JPH0957829A - 貼り合わせブロー成形方法 - Google Patents
貼り合わせブロー成形方法Info
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- JPH0957829A JPH0957829A JP21777595A JP21777595A JPH0957829A JP H0957829 A JPH0957829 A JP H0957829A JP 21777595 A JP21777595 A JP 21777595A JP 21777595 A JP21777595 A JP 21777595A JP H0957829 A JPH0957829 A JP H0957829A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parison
- resin sheet
- mold
- blow molding
- resin
- Prior art date
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂シートとパリソンとの間にガス介在のな
い、表面転写性に優れた段差のない平滑な高品質の貼り
合わせブロー成形品を得ることができる貼り合わせブロ
ー成形方法を提供するものである。 【解決手段】 樹脂シートSを貼り合わせてつくる貼り
合わせブロー成形方法であって、樹脂シートSを、平面
視においてパリソンPに向かって凸なる状態に湾曲させ
て該パリソンPと金型キャビティ面との間に垂下させて
静止させた後、該金型キャビティ面と該パリソン表面と
の間に樹脂シートSを挟んで両金型8の型閉動作を開始
し、該樹脂シート裏面と該パリソン表面の大部分が接触
した位置で型閉動作を一時停止して樹脂シートSとパリ
ソンPとが完全に融着するまでの一定時間を保持した
後、型閉動作を再開して型閉完了し、ブローイングを行
なった後に冷却して成形品を取り出す。
い、表面転写性に優れた段差のない平滑な高品質の貼り
合わせブロー成形品を得ることができる貼り合わせブロ
ー成形方法を提供するものである。 【解決手段】 樹脂シートSを貼り合わせてつくる貼り
合わせブロー成形方法であって、樹脂シートSを、平面
視においてパリソンPに向かって凸なる状態に湾曲させ
て該パリソンPと金型キャビティ面との間に垂下させて
静止させた後、該金型キャビティ面と該パリソン表面と
の間に樹脂シートSを挟んで両金型8の型閉動作を開始
し、該樹脂シート裏面と該パリソン表面の大部分が接触
した位置で型閉動作を一時停止して樹脂シートSとパリ
ソンPとが完全に融着するまでの一定時間を保持した
後、型閉動作を再開して型閉完了し、ブローイングを行
なった後に冷却して成形品を取り出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パリソン表面に樹
脂シートを貼り合わせた成形品を成形する貼り合わせブ
ロー成形方法に係り、特に樹脂シートと本体樹脂との間
にガス介在のない外観の優れた高品質の、樹脂シート貼
り合わせ成形品を得ることができる貼り合わせブロー成
形方法に関するものである。
脂シートを貼り合わせた成形品を成形する貼り合わせブ
ロー成形方法に係り、特に樹脂シートと本体樹脂との間
にガス介在のない外観の優れた高品質の、樹脂シート貼
り合わせ成形品を得ることができる貼り合わせブロー成
形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイスヘッドから筒状に射出または押し
出されたパリソンから中空状の樹脂製品をつくるブロー
成形では、ダイスヘッドからパリソンを射出または押し
出し、パリソンピンチによって袋状にされたパリソンに
プリブローを行なって僅かに膨らませ、開放された金型
内に入れて金型を閉じ、金型とパリソンとで形成される
キャビティ内のガスを抜いた後、金型表面に通じる小さ
な空気抜き穴より真空ポンプ装置を介して空気を吸引し
たうえ、パリソン内に高圧の空気吹き込みを行なってパ
リソンをキャビティに基づく所定の形状としたあと金型
で冷却して成形を完了する。このようにして、成形され
た樹脂製品は金型を開いて取り出される。図7に示すも
のは、従来のブロー成形機を示す。図7のものは溶融樹
脂をダイスヘッド2の側方1個所より供給する、いわゆ
る、サイドフィード方式のブロー成形機1を示し、射出
装置4により押圧された高温溶融状態の樹脂は樹脂供給
口2aを経由してダイスヘッド2とマンドレル3との間
に設けた環状の通路を通り、最下端の環状空間通路7よ
り吐出されてパリソンPを形成する。ダイスヘッド2の
樹脂供給口2aと180°隔たった位置には通路2bと
その外側に設けたバルブ5(またはプラグ)が配設され
る。そして、コア3aはマンドレル3を貫通したパリコ
ン用ロッド6aに接続され、パリコンシリンダ6の作動
により上下方向僅かに進退動され、パリソンPの肉厚を
制御するために環状空間通路7の間隙(ギャップ)を調
整できるようになっている。
出されたパリソンから中空状の樹脂製品をつくるブロー
成形では、ダイスヘッドからパリソンを射出または押し
出し、パリソンピンチによって袋状にされたパリソンに
プリブローを行なって僅かに膨らませ、開放された金型
内に入れて金型を閉じ、金型とパリソンとで形成される
キャビティ内のガスを抜いた後、金型表面に通じる小さ
な空気抜き穴より真空ポンプ装置を介して空気を吸引し
たうえ、パリソン内に高圧の空気吹き込みを行なってパ
リソンをキャビティに基づく所定の形状としたあと金型
で冷却して成形を完了する。このようにして、成形され
た樹脂製品は金型を開いて取り出される。図7に示すも
のは、従来のブロー成形機を示す。図7のものは溶融樹
脂をダイスヘッド2の側方1個所より供給する、いわゆ
る、サイドフィード方式のブロー成形機1を示し、射出
装置4により押圧された高温溶融状態の樹脂は樹脂供給
口2aを経由してダイスヘッド2とマンドレル3との間
に設けた環状の通路を通り、最下端の環状空間通路7よ
