JPH0959622A - 生物駆除土壌処理方法 - Google Patents
生物駆除土壌処理方法Info
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- JPH0959622A JPH0959622A JP21036595A JP21036595A JPH0959622A JP H0959622 A JPH0959622 A JP H0959622A JP 21036595 A JP21036595 A JP 21036595A JP 21036595 A JP21036595 A JP 21036595A JP H0959622 A JPH0959622 A JP H0959622A
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- azide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アジ化化合物を含有する組成物を使用する土
壌処理において、燻蒸処理効果を高め、さらに処理後の
アジ化化合物およびアジ化水素の残留濃度を早く低減す
る有効な方法を提案する。 【解決手段】 分解によりアジ化水素を発生しうるアジ
化化合物を含む組成物を有用植物にとって有害な生物を
駆除するに有効な量土壌に散布する場合において、該組
成物を土壌に散布する前あるいは散布と同時に土壌改良
剤、好ましくはピートモスを土壌に散布することを特徴
とする生物駆除土壌処理方法。
壌処理において、燻蒸処理効果を高め、さらに処理後の
アジ化化合物およびアジ化水素の残留濃度を早く低減す
る有効な方法を提案する。 【解決手段】 分解によりアジ化水素を発生しうるアジ
化化合物を含む組成物を有用植物にとって有害な生物を
駆除するに有効な量土壌に散布する場合において、該組
成物を土壌に散布する前あるいは散布と同時に土壌改良
剤、好ましくはピートモスを土壌に散布することを特徴
とする生物駆除土壌処理方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分解によりアジ化
水素を発生しうるアジ化化合物を含む組成物を土壌に散
布して作物にとって有害な生物を駆除する場合におい
て、アジ化化合物をすみやかに加水分解させることによ
り燻蒸効果を高め、さらに燻蒸処理後残留するアジ化水
素および未分解のアジ化化合物によって起こる薬害を抑
制または防止する土壌改良方法に関する。
水素を発生しうるアジ化化合物を含む組成物を土壌に散
布して作物にとって有害な生物を駆除する場合におい
て、アジ化化合物をすみやかに加水分解させることによ
り燻蒸効果を高め、さらに燻蒸処理後残留するアジ化水
素および未分解のアジ化化合物によって起こる薬害を抑
制または防止する土壌改良方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、施設園芸、蔬菜栽培では集約的栽
培が行われ、そのような栽培に伴う連作による障害がし
ばしば見られている。連作によって良好な収穫が得られ
ない主な原因は土壌中の病害虫によるものであることか
ら、これらを防除でき、かつ省力化に繋がる雑草の防除
にも充分な効果を示す総合的な土壌処理剤が要望されて
いる。
培が行われ、そのような栽培に伴う連作による障害がし
ばしば見られている。連作によって良好な収穫が得られ
ない主な原因は土壌中の病害虫によるものであることか
ら、これらを防除でき、かつ省力化に繋がる雑草の防除
にも充分な効果を示す総合的な土壌処理剤が要望されて
いる。
【0003】既知のD−D剤(有効成分:1,3−ジク
ロルプロペン)は線虫には効果を示すが、菌、雑草には
効果がなく、CP剤(有効成分:トリクロロニトロメタ
ン)は菌には効果を示すが、線虫、雑草には効果が弱
く、ネマモール粒剤(有効成分:1,3−ジクロロイソ
プロピルエーテル)は線虫のみの効果であり、バスアミ
ド微粒剤(有効成分:3,5−ジメチルテトラヒドロ−
2H−1,3,5−チアジアジン−2−チオン)は線虫、
菌には効果を示すが、雑草には効果が弱く、しかも土壌
の水分により効果や薬害にバラツキが生じる等の欠点が
ある。
ロルプロペン)は線虫には効果を示すが、菌、雑草には
効果がなく、CP剤(有効成分:トリクロロニトロメタ
ン)は菌には効果を示すが、線虫、雑草には効果が弱
く、ネマモール粒剤(有効成分:1,3−ジクロロイソ
プロピルエーテル)は線虫のみの効果であり、バスアミ
ド微粒剤(有効成分:3,5−ジメチルテトラヒドロ−
2H−1,3,5−チアジアジン−2−チオン)は線虫、
菌には効果を示すが、雑草には効果が弱く、しかも土壌
の水分により効果や薬害にバラツキが生じる等の欠点が
ある。
【0004】また、アジ化塩例えばアジ化アルカリ金属
塩等は土壌中で加水分解してアジ化水素を発生し、これ
が生物活性を示し、土壌中の病害虫や雑草の防除に効果
を示すことが知られており、(Can.J.Microbiol;vol
21.P565〜570、1975)、アジ化化合物による土壌燻蒸は
土壌病害虫および雑草の防除に有効な手段とされてい
る。しかしながら、アジ化化合物を含有する組成物を土
