JPH0964682A - 共振子装置およびその周波数調整方法 - Google Patents
共振子装置およびその周波数調整方法Info
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- JPH0964682A JPH0964682A JP24375795A JP24375795A JPH0964682A JP H0964682 A JPH0964682 A JP H0964682A JP 24375795 A JP24375795 A JP 24375795A JP 24375795 A JP24375795 A JP 24375795A JP H0964682 A JPH0964682 A JP H0964682A
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Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 Q値や温度特性等の共振特性を変化させずに
共振子の発振周波数を調整することができる共振子装置
およびその周波数調整方法を提供する。 【解決手段】 基板2に薄肉ダイアフラム3を形成し、
その上側に、下部電極5、圧電体4、上部電極6を積層
形成して共振子7を設ける。共振子7の隣り側には、基
板2の上側に下部電極5、誘電体10、上部電極11を積層
形成して周波数調整用コンデンサ8を設ける。共振子7
と周波数調整用コンデンサ8の下部電極は共通の下部電
極5で形成されており、共振子7と周波数調整用コンデ
ンサ8とは共通の下部電極5と配線材18とによって並列
接続している。共振子7の発振周波数が設定の周波数よ
りも高・低にずれているときには、そのずれ量に応じ上
部電極11の電極面積の増・減加工を行い、共振子7の共
振特性を変化させずに発振周波数を設定の周波数に合わ
せる。
共振子の発振周波数を調整することができる共振子装置
およびその周波数調整方法を提供する。 【解決手段】 基板2に薄肉ダイアフラム3を形成し、
その上側に、下部電極5、圧電体4、上部電極6を積層
形成して共振子7を設ける。共振子7の隣り側には、基
板2の上側に下部電極5、誘電体10、上部電極11を積層
形成して周波数調整用コンデンサ8を設ける。共振子7
と周波数調整用コンデンサ8の下部電極は共通の下部電
極5で形成されており、共振子7と周波数調整用コンデ
ンサ8とは共通の下部電極5と配線材18とによって並列
接続している。共振子7の発振周波数が設定の周波数よ
りも高・低にずれているときには、そのずれ量に応じ上
部電極11の電極面積の増・減加工を行い、共振子7の共
振特性を変化させずに発振周波数を設定の周波数に合わ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共振子装置およびそ
の周波数調整方法に関するものである。
の周波数調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、共振子を作製する場合、
共振振動部等の全ての加工形成部分を設定の寸法通りに
加工するのは加工精度のばらつきの問題から殆ど不可能
であり、加工形成部分が設定の寸法からずれて加工され
てしまうと、共振子の発振周波数が設定の発振周波数か
らずれてしまう。そのため、通常、共振振動部等の加工
形成後、共振子の発振周波数を設定の発振周波数に合わ
せる周波数の調整が行われる。この周波数調整の手法に
は従来から様々な手法が提案されている。
共振振動部等の全ての加工形成部分を設定の寸法通りに
加工するのは加工精度のばらつきの問題から殆ど不可能
であり、加工形成部分が設定の寸法からずれて加工され
てしまうと、共振子の発振周波数が設定の発振周波数か
らずれてしまう。そのため、通常、共振振動部等の加工
形成後、共振子の発振周波数を設定の発振周波数に合わ
せる周波数の調整が行われる。この周波数調整の手法に
は従来から様々な手法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、提案さ
れているどの発振周波数調整手法も、共振振動部に共振
周波数調整のための加工を施し、共振周波数を可変調整
することで発振周波数の調整を行うことから、発振周波
数の調整を行うことにより、共振周波数が変化してQ値
の低下や温度特性の悪化等の好ましくない事態を招いて
しまう。
れているどの発振周波数調整手法も、共振振動部に共振
周波数調整のための加工を施し、共振周波数を可変調整
することで発振周波数の調整を行うことから、発振周波
数の調整を行うことにより、共振周波数が変化してQ値
の低下や温度特性の悪化等の好ましくない事態を招いて
しまう。
【0004】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、発振周波数を調整するため
に共振周波数を変化させることなく、Q値や温度特性等
の共振特性を悪化させずに発振周波数の調整を行うこと
ができる共振子装置およびその周波数調整方法を提供す
ることにある。
たものであり、その目的は、発振周波数を調整するため
に共振周波数を変化させることなく、Q値や温度特性等
の共振特性を悪化させずに発振周波数の調整を行うこと
ができる共振子装置およびその周波数調整方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような手段を講じている。すなわち、
共振子装置の第1の発明では、基板の面上に、圧電体へ
の電圧駆動によって振動を行う共振子と、この共振子に
電気的に接続され誘電体を介して対向する電極面積の増
減加工若しくは電極配線材の断続加工によって前記共振
子の発振周波数を調整するための周波数調整用コンデン
サとが配設されている構成をもって前記課題を解決する
手段としている。
に、本発明は次のような手段を講じている。すなわち、
共振子装置の第1の発明では、基板の面上に、圧電体へ
の電圧駆動によって振動を行う共振子と、この共振子に
電気的に接続され誘電体を介して対向する電極面積の増
減加工若しくは電極配線材の断続加工によって前記共振
子の発振周波数を調整するための周波数調整用コンデン
サとが配設されている構成をもって前記課題を解決する
手段としている。
【0006】また、共振子装置の第2の発明では、上記
共振子装置の第1の発明を構成する共振子は基板表面側
に形成された薄肉ダイアフラムの上側に下部電極を設
け、その下部電極の上側に圧電体を、さらに圧電体の上
側に上部電極を設けて形成され、周波数調整用コンデン
サは基板の表面に下部電極を、その下部電極の上側に誘
電体を、さらにその誘電体の上側に上部電極を設けて形
成されており、前記共振子の下部電極と周波数調整用コ
ンデンサの下部電極は兼用の共通電極によって形成され
ている構成を有して前記課題を解決する手段としてい
る。
共振子装置の第1の発明を構成する共振子は基板表面側
