JPH0955530A - 太陽電池モジュールおよびその製造法 - Google Patents

太陽電池モジュールおよびその製造法

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JPH0955530A
JPH0955530A JP7206955A JP20695595A JPH0955530A JP H0955530 A JPH0955530 A JP H0955530A JP 7206955 A JP7206955 A JP 7206955A JP 20695595 A JP20695595 A JP 20695595A JP H0955530 A JPH0955530 A JP H0955530A
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solar cell
moisture
cell panel
polymer
frame
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JP7206955A
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Yoshiya Hatsutori
善哉 服部
Shunsuke Fukatsu
俊輔 深津
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Sunstar Engineering Inc
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S30/00Structural details of PV modules other than those related to light conversion
    • H02S30/10Frame structures
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
    • H10F19/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one photovoltaic cell covered by group H10F10/00, e.g. photovoltaic modules
    • H10F19/80Encapsulations or containers for integrated devices, or assemblies of multiple devices, having photovoltaic cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、特に接着性、耐候性に優れ、かつ
電池機能の信頼性および品質に優れた太陽電池モジュー
ルおよびその製造法を提供する。 【解決手段】 本発明の太陽電池モジュールは、透光板
の受光面と反対面に太陽電池素子を配設してなる太陽電
池パネル、および該太陽電池パネルの端部全周にわたっ
て設けられ、透光板の受光面と反対面を支持する突片を
具備し、かつ透光板の受光面を開放状態とするフレーム
から成り、上記太陽電池パネルをフレームの突片上に、
1分子中に少なくとも2つの加水分解性シリル基を含有
するポリマーを主成分とする湿気硬化性ホットメルト型
接着剤で接着固定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池モジュール
およびその製造法、更に詳しくは、太陽電池パネルを適
当なフレームに取付けたことから成り、特に該取付用接
着剤として特定の湿気硬化性ホットメルト型接着剤を用
いたことにより、必ずしもプライマーを用いることなく
接着ができ、しかも耐候性などの耐久性に優れ、かつ電
池機能の信頼性および品質に優れた太陽電池モジュー
ル、および簡便かつ迅速に作業しうるその製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、地
球環境保全の立場から太陽電池利用への関心が高まって
きている。この太陽電池は、モジュールとして屋外に配
置される場合が多く、かかる太陽電池モジュールは一般
に、透光板の受光面と反対面に太陽電池素子を配設して
なる太陽電池パネルと、該太陽電池パネルの取付用フレ
ームとで構成される。ここで、取付用フレームとして
は、たとえば太陽電池パネルの周辺端部に対し、四方か
ら嵌合しうる4つの枠体を持つタイプのものが多用され
ているが、この場合、4つの枠体をそれぞれ太陽電池パ
ネルの端部に嵌め込み、これら4つの枠体をネジ止め等
の方法で相互に固定してフレームを構成しなければなら
ず、組立てに手間がかかるという問題があった。また、
太陽電池パネルと枠体を固着するためシール材が介在さ
れるが、シール材の厚みのバラツキによっては、フレー
ムの、ひいては太陽電池モジュール全体の外形寸法が歪
むという事態を招く。
【0003】一方、上記シール材としては、水分を遮断
し(比較的に水蒸気透過が少ない)、かつ安価であるこ
とから、ブチルゴム系が用いられているが、熱により軟
化、たとえば太陽電池モジュールの熱帯地への梱包輸送
時に、高温、荷重下でブチルゴムが軟化流動を起こし、
パネルが自重で沈降してしまうことがある。このため、
ブチルゴム系シール材に近接して、パネルの下面と枠体
の間隙部に弾性部材を充填することにより、パネルの沈
