【発明の詳細な説明】発明の名称
ペプチドセグメント縮合方法発明の分野
本発明は、オリゴペプチドを僅かなラセミ化しか伴わずに高収率で調製する方
法を提供する。本発明の方法は通常、アミド製造にも適用可能である。本発明の
方法では特に、二相溶媒混合物を結合試薬及び添加物と共に用いて、アミド結合
を僅かなラセミ化しか伴わずに高収率で実現する。発明の背景
以前は、アミド製造の際の結合試薬としてN−エチル−N′−[3−(ジメチ
ルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩(EDC)を用いた。EDC介在
アミド生成反応は典型的には、アセトニトリルまたはジメチルホルムアミドとい
った極性溶媒中で生起させた。このような溶媒を用いる後処理は困難でかつ時間
が掛かり、複数回の逆抽出を必要とする。この操作で調製したペプチドはきわめ
てしばしば、多少のエピマー(カルボキシルフラグメントのラセミ化により発生
)を含有した。即ち、ペプチド合成において解決するべき主要な問題点の一つに
ラセミ化の防止が有る。
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)などのN−ヒドロキシ化合物
の添加は副反応を抑制し、ラセミ化を低減する。しかし、事情次第では、ラセミ
化は添加物の存在下にも生起する。最近、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリ
アゾール(HOAT)もペプチド結合反応時のキラル構造(chiral in
tegrity)の維持において添加物として有効であることが判明した(L.
A.Carpino, J. Am. Chem. Soc. 115, p
p.4397−4798, 1993)。しかし、この新しい添加物を用いても
なお、多少のラセミ化は不可避である。
オリゴペプチド合成のための二相法が報告されており、この方法では結合反応
を、結合試薬として水溶性EDCを用いてジクロロメタン中で生起させた。反応
の副産物は結合完了後に水性抽出によって除去した(J. C. Sheeha
n等, J. Am. Chem. Soc.87, pp.2492−249
3, 1965)。この方法は、N−ヒドロキシスクシンイミドエステルから出
発する活性エステル結合に用いられている(C. H. Schneider及
びW. Wirz, Helv. C
him. Acta 55, pp.1062−1074,1972)。しかし
、ジクロロメタン中でのEDC介在結合反応は、添加物としてHOBTを用いた
場合でもなお時に甚だしいラセミ化を招く。
反応を、結合試薬としてEDC、添加物としてHOBTを用いてジタロロエタ
ンと水との二相混合物中で室温で生起させる、オリゴペプチド合成のための「溶
解状態維持(hold−in−solution)」法がNozaki等によっ
て報告されている。しかし、ラセミ化の程度は報告されておらず、また収量も好
ましいものではなかった。更に、ペプチド延長のためにはN−Boc−アミノ酸
のみが用いられており、Boc保護基はペプチド結合の間ラセミ化を抑制するこ
とが知られている(S. Nozaki等, Chem. Lett., p.
1057, 1977; S. Nozaki及びI. Muramatsu,
Bull. Chem. Soc. Japan55, p.2165, 1
982)。即ち、後処理を容易にし、回収率を高め、かつラセミ化を低減するペ
プチドセグメント縮合方法がなお求められており、特に、ラセミ化低減のために
Boc保護アミノ酸を出発物質として用い
ることを要しない一般的なペプチドセグメント縮合方法がきわめて望ましい。加
えて、ハロゲン化溶媒の取り扱いまたは廃棄を必要としない結合処理は環境問題
を軽減し、このような環境問題はペプチド結合反応を大規模に生起させる場合ま
すます重要となる。発明の概要
本発明は、結合試薬及び添加物の存在下に水と、酸素含有有機溶媒及び芳香族
溶媒の中から選択された有機溶媒との二相混合物中で酸とアミンとを反応させる
ことを含むアミド結合形成方法に係わる。
本発明の方法の一具体例において、有機溶媒は有機エステル、エーテル及び芳
香族化合物の中から選択する。
本発明の方法の別の例では有機溶媒を、酢酸イソプロピル、メチルt−ブチル
エーテル及びトルエンの中から選択する。
本発明の方法の更に別の例では、有機溶媒をは酢酸イソプロピルとする。
本発明の方法の一例において、結合試薬はEDC、DCC及びジイソプロピル
カルボジイミドの中から選択する。
本発明の方法の別の例では結合試薬をEDCとする。
本発明の方法の更に別の一例において、添加物は2−ヒドロキシピリジン−N
−オキシド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシスクシンイミ
ド、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール及びエンド−N−ヒドロキシ
−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシミドの中から選択する。
本発明の方法の別の例では添加物を2−ヒドロキシピリジン−N−オキシドと
する。
本発明の方法の別の一例において、酸及びアミンは保護アミノ酸とする。
本発明の方法の別の例では酸を、バリン及びフェニルグリシンの中から選択し
た保護アミノ酸とする。
本発明の方法の更に別の一例において、反応は約0〜5℃の温度で生起させる
。
本発明の方法の特定例は、アミド生成物を単離するステップをも含む。
本発明の方法の第二の具体例において、上記酸は
を包含せず、また上記塩基は
を包含しない。
本出願中に用いる略号には次のようなものが有る。
略号
保護基 記号
意味
ALLOC アリルオキシカルボニル
BOC(Boc) t−ブチルオキシカルボニル
CBZ(Cbz) ベンジルオキシカルボニル
(カルボベンズオキシ)
S-MOC フルオレニルメトキシカルボニル
TBS(TBDMS) t−ブチル−ジメチルシリル
活性化基 記号
意味
Tsまたはトシルまたはトシレート p−トルエンスルホニル
Nsまたはノシルまたはノシレート 3−ニトロベンゼンスルホニル
Tfまたはトリフリルまたは トリフルオロメタンスルホニル
トリフレート
Msまたはメシルまたはメシレート メタンスルホニル
結合試薬 記号
意味
BOP試薬 ベンゾトリアゾル−1−イルオキシトリ
ス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘ
キサフルオロホスフェート
BOP-Cl ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニ
ル)ホスフィン塩化物
DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド
EDC 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミド塩酸塩
その他 記号
意味
