニル)−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕−ヘプタデカ− 1(17),13,15−トリエン(290mg,74%)を得た。 f)7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔3,11−ビス( p−トルエン−スルホニル)−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3. 1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン〕 一般手順: アセトニトリル(30ml)中の3,11−ビス(p−トルエンスルホニル)−3, 7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕−ヘプタデカ−1(17),13, 15−トリエン(280mg,0.52mmol)の溶液に、α,α′−ジブロモ−p−モシレン( 68mg,0.26mmol,0.5当量)を添加して、そしてその混合物を激しく撹拌しながら 一夜還流まで加熱した。この反応混合物を室温まで冷却に供し、次に蒸発させ、 そしてその残渣をジクロロメタン(100ml)とブライン(50ml)の間で分画した。 有機層を分離し、そしてその水層をさらに2部のジクロロメタンを用いて抽出し た。この併合有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、そして減圧下蒸発乾固させ、そ してその残渣を溶出液としてメタノール/ジクロロメタン(98/2)を使用して シリカ・ゲル上のカラム・クロマトグラフィーにより精製して、白色固体として 7,7′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス〔3,11−ビス(p −トリエンスルホニル)−3,7,11,17,−テトラアザビシクロ〔13.3.1 〕−ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン〕(297mg,97%)を得た。化合物Aの合成 7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス−3,7 ,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15− トリエン・ヘキサヒドロブロミト・ヘキサヒドレート 酢酸(2.5ml)中の7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔 3,11−ビス(p−トリエンスルホニル)−3,7,11,17−テトラアザビシク ロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン(150mg,0.13mmol) の溶液に、臭化水素酸(Aldrich 48%水溶液、15ml)を添加し、そしてその混合物 を18時間撹拌しなから還流まで加熱した。この混合物を冷却に供し、そしてエー テル(50ml)を添加して生成物を沈殿させた。白色固体をフラスコの底に沈殿さ せ、そしてその上溝溶液をデカントして除去した。次にその固体をエーテルを用 いたデカンテーションにより3回洗浄し、そして残った微量のエーテルを減圧下 蒸発により除去して、白色固体として7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メ チレン)〕ビス−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデ カ−1(17),13,15−トリエン・ヘキサヒドロブロミド・ヘキサヒドレート( 60mg,39%)を得た。1H NMR(D2O)δ2.22(m,8H),3.03(m,8H),3.2 7(m,8H),4.35(s,4H),4.43(s,8H),7.44(d,4H,J=7 .5Hz),7.49(s,4H),7.85(t,2H,J=7.5Hz)。マス・スペクトル( FAB);m/e(相対強度);653(M+HBr,13),651(M+HBr,13),571(M+1,4 8),339(58),235(100)。C34H68N8Br6O6は:C,35.07;H,5.89;N,9.62;B r,41.17を要求し;実測:C,35.54;H,5.53;N,9.37;Br,40.04。実施例2 4−クロロ−2,6−ビス(ヒドロキシメチル)ピリジン 200mlの無水EtoH中のジメチル4−クロロピリジン−2,6−ジカルボキシレ ート(5g,21.83mmol)(DG Markees and GW Kidder ,J Am Chem Soc 1956,78,4130)の撹拌溶液にホウ化水素ナトリウム(3.31g ,87.33mmol)を添加し、そしてその混合物を16時間アルゴン雰囲気下で緩やかに 還流した。この溶液を室温まで冷却し、そして蒸発乾固させた。酢酸エチル(50 ml)とH2O(50ml)を、その残渣に添加し、そしてその水相を、酢酸エチルで抽出 し(X3),MgSO4上で乾燥させ、そして真空中で濃縮して白色固体を得て、こ れを4−クロロ−2,6−ビス(ヒドロキシメチル)ピリジン(2.41g,64%) として1H NMRにより固定した。 4−クロロ−2,6−ビス(クロロメチル)ピリジン アルゴン雰囲気下100mlの無水ジクロロメタンと50mlの無水クロロホルム中0 ℃における4−クロロ−2,6−ビス(ヒドロキシメチル)ピリジン(2.41g,1 3.93mmol)とトリエチルアミン(7.8ml,55.72mmol)の撹拌溶液に、塩化メタンス ルホニル(3.2ml,41.79mmol)を添加した。この溶液を30分間0℃において撹拌し 、室温まで温め、そしてさらに36時間撹拌した。この反応混合物を、水(50ml) によりクエンチし、その水相をジクロロメタンにより抽出し、乾燥させ(MgSO4) 、そして真空中で濃縮して赤−オレンジ油を得た。残った油を、溶出液としてジ クロメタンを使用してシリカ・ゲルの短プラグを通過させて、濃縮後に薄黄色の 団体を得て、これを4−クロロ−2,6−ビス(クロロメタル)ピリジン(1.9g ,65%)として1H NMRにより同定した。 15−クロロ−7−ジエトキシホスホリル−3,11−ビス(p−トルエンスルホ ニル)−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(1 7),13,15−トリエン 実施例1d中の一般手順を使用して: N−ジエトキシホスホリル−N′,N″−ビス(p−トリエンスルホニル)− 3,3′イミノビスプロピルアミン(1.8g,3.13mmol )と4−クロロ−2,6−ビス(クロロメチル)ピリジン(060mg,3.13mmol)を用 いて、綿様白色固体として15−クロロ−7−ジエトキシホスホリル−3,11−ビ ス(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3 .1〕−ヘブタデカ−1(17),13,15−トリエン(640mg,27%)を得た。 15−クロロ−3,11−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17−テト ラアザビシクロ−〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン 実施例1e中の一般手順を使用して: 15−クロロ−7−ジエトキシホスホリル−3,11−ビス(p−トルエンスルホ ニル)−3,7,11,17−テトラアザ−ビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1 (17),13,15−トリエン(640mg,0.899mmol)を用いて、白色固体として15−ク ロロ−3,11−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17−テトラアザ ビシクロ〔13.3.1〕−ヘプタ−デカ−1(17),13,15−トリエン(440mg, 85%)を得た。 7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔15−クロロ−3,11 −ビス(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13 .3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン〕 実施例1f中の一般手順を使用して: 15−クロロ−3,11−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17−テ トラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン(430 mg,0.746mmol)とα,α′−ジブロモ−p−キシレン(99mg,0.373mmol)を用い て、白色固体として7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔 15−クロロ−3,11−ビス−(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17ヘキ サアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン〕(280 mg,60%)を得た。