JPH0965212A - 電子スチルカメラ及びその制御方法 - Google Patents

電子スチルカメラ及びその制御方法

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JPH0965212A
JPH0965212A JP7217724A JP21772495A JPH0965212A JP H0965212 A JPH0965212 A JP H0965212A JP 7217724 A JP7217724 A JP 7217724A JP 21772495 A JP21772495 A JP 21772495A JP H0965212 A JPH0965212 A JP H0965212A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子スチルカメラ調整を簡単に行う。 【解決手段】 電子スチルカメラのヘッド部11には、
スメアの発生を防止するためのメカニカルシャッタ32
が内蔵されている。ブラックバランスを調整する際に
は、このメカニカルシャッタ32がCCD41〜43に
入射する光を遮断する閉じ位置に移動し、この間にCC
D41〜43から出力される色信号でブラックバランス
の調整を行う。また、経年変化によって各CCD41〜
43の受光素子に生じた欠陥を検出する時にも、メカニ
カルシャッタ32が閉じ位置に移動される。そして、こ
の時に得られる画像データに基づいて、各CCD41〜
43の欠陥を有する受光素子の位置をワークメモリのア
ドレスとして特定し記憶する。静止画像を撮像した際に
は、この記憶されたアドレスに書き込まれた画像データ
に補間処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スチルカメラ
とその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CCD等の固体撮像素子を用いて被写体
像を映像信号に変えて、この映像信号を例えば画像デー
タにして、メモリや磁気ディスクやメモリカード等に記
録する電子スチルカメラが知られている。電子スチルカ
メラで作成した画像データは、再び映像信号に変換して
撮像した画像をモニタに表示して鑑賞したり、この画像
データからハードコピーを作成したりすることができ
る。この電子スチルカメラで撮像する際には、撮像した
画像の明暗や色が正しく表現されるようにするために各
種の調整を予め行っておく必要がある。
【0003】これらの各種調整のうちのブラックバラン
スの調整では、レンズキャップを撮影レンズに被せた
り、撮影レンズの絞りを全閉することによって、CCD
等への入射光を遮断した状態にして、CCD等からの出
力された映像信号をゲインコントロール部で映像信号の
大きさを揃えるとともに、所定の黒レベルとなるように
する。このようにして調整することにより、例えばカラ
ー撮像する電子スチルカメラでは、黒色を撮像した時
に、この黒色に色が付かないようにしている。
【0004】一方、固体撮像素子は、数十万〜100万
程度の受光素子を集積してた半導体素子であるため、製
造時に一部の受光素子に欠陥が生じてしまうことがあ
る。欠陥が生じた受光素子は、受光感度が大きく変化し
ており、光が入射していない場合にも大きな電流(暗電
流)が流れる。したがって、欠陥が生じた受光素子を有
した、例えばCCDで撮像した画像には、その欠陥を生
じた受光素子に対応する画像の位置が、白い点( 白キ
ズ)となってしまう。このため、製造時に発見された欠
陥を有する受光素子に対しては、その欠陥を有した受光
素子の位置情報をROM等に書き込んでおき、撮影時
に、この位置情報で示される受光素子からの出力信号
を、例えば前後の受光素子からの出力信号に置き換えて
補正し、白キズの発生を防止している。
【0005】
【発明が解決しようする課題】ところで、上記のように
ブラックバランスの調整をする際には、レンズキャップ
をしたり、絞りを全閉したりする作業が必要であり、操
作が煩雑である。また、全閉の絞りを有した撮影レンズ
は高価になるといった問題がある。
【0006】また、上記のように製造時に発見された欠
陥を生じた受光素子については、白キズの発生を防止す
ることができるが、製造後に生じた受光素子の欠陥につ
いては、補正を行うことができなかった。この受光素子
の欠陥は、例えば大気を通過してきた宇宙線によって生
じることが多い。例えば海外への輸出時に船便で長時間
かけて輸送した際に受光素子の欠陥が生じやすく、また