BOC-ON 2−(t−ブチルカルボニルオキシイミ
ノ)−2−フェニルアセトニトリル
(BOC)2O(BOC2OまたはBoc2O) ジ−t−ブチルジカーボネート
n-Bu4N+F- テトラブチルアンモニウムフルオリド
nBuLi(n-Buli) n−ブチルリチウム
(S)-CSA (1S)−(+)−10−樟脳スルホン酸
DI 脱イオン化
DIEAまたはDIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DMAP ジメチルアミノピリジン
DME ジメトキシエタン
DMF ジメチルホルムアミド
Et3N トリエチルアミン
EtOAc 酢酸エチル
h 時間
IPA 2−プロパノール
i-PrOAcまたはIPAC 酢酸イソプロピル
KF 水分に関するカールフィッシャー滴定
LDA リチウムジイソプロピルアミド
L-PGA (L)−ピログルタミン酸
r.t. 室温
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー発明の詳細な説明
本発明は、次の反応図式に従ってオリゴペプチドを僅かなラセミ化しか伴わず
に高収量で調製する方法を包含する。
〔式中PGは保護基であり、R1及びR2はアミノ酸側鎖である〕。この方法は、
カルボキシ成分が特にラセミ化しやすい場合に特に有用である。
本発明の方法は通常、様々な生物活性を有する遍在(ubiquitous)
アミドの製造に用い得る。例えば、
本発明の方法は、1993年3月17日付で公開されたヨーロッパ特許出願第0
532 097号に開示された、本明細書中で「化合物A」と呼称するオキシ
トシン受容体拮抗物質1−((7,7−ジメチル−2−エンド−((2S)−ア
ミノ−4−(メチルスルホニル)−ブチラミド)−ビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン−1−イル)メタンスルホニル)−4−(2−メチルフェニル)−ピペラジ
ンの合成においてアミド結合の形成に用いられている。
化合物A
本明細書中で「化合物B」と呼称するフィブリノーゲン受容体拮抗物質[3(R
)−(−)−[2−(ピリジン−4−イル)エチル]−2−ピペリドン−1−イ
ル]アセチル−3(R)−メチル−β−アラニン中のアミド結合も本発明の方法
を用いて形成されている。
化合物B
化合物Bとそのフィブリノーゲン受容体拮抗物質としての使用は、1992年1
1月11日付で公開されたヨーロッパ特許出願第0 512 831号に開示さ
れている。
本発明の二相式アミド結合形成操作では、等モル量の酸及びアミン成分並びに
添加物を10〜15モル%過剰量の結合試薬と共に用いて、反応を水と非混和性
有機溶媒との溶媒混合物(1:1, v/v)中で生起させる。反応を約0〜5
℃の温度で進行させれば収率を高め、かつラセミ化を僅少に留めることができる
が、基質に応じて広範な温度を用いることが可能である。例えば、後出の実施例
4に示したように、反応は室温で生起させ得る。有機溶媒は、水に混和しないこ
とを条件に様々なものが本発明の方法での使用に適する。用い得る有機溶媒の例
には、ハロゲン化炭化水素(例えばクロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン)、酸素含有有機溶媒及び芳香族化合物(例えばトルエン)が含まれる。用
い得る酸素含有有機溶媒には、
エーテル(例えばジエチルエーテル、メチルt−ブチルエーテル)、エステル(
例えば酢酸エチル、酢酸イソプロピル)、及び水と混和しない比較的高分子量の
アルコール(例えば炭素数4以上のアルコール)が含まれる。本発明の二相式結
合法では酢酸イソプロピル、メチルt−ブチルエーテル及びトルエンが好ましい
溶媒である。酢酸イソプロピルが特に好ましい。
結合試薬は、カルボキシルの活性化及び脱水和を実現し、それによってペプチ
ド結合形成を促進する物質である。即ち、結合試薬とは、カルボン酸とアミンと
を縮合させてアミドを製造する試薬のことである。本発明の方法で用い得る結合
試薬の例には、EDC、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)及びジイソ
プロピルカルボジイミドが含まれる。好ましくは、EDCなどの水溶性結合試薬
を用いる。添加物として補助的な求核剤を添加すると、アミド結合形成(即ちペ
プチド結合形成)時のラセミ化を低減できることが判明した。上記添加物とは、
結合反応混合物に添加すると触媒として機能し、その結果ペプチドのより高い収
量とより少ないラセミ化とをもたらす化合物のことである。上記二相式結合反応
では添加物として、2−ヒドロキ
シピリジン−N−オキシド(HOPO)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(
HOBT)、N−ヒドロキシスクシンイミド(HOSU)、1−ヒドロキシ−7
−アザベンゾトリアゾール(HOAT)及びエンド−N−ヒドロキシ−5−ノル
ボルネン−2,3−ジカルボキシミド(HONB)などの様々なN−ヒドロキシ
誘導体を用い得る。本発明の二相系ではHOPOが好ましい添加物である。
本発明の方法は任意のアミド結合の形成に適するが、付加的な反応性官能基を
有するカルホン酸成分及びアミン成分にはそれらの反応させない付加的官能基を
保護する必要性が有ることは、当業者には理解されよう。更に、当業者であれば
、このような用途にきわめて多数の保護基が有効かつ適当であることを認めよう
。T. W. Greene及びP. G. M.Wuts, Protect
ive Groups in Organic Synthesis, 2nd
ed., 1991参照。例えば、本発明の方法を二つのアミノ酸からのジペ
プチドの調製に用いる場合、反応させないアミン成分の保護にt−BOC、CB
z、ALLOC及びS−MOCなどのウレタンベースの保護基を用い得、一方反
応させないカルボキシ成
分の保護にはベンジルまたはアルキルエステル(例えばメチルエステル、t−ブ
チルエステル)を用い得る。
本発明の一具体例では、等モル量のN−アセチルアミノ酸及びアミノ酸ベンジ
ルエステル成分並びに添加物を10〜15モル%過剰量の結合試薬としてのED
Cと共に用いて、反応をジクロロメタンまたは酢酸イソプロピル(i−PrOA
c)と水との溶媒混合物(1:1, v/v)中で生起させた。
この実験のためにN−アセチルアミノ酸を選択したのは、アセチル基はラセミ
化抑制能を欠き、かつ恐らく隣接するペプチドアミド単位を模倣するからである
。上記方法はオリゴペプチドのセグメント縮合にも適する。幾つかの保護された
トリペプチドを、非常に僅かなラセミ化しか伴わずに調製した。ジクロロメタン
/水中、及びi−PrOAc/水中での結合反応の結果を表I及びIIにそれぞれ
示す。比較のため、DMF中での反応の結果も表IIIに示す。
二相式結合反応の添加物としては、HOPO、HOBT、HOAT、HONB
及びHOSUなどの様々なN−ヒドロキシ誘導体を用い得る。添加物を存在させ
ないと、二相混合物中での結合反応は通常、収率が低く(50%未満)、
