JPH0959840A - レーヨン混繊糸、その製造法及び製造装置 - Google Patents
レーヨン混繊糸、その製造法及び製造装置Info
- Publication number
- JPH0959840A JPH0959840A JP12692296A JP12692296A JPH0959840A JP H0959840 A JPH0959840 A JP H0959840A JP 12692296 A JP12692296 A JP 12692296A JP 12692296 A JP12692296 A JP 12692296A JP H0959840 A JPH0959840 A JP H0959840A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- spinning
- yarn
- spinning spindle
- spindle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 全く同質のレーヨン糸で構成されていてなが
ら糸長差や膨らみが殆ど消滅せず、所望の大きさの糸長
差や膨らみを付与できるレーヨン混繊糸の合理的な製法
を提供する。 【解決手段】 紡糸ノズル、精練ローラー、乾燥ローラ
ー、フィードローラー及びワインダーを備える紡糸錘I
と、該紡糸錘Iの精練ローラー以後のローラー間の任意
の部位に絡合ノズルを備える紡糸錘IIとが1錘おきに併
設されているレーヨン糸の連続紡糸装置を用い、精練ロ
ーラーからワインダーの間において、I及びII間でロー
ラー回転数に差をもたせ、I及びIIを走行する糸条間に
3〜20%の速度差を与えながらIの走行糸条をIIへ誘
導し、両糸条を合糸し、絡合ノズルにより流体絡合処理
するレーヨン混繊糸の製造方法。
ら糸長差や膨らみが殆ど消滅せず、所望の大きさの糸長
差や膨らみを付与できるレーヨン混繊糸の合理的な製法
を提供する。 【解決手段】 紡糸ノズル、精練ローラー、乾燥ローラ
ー、フィードローラー及びワインダーを備える紡糸錘I
と、該紡糸錘Iの精練ローラー以後のローラー間の任意
の部位に絡合ノズルを備える紡糸錘IIとが1錘おきに併
設されているレーヨン糸の連続紡糸装置を用い、精練ロ
ーラーからワインダーの間において、I及びII間でロー
ラー回転数に差をもたせ、I及びIIを走行する糸条間に
3〜20%の速度差を与えながらIの走行糸条をIIへ誘
導し、両糸条を合糸し、絡合ノズルにより流体絡合処理
するレーヨン混繊糸の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は糸長差やループや毛羽を
有する嵩高性レーヨン混繊糸の製造技術に関する。
有する嵩高性レーヨン混繊糸の製造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から衣料用素材としての糸条に嵩高
性を付与すべく種々の方法が考えられ、特に、糸条を構
成する繊維間の収縮特性差によって発現する糸長差を利
用して嵩高性を付与するという試みがポリエステル繊維
を中心に検討されてきた。
性を付与すべく種々の方法が考えられ、特に、糸条を構
成する繊維間の収縮特性差によって発現する糸長差を利
用して嵩高性を付与するという試みがポリエステル繊維
を中心に検討されてきた。
【0003】合成繊維は、熱と歪により支配される糸条
であって、いろいろな手法により、かなりの範囲まで、
しかも熱的な処理により、収縮の差(沸水収縮差)を生
ぜしめることが出来る。それに対し、再生セルロース繊
維であるレーヨン糸条は、繊維間で合成繊維のような大
きな収縮差は望み難く、たとえあったとしても、乾湿に
よる糸の動きにより組織としてその糸長差や嵩高性を維
持することは難しい。
であって、いろいろな手法により、かなりの範囲まで、
しかも熱的な処理により、収縮の差(沸水収縮差)を生
ぜしめることが出来る。それに対し、再生セルロース繊
維であるレーヨン糸条は、繊維間で合成繊維のような大
きな収縮差は望み難く、たとえあったとしても、乾湿に
よる糸の動きにより組織としてその糸長差や嵩高性を維
持することは難しい。
【0004】特開平3−19935号公報や特開平5−
247762号公報において、沸水収縮率に差のあるレ
ーヨン織物や再生セルロース長繊維混繊糸及び織編物の
提唱が見られるが、前者はしぼ状があまり目立たなく極
めて細かい表面変化を狙ったものであり、後者は特有の
シルキー性光沢やしなやかな風合いを損なわずに膨らみ
のある混繊糸を提唱したものである。即ち、いずれも大
きな糸長差や膨らみを期待することは難しい。
247762号公報において、沸水収縮率に差のあるレ
ーヨン織物や再生セルロース長繊維混繊糸及び織編物の
提唱が見られるが、前者はしぼ状があまり目立たなく極
めて細かい表面変化を狙ったものであり、後者は特有の
シルキー性光沢やしなやかな風合いを損なわずに膨らみ
のある混繊糸を提唱したものである。即ち、いずれも大
きな糸長差や膨らみを期待することは難しい。
【0005】というのは、最も大きな沸水収縮差がある
と思われる連続紡糸法による連紡糸とポット巻き取りに
よるケーク糸の差で、たかだか3〜5%の収縮率差であ
り、この差も混繊組織として織編物にした場合、乾湿の
繰り返しによる各糸の伸び縮みにより徐々にその糸長差
や膨らみは緩和されてしまう。まして、同一製造法でビ
スコース、ドラフト率、延伸率、デニールなど種々変更
することにより物性差や収縮差を得ようとしてもなかな
か得られるものではない。
と思われる連続紡糸法による連紡糸とポット巻き取りに
よるケーク糸の差で、たかだか3〜5%の収縮率差であ
り、この差も混繊組織として織編物にした場合、乾湿の
繰り返しによる各糸の伸び縮みにより徐々にその糸長差
や膨らみは緩和されてしまう。まして、同一製造法でビ
スコース、ドラフト率、延伸率、デニールなど種々変更
することにより物性差や収縮差を得ようとしてもなかな