り吐出されてパリソンPを形成する。ダイスヘッド2の
樹脂供給口2aと180°隔たった位置には通路2bと
その外側に設けたバルブ5(またはプラグ)が配設され
る。そして、コア3aはマンドレル3を貫通したパリコ
ン用ロッド6aに接続され、パリコンシリンダ6の作動
により上下方向僅かに進退動され、パリソンPの肉厚を
制御するために環状空間通路7の間隙(ギャップ)を調
整できるようになっている。
【0003】一方、このようなブロー成形機1を使用し
て吐出されたパリソンと金型キャビティとの間に樹脂シ
ートを介在させたうえ金型を型締めし、表面に樹脂シー
トを貼1合わせたブロー成形品を生産することが、従
来、実施されていた。
て吐出されたパリソンと金型キャビティとの間に樹脂シ
ートを介在させたうえ金型を型締めし、表面に樹脂シー
トを貼1合わせたブロー成形品を生産することが、従
来、実施されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の貼り合わせブロー成形品は、樹脂シートがブ
ロー成形中に破れたり、あるいは成形品の表面に皺を発
生して平滑な平面の形成が損われたり、樹脂シートとパ
リソン表面との間にエアが介在して成形品表面に気泡と
なって残存し樹脂シートとパリソン表面とが表面全面に
亘って密着しないという不都合が生じていた。そこで、
パリソンと貼り合わせる樹脂シートに前以て複数の微細
貫通孔を穿孔しておき、金型の型締後に金型内面からエ
ア吸引を積極的に行なうことにより、樹脂シートとパリ
ソン表面との間に介在するエアを排出して両者の密着を
図る方策も考えられるが、この場合には樹脂シートの微
細貫通孔の穿孔が煩雑でコスト高となるとともに、成形
後の成形品表面に微細貫通孔の痕跡である孔跡が残存し
て、外観を損なうという問題があらたに発生した。ま
た、従来の貼り合わせブロー成形品の樹脂シートの表面
性は悪く、光沢性を欠き商品価値が低いという難点も有
った。また、樹脂シートに継ぎ目が有る場合は、その継
ぎ目に段差ができやすく、連続した平滑な平面が得られ
ないという問題も有った。
うな従来の貼り合わせブロー成形品は、樹脂シートがブ
ロー成形中に破れたり、あるいは成形品の表面に皺を発
生して平滑な平面の形成が損われたり、樹脂シートとパ
リソン表面との間にエアが介在して成形品表面に気泡と
なって残存し樹脂シートとパリソン表面とが表面全面に
亘って密着しないという不都合が生じていた。そこで、
パリソンと貼り合わせる樹脂シートに前以て複数の微細
貫通孔を穿孔しておき、金型の型締後に金型内面からエ
ア吸引を積極的に行なうことにより、樹脂シートとパリ
ソン表面との間に介在するエアを排出して両者の密着を
図る方策も考えられるが、この場合には樹脂シートの微
細貫通孔の穿孔が煩雑でコスト高となるとともに、成形
後の成形品表面に微細貫通孔の痕跡である孔跡が残存し
て、外観を損なうという問題があらたに発生した。ま
た、従来の貼り合わせブロー成形品の樹脂シートの表面
性は悪く、光沢性を欠き商品価値が低いという難点も有
った。また、樹脂シートに継ぎ目が有る場合は、その継
ぎ目に段差ができやすく、連続した平滑な平面が得られ
ないという問題も有った。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
して、滑らかな光沢性の有る表面性の優れた高品質の貼
り合わせブロー成形品を得るために、本発明では、第1
の発明においては、ダイスヘッドとマンドレルの下端に
取り付けたコアとの間の環状の樹脂通路から吐出された
パリソンの外面に樹脂シートを貼り合わせて左右一対の
金型で挟んで中空状の製品をつくる貼り合わせブロー成
形方法であって、樹脂シートを、平面視においてパリソ
ンに向かって凸なる状態に湾曲させて該パリソンと金型
キャビティ面との間に垂下させて静止させた後、該金型
キャビティ面と該パリソン表面との間に該樹脂シートを
挟んで両金型の型閉動作を開始し、該樹脂シート裏面と
該パリソン表面の大部分が接触した位置で型閉動作を一
時停止して該樹脂シートと該パリソンとが完全に融着す
るまでの一定時間を保持した後、型閉動作を再開して型
閉完了し、ブローイングを行なった後に冷却して成形品
を取り出すこととした。また、第2の発明では、ダイス
ヘッドとマンドレルの下端に取り付けたコアとの間の環
状の樹脂通路から吐出されたパリソンの外面に樹脂シー
トを貼り合わせて左右一対の金型で挟んで中空状の製品
をつくる貼り合わせブロー成形方法であって、樹脂シー
トを、金型の外周よりパリソン方向に突出し、かつ、押
圧力に対して収縮自在な緩衝機構を中間に介在させた吸
着盤によって保持して、平面視においてパリソンに向か
って凸なる状態に湾曲させて該パリソンと金型キャビテ
ィ面との間に垂下させて静止させた後、該金型キャビテ
ィ面と該パリソン表面との間に該樹脂シートを挟んで両
金型を一定の型閉速度で型閉して型閉完了し、ブローイ
ングを行なった後に冷却して成形品を取り出すこととし
た。また、第3の発明では、第1の発明あるいは第2の
発明において、型閉前または型閉後に金型表面を、樹脂
シートまたはパリソンのいずれかの軟化点温度のうち高
い方の軟化点以上に加熱し、ブローイング中もしくはブ
ローイング後に成形品を取り出せる温度まで金型を冷却
した後、成形品を取り出すこととした。さらに、第4の
発明では、第1の発明〜第3の発明において、金型キャ
ビティ面とパリソン表面との間に樹脂シートを挟んで金
型を閉じる前に、あらかじめ該樹脂シートを該樹脂シー
トの軟化点温度よりも低い温度まで予熱するようにし
た。そして、第5の発明では、第1の発明〜第4の発明
において、各々、樹脂シート裏面とパリソン表面との間
に、金属板、金属箔、ガラス、セラミック材、石材など
の無機材質あるいは、皮、紙、木材などの有機材質のい
ずれか、もしくは、それらの組み合わせを介在させて成
形することとした。
して、滑らかな光沢性の有る表面性の優れた高品質の貼
り合わせブロー成形品を得るために、本発明では、第1
の発明においては、ダイスヘッドとマンドレルの下端に