かつラセミ化が甚だしい(生成したd,l異性体の15〜30%にも到達)とい
う結果に終わる。ジクロロメタン/水混合物中ではHOBT、HOAT及びHO
POが、結合効率及びラセミ化抑制に多大の効果を示した(表I)。一方、i−
PrOAc/水中ではHOBT及びHOATは、この混合物への溶解度が低いた
め、なお高い収率はもたらしたもののラセミ化低減にはさほど有効でなかった(
表II)。i−PrOAc/水に容易に溶解するHONBは、この溶媒混合物中で
の反応に有効な添加物であると考えられる(ただしHOPOほど有効ではない)
。しかし、HOSUは通常ペプチドを低い収率で、甚だしい量の副産物と共に与
えた(HPLCで検出)。
二相混合物中で生起させた反応では通常、添加物としてHOBTを用いたDM
F中での反応に匹敵する収率が得られたが、より重要であるのはラセミ化が著し
く減少したことである。加えて、二相法は溶媒としてDMFを用いる反応よりも
後処理を行ないやすくし、従って比較的高い回収率が通常得られた。従って、二
相法は大量のオリゴペプチドセグメントの効率的な調製を可能にする。
表I及びIIに示したように、二相結合系のラセミ化抑制
効果は酸成分としてバリンまたはフェニルグリシンを用いた場合にきわめて多大
となり、なぜなら周知のように、前記アミノ酸の結合反応はきわめてラセミ化を
生起しやすいからである(表III)。しかし、二相式反応において観察されたラ
セミ化の低減は有機溶媒の極性が低いことにのみ起因するのではなく、なぜなら
ジクロロメタン中での結合反応ではラセミ化が比較的増加したからである(表I
の記載番号4、6、8及び11)。実験
アミノ酸誘導体は、Z−フェニルグリシン(Bachem)以外は総てSig
maから購入した。HOAT(Millipore提供の試料)以外の添加物(
HOBt、HONB、HOPO及びHOSU)は総てAldrichから入手し
た。EDCはJBL Scientificから購入した。HPLC分析は特に
断わらないかぎり、Miyazawa等, Int. J. Peptide
Protein Res. 39, p.237, 1992に述べられている
ものに類似の条件(溶離溶媒としてメタノール/水使用; λ=220nm)下
にHewlett−Packard 1050システム上でZorbax
C18カラム(4.6×250mm)またはInertsil ODS−2カラ
ム(4.6×250mm)を用いて行なった。ジアステレオマーペプチドの保持
時間を、ラセミアミノ酸結合生成物の保持時間との比較によって測定した。実施例1 二相式ペプチド結合反応の一般操作 準備手順
: アミノ酸ベンジルエステル(AA2; 4mmol)を40mlの
ジクロロメタン(またはi−PrOAc)に溶解させた溶液に水(40ml)、
アセチルアミノ酸(AA1; 4mmol)及び添加物を逐次添加した。次に、
混合物を氷浴中で0〜5℃に冷却し、EDC(4.4mmol)を添加した。得
られた混合物を0〜5℃で24〜40時間攪拌した。塩酸(2M; 10ml)
を添加し、層を分配した。その後、有機相を塩酸(0.5M; 20ml)、ブ
ライン(20ml)、重炭酸ナトリウム水溶液(1M; 2×20ml)及びブ
ライン(2×20ml)で逐次洗浄した。この有機相を硫酸ナトリウムで脱水し
、濾過し、濃縮乾固した。分析手順
: 反応を4mlの1:1ジクロロメタン/水
(またはi−PrOAc/水)中で0.2mmol規模で生起させた。反応終了
後、混合物を60:40 MeOH/H2O(v/v)で50mlに稀釈し、H
PLCによって分析した。
実施例2 二相式結合反応によるトリペプチドの調製
EDC =N−エチル−N′−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カル
ボジイミド塩酸塩
HOPO =2−ヒドロキシピリジンN−オキシド
iPrOAc=酢酸イソプロピル
操作: L−バリンベンジルエステルトシレート塩(Sigma; 0.76g
; 2.0mmol)を、20mlの酢酸イソプロピルと20mlの1M炭酸ナ
トリウムとの混合物に溶解させた。60ml容の分液漏斗で層を分離し、有機層
を15mlの塩化ナトリウム飽和水溶液で2回洗浄した。次に、酢酸イソプロピ
ル溶液を100ml容の丸底フラスコに移して水(19ml)を添加し、次いで
N−カ
ルボベンゾキシグリシルバリン(Sigma; 0.616g; 2.0mmo
l)及び2−ヒドロキシピリジンN−オキシド(Aldrich; 水中に20
%; 1ml; 2.0mmol)を添加した。混合物を氷浴中で0〜5℃に冷
却した。N−エチル−N′−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミ
ド塩酸塩(Bachem; 0.422g; 2.2mmol)をゆっくり添加
した。得られた混合物を0〜5℃で40時間攪拌した。塩酸(2N; 2ml)
を添加して反応を停止させた。混合物を60ml容の分液漏斗に移し、層を分離
した。次に、有機層を0.2N塩酸(10ml)、塩化ナトリウム飽和水溶液(
10ml)、1M重炭酸ナトリウム(2×10ml)及び塩化ナトリウム(2×
10ml)で逐次洗浄した。その後、酢酸イソプロピル溶液を硫酸ナトリウムで
脱水し、濾過した。溶媒を蒸発させて油を得(0.973g; 収率98%)、
これを放置して固化させた。実施例3 化合物A即ち1−((7,7−ジメチル−2−エンド−(2S−アミノ−4−( メチルスルホニル)ブチラミド)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−イル )メタンス ルホニル)−4−(2−メチルフェニル)−ピペラジンの製造
化合物AステップA
:1−((7,7−ジメチル−2−オキソ−ビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン−1−イル)
メタンスルホニル)−4−(2−メチルフェ
ニル)ピペラジン
ショッテン−バウマン操作
1−(2−トリル)ピペラジン塩酸塩(5.00kg;23.5mol)をト
ルエン(25.0l)中に懸濁させ
た懸濁液を機械的に攪拌し、これに水酸化ナトリウムの5.0M水溶液(11.
8l; 59.1mol)を添加した。混合物を20〜25℃で0.5時間攪拌
し、それによって固体を総て溶解させた。この二相混合物を0〜5℃に冷却した
。次に混合物を高速攪拌し、これに、(+)−10−樟脳スルホニル塩化物(7
.71kg; 30.8mol)を乾燥トルエン(14.0l)に溶解させた溶
液を1時間掛けて添加した。この添加の間、反応温度を0〜5℃に維持した。反
応混合物を0〜10℃で更に0.5時間攪拌し、その後反応の完了をHPLCに
よってアッセイした。
アッセイ操作: 上層(トルエン層)のアリコート(20μl)を50:50
H2O/MeCNで10.0mlに稀釈してからHPLCで
分析。
装置: HP 1090M
カラム: 4.6×250mm Inertsil ODS(2)(M
etaChem Inc.)