か得られるものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、全く
同質のレーヨン糸で構成されていても糸長差や膨らみが
殆ど消滅せず、任意の大きさの糸長差や膨らみを有する
種々の品質のレーヨン混繊糸を、特殊な装置や糸条を準
備せずに容易に合理的に提供することであり、さらに、
この糸条を用いた大きな膨らみやスパン調風合いを持っ
た織編物を提供することである。
同質のレーヨン糸で構成されていても糸長差や膨らみが
殆ど消滅せず、任意の大きさの糸長差や膨らみを有する
種々の品質のレーヨン混繊糸を、特殊な装置や糸条を準
備せずに容易に合理的に提供することであり、さらに、
この糸条を用いた大きな膨らみやスパン調風合いを持っ
た織編物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、紡
糸ノズル、精練ローラー、乾燥ローラー、フィードロー
ラー及びワインダーを備える紡糸錘Iと、該紡糸錘Iの
精練ローラー以後のローラー間の任意の部位に1個以上
の絡合ノズルを備える紡糸錘IIとが併設され、紡糸錘
IIが紡糸錘Iを少なくとも1錘挟んで併設されている
レーヨン糸の連続紡糸装置(以下、単に連紡機と略称す
ることもある。)を用い、精練ローラーからワインダー
の間において、紡糸錘I及び紡糸錘II間でローラー径
を変更するか又はローラー回転数に差をもたせ、紡糸錘
I及び紡糸錘IIを走行する糸条間に3〜20%の速度
差を与えながら紡糸錘Iの走行糸条を紡糸錘IIへ誘導
し、両糸条を合糸し、紡糸錘IIに設置された絡合ノズ
ルにより流体絡合処理することを特徴とするレーヨン混
繊糸の製造方法である。また、本発明はかかる製造方法
によって得られる糸長差が3〜20%のレーヨン混繊糸
であり、さらに、該方法において使用されるレーヨン混
繊糸の製造装置である。
糸ノズル、精練ローラー、乾燥ローラー、フィードロー
ラー及びワインダーを備える紡糸錘Iと、該紡糸錘Iの
精練ローラー以後のローラー間の任意の部位に1個以上
の絡合ノズルを備える紡糸錘IIとが併設され、紡糸錘
IIが紡糸錘Iを少なくとも1錘挟んで併設されている
レーヨン糸の連続紡糸装置(以下、単に連紡機と略称す
ることもある。)を用い、精練ローラーからワインダー
の間において、紡糸錘I及び紡糸錘II間でローラー径
を変更するか又はローラー回転数に差をもたせ、紡糸錘
I及び紡糸錘IIを走行する糸条間に3〜20%の速度
差を与えながら紡糸錘Iの走行糸条を紡糸錘IIへ誘導
し、両糸条を合糸し、紡糸錘IIに設置された絡合ノズ
ルにより流体絡合処理することを特徴とするレーヨン混
繊糸の製造方法である。また、本発明はかかる製造方法
によって得られる糸長差が3〜20%のレーヨン混繊糸
であり、さらに、該方法において使用されるレーヨン混
繊糸の製造装置である。
【0008】図1及び図2を用いて本発明を説明する。
図1は連紡機の基本的な側面図であり、図2は連紡機の
正面図であり、隣接して走行する糸条に供給差を持たせ
て絡合混繊する本発明の工程の概略を示したものであ
る。
図1は連紡機の基本的な側面図であり、図2は連紡機の
正面図であり、隣接して走行する糸条に供給差を持たせ
て絡合混繊する本発明の工程の概略を示したものであ
る。
【0009】連紡機による通常のレーヨンの製造におい
て、紡糸原液はギャー.ポンプ(GP)により計量さ
れ、紡糸ノズル(SN)から吐出したビスコース液は、
酸浴中で凝固、中和、再生しながら精練ローラー(B
R)の端にある若干径の小さな延伸ローラー(ER)と
精練ローラー(BR)との径比の差により15〜20%
延伸した後、多重捲き方式の精練を受け乾燥ローラー
(DR)へと進む。同じく多重捲き方式での乾燥を受け
た後、オイリング.ガイド(OG)から一般的にはコー
ニング.オイルをオイリング.ローラー(OR)により
付与し、フィード.ローラー1(FR1)及びフィー
ド.ローラー2(FR2)を経て、ワインダー(WR)
に巻き取られる。本発明において、紡糸錘I及び紡糸錘
IIとも基本的には上記のような工程を経るが、後述す
るように、紡糸錘Iの走行糸条は、絡合処理のため工程
途中で紡糸錘II側へ誘導されるのでワインダーまで使
われることはない。
て、紡糸原液はギャー.ポンプ(GP)により計量さ
れ、紡糸ノズル(SN)から吐出したビスコース液は、
酸浴中で凝固、中和、再生しながら精練ローラー(B
R)の端にある若干径の小さな延伸ローラー(ER)と
精練ローラー(BR)との径比の差により15〜20%
延伸した後、多重捲き方式の精練を受け乾燥ローラー
(DR)へと進む。同じく多重捲き方式での乾燥を受け
た後、オイリング.ガイド(OG)から一般的にはコー
ニング.オイルをオイリング.ローラー(OR)により
付与し、フィード.ローラー1(FR1)及びフィー
ド.ローラー2(FR2)を経て、ワインダー(WR)
に巻き取られる。本発明において、紡糸錘I及び紡糸錘
IIとも基本的には上記のような工程を経るが、後述す
るように、紡糸錘Iの走行糸条は、絡合処理のため工程
途中で紡糸錘II側へ誘導されるのでワインダーまで使
われることはない。
【0010】一般的なレーヨン製糸工程での延伸率は、
高々15〜20%である為、これら全工程の各ローラー
の回転速度(糸条の走行速度)は、通常採用される紡糸
速度(定義的には精練ローラー速度)と大差のない10
0m/分前後である。このように低速工程であるが故
に、本発明では安定な絡合処理が可能であると同時に、
連紡方式によれば、従来のポット巻き取り方式の精練以
後別工程とは異なり、紡糸後直ちに精練し、乾燥後巻き
取るという短時間製糸方式であるので、精練ローラー以
後のいずれのローラー間でも絡合処理が可能であり、し
かも直ちに最終製品であるチーズ巻き取りとなる為生産
効率が高いという特徴を有する。
高々15〜20%である為、これら全工程の各ローラー
の回転速度(糸条の走行速度)は、通常採用される紡糸
速度(定義的には精練ローラー速度)と大差のない10
0m/分前後である。このように低速工程であるが故
