JPH0955014A - 光学的記憶装置 - Google Patents

光学的記憶装置

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JPH0955014A
JPH0955014A JP7201229A JP20122995A JPH0955014A JP H0955014 A JPH0955014 A JP H0955014A JP 7201229 A JP7201229 A JP 7201229A JP 20122995 A JP20122995 A JP 20122995A JP H0955014 A JPH0955014 A JP H0955014A
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Masateru Sasaki
政照 佐々木
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彰 南
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茂 荒井
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク装置が薄型化され、レンズキャリ
ッジの位置センサや対物レンズの位置センサがなくなっ
て位置決めが困難になる問題点を解決する。 【解決手段】 レンズキャリッジを介して再生される光
ディスク媒体からの信号の再生経路にあるフィルタ手段
のカットオフ周波数をカットオフ周波数変更手段によっ
て、光学的記億媒体が本体内に収容された直後に一時的
に通常使用されない低い周波数に設定し、カットオフ周
波数が変更されたフィルタ手段からの信号を用いてセク
タ間隔検出手段が光学的記憶媒体のセクタ間隔を検出
し、検出されたセクタ間隔と、光学的記憶媒体の半径方
向の位置とその位置における周波数及びセクタ間隔を記
憶した位置情報記憶手段に記憶されたデータとから、ト
ラック位置検出手段が光学的記憶媒体の種類と、現在の
再生トラックの位置を検出するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学的記憶装置に関
し、特に、光学的記憶装置を薄型化した場合に、装置内
に収容しきれなくなったセンサ類の機能を、電気的な手
段によって代用するようにした光学的記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは近年急速に発展するマルチ
メディア化の中で中核となる記憶媒体として脚光を浴び
ており、通常携帯可能にカートリッジの中に収容されて
いる。そして、光ディスクカートリッジが光ディスク装
置内にローディングされ、光学ヘッドで光ディスクに対
する情報のライト又はリード等が行われる。
【0003】現在、光ディスク装置はSCSIインター
フエースを介してコンピュータに外付けされた状態で使
用されている。一方、最近では光ディスク装置を携帯用
パソコンに搭載することが望まれており、小型化・軽量
化の為の技術開発が急テンポで進められている。例え
ば、パーソナルコンピュータ(パソコン)等の外部記憶
装置として従来から使用されているフロッピィディスク
ユニットや、ハードディスクユニットでは、小型化が進
み、パソコン本体に設けられたフロッピィディスクユニ
ットや、ハードディスクユニットの装着口は、約17m
m厚程度になっている。
【0004】光学的記憶装置である光ディスク装置をこ
のフロッピィディスクユニットや、ハードディスクユニ
ット用の約17mm厚の装着口に挿入するためには、部
品の配置の変更や従来からある部品の削減を行なわなけ
ればならない。図24は従来の光ディスク装置を上部か
ら見た斜視図であり、上部カバーとプリント板とを除い
た状態を示し、図25は光ディスク装置を下部から見た
斜視図であり、下部カバーを除いた状態を示している。
図において、201は光ディスクを構成する主要部品を
搭載するベース、202は可動光学部を構成する対物レ
ンズを移動させるレンズアクチュエータ204と光路を
変更するミラー(図示せず)とを搭載し、レール211
に沿って移動するキャリッジ、203はレーザダイオー
ドやハーフミラー及び受光素子等から構成されて可動光
学部に光束を送出すると共に、この可動光学部が送出す
る反射光を受光してデータやサーボ情報を再生する固定
光学部である。
【0005】また、205はキャリッジ202をレール
211に沿って移動させるボイスコイルモータを構成す
る磁気回路、206は外部から挿入される光ディスク媒
体を回転させるスピンドルモータ、207は光ディスク
媒体を排出する機構のイジェクトモータ、208はイジ
ェクトモータ207を作動させるスイッチである。図2
6は光学ヘッドの構成例を説明する図である。
【0006】キャリッジ202は前述の如く対物レンズ
209を移動させるレンズアクチュエータ204と、光
路を変えるミラー210とを搭載して可動光学部を構成
しており、保持部214の内側に取り付けられたコイル
を流れる電流と、磁気回路205が形成する磁界との作
用によりレール211に沿って移動する。固定光学部2
03はレーザダイオード212が発生する光束をミラー
10に投射して光路を変更させ、対物レンズ209に投
射させる。そして、対物レンズ209がキャリッジ20
2とレンズアクチュエータ204の動作により、光ディ
スク媒体213の上位装置から指定されたトラックに位
置付けされ、このトラック上に焦点を結ぶことにより、
データの書き込みを行なわせるか、又は、光ディスク媒
体213から反射する光を前述の経路とは逆の経路で対
物レンズ209とミラー10を介して受光し、データや
サーボ情報を再生する。
【0007】対物レンズ209は前述の如く、レール2
11に沿って走行するキャリッジ202により光ディス
ク媒体213の指定されたトラックの近傍に位置付けさ
れるため、光ディスク媒体213とレール211とはフ
ォーカスサーボで保証し得る範囲内で正確に平行してい
る必要がある。そして、キャリッジ202の裏面には発
光ダイオード(LED)215が設けられており(図2
4参照)、このLED215に対向する部位には位置セ
ンサ(PSD)があって、キャリッジ202の位置を検
出している。キャリッジ202を光ディスク媒体213
の指定されたトラックに位置決めするためには、このP
SDからの信号によって行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、光ディスク
装置を、前述のようにパソコンに設けられたフロッピィ
ディスクユニットや、ハードディスクユニット用の約1
7mm厚の装着口に挿入するために薄型化すると、上下
方向のスペースに制約が生じ、従来のPSDや、対物レ
ンズの位置を検出するセンサを省略せざるを得ない状況
になり、キャリッジの位置決めが困難になるという問題
点が発生する。
【0009】従って、本発明の第1の目的は、薄型化さ
れてPSDが省略された場合でも、キャリッジの位置を
光ディスク媒体から読み出した信号によって検出するこ
とができる光学的記憶装置を提供することにある。ま
た、本発明の第2の目的は、薄型化されてPSDが省略
された場合でも、キャリッジを光ディスク媒体上の光ビ
ームの発光調整領域に位置決めすることができる光学的
記憶装置を提供することにある。
【0010】更に、本発明の第3の目的は、薄型化され
て対物レンズの位置を検出するセンサが省略された場合
でも、キャリッジに搭載された対物レンズのアクチュエ
ータをキャリッジの中央部に位置決めすることができる
光学的記憶装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
る本発明の第1の形態の光学的記憶装置は、光学的記億
媒体を本体内に収容し、収容された光学的記憶媒体を回
転させた状態で、本体内の固定光学ユニットで発生させ
た光ビームを、本体内で光学的記憶媒体の半径方向に移
動するキャリッジを介して光学的記憶媒体に照射し、光
学的記憶媒体に対して情報の再生及び/又は記録を行う
光学的記憶装置において、キャリッジを介して再生され
る信号経路にあるフィルタ手段のカットオフ周波数を、
光学的記億媒体が本体内に収容された直後に一時的に通
常使用されない低い周波数に設定する、カットオフ周波
数変更手段と、フィルタ手段からの信号を用いて、光学
的記憶媒体のセクタ間隔を検出するセクタ間隔検出手段
と、光学的記憶媒体の半径方向の位置と、その位置にお
ける周波数及びセクタ間隔を記憶した位置情報記憶手段
と、検出されたセクタ間隔と位置情報記憶手段に記憶さ
れたデータとから、光学的記憶媒体の種類と、現在の再
生トラックの位置を検出するトラック位置検出手段とを
備えることを特徴とする光学的記憶装置。
【0012】この場合、トラック位置検出手段が、検出
されたセクタ間隔に応じて、位置情報記憶手段に記憶さ
れたデータから現在のトラック位置を推定し、推定した
トラックに応じた再生周波数を仮設定する周波数仮設定
手段と、仮設定した周波数で光学的記憶媒体の推定トラ
ックに記録されたIDを認識できるか否かを判定するI
D認識手段と、IDが認識できなかった場合に、再生周
波数を所定周波数増減する周波数微調整手段と、IDが
認識できた場合に、その時の再生周波数によって現在の
トラック位置を確定するトラック位置確定手段とを含む
ようにしても良い。
【0013】また、トラック位置検出手段が、更に、再
生周波数の増減を所定回数実行してもIDの認識ができ
なかった場合に、光学的記憶媒体の種類が異なると判断
して、異なる種類の光学的記憶媒体に対するトラック位
置検出処理を実行させるトラック位置認識処理再実行手
段を含むようにしても良い。
【0014】前記第2の目的を達成する本発明の第2の
形態の光学的記憶装置は、光学的記億媒体を本体内に収
容し、収容された光学的記憶媒体を回転させた状態で、
本体内の固定光学ユニットで発生させた光ビームを、本
体内で光学的記憶媒体の半径方向に移動するキャリッジ
を介して光学的記憶媒体に照射し、光学的記憶媒体に対
して情報の再生及び/又は記録を行う光学的記憶装置に
おいて、光学的記億媒体を回転させるスピンドルモータ
から遠い側のキャリッジの端部に突設され、このキャリ
ッジの移動方向に平行な方向に延長された遮光手段と、
この遮光手段の移動軌跡の両側に設けられ、キャリッジ
が光学的記憶媒体の外周部近傍に設定された光ビームの
発光調整領域内に位置する間だけ、遮光手段によって遮
光される発光素子と受光素子とからなるフォトセンサ手
段とを備え、このフォトセンサ手段が遮光手段によって
遮光されたことを検出することによって、キャリッジが
光ビームの発光調整領域内への移動を検出することを特
徴としている。
【0015】また、第2の形態の光学的記憶装置は、光
学的記憶装置の電源投入時に、キャリッジを光学的記憶
媒体の光ビームの発光調整領域内に移動し、フォトセン
サ手段が遮光手段によって遮光と非遮光が繰り返される
ようにこの場所でキャリッジを所定回数往復動させるキ
ャリッジ初期移動手段と、フォトセンサ手段が遮光手段
の移動によって遮光された瞬間のキャリッジ初期移動手
段の駆動電流値を検出する遮光電流値検出手段と、フォ
トセンサ手段が遮光手段の移動によって非遮光状態にな
った瞬間のキャリッジ初期移動手段の駆動電流値を検出
する非遮光電流値検出手段と、遮光電流値検出手段が検
出した駆動電流値と、非遮光電流値検出手段が検出した
駆動電流値とにより、キャリッジ初期移動手段が、キャ
リッジを光ビームの発光調整領域内に保持するための保
持電流値を演算する保持電流値演算手段と、保持電流値
の演算後、キャリッジ初期移動手段にこの保持電流値を
印加し、光学的記憶装置の電源投入直後にキャリッジを
光ビームの発光調整領域内に保持して発光調整を行う光
ビームの発光調整手段とを備えて構成しても良い。
【0016】更に、第2の形態の光学的記憶装置は、遮
光電流値検出手段が検出した駆動電流値と、非遮光電流
値検出手段が検出した駆動電流値との差電流値を求める
差電流値演算手段と、差電流値が所定値よりも大きい場