取り付けたコアとの間の環状の樹脂通路から吐出された
パリソンの外面に樹脂シートを貼り合わせて左右一対の
金型で挟んで中空状の製品をつくる貼り合わせブロー成
形方法であって、樹脂シートを、平面視においてパリソ
ンに向かって凸なる状態に湾曲させて該パリソンと金型
キャビティ面との間に垂下させて静止させた後、該金型
キャビティ面と該パリソン表面との間に該樹脂シートを
挟んで両金型の型閉動作を開始し、該樹脂シート裏面と
該パリソン表面の大部分が接触した位置で型閉動作を一
時停止して該樹脂シートと該パリソンとが完全に融着す
るまでの一定時間を保持した後、型閉動作を再開して型
閉完了し、ブローイングを行なった後に冷却して成形品
を取り出すこととした。また、第2の発明では、ダイス
ヘッドとマンドレルの下端に取り付けたコアとの間の環
状の樹脂通路から吐出されたパリソンの外面に樹脂シー
トを貼り合わせて左右一対の金型で挟んで中空状の製品
をつくる貼り合わせブロー成形方法であって、樹脂シー
トを、金型の外周よりパリソン方向に突出し、かつ、押
圧力に対して収縮自在な緩衝機構を中間に介在させた吸
着盤によって保持して、平面視においてパリソンに向か
って凸なる状態に湾曲させて該パリソンと金型キャビテ
ィ面との間に垂下させて静止させた後、該金型キャビテ
ィ面と該パリソン表面との間に該樹脂シートを挟んで両
金型を一定の型閉速度で型閉して型閉完了し、ブローイ
ングを行なった後に冷却して成形品を取り出すこととし
た。また、第3の発明では、第1の発明あるいは第2の
発明において、型閉前または型閉後に金型表面を、樹脂
シートまたはパリソンのいずれかの軟化点温度のうち高
い方の軟化点以上に加熱し、ブローイング中もしくはブ
ローイング後に成形品を取り出せる温度まで金型を冷却
した後、成形品を取り出すこととした。さらに、第4の
発明では、第1の発明〜第3の発明において、金型キャ
ビティ面とパリソン表面との間に樹脂シートを挟んで金
型を閉じる前に、あらかじめ該樹脂シートを該樹脂シー
トの軟化点温度よりも低い温度まで予熱するようにし
た。そして、第5の発明では、第1の発明〜第4の発明
において、各々、樹脂シート裏面とパリソン表面との間
に、金属板、金属箔、ガラス、セラミック材、石材など
の無機材質あるいは、皮、紙、木材などの有機材質のい
ずれか、もしくは、それらの組み合わせを介在させて成
形することとした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においては、吐出されたパ
リソン表面と金型キャビティ面との間に、平面視におい
てパリソンに向かって凸なる状態に屈曲させた状態で樹
脂シートを両者間に垂下させて静止させ、金型を型閉し
た後、ブローイングすることによって、樹脂シートとパ
リソンを金型キャビティ面に押圧し、樹脂シート表面が
金型キャビティ面に転写された高光沢の表面転写性のよ
い貼り合わせブロー成形品を得ることができる。また、
金型キャビティ面を樹脂シートやパリソン樹脂のいずれ
の軟化点温度以上に加熱して型締することにより、一層
転写性の良い成形品が得られる。そして、この樹脂シー
トを軟化温度近くまであらかじめ昇温してから、貼り合
わせ型締したときには、パリソンと樹脂シートの密着は
一層向上する。また、樹脂シートの色彩を自由に選択し
たり、あるいはあらかじめ加飾模様や加飾文様を印写し
た樹脂シートを採用することにより、種々の意匠、デザ
インを有する成形品を得ることができる。また、樹脂シ
ート裏面とパリソン表面との間に、金属板、金属箔、ガ
ラス、セラミック材、石材などの無機材質あるいは、
皮、紙、木材などの有機材質のいずれか、もしくは、そ
れらの組み合わせを介在させて成形することにより、一
層広がりのある製品群を得ることができる。
リソン表面と金型キャビティ面との間に、平面視におい
てパリソンに向かって凸なる状態に屈曲させた状態で樹
脂シートを両者間に垂下させて静止させ、金型を型閉し
た後、ブローイングすることによって、樹脂シートとパ
リソンを金型キャビティ面に押圧し、樹脂シート表面が
金型キャビティ面に転写された高光沢の表面転写性のよ
い貼り合わせブロー成形品を得ることができる。また、
金型キャビティ面を樹脂シートやパリソン樹脂のいずれ
の軟化点温度以上に加熱して型締することにより、一層
転写性の良い成形品が得られる。そして、この樹脂シー
トを軟化温度近くまであらかじめ昇温してから、貼り合
わせ型締したときには、パリソンと樹脂シートの密着は
一層向上する。また、樹脂シートの色彩を自由に選択し
たり、あるいはあらかじめ加飾模様や加飾文様を印写し
た樹脂シートを採用することにより、種々の意匠、デザ
インを有する成形品を得ることができる。また、樹脂シ
ート裏面とパリソン表面との間に、金属板、金属箔、ガ
ラス、セラミック材、石材などの無機材質あるいは、
皮、紙、木材などの有機材質のいずれか、もしくは、そ
れらの組み合わせを介在させて成形することにより、一
層広がりのある製品群を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例の詳細
について説明する。図1〜図5は本発明の実施例に係
り、図1はブロー成形機の全体縦断面図、図2はブロー
成形機の要部拡大平面図、図3は貼り合わせブロー成形
品の表面状態を示す断面図、図4は金型温度変化を説明
するグラフ、図5は貼り合わせ前後の樹脂シートの拡大
断面図である。図1、図2において、ブロー成形機1の
ダイスヘッド2の下方には、左右一対の金型8、8が接
離自在に配設されるとともに、金型8の外周には矩形平
板状の樹脂シートSの外周端を吸着把持する複数個の吸
着盤32が緩衝機構30を介してパリソンP方向に突設
され、吸着盤32の対向する方向は、図2に示すよう
に、樹脂シートSがパリソンPに向かって凸になるよう
湾曲に屈曲する状態に取り付けられる。吸着盤32は伸
縮性ある樹脂製で皿形状をしており、内部の空間内の空
気を導管を介して吸入ポンプで吸引し、真空状態として
吸着盤に当接する物体を吸着する。