に、本発明では安定な絡合処理が可能であると同時に、
連紡方式によれば、従来のポット巻き取り方式の精練以
後別工程とは異なり、紡糸後直ちに精練し、乾燥後巻き
取るという短時間製糸方式であるので、精練ローラー以
後のいずれのローラー間でも絡合処理が可能であり、し
かも直ちに最終製品であるチーズ巻き取りとなる為生産
効率が高いという特徴を有する。
【0011】本発明においては、精練ローラー以後の各
ローラー間のA〜E部の任意の部位に絡合ノズル(A
N)が1個以上設置された紡糸錘IIを使用する点に特
徴がある。絡合ノズルを2個以上設置する場合は、同一
部位(例えば、D部)に2個併設してもよいし、異なる
部位(例えば、B部とD部)にそれぞれ1個づつ設置す
る態様でもよい。
ローラー間のA〜E部の任意の部位に絡合ノズル(A
N)が1個以上設置された紡糸錘IIを使用する点に特
徴がある。絡合ノズルを2個以上設置する場合は、同一
部位(例えば、D部)に2個併設してもよいし、異なる
部位(例えば、B部とD部)にそれぞれ1個づつ設置す
る態様でもよい。
【0012】フィード.ローラー2(FR2)は、通常
の製糸では必要ないが、本発明においては、紡糸錘II
にフィード.ローラー2(FR2)を設けることによ
り、フィード.ローラー1(FR1)との間での張力調
整が容易であり、糸条の走行安定性が良好であるので、
フィード.ローラー1(FR1)とフィード.ローラー
2(FR2)との間、すなわち、D部に少なくとも1個
の絡合ノズルを設置することが好ましい。
の製糸では必要ないが、本発明においては、紡糸錘II
にフィード.ローラー2(FR2)を設けることによ
り、フィード.ローラー1(FR1)との間での張力調
整が容易であり、糸条の走行安定性が良好であるので、
フィード.ローラー1(FR1)とフィード.ローラー
2(FR2)との間、すなわち、D部に少なくとも1個
の絡合ノズルを設置することが好ましい。
【0013】大きな糸長差やループ、毛羽を比較的多く
含むスパン.ライクな嵩高糸を得るためには、絡合ノズ
ルの設置位置をD部やB部、特にD部とすることが望ま
しい。フィード.ローラー1(FR1)またはフィー
ド.ローラー2(FR2)とワインダー(WR)との間
(E部)で絡合処理してもよいが、ワインダーでのトラ
バースの影響で糸条張力が安定せず得られる混繊糸の絡
合に不均一性が見られやすい。また、湿潤状態にある精
練ローラー(BR)と乾燥ローラー(DR)との間(A
部)においても比較的強い絡合処理が可能である。
含むスパン.ライクな嵩高糸を得るためには、絡合ノズ
ルの設置位置をD部やB部、特にD部とすることが望ま
しい。フィード.ローラー1(FR1)またはフィー
ド.ローラー2(FR2)とワインダー(WR)との間
(E部)で絡合処理してもよいが、ワインダーでのトラ
バースの影響で糸条張力が安定せず得られる混繊糸の絡
合に不均一性が見られやすい。また、湿潤状態にある精
練ローラー(BR)と乾燥ローラー(DR)との間(A
部)においても比較的強い絡合処理が可能である。
【0014】通常のレーヨンの製造においては、併設さ
れているすべての紡糸錘の製造条件は同じであって、ロ
ーラー径や回転数も同じである。そして走行糸条はいず
れのローラー間でも弛むことなく、逆に若干の張力が負
荷された状態であるのが普通である。これに対し、本発
明においては、例えば、1錘おきにギアー.ポンプ(G
P)の吐出量から乾燥ローラー(DR)までのローラー
径や回転速度を一様に高くすると、これらの錘は紡糸速
度が隣接錘の糸条より速くなると共に乾燥ローラー(D
R)とフィード.ローラー1(FR1)との間(B部又
はC部)において糸条が弛み、隣接錘との関係で供給速
度差が生ずる。図2では、紡糸錘Iの弛み糸条を紡糸錘
IIの乾燥ローラー(DR)とオイリング・ローラー
(OR)との間(B部)に設けた絡合ノズル(AN)で
絡合処理するのものである。そしてここでは、紡糸錘I
を挟んで1錘ごとに併設されている紡糸錘IIのB部に
おいて絡合処理が施され、巻き取りも同じ1錘毎とな
る。すなわち、紡糸錘Iのオイリングローラー〜ワイン
ダーは不使用の状態である。
れているすべての紡糸錘の製造条件は同じであって、ロ
ーラー径や回転数も同じである。そして走行糸条はいず
れのローラー間でも弛むことなく、逆に若干の張力が負
荷された状態であるのが普通である。これに対し、本発
明においては、例えば、1錘おきにギアー.ポンプ(G
P)の吐出量から乾燥ローラー(DR)までのローラー
径や回転速度を一様に高くすると、これらの錘は紡糸速
度が隣接錘の糸条より速くなると共に乾燥ローラー(D
R)とフィード.ローラー1(FR1)との間(B部又
はC部)において糸条が弛み、隣接錘との関係で供給速
度差が生ずる。図2では、紡糸錘Iの弛み糸条を紡糸錘
IIの乾燥ローラー(DR)とオイリング・ローラー
(OR)との間(B部)に設けた絡合ノズル(AN)で
絡合処理するのものである。そしてここでは、紡糸錘I
を挟んで1錘ごとに併設されている紡糸錘IIのB部に
おいて絡合処理が施され、巻き取りも同じ1錘毎とな
る。すなわち、紡糸錘Iのオイリングローラー〜ワイン
ダーは不使用の状態である。
【0015】本発明によれば、同じ原理でA部からE部
のいずれのローラー間においても、隣接走行糸条の供給
差による絡合処理が可能である。但し、C部で混繊処理
するに際して、紡糸錘Iに設置されているオイリング.
ローラーが該錘から紡糸錘IIへ向かう糸条の糸道上に
位置するため、C部での混繊処理が既存装置の構造上困
難となる場合もある。本発明においては、隣接する錘間
で吐出量や紡糸ノズルを変更することにより、銘柄の異
なる複数の糸条の混繊も可能であり、更には、絡合ノズ
ルを有していない紡糸錘Iを2錘以上使用し、糸条速度
の異なる2種以上の糸条を紡糸錘IIへ誘導し、3者混
以上の混繊も可能である。
のいずれのローラー間においても、隣接走行糸条の供給
差による絡合処理が可能である。但し、C部で混繊処理
するに際して、紡糸錘Iに設置されているオイリング.
