JPH0957872A - フイルムロール - Google Patents

フイルムロール

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JPH0957872A
JPH0957872A JP21165595A JP21165595A JPH0957872A JP H0957872 A JPH0957872 A JP H0957872A JP 21165595 A JP21165595 A JP 21165595A JP 21165595 A JP21165595 A JP 21165595A JP H0957872 A JPH0957872 A JP H0957872A
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JP
Japan
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film
winding core
film roll
thermal expansion
core
Prior art date
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JP21165595A
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English (en)
Inventor
Yasuo Nishigaki
泰男 西垣
Ichiro Ishizuka
一郎 石塚
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化による巻取コア近傍の「しわ」発生
を回避できるフイルムロールを提供する。 【解決手段】 フイルム厚さが20μm以下のフイルム
からなるフイルムロールにおいて、巻取コアと該フイル
ムの熱膨張係数の差が特定範囲であるフイルムロールと
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜なフイルムを巻
取って形成したフイルムロールに関するものである。詳
しくは、フイルム厚さが20μm以下のフイルムからな
るフイルムロールにおいて、巻取コアと該フイルムの熱
膨張係数の差の絶対値を小さくすることによって温度変
化による巻取コア近傍のフイルムに発生する「しわ」を
防止できるフイルムロールに関する。
【0002】
【従来の技術】フイルム厚みが20μmを超えるもので
は、フイルム巻取時にフイルム層間に巻き込まれる空気
層が大きいため、フイルムの熱膨脹または熱収縮による
変形はこの空気層に吸収され巻取コア近傍のフイルムに
発生する「しわ」は生じにくい。しかし、フイルム厚み
が20μm以下のものでは、経時で発生する「しわ」を
生じやすい。かかる「しわ」の発生を防止するために、
フイルム巻取時にフイルム層間に巻き込まれる空気層を
小さくすることが知られている(例えば、特開昭57−
193322号公報)。しかし、この空気層が小さいと
温度変化によるフイルムの熱膨脹または熱収縮による変
形は空気層では吸収しきれなくなり、特に巻取コアの近
傍では変形による歪み量が大きくなると「しわ」を発生
させてしまう。
【0003】また、巻取コアの凹凸のフイルム表面への
転写を防止するために、巻取コアに規則正しい凹凸を形
成させることが知られている(例えば、特開昭62−2
22976号公報)。しかし、巻取コアの温度変化につ
いては何ら示唆されておらず前記のような「しわ」の発
生は回避できなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のフイルムロ
ールは経時的に発生するしわを防ぐことを目的としてい
るが、フイルムの流通過程では、フイルムはロール状で
様々な環境下に置かれ、特に温度の変化によりフイルム
の膨脹または収縮が生じ、その変形量がフイルム−フイ
ルム層間に介在する空気層で吸収できる量を越してしま
うとその歪み量が大きくなり巻取コアの近傍で「しわ」
の発生を引き起こす。このため後工程でのフイルム加工
において、そのフイルムロールが使用できなくなること
もあった。例えば、フイルムの平坦性が厳しく要求され
る磁気記録媒体用ベースフイルムとして、しわの生じた
フイルムロールを使用すると、磁気テープ製造過程で磁
性層の塗布むらを生じ著しく収率を低下させる。また、
コンデンサー用フイルムとして使用するとしわ部分の表
面欠陥が電気特性を著しく悪化させるなど様々な問題点
があった。
【0005】このような「しわ」を防ぐ方法として、フ
イルムの熱安定性を求め様々な樹脂フイルムが提案され
ているが、未だ解決されていない。
【0006】本発明はかかる課題を解決し、巻取コアの
近傍の「しわ」が生じにくいフイルムロールを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記、本発明の目的は、
フイルムと巻取コアとを有するフイルムロールにおい
て、フイルム厚さが20μm以下であって、かつ巻取コ
アと該フイルムの熱膨張係数が下記式(1)を満足する
フイルムロールによって達成される。
【0008】 |αTF−αTC|≦15.0×10-6 (1) αTF:フイルムの熱膨張係数(/℃) αTC:巻取コアの熱膨張係数(/℃)
【0009】好ましくは、下記式(2)を満足するフイ
ルムロールとするものである。
【0010】 |αTF−αTC|≦ 8.0×10-6 (2) αTF:フイルムの熱膨張係数(/℃) αTC:巻取コアの熱膨張係数(/℃)
【0011】フイルムの熱膨張係数はフイルム製造過程
での延伸倍率、延伸温度、熱処理温度、熱処理時間等を
適宜調整することによって所望の値を達成でき、巻取コ
アの熱膨張係数はコアの製造過程での成型温度、成型時
間、アニール処理温度、アニール処理時間などを適宜調
整することによって所望の値を達成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明におけるフイルムは、その
少なくとも片面の3次元表面粗さ(SRa)が0.02
μm以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.