について説明する。図1〜図5は本発明の実施例に係
り、図1はブロー成形機の全体縦断面図、図2はブロー
成形機の要部拡大平面図、図3は貼り合わせブロー成形
品の表面状態を示す断面図、図4は金型温度変化を説明
するグラフ、図5は貼り合わせ前後の樹脂シートの拡大
断面図である。図1、図2において、ブロー成形機1の
ダイスヘッド2の下方には、左右一対の金型8、8が接
離自在に配設されるとともに、金型8の外周には矩形平
板状の樹脂シートSの外周端を吸着把持する複数個の吸
着盤32が緩衝機構30を介してパリソンP方向に突設
され、吸着盤32の対向する方向は、図2に示すよう
に、樹脂シートSがパリソンPに向かって凸になるよう
湾曲に屈曲する状態に取り付けられる。吸着盤32は伸
縮性ある樹脂製で皿形状をしており、内部の空間内の空
気を導管を介して吸入ポンプで吸引し、真空状態として
吸着盤に当接する物体を吸着する。
【0008】一方、金型8のキャビティ面に対向する部
分には、必要に応じて熱媒体や冷媒体を切替えて流し、
金型8のキャビティ面を加熱または冷却する媒体通路8
aが配設され、図示しない媒体(熱媒体または冷媒体)
切替供給装置と接続される。また、金型8のキャビティ
面からキャビティ面に直交して金型8を貫通し、空気を
排出するベント孔8bが適当間隔に複数個配列されて設
けられる。さらに、これらのベント孔8bから排出され
る空気を積極的に吸引するために、金型8の外側を覆う
ようにして集合ダクト10が設けられ、電磁弁12およ
び吸引ファン14を備えた排気管11が設けられる。あ
るいは、金型8はベント孔8bの代わりに、微細通気孔
が無数に施された金属、すなわちポーラス金属を使用し
てもよい。
分には、必要に応じて熱媒体や冷媒体を切替えて流し、
金型8のキャビティ面を加熱または冷却する媒体通路8
aが配設され、図示しない媒体(熱媒体または冷媒体)
切替供給装置と接続される。また、金型8のキャビティ
面からキャビティ面に直交して金型8を貫通し、空気を
排出するベント孔8bが適当間隔に複数個配列されて設
けられる。さらに、これらのベント孔8bから排出され
る空気を積極的に吸引するために、金型8の外側を覆う
ようにして集合ダクト10が設けられ、電磁弁12およ
び吸引ファン14を備えた排気管11が設けられる。あ
るいは、金型8はベント孔8bの代わりに、微細通気孔
が無数に施された金属、すなわちポーラス金属を使用し
てもよい。
【0009】矩形平板状の樹脂シートSは、パリソンP
と同種の樹脂とするほか、パリソンPとは別種のものと
することもできる。樹脂シートSは多層樹脂シートでも
よく、シート間に金属箔、紙、ガラス繊維等がサンドウ
ィッチ状に積層されていてもよく、シートに無機物(ガ
ラス繊維、無機鉱物など)が充填されていてもよい。た
だし、バリの部分についたシート材も粉砕され、次期成
形ショットへ再利用されることもあるので、基本的には
パリソンPと同種材料が望ましい。樹脂シートSの厚さ
は、貼り合わせブロー成形品を製作する必要上あまり厚
いものは好ましくなく、通常1mm以下とするが、好ま
しくは0.2mm〜0.4mmの薄手のものが望まし
い。樹脂シートSがあまり厚いと、皺が入りやすい深物
形状ではキャビティ形状に合致した成形品が得にくい。
また、成形後の冷却時間が長くなり生産性を低下させ
る。また、あまり薄すぎると樹脂シートSが成形中に破
損する惧れがある。樹脂シートSの表面には、パリソン
Pとの圧着成形の際にパリソンPと樹脂シートSとの間
に介在する空気を排出させるための微細貫通孔hを、適
当間隔で格子状または千鳥状に複数個配列して設ける。
微細貫通孔hの直径は0.1mm〜1mmで、好ましく
は0.1mm以上〜0.3mm以下程度とし、その配列
密度は少なくとも100cm2 当り1個以上とするが、
好ましくは100cm2 当り4個以上〜500個以下と
することが望ましい。その理由は、微細貫通孔hの直径
を0.1mm以下ではガス排出が困難であり、0.3m
m以上では成形後に孔跡が残り易いからであり、また、
配列密度の下限(100cm2 当たり1個以上)は、必
要最小限のガス排出面積から定まるものであり、配列密
度の上限(100cm2 当たり500個以下)は、これ
以上多く設けてもガス排出の効果は同じであることに由
来する。ただし、細長のリボン状の樹脂シートSをパリ
ソンP表面に局部的に貼り付ける場合には、微細貫通孔
hを省略してもよい(リボン状の樹脂シートSの左右端
より介在空気が逸脱されるので、微細貫通孔hを敢えて
必要としない)。
と同種の樹脂とするほか、パリソンPとは別種のものと
することもできる。樹脂シートSは多層樹脂シートでも
よく、シート間に金属箔、紙、ガラス繊維等がサンドウ
ィッチ状に積層されていてもよく、シートに無機物(ガ
ラス繊維、無機鉱物など)が充填されていてもよい。た
だし、バリの部分についたシート材も粉砕され、次期成
形ショットへ再利用されることもあるので、基本的には
パリソンPと同種材料が望ましい。樹脂シートSの厚さ
は、貼り合わせブロー成形品を製作する必要上あまり厚
いものは好ましくなく、通常1mm以下とするが、好ま
しくは0.2mm〜0.4mmの薄手のものが望まし
い。樹脂シートSがあまり厚いと、皺が入りやすい深物
形状ではキャビティ形状に合致した成形品が得にくい。
また、成形後の冷却時間が長くなり生産性を低下させ
る。また、あまり薄すぎると樹脂シートSが成形中に破
損する惧れがある。樹脂シートSの表面には、パリソン
Pとの圧着成形の際にパリソンPと樹脂シートSとの間
に介在する空気を排出させるための微細貫通孔hを、適
当間隔で格子状または千鳥状に複数個配列して設ける。
微細貫通孔hの直径は0.1mm〜1mmで、好ましく
は0.1mm以上〜0.3mm以下程度とし、その配列
密度は少なくとも100cm2 当り1個以上とするが、
好ましくは100cm2 当り4個以上〜500個以下と
することが望ましい。その理由は、微細貫通孔hの直径
を0.1mm以下ではガス排出が困難であり、0.3m
m以上では成形後に孔跡が残り易いからであり、また、