化合物Bの合成 7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)ビス〔15−クロロ−3,7, 11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−ト リエン〕ヘキサヒドロブロミド・モノアセテート 濃H2SO4(3ml)中の7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス 〔15−クロロ−3,11−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17−ヘ キサアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン〕(2 70mg,0.215mmol)を、2時間110℃において撹拌した。暗褐色溶液を室温まで冷 却し、そしてそのpHを10N NaOHにより14に調整した。この水相をCHCl3(20ml× 3)で抽出し、その併合有機相を乾燥させ(MgSO4)、そして真空中で濃縮して薄黄 色油を得た。5mlの無水EtoH中のこの油の撹拌溶液に、HBr(g)を通して、薄白色 沈殿を得た。室温において15分間撹拌した後、この固体を濾過により集めた。黄 褐色固体を5mlのH2O中に溶解し、活性を添加し(120mg)、そしてその溶液を30分 間加熱した。熱溶液をセライトを通して溶出し、そして約2mlに濃縮した。氷酢 酸を添加して白色沈殿を得て、これを濾過により集め、Et2Oで洗浄し、そして真 空中で乾燥させて、白色固体として7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチ レン)〕ビス〔15−クロロ−3,11−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,7 ,11,17−ヘキサアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ1(17),13,15−ト リエン〕ヘキサヒドロ・ブロミド・モノアセテート(90mg,35%)を得た。 1H NMR(D2O)δ2.10−2.24(m,8H),3.00−3.12(m,8H),3.12−3.2 4(m,8H),4.21(s,4H),4.40(s,8H ),7.39(s,4H),7.53(s,4H).13C NMR(D2O):19.46,43.22,48.3 3,48.75,58.38,125.09,130.6,132.1,147.1,151.6。マス・スペクトル(FA B);m/e(相対強度);721(M+HBr,51),719(M+HBr,38),639(M+1, 100),372(18).C36H58N8O2Cl2Br6はC,36.48;H,4.93;N,9.45;Cl,23 .93;Br,53.94を要求する。実測:C,36.05;H,4.97;N,9.54;Cl,23.85 ;Br,53.75。実施例3 4−メトキシ−2,6−ビス(ヒドロキシメチル)ピリジン 200mlの無水EtoH中のジメチル4−メトキシピリジン−2,6−ジカルボキシ レート(5g,20.8mmol)(D G Markees and GW Kidder,J Am Chem Soc 1956, 78,4130)の撹拌溶液にホウ化水素ナトリウム(3.17g,83.35mmol)を添加し、そ してその混合物を16時間アルゴン雰囲気下で緩やかに還流した。この溶液を室温 まで冷却し、そして蒸発乾固させた。酢酸エチル(100ml)とH2O(50ml)を、その 残渣に添加し、そしてその水相を、酢酸エチルで抽出し(×3),MgSO4上で乾 燥させ、そして真空中で濃縮して白色固体を得て、これを4−メトキシ−2,6 −ビス(ヒドロキシメチル)ピリジン(2.89g,82%)として1H NMRにより同定 した。 4−メトキシ−2,6−ビス(クロロメチル)ピリジン アルゴン雰囲気下100mlの無水ジクロロメタンと50mlのクロロホルム中0℃に おける4−メトキシ−2,6−ビス(ヒドロキシメチル)ピリジン(2.89g,17. 10mmol)とトリエチルアミン(9.6ml,68.40mmol)の撹拌溶液に、塩化メタンスル ホニル(3.9ml,51.30mmol)を添加した。この溶液を30分間0℃において撹拌し、 室温まで温め、そしてさらに24時間撹拌した。 追加の塩化メタンスルホニル(1.5ml,19.38mmol)を添加し、そし てこの混合物を24時間50℃において撹拌した。この反応混合物を、水(50ml)に よりクエンチし、その水相をCH2Cl2により抽出し、MgSO4上で乾燥させ、そして 濃縮してオレンジ油を得た。残った油を、溶出液としてジクロメタンを使用して シリカ・ゲルの短プラグを通過させて、濃縮後に薄黄色の固体を得て、これを、 4−メトキシ−2,6−ビス(クロロメチル)ピリジン(2.3g,66%)として1H NMRにより同定した。 7−ジエトキシホスホリル−15−メトキシ−3,11−ビス(p−トルエンスルホ ニル)−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(1 7),13,15−トリエン 実施例1d中の一般手順を使用して: N−ジエトキシホスホリル−N′,N′−ビス(p−トリエンスルホニル)− 3、3′−イミノビスプロピルアミン(1.8g,3.13mmol)と4−メトキシ−2, 6−ビス(クロロメチル)ピリジン(650mg,3.13mmol)を用いて、綿様白色固体 として7−ジエトキシホスホリル−15−メトキシ−3,11−ビス(p−トルエン スルホニル)−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕−ヘプタデ カ−1(17),13,15−トリエン(810mg,36%)を得た。 15−メトキシ−3,11−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17−テ トラアザビシクロ−〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン 実施例1e中の一般手順を使用して: 7−ジエトキシホスホリル−15−メトキシ−3,11−ビス(p−トルエンスル ホニル)−3,7,11,17−テトラアザ−ビシクロ〔13,3,1〕ヘプタデカ− 1(17),13,15−トリエン(800mg,1.13mmol)を用いて、白色固体として15− メトキシ−3,11−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17−テトラ アザビシクロ 〔13.3.1〕−ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン(615mg,95%)を得 た。 7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔15−メトキシ−3, 11−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔 13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン〕 実施例1f中の一般手順を使用して: 15−メトキシ−3,11−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17− テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン(6 10mg,1.066mmol)とα,α′−ジブロモ−p−キシレン(141mg,0.533mmol)を用 いて、白色固体として7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス 〔15−メトキシ−3,11−ビス−(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17 ヘキサアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン〕 (320mg,48%)を得た。