壌燻蒸剤として使用した場合、酸性土壌に比べ中性、ア
ルカリ性土壌においては、アジ化化合物の加水分解によ
るアジ化水素の発生に時間がかかり燻蒸期間が長くな
り、また燻蒸効果も弱くなり、さらに燻蒸処理後アジ化
水素や未分解のアジ化化合物が残存し、3週間から4週
間の放置期間を設けてこれを十分に飛散させた後、有用
植物を播種、植え付ける必要があった。しかし、現在の
農業経営において、特に施設を利用した栽培では、長期
間施設を利用せず放置しておくことはコスト並びに作付
け時期の遅れから望ましくなく、短期間で燻蒸処理を効
果的に行い、さらに短期間で残留するアジ化水素や未分
解のアジ化化合物を除く必要がある。
塩等は土壌中で加水分解してアジ化水素を発生し、これ
が生物活性を示し、土壌中の病害虫や雑草の防除に効果
を示すことが知られており、(Can.J.Microbiol;vol
21.P565〜570、1975)、アジ化化合物による土壌燻蒸は
土壌病害虫および雑草の防除に有効な手段とされてい
る。しかしながら、アジ化化合物を含有する組成物を土
壌燻蒸剤として使用した場合、酸性土壌に比べ中性、ア
ルカリ性土壌においては、アジ化化合物の加水分解によ
るアジ化水素の発生に時間がかかり燻蒸期間が長くな
り、また燻蒸効果も弱くなり、さらに燻蒸処理後アジ化
水素や未分解のアジ化化合物が残存し、3週間から4週
間の放置期間を設けてこれを十分に飛散させた後、有用
植物を播種、植え付ける必要があった。しかし、現在の
農業経営において、特に施設を利用した栽培では、長期
間施設を利用せず放置しておくことはコスト並びに作付
け時期の遅れから望ましくなく、短期間で燻蒸処理を効
果的に行い、さらに短期間で残留するアジ化水素や未分
解のアジ化化合物を除く必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アジ
化化合物を含有する組成物が土壌中ですみやかに加水分
解してアジ化水素を発生し、短期間で燻蒸処理の目的を
達成し、さらに燻蒸処理後、土壌中に残留するアジ化水
素および未分解のアジ化化合物を短期間に除去して、播
種または植え付けした有用植物の薬害の発生を防止する
ための土壌改良方法を提供することにある。本発明者は
この目的を達成せんとして鋭意研究を重ねた結果、土壌
改良剤、好ましくはピートモスを土壌に散布することに
より燻蒸処理効果を高めかつ前記薬害を防止することが
できることを見いだし、本発明に到達した。
化化合物を含有する組成物が土壌中ですみやかに加水分
解してアジ化水素を発生し、短期間で燻蒸処理の目的を
達成し、さらに燻蒸処理後、土壌中に残留するアジ化水
素および未分解のアジ化化合物を短期間に除去して、播
種または植え付けした有用植物の薬害の発生を防止する
ための土壌改良方法を提供することにある。本発明者は
この目的を達成せんとして鋭意研究を重ねた結果、土壌
改良剤、好ましくはピートモスを土壌に散布することに
より燻蒸処理効果を高めかつ前記薬害を防止することが
できることを見いだし、本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、分解によりアジ化水素を発生し得るアジ化化合物を
含む組成物を有用植物にとって有害な生物を駆除するに
有効な量土壌に散布する場合において、該組成物を土壌
に散布する前あるいは散布と同時に土壌改良剤、好まし
くはピートモスを土壌に散布することを特徴とする生物
駆除土壌処理方法が提供される。
ば、分解によりアジ化水素を発生し得るアジ化化合物を
含む組成物を有用植物にとって有害な生物を駆除するに
有効な量土壌に散布する場合において、該組成物を土壌
に散布する前あるいは散布と同時に土壌改良剤、好まし
くはピートモスを土壌に散布することを特徴とする生物
駆除土壌処理方法が提供される。
【0007】本発明で使用される分解によりアジ化水素
を発生しうるアジ化化合物としては、水の作用により分
解される化合物であればよく、例えばアジ化塩、特にア
ルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩が好ましく、具
体的にはアジ化ナトリウム、アジ化カリウム、アジ化カ
ルシウムおよびアジ化バリウム等が用いられ、特にアジ
化ナトリウムが好ましい。
を発生しうるアジ化化合物としては、水の作用により分
解される化合物であればよく、例えばアジ化塩、特にア
ルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩が好ましく、具
体的にはアジ化ナトリウム、アジ化カリウム、アジ化カ
ルシウムおよびアジ化バリウム等が用いられ、特にアジ
化ナトリウムが好ましい。
【0008】かかるアジ化化合物を散布するに際して、
その形態としては、固体粉末、分解によりアジ化水素を
発生し得るアジ化化合物および水溶性バインダーより実
質的になる水分解性組成物やアジ化化合物を水に溶解し
た水溶液等が好ましく用いられ、特に前者の水分解性組
成物が取り扱い易く作業性に優れているためより好まし
く用いられる。
その形態としては、固体粉末、分解によりアジ化水素を
発生し得るアジ化化合物および水溶性バインダーより実