01μm以下である。かかる範囲を越えるものでは、フ
イルム表面の凹凸が大きくなり、フイルムの平坦性が厳
しく要求される磁気記録媒体用ベースフイルムとして
は、電磁変換特性を著しく悪化させてしまうことがあ
る。
【0013】本発明における巻取コアは、その表面粗さ
(Ra)が0.5μm以下であることが好ましく、さら
に好ましくは0.2μm以下である。かかる範囲を越え
るものでは巻取コアの表面の凹凸が巻き取るフイルムの
表面に転写されるので、フイルムの平坦性が厳しく要求
される磁気記録媒体用ベースフイルムとしては、電磁変
換特性を著しく悪化させてしまうことがある。巻取コア
の表面粗さ(Ra)をかかる範囲とするための方法は、
特に限定されないが、コア表面にエポキシ樹脂などの固
い樹脂を用い、表面を精度よく研削することにより所望
の表面粗さが得られる。特に研削後にバフ研磨工程を経
るとより精度よく仕上げることができる。また、前記フ
イルムの少なくとも片面の3次元表面粗さ(SRa)が
巻取コアの表面粗さ(Ra)より小さいことが好まし
い。巻取コアの表面粗さがフイルムの表面粗さ以下であ
ると巻取コアに前記フイルムを貼り付ける際に、空気の
たまり生じてしまい、そのまま巻き取ると「しわ」が発
生してしまうことがある。
【0014】また、巻取コアの軸方向弾性率(Ya)が
1000 kg/mm2 以上であることが好ましく、さらに好
ましくは1500 kg/mm2 以上である。かかる範囲に満
たない巻取コアを使用するとフイルムを巻取り時にかか
る張力と接圧により巻取コアが変形してしまうことがあ
る。また、巻取コアの円周方向弾性率(Yr)も100
0 kg/mm2 以上であることが好ましく、さらに好ましく
は1500 kg/mm2 以上である。かかる範囲に満たない
巻取コアを使用すると前記同様に巻取コアが変形してし
まうことがある。巻取コアの強度をかかる範囲とするた
めの方法は、特に限定されないが、例えば繊維強化プラ
スチックコアの場合には、基材中の炭素繊維糸の量を適
宜選ぶことにより調節でき、また基材の厚みを調節する
ことによっても所望の強度が得られる。
【0015】本発明における巻取コアの基材としては特
に限定されないが繊維強化プラスチック、アルミ、鉄な
ど高強度のものを用いることが望ましい。特に、繊維強
化プラスチックを基材とするコアは軽量であるので、ハ
ンドリングの面で有効である。
【0016】本発明における樹脂は特に限定されない
が、具体例としては、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリオレフィン樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹
脂などを用いることができるが、ポリエステル、特に、
エチレンテレフタレート、エチレンα、β−ビス(2−
クロルフェノキシ)エタン−4、4´−ジカルボキシレ
ート、エチレン2、6−ナフタレート単位から選ばれた
少なくとも一種を主要構造単位とするポリエステル樹脂
の場合に本発明のフイルムロールでの「しわ」防止の効
果が顕著になるので望ましい。なお、本発明の目的を阻
害しない範囲内で、高強度化などの目的で2種以上の樹
脂を混合しても良いし、共重合ポリマを用いても良い。
【0017】また、フイルムのハンドリング性を良くす
るために、滑剤として不活性粒子を添加するのが一般的
であり、不活性粒子にはコロイダルシリカ、炭酸カルシ
ウム、二酸化チタン、アルミナ、ケイ酸アルミ、架橋ポ
リスチレン、シリコーンなどの粒子が用いられる。
【0018】前記不活性粒子を樹脂に含有せしめる時期
としては、溶融押出工程前の段階であればいずれでもよ
く、例えば樹脂ポリマの重合前、重合中、重合後のいず
れでもよい。また溶融押出しの準備工程中でもよい。ま
た、粒子を樹脂に含有せしめる方法としては、例えば、
ポリエステルに含有せしめる場合は、ジオール成分であ
るエチレングリコールに粒子をスラリーの形で分散せし
め、このエチレングリコールを所定のジカルボン酸成分
と重合せしめる方法が好ましい。粒子を添加する際に
は、例えば、粒子を合成時に得られる水ゾルやアルコー