ローラーが該錘から紡糸錘IIへ向かう糸条の糸道上に
位置するため、C部での混繊処理が既存装置の構造上困
難となる場合もある。本発明においては、隣接する錘間
で吐出量や紡糸ノズルを変更することにより、銘柄の異
なる複数の糸条の混繊も可能であり、更には、絡合ノズ
ルを有していない紡糸錘Iを2錘以上使用し、糸条速度
の異なる2種以上の糸条を紡糸錘IIへ誘導し、3者混
以上の混繊も可能である。
【0016】以上の如く、本発明によれば、特別の装置
や装置の大幅な改造を施すことなく、従来の連紡機を利
用して、容易にしかも効率よく種々の品質及び膨らみを
有するレーヨン100%の嵩高糸やスパン.ライク糸が
得られる。
や装置の大幅な改造を施すことなく、従来の連紡機を利
用して、容易にしかも効率よく種々の品質及び膨らみを
有するレーヨン100%の嵩高糸やスパン.ライク糸が
得られる。
【0017】本発明において、絡合処理される複数の糸
条間に(供給)速度差を付与する方法としては以下の2
つの方法が挙げられる。 ローラーの径を変更する方法:ネルソン.ローラーか
ら絡合直前までのローラーの径を1錘毎に異ならせる
と、その隣接錘のローラーとの直径比がそのまま過剰供
給差となる。 ローラーの回転数に差を付与する方法:1錘毎に別駆
動のモーターあるいは丁数の異なるギアーとベルトの調
節を行いローラーの回転数を設定する。また、とを
組み合わせても差支えない。
条間に(供給)速度差を付与する方法としては以下の2
つの方法が挙げられる。 ローラーの径を変更する方法:ネルソン.ローラーか
ら絡合直前までのローラーの径を1錘毎に異ならせる
と、その隣接錘のローラーとの直径比がそのまま過剰供
給差となる。 ローラーの回転数に差を付与する方法:1錘毎に別駆
動のモーターあるいは丁数の異なるギアーとベルトの調
節を行いローラーの回転数を設定する。また、とを
組み合わせても差支えない。
【0018】速度差(供給差)は3〜20%であること
が重要である。3%未満では嵩高性や膨らみ感は得られ
ず、好ましくは4%以上、特に好ましくは6%以上が望
まれる。一方、20%を越えると絡合ノズルによる糸長
差保持能力の限界により過剰供給糸の弛みが生じ、良好
な混繊不可能となる。従って、15%以下に設定するこ
とが好ましい。また、速度差(供給差)を大きくとる
程、ループや毛羽の多いよりスパン.ライクな糸条とす
ることができるが、そのためには、絡合ノズルのエアー
圧や流量も多く必要となる。しかし、エアー圧及び流量
を増加させると糸揺れが大きくなり、糸条が絡合ノズル
から飛び出すなどの現象が生じる。また絡合ノズルのス
リット出口と反対側への糸道の屈折や張力を上げる必要
が生じ、その結果、ますますループや毛羽の発生を伴
い、断糸となる傾向が強くなるので注意を要する。
が重要である。3%未満では嵩高性や膨らみ感は得られ
ず、好ましくは4%以上、特に好ましくは6%以上が望
まれる。一方、20%を越えると絡合ノズルによる糸長
差保持能力の限界により過剰供給糸の弛みが生じ、良好
な混繊不可能となる。従って、15%以下に設定するこ
とが好ましい。また、速度差(供給差)を大きくとる
程、ループや毛羽の多いよりスパン.ライクな糸条とす
ることができるが、そのためには、絡合ノズルのエアー
圧や流量も多く必要となる。しかし、エアー圧及び流量
を増加させると糸揺れが大きくなり、糸条が絡合ノズル
から飛び出すなどの現象が生じる。また絡合ノズルのス
リット出口と反対側への糸道の屈折や張力を上げる必要
が生じ、その結果、ますますループや毛羽の発生を伴
い、断糸となる傾向が強くなるので注意を要する。
【0019】絡合ノズルとしては、製糸中に複数の糸条
を導糸することからも、スリット.ノズルが好ましく、
円筒ノズルでは導糸が困難である。流体エアー圧として
は、これも、過剰供給差の大きさに左右され、0.5 〜3.
0Kg/cm2 の範囲まで変更を要する。本発明によれば、こ
のような広範な供給差を自由に採用することができるた
め、種々の糸長差をもつ糸条を得ることが可能である。
を導糸することからも、スリット.ノズルが好ましく、
円筒ノズルでは導糸が困難である。流体エアー圧として
は、これも、過剰供給差の大きさに左右され、0.5 〜3.
0Kg/cm2 の範囲まで変更を要する。本発明によれば、こ
のような広範な供給差を自由に採用することができるた
め、種々の糸長差をもつ糸条を得ることが可能である。
【0020】通常、糸条にループや毛羽があると、工程
通過性や織編みの際支障となりやすいが、本発明におい
ては、糸条速度差を大きくし、強力な絡合処理を施し、
ループや毛羽が強固に固定されているため、工程通過性
や織編み時の支障になることは少ない。
通過性や織編みの際支障となりやすいが、本発明におい
ては、糸条速度差を大きくし、強力な絡合処理を施し、
ループや毛羽が強固に固定されているため、工程通過性
や織編み時の支障になることは少ない。
【0021】
比較例1 通常のセルロース濃度8.0%、アルカリ濃度6.0%
でセルロースに対し1.1重量%のTiO2を含むのセ
ミダル.ビスコースを同じ容量(0.3cc/回転)の
ギアー.ポンプから紡糸錘IIでは8.19cc/分の
吐出量、紡糸錘Iでは8.35cc/分の吐出量にて凝
固再生浴中に同じ紡糸ノズル(70ミクロン×30ホー
ル)から75デニールの糸条を得るべくそれぞれ吐出し
た。凝固再生浴の組成はH2 SO4 130g/1、Zn
SO4 20g/1、Na2SO4 250g/1、浴温度
は55℃である。
でセルロースに対し1.1重量%のTiO2を含むのセ
ミダル.ビスコースを同じ容量(0.3cc/回転)の
ギアー.ポンプから紡糸錘IIでは8.19cc/分の