合には、保持電流演算手段を作動させずに、キャリッジ
初期移動手段、遮光電流値検出手段、及び非遮光電流値
検出手段の検出動作を再度実行させる検出再実行手段と
を備えて構成しても良い。
【0017】前記第3の目的を達成する本発明の第3の
形態の光学的記憶装置は、光学的記億媒体を本体内に収
容し、収容された光学的記憶媒体を回転させた状態で、
本体内の固定光学ユニットで発生させた光ビームを、駆
動機構によって本体内で光学的記憶媒体の半径方向に移
動するキャリッジを介して光学的記憶媒体に照射し、光
学的記憶媒体に対して情報の再生及び/又は記録を行う
光学的記憶装置であって、キャリッジ上に光ビームを光
学的記憶媒体に集光させるレンズのアクチュエータが搭
載されており、キャリッジの本体に対する位置、及びレ
ンズアクチュエータのキャリッジに対する位置を検出す
る位置センサが設けられていないものにおいて、キャリ
ッジの光学的記憶媒体に対するシーク動作の開始時に、
キャリッジを滑らかに加速させるような電流をキャリッ
ジの駆動機構に供給する緩加速手段と、キャリッジの光
学的記憶媒体に対するシーク動作においてキャリッジが
シーク目標位置に近づいた時に、キャリッジを滑らかに
減速させるような電流をキャリッジの駆動機構に供給す
る緩減速手段とを設けたことを特徴としている。
【0018】そして、キャリッジのシーク動作時に、緩
加速手段と緩減速手段は、キャリッジの位置、キャリッ
ジのシーク動作における移動距離に基づいて目標加速度
と目標速度とを演算し、この演算結果に基づいてキャリ
ッジの駆動機構にシーク電流を供給するようにすれば良
い。また、第3の目的を達成する本発明の第4の形態の
光学的記憶装置は、光学的記億媒体を本体内に収容し、
収容された光学的記憶媒体を回転させた状態で、本体内
の固定光学ユニットで発生させた光ビームを、駆動機構
によって本体内で光学的記憶媒体の半径方向に移動する
キャリッジを介して光学的記憶媒体に照射し、光学的記
憶媒体に対して情報の再生及び/又は記録を行う光学的
記憶装置であって、キャリッジ上に光ビームを光学的記
憶媒体に集光させるレンズのアクチュエータが搭載され
ており、キャリッジの本体に対する位置、及びレンズア
クチュエータのキャリッジに対する位置を検出する位置
センサが設けられていないものにおいて、キャリッジの
光学的記憶媒体に対するシーク動作時に、光ビームの光
学的記憶媒体からの反射光から得られるトラックエラー
信号のエンベロープを検出するエンベロープ検出手段
と、得られたエンベロープ信号からオフセット成分を抽
出し、得られた信号をレンズアクチュエータをキャリッ
ジの中央部に固定するレンズ信号に相当する疑似レンズ
信号として出力する疑似レンズ信号発生手段とを設け、
キャリッジの光学的記憶媒体に対するシーク動作時に、
この疑似レンズ信号によってレンズアクチュエータをキ
ャリッジの中央部にロックするようにしたことを特徴と
している。
【0019】本発明の第1の形態の光学的記憶装置によ
れば、光学的記億媒体が本体内に収容された直後に、カ
ットオフ周波数変更手段によって、キャリッジを介して
再生される信号経路にあるフィルタ手段のカットオフ周
波数が、一時的に通常使用されない低い周波数に設定さ
れ、セクタ間隔検出手段によってフィルタ手段からの信
号を用いて光学的記憶媒体のセクタ間隔が検出される。
一方、光学的記憶装置には光学的記憶媒体の半径方向の
位置と、その位置における周波数及びセクタ間隔を記憶
した位置情報記憶手段があり、検出されたセクタ間隔と
位置情報記憶手段に記憶されたデータとから、トラック
位置検出手段によって光学的記憶媒体の種類と、現在の
再生トラックの位置が検出される。
【0020】本発明の第2の形態の光学的記憶装置によ
れば、キャリッジの一部にキャリッジの移動方向に平行
な方向に遮光手段が突設され、この遮光手段の移動軌跡
の両側には、キャリッジが光学的記憶媒体の外周部近傍
に設定された光ビームの発光調整領域内に位置する間だ
け遮光手段によって遮光されるフォトセンサ手段があ
り、このフォトセンサ手段が遮光手段によって遮光、非
遮光となる時のキャリッジの駆動電流を検出、この電流
からキャリッジの保持電流を演算によって求めることに
よって、キャリッジが光ビームの発光調整領域内に保持
される。
【0021】本発明の第3の形態の光学的記憶装置によ
れば、キャリッジの光学的記憶媒体に対するシーク動作
の開始時に、キャリッジが滑らかに加速させると共に、
滑らかに減速されて目標トラックに位置決めされるの
で、シーク時にレンズアクチュエータのキャリッジ上に
おける振動が低減され、レンズアクチュエータがキャリ
ッジの中央部にほぼ固定される。
【0022】本発明の第4の形態の光学的記憶装置によ
れば、キャリッジの光学的記憶媒体に対するシーク動作
時に、光ビームの光学的記憶媒体からの反射光から得ら
れるトラックエラー信号のエンベロープからレンズアク
チュエータをキャリッジの中央部に固定するレンズ信号
に相当する疑似レンズ信号が作られ、この疑似レンズ信
号によってレンズアクチュエータがキャリッジの中央部
にロックされる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の光学
的記憶装置の実施例を説明するが、まず、本発明が適用
される薄型化された光学的記憶装置の機械的な構成を以
下に説明する。図1は、本発明の薄型化された3.5イ
ンチ光ディスク装置の表面側外観斜視図であり、図2
は、図1の背面側外観斜視図である。フロントベゼル1
0には、扉10bが光ディスクカートリッジの挿入又は
排出に伴って回動自在に取り付けられており、扉が閉ま
る方向に図示しないばねにより付勢されている。
【0024】また、フロントベゼル10には、光ディス
クカートリッジの排出を指示しオートイジェクトする為
のイジェクトボタン10aと、電源遮断時や点検時、故
障時にピン等を挿入し、光ディスクカートリッジの装置
内での係合を解除して媒体排出を行なう為のマニュアル
イジェクト孔10dが設けられている。さらに、装置の
動作状態を発光により示すLED10cが設けられてい
る。
【0025】フロントベゼルの10が嵌め込まれるドラ
イブベース20は、各種ICやFPCが接続されるプリ
ント基板11と、外形を整える為の枠12と、カバー1
3に覆われている。そして、プリント基板11はねじに
よりドライブベース20に連結される。また、カバー1
3は、ねじ14a、14c、14f、14hが、おのお
の防振ゴム14b、14d、14e、14g、及びドラ
イブベース20と枠12に設けられた孔を通して締結さ
れる。イジェクトボタン10aと電気的に連結されるス
イッチは、プリント基板11上に設けられている。
【0026】ドライブベース20にカバー13とプリン
ト基板11が嵌合された状態の装置全体の高さHは約1
7mmである。また、扉10bが設けられたフロントベ
ゼル10の高さhは、全体の高さHに対して、H≦hの
関係となっている。図3は、図1及び図2で示した光デ
ィスク装置の分解図であり、図4は、図3の裏側を示す
図である。
【0027】図3において、光ディスク装置は、大まか
にプリント基板11、開口71aを有するカートリッジ
ホルダ71、ドライブベース20、対物レンズLを備え
たレンズキャリッジ30、スライド板24、ターンテー
ブル22、カバー13の7つの主要部品が順に配置され
て構成される。プリント基板11には、パワーコネクタ
とインターフェースコネクタが取り付けられ、光ディス
クに対する情報の再生又は記録、消去等の制御を行う為
のDSP、MPU等の回路部品が片面実装される。プリ
ント基板11の下側には、カートリッジホルダ71が設
けられている。部品が実装されたプリント基板11は複
数の孔11aとカートリッジホルダ71の複数の取付部
71bを介してドライブベース20にねじにより連結さ
れる。20iは空間である。
【0028】ドライブベース20は所定の部品を搭載す
る為の開口20a〜20fが形成されている。また、ド
ライブベース20には、光ビームを光ディスクの面に導
いたり、光ディスクからの反射光を光検出器に導く為の
光学部品が配置される固定光学ユニット40(図3では
省略)がアルミダイキャスト成形により一体的に形成さ
れている。そして、固定光学ユニット40の上に防塵対
策の為のカバー40aが載せられる。
【0029】レンズを保持するとともに光ディスクの半
径方向に移動させる為のレンズキャリッジ30は、その
端部のコイル部32a,32bにコイルが埋め込まれた
状態で熱溶融性樹脂等により一体的に成形されている。
そして、上ヨークの裏側にマグネットを取り付け、コイ
ル部32a,32bが移動可能にコイル部32a、32
bの中央開口に下ヨークを貫通させた後、上ヨーク及び
下ヨークの端部がねじ止めされ、磁気回路33a、33
bが形成される。
【0030】ターンテーブルユニット222は板金21
上に取り付けられ、板金21の左右両側にスライドピン
23a及び23bを有している。そして、径21mmの
ターンテーブル22はドライブベース20の開口20a
からカートリッジホルダ71側へ向かって突出する。従
って、カートリッジホルダ71に光ディスクカートリッ
ジが挿入されると、光ディスクのハブがターンテーブル
22の表面に設けられた磁性体により吸引されて保持で
きるように構成されている。ターンテーブル22は所定
の回転数でターンテーブルを回転させるスピンドルモー
タに接続されている。
【0031】さらに、ドライブベース20のイジェクト
モータ収容部55に、光ディスクカートリッジを排出す
る為のイジェクトモータ50が収納され、イジェクトモ
ータのねじ孔50aとドライブベース20のねじ孔55
aとを介して図示しないねじで連結される。光ディスク
カートリッジを排出する際に前述したイジェクトモータ
50により装置の前後方向にスライドするスライド板2
4は、前述したターンテーブル22の板金21の下側に
配置されており、板金21のスライドピン23a及び2
3bがスライド板24のガイド85をスライドして板金
21を上昇させ、ターンテーブル22が開口20aを通
して上昇し、光ディスクのハブとの係合を解除して光デ
ィスクカートリッジをアンロードする。
【0032】以上、前述した部品をドライブベース20
に搭載した後、枠12がドライブベース20の外周部を
覆うように嵌め込まれ、ステンレス鋼等の強磁性材料を
プレスして成形されたカバーがカートリッジホルダ71
側と反対側のドライブベース20にねじ止めされる。図
5は図1,図2で説明したフロントベゼル10の扉10
bから光ディスク装置の本体内に挿入される光ディスク
媒体1の構成を示すものである。光ディスク媒体1は内
周部から外周部に向かって同心円状に複数個のゾーンに
分けられており、この実施例では最内周部がゾーン0、
最外周部がゾーン9になっている。各ゾーンには複数本
のトラックがある。また、各トラックには、前述のレー
ザダイオードが発生した光束を単に反射するだけのID
部2(エンボス部、プリフォーマット部等とも呼ばれ
る)と、光束によってデータを記録したり再生したりす
るMO記録部3(データ部等とも呼ばれる)がある。I
D部2は図5において短い黒い線の部分であり、拡大す
るとピットと呼ばれる多数のエンボスの集合体であり、
セクタマーク、トラック信号、セクション信号、CRC
信号などが書き込まれている。このID部2の信号を再
生することにより、現在再生注のゾーン番号やトラック
番号等を検出することができる。また、MO記録部3は
このID部2とID部2の間にあるデータを記録するた
めの領域である。
【0033】以上のように構成された光ディスク媒体1
の各セクションの長さはほぼ同じであるので、光ディス
ク媒体1の回転速度が一定であった場合は、最外周部の
ゾーン内のID部の周期が最も早いことになる。図6は
以上のように構成された光ディスク装置4の基本的な構
成を示すブロック構成図である。光ディスク装置4はホ
ストコンピュータに対してMPU(マイクロ・プロセッ
サ・ユニット)42がインタフェース43を介してコマ
ンド、データの送受信を行う。MPU42には光ディス
ク媒体1のデータが記憶された読み出し専用のメモリ