配列密度の下限(100cm2 当たり1個以上)は、必
要最小限のガス排出面積から定まるものであり、配列密
度の上限(100cm2 当たり500個以下)は、これ
以上多く設けてもガス排出の効果は同じであることに由
来する。ただし、細長のリボン状の樹脂シートSをパリ
ソンP表面に局部的に貼り付ける場合には、微細貫通孔
hを省略してもよい(リボン状の樹脂シートSの左右端
より介在空気が逸脱されるので、微細貫通孔hを敢えて
必要としない)。
【0010】金型型閉後のブローイングのブロー圧力
は、パリソンP表面とこれに貼り合わされる樹脂シート
Sとの間の空気を完全に排除し、両者間に空気が残存し
て成形品表面に気泡の生成などの不良を防止するため、
少なくとも4kgf/cm2 の圧力とする。
は、パリソンP表面とこれに貼り合わされる樹脂シート
Sとの間の空気を完全に排除し、両者間に空気が残存し
て成形品表面に気泡の生成などの不良を防止するため、
少なくとも4kgf/cm2 の圧力とする。
【0011】金型8の加熱温度や冷却温度は樹脂シート
Sの金型に接する表面の樹脂種類に応じて適正な温度を
選択する。すなわち、樹脂シートSは通常押出成形によ
って製作され、表面性が劣っており、本発明における貼
り合わせブロー成形品の表面性を改善するために、換言
すれば、成形品の表面転写性を向上するために、樹脂の
軟化する温度以上に加熱し、表面転写が十分行なわれた
後、速やかに冷却する。なお、パリソン樹脂も成形品表
面に現れるには、パリソン樹脂が軟化する温度まで加熱
する必要がある。樹脂の軟化温度は、非晶性樹脂の場合
にはガラス転移温度に等しく、ABS樹脂では110℃
〜130℃であり、変性PPO樹脂では120℃〜14
0℃程度である。これに対して、結晶性樹脂の場合に
は、結晶化温度から融点までの間の温度が適当で、PP
の場合には130℃〜160℃、PEの場合には100
℃〜130℃、ナイロン6では180℃〜230℃とな
る。一方、冷却温度は80℃〜100℃程度とし、1工
程中の金型温度の温度変化は、例えば、図4に示すよう
に、温度カーブAと温度カーブBのように変化させる2
通りの方法が有り、いずれを使用してもよい。温度カー
ブAは、パリソンPを射出して型閉する際に金型温度が
低い「クールスタート」法と呼び、温度カーブBは逆に
型閉時に金型温度が高い「ホットスタート」法と呼ぶ。
熱媒体と冷媒体は、種々のオイル、水、加圧水(スチー
ム)が使用され、望ましくは温度の異なる同一物質を使
用することが望ましい。以上のように金型8を加熱、冷
却する場合のほか、パリソンPを外部から直接光源や熱
源で表面加熱する方法も採用し得る。
Sの金型に接する表面の樹脂種類に応じて適正な温度を
選択する。すなわち、樹脂シートSは通常押出成形によ
って製作され、表面性が劣っており、本発明における貼
り合わせブロー成形品の表面性を改善するために、換言
すれば、成形品の表面転写性を向上するために、樹脂の
軟化する温度以上に加熱し、表面転写が十分行なわれた
後、速やかに冷却する。なお、パリソン樹脂も成形品表
面に現れるには、パリソン樹脂が軟化する温度まで加熱
する必要がある。樹脂の軟化温度は、非晶性樹脂の場合
にはガラス転移温度に等しく、ABS樹脂では110℃
〜130℃であり、変性PPO樹脂では120℃〜14
0℃程度である。これに対して、結晶性樹脂の場合に
は、結晶化温度から融点までの間の温度が適当で、PP
の場合には130℃〜160℃、PEの場合には100
℃〜130℃、ナイロン6では180℃〜230℃とな
る。一方、冷却温度は80℃〜100℃程度とし、1工
程中の金型温度の温度変化は、例えば、図4に示すよう
に、温度カーブAと温度カーブBのように変化させる2
通りの方法が有り、いずれを使用してもよい。温度カー
ブAは、パリソンPを射出して型閉する際に金型温度が
低い「クールスタート」法と呼び、温度カーブBは逆に
型閉時に金型温度が高い「ホットスタート」法と呼ぶ。
熱媒体と冷媒体は、種々のオイル、水、加圧水(スチー
ム)が使用され、望ましくは温度の異なる同一物質を使
用することが望ましい。以上のように金型8を加熱、冷
却する場合のほか、パリソンPを外部から直接光源や熱
源で表面加熱する方法も採用し得る。
【0012】樹脂シートSのパリソン当接側の面には、
あらかじめ接着剤が塗布されるようにしておくか、ある
いは噴霧状の接着剤溶液をスプレ塗布するか、または、
刷毛塗りするようにして成形時のパリソンP表面との接
合を円滑化せしめるように配慮することが望ましい。
あらかじめ接着剤が塗布されるようにしておくか、ある
いは噴霧状の接着剤溶液をスプレ塗布するか、または、
刷毛塗りするようにして成形時のパリソンP表面との接
合を円滑化せしめるように配慮することが望ましい。
【0013】以上のように構成されたブロー成形機1に
おける本発明のブロー成形方法の作動について説明す
る。まず、両金型8、8を型開状態に保持したまま、樹
脂シートSを外周に当接した複数個の吸着盤32の吸引
により、垂直に垂下して伸張状態に保持する。そして、
射出装置などでダイスヘッド2の下端からパリソンPを
吐出する。この間、金型8、8は、常温または樹脂シー
トSの軟化点温度近傍の温度まで、図4に示す温度カー
ブA、Bのいずれかにしたがって昇温開始しておく。本
発明の趣旨は、樹脂シートSの裏面とパリソンPの表面
とがパリソンPの保有する潜熱で完全に融着してから、
一体となった両者を金型8、8で型締し、ブローイング
して、金型キャビティ面に押圧して金型キャビティ面を
転写することを意図している。そのため、第1の発明で
は、金型8の型閉動作を開始した後、金型8の移動に伴
って凸状に湾曲した樹脂シートSがまず中央部分からパ
リソンPに接触し、さらに金型の型閉動作が進行するに
つれて樹脂シートSとパリソンPの接触領域が拡大して
いき、樹脂シートSの大部分とパリソンPとが合体し融
着するところで、型閉動作は一旦停止する。両者の融着
がほぼ完全に終わった後、再び中断していた型閉動作を
再開し、完全に金型8、8を型締する。型締後、ブロー
イングを行なってから、一定の冷却時間経過後に型開
し、成形品を取り出して製品とする。一方、第2の発明
では、型閉動作の途中に中断停止時間を入れる代わり
に、型閉動作を連続的なものとし、一定の型閉速度で型
閉する。そして、当初樹脂シートSとパリソンPとが当
接接触し、パリソンPの潜熱で樹脂シートSの裏面が溶
けて両者が融着一体化する間は、吸着盤32の背後にあ
る緩衝機構(ダンパ)30が押圧されて収縮することに
よって、融着一体化する時間が確保される。したがっ
て、第1の発明では、緩衝機構30は不要となるので、
省略してもよい。上述の第1の発明、第2の発明では、
いずれにおいても、樹脂シートSは、平面視においてパ
リソンP側に凸なる状態で当接し、以後型閉動作が進む
につれて両者の接触領域がパリソンP中央部から両側の
周辺部に拡大していくから、両者の間に介在していた空
気も中央部から両側の周辺部に駆逐され、パリソン表面
と樹脂表面は圧着一体化され接合されるので、両者の間
に空気が残存することがない。したがって、貼り合わせ
後の成形品の仕上がり状態は滑らかで、ガス介在のない
外観の優れた高品質の、樹脂シート貼り合わせ成形品が
達成される。
おける本発明のブロー成形方法の作動について説明す
る。まず、両金型8、8を型開状態に保持したまま、樹
脂シートSを外周に当接した複数個の吸着盤32の吸引
により、垂直に垂下して伸張状態に保持する。そして、
射出装置などでダイスヘッド2の下端からパリソンPを
吐出する。この間、金型8、8は、常温または樹脂シー
トSの軟化点温度近傍の温度まで、図4に示す温度カー
ブA、Bのいずれかにしたがって昇温開始しておく。本
発明の趣旨は、樹脂シートSの裏面とパリソンPの表面
とがパリソンPの保有する潜熱で完全に融着してから、
一体となった両者を金型8、8で型締し、ブローイング
して、金型キャビティ面に押圧して金型キャビティ面を
転写することを意図している。そのため、第1の発明で
は、金型8の型閉動作を開始した後、金型8の移動に伴
って凸状に湾曲した樹脂シートSがまず中央部分からパ
リソンPに接触し、さらに金型の型閉動作が進行するに
つれて樹脂シートSとパリソンPの接触領域が拡大して
いき、樹脂シートSの大部分とパリソンPとが合体し融
着するところで、型閉動作は一旦停止する。両者の融着
がほぼ完全に終わった後、再び中断していた型閉動作を
再開し、完全に金型8、8を型締する。型締後、ブロー
イングを行なってから、一定の冷却時間経過後に型開
し、成形品を取り出して製品とする。一方、第2の発明
では、型閉動作の途中に中断停止時間を入れる代わり
に、型閉動作を連続的なものとし、一定の型閉速度で型
閉する。そして、当初樹脂シートSとパリソンPとが当
接接触し、パリソンPの潜熱で樹脂シートSの裏面が溶
けて両者が融着一体化する間は、吸着盤32の背後にあ
る緩衝機構(ダンパ)30が押圧されて収縮することに
よって、融着一体化する時間が確保される。したがっ
て、第1の発明では、緩衝機構30は不要となるので、
省略してもよい。上述の第1の発明、第2の発明では、
いずれにおいても、樹脂シートSは、平面視においてパ
リソンP側に凸なる状態で当接し、以後型閉動作が進む
につれて両者の接触領域がパリソンP中央部から両側の
周辺部に拡大していくから、両者の間に介在していた空
気も中央部から両側の周辺部に駆逐され、パリソン表面
と樹脂表面は圧着一体化され接合されるので、両者の間
に空気が残存することがない。したがって、貼り合わせ
後の成形品の仕上がり状態は滑らかで、ガス介在のない
外観の優れた高品質の、樹脂シート貼り合わせ成形品が
達成される。
【0014】樹脂シートSは微細貫通孔hが、図6に示
すように、穴明けの際の「返り」の無いものである場合
には、貼り合わせ成形を実施した後にも成形品表面に孔
跡が残り、美観を損なう惧れがある。この問題を改善す
るために、本発明では、樹脂シートSは、たとえば、微
細貫通孔hをプレス方法等打ち抜き方法によって穿孔す
る。その結果、図5に示すように、微細貫通孔hの一方
には凸状突起60が形成される。この凸状突起60が形
成された面を金型表面に対向させたうえで、前述したよ
うに、金型表面とパリソン表面との間に介在させて型締
すると、微細貫通孔hの凸状突起60は押圧されて押し
潰される結果、微細貫通孔は閉塞され孔跡は消失する。
すように、穴明けの際の「返り」の無いものである場合
には、貼り合わせ成形を実施した後にも成形品表面に孔
跡が残り、美観を損なう惧れがある。この問題を改善す
るために、本発明では、樹脂シートSは、たとえば、微
細貫通孔hをプレス方法等打ち抜き方法によって穿孔す
る。その結果、図5に示すように、微細貫通孔hの一方
には凸状突起60が形成される。この凸状突起60が形
成された面を金型表面に対向させたうえで、前述したよ
うに、金型表面とパリソン表面との間に介在させて型締
すると、微細貫通孔hの凸状突起60は押圧されて押し
潰される結果、微細貫通孔は閉塞され孔跡は消失する。
【0015】本発明の貼り合わせブロー成形品に使用す
る樹脂シートSは、押出成形で生産された通常の市販品
を使用してもよいが、片面(ブロー成形品表面側)に加
飾模様や加飾文様を印写した、例えば、ABS押出シー
トを使用すれば、高光沢で任意の色彩や模様を有する種
々のパネル状成形品が得られる。その用途としては、 日用品(椅子、テレビ台、本棚、キャビネット、シ
ステムキッチン、黒板、物置、机天板、炬燵天板、家具
扉、側板、浴槽、鏡台など) 家電品(冷蔵庫ドア、食器洗浄器ドア、洗濯機ド
ア、洗濯機側板、テレビ、スピーカボックス、コンピュ
ータハウシングなど) 自動車関連製品(スポイラ、グローブボックスド
ア、インパネ、リアパシャルシェルフ、ドアトリム、サ
イドガーニッシュ、コンソールボックス、ロードフロ
ア、バンパー、フェンダートランクリッド、オートバイ
のフェンダ、外板など) 建材(ドア、壁材、間仕切り板、衝立など) 日曜雑貨品 などが有る。
る樹脂シートSは、押出成形で生産された通常の市販品