吐出量、紡糸錘Iでは8.35cc/分の吐出量にて凝
固再生浴中に同じ紡糸ノズル(70ミクロン×30ホー
ル)から75デニールの糸条を得るべくそれぞれ吐出し
た。凝固再生浴の組成はH2 SO4 130g/1、Zn
SO4 20g/1、Na2SO4 250g/1、浴温度
は55℃である。
【0022】紡糸錘IIの紡糸から巻き取りまでの基本
的な各ローラーの回転速度(走行速度)は、延伸ローラ
ー(ER)85.0m/分、精練ローラー(BR)10
0.0m/分、乾燥ローラー(DR)100.3m/
分、フィード.ローラー1(FR1)100.6m/
分、フィード.ローラー2(FR2)100.6m/分
であり、然るに延伸率は17.6%である。この紡糸錘
IIに対し、紡糸錘Iは、乾燥ローラー(DR)とフィ
ード.ローラー1(FR1)との間(B部)で2%のオ
ーバー.フィードとなるよう乾燥ローラー(DR)まで
の回転速度をバック.ギアーの変更とベルトの張り替え
によって増速し、延伸ローラー(ER)86.7m/
分、精練ローラー(BR)102.0m/分、乾燥ロー
ラー(DR)102.3m/分と設定した。そして、紡
糸錘II側の乾燥ローラー(DR)とオイリング.ロー
ラー(OR)との間(B部)に絡合用スリット.ノズル
(エアー噴出孔径0.9mm、糸道孔サイズ2.4mm
×1.7mm×12.2mm、補助噴出孔径1.8m
m)を設置し、紡糸錘I及びIIの2糸条を0.8Kg
/cm2 のエアー圧力にて絡合処理を行なった。混繊糸
の走行張力は3〜4gで安定しており、得られた混繊糸
条の絡合数は54ケ/mであった。
的な各ローラーの回転速度(走行速度)は、延伸ローラ
ー(ER)85.0m/分、精練ローラー(BR)10
0.0m/分、乾燥ローラー(DR)100.3m/
分、フィード.ローラー1(FR1)100.6m/
分、フィード.ローラー2(FR2)100.6m/分
であり、然るに延伸率は17.6%である。この紡糸錘
IIに対し、紡糸錘Iは、乾燥ローラー(DR)とフィ
ード.ローラー1(FR1)との間(B部)で2%のオ
ーバー.フィードとなるよう乾燥ローラー(DR)まで
の回転速度をバック.ギアーの変更とベルトの張り替え
によって増速し、延伸ローラー(ER)86.7m/
分、精練ローラー(BR)102.0m/分、乾燥ロー
ラー(DR)102.3m/分と設定した。そして、紡
糸錘II側の乾燥ローラー(DR)とオイリング.ロー
ラー(OR)との間(B部)に絡合用スリット.ノズル
(エアー噴出孔径0.9mm、糸道孔サイズ2.4mm
×1.7mm×12.2mm、補助噴出孔径1.8m
m)を設置し、紡糸錘I及びIIの2糸条を0.8Kg
/cm2 のエアー圧力にて絡合処理を行なった。混繊糸
の走行張力は3〜4gで安定しており、得られた混繊糸
条の絡合数は54ケ/mであった。
【0023】次にこの糸条を用いて平織物の緯打ち及び
風合い評価を行った。経糸として撚数500回/mのセ
ミダル.75デニール.24フィラメントのポリエステ
ル延伸糸を100本/インチの密度にて、緯糸として上
述のレーヨン混繊糸に300回/mの追撚を施した糸条
を58本/インチの密度にて打ち込んだ。緯糸の通過性
は良好であったが、得られた織物は緯糸に通常の75デ
ニール.30フィラメントのセミダル.レーヨン糸条を
2本合わせて同様に300回/mの追撚を施した糸条を
用いた織物と膨らみや風合の点で殆どかわりはなかっ
た。
風合い評価を行った。経糸として撚数500回/mのセ
ミダル.75デニール.24フィラメントのポリエステ
ル延伸糸を100本/インチの密度にて、緯糸として上
述のレーヨン混繊糸に300回/mの追撚を施した糸条
を58本/インチの密度にて打ち込んだ。緯糸の通過性
は良好であったが、得られた織物は緯糸に通常の75デ
ニール.30フィラメントのセミダル.レーヨン糸条を
2本合わせて同様に300回/mの追撚を施した糸条を
用いた織物と膨らみや風合の点で殆どかわりはなかっ
た。
【0024】実施例1 精練ローラー(BR)と乾燥ローラー(DR)との間
(A部)で5%のオーバー.フィードで紡糸錘II側に
て絡合処理を実施すべく、紡糸錘I側の吐出量を8.6
0cc/分、延伸ローラー(ER)の回転速度を89.
3m/分、精練ローラー(BR)の回転速度を105.
0m/分とすること以外は、比較例1と同様にして紡糸
を行った。次いで精練ローラー(BR)と乾燥ローラー
(DR)との間(A部)に比較例1と同じ絡合用スリッ
ト.ノズルを設置し、1.2Kg/cm2 のエアー圧力
にて紡糸錘I及びIIの2糸条を合糸し絡合処理を行っ
た。混繊糸の走行張力は1〜5gで糸揺れが大きいが、
得られた混繊糸条の絡合数は102ケ/mで小ループが
多く発生し、毛羽の数は、5〜10ケ/100mであっ
た。
(A部)で5%のオーバー.フィードで紡糸錘II側に
て絡合処理を実施すべく、紡糸錘I側の吐出量を8.6
0cc/分、延伸ローラー(ER)の回転速度を89.
3m/分、精練ローラー(BR)の回転速度を105.
0m/分とすること以外は、比較例1と同様にして紡糸
を行った。次いで精練ローラー(BR)と乾燥ローラー
(DR)との間(A部)に比較例1と同じ絡合用スリッ
ト.ノズルを設置し、1.2Kg/cm2 のエアー圧力
にて紡糸錘I及びIIの2糸条を合糸し絡合処理を行っ
た。混繊糸の走行張力は1〜5gで糸揺れが大きいが、
得られた混繊糸条の絡合数は102ケ/mで小ループが
多く発生し、毛羽の数は、5〜10ケ/100mであっ
た。
【0025】次いで比較例1と同様、本糸条を用いて平
織物の評価を行った。その結果、緯打ちも問題なく、得