(ROM)38が接続されている。光ディスク媒体1を
回転させるスピンドルモータ(SPM)45がSPM制
御部36により回転制御される。また、データ再生を行
う光ピックアップ37は粗動モータ制御部48で制御さ
れるモータ49により光ディスク媒体1の半径方向に移
動出来るようになっており、光ディスク媒体1のデータ
面にレーザ光を照射し、その反射光を受光する。
【0034】光ピックアップ37はレーザ光を照射する
ためのLD(レーザダイオード)を備えると共に、光デ
ィスク媒体1のトラックに追従(トラッキング)するた
めのモータを備えており、LDのフォーカッシングやト
ラッキングがピックアップ制御部44により制御され
る。そして、光ピックアップ37により再生されるデー
タは信号処理部41で処理される。
【0035】ピックアップ制御部44、SPM制御部3
6、粗動モータ制御部48はディスクコントローラ9に
よりコントロールされると共に、ディスクコントローラ
9と信号処理部41との間で信号の送受信が行われる。
このディスクコントローら39はMPU42との間でク
ロックに同期してコマンドやデータの送受信を行うもの
である。
【0036】このように光ディスク装置4は、光ディス
ク媒体1をSPM45により一定速度で回転させ、光ピ
ックアップ37を光ディスク媒体1の半径方向に移動さ
せてフォーカシング、トラッキングを行い、データ再生
を行うものである。そして、実際には前述のように、光
ピックアップ制御部37は、レーザダイオードによって
光束を発生する固定光学部と、この光束をミラーに投射
して光路を変更させ、対物レンズを介して光ディスク媒
体1に投射するキャリッジとから構成されている。キャ
リッジの対物レンズはレンズアクチュエータの動作によ
り、光ディスク媒体1上の上位装置から指定されたトラ
ックに位置付けされ、このトラック上に焦点を結ぶこと
により、データの書き込みを行なわせるか、又は、光デ
ィスク媒体1から反射する光を前述の経路とは逆の経路
で対物レンズとミラーを介して受光し、信号処理部41
においてデータやサーボ情報を再生する。また、モータ
49はキャリッジをレールに沿って移動させるボイスコ
イルモータから構成されている。
【0037】ところで、本発明が適用される光ディスク
装置4は、約17mm厚程度に薄型化されているため
に、PSDや、対物レンズの位置を検出するセンサが省
略されており、このままではキャリッジの位置決めがで
きない。一方、光ディスク装置4は電源が投入された時
に、光ディスク媒体1のどのトラック上に光ピックアッ
プ制御部37(キャリッジ)があるかが分からないと、
以後の光ディスク媒体1への書き込みや読み出し動作が
行なえない。
【0038】そこで、第1の形態の光学的記憶装置で
は、薄型化されてPSDや対物レンズの位置を検出する
センサが省略された場合でも、キャリッジの位置を光デ
ィスク媒体1から読み出した信号によって検出すること
ができるようにしており、以下にその構成を説明する。
図7は図6の信号処理部41内に設けられるリードLS
I160の構成を示すものである。リードLSI160
は、2つのAGC回路161,162、マルチプレクサ
(MUX)163、フィルタ部164、セクタマーク検
出回路165、ロジックIC166、シンセサイザ16
7、及びPLL回路168を備えている。
【0039】AGC回路161はセクタマーク信号を含
むID信号の利得を制御してマルチプレクサ163に入
力し、AGC回路162はMO信号の利得を制御してM
UX163に入力する。MUX163はMPUからのI
D/MO部の切換信号によって内部のID信号処理部と
MO信号処理部の信号を処理してフィルタ部164に送
る。フィルタ部164はイコライザフィルタ641と2
つの微分回路642,643がある。フィルタ部164
に入力された信号はイコライザフィルタ641を通った
後に微分回路642によって1次微分され、1次微分信
号は3つに分岐されて微分回路643とセクタマーク検
出回路165、及びPLL回路168に入力される。微
分回路643に入力された1次微分信号は更に微分され
て2次微分信号となってセクタマーク検出回路165に
入力される。セクタマーク検出回路165は入力される
1次微分信号と2次微分信号とからセクタマークパルス
を検出し、これをロジックIC166に送出する。ロジ
ックIC166の出力はシンセサイザ167に入力され
る。シンセサイザ167にはMPUからの信号も入力さ
れる。そして、シンセサイザ167で合成された信号は
PLL回路168のVCO(電圧制御発振器)681に
入力される。PLL回路は1次微分信号とこのシンセサ
イザ167からの信号を用いて、リードデータとリード
クロックを発生させる。
【0040】以上のように構成されたリードLSI16
0のフィルタ部164には、外部にMPUからカットオ
フ周波数切換信号が入力される。フィルタ部164はロ
ーパスフィルタであり、図8に示すように通常用のカッ
トオフ周波数FC1と、ゾーン認識をする場合のカット
オフ周波数FC2とが設定されている。例えば、カット
オフ周波数FC1は15.4MHzである。一方、カッ
トオフ周波数FC2はMO信号の再生には通常使用され
ないような低い周波数であり、例えば、FC2=2MH
zである。
【0041】図9(a) は図7のフィルタ部164のカッ
トオフ周波数がFC1と高い時のID信号、1次微分信
号、及びセクタマーク信号(セクタマークパルス)を示
すものであり、図9(b) は図7のフィルタ部164のカ
ットオフ周波数がFC2と低い時のID信号、1次微分
信号、及びセクタマーク信号(セクタマークパルス)を
示すものである。ID信号において振幅が大きい部分が
図5のID部2からのセクタマーク信号であり、振幅が
小さい部分が図5のMO記録部3からの信号である。両
図の比較から分かるように、カットオフ周波数が高い場
合(FC1)には、セクタマーク信号の中にはセクタマ
ークパルス以外にもノイズ信号がMO記録部3からの信
号の区間に多く見られる。一方、カットオフ周波数が低
い場合(FC2)には、セクタマーク信号の中にはセク
タマークパルス以外の信号は殆ど見られない。従って、
カットオフ周波数を低くすれば、セクタマーク信号の周
期を測定することにより、光ディスク媒体1上の位置が
推定できる。
【0042】本発明の第1の形態の光学的記憶装置で
は、このように電源投入直後にフィルタ部164のカッ
トオフ周波数を低くすることにより、セクタマーク信号
の中にセクタマークパルスを検出しやすくし、検出した
セクタマークパルスの周期を検出することによって、現
在のキャリッジが再生している光ディスク媒体1の容
量、トラックの番号を検出している。
【0043】ここで、図10のフローチャートを用いて
この検出方法について説明する。図10のルーチンは光
ディスク装置4の本体内に光ディスク媒体1が挿入され
た時に軌道される。光ディスク媒体1が挿入されると、
まず、ステップ1001で光ディスク媒体1を駆動す
る。次いで、ステップ1002において光ディスク媒体
1上のトラック上にレーザビームが照射されるようにト
ラッキング調整を実行する。そして、ステップ1003
においてフィルタ部164のカットオフ周波数をFC1
からFC2に変更してカットオフ周波数を下げる制御を
行なう。
【0044】このようにしてカットオフ周波数を下げた
後は、ステップ1004において入力されるID信号の
セクタ間隔を測定する。セクタ間隔を測定するとステッ
プ1005においてセクタ間隔テーブルを参照する。こ
のセクタ間隔テーブルは光ディスク媒体1の容量、例え
ば、128MBと230MB毎に設けられており、セク
タ間隔がどちらのテーブルの値と一致するかを参照す
る。以下に示す表1は、容量が128MBの光ディスク
媒体1のテーブルを示すものであり、ゾーン、1セクタ
の標準時間、1セクタの最小時間、及び、1セクタの最
大時間が記憶されている。
【0045】
【表1】
【0046】ステップ1006ではこのテーブルから光
ディスク媒体1が128MBか否かを判定する。例え
ば、挿入された光ディスク媒体1が128MBの場合は
ステップ1007に進み、230MBの場合はステップ
1017に進む。ステップ1017に光ディスク媒体1
が230MBの処理は以下に説明する光ディスク媒体1
が128MBの処理と同じであるので、以後代表して光
ディスク媒体1が128MBの場合についてのみ説明す
る。
【0047】ステップ1007ではカットオフ周波数を
元の周波数に戻す、即ち、FC2からFC1に戻す。つ
いで、この状態でステップ1008において検出したセ
クタ間隔から推定したゾーンに応じた再生周波数Fをセ
ットする。ステップ1009ではこの周波数Fによって
再生される再生信号を読み込む。続くステップ1010
ではこの周波数FによってIDが認識できたか否かを判
定する。IDが認識できない場合はステップ1011に
進み、これまでの周波数Fの増減回数を計算し、続くス
テップ1012において周波数Fの増減回数が所定回数
か否かを判定する。周波数Fの増減回数が所定回数に達
していない時にはステップ1013に進み、周波数Fを
増減してステップ1009に戻る。この周波数Fの増減
回数は、前述のテーブルにおける1つのゾーンにある最
大、最小の周波数の範囲と、増減する周波数の大きさに
応じて設定する。
【0048】周波数Fを所定回数増減してもステップ1
010においてIDの認識ができなかった場合は、ステ
ップ1006で判定した光ディスク媒体1の容量に誤り
があったとしてステップ1012からステップ1017
に進み、230MBの処理を行なう。一方、周波数Fを
増減することによってステップ1010でIDの認識が
できた場合はステップ1014に進み、認識したID情
報から現在のトラック位置を認識する。この実施例では
このステップ1014の認識によって現在のトラック位
置を確定することはせず仮決定とする。そして、続くス
テップ1015において、仮決定したトラックに基づい
てキャリッジを光ディスク媒体1のコントロールゾーン
に移動し、コントロールゾーンに書かれている信号を認
識する。そして、続くステップ1016において再生中
のトラックを確定する。
【0049】図11は以上の制御のタイムチャートを示
すものであり、(a) がID信号、(f) がセクタバルス信
号、(g) が図7のロジックIC166中の動作を示すも
のである。(a) の四角で示す部分は図9(b) に示したI
D信号のID部のエンベロープ信号であり、(f) が図9
(b) のセクタマーク信号中のセクタパルスを表してい
る。ロジックIC166はセクタマーク信号中の最初の
パルスでゲートをハイレベル状態にし、予め設定された
カウンタ値の間、ロジックIC166はこのハイレベル
状態を保持する。そして、ロジックIC166はゲート
がハイレベルの間、セクタマーク信号の立ち上がりを無
視する。続いて、ロジックIC166はセクタマーク信
号の不定区間が終了した後の最初のパルスでゲートをハ
イレベル状態にし、また、予め設定されたカウンタ値の
間だけこのハイレベル状態を保持する。
【0050】ロジックICの制御プログラムは、このゲ
ートの立ち上がりの間隔を測定することにより、セクタ
マークパルスの間隔を測定し、現在再生中の光ディスク
媒体1のゾーン番号を決定することができる。次に、本
発明の第2の形態の光学的記憶装置について説明する。
図12は図1から図4において説明した光学的記憶装置
のプリント基板11、枠12、及びカバー13を取り去
った状態の表面側要部概略図であり、図13は図12の
背面側要部概略図である。
【0051】レンズキャリジ30には、対物レンズL及
びレンズを駆動する磁気回路を有するレンズアクチュー
エータ60が搭載されている。そして、レンズアクチュ
ーエータ60をフォーカス方向又はトラック方向に駆動
する為の信号等を導くフレキシブルプリント配線シート
39aがレンズキャリッジ30のコイル部32aに沿っ
て接着剤で接着されている。さらに、レンズアクチュー
エータ60の対物レンズLの周囲にはステンレス鋼等の
強磁性材料からなるキャリッジカバー115が取り付け
られている。レンズキャリッジ30の両側には、レンズ