に形成された薄肉ダイアフラムの上側に下部電極を設
け、その下部電極の上側に圧電体を、さらに圧電体の上
側に上部電極を設けて形成され、周波数調整用コンデン
サは基板の表面に下部電極を、その下部電極の上側に誘
電体を、さらにその誘電体の上側に上部電極を設けて形
成されており、前記共振子の下部電極と周波数調整用コ
ンデンサの下部電極は兼用の共通電極によって形成され
ている構成を有して前記課題を解決する手段としてい
る。
【0007】また、共振子装置の周波数調整方法の第1
の発明では、共振子に周波数調整用コンデンサを接続
し、周波数調整用コンデンサの対向電極の面積を増減加
工するか、若しくは共振子に接続する周波数調整用コン
デンサの配線材を接続加工して共振子の発振周波数を調
整する構成をもって前記課題を解決する手段としてい
る。
の発明では、共振子に周波数調整用コンデンサを接続
し、周波数調整用コンデンサの対向電極の面積を増減加
工するか、若しくは共振子に接続する周波数調整用コン
デンサの配線材を接続加工して共振子の発振周波数を調
整する構成をもって前記課題を解決する手段としてい
る。
【0008】さらに、共振子装置の周波数調整方法の第
2の発明では、上記共振子装置の周波数調整方法の第1
の発明を構成する周波数調整用コンデンサは配線材を用
いて共振子に並列に接続した構成をもって、また、共振
子装置の周波数調整方法の第3の発明では、上記共振子
装置の周波数調整方法の第1の発明を構成する共振子に
複数の周波数調整用コンデンサを接続しておき、そのう
ちの1個以上の周波数調整用コンデンサの並列接続の配
線材を切断加工して共振子の発振周波数を調整する構成
をもって、前記課題を解決する手段としている。
2の発明では、上記共振子装置の周波数調整方法の第1
の発明を構成する周波数調整用コンデンサは配線材を用
いて共振子に並列に接続した構成をもって、また、共振
子装置の周波数調整方法の第3の発明では、上記共振子
装置の周波数調整方法の第1の発明を構成する共振子に
複数の周波数調整用コンデンサを接続しておき、そのう
ちの1個以上の周波数調整用コンデンサの並列接続の配
線材を切断加工して共振子の発振周波数を調整する構成
をもって、前記課題を解決する手段としている。
【0009】さらにまた、共振子装置の周波数調整方法
の第4の発明では、上記共振子装置の周波数調整方法の
第2又は第3の発明を構成する共振子に1個以上の周波
数調整用コンデンサを配線途中に切断部を設けた配線材
を用いて共振子に並列に接続しておき、そのうちの1個
以上の配線材の切断部を導通加工して共振子の発振周波
数を調整する構成をもって前記課題を解決するための手
段としている。
の第4の発明では、上記共振子装置の周波数調整方法の
第2又は第3の発明を構成する共振子に1個以上の周波
数調整用コンデンサを配線途中に切断部を設けた配線材
を用いて共振子に並列に接続しておき、そのうちの1個
以上の配線材の切断部を導通加工して共振子の発振周波
数を調整する構成をもって前記課題を解決するための手
段としている。
【0010】上記構成の本発明において、例えば、共振
子に該共振子の発振周波数調整用のコンデンサを並列に
接続しておき、共振子の発振周波数が設定の周波数より
も低い方向にずれている場合には、周波数調整用コンデ
ンサに電極対向面積の減少加工を施したり、あるいは、
周波数調整用コンデンサの電極配線材の切断加工を施し
て、共振子の発振周波数を高める方向に調整し、共振子
の発振周波数を設定の発振周波数に合わせる。
子に該共振子の発振周波数調整用のコンデンサを並列に
接続しておき、共振子の発振周波数が設定の周波数より
も低い方向にずれている場合には、周波数調整用コンデ
ンサに電極対向面積の減少加工を施したり、あるいは、
周波数調整用コンデンサの電極配線材の切断加工を施し
て、共振子の発振周波数を高める方向に調整し、共振子
の発振周波数を設定の発振周波数に合わせる。
【0011】また、共振子の発振周波数が設定の周波数
よりも高い方向にずれている場合には、周波数調整用コ
ンデンサに電極対向面積の増加加工を施したり、あるい
は、周波数調整用コンデンサの電極配線材の接続加工を
施して、共振子の発振周波数を下げる方向に調整し、共
振子の発振周波数を設定の発振周波数に合わせる。
よりも高い方向にずれている場合には、周波数調整用コ
ンデンサに電極対向面積の増加加工を施したり、あるい
は、周波数調整用コンデンサの電極配線材の接続加工を
施して、共振子の発振周波数を下げる方向に調整し、共
振子の発振周波数を設定の発振周波数に合わせる。
【0012】本発明では、共振子の発振周波数が設定の
周波数からずれている場合に、従来例で述べたように共
振子に発振周波数を調整するための加工を施すのではな
く、つまり、共振子の共振周波数を調整するための加工
を施すのではなく、周波数調整用コンデンサを設けてお
き、そのコンデンサに共振子の発振周波数を調整するた
めの加工を施して共振子の発振周波数を設定の周波数に
合わせるので、共振周波数は変化せず、Q値や温度特性
等の共振特性を悪化させることなく、共振子の発振周波
数を設定の周波数に合わせる調整を行うことができ、前
記従来の課題が解決される。
周波数からずれている場合に、従来例で述べたように共
振子に発振周波数を調整するための加工を施すのではな
く、つまり、共振子の共振周波数を調整するための加工
を施すのではなく、周波数調整用コンデンサを設けてお
き、そのコンデンサに共振子の発振周波数を調整するた
めの加工を施して共振子の発振周波数を設定の周波数に
合わせるので、共振周波数は変化せず、Q値や温度特性
等の共振特性を悪化させることなく、共振子の発振周波
数を設定の周波数に合わせる調整を行うことができ、前
記従来の課題が解決される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施の形態例
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【0014】本発明者は、以下に述べる点に気付き、前
記従来の課題を解決するための手段を考え出した。図6
には共振子の等価回路13が示されており、この回路13
は、コンデンサCとコイルLと抵抗体Rとの直列接続体
と、コンデンサC0 とが並列に接続された回路構成を有
している。また、図5には共振子(13)を組み込んだ発
振回路14の一例が示されており、この回路14は、上記共
振子の等価回路13と、抵抗体R1 と、増幅器(オペアン
プ)OPとが並列に接続された回路構成を有している。
なお、図5に示すコンデンサCL1とCL2は、発振回路14
とグランドとの間に生じる静電容量を表すために、便宜
上、図示したものである。
記従来の課題を解決するための手段を考え出した。図6
には共振子の等価回路13が示されており、この回路13
は、コンデンサCとコイルLと抵抗体Rとの直列接続体
