JPH0961409A - 超音波信号処理装置 - Google Patents

超音波信号処理装置

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JPH0961409A
JPH0961409A JP7211560A JP21156095A JPH0961409A JP H0961409 A JPH0961409 A JP H0961409A JP 7211560 A JP7211560 A JP 7211560A JP 21156095 A JP21156095 A JP 21156095A JP H0961409 A JPH0961409 A JP H0961409A
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signal
frequency
received signal
phase
sampling
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JP7211560A
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English (en)
Inventor
Yutaka Masuzawa
裕 鱒沢
Kageyoshi Katakura
景義 片倉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】各素子による受信信号を時間移動した後に、同
一位相補正の信号毎に別々に加算し別途に単一信号帯化
処理を行う。 【効果】回路規模が減少し構成の大幅簡易化を可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波信号処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】これまで水中あるいは生体中における超
音波撮像の方式が提案されている。このような装置で
は、受信信号の遅延と加算処理を行なう受信整相部の構
成法が装置全体の規模を決定する点で最も重要である。
整相部の構成法として、近年の集積回路技術の急速な発
展により量子化整相法が主要な技術となりつつある。
【0003】ディジタル信号処理技術を用いた構成とし
て、搬送波周波数による直交標本化(Quadrature Sampli
ng) と標本化周期以下の微小時間移動を搬送波の位相回
転で近似実現した整相方式が知られている。この整相方
式は、例えば「アイイーイーイー トランザクションズ
オン ウルトラソニックス,フェロエレクトリクスア
ンド フリケンシー コントロール(IEEE Transaction
s on Ultrasonics, Ferroelectrics, and Frequency Co
ntrol),Vol. 40, No.3, MAY 1993」等の文献に開示され
ている。
【0004】この整相方式を図20を用いて説明する。
受信信号入力2001はミキサ2021,2022の入力と
なり、互いに位相が直交する正弦波信号2023,20
24のそれぞれと周波数混合が行われる。周波数混合に
より、受信信号は包絡線信号成分(ベースバンド成分)
と高調波成分を持つようになる。周波数混合された結果
はそれぞれ低周波通過フィルタ2031,2032を通
過し、直流近くの包絡線信号帯を残した信号となって標
本化器2041,2042の入力となる。標本化器20
41,2042はアナログ−ディジタル変換器であり、
基本的には包絡線信号帯のナイキスト条件を満たす標本
化周波数で動作させればよい。標本化したディジタル信
号を記憶回路2051,2052に順次記憶し、記憶空
間内の読み出し番地を必要な時間関係によって変化させ
ることにより、標本化周期を単位に所望の遅延を記憶し
た信号に対して与えることができる。記憶回路205
1,2052を経た信号は、位相回転部2067の入力
となる。
【0005】位相回転部は、複素で得られた受信信号の
包絡線信号成分が持つべき搬送波の位相変化を複素乗算
により補正するものであり、受信信号搬送波周波数と量
子化されない目的の遅延量によって決定する。この遅延
量と搬送波の角周波数から計算される位相ψを持った参
照信号2065,2066により、遅延量の標本化周期
による量子化誤差が搬送波周期を中心として補正される
ことになる。この補正結果は受信素子毎に実部,虚部各
成分の加算器2071,2072で加算する。加算結果
は二乗和平方根演算器2008によって包絡線信号に変
換される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記整相方式を用いて
非常に多くの並列受信信号を整相しようとすると、周波
数移動処理部の規模が非常に大きくなる。実部,虚部を
受け持つ各ミキサの直後に乗算により発生する倍周波信
号帯の濾波を目的とした低域通過濾波器とアナログ・デ
ィジタル変換器が必要である。通常はこの濾波器に厳し
い遮断特性と阻止域での減衰特性が要求されるため、同
時に多数の受信信号を実時間並列処理する超音波受信信
号処理装置では回路規模増大を招くために実現困難であ
った。
【0007】また、特に位相回転部2067の参照信号