溶離剤A: H2O(0.02Mリン酸塩でpH6.0に調節)
溶離剤B: MeCN
直線勾配: 25分間でA:Bを70:30から20:80に
流量: 1.5μl/分
温度: 45℃
注入: 10.0ml
検出: UV 210nm
保持時間: 1−(2−トリル)ピペラジン 3.03分
トルエン 15.3分
ケトン生成物IV 20.9分
反応は、1−(2−トリル)ピペラジンの残量(対ケトン生成物)が1%未満
となった時完了したと看做した。必要であれば、追加の樟脳スルホニル塩化物(
及び水性層のpH次第では水酸化ナトリウム水溶液)を添加し得る。
反応完了後、混合物を20〜25℃に加温し、層を分配した。上層(トルエン
層)を、重炭酸ナトリウムの1M水溶液(2×6.4l)及び水(2×6.4l
)で逐次洗浄した。トルエン溶液を、中孔焼結ガラス漏斗で濾過し、その後真空
下に濃縮(1000→10mbar; 45℃)して体積約13lとした。温度
を45℃に維持しながらヘプタン(38.5l)をゆっくり添加した。混合物を
20〜25℃に冷却し、この温度で15時間熟成させ、濾過し、ケークを9:1
(v/v)のヘプタン/トルエン(2×2.5l)及びヘプタン(2×2.5l
)で洗浄した。生成物を風乾し、その後恒量となるまで真空乾燥(100mba
r; 窒素パージ; 45℃)してケトンIVをオフホワイ
トの結晶質固体として得た。
mp: 124〜127℃
HPLC: >99面積%(上記方法)1
H NMR: 一致
比旋光度: [a]589=+22.8°(c=1.02 MeOH)ステップB
:1−((7,7−ジメチル−2−オキシミノ
−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−イ
ル)メタンスルホニル)−4−(2−メチル
フェニル)−ピペラジン
酢酸ナトリウム操作
ケトンIV(上記ステップAで取得; 4.40kg;11.3mol)、ヒド
ロキシルアミン塩酸塩(1.18kg; 16.9mol)及び酢酸ナトリウム
(1.20
kg; 14.7mol)をエタノール(22l)中に懸濁させた懸濁液を機械
的に攪拌し、これを還流温度で34時間加熱して対応するオキシム生成物を得た
。反応の進行はHPLCで追跡し得る。
アッセイ操作: アリコート(100μl)を50:50 H2O/MeCN
で25.0mlに稀釈してから先に述べたHPLC法で分析。
保持時間: オキシムV 19.2分
ケトンIV 20.9分
反応は、反応せずに残存するケトンの量が1%未満となった時完了したと看做
した。反応完了後、混合物を60〜65℃に冷却した。この時点で水(44l)
を、0.5時間掛けて添加した。混合物を20〜25℃で14時間攪拌し、10
℃に冷却し、その後この温度で4時間攪拌した。混合物を濾過し、ケークを水(
3×4.0l)で洗浄した。得られた生成物を風乾し、その後恒量となるまで真
空乾燥(100mbar; 窒素パージ; 45℃)してオキシムVを白色の結
晶質固体として得た。
mp: 170〜172℃
HPLC: 99面積%(上記方法)
比旋光度: [a]589=−8.17°(c=1.0 MeOH)1
H NMR: 一致ステップC
:対応するエンドアミンの製造
ラネーニッケル−メタノール操作
ステップBのオキシム(90g; 2.22mol)、5.0N水酸化ナトリ
ウム水溶液(0.445l; 2.22mol)及びラネーニッケル(500g
)をメタノール(12l)に加えて調製した懸濁液を20l容のHastell
oyオートクレーブにポンプ給送し、次いでメタノール(1.5l)から成る濯
ぎ液を給送した。容器を窒素でパージし、その後水素で3気圧(44psi)に
加圧した。(水素導入前に容器を窒素でパージしなければなら
ないことに注意)。反応混合物を、水素捕捉及び/またはHPLCで反応の進行
を監視しつつ25〜30℃で激しく攪拌した。
アッセイ操作: アリコート(500μl)を50:50(v/v) H2O
(0.02M KH2PO4)/MeCNで25.0mlに稀
釈してから先に述べたHPLC法で分析。
保持時間: エンドアミンVI 12.0分
エキソアミンVII 17.1分
オキシムV 19.2分
16時間後、反応が95%完了したことが判明し(未反応オキシム5%)、そ
の際エンド/エキソ比は87:13であった。容器に追加のラネーニッケル(2
00g)を入れ、混合物を25〜30℃で6時間激しく攪拌した。この時点で、
反応は87:13のエンド/エキソ比をもって完了したと看做した(未処理オキ
シム0.3%未満)。
バッチをオートクレーブから取り出し、オートクレーブをメタノール(4l)
で濯いだ。混合物を、薄い「Cel
Mメタノール溶液で予め洗浄)を収容した中孔フリット
(medium frit)焼結ガラス漏斗で濾過した。触媒ケークを(三分割
した)オートクレーブ濯ぎ液で洗浄し、最後に新しいメタノール(2.5l)で
洗浄した。[ラネーニッケルは乾燥すると容易に発火することに注意されたい。
上記濾過とその後の取り扱いはきわめて慎重に行なわなければならない。この触
媒は決して酸素(空気)存在下に吸引乾燥してはならず、用いている溶媒で、ま
た最後に触媒ケークから全生成物を洗い落とした後は水で常に覆っておくべきで
ある。上記操作の間、窒素充填プラスチックバッグを用いて濾過ポットを覆った
。]濾液とケーク洗液とを一つに合わせ、これを真空下に濃縮(1000→10
mbar; 20〜30℃)して体積4lとした。濃縮の間に生成物が結晶し始
め、粘稠な(しかし攪拌は可能な)スラリーをもたらした。混合物を水(16l
)で稀釈し、これを体積16lとなるまで濃縮した。次に、混合物を20〜25
℃で24時間攪拌し、濾過し、生成物を水(4×1l; 洗液のpHが中性とな
るまで)で洗浄した。生成物を風乾し、その後恒量となるまで真空乾燥(100
mbar; 40℃; 窒素パージ)して標記のアミン生成物を白色の結晶質固
体として得た。
mp: 145〜147℃
HPLC: エンド/エキソ比87:13(上記方法)1
H NMR: 一致ステップD
:1−((7,7−ジメチル−2−エンド−
(2S−(t−ブチルオキシカルボニル−ア
ミノ)−4−(メチルスルホニル)−ブチラ
ミド)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
1−イル)メタンスルホニル)−4−(2−
メチルフェニル)−ピペラジン
エンド選択的結合反応
機械的攪拌機、テフロン被覆冷却コイル、テフロン被覆熱電対プローブ及び窒
素導入口を具備した100l容の反応容器に、アミンVI+VII(総量3.60k
g; エンド/エキソ比87:13; エンド3.13kg即ち8.00mol
)を酢酸イソプロピル(53l)に溶解させた溶液を入れ、これに水(21l)
、N−BOC−(S)−メチオニンスルホン(2.36kg; 8.40mol
)及びヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(HOBT; 61g; 0.40
mol)を逐次添加した。混合物を、固体が総て溶解するまで20〜25℃で攪
拌し、その後0〜2℃に冷却した。混合物を高速攪拌し、これにエチル−3−(
3−ジメチルアミノ)プロピルカルボジイミド塩酸塩(EDC; 1.69kg
; 8.80mol)を、内部
温度を0〜2℃に維持しながら0.5時間掛けて少しずつ添加した。EDC添加
後、混合物は透明な2相となる。混合物を0〜2℃で18時間攪拌する。反応の
進行はHPLCで追跡できる。
アッセイ操作: アリコート(250μl)を50:50(v/v) H2O
(0.02M KH2PO4)/MeCNで50.0mlに稀
釈してから先に述べたHPLC法で分析。
保持時間: N−BOC−(S)−メチオニンスルホン 1.9分
HOBT 2.6/2.8分
エンドアミンVI 12.0分
エキソアミンVII 17.1分
N−BOC保護アミンのエキソ異性体 20.5分
N−BOC保護アミンIXのエンド異性体 21.4分
反応は、生成物のエンド/エキソ比98:2において反応せずに残存するエン
ドアミンVIの量が2%未満となった時完了したと看做す。EDCまたはN−BO
C−(S)メチオニンスルホンの用量を増すとより多くのエキソアミンVIIが反
応し、それによって結合反応の選択性が低下する。反応完了後、2N塩酸(7.