と、コンデンサC0 とが並列に接続された回路構成を有
している。また、図5には共振子(13)を組み込んだ発
振回路14の一例が示されており、この回路14は、上記共
振子の等価回路13と、抵抗体R1 と、増幅器(オペアン
プ)OPとが並列に接続された回路構成を有している。
なお、図5に示すコンデンサCL1とCL2は、発振回路14
とグランドとの間に生じる静電容量を表すために、便宜
上、図示したものである。
【0015】図6に示す共振子の等価回路13から、共振
子の共振周波数fr は次式(1)のように導かれる。
子の共振周波数fr は次式(1)のように導かれる。
【0016】 fr =1/{2π・(L・C)1/2 }・・・・・(1)
【0017】ただし、式(1)のLはコイルLのインダ
クタンス、CはコンデンサCの静電容量である。
クタンス、CはコンデンサCの静電容量である。
【0018】また、図5に示す発振回路14から、発振周
波数f0 は次式(2)のように導かれる。
波数f0 は次式(2)のように導かれる。
【0019】 f0 =fr ・[1+{C/(C0 +CL )}]1/2 ・・・・・(2)
【0020】ただし、CはコンデンサCの静電容量、C
0 はコンデンサC0 の静電容量、CL は発振回路14とグ
ランドの間の静電容量であり、通常、CL は上記C0 よ
りも非常に小さい値で無視できる。
0 はコンデンサC0 の静電容量、CL は発振回路14とグ
ランドの間の静電容量であり、通常、CL は上記C0 よ
りも非常に小さい値で無視できる。
【0021】また、共振子のQ値(Qm )は次式(3)
のように表される。
のように表される。
【0022】 Qm =1/(2π・fr ・C・R)・・・・・(3)
【0023】ただし、Rは抵抗体Rの抵抗値である。
【0024】上記式(2)から、本発明者は、共振子
(13)のコンデンサ成分C0 を増・減させると発振周波
数f0 が低・高に変化することに気付き、また、式
(1)および式(3)から、C0 を増・減させても、共
振子の共振周波数fr およびQ値は変化しないことに気
付いた。その点に着目し、本発明者は、共振子の発振周
波数が設定の周波数からずれているときに、共振子の共
振周波数fr を変化させずに、つまり、Q値や温度特性
等の共振特性を変化させずに発振周波数を設定の周波数
に合わせることができる共振子装置およびその周波数調
整方法を考え出した。
(13)のコンデンサ成分C0 を増・減させると発振周波
数f0 が低・高に変化することに気付き、また、式
(1)および式(3)から、C0 を増・減させても、共
振子の共振周波数fr およびQ値は変化しないことに気
付いた。その点に着目し、本発明者は、共振子の発振周
波数が設定の周波数からずれているときに、共振子の共
振周波数fr を変化させずに、つまり、Q値や温度特性
等の共振特性を変化させずに発振周波数を設定の周波数
に合わせることができる共振子装置およびその周波数調
整方法を考え出した。
【0025】図1には第1の実施の形態例における共振
子装置の主要構造構成が、また、図2には図1の共振子
装置の等価回路が示されている。この実施の形態例の共
振子装置は、共振子7と、周波数調整用コンデンサ8と
を有して構成されている。なお、図2に示す共振子7の
等価回路13は前記図6に示す回路と同一構成であるの
で、図6に示す回路構成部分と同一構成部分には同一符
号を付し、その重複説明は省略する。
子装置の主要構造構成が、また、図2には図1の共振子
装置の等価回路が示されている。この実施の形態例の共
振子装置は、共振子7と、周波数調整用コンデンサ8と
を有して構成されている。なお、図2に示す共振子7の
等価回路13は前記図6に示す回路と同一構成であるの
で、図6に示す回路構成部分と同一構成部分には同一符
号を付し、その重複説明は省略する。
【0026】図1において、石英やシリコンやセラミッ
クス(例えば、商標パイレックスの指定商品のセラミッ
クス)等の基板2の裏面側にはエッチング等により薄肉
ダイアフラム3が形成され、そのダイアフラム3の上側
に下部電極5としての金属薄膜体が蒸着やスパッタ等に
より設けられ、下部電極5の上側には圧電体4が、さら
にその圧電体4の上側には蒸着やスパッタ等で形成され
る金属薄膜体の上部電極6が設けられて共振子7が形成
されている。また、共振子7の隣り側には、基板2の上
側に下部電極5を、その上側に誘電体を、さらにその上
側に金属薄膜体の上部電極11を積層して形成される周波
数調整用コンデンサ8が設けられている。
クス(例えば、商標パイレックスの指定商品のセラミッ
クス)等の基板2の裏面側にはエッチング等により薄肉
ダイアフラム3が形成され、そのダイアフラム3の上側
に下部電極5としての金属薄膜体が蒸着やスパッタ等に
より設けられ、下部電極5の上側には圧電体4が、さら
にその圧電体4の上側には蒸着やスパッタ等で形成され
る金属薄膜体の上部電極6が設けられて共振子7が形成
されている。また、共振子7の隣り側には、基板2の上
側に下部電極5を、その上側に誘電体を、さらにその上
側に金属薄膜体の上部電極11を積層して形成される周波
数調整用コンデンサ8が設けられている。
【0027】前記共振子7と周波数調整用コンデンサ8
の下部電極は共通の下部電極5によって形成され、ま
た、共振子7の上部電極6と周波数調整用コンデンサ8
の上部電極11とは配線材18を用いて接続されており、共
振子7と周波数調整用コンデンサ8とは、前記共通の下
部電極5と、配線材18とによって、図2に示すように、
並列に接続されている。なお、図示されていないが、必
要に応じ、基板2の表面(共振子7等の素子が形成され
る面)上には酸化膜等の絶縁膜や、パッシベーション膜
等が形成される。
の下部電極は共通の下部電極5によって形成され、ま
た、共振子7の上部電極6と周波数調整用コンデンサ8
の上部電極11とは配線材18を用いて接続されており、共
振子7と周波数調整用コンデンサ8とは、前記共通の下
部電極5と、配線材18とによって、図2に示すように、
並列に接続されている。なお、図示されていないが、必
要に応じ、基板2の表面(共振子7等の素子が形成され
る面)上には酸化膜等の絶縁膜や、パッシベーション膜
等が形成される。
【0028】ところで、上記構成の共振子装置では、共
振子7のコンデンサ成分C0 と周波数調整用コンデンサ
8とが並列接続されている関係にあることから、発振周
波数f0 と、周波数調整用コンデンサ8の静電容量C1
と、周波数調整用コンデンサ8の上部電極11の面積(上
部電極11と下部電極5との対向面積)Sとの間に、次の
式(4)と式(5)に示す関係がある。
振子7のコンデンサ成分C0 と周波数調整用コンデンサ
8とが並列接続されている関係にあることから、発振周
波数f0 と、周波数調整用コンデンサ8の静電容量C1
と、周波数調整用コンデンサ8の上部電極11の面積(上
部電極11と下部電極5との対向面積)Sとの間に、次の