質的になる水分解性組成物やアジ化化合物を水に溶解し
た水溶液等が好ましく用いられ、特に前者の水分解性組
成物が取り扱い易く作業性に優れているためより好まし
く用いられる。
【0009】上記の水分解性組成物の一成分である固体
粉末は、アジ化化合物を安定的に希釈でき、かつ容易に
一定形状に成形する目的に用いられる。この固体粉末と
しては例えば鉱物質、植物質、合成品、半合成品または
天然品のいずれでもよく、鉱物質としてはクレー、炭酸
カルシウム、バーミキュライト、パーライト、タルク、
酸性白土、カオリン、ゼオライト等が挙げられ、植物質
としてはセルロース加水分解物、もみ殻、パルプ等が挙
げられ、またエチレン−酢酸ビニル共重合体の粉末等で
もよい。
粉末は、アジ化化合物を安定的に希釈でき、かつ容易に
一定形状に成形する目的に用いられる。この固体粉末と
しては例えば鉱物質、植物質、合成品、半合成品または
天然品のいずれでもよく、鉱物質としてはクレー、炭酸
カルシウム、バーミキュライト、パーライト、タルク、
酸性白土、カオリン、ゼオライト等が挙げられ、植物質
としてはセルロース加水分解物、もみ殻、パルプ等が挙
げられ、またエチレン−酢酸ビニル共重合体の粉末等で
もよい。
【0010】水溶性バインダーは、固体粉末と共にアジ
化化合物を土壌処理剤として効果的に作用せしめると共
に組成物を良好な形態に成形する目的で用いられ、この
バインダーとしては、水溶性であり、かつ有機溶媒にも
溶解する高分子であるのが好ましい。この水溶性バイン
ダーは、20℃において水1リットル当たり200〜
3,000gの範囲、好ましくは300〜1,000gの
範囲で溶解するものが適当である。200g/リットル
より溶解度の低いものは、組成物の調製に当り溶媒量を
多く必要とする。一方、3,000g/リットルを越え
る溶解度の高いものは、適当な粘度を維持することが困
難で成形上問題がある。
化化合物を土壌処理剤として効果的に作用せしめると共
に組成物を良好な形態に成形する目的で用いられ、この
バインダーとしては、水溶性であり、かつ有機溶媒にも
溶解する高分子であるのが好ましい。この水溶性バイン
ダーは、20℃において水1リットル当たり200〜
3,000gの範囲、好ましくは300〜1,000gの
範囲で溶解するものが適当である。200g/リットル
より溶解度の低いものは、組成物の調製に当り溶媒量を
多く必要とする。一方、3,000g/リットルを越え
る溶解度の高いものは、適当な粘度を維持することが困
難で成形上問題がある。
【0011】水溶性バインダーは、固体粉末およびアジ
化化合物よりなる組成物を、適当な形態に成形する作用
と共に、土壌中に散布された後、水の作用によりその成
形物が崩壊し、アジ化水素の発生を促進する機能を有し
ている。この水溶性バインダーとしては、例えばデンプ
ン、デキストリン、アルギン酸ナトリウム、アラビアガ
ム、ゼラチン、リグニン、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリルアミド、
部分けん化ポリ酢酸ビニル、ポリエチレングリコール、
ポリビニルピロリドンおよびビニルピロリドン−酢酸ビ
ニル共重合体等が挙げられる。
化化合物よりなる組成物を、適当な形態に成形する作用
と共に、土壌中に散布された後、水の作用によりその成
形物が崩壊し、アジ化水素の発生を促進する機能を有し
ている。この水溶性バインダーとしては、例えばデンプ
ン、デキストリン、アルギン酸ナトリウム、アラビアガ
ム、ゼラチン、リグニン、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリルアミド、
部分けん化ポリ酢酸ビニル、ポリエチレングリコール、
ポリビニルピロリドンおよびビニルピロリドン−酢酸ビ
ニル共重合体等が挙げられる。
【0012】これらのうちポリエチレングリコールが成
形性および防除性の両面から好ましい。特にポリエチレ
ングリコールのなかでも水に対する溶解度が200〜
3,000g/リットル、更に好ましくは300〜1,0
00g/リットルのものが好ましい。一般的には重量平
均分子量が1,000〜15,000のものが好ましい。
形性および防除性の両面から好ましい。特にポリエチレ
ングリコールのなかでも水に対する溶解度が200〜
3,000g/リットル、更に好ましくは300〜1,0
00g/リットルのものが好ましい。一般的には重量平
均分子量が1,000〜15,000のものが好ましい。
【0013】本発明において、好ましく用いられる上述
の水分解性組成物は、それ自体大気雰囲気中で安定であ
り安全である。しかしこの組成物を土中へ散布し土と混
和すると、土中の水分によりその成形物が崩壊し、アジ
化化合物は水と接触し分解してアジ化水素を発生する。
この際酸性土壌中においては、その酸性によりアジ化化
合物の分解は一層促進される。従って本発明の前記水分
解性組成物は、酸性土壌に対して有効であり、中性また
はアルカリ土壌に対しては、組成物自体を酸性処理する
かまたは土壌を酸性処理することが効果的である。この
組成物自体の酸性処理については、例えばこの組成物中
へ有機酸のようなアジ化化合物の加水分解剤を配合した