2065,2066で与えるべき位相ψの角度精度が高
いものを必要としない場合には位相ψの離散的な値を用
意しておくことができる。このとき、並列受信信号の多
くは確率的な意味での一様さのもとに、特定の位相ψで
等しい位相回転演算を行うため、並列受信信号の全てに
位相回転部を付属させることは望ましくない。
【0008】本発明の目的はこの問題点を改善して、装
置の簡略化およびコスト低減に適した超音波信号処理装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第一の手段として、本発明の超音波信号処理装置は、
各受信号を標本化する手段と、標本化された各信号を異
なる時間関係に変換する手段と、時間変換された信号の
同一時刻同士の値を加算する手段と、該加算結果の個々
に受信信号の搬送波の位相回転を補償する手段と該位相
回転された受信信号を積算する手段と該積算された信号
を単一の周波数帯とする手段とを含む。上記目的を達成
するための第二の手段として、本発明の超音波信号処理
装置は、第一の手段において、上記位相回転を補償する
手段は、所定の位相の組に対して定まる正弦関数値およ
び余弦関数値を上記時間変換された信号の同一時刻同士
の加算結果に乗算して二つの出力を得る手段とし、かつ
上記位相回転された受信信号を積算する手段は複数得ら
れる前記二つの出力を片側ずつ積算して一対の出力を得
る。
【0010】上記目的を達成するための第三の手段とし
て、本発明の超音波信号処理装置は、上記第一の手段に
おいて、上記単一の周波数帯とする手段は、受信信号の
搬送波周波数で複素の周波数移動を行う手段と該周波数
移動後の信号の低周波成分を通過させるフィルタ手段を
備えた。
【0011】上記目的を達成するための第四の手段とし
て、本発明の超音波信号処理装置は、上記第一の手段に
おいて、上記単一の周波数帯とする手段は、受信信号の
正または負の搬送波周波数を中心とした帯域通過フィル
タ構成を備えた。
【0012】上記目的を達成するための第五の手段とし
て、本発明の超音波信号処理装置は、上記第一の手段に
おいて、各受信号を標本化する手段の出力を受信信号の
搬送波周波数で複素の周波数移動を行う手段をさらに備
え、上記単一の周波数帯とする構成は、該周波数移動さ
れた信号の低周波成分を通過させるフィルタ構成を備え
た。
【0013】上記目的を達成するための第六の手段とし
て、本発明の超音波信号処理装置は、上記第一の手段に
おいて、上記受信号を標本化する手段は、受信信号の搬
送波周期の四分の一の時間間隔で標本化する動作を所定
の周期ごとに反復する動作が可能な構成とした。
【0014】上記目的を達成するための第七の手段とし
て、本発明の超音波信号処理装置は、上記第六の手段に
おいて、上記単一の周波数帯とする手段は、受信信号の
搬送波周波数で複素の周波数移動を行う手段と該周波数
移動後の信号の低周波成分を通過させるフィルタ手段を
備えた。
【0015】上記目的を達成するための第八の手段とし
て、本発明の超音波信号処理装置は、上記第六の手段に
おいて、上記単一の周波数帯とする手段は、受信信号の
正または負の搬送波周波数を中心とした帯域通過フィル
タ手段を備えた。
【0016】
【作用】本発明の第一の手段では、各受信号を標本化し
て異なる時間関係に変換したものを同一時刻同士で加算
し、加算結果の個々に受信信号の搬送波の位相回転を補
償することにより、標本化周期以下の時間移動を受信信
号の搬送波の位相回転で実現し、位相回転された受信信
号を積算する手段と積算された信号を単一の周波数帯と
する手段により、受信信号の信号と雑音の比が改善され
る。
【0017】本発明の第二の手段では、第一の手段で、
所定の位相の組に対して定まる正弦関数値および余弦関
数値を時間変換された信号の同一時刻同士の加算結果に
乗算して二つの出力を得る構成とすることにより搬送波
の位相回転分が補償されて標本化周期以下の時間移動が
実現され、かつ位相回転された受信信号を積算する手段
は、複数得られる前記二つの出力を片側ずつ積算して一
対の出力を得ることにより、只一対の複素成分としての
処理が可能になる。
【0018】本発明の第三の手段では、上記第二の手段
で、受信信号の互いに直交する位相の搬送波周波数の正
弦波信号で複素の周波数移動を行うことにより、加算さ
れた受信信号は直流を中心とした信号帯となり、この信
号帯だけを含む低周波成分を通過させるフィルタにより
単一の周波数帯とすることができる。
【0019】本発明の第四の手段では、上記第二の手段
で、受信信号の正または負の搬送波周波数を中心とした
帯域通過フィルタを備えることにより、単一の周波数帯
とすることができる。
【0020】本発明の第五の手段では、上記第一の手段
で、各受信号を標本化する場合の出力を受信信号の搬送
波周波数で複素の周波数移動を行っておき、周波数移動
された信号の低周波成分を通過させるフィルタを最後に
備えたことにより単一の周波数帯とする。
【0021】本発明の第六の手段では、上記第一の手段
で、受信信号を標本化する手段は、受信信号の搬送波周
期の四分の一の時間間隔で標本化する動作を所定の周期
ごとに反復する動作により、搬送波の位相が90度異な
った信号を近似的に標本化したことになる。