化合物Cの合成 7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)ビス〔15−メトキシ−3,7 ,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15− トリエン〕ヘキサヒドロブロミド・ジヒドレート 濃H2SO4(2.5ml)中の7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビ ス〔15−メトキシ−3,11−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,7,11,17 −ヘキサアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン 〕(160mg,0.128mmol)を、2時間105℃において撹拌した。暗褐色溶液を室温ま で冷却し、そしてそのpHを10N NaOHにより14に調整した。この水相をCHCl3(20 ml×3)で抽出し、その併合有機相を乾燥させ(MgSO4)、そして真 空中で濃縮して薄黄色油を得た。5mlの無水EtoH中のこの油の撹拌溶液に、HBr( g)を通して、薄白色沈殿を得た。室温において15分間撹拌した後、この固体を濾 過により集めた。黄褐色固体を5mlのH2O中に溶解し、活性を添加し(l00mg)、そ してその溶液を30分間加熱した。熱溶液をセライトを通して溶出し、そして約2 mlに濃縮した。氷酢酸を添加して白色沈殿を得て、これを濾過により集め、Et2O で洗浄し、そして真空中で乾燥させて、白色固体として7,7′−〔1,4−フ ェニレンビス(メチレン)〕ビス〔15−メトキシ−3,7,11,17−テトラアザ ビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ1(17),13,15−トリエン〕ヘキサヒドロ ブロミド・ジヒドレート(65mg,44%)を得た。 1H NMR(D2O)δ2.14−2.26(m,8H),3.00−3.10(m,8H),3.12−3.2 3(m,8H),3.80(s,6H),4.25(s,4H),4.35(s,8H),7.0 1(s,4H),7.43(s,4H).13C NMR(D2O)δ19.25,42.98,48.21,49 .12,55.99,58.26,110.80,130.46,132.16,151.63,167.99。マス・スペク トル(FAB);m/e(相対強度);713(M+HBr,41),711(M+HBr,40),631( M+1,100),617(14),416(12),368(13).IR(KBr):1607cm-1(C=C−OMe) 。C36H64N8O4Br6はC,37.52;H,5.60;N,9.72;Br,41.60を要求する。実 測:C,37.64;H,5.45;N,9.69;Br,41.02。化合物Dの合成 7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス−3,7,11,17−テ トラアザビシクロ−〔13.3.1〕−ヘプタデカ−13,16−トリエン−15−オン ・オクタヒドロブロミド 酢酸(6ml)中の7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔 15−メトキシ−3,11−(p−トルエンスルホニル) −3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ1(17),13 ,15−トリエン〕(150mg,0.12mmol)の撹拌溶液に、48%臭化水素酸(4ml)を 添加し、そしてその溶液を46時間115℃において撹拌して白色沈殿を得た。この 溶液を室温まで冷却し、そしてEt2Oで希釈し、得られた白色固体を濾過により集 め、氷酢酸及びEt2Oで洗浄して、白色固体として7,7′−〔1,4−フェニレ ンビス(メチレン)〕ビス−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1 〕ヘプタデカ−13,16−トリエン−15−オン・オクタヒドロブロミド(95mg,64 %)を得た。1H NMR(D22)δ2.16−2.29(m,8H),3.06(t,8H,J=7.6H z),3.27(t,8H,J=7.6Hz),4.31(s,8H),4.34(s,4H),6.85 (s,4H),7.48(s,4H).13C NMR(D2O):δ19.1,42.94,48.20,49 .03,58.30,112.19,130.29,132.24,151.63,165.71。マス・スペクトル(FAB );m/e(相対強度);685(M+HBr,5),683(M+HBr,5),603(M+1 ,100),460(12),329(16).IR(KBr)1629cm-1(C=O).C34H58N8O2Br8はC, 32.66;H,4.68;N,8.96;Br,51.13を要求する。実測:C,32.67;H,4.6 7;N,8.90;Br,51.08。実施例4 a)N−ジエトキシホスホリルジエタノールアミン ジクロロメタン(75ml)中のジエタノールアミン(5.0g,48mmol)とトリエチ ルアミン(8.0ml)の溶液に、アルゴン下撹拌しながら、約15分間にわたりジクロ ロメタン(25ml)中のジエチルクロロホスフェート(8.2g,48mmol)の溶液を滴 下し、そして一夜室温において撹拌に供した。この混合物をブライン(50ml)で 洗浄し、次に乾燥させ(Na2SO4)、そして真空中で蒸発させて、粘性油として粗 生成物を得た。この油をエーテル(100ml)中に溶解させて、そして 沈殿した白色固体を濾別した(トリエチルアミン・ヒドロクロリド)。このエー テル溶液を真空中で蒸発させて、無色の固体としてN−ジエトキシホスホリルジ エタノールアミン(6.2g,54%)を得た。 b)N−ジエトキシホスホリルビス(2−メタンスルホニル)ジエタノールアミ ン 0−5℃に冷却した、ジクロロメタン(50ml)中のN−ジエトキシホスホリル ジエタノールアミン(3.0g,12mmol)とトリエチルアミン(5.2ml)の溶液に、撹拌 しながら、約15分間にわたり、ジクロロメタン(25ml)中のメタンスルホニル・ クロリド(3.0g,26mmol)の溶液を滴下した。この混合物を室温において一夜撹 拌し、飽和水性塩化アンモニウム(50ml)とブライン(50ml)で洗浄し、次に乾 燥させ(Na2SO4)、そして真空中で蒸発させて、薄褐色油としてN−ジエトキシ ホスホリルビス(2−メタンスルホニル)ジエタノールアミン(4.0g,81%)を 得た。 2,6−ビス(シアノメチル)ピリジン ベンゼン/水(50ml/25ml)中の2,6−ビス(ブロモメチル)ピリジン・ヒ ドロブロミド(6.0g,17mmol)、シアン化ナトリウム(5.1g,104mmol)及びセチ ルトリメチルアンモニウム・ブロミド(633mg,1.7mmol)を4時間加熱還流した。 この反応混合物を室温まで冷却に供し、そしてその有機相を分離した。この水層 をベンゼン(50ml)とジクロロメタン(75ml)で抽出した。この併合有機抽出物 を乾燥させ(Na2SO4)、そして真空中で蒸発させて褐色固体を得て、これを溶出 液としてジクロロメタン(500ml)を使用して塩基性アルミナを通しての濾過によ り精製して、白色固体として2,6−ビス(シアノメチル)ピリジン(2.4g,86 %)を得た。 2,6−ビス(2−アミノエチル)ピリジン メタノール(75ml,アンモニアで飽和)中の2,6−ビス(シアノメチル)ピ リジン(4.3g,27mmol)の溶液に、Raney nickel(10.0g、過剰)を添加し、そ してその混合物を45psi及び室温において48時間水添した。触媒を濾別し、そし てその溶媒を真空中で蒸発させて、褐色粘性油(3.7g,83%)として2,6−ビ ス(2−アミノエチル)ピリジンを得た。これを、さらに精製せずに使用した。 2,6−ビス(N,N′−p−トルエンスルホニル−2−アミノエチル)ピリジ ン ジクロロメタン(75ml)中の2,6−ビス(2−アミノエチル)ピリジン(3.8 g,23mmol)とトリエチルアミン(7.0ml)の撹拌溶液に撹拌しながら、約15分間に わたり、ジクロロメタン(25ml)中のp−トリエンスルホニル・クロリド(8.7g ,49mmol)の溶液を滴下し、そして次に、室温において一夜撹拌に供した。この 混合物を飽和水性重炭酸ナトリウム(50ml)とブライン(50ml)で洗浄し、次に 乾燥させ(Na2SO4)、そして真空中で蒸発させて、薄黄色粘性油として粗生成物 を得た。この粗生成物を溶出液としてジクロロメタン/メタノール(98/2)を 使用してシリカ・ゲル上でカラム・クロマトグラフィーにより精製し、これによ り白色固体として2,6−ビス(N,N′−p−トルエンスルホニル−2−アミ ノエチル)ピリジン(8.0g,75%)を得た。 7−ジエトキシホスホリル−4,10−ビス(p−トルエンスルホニル)−4,7 ,10,17−テトラアザ−シクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15− トリエン 55℃において維持された炭酸セシウム(13.7g,42mmol)を含むDMF(550ml)中 の2,6−ビス(N,N′−p−トルエンスルホニル−2−アミノエチル)ピリ ジン(5.7g,12mmol)の撹拌溶液に、16〜18時間の期間にわたりDMF(55ml)中の N−ジエトキシホスホ リル−ビス(2−メタンスルホニル)ジエタノールアミン(4.8g,12mmol)の溶 液を添加した。