JPH096235A - 暗号化装置および平文化装置 - Google Patents

暗号化装置および平文化装置

Info

Publication number
JPH096235A
JPH096235A JP15637595A JP15637595A JPH096235A JP H096235 A JPH096235 A JP H096235A JP 15637595 A JP15637595 A JP 15637595A JP 15637595 A JP15637595 A JP 15637595A JP H096235 A JPH096235 A JP H096235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
encryption
involution
encrypted
count value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15637595A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Shibata
浩一 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP15637595A priority Critical patent/JPH096235A/ja
Publication of JPH096235A publication Critical patent/JPH096235A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ファクシミリ装置の暗号化/平文化装置6で
は、暗号送信または暗号受信の場合、原データまたは暗
号化データに対して、通信相手先ごとに備えられたカウ
ンタのカウント値に対応する段数だけ暗号鍵を用いた互
いに反対のインボリューションが施される。これによ
り、暗号化または平文化が達成される。カウンタでは、
カウント値が「+1」だけ暗号化または平文化ごとにイ
ンクリメントされる。したがって、受信側では、送信側
で設定されたインボリューションの段数が送信されなく
ても、送信側で設定されたインボリューションの段数と
同じ段数で反対のインボリューションを暗号化データに
施すことができる。 【効果】通常の暗号鍵に加えてインボリューションの段
数が可変設定されるので、暗号強度を向上できる。しか
も、インボリューションの段数は通信回線上に送出され
ない。そのため、通信内容の機密性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原データに複数段の暗
号化インボリューションを施すことによって暗号化デー
タを得るための暗号化装置、および暗号化データに複数
段の平文化インボリューションを施すことによって原デ
ータに相当する平文化データを得るための平文化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、とりわけ通信分野において、
通信データの機密保持という観点から、通信データに所
定の暗号鍵を用いて暗号化処理を施すことにより暗号化
データを作成して送信する、いわゆる暗号通信が行われ
ている。暗号通信の1つの手法に、たとえばDES(Da
ta Encryption Standard)型暗号装置を用いた公開アル
ゴリズム方式がある。
【0003】図6は、上記DES型暗号装置の電気的構
成を示すブロック図である。DES型暗号装置には、前
処理部B0、攪拌処理部B1、後処理部B2およびキー
スケジューリング部KSが備えられている。キースケジ
ューリング部KSは、暗号鍵Kを元に、複数の単位暗号
鍵ka ,k0 〜k7 ,kb を作成し、前処理部B0、攪
拌処理部B1および後処理部B2に与える。
【0004】暗号化すべきデータDinは、前処理部B0
において、複数の単位暗号鍵のうちの1つであるka
の間の排他的論理和がゲートGinでとられた後二分割さ
れる。二分割されたデータのうちの一方のデータは、デ
ータL0 としてそのまま攪拌処理部B1に与えられる。
攪拌処理部B1にはさらに、二分割されたデータ相互間
で排他的論理和をとって得られるデータR0 がゲートG
p から与えられる。
【0005】攪拌処理部B1には、キースケジューリン
グ部KSで作成された単位暗号鍵k 0 〜k7 がそれぞれ
与えられる演算部E1 〜E8 (以下総称するときは「演
算部E」という)、およびゲートG1 〜G8 (以下総称
するときは「ゲートG」という)が備えられている。攪
拌処理部B1では、1つの演算部EおよびゲートGにお
いて1段のインボリューションが実行される。そして、
このインボリューションが複数段繰り返し実行されるこ
とにより暗号化処理が達成される。
【0006】上記インボリューションについてより詳述
する。演算部Eでは、データR0 〜R7 を一方の入力と
し、単位暗号鍵k0 〜k7 を他方の入力として、所定の
f関数による演算が実行される。一方、ゲートGでは、
データL0 〜L7 を一方の入力とし、上記演算部Eにお
ける演算結果を他方の入力として、データL0 〜L7
演算部Eの演算結果との排他的論理和がとられる。
【0007】データR1 〜R7 は、前段のインボリュー
ションのためのゲートGにおける演算結果、すなわち入
力データL0 〜L6 と演算部E1 〜E7 の出力との排他
的論理和にそれぞれ対応する。また、データL1 〜L7
は、前段の演算部E1 〜E7への入力データR0 〜R6
とそれぞれ同一である。すなわち、攪拌処理部B1で
は、1段のインボリューションが終了すると、その処理
結果がデータ交換されて次段の演算部EおよびゲートG
に与えられ、次段の演算部EおよびゲートGにおいて前
段のインボリューションの処理結果に対してインボリュ
ーションが施される。これにより、攪拌処理部B1に与
えられる元のデータL0 ,R0 とは全く異なるデータL
8 ,R8 が作成される。これらのデータL8 ,R8 は後
処理部B2に与えられる。
【0008】後処理部B2では、ゲートGa において各
データL8 ,R8 の排他的論理和がとられる。これによ
り、ゲートGa の出力データと上記データL8 とは、結
合されて1つのデータにまとめられる。そして、このま
とめられたデータと単位暗号鍵kb との間の排他的論理