降を防止したり(実開平3−10560号公報参照)、
あるいはブチルゴム系シール材に加えて、耐候性、耐熱
性を付与するためシリコーン系シール材を併用する方法
(実開平4−130457号公報参照)が採用されてい
る。しかし、前者の弾性部材の充填法でも、依然ブチル
ゴム系シール材が軟化してフレームから露出して外観を
損なわしめ、結局は雨水等の浸入を許す結果、電池機能
を阻害することになる。また、後者のシリコーン系シー
ル材の併用法では、該シリコーン系シール材は湿気硬化
性を有するが、常温ペースト状であるため、塗布後硬化
するまでの間、組立て後の状態で数時間〜数日間の養生
硬化が必要であり、未硬化状態における移動・段積み時
などの僅かな振動によっても、パネルとフレーム間でズ
レが発生することがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記フレーム構造による組立て手間の問題や外形寸法の
歪み並びにブチルゴム系シール材に関連する上記改善シ
ール法での品質上および製造工程上の問題を解決すべき
鋭意研究を進めたところ、太陽電池パネルの端部全周に
わたって設けられ、透光板の受光面と反対面を支持する
突片を具備し、かつ透光板の受光面を開放状態とするフ
レームを使用し、かつ太陽電池パネルの該フレームへの
取付用接着剤として、ポリヒドロキシ化合物と過剰量の
ポリイソシアネート化合物とを反応させて得られるウレ
タンプレポリマーを主成分とする湿気硬化性ホットメル
ト型接着剤を使用すれば、上述の問題点を悉く解消した
太陽電池モジュールが製造されることを見出し、該太陽
電池モジュールおよびその製造法について特許出願中で
ある(特願平6−155623号参照)。
【0005】しかして、かかる特許出願中の発明におい
て、使用する取付用接着剤についてさらに検討を進めた
結果、1分子中に少なくとも2つの加水分解性シリル基
を含有するポリマーを主成分とする湿気硬化性ホットメ
ルト型接着剤を使用すれば、太陽電池パネルおよびフレ
ームに対する接着性を向上するためのプライマーを使用
しなくとも、良好な接着性が得られ、かつ硬化物性面で
の耐候性や耐久性の向上が認められ、本発明を完成させ
るに至った。
【0006】すなわち、本発明は、透光板の受光面と反
対面に太陽電池素子を配設してなる太陽電池パネル、お
よび該太陽電池パネルの端部全周にわたって設けられ、
透光板の受光面と反対面を支持する突片を具備し、かつ
透光板の受光面を開放状態とするフレームから成り、上
記太陽電池パネルをフレームの突片上に、1分子中に少
なくとも2つの加水分解性シリル基を含有するポリマー
を主成分とする湿気硬化性ホットメルト型接着剤で接着
固定したことを特徴とする太陽電池モジュール、並びに
前記フレームの突片上に、1分子中に少なくとも2つの
加水分解性シリル基を含有するポリマーを主成分とする
湿気硬化性ホットメルト型接着剤を溶融塗布する工程、
および該フレームの溶融塗布した突片上に太陽電池パネ
ルを載置した後、冷却固化によって上記ホットメルト型
接着剤の初期接着強度を発現させると共に、湿気硬化に
より完全固化させて、フレームの突片上に太陽電池パネ
ルを接着固定する工程から成ることを特徴とする太陽電
池モジュールの製造法を提供するものである。
【0007】本発明で用いる湿気硬化性ホットメルト型
接着剤の主成分ポリマーである1分子中に少なくとも2
つの加水分解性シリル基を含有するポリマーとしては、
具体的に2種のものに大別され、その内容は以下の通り
である。 (A)イソシアネート基と反応しうる官能基としてヒド
ロキシル基、メルカプト基またはモノ置換もしくは非置
換のアミノ基を少なくとも2つ有し、そして該官能基と
のウレタン結合もしくはウレア結合を介して1分子中に
少なくとも2つの加水分解性シリル基を導入したポリマ
ー 該ポリマー(A)は、出発ポリマーとしてイソシアネート
基と反応しうる官能基、すなわち、ヒドロキシル基(O
H)、メルカプト基(SH)またはモノ置換もしくは非置
換のアミノ基(NHR、ここでRはH、アルキル基、フ
ェニル基等)を少なくとも2つ有するポリマー(通常、
分子量1000〜50000、好ましくは3000〜3
0000)を用い、該出発ポリマー(OH含有ポリマ
ー、SH含有ポリマー、NHR含有ポリマー)の官能基
に対して過剰量のジイソシアネート化合物(たとえばト
リレンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ナフチ
レンジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネー
ト、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート、イソフェロンジイソシアネート、リジ
ンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネー
ト、シクロヘキシルジイソシアネート、トリジンジイソ
シアネートなど)を反応させて遊離のイソシアネート基
(NCO)を形成し、次いで該NCOに対して、反応しう
る官能基を有するアルコキシシラン(たとえばγ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン、N−アミノエチルアミノプロピルトリメトキ
シシラン、N−アミノエチルアミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、1,3−ジアミノイソプロピルトリメト