り、この組成物の成分である固体粉末を酸性白土のよう
な酸性の固体粉末にするという手段が挙げられる。
の水分解性組成物は、それ自体大気雰囲気中で安定であ
り安全である。しかしこの組成物を土中へ散布し土と混
和すると、土中の水分によりその成形物が崩壊し、アジ
化化合物は水と接触し分解してアジ化水素を発生する。
この際酸性土壌中においては、その酸性によりアジ化化
合物の分解は一層促進される。従って本発明の前記水分
解性組成物は、酸性土壌に対して有効であり、中性また
はアルカリ土壌に対しては、組成物自体を酸性処理する
かまたは土壌を酸性処理することが効果的である。この
組成物自体の酸性処理については、例えばこの組成物中
へ有機酸のようなアジ化化合物の加水分解剤を配合した
り、この組成物の成分である固体粉末を酸性白土のよう
な酸性の固体粉末にするという手段が挙げられる。
【0014】本発明に好ましく用いられる前記固体粉
末、分解によりアジ化水素を発生しうるアジ化化合物お
よび水溶性バインダーより実質的になる水分解性組成物
は、この組成物を成形して粒状で使用されることが特に
好ましい。またこの水分解性組成物粒子の各成分の好ま
しい割合(重量)は、組成物を100としたとき、固体
粉末30〜98、より好ましくは50〜90、アジ化化
合物1〜40、より好ましくは5〜30、および水溶性
バインダー0.1〜30、より好ましくは2〜20の割
合であり、この組成物粒子が土壌病害防除用土壌処理剤
として好ましく使用される。
末、分解によりアジ化水素を発生しうるアジ化化合物お
よび水溶性バインダーより実質的になる水分解性組成物
は、この組成物を成形して粒状で使用されることが特に
好ましい。またこの水分解性組成物粒子の各成分の好ま
しい割合(重量)は、組成物を100としたとき、固体
粉末30〜98、より好ましくは50〜90、アジ化化
合物1〜40、より好ましくは5〜30、および水溶性
バインダー0.1〜30、より好ましくは2〜20の割
合であり、この組成物粒子が土壌病害防除用土壌処理剤
として好ましく使用される。
【0015】固体粉末が30重量%より少なくなると、
相対的にアジ化化合物の量が多くなるため、アジ化化合
物が加水分解する時間が長くなり好ましくなく、一方9
8重量%より多くなると、アジ化化合物の割合が相対的
に少なくなり、土壌病害の防除に効果を示すに必要な高
濃度のアジ化水素が得られなくなる。アジ化化合物が1
重量%より少なくなると、土壌病害の防除に効果が劣
り、40重量%より多くなると、アジ化化合物が加水分
解する時間が長くなり好ましくない。水溶性バインダー
が0.1重量%より少ない場合も、また30重量%を越
える場合も均一散布に必要な良好な成形物が得られなく
なり、アジ化化合物が土壌中で効果的に作用し難くな
る。
相対的にアジ化化合物の量が多くなるため、アジ化化合
物が加水分解する時間が長くなり好ましくなく、一方9
8重量%より多くなると、アジ化化合物の割合が相対的
に少なくなり、土壌病害の防除に効果を示すに必要な高
濃度のアジ化水素が得られなくなる。アジ化化合物が1
重量%より少なくなると、土壌病害の防除に効果が劣
り、40重量%より多くなると、アジ化化合物が加水分
解する時間が長くなり好ましくない。水溶性バインダー
が0.1重量%より少ない場合も、また30重量%を越
える場合も均一散布に必要な良好な成形物が得られなく
なり、アジ化化合物が土壌中で効果的に作用し難くな
る。
【0016】また、前記土壌病害防除用土壌処理剤は、
平均粒径が100μm〜2,000μmの形態に成形さ
れた粒状の形態(粒剤)であることが好ましい。この土
壌処理剤としての粒子の平均粒径は300μm〜1,5
00μmの範囲がより好ましい。この平均粒径が100
μmより小さいと、散布中に粒剤が飛散しやすく、目的
部位への施用量がばらつき、また作業者に対する被ばく
の危険性も増加する。一方2,000μmより大きい
と、散布効果が均一でなくなり、局所的に防除効果が不
十分な部分が存在するため好ましくない。かかる土壌処
理剤は、前記100μm〜2,000μmの平均粒径を
有する粒状物であるのが好ましいが、粒度分布はあまり
広くないのが望ましく、シャープであるのが一層効果的
である。
平均粒径が100μm〜2,000μmの形態に成形さ
れた粒状の形態(粒剤)であることが好ましい。この土
壌処理剤としての粒子の平均粒径は300μm〜1,5
00μmの範囲がより好ましい。この平均粒径が100
μmより小さいと、散布中に粒剤が飛散しやすく、目的
部位への施用量がばらつき、また作業者に対する被ばく
の危険性も増加する。一方2,000μmより大きい
と、散布効果が均一でなくなり、局所的に防除効果が不
十分な部分が存在するため好ましくない。かかる土壌処
理剤は、前記100μm〜2,000μmの平均粒径を
有する粒状物であるのが好ましいが、粒度分布はあまり
広くないのが望ましく、シャープであるのが一層効果的
である。
【0017】この粒剤は、粒径が300μm以下の粒子
および粒径が1,500μm以上の粒子の合計重量が、
全粒子の合計重量に基づいて20%以下、好ましくは1
5%以下であるのが好ましい。このように粒径が300