和がゲートGout でとられる。これにより、元のデータ
inとは全く異なる暗号化データDout が得られる。
【0009】一方、受信された暗号化データから平文化
データを得る平文化処理は、暗号化処理において実行さ
れるデータ攪拌処理と反対の手順でデータ攪拌が実行さ
れることにより達成される。公開アルゴリズム方式で
は、f関数の内容およびインボリューションの段数を含
む暗号化アルゴリズムの内容が公開されている。暗号通
信を行う当事者は、予め秘密の暗号鍵を打ち合わせてお
く。そして、送信側および受信側の通信装置に共通の暗
号鍵Kを設定しておくことにより暗号通信が達成され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記DES
型暗号装置では、上記インボリューションの段数は固定
されている。しかも、f関数の内容、ならびにインボリ
ューションおよびデータ交換を含む全体の処理の流れが
公開されている。したがって、上記DES型暗号装置で
は、暗号強度(暗号化の度合い)が必ずしも十分ではな
い場合もあり、暗号強度のさらなる向上が望まれること
も考えられる。
【0011】そこで、本発明の第1の目的は、上述の技
術的課題を解決し、暗号鍵に代えて、または暗号鍵とと
もに、暗号鍵以外の情報を使用することにより、暗号強
度の向上を図ることができる暗号化装置を提供すること
である。また、本発明の第2の目的は、暗号鍵以外の情
報を使用して作成された暗号化データを平文化して、原
データに相当する平文化データを得ることができる平文
化装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の暗号化装置は、原データに複数段の暗
号化インボリューションを施すことによって、暗号化デ
ータを得るための装置であって、任意の識別情報を入力
することができる入力手段と、暗号化インボリューショ
ンの段数を可変設定することができ、設定された段数の
暗号化インボリューションを原データに施し、それによ
り得られる暗号化データを出力する暗号化手段と、複数
の識別情報にそれぞれ対応したカウント値を保有してい
るとともに、上記入力手段から識別情報が入力され、か
つ上記暗号化手段によって原データが暗号化されること
を条件に、所定の規則に従って上記入力された識別情報
に対応するカウント値を更新するカウンタ手段と、この
カウンタ手段のカウント値に基づいて、上記暗号化手段
において実行される暗号化インボリューションの段数を
設定するための段数設定手段とを含むことを特徴とす
る。
【0013】また、請求項2記載の平文化装置は、原デ
ータに複数段の暗号化インボリューションを施すことに
よって得られた暗号化データに対して、暗号化インボリ
ューションとは逆の平文化インボリューションを施すこ
とにより、暗号化データを平文化して、原データに相当
する平文化データを得るための装置であって、任意の識
別情報を入力することができる入力手段と、平文化イン
ボリューションの段数を可変設定することができ、設定
された段数の平文化インボリューションを暗号化データ
に施し、それにより得られる平文化データを出力する平
文化手段と、複数の識別情報にそれぞれ対応したカウン
ト値を保有しているとともに、上記入力手段から識別情
報が入力され、かつ上記平文化手段によって暗号化デー
タが平文化されることを条件に、所定の規則に従って上
記入力された識別情報に対応するカウント値を更新する
カウンタ手段と、このカウンタ手段のカウント値に基づ
いて、上記平文化手段において実行される平文化インボ
リューションの段数を設定するための段数設定手段とを
含むことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記請求項1記載の構成では、入力手段から識
別情報が入力される一方、段数設定手段により設定され
た段数の暗号化インボリューションが原データに施さ
れ、これにより暗号化データが作成される。上記暗号化
インボリューションの段数は、上記入力された識別情報
に対応するカウンタ手段のカウント値に基づいて設定さ
れる。カウンタ手段のカウント値は、所定の規則に従っ
て更新される。すなわち、暗号化インボリューションの
段数は可変設定される。そのため、暗号化インボリュー
ションの段数が固定されていた従来技術に比べて、暗号
強度の向上を図ることができる。
【0015】しかも、固定的な暗号鍵を用いて暗号化イ
ンボリューションを実行する場合であっても、充分に情
報量の多い暗号鍵を用いれば、充分な暗号強度が得られ
る。この請求項1記載の暗号化装置で作成された暗号化
データは、請求項2記載の平文化装置によって平文化す
ることができる。すなわち、請求項2記載の平文化装置
は、カウンタ手段における入力識別情報に対応したカウ
ント値に基づいて平文化インボリューションの段数を設
定する段数設定手段と、この段数設定手段で設定された
段数の平文化インボリューションを暗号化データに施す
ことにより平文化データを得る平文化手段とを備えてい
る。
【0016】カウンタ手段は、所定の規則に従ってカウ
ント値を更新するので、請求項1記載の暗号化装置にお
けるカウント値と同じ規則でカウント値が更新されるよ
うにしておけば、暗号化の際と等しい段数の平文化イン
ボリューションが暗号化データに施されることになる。
これにより、請求項1記載の暗号化装置によって作成さ
れた暗号化データを平文化できる。
【0017】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例のフ
ァクシミリ装置の電気的構成を示すブロック図である。
このファクシミリ装置は、送信すべき原稿をたとえば光
学的に読取り、原画データを出力する読取部1を備えて
いる。読取部1から出力される原画データには、画像処
理部2で所定の画像処理が施される。画像処理が施され
た原画データは、制御部3を介して符号化/復号化装置
4に与えられ、MH(Modified Huffman),MR(Modi
fied READ , READ:Relative Element Address Designat
e)等のファクシミリ通信に必要な圧縮符号化が施され
て送信符号に変換される。この送信符号は、通常のファ
クシミリ通信の場合には、直接、モデム5に与えられ
る。一方、暗号通信の場合には、上記送信符号は、暗号
化/平文化装置6に与えられて暗号化データに変換され
