JPH0962070A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH0962070A JPH0962070A JP7221291A JP22129195A JPH0962070A JP H0962070 A JPH0962070 A JP H0962070A JP 7221291 A JP7221291 A JP 7221291A JP 22129195 A JP22129195 A JP 22129195A JP H0962070 A JPH0962070 A JP H0962070A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- image forming
- layer
- photoconductor
- polysilane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】画像形成装置の小型化
【解決手段】 導電性基板1の上に光キャリア励起層3
と、ポリシラン化合物をキャリア輸送物質に0.1〜
5.0重量%含有するキャリア輸送層4とを積層して成
る感光層2を形成したポリシラン化合物含有感光体9の
導電性基板1側にLEDヘッド14を、感光層2側に現
像器15を配設し、トナー像を記録紙24に移し変える
転写ローラ16とを具備した画像形成部8を、記録紙2
4の両面にそれぞれ配置して成る画像形成装置30。
と、ポリシラン化合物をキャリア輸送物質に0.1〜
5.0重量%含有するキャリア輸送層4とを積層して成
る感光層2を形成したポリシラン化合物含有感光体9の
導電性基板1側にLEDヘッド14を、感光層2側に現
像器15を配設し、トナー像を記録紙24に移し変える
転写ローラ16とを具備した画像形成部8を、記録紙2
4の両面にそれぞれ配置して成る画像形成装置30。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホール移動度を高め
た新規なポリシラン化合物を用いて成るポリシラン化合
物含有感光体を搭載し、このポリシラン化合物含有感光
体を光背面露光法に適用した画像形成部を、被転写材の
両面にそれぞれ配置して成る画像形成装置に関するもの
である。
た新規なポリシラン化合物を用いて成るポリシラン化合
物含有感光体を搭載し、このポリシラン化合物含有感光
体を光背面露光法に適用した画像形成部を、被転写材の
両面にそれぞれ配置して成る画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子写真用感光体のキャリア輸送層用材
料としては、ポリ−N−ビニルカルバゾール(PVK)
のような高分子材料が用いられているが、近時、高移動
度キャリアの要求に応じるためにアリールアミン誘導体
やヒドラゾン誘導体などの低分子化合物をポリカーボネ
ート樹脂などの不活性ポリマーバインダーに分散した低
分子樹脂分散複合材料が提案されている。
料としては、ポリ−N−ビニルカルバゾール(PVK)
のような高分子材料が用いられているが、近時、高移動
度キャリアの要求に応じるためにアリールアミン誘導体
やヒドラゾン誘導体などの低分子化合物をポリカーボネ
ート樹脂などの不活性ポリマーバインダーに分散した低
分子樹脂分散複合材料が提案されている。
【0003】しかしながら、最近のキャリア輸送層用材
料に対する高キャリア移動度という要望については、未
だ満足できる状況ではなく、更に高いキャリア移動度、
特に高いホール移動度が求められている。
料に対する高キャリア移動度という要望については、未
だ満足できる状況ではなく、更に高いキャリア移動度、
特に高いホール移動度が求められている。
【0004】かかる要望に対して、ポリシラン化合物を
電子写真用感光体のキャリア輸送層用材料に採用するこ
とが提案されている(特開平2−133416号、特開
平2−294654号参照)。特開平2−133416
号によれば、ポリシランよりなる重合体ブロックAとア
ニオン重合性モノマーの重合体のブロックBとのブロッ
ク共重合体からなるホール輸送性物質が提案され、特開
平2−294654号においては、ポリシラン化合物を
含有する光受容層が提案されている。
電子写真用感光体のキャリア輸送層用材料に採用するこ
とが提案されている(特開平2−133416号、特開
平2−294654号参照)。特開平2−133416
号によれば、ポリシランよりなる重合体ブロックAとア
ニオン重合性モノマーの重合体のブロックBとのブロッ
ク共重合体からなるホール輸送性物質が提案され、特開
平2−294654号においては、ポリシラン化合物を
含有する光受容層が提案されている。
【0005】しかしながら、前者の提案には重合体ブロ
ックAのポリシランの数平均重合度が10〜50,00
0であること、後者の提案には重量平均分子量が6,0
00〜200,000であることが記載されているが、
ホール移動度と膜強度を向上させるためのポリシラン化
合物の重量平均分子量と数平均分子量との関係について
は何ら言及されていない。
ックAのポリシランの数平均重合度が10〜50,00
0であること、後者の提案には重量平均分子量が6,0
00〜200,000であることが記載されているが、
ホール移動度と膜強度を向上させるためのポリシラン化
合物の重量平均分子量と数平均分子量との関係について
は何ら言及されていない。
【0006】即ち、このポリシラン化合物は化2に示す
化学式に示す通りSi−Siσ結合を主鎖とし、2種の
有機置換基を有するポリマーであり、その重合度により
低重合度の化合物から高重合度の化合物まで種々のポリ
マーが生成でき、しかも、重量平均分子量と数平均分子
量との組合せにより多様なポリマーができるが、これら
の組合せ条件については何ら記載されていない。しか
も、化2に示す化学式のモノマーのコポリマー(共重合
体)もあり、その組合せは更に増大することも付記す
る。
化学式に示す通りSi−Siσ結合を主鎖とし、2種の
有機置換基を有するポリマーであり、その重合度により
低重合度の化合物から高重合度の化合物まで種々のポリ
マーが生成でき、しかも、重量平均分子量と数平均分子
量との組合せにより多様なポリマーができるが、これら
の組合せ条件については何ら記載されていない。しか
も、化2に示す化学式のモノマーのコポリマー(共重合
体)もあり、その組合せは更に増大することも付記す
る。
【0007】
【化2】
【0008】本発明者はこの重合度に着目して鋭意研究
に努め、幾多の実験を繰り返し行った結果、この重合度
がホール移動度と膜強度に関係しており、ポリシランの
モノマー分子構造と関係しながらも低重合度の化合物を
少なくすることによりホール移動度と膜強度が向上する
ことを知見した。
に努め、幾多の実験を繰り返し行った結果、この重合度
がホール移動度と膜強度に関係しており、ポリシランの
モノマー分子構造と関係しながらも低重合度の化合物を
少なくすることによりホール移動度と膜強度が向上する
ことを知見した。
【0009】本発明者は、上記知見によりホール移動度
と膜強度(耐久性)を高め且つ信頼性に優れたポリシラ
ン化合物含有感光体を提供することができた(特願平5
−216582号参照)。
と膜強度(耐久性)を高め且つ信頼性に優れたポリシラ
ン化合物含有感光体を提供することができた(特願平5
−216582号参照)。
【0010】他方、本発明者は、記録材搬送路に沿って
上部本体と下部本体とに分割するとともに、それぞれに
導電性トナーを用いたトナー像生成手段を設けて成る画
像形成装置(電子写真方式のプリンタ、ファクシミリ、
複写機)において、各トナー像生成手段によって生成し
たトナー像を記録材に転写する転写手段を設けて、その
両面にトナー像が転写できる画像形成装置も提案した
(特開平4−307575号公報参照)。
上部本体と下部本体とに分割するとともに、それぞれに
導電性トナーを用いたトナー像生成手段を設けて成る画
像形成装置(電子写真方式のプリンタ、ファクシミリ、
複写機)において、各トナー像生成手段によって生成し
たトナー像を記録材に転写する転写手段を設けて、その
両面にトナー像が転写できる画像形成装置も提案した
(特開平4−307575号公報参照)。
【0011】上記提案によって、画像が乱れないで、安
定したトナー搬送ができ、また、感光体内に露光手段を
内挿させた背面露光装置でもって上記トナー像生成手段
を構成することができるので、更にコンパクト化した画
像形成装置が提供できた。
定したトナー搬送ができ、また、感光体内に露光手段を
内挿させた背面露光装置でもって上記トナー像生成手段
を構成することができるので、更にコンパクト化した画
像形成装置が提供できた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案の画像形成装置によれば、同一の装置内に記録材搬送
路に沿って2個のトナー像生成手段を設けているので、
コンパクト化をねらっても、1個のトナー像生成手段を
設けた既存の画像形成装置と比較すると、大型化になる
ことは避けられないという問題点があった。
案の画像形成装置によれば、同一の装置内に記録材搬送
路に沿って2個のトナー像生成手段を設けているので、
コンパクト化をねらっても、1個のトナー像生成手段を
設けた既存の画像形成装置と比較すると、大型化になる
ことは避けられないという問題点があった。
【0013】本発明者は上記事情に鑑みて鋭意研究を重
ねた結果、本発明者が特願平6−90136号でもって
提案したポリシラン化合物含有感光体によれば、ホール
移動度と膜強度(耐久性)が高いので、この感光体を上
記のような画像形成装置に搭載すると、その感光体の円
径寸法が小さくできるので、これに伴って画像形成装置
自体を小型化できることを知見した。
ねた結果、本発明者が特願平6−90136号でもって
提案したポリシラン化合物含有感光体によれば、ホール
移動度と膜強度(耐久性)が高いので、この感光体を上
記のような画像形成装置に搭載すると、その感光体の円
径寸法が小さくできるので、これに伴って画像形成装置
自体を小型化できることを知見した。
【0014】したがって本発明は上記知見により完成し
たものであり、その目的はポリシラン化合物含有感光体
から成る画像形成部を、被転写材(記録材)の両面に配
置し、これによって画像形成装置を更に小型化すること
にある。
たものであり、その目的はポリシラン化合物含有感光体
から成る画像形成部を、被転写材(記録材)の両面に配
置し、これによって画像形成装置を更に小型化すること