キシシラン、γ−N−フェニルアミノプロピルトリメト
キシシラン、ビス(トリメトキシシリルプロピル)アミ
ン、γ−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、γ−ヒ
ドロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
メチルジメトキシシラン等)を約当量乃至過剰に反応さ
せることによって加水分解性シリル基を導入するか;ま
たは該出発ポリマーの官能基に対してイソシアネートア
ルコキシシラン(たとえばイソシアネートプロピルトリ
エトキシシラン、イソシアネートプロピルトリメトキシ
シラン、イソシアネートプロピルメチルジメトキシシラ
ン、イソシアネートトリメトキシシラン、ジイソシアネ
ートジメトキシシラン等)を約当量乃至過剰に反応させ
ることによって加水分解性シリル基を導入することによ
り製造することができる。
【0008】なお、上記出発ポリマーの中で、OH含有
ポリマーとしては、水またはエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ショ糖など
の多価アルコールに、プロピレンオキサイドまたはプロ
ピレンオキサイドと他のアルキレンオキサイド(エチレ
ンオキサイドなど)とを付加重合して得られるポリエー
テルポリオール類;ポリエチレングリコール(PEG)、
ポリプロピレングリコール(PPG)、エチレングリコー
ル,プロピレングリコール,ブチレングリコール,ヘキ
シレングリコールなどのオリゴグリコール等のポリアル
キレングリコール類;ポリテトラメチレンエーテルグリ
コール類;ポリカプロラクトンポリオール類;ポリエチ
レンアジペートのようなポリエステルポリオール類;ポ
リブタジエンポリオール類およびその水添物;ヒマシ油
のようなOH含有高級脂肪酸エステル類が挙げられる。
上記SH含有ポリマーとしては、式: HS−(R1−S・S)n−R1−SH (式中、R1は−C24−、−C36−、−C24−O
−C24−、−C24−O−CH2−O−C24−、−
36−O−C36−O−C36−、または−C24
O−(C24−O)1-30−C24−;およびnは2〜50
である)で示され、一般に透明コハク色で常温液体乃至
粘稠液状物の液状ポリサルファイドポリマーが挙げられ
る。たとえば、東レ・チオコール(株)製の式: HS−(C24OCH2OC24SS)n−C24OCH2
OC24−SH で示される、平均分子量4000の、商品名「チオコー
ルLP−2」、「同LP−12」、「同LP−32」等、ま
た同社商品名「チオコールLP−31」(平均分子量75
00)がある。上記NHR含有ポリマーとしては、たと
えばテキサコ(TEXCO)社製の商品名「ジェファーミ
ン(JEFFAMINE)D−230」、「同D−40
0」、「同T−403」、「同EDR−148」等が市販さ
れている(なお、かかる市販品の構造は、H2N−PP
G−NH2で示される)。
【0009】(B)アクリル酸エステル単量体の少なく
とも1種と、ビニルアルコキシシランおよび(メタ)アク
リロキシアルコキシシランの群から選ばれる少なくとも
1種と、連鎖移動剤としてメルカプトアルコキシシラン
の少なくとも1種とのラジカル共重合によって得られる
1分子中に少なくとも2つのアルコキシシリル基を含有
するポリマー 該ポリマー(B)は、アクリル酸エステル単量体(たとえ
ばエチルアクリレート、プロピルアクリレート、n−ブ
チルアクリレート、イソブチルアクリレート、アミルア
クリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、n−オ
クチルアクリレート等の炭素数2〜8の直鎖、分枝鎖お
よび脂環状アルキルエステル類が好ましい)の少なくと
も1種と、ビニルアルコキシシラン(たとえばビニルト
リメトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルジメチルメトキシシラ
ン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン等)
および(メタ)アクリロキシアルコキシシラン(たとえば
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−
メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
アクリロキシプロピルトリメトキシシラン等)の群から
選ばれる少なくとも1種とを、連鎖移動剤としてメルカ
プトアルコキシシラン(たとえばγ−メルカプトプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン等)の少なくとも1種の存在下、ラジ
カル重合開始剤(たとえばα,α'−アゾビスイソブチロ
ニトリル、α,α'−アゾビスイソバレロニトリル、過酸
化ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキシド等)を
用いて公知の重合法、塊状重合、溶液重合などの手法で
ラジカル共重合、またはレドックス触媒(たとえば遷移
金属塩、アミン等と過酸化物系ラジカル重合開始剤の組
合せ)を用いてレドックス重合を行うことによって製造
することができる。
【0010】この場合、アクリル酸エステル単量体1モ
ル当りメルカプトアルコキシシラン(連鎖移動剤)0.