キャリッジ30を光ディスク半径方向に移動させるボイ
スコイルモータ(VCM)が設けられ、VCMは、レン
ズキャリッジ30のコイル部32a及び32bと、ヨー
クと磁石からなる磁気回路33a及び33bとで構成さ
れる。
【0052】また、レンズキャリッジ30の両側に設け
られたベアリング31a〜31cに係合し、レンズキャ
リッジ30の移動を円滑化するガイドレール113a及
び113bがそれぞれ板ばね112a、112b、11
4により予圧を与えられながら固定されている。つま
り、板ばね112a及び112bはガイドレール113
bをガイドレール113bの両端部周辺のドライブベー
ス20の係合壁に押しつけるようにして固定する固定側
として作用し、板ばね114はガイドレール113aを
ガイドレール113b側へ押しつけるように予圧を加え
ている。
【0053】尚、図12,13では、レンズキャリッジ
30がキャリッジロック26がレンズキャリッジ30側
に突出することによりホームポジション位置から光ディ
スクの半径方向への移動を妨げるようにロック状態とな
っている。ドライブベース20の開口20aから突出し
たターンテーブルユニット222の中心に突起22aが
あり、光ディスクのハブの中心孔に係合するようになっ
ている。そして、板金21上にフレキシブルプリント配
線シート(FPC)89が接着されている。このFPC
89上には、光ディスクカートリッジに設定されたライ
トイネーブルを検出するセンサ86、光ディスクカート
リッジに設定されたライトプロテクトを検出するセンサ
87、光ディスクカートリッジの挿入を検出する為のカ
ートリッジインセンサ88が取り付けられている。
【0054】尚、3.5インチ光磁気ディスクカートリ
ッジは128MBでISO/IEC10090、230
MBでISO/IEC13963にて規格化され既に市
販されている為、特に光ディスクカートリッジの図示は
省略する。さらに、FPC89の端部はレンズキャリッ
ジ30やレンズアクチューエータ60の移動を制御する
為の信号を伝達するFPC39上に設けられたコネクタ
に接続されており、FPC39はドライブベース20の
側面を回り込んで折り曲げられてプリント基板上に設け
られたコネクタに接続されている。
【0055】また、板金21の下側、つまり、ドライブ
ベース20と板金21の間にスライド板24が配設され
ている。スライド板24が装置の前後方向Yに移動する
と、スライド板24に設けられた複数の溝24a〜24
c内をドライブベース20に設けられた係合ピン29a
〜29cが移動する。さらに、イジェクト指示によりス
ライド板24が後方に移動し、光ディスクカートリッジ
との係合を解除した後、一端がスライド板24に他端が
係合ピン29a及び29bにそれぞれ連結されたコイル
ばね28a及び28bの弾性力によりスライド板24が
早急にもとの位置に戻るように装置前方に移動する。
【0056】尚、前述したイジェクト指示には、フロン
トベゼル10に設けたイジェクトボタン10aを押すこ
とによる場合と、マニュアルイジェクト孔10dにピン
等を強く押し込む場合がある。前者の場合は、イジェク
トボタン10aを押すことにより、イジェクトモータ5
0が駆動され、スライド板24の端部24dを引くこと
によりスライド板24が装置の後方に移動し、後者の場
合は、マニュアルイジェクト孔10dにピン等を強く押
し込むとスライド板24の立壁部10fにピンが当た
り、スライド板24が装置後方に押され移動するもので
ある。
【0057】ドライブベース20の後方の固定光学ユニ
ット40には、Mレンズ46及びSレンズ47をその周
囲のドライブベース20の壁部に押しつけて固定する板
ばね111がねじ止めされている。そして、移動光学ユ
ニットであるレンズキャリッジ30から導かれた戻り光
から、光ディスクの再生データ用信号を検出する光検出
器52とフォーカスサーボ用信号及びトラックサーボ用
信号を検出する光検出器53がドライブベース20の収
容部に嵌め込まれている。23a及び23bは板金21
のスライドピン、91はFPC、91c,91dはねじ
孔、92はプラグインコネクタである。
【0058】図14(a) はレンズキャリッジ30を上部
側から見た拡大平面図であり、(b)は横拡大図、(c) は
断面拡大図である。図において、31a〜31cはベア
リング、32a,32bはコイル部、39aはFPC、
61はアクチュエータベース、61a,61bはねじ取
付部、61c,61d,63はヨーク、65はフォーカ
スコイル、66a,66bはトラックコイル、67a,
68aはワイヤ部、67b,67c,67d,69dは
端子板、121a〜121cは基準溝、122aはコイ
ルばね、122bはねじ、129は固定光学ユニット4
0に対して光ビームの入射出射を行う集光レンズ、15
2はドライバ、621はレンズ保持部、622はワイヤ
保持部、Aは予圧、Lは対物レンズを示している。
【0059】以上のように構成されたレンズキャリッジ
30において、この実施例では、光ディスク媒体を回転
させるスピンドルモータから遠い側のキャリッジ30の
端部に、このキャリッジ30の移動方向に平行な方向に
延長された遮光突起35が設けられている。この遮光突
起35は図12,図13にも示されている。更に、この
実施例では、キャリッジ30が移動した時の遮光突起3
5の移動軌跡の両側に、図12に示されるように、発光
素子5と受光素子6とからなるフォトセンサ7が設けら
れている。このフォトセンサ7は、キャリッジ30が光
ディスク媒体1の外周部近傍に設定されたレーザビーム
の発光調整領域内に位置する間だけ、遮光突起35によ
って遮光される位置に設けられている。従って、第2の
形態の光学的記憶装置では、このフォトセンサ7が遮光
突起35によって遮光されたことを検出することによっ
て、キャリッジ30が光ディスク媒体1のレーザビーム
の発光調整領域内への移動を検出することができる。こ
のレーザビームの発光調整領域は、光ディスク媒体1に
照射するレーザビームの発光強度を調整するものであ
り、通常光ディスク媒体1のデータゾーンに影響が出な
い光ディスク媒体1の外周部に設けれられているもので
ある。
【0060】即ち、光学的記憶装置では固定光学ユニッ
ト40からのレーザビームの光量は決まっており、光量
があるレベルにならないと光学的記憶装置が動作しな
い。そこで、光学的記憶装置においては電源投入時にレ
ーザビームの光量を検出する必要がある。このレーザビ
ームの光量を検出するために、レーザビームを光ディス
ク媒体1のデータゾーンで行うとデータが消去される恐
れがあるために、このレーザビームの光量の検出はキャ
リッジ30を光ディスク媒体1の最外周部に設定された
発光調整領域において行うのである。このため、キャリ
ッジ30は光ディスク媒体1の電源投入直後には光ディ
スク媒体1の最外周部に設定された発光調整領域にオフ
セットしておく必要がある。
【0061】図15はレーザダイオードの発光調整領域
を説明する図であり、図15(a) は光ディスク媒体の発
光調整領域とフォトセンサ位置の関係図を示し、図15
(b)フォトセンサの出力信号を示している。図15(a)
において、1は光ディスク媒体であり、図の左側がアウ
タ(外周)側、右側がインナ(内周)側を示している。
光ディスク媒体1の最もアウタ側の所定領域は、前述の
固定光学ユニットで発生され、キャリッジ30を介して
光ディスク媒体1に照射されるレーザダイオード(L
D)の発光強度を調整するための発光調整領域1Aとな
っており、この発光調整領域1Aの内側に複数のトラッ
クを備えたデータゾーン1Bがある。キャリッジ30は
その両側に設けられた図示しないレールにガイドされて
VCM15に駆動されて光ディスク媒体1の半径方向に
移動する。キャリッジ30の移動範囲の最もアウタ側に
はアウタストッパ15Aがあり、最もインナ側にはイン
ナストッパ15Bがある。
【0062】前述のように、キャリッジ30に設けられ
た遮光突起35により、光学的記憶装置の本体側に設け
られたフォトセンサ7は、キャリッジ30が光ディスク
媒体1のLDの発光調整領域1Aにある時に遮光される
ようになっている。フォトセンサ7の出力はMPU42
に入力されるようになっており、このフォトセンサ7か
らの出力に基づいて、MPU42はVCMドライバ8を
介してVCM15に電流を流し、キャリッジ30を光デ
ィスク媒体1の半径方向に移動させる。
【0063】図15(b) はこのフォトセンサ7の出力信
号波形を示すものである。フォトセンサ7の出力信号波
形は、キャリッジ30がLDの発光調整領域1Aにある
時に受光素子が前述の遮光突起35によって遮光された
時に、ハイレベルの信号となるようになっている。次
に、以上のように構成されたキャリッジ30の位置セン
サのない光学的記憶装置において、光学的記憶装置の電
源の投入後に固定光学ユニットで発生するレーザ光の発
光強度を調整するために、キャリッジ30をLDの発光
調整領域1Aに位置決め制御する手順について、図16
のフローチャートを用いて説明する。
【0064】ステップ1601では位置センサがONか
否かが判定される。この制御手順における位置センサは
前述のフォトセンサ7のことであり、位置センサ7がO
Nの状態とは、フォトセンサ7がキャリッジ30に設け
られた遮光突起35によって遮光された状態のことを示
す。このように、最初に位置センサ7がONか否かを判
定するのは、キャリッジ30が光ディスク媒体1の上の
何処にいるのかを判定するためであり、位置センサ7が
ONであれば、キャリッジ30が既にLDの発光調整領
域1Aの何処かに位置しており、位置センサ7がOFF
であれば、キャリッジ30がLDの発光調整領域1A以
外の光ディスク媒体1の上にいることを示している。よ
って、以後、光学的記憶装置の電源投入時にキャリッジ
30がLDの発光調整領域に居る場合と居ない場合の2
つの場合に分けてキャリッジ30をLDの発光調整領域
1Aに位置決め制御する手順について説明する。 (1) キャリッジ30がLDの発光調整領域に位置する場
合 この場合はステップ1601で位置センサ7がONであ
るのでステップ1602に進み、キャリッジ30を光デ
ィスク媒体1のインナ側に移動するために、VCMドラ
イバ8からVCM15に電流Iを印加する。この電流I
の印加によりキャリッジ30は光ディスク媒体1のイン
ナ方向に移動する。続くステップ1603では位置セン
サ7がOFFになったか否か、即ち、キャリッジ30が
LDの発光調整領域1Aの外に移動したか否かを判定す
る。そして、位置センサ7がOFFの場合はステップ1
605に進むが、位置センサ7がOFFしていない時は
ステップ1604に進み、電流Iの値を増大させてステ
ップ1603で再度位置センサ7がOFFになったか否
かを判定する。
【0065】ステップ1603で位置センサ7がOFF
になった時に進むステップ1605では、逆にキャリッ
ジ30を光ディスク媒体1のアウタ側に移動するため
に、VCMドライバ8からVCM15に電流iを印加す
る。この電流iは電流Iと極性が逆であり、この電流i
の印加によりキャリッジ30は光ディスク媒体1のアウ
タ方向に移動する。続くステップ1606では位置セン
サ7がONになったか否か、即ち、キャリッジ30が再
度LDの発光調整領域1Aの中に入ったか否かを判定す
る。そして、位置センサ7がOFFの場合はステップ1
607に進み、電流iの値を増大させてステップ160
6で再度位置センサ7がONになったか否かを判定す
る。
【0066】ステップ1606において位置センサ7が
ONになったら、ステップ1608に進み、この時の電
流iの値を遮断電流Aout として保存しておき、続くス
テップ1609において再度キャリッジを光ディスク媒
体1のインナ側に移動させるために、VCMドライバ8
からVCM15に電流Iを印加する。この電流Iの印加
によりキャリッジ30は再度光ディスク媒体1のインナ
方向に移動する。続くステップ1610では位置センサ
7が再度OFFになったか否かを判定し、OFFしてい
ない時はステップ1611に進んで電流Iの値を増大さ
せてステップ1610で位置センサ7がOFFになった
か否かを判定する。