にある。
【0015】また、本発明の他の目的は光学濃度に優
れ、バックのかぶりもなく、更に解像度も良好な画像が
得られるようにした高性能且つ高信頼性の画像形成装置
を提供することにある。
れ、バックのかぶりもなく、更に解像度も良好な画像が
得られるようにした高性能且つ高信頼性の画像形成装置
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、透光性を有する導電性基体の上に光キャリア励起層
と、下記化1で表示されたポリシラン化合物をキャリア
輸送物質に0.1〜5.0重量%含有するキャリア輸送
層とを積層して成る感光層を形成したポリシラン化合物
含有感光体の導電性基体側に画像露光光を照射する露光
手段を、感光層側に現像手段を配設し、現像手段と導電
性基体との間に電圧を印加する電圧印加手段を設けると
ともに、上記感光体の表面にトナー像を形成させるべく
電圧印加手段により電圧印加しながら露光手段より画像
露光光を照射する機構と、上記トナー像を被転写材に移
し変える転写手段とを具備した画像形成部を、被転写材
の両面にそれぞれ配置して成ることを特徴とする。
は、透光性を有する導電性基体の上に光キャリア励起層
と、下記化1で表示されたポリシラン化合物をキャリア
輸送物質に0.1〜5.0重量%含有するキャリア輸送
層とを積層して成る感光層を形成したポリシラン化合物
含有感光体の導電性基体側に画像露光光を照射する露光
手段を、感光層側に現像手段を配設し、現像手段と導電
性基体との間に電圧を印加する電圧印加手段を設けると
ともに、上記感光体の表面にトナー像を形成させるべく
電圧印加手段により電圧印加しながら露光手段より画像
露光光を照射する機構と、上記トナー像を被転写材に移
し変える転写手段とを具備した画像形成部を、被転写材
の両面にそれぞれ配置して成ることを特徴とする。
【0017】
【化1】
【0018】本発明の他の画像形成装置は、上記本発明
の画像形成装置において、前記ポリシラン化合物含有感
光体に代えて、キャリア輸送物質に上記化1で表示され
たポリシラン化合物を0.1〜5.0重量%含有し、か
つ光キャリア発生物質を含有せしめて成る感光層を透光
性を有する導電性基体の上に形成して成るポリシラン化
合物含有感光体であることを特徴とする。
の画像形成装置において、前記ポリシラン化合物含有感
光体に代えて、キャリア輸送物質に上記化1で表示され
たポリシラン化合物を0.1〜5.0重量%含有し、か
つ光キャリア発生物質を含有せしめて成る感光層を透光
性を有する導電性基体の上に形成して成るポリシラン化
合物含有感光体であることを特徴とする。
【0019】
(ポリシラン化合物の構造)化1に示すポリシラン化合
物のR1 〜R6 は、水素の他に、アルキル基、置換アル
キル基、アリール基、置換アリール基、アルコキシ基、
置換アルコキシ基がある。上記アルキル基、アリール
基、アルコキシ基としては、例えば、メチル、エチル、
プロピル、ブチル、アミル、ヘキシル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ペンタデシル、ステアリル、シクロヘキシ
ル、フェニル、トリル、キシリル、ナフチル、メトキ
シ、エトキシ等が挙げられる。また、これらの置換基と
してはアルキル、アリール、ハロゲン、ニトロ、アミ
ノ、アルコキシ、シアノ等がある。
物のR1 〜R6 は、水素の他に、アルキル基、置換アル
キル基、アリール基、置換アリール基、アルコキシ基、
置換アルコキシ基がある。上記アルキル基、アリール
基、アルコキシ基としては、例えば、メチル、エチル、
プロピル、ブチル、アミル、ヘキシル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ペンタデシル、ステアリル、シクロヘキシ
ル、フェニル、トリル、キシリル、ナフチル、メトキ
シ、エトキシ等が挙げられる。また、これらの置換基と
してはアルキル、アリール、ハロゲン、ニトロ、アミ
ノ、アルコキシ、シアノ等がある。
【0020】本発明におけるポリシランは、化1に示す
通り、x、y、zがそれぞれのユニットの有無を表すた
めに、0もしくは1により表示される。例えば、x=y
=1、z=0 であれば、2種類のユニットを交互に連
続して配列された組成となる。
通り、x、y、zがそれぞれのユニットの有無を表すた
めに、0もしくは1により表示される。例えば、x=y
=1、z=0 であれば、2種類のユニットを交互に連
続して配列された組成となる。
【0021】また、本発明のポリシラン化合物は、化3
に示すように化1のポリシラン化合物のコポリマー(共
重合体)でもよい。化3によれば、x、y、z、x’、
y’、z’を選択的に0もしくは1にして、それぞれの
ユニットの有無により幾通りもの組合せができる。即
ち、3種類のユニットのモノマーから成るポリマーと3
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合
物、3種類のユニットのモノマーから成るポリマーと2
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合
物、3種類のユニットのモノマーから成るポリマーと1
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合
物、2種類のユニットのモノマーから成るポリマーと2
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合
物、2種類のユニットのモノマーから成るポリマーと1
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合
物、1種類のユニットのモノマーから成るポリマーと1
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合物
がある。更にこれらの化合物に組合せによる化合物もあ
る。
に示すように化1のポリシラン化合物のコポリマー(共
重合体)でもよい。化3によれば、x、y、z、x’、
y’、z’を選択的に0もしくは1にして、それぞれの
ユニットの有無により幾通りもの組合せができる。即
ち、3種類のユニットのモノマーから成るポリマーと3
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合
物、3種類のユニットのモノマーから成るポリマーと2
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合
物、3種類のユニットのモノマーから成るポリマーと1
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合
物、2種類のユニットのモノマーから成るポリマーと2
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合
物、2種類のユニットのモノマーから成るポリマーと1
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合
物、1種類のユニットのモノマーから成るポリマーと1
種類のユニットのモノマーから成るポリマーとの化合物
がある。更にこれらの化合物に組合せによる化合物もあ
る。
【0022】
【化3】
【0023】本発明のポリシラン化合物は、上記のよう
に様々なモノマーがあるが、就中、一部のモノマーの分
子構造について鋭意研究に努めたところ、高いホール移
動度が得られる理由として、隣接芳香環によるダイマー
サイトを形成せず、構造的なホールトラップができない
ようにすることにあることを知見した。
に様々なモノマーがあるが、就中、一部のモノマーの分
子構造について鋭意研究に努めたところ、高いホール移
動度が得られる理由として、隣接芳香環によるダイマー
サイトを形成せず、構造的なホールトラップができない
ようにすることにあることを知見した。
【0024】即ち、本発明者は、大きなキャリア移動度
を得るために、アリール基の存在が望ましいことを実験
上確認したが、その一方で、アリール置換基が活性化エ
ネルギーE0 を上げる作用をしており、隣接Si上に存
在する芳香族置換基のE0 が0.34〜0.36eV、
脂肪族置換基のE0 が0.22eV、Si原子一つおき
に芳香族置換基を有する構造規則性の高い場合には、E
0 が0.26eVであることを確かめており、このE0
の大きさは、Poole-Frenkel 型のホッピング伝導のトラ
ップの深さを表す指標であるが、本発明者が行った実験
によれば、アリール基の存在によるE0 の増大は、隣接
芳香環によるダイマーサイトの形成が原因であることを
見出した。
を得るために、アリール基の存在が望ましいことを実験
上確認したが、その一方で、アリール置換基が活性化エ
ネルギーE0 を上げる作用をしており、隣接Si上に存
在する芳香族置換基のE0 が0.34〜0.36eV、
脂肪族置換基のE0 が0.22eV、Si原子一つおき
に芳香族置換基を有する構造規則性の高い場合には、E
0 が0.26eVであることを確かめており、このE0
の大きさは、Poole-Frenkel 型のホッピング伝導のトラ
ップの深さを表す指標であるが、本発明者が行った実験
によれば、アリール基の存在によるE0 の増大は、隣接
芳香環によるダイマーサイトの形成が原因であることを
見出した。
【0025】したがって、R1 〜R6 の置換基としてア
リール基の存在が望ましいが、その反面、活性化エネル
ギーE0 を小さくするためには、芳香族置換基をダイマ
ーサイトが形成できない離れた位置に配置すればよいこ
とを知見した。
リール基の存在が望ましいが、その反面、活性化エネル
ギーE0 を小さくするためには、芳香族置換基をダイマ
ーサイトが形成できない離れた位置に配置すればよいこ
とを知見した。
【0026】(感光体の構成)図1と図2は本発明に係
る感光体の基本的な層構成であり、図1は導電性基板1
の上に積層型の感光層2を形成した例であり、この感光
層2は光キャリア励起層3とポリシランを0.1〜5.
0重量%含有したキャリア輸送層4とから成り、これら
の層3、4はその積層順序を変えてもよい。また、図2
はポリシランを0.1〜5.0重量%含有したキャリア
輸送体5に粒状の光キャリア励起体6を含有して成る単
一の感光層7である。
る感光体の基本的な層構成であり、図1は導電性基板1
の上に積層型の感光層2を形成した例であり、この感光
層2は光キャリア励起層3とポリシランを0.1〜5.