この反応混合物を全部で30時間にわたり55℃において撹拌し、次 に室温まで冷却に供し、そして真空中で蒸発させた。褐色残渣をジクロロメタン (700ml)とブライン(350ml)の間で分画した。この有機層を分離し、乾燥させ(Na2 SO4)、そして真空中で蒸発させて薄褐色固体として粗生成物を得た。溶出液と して酢酸エチル/ヘキサン(70/30)を使用してシリカ・ゲル上でカラム・クロ マトグラフィーにかけて、白色固体として7−ジエトキシホスホリル−4,10− ビス(p−トルエンスルホニル)−4,7,10,17−テトラアザシクロ〔13.3 .1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン(1.83g,23%)を得た。 4,10−ビス(p−トルエンスルホニル)−4,7,10,17−テトラアザビシク ロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン 実施例1e中の一般手順を使用して: 7−ジエトキシホスホリル−4,10−ビス(p−トルエンスルホニル)−4, 7,10,17−テトラアザシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15− トリエン(1.5g)を用いて、白色固体として、4,10−ビス(p−トリエンスル ホニル)−4,7,10,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1 (17),13,15−トリエン(1.2g,92%)を得た。 7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔4,10−ビス(p− トルエンスルホニル)−4,7,10,17−テトラ・アザビシクロ〔13.3.1〕 ヘプタデカ−1(17,13,15−トリエン〕 実施例1f中の一般手順を使用して: 4,10−ビス(p−トルエンスルホニル)−4,7,10,17−テ トラアザビシクロ〔13.3.1〕−ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン(1 .1g,2mmol)とα,α′−ジブロモ−p−キシレン(265mg,1mmol)を用いて 、白色非晶質固体として7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビ ス〔4,10−ビス(p−トルエンスルホニル)−4,7,10,17−テトラアザビ シクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン〕(900mg,84% )を得た。化合物Eの合成 7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス−4,7,10,17−テ トラアザビシクロ−〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン・ オクタヒドロブロミド・テトラヒドレート 7,7′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔4,10−ビス(p −トルエンスルホニル)−4,7,10,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕 ヘプタデカ−1(17),13,15−トリエン〕(120mg)を濃硫酸(2.0ml)中に溶解 し、そして3時間100℃において激しく撹拌した。得られた混合物を冷却し、そ して水酸化ナトリウム溶液(10ml,10N)を用いて注意して塩基性にした。この 溶液をジクロロメタン(2×100ml)により抽出し、乾燥させ(Na2SO4)、そし て真空中で蒸発させて、白色固体として遊離塩基を得た。この固体を酢酸(5.0ml )中に溶解し、そしてHBr/酢酸(30%,Aldrich)(0.5ml)を添加し、そしてその反 応混合物を室温において5分間撹拌した。エーテル(50ml)を添加して生成物を 沈殿させた。この白色固体をフラスコの底に沈殿させて、そしてその上清溶液を デカンテーションにより除去した。この固体をエーテルを用いたデカンテーショ ンにより3回洗浄し、そして残った微量のエーテルを減圧下留去して白色固体と して7,7′−〔1,4−フェニレ ンビス(メチレン)〕ビス−4,7,10,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1 〕ヘプタデカ1(17),13,15−トリエン・オクタヒドロブロミド・テトラヒド レート(88mg,72%)を得た。1H NMR(D2O)δ2.75(m,8H),3.05−3.65( m,28H),6.88(s,4H),7.15(d,4H,J=7.5Hz),7.65(t,2 H,J=7.5Hz)。マス・スペクトル(FAB);m/e(相対強度);653(M+HBr ,22),651(M+HBr,22),571(M+1,31),339(21),235(100)。C34H66 N8Br8O4/0.5酢酸は:C,31.84;H,5.19;N,8.49;Br,48.42を要求する; 実測:C,32.04;H,5.14;N,8.50;Br,48.25。実施例5 N−ジエトキシホスホリル−ビス(3−メタンスルホニル)ジプロパノールア ミンをジプロパノールアミン(D.B.et al J Am Chem Soc,1980,102,5073− 5077)から、実施例4、手順aとbを使用して調製した。 8−ジエトキシホスホリル−4,12−ビス(p−トルエンスルホニル)−4,8 ,12,19−テトラアザビシクロ〔15.3.1〕ノナデカ−1(19),15,17−ト リエン 一般手順: アルゴン下55℃において維持された微粉砕無水炭酸セシウム(5.2g,16mmol) を含むDMF(200ml)中の2,6−ビス(N,N′−p−トルエンスルホニル−2− アミノ一エチル)ピリジン(2.2g,5mmol)の撹拌溶液に、16−18時間の期間に わたりDMF(75ml)中のN−ジエトキシホスホリル−ビス(3−メタンスルホニ ル)ビプロパノールアミン(2.2g,5mmol)の溶液を添加した。この反応混合物 を全部で30時間にわたり55℃において撹拌し、次に冷却し、そして真空中で留去 した。褐色残渣をジクロロメタン(250ml)とブライ ン(150ml)中で分画した。この有機層を分離し、そして乾燥させ(Na2SO4)、次 に真空中で蒸発させて、褐色固体として粗生成物を得た。溶出液としてジクロロ メタン/メタノール(97/3)を使用するシリカ・ゲル上のカラム・クロマトグ ラフィーにより、白色固体として、8−ジエトキシホスホリル−4,12−ビス( p−トルエンスルホニル)−4,8,12,19−テトラアザ−シクロ〔15.3.1 〕ノナデカ−1(19),15,17−トリエン(1.5g,48%)を得た。 4,12−ビス(p−トルエンスルホニル)−4,8,12,19−テトラアザビシク ロ〔15.3.1〕ノナデカ−1(19),15,17−トリエン 実施例1e中の一般手順を使用して: 8−ジエトキシホスホリル−4,12−ビス(p−トルエンスルホニル)−4, 8,12,19−テトラアザシクロ〔15.3.1〕ノナデカ−1(19),15,17−ト リエン(780mg)を用いて白色固体として4,12−ビス(p−トルエンスルホニル )−4,8,12,19−テトラアザビシクロ〔15.3.1〕ノナデカ−1(19), 15,17−トリエン(700mg,97%)を得た。 8,8′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔4,12−ビス(p− トルエンスルホニル)−4,8,12,19−テトラアザビシクロ〔15.3.1〕ノ ナデカ−1(19),15,17−トリエン〕 実施例1f中の一般手順を使用して: 4,12−ビス(p−トルエンスルホニル)−4,8,12,19−テトラアザビシ クロ〔15.3.1〕−ノナデカ−1(19),15,17−トリエン(543mg)とα,α ′−ジブロモ−p−キシレン(124mg)を用いて、白色固体として8,8′−〔1 ,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔4,12−ビス(p−トルエンスルホ ニル)〕−4,8,12,19−テトラ−アザビシクロ〔15.3.1〕ノナデカ−1 (19),15,17−トリエン〕(460mg,83%)を得た。