μmより小さい粒子および粒径が1,500μmより大
きい粒子の合計量が20%を越えると、粒子の散布効果
が均一でなくなり、局部的に防除効果が不十分な部分が
存在し、また全体に亘って防除活性も制御し難くなり望
ましくない。
および粒径が1,500μm以上の粒子の合計重量が、
全粒子の合計重量に基づいて20%以下、好ましくは1
5%以下であるのが好ましい。このように粒径が300
μmより小さい粒子および粒径が1,500μmより大
きい粒子の合計量が20%を越えると、粒子の散布効果
が均一でなくなり、局部的に防除効果が不十分な部分が
存在し、また全体に亘って防除活性も制御し難くなり望
ましくない。
【0018】前記粒剤の粒状物を構成する固体粉末の平
均粒径は10μm〜100μmの範囲が好ましく、40
μm〜80μmの範囲がより好ましい。固体粉末の平均
粒径が上記範囲をはずれると本発明の目的が達成され難
くなる。
均粒径は10μm〜100μmの範囲が好ましく、40
μm〜80μmの範囲がより好ましい。固体粉末の平均
粒径が上記範囲をはずれると本発明の目的が達成され難
くなる。
【0019】かかる粒剤の製法としては、特に制限され
ないが、例えば固体粉末とアジ化化合物を混合したもの
と、有機溶媒にバインダーを溶解したものとを、ニーダ
ーで練り合わせて押出成形または圧縮成形して粒状化す
る方法、あるいは固体粉末とアジ化化合物を混合したも
のと、水にバインダーを溶解したものとを、ニーダーで
練り合わせて押出成形または圧縮成形して粒状化し、こ
れを乾燥して水分を除去する方法が用いられる。この製
法に使用する有機溶媒としては、アジ化化合物に対して
不活性なものであり、さらにバインダーを溶解するもの
が好ましく、例えばエタノール、ブタノール等のアルコ
ール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類が挙げられ
る。
ないが、例えば固体粉末とアジ化化合物を混合したもの
と、有機溶媒にバインダーを溶解したものとを、ニーダ
ーで練り合わせて押出成形または圧縮成形して粒状化す
る方法、あるいは固体粉末とアジ化化合物を混合したも
のと、水にバインダーを溶解したものとを、ニーダーで
練り合わせて押出成形または圧縮成形して粒状化し、こ
れを乾燥して水分を除去する方法が用いられる。この製
法に使用する有機溶媒としては、アジ化化合物に対して
不活性なものであり、さらにバインダーを溶解するもの
が好ましく、例えばエタノール、ブタノール等のアルコ
ール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類が挙げられ
る。
【0020】かかる粒剤は、固体のアジ化化合物と固体
粉末とがバインダーにより結合した粒状物であり、大気
雰囲気中ではアジ化化合物が分解されず保存安定性がよ
く、しかも土壌中では土壌中の水分によりアジ化化合物
が加水分解し、土壌病害の防除に優れた効果を示す。
粉末とがバインダーにより結合した粒状物であり、大気
雰囲気中ではアジ化化合物が分解されず保存安定性がよ
く、しかも土壌中では土壌中の水分によりアジ化化合物
が加水分解し、土壌病害の防除に優れた効果を示す。
【0021】一方、分解によりアジ化水素を発生し得る
アジ化化合物を含有する組成物として、アジ化化合物の
水溶液も好ましく使用することができる。アジ化化合物
の水溶液を使用する場合、アジ化化合物の濃度は5〜4
0重量%の範囲が好ましい。5重量%未満では水が必要
以上に多量となりアジ化化合物が拡散し難くなり、40
重量%を越えると散布時にバラツキがあり防除効果が不
十分となり好ましくない。
アジ化化合物を含有する組成物として、アジ化化合物の
水溶液も好ましく使用することができる。アジ化化合物
の水溶液を使用する場合、アジ化化合物の濃度は5〜4
0重量%の範囲が好ましい。5重量%未満では水が必要
以上に多量となりアジ化化合物が拡散し難くなり、40
重量%を越えると散布時にバラツキがあり防除効果が不
十分となり好ましくない。
【0022】アジ化化合物の水溶液は、中性およびアル
カリ性では安定であるが、酸性にするとアジ化化合物が
分解され易くなる。すなわち、アジ化化合物の水溶液は
中性またはアルカリ性であるのが適当であり、pHで表
して7〜12、好ましくは7〜11の範囲が適当であ
る。このアジ化化合物の水溶液を土中へ散布する際、酸
性土壌中においては、その酸性によりアジ化化合物はす
みやかに分解される。一方、中性またはアルカリ性土壌
に対しては、土壌を酸性処理するかまたはアジ化化合物
の加水分解を促進させる化合物を散布することが効果的
である。
カリ性では安定であるが、酸性にするとアジ化化合物が
分解され易くなる。すなわち、アジ化化合物の水溶液は
中性またはアルカリ性であるのが適当であり、pHで表
して7〜12、好ましくは7〜11の範囲が適当であ
る。このアジ化化合物の水溶液を土中へ散布する際、酸
性土壌中においては、その酸性によりアジ化化合物はす
みやかに分解される。一方、中性またはアルカリ性土壌
に対しては、土壌を酸性処理するかまたはアジ化化合物
の加水分解を促進させる化合物を散布することが効果的
である。