られた織物は膨らみ感があり、ソフトな手触りと風合い
をしたものであった。
織物の評価を行った。その結果、緯打ちも問題なく、得
られた織物は膨らみ感があり、ソフトな手触りと風合い
をしたものであった。
【0026】実施例2 乾燥ローラー(DR)とオイリング.ローラー(OR)
との間(B部)に於いて10%のオーバー.フィードで
紡糸錘II側にて絡合処理を実施すべく、紡糸錘I側の
ギアー.ポンプ(GP)の吐出量を9.01cc/分、
延伸ローラー(ER)の回転速度を93.5m/分、精
練ローラー(BR)の回転速度を110.0m/分、乾
燥ローラー(DR)の回転速度を110.3m/分と設
定すること以外は比較例1と同様にして紡糸した。次い
で乾燥ローラー(DR)とオイリング.ローラー(O
R)との間(B部)に絡合用スリット.ノズル(エアー
噴出孔径1.7mm、糸道孔サイズ2.7mm×2.2
mm×12.2mm、補助噴出孔径1.8mm)を設置
し、1.5Kg/cm2 のエアー圧力にて紡糸錘I及び
IIの2糸条を合糸し絡合処理を行った。混繊糸の走行
張力は7〜9gで安定しており、得られた混繊糸の絡合
数は122ケ/mであり、小ループが多数発生したが、
毛羽は0〜1ケ/100mであった。
との間(B部)に於いて10%のオーバー.フィードで
紡糸錘II側にて絡合処理を実施すべく、紡糸錘I側の
ギアー.ポンプ(GP)の吐出量を9.01cc/分、
延伸ローラー(ER)の回転速度を93.5m/分、精
練ローラー(BR)の回転速度を110.0m/分、乾
燥ローラー(DR)の回転速度を110.3m/分と設
定すること以外は比較例1と同様にして紡糸した。次い
で乾燥ローラー(DR)とオイリング.ローラー(O
R)との間(B部)に絡合用スリット.ノズル(エアー
噴出孔径1.7mm、糸道孔サイズ2.7mm×2.2
mm×12.2mm、補助噴出孔径1.8mm)を設置
し、1.5Kg/cm2 のエアー圧力にて紡糸錘I及び
IIの2糸条を合糸し絡合処理を行った。混繊糸の走行
張力は7〜9gで安定しており、得られた混繊糸の絡合
数は122ケ/mであり、小ループが多数発生したが、
毛羽は0〜1ケ/100mであった。
【0027】次いでこの糸条を用いて平織物の緯打ち及
び風合い評価を行った。緯糸の通過性も問題なく、得ら
れた織物は更に膨らみ感とソフトな手触りと風合いを示
した。
び風合い評価を行った。緯糸の通過性も問題なく、得ら
れた織物は更に膨らみ感とソフトな手触りと風合いを示
した。
【0028】実施例3 B部に於いて15%のオーバー.フィードで紡糸錘II
側にて絡合処理をすべく、紡糸錘I側のギアー.ポンプ
(GP)の吐出量を9.42cc/分、延伸ローラー
(ER)の回転速度を97.8m/分、精練ローラー
(BR)の回転速度を115.0m/分そして乾燥ロー
ラー(DR)の回転速度を115.3m/分と設定する
こと以外は比較例1と同様にして紡糸した。次いで実施
例2と同じ絡合用スリット.ノズルを用いて、2.0k
g/cm2のエアー圧力にて紡糸錘I及びIIの2糸条
を合糸絡合処理を行った。混繊糸の走行張力は8〜10
gで多少糸揺れも激しくはあるが、比較的安定してお
り、得られた混繊糸の絡合数は135ケ/mと多く、全
体に小ループが発生し、ループ糸となったが単糸毛羽の
数は1〜5ケ/100mと多くはなかった。
側にて絡合処理をすべく、紡糸錘I側のギアー.ポンプ
(GP)の吐出量を9.42cc/分、延伸ローラー
(ER)の回転速度を97.8m/分、精練ローラー
(BR)の回転速度を115.0m/分そして乾燥ロー
ラー(DR)の回転速度を115.3m/分と設定する
こと以外は比較例1と同様にして紡糸した。次いで実施
例2と同じ絡合用スリット.ノズルを用いて、2.0k
g/cm2のエアー圧力にて紡糸錘I及びIIの2糸条
を合糸絡合処理を行った。混繊糸の走行張力は8〜10
gで多少糸揺れも激しくはあるが、比較的安定してお
り、得られた混繊糸の絡合数は135ケ/mと多く、全
体に小ループが発生し、ループ糸となったが単糸毛羽の
数は1〜5ケ/100mと多くはなかった。
【0029】同様に、この糸条を用いて織物評価を行っ
た。緯打ちに若干の難はあったが、得られた織物は、大
きな膨らみとソフト感があり、レーヨン糸使いと思えぬ
ほどの嵩高感がある布帛が得られた。
た。緯打ちに若干の難はあったが、得られた織物は、大
きな膨らみとソフト感があり、レーヨン糸使いと思えぬ
ほどの嵩高感がある布帛が得られた。
【0030】実施例4 フィード.ローラー1(FR1)とフィード.ローラー
2(FR2)との間(D部)に於いて、20%のオーバ
ー.フィードで紡糸錘IIにて絡合処理をすべく、紡糸
錘I側のギアー.ポンプ(GP)の吐出量を9.83c
c/分、延伸ローラー(ER)の回転速度を102.0
m/分、精練ローラー(BR)の回転速度を120.0
m/分、乾燥ローラー(DR)の回転速度を120.4
m/分、フィード.ローラー1(FR1)の回転速度を
120.7m/分と設定すること以外は比較例1と同様
にして紡糸した。次いで紡糸錘II側のフィード.ロー
ラー1(FR1)とフィード.ローラー2(FR2)と
の間(D部)に実施例2で使用した絡合用スリット.ノ
ズルと同じノズルを設置し、2.8kg/cm2 のエア
ー圧力にて紡糸錘I及びIIの2糸条を合糸し絡合処理
を行った。混繊糸の走行張力は、10〜15gと大き
く、糸揺れも激しくなり、単糸毛羽の発生切断による風
綿が絡合ノズル付近から飛び出す現象が見られたが、な
んとか混繊糸条の採取が可能であった。しかしながら、
ほぼ当条件あたりが限界に近いものであった。
2(FR2)との間(D部)に於いて、20%のオーバ
ー.フィードで紡糸錘IIにて絡合処理をすべく、紡糸
錘I側のギアー.ポンプ(GP)の吐出量を9.83c
c/分、延伸ローラー(ER)の回転速度を102.0
m/分、精練ローラー(BR)の回転速度を120.0
m/分、乾燥ローラー(DR)の回転速度を120.4
m/分、フィード.ローラー1(FR1)の回転速度を
120.7m/分と設定すること以外は比較例1と同様
にして紡糸した。次いで紡糸錘II側のフィード.ロー
ラー1(FR1)とフィード.ローラー2(FR2)と
の間(D部)に実施例2で使用した絡合用スリット.ノ
ズルと同じノズルを設置し、2.8kg/cm2 のエア
ー圧力にて紡糸錘I及びIIの2糸条を合糸し絡合処理
を行った。混繊糸の走行張力は、10〜15gと大き
く、糸揺れも激しくなり、単糸毛羽の発生切断による風
綿が絡合ノズル付近から飛び出す現象が見られたが、な
んとか混繊糸条の採取が可能であった。しかしながら、
ほぼ当条件あたりが限界に近いものであった。
【0031】同様にこの糸条を用いて織物評価を行っ
た。やはり多少緯打ちに難を示したが、得られた織物は
更に大きな膨らみとソフト感を有し、スパン.ライクな
風合いを示す布帛であった。
た。やはり多少緯打ちに難を示したが、得られた織物は
更に大きな膨らみとソフト感を有し、スパン.ライクな
風合いを示す布帛であった。
【0032】実施例5 フィード.ローラー2(FR2)を外し、フィード.ロ
ーラー1(FR1)とワインダー(WR)との間(E
部)に於いて、7.5%のオーバー.フィードで紡糸錘
II側にて絡合処理を実施すべく、紡糸錘I側のギア
ー.ポンプ(GP)の吐出量を8.80cc/分、延伸
ローラー(ER)の回転速度を91.4m/分、精練ロ
ーラー(BR)の回転速度を107.5m/分、乾燥ロ
ーラー(DR)の回転速度を107.8m/分、フィー
ド.ローラー1(FR1)の回転速度を108.1m/
分に設定すること以外は比較例1と同様にして紡糸し
た。次いで紡糸錘II側のフィード.ローラー1(FR
1)とワインダー(WR)との間(E部)に実施例2と
同じ絡合用スリット.ノズルを設置し、1.5Kg/c
m2 のエアー圧力にて紡糸錘I及びIIの2糸条を合糸
し絡合処理を行った。混繊糸の走行張力は10〜15g
と高く、糸揺れも激しい状態であったが、なんとか混繊
が可能で、得られた混繊糸の絡合数は63ケ/mと比較
的少なく、糸条に発生したループは糸の長さ方向にある
ところと無いところが偏在しており、不均一な混繊状態
であり、毛羽も多発した。
ーラー1(FR1)とワインダー(WR)との間(E
部)に於いて、7.5%のオーバー.フィードで紡糸錘
II側にて絡合処理を実施すべく、紡糸錘I側のギア
ー.ポンプ(GP)の吐出量を8.80cc/分、延伸
ローラー(ER)の回転速度を91.4m/分、精練ロ
ーラー(BR)の回転速度を107.5m/分、乾燥ロ
ーラー(DR)の回転速度を107.8m/分、フィー
ド.ローラー1(FR1)の回転速度を108.1m/
分に設定すること以外は比較例1と同様にして紡糸し
た。次いで紡糸錘II側のフィード.ローラー1(FR
1)とワインダー(WR)との間(E部)に実施例2と
同じ絡合用スリット.ノズルを設置し、1.5Kg/c
m2 のエアー圧力にて紡糸錘I及びIIの2糸条を合糸
し絡合処理を行った。混繊糸の走行張力は10〜15g
と高く、糸揺れも激しい状態であったが、なんとか混繊
が可能で、得られた混繊糸の絡合数は63ケ/mと比較
的少なく、糸条に発生したループは糸の長さ方向にある
ところと無いところが偏在しており、不均一な混繊状態
であり、毛羽も多発した。
【0033】同様に、この糸条を用いて織物評価を実施
した。緯糸の通過性が悪く、度々織機が停台したが、得
られた織物はそこそこ嵩高感があり、ソフトな布地に仕
上がった。
した。緯糸の通過性が悪く、度々織機が停台したが、得
られた織物はそこそこ嵩高感があり、ソフトな布地に仕
上がった。
【0034】実施例6 紡糸錘II側の基本条件は変えることなく、紡糸ノズル
のみ孔径70ミクロン×20ホールに変更し、紡糸錘I
側の紡糸ノズルも70ミクロン×40ホールに変更し、
75デニールではあるが、単糸異デニール混繊糸を乾燥
ローラー(DR)とオイリング.ローラー(OR)との
間(B部)に於いて7.5%のオーバー.フィードで紡
糸錘II側にて絡合処理を実施すべく、紡糸錘I側のギ
アーポンプ(GP)の吐出量から乾燥ローラー(DR)
までの回転速度を実施例5と同じ条件に設定した。次い
で乾燥ローラー(DR)とオイリング.ローラー(O
R)との間(B部)に実施例2と同じ絡合用スリット.
ノズルを設置し、1.5Kg/cm2 のエアー圧力にて
紡糸錘I及びIIの2糸条を合糸し絡合処理を行った。
混繊糸の走行張力は7〜9gと安定しており、得られた
混繊糸の絡合数は128ケ/mと多く、小ループも多く
発生したが毛羽は0〜1ケ/100mと比較的少なかっ
た。この糸条を用いた織物評価では、緯糸の通過性も問
題なく、得られた織物は、膨らみと嵩高感があり、より
ソフトな風合いに感じられた。
のみ孔径70ミクロン×20ホールに変更し、紡糸錘I
側の紡糸ノズルも70ミクロン×40ホールに変更し、
75デニールではあるが、単糸異デニール混繊糸を乾燥
ローラー(DR)とオイリング.ローラー(OR)との
間(B部)に於いて7.5%のオーバー.フィードで紡
糸錘II側にて絡合処理を実施すべく、紡糸錘I側のギ
アーポンプ(GP)の吐出量から乾燥ローラー(DR)
までの回転速度を実施例5と同じ条件に設定した。次い
で乾燥ローラー(DR)とオイリング.ローラー(O
R)との間(B部)に実施例2と同じ絡合用スリット.