化合物Fの合成 8,8′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス−4,8,12,19− テトラアザビシクロ〔15.3.1〕ノナデカ−1(19),15,17−トリエン・オ クタヒドロブロミド・ヘプタヒドレート 酢酸(2.5ml)中の8,8′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔 4,12−ビス(p−トルエンスルホニル)〕−4,8,12,19−テトラアザビシ クロ〔15.3.1〕ノナデカ−1(19),15,17−トリエン〕(150mg)の溶液に 、臭化水素酸(Aldrich,48%水性、1.5ml)を添加し、そしてその混合物を18時間 加熱還流した。この混合物を冷却し、そしてエーテル(50ml)を添加して生成物 を沈殿させた。この白色固体をフラスコ底に沈殿せしめ、そしてその上清溶液を デカンテーションにより除去した。次にこの固体をエーテルを用いたデカンテー ションにより3回洗浄し、そして真空中乾燥させて白色固体(100mg,65%)とし て8,8′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス−4,8,12,19− テトラアザ・ビシクロ〔15.3.1〕ノナデカ1(19),15,17−トリエン・オ クタヒドロブロミド・ヘプタヒドレートを得た。1H NMR(D2O)δ2.13(m,8H ),3.06-3.39(M,32H),4.41(s,4H),7.13(d,4H,J=7.5Hz),7 .51(s,4H),7.65(t,2H,J=7.5Hz)。マス・スペクトル(FAB);m/ e(相対強度);709(M+HBr,33),707(M+HBr,33),627(M+1,83),3 67(100)。C38H80N8Br8O7は:C,32.59;H,5.76;N,8.00;Br,45.65を要求 する;実測:C,32.44;H,5.28;N,7.49;Br,46.51。実施例6 N−ジエトキシホスホリルビス(2−アジド)ジエチルアミン N−ジエトキシホスホリルビス(2−メタンスルホニル)ジエタノールアミン (実施例4b参照)(5.4g,14mmol)を、アジ化ナトリウム(3.3g,35mmol)を含 むDMF(25ml)中に溶解し、そして18時間アルゴン下80℃において撹拌した。こ の反応混合物を冷却し、そして真空中で濃縮した。この褐色残渣を酢酸エチル(2 00ml)と水(200ml)の間で分画した。この有機層を分離し、乾燥させ(Na2SO4)、 そして減圧下で蒸発させて、無色油としてN−ジエトキシ−ホスホリルビス(2 −アジド)ジエチルアミン(2.7g,68%)を得た。 N−ジエトキシホスホリル−2,2′−イミノビスエチルアミン 酢酸エチル(75ml)中の上記ジアジド(10.4g,36mmol)の溶液に、炭素上パ ラジウム(10%,5.0g)を添加し、そしてこの混合物を18時間45psi及び室温に おいて水添した。触媒を濾別し、そして溶媒を真空中留去して無色油としてN− ジエトキシホスホリル−2,2′−イミノビスエチルアミン(6.4g,76%)を得 た。 N−ジエトキシホスホリル−N′,N″−ビス(p−トルエンスルホニル)−2 ,2′−イミノビスエチルアミン ジクロロメタン(100ml)中のN−ジエトキシホスホリル−2,2′−イミノビ スエチルアミン(4.7g,20mmol)とトリエチルアミン(5.8ml)の溶液に、撹拌しな がら約15分間にわたりジクロロメタン(25ml)中のp−トルエン・スルホニル・ クロリド(7.9g,40mmol)の溶液を滴下し、そして次に一夜室温において撹拌に 供した。この混合物を飽和水性炭酸ナトリウム(50ml)及びブライン(50ml)で 洗浄し、次に乾燥させ(Na2SO4)、そして真空中で蒸発させて、無色油としてN −ジエトキシホスホリル−N′,N″−ビス(p−トルエンスルホニル)−2, 2′−イミノビスエチルアミン(10.2g,95%)を得た。 6−ジエトキシホスホリル−3,9−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,6 ,9,15−テトラアザ−ビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13 −トリエン 実施例1d中の一般手順を使用して: N−ジエトキシホスホリル−N′,N″−ビス(p−トルエンスルホニル)− 2,2′−イミノビス−エチルアミン(2.4g,4.4mmol)と2,6−ビス−(ジブ ロモメチル)ピリジン・ヒドロブロミド(1.5g,4.5mmol)を用いて、白色固体と して6−ジエトキシホスホリル−3,9−ビス(p−トルエンスルホニル)−3 ,6,9,15−テトラアザビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11, 13−トリエン(2.0g,68%)を得た。 3,9−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,6,9,15−テトラアザビシク ロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリエン 実施例1e中の一般手順を使用して: 6−ジエトキシホスホリル−3,9−ビス(p−トルエンスルホニル)−3, 6,9,15−テトラアザ−ビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11, 13−トリエン(650mg)を用いて白色固体として3,9−ビス(p−トルエンスル ホニル)−3,6,9,15−テトラアザビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1 (15),11,13−トリエン(411mg,80%)を得た。 6,6′−〔1,4′−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔3,9−ビス(p −トルエンスルホニル)−3,6,9,15−テトラアザ・ビシクロ〔11.3.1 〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリエン〕 実施例1f中の一般手順を使用して: 3,9−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,6,9,15−テ トラアザビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリエン(54 0mg,1.1mmol)及びα,α′−ジブロモ−p−キシレン(140mg,0.53mmol)を用 いて白色固体として6,6′−〔1,4′−フェニレンビス(メチレン)〕ビス 〔3,9−ビス(p−トルエン−スルホニル)−3,6,9,15−テトラアザビ シクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリエン〕(400mg,67% )を得た。化合物Gの合成 6,6′−〔1,4′−フェニレンビス(メチレン)〕ビス−3,6,9,15− テトラアザビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリエン・ ヘキサヒドロブロミド・トリヒドレート 6,6′−〔1,4′−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔3,9−ビス( p−トルエンスルホニル)−3,6,9,15−テトラアザビシクロ〔11.3.1 〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリエン〕(90mg)を濃硫酸(2.0ml)中に溶 解し、そして3時間100℃において激しく撹拌した。得られた混合物を冷却し、 そして水酸化ナトリウム溶液(10ml,10N)により注意して塩基性にした。この 溶液を、ジクロロメタン(2×100ml)で抽出し、乾燥させて(Na2SO4)、そし て真空中で蒸発させて、白色固体として遊離の塩基を得た。この固体を酢酸(5.0 ml)中に溶解し、そしてHBr/酢酸(30%,Aldrich)(0.5m1)を添加し、そしてその 反応混合物を5分間室温において撹拌した。エーテル(50ml)を添加して生成物 を沈殿させた。白色固体をフラスコの底に沈殿させて、そして上清をデカンテー ションにより除去した。固体をエーテルを用いたデカンテーションにより3回洗 浄し、そして残った微量のエーテルを減圧下蒸発により除去し、そして一夜真空 中で乾燥させて白色固体として6,6′−〔1,4′−フェニレンビス(メチレ ン)〕ビス−3,6, 9,15−テトラアザビシクロ〔11.3.1〕−ペンタデカ−1(15),11,13− トリエン・ヘキサヒドロブロミド・トリヒドレート(25mg,33%)を得た。1H N MR(D2O)δ2.65(m,8H),3.05(m,8H),3.75(s,4H),4.45(s,8H), 7.20(d,4H,J=7.5Hz),7.26(s,4H),7.85(t,2H,J=7.5Hz)。