【0067】ステップ1610において位置センサ7が
OFFになったら、ステップ1612に進み、この時の
電流Iの値を非遮断電流Ainとして保存しておく。以上
のように、光ディスク媒体1の電源投入時にキャリッジ
30がLDの発光調整領域1Aの中にある時には、一旦
キャリッジ30をこの領域から出し、再びこの領域にキ
ャリッジ30が入る時の電流値iを遮断電流Aout とし
て記憶し、この領域にキャリッジ30が入った直後にこ
の領域から出る時の電流値Iを非遮断電流Ainとして記
憶する。 (2) キャリッジ30がLDの発光調整領域の外側に位置
する場合 この場合はステップ1601で位置センサ7がOFFで
あるのでステップ1613に進み、キャリッジ30を光
ディスク媒体1のアウタ側に移動するために、VCMド
ライバ8からVCM15に電流iを印加する。この電流
iの印加によりキャリッジ30は光ディスク媒体1のア
ウタ方向に移動する。続くステップ1614では位置セ
ンサ7がONになったか否か、即ち、キャリッジ30が
LDの発光調整領域1A内に移動したか否かを判定す
る。そして、位置センサ7がONしていない時はステッ
プ1615に進み、電流iの値を増大させてステップ1
614で再度位置センサ7がONになったか否かを判定
する。
【0068】ステップ1614で位置センサ7がONな
るとステップ1616に進み、逆にキャリッジ30を光
ディスク媒体1のインナ側に移動するために、VCMド
ライバ8からVCM15に電流Iを印加する。この電流
Iは電流iと極性が逆であり、この電流Iの印加により
キャリッジ30は光ディスク媒体1のインナ方向に移動
する。続くステップ1617では位置センサ7がOFF
になったか否か、即ち、キャリッジ30が再度LDの発
光調整領域1Aから出たか否かを判定する。そして、位
置センサ7がONの場合はステップ1618に進み、電
流Iの値を増大させてステップ1617で再度位置セン
サ7がOFFになったか否かを判定する。
【0069】ステップ1617において位置センサ7が
OFFになったら、ステップ1619に進み、この時の
電流Iの値を遮断電流Ainとして保存しておき、続くス
テップ1620において再度キャリッジを光ディスク媒
体1のアウタ側に移動させるために、VCMドライバ8
からVCM15に電流iを印加する。この電流iの印加
によりキャリッジ30は再度光ディスク媒体1のアウタ
方向に移動する。続くステップ1621では位置センサ
7が再度ONになったか否かを判定し、ONしていない
時はステップ1622に進んで電流iの値を増大させて
ステップ1621で位置センサ7がONになったか否か
を判定する。
【0070】ステップ1621において位置センサ7が
ONになったら、ステップ1623に進み、この時の電
流iの値を非遮断電流Aout として保存しておく。以上
のように、光ディスク媒体1の電源投入時にキャリッジ
30がLDの発光調整領域1Aの外にある時には、一旦
キャリッジ30をLDの発光調整領域1Aに入れ、再び
この領域にキャリッジ30から出る時の電流値Iを遮断
電流Ainとして記憶し、この領域からキャリッジ30が
出た直後にこの領域に入る時の電流値iを非遮断電流A
out として記憶する。
【0071】このようにして、キャリッジ30がLDの
発光調整領域の内側にある場合と、外側にある場合の両
方の場合について遮断電流Ainと非遮断電流Aout が求
められた後はステップ1624に進み、遮断電流Ainと
非遮断電流Aout の平均値が保持電流値Ahld として演
算する。そして、続くステップ1625において保持電
流値Ahld をVCMドライバ8にセットする。この保持
電流値Ahld により、キャリッジ30をLDの発光調整
領域にオフセットさせた状態で止めておくことができ
る。
【0072】このように、キャリッジ30の往復の電流
値を求めて平均化するのは、電流値をステップで粗く変
化することができ、動作時間を短縮することができるた
めである。また、キャリッジ30を移動させる方向によ
って変化させる電流値が異なるためである。ところで、
図16で説明した処理は光学的記憶装置が水平に置かれ
ていた場合の処理である。一方、光学的記憶装置が傾斜
していた場合、例えば、光学的記憶装置がアウタ側に傾
いていた場合で、かつ、キャリッジ30がインナ側にあ
った場合は、前述の処理では問題が生じる。即ち、前述
の処理では光学的記憶装置が傾いていた場合でも、装置
が水平に置かれていた場合にキャリッジ30をアウタ方
向に移動させる電流値が設定されるため、この電流値に
光学的記憶装置の傾斜が加わってキャリッジ30がアウ
タ方向に加速され、アウタストッパ15Aに衝突する場
合がある。
【0073】このような場合、キャリッジ30はアウタ
ストッパ15Aに衝突した衝撃によってインナ方向に跳
ね返る。すると、位置センサ7が短時間でON、OFF
されてしまって正確に保持電流値Ahld が設定できない
場合がある。この場合は正確な保持電流値Ahld が得ら
れないのでキャリッジ30を保持することができず、キ
ャリッジ30はアウタストッパ15Aに当たったまま停
止している。
【0074】これに対処するため測定した遮断電流Ain
と非遮断電流Aout の差Adif を演算し、この差Adif
がある値以下になった場合は再度遮断電流Ainと非遮断
電流Aout を測定する処理を追加する。この制御例を図
17のフローチャートに示す。なお、ステップ1601
からステップ1623までの処理は図16で説明した手
順と全く同じであるので、その説明を省略する。
【0075】図16における処理のステップ1612、
またはステップ1623が終了すると、図17の処理で
はステップ1702に進む。ステップ1702では測定
した遮断電流Ainと非遮断電流Aout の差Adif (絶対
値)を求め、続くステップ1702においてこの差Adi
f が所定の基準値As1以上か否かを判定する。そして、
As1>Adif の場合はステップ1601に戻り、ステッ
プ1601からステップ1623までの処理を繰り返
す。一方、ステップ1702においてAs1≦Adif の場
合はステップ1624に進んで遮断電流Ainと非遮断電
流Aout の平均値が保持電流値Ahld として演算する。
そして、続くステップ1625において保持電流値Ahl
d をVCMドライバ8にセットする。この保持電流値A
hld により、キャリッジ30をLDの発光調整領域にオ
フセットさせた状態で止めておくことができる。
【0076】以上のような処理を行うのは、光学的記憶
装置がアウタ側に傾斜していた場合は、キャリッジ30
が短時間に位置センサ7をON、OFFするので測定さ
れた電流値の差が、正常に測定された場合の値と比較し
て小さくなるからである。また、この場合、キャリッジ
30は確実に位置センサ7がONの位置にいるので、2
回目の測定時には問題なく測定が実行できる。
【0077】図18は図16で説明したVCMの電流制
御例であり、光学的記憶装置の電源投入時の位置センサ
(ポジションセンサ)7がハイレベル“H”の場合であ
る。図18には時間に対してVCMに印加する電流値
と、フォトセンサ7の出力信号が示されている。図18
において(a) がステップ1601からステップ1604
の処理に対応し、(b) がステップ1605の処理に対応
し、(c) がステップ1606からステップ1607の処
理に対応し、(d) がステップ1608の処理に対応し、
(e) がステップ1609からステップ1611の処理に
対応し、(f) がステップ1612の処理に対応してい
る。
【0078】図19(a) は図16で説明したVCMの電
流制御例であり、光学的記憶装置の電源投入時の位置セ
ンサ(ポジションセンサ)7がローレベル“L”の場合
である。図19(a) には時間に対してVCMに印加する
電流値と、フォトセンサ7の出力信号が示されている。
図19(a) において(a)'がステップ1613からステッ
プ1615の処理に対応し、(b)'がステップ1616の
処理に対応し、(c)'がステップ1617からステップ1
618の処理に対応し、(d)'がステップ1619の処理
に対応し、(e)'がステップ1620からステップ162
2の処理に対応し、(f)'がステップ1623の処理に対
応している。
【0079】図19(b) は図17で説明したVCMの電
流制御例であり、光学的記憶装置の電源投入時の位置セ
ンサ(ポジションセンサ)7がローレベル“L”の場合
である。この場合は(b)"においてフォトセンサ7の出力
がハイレベル“H”になるが、キャリッジ30はアウタ
ストッパ15Aに衝突して跳ね返るために、(d)"におい
てすぐにフォトセンサ7の出力信号が反転している。こ
のような時は(f)"以降において、図19(a) と同様の処
理を行うことができる。
【0080】次に、本発明の第3の形態の光学的記憶装
置について説明するが、その前に従来のレンズアクチュ
エータについて簡単に説明する。光ディスク装置では、
対物レンズを搭載したキャリッジがVCMによって光デ
ィスク媒体の半径方向に動かされ、このVCMとキャリ
ッジ内で対物レンズを微動させるトラッキングアクチュ
エータとが連動して、任意のトラックへのアクセス(シ
ーク)を行っている。このため、従来のキャリッジに
は、キャリッジの位置を検出するPSDと、キャリッジ
上の対物レンズの位置を検出するレンズ位置センサ(L
POS)が設けられていた。
【0081】ところが、本発明に於ける光学的記憶装置
は薄型化されたためにPSDとLPOSが省略されてい
る。図20はキャリッジに搭載されたレンズアクチュー
エータ62の拡大図である。そして、対物レンズLをト
ラック方向やフォーカス方向に移動可能に保持する熱硬
化性樹脂等からなるレンズ保持部621と、レンズ保持
部621の中央開口部の壁部に接着して設けられるフォ
ーカスコイル65と、フォーカスコイル65の前述した
接着部と反対側の面に接着されるトラックコイル66a
及び66bとで、アクチューエータ62の可動部を構成
している。
【0082】また、フォーカスコイル65の左右に設け
られた2つのトラックコイル66a及び66bは、フォ
ーカスコイル65の巻き回し面と略垂直な方向に巻き回
されており、その端部が磁気回路のヨーク63の端面よ
り外側へ左右にはみ出している。すなわち、トラックコ
イル66a及び66bの上下方向に向かう部分を磁気回
路の外側に位置させることで、磁束の影響を受けないよ
うにしてメカ的な発振が生じないように制御している。
【0083】さらに、可動側レンズ保持部621の中央
開口部のトラックコイル65に対向するようにアクチュ
ーエータベース61上に設けられた磁石64と、磁石6
4の磁力を受けるアクチューエータベース61の折り曲
げ部からなるヨーク61cと、ヨーク61cと対向して
設けられた折り曲げ部からなるヨークと、前記2つのヨ
ークを連結するU字型のカバーヨーク63とでアクチュ
ーエータ60の磁気回路を構成している。
【0084】さらに、アクチューエータ62の可動部を
保持する4本のワイヤ部67a、68a、69a(1本
図示せず)と、孔をレンズ保持部の突起62a、62b
に嵌入して接着され、対物レンズ側のワイヤ部の端部を
保持する4つの端子板67c、68c、69c(1つ図
示せず)と、アクチューエータベース61の端部に嵌め
込まれたワイヤ保持部と接着される4つの端子板67
d、68d、69d(1つ図示せず)が設けられてい
る。そして、ワイヤ部の振動を吸収する為の4つの制振
部材67b、68b、69b(1つ図示せず)が設けら
れている。
【0085】尚、ワイヤ保持部622上に前述のFPC
39aの端部が延出されてきており、ワイヤ保持部62
2上の4つの端子板と半田付けされる。また、レンズ保
持部621上の4つの端子板とフォーカスコイル65と
トラックコイル66a、66bのそれぞれ2本ずつのリ
ード線が半田付けされる。このようにして、フォーカス
コイル65及びトラックコイル66a、66bとFPC
39aとの導通を図っている。ゆえに、各コイルの細い
リード線を引き回すことなく電気的接続が行えるので、
断線の恐れがなく信頼性を向上させることができる。