ルゾルを一旦乾燥させることなく添加すると粒子の分散
性が非常によく、電磁変換特性を良好とすることができ
る。また粒子の水スラリーを直接所定のポリエステルペ
レットと混合し、ベント方式の2軸混練押出機に供給し
ポリエステルに練り込む方法も有効である。粒子の含有
量を調節する方法としては、前記方法で高濃度粒子マス
ターを作っておき、それを製膜時に粒子を実質的に含有
しないポリエステルで希釈して粒子の含有量を調節する
方法が有効である。
【0019】なお、本発明のフイルム中には、本発明の
目的を阻害しない範囲で、高強度化などの目的で異種ポ
リマをブレンドしてもよいし、また酸化防止剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、遮光剤、帯電防止剤などの有機添加
剤が通常添加される程度添加されてもよい。
【0020】次に本発明のフイルムロールを得る方法に
ついて説明する。前記のようなフイルムをロール状に巻
取る方法として、センターワインド方式とサーフェース
ワインド方式があるが、本発明のロールを得るためには
そのどちらの方式を選んでも良いが、巻取時の接圧が制
御できるサーフェースワインド方式の方が好ましい。巻
取条件も特に限定されないが、下記のような条件が一般
的に用いられている。すなわち、巻取張力8〜12Kg/
m、巻取接圧30〜60Kg/m、巻取速度100〜200m
/分とするとフイルムロールの外観の点で好ましい。特
に、幅1m、長さ10、000mのフイルムを巻取る場
合には、巻取張力10〜12Kg/m、巻取接圧40〜60
Kg/m、巻取速度130〜180m/分の範囲にすることが
経時的に発生するしわを防止する点で好ましい。
【0021】
【実施例】
[物性の測定方法ならびに効果の評価方法] (1)フイルム表面粗さ(SRa) 小坂研究所の三次元微細形状測定器(型式ET−30H
K)および三次元表面粗さ解析システム(型式MARM
EC−3D)を用いて三次元表面粗さ(中心面平均粗
さ)を測定した。条件は下記の通りであり、20回の測
定の平均値をもって値とした。
【0022】・触針の先端半径 :0.5μm ・触針の荷重 :4mg ・縦倍率 :5万倍 ・横倍率 :200倍 ・カットオフ :0.25mm ・送りピッチ :5μm ・測定長 :500μm ・測定面積 :0.197mm2 ・測定速度 :100μm/秒
【0023】(2)フイルムの熱膨張係数(αTF) JIS K 7197の測定方法に従い、測定を行っ
た。
【0024】(3)巻取コアの熱膨張係数(αTC) 外径167mm、内径152.5mm、長さ50mmの
コアを水平より5°傾けたL字型定盤上に置き、60℃
に加熱した試験コアを徐冷し、温度変化に対する試験コ
ア外径変位をダイアルゲージにて測定した。
【0025】(4)巻取コアの表面粗さ(Ra) JIS B 0601に準じ、東京精密(株)の表面粗
さ計サーフコム111Aを使用して、カットオフ0.2
5mmにて中心線平均粗さを3点測定し、その平均値を
表面粗さとした。
【0026】(5)巻取コアの軸方向弾性率(Ya) 外径167mm、内径152.5mm、長さ1200m
mのコアを支点間距離が900mmとなるようにコアを
支え、コアの中央に荷重を負荷し、荷重−たわみ比より
軸方向弾性率を求めた。
【0027】(6)巻取コアの円周方向弾性率(Yr) 外径167mm、内径152.5mm、長さ50mmの
コアを平板2枚の間に置き、中央に荷重を負荷し、荷重
−たわみ比より円周方向弾性率を求めた。
【0028】(7)温度変化による「しわ」の評価 フイルムロールを温度40℃、湿度65%の条件で7日
間放置後、温度25℃、湿度65%の条件下へ搬入し、
6時間放置した後、巻取コアから300mのフイルムを
巻き出し、温度変化による「しわ」の有無を確認した。
なお、「しわ」の確認は全て目視にて行なった。「し
わ」の判定は以下の方法で行った。
【0029】◎:フリーテンションで「しわ」のないも
の ○:フリーテンションで「しわ」があり、3kg/mのテン
ションで消えるもの ×:フリーテンションで「しわ」があり、3kg/mのテン