【0022】本発明の第七の手段では、上記第六の手段
で、受信信号の互いに直交する位相の搬送波周波数の正
弦波信号で複素の周波数移動を行うことにより、加算さ
れた受信信号は直流を中心とした信号帯となり、この信
号帯だけを含む低周波成分を通過させるフィルタにより
単一の周波数帯とすることができる。
【0023】本発明の第八の手段では、上記第六の手段
で、受信信号の正または負の搬送波周波数を中心とした
帯域通過フィルタを備えることにより、単一の周波数帯
とすることができる。
【0024】
【実施例】整相の基準となる素子の受信信号をRc(t)
とし、数1で表されるものとする。
【0025】
【数1】 Rc(t)=A(t)cos(ωs t) …(数1) ここでωsは搬送波の角周波数であり、A(t)は包絡線
波形である。
【0026】整相において、各素子の受信信号は数1の
時間tだけが異なる信号が得られるものとする。整相に
おいて与えるべき遅延時間がτuである、第u番素子の
受信信号をRu(t)とする。Ru(t)は数2のように表
せる。
【0027】
【数2】 Ru(t)=A(t+τu)cos(ωs(t+τu)) =A(t+τu)[exp{jωs(t+τu)}+exp{−jωs(t+τu)}] …(数2) ここでjは虚数単位である。ディジタル処理のための量
子化遅延の単位をTsとし、Gを整数としてτu=G・
Ts+εu,0≦εu<Tsで表されるとする。
【0028】数2に量子化遅延G・Tsを与えた結果の
波形Du(t)は、数3で表せる。
【0029】
【数3】 Du(t)=Ru(t−G・Ts) =A(t+τu−G・Ts)[exp{jωs(t+τu−G・Ts)} +exp{−jωs(t+τu−G・Ts)}] =A(t+εu)[exp{jωs(t+εu)} +exp{−jωs(t+εu)}] …(数3) このものに位相補正exp(−jωs εu)を与えた結果B
u(t)は数4で表せる。
【0030】
【数4】 Bu(t)=Bu(t)exp(−jωs εu) =A(t+εu)[exp{jωs(t+εu)} +exp{−jωs(t+εu)}]exp(−jωs εu) =A(t+εu)exp{jωs t} +A(t+εu)exp{−jωs(t+2εu)} …(数4) 数4の第2項を複素のバンドパスフィルタで十分に減衰
させれば、包絡線に時間誤差だけを持った整相波形P
(t)が得られる。そのようなバンドパスフィルタのイン
パルス応答をH(t)、その群遅延をδ,*は畳み込み演
算を表すとすれば、P(t)は近似的に数5のようにな
る。
【0031】
【数5】 P(t)=Bu(t)*H(t) ≒A(t+εu−δ)exp{jωs(t−δ)} …(数5) ここでδは全ての受信信号に共通で残るため整相加算結
果に問題はない。また、数4の第2項を複素で周波数移
動してベースバンドに変換した後にローパスフィルタを
用いて十分に減衰させる方法でもよい。この場合は時間
誤差だけを持った包絡線にE(t)が得られる。そのよう
なローパスフィルタのインパルス応答をH′(t)、その
群遅延をδ′とすれば、E(t)は同様な過程で数6のよ
うになる。
【0032】
【数6】 E(t)=〈Bu(t)exp(-j(ωs t+φ))〉*H′(t) =〈A(t+εu)exp(−jφ)+A(t+εu) exp{−jωs(2t+2εu+φ)}〉*H′(t) ≒A(t+εu−δ′)exp(−jφ) …(数6) ここでδ′は全ての受信信号に共通で残るため整相加算
結果に問題はない。さらに、同様の処理をヒルベルト変
換や搬送波の90度位相差で遅延して信号対としたもの
に対しても実現できる。このような信号は複素信号であ
り、数7のように表される。
【0033】
【数7】 R′u(t)=A(t+τu)exp{jωs(t+τu)} …(数7) この様な信号では複素の正負の周波数軸上に単一の信号
帯のみ存在するので、数3,数4の場合と同じ処理を経
ることによって、数8のように直接目的の信号B′u
(t)が得られる。
【0034】
【数8】 B′u(t)=R′u(t−G・Ts)exp(−jωs εu) =A(t+τu−G・Ts)exp{jωs(t+τu−G・Ts)} exp(−jωs εu) =A(t+εu)exp{jωs(t+εu)}exp(−jωs εu) =A(t+εu)exp(jωs t) …(数8) さらに、周波数移動処理を先に行った処理で実現するこ
ともできる。Ru(t)に複素周波数移動を行った結果M
u(t)を数9に示す。
【0035】
【数9】 Mu(t)=Ru(t)exp(−j(ωs t+φ)) =A(t+τu)[exp{j(ωsτu−φ)} +exp{−j(ωs(2t+τu)+φ)}] …(数9) 数9に量子化遅延G・Tsを与えた結果の波形D′u
(t)は、数10で表せる。
【0036】
【数10】 D′u(t)=Mu(t−G・Ts) =A(t+τu−G・Ts)[exp{j(ωsτu−φ)} +exp{−j(ωs(2(t−G・Ts)+τu)+φ)}] =A(t+εu)[exp{j(ωs τu−φ)} +exp{−j(ωs(2(t−G・Ts)+τu)+φ)}] …(数10) このものに位相補正exp(−jωs τu)を与えた結果
B′u(t)は数11で表せる。
【0037】