0重量%含有したキャリア輸送層4とから成り、これら
の層3、4はその積層順序を変えてもよい。また、図2
はポリシランを0.1〜5.0重量%含有したキャリア
輸送体5に粒状の光キャリア励起体6を含有して成る単
一の感光層7である。
【0027】上記導電性基板1には透明の絶縁基板の上
に透明導電層を形成した構成が採用され、例えば透明の
ガラス、セラミックなどの絶縁体の表面に導電性薄膜を
被覆したものがあり、また、この基板1はシート状、ベ
ルト状もしくはウェブ状可とう性導電シートでもよく、
このようなシートにはSUS、Al、Niなどの金属シ
ート、あるいはポリエステル、ナイロン、ポリイミドな
どの高分子樹脂フィルムの上にAl、Niなどの金属も
しくは酸化スズ、インジウム・スズ・オキサイド(IT
O)などの透明導電性材料や有機導電性材料を蒸着など
により被覆して導電処理したものが用いられる。
に透明導電層を形成した構成が採用され、例えば透明の
ガラス、セラミックなどの絶縁体の表面に導電性薄膜を
被覆したものがあり、また、この基板1はシート状、ベ
ルト状もしくはウェブ状可とう性導電シートでもよく、
このようなシートにはSUS、Al、Niなどの金属シ
ート、あるいはポリエステル、ナイロン、ポリイミドな
どの高分子樹脂フィルムの上にAl、Niなどの金属も
しくは酸化スズ、インジウム・スズ・オキサイド(IT
O)などの透明導電性材料や有機導電性材料を蒸着など
により被覆して導電処理したものが用いられる。
【0028】また、光キャリア励起層3や光キャリア励
起体6の構成材として、それ自体公知の有機もしくは無
機の光導電材を用いることができる。有機光導電材とし
て例えばチタニルフタロシアニン、金属フタロシアニン
系顔料、無金属型フタロシアニン、ペリレン系顔料、多
環キノン系顔料、スクアリリウム色素、アズレニウム色
素、チアピリリウム色素、トリスアゾ顔料等を用いた高
いキャリア生成効率を有する有機光半導体が選ばれる。
無機光導電材であれば、例えばアモルファスのSeやS
eAs、SeTeまたはSi(a−Se、a−SeA
s、a−SeTe、a−Si)、CdS、ZnO等があ
る。そして、光キャリア励起層3を形成する場合であれ
ば、真空蒸着法、活性反応蒸着法、イオンプレーテイン
グ法、RFスパッタリング法、DCスパッタリング法、
RFマグネトロンスパッタリング法、DCマグネトロン
スパッタリング法、熱CVD法、プラズマCVD法など
により行う。
起体6の構成材として、それ自体公知の有機もしくは無
機の光導電材を用いることができる。有機光導電材とし
て例えばチタニルフタロシアニン、金属フタロシアニン
系顔料、無金属型フタロシアニン、ペリレン系顔料、多
環キノン系顔料、スクアリリウム色素、アズレニウム色
素、チアピリリウム色素、トリスアゾ顔料等を用いた高
いキャリア生成効率を有する有機光半導体が選ばれる。
無機光導電材であれば、例えばアモルファスのSeやS
eAs、SeTeまたはSi(a−Se、a−SeA
s、a−SeTe、a−Si)、CdS、ZnO等があ
る。そして、光キャリア励起層3を形成する場合であれ
ば、真空蒸着法、活性反応蒸着法、イオンプレーテイン
グ法、RFスパッタリング法、DCスパッタリング法、
RFマグネトロンスパッタリング法、DCマグネトロン
スパッタリング法、熱CVD法、プラズマCVD法など
により行う。
【0029】この光キャリア励起層3をa−Siにより
形成した場合には、それにカーボン、窒素、酸素、ゲル
マニウムを添加してアモルファス化したSiC、Si
N、SiO、SiGeの層にしてもよい。また、これら
に伝導型制御用不純物元素である、B、Pなどの元素を
含有させた層を形成すれば、キャリア注入阻止層等の機
能を具備させることができる。
形成した場合には、それにカーボン、窒素、酸素、ゲル
マニウムを添加してアモルファス化したSiC、Si
N、SiO、SiGeの層にしてもよい。また、これら
に伝導型制御用不純物元素である、B、Pなどの元素を
含有させた層を形成すれば、キャリア注入阻止層等の機
能を具備させることができる。
【0030】また、前記感光層7については、その粒状
光キャリア励起体6としてa−Si系の粉末を用いる場
合、この粉末は、a−Si系光キャリア励起層2と同様
に作製でき、粒状、柱状、球状、フレーク状を成す。そ
の径は0.05〜5μm、好適には0.1〜3μmであ
ればよく、そして、その粉末を層中1〜80重量%、好
適には5〜60重量%で含有させるとよく、その含有に
当たっては、攪拌法、超音波分散法等により分散させ
る。
光キャリア励起体6としてa−Si系の粉末を用いる場
合、この粉末は、a−Si系光キャリア励起層2と同様
に作製でき、粒状、柱状、球状、フレーク状を成す。そ
の径は0.05〜5μm、好適には0.1〜3μmであ
ればよく、そして、その粉末を層中1〜80重量%、好
適には5〜60重量%で含有させるとよく、その含有に
当たっては、攪拌法、超音波分散法等により分散させ
る。
【0031】その他、チタニルフタロシアニン(TiO
Pcと略記する)をポリシラン中に分散させたものを感
光層7としてもよく、特に長波長側の画像露光に対して
高感度とすることができる。このTiOPcは原料のT
iOPc顔料に昇華精製や、酸またはアルカリによる精
製等の精製処理を行い、摩砕助剤や溶媒等とともに各種
分散機を用いて混練したり、或いは蒸気法により微粒子
状にして回収する等を行い、粒子状に調整し、各種溶剤
を用いてポリシラン中に分散させる。TiOPcの含有
量は1〜80重量%、好適には層中10〜60重量%で
含有させるとよい。
Pcと略記する)をポリシラン中に分散させたものを感
光層7としてもよく、特に長波長側の画像露光に対して
高感度とすることができる。このTiOPcは原料のT
iOPc顔料に昇華精製や、酸またはアルカリによる精
製等の精製処理を行い、摩砕助剤や溶媒等とともに各種
分散機を用いて混練したり、或いは蒸気法により微粒子
状にして回収する等を行い、粒子状に調整し、各種溶剤
を用いてポリシラン中に分散させる。TiOPcの含有
量は1〜80重量%、好適には層中10〜60重量%で
含有させるとよい。
【0032】本発明に係る感光体は上記のような基本的
構成に基づいて所要の電子写真特性に応じて更に改良や
変更等を行ってもよい。例えば、基板1とその上の感光
層2、7との間に中間層を設けることにより帯電性を高
めたり、残留電位が低減できる。或いはこれらの感光層
2、7の上に表面層を設けて帯電性を高めたり、その耐
久性を向上させることもできる。
構成に基づいて所要の電子写真特性に応じて更に改良や
変更等を行ってもよい。例えば、基板1とその上の感光
層2、7との間に中間層を設けることにより帯電性を高
めたり、残留電位が低減できる。或いはこれらの感光層
2、7の上に表面層を設けて帯電性を高めたり、その耐
久性を向上させることもできる。
【0033】(ポリシラン含有層の形成方法)ポリシラ
ン含有層であるキャリア輸送層4や感光層7は、例え
ば、ポリシランを有機溶剤により溶液化し、それをバー
コート法、浸漬法、溶融押出法、スプレー法等の塗布法
により塗布乾燥を行って形成する。この有機溶剤には、
ベンゼン、トルエン等の芳香族系炭化水素、メチルアル
コール、エチルアルコール、IPA等のアルコール類、
テトラヒドロフラン、ジメチルエーテル等のエーテル
類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、エス
テル類、ハロゲン類、ハロゲン化炭化水素等が用いら
れ、それらを1種もしくは2種以上混合して用いる。
ン含有層であるキャリア輸送層4や感光層7は、例え
ば、ポリシランを有機溶剤により溶液化し、それをバー
コート法、浸漬法、溶融押出法、スプレー法等の塗布法
により塗布乾燥を行って形成する。この有機溶剤には、
ベンゼン、トルエン等の芳香族系炭化水素、メチルアル
コール、エチルアルコール、IPA等のアルコール類、
テトラヒドロフラン、ジメチルエーテル等のエーテル
類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、エス
テル類、ハロゲン類、ハロゲン化炭化水素等が用いら
れ、それらを1種もしくは2種以上混合して用いる。
【0034】また、上記有機溶剤に低分子キャリア輸送
物質と、ポリシランと、更にバインダー樹脂を混合した
溶液を用意し、この溶液に被塗膜用基体を浸漬し、次い
で乾燥させて層形成してもよい。この低分子キャリア輸
送物質として例えばフェニレンジアミン系化合物、オキ
サジアゾール系化合物、スチリル系化合物、ピラゾリン
系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミン系
化合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、
イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チア
ジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾー
ル系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒素環式化合
物、縮合多環式化合物がある。
物質と、ポリシランと、更にバインダー樹脂を混合した
溶液を用意し、この溶液に被塗膜用基体を浸漬し、次い
で乾燥させて層形成してもよい。この低分子キャリア輸
送物質として例えばフェニレンジアミン系化合物、オキ
サジアゾール系化合物、スチリル系化合物、ピラゾリン
系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミン系
化合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、
イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チア
ジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾー
ル系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒素環式化合
物、縮合多環式化合物がある。
【0035】これらの低分子キャリア輸送物質に対し
て、ポリシランを0.1〜5.0重量%、好適には0.
1〜2.0重量%で含有させるとよく、この範囲内であ
れば、キャリア輸送機能が高められ、光感度や残留電位
に対して優位に作用し、相対的に帯電能が高くなり、感
度特性が向上する。しかも、ポリシランの分子量及び分
子量分布に対して特に限定もないために、この感光体に
用いるポリシランを大量に且つ安価に供給することがで
きる。
て、ポリシランを0.1〜5.0重量%、好適には0.