【0086】さらに、4本のワイヤ部と各ワイヤ部の両
端の端子板は、左右2本のワイヤ部を連結した状態を1
組とした型(コの字状)から板ばね材や線型ばね材をプ
レス加工することで作成される。そして、左右2本のワ
イヤ部は連結された状態(コの字状)のままで、ワイヤ
保持部622に取り付けられ、その後連結部が切断され
る。従って、このように作成したワイヤアセンブリを用
いることで、小さな部品の取り扱いや管理が容易になり
組立効率の向上を図ることができる。
【0087】従って、アクチューエータベース61は前
述したアクチューエータ62の部品を全て搭載した状態
で、アクチューエータベース61の折り曲げ片の取付部
61a及び61bを介してレンズキャリッジ30にねじ
止めされる。以上のように構成されたレンズアクチュエ
ータ62においても、コアース、シークではVCMが主
体となって対物レンズLの移動を行う。シーク制御で重
要なのは、ファイン制御への突入速度を出来るだけ0に
近づけることである。最終速度が0になるようにシーク
速度を制御するために必要なのは正確なシーク速度の測
定である。シーク速度は対物レンズLがトラックを横断
する際に発生するゼロクロスパルスから測定することが
できる。高速度の時は単位時間内に得られるパルス数か
ら、低速度の時にパルスのインタバルタイマからそれぞ
れ速度を算出することができる。いずれの場合も速度計
測のもととなる信号はTES(トラッキング・エラー・
信号)である。
【0088】ところが、対物レンズLはVCMキャリッ
ジの上にトラッキングアクチュエータという2自由度の
系で動かされるので、『TES=VCMの位置関数』と
は一概に言えず、常にキャリッジ内でのレンズの位置
(つまりLPOS)成分が含まれている。そして、シー
ク時のようにキャリッジを高速に移動させるために大き
な加速度を与えるような場合は、慣性力によってレンズ
がキャリッジ上で大きく変移することが推定される。即
ち、TESはVCMの位置とLPOSとを合わせたの関
数である。
【0089】LPOSセンサを使用する場合はこの信号
を使用してレンズをキャリッジ上に固定する制御、いわ
ゆる『レンズロック・サーボ』を実行することができ
る。これによって、『TES=VCMの位置関数』が成
立していた。ところが、PSDやLPOSのない光学的
記憶装置では、(1) レンズにキャリッジと同様の加速度
を与えて相対的な変移の発生を防ぐ、(2) レンズに揺れ
を発生させないように緩やかにキャリッジを移動させ
る、という方法によってレンズをキャリッジ上に固定す
るようにしている。
【0090】ところが、(1) の制御ではアクチュエータ
とVCMとでは加速性能に違いがあり、同様な出力(電
流)を与えても同じ加速度が得られる訳ではなく、また
(2)の制御ではシーク時間が多大になってアクセスに影
響がでるという問題点があった。そこで、第3の形態で
は、『アクチュエータとの加速性能の違いが大きくなる
ような高周波数帯域の成分を持たず、かつ、シーク時間
を損なわない』ような制御方式を実現する。即ち、第3
の形態では、構造振動を最小にするような加速度軌道制
御(Structural-vibration Minimized Acceleration Tr
ajectory: SMART)を行う。
【0091】加速度軌道制御は、制御対象に対して、高
周波域の振動を励起しにくい制御方式として、磁気ディ
スク装置の分野ではシーク制御における磁気ヘッドの二
次共振対策等に取り入れられている。これは、磁気ヘッ
ドのファイン制御帯域(数百Hz) では制御しきれないよ
うな支持ばねの残留振動(1〜2kHz)に対して、その発
生をシーク制御中から抑制するためのものである。つま
り、ここで行われる制御は、発生した振動を抑えるもの
ではなく、振動を励起しないような目標軌道を与えるも
のである。
【0092】即ち、図20に示したレンズアクチュエー
タ62には、LPOSがなくレンズの位置信号が得られ
ないので、キャリッジを移動する時になるべく急な加減
速パルスをVCMに与えないように、構造振動を最小に
するような加速度軌道制御方式によってVCMを制御す
るのである。今、運動モデルとしてVCMを考える。す
ると、運動方程式はVCMの位置をx(t)、コイル電
流をi(t)として、 m×d2 x(t)/dt2 =(Bl)・i(t) と表される。ここで状態量として、VCMの位置及び速
度をとると、その状態方程式は、 x(t)=Ax(t)+bi(t)
【0093】
【数1】
【0094】と表すことができる。加速度軌道制御の目
標軌道は、このモデルに対して環境条件を
【0095】
【数2】
【0096】とした時の評価関数、
【0097】
【数3】
【0098】を最小とするような関数x(t)で与えら
れる。すなわち、『VCMに与えられる電流の変動値が
シーク時間内において最小となるような』関数x(t)
が即ち構造振動を最小にするような加速度軌道となるの
である。言い換えれば、構造振動を最小にするような加
速度軌道制御とは、(1) シーク時間Tが与えられた時
に、(2) なるべく高周波成分を含まないような電流プロ
フィールi(t)を与える、制御方式と言うことができ
る。
【0099】前述の式を変分方に基づいて解く方法は本
発明の主旨ではないので、詳細な解法は省略して解のみ
を示す。いま、時間tをシーク時間Tで正規化すると、
この時の解は下式のように表され、加速度をα(t
n)、速度をv(tn)、位置をx(tn)、tn=t
/Tとした時の目標となる駆動プロフィールは図21の
ようになる。
【0100】
【数4】
【0101】このように、目標となる駆動プロフィール
は比較的簡単な多項式で表すことができ、ディジタルシ
グナルプロセッサ(DSP)による計算が充分に可能で
ある。一例としては、キャリッジのシーク動作時に、キ
ャリッジの位置、キャリッジのシーク動作における移動
距離に基づいて目標加速度と目標速度とを演算し、この
演算結果に基づいてVCMにシーク電流を供給すれば良
い。
【0102】最後に本発明の第4の形態の光学的記憶装
置について説明するが、その前に図22(b) を用いて従
来のレンズアクチュエータにおけるレンズロックについ
て簡単に説明する。図22(b) は従来のレンズアクチュ
エータの制御構成を示すものである。図において、20
1はベース、202はキャリッジ、204はレンズアク
チュエータ、205はVCM、209は対物レンズ、2
13は光ディスク媒体、216はPSD、217はLP
OS、218はフォトディテクタ、219は微分回路、
220,221は位相補償器である。
【0103】光ディスク装置では、対物レンズ209が
光ディスク媒体213の目的のトラック上に光スポット
を照射できるように、トラック溝に対して追従制御が行
われている。このため、フォトディテクタ218から得
られるトラッキングエラー信号(TES)を最終値定理
で0とするようなフィードバックループが形成されてい
る。一方、TESにはスピンドルモータ及び光ディス
ク媒体213の偏心、トラックの溝切り誤差、その
他の構造上の振動、ID部の影響等によるノイズが含
まれている。これらのうち、は低周波、大振幅、,
,は高周波、小振幅である。光ディスク装置では粗
動部と微動部のそれぞれの特徴を生かして制御帯域の配
分を行い、2つの機構部を同時に制御する二重サーボを
行っている。
【0104】この二重サーボでは、レンズアクチュエー
タ204はTESのフィードバックループで制御され、
VCM205はLPOS217のフィードバックループ
で制御されている。なお、図22(b) に示すように、V
CM205の速度(PSDの微分値)をフィードバック
してダンピングを効かせる場合もある。この構成によっ
て、キャリッジ202はレンズ209の動きに追従する
形になる。レンズアクチュエータ204の可動範囲外と
なるような大振幅のエラー信号でも、その成分はLPO
S217の出力を通してVCM205に伝えられる。こ
のような両者のコンビネーションによって二重サーボ系
が成り立っている。
【0105】図23(a) 〜(c) は従来のシーク中のTE
S、VCM205の駆動速度、LPOS(レンズポジシ
ョン信号)を示すものである。VCM205の速度によ
り、キャリッジ202はレンズ209の動きに追従する
形になり、レンズ209はシーク中にキャリッジ202
に対してその中央部にレンズロックされる状態となる。
【0106】一方、第4の形態の光学的記憶装置では図
20で説明したレンズアクチュエータ62が使用され、
PSDやLPOSはない。図22(a) は図20のレンズ
アクチュエータ62の構成を図22(b) の従来と同様に
ブロックで示したものである。図22(a) において、1
は光ディスク媒体、15はVCM、20はベース、30
はキャリッジ、62はレンズアクチュエータ、Lは対物
レンズ、218はフォトディテクタ、223はフィル
タ、220,224,226は位相補償器、225はロ
ーパスフィルタ(LPF),230はばね、SW1,S
W2はスイッチである。
【0107】第4の形態の光学的記憶装置では、従来の
装置と比べて、ハードウエア面で異なる点は、PSD,
LPOSが除去された点と、レンズアクチュエータ62
がキャリッジ30上にばね230で支持されている点で
ある。レンズアクチュエータ62がキャリッジ30上に
ばね230で支持されていると、軸受が存在しないの
で不要な摩擦力が発生しない点と、つり合い位置に対
してアクチュエータ62に復元力(変移に比例した力)
が与えられる点が従来と異なる。ここで、レンズアクチ
ュエータ62がばね230によって支持されていると、
得られたTESはレンズアクチュエータ62の加速力と
ばね力とが釣り合う位置を表すことになる。言い換えれ
ば、ばね支持アクチュエータを用いることによって、T
ESはLPOS成分を本来的に含有するものになる。
【0108】図23(d) はVCMを固定してレンズのみ
を移動させた時の本発明におけるTES信号である。そ
して、図23(e) は前述のように構成されたレンズアク
チュエータ62におけるレンズ信号を示している。この
2つの信号から、本出願人はTESのエンベロープ信号
を取り出し、そのバイアス成分を取り除けばレンズ信号
になることを見出した。そこで、本出願人は図22(a)
の構成において、TESをローパスフィルタ225を通
すことによって高周波成分を取り除き、位相補償器22
6で位相補償を行うことによって、図23(f) に示すよ
うな疑似レンズ信号を得た。よって、この疑似レンズ信
号のノイズのない部分を使用すれば、LPOSがなくて
も、キャリッジ30のシーク時にこの信号を用いてレン
ズアクチュエータ62における対物レンズLにレンズロ
ックをかけることができる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、第1の形態では、
光ディスク装置が薄型化され、従来のPSDや、対物レ
ンズの位置を検出するセンサを省略せざるを得ない状況
になっても、キャリッジの位置を光ディスク媒体から読
み出した信号によって検出することができ、キャリッジ
の位置決めを行なうことができるという効果がある。
【0110】また、第2の形態では、光ディスク装置が
薄型化され、従来のPSDが省略された場合でも、キャ
リッジの位置を光ディスク媒体の外周部に設定されたレ
ーザダイオードの発光調整領域に保持することができる
という効果がある。更に、第3の形態では、光ディスク
装置が薄型化され、従来のLPOSが省略された場合で
も、キャリッジのVCMによる駆動速度を制御すること
により、キャリッジに搭載されたレンズアクチュエータ
の対物レンズを、シーク時にキャリッジの中央部に位置
決めすることができるという効果がある。
【0111】更にまた、第4の形態では、光ディスク装
置が薄型化され、従来のLPOSが省略された場合で
も、レンズアクチュエータをキャリッジにばね支持する
ことによってTESにLPOS成分を含ませることがで
きるので、TESからレンズロック信号に相当する疑似
レンズロック信号を生成することができ、キャリッジに
搭載されたレンズアクチュエータの対物レンズを、シー