る。そして、この暗号化データがモデム5に与えられ
る。モデム5では、上記送信符号または暗号化データに
所定の変調処理が施されることにより送信信号が作成さ
れる。作成された送信信号は、網制御部(NCU)7を
介して公衆電話回線8に送出される。
【0018】一方、データが受信される場合、受信信号
は網制御部7を介してモデム5に与えられ、受信符号に
復調される。受信符号が暗号化されたものでない場合、
すなわち通常のファクシミリ通信の場合、受信符号は符
号化/復号化装置4で復号化(伸長化)され、原画デー
タに復元される。一方、受信符号が暗号化されたものの
場合、すなわち暗号通信の場合、受信符号は暗号化/平
文化装置6で平文化データに変換された後、符号化/復
号化装置4で復号化され、原画データに復元される。復
元された原画データは記録部9に与えられ、受信画像が
用紙上に記録される。
【0019】なお、送信機能部10は、送信時の回線接
続制御や送信プロトコル処理等を実行するためのもので
ある。また、受信機能部11は、受信時の回線接続制御
や受信プロトコル処理等を実行するためのものである。
このファクシミリ装置はまた、この装置が暗号通信の発
呼側装置となる場合において入力手段として機能する操
作部12を備えている。操作部12には、通信相手先の
ファクシミリ番号等の数値データを入力するためのテン
キー12a、ファクシミリ通信の開始を指示するための
スタートキー12b、暗号通信を指示するための暗号通
信キー12cが配列されている。操作部12における上
述したキーの種類等は一例であり、必要に応じて他の機
能のためのキーを追加したり、キーの配置を変更したり
してもよい。
【0020】なお、装置が被呼側装置となるときには、
符号化/復号化装置4および暗号化/平文化装置5など
が入力手段として把握される。ファクシミリ装置はさら
に、DRAM等で構成された画像メモリ13を備えてい
る。この画像メモリ13は、その記憶領域の一部が親展
通信の際に用いられる親展ボックスとして利用可能にさ
れている。親展通信では、送信側ファクシミリ装置から
送信されたデータはいったんメモリに格納され、予め定
める暗証番号(ID)等が入力されたことに応答してメ
モリからデータが読出され、この読出されたデータに基
づいて受信画像がプリントアウトされる。
【0021】上記画像メモリ13は、図1に示すよう
に、複数の親展ボックスBOX1 ,BOX2 ,・・・,
BOXn が利用可能にされている。親展ボックスBOX
には、互いに異なるボックス番号が付与されている。暗
号通信では、たとえば画像メモリ13内の親展ボックス
BOXに割り当てられた番号とは異なる架空の親展ボッ
クス番号が用いられてもよい。すなわち、暗号通信用親
展ボックス番号が通信相手ごとに予め定められており、
暗号通信用親展ボックス番号に対応する親展ボックスは
画像メモリ13内には存在しない。
【0022】なお、暗号通信用親展ボックス番号を画像
メモリ13内に存在する親展ボックスに対応付けておけ
ば、暗号通信を親展機能を利用して行える。上記制御部
3には、予め定める規則に従って計数動作を行うカウン
タCNT1,CNT2 ,・・・,CNTn (以下総称す
るときは「カウンタCNT」という)が暗号通信用親展
ボックス番号に対応付けてそれぞれ備えられている。本
実施例では、暗号通信用親展ボックス番号が識別情報に
相当する。カウンタCNTは、制御部3が備えるメモリ
の記憶領域の一部をカウンタ用としておき、制御部3が
プログラム処理によってカウンタ用領域の記憶値を変更
することにより実現されるソフトウエアカウンタであっ
てもよい。制御部3は、暗号化/平文化処理を実行する
場合、後述するように、通信相手先に対応する暗号通信
用親展ボックス番号に応じたカウンタCNTのカウント
値Cに基づいて通信相手先に対応する暗号通信用親展ボ
ックス番号に応じた段数選択データPを求め、この求め
られた段数選択データPに対応する選択信号SELを暗
号化/平文化装置6に与える。
【0023】ファクシミリ装置はまた、EEPROM等
で構成されたメモリ14を備えている。メモリ14に
は、暗号化/平文化処理に必要な暗号鍵Kが暗号通信用
親展ボックス番号と対応付けて格納されている。暗号鍵
Kは、第三者に漏洩しないように、暗号通信を行う当事
者間において予め秘密に打合せして取決められたもので
ある。取決められた暗号鍵Kは、たとえばテンキー12
aからの入力操作によって、取決められた暗号通信用親
展ボックス番号に対応付けてメモリ14に登録される。
【0024】符号化/復号化装置4は、暗号化/平文化
装置6に接続されたA端子と、モデム5に接続されたB
端子とを有する。制御部3は、通常のファクシミリ通信
を実行する場合、符号化/復号化装置4にB端子を選択
することを指示する制御信号を与える。このとき、制御
部3は、暗号化/平文化装置6にOFF信号を与え、そ
の動作を禁止する。その結果、符号化/復号化装置4か
ら出力される送信符号は、直接モデム5に与えられる。
また、モデム5から出力される受信符号は、符号化/復
号化装置4に与えられて原画データに復元される。
【0025】また、制御部3は、暗号通信を実行する場
合、符号化/復号化装置4にA端子を選択することを指
示する制御信号を与える。このとき、制御部3は、暗号
化/平文化装置6にメモリ14に格納されている暗号鍵
K、および通信相手先に対応する暗号通信用親展ボック
ス番号に応じたカウンタCNTのカウント値Cに基づい
て求められた段数選択データPに対応する選択信号SE
Lを与えるとともに、ON信号を与える。その結果、符
号化/復号化装置4から出力される送信符号は、暗号化
/平文化装置6に与えられ、暗号化データに変換され
る。そして、この暗号化データがモデム5に与えられ
る。また、モデム5から出力される受信符号は、暗号化
/平文化装置6に与えられて平文化データに変換され
る。そして、この平文化データが符号化/復号化装置4
に与えられ、原画データに復元される。
【0026】図2は、上記暗号化/平文化装置6の電気
的構成を示すブロック図である。この暗号化/平文化装
置6には、原/暗号化データDinに暗号化/平文化処理
を施して暗号化/平文化データ候補を得るための暗号化
/平文化ブロック部61が備えられている。暗号化/平
文化ブロック部61は、対称暗号系の代表的な暗号化/
平文化手法であるDES(Data Encryption Standard)