0l)を添加し、混合物を16℃まで加温し、かつ20℃で15分間攪拌した。
混合物
を沈降させ、下層(水性層)を除去した。上層(生成物層)を水(10l)、重
炭酸ナトリウムの1M水溶液(10l)及び水(10l)で逐次洗浄した。次に
、溶液を真空下に濃縮(1000→100mbar; 35〜40℃)して体積
10lとした。溶液をn−プロパノール(30l)で稀釈し、その後真空下に体
積10lとなるまで濃縮し(100mbar; 40〜45℃)、それによって
残留する酢酸イソプロピルを除去した。溶液をn−プロパノールで稀釈して体積
21lとし、45〜50℃に加熱し、その後水(10.5l)で稀釈した。次に
、混合物を20℃までゆっくり冷却する(必要であれば種結晶を添加する)こと
によって生成物を結晶化させた。混合物を20〜22℃で48時間攪拌し、濾過
し、ケークを60:40(v/v) n−プロパノール/水(2×5l)で洗浄
した。生成物を風乾し、その後恒量となるまで真空乾燥した(10mbar;
45℃)。
収量: 白色の結晶質固体としてのN−BOC保護アミンIX 4.7
2kg(収率90%)
mp: 101〜103℃
HPLC: エンド/エキソ比率>99.9%(上記HPLC法)1
H NMR: 一致
比旋光度: [a]589=+3.1°(c=1.0 MeOH)ステップE
:トリフルオロ酢酸脱保護操作を経る粗な遊離
塩基Iの製造
20℃において、N−BOC保護アミンIX(90g;140mmol)をトル
エン(900ml)に溶解させた溶液を機械的に攪拌し、これにトリフルオロ酢
酸(TFA; 160g; 1.40mol)を0.5時間掛けて少しずつ添加
した。添加の初期段階の間、内部温度が約30℃に上昇した。混合物を20〜2
5℃で18〜24時間攪拌した。反応の間に第二の液相(アミンIのトリフルオ
ロ酢酸塩含有)が生じる。反応の進行はHPLCで監視できる。
アッセイ操作: トルエン層のアリコート(250μl)をエタノール(5m
l)で稀釈し、真空下に濃縮(して大部分のトルエンを除
去)し、残留物を50:50(v/v) H2O(0.02
M KH2PO4)/MeCNで50.0mlに稀釈し、これ
を先に述べたHPLC法で分析。加えて、TFA層のアリ
コート(25μl)を後処理し、これも同じ操作で分析。
保持時間: アミンI 14.8分
トルエン 15.3分
N−BOC保護アミンのエキソ異性体 20.5分
N−BOC保護アミンIXのエンド異性体 21.4分
反応は、N−BOC保護アミンIXの残量が2%未満となった時完了したと看做
す。反応完了後、混合物を5℃に冷却した。次に、十分攪拌した混合物に水(6
20ml)を、内部温度を10℃より低く維持しながら添加した。容器にpHプ
ローブを装着した。十分に攪拌した混合物に5M水酸化ナトリウム水溶液(28
2ml; 1.41mol)を、水性相のpHを監視しながら少しずつ添加した
。この添加の間に内部温度が20〜25℃に上昇した。pHは添加終了までに1
2に上昇した。中和完了後、攪拌を停止し、混合物を分配した。上層(トルエン
層)を水(2×90ml)で洗浄して、残留する水酸化ナトリウム及び/または
トリフルオロ酢酸ナトリウムを除去した。次に、ト
ルエン層を1M塩酸(2×700ml)で抽出した。二つの水性抽出物を一つに
合わせ、その後トルエン(1×700ml)で洗浄して一切の残留N−BOC保
護アミンIXを除去した。アミンIを含有する水性層を5M水酸化ナトリウム水溶
液(282ml; 1.41mol)でpH10に調節し、その後生成物をトル
エン(800ml)で抽出した。トルエン層を水(2×80ml)で洗浄して、
残留する水酸化ナトリウム及び/または塩化ナトリウムを除去した。次に、トル
エン層を真空下に濃縮(1000→100mbar; 40〜45℃)してシロ
ップとし、これをメタノール(3×250ml)で濯いで残留トルエンを排除し
た。残留物をメタノールに溶解させ、体積を700mlとした。粗なアミンIを
遊離塩基として含有するこの溶液は「そのまま」で、医薬に許容可能な塩を当業
者に公知の標準的な方法で製造するのに続けて用いることができる。
HPLC: エンド/エキソ比99.8:0.2実施例4 化合物B即ち[3(R)−(−)−[2−(ピリジン−4 −イル)エチル]−2−ピペリドン−1−イル]アセチル−3(R)−メチル− β−アラニンの製造
化合物BステップA
:(2−ピペリドン−1−イル)酢酸エチル
(5)の製造
N−アルキル化
5l容の四首丸底フラスコに、2−ピペリドン3(160.00g; 1.6
14mol)、THF(1.44l)及びTMEDA(206.3g; 1.7
75mol)を入れた。混合物を固体が総て溶解するまで攪拌し、その後3Åモ
レキュラーシーブ(26g)を添加した。一晩攪拌後、混合物を濾過し、モレキ
ュラーシーブをTHF(0.48l)で洗浄した。
一つに合わせた濾液を、機械的攪拌機、添加漏斗、窒素
導入口、冷却ユニット及び温度計プローブを具備した乾燥した5l容四首丸底フ
ラスコに移した。溶液を−10℃に冷却してn−ブチルリチウム(ヘキサン中に
1.6M; 1.06l; 1.695mol)を、内部温度を0℃より低く維
持しながら60分掛けてゆっくり添加した。
この添加後、反応混合物を0〜5℃で1時間攪拌した。反応混合物を−10℃
に冷却してブロモ酢酸エチル(283.1g; 1.695mol)を、内部温
度を0℃より低く維持しながら15分掛けて添加した。反応混合物を0℃で15
分間攪拌し、その後23℃に加温し、かつこの温度で2時間(または必要であれ
ば一晩)熟成させた。
反応混合物を−5〜0℃に冷却し、これを、NaCl(170g)を2N H
Cl(1.78l)に溶解させた溶液に内部温度を20℃より低く維持しながら
添加して反応を停止させた。得られた水性相をpH6とした。混合物を12l容
の分液漏斗に移し、二つの層を分離した。水性層を酢酸イソプロピル(3×1l
)で抽出した。
一つに合わせた有機層をほぼ乾固するまで濃縮し、その後アセトニトリル(3
×600ml)で共沸脱水した(50℃; 実験室真空)。共沸蒸留後、混合物
を濾過して少
量のNaClを除去した。濾過ケークを500mlのアセトニトリルで洗浄した
。一つに合わせた濾液は標記化合物を含有しており、この褐色の溶液を「そのま
ま」次のステップで用いた。
HPLC条件:
カラム: 4.6mm×25cm Zorbax RX−C8
溶離剤A: MeCN
溶離剤B: H2O−Na2HPO4/NaH2PO4緩衝液(pH6.