001〜0.05モル(特に0.002〜0.03モル)
を用い、またメルカプトアルコキシシラン1モル当りビ
ニルアルコキシシランおよび/または(メタ)アクリロキ
シアルコキシシラン0.4〜2.0モルを用いればよい。
さらにまた、上記アクリル酸エステル単量体の一部に代
えて、通常20〜50モル%以下の割合でアクリル酸エ
ステル単量体と共重合しうる他の単量体、たとえばメタ
クリル酸エステル類(メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチル
メタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、
ラウリルメタクリレート、トリデシルメタクリレート、
ベンジルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
ト、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピル
メタクリレート、グリシジルメタクリレート、2−メト
キシエチルメタクリレート、2−エトキシエチルメタク
リレート、ジメチルアミノエチルメタクリレートな
ど)、前記以外のアクリル酸エステル類(メチルアクリ
レート、グリシジルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、ジメチルアミノエチルアクリレートなど)、ビニル
メチルジクロロシラン、γ−メタクリロキシプロピルメ
チルジクロロシラン、γ−アクリロキシプロピルトリク
ロロシラン、メルカプト基含有アクリル系モノマー[ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレートとチオグリコール酸
との等モル反応物など]、イソシアネート基含有アクリ
ル系モノマー[メタクリロイルイソシアネート、アクリ
ロイルエチルイソシアネートなど]、その他、(メタ)ア
クリル酸、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサテ
ィック酸ビニル[シェル化学(株)製の商品名「ベオバ」]、
塩化ビニル、ビニルアルコール、アクリロニトリル、ス
チレン、(メタ)アクリル酸アミド、N−メチロールアク
リル酸アミド、N,N−ジメチル(メタ)アリルアミン、
ビニルピリジン、無水マレイン酸、ビニルピロリドン等
を併用されてよい。
【0011】本発明で用いる湿気硬化性ホットメルト型
接着剤(以下、湿気硬化HMAと称す)は、上述のポリ
マー(A)または(B)を主成分とし、通常これに必要に応
じて熱可塑性重合体、充填剤および可塑剤を配合し、さ
らに適当な添加剤、たとえば粘度調整用溶剤、硬化触
媒、粘着付与剤、軟化剤、揺変剤(ベントン、無水ケイ
酸、ケイ酸誘導体、尿素誘導体など)、染顔料、老化防
止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、シラン化合物、脱水剤等
を配合することにより構成され、常温で固形乃至半固形
を呈し、通常70〜100℃の加熱によって流動可能な
ペースト状あるいは液状となる。かかる加熱溶融後、常
温に冷却すると、固化して初期接着強度を発現し、そし
て大気中の湿気硬化により完全な固化状態に達し、特に
接着性に優れ、耐候性、耐熱性などの耐久性に極めて優
れた硬化物を形成することができる。
【0012】上記熱可塑性重合体は、湿気硬化HMAの
凝集力を向上させ、初期接着強度の発現向上に寄与する
と共に、湿気硬化HMAのガラス転移温度を低下させて
低温弾性を付与し、かつ低温から高温への物性変化を少
なくすることができ、さらに湿気硬化HMAのコスト低
減にも寄与する。かかる熱可塑性重合体の好適例として
は、多官能の環含有活性水素含有化合物(たとえば分子
量400〜2000の、ビスフェノール樹脂、テルペン
樹脂、クマロン樹脂、キシレン樹脂、ロジンエステル樹
脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂、テルペンフェノー
ル樹脂、ロジン樹脂、ポリエステル樹脂等)およびジオ
ール類(たとえばエチレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタン
ジオール、ポリカーボネートジオール、ポリテトラメチ
レングリコール、水添ポリブタジエンジオール、ポリア
クリルジオール、ポリオキシアルキレンジオール、ポリ
オキシアルキレン付加ビスフェノール等)またはトリオ
ール類(たとえばトリメチロールプロパン、グリセリ
ン、トリエチレントリオール、ポリオキシアルキレント
リオール等)に対し、過剰量のポリイソシアネート化合
物[たとえば2,4−または2,6−トリレンジイソシア
ネート、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、1,3−または1,4−キシリレンジイソシア
ネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、イソフ
ェロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、テトラメチレンジイソシアネート、ジメチルジフ
ェニルメタンジイソシアネート、シクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、
これらのポリイソシアネートのトリメチロールプロパン
付加物、またはポリイソシアネート重合体、特にMDI
が好ましい]を反応させて得られるもの(通常、融点7