【0023】前述したアジ化化合物による散布処理は、
アジ化化合物を含有する組成物をアジ化化合物の量とし
て10a当り少なくとも1kg、好ましくは少なくとも
3kgとなる量散布する土壌処理方法が好ましく用いら
れる。アジ化化合物が1kg/10a未満では土壌病害
処理に効果が少ないため好ましくない。
アジ化化合物を含有する組成物をアジ化化合物の量とし
て10a当り少なくとも1kg、好ましくは少なくとも
3kgとなる量散布する土壌処理方法が好ましく用いら
れる。アジ化化合物が1kg/10a未満では土壌病害
処理に効果が少ないため好ましくない。
【0024】また、これらの散布処理において、組成物
中のアジ化化合物の含有量は1〜4重量%が好ましく、
1重量%未満では10a当りの投薬量が必要以上に多く
なり好ましくなく、また40重量%以上になると土壌処
理剤としての投薬量が少なくなり、バラツキが生じ易く
なり好ましくない。かかる土壌処理剤の施用方法として
は、手播きあるいは散粒機等、土壌に直接かつ均等に播
く方法であればよい。
中のアジ化化合物の含有量は1〜4重量%が好ましく、
1重量%未満では10a当りの投薬量が必要以上に多く
なり好ましくなく、また40重量%以上になると土壌処
理剤としての投薬量が少なくなり、バラツキが生じ易く
なり好ましくない。かかる土壌処理剤の施用方法として
は、手播きあるいは散粒機等、土壌に直接かつ均等に播
く方法であればよい。
【0025】また、散布処理において、アジ化化合物を
含有する組成物を散布した土壌をそのまま放置してもよ
いが、シートにより被覆することが有利に採用される。
被覆する期間としては、散布後3〜10日の範囲が好ま
しい。被覆することにより、アジ化化合物の分解により
発生したアジ化水素が空気中に揮散することなく、散布
量がそのまま土壌病害虫に有効に働くため好ましく用い
られる。
含有する組成物を散布した土壌をそのまま放置してもよ
いが、シートにより被覆することが有利に採用される。
被覆する期間としては、散布後3〜10日の範囲が好ま
しい。被覆することにより、アジ化化合物の分解により
発生したアジ化水素が空気中に揮散することなく、散布
量がそのまま土壌病害虫に有効に働くため好ましく用い
られる。
【0026】本発明において、アジ化化合物を含む組成
物を土壌に散布する前あるいは散布と同時に土壌改良剤
が好ましくはピートモスが土壌に散布される。かかる土
壌改良剤の散布によって、アジ化化合物が土壌中ですみ
やかに加水分解されアジ化水素が発生し、短期間で効率
良く燻蒸処理の目的が達成され、さらに燻蒸処理後、土
壌中に残留するアジ化水素および未分解のアジ化化合物
を短期間に除去して播種または植え付けした有用植物の
薬害の発生が防止される。
物を土壌に散布する前あるいは散布と同時に土壌改良剤
が好ましくはピートモスが土壌に散布される。かかる土
壌改良剤の散布によって、アジ化化合物が土壌中ですみ
やかに加水分解されアジ化水素が発生し、短期間で効率
良く燻蒸処理の目的が達成され、さらに燻蒸処理後、土
壌中に残留するアジ化水素および未分解のアジ化化合物
を短期間に除去して播種または植え付けした有用植物の
薬害の発生が防止される。
【0027】本発明において、土壌改良剤として好まし
く使用されるピートモスは、動植物質の土壌改良資材で
あり、水ごけ泥炭(草炭)をよく水洗いして、乾燥・粉
砕したもので、そのままでは強酸性であるため、消石灰
を加えて中和したものもある。酸性を中和していないも
のは使用に際して石灰と混用し、中和して使用するのが
好ましい。ピートモスは通常、園芸用の資材として、主
として鉢もの用土等の物理性改良に用いられる。ムギ、
ビート、マメ等に堆肥がわりに用いられる場合もある
が、本発明方法に適した野菜類を栽培するような畑地で
の使用はほとんどない。
く使用されるピートモスは、動植物質の土壌改良資材で
あり、水ごけ泥炭(草炭)をよく水洗いして、乾燥・粉
砕したもので、そのままでは強酸性であるため、消石灰
を加えて中和したものもある。酸性を中和していないも
のは使用に際して石灰と混用し、中和して使用するのが
好ましい。ピートモスは通常、園芸用の資材として、主
として鉢もの用土等の物理性改良に用いられる。ムギ、
ビート、マメ等に堆肥がわりに用いられる場合もある
が、本発明方法に適した野菜類を栽培するような畑地で
の使用はほとんどない。
【0028】ピートモスを土壌に施用する量は、10a
当りで100kg以上が適当であり、特に上限はない。
しかし、中性〜弱アルカリ性の土壌では1〜3tの施用
量が適当である。また、施用する時期は、アジ化化合物
を含む組成物を散布する前でも、散布と同時でもよく、
いずれの時期でもアジ化化合物を含む土壌処理剤の農薬
としての効果を阻害することはない。アジ化化合物を含
む組成物を散布する前にピートモスを土壌混和する場合
は、その1〜14日前であればいつでもよく、好ましく
は3〜7日前が適当である。アジ化化合物を含む組成物
と同時にピートモスを施用するときは、ピートモスと前
記組成物を土壌表面に散布した後、トラクターあるいは
鍬等で土壌混和することが好ましい。
当りで100kg以上が適当であり、特に上限はない。