1〜2.0重量%で含有させるとよく、この範囲内であ
れば、キャリア輸送機能が高められ、光感度や残留電位
に対して優位に作用し、相対的に帯電能が高くなり、感
度特性が向上する。しかも、ポリシランの分子量及び分
子量分布に対して特に限定もないために、この感光体に
用いるポリシランを大量に且つ安価に供給することがで
きる。
【0036】更に、2,500,000 を越えるような高分子量
で且つ分子量分布の狭いポリシラン(膜強度は高いが、
溶媒に対する溶解性がよくない)を用いる必要がなく
て、溶解性の良好なポリシランを使用すればよいので、
塗布法等による層形成が容易となる。また、ポリシラン
を含有させるバインダー樹脂を適当に選択することによ
り、所望の膜強度を得ることができる。
で且つ分子量分布の狭いポリシラン(膜強度は高いが、
溶媒に対する溶解性がよくない)を用いる必要がなく
て、溶解性の良好なポリシランを使用すればよいので、
塗布法等による層形成が容易となる。また、ポリシラン
を含有させるバインダー樹脂を適当に選択することによ
り、所望の膜強度を得ることができる。
【0037】上記バインダー樹脂として、例えばポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリエステル、ポリエーテル、ポリウ
レタン、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリアクリ
レート、ポリアリレート、シリコーン樹脂、ポリビニル
ブチラルなどがある。これらの樹脂を一種または二種以
上混合して用いる。また、メタクリレート樹脂等の非常
に透明性の高い樹脂を除いては、その樹脂自体紫外線を
吸収するものが多く、これらの樹脂であれば、ポリシラ
ンの紫外線による劣化を防ぐことができる。
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリエステル、ポリエーテル、ポリウ
レタン、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリアクリ
レート、ポリアリレート、シリコーン樹脂、ポリビニル
ブチラルなどがある。これらの樹脂を一種または二種以
上混合して用いる。また、メタクリレート樹脂等の非常
に透明性の高い樹脂を除いては、その樹脂自体紫外線を
吸収するものが多く、これらの樹脂であれば、ポリシラ
ンの紫外線による劣化を防ぐことができる。
【0038】(光背面露光方式)次に本発明の画像形成
装置(プリンター)のうち光背面露光方式について具体
的に詳述する。図3は光背面露光方式の画像形成部8を
表す模式図であり、コロナ帯電を不要として露光と現像
とがほぼ同時に行えるように組み合わせた電子写真方式
の画像形成装置である。図中、9は透光性支持体10上
に透光性導電層11と光キャリア励起層12と10-5c
m2 /V・秒以上の移動度を有するキャリア輸送層13
とが積層されたドラム状の感光体、14は露光手段とし
てのLEDヘッド、15は現像手段としての現像器、1
6は転写手段としての転写ローラである。LEDヘッド
14と現像器15は、感光体9のある一部を介して、ほ
ぼ対称的に配置される。このようなLEDヘッド14と
しては、小型で低消費電力のダイナミックドライブ方式
のLEDヘッドが好適に用いられる。17は除電手段で
あるイレース用光源としてのLEDアレイであり、感光
体9の外側に配置してもよい(イレース用光源17は必
ず必要とするものではない)。現像器15においては、
例えば8極の円柱状の磁極ローラ18と、その外周に亘
って配設された円筒状の導電性スリーブ19とから成
り、更にトナー受20に貯蔵された現像剤としての1成
分磁性導電性トナーまたは導電性磁性キャリアと絶縁性
トナーとから成る2成分現像剤はスリーブ19の外周へ
配送され、磁気ブラシ21を形成する。また、スリーブ
19と透光性導電層11との間にはバイアス電源22が
設けられ、その両者11、22の間に感光体9の電位特
性に応じて+或いは−の電圧(300V以下)を印加す
る。23は感光体9の表面に形成されたトナー像、24
は被転写材である記録紙、25は転写後の残留トナーで
ある。これ以外に現像器の回転駆動手段と感光体9の回
転手段とを設ける。なお、露光手段14にはここではL
EDヘッドを用いたが、レーザや液晶シャッタ、ELヘ
ッド等でもよい。イレース用光源17にも、LEDアレ
イの他、ハロゲンランプや蛍光灯、ELアレイ等の光源
が使用できる。
装置(プリンター)のうち光背面露光方式について具体
的に詳述する。図3は光背面露光方式の画像形成部8を
表す模式図であり、コロナ帯電を不要として露光と現像
とがほぼ同時に行えるように組み合わせた電子写真方式
の画像形成装置である。図中、9は透光性支持体10上
に透光性導電層11と光キャリア励起層12と10-5c
m2 /V・秒以上の移動度を有するキャリア輸送層13
とが積層されたドラム状の感光体、14は露光手段とし
てのLEDヘッド、15は現像手段としての現像器、1
6は転写手段としての転写ローラである。LEDヘッド
14と現像器15は、感光体9のある一部を介して、ほ
ぼ対称的に配置される。このようなLEDヘッド14と
しては、小型で低消費電力のダイナミックドライブ方式
のLEDヘッドが好適に用いられる。17は除電手段で
あるイレース用光源としてのLEDアレイであり、感光
体9の外側に配置してもよい(イレース用光源17は必
ず必要とするものではない)。現像器15においては、
例えば8極の円柱状の磁極ローラ18と、その外周に亘
って配設された円筒状の導電性スリーブ19とから成
り、更にトナー受20に貯蔵された現像剤としての1成
分磁性導電性トナーまたは導電性磁性キャリアと絶縁性
トナーとから成る2成分現像剤はスリーブ19の外周へ
配送され、磁気ブラシ21を形成する。また、スリーブ
19と透光性導電層11との間にはバイアス電源22が
設けられ、その両者11、22の間に感光体9の電位特
性に応じて+或いは−の電圧(300V以下)を印加す
る。23は感光体9の表面に形成されたトナー像、24
は被転写材である記録紙、25は転写後の残留トナーで
ある。これ以外に現像器の回転駆動手段と感光体9の回
転手段とを設ける。なお、露光手段14にはここではL
EDヘッドを用いたが、レーザや液晶シャッタ、ELヘ
ッド等でもよい。イレース用光源17にも、LEDアレ
イの他、ハロゲンランプや蛍光灯、ELアレイ等の光源
が使用できる。
【0039】かくして上記構成の画像形成部8によれ
ば、回転する感光体9の透光性支持体10側からLED
ヘッド14より画像露光の光を照射し、光キャリア励起
層12の内部に正孔と電子を発生させると、現像器側に
+のバイアス電圧を印加すると、そのバイアス電圧によ
って電子はキャリア輸送層13の表面側へ移動し、磁気
ブラシ21の末端の正電荷と打ち消し合い、感光体9の
表面にトナーが付着される。そして、そのトナーは転写
ローラ16により記録紙24上に転写され、次いで定着
される。
ば、回転する感光体9の透光性支持体10側からLED
ヘッド14より画像露光の光を照射し、光キャリア励起
層12の内部に正孔と電子を発生させると、現像器側に
+のバイアス電圧を印加すると、そのバイアス電圧によ
って電子はキャリア輸送層13の表面側へ移動し、磁気
ブラシ21の末端の正電荷と打ち消し合い、感光体9の
表面にトナーが付着される。そして、そのトナーは転写
ローラ16により記録紙24上に転写され、次いで定着
される。
【0040】本発明においては、光キャリア励起層12
と、ポリシランから成るキャリア輸送層13とを組み合
わせるとともに、そのキャリア輸送層13の移動度を1
0-5cm2 /V・秒以上に設定して、高いキャリア輸送
特性を具備させ、これにより、光キャリア励起層12に
発生したキャリアが効率的にキャリア輸送層13の表面
へ移送されるので、高い画像形成速度が得られる。
と、ポリシランから成るキャリア輸送層13とを組み合
わせるとともに、そのキャリア輸送層13の移動度を1
0-5cm2 /V・秒以上に設定して、高いキャリア輸送
特性を具備させ、これにより、光キャリア励起層12に
発生したキャリアが効率的にキャリア輸送層13の表面
へ移送されるので、高い画像形成速度が得られる。
【0041】次に上記構成の画像形成部8の具体的内容
を図4により更に詳述する。図4は上記感光体9の一部
と現像器15により形成される現像剤溜り26を表す説
明図である。現像剤を保持させる現像器15は、導電性
のスリーブ19と、その内部に配置された磁極ローラ1
8とから成り、現像剤の搬送は、磁極ローラ18を固定
してスリーブ19を回転してもよく、またはスリーブ1
9を固定して内部の磁極ローラ18を回転してもよい。
を図4により更に詳述する。図4は上記感光体9の一部
と現像器15により形成される現像剤溜り26を表す説
明図である。現像剤を保持させる現像器15は、導電性
のスリーブ19と、その内部に配置された磁極ローラ1
8とから成り、現像剤の搬送は、磁極ローラ18を固定
してスリーブ19を回転してもよく、またはスリーブ1
9を固定して内部の磁極ローラ18を回転してもよい。
【0042】ここで現像剤を感光体9と逆方向に搬送す
ると、両者の摩擦で現像器15と感光体9の最近接部位
よりも下流側(感光体が現像剤から離れる側)に現像剤
溜り26が生じる。即ち、現像剤の本来の高さよりもは
み出した部分が現像剤溜り26であり、現像剤の搬送速
度や現像剤の高さ、スリーブ19と感光体9の表面との
ギャップ等は、感光体9の回転速度や必要とする現像剤
溜り26の大きさに応じて適宜設定する。
ると、両者の摩擦で現像器15と感光体9の最近接部位
よりも下流側(感光体が現像剤から離れる側)に現像剤
溜り26が生じる。即ち、現像剤の本来の高さよりもは
み出した部分が現像剤溜り26であり、現像剤の搬送速
度や現像剤の高さ、スリーブ19と感光体9の表面との
ギャップ等は、感光体9の回転速度や必要とする現像剤
溜り26の大きさに応じて適宜設定する。
【0043】27は制御電極であり、この制御電極27
はスリーブ19上で感光体9との最近接部位に設け、絶
縁体28でスリーブ19と絶縁する。制御電極27は、
感光体9や現像剤に均一な電界が加わるように、スリー
ブ19の長さ方向に沿った帯状とする。この制御電極2
7は必須不可欠のものではなく、適宜採用される。
はスリーブ19上で感光体9との最近接部位に設け、絶
縁体28でスリーブ19と絶縁する。制御電極27は、
感光体9や現像剤に均一な電界が加わるように、スリー
ブ19の長さ方向に沿った帯状とする。この制御電極2
7は必須不可欠のものではなく、適宜採用される。
【0044】現像剤には例えば導電性磁性トナーを用い
るが、これは磁気ブラシ21および現像剤溜り26を形
成し、必要な導電性があれば、1成分の現像剤でもよ
く、導電性のキャリアと絶縁性のトナーとを所定の混合
比で混合して必要な導電率にした2成分の現像剤を用い
てもよい。
るが、これは磁気ブラシ21および現像剤溜り26を形
成し、必要な導電性があれば、1成分の現像剤でもよ
く、導電性のキャリアと絶縁性のトナーとを所定の混合
比で混合して必要な導電率にした2成分の現像剤を用い
てもよい。
【0045】画像露光を行なう位置は、感光体9の表面
と現像スリーブ19との最近接位置Aではなく、感光体
9の逆方向回転で下流側に形成した現像剤溜り26の位
置Bとし、好ましくは現像剤溜り26の中でも下流側の
後半部とする。現像剤溜り26の位置で露光を行なうこ
とにより、露光までの間に感光体9の帯電が十分に行な
われ、帯電前の感光体9の電位の履歴の影響が抑えられ
るとともに、感光体9の表面の残留トナーや画像背景部
のトナーの回収が十分に行なわれる。更に、感光体9が
十分に帯電されてから露光を行なって電荷を消失させる
ために、現像剤と感光体9との電気的引力が強く、良好
なトナー像23が形成される。そして、トナー像23の
形成後は感光体9が現像剤溜り26から速やかに離れる
ため、感光体9の表面のトナー像23が現像剤の衝突や
摩擦等のような機械的な力により乱されることがなく、
良好な解像度のトナー像23が得られる。
と現像スリーブ19との最近接位置Aではなく、感光体
9の逆方向回転で下流側に形成した現像剤溜り26の位
置Bとし、好ましくは現像剤溜り26の中でも下流側の
後半部とする。現像剤溜り26の位置で露光を行なうこ
とにより、露光までの間に感光体9の帯電が十分に行な
われ、帯電前の感光体9の電位の履歴の影響が抑えられ
るとともに、感光体9の表面の残留トナーや画像背景部
のトナーの回収が十分に行なわれる。更に、感光体9が
十分に帯電されてから露光を行なって電荷を消失させる
ために、現像剤と感光体9との電気的引力が強く、良好
なトナー像23が形成される。そして、トナー像23の
形成後は感光体9が現像剤溜り26から速やかに離れる
ため、感光体9の表面のトナー像23が現像剤の衝突や
摩擦等のような機械的な力により乱されることがなく、
良好な解像度のトナー像23が得られる。
【0046】現像剤溜り26の位置では、感光体9の表
面と現像スリーブ19とが最も近接する位置Aよりも、
感光体9の表面と磁極ローラ18の距離が大きくなる。
このため、現像剤を磁極ローラ18の側に吸引する磁力
は弱く、感光体9の表面に形成されたトナー像23の一
部が磁力によって現像手段の側に回収されて画像濃度が
低下したり、磁力により乱されて解像度が低下したりす
ることを防止できる。更に帯状の制御電極27を設け、
その電位を電源29により所定の電位に調整する。例え
ば制御電極27を接地し、透光性導電層11と共通電位
にする。あるいはスリーブ19の電位に対してその電位
を低くもしくは高く設定する。
面と現像スリーブ19とが最も近接する位置Aよりも、
感光体9の表面と磁極ローラ18の距離が大きくなる。
このため、現像剤を磁極ローラ18の側に吸引する磁力
は弱く、感光体9の表面に形成されたトナー像23の一
部が磁力によって現像手段の側に回収されて画像濃度が
低下したり、磁力により乱されて解像度が低下したりす
ることを防止できる。更に帯状の制御電極27を設け、
その電位を電源29により所定の電位に調整する。例え
ば制御電極27を接地し、透光性導電層11と共通電位
にする。あるいはスリーブ19の電位に対してその電位
を低くもしくは高く設定する。
【0047】このようにスリーブ19とは独立に電位を
印加できる制御電極27を設けると、感光体9の表面電
位を現像剤を介して中和し、あるいは感光体9の表面の
電位を揃え、以前のプロセスでの帯電や露光の有無等に
よる感光体9の履歴の影響を打ち消すことができる。こ
の結果、繰り返し使用時、例えば1枚の画像を得るため
に感光体9を数回転させる場合等に、安定した現像状態
と記録画像とが得られる。ここで制御電極27の電位を
調整すると、画像濃度や地かぶり等に対する最適画像形
成条件を調整して得ることができる。また、制御電極2
7の電位を高くし、スリーブ19の電位を低くすること
により、非露光部にトナーが付着し、露光部にはトナー
が付着しない、いわゆる反転現像も可能になった。
印加できる制御電極27を設けると、感光体9の表面電
位を現像剤を介して中和し、あるいは感光体9の表面の
電位を揃え、以前のプロセスでの帯電や露光の有無等に
よる感光体9の履歴の影響を打ち消すことができる。こ
の結果、繰り返し使用時、例えば1枚の画像を得るため
に感光体9を数回転させる場合等に、安定した現像状態
と記録画像とが得られる。ここで制御電極27の電位を
調整すると、画像濃度や地かぶり等に対する最適画像形
成条件を調整して得ることができる。また、制御電極2
7の電位を高くし、スリーブ19の電位を低くすること
により、非露光部にトナーが付着し、露光部にはトナー
が付着しない、いわゆる反転現像も可能になった。
【0048】感光体9の表面に形成されたトナー像23
は次いで記録紙24に転写され、定着されて記録画像と
なり、転写されずに感光体9の表面に残った残留トナー
25は、次の画像形成プロセスにおいて現像器15に回
収されて再利用される。
は次いで記録紙24に転写され、定着されて記録画像と
なり、転写されずに感光体9の表面に残った残留トナー
25は、次の画像形成プロセスにおいて現像器15に回
収されて再利用される。
【0049】更に、転写後の感光体9にイレース用光源
17により除電光を照射することにより、以前のプロセ
スでの帯電や露光の有無等による感光体9の履歴の影響
をより効果的に打ち消すことができ、繰り返し使用時に
おける残像現象などの画像上の問題を抑制することがで
きる。また、感光体9のキャリア輸送層13の表面にト
ラップされた電荷を消去し、感光体9とその表面の残留
トナーとの電気的な引力をなくして、残留トナーを現像
器15に回収され易くすることができる。
17により除電光を照射することにより、以前のプロセ
スでの帯電や露光の有無等による感光体9の履歴の影響
をより効果的に打ち消すことができ、繰り返し使用時に
おける残像現象などの画像上の問題を抑制することがで
きる。また、感光体9のキャリア輸送層13の表面にト
ラップされた電荷を消去し、感光体9とその表面の残留
トナーとの電気的な引力をなくして、残留トナーを現像
器15に回収され易くすることができる。
【0050】また、このキャリア輸送層13は感光体9
の表面層を兼ねても良好な表面特性を具備させることが
できる。
の表面層を兼ねても良好な表面特性を具備させることが
できる。
【0051】即ち、本発明のポリシラン化合物は表面が
硬く且つ適度な滑り性を有しており、耐摩耗性、耐刷性
に優れ、帯電特性も良好であるという特長があり、これ
により、このままで感光体用表面層として有利となる。
また、キャリア輸送層13に低分子キャリア輸送剤を含
有させた場合には、その表面側でキャリア輸送剤の含有
量を少なくすれば、その低含有量領域での機械的強度を
高めることができ、しかも、化学的作用に伴うその表面
からの侵入に起因するキャリア輸送剤の劣化を生じにく
くすることができるとともに、その劣化の程度を減らす
ことができるという利点があり、これによって更に良好
な表面特性が得られる。
硬く且つ適度な滑り性を有しており、耐摩耗性、耐刷性
に優れ、帯電特性も良好であるという特長があり、これ
により、このままで感光体用表面層として有利となる。
また、キャリア輸送層13に低分子キャリア輸送剤を含
有させた場合には、その表面側でキャリア輸送剤の含有
量を少なくすれば、その低含有量領域での機械的強度を
高めることができ、しかも、化学的作用に伴うその表面
からの侵入に起因するキャリア輸送剤の劣化を生じにく
くすることができるとともに、その劣化の程度を減らす
ことができるという利点があり、これによって更に良好
な表面特性が得られる。
【0052】本発明者が繰り返し行った実験によれば、
本発明に係るポリシラン系キャリア輸送層13を形成し
た場合、その表面の硬度はロックウェル硬度M60以上
の値が得られた。しかも、その比誘電率が3以下とな
り、繰り返し耐久性や帯電やイレースの応答性が好適に
なる。
本発明に係るポリシラン系キャリア輸送層13を形成し
た場合、その表面の硬度はロックウェル硬度M60以上
の値が得られた。しかも、その比誘電率が3以下とな
り、繰り返し耐久性や帯電やイレースの応答性が好適に
なる。
【0053】(画像形成装置)次に、本発明の画像形成
装置を図5により説明する。同図は画像形成装置30の
要部構成図であり、この画像形成装置30においては、
記録紙24の両面上に、それぞれ画像形成部8を配置し
た構成であり、この構成であれば、記録紙24が矢印方
向へ移動するとともに、両者の画像形成部8において
は、回転する感光体9に対してLEDヘッド14が画像
露光の光を照射し、これに伴う正孔と電子の発生により
感光体9の表面にトナーが付着される。そして、そのト
ナーは転写ローラ16により記録紙24上に転写され、
次いで定着されるという工程を経る。
装置を図5により説明する。同図は画像形成装置30の
要部構成図であり、この画像形成装置30においては、
記録紙24の両面上に、それぞれ画像形成部8を配置し
た構成であり、この構成であれば、記録紙24が矢印方
向へ移動するとともに、両者の画像形成部8において
は、回転する感光体9に対してLEDヘッド14が画像
露光の光を照射し、これに伴う正孔と電子の発生により
感光体9の表面にトナーが付着される。そして、そのト
ナーは転写ローラ16により記録紙24上に転写され、
次いで定着されるという工程を経る。
【0054】かくして上記構成の画像形成装置30によ
れば、記録紙24の一回送りによりその両面上に同時に
印刷することができるとともに、更に光背面露光方式に
おいて高キャリア移動性のポリシラン化合物含有感光体
を搭載しているので、そのドラム状感光体9の回転速度
を高めることができ、画像形成を高速度にできる。しか
も、転写後の露光による除電においても、その感光層内
部に発生したキャリアが除電に速やかに寄与するので、
その除電に要する感光層の領域が狭くなり、感光ドラム
の高速度化と相まってドラム状の感光体の径を小さくで
き、画像形成装置の小型化が達成できる。
れば、記録紙24の一回送りによりその両面上に同時に
印刷することができるとともに、更に光背面露光方式に
おいて高キャリア移動性のポリシラン化合物含有感光体
を搭載しているので、そのドラム状感光体9の回転速度
を高めることができ、画像形成を高速度にできる。しか
も、転写後の露光による除電においても、その感光層内
部に発生したキャリアが除電に速やかに寄与するので、
その除電に要する感光層の領域が狭くなり、感光ドラム
の高速度化と相まってドラム状の感光体の径を小さくで
き、画像形成装置の小型化が達成できる。
【0055】また、上記構成の画像形成装置30であれ
ば、現像剤を絶縁性トナーと導電性キャリアとの組合せ
でもって構成することによって、特開平4−30757
5号公報により提案した画像形成装置と比べても、トナ
ー像搬送手段が不要となり、これによって画像形成装置
30が更に小型化できる。
ば、現像剤を絶縁性トナーと導電性キャリアとの組合せ
でもって構成することによって、特開平4−30757
5号公報により提案した画像形成装置と比べても、トナ
ー像搬送手段が不要となり、これによって画像形成装置
30が更に小型化できる。
【0056】
(例1)本例においては、次のようにポリシランの合成
をおこなった。まず、溶媒であるトルエン1.25リッ
トル中にナトリウム89.1g(3.88mol)を投
入し、これに加熱還流してナトリウム分散体をつくっ
た。一方、出発物質であるフェニルメチルジクロロシラ
ンを250ミリリットル(1.55mol)用意し、そ
のうちの12.5ミリリットル(全体量の5%)を上記
ナトリウム分散体に滴下した。これを自然放冷し、約6
5℃になったところで残りのフェニルメチルジクロロシ
ランをゆっくりと滴下し、65℃を保ちながら重合反応
をおこなった。
をおこなった。まず、溶媒であるトルエン1.25リッ
トル中にナトリウム89.1g(3.88mol)を投
入し、これに加熱還流してナトリウム分散体をつくっ
た。一方、出発物質であるフェニルメチルジクロロシラ
ンを250ミリリットル(1.55mol)用意し、そ
のうちの12.5ミリリットル(全体量の5%)を上記
ナトリウム分散体に滴下した。これを自然放冷し、約6
5℃になったところで残りのフェニルメチルジクロロシ
ランをゆっくりと滴下し、65℃を保ちながら重合反応
をおこなった。
【0057】この反応により得られたポリシランの重量
平均分子量Mwと数平均分子量Mnとを測定し、Mw/
Mnも求めたところ、Mwは約30,000であり、M
w/Mnは約4であった。また、ポリシランの収量は1
12gであり、収率は60%であった。
平均分子量Mwと数平均分子量Mnとを測定し、Mw/
Mnも求めたところ、Mwは約30,000であり、M
w/Mnは約4であった。また、ポリシランの収量は1
12gであり、収率は60%であった。
【0058】なお、これら各平均分子量Mw、Mnはゲ
ル浸透クロマトグラフィーを用いて測定しており、その
ためのカラムは、Asahipak GS−310、GS−51
0、GSM−700の3本を、また、移動相にテトラヒ
ドロフラン(THF)を使用し、それによる流出をUV
254nm吸収の検出器でもって測定した。また、この
クロマト波形処理はクロマトビジコーダという波形処理
ソフトを利用して行った。
ル浸透クロマトグラフィーを用いて測定しており、その
ためのカラムは、Asahipak GS−310、GS−51
0、GSM−700の3本を、また、移動相にテトラヒ
ドロフラン(THF)を使用し、それによる流出をUV
254nm吸収の検出器でもって測定した。また、この
クロマト波形処理はクロマトビジコーダという波形処理
ソフトを利用して行った。
【0059】(例2)本例のポリシラン合成法によれ
ば、まずトルエン1.25リットル中にナトリウム7
8.4g(3.41mol)とヨウ化銅2.95g(1
5.5mol)を投入し、これに加熱還流した。これに
出発物質であるジクロロシラン250ミリリットル
(1.55mol)を滴下して、重合反応をおこなっ
た。
ば、まずトルエン1.25リットル中にナトリウム7
8.4g(3.41mol)とヨウ化銅2.95g(1
5.5mol)を投入し、これに加熱還流した。これに
出発物質であるジクロロシラン250ミリリットル
(1.55mol)を滴下して、重合反応をおこなっ
た。
【0060】この反応により得られたポリシランの重量
平均分子量Mwと数平均分子量Mnとを同様に測定し、
Mw/Mnも求めたところ、Mwは約90,000であ
り、Mw/Mnは約10であった。また、ポリシランの
収量は92gであり、収率は49.4%であった。
平均分子量Mwと数平均分子量Mnとを同様に測定し、
Mw/Mnも求めたところ、Mwは約90,000であ
り、Mw/Mnは約10であった。また、ポリシランの
収量は92gであり、収率は49.4%であった。
【0061】(例3)次に、透明な円筒状ガラス基板ま
たはプラスチックの周面に、透光性導電層11としてI
TO層を活性反応蒸着法により1,000Aの厚みで形
成し、次いでその上にチタニルフタロシアニン(TiO
Pc)とポリビニルブチラールをクロロホルム中に分散
混合した液中に浸漬し、その後、減圧中55℃で乾燥し
て、TiOPcから成る3μm厚の光キャリア励起層1
2を形成した。次にこの成膜円筒状ガラス基板の上に、
キャリア輸送物質である4−(ジエチルアミノ)ベンツ
アルデヒドジフェニルヒドラゾン(以下、DEHと略記
する)に対して(例1)もしくは(例2)のポリシラン
を1重量%混合してなるキャリア輸送層13を20μm
の厚みで形成し、それぞれ感光体A−1、A−2を作製
した。
たはプラスチックの周面に、透光性導電層11としてI
TO層を活性反応蒸着法により1,000Aの厚みで形
成し、次いでその上にチタニルフタロシアニン(TiO
Pc)とポリビニルブチラールをクロロホルム中に分散
混合した液中に浸漬し、その後、減圧中55℃で乾燥し
て、TiOPcから成る3μm厚の光キャリア励起層1
2を形成した。次にこの成膜円筒状ガラス基板の上に、
キャリア輸送物質である4−(ジエチルアミノ)ベンツ
アルデヒドジフェニルヒドラゾン(以下、DEHと略記
する)に対して(例1)もしくは(例2)のポリシラン
を1重量%混合してなるキャリア輸送層13を20μm
の厚みで形成し、それぞれ感光体A−1、A−2を作製
した。
【0062】更にキャリア輸送層13の形成法を具体的
に述べると、バインダー樹脂としてビスフェノールAポ
リマーを、キャリア輸送物質にはDEHを用いて、これ
らと(例1)もしくは(例2)のポリシランをキャリア
輸送物質に対して1重量%の割合で含有させ、50重量
%のバインダー樹脂とともにトルエンに溶解してなる溶
液を用意し、この溶液に対して光キャリア励起層12を
形成した成膜円筒状ガラス基板を浸漬し、その後、10
0℃の熱風で乾燥した。これによって、(例1)のポリ
シランを含有する感光体A−1及び(例2)のポリシラ
ンを含有する感光体A−2を作製した。
に述べると、バインダー樹脂としてビスフェノールAポ
リマーを、キャリア輸送物質にはDEHを用いて、これ
らと(例1)もしくは(例2)のポリシランをキャリア
輸送物質に対して1重量%の割合で含有させ、50重量
%のバインダー樹脂とともにトルエンに溶解してなる溶
液を用意し、この溶液に対して光キャリア励起層12を
形成した成膜円筒状ガラス基板を浸漬し、その後、10
0℃の熱風で乾燥した。これによって、(例1)のポリ
シランを含有する感光体A−1及び(例2)のポリシラ
ンを含有する感光体A−2を作製した。
【0063】また、光キャリア励起層12を形成した成
膜円筒状ガラス基板上にキャリア輸送層13を形成する
に当たって、ポリシランを含有せず、その他の構成は同
じにした20μmの厚みのキャリア輸送層を形成し、こ
れを比較例の感光体Bとした。
膜円筒状ガラス基板上にキャリア輸送層13を形成する
に当たって、ポリシランを含有せず、その他の構成は同
じにした20μmの厚みのキャリア輸送層を形成し、こ
れを比較例の感光体Bとした。
【0064】そこで、本発明の感光体であるA−1、A