0〜100℃)が挙げられ、たとえば(株)東洋化学研究
所から商品名「熱可塑性樹脂トーヨーエースU−B」で市
販されている。
【0013】かかる好適な熱可塑性重合体は、分子中に
ウレタン結合および環化合物が導入されており、これに
よってモル凝集エネルギーを出し、熱可塑性となること
ができ、しかも環化合物およびウレタン結合による極性
によって、特に主成分ポリマー(A)との相溶性が良好と
なる。なお、これ以外にも他の熱可塑性重合体として、
ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン
樹脂、ポリアクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、スチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド
樹脂、ゴム類等を使用することができ、この中で特にエ
チレン−酢酸ビニル共重合体が好ましい。なお、主成分
ポリマー(B)の場合には、重合成分および重合度を調整
すれば、熱可塑性重合体を併用しなくてもよい。
【0014】上記充填剤としては、たとえばケイ酸誘導
体、タルク、金属粉、炭酸カルシウム、クレー、カーボ
ンブラック等が挙げられる。上記可塑剤としては、たと
えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジシ
クロヘキシルフタレート、ジイソオクチルフタレート、
ジイソデシルフタレート、ジベンジルフタレート、ブチ
ルベンジルフタレート、トリオクチルホスフェート、エ
ポキシ系可塑剤、トルエン−スルホアミド、クロロパラ
フィン、アジピン酸エステル、ヒマシ油等が挙げられ
る。
【0015】以上の配合成分から成る湿気硬化HMAに
おいて、通常、主成分ポリマー(A)または(B)の含有量
は20〜60%(重量%、以下同様)、好ましくは30
〜50%に選定すればよく、また熱可塑性重合体では5
0%以下、充填剤では50%以下、可塑剤では20%以
下、および前記添加剤全量では10%以下の含有量に選
定されていることが好ましい。主成分ポリマー(A)また
は(B)が20%未満であると、寒冷時での基本物性の伸
びが出ず、かつ硬度が高すぎ、また60%を越えると、
作業性に問題が生じ易くなる傾向にある。熱可塑性重合
体が50%を越えると、寒冷時の物性が満足されない傾
向にある。充填剤が50%を越えると、湿気硬化HMA
の加熱溶融時の粘度が高すぎ、接着性や物性面に支障を
来す傾向にある。可塑剤が20%を越えると、接着性や
初期強度面で劣る傾向にある。
【0016】上記湿気硬化HMAは、たとえば以下の手
順によって調製しうる。先ず、熱可塑性重合体を溶融
し、これを該溶融温度付近に保温した窒素置換可能な釜
に投入する。次いで、窒素雰囲気下で主成分ポリマー
(A)または(B)を添加し、撹拌しながら充填剤および可
塑剤を加え、真空下で脱泡撹拌する。その後、添加剤と
してたとえば粘度調整用溶剤および硬化触媒を加え、さ
らに真空脱泡撹拌することにより、湿気硬化HMAを得
る。別法として、予め反応釜の中に可塑剤を投入してお
き、その中で主成分ポリマー(A)または(B)の製造を行
った後、順次、熱可塑性重合体、充填剤および添加剤を
加える手順によっても湿気硬化HMAを調製することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る太陽電池モジュールおよびその製造法について詳述す
る。図1の(イ),(ロ)に示される本発明の太陽電池モジ
ュール1は、透光板2の受光面2aと反対面に太陽電池
素子3を配設してなる太陽電池パネル4、および該太陽
電池パネル4の端部全周にわたって設けられ、透光板2
の受光面2aと反対面を支持する突片5を具備し、かつ
透光板2の受光面2aを開放状態とするフレーム6から
成り、上記太陽電池パネル4をフレーム6の突片5上
に、上述のポリマー(A)または(B)を主成分とする湿気
硬化HMA7で接着固定したことで構成されている。こ
こで、太陽電池パネル4には、透光板2としてたとえば
白板ガラスが用いられ、その受光面2aと反対面に配設
される複数枚の結晶系太陽電池素子3が、たとえばエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のシール材8で封入
されると共に、たとえばポリビニルフルオライド(PV
F)によってアルミニウム箔をサンドイッチしたバック
シート9で裏面側がカバーされている。そして、それぞ
れ図示しないが、各太陽電池素子3間はシール材8中で
結線接続し、バックシート9上に設けた端子ボックス内
の出力端子と接続することで、外部に発電出力が取り出
せるようになっている。さらに防水機能向上のために、
必要に応じて受光面側における湿気硬化HMA7の露出
部を、モール10等でカバーすることができる。このモ
ール10は、湿気硬化HMA7が冷却固化する前に添設
され、湿気硬化HMA7の冷却固化および湿気硬化とと
もに太陽電池パネル4、フレーム6、モール10の3者
間で接着固定されることになる。なお、モール10の使
用はあくまで外観向上のためのものであって、該モール
10を省略した場合の態様は図2で示される。
【0018】さらに、上記太陽電池素子3として結晶系
太陽電池素子を用いたが、これ以外にも、透光板2の受
光面2aと反対面に非晶質シリコーン等の薄膜半導体に
よる太陽電池素子を直接設け、該太陽電池素子上にエポ
キシ樹脂等の保護層を塗布コートしたタイプのものも使
用できる。このように、本発明においては太陽電池パネ