を使用してもよいが、片面(ブロー成形品表面側)に加
飾模様や加飾文様を印写した、例えば、ABS押出シー
トを使用すれば、高光沢で任意の色彩や模様を有する種
々のパネル状成形品が得られる。その用途としては、 日用品(椅子、テレビ台、本棚、キャビネット、シ
ステムキッチン、黒板、物置、机天板、炬燵天板、家具
扉、側板、浴槽、鏡台など) 家電品(冷蔵庫ドア、食器洗浄器ドア、洗濯機ド
ア、洗濯機側板、テレビ、スピーカボックス、コンピュ
ータハウシングなど) 自動車関連製品(スポイラ、グローブボックスド
ア、インパネ、リアパシャルシェルフ、ドアトリム、サ
イドガーニッシュ、コンソールボックス、ロードフロ
ア、バンパー、フェンダートランクリッド、オートバイ
のフェンダ、外板など) 建材(ドア、壁材、間仕切り板、衝立など) 日曜雑貨品 などが有る。
【0016】また、図3に示すように、樹脂シートSの
パリソン側内面に金属箔40などを埋込むことにより、
暖房可能な床面パネルや金属箔40に電線を接続するこ
とによりアンテナ内蔵スポイラ、グローブボックスド
ア、内装部品など自動車関連部品の用途も拡大する。ま
た、公知の技術であるインサート、発泡成形等を組合せ
ることで、さらに利用用途を拡大できる。本発明の方法
によれば、ブロー成形の型閉時に金型加熱を行なってい
るので、樹脂シートSは半溶融状態にまで昇温軟化して
おり、成形品表面は、図8に示すような従来方法の貼り
合わせ成形品のような段差50を形成することなく、図
3に示すように、段差のない平滑な表面を形成し得る。
また、樹脂シートSに設けられた複数個の微細貫通孔h
は、孔径が0.3mm以下の小径のものであれば、金型
の加熱によるシート表面の溶融により空気を排出した後
自動的に周囲より押しつぶされて閉塞されるため、多数
の細孔が製品表面に残存して品質低下を招くという問題
が生じないが、前述したように、微細貫通孔hを凸状突
起60の有る打ち抜き孔として、貼り合わせ後に孔跡が
消失するものが望ましい。
パリソン側内面に金属箔40などを埋込むことにより、
暖房可能な床面パネルや金属箔40に電線を接続するこ
とによりアンテナ内蔵スポイラ、グローブボックスド
ア、内装部品など自動車関連部品の用途も拡大する。ま
た、公知の技術であるインサート、発泡成形等を組合せ
ることで、さらに利用用途を拡大できる。本発明の方法
によれば、ブロー成形の型閉時に金型加熱を行なってい
るので、樹脂シートSは半溶融状態にまで昇温軟化して
おり、成形品表面は、図8に示すような従来方法の貼り
合わせ成形品のような段差50を形成することなく、図
3に示すように、段差のない平滑な表面を形成し得る。
また、樹脂シートSに設けられた複数個の微細貫通孔h
は、孔径が0.3mm以下の小径のものであれば、金型
の加熱によるシート表面の溶融により空気を排出した後
自動的に周囲より押しつぶされて閉塞されるため、多数
の細孔が製品表面に残存して品質低下を招くという問題
が生じないが、前述したように、微細貫通孔hを凸状突
起60の有る打ち抜き孔として、貼り合わせ後に孔跡が
消失するものが望ましい。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
樹脂シートを、平面視においてパリソンに向かって凸な
る状態に湾曲させて該パリソンと金型キャビティ面との
間に垂下させて静止させた後、該金型キャビティ面と該
パリソン表面との間に該樹脂シートを挟んで両金型の型
閉動作を開始し、該樹脂シート裏面と該パリソン表面の
大部分が接触した位置で型閉動作を一時停止して該樹脂
シートと該パリソンとが完全に融着するまでの一定時間
を保持した後、型閉動作を再開して型閉完了し、ブロー
イングを行なった後に冷却して成形品を取り出すように
したので、樹脂シートに微細貫通孔を敢えて設けなくと
も、樹脂シートとパリソンとが脱気しながら融着一体化
され、融着した後に型締するので金型形状がたとえ複雑
であっても、融着不良が生じない。また、樹脂シートと
パリソンとが融着一体化された後に型締するので、ブロ
ーピンを両者を貫通して差し込んでも成形品に皺や疵が
残存することはない。さらに、樹脂シートの色彩を自由
に選択することにより、単層ブロー成形機で色替えする
ことなく多色、多層成形品を簡便容易に安価に生産でき
る。また、加飾模様、加飾文様を付加した樹脂シートを
採用することにより意匠、デザインの多様性を享受でき
る。そして、本発明の方法では、金型を成形時に加熱冷
却するので、金型キャビティ面に接している樹脂シート
の表面が軟化再溶融され、樹脂シート端部とパリソン表
面の境目に段差のない優れた貼り合わせブロー成形品が
得られる。
樹脂シートを、平面視においてパリソンに向かって凸な
る状態に湾曲させて該パリソンと金型キャビティ面との
間に垂下させて静止させた後、該金型キャビティ面と該
パリソン表面との間に該樹脂シートを挟んで両金型の型
閉動作を開始し、該樹脂シート裏面と該パリソン表面の
大部分が接触した位置で型閉動作を一時停止して該樹脂
シートと該パリソンとが完全に融着するまでの一定時間
を保持した後、型閉動作を再開して型閉完了し、ブロー
イングを行なった後に冷却して成形品を取り出すように
したので、樹脂シートに微細貫通孔を敢えて設けなくと
も、樹脂シートとパリソンとが脱気しながら融着一体化
され、融着した後に型締するので金型形状がたとえ複雑
であっても、融着不良が生じない。また、樹脂シートと
パリソンとが融着一体化された後に型締するので、ブロ
ーピンを両者を貫通して差し込んでも成形品に皺や疵が
残存することはない。さらに、樹脂シートの色彩を自由
に選択することにより、単層ブロー成形機で色替えする
ことなく多色、多層成形品を簡便容易に安価に生産でき
る。また、加飾模様、加飾文様を付加した樹脂シートを
採用することにより意匠、デザインの多様性を享受でき
る。そして、本発明の方法では、金型を成形時に加熱冷
却するので、金型キャビティ面に接している樹脂シート
の表面が軟化再溶融され、樹脂シート端部とパリソン表
面の境目に段差のない優れた貼り合わせブロー成形品が