ク時にキャリッジの中央部にロックすることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学的記憶装置の表面側外観斜視図である。
【図2】光学的記憶装置の背面側外観斜視図である。
【図3】光学的記憶装置の表面側分解斜視図である。
【図4】光学的記憶装置の背面側分解斜視図である。
【図5】光ディスクの構成を示す説明図である。
【図6】光ディスク装置の基本構成図である。
【図7】図6の信号処理部にあるリードLSIの構成を
示すブロック回路図である。
【図8】図7のフィルタ部のカットオフ周波数の変更を
説明する特性図である。
【図9】(a) はカットオフ周波数が高い時のID信号、
1次微分波形、及びセクタマーク信号の波形を示す波形
図、(a) はカットオフ周波数が低い時のID信号、1次
微分波形、及びセクタマーク信号の波形を示す波形図で
ある。
【図10】第1の形態におけるトラック位置の検出制御
手順を示すフローチャートである。
【図11】図10の動作のタイムチャートである。
【図12】光学的記憶装置の表面側要部概略図である。
【図13】光学的記憶装置の背面側要部概略図である。
【図14】レンズキャリッジの拡大平面図であり、(a)
は上拡大図、(b) は横拡大図、(c) は断面拡大図であ
る。
【図15】レーザダイオードの発光調整領域を説明する
図であり、(a) はは光ディスク媒体の発光調整領域とフ
ォトセンサ位置の関係図、(b) はフォトセンサの出力信
号を示す波形図である。
【図16】VCMの電流制御例のフローチャートであ
る。
【図17】VCMの電流制御例のフローチャートであ
る。
【図18】VCMの電流制御例で位置センサがハイレベ
ルの場合の動作説明図である。
【図19】VCMの電流制御例で、(a) は位置センサが
ローレベルの場合の動作説明図、(b) はキャリッジがア
ウタストッパに当たった場合の動作説明図である。
【図20】レンズアクチュエータの拡大斜視図である。
【図21】(a) は加速度、(b) は速度、(c) は位置の目
標プロフィールを示す図である。
【図22】(a) は本発明の第3の形態の構成図、(b) は
従来の構成図である。
【図23】レンズアクチュエータの駆動波形を示すもの
であり、(a) はシーク中の従来のトラッくエラー信号、
(b) 従来のVCMの速度特性、(c) は従来のレンズ位置
信号、(d) は本発明のいけるトラックエラー信号、(e)
は必要とするレンズ位置信号、(f) は(d) から得られる
擬似レンズ信号、(g) は電流波形である。
【図24】従来の光ディスク装置を上部から見た斜視図
である。
【図25】従来の光ディスク装置を下部から見た斜視図
である。
【図26】従来の光学ヘッドの構成例を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1…光ディスク媒体 2…ID部 3…MO記録部 4…光ディスク装置 5…発光素子 6…受光素子 7…フォトセンサ(位置センサ) 8…VCMドライバ 10…フロントベゼル 20…ドライブベース 22…ターンテーブル 30…レンズキャリッジ 35…遮光突起 40…固定光学ユニット 41…信号処理部 42…MPU 71…カートリッジホルダ 160…リードLSI 163…マルチプレクサ 164…フィルタ部 165…セクタマーク検出回路 166…ロジックIC 168…PLL回路 218…フォトディテクタ 220,224,226…位相補償器 222…ターンテーブルユニット 225…ローパスフィルタ(LPF) 230…ばね L…対物レンズ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】対物レンズ209は前述の如く、レール2
11に沿って走行するキャリッジ202により光ディス
ク媒体213の指定されたトラックの近傍に位置付けさ
れるため、光ディスク媒体213とレール211とはフ
ォーカスサーボで保証し得る範囲内で正確に平行してい
る必要がある。そして、キャリッジ202の裏面には発
光ダイオード(LED)215が設けられており(図2
参照)、このLED215に対向する部位には位置セ
ンサ(PSD)があって、キャリッジ202の位置を検
出している。キャリッジ202を光ディスク媒体213
の指定されたトラックに位置決めするには、このPS
Dからの信号によって行なわれる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】以上、前述した部品をドライブベース20
に搭載した後、枠12がドライブベース20の外周部を
覆うように嵌め込まれ、ステンレス鋼等の強磁性材料を
プレスして成形されたカバーがカートリッジホルダ71
側と反対側のドライブベース20にねじ止めされる。図
5は図1,図2で説明したフロントベゼル10の扉10
bから光ディスク装置の本体内に挿入される光ディスク
媒体1の構成を示すものである。光ディスク媒体1は内
周部から外周部に向かって同心円状に複数個のゾーンに
分けられており、この実施例では最内周部がゾーン0、
最外周部がゾーン9になっている。各ゾーンには複数本
のトラックがある。また、各トラックには、前述のレー
ザダイオードが発生した光束を単に反射するだけのID
部2(エンボス部、プリフォーマット部等とも呼ばれ
る)と、光束によってデータを記録したり再生したりす
るMO記録部3(データ部等とも呼ばれる)がある。I
D部2は図5において短い黒い線の部分であり、拡大す
るとピットと呼ばれる多数のエンボスの集合体であり、
セクタマーク、トラック信号、セクション信号、CRC
信号などが書き込まれている。このID部2の信号を再
生することにより、現在再生のゾーン番号やトラック
番号等を検出することができる。また、MO記録部3は
このID部2とID部2の間にあるデータを記録するた
めの領域である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】光ピックアップ37はレーザ光を照射する
ためのLD(レーザダイオード)を備えると共に、光デ
ィスク媒体1のトラックに追従(トラッキング)するた
めのモータを備えており、LDのフォーカッシングやト
ラッキングがピックアップ制御部4により制御され
る。そして、光ピックアップ37により再生されるデー
タは信号処理部41で処理される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】ピックアップ制御部4、SPM制御部3
6、粗動モータ制御部48はディスクコントローラ9に
よりコントロールされると共に、ディスクコントローラ
9と信号処理部41との間で信号の送受信が行われる。
このディスクコントロー39はMPU42との間でク
ロックに同期してコマンドやデータの送受信を行うもの
である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】このように光ディスク装置4は、光ディス
ク媒体1をSPM45により一定速度で回転させ、光ピ
ックアップ37を光ディスク媒体1の半径方向に移動さ
せてフォーカシング、トラッキングを行い、データ再生
を行うものである。そして、実際には前述のように、光
ピックアップ37は、レーザダイオードによって光束を
発生する固定光学部と、この光束をミラーに投射して光
路を変更させ、対物レンズを介して光ディスク媒体1に
投射するキャリッジとから構成されている。キャリッジ
の対物レンズはレンズアクチュエータの動作により、光
ディスク媒体1上の上位装置から指定されたトラックに
位置付けされ、このトラック上に焦点を結ぶことによ
り、データの書き込みを行なわせるか、又は、光ディス
ク媒体1から反射する光を前述の経路とは逆の経路で対
物レンズとミラーを介して受光し、信号処理部41にお
いてデータやサーボ情報を再生する。また、モータ49
はキャリッジをレールに沿って移動させるボイスコイル
モータから構成されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】ところで、本発明が適用される光ディスク
装置4は、約17mm厚程度に薄型化されているため
に、PSDや、対物レンズの位置を検出するセンサが省
略されており、このままではキャリッジの位置決めがで
きない。一方、光ディスク装置4は電源が投入された時
に、光ディスク媒体1のどのトラック上に光ピックアッ
プ37(キャリッジ)があるかが分からないと、以後の
光ディスク媒体1への書き込みや読み出し動作が行え
い。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】以上のように構成されたリードLSI16
0のフィルタ部164には、外部MPUからカットオ
フ周波数切換信号が入力される。フィルタ部164はロ
ーパスフィルタであり、図8に示すように通常用のカッ
トオフ周波数FC1と、ゾーン認識をする場合のカット
オフ周波数FC2とが設定されている。例えば、カット
オフ周波数FC1は15.4MHzである。一方、カッ
トオフ周波数FC2はMO信号の再生には通常使用され
ないような低い周波数であり、例えば、FC2=2MH
zである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】ここで、図10のフローチャートを用いて
この検出方法について説明する。図10のルーチンは光
ディスク装置4の本体内に光ディスク媒体1が挿入され
た時に起動される。光ディスク媒体1が挿入されると、
まず、ステップ1001で光ディスク媒体1を駆動す
る。次いで、ステップ1002において光ディスク媒体
1上のトラック上にレーザビームが照射されるようにト
ラッキング調整を実行する。そして、ステップ1003
においてフィルタ部164のカットオフ周波数をFC1
からFC2に変更してカットオフ周波数を下げる制御を
行なう。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】ステップ1006ではこのテーブルから光
ディスク媒体1が128MBか否かを判定する。例え
ば、挿入された光ディスク媒体1が128MBの場合は
ステップ107に進み、230MBの場合はステップ
107に進む。ステップ10光ディスク媒体1
128MBの処理は以下に説明する光ディスク媒体1
230MBの処理と同じであるので、以後代表して光
ディスク媒体1が230MBの場合についてのみ説明す
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】図15はレーザダイオードの発光調整領域
を説明する図であり、図15(a) は光ディスク媒体の発
光調整領域とフォトセンサ位置の関係図を示し、図15
(b)フォトセンサの出力信号を示している。図15(a)
において、1は光ディスク媒体であり、図の左側がア
ウタ(外周)側、右側がインナ(内周)側を示してい
る。光ディスク媒体1の最もアウタ側の所定領域は、前
述の固定光学ユニットで発生され、キャリッジ30を介
して光ディスク媒体1に照射されるレーザダイオード
(LD)の発光強度を調整するための発光調整領域1A
となっており、この発光調整領域1Aの内側に複数のト
ラックを備えたデータゾーン1Bがある。キャリッジ3
0はその両側に設けられた図示しないレールにガイドさ
れてVCM15に駆動されて光ディスク媒体1の半径方
向に移動する。キャリッジ30の移動範囲の最もアウタ
側にはアウタストッパ15Aがあり、最もインナ側には
インナストッパ15Bがある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正内容】
【0088】ところが、対物レンズLはVCMキャリッ
ジの上にトラッキングアクチュエータという2自由度の
系で動かされるので、『TES=VCMの位置関数』と
は一概に言えず、常にキャリッジ内でのレンズの位置
(つまりLPOS)成分が含まれている。そして、シー
ク時のようにキャリッジを高速に移動させるために大き
な加速度を与えるような場合は、慣性力によってレンズ
がキャリッジ上で大きく変移することが推定される。即
ち、TESはVCMの位置とLPOSとを合わせた関