【数11】 B′u(t)=D′u(t)exp(−jωs τu) =A(t+εu)[exp{j(ωs τu−φ)} +exp{−j(ωs(2(t−G・Ts)+τu)+φ)}] exp(−jωs τu) =A(t+εu)exp{−jφ} +A(t+εu)exp{−j(ωs(2(t+εu)+φ)} …(数11) 次に数11の第2項成分をローパスフィルタを用いて十
分に減衰させる。そのようなローパスフィルタのインパ
ルス応答をH′(t)、その群遅延をδ′とすれば、B′
(t)は同様な過程で数12のようになる。
【0038】
【数12】 E′(t)=B′u(t)*H′(t) =〈A(t+εu)exp{−jφ} +A(t+εu)exp{−j(ωs(2(t+εu)+φ)}〉*H′(t) ≒A(t+εu−δ′)exp(−jφ) …(数12) ここでδ′は全ての受信信号に共通で残るため整相加算
結果に問題はない。
【0039】上述の各信号処理過程では、量子化遅延後
の位相補正exp(−jωs τu)あるいはexp(−jωs
εu)を複素乗算する過程は、θを実数とした関数exp
(−jθ)の周期性を利用して、必要な角度精度で値を用
意しておくことができる。実際のディジタル信号処理で
はexp(−jθ) の値をテーブル参照形式で準備すること
が望ましい。必要な角度精度で用意する値テーブルの大
きさに比べて受信信号の総数が著しく多い場合には、受
信信号の個々にexp(−jωs τu)あるいはexp(−jω
s εu)を乗じる手段を併設するよりも、テーブルで用
意した各角度値の個々に対応してexp(−jθ) の複素乗
算手段を併設するほうが装置の規模を低減することがで
きる。したがって、量子化遅延後の信号を、各角度値の
個々に対応したexp(−jθ) の複素乗算手段の手前で、
一旦全て加算しておき、加算結果につきexp(−jθ) の
複素乗算とその後の全素子加算を行うことで効率良く整
相加算を実現することができる。
【0040】本発明の第一の実施例を図1に示す。図1
では数1〜数6の信号処理手順に基づいて整相加算が行
われる。受信素子111〜11nが発生する受信信号群
S1〜Snは標本化回路121〜12nの入力となる。
標本化回路121〜12nは受信信号群S1〜Snの個
々を標本化周期Tsを単位に標本化し、量子化遅延回路
14の入力となる。ここでnは受信素子数である。量子
化遅延回路14は目的とする反射信号に対する各受信信
号の時間関係から標本化周期Tsを単位に量子化遅延を
各受信信号に与える。量子化遅延回路14の出力は選択
器15の入力となる。選択器15は量子化遅延回路14
の出力を加算器161〜16pの入力へ分配する。ここ
でpはnよりも小さな自然数である。
【0041】加算器161〜16pは同じ位相補正値の
受信信号同士を加算し、位相回転回路171〜17pへ
遅延された受信信号を出力する。選択器15および加算
器161〜16pを合わせた部分SUMを以下では位相
分配部と呼称する。位相回転回路171〜17pはその
実部(同相)成分出力171i〜17piを加算器18
1に、虚部(直交)成分出力171q〜17pqを加算
器182に出力する。これらの加算出力は帯域通過回路
190の入力となる。帯域通過回路190は加算器18
1,182の複素信号出力を複素周波数空間上の単一の
信号帯とする。整相加算出力の包絡線信号(検波信号)
を得るには、帯域通過回路190の出力I,Qの二乗和
平方根を演算する図1に図示しない回路を接続する。
【0042】図1の標本化回路121〜12nの各々を
図2に示す。受信信号Snは時間により増幅率が可変な
増幅器21の入力となる。増幅器21の出力は受信信号
の帯域上限を元に遮断周波数を設定したアンチエイリア
スフィルタ22を通過し、アナログ・ディジタル変換器
23の入力となるアナログ・ディジタル変換器23は図
示しない全ての受信信号に共通の標本化クロック信号に
応じて標本化周期Tsごとに受信信号を標本化する。標
本化出力はディジタル信号となって図1の量子化遅延回
路14の入力となる。
【0043】図1の量子化遅延回路14について図3を
用いて説明する。量子化遅延回路14は記憶回路321
〜32nと、その読み出し番地を格納する番地記憶回路
341〜34nからなる。図1の標本化回路群121〜
12nの出力311〜31nは順次一斉に標本化周期
毎、記憶回路321〜32nに格納される。格納開始は
書き込み指令Wによって制御される。また、書き込み番
地は書き込み指令Wにしたがってリセットされ、図示し
ないクロック入力によって記憶回路321〜32nに付
帯する計数回路によって所定の最大値で循回される。遅
延は信号の書き込み時点の番地と読み出し時点の番地を
違えることによって実現する。読み出し時点は読み出し
指令R1〜Rnによって制御され、読み出し番地はAD
R1〜ADRnで指定される。読み出し出力331〜3
3nは図1の位相分配部SUMの入力となる。記憶回路3
21〜32nは、RAM,FIFOメモリ等と共に構成
される。読み出し指令R1〜Rnは必要に応じて整相加
算を開始する時点を制御する。読み出し番地信号ADR
1〜ADRnは番地記憶回路341〜34nの読み出し
出力として得られる。この読み出しは、読み出し開始を
指定するクリア信号CLRと読み出し番地を、順次、増
加するための読み出しクロックRCLKとで制御され
る。番地記憶回路341〜34nは図示しない計数回路
が付帯しており、番地記憶回路341〜34n内の読み
出し番地を順次読み出しクロックRCLKにしたがって
計上している。番地記憶回路341〜34nはROMで
構成する。
【0044】図1の位相分配部SUMを図4に示す。位
相分配部SUMは選択器15を形成する単位選択器41
1〜41nと加算器161〜16pからなる。図3の読
み出し出力331〜33nは単位選択器411〜41n
の入力となる。単位選択器411〜41nは受信信号毎
に個別に選択された加算器に331〜33nを出力す
る。図4では信号331が加算器162に、332が加
算器161に、33nが加算器16pに出力されてい
る。また、この信号と加算器の対応付けは異なる信号が
同じ加算器に同時に加算される場合もある。
【0045】次に加算器16pを図5に示す。加算入力
ap1〜apnは加算器511〜51nのカスケード接
続で演算され、最終出力43pを得る形になっている。
【0046】次に図1の位相回転回路171〜17pに
ついて図6で説明する。図6は17pを示す。加算器16
pの出力43pに対して一対の補正係数cosψp,sinψ
pを乗算器631,632で乗じる。補正係数cosψ
p,sinψpは係数発生回路621,622より、乗算器6
31,632に出力するが、これは必要に応じて保持値
が書き換え可能なレジスタ、あるいは固定の論理回路に
よって構成される。乗算結果は、実部成分17piは図
1の実部の総和を求める加算器181の入力に、虚部成
分17pqは虚部の総和を求める加算器182の入力と
なり、それぞれ帯域通過回路190の入力となる。
【0047】次に図1の帯域通過回路について図7で説
明する。帯域通過回路190は複素周波数移動部700
とフィルタ部701からなる。まず、数1〜数4,数6
の信号処理過程で処理を行う場合には,700,701
の両者を用いる。複素周波数移動部700は互いに直交
する参照波信号と複素数の乗算を実現する。図1の加算
器181の実部総和出力191と加算器182の虚部総
和出力192はそれぞれ乗算器721〜724の入力と
なる。
【0048】受信信号の搬送波と同じ周波数の参照波信
号cosωst,sinωstは正弦波信号発生回路711,
712によって生成される。これらは、ROMに記憶さ
れた波形値を順次読み出すことによって実現される。乗
算結果は加算器731,732の入力となり、実部,虚部
が計算されて加算結果はフィルタ部701の入力とな
る。
【0049】加算器731,732の加算出力はそれぞ
れシフトレジスタSHR1,SHR2の逐次入力となる。シ
フトレジスタの長さはmである。シフトレジスタSHR
1,SHR2の保持値のそれぞれは、係数レジスタMR
1,MR2に保持された係数値のそれぞれと乗算器74
1〜74m,751〜75mによって乗算され、さらに
加算器761,762によって同時に加算される。シフ
トレジスタSHR1,SHR2は転送クロックC4aに
より順次転送し、加算器731,732は加算クロック
C4bにより動作する。このとき、加算クロックC4b
の周期は、C4aの周期の整数倍で長周期とすることがで
きる。係数レジスタMR1,MR2にはそれぞれ、時刻
tの関数として表現することができる関数VI(t), V
Q(t)に基づいた値が保持される。
【0050】数1〜数4,数6の信号処理過程ではVI
(t), VQ(t)は全く同じ関数となり、係数レジスタM
R1,MR2には同じ係数値が保持される。VI(t)あ
るいはVQ(t)の例を図8の81に示す。これは、周波
数空間で矩形の帯域通過特性を有するフィルタ特性のイ
ンパルス時間応答を有限の点数mで打ち切ったものであ
る。このものは、適当な時間周期Twで定まる標本化関
数Sin(πt/Tw)/(πt/Tw)であり、整数d=
−m/2,−m/2+1,0,m/2−1,m/2と図
2の標本化回路の標本化周期Tsをもとにt=dTsを
関数に代入して係数値801,802〜80mを順次求
めることができる。なお、この構成では係数レジスタM
R1,MR2に全く同じ係数が保持されることから、M
R1,MR2を共通として実現できる。
【0051】さらに、数1〜数5の信号処理過程では、
複素周波数移動部700を省いた構成とすることができ
る。この場合,図7の入力191,192はそれぞれシ
フトレジスタSHR1,SHR2の逐次入力となる。フ
ィルタ部701はそのままで、係数レジスタMR1,M
R2には図9に示す実部応答関数91(VI(t)に相
当),図10に示す虚部応答関数1001(VQ(t)
に相当)に基づいた係数値911,912〜91m,1
021,1022〜102mが保持される。これは、図
8の係数群801,802〜80mのそれぞれに、互い
に位相が直交し、受信信号搬送波と同じ角周波数ωsの
正弦波cosωst,sinωstを乗じたもので計算され
る。
【0052】数1〜数5および、数1〜数4,数6の信
号処理過程では、図7の最終出力I,Qの後段に、図1
1に示すような二乗和平方根演算回路が接続される。こ
れは、複素で得られる信号の包絡線信号を得るために備
えるものあり、整相加算信号の位相成分を取り去るもの
である。入力I,Qはそれぞれ乗算器1101,1102で
二乗され、加算器1103の入力となる。加算結果は平
方根演算器1104の入力となる。平方根演算器110
4は、加算結果のデータ値を元に図示しないROMに記
憶された関数値を参照出力する。
【0053】本発明の別の実施例を図12に示す。図1
2は数1,数2,数9〜数12の信号処理手順に基づい
て整相加算が行われる。受信素子111〜11nが発生
する受信信号群S1〜Snは複素周波数移動回路122
1〜122nの入力となる。複素周波数移動回路122
1〜122nは受信信号群S1〜Snの個々を標本化周
期Tsを単位に標本化し、互いに位相が直交し、搬送波
と角周波数が同一な参照波信号とそれぞれ乗算し、実部
−虚部一対の出力が量子化遅延回路1204の入力とな
る。ここでnは受信素子数である。量子化遅延回路12
04は目的とする反射信号に対する各受信信号の時間関
係から標本化周期Tsを単位に量子化遅延を各受信信号
に与える。量子化遅延回路1204の出力は選択器12
05の入力となる。
【0054】選択器1205は量子化遅延回路1204
の出力を加算器1261〜126pの入力へ分配する。
ここでpはnよりも小さな自然数である。加算器126
1〜126pは同じ位相補正値の受信信号同士を実部,
虚部ともに独立して加算し、位相回転回路1271〜1
27pへ遅延された受信信号を出力する。
【0055】量子化遅延回路1204は、図1の量子化
遅延回路14を実部,虚部独立に並列化できる。また、
選択器1205および加算器1261〜126pを合わ
せた部分は、図1の位相分配部SUMを実部,虚部独立
に並列化して実現できる。位相回転回路1271〜12
7pはその実部(同相)成分出力1271i〜127piを
加算器1281に、虚部(直交)成分出力1271q〜
127pqを加算器1282に出力する。これらの加算
出力は帯域通過回路1290の入力となる。帯域通過回
路1290は加算器1281,1282の複素信号出力
を複素周波数空間上の単一の信号帯とする。整相加算出
力の包絡線信号(検波信号)を得るためには、帯域通過
回路1290の出力I,Qの二乗和平方根を演算する図
11のような回路を接続する。
【0056】図12の複素周波数移動回路1221〜1
22nの各々を図13に示す。受信信号Snは時間によ
り増幅率が可変な増幅器1301の入力となる。増幅器
1301の出力は受信信号の帯域上限を元に遮断周波数を設
定したアンチエイリアスフィルタ1302を通過し、ア
ナログ・ディジタル変換器1303の入力となるアナロ
グ・ディジタル変換器1303は図示しない全ての受信
信号に共通の標本化クロック信号にしたがって標本化周
期Tsごとに受信信号を標本化する。標本化出力はディ
ジタル信号となって乗算器1341,1342の入力と
なる。乗算器1341,1342は互いに位相が直交
し、受信信号の搬送波と角周波数ωcが同一な参照波信
号cosωct1343と、sinωct1344がそれぞれ
乗算される。参照波信号1343,1344はそれぞれ
全ての受信信号に対して共通でよい。それぞれの乗算器
の出力1351,1352は、図12の量子化遅延回路
1204の入力となる。
【0057】次に図11の位相回転回路1271〜12
7pについて図14で説明する。加算器126pの出力
に接続される127pを取り上げて説明する。加算器12
6pの実部出力1400i,虚部出力1400qに一対の
補正係数cosψp,sinψpを乗算器1421〜1424
にて乗じる。補正係数cosψp,sinψpは係数発生回路
1411,1412より、乗算器1421〜1424に
出力するが,これは必要に応じて保持値が書き換え可能
なレジスタ、あるいは固定の論理回路によって構成され
る。四つの乗算結果は、実部成分の加算器1431,虚
部成分の加算器1432の入力となり、それらの加算器
の出力は図12の出力127pi,127pqとなる。
【0058】さらに、図11の帯域通過回路1290は
図7のフィルタ部701だけと同じ構成でよい。また、
係数群も図8と同じもので実現できる。
【0059】本発明のさらに別の実施例を図15に示
す。図15は数7,数8の信号処理手順に基づいて整相
加算が行われる。受信素子111〜11nが発生する受
信信号群S1〜Snは二次標本化回路1521〜152
nの入力となる。二次標本化回路1521〜152nの
個々は図2の標本化回路と同じであるが、アナログ・デ
ィジタル変換器23に与えるサンプリングクロック(標
本化指令)が必要とする標本化周期を搬送波周期の1/
4ずらして2重になっている点が異なる。即ち、図15
のサンプリングクロックSCL1,SCL2の何れか片
方のパルス毎に標本化を行う。
【0060】この様子を図16で説明する。いま、受信
波形160の搬送波周波数に比べて包絡線1601の周
波数が十分低いものとする。標本化周期Ts毎にサンプ
リングクロックSCL1に従って、波形上の白点で示し
た点群(点1602を含む)が標本化され、サンプリン
グクロックSCL2に従って波形上の黒点(点1603を含
む)で示した点群が標本化される。サンプリングクロッ
クSCL1,SCL2の周期はそれぞれTsで共通であ
るが、その間にTc/4(Tc:受信信号搬送波周期)
の遅れがある。以降、サンプリングクロックSCL1で
標本化された信号は受信信号の実部成分、サンプリング
クロックSCL2で標本化された信号は受信信号の虚部
成分であるとして扱われる。このような近似が可能であ
るのは、受信波形160の搬送波周波数に比べて包絡線
1601の周波数が十分低いため、Tc/4異なる時刻
の標本化点の間で近似的に包絡線成分が時間的変化をし
ないことを利用している。これは、ヒルベルトフィルタ
等の規模が大きい回路を受信信号毎に設けることなく簡
易的に周波数空間で片側の信号帯だけを得る点で極めて
有利である。
【0061】受信信号群S1〜Snの個々は、二次標本
化回路1521〜152nで標本化周期Tsを単位に複
素標本化し虚部信号は実部信号よりTc/4だけ遅れて
いる状態で量子化遅延回路1504の入力となる。ここ
でnは受信素子数である。量子化遅延回路1504は目
的とする反射信号に対する各受信信号の時間関係から標
本化周期Tsを単位に量子化遅延を各受信信号に与え
る。遅延は対になって入力される実部,虚部の両信号に
ついて与えられる。量子化遅延回路1504の出力は選
択器1505の入力となる。選択器1505は量子化遅
延回路1504の出力を加算器1561〜156pの入
力へ分配する。ここでpはnよりも小さな自然数であ
る。加算器1561〜156pは同じ位相補正値の受信
信号同士を実部,虚部ともに独立して加算し、位相回転
回路1571〜157pへ遅延された受信信号を出力す
る。量子化遅延回路1504から加算器1561〜15
6pまでは、サンプリングクロックSCL1,SCL2
を遅延させた図示しないクロック対によって動作を制御
する。これにより、実部,虚部毎の独立した処理は、信
号線を二重化することなく行うことができる。
【0062】位相回転回路1571〜157pはその実
部(同相)成分出力1571i〜157piを加算器1
581に、虚部(直交)成分出力1571q〜157p
qを加算器1582に並列出力する。位相回転回路15
71〜157p出力以降は実部と虚部が並列処理され
る。これらの加算出力は帯域通過回路1590の入力と
なる。帯域通過回路1590は加算器1581,158
2の複素信号出力で複素周波数空間上の単一の信号帯以
外の部分の周波数成分を減衰させて信号のS/Nを向上
するために用いるが、目的に応じて省略してもよい。整
相加算出力の包絡線信号(検波信号)を得るためには、
加算器1581,1582の複素信号出力あるいは帯域
通過回路1290の出力I,Qの二乗和平方根を演算す
る図11のような回路を接続する。
【0063】次に図15の位相回転回路1571〜15
7pについて図17で説明する。ここでは加算器156
pの出力に接続される157pを取り上げて説明する。
加算器156pの出力が入力170となり、一対の補正
係数cosψp,sinψpを乗算器1701,1702が乗
じる。補正係数cosψp,sinψpは係数発生回路1710,
1720より、乗算器1701,1702に出力する
が、これは必要に応じて保持値が書き換え可能なレジス
タ、あるいは固定の論理回路によって構成される。入力
170は最初実部が、次いで虚部が入力される。これに
より、乗算器1701,1702は二つずつの乗算結果を出
力するが、最初の170の実部と補正係数cosψp,sin
ψpとの積がラッチ回路1703,1704により保持
されて、実部成分の加算器1705,虚部成分の加算器
1706の入力となる。ラッチ回路1703,1704
はクロックCKの立ち上がりを検知して値を保持する。
それらの加算器の出力は別のラッチ回路1707,17
08で保持される。ラッチ回路1707,1708はク
ロックCKの立ち下がりを検知して値を保持する。これ
らの出力は図15の出力157pi,157pqとな
る。図17内の信号参照点(170,1703in,1
704in,CV,SV,157pi,157pq)でのデ
ータの変化を図18に図示した。
【0064】さらに、図15の帯域通過回路1590は
図7と同じでよい。即ち、複素周波数移動部700とフ
ィルタ部701を共に備え、あるいはフィルタ部701
だけを備えた。また、帯域通過回路1590を省いても
よい。
【0065】上述の実施例で述べたように、位相回転回
路171〜17p,1271〜127p,1571〜157
p内で補正係数cosψp,sinψp等を出力する係数発生
回路621,622,1411,1412,1710,
1720は、その一部を保持値が書き換え可能なレジス
タで構成することができる。いま、必要とする整相精度
に基づいて用意する位相値ψがf個であるとする。ま
た、1<f<pとする。ψ1〜ψfに対応する受信信号
数のヒストグラムが図19の19aのグラフのように分
布するとき、各ψに対応する位相補正回路直前の加算器
161〜16f,1261〜126f,1561〜15
6fを全て同じ規模と構成で実現すると、19aのψ2
のような最大の度数に合わせた並列加算能力を備える必
要がある。このような著しく度数が偏る状態よりも、個
々の並列加算能が比較的均等に分布するほうが、回路実
現の上で望ましい。
【0066】そこで、p−f個の付加的な位相補正回路
を備え、その位相値ψf+1〜ψpが書き換え可能なレ