−2、及び比較例の感光体Bを、それぞれ図3に示すよ
うな画像形成部8に装着し、現像剤に導電性磁性キャリ
アと絶縁性トナーとからなる2成分現像剤を用い、ま
た、ダイナミックドライブ方式のLEDヘッド(解像度
300DPI(ドット/インチ))を配し、そして、ス
リーブ19と透光性導電層11との間にVs=−200
Vの電圧を印加し、波長660nmで画像露光を行い、
感光体上にトナー像を形成し、そのトナー像を+400
Vの転写バイアス電圧を印加した転写ローラにより市販
普通紙に転写し、熱定着を行って画像を得た。尚、現像
剤を感光体9と逆方向に回転させて現像剤溜り26を形
成し、その部位に露光を行なった。
−2、及び比較例の感光体Bを、それぞれ図3に示すよ
うな画像形成部8に装着し、現像剤に導電性磁性キャリ
アと絶縁性トナーとからなる2成分現像剤を用い、ま
た、ダイナミックドライブ方式のLEDヘッド(解像度
300DPI(ドット/インチ))を配し、そして、ス
リーブ19と透光性導電層11との間にVs=−200
Vの電圧を印加し、波長660nmで画像露光を行い、
感光体上にトナー像を形成し、そのトナー像を+400
Vの転写バイアス電圧を印加した転写ローラにより市販
普通紙に転写し、熱定着を行って画像を得た。尚、現像
剤を感光体9と逆方向に回転させて現像剤溜り26を形
成し、その部位に露光を行なった。
【0065】この画像を評価したところ、感光体A−
1、A−2については光学濃度(以下、O.D.と記
す)が1.4以上の画像濃度を有し、バックのかぶりも
なく、解像度も300DPIの良好な画像であった。
1、A−2については光学濃度(以下、O.D.と記
す)が1.4以上の画像濃度を有し、バックのかぶりも
なく、解像度も300DPIの良好な画像であった。
【0066】然るに、比較例の感光体Bを上記と同様に
画像評価したところ、キャリア輸送層でのキャリア移動
度が低いために光応答性が悪く、十分な電位コントラス
トが形成されないために十分な濃度のトナー像が形成さ
れず、O.D.が0.6の画像濃度と不十分な画像であ
った。
画像評価したところ、キャリア輸送層でのキャリア移動
度が低いために光応答性が悪く、十分な電位コントラス
トが形成されないために十分な濃度のトナー像が形成さ
れず、O.D.が0.6の画像濃度と不十分な画像であ
った。
【0067】(例4)本例においては、(例3)の3種
類の感光体の耐久性を図3に示すような画像形成部8を
用いて評価した。各感光体を搭載した画像形成部8にお
いて、1万枚プリントし、その後の画像を評価して初期
画像と比較したところ、感光体A−1、A−2について
はO.D.が1.4以上の画像濃度を有し、バックのか
ぶりもなく、解像度も300DPIという良好な画像で
あり、両者ともに優れた耐久性がある。
類の感光体の耐久性を図3に示すような画像形成部8を
用いて評価した。各感光体を搭載した画像形成部8にお
いて、1万枚プリントし、その後の画像を評価して初期
画像と比較したところ、感光体A−1、A−2について
はO.D.が1.4以上の画像濃度を有し、バックのか
ぶりもなく、解像度も300DPIという良好な画像で
あり、両者ともに優れた耐久性がある。
【0068】(例5)透明な円筒状ガラス基板(または
円筒状プラスチック基板)の周面に、透光性導電層11
としてITO層を活性反応蒸着法により1,000Aの
厚みで形成し、次いでグロー放電分解装置内に装着し、
反応容器内を完全に真空に引いた後、最初にSiH4 ガ
スとB2 H 6ガスを一定割合で流しつつ放電電圧を印加
して0.5μm厚のa−Si・B・Hキャリア注入阻止
層を形成した。その後、B2 H6ガスの注入を止め、S
iH4 ガスを一定流量に制御して2μm厚の光キャリア
励起層12を形成した。次にこの成膜円筒状ガラス基板
を、(例3)の3種類の感光体と同様にポリシラン化合
物に応じた2種類の5μm厚のポリシラン系キャリア輸
送層13を形成し、感光体A−1、A−2に対応した感
光体A=1、A=2並びに比較例の感光体B=1を作製
した。
円筒状プラスチック基板)の周面に、透光性導電層11
としてITO層を活性反応蒸着法により1,000Aの
厚みで形成し、次いでグロー放電分解装置内に装着し、
反応容器内を完全に真空に引いた後、最初にSiH4 ガ
スとB2 H 6ガスを一定割合で流しつつ放電電圧を印加
して0.5μm厚のa−Si・B・Hキャリア注入阻止
層を形成した。その後、B2 H6ガスの注入を止め、S
iH4 ガスを一定流量に制御して2μm厚の光キャリア
励起層12を形成した。次にこの成膜円筒状ガラス基板
を、(例3)の3種類の感光体と同様にポリシラン化合
物に応じた2種類の5μm厚のポリシラン系キャリア輸
送層13を形成し、感光体A−1、A−2に対応した感
光体A=1、A=2並びに比較例の感光体B=1を作製
した。
【0069】そこで、本発明の感光体であるA=1、A
=2を、それぞれ図3に示すような画像形成部8に装着
し、(例3)に記載された条件で同様に感光体上にトナ
ー像を形成し、そのトナー像を転写ローラにより市販普
通紙に転写し、熱定着を行って画像を得た。
=2を、それぞれ図3に示すような画像形成部8に装着
し、(例3)に記載された条件で同様に感光体上にトナ
ー像を形成し、そのトナー像を転写ローラにより市販普
通紙に転写し、熱定着を行って画像を得た。
【0070】この画像を評価したところ、いずれの感光
体を用いてもO.D.が1.4以上の画像濃度を有し、
バックのかぶりもなく、解像度も300DPIの良好な
画像であった。
体を用いてもO.D.が1.4以上の画像濃度を有し、
バックのかぶりもなく、解像度も300DPIの良好な
画像であった。
【0071】然るに、比較例の感光体である感光体B=
1を上記と同様に画像評価したところ、キャリア輸送層
でのキャリア移動度が低いために光応答性が悪く、十分
な電位コントラストが形成されないために十分な濃度の
トナー像が形成されず、O.D.が0.7の画像濃度と
不十分な画像であった。
1を上記と同様に画像評価したところ、キャリア輸送層
でのキャリア移動度が低いために光応答性が悪く、十分
な電位コントラストが形成されないために十分な濃度の
トナー像が形成されず、O.D.が0.7の画像濃度と
不十分な画像であった。
【0072】(例6)本例においては、(例5)の2種
類の感光体A=1、A=2の耐久性を(例4)と同様に
評価したところ、同様の結果が得られ、双方ともに膜強
度に優れて、耐久性が良好であることが判った。
類の感光体A=1、A=2の耐久性を(例4)と同様に
評価したところ、同様の結果が得られ、双方ともに膜強
度に優れて、耐久性が良好であることが判った。
【0073】(例7)透明な円筒状ガラス基板(または
円筒状プラスチック基板)の周面に、透光性導電層であ
るITO層を活性反応蒸着法により1,000Aの厚み
で形成し、次いで、1,2−ジクロロトリメチルフェニ
ルジシランを脱塩素化重合して得られたポリ(トリメチ
ルフェニルジシラン)をトルエンに溶解し、しかも、a
−Si系の粉末を含有した溶液と混合したうえで、上記
成膜円筒状ガラス基板を浸漬し、その後、100℃の熱
風で乾燥した。これによって、積層型感光体9に代えて
単一の層の感光体が得られた。
円筒状プラスチック基板)の周面に、透光性導電層であ
るITO層を活性反応蒸着法により1,000Aの厚み
で形成し、次いで、1,2−ジクロロトリメチルフェニ
ルジシランを脱塩素化重合して得られたポリ(トリメチ
ルフェニルジシラン)をトルエンに溶解し、しかも、a
−Si系の粉末を含有した溶液と混合したうえで、上記
成膜円筒状ガラス基板を浸漬し、その後、100℃の熱
風で乾燥した。これによって、積層型感光体9に代えて
単一の層の感光体が得られた。
【0074】この感光体のポリシラン層のMwとMw/
Mn、並びにホール移動度を測定したところ、それぞれ
2,000,000、3、6×10-4cm2 /V・秒で
あった。
Mn、並びにホール移動度を測定したところ、それぞれ
2,000,000、3、6×10-4cm2 /V・秒で
あった。
【0075】そこで、この感光体を画像形成部8に装着
し、(例3)に記載された条件で同様に感光体上にトナ
ー像を形成し、そのトナー像を転写ローラにより市販普
通紙に転写し、熱定着を行って画像を得たところ、いず
れの感光体を用いてもO.D.が1.4以上の画像濃度
を有し、バックのかぶりもなく、解像度も300DPI
の良好な画像であった。また、この感光体の耐久性を
(例4)と同様に評価したところ、膜強度に優れて、耐
久性が良好であることが判った。
し、(例3)に記載された条件で同様に感光体上にトナ
ー像を形成し、そのトナー像を転写ローラにより市販普
通紙に転写し、熱定着を行って画像を得たところ、いず
れの感光体を用いてもO.D.が1.4以上の画像濃度
を有し、バックのかぶりもなく、解像度も300DPI
の良好な画像であった。また、この感光体の耐久性を
(例4)と同様に評価したところ、膜強度に優れて、耐
久性が良好であることが判った。
【0076】(例8)透明な円筒状ガラス基板(または
円筒状プラスチック基板)の周面に、透光性導電層であ
るITO層を活性反応蒸着法により1,000Aの厚み
で形成し、次いで、1,2−ジクロロトリメチルフェニ
ルジシランを脱塩素化重合して得られたポリ(トリメチ
ルフェニルジシラン)をトルエンに溶解し、しかも、T
iOPc粉末が超音波分散法により分散されて含有した
溶液と混合したうえで、上記成膜円筒状ガラス基板を浸
漬し、その後、100℃の熱風で乾燥した。これによっ
て、積層型感光体9に代えて単一の層の感光体が得られ
た。
円筒状プラスチック基板)の周面に、透光性導電層であ
るITO層を活性反応蒸着法により1,000Aの厚み
で形成し、次いで、1,2−ジクロロトリメチルフェニ