しかし、中性〜弱アルカリ性の土壌では1〜3tの施用
量が適当である。また、施用する時期は、アジ化化合物
を含む組成物を散布する前でも、散布と同時でもよく、
いずれの時期でもアジ化化合物を含む土壌処理剤の農薬
としての効果を阻害することはない。アジ化化合物を含
む組成物を散布する前にピートモスを土壌混和する場合
は、その1〜14日前であればいつでもよく、好ましく
は3〜7日前が適当である。アジ化化合物を含む組成物
と同時にピートモスを施用するときは、ピートモスと前
記組成物を土壌表面に散布した後、トラクターあるいは
鍬等で土壌混和することが好ましい。
【0029】ピートモスを土壌に施用することの効果
は、ピートモス自体が酸性物質であることが大きく関与
しているものと考えられる。アジ化化合物は酸性土壌中
において速やかに加水分解する性質があり、酸性物質で
あるピートモスを土壌に混和することは土壌pHを酸性
にすることであり、これがアジ化化合物の加水分解を促
進する。したがって、土壌pHが中性〜弱アルカリ性の
ときはアジ化化合物を含む組成物を散布する1〜14日
前にピートモスを施用して土壌pHを酸性に矯正してお
くことが好ましい。土壌pHが中性〜弱酸性のときは、
前記組成物の散布と同時にピートモスを施用することで
アジ化化合物を速やかに分解してアジ化水素を発生さ
せ、短期間で効率良く燻蒸処理することができる。
は、ピートモス自体が酸性物質であることが大きく関与
しているものと考えられる。アジ化化合物は酸性土壌中
において速やかに加水分解する性質があり、酸性物質で
あるピートモスを土壌に混和することは土壌pHを酸性
にすることであり、これがアジ化化合物の加水分解を促
進する。したがって、土壌pHが中性〜弱アルカリ性の
ときはアジ化化合物を含む組成物を散布する1〜14日
前にピートモスを施用して土壌pHを酸性に矯正してお
くことが好ましい。土壌pHが中性〜弱酸性のときは、
前記組成物の散布と同時にピートモスを施用することで
アジ化化合物を速やかに分解してアジ化水素を発生さ
せ、短期間で効率良く燻蒸処理することができる。
【0030】アジ化化合物を含有する組成物は、通常の
使用において、アジ化化合物として1〜50kg/10
aの範囲で土壌処理剤として使用されるが、特に20k
g/10a以上使用する場合、燻蒸開始から有用植物の
播種または植え付けまでに通常3週間以上の期間を必要
とする。しかし、本発明のように、土壌処理の前あるい
は処理と同時にピートモスを施用することによって速や
かにアジ化化合物が分解し、短期間に土壌中の残留アジ
ド濃度を低減させることができる。
使用において、アジ化化合物として1〜50kg/10
aの範囲で土壌処理剤として使用されるが、特に20k
g/10a以上使用する場合、燻蒸開始から有用植物の
播種または植え付けまでに通常3週間以上の期間を必要
とする。しかし、本発明のように、土壌処理の前あるい
は処理と同時にピートモスを施用することによって速や
かにアジ化化合物が分解し、短期間に土壌中の残留アジ
ド濃度を低減させることができる。
【0031】
実施例1 アジ化ナトリウム(東洋化成(株)製)100部に、タ
ルク(日本タルク(株)製)850部を加えて混合して
ニーダー(不二パウダル(株)製DHJ−10型)に入
れ、これに水200部にポリエチレングリコール(重量
平均分子量7,500、和光純薬工業(株)製)50部
を溶解した溶液を添加しながらニーダーで練り合わせ
た。次に、穴直径0.8mmのスクリーンを付けた押出
造粒機(不二パウダル(株)製DG−L1型)で押し出
し、さらに整粒機(不二パウダル(株)製球形整粒機Q
J−230型)で整粒し、平均粒径1,000μmの粒
剤を得た。この粒剤を乾燥機(不二パウダル(株)製流
動乾燥機2F型)で乾燥して、アジ化ナトリウム10重
量%を含有する粒剤1,000gを得た。この粒剤を1
/5000aワグネルポットの土壌(pH7.2)に1
0a当りアジ化ナトリウムとして5kgの割合となるよ
う十分に混和すると同時にピートモス(松栄産業(株)
製)を10a当たり500kg〜3tの割合で土壌混和
した。その後、7日間被覆燻蒸処理し、ガス抜き後のア
ジ化化合物およびアジ化水素の減少量を測定した。測定
は高速液体クロマトグラフィーを用い、土壌中のアジド
イオン(N3 -)濃度を調べた。また、フザリウム菌の付
着したエン麦種子50粒をあらかじめ土壌に埋めてお
き、燻蒸処理後取り出して生死の判定を行い、計算式1
により殺菌率を算出した。その結果を表1に示した。
ルク(日本タルク(株)製)850部を加えて混合して
ニーダー(不二パウダル(株)製DHJ−10型)に入
れ、これに水200部にポリエチレングリコール(重量
平均分子量7,500、和光純薬工業(株)製)50部
を溶解した溶液を添加しながらニーダーで練り合わせ
た。次に、穴直径0.8mmのスクリーンを付けた押出
造粒機(不二パウダル(株)製DG−L1型)で押し出
し、さらに整粒機(不二パウダル(株)製球形整粒機Q
J−230型)で整粒し、平均粒径1,000μmの粒
剤を得た。この粒剤を乾燥機(不二パウダル(株)製流
動乾燥機2F型)で乾燥して、アジ化ナトリウム10重