マ ス・スペクトル(FAB);m/e(相対強度);595(M+HBr,9),593(M+HBr,9 ),515(M+1,57),440(48),223(100)。C30H54N8Br6O3はC,34.18;H,5.1 6;N,10.62;Br,45.48を要求する;実測:C,34.25;H,5.17;N,10.56 ;Br,43.60。実施例7 6,6′−〔1,3−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔3,9−ビス(p− トルエンスルホニル)−3,6,9,15−テトラアザ・ビシクロ〔11.3.1〕 ペンタデカ−1(15),11,13−トリエン〕 実施例1f中の一般手順を使用して: 3,9−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,6,9,15−テトラアザ〔11 .3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリエン(514mg,1mmol)とα,α ′−ジブロモ−m−キシレン(132mg,0.55mmol)を用いて白色固体として6,6 ′−〔1,3−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔3,9−ビス(p−トルエ ンスルホニル)−3,6,9,15−テトラアザビシクロ〔11.3.1〕ペンタデ カ−1(15),11,13−トリエン〕(531mg,94%)を得た。化合物Hの合成 6,6′−〔1,3−フェニレンビス(メチレン)〕ビス−3,6,9,15−テ トラアザビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリエン・ヘ キサヒドロブロミド・トリヒドレート 6,6′−〔1,3−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス〔3 ,9−ビス(p−トルエンスルホニル)−3,6,9,15−テトラアザビシクロ 〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリエン〕(100mg)を、実施例 6(Gの合成) 中に記載した手順を使用して濃硫酸により脱保護して、白色固体 として1,1′−〔1,3−フェニレンビス(メチレン)〕ビス−3,6,9, 15−テトラアザビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリエ ン・ヘキサヒドロブロミド・トリヒドレート(42mg,45%)を得た。1 HNMR(D2O )δ2.66(m,8H),3.11(m,8H),3.76(s,4H),4.45(s,8H),7.26− 7.29(m,8H),7.78(t,2H,J=7.5Hz)。マス・スペクトル(FAB);m/e (相対強度);595(M+HBr,9),593(M+HBr,9),515(M+1,100);C30H54 N8Br6O3はC,34.18;H,5.16;N,10.63を要求する;実測:C,34.43;H, 5.28;N,10.15。実施例8 8−ジエトキシホスホリル−4,12−ビス(p−トルエンスルホニル)−1− オキサ−4,8,12−トリアザ・テトラデカン アルゴン下55℃において維持した炭酸セシウム(4.1g,13mmol,2.5当量)を含 むDMF(150ml)中のN−ジエトキシホスホリル−N′,N″−ビス(p−トルエン −スルホニル)−3,3′−イミノビスプロピルアミン(2.9g,5mmol)の撹拌 溶液に、16−20時間の期間にわたりDMF(75ml)中の2−ブロモエチル・エーテ ル(Aldrich,1.16g,5mmol)の溶液を滴下した。この反応混合物を全部で30時 間にわたり55℃において撹拌し、次に室温まで冷却に供し、減圧下蒸発乾固させ た。褐色残渣をジクロロメタン(150ml)とブライン(150ml)中で分画した。この有 機層を分離し、次に乾燥させ(Na2SO4)、そして真空中で蒸発させて黄色油とし て粗生成物を得た。溶出液としてジクロロメタン/メタノール(97/3)を使用 したカ ラム・クロマトグラフィーにより、無色油として、8−ジエトキシホスホリル− 4,12−ビス(p−トルエンスルホニル)−1−オキサ−4,8,12−トリアザ テトラデカン(1.1g,79%)を得た。 4,12−ビス(p−トルエンスルホニル)−1−オキサ−4,8,12−トリアザ テトラデカン 実施例1e中の一般手順を使用して: 8−ジエトキシホスホリル−4,12−ビス(p−トルエンスルホニル)−1− オキサ−4,8,12−トリアザ−テトラデカ(750mg)を用いて白色固体として4 ,12−ビス(p−トルエンスルホニル)−1−オキサ−4,8,12−トリアザ− テトラデカン(410mg,69%)を得た。 8,8′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔4,12−ビス−(p −トルエンスルホニル)−1−オキサ−4,8,12−トリアザテトラデカン〕 実施例1f中の一般手順を使用して: 4,12−ビス(p−トルエンスルホニル)−1−オキサ−4,8,12−トリア ザテトラデカン(403mg,0.79mmol)及びα,α′−ジブロモ−p−キシレン(105m g,0.40mmol)を用いて白色固体として8,8′−〔1,4−フェニレンビス(メ チレン)〕ビス〔4,12−ビス−(p−トルエンスルホニル)−1−オキサ−4 ,8,12−トリアザテトラデカン〕(393mg,89%)を得た。化合物Jの合成 8,8′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス−1−オキサ−4,8 ,12−トリアザテトラデカン−ヘキサヒドロ・ブロミド・トリヒドレート 酢酸(2.5ml)中の8,8′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔 4,12−ビス−(p−トルエンスルホニル)−1−オ キサ−4,8,12−トリアザテトラデカン〕(250mg)の溶液に、臭化水素酸(Aldr ich,48%水性、1.5ml)を添加し、そしてこの混合物を18時間加熱還流した。こ の混合物を冷却に供し、そしてエーテル(50ml)を添加して生成物を沈殿させた 。白色固体はフラスコの底に沈殿せしめ、そして上清溶液をデカンテーションに より除去した。次に固体を、エーテルを用いたデカンテーションにより3回洗浄 し、そして残りの微量のエーテルを減圧下の蒸発により除去し、そして真空中で 一夜乾燥させて、白色固体(221mg,62%)として8,8′−〔1,4−フェニレ ンビス(メチレン)〕ビス−1−オキサ−4,8,12−トリアザテトラ−デカン ヘキサヒドロブロミド・トリヒドレートを得た。1H NMR(D2O)δ2.05(m,8H) ,3.15−3.35(m,24H),3.75(m,8H),4.25(s,4H),7.55(s,4H)。 マス・スペクトル(FAB);m/e(相対強度);587(M+HBr,49),585(M+HBr ,49),506(M+1,100),307(41)。C28H64N6Br6O5は:C,32.20;H,6.18; N,8.05;Br,45.91を要求する。実測:C,31.73;H,5.86;N,7.42;Br, 46.59。実施例9 3,6,14−トリス(p−トルエンスルホニル)−3,6,14,17,23,24−ヘ キサアザトリクロロ−〔17.3.1.18,12〕テトラコサ−1(23),8,10, 12(24),19,21−ヘキサン アルゴン雰囲気下40mlのCH2Cl2中の0℃における3,6,14,17,23,24−ヘ キサアザトリクロロ−〔17.3.1.18,12〕テトラコサ−1(23),8,10, 12(24),19,21−ヘキサン(460mg,1.41mmol)(GL Rothermel,L Miao,AL Hi ll,L C Jackels,Inorg Chem,1992,31,4854)とトリエチルアミン(0.60ml, 4.233mmol)の撹拌溶液に、15分間にわたり10mlのCH2Cl2中のp−トルエンスルホ ニル・クロリド(804mg,4.233mmol)の溶液を添加した。この溶 液を30分間0℃において撹拌し、そして室温まで温め、そしてさらに4時間撹拌 した。この反応混合物を飽和NH4Cl(10ml)によりクエンチし、その水相をCH2Cl2 により抽出し、MgSO4上で乾燥させ、そして真空中で濃縮した。残渣を溶出液と してCH2Cl2中の5%MeOHを使用してシリカ・ゲル上でカラム・クロマトグラフィ ーにより精製して、白色固体として3,6,14−トリス(p−トルエンスルホニ ル)−3,6,14,17,23,24−ヘキサアザ−トリシクロ〔17.3.1.18,12 〕テトラコサ−1(23),8,10,12(24),19,21−ヘキサン(300mg,27%) を得た。 