式(4)と式(5)に示す関係がある。
【0029】 f0 =fr ・[1+{C/(C0 +C1 )}]1/2 ・・・・・(4)
【0030】C1 =ε・S/d・・・・・(5)
【0031】なお、fr は共振子7の共振周波数、Cは
コンデンサCの静電容量、C0 はコンデンサC0 の静電
容量、εは誘電体10の誘電率、dは周波数調整用コンデ
ンサ8の下部電極5と上部電極11との間の距離である。
コンデンサCの静電容量、C0 はコンデンサC0 の静電
容量、εは誘電体10の誘電率、dは周波数調整用コンデ
ンサ8の下部電極5と上部電極11との間の距離である。
【0032】このことから、上記構成の共振子装置にお
いて、共振子装置の加工形成後、共振子7の発振周波数
f0 を測定し、発振周波数f0 が設定の周波数からずれ
ているときには、次のようにして発振周波数f0 を設定
の周波数に合わせる調整を行う。
いて、共振子装置の加工形成後、共振子7の発振周波数
f0 を測定し、発振周波数f0 が設定の周波数からずれ
ているときには、次のようにして発振周波数f0 を設定
の周波数に合わせる調整を行う。
【0033】共振子7の発振周波数f0 が設定の周波数
よりも低い方にずれている場合には、そのずれ量に応
じ、周波数調整用コンデンサ8の上部電極11の電極面を
レーザー加工等により切断したり、あるいは、RIE
(Reactive Ion Etching)等のエッチングにより上記ず
れ量に対応する分だけ電極面を除去し、上部電極11の電
極面積Sを減少させ、つまり、上部電極11と下部電極5
との対向面積Sを減少させる。このことにより、上式
(5)から明らかな如く、周波数調整用コンデンサ8の
静電容量C1 がSの減少量に応じ減少し、上式(4)に
示す共振子7の発振周波数f0 と上記C1 との関係か
ら、発振周波数f0 がC1 の減少量に対応して高くなる
方向に変化する。すなわち、設定の周波数に対する発振
周波数f0 のずれ量(低い方へのずれ量)を修正する分
だけ、周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積Sの減
少加工、つまり、上部電極11の電極面積の減少加工を行
い、発振周波数f0 を高めて設定の周波数に合わせる調
整を行う。
よりも低い方にずれている場合には、そのずれ量に応
じ、周波数調整用コンデンサ8の上部電極11の電極面を
レーザー加工等により切断したり、あるいは、RIE
(Reactive Ion Etching)等のエッチングにより上記ず
れ量に対応する分だけ電極面を除去し、上部電極11の電
極面積Sを減少させ、つまり、上部電極11と下部電極5
との対向面積Sを減少させる。このことにより、上式
(5)から明らかな如く、周波数調整用コンデンサ8の
静電容量C1 がSの減少量に応じ減少し、上式(4)に
示す共振子7の発振周波数f0 と上記C1 との関係か
ら、発振周波数f0 がC1 の減少量に対応して高くなる
方向に変化する。すなわち、設定の周波数に対する発振
周波数f0 のずれ量(低い方へのずれ量)を修正する分
だけ、周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積Sの減
少加工、つまり、上部電極11の電極面積の減少加工を行
い、発振周波数f0 を高めて設定の周波数に合わせる調
整を行う。
【0034】また、共振子7の発振周波数f0 が設定の
周波数よりも高い方にずれている場合には、そのずれ量
に応じ、誘電体10の上側に、周波数調整用コンデンサ8
の上部電極11の電極面積Sを金属薄膜体の蒸着やスパッ
タ等により増加形成し、このことにより、周波数調整用
コンデンサ8の静電容量C1 がSの増加量に応じ増加
し、発振周波数f0 がC1 の増加量(Sの増加量)に対
応して下がる。すなわち、設定の周波数に対する発振周
波数f0 のずれ量(高い方へのずれ量)を修正する分だ
け周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積Sを増加さ
せ、つまり、上部電極11の電極面積Sを増加させ、発振
周波数f0 を下げて設定の周波数に合わせる調整を行
う。
周波数よりも高い方にずれている場合には、そのずれ量
に応じ、誘電体10の上側に、周波数調整用コンデンサ8
の上部電極11の電極面積Sを金属薄膜体の蒸着やスパッ
タ等により増加形成し、このことにより、周波数調整用
コンデンサ8の静電容量C1 がSの増加量に応じ増加
し、発振周波数f0 がC1 の増加量(Sの増加量)に対
応して下がる。すなわち、設定の周波数に対する発振周
波数f0 のずれ量(高い方へのずれ量)を修正する分だ
け周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積Sを増加さ
せ、つまり、上部電極11の電極面積Sを増加させ、発振
周波数f0 を下げて設定の周波数に合わせる調整を行
う。
【0035】この実施の形態例によれば、共振子7の発
振周波数f0 の調整用コンデンサ8を設け、発振周波数
f0 が設定の周波数からずれているときには、周波数調
整用コンデンサ8の電極対向面積Sの増減加工、すなわ
ち、上部電極11における電極面積Sの増減加工を行って
発振周波数f0 を設定の周波数に合わせる構成としたの
で、発振周波数f0 が設定の周波数からずれているとき
に、共振子7自体の周波数調整用の加工を行わずに、つ
まり、共振子7の共振周波数fr を変化させずに、上記
の如く、周波数調整用コンデンサ8の上部電極11におけ
る電極面積Sの増減加工を行って、共振子7の発振周波
数f0 の調整が行われる。したがって、発振周波数f0
の調整を行っても、共振子7の共振周波数fr は変化せ
ず、Q値が低下する等の共振子7の共振特性の悪化を防
止することができる。
振周波数f0 の調整用コンデンサ8を設け、発振周波数
f0 が設定の周波数からずれているときには、周波数調
整用コンデンサ8の電極対向面積Sの増減加工、すなわ
ち、上部電極11における電極面積Sの増減加工を行って
発振周波数f0 を設定の周波数に合わせる構成としたの
で、発振周波数f0 が設定の周波数からずれているとき
に、共振子7自体の周波数調整用の加工を行わずに、つ
まり、共振子7の共振周波数fr を変化させずに、上記
の如く、周波数調整用コンデンサ8の上部電極11におけ
る電極面積Sの増減加工を行って、共振子7の発振周波
数f0 の調整が行われる。したがって、発振周波数f0
の調整を行っても、共振子7の共振周波数fr は変化せ
ず、Q値が低下する等の共振子7の共振特性の悪化を防
止することができる。
【0036】また、共振子7と周波数調整用コンデンサ
8の下部電極を共通の下部電極5によって形成したの
で、共振子7と周波数調整用コンデンサ8とにそれぞれ
別個の下部電極を設けるよりも、その作製は容易とな
る。