量%を含有する粒剤1,000gを得た。この粒剤を1
/5000aワグネルポットの土壌(pH7.2)に1
0a当りアジ化ナトリウムとして5kgの割合となるよ
う十分に混和すると同時にピートモス(松栄産業(株)
製)を10a当たり500kg〜3tの割合で土壌混和
した。その後、7日間被覆燻蒸処理し、ガス抜き後のア
ジ化化合物およびアジ化水素の減少量を測定した。測定
は高速液体クロマトグラフィーを用い、土壌中のアジド
イオン(N3 -)濃度を調べた。また、フザリウム菌の付
着したエン麦種子50粒をあらかじめ土壌に埋めてお
き、燻蒸処理後取り出して生死の判定を行い、計算式1
により殺菌率を算出した。その結果を表1に示した。
【0032】
【数1】
【0033】
【表1】
【0034】実施例2 実施例1で得た粒剤を1/5000aワグネルポットの
土壌(pH6.0)に10a当りアジ化ナトリウムとし
て5kgの割合となるよう散布し、さらにピートモスを
10a当たり100kg〜1t散布して土壌混和した。
その後7日間被覆燻蒸してガス抜きを行い、ガス抜き7
日後、14日後に土壌をサンプリングし、残留アジド濃
度を測定した。また、あらかじめ土壌中にフザリウム菌
の付着したエン麦種子を50粒埋めておき、燻蒸処理後
に取り出して生死の判定を行い、実施例1の計算式1に
より殺菌率を算出した。その結果を表2に示した。
土壌(pH6.0)に10a当りアジ化ナトリウムとし
て5kgの割合となるよう散布し、さらにピートモスを
10a当たり100kg〜1t散布して土壌混和した。
その後7日間被覆燻蒸してガス抜きを行い、ガス抜き7
日後、14日後に土壌をサンプリングし、残留アジド濃
度を測定した。また、あらかじめ土壌中にフザリウム菌
の付着したエン麦種子を50粒埋めておき、燻蒸処理後
に取り出して生死の判定を行い、実施例1の計算式1に
より殺菌率を算出した。その結果を表2に示した。
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】本発明方法によれば、アジ化水素を発生
しうるアジ化化合物を含む組成物を使用して土壌中の有
害生物を駆除する方法において、土壌改良剤、殊にピー
トモスを併用することにより有害生物を短期間で効果的
に駆除できると共に、駆除後アジ化化合物およびアジ化
水素が短時間で除去され、播種または植え付けの時期を
早くすることができる。
しうるアジ化化合物を含む組成物を使用して土壌中の有
害生物を駆除する方法において、土壌改良剤、殊にピー
トモスを併用することにより有害生物を短期間で効果的
に駆除できると共に、駆除後アジ化化合物およびアジ化
水素が短時間で除去され、播種または植え付けの時期を
早くすることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 分解によりアジ化水素を発生しうるアジ
化化合物を含む組成物を有用植物にとって有害な生物を
駆除するに有効な量土壌に散布する場合において、該組
成物を土壌に散布する前あるいは散布と同時に土壌改良
剤を土壌に散布することを特徴とする生物駆除土壌処理
方法。 - 【請求項2】 該土壌改良剤がピートモスである請求項
1記載の土壌処理方法。 - 【請求項3】 該アジ化化合物がアジ化アルカリ金属塩
またはアジ化アルカリ土類金属塩である請求項1記載の
土壌処理方法。 - 【請求項4】 該アジ化化合物を含む組成物を土壌に散
布する前あるいは散布と同時に、ピートモスを10a当
り少なくとも100kg以上散布する請求項1記載の土
壌処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21036595A JPH0959622A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 生物駆除土壌処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21036595A JPH0959622A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 生物駆除土壌処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0959622A true JPH0959622A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16588164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21036595A Withdrawn JPH0959622A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 生物駆除土壌処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0959622A (ja) |
-
1995
- 1995-08-18 JP JP21036595A patent/JPH0959622A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |