JPH0956444A - ヘアロッド - Google Patents

ヘアロッド

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JPH0956444A
JPH0956444A JP23786695A JP23786695A JPH0956444A JP H0956444 A JPH0956444 A JP H0956444A JP 23786695 A JP23786695 A JP 23786695A JP 23786695 A JP23786695 A JP 23786695A JP H0956444 A JPH0956444 A JP H0956444A
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sodium acetate
acetate trihydrate
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Takeshi Matsushita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱するヘアロッドを繰り返し使用ができる
ようにしする。 【解決手段】 液相の酢酸ナトリウム三水塩を封入し、
物理的刺激による結晶化時の発熱と、結晶化した後の融
点以上の加熱による再生を利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘアカーラーのロ
ッド、即ちヘアロッドに関する。更に詳しくは、発熱す
るヘアロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発熱するヘアロッドとしては、所
謂使い捨て懐炉と同様の金属粉を主体とする粉状発熱体
を封入し、粉状発熱体が空気に触れて酸化する時の熱を
利用して発熱させるようにしたものが市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のヘアロッドの場合、使用前に空気に触れると発熱し
てしまうため、厳密な包装が必要となることに加え、繰
り返し使用ができないので使い捨てとせざるを得ず、無
駄が多くコストも高くつく問題がある。従って、旅行用
等、ごく限られた用途にしか使用できず、日常の使用
や、使用頻度の高い美容室での使用には馴染まないもの
でしかない。
【0004】本発明は、発熱するヘアロッドを繰り返し
使用ができるようにし、日常の使用や美容室での使用を
可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために請求項1の発
明では、液相の酢酸ナトリウム三水塩を封入した筒状本
体の少なくとも一端に、この液相の酢酸ナトリウム三水
塩に物理的刺激を与えて発熱を伴う結晶化を開始させる
スイッチを設けることとしているものである。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、スイッチを、弾性的に押し込まれることで、液相
の酢酸ナトリウム三水塩中で金属同志を擦り合わせるも
のとしているものである。
【0007】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、両端に、止めバンドが掛けられるバンド溝を形成
し、このバンド溝に止めバンドを掛けた時に止めバンド
で押圧される位置にスイッチを位置させることとしてい
るものである。
【0008】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、スイッチの底部に合成樹脂製の押圧軸を取り付け
る一方、筒状本体内を横断して金属製のヒット板を固定
し、スイッチを押圧した時に押圧軸が押圧する位置に、
ヒット板を貫通した金属製ビスを、わずかな緩みをもっ
てナットで締め付け固定することとしているものであ
る。
【0009】請求項5の発明では、請求項2ないし4い
ずれかの発明において、筒状本体の少なくとも一端を、
弾性的に内側に押し込み可能な弾性板によって封止し、
この弾性板にスイッチを取り付けることとしているもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図3に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0011】図1に示されるように、本発明のヘアロッ
ドは、筒状本体1の両端にキャップ2を嵌め込んで封止
したものとなっている。筒状本体1は、頭髪を巻き付け
やすいよう、中央がやや縮径された鼓状をなしている。
【0012】筒状本体1内には、液相の酢酸ナトリウム
三水塩が封入されている。酢酸ナトリウム三水塩は、酢
酸を水酸化ナトリウム又は炭酸ナトリウムで中和する
か、酢酸カルシウムに硫酸ナトリウムを加えて濾過し、
濾液を蒸発させることで得ることができる。この酢酸ナ
トリウム三水塩は、融点58℃の結晶体で、融点以上に
加熱することで液相として筒状本体1内に封入されてい
るものである。
【0013】酢酸ナトリウム三水塩は、液相状態で物理
的な刺激を与えると、その周囲で結晶化が開始され、こ
れが波及的に進行する性質を有する。また、この結晶化
時に結晶化熱を発生する。本発明では、この結晶化熱を
利用してヘアロッドを発熱させるものである。また、結
晶化した酢酸ナトリウム三水塩は、その融点以上に加熱
することで液相へ戻すことができ、一旦液相化した後は
室温まで降温しても再び物理的刺激を受けるまでこの液
相状態を保つので、繰り返し発熱させることが可能であ
る。
【0014】上記液相の酢酸ナトリウム三水塩に物理的
刺激を与えて結晶化させる機構はキャップ2に設けられ
ている。
【0015】図2に明示されているように、キャップ2
は、周側壁3とこの周側壁3の内側に設けられた弾性板
4とから構成されており、筒状本体1の両端部に嵌め込
まれて筒状本体1を封止している。弾性板4は、同心円
状に襞の付いた蛇腹状をなし、弾性的に内側に押し込む
ことができるようになっている。
【0016】上記弾性板4の中央部には、スイッチ5が
設けられており、このスイッチ5の底部からは押圧軸6
が筒状本体1内へと突出している。押圧軸6はスイッチ
5と一体の合成樹脂製で、スイッチ5を押圧すると、弾
性板4が弾性的に内側に押し込まれることで、押圧軸6
が前進するものとなっている。
【0017】押圧軸6の前方には、筒状本体1を横断し
てヒット板7が固定されている。ヒット板7は、図3に
示されるような細長い金属板で、中央に貫通孔8を有
し、この貫通孔8を貫通した金属製のビス9がナット1
0によってヒット板7に固定されている。上記ビス9
は、スイッチ5を押圧した時に前進する押圧軸6の先端
で押圧される位置に設けられており、この押圧によりヒ
ット板7に対してビス9が微かに擦れ合う程度にわずか
な緩みをもってナット10で締め付け固定されているも
のである。
【0018】一方、キャップ2の周側壁3には、本ヘア
ロッドに巻き付けた頭髪を止めるための止めバンド(図
示されていない)を掛けるバンド溝11が形成されてい
る。スイッチ5は、相対向するこのバンド溝11に止め
バンドを通して掛けた時に、止めバンドで押圧される位
置に配置されているものである。
【0019】次に、上述の本発明のヘアロッドの使用方
法について説明する。
【0020】まず、封入されている酢酸ナトリウム三水
塩が液相状態にある本ヘアロッドに頭髪を巻き付け、輪
ゴム状の止めバンドを両端のバンド溝11に掛け渡して
頭髪を止める。
【0021】この状態でスイッチ5を手で押してもよい
が、前述のように止めバンドによってスイッチ5が内側
に押し込まれるようにしておくと、止めバンドを掛ける
だけで自動的に発熱が開始される。
【0022】即ち、スイッチ5が押されて押圧軸6がビ
ス9を押圧すると、ビス9がヒット板7と微かに擦れ合
う。ヒット板7の周囲は液相の酢酸ナトリウム三水塩で
満たされているので、この金属同志の擦れ合いが、液相
の酢酸ナトリウム三水塩が結晶化する物理的刺激とな
り、ビス9の付近で始まった結晶化が全体へ波及し、こ
の結晶化に伴って結晶化熱を生じて本ヘアロッドが発熱
する。頭髪を巻き付けたヘアロッド自体が発熱すること
になるので、パーマネントのかかり具合が向上すると共
に、外部的に加熱する手間も省略することができる。
【0023】上記のようにしてヘアセットに供した本ヘ
アロッド内の酢酸ナトリウム三水塩は結晶化している
が、例えば熱水中に浸漬すること等によってその融点以
上に加熱すると、再び液相状態に戻すことができる。そ
して、液相状態となった酢酸ナトリウム三水塩は、物理
的刺激が加わらなければ室温にまで降温しても結晶化し
ないため、同様の使用を繰り返すことができる。
【0024】液相の酢酸ナトリウム三水塩を結晶化させ
る物理的刺激としては、金属同志の擦れ合いを利用する
と、不用意な結晶化を防止しながら、必要な時に確実に
結晶化を得やすい利点がある。具体的には、上述のよう
に、ナット10で締め付け固定されたビス9は強く押圧
されないとヒット板7と擦れ合いを生じないので、不用
意な結晶化開始を防止できる。また、押圧軸6を合成樹
脂製としているのは、押圧軸6とビス9の擦れ合いによ
って不用意な結晶化を生じないようにするためのもので
ある。
【0025】上述の例は、筒状本体1の両端に同様のキ
ャップ2を嵌め込んだものとなっているが、図2に示さ
れるようなスイッチ5付のキャップ2は筒状本体1の少
なくとも一端に設ければよい。また、弾性板4は、上述
の例のように蛇腹状でなくても、弾性的に内側に押し込
める柔軟性が得られれば、平板でもよい。
【0026】スイッチ5は、一般的な押しボタンのよう
にスプリングを利用して弾性的に押し込めるようにした
ものでもよいが、上記の例のように弾性板4の弾性を利
用して弾性的に押し込めるようにすると、構造を簡略化
できるので好ましい。
【0027】液相の酢酸ナトリウム三水塩の封入量は、
ヘアセットに必要な温度や当該温度の維持時間等と共
に、着用者の負担とならない重量等を勘案して定めるこ
とが好ましい。
【0028】本ヘアロッドを構成する筒状本体やキャッ
プ等は、液相の酢酸ナトリウム三水塩の結晶化に伴う発
熱と、結晶化した酢酸ナトリウム三水塩の融点以上への
加熱とに耐えられることと、加工性や経済性を考慮する
と、耐熱性の合成樹脂で構成することが好ましい。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、ヘアロッド自体を発熱させてセット力を高めること
ができるだけでなく、繰り返し使用が可能であることか
ら、経済的であり、日常使用や美容室での使用を促進で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘアロッドの一実施の形態を示す斜視
図である。
【図2】図1に示されるヘアロッドのキャップ付近の断
面図である。
【図3】図2に示されるヒット板の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 筒状本体 2 キャップ 3 周側壁 4 弾性板 5 スイッチ 6 押圧軸 7 ヒット板 8 貫通孔 9 ビス 10 ナット 11 バンド溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液相の酢酸ナトリウム三水塩が封入され
    た筒状本体の少なくとも一端に、この液相の酢酸ナトリ
    ウム三水塩に物理的刺激を与えて発熱を伴う結晶化を開
    始させるスイッチが設けられていることを特徴とするヘ
    アロッド。
  2. 【請求項2】 スイッチが、弾性的に押し込まれること
    で、液相の酢酸ナトリウム三水塩中で金属同志を擦り合
    わせるものであることを特徴とする請求項1のヘアロッ
    ド。
  3. 【請求項3】 両端に、止めバンドが掛けられるバンド
    溝が形成されており、このバンド溝に止めバンドを掛け
    た時に止めバンドで押圧される位置にスイッチが位置し
    ていることを特徴とする請求項2のヘアロッド。
  4. 【請求項4】 スイッチの底部に合成樹脂製の押圧軸が
    突出している一方、筒状本体内を横断して金属製のヒッ
    ト板が固定されており、スイッチを押圧した時に押圧軸
    が押圧する位置に、ヒット板を貫通した金属製ビスが、
    わずかな緩みをもってナットで締め付け固定されている
    ことを特徴とする請求項3のヘアロッド。
  5. 【請求項5】 筒状本体の少なくとも一端が、弾性的に
    内側に押し込み可能な弾性板によって封止されており、
    この弾性板にスイッチが取り付けられていることを特徴
    とする請求項2ないし4いずれかのヘアロッド。
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