8の下部電極を共通の下部電極5によって形成したの
で、共振子7と周波数調整用コンデンサ8とにそれぞれ
別個の下部電極を設けるよりも、その作製は容易とな
る。
【0037】さらに、上記の如く、共振子7と周波数調
整用コンデンサ8の下部電極を共通の下部電極5によっ
て形成したので、つまり、下部電極5は周波数調整用コ
ンデンサ8の上部電極11との対向面積よりも十分に広く
形成されているので、共振子7の発振周波数f0 の調整
を行う際に、上部電極11の電極面積Sの増減加工を行う
だけで、上部電極11と下部電極5との電極対向面積Sの
増減を行うことが可能であり、発振周波数f0 の調整を
容易に行うことができる。
整用コンデンサ8の下部電極を共通の下部電極5によっ
て形成したので、つまり、下部電極5は周波数調整用コ
ンデンサ8の上部電極11との対向面積よりも十分に広く
形成されているので、共振子7の発振周波数f0 の調整
を行う際に、上部電極11の電極面積Sの増減加工を行う
だけで、上部電極11と下部電極5との電極対向面積Sの
増減を行うことが可能であり、発振周波数f0 の調整を
容易に行うことができる。
【0038】次に、第2の実施の形態例を図3に基づき
説明する。なお、この実施の形態例の説明において、前
記第1の実施の形態例と同一名称部分には同一符号を付
し、その重複説明は省略する。
説明する。なお、この実施の形態例の説明において、前
記第1の実施の形態例と同一名称部分には同一符号を付
し、その重複説明は省略する。
【0039】本実施の形態例では、図3に示すように、
周波数調整用コンデンサ8が複数個(図3に示す例では
n個(n≧2))設けられている。それら周波数調整用
コンデンサ8の上部電極11は配線材18を用いて共振子7
の上部電極6に接続され、また、共振子7の下部電極と
n個の周波数調整用コンデンサ8の下部電極は共通の下
部電極5によって形成されており、n個の周波数調整用
コンデンサ8は、同図に示すように、共通の下部電極5
と配線材18とによって共振子7に並列に接続されてい
る。上記以外の共振子装置の構造構成は前記第1の実施
の形態例とほぼ同様である。
周波数調整用コンデンサ8が複数個(図3に示す例では
n個(n≧2))設けられている。それら周波数調整用
コンデンサ8の上部電極11は配線材18を用いて共振子7
の上部電極6に接続され、また、共振子7の下部電極と
n個の周波数調整用コンデンサ8の下部電極は共通の下
部電極5によって形成されており、n個の周波数調整用
コンデンサ8は、同図に示すように、共通の下部電極5
と配線材18とによって共振子7に並列に接続されてい
る。上記以外の共振子装置の構造構成は前記第1の実施
の形態例とほぼ同様である。
【0040】上記のように並列接続されたn個の周波数
調整用コンデンサ8のトータルの静電容量Tは、各周波
数調整用コンデンサ8の静電容量がそれぞれC1 ,
C2 ,・・・・・Cn であるとき、T=C1 +C2 +・
・・・・+Cn であり、また、共振子7の発振周波数f
0 と上記Tとの関係は、
調整用コンデンサ8のトータルの静電容量Tは、各周波
数調整用コンデンサ8の静電容量がそれぞれC1 ,
C2 ,・・・・・Cn であるとき、T=C1 +C2 +・
・・・・+Cn であり、また、共振子7の発振周波数f
0 と上記Tとの関係は、
【0041】 f0 =fr ・[1+{C/(C0 +T)}]1/2 ・・・・・(6)
【0042】と表される。そこで、第2の実施の形態例
では次のようにして共振子7の発振周波数f0 の調整を
行う。
では次のようにして共振子7の発振周波数f0 の調整を
行う。
【0043】共振子装置の加工形成後、共振子7の発振
周波数f0 を測定して発振周波数f0 が設定の周波数よ
りも低い方にずれていたときには、設定の周波数に対す
る発振周波数f0 のずれ量に応じ、図3に示す配線材18
における点X1 〜点Xn のうちの1箇所以上をレーザー
加工等により切断し、例えば、点X1 を切断したときに
は静電容量C1 分だけ周波数調整用コンデンサ8のトー
タルの静電容量Tを減少させ、発振周波数f0 を高め設
定の周波数に合わせる調整を行う。なお、予め、発振周
波数f0 が設定の周波数よりも低くなるようにトータル
静電容量Tを加工形成し、その後、上記のように発振周
波数f0 を高める調整を行うことで、生産される全ての
共振子装置の発振周波数f0 を設定の周波数に合わせる
ことができる。
周波数f0 を測定して発振周波数f0 が設定の周波数よ
りも低い方にずれていたときには、設定の周波数に対す
る発振周波数f0 のずれ量に応じ、図3に示す配線材18
における点X1 〜点Xn のうちの1箇所以上をレーザー
加工等により切断し、例えば、点X1 を切断したときに
は静電容量C1 分だけ周波数調整用コンデンサ8のトー
タルの静電容量Tを減少させ、発振周波数f0 を高め設
定の周波数に合わせる調整を行う。なお、予め、発振周
波数f0 が設定の周波数よりも低くなるようにトータル
静電容量Tを加工形成し、その後、上記のように発振周
波数f0 を高める調整を行うことで、生産される全ての
共振子装置の発振周波数f0 を設定の周波数に合わせる
ことができる。
【0044】もちろん、発振周波数f0 の調整を行う際
に、前記第1の実施の形態例同様に、周波数調整用コン
デンサ8の電極対向面積Sの増・減加工、つまり、上部
電極11の電極面積Sの増・減加工を行って、周波数調整
用コンデンサ8のトータルの静電容量Tを増・減させ発
振周波数f0 を低・高させ設定の周波数に合わせてもよ
い。また、周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積S
の増・減加工と、前記配線材18の切断加工とを組み合わ
せて発振周波数f0 を設定の周波数に合わせる調整を行
ってもよい。上記のような場合には、発振周波数f0 の
調整をより精度良く行うことができ、また、予め、発振
周波数f0 が設定の周波数よりも低くなるようにトータ
ル静電容量Tを加工形成しなくても、全ての共振子装置
の発振周波数f0 を設定の周波数に合わせることができ
る。
に、前記第1の実施の形態例同様に、周波数調整用コン
デンサ8の電極対向面積Sの増・減加工、つまり、上部
電極11の電極面積Sの増・減加工を行って、周波数調整
用コンデンサ8のトータルの静電容量Tを増・減させ発
振周波数f0 を低・高させ設定の周波数に合わせてもよ
い。また、周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積S
の増・減加工と、前記配線材18の切断加工とを組み合わ
せて発振周波数f0 を設定の周波数に合わせる調整を行
ってもよい。上記のような場合には、発振周波数f0 の
調整をより精度良く行うことができ、また、予め、発振
周波数f0 が設定の周波数よりも低くなるようにトータ
ル静電容量Tを加工形成しなくても、全ての共振子装置