航空便で輸送した場合には、短い輸送時間であるが、高
度が高いため固体撮像素子に照射される宇宙線の量が多
いので、船便よりも受光素子の欠陥が生じる割合が高
い。このように、宇宙線等による経年変化で、新たな受
光素子に欠陥が生じてしまうと、ユーザが電子スチルカ
メラを使用開始した時から白キズが発生してしまうとい
った問題がある。もちろん、ユーザが使用開始した後
に、新たな受光素子に欠陥が生じた場合にも、この受光
素子による白キズを補正することはできないから、経年
変化によって、撮像した画像の画質が低下していくとい
った問題があった。
【0007】本発明は上記問題を解決するためになされ
たもので、簡単な操作でブラックバランスの調整を行え
るようにするとともに、製造後の経年変化によって生じ
た受光素子の欠陥に起因する白キズの補正を簡単に行え
るようにした電子スチルカメラ及びその制御方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、固体撮像素子に入射する
光を遮断した状態にした時に受光素子毎に得られる出力
信号の大きさに基づいて、欠陥を有する受光素子の位置
を読み取って記憶する位置情報記憶手段と、前記固体撮
像素子で撮像を行った時に、前記位置情報記憶手段に記
憶された位置の受光素子から得られる出力信号を無効化
するとともに、これに隣接した受光素子の出力信号に基
づいて欠陥を有する受光素子の出力信号を生成する信号
補間手段とを有するようにしたものである。
【0009】請求項2記載の発明では、固体撮像素子に
撮影レンズからの光の入射を許容する開き位置と遮断す
る閉じ位置との間で移動自在にされ、前記固体撮像素子
で撮像が完了した直後に、閉じ位置に移動するスメア発
生防止用のメカニカルシャッタを備え、欠陥を有する受
光素子の位置を読み取る際には、前記メカニカルシャッ
タが閉じ位置に移動されるようにしたものである。
【0010】請求項3記載の発明では、欠陥を有する受
光素子の位置の読み取りと記憶を実行する指令信号発生
手段を内蔵したものである。
【0011】請求項4記載の発明では、固体撮像素子
と、この固体撮像素子に撮影レンズからの光の入射を許
容する開き位置と遮断する閉じ位置との間で移動自在に
され、前記固体撮像素子で撮像が完了した直後に、前記
固体撮像素子への撮影レンズからの光の入射を遮断する
閉じ位置に移動するスメア発生防止用のメカニカルシャ
ッタを備えた電子スチルカメラにおいて、ブラックバラ
ンスの調整を調整する際には、前記メカニカルシャッタ
を閉じ位置に移動させて、前記固定撮像素子に入射する
光を遮断するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図2に本発明を実施した電子スチ
ルカメラと、その周辺機器を示す。電子スチルカメラ
は、大別して、カメラ部10と、プロッセッサ部20と
から構成されている。カメラ部10は、ヘッド部11と
撮影レンズ12とからなる。撮影レンズ12は、ヘッド
部11にレンズマウント11aを介して脱着自在とさ
れ、撮影レンズの交換が可能となっている。撮影レンズ
12には、レンズリモコン12aが接続され、このレン
ズリモコン12aを操作することによって、撮影レンズ
12の焦点距離の変更(ズーミング)、ピント合わせ等
を行うことができる。
【0013】ヘッド部11は、3枚のCCD41〜43
(図1参照)を用いた3板式のカラー用となっている。
このヘッド部11には、カメラリモコン13が接続さ
れ、このカメラリモコン13を操作することによって、
動画モード及び静止画モードと調整モードのモードの切
換え、CCD41〜43の電子シャッタのスピード,感
度,色温度変換用フィルタの設定、ホワイトバランスの
調整やブラックバランスの調整,CCDの欠陥受光素子
の検出処理等の指示を行うことができる。また、ヘッド
部11には、レリーズスイッチ14と、例えば液晶ディ
スプレイからなるファインダ15とが接続され、静止画
モードの場合に、レリーズスイッチ14を操作すると、
1個の静止画像が撮像される。また、ファインダ15
は、動画モードの場合には、現在撮像中の画像が動画と
して表示され、このファインダ15に表示された画像を
観察することで、ピント合わせ,フレーミング等を行う
ことができる。さらに、このファインダ15は、静止画
モードで撮像を行った後には、この撮像によって取り込
まれた静止画像が表示される。
【0014】プロセッサ部20は、プロセッサ本体21
と操作盤22とから構成され、ヘッヘッド部11とケー