に基づいて暗号化/平文化を実行するもので、ライン6
2a〜62eに5種類の暗号化/平文化データ候補を出
力し、セレクタ部63に与える。セレクタ部63は、制
御部3から与えられる段数選択データPに対応した選択
信号SELに基づいて、いずれか1つの暗号化/平文化
データ候補を暗号化/平文化データDout として出力す
る。
【0027】図3は、上記暗号化/平文化ブロック部6
1の電気的構成を示すブロック図である。暗号化/平文
化ブロック部61には、前処理部B0、攪拌処理部B
1、後処理部B2およびキースケジューリング部KSが
備えられている。キースケジューリング部KSは、暗号
鍵Kを元に、複数の単位暗号鍵ka ,k0 〜k7 ,kb
を作成し、前処理部B0、攪拌処理部B1および後処理
部B2に与える。
【0028】暗号化すべき原データDinは、前処理部B
0において、複数の単位暗号鍵のうちの1つka との間
の排他的論理和がゲートGinでとられた後二分割され
る。二分割されたデータのうちの一方のデータは、デー
タL0 としてそのまま攪拌処理部B1に与えられる。攪
拌処理部B1にはさらに、二分割されたデータの排他的
論理和をとって得られるデータR0 がゲートGp から与
えられる。
【0029】攪拌処理部B1には、キースケジューリン
グ部KSで作成された単位暗号鍵k 0 〜k7 がそれぞれ
与えられる演算部E1 〜E8 (以下総称するときは「演
算部E」という)、およびゲートG1 〜G8 (以下総称
するときは「ゲートG」という)が備えられている。攪
拌処理部B1では、1つの演算部EおよびゲートGにお
いて1段のインボリューションが実行される。そして、
このインボリューションが複数段繰り返し実行されるこ
とにより暗号化処理が達成される。
【0030】上記インボリューションについてより詳述
する。演算部Eでは、データR0 〜R7 を一方の入力と
し、単位暗号鍵k0 〜k7 を他方の入力として、所定の
f関数による演算が実行される。一方、ゲートGでは、
データL0 〜L7 を一方の入力とし、上記演算部Eにお
ける演算結果を他方の入力として、データL0 〜L7
演算部E1 〜E7 の演算結果との排他的論理和がとられ
る。
【0031】データR1 〜R7 は、前段のインボリュー
ションのためのゲートGにおける演算結果、すなわち入
力データL0 〜L6 と演算部E1 〜E7 の出力との排他
的論理和にそれぞれ対応する。また、データL1 〜L7
は、前段の演算部E1 〜E7への入力データR0 〜R6
とそれぞれ同一である。すなわち、攪拌処理部B1で
は、1段のインボリューションが終了すると、その処理
結果がデータ交換されて次段の演算部EおよびゲートG
に与えられ、次段の演算部EおよびゲートGにおいて前
段のインボリューションの処理結果に対してインボリュ
ーションが施される。これにより、攪拌処理部B1に与
えられる元のデータL0 ,R0 を十分に攪拌することが
できる。
【0032】最終段の演算部E8 およびゲートG8 にお
けるインボリューションが終了すると、当該インボリュ
ーションの処理結果であるデータL8 ,R8 は後処理部
B2に与えられる。後処理部B2では、ゲートG1a
おいて各データL8 ,R8 の排他的論理和がとられる。
ゲートG1a の出力データと上記データL8 とは、結合
されて1つのデータにまとめられる。そして、このまと
められたデータと単位暗号鍵kb (64ビット)との間の
排他的論理和がゲートG1out でとられる。これによ
り、原データDinとは全く異なる暗号化データ候補D1
out が作成される。
【0033】また、本実施例の後処理部B2では、第4
段目ないし第7段目の演算部E4 〜E7 およびゲートG
4 〜G7 におけるインボリューションの処理結果に対し
ても、上記と同様の後処理がそれぞれ施される。すなわ
ち、第4段目ないし第7段目のインボリューションの処
理結果に対して、上記と同様に、ゲートG2a 〜G5 a
およびゲートG2out 〜G5out において排他的論理和
がとられ、さらにデータ結合が実行されることにより、
暗号化データ候補D2out 〜D5out が作成される。
【0034】一方、受信された暗号化データDinから平
文化データ候補D1out 〜D5outを作成する平文化処
理は、上記単位暗号鍵k0 〜k8 ,ka ,kb を、演算
部E 1 〜E8 ,ゲートGin,ゲートG1out 〜G5out
に与える代わりに、それぞれ演算部E8 〜E1 ,ゲート
G1out 〜G5out ,ゲートGinに与えることにより達
成される。すなわち、暗号化処理において実行されるデ
ータ攪拌処理と反対の手順でデータ攪拌が実行されるこ
とにより平文化処理が達成される。
【0035】なお、図3中、平文化処理の時に演算部E
に与えられる単位暗号鍵k0 〜k8,ka ,kb をかっ
こ中に記す。図2に戻って、上記暗号化/平文化ブロッ
ク部61で作成された暗号化/平文化データ候補D1
out 〜D5out は、ライン62a〜62eにそれぞれ送
出される。したがって、ライン62a〜62eには、イ
ンボリューションの段数が互いに異なる暗号化/平文化
データ候補D1out 〜D5out がそれぞれ送出されるこ
とになる。
【0036】セレクタ部63は、段数選択データPに対
応する選択信号SELに応答して、上記ライン62a〜
62eのうちいずれかを選択する。その結果、選択され
たラインに送出されている暗号化/平文化データ候補が
暗号化/平文化データDoutとして抽出される。すなわ
ち、段数選択データPに応じた段数だけインボリューシ
ョンが実行された暗号化/平文化データDout が抽出さ
れる。
【0037】段数選択データPは、制御部3において、
下記(1) 式に示す演算によって求められる。 P=Pmin +α ‥‥(1) ここで、上記Pmin は、傍受されても解読されるおそれ
がない暗号化データを作成するために最低限必要なイン
ボリューションの段数である。本実施例では、Pmin
5に設定されている。
【0038】また、上記パラメータαは、カウンタCN
Tのカウント値Cに所定の演算を施すことにより求めら
れる。本実施例では、下記(2) 式に示すように、カウン
ト値Cがそのままパラメータαとされる。 α=C ‥‥(2) 上記カウンタCNTは、当該カウンタCNTに対応した