の発振周波数f0 を設定の周波数に合わせることができ
る。
【0045】第2の実施の形態例によれば、前記第1の
実施の形態例と同様の優れた効果を得ることができる。
実施の形態例と同様の優れた効果を得ることができる。
【0046】以下に第3の実施の形態例を説明する。な
お、この実施の形態例の説明において、前記第1および
第2の実施の形態例と同一名称部分には同一符号を付
し、その重複説明は省略する。
お、この実施の形態例の説明において、前記第1および
第2の実施の形態例と同一名称部分には同一符号を付
し、その重複説明は省略する。
【0047】本実施の形態例において特徴的なことは、
図3に示すように、共振子7に複数(n個(n≧2))
の周波数調整用コンデンサ8が、点X1 〜点Xn に切断
部を設けた配線材18を用いて、並列に接続されているこ
とであり、上記以外の装置構成は前記第2の実施の形態
例とほぼ同様である。
図3に示すように、共振子7に複数(n個(n≧2))
の周波数調整用コンデンサ8が、点X1 〜点Xn に切断
部を設けた配線材18を用いて、並列に接続されているこ
とであり、上記以外の装置構成は前記第2の実施の形態
例とほぼ同様である。
【0048】本実施の形態例では、共振子装置の加工形
成後、共振子7の発振周波数f0 を測定し、発振周波数
f0 が設定の周波数よりも高い方にずれているときに
は、そのずれ量に応じ、上記配線材18の切断部X1 〜X
n のうちの1箇所以上に蒸着やスパッタ等により導体金
属を設けて配線材18を導通接続させ、周波数調整用コン
デンサ8のトータルの静電容量Tを増加させ(例えば、
切断部X1 ,Xn を導通接続したときには、T=0から
T=C1 +Cn に増加させ)、共振子7の発振周波数f
0 を下げて設定の周波数に合わせる調整を行う。なお、
予め、発振周波数f0 が設定の周波数よりも高くなるよ
うに周波数調整用コンデンサ8のトータルの静電容量T
を加工形成し、その後、上記のように、発振周波数f0
を下げる調整を行い、全ての共振子装置の発振周波数f
0 を設定の周波数に合わせることができる。
成後、共振子7の発振周波数f0 を測定し、発振周波数
f0 が設定の周波数よりも高い方にずれているときに
は、そのずれ量に応じ、上記配線材18の切断部X1 〜X
n のうちの1箇所以上に蒸着やスパッタ等により導体金
属を設けて配線材18を導通接続させ、周波数調整用コン
デンサ8のトータルの静電容量Tを増加させ(例えば、
切断部X1 ,Xn を導通接続したときには、T=0から
T=C1 +Cn に増加させ)、共振子7の発振周波数f
0 を下げて設定の周波数に合わせる調整を行う。なお、
予め、発振周波数f0 が設定の周波数よりも高くなるよ
うに周波数調整用コンデンサ8のトータルの静電容量T
を加工形成し、その後、上記のように、発振周波数f0
を下げる調整を行い、全ての共振子装置の発振周波数f
0 を設定の周波数に合わせることができる。
【0049】もちろん、発振周波数f0 の調整を行う際
に、上記配線材18の接続加工と、前記第1の実施の形態
例同様に周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積Sの
増減加工、つまり、上部電極11の電極面積Sの増減加工
とを組み合わせて、発振周波数f0 を設定の周波数に合
わせる調整を行ってもよい。この場合には、発振周波数
f0 をより精度良く設定の周波数に合わせることができ
る。
に、上記配線材18の接続加工と、前記第1の実施の形態
例同様に周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積Sの
増減加工、つまり、上部電極11の電極面積Sの増減加工
とを組み合わせて、発振周波数f0 を設定の周波数に合
わせる調整を行ってもよい。この場合には、発振周波数
f0 をより精度良く設定の周波数に合わせることができ
る。
【0050】この第3の実施の形態例によれば、前記第
1の実施の形態例同様の優れた効果を得ることができ
る。
1の実施の形態例同様の優れた効果を得ることができ
る。
【0051】以下に第4の実施の形態例を説明する。本
実施の形態例における共振子装置の構成が前記第2の実
施の形態例の装置構成と異なる特徴的なことは、図3に
示すn個の周波数調整用コンデンサ8の並列接続におけ
る配線材18の点X1 〜点Xnのうちの1箇所以上n箇所
未満(例えばn/2箇所)に切断部を設けたことであ
り、上記以外の構成は前記第2の実施の形態例とほぼ同
様である。
実施の形態例における共振子装置の構成が前記第2の実
施の形態例の装置構成と異なる特徴的なことは、図3に
示すn個の周波数調整用コンデンサ8の並列接続におけ
る配線材18の点X1 〜点Xnのうちの1箇所以上n箇所
未満(例えばn/2箇所)に切断部を設けたことであ
り、上記以外の構成は前記第2の実施の形態例とほぼ同
様である。
【0052】本実施の形態例では、共振子7の発振周波
数f0 が設定の周波数よりも低い方向にずれているとき
には、前記第2の実施の形態例同様に、そのずれ量に応
じ、配線材18における切断部でない点X1 〜Xn のうち
の1箇所以上をレーザー加工等により切断し、周波数調
整用コンデンサ8のトータルの静電容量Tを減少させ、
発振周波数f0 を高め設定の周波数に合わせる調整を行
う。
数f0 が設定の周波数よりも低い方向にずれているとき
には、前記第2の実施の形態例同様に、そのずれ量に応
じ、配線材18における切断部でない点X1 〜Xn のうち
の1箇所以上をレーザー加工等により切断し、周波数調
整用コンデンサ8のトータルの静電容量Tを減少させ、
発振周波数f0 を高め設定の周波数に合わせる調整を行
う。
【0053】また、発振周波数f0 が設定の周波数より
も高い方にずれているときには、そのずれ量に応じ、配
線材18の切断部のうちの1箇所以上に蒸着やスパッタ等
により導体金属を形成し、配線材18を導通接続させて周
波数調整用コンデンサ8のトータルの静電容量Tを増加
させ、発振周波数f0 を下げ設定の周波数に合わせる調
整を行う。
も高い方にずれているときには、そのずれ量に応じ、配
線材18の切断部のうちの1箇所以上に蒸着やスパッタ等
により導体金属を形成し、配線材18を導通接続させて周
波数調整用コンデンサ8のトータルの静電容量Tを増加
させ、発振周波数f0 を下げ設定の周波数に合わせる調
整を行う。
【0054】もちろん、上記装置構成の場合にも、発振
周波数f0 の調整を行う際に、前記第1の実施の形態例
同様に、周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積Sの
増・減加工、つまり、上部電極11の電極面積Sの増・減
加工を行って、周波数調整用コンデンサ8のトータルの
静電容量を増・減させ発振周波数f0 を低・高させ設定
の周波数に合わせてもよい。また、周波数調整用コンデ