ブル18によって接続される。そして、このケーブル1
8を介してヘッド部11からの赤色信号,緑色信号,青
色信号が入力されるとともに、ヘッド部11とプロセッ
サ本体21との間で各種の制御コマンド,同期信号等を
送受信できるようになっている。また、このプロセッサ
本体21には、解像度が高く高精細な画像を表示可能な
モニタ23を接続することができ、このモニタ23に静
止画モードで撮像された静止画像を高精細に表示するこ
とができる。操作盤22は、プロセッサ本体20に取り
込んだ画像の切り出し(トリミング)指示、プロセッサ
本体20に接続されたプリンタ24等による画像の出
力、外部記憶媒体(図2では、プロセッサ本体21に内
蔵された、光磁気ディスクドライブ21aによる光磁気
ディスク)への画像の書き込み等の指示を行うことがで
きる。
【0015】図1に、ヘッド部11のブロック図を示
す。撮影レンズ12を透過した撮影光は、ヘッド部11
に入射して色温度変換部31,メカニカルシャタ32,
ローパスフィルタ33を介して色分解プリズム34に入
射する。色温度変換部31は、各種の色温度変換フィル
タ31aと、これらの色温度変換フィルタ31aが取り
付けられたターレット31bとから構成されている。タ
ーレット31bは、ターレット駆動部31cによって駆
動されるモータ31dで回転される。また、ターレット
31には、例えばエンコーダ31eが接続されており、
このエンコーダ31eからのエンコード信号によって、
ターレット駆動部31cは、ターレット31aの回転位
置を検出することができ、カメラリモコン13によって
指示された色温度変換フイルタ31aを撮影レンズ12
の光軸上に回転する。
【0016】メカニカルシャッタ32は、シャッタ駆動
部32aによって駆動されるモータ32bで撮影レンズ
12の光軸上から退避した開き位置と、光軸上で撮影レ
ンズ12からの光を遮断する閉じ位置との間をモータ3
2bによって移動する。シャッタ駆動部32aは、静止
画モードの撮像時に、CCD41〜43が電子シャッタ
によって撮像を完了した直後に発生する垂直転送クロッ
クを検出すると、モータ32bを作動させて、メカニカ
ルシャッタ32を閉じ位置に移動させる。メカニカルシ
ャッタ32は、垂直転送クロックを検出してから約10
msecで閉じ位置まで移動して、撮影レンズ12から
の光を完全に遮断する。これにより、CCD41〜43
が撮像を完了してから短時間で各CCD41〜43の電
荷転送部(垂直シフトレジスタ)へ光の入射を遮断する
ことができるので、スメアの発生が防止される。
【0017】また、メカニカルシャッタ32は、ブラッ
クバランスの調整時、及び欠陥受光素子の検出処理時に
も閉じ位置に移動される。この時には、シャッタ駆動部
32bは、マイクロコンピュータ35の指示によって、
シャッタ羽根32aを閉じ位置に移動させる。ローパス
フィルタ33は、赤外線をカットして電子スチルカメラ
の総合的な分光感度を人間の目のそれに近づけている。
【0018】色分解プリズム34は、ダイクロックミラ
ーがそれぞれ反射面に形成された3個のプリズムから構
成されており、撮影光を赤色光,緑色光,青色光の3色
に分解して出力する。各プリズムには、赤色用のCCD
41,緑色用のCCD42,青色用のCCD43がそれ
ぞれ接合されている。撮影レンズ12からの光は、色分
解プリズム34で、赤色光,緑色光,青色光にそれぞれ
分解され、赤色光が赤色用のCCD41に、緑色光が緑
色用のCCD42に、青色光が青色用のCCD43にそ
れぞれ入射し、各CCD41〜43の光電面で結像す
る。
【0019】固体撮像素子としてのCCD41〜43
は、受光素子が水平方向に1280個,垂直方向に10
00個のマトリクスで配された、例えばインターライン
トランスファー(IT)型の高解像度のものが用いられ
ている。これらのCCD41〜43は、CCDドライバ
45から供給される垂直転送クロック,水平転送クロッ
ク,電子シャッタ駆動信号,ブルーミングを防止するた
めのオーバフロードレイン制御信号等の駆動信号で駆動
され、光電面に結像された画像を赤色信号,緑色信号,
青色信号に変換して出力する。この3色の色信号は、周
知のようにそれぞれ各受光素子が受光した光量に応じた
信号レベルの出力信号が時系列に出力されたものであ
る。
【0020】なお、CCDとしては、IT型以外にもフ
レームインターライントランスファー(FIT)型等を
用いてもよく、また固体撮像素子としてはCCDに限ら
ず、MOS型等を用いてもよい。