通信相手と暗号通信をするたびに、そのカウント値Cが
インクリメントされるものである。このカウンタCNT
においてインクリメントすべきカウント幅は、適宜設定
されればよいが、本実施例では「+1」に設定されてい
る。
【0039】このカウンタCNTのカウント値Cは、暗
号化/平文化ブロック部61のインボリューションの最
大段数に等しい所定値CTHに達するとクリアされる。本
実施例では、暗号化/平文化ブロック部61のインボリ
ューションの最大段数は8段なので、0≦α<4になる
ように、CTH=3に設定されている。暗号化/平文化ブ
ロック部61のインボリューションの最大段数は、一般
的には、その処理速度に基づいて定められればよい。イ
ンボリューションの段数をあまり大きくすると、暗号化
/平文化のための処理に長時間を要するから、通信時間
の長期化を招来するおそれがある。
【0040】図4は、上記ファクシミリ装置における送
信動作を示すフローチャートである。ファクシミリ通信
を実行する場合、操作者は、まず、原稿をファクシミリ
装置にセットする。その後、受信側のファクシミリ番号
を操作部12に備えられているテンキー12aから入力
し、スタートキー12bを操作する。暗号通信を行うと
きには、スタートキー12bの操作に先立って、暗号通
信キー12cを操作し、さらに受信側ファクシミリ装置
で送信元を特定できるように、受信側と予め取決めてい
る暗号通信用親展ボックス番号をテンキー12aから入
力する。
【0041】スタートキー12bの操作に引き続き、送
信機能部10により回線接続処理が行われる。受信側の
ファクシミリ装置との回線が接続すると、暗号通信キー
12cが操作されたか否かに基づいて暗号通信であるか
否かが判別される(ステップS1)。その結果、暗号通
信ではないと判別されると、通常のファクシミリ通信で
あると判断され、送信制御処理が実行された後、原画デ
ータに対応する送信信号が送信される(ステップS1
0)。一方、暗号通信であると判別されると、送信制御
処理が実行された後、暗号送信処理が実行される(ステ
ップS2〜S10)。
【0042】上記送信制御処理は、NSS(Non-Standar
d facilities Set-up)等の送信制御信号の送信を含む前
処理に相当する。NSSには、特定の複数ビットが暗号
通信用親展ボックス番号を示す番号データを書込むため
に割り当てられている。また、NSSには、特定の1ビ
ットが暗号通信であるか否かを示すフラグのために予め
割り当てられている。通常のファクシミリ通信である場
合、上記番号データは書き込まれておらず、しかもフラ
グが立てられていないNSSが送信される。暗号通信で
ある場合には、上記番号データが書き込まれ、しかもフ
ラグを立てられたNSSが送信される。
【0043】暗号送信処理において、制御部3は、ま
ず、テンキー12aから入力された暗号通信用親展ボッ
クス番号に基づき、この暗号通信用親展ボックス番号に
対応付けて格納されている暗号鍵Kをメモリ14から読
出す(ステップS4)。暗号通信用親展ボックス番号は
通信相手先ごとに設定されているので、読出された暗号
鍵Kは受信側ファクシミリ装置に対応するものである。
読出された暗号鍵Kは暗号化/平文化ブロック部61に
与えられ、当該暗号化/平文化ブロック部61におい
て、原データDinに暗号化処理が施され、暗号化データ
候補D1out 〜D5 out が作成される(ステップS
5)。
【0044】一方、制御部3は、テンキー12aから入
力された暗号通信用親展ボックス番号に基づき、この暗
号通信用親展ボックス番号に対応するカウンタCNTか
らカウント値Cを読込み(ステップS2)、この読込ま
れたカウント値Cに基づいて、上記(2) 式に示すよう
に、パラメータαを求める(ステップS3)。そして、
この求められたパラメータαに基づいて、上記(1) 式に
示すように、段数選択データPを求める。その後、この
求められた段数選択データPに対応する選択信号SEL
をセレクタ部63に与える。
【0045】その結果、セレクタ部63において、ライ
ン62a〜62eに送出されている暗号化データ候補D
out 〜D5out のうち、上記段数選択データPに対応
した段数だけインボリューションが実行された暗号化デ
ータ候補が暗号化データDou t として抽出される。そし
て、この抽出された暗号化データDout がモデム5で送
信信号に変換され、この送信信号が網制御部7を介して
公衆電話回線8に送出される(ステップS10)。
【0046】上記段数選択データPを求める際に必要な
カウンタCNTのカウント値Cは、上記暗号化処理が実
行されると、カウント幅である定数「+1」だけインク
リメントされる(ステップS6)。その後、0≦α<4
の条件を満足させるため、所定値CTHに達したか否かが
判別される(ステップS7)。その結果、カウント値C
が所定値CTH未満であれば、カウント値Cはそのまま保
持される(ステップS9)。一方、カウント値Cが所定
値CTHに達していれば、カウント値Cはクリアされる
(ステップS8)。
【0047】図5は、上記ファクシミリ装置における受
信動作を示すフローチャートである。ファクシミリ装置
では、送信側のファクシミリ装置との回線が接続する
と、まず、原画データに対応する信号に先立って受信さ
れるNSSが参照される。そして、このNSSの中の暗
号通信か否かを示すフラグが立っているか否かに基づい
て、暗号通信か否かが判別される(ステップT1)。こ
の判別の結果、通常のファクシミリ通信であると判断さ
れると、通常の受信処理が行われ、受信画像が用紙上に
記録される(ステップT10)。
【0048】一方、暗号通信であると判断されると、さ
らにNSSを参照し、このNSSに含まれている番号デ
ータに基づいて暗号通信用親展ボックス番号を取得し、
この取得された暗号通信用親展ボックス番号に対応付け
られて格納されている暗号鍵Kがメモリ14から読出さ
れる(ステップT4)。暗号通信用親展ボックス番号は
通信相手先ごとに設定されているので、読出された暗号
鍵Kは送信側ファクシミリ装置に対応するものである。
読出された暗号鍵Kは暗号化/平文化ブロック部61に
与えられ、当該暗号化/平文化ブロック部61におい
て、暗号化データDinにインボリューションが繰り返し
施されて平文化処理が行われ、平文化データ候補D1
out 〜D5out が作成される(ステップT5)。