0; 10mM)
アイソクラチック: 50:50
流量: 1.50ml/分
検出: 215nm
温度: 22℃
保持時間: 2−ピペリドン 1.90分
生成物 2.25分
ブロモ酢酸エチル 3.90分
IPAC/ヘキサンからの再結晶によって純粋な固体生成物を単離し得る。
mp: 70〜71℃1
H NMR(CDCl3; 250MHz)δ: 1.27(t,J=7.1H
z,3H)、1.85(br m,4H)、2.42(br m,2H)、
3.35(br m,2H)、4.10(s,2H)、4.19(q,J=7.
1Hz,2H)。13
C NMR(CDCl3; 63mHz)δ: 14.1、21.3、23.
1、32.1、48.6、49.2、61.1、169.1、170.4。ステップB
:[(±)3−[2−(ピリジン−4−イル)
エチル]−2−ピペリドン−1−イル]酢酸
エチル(7)の製造
複合付加(conjugate addition)
攪拌機、窒素導入口、冷却装置及び温度計プローブを具備した250ml容の
三首丸底フラスコに、ピペリドン−
エステル5(55.6g; 108.0mmol; 36重量%; ステップA
で製造)、アセトニトリル(63.0ml)、ヨウ化ナトリウム無水物(17.
81g; 118.8mmol)及びトリエチルアミン(13.11g; 12
9.6mmol)を入れた。混合物を固体が総て溶解するまで攪拌した。
溶液を0℃に冷却し、クロロトリエチルシラン(17.91g; 19.94
mmol)を、内部温度を+5℃より低く維持しながら5分掛けて添加し、その
後20℃で1〜2時間攪拌した。
得られた混合物を−5〜0℃に冷却し、4−ビニルピリジン(13.09g;
124.2mmol)を、内部温度を0℃より低く維持しながら2時間掛けて
滴下し加えた。反応混合物を0℃で1〜2時間熟成させ、その後内部温度を20
℃より低く維持しながらHClの1N冷(0℃)溶液(140ml)にゆっくり
添加することによって反応を停止させた。最終的なpHは1.5〜2.5となっ
た。
酸性溶液(pH2以下)を50% IPAC/ヘキサン(2×160ml)で
抽出した。水性層を次の操作でアッセイしたところ、生成物7の存在が示された
。
HPLCアッセイ:
カラム: Zorbax RX−C8 4.6mm×25cmカラム
温度: 周囲温度
検出: 220nm
流量: 1.5ml/分
溶離剤: 50%のアセトニトリル及び50%の20mM NaH2P
O4/Na2HPO4緩衝液(pH6.0)
水溶液にIPAC(1×120ml)を添加し、混合物を5〜10℃に冷却し
た。次に、激しく攪拌しながら固体
重炭酸ナトリウム(10g; pH6となるまで)及び5N NaOH(22m
l以下; pH9.7となるまで)をゆっくり添加することにより、混合物をp
H9.5〜10まで塩基性化した。層を分離した。
水性層をトルエン(2×150ml)で抽出した。一つに合わせた有機層を重
炭酸ナトリウムの飽和水溶液(3×50ml)で洗浄した。
有機層を、減圧下に60℃で蒸留することにより共沸脱水した。450mlを
蒸留除去後(最終KF<100μg/ml)、蒸留を終了し、150mlのトル
エン(総量200ml)及び12gのシリカ(60〜200メッシュ)を添加し
た。1時間攪拌後、混合物を濾過し、濾過ケークを100mlのトルエンで洗浄
した。
一つに合わせた濾液をアッセイして、生成物7の含有を確認した。濾液を真空
下に濃縮した(50℃; 100mbar)。溶媒の大部分を蒸留により除去し
た後、バッチをIPA(3×100ml)で濯ぎ、最終IPA中濃度を25重量
%(86g)とした。この溶液をそのまま次のステップに用いた。
MS(EI)m/z: 290(M+)。1
H NMR(CDCl3)δ: 1.09(t,J=7.1Hz,3H)、1.
50(m,1H)、1.60〜1.90(m,2H)、2.04(m,1H)、
2.20(m,1H)、2.54(m,2H)、3.10〜3.30(m,2H
)、3.77(ABのA,J=17.2Hz,1H)、4.01(q,J=7.
1Hz,2H)、4.03(ABのB,J=17.2Hz,1H)、6.99(
d,J=6.0Hz,2H)、8.30(d,J=6.0Hz,2H)。13
C NMR(CDCl3)δ: 9.7、17.3、22.2、27.9、2
8.0、36.2、44.6、44.9、56.6、119.5、145.2、
146.6、164.7、168.2。
純粋な生成物は油である(フラッシュクロマトグラフィーで精製)。ステップC
:[(±)3−[2−(ピリジン−4−イル)
エチル]−2−ピペリドン−1−イル]酢酸
(9)の製造
鹸化
窒素下に20℃において、ピリジン−エチルエステル7(21.3g; 73
.35mmol)の25重量%イソプロピルアルコール溶液に水酸化ナトリウム
(7.82g; 95.36mmol)の48.8%水溶液を5分掛けて添加し
た。
反応混合物を、HPLCで監視して7の完全な消費を観察するまで2時間攪拌
した。
反応の監視は7の消失を追跡することによって行なった。[RT=3.7分;
Zorbax RX−C8 4.6mm×25cmカラム使用; 220nm
で検出; 周囲温度; 流量1.5ml/分; 50%のアセトニトリル及び5
0%の20mM NaH2PO4/Na2HPO4緩衝液(pH6)で溶離]。
混合物を5〜10℃に冷却し、50mgのNaClを種として加え、その後内
部温度を15℃より低く維持しながら36.6%塩酸(塩化水素9.50g;
95.36mmol)を10分掛けてゆっくり添加することにより反応を停止さ
せた。最終pHは5.45であった。
得られた混合物にMeOH(20ml)、THF(40ml)及びSolka
−Floc(5g)を添加した。周囲温度で30分間攪拌後、混合物を、150
ml容の焼結ガラス漏斗(10〜15μm)内に配置したSolka−Floc
(5g; 10mlのIPAで湿らせたもの)のパッドで濾過した。
濾過ケークをIPA/THF/MeOH(50ml:20ml:10ml)混
合物で洗浄した。一つに合わせた濾液は、HPLC分析で測定したところ酸9を
含有した。
HPLC条件: Zorbax Phenyl 4.6mm×25cmカラム
; 220nmで検出; 周囲温度; 流量1.5ml/分; 65%のアセト
ニトリル及び35%のH3PO4 0.1%水溶液で溶離。9の保持時間は3.0
1分。
濾液を、50℃において真空下に共沸蒸留することにより脱水した。溶媒の大
半を蒸留により除去した後、混合物をIPA(3×50ml)で数回濯ぎ、それ
によって最終濃度を30重量%(最終重量=60g)に、またKFを1000μ
g/ml未満にした。
混合物に9を種として加え、種層が形成されるまで攪拌した。その後、ヘキサ
ン(20g; 30.5ml)を1時間掛けて添加してから12時間熟成させた
。10℃に冷却して0.5時間攪拌後、焼結ガラス漏斗での濾過によって固体を
回収した。濾過ケークを40:60のIPA:ヘキサン(50ml)で洗浄し、
かつ窒素流下で真空乾燥して、9を淡いベージュ色の結晶質固体として得た。
mp: 144〜145℃。
MS(EI)m/z: 263(MH+)。1
H NMR(CDCl3)δ: 1.70(m,1H)、1.80〜2.05(
m,4H)、2.20(m,1H)、2.40(m,1H)、2.78(t,
J=8.0Hz,2H)、3.35(m,1H)、3.47(m,1H)、3.