ションでも消えないもの
【0030】実施例1 添加剤として平均粒径0.3μおよび0.8μのジビニ
ルベンゼン/スチレン共重合架橋粒子をそれぞれ0.1
5重量%および0.01重量%含有するポリエチレンテ
レフタレートを調製し、押出機より溶融押出しして、ス
リットダイを介し冷却ロール上にキャストして未延伸シ
ートを得た。この未延伸フイルムを90℃で長手方向に
4.0倍延伸した。この一軸延伸フイルムをテンタを用
いて長手方向延伸と同じ温度で幅方向に4.2倍延伸し
た後、更に長手方向に150℃で1.5倍延伸した後、
定長下で180℃にて5秒間熱処理し、フイルム厚み4
μm、フイルム表面粗さ(SRa)が0.011μmの
フイルム原反を得た。このフイルム原反を繊維強化プラ
スチック(FWP)コアA(天龍工業(株)製FWP−
201)にサーフェースセンターワインド方式のスリッ
タを用いて幅1m、長さ10、000mのフイルムロー
ルに巻取張力10Kg/m、巻取接圧50Kg/m、巻取速度1
50m/分で巻上げた。
【0031】実施例2 添加剤として平均粒径0.2μのコロイダルシリカ粒子
0.3重量%および平均粒径0.8μの炭酸カルシウム
粒子0.01重量%を含有するポリエチレン2、6−ナ
フタレートを調製し、押出機より溶融押出しして、スリ
ットダイを介し冷却ロール上にキャストして未延伸シー
トを得た。この未延伸フイルムを135℃で長手方向に
4.1倍延伸した。この一軸延伸フイルムをテンタを用
いて115℃で幅方向に4.5倍延伸した後、更に長手
方向に150℃で1.2倍延伸した後、定長下で180
℃にて5秒間熱処理し、フイルム厚み4μm、フイルム
表面粗さ(SRa)が0.008μmのフイルム原反を
得た。このフイルム原反を実施例1と同一条件でスリッ
トし、フイルムロールを得た。
【0032】実施例3 N−メチルピロリドン、2−クロルパラフェニレンジア
ミン、4,4´−ジアミノジフェニルエーテルおよびテ
レフタル酸クロリドより重合された芳香族ポリアミド溶
液を表面研磨した金属ドラム上へ30℃で均一に流延
し、150℃の雰囲気下で5分乾燥した。このフイルム
をベルトから剥離し20℃の水槽中に連続的に約10分
間浸漬し、溶媒と無機塩を抽出すると共に長手方向に
1.05倍延伸した。さらにフイルムをテンターに導入
し300℃で幅方向に1.1倍延伸して厚さ4μm、フ
イルム表面粗さ(SRa)が0.003μmのフイルム
原反を得た。このフイルム原反を実施例1と同一条件で
スリットし、フイルムロールを得た。
【0033】実施例4 実施例1のフイルムロールを得る際に、巻取コアを繊維
強化プラスチック(FWP)コアB(天龍工業(株)製
FWP−01)に変えた以外は実施例1と同一条件でフ
イルムロールを得た。
【0034】実施例5 実施例2のフイルムロールを得る際に、巻取コアを繊維
強化プラスチック(FWP)コアB(天龍工業(株)製
FWP−01)に変えた以外は実施例1と同一条件でフ
イルムロールを得た。
【0035】比較例1 実施例1で得たフイルム原反を巻き返しながら200℃
にて10分間熱処理を施して、フイルム厚み4μm、フ
イルム表面粗さ(SRa)が0.011μmのフイルム
原反を得た。この原反を実施例1と同一条件でスリット
し、フイルムロールを得た。
【0036】比較例2 実施例2のフイルムロールを得る際に、巻取コアを繊維
強化プラスチック(FWP)コアC(天龍工業(株)
製)に変えた以外は実施例2と同一条件でフイルムロー
ルを得た。
【0037】比較例3 実施例1のフイルムロールを得る際に、巻取コアを紙コ
ア(昭和丸筒(株)製MAコア)に変えた以外は実施例
1と同一条件でフイルムロールを得た。
【0038】比較例4 実施例2のフイルムロールを得る際に、巻取コアをポリ
ビニルクロライド(PVC)コア(昭和丸筒(株)製)
に変えた以外は実施例2と同一条件でフイルムロールを
得た。
【0039】それぞれのフイルムおよび巻取コアの物性
値ならびに温度変化による「しわ」発生状況を表1にま
とめた。
【0040】本発明の要件を満たす実施例1〜5のフイ
ルムロールは、表1にまとめたように温度変化による