ンサ8の電極対向面積Sの増減加工と、前記配線材18の
断続加工とを組み合わせて発振周波数f0 を設定の周波
数に合わせるようにしてもよい。上記のような場合に
は、発振周波数f0 を設定の周波数により精度良く合わ
せることができる。
周波数f0 の調整を行う際に、前記第1の実施の形態例
同様に、周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積Sの
増・減加工、つまり、上部電極11の電極面積Sの増・減
加工を行って、周波数調整用コンデンサ8のトータルの
静電容量を増・減させ発振周波数f0 を低・高させ設定
の周波数に合わせてもよい。また、周波数調整用コンデ
ンサ8の電極対向面積Sの増減加工と、前記配線材18の
断続加工とを組み合わせて発振周波数f0 を設定の周波
数に合わせるようにしてもよい。上記のような場合に
は、発振周波数f0 を設定の周波数により精度良く合わ
せることができる。
【0055】本実施の形態例によれば、前記第1の実施
の形態例同様の優れた効果を得ることができる。
の形態例同様の優れた効果を得ることができる。
【0056】なお、前記複数(n個)の周波数調整用コ
ンデンサ8を設けた第2、第3、第4の実施の形態例に
おいて、n個の周波数調整用コンデンサ8の静電容量は
全て等しくしても、また、そうでなくても(例えば、静
電容量が互いに異なっても)よい。どのような場合にお
いても、前記第2〜第4の実施の形態例で示したよう
に、共通の下部電極5と配線材18とを用いn個の周波数
調整用コンデンサ8を共振子7に並列接続して発振周波
数f0 を設定の周波数に合わせることができる。ただ、
n個の周波数調整用コンデンサ8の静電容量が互いに異
なる場合には、設定の周波数に対する発振周波数f0 の
ずれ量を修正するために最適な周波数調整用コンデンサ
8を選択することが可能となる。
ンデンサ8を設けた第2、第3、第4の実施の形態例に
おいて、n個の周波数調整用コンデンサ8の静電容量は
全て等しくしても、また、そうでなくても(例えば、静
電容量が互いに異なっても)よい。どのような場合にお
いても、前記第2〜第4の実施の形態例で示したよう
に、共通の下部電極5と配線材18とを用いn個の周波数
調整用コンデンサ8を共振子7に並列接続して発振周波
数f0 を設定の周波数に合わせることができる。ただ、
n個の周波数調整用コンデンサ8の静電容量が互いに異
なる場合には、設定の周波数に対する発振周波数f0 の
ずれ量を修正するために最適な周波数調整用コンデンサ
8を選択することが可能となる。
【0057】また、本発明は上記各実施の形態例に限定
されるものではなく、様々な実施の態様を採り得る。例
えば、図1に示す周波数調整用コンデンサ8は下部電極
5と上部電極11との間に誘電体10が形成されていたが、
もちろん、図4に示すように、下部電極5と上部電極11
との間に空隙16を設けてもよい。
されるものではなく、様々な実施の態様を採り得る。例
えば、図1に示す周波数調整用コンデンサ8は下部電極
5と上部電極11との間に誘電体10が形成されていたが、
もちろん、図4に示すように、下部電極5と上部電極11
との間に空隙16を設けてもよい。
【0058】また、上記各実施の形態例では、周波数調
整用コンデンサ8が共振子7に並列に接続されている例
を示したが、周波数調整用コンデンサ8を共振子7に直
列に接続してもよく、この場合には、上記各実施の形態
例同様に周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積Sの
増減加工を行って、共振子7の発振周波数f0 を設定の
周波数に合わせることができる。
整用コンデンサ8が共振子7に並列に接続されている例
を示したが、周波数調整用コンデンサ8を共振子7に直
列に接続してもよく、この場合には、上記各実施の形態
例同様に周波数調整用コンデンサ8の電極対向面積Sの
増減加工を行って、共振子7の発振周波数f0 を設定の
周波数に合わせることができる。
【0059】さらに、上記各実施の形態例における共振
子装置の構成では、共振子7と周波数調整用コンデンサ
8とに共通の下部電極5が設けられていたが、共振子7
と周波数調整用コンデンサ8とにそれぞれ別個の下部電
極を設け、それら下部電極を導体パターン等の接続手段
により接続するようにしてもよい。
子装置の構成では、共振子7と周波数調整用コンデンサ
8とに共通の下部電極5が設けられていたが、共振子7
と周波数調整用コンデンサ8とにそれぞれ別個の下部電
極を設け、それら下部電極を導体パターン等の接続手段
により接続するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、共振子に該共振子の発
振周波数調整用コンデンサを電気的に接続し、共振子の
発振周波数を調整するときには周波数調整用コンデンサ
の電極対向面積の増減加工、あるいは、電極配線材の断
続加工を行って、発振周波数を調整する構成としたの
で、共振子の共振周波数を変化させずに、つまり、Q値
や温度特性等の共振子の特性を変化させずに、共振子の
発振周波数を調整することができる。
振周波数調整用コンデンサを電気的に接続し、共振子の
発振周波数を調整するときには周波数調整用コンデンサ
の電極対向面積の増減加工、あるいは、電極配線材の断
続加工を行って、発振周波数を調整する構成としたの
で、共振子の共振周波数を変化させずに、つまり、Q値
や温度特性等の共振子の特性を変化させずに、共振子の
発振周波数を調整することができる。
【0061】また、共振子を組み込んだ発振回路をウエ
ハー等の同一基板内に複数形成する場合には、個々の発
振回路のチップに分割する前に各発振回路の発振周波数
の調整を一括的に行うことができ、発振周波数調整作業
の大幅な効率化を達成することが可能となる。
ハー等の同一基板内に複数形成する場合には、個々の発
振回路のチップに分割する前に各発振回路の発振周波数
の調整を一括的に行うことができ、発振周波数調整作業
の大幅な効率化を達成することが可能となる。
【図1】第1の実施の形態例における共振子装置の主要
構成を示す説明図である。
構成を示す説明図である。
【図2】図1の共振子装置における等価回路を示す回路
構成図である。
構成図である。
【図3】複数の周波数調整用コンデンサを共振子に並列
接続した共振子装置の等価回路の一例を示す説明図であ
る。
接続した共振子装置の等価回路の一例を示す説明図であ
る。
【図4】その他の実施の形態例を示す説明図である。
【図5】共振子を組み込んだ発振回路の構成例を示す説
明図である。
明図である。
【図6】共振子の等価回路を示す説明図である。