90(ABのA,J=17.1Hz,1H)、4.32(ABのB,J=17.
1Hz,1H)、7.27(d,J=6.2Hz,2H)、8.49(d,J=
6.0Hz,2H)。13
C NMR(CDCl3)δ: 17.4、22.4、28.1、28.4、
36.3、44.9、45.1、120.4、142.7、149.8、167
.7、168.3。
C14H18O3N2の元素分析:
計算値 C 64.11; H 6.92; N 10.68
実測値 C 64.15; H 7.16; N 10.66ステップD
:[(±)3−[2−(ピリジン−4−イル)
エチル]−2−ピペリドン−1−イル]酢酸
(9)のキニーネでの分割による[3(R)
−(−)−[2−(ピリジン−4−イル)エ
チル]−2−ピペリドン−1−イル]酢酸キ
ニニウム(12)の製造
分割−塩形成及び結晶化
250ml容の丸底フラスコ内でピリジン酸9(12.04g; 96.6%
純粋; 44.34mmol)と、キニーネ(14.89g; 45.90mm
ol)と、イソプロピルアルコール(80.8ml; KF<0.1mg/ml
)とを一つに合わせた。混合物を窒素雰囲気下に65℃で15分間加熱し、それ
によって固体を総て溶解させた。得られた溶液を20℃に冷却した。溶液が45
℃になった時、10mg以下の99.5% eeキニーネ塩12を種として添加
した。一晩攪拌後、混合物を5〜6℃に冷却し、0.5〜1時間熟成させた。
窒素ブランケット下に、中孔フリット漏斗上で固体を回収した。濾過ケークを
50mlの冷(5〜10℃)THF:ヘキサン(50:50)で洗浄し、その後
窒素パージ下に真空乾燥して12を白色の固体として得た。遊離酸の光学純度は
98% ee(エナンチオマー過剰率)であった。
TG及びNMR試験は結晶質固体がモノ−IPA溶媒和物であることを示した
。
12の化学純度を逆相HPLC分析によって測定した。
カラム: 4.6×250mm Zorbax Phenyl
溶離剤: 40:60のMeCN:H3PO4 0.1%水溶液
流量: 1.5ml/分
検出: 220nm
保持時間: ピリジン酸 3.3分
キニーネ 6.6分
ピリジン酸の光学純度を、(R)−(+)−1−(1−ナフチル)エチルアミ
ンのキラルアミドを介して順相HPLC分析により測定した。キラルアミドの製
造及びHPLC条件は次のとおりである。
1. 12mgのピリジン酸キニーネ塩に1mlのTHFを添加する。
2. 66μlのHOBT・H2O/THF溶液(1mg/20μl)を添加す
る。
3. 41μlの(R)−(+)−1−(1−ナフチル)エチルアミン/MeC
N溶液(1mg/10μl; MW=171.25)を添加する。
4. 4.6mgのEDCを添加し、5分間音波処理する。
5. CH2Cl2(OmniSolv)で15ml(または20ml)に稀釈す
る。
6. 水(2×15ml)で洗浄する。
7. 無水MgSO4/SiO2のパッドでCH2Cl2層を濾別する。
8. 溶液をHPLCカラムに注入する。
カラム: 4.6×250mm Zorbax Silica
溶離剤: 980:17:3のMeCl2/IPA/NH4OH 15M
水溶液
流量: 1.0ml/分
注入: 20μl
検出: 260nm
(S,R)−ジアステレオマー(少ない方; RT 7.3分)
(R,R)−ジアステレオマー(多い方; RT 7.9分)
12の光学純度が96% eeを下回る場合は、上述と同じ操作を用いて物質
を再度結晶化させる。それによって普通、99% ee以上の物質が得られる。ステップE
:[3(R)−(−)−[2−(ピリジン−4
−イル)エチル]−2−ピペリドン−1−イ
ル]アセチル−3−(R)−メチル−β−ア
ラニンベンジルエステル(15)の製造
酸解離
140mlのMTBE及び7.5mlの水を入れた三首フラスコに10gのピ
リジン酸キニーネ塩12を添加した。得られた懸濁液を攪拌し、これに7.5m
lの2N水酸化ナトリウムをゆっくり添加した。水溶液の最終pHを12
未満に制御した。二つの層の分離後、水性層を45mlのMTBEで抽出した。
HPLCアッセイ: 先に述べたのと同様に実施。
ピリジン酸の回収をHPLCによって定量した。
ペプチド結合
上述のようにして得たピリジン酸ナトリウム塩14の水溶液(14mmol)
のpHを、必要な場合は1N HClで調節して9〜11.5とした。このピリ
ジン酸ナトリウム塩溶液を攪拌し、これにベンジル3(R)−アミノブチレート
ヘミスルフェート(3.48g; 14.36mmol)、酢酸イソプロピル(
59ml)、HOBT(0.14g; 1mmol)及びEDC(3.29g;
17.16mmol)を添加した。混合物を、HPLCで判定して総てのピリ
ジン酸が消費されるまで室温で2〜3時間攪
拌した。
反応混合物は曇っていた(2層)が、固体は総て溶解した。
HPLCアッセイ: 先に述べたのと同様に実施。
反応完了後、二つの層を分離した。水性層を、上記とは別に用意した14.7
mlの酢酸イソプロピルで抽出した。一つに合わせた有機層を15mlの重炭酸
ナトリウム5%溶液で洗浄し、次いで2×30mlの水で洗浄した。一つに合わ
せた有機溶液を直接次の反応に用いた。ステップF
:[3(R)−(−)−[2−(ピリジン−4
−イル)エチル]−2−ピペリドン−1−イ
ル]アセチル−3−(R)−メチル−β−ア
ラニン(化合物B)の製造
還元−脱保護
上記ステップEで得られたピリジンアミドベンジルエステル15の酢酸イソプ
ロピル溶液を真空下に濃縮し(ポッ
ト温度≦40℃)、それによって体積81としてから10lのメタノールを添加
し、再び溶液を8lに濃縮した(KF<500mg/ml)。メタノールでの濯
ぎ(温度<50℃; 10cmHg)を4回繰り返し、それによって酢酸イソプ
ロピルを総てメタノールで置き換えた(最高IPAC含量はベンジルエステルに
対して50モル%)。得られた溶液を二等分し、各部分に次のような水素化条件
を課した。
5ガロン容の攪拌型オートクレーブ(Bldg. 810; A. Houc
k)にピリジンアミドベンジルエステル(2231g; 5.1mol)のメタ
ノール溶液(総量を17.6lに調節したもの)、及び27.5mlの酢酸を添
加した。この溶液に211.5gの10% Pd/Cを添加した。混合物を50
℃に加熱し、40psiで20時間水素化した。
メタノール溶液を取り扱う時は、空気に由来する水分への該溶液の曝露を最小
限に留めるよう注意するべきである。
HPLCアッセイ: 溶媒勾配以外直前ステップと同じ条件下に実施。
溶媒勾配: 100%のBで0分、10:90のA/Bで15分、20:
80のA/Bで25分、100%のBで26分。
保持時間: 化合物B 10.5分
ジアステレオマー 11.5分
ピリジンアミド酸 18分
キニーネ還元生成物 24〜25分