「しわ」の発生がなく、フイルム表面の凸変形部もな
い。これに対し比較例1〜4のフイルムロールは、本発
明の要件を満たさない例であるが、温度変化による「し
わ」が発生した。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】以上説明した本発明のフイルムロール
は、従来の薄膜かつ平滑なフイルムでありながら、環境
の変化、特に温度変化によるフイルムの熱膨張および熱
収縮により生じる巻取コア近傍の「しわ」を回避でき、
その工業的価値は高い。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルムと巻取コアとを有するフィルム
    ロールにおいて、フイルム厚さが20μm以下であっ
    て、かつ巻取コアと該フイルムの熱膨張係数が下記式
    (1)を満足するフイルムロール。 |αTF−αTC|≦15.0×10-6 (1) αTF:フイルムの熱膨張係数(/℃) αTC:巻取コアの熱膨張係数(/℃)
  2. 【請求項2】 前記巻取コアとフイルムの熱膨張係数が
    下記式(2)を満足する請求項1に記載のフイルムロー
    ル。 |αTF−αTC|≦ 8.0×10-6 (2) αTF:フイルムの熱膨張係数(/℃) αTC:巻取コアの熱膨張係数(/℃)
  3. 【請求項3】 前記フイルムの少なくとも片面の3次元
    表面粗さ(SRa)が0.02μm以下である請求項1
    または2に記載のフイルムロール。
  4. 【請求項4】 前記巻取コアの表面粗さ(Ra)が0.
    5μm以下である請求項1〜3のいずれかに記載のフイ
    ルムロール。
  5. 【請求項5】 前記フイルムの少なくとも片面の3次元
    表面粗さ(SRa)が巻取コアの表面粗さ(Ra)より
    小さい請求項1〜4のいずれかに記載のフイルムロー
    ル。
  6. 【請求項6】 前記巻取コアの軸方向弾性率(Ya)が
    1000 kg/mm2 以上である請求項1〜5のいずれかに
    記載のフイルムロール。
  7. 【請求項7】 前記巻取コアの円周方向弾性率(Yr)
    が1000 kg/mm2 以上である請求項1〜6のいずれか
    に記載のフイルムロール。
  8. 【請求項8】 前記巻取コアが繊維強化プラスチックを
    基材とするコアである請求項1〜7のいずれかに記載の
    フイルムロール。
  9. 【請求項9】 前記フイルムがポリエステル樹脂、ポリ
    オレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、およびポリフェニレ
    ンスルフィド樹脂よりなる群から選ばれた1種を基材と
    する請求項1〜8のいずれかに記載のフイルムロール。
  10. 【請求項10】 前記ポリエステル樹脂が、エチレンテ
    レフタレート、エチレン2,6ナフタレート、およびエ
    チレンα,β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−
    4,4´−ジカルボキシレートよりなる群から選ばれた
    少なくとも1種を主要な構造単位とする樹脂である請求
    項1〜9のいずれかに記載のフイルムロール。
JP21165595A 1995-08-21 1995-08-21 フイルムロール Pending JPH0957872A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019161156A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 東洋紡株式会社 セラミックグリーンシート製造用離型フィルムロール
JP2020158277A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 東レ株式会社 フィルムロールの製造方法、及びフィルムロール。

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