【0049】一方、制御部3は、上記暗号通信用親展ボ
ックス暗号に対応するカウンタCNTのカウント値Cを
読込み(ステップT2)、この読込まれたカウント値C
に基づいて、上記(2) 式に従って、パラメータαを求め
る(ステップT3)。そして、このパラメータαに基づ
いて、上記(1) 式に示すように、段数選択データPを求
める。その後、その段数選択データPに対応する選択信
号SELをセレクタ部63に与える。
【0050】その結果、セレクタ部63において、ライ
ン62a〜62eに送出されているい平文化データ候補
D1out 〜D5out のうち、上記段数選択データPに応
じた段数だけインボリューションが実行された平文化デ
ータ候補が、原データに相当する平文化データDout
して抽出される。そして、この抽出された平文化データ
out が符号化/復号化装置4に与えられて原画データ
が復元される。この復元された原画データに基づいて記
録部9が印刷出力動作を行うことにより、原稿画像が再
生される。
【0051】受信側のファクシミリ装置のカウンタCN
Tのカウント値Cは、上記平文化処理が実行されると、
カウント幅である定数「+1」だけインクメントされる
(ステップT6)。すなわち、受信側のファクシミリ装
置のカウンタCNTは、送信側のファクシミリ装置のカ
ウンタCNTと全く同様に動作する。したがって、送信
側および受信側のファクシミリ装置の各カウンタCNT
のカウント値Cは等しくなっている。そのため、受信側
のファクシミリ装置では、送信側のファクシミリ装置と
同じ段数だけ送信側のファクシミリ装置と反対のインボ
リューションが実行される。その結果、原画データを忠
実に復元できる。そのため、元の原稿を正確に再現でき
る。
【0052】制御部3は、カウント値Cの更新後、0≦
α<4の条件を満足させるため、カウント値Cが所定値
TH(=3)に達したか否かを判別する(ステップT
7)。その結果、所定値CTH未満であれば、カウント値
Cはそのまま保持され(ステップS9)、所定値CTH
達していれば、カウント値Cはクリアされる(ステップ
S8)。
【0053】以上のように本実施例のファクシミリ装置
によれば、通常の暗号鍵Kだけでなく、暗号化処理の処
理単位であるインボリューションの段数が可変設定され
るので、暗号強度の向上を図ることができる。また、イ
ンボリューションの段数は、送信側および受信側のファ
クシミリ装置にそれぞれ備えられているカウンタCNT
のカウント値Cでそれぞれ決定される。換言すれば、イ
ンボリューションの段数は公衆通信回線8に送出されな
い。したがって、第三者にインボリューションの段数が
知られることない。
【0054】そのため、通信内容の機密性の向上を図る
ことができる。本発明の実施例の説明は以上のとおりで
あるが、本発明は上述の実施例に限定されるものではな
い。たとえば上記実施例では、図4および図5に示す送
信/受信動作において、カウント値Cのインクリメント
は、暗号化/平文化処理が実行された後に行われている
が、たとえば暗号通信であると判別された直後に行うよ
うにしてもよい。すなわち、図4のステップS1とステ
ップS2との間、および図5のステップT1とステップ
T2との間に、カウント値Cのインクリメントを実行す
る処理を挿入してもよい。また、上記実施例では、カウ
ンタCNTにおいてインクリメントすべきカウント幅は
定数「+1」に設定されているが、他の定数、たとえば
定数「+2」,「+3」,「−1」,「−2」,「−
3」をカウント幅として設定してもよい。
【0055】また、たとえば通信相手先のファクシミリ
番号の予め定める桁の数字をカウント幅としてもよい。
さらに、暗号通信を実行するときの月または日をカウン
ト幅としてもよい。たとえば、暗号通信を2月にする場
合は、カウント幅を「+2」としてもよい。また、暗号
通信を24日にする場合には、カウント幅を「+24」
としてもよい。
【0056】さらにまた、予め定める定数、あるいは暗
号通信を実行するときの月または日をカウント値Cに乗
除算するようにして新たなカウント値を求めてもよい。
ただし、この場合、カウント値Cの初期値C0 はC0
0の条件を満足する必要がある。また、パラメータα
は、カウント値Cに基づいて所定の演算式により求めれ
ばよいが、カウント値Cとパラメータαとの対応関係を
示すテーブルをメモリ13に格納しておき、当該テーブ
ルを参照してパラメータαを求めるようにしてもよい。
【0057】また、上記実施例では、暗号鍵Kを通信相
手先に応じて変化させているが、たとえば通信相手先に
かかわらず固定としてもよい。この構成によれば、メモ
リ13の容量に占める暗号通信のために必要な容量を小
さくできる。具体的には、暗号鍵Kは、通常、64ビッ
トまたは128ビットで表現されるのに対して、インボ
リューションの段数を設定するためのカウンタCNTの
カウント値Cは、たとえば2ビット(0,1,2,3が
表現可能)で表現可能であるから、通信相手先が多けれ
ば多いほど、暗号通信のために必要な容量を小さくでき
る。
【0058】このように、暗号鍵Kを固定しておけば、
通信相手先と暗号情報についての通謀を行うことなく、
暗号通信が実現できる。しかも、一定の値とはいえ、充
分大きな情報量を持つ暗号鍵Kを用いて暗号化が行われ
るから、暗号強度も充分に高い。また、上記実施例で
は、暗号化処理および平文化処理を専用の暗号化/平文
化装置6において実行しているが、たとえば暗号化/平
文化処理は制御部3にてソフトウエア処理によって実現
してもよい。
【0059】具体的には、制御部3は、暗号化処理を実
行する場合、通信相手先ファクシミリ番号に応じたカウ
ンタCNTからカウント値Cを読込み、この読込まれた
カウント値Cに基づいてパラメータαを求める。次い
で、このパラメータαに基づいて段数選択データPを求
める。また、メモリ13から通信相手先ファクシミリ番
号に応じた暗号鍵Kを読出す。そして、原データに対し
てインボリューションを上記求められた段数選択データ
Pに応じた段数だけ施すことにより、暗号化データが作
成される。なお、平文化処理を実行する場合も同様であ
る。
【0060】さらに、上記実施例では、送信側ファクシ
ミリ装置に対応する暗号鍵Kおよび段数選択データPを
読出すための構成として、暗号鍵Kを通信相手先ごとに
備えられた暗号通信用親展ボックス番号に対応付けてメ
モリ14に格納しておき、送信側ファクシミリ装置から