得られる。
【図1】本発明の実施例に係るブロー成形機の全体縦断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の実施例に係るブロー成形機の要部拡大
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明の実施例に係る貼り合わせブロー成形品
の表面状態を示す断面図である。
の表面状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例に係るブロー成形方法の金型温
度変化を説明するグラフである。
度変化を説明するグラフである。
【図5】本発明の実施例に係るブロー成形方法における
貼り合わせ前後の樹脂シートの拡大断面図である。
貼り合わせ前後の樹脂シートの拡大断面図である。
【図6】本発明の実施例に係るブロー成形方法における
他の実施例を示す貼り合わせ前後の樹脂シートの拡大断
面図である。
他の実施例を示す貼り合わせ前後の樹脂シートの拡大断
面図である。
【図7】従来のブロー成形機の全体縦断面図である。
【図8】従来の貼り合わせブロー成形品の表面状態を示
す断面図である。
す断面図である。
1 ブロー成形機 2 ダイスヘッド 2a 樹脂供給口 3 マンドレル 3a コア 4 射出装置 5 バルブ 6 パリコンシリンダ 6a パリコン用ロッド 7 環状空間通路 8 金型 8a 媒体通路 8b ベント孔 10 集合ダクト 11 排気管 12 電磁弁 14 吸引ファン 30 緩衝機構(ダンパ) 30a 圧縮コイルばね 32 吸着盤 40 金属箔 50 段差 60 凸状突起 P パリソン S 樹脂シート h 微細貫通孔
Claims (5)
- 【請求項1】 ダイスヘッドとマンドレルの下端に取り
付けたコアとの間の環状の樹脂通路から吐出されたパリ
ソンの外面に樹脂シートを貼り合わせて左右一対の金型
で挟んで中空状の製品をつくる貼り合わせブロー成形方
法であって、 樹脂シートを、平面視においてパリソンに向かって凸な
る状態に湾曲させて該パリソンと金型キャビティ面との
間に垂下させて静止させた後、 該金型キャビティ面と該パリソン表面との間に該樹脂シ
ートを挟んで両金型の型閉動作を開始し、該樹脂シート
裏面と該パリソン表面の大部分が接触した位置で型閉動
作を一時停止して該樹脂シートと該パリソンとが完全に
融着するまでの一定時間を保持した後、 型閉動作を再開して型閉完了し、ブローイングを行なっ
た後に冷却して成形品を取り出すことを特徴とする貼り
合わせブロー成形方法。 - 【請求項2】 ダイスヘッドとマンドレルの下端に取り
付けたコアとの間の環状の樹脂通路から吐出されたパリ
ソンの外面に樹脂シートを貼り合わせて左右一対の金型
で挟んで中空状の製品をつくる貼り合わせブロー成形方
法であって、 樹脂シートを、金型の外周よりパリソン方向に突出し、
かつ、押圧力に対して収縮自在な緩衝機構を中間に介在
させた吸着盤によって保持して、平面視においてパリソ
ンに向かって凸なる状態に湾曲させて該パリソンと金型
キャビティ面との間に垂下させて静止させた後、 該金型キャビティ面と該パリソン表面との間に該樹脂シ
ートを挟んで両金型を一定の型閉速度で型閉して型閉完
了し、ブローイングを行なった後に冷却して成形品を取
り出すことを特徴とする貼り合わせブロー成形方法。 - 【請求項3】 型閉前または型閉後に金型表面を、樹脂
シートまたはパリソンのいずれかの軟化点温度のうち高
い方の軟化点以上に加熱し、ブローイング中もしくはブ
ローイング後に成形品を取り出せる温度まで金型を冷却
した後、成形品を取り出す請求項1記載または請求項2
記載の貼り合わせブロー成形方法。 - 【請求項4】 金型キャビティ面とパリソン表面との間
に樹脂シートを挟んで金型を閉じる前に、あらかじめ該
樹脂シートを該樹脂シートの軟化点温度よりも低い温度
まで予熱する請求項1記載ないし請求項3記載の貼り合
わせブロー成形方法。 - 【請求項5】 樹脂シート裏面とパリソン表面との間
に、金属板、金属箔、ガラス、セラミック材、石材など
の無機材質あるいは、皮、紙、木材などの有機材質のい
ずれか、もしくは、それらの組み合わせを介在させて成
形する請求項1記載ないし請求項4記載の貼り合わせブ
ロー成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21777595A JPH0957829A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 貼り合わせブロー成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21777595A JPH0957829A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 貼り合わせブロー成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0957829A true JPH0957829A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16709543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21777595A Pending JPH0957829A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 貼り合わせブロー成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0957829A (ja) |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP21777595A patent/JPH0957829A/ja active Pending
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