HPLCによって、化合物Bのde(ジアステレオマー過剰率)が99.6%
であることを確認した。
混合物を室温に冷却後、厚み約5インチのSolka−Floc(1kgを真
空炉内で乾燥し、かつ4×2lのメタノールで予め洗浄)で濾過し、固体を2×
2.5lのメタノールで洗浄した。濾過は窒素下に行なって空気及び水分を排除
した。溶液は、空気由来の水分に曝露しないよう慎重に取り扱った。[パラジウ
ム−炭触媒を空気に数分間曝露すると発火する恐れが有ることに注意されたい。
]
化合物Bを含有する濾液を取り分けた後、水を添加して触媒を濡らし、回収し
た。濾液を真空下に濃縮し、総体積を15.3lとした。
この溶液を窒素下に還流温度に加熱し、溶液を還流させながら20lのアセト
ニトリルを添加した。溶液に0.6gの化合物Bを種として添加し、更に5lの
アセトニトリルを添加した。その後、混合物を加熱せずに1時間攪拌し、
この間に温度は61℃から52℃に低下した。
5lのアセトニトリルの添加後、白色の針状結晶が沈澱した。
更に25lのアセトニトリル(KF=200mcg/ml)を加熱せずに(3
0分掛けて)ゆっくり添加し、この間に温度は52℃から37℃に低下した。
混合物を室温で一晩攪拌し、その後濾過した(KF=1.51mg/ml)。
固体を6lのアセトニトリルで洗浄した。固体を一晩真空乾燥(50℃; 10
cmHg)して、化合物Bを白色の毛羽状固体として得た。
固体の化合物Bは99.8% deであった。他の不純物ピークはHPLCに
よって観察されなかった。
CFA: 白色塊状固体
X線: prev.に類似のXtal
HPLC面積%: 99.9%
不純物無し>0.1%
滴定(HClO4): 99.9%
滴定(HCl): 99.5%
UV: 200〜350nmに極大無し
KF: 0.2%
GC: 0.02% ヘキサン
<0.01% 酢酸エチル
ROI: 0.03%
重金属: <10ppm
パラジウム: <5ppm
ニッケル: <5ppm
顕微鏡観察: 異方性針状結晶
粒径(平均): 50±36μm; 95% <127μm
粒径(範囲): 15〜260μm
色: 4; 440nmにおいてA%×1000
(c=1.0、H2O)
Nephlos: 1.3ntu(c=1.0)H2O)
pH: 7.7(c=1.0、H2O)
[α]405: −56.8°(c=1.0、H2O)
純度As−Is: 99.7%(LC−KF)
本発明をその好ましい具体例の幾つかを参照して説明したが、本発明の様々な
変更、変形及び置き換えが本発明の思想及び範囲を逸脱せずに可能であることは
当業者には理解されよう。従って、本発明は以下の請求の範囲によってのみ限定
され、請求の範囲各項は合理的であるかぎりは広く解釈されるものとする。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年12月29日
【補正内容】
10.前記酸をバリン及びフェニルグリシンの中から選択した保護アミノ酸とす
ることを特徴とする請求項9に記載の方法。
11.約0〜5℃の温度で実施することを特徴とする請求項1に記載の方法。
12.アミド生成物を製造する方法であって、EDC、DCC及びジイソプロピ
ルカルボジイミドの中から選択した結合試薬及び添加物の存在下に水と、酢酸イ
ソプロピル、メチルt−ブチルエーテル及びトルエンの中から選択した有機溶媒
との二相混合物中でカルボン酸とアミンとを反応させることを含む方法。
13.アミド生成物を単離するステップをも含むことを特徴とする請求項12に
記載の方法。
14.結合試薬をEDCとすることを特徴とする請求項12に記載の方法。
15.有機溶媒を酢酸イソプロピルとすることを特徴とする請求項12に記載の
方法。
16.添加物を2−ヒドロキシピリジン−N−オキシド、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール、N−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒドロキシ−7−アザベン
ゾトリアゾー
ル及びエンド−N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシミド
の中から選択することを特徴とする請求項12に記載の方法。
17.添加物を2−ヒドロキシピリジン−N−オキシドとすることを特徴とする
請求項16に記載の方法。
18.前記酸及び前記アミンを保護アミノ酸とすることを特徴とする請求項12
に記載の方法。
19.前記酸をバリン及びフェニルグリシンの中から選択した保護アミノ酸とす
ることを特徴とする請求項18に記載の方法。
20.約0〜5℃の温度で実施することを特徴とする請求項12に記載の方法。
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(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C07D 401/06 211 9159−4C C07D 401/06 211
401/14 211 9159−4C 401/14 211
453/04 9283−4C 453/04
C07K 1/02 9356−4H C07K 1/02
1/06 9356−4H 1/06
1/10 9356−4H 1/10
5/06 9356−4H 5/06
5/08 9356−4H 5/08
// C07M 7:00 7419−4H C07B 61/00 300
C07B 61/00 300
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C
Z,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KG,KR
,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MN,
MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,S
K,TJ,TT,UA,US,UZ
(72)発明者 マスレ,デイビツド・エイ
アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・
07065、ローウエイ、イースト・リンカー
ン・アベニユー・126
(72)発明者 ソン,ジーグオ
アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・
07065、ローウエイ、イースト・リンカー
ン・アベニユー・126
(72)発明者 エマーソン,カテイータ
アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・
07065、ローウエイ、イースト・リンカー
ン・アベニユー・126