17,17′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス〔3,6,14−トリス (p−トルエンスルホニル)−3,6,14,17,23,24−ヘキサアザトリシクロ 〔17.3.1.18,12〕テトラコサ−1(23),8,10,12(24),19,21−ヘ キサエン〕 実施例1f中の一般手順を使用して: 3,6,14−トリス(p−トルエンスルホニル)−3,6,14,17,23,24− ヘキサアザトリシクロ−〔17.3.1.18,12〕テトラコサ−1(23),8,10 ,12(24),19,21−ヘキサエン(300mg,0.381mmol)とα,α′−ジブロモ−p −キシレン(50mg,0.19mmol)を用いて綿様白色固体として17,17′−〔1,4 −フェニレンビス−(メチレン)〕ビス〔3,6,14−トリス(p−トルエンス ルホニル)−3,6,14,17,23,24−ヘキサアザトリシクロ−〔17.3.1. 18,12〕テトラコサ−1(23),8,10,12(24),19,21−ヘキサエン(280mg ,88%)を得た。化合物Kの合成 17,17′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−3,6,14,17, 23,24−ヘキサアザトリシクロ〔17.3.1.18,12〕テトラコサ−1(23), 8,10,12(24),19,21−ヘキサエン ・オクタヒドロブロミド 濃H2SO4(2ml)中の17,17′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス 〔3,6,14−トリス(p−トルエンスルホニル)−3,6,14,17,23,24− ヘキサアザトリシクロ〔17.3.1.18,12〕テトラコサ−1(23),8,10, 12(24),19,21−ヘキサエン〕(280mg,0.166mmol)を2時間110℃において 撹拌した。暗褐色溶液を室温まで冷却し、そしてpHを10N NaOHの添加により14 に調整した。この水相をCHCl3(20ml,×3)で抽出し、併合有機相をMgSO4上で乾 燥させ、そして真空中で濃縮して薄黄色油を得た。10mlの無水EtOH中の油の撹拌 溶液に、HBr(g)を通過させて白色固体の沈殿を得た。室温において15分間撹拌し た後、団体を濾別し、エーテルで洗浄し、そして真空中で乾燥させて白色固体と して17,17′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス−3,6,14,17 ,23,24−ヘキサアザトリシクロ−〔17.3.1.18,12〕テトラコサ−1(23 ),8,10,12(24),19,21−ヘキサエン・オクタヒドロブロミド(135mg,58 %)を得た。1H NMR(D2O)δ3.73(s,8H),3.94(s,8H),4.38(s,8 H),4.45(s,8H),6.86(d,2H,J=8.6Hz),7.19−7.24(m,6H ),7.47(d,4H,J=8.6Hz),7.56(t,2H,J=8.6Hz),7.87(t,2H ,J=8.6Hz)。13C NMR(D2O)δ44.86,46.77,47.03,53.41,53.66,56.18, 60.24,124.83,125.00,125.06,125.85,132.32,134.83,141.99,142.06,1 52.20,152.31,152.41。マス・スペクトル(FAB);m/e(相対強度);838(M +HBr,4),836(M+HBr,4),756(M+1,14),429(20),307(60),215(100 )。C44H66N12Br8はC,37.68;H,4.74;N,11.98;Br,45.58を要求する。 実測:C,37.86;H,4.94;N,11.90;Br,45.33。 一般的な反応スキームを添付図面1〜6において説明する。 本発明に係る化合物をMTT法(J Virol Methods 120:309−321〔1988〕)による スクリーニングにおいてテストした。MT−4細胞(2.5×104/ウェル)を100CCID5 0 の濃度においてHIV−1(HTLV−IIIB)又はHIV−2(LAV−2 ROD)により感染 させ、そして上記ウィルスによる感染直後に添加された各種濃度のテスト化合物 の存在中でインキュベートした。CO2インキュベーター内で37℃において5日間 の培養の後、生きた細胞の数をMTT(テトラゾリウム)法により評価した。本化合 物の抗ウィルス活性及び細胞毒性を、それぞれ、以下の表中に、IC50(μg/ml )とCC50(μg/ml)として表す。可能性のある治療的有用性を、CC50対IC50の 比に対応する選択係数(Selectivity Index(SI))を計算することにより評価し た。本発明に係る化合物についての結果を以下、表1中に示す。 化合物Lは、1,1′−〔1,4−フェニレンビス(メチレン)〕ビス−1, 4,8,11−テトラアザシクロテトラ−デカン・オクタヒドロブロミド・ジヒド レート(WO93/12096参照)である。 上記化合物を、各種pH値における標準的なテストにおいて、さらに調査して、 オクタノールと水の間のそれらの分配係数を決定した。pH7−9において1(uni ty)よりも大きな分配係数は一般的に、その化合物が経口投与されたときに上部 胃腸管を通して吸収されるであろうというよい指標であると考えられる。本発明 に係る特定の化合物は、良好な分配係数をもつと共にHIVに対するひじょうに有 意な活性を立証し、そしてそれ故、経口投与について指示される。 式(I)の化合物は、遊離の塩基形態又は医薬として許容される酸付加塩又は 金属錯体の形態において投与されることができる。このような塩及び錯体は、実 施例中に記載したような慣用のやり方で調製されることができ、そしてその遊離 塩基と同じオーダーの活性を示す。式(I)の化合物を含む医薬組成物は、医薬 として許容される担体又は希釈剤と共に活性成分を含む慣用のやり方で製造され ることができる。単位投薬形態は、例えば、遊離の塩基又は医薬として許容され る酸付加塩の形態で約0.5mg〜約100mgの式(I)の化合物を含む。経口投与のた めの医薬組成物はよく知られており、そして一般的に知られた原理に従って配合 されることができる。このような組成物は、錠剤、カプセル又は糖衣剤のような 固体の形態、あるいは例えば、シロップ又は懸濁液のような液体形態で存在する ことができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年1月10日 【補正内容】 請求の範囲 1.以下の一般式(I): V−R−A−R′−W (I) {式中、VとWが、独立して、9〜32環員をもち、そして互いに2以上の炭素原 子により分けられた環内の3〜8アミン窒素をもち、そしてそれに縮合された1 以上の芳香性複素芳香族環及び/又はその環内に取り込まれた窒素以外の炭素原 子をもつ環状ポリアミン部分であり、 Aが、VとWが、その環内に取り込まれた窒素以外の追加の複素原子を伴って 又は伴わずに、それに縮合された1以上の芳香性複素芳香族部分をもつとき、飽 和又は不飽和直鎖又は分枝鎖の、脂肪族、芳香族又は複素芳香族部分であり、又 はAが、VとWがその環に縮合された1以上の芳香性複素芳香族部分をもたずに その環内に取り込まれた窒素以外の複素原子を含むとき、芳香族又は複素芳香族 部分であり、そしてRとR′が、互いに、上記環状ポリアミンと上記部分Aの間 に置かれた飽和又は不飽和アルキレン鎖又は複素原子含有鎖である。}により表 される結合環状化合物、又はそれらの酸付加塩又は金属錯体。 2.式中、RとR′が各々メチレンである、請求項1に記載の化合物。 3.式中、部分Aが1,3−又は1,4−フェニレンである、請求項1又は2 に記載の化合物。 4.各VとWが、環内に炭素と窒素原子だけを含む非置換又は置換3環又は2 環式の環系である、先の請求項のいずれか1項に記載の化合物。 5.環式環系の中の1が3〜6アミン窒素原子をもつ10〜20員ポ リアミン環系であり、そしてその又は各環系が縮合ベンジル又はピリジニル環系 である、請求項4に記載の化合物。 6.7,7′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−3,7,11 ,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリ エンである、請求項1に記載の化合物。 7.7,7′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス〔15−クロロ −3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17), 13,15−トリエン〕である、請求項1に記載の化合物。 8.7,7′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス〔15−メトキ シ−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17) ,13,15−トリエン〕である、請求項1に記載の化合物。 