【0021】各CCD41〜43からの3色の色信号
は、プリアンプ47に送られる。プリアンプ47は、赤
色信号用プリアンプ47a,緑色信号用プリアンプ47
b,青色信号用プリアンプ47cとから構成されてお
り、各色用プリアンプ47a〜47cは、それぞれ色信
号を増幅してケーブル18を介して、プロセッサ本体2
1に送る。
【0022】CCDドライバ45は、マイクロコンピュ
ータ35によって、CCD41〜43の駆動モード,電
子シャッタの速度等が設定され、クロック発振器46で
生成される基本クロックを基にして、上記各駆動信号を
所定のタイミングで発生し、CCD41〜43の駆動を
制御する。マイクロコンピュータ35は、カメラリモコ
ン13で選択されたモードや電子シャッタの速度,ブラ
ックバランスの調整,CCDの欠陥受光素子の検出処理
等の指示が入力され、これに基づいてヘッド部11内の
各部の制御を行う。
【0023】図3,図4に示すように、プロッセサ本体
21は、カメラコントロール部(CCU)50と、グラ
フィックシグナルプロセッサ(GSP)部60及びメイ
ン部70とから構成されている。
【0024】CCU50を示す図3において、CCU5
0は、マイクロコンピュータ51,ブラックバランス調
整回路52,ホワイトバランスを調節するためのゲイン
コントロールアンプ(GCA)53,γ補正回路54,
3色の色信号の信号レベルをA/D変換時の変換レベル
に合わせるためのGCA55,A/D変換器56,ヘッ
ド部11のクロック発振器46に対してスレーブとなる
クロック発振器57等から構成されている。なお、ブラ
ックバランス調整回路52,GCA53,55,γ補正
回路54,A/D変換器56は、それぞれ赤色用
(R),緑色用(G),青色用(B)の回路を備えてお
り、赤色用,緑色用,青色用のそれぞれの回路は、対応
する色の対して信号処理等を行う。また、マイクロコン
ピュータ51は、ヘッド部11からの各種の制御コマン
ドをケーブル18を介して受信し、この制御コマンドに
基づいて、CCU50の各部を制御する。
【0025】ヘッド部11のプリアンプ47からの3色
の色信号は、CCU50のブラックバランス調整回路5
2に入力される。このブラックバランス調整回路52
は、入力される各色信号の信号レベルを所定の黒レベル
の値となるようにして、オフセットの設定を行うもので
あり、図5に赤色信号に対するブラックバランス調整回
路を示すように、例えば、赤色用のブラックバランス調
整回路は、信号レベル検出回路52aと増幅回路52b
とからなり、ヘッド部11からの赤色信号が増幅回路5
2bに入力されるようになっている。
【0026】そして、信号レベル検出回路52aは、ブ
ラックバランスの調整指示がされてメカニカルシャッタ
32が作動されて閉じ位置にあるときに、増幅回路52
bから出力される赤色信号の信号レベルを検出して、こ
の信号レベルが所定の信号レベル(黒レベル)となるよ
うに、増幅回路52bの増幅率を変化させる。この増幅
回路52bの増幅率は、次にブラックバランスの調整を
行うまで変動しないようになっている。ブラックバラン
ス調整回路52の他の色用の回路についても同様であ
る。
【0027】このようにして、ブラックバランス調整時
には、ブラックバランス調整回路52から出力される3
色の色信号の信号レベルは、それぞれ所定の黒レベルと
され、かつ3色の色信号が全て同じ信号レベルとなるよ
うに調整される。これにより、通常の静止画モード及び
動画モードで黒色を撮影した際に、この黒色に色が付か
ないようにされる。
【0028】ブラックバランス調整回路52から出力さ
れる3色の色信号は、GCA53に送られる。GCA5
3には、ホワイトバランス検出回路53aが接続されて
おり、ホワイトバランス調整時には、このホワイトバラ
ンス検出回路53aによってGCA53の各色用の回路
利得が調整されて、ホワイトバランスの調整が行われ
る。GCA53からの3色の色信号は、γ補正回路54
に送られ、ここでγ補正が行われ、CCD41〜43と
ファインダ15及びモニタ23のとの間のγの違いが補
正される。一般には、CCDのγ値が「1」,モニタ等
のγ値が「2.2」であるので、γ補正回路54のγ値
は「0.45」となる。
【0029】γ補正回路54でγ補正された3色の色信
号は、その信号レベルをGCA55でA/D変換時の変
換レベルに合わせてから、A/D変換器56に入力され
る。A/D変換器56は、クロック発振器57からのク
ロックを基にしたタイミングで、3色の色信号毎に信号