2 基板 3 ダイアフラム 4 圧電体 5 下部電極 6,11 上部電極 7 共振子 8 周波数調整用コンデンサ 10 誘電体 18 配線材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 洋司 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 西川 敏夫 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内
Claims (6)
- 【請求項1】 基板の面上に、圧電体への電圧駆動によ
って振動を行う共振子と、この共振子に電気的に接続さ
れ誘電体を介して対向する電極面積の増減加工若しくは
電極配線材の断続加工によって前記共振子の発振周波数
を調整するための周波数調整用コンデンサとが配設され
ている共振子装置。 - 【請求項2】 共振子は基板表面側に形成された薄肉ダ
イアフラムの上側に下部電極を設け、その下部電極の上
側に圧電体を、さらに圧電体の上側に上部電極を設けて
形成され、周波数調整用コンデンサは基板の表面に下部
電極を、その下部電極の上側に誘電体を、さらにその誘
電体の上側に上部電極を設けて形成されており、前記共
振子の下部電極と周波数調整用コンデンサの下部電極は
兼用の共通電極によって形成されている請求項1記載の
共振子装置。 - 【請求項3】 共振子に周波数調整用コンデンサを接続
し、周波数調整用コンデンサの対向電極の面積を増減加
工するか、若しくは共振子に接続する周波数調整用コン
デンサの配線材を接続加工して共振子の発振周波数を調
整することを特徴とする共振子装置の周波数調整方法。 - 【請求項4】 周波数調整用コンデンサは配線材を用い
て共振子に並列に接続したことを特徴とする請求項3記
載の共振子装置の周波数調整方法。 - 【請求項5】 共振子に複数の周波数調整用コンデンサ
を接続しておき、そのうちの1個以上の周波数調整用コ
ンデンサの並列接続の配線材を切断加工して共振子の発
振周波数を調整することを特徴とする請求項3記載の共
振子装置の周波数調整方法。 - 【請求項6】 共振子に1個以上の周波数調整用コンデ
ンサを配線途中に切断部を設けた配線材を用いて共振子
に並列に接続しておき、そのうちの1個以上の配線材の
切断部を導通加工して共振子の発振周波数を調整するこ
とを特徴とする請求項4又は請求項5記載の共振子装置
の周波数調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24375795A JPH0964682A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 共振子装置およびその周波数調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24375795A JPH0964682A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 共振子装置およびその周波数調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0964682A true JPH0964682A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=17108538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24375795A Pending JPH0964682A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 共振子装置およびその周波数調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0964682A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000030594A (ja) * | 1998-06-02 | 2000-01-28 | Nokia Mobile Phones Ltd | 共振器の構造 |
| JP2001177365A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-29 | Nokia Mobile Phones Ltd | 平衡フィルターの中心周波数の調整方法及び複数の平衡フィルター |
| JP2005136588A (ja) * | 2003-10-29 | 2005-05-26 | Sharp Corp | 圧電薄膜共振器、フィルタ、フィルタバンク、フィルタバンク一体型電力増幅器および高周波通信装置 |
| JP2006109431A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 圧電共振器を用いたフィルタモジュール、共用器及び通信機器並びにその製造方法 |
| JP2007181147A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Kyocera Corp | 薄膜バルク音響波共振子、それを備えるフィルタおよび通信装置ならびに薄膜バルク音響波共振子の製造方法 |
| JP2009080135A (ja) * | 1999-05-20 | 2009-04-16 | Seiko Epson Corp | 圧電装置及び液体容器 |
| JP2009100328A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Murata Mfg Co Ltd | 圧電共振子の製造方法および圧電共振子 |
-
1995
- 1995-08-29 JP JP24375795A patent/JPH0964682A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2005136588A (ja) * | 2003-10-29 | 2005-05-26 | Sharp Corp | 圧電薄膜共振器、フィルタ、フィルタバンク、フィルタバンク一体型電力増幅器および高周波通信装置 |
| JP2006109431A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 圧電共振器を用いたフィルタモジュール、共用器及び通信機器並びにその製造方法 |
| JP2007181147A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Kyocera Corp | 薄膜バルク音響波共振子、それを備えるフィルタおよび通信装置ならびに薄膜バルク音響波共振子の製造方法 |
| JP2009100328A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Murata Mfg Co Ltd | 圧電共振子の製造方法および圧電共振子 |
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