ジスタで可変とする。19bのグラフのように、ψf+
1=ψf+2=・・・=ψp=ψ2として元々のψ2の
積算分を分配すれば161〜16p,1261〜126
p,1561〜156p等の各加算器の並列度を著しく
低減することができる。このようなヒストグラムの状態
は受信信号の各時点で異なるために、必要最小限の加算
並列度を整相条件全体から算定する必要がある。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、非常に多くの並列受信
信号を位相補正を含めた高い精度で整相することができ
る。これにより装置の簡略化およびコスト低減に適した
超音波信号処理装置を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の装置の基本ブロック図。
【図2】標本化回路図。
【図3】量子化遅延回路図。
【図4】位相分配部のブロック図。
【図5】同相加算器の説明図。
【図6】図1の位相補正回路図。
【図7】帯域通過回路部のブロック図。
【図8】低周波通過フィルタ係数の説明図。
【図9】帯域通過フィルタ係数実部の説明図。
【図10】帯域通過フィルタ係数虚部の説明図。
【図11】二乗和平方根演算回路の説明図。
【図12】第二の装置基本ブロック図。
【図13】図12の複素周波数移動回路のブロック図。
【図14】図12の位相回転回路の説明図。
【図15】第三の装置基本ブロック図。
【図16】図15の2次標本化の説明図。
【図17】図15の位相回転回路のブロック図。
【図18】図15の位相回転回路のデータ変化と動作の
説明図。
【図19】位相補正データの一部可変動作の説明図。
【図20】従来位相補正型の従来整相技術の説明図。
【符号の説明】
111〜11n…受信素子、S1〜Sn…受信信号群、
121〜12n…標本化回路、Ts…標本化周期、14
…量子化遅延回路、15…選択器、161〜16p…加
算器、171〜17p…位相回転回路、181、182
…加算器、190…帯域通過回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の受信素子を有し超音波信号を整相加
    算する装置において、各受信信号を標本化する手段と、
    標本化された各信号を異なる時間関係に変換する手段
    と、時間変換された信号の同一時刻同士の値を加算する
    手段と、加算結果の個々に受信信号の搬送波の位相回転
    を補償する手段と位相回転された受信信号を積算する手
    段と上記積算された信号の単一の周波数帯を通過させる
    手段とを含むことを特徴とする超音波信号処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記位相回転を補償す
    る手段は、所定の位相の組に対して定まる正弦関数値お
    よび余弦関数値を上記時間変換された信号の同一時刻同
    士の加算結果に乗算して二つの出力を得る手段とし、上
    記位相回転された受信信号を積算する手段は複数得られ
    る上記二つの出力を片側ずつ積算して一対の出力を得る
    超音波信号処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、上記単一の周波数帯を
    通過させる手段は、受信信号の搬送波周波数で複素の周
    波数移動を行う手段と該周波数移動後の信号の低周波成
    分を通過させるフィルタ手段を備えた超音波信号処理装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1において、上記単一の周波数帯を
    通過させる手段は、受信信号の正または負の搬送波周波
    数を中心とした帯域通過フィルタ手段を備えた超音波信
    号処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、各受信号を標本化する
    手段の出力を受信信号の搬送波周波数で複素の周波数移
    動を行う手段をさらに備え、上記単一の周波数帯を通過
    させる手段は、周波数移動された信号の低周波成分を通
    過させるフィルタ手段を備えた超音波信号処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、上記受信号を標本化す
    る手段は、受信信号の搬送波周期の四分の一の時間間隔
    で標本化する動作を所定の周期ごとに反復する動作が可
    能な手段とした超音波信号処理装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、上記単一の周波数帯と
    する手段は、受信信号の搬送波周波数で複素の周波数移
    動を行う手段と該周波数移動後の信号の低周波成分を通
    過させるフィルタ手段を備えた超音波信号処理装置。
  8. 【請求項8】請求項6において、上記単一の周波数帯と
    する手段は、受信信号の正または負の搬送波周波数を中
    心とした帯域通過フィルタ手段を備えた超音波信号処理
    装置。
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