ルの構造は特に限定されるものではない。一方、上記フ
レーム6は、鋳造や射出成形によって一体的に形成され
た構造体(たとえばアルミダイキャストやエンジニアリ
ングプラスチック等の射出成形体)、あるいは4本の所
定形状の枠体を組立てたものでよく、また図示の如く、
取付穴11を設けることにより、屋外に設けたアレイ設
置用架台(図示せず)にネジ止めし、太陽電池アレイを構
成することができる。
【0019】次に、本発明に係る太陽電池モジュール1
の製造法は、上記フレーム6の突片5上に当該湿気硬化
HMA7を溶融塗布する工程、および該フレーム6の溶
融塗布した突片5上に太陽電池パネル4を載置した後、
冷却固化によって湿気硬化HMA7の初期接着強度を発
現させると共に、湿気硬化により完全固化させて、フレ
ーム6の突片5上に太陽電池パネル4を接着固定する工
程から成ることを特徴とし、以下、図3に模式的に示さ
れる太陽電池モジュールの組立てラインに沿って、その
製造全体について説明する。
【0020】なお、上記湿気硬化HMA7の突片5への
溶融塗布に先立ち、必らずしも必要としないが、必要に
応じ接着力をより高めるために、太陽電池パネル4およ
び/または突片5の接着面に(通常は、太陽電池パネル
4の接着面に)予め適当なプライマーを塗布することが
できる。かかるプライマーとしては、主にポリイソシア
ネート化合物、シランカップリング剤、チタネートカッ
プリング剤のいずれか1種または2種以上の混合物を有
機溶剤に溶解混合し、必要に応じてアクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、塩素化重合体等の皮膜形成物質を添加し
たもの(通常、固形分3〜20%の溶剤溶液)が例示さ
れ、ハケ、スプレー等により塗布した後、乾燥してか
ら、湿気硬化HMAを溶融塗布すればよい。この溶融塗
布をロボットで自動的に行う場合には、ホットメルトア
プリケーターを使用することができる。
【0021】図3の組立てラインは、フレーム用ライン
21と太陽電池パネル用ライン23に二分したものであ
り、ここで、先ずパネル用パレット25より太陽電池パ
ネル4を取り出し、太陽電池パネル用ライン23上のパ
ネル投入ステーションに供給する。次にプライマーを
塗布する場合、プライマー塗布ステーションにおい
て、太陽電池パネル4の接着面にプライマー27(たと
えばサンスター技研(株)製のプライマー#435−40
等)を塗布した後、オープンステーションでプライマ
ー27の乾燥時間として約1分間放置し、次いで搬出ス
テーションへ移され、適当な時点で、該搬出ステーシ
ョンからフレーム用ライン21のパネル貼り合わせス
テーション(3)へ搬出される。なお、プライマー塗布を
行なわない場合は、上記パネル用パレット25から太陽
電池パネル4を取り出し、そのままパネル貼り合わせス
テーション(3)へ搬出されることになる。
【0022】一方、フレーム用ライン21では、フレー
ム投入ステーション(1)に、組立て済みのフレーム6を
投入する。なお、このフレーム投入ステーションに先立
って、フレーム6を作製するフレーム作製ステーション
(図示せず)を設けてもよい。次に接着剤塗布ステーショ
ン(2)において、ポリマー(A)または(B)を主成分とす
る湿気硬化HMA7の70〜100℃で加熱溶融したも
のを、フレーム6の突片5(およびフレーム6内の周辺
箇所を含んでもよい、以下同様)上に塗布する。なお、
この溶融塗布の前に、上記プライマー塗布ステーション
で行ったと同様に、該突片5上にも予めプライマーを
塗布しておいてもよい。続いて、パネル貼り合せステー
ション(3)において、上記搬出ステーションからのプ
ライマー処理した、またはパネル用パレット25から取
り出したプライマー未処理の太陽電池パネル4を突片5
上に載置する。ここで、フレーム6が太陽電池パネル4
の外周形状に即してフレーム組立てを行ったものである
にも拘らず、その突片5があたかもフレーム6の内側に
貼り出した棚部の如き構造をとるため、簡単に太陽電池
パネル4の貼り合せ接着を行うことができる。
【0023】最後に必要に応じて、モール取り付けステ
ーション(4)でモール10を取り付けることにより、湿
気硬化HMA7の露出部をカバーする。以上の手順によ
って、目的とする太陽電池モジュール1が完成する。か
かる製造法で用いる湿気硬化HMAは、溶融塗布後、冷
却によって急激に増粘して流動性を失い、塗布量によっ
ては数秒から数分以内に固化して初期接着強度を発現す
る(なお、この段階では、完全硬化には至っていないも
のの、移動、堆積、梱包などの外力が加わった場合にも
フレームがズレない程度の充分な強度を有しているた
め、後の検査工程等におけるハンドリングに特に支障は
ない)。さらに、大気中の湿気との反応性(湿気硬化性)
を有しているので、その後の反応の進行により、より高
い硬度のゴム弾性を有するようになる。なお、かかる組
立てラインにおける太陽電池パネル4やフレーム6の搬
送作業、並びにプライマー27や湿気硬化HMA7の塗
布作業は、適当なロボット29、31によって行ってよ
く、該ロボットとして、一般的な6軸多関節型ロボット
などが使用できる。
【0024】次に、本発明で用いる湿気硬化HMAの製
造例(実施例として)を挙げ、比較例との接着試験を評価
する。 実施例1 (1)ポリマー(A)の製造 平均分子量10000のPPG[旭硝子(株)製、PML
−4010]105gを300mlセパラブルフラスコに入
れ、80℃に加熱した後、窒素雰囲気下トリレンジイソ
シアネート3.35gを加え(OH/NCO=1/2.