である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】(a) はカットオフ周波数が高い時のID信号、
1次微分波形、及びセクタマーク信号の波形を示す波形
図、(b) はカットオフ周波数が低い時のID信号、1次
微分波形、及びセクタマーク信号の波形を示す波形図で
ある。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】レーザダイオードの発光調整領域を説明する
図であり、(a) は光ディスク媒体の発光調整領域とフォ
トセンサ位置の関係図、(b) はフォトセンサの出力信号
を示す波形図である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】(a) は本発明の第の形態の構成図、(b) は
従来の構成図である。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】レンズアクチュエータの駆動波形を示すもの
であり、(a) はシーク中の従来のトラッエラー信号、
(b) 従来のVCMの速度特性、(c) は従来のレンズ位置
信号、(d) は本発明におけるトラックエラー信号、(e)
は必要とするレンズ位置信号、(f) は(d) から得られる
擬似レンズ信号、(g) は電流波形である。
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 難波 玲 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 濱田 研一 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 池田 亨 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 佐々木 政照 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 南 彰 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 伊里 信彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 荒井 茂 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 河辺 享之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 汲田 宏 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的記億媒体を本体内に収容し、収容
    された前記光学的記憶媒体を回転させた状態で、本体内
    の固定光学ユニットで発生させた光ビームを、前記本体
    内で前記光学的記憶媒体の半径方向に移動するキャリッ
    ジを介して前記光学的記憶媒体に照射し、前記光学的記
    憶媒体に対して情報の再生及び/又は記録を行う光学的
    記憶装置であって、 前記キャリッジを介して再生される信号経路にあるフィ
    ルタ手段のカットオフ周波数を、前記光学的記億媒体が
    本体内に収容された直後に一時的に通常使用されない低
    い周波数に設定する、カットオフ周波数変更手段と、 前記フィルタ手段からの信号を用いて、前記光学的記憶
    媒体のセクタ間隔を検出するセクタ間隔検出手段と、 前記光学的記憶媒体の半径方向の位置と、その位置にお
    ける周波数及びセクタ間隔を記憶した位置情報記憶手段
    と、 検出されたセクタ間隔と前記位置情報記憶手段に記憶さ
    れたデータとから、前記光学的記憶媒体の種類と、現在
    の再生トラックの位置を検出するトラック位置検出手段
    と、 を備えることを特徴とする光学的記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記トラック位置検出手段が、 検出されたセクタ間隔に応じて、前記位置情報記憶手段
    に記憶されたデータから現在のトラック位置を推定し、
    推定したトラックに応じた再生周波数を仮設定する周波
    数仮設定手段と、 仮設定した周波数で前記光学的記憶媒体の前記推定トラ
    ックに記録されたIDを認識できるか否かを判定するI
    D認識手段と、 IDが認識できなかった場合に、再生周波数を所定周波
    数増減する周波数微調整手段と、 IDが認識できた場合に、その時の再生周波数によって
    現在のトラック位置を確定するトラック位置確定手段
    と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の光学的記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記トラック位置検出手段が、更に、 再生周波数の増減を所定回数実行してもIDの認識がで
    きなかった場合に、前記光学的記憶媒体の種類が異なる
    と判断して、異なる種類の光学的記憶媒体に対するトラ
    ック位置検出処理を実行させるトラック位置認識処理再
    実行手段を含むことを特徴とする請求項2に記載の光学
    的記憶装置。
  4. 【請求項4】 光学的記億媒体を本体内に収容し、収容
    された前記光学的記憶媒体を回転させた状態で、本体内
    の固定光学ユニットで発生させた光ビームを、前記本体
    内で前記光学的記憶媒体の半径方向に移動するキャリッ
    ジを介して前記光学的記憶媒体に照射し、前記光学的記
    憶媒体に対して情報の再生及び/又は記録を行う光学的
    記憶装置であって、 前記光学的記億媒体を回転させるスピンドルモータから
    遠い側の前記キャリッジの端部に突設され、このキャリ
    ッジの移動方向に平行な方向に延長された遮光手段と、 この遮光手段の移動軌跡の両側に設けられ、前記キャリ
    ッジが前記光学的記憶媒体の外周部近傍に設定された前
    記光ビームの発光調整領域内に位置する間だけ、前記遮
    光手段によって遮光される発光素子と受光素子とからな
    るフォトセンサ手段とを備え、 このフォトセンサ手段が前記遮光手段によって遮光され
    たことを検出することによって、前記キャリッジが前記
    光ビームの発光調整領域内への移動を検出することを特
    徴とする光学的記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記光学的記憶装置の電源投入時に、前
    記キャリッジを前記光学的記憶媒体の前記光ビームの発
    光調整領域内に移動し、前記フォトセンサ手段が前記遮
    光手段によって遮光と非遮光が繰り返されるようにこの
    場所で前記キャリッジを所定回数往復動させるキャリッ
    ジ初期移動手段と、 前記フォトセンサ手段が前記遮光手段の移動によって遮
    光された瞬間の前記キャリッジ初期移動手段の駆動電流
    値を検出する遮光電流値検出手段と、 前記フォトセンサ手段が前記遮光手段の移動によって非
    遮光状態になった瞬間の前記キャリッジ初期移動手段の
    駆動電流値を検出する非遮光電流値検出手段と、 前記遮光電流値検出手段が検出した駆動電流値と、前記
    非遮光電流値検出手段が検出した駆動電流値とにより、
    前記キャリッジ初期移動手段が、前記キャリッジを前記
    光ビームの発光調整領域内に保持するための保持電流値
    を演算する保持電流値演算手段と、 前記保持電流値の演算後、前記キャリッジ初期移動手段
    にこの保持電流値を印加し、前記光学的記憶装置の電源
    投入直後に前記キャリッジを前記光ビームの発光調整領
    域内に保持して発光調整を行う光ビームの発光調整手段
    と、 を備えることを特徴とする請求項4に記載の光学的記憶
    装置。
  6. 【請求項6】 前記遮光電流値検出手段が検出した駆動
    電流値と、前記非遮光電流値検出手段が検出した駆動電
    流値との差電流値を求める差電流値演算手段と、 差電流値が所定値よりも大きい場合には、前記保持電流
    演算手段を作動させずに、前記キャリッジ初期移動手
    段、前記遮光電流値検出手段、及び前記非遮光電流値検
    出手段の検出動作を再度実行させる検出再実行手段と、 を備えることを特徴とする請求項5に記載の光学的記憶
    装置。
  7. 【請求項7】 光学的記億媒体を本体内に収容し、収容
    された前記光学的記憶媒体を回転させた状態で、本体内
    の固定光学ユニットで発生させた光ビームを、駆動機構
    によって前記本体内で前記光学的記憶媒体の半径方向に
    移動するキャリッジを介して前記光学的記憶媒体に照射
    し、前記光学的記憶媒体に対して情報の再生及び/又は
    記録を行う光学的記憶装置であって、前記キャリッジ上
    に前記光ビームを前記光学的記憶媒体に集光させるレン
    ズのアクチュエータが搭載されており、前記キャリッジ
    の前記本体に対する位置、及び前記レンズアクチュエー
    タの前記キャリッジに対する位置を検出する位置センサ
    が設けられていないものにおいて、 前記キャリッジの前記光学的記憶媒体に対するシーク動
    作の開始時に、前記キャリッジを滑らかに加速させるよ
    うな電流を前記キャリッジの駆動機構に供給する緩加速
    手段と、 前記キャリッジの前記光学的記憶媒体に対するシーク動
    作において前記キャリッジがシーク目標位置に近づいた
    時に、前記キャリッジを滑らかに減速させるような電流
    を前記キャリッジの駆動機構に供給する緩減速手段と、 を設けたことを特徴とする光学的記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記キャリッジのシーク動作時に、前記
    緩加速手段と前記緩減速手段は、前記キャリッジの位
    置、前記キャリッジのシーク動作における移動距離に基
    づいて目標加速度と目標速度とを演算し、この演算結果
    に基づいて前記キャリッジの駆動機構にシーク電流を供
    給することを特徴とする請求項7に記載の光学的記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 光学的記億媒体を本体内に収容し、収容
    された前記光学的記憶媒体を回転させた状態で、本体内
    の固定光学ユニットで発生させた光ビームを、駆動機構
    によって前記本体内で前記光学的記憶媒体の半径方向に
    移動するキャリッジを介して前記光学的記憶媒体に照射
    し、前記光学的記憶媒体に対して情報の再生及び/又は
    記録を行う光学的記憶装置であって、前記キャリッジ上
    に前記光ビームを前記光学的記憶媒体に集光させるレン
    ズのアクチュエータが搭載されており、前記キャリッジ
    の前記本体に対する位置、及び前記レンズアクチュエー
    タの前記キャリッジに対する位置を検出する位置センサ
    が設けられていないものにおいて、 前記キャリッジの前記光学的記憶媒体に対するシーク動
    作時に、前記光ビームの前記光学的記憶媒体からの反射
    光から得られるトラックエラー信号のエンベロープを検
    出するエンベロープ検出手段と、 得られたエンベロープ信号からオフセット成分を抽出
    し、得られた信号を前記レンズアクチュエータを前記キ
    ャリッジの中央部に固定するレンズ信号に相当する疑似
    レンズ信号として出力する疑似レンズ信号発生手段とを
    設け、 前記キャリッジの前記光学的記憶媒体に対するシーク動
    作時に、この疑似レンズ信号によって前記レンズアクチ
    ュエータを前記キャリッジの中央部にロックするように
    したことを特徴とする光学的記憶装置。
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