送信されるNSSに含まれている番号データに基づいて
暗号通信用親展ボックス番号を取得し、この暗号通信用
親展ボックス番号に対応する暗号鍵Kを読出すようにし
ているが、たとえば暗号鍵Kを通信相手先ファクシミリ
番号に対応付けて格納しておき、送信側ファクシミリ装
置から暗号化データに先立って送信されるTSI(Trans
mitting Subscriber Identification)に含まれているフ
ァクシミリ番号に基づいて、このファクシミリ番号に対
応する暗号鍵Kを読出すようにしてもよい。
【0061】さらにまた、上記実施例では、ファクシミ
リ装置を例にとって説明しているが、本発明は、たとえ
ばパーソナルコンピュータやワードプロセッサなど、デ
ータを扱うことができる装置について、広く適用するこ
とができる。たとえば、パーソナルコンピュータにおい
て、データを外部記憶媒体であるハードディスクに保存
する場合、第三者へのデータ漏洩を防止するため、デー
タを暗号化して保存する、というときに本発明を適用し
てもよい。
【0062】より具体的に説明すると、たとえば識別情
報としてのユーザIDを入力した上で、データを暗号化
して記憶媒体に格納することが考えられる。すなわち、
ユーザIDごとにデータ書込用のカウンタを用意してお
き、入力されたユーザIDに対応するデータ書込用カウ
ンタのカウント値をインクリメントするようにする。そ
して、このカウンタのカウント値に基づいて暗号化イン
ボリューションの段数が設定され、この設定された段数
の暗号化インボリューションが保存すべきデータに施さ
れて暗号化データが作成されるようにすればよい。
【0063】一方、保存されている暗号化データを読出
す場合にも、ユーザIDを入力するようにする。そし
て、ユーザIDごとにデータ読出用のカウンタを用意し
ておき、入力されたユーザIDに対応するデータ読出用
カウンタのカウント値をインクリメントするようにして
おく。このようにすれば、データ読出用カウンタのカウ
ント値は、暗号化データが作成されたときのデータ書込
用カウンタのカウント値に等しくなる。したがって、こ
のデータ読出用カウンタのカウント値に基づいて平文化
インボリューションの段数が設定され、この設定された
段数の平文化インボリューションが保存されている暗号
化データに施されるようにすればよい。その結果、保存
する前のデータを復元できる。
【0064】なお、このユーザIDを使用してデータの
暗号化/平文化を実行する場合、データ書込用カウンタ
およびデータ読出用カウンタにおけるカウント値の更新
規則を各ユーザIDごとに変えるようにしてもよい。さ
らに、上記実施例では、伝送するデータとして原画デー
タを例にとって説明しているが、本発明は、原画データ
以外のデータを伝送する際にも適用できる。
【0065】その他特許請求の範囲に記載された範囲で
種々の設計変更を施すことは可能である。
【0066】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の暗号化装置
によれば、暗号化データのために実行される暗号化イン
ボリューションの段数は可変設定されるので、暗号化イ
ンボリューションの段数が固定されていた従来技術に比
べて、暗号強度の向上を図ることができる。
【0067】しかも、暗号化インボリューションの段数
は、予め定める規則に従って更新されるカウンタ手段の
カウント値に基づいて設定されるので、対応する識別情
報が入力されるたびに異なる。したがって、第三者に暗
号化インボリューションの段数が知られることがない。
そのため、たとえば本発明の暗号化装置を暗合通信に利
用する場合、通信内容の機密性の向上を図ることができ
る。
【0068】また、固定的な暗号鍵を用いて暗号化イン
ボリューションを実行する場合には、暗号鍵に代えて他
の情報を用いるという目的を達成できる。この場合、充
分に情報量の多い暗号鍵を用いれば、充分な暗号強度が
得られる。また、請求項2記載の平文化装置によれば、
上記請求項1記載の暗号化装置で暗号化データを作成す
るときに入力される識別情報に対応する識別情報が入力
されることにより、上記請求項1記載の暗号化装置で作
成された暗号化データを平文化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のファクシミリ装置の電気的
構成を示すブロック図である。
【図2】上記ファクシミリ装置の一部を構成する暗号化
/平文化装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】上記暗号化/平文化装置の一部を構成する暗号
化/平文化ブロック部の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図4】上記ファクシミリ装置における送信動作を示す
フローチャートである。
【図5】上記ファクシミリ装置における受信動作を示す
フローチャートである。
【図6】従来のDES型暗号装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
3 制御部 6 暗号化/平文化装置 61 暗号化/平文化ブロック部 62 ライン 63 セレクタ部 CNT カウンタ P 段数選択データ SEL 選択信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原データに複数段の暗号化インボリューシ
    ョンを施すことによって、暗号化データを得るための装
    置であって、 任意の識別情報を入力することができる入力手段と、 暗号化インボリューションの段数を可変設定することが
    でき、設定された段数の暗号化インボリューションを原
    データに施し、それにより得られる暗号化データを出力
    する暗号化手段と、 複数の識別情報にそれぞれ対応したカウント値を保有し
    ているとともに、上記入力手段から識別情報が入力さ
    れ、かつ上記暗号化手段によって原データが暗号化され
    ることを条件に、所定の規則に従って上記入力された識
    別情報に対応するカウント値を更新するカウンタ手段
    と、 このカウンタ手段のカウント値に基づいて、上記暗号化
    手段において実行される暗号化インボリューションの段
    数を設定するための段数設定手段とを含むことを特徴と
    する暗号化装置。