1)、同温度で24時間反応させる。次いで40℃まで
放冷後、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン[信越
シリコーン(株)製、KBE−903]3.32gを加え、
攪拌反応させてPPGの分子内に加水分解性シリル基を
導入することにより、ポリマー(A)を得る。
【0025】(2)湿気硬化HMAの調製 上記(1)ポリマー(A)100gを窒素置換された攪拌混
合機に投入し、温度を80℃に設定する。次いで、90
℃、3時間で溶融した熱可塑性重合体[(株)東洋化学研
究所製、熱可塑性樹脂トーヨーエースU−B]30gを加
え、同温度で20分間攪拌した後、ジシクロヘキシルフ
タレート15gを投入し、次いで予備乾燥したカーボン
ブラック80gおよび炭酸カルシウム25gを添加し、1
0mmHgで30分間真空攪拌した後、γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン8g、キシレン15gおよび硬化触
媒[ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)の1%キシレ
ン溶液0.3g]を加え、さらに30分間真空脱泡攪拌し
て湿気硬化HMAを得、これをアルミカートリッジに取
り出し、密封する。
【0026】実施例2 (1)ポリマー(A)の製造 旭ガラス(株)製のPPG(PML−4010)105gを
80℃に加熱後、イソシアネートプロピルメチルジメト
キシシラン[信越シリコーン(株)製、KBM−9207]
3.7gを加え、24時間反応させてポリマー(A)を得
る。 (2)湿気硬化HMAの調製 上記(1)のポリマー(A)100gを用いる以外は、実施
例1の(2)と同様な配合および条件で湿気硬化HMAを
得る。
【0027】実施例3 (1)ポリマー(B)の製造 n−ブチルアクリレート64g(0.5モル)、エチルアク
リレート50g(0.5モル)、γ−メタクリロキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン3.49g(0.015モル)お
よびγ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン
0.72g(0.004モル)を混合し、これにα,α'−ア
ゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.3gおよびジオ
クチルフタレート可塑剤60gを加えて攪拌混合する。
この混合液の一部(20g)をセパラブルフラスコに入
れ、窒素雰囲気下80℃まで徐々に加熱する。数分後に
重合が始まり、粘度が上昇するのを確認しつつ、そのま
ま攪拌および加熱を続ける。10分後、滴下漏斗を用い
て残りの混合液を徐々に滴下して重合に供する。滴下終
了後、約30分間そのまま加熱を続け、これにAIBN
(0.1g)を添加し、さらに約1時間加熱攪拌を続け、共
重合反応を完了させる。得られるポリマー(B)は、無色
透明の粘稠液体で、GPCによる平均分子量は3200
0であった。
【0028】(2)湿気硬化HMAの調製 上記(1)のポリマー(B)60gに炭酸カルシウム40gお
よび酸化チタン10gを加え、予備混合後3本ロールに
て均一に混練し、さらに減圧混合機中で5分間脱泡し、
さらにDBTDL(0.1g)、n−オクチルアミン0.2
g、メタノール2gおよびγ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン3gを加え、減圧混合を行って湿気硬化HMA
を得、これをアルミカートリッジに取り出し、密封す
る。
【0029】実施例4 (1)ポリマー(B)の製造 2−エチルヘキシルアクリレート147.2g(0.8モ
ル)、メチルメタクリレート20g(0.2モル)、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン4.98g(0.
02モル)、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン0.49g(0.0025モル)およびジオクチルフタレ
ート85gを混合し、これにAIBN(0.3g)を加えて
攪拌混合する。以後の操作は、実施例3の(1)と同様に
共重合反応を行ってポリマー(B)を得る。該ポリマー
(B)は、無色透明の粘稠液体で、GPCによる平均分子
量は56000であった。 (2)湿気硬化HMAの調製 上記(1)のポリマー(B)60gを用いる以外は、実施例
3の(2)と同様な配合および条件で湿気硬化HMAを得
る。
【0030】比較例1 下記組成のブチルゴム系ホットメルト型接着剤を用い
る。 組成 ブチルゴム(エクソン社製、ブチルゴム065) ・・・ 20 アタクチックポリプロピレン[三菱油化(株)製、 APP・B−3000] ・・・ 20 ポリブテン[日本石油(株)製、ポリブテンHV−300] ・・・ 24 粘着付与剤[荒川化学(株)製、タッキファイヤー アルコンP−115] ・・・ 32 ポリプロピレンワックス[三菱石油化学(株)製、 PPワックスHWNP055] ・・・ 4 比較例2 市販の1成分形成シリコーン系シール材[サンスター技
研(株)製、ペンギンシール#2505]を用いる。
【0031】比較例3 (1)ウレタンプレポリマーの製造 分子量12500のポリオキシプロピレンエチレントリ
オール(旭硝子(株)製、X8805、3官能、EO分1
2%、OH価13.8)100gを窒素置換された反応槽
に投入し、窒素雰囲気下4,4'−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI)7.9gを加え(NCO/OH=2.