ルジシランを脱塩素化重合して得られたポリ(トリメチ
ルフェニルジシラン)をトルエンに溶解し、しかも、T
iOPc粉末が超音波分散法により分散されて含有した
溶液と混合したうえで、上記成膜円筒状ガラス基板を浸
漬し、その後、100℃の熱風で乾燥した。これによっ
て、積層型感光体9に代えて単一の層の感光体が得られ
た。
【0077】この感光体のポリシラン層のMwとMw/
Mn、並びにホール移動度を測定したところ、それぞれ
1,700,000、3、6×10-4cm2 /V・秒で
あった。
Mn、並びにホール移動度を測定したところ、それぞれ
1,700,000、3、6×10-4cm2 /V・秒で
あった。
【0078】そこで、この感光体を画像形成部8に装着
し、(例3)に記載された条件で同様に感光体上にトナ
ー像を形成し、そのトナー像を転写ローラにより市販普
通紙に転写し、熱定着を行って画像を得たところ、いず
れの感光体を用いてもO.D.が1.4以上の画像濃度
を有し、バックのかぶりもなく、解像度も300DPI
の良好な画像であった。また、この感光体の耐久性を
(例4)と同様に評価したところ、膜強度に優れて、耐
久性が良好であることが判った。
し、(例3)に記載された条件で同様に感光体上にトナ
ー像を形成し、そのトナー像を転写ローラにより市販普
通紙に転写し、熱定着を行って画像を得たところ、いず
れの感光体を用いてもO.D.が1.4以上の画像濃度
を有し、バックのかぶりもなく、解像度も300DPI
の良好な画像であった。また、この感光体の耐久性を
(例4)と同様に評価したところ、膜強度に優れて、耐
久性が良好であることが判った。
【0079】(例9)次に本発明者等は、本発明の感光
体である(例3)のA−1、A−2、B、(例5)のA
=1、A=1、B=1、並びに本発明に係る(例7)の
感光体及び(例8)の感光体について、それぞれ図5の
画像形成装置30に搭載して作動すると、記録紙24の
一回送りによりその両面上に同時に印刷することができ
るとともに、更にドラム状感光体の回転速度を高めるこ
とができ、画像形成を高速度にでき、しかも、この高速
度化と相まってドラム状の感光体の径を小さくでき、画
像形成装置が小型化できた。
体である(例3)のA−1、A−2、B、(例5)のA
=1、A=1、B=1、並びに本発明に係る(例7)の
感光体及び(例8)の感光体について、それぞれ図5の
画像形成装置30に搭載して作動すると、記録紙24の
一回送りによりその両面上に同時に印刷することができ
るとともに、更にドラム状感光体の回転速度を高めるこ
とができ、画像形成を高速度にでき、しかも、この高速
度化と相まってドラム状の感光体の径を小さくでき、画
像形成装置が小型化できた。
【0080】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、
改善、変更等は何ら差し支えない。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、
改善、変更等は何ら差し支えない。
【0081】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係る感光体のキャ
リア輸送層は、ポリシランをキャリア輸送物質に対して
0.1〜5.0重量%含有させているので、高いホール
移動度が得られ、これにより、高いホール移動性のポリ
シラン化合物含有感光体が安定して提供できた。
リア輸送層は、ポリシランをキャリア輸送物質に対して
0.1〜5.0重量%含有させているので、高いホール
移動度が得られ、これにより、高いホール移動性のポリ
シラン化合物含有感光体が安定して提供できた。
【0082】更に本発明においては、ポリシランの分子
量や分子量分布を特に限定する必要がないので、容易に
且つ安定的に所要通りにポリシランを生成することがで
き、これによって高い品質の感光体を安定的に製造する
ことができるので、製造歩留りが向上し、その結果、製
造コストが低減するという利点がある。
量や分子量分布を特に限定する必要がないので、容易に
且つ安定的に所要通りにポリシランを生成することがで
き、これによって高い品質の感光体を安定的に製造する
ことができるので、製造歩留りが向上し、その結果、製
造コストが低減するという利点がある。
【0083】更にまた、本発明の感光体であれば、高い
キャリア移動度が要求される光背面露光方式の画像形成
装置に好適に搭載することができた。
キャリア移動度が要求される光背面露光方式の画像形成
装置に好適に搭載することができた。
【0084】また、本発明の画像形成装置によれば、露
光手段の光照射によって感光層内部に発生したキャリア
が、その層内部を高い速度で移動するので、静電潜像が
形成される時間が短くなり、これにより、ドラム状の感
光体であれば、そのドラムの回転速度を高めることがで
き、画像形成を高速度にできた。しかも、転写後の露光
による除電においても、その感光層内部に発生したキャ
リアが除電に速やかに寄与するので、その除電に要する
感光層の領域が狭くなり、感光ドラムの高速度化と相ま
ってドラム状の感光体の径を小さくでき、画像形成装置
の小型化が達成できた。
光手段の光照射によって感光層内部に発生したキャリア
が、その層内部を高い速度で移動するので、静電潜像が
形成される時間が短くなり、これにより、ドラム状の感
光体であれば、そのドラムの回転速度を高めることがで
き、画像形成を高速度にできた。しかも、転写後の露光
による除電においても、その感光層内部に発生したキャ
リアが除電に速やかに寄与するので、その除電に要する
感光層の領域が狭くなり、感光ドラムの高速度化と相ま
ってドラム状の感光体の径を小さくでき、画像形成装置
の小型化が達成できた。
【0085】また、特開平4−307575号公報によ
り提案した画像形成装置によれば、導電性トナーを用い
たトナー像生成手段を設け、更にトナー像搬送手段を介
して間接的に転写する構成であるが、これに対して、現
像剤を絶縁性トナーと導電性キャリアとの組合せでもっ
て構成することによって、上記トナー像搬送手段を介し
て間接的に転写する必要がなく、これにより、そのトナ
ー像搬送手段が不要となり、その結果、画像形成装置が
更に小型化できた。
り提案した画像形成装置によれば、導電性トナーを用い
たトナー像生成手段を設け、更にトナー像搬送手段を介
して間接的に転写する構成であるが、これに対して、現
像剤を絶縁性トナーと導電性キャリアとの組合せでもっ
て構成することによって、上記トナー像搬送手段を介し
て間接的に転写する必要がなく、これにより、そのトナ
ー像搬送手段が不要となり、その結果、画像形成装置が
更に小型化できた。
【図1】本発明に係る感光体の断面図である。
【図2】本発明に係る感光体の断面図である。
【図3】実施例に用いられる電子写真方法を示す模式図
である。
である。
【図4】実施例に用いられる電子写真方法の要部構成図
である。
である。
【図5】本発明の画像形成装置の概略構成図である。
1 導電性基板 2 積層型感光層 3 光キャリア励起層 4 キャリア輸送層 5 キャリア輸送体 6 光キャリア励起体 7 単一の感光層 8 画像形成部 9 感光体 14 LEDヘッド 15 現像器 16 転写ローラ 24 記録紙 30 画像形成装置
Claims (2)
- 【請求項1】 透光性を有する導電性基体の上に光キャ
リア励起層と、下記化1で表示されたポリシラン化合物
をキャリア輸送物質に0.1〜5.0重量%含有するキ
ャリア輸送層とを積層して成る感光層を形成したポリシ
ラン化合物含有感光体の導電性基体側に画像露光光を照
射する露光手段を、感光層側に現像手段を配設し、該現
像手段と導電性基体との間に電圧を印加する電圧印加手
段を設けるとともに、上記感光体の表面にトナー像を形
成させるべく電圧印加手段により電圧印加しながら露光
手段より画像露光光を照射する機構と、上記トナー像を
被転写材に移し変える転写手段とを具備した画像形成部
を、被転写材の両面にそれぞれ配置して成る画像形成装
置。 【化1】 - 【請求項2】 請求項1において、前記ポリシラン化合
物含有感光体に代えて、キャリア輸送物質に下記化1で
表示されたポリシラン化合物を0.1〜5.0重量%含
有し、かつ光キャリア発生物質を含有せしめて成る感光
層を透光性を有する導電性基体の上に形成して成るポリ
シラン化合物含有感光体であることを特徴とする画像形
成装置。 【化1】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7221291A JPH0962070A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7221291A JPH0962070A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0962070A true JPH0962070A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16764492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7221291A Pending JPH0962070A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0962070A (ja) |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP7221291A patent/JPH0962070A/ja active Pending
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