ノズルを設置し、1.5Kg/cm2 のエアー圧力にて
紡糸錘I及びIIの2糸条を合糸し絡合処理を行った。
混繊糸の走行張力は7〜9gと安定しており、得られた
混繊糸の絡合数は128ケ/mと多く、小ループも多く
発生したが毛羽は0〜1ケ/100mと比較的少なかっ
た。この糸条を用いた織物評価では、緯糸の通過性も問
題なく、得られた織物は、膨らみと嵩高感があり、より
ソフトな風合いに感じられた。
【0035】実施例7 実施例6と同様に、ここでは、単糸及びトータル繊度両
異デニール糸長差混繊糸を得るべく、紡糸錘II側で5
0デニール20フィラメントの糸条、紡糸錘I側で10
0デニール50フィラメントの糸条を7.5%のオーバ
ー.フィードで紡糸錘II側のD部にて絡合処理を実施
すべく、紡糸錘II側の紡糸ノズルを70ミクロン×2
0ホール、吐出量5.38cc/分と設定した。また、
紡糸錘I側の紡糸ノズルには70ミクロン×50ホール
を用い、ギアー.ポンプ(GP)を紡糸錘II側の2倍
の0.6cc/回転に変更し、10.8cc/分の吐出
量に設定した。紡糸錘I側の各ローラーの回転速度は、
実施例5と同様とし、フィード.ローラー1(FR1)
とフィード.ローラー2(FR2)との間(D部)に実
施例2と同じ絡合用スリット.ノズルを設置し、1.5
Kg/cm2 のエアー圧力にて紡糸錘I及びIIの2糸
条を合糸し絡合処理を行った。混繊糸の走行張力は7〜
9gと安定しており、得られた混繊糸の絡合数は134
ケ/mで、小ループが多く発生したが、毛羽は少なく均
一な糸条であった。
異デニール糸長差混繊糸を得るべく、紡糸錘II側で5
0デニール20フィラメントの糸条、紡糸錘I側で10
0デニール50フィラメントの糸条を7.5%のオーバ
ー.フィードで紡糸錘II側のD部にて絡合処理を実施
すべく、紡糸錘II側の紡糸ノズルを70ミクロン×2
0ホール、吐出量5.38cc/分と設定した。また、
紡糸錘I側の紡糸ノズルには70ミクロン×50ホール
を用い、ギアー.ポンプ(GP)を紡糸錘II側の2倍
の0.6cc/回転に変更し、10.8cc/分の吐出
量に設定した。紡糸錘I側の各ローラーの回転速度は、
実施例5と同様とし、フィード.ローラー1(FR1)
とフィード.ローラー2(FR2)との間(D部)に実
施例2と同じ絡合用スリット.ノズルを設置し、1.5
Kg/cm2 のエアー圧力にて紡糸錘I及びIIの2糸
条を合糸し絡合処理を行った。混繊糸の走行張力は7〜
9gと安定しており、得られた混繊糸の絡合数は134
ケ/mで、小ループが多く発生したが、毛羽は少なく均
一な糸条であった。
【0036】この糸条を用いて織物評価を実施した結
果、緯糸の通過性も問題なく、得られた織物は、膨らみ
と嵩高性があり、腰もありまた非常にソフトなタッチの
布帛が得られた。
果、緯糸の通過性も問題なく、得られた織物は、膨らみ
と嵩高性があり、腰もありまた非常にソフトなタッチの
布帛が得られた。
【図1】本発明で使用される連紡機の概略を示す側面図
である。
である。
【図2】本発明で使用される連紡機の概略を示す正面図
である。
である。
SN:紡糸ノズル BR:精練ローラー DR:乾燥ローラー OR:オイリングローラー FR1:フィードローラー1 FR2:フィードローラー2 WR:ワインダー OG:オイリングガイド AN:絡合ノズル A :絡合ノズル設置部位 B :絡合ノズル設置部位 C :絡合ノズル設置部位 D :絡合ノズル設置部位 E :絡合ノズル設置部位 ER:延伸ローラー GP:ギヤポンプ
フロントページの続き (72)発明者 大北 順二 岡山県倉敷市玉島乙島7471番地 株式会社 クラレ内
Claims (3)
- 【請求項1】 紡糸ノズル、精練ローラー、乾燥ローラ
ー、フィードローラー及びワインダーを備える紡糸錘I
と、該紡糸錘Iの精練ローラー以後のローラー間の任意
の部位に1個以上の絡合ノズルを備える紡糸錘IIとが
併設され、紡糸錘IIが紡糸錘Iを少なくとも1錘挟ん
で併設されているレーヨン糸の連続紡糸装置を用い、精
練ローラーからワインダーの間において、紡糸錘I及び
紡糸錘II間でローラー径を変更するか又はローラー回
転数に差をもたせ、紡糸錘I及び紡糸錘IIを走行する
糸条間に3〜20%の速度差を与えながら紡糸錘Iの走
行糸条を紡糸錘IIへ誘導し、両糸条を合糸し、紡糸錘
IIに設置された絡合ノズルにより流体絡合処理するこ
とを特徴とするレーヨン混繊糸の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の製造法により得られる
糸長差が3〜20%であるレーヨン混繊糸。 - 【請求項3】 紡糸ノズル、精練ローラー、乾燥ローラ
ー、フィードローラー及びワインダーを備える紡糸錘I
と、該紡糸錘Iの精練ローラー以後のローラー間の任意
の部位に1個以上の絡合ノズルを備える紡糸錘IIとが
併設され、紡糸錘IIが紡糸錘Iを少なくとも1錘挟ん
で併設されていることを特徴とするレーヨン混繊糸の製
造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12692296A JPH0959840A (ja) | 1995-06-09 | 1996-05-22 | レーヨン混繊糸、その製造法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14321795 | 1995-06-09 | ||
| JP7-143217 | 1995-06-09 | ||
| JP12692296A JPH0959840A (ja) | 1995-06-09 | 1996-05-22 | レーヨン混繊糸、その製造法及び製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0959840A true JPH0959840A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=26463002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12692296A Pending JPH0959840A (ja) | 1995-06-09 | 1996-05-22 | レーヨン混繊糸、その製造法及び製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0959840A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN120520011A (zh) * | 2025-07-24 | 2025-08-22 | 德州华源生态科技有限公司 | 一种点状复合网络段彩面料的制备方法、面料及并线机构 |
-
1996
- 1996-05-22 JP JP12692296A patent/JPH0959840A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN120520011A (zh) * | 2025-07-24 | 2025-08-22 | 德州华源生态科技有限公司 | 一种点状复合网络段彩面料的制备方法、面料及并线机构 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2005085505A1 (en) | Method of producing yarns and fabrics | |
| JPH0319929A (ja) | オープンエンド紡績の糸 | |
| JP4497648B2 (ja) | 複合弾性糸及びその製造方法 | |
| JPH0959840A (ja) | レーヨン混繊糸、その製造法及び製造装置 | |
| JP4209718B2 (ja) | 高発色性織編物とその製造方法 | |
| JPS6152253B2 (ja) | ||
| JP2816846B2 (ja) | 交絡混繊マルチフィラメント複合糸およびその糸を用いた嵩高織物の製造法 | |
| JP3121633B2 (ja) | 刺繍レース用コップ糸及び製造法 | |
| JP3285696B2 (ja) | 特殊レーヨン糸の製造法 | |
| JP2829060B2 (ja) | 複合紡績糸及びその製造方法 | |
| JPS60126340A (ja) | コアヤ−ンの製造方法 | |
| JP2848629B2 (ja) | ビスコースレーヨンフィラメント糸条 | |
| JPS6257731B2 (ja) | ||
| JPS6328139B2 (ja) | ||
| JPS6346174B2 (ja) | ||
| JPS6249374B2 (ja) | ||
| JP3021616B2 (ja) | ポリエステル複合加工糸の製造方法 | |
| JPS6319612B2 (ja) | ||
| JPH11158745A (ja) | 加工糸およびその製造方法 | |
| JPS6347810B2 (ja) | ||
| JP2891482B2 (ja) | ループヤーンの製造方法 | |
| JPS6327455B2 (ja) | ||
| JPS61132651A (ja) | 交絡複合糸の製造方法 | |
| JPH08302520A (ja) | レーヨンフィラメント糸、その製造方法及び麻調織物 | |
| JPS58191237A (ja) | 変り糸およびその製造法 |