61)、温度を80±5℃に調整して1時間反応させ
る。その後、ジブチルチンジラウレート(DBTDL)の
1%キシレン溶液0.05gを加え、同温度で20時間反
応させ、遊離NCO量1.48%、粘度24000cps/
80℃、380000cps/20℃のウレタンプレポリ
マーを得る。 (2)湿気硬化HMAの調製 実施例1/(2)において、ポリマー(A)に代えて上記
(1)のウレタンプレポリマーを用いる以外は、同様な配
合および条件で湿気硬化HMAを得る。
【0032】接着試験 実施例1〜4および比較例1〜3の接着剤をそれぞれ用
い、プライマー未処理の2枚の試験鋼板(12.5mm×2
5mm)に対して、その接着部(幅3mm)に各接着剤を60
〜100℃で溶融塗布して両鋼板を貼り合せた後、以下
の試験項目に供し、結果を下記表1に示す。 初期接着強度:20℃、65%RHで10分間放置後、
引張速度50mm/分で剪断強度を測定する。 常態接着強度:20℃、65%RHで7日間放置後、引
張速度50mm/分で剪断強度を測定する。 耐熱クリープ性:20℃、65%RHで7日間放置後、
試験片の片端に500gのおもりを吊り下げ、さらに9
0℃で48時間垂直放置し、試験片の落下の有無を観察
する。 耐候性(W/O):接着剤をガラス板上にビード状に塗布
し、接着剤の表面からウェザオメーターに暴露し、接着
剤の表面のキレツの有無を観察する。
【0033】
【表1】
【0034】以上の構成から成る本発明によれば、太陽
電池パネル4のフレーム6への取付けに、先に開発した
ウレタンプレポリマーを主成分とする湿気硬化性ホット
メルト型接着剤に代えて、1分子中に少なくとも2つの
加水分解性シリル基を含有するポリマー(A)または(B)
を主成分とする湿気硬化HMAを用いたことにより、接
着性に優れ、得られる太陽電池モジュールは特に屋外設
置での耐候性などの耐久性上の高度な要求にも充分満足
でき、かつ優れた電池機能の信頼性および品質を有する
ことができ、また、突片5を具備するフレーム6の使用
並びに該湿気硬化HMAの初期接着強度の発現および強
固な湿気硬化に基づき、太陽電池モジュールの組立時の
寸法誤差および組立後のフレームのズレの発生がなく、
さらに製造組立てラインにおいても、簡便かつ迅速な作
業で実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明太陽電池モジュールの一例を示し、
(イ)はその平面図および(ロ)は(イ)におけるA−A線断
面図である。
【図2】 本発明太陽電池モジュールの他の例の一部を
示す断面図である。
【図3】 本発明製造法の組立てラインを模式的に示す
フローシートである。
【符号の説明】
1 太陽電池モジュール 2 透光板 2a 受光面 3 太陽電池素子 4 太陽電池パネル 5 突片 6 フレーム 7 湿気硬化性ホットメルト型接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光板の受光面と反対面に太陽電池素子
    を配設してなる太陽電池パネル、および該太陽電池パネ
    ルの端部全周にわたって設けられ、透光板の受光面と反
    対面を支持する突片を具備し、かつ透光板の受光面を開
    放状態とするフレームから成り、上記太陽電池パネルを
    フレームの突片上に、1分子中に少なくとも2つの加水
    分解性シリル基を含有するポリマーを主成分とする湿気
    硬化性ホットメルト型接着剤で接着固定したことを特徴
    とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 湿気硬化性ホットメルト型接着剤の主成
    分ポリマーが、イソシアネート基と反応しうる官能基と
    してヒドロキシル基、メルカプト基またはモノ置換もし
    くは非置換のアミノ基を少なくとも2つ有し、そして該
    官能基とのウレタン結合もしくはウレア結合を介して1
    分子中に少なくとも2つの加水分解性シリル基を導入し
    たポリマーである請求項1に記載の太陽電池モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 湿気硬化性ホットメルト型接着剤の主成
    分ポリマーが、アクリル酸エステル単量体の少なくとも
    1種と、ビニルアルコキシシランおよび(メタ)アクリロ
    キシアルコキシシランの群から選ばれる少なくとも1種
    と、連鎖移動剤としてメルカプトアルコキシシランの少
    なくとも1種とのラジカル共重合によって得られる1分
    子中に少なくとも2つのアルコキシシリル基を含有する
    ポリマーである請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記フレームの突片上に、1分子中に少
    なくとも2つの加水分解性シリル基を含有するポリマー
    を主成分とする湿気硬化性ホットメルト型接着剤を溶融
    塗布する工程、および該フレームの溶融塗布した突片上
    に太陽電池パネルを載置した後、冷却固化によって上記
    ホットメルト型接着剤の初期接着強度を発現させると共
    に、湿気硬化により完全固化させて、フレームの突片上
    に太陽電池パネルを接着固定する工程から成ることを特
    徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュールの製造
    法。
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