9.7,7′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−3,7,11 ,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕−ヘプタデカ−13,16−トリエン−15 −オンである、請求項1に記載の化合物。 10.7,7′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−4,7,10 ,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕−ヘプタデカ−1(17),13,15−ト リエンである、請求項1に記載の化合物。 11.8,8′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−4,8,12 ,19−テトラアザビシクロ〔15.3.1〕ノナデカ−1(19),15,17−トリエ ンである、請求項1に記載の化合物。 12.6,6′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−3,6,9 ,15−テトラアザビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリ エンである、請求項1に記載の化合物。 13.6,6′−〔1,3−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−3,6,9 ,15−テトラアザビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリ エンである、請求項1に記載の化合物。 14.8,8′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−1−オキサ −4,8,12−トリアザテトラデカンである、請求項1に記載の化合物。 15.17,17′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−3,6,14 ,17,23,24−ヘキサアザトリシクロ〔17.3.1.18,12〕テトラコサ−1( 23),8,10,12(24),19,21−ヘキサエンである、請求項1に記載の化合物 。 16.請求項1に記載の化合物の製造方法であって、各々1の非保護環アミン窒 素をもつ環状ポリアミンV′とW′による、全ての他のアミン窒素を保護しなが らの、以下の式(III): X−R−A−R′−X (III) {式中、R,R′とAは先に定めたものと同じであり、そして各Xが、ポリアミ ンV′とW′の非保護窒素により置換されることができる活性置換基であり、そ して好ましくは、Br,Cl,I、メタンスルホネート、4−トリルスルホネート及 びトリフルオロメタン・スルホネートから選ばれる。}により表される化合物に 対する求核攻撃、そしてその後のその環アミン窒素の脱保護を含んで成る方法。 17.実質的に先に記載したような、請求項16に記載の方法。 18.医薬として許容される希釈剤又は担体と会合して又は混合されて、請求項 1〜15のいずれか1項に記載の化合物を活性成分として含んで成る、HIVに対し て活性な医薬組成物。 19.単位投薬形態にある、請求項18に記載の組成物。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の一般式(I): V−R−A−R′−W (I) {式中、VとWが、独立して、9〜32環員をもち、そして互いに2以上の炭素原 子により分けられた環内の3〜8アミン窒素をもち、そしてそれに縮合された1 以上の芳香性複素芳香族環及び/又はその環内に取り込まれた窒素以外の炭素原 子をもつ環状ポリアミン部分であり、 Aが、飽和又は不飽和直鎖又は分枝鎖の、脂肪族、芳香族又は複素芳香族部分 であり、そしてRとR′が、互いに、上記環状ポリアミンと上記部分Aの間に置 かれた飽和又は不飽和アルキレン鎖又は複素原子含有鎖である。}により表され る結合環状化合物、又はそれらの酸付加塩又は金属錯体。 2.式中、RとR′が各々メチレンである、請求項1に記載の化合物。 3.式中、部分Aが1,3−又は1,4−フェニレンである、請求項1又は2 に記載の化合物。 4.各VとWが、環内に炭素と窒素原子だけを含む非置換又は置換3環又は2 環式の環系である、先の請求項のいずれか1項に記載の化合物。 5.環式環系の中の1が3〜6アミン窒素原子をもつ10〜20員ポリアミン環系 であり、そしてその又は各環系が縮合ベンジル又はピリジニル環系である、請求 項4に記載の化合物。 6.7,7′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−3,7,11 ,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17),13,15−トリ エンである、請求項1に記載の化合物。 7.7,7′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス〔15−クロロ −3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17), 13,15−トリエン〕である、請求項1に記載の化合物。 8.7,7′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス〔15−メトキ シ−3,7,11,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕ヘプタデカ−1(17) ,13,15−トリエン〕である、請求項1に記載の化合物。 9.7,7′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−3,7,11 ,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕−ヘプタデカ−13,16−トリエン−15 −オンである、請求項1に記載の化合物。 10.7,7′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−4,7,10 ,17−テトラアザビシクロ〔13.3.1〕−ヘプタデカ−1(17),13,15−ト リエンである、請求項1に記載の化合物。 11.8,8′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−4,8,12 ,19−テトラアザビシクロ〔15.3.1〕ノナデカ−1(19),15,17−トリエ ンである、請求項1に記載の化合物。 12.6,6′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−3,6,9 ,15−テトラアザビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリ エンである、請求項1に記載の化合物。 13.6,6′−〔1,3−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−3,6,9 ,15−テトラアザビシクロ〔11.3.1〕ペンタデカ−1(15),11,13−トリ エンである、請求項1に記載の化合物。 14.8,8′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−1−オキサ −4,8,12−トリアザテトラデカンである、請求項 1に記載の化合物。 15.17,17′−〔1,4−フェニレン−ビス(メチレン)〕ビス−3,6,14 ,17,23,24−ヘキサアザトリシクロ〔17.3.1.18,12〕テトラコサ−1( 23),8,10,12(24),19,21−ヘキサエンである、請求項1に記載の化合物 。 16.請求項1に記載の化合物の製造方法であって、各々1の非保護環アミン窒 素をもつ環状ポリアミンV′とW′による、全ての他のアミン窒素を保護しなが らの、以下の式(III): X−R−A−R′−X (III) {式中、R,R′とAは先に定めたものと同じであり、そして各Xが、ポリアミ ンV′とW′の非保護窒素により置換されることができる活性置換基であり、そ して好ましくは、Br,CI,I、メタンスルホネート、4−トリルスルホネート及 びトリフルオロメタン・スルホネートから選ばれる。}により表される化合物に 対する求核攻撃、そしてその後のその環アミン窒素の脱保護を含んで成る方法。 17.実質的に先に記載したような、請求項16に記載の方法。 18.医薬として許容される希釈剤又は担体と会合して又は混合されて、請求項 1〜15のいずれか1項に記載の化合物を活性成分として含んで成る、HIVに対し て活性な医薬組成物。 19.単位投薬形態にある、請求項18に記載の組成物。
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