  2. 【請求項2】原データに複数段の暗号化インボリューシ
    ョンを施すことによって得られた暗号化データに対し
    て、暗号化インボリューションとは逆の平文化インボリ
    ューションを施すことにより、暗号化データを平文化し
    て、原データに相当する平文化データを得るための装置
    であって、 任意の識別情報を入力することができる入力手段と、 平文化インボリューションの段数を可変設定することが
    でき、設定された段数の平文化インボリューションを暗
    号化データに施し、それにより得られる平文化データを
    出力する平文化手段と、 複数の識別情報にそれぞれ対応したカウント値を保有し
    ているとともに、上記入力手段から識別情報が入力さ
    れ、かつ上記平文化手段によって暗号化データが平文化
    されることを条件に、所定の規則に従って上記入力され
    た識別情報に対応するカウント値を更新するカウンタ手
    段と、 このカウンタ手段のカウント値に基づいて、上記平文化
    手段において実行される平文化インボリューションの段
    数を設定するための段数設定手段とを含むことを特徴と
    する平文化装置。
JP15637595A 1995-06-22 1995-06-22 暗号化装置および平文化装置 Pending JPH096235A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15637595A JPH096235A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 暗号化装置および平文化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15637595A JPH096235A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 暗号化装置および平文化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH096235A true JPH096235A (ja) 1997-01-10

Family

ID=15626385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15637595A Pending JPH096235A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 暗号化装置および平文化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH096235A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109205A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Tokai Rika Co Ltd 暗号通信装置
JP2015174329A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 キヤノン株式会社 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109205A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Tokai Rika Co Ltd 暗号通信装置
JP2015174329A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 キヤノン株式会社 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム
US10110766B2 (en) 2014-03-14 2018-10-23 Canon Kabushiki Kaisha Method of controlling a printing apparatus that scrambles identification information of an authenticated user and causes a printer to print characters obtained by scrambling the identification information, and related printing method, and non-transitory computer readable medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0793366B1 (en) Method and apparatus for encrypting data
JPWO2001030020A1 (ja) 可変長鍵暗号システム
JPH096235A (ja) 暗号化装置および平文化装置
JPH07250251A (ja) 暗号通信のための端末装置
JPH0698179A (ja) ファクシミリ装置
JPH0537795A (ja) フアクシミリ
KR970005596B1 (ko) 디지틀 정보의 암호화 및 복호화 방법
JPH096234A (ja) 暗号化装置および平文化装置
JPH096238A (ja) 暗号通信のための端末装置
JPH0983508A (ja) 暗号装置
JPH0983814A (ja) 暗号通信のための端末装置
JPH06339036A (ja) ファクシミリ装置の暗号化装置および暗号化方法
JP2541307B2 (ja) 暗号鍵通信方法及びその装置
JPH0937083A (ja) 暗号通信装置
JPH07303102A (ja) 通信機器
JPH10303879A (ja) 暗号化方法
JPH09130618A (ja) ファクシミリ装置
JP3114590B2 (ja) カラーファクシミリ装置
JPH07288520A (ja) 通信機器
JPH07250249A (ja) 通信機器
JP3121981B2 (ja) 暗号通信のための端末装置
JPH04237264A (ja) 暗号機能を有する送信装置
JPH09139849A (ja) ファクシミリ装置の暗号化方法
JPH0879236A (ja) 通信装置
JPH07250250A (ja) 暗号通信のための端末装置