レベルをサンプリングし、各色について256階調数の
8ビットの画像データに変換する。クロック発振器57
は、ヘッド部11のクロック発振器46と同期したクロ
ックをA/D変換器56に供給する。これにより、A/
D変換器57は、CCD41〜43の受光素子1個毎に
信号レベルをサンプリングして、これを画像データに変
換する。
【0030】A/D変換器56によって変換された赤色
画像データ,緑色画像データ,青色画像データは、GS
P部60に送られる。なお、この説明では画像データを
8ビットとしているが、画像データのビット数はこれに
限られず、例えば1024階調数を表現できる10ビッ
トの画像データに変換するようにしてもよい。
【0031】GSP部60及びメイン部70の概略を示
す図4において、GSP部60は、ワークメモリ61,
このワークメモリ61に対して画像データの書き込み及
び読み出しを行うメモリコントローラ62,エンコーダ
63,ワークメモリ62とメイン部70との間で画像デ
ータの送受信,読み出し,書き込みを制御するGSP6
4等から構成されている。
【0032】A/D変換器56からの3色の画像データ
は、メモリコントローラ62に入力される。このメモリ
コントローラ62は、動画モード時には、入力される各
色の画像データに対して間引き処理を行い、各色毎に1
フレーム分の画像を640×480個の画像データにし
て、これをエンコーダ63に送る。エンコーダ63は、
各色の画像データからビデオ信号を生成し、このビデオ
信号をケーブル18,ヘッド部11を介してファインダ
15に送る。これにより、ファインダ15には、カメラ
部10で撮像中の画像が640×480画素で表示され
る。
【0033】また、静止画モードでは、メモリコントロ
ーラ62は、レリーズボタン14が操作された直後に入
力された1フレーム分の各色の画像データ、すなわち各
色1280×1000画素分の全ての各色の画像データ
をワークメモリ61に書き込む。ワークメモリ61は、
赤色用ワークメモリ61a,緑色用ワークメモリ61
b,青色用ワークメモリ61cとから構成されており、
各色用ワークメモリ61a〜61cには、それぞれ対応
する色の画像データが、1個のアドレスに1個ずつ書き
込まれる。そして、このワークメモリ61は、各色の画
像データの書き込み終了後には、書き込まれた画像デー
タのうちの欠陥を有した受光素子に対応する画像データ
に対する補間処理がメイン部70のCPU73によって
行われる。
【0034】メモリコントローラ62は、補間処理の終
了後に、ワークメモリ61に書き込まれた各色の画像デ
ータを間引きしながら読み出して、エンコーダ63に送
り、ファインダ15には、取り込んだ静止画像を640
×480画素で表示する。また、GSP64は、補間処
理の後に、ワークメモリ61から各色の画像データを読
み出し、データバス80を介して、メイン部70のVR
AM71に書き込む。
【0035】メイン部70は、VRAM71,D/A変
換器72,CPU73,EEPROMユニット74,操
作盤22と接続されるインタフェース(I/F)75,
プリンタ24等のSCSI機器と接続されるSCSIイ
ンタフェース(I/F)76等から構成されている。V
RAM71は、RGBポート78に接続されたモニタ2
3に静止画像を表示するためのものであり、GSP64
による各色の画像データの書き込み終了後に、VRAM
用の読み出し回路77に制御されて、各色の画像データ
を1ラインずつ読み出し、これをD/A変換器72に送
る。このD/A変換器72は、入力された各色の画像デ
ータを赤色用アナログ信号,緑色用アナログ信号,青色
用アナログ信号にそれぞれ変換して、RGBポート78
に送る。これにより、モニタ23には、1280×10
00画素の画像がカラー表示され、撮像した静止画像の
詳細を見ることができる。
【0036】インタフェース75は、入力ポート79を
介して操作盤22が接続され、操作盤22からの各種の
指示を制御コマンドに変換してから、このコマンドを2
4ビットのデータバス80を介してCPU73に送る。
また、ヘッド部11のマイクロコンピュータ35からの
欠陥受光素子の検出処理等の制御コマンドは、このイン
タフェース75に入力され、データバス80を介して、
CPU73に送られる。CPU73は、欠陥受光素子の
検出処理,ワークメモリ61に対する補間処理等を行
う。
【0037】CPU73は、欠陥受光素子の検出処理の
制御コマンドが入力されると、各色の画像データがワー
クメモリ61に書き込まれた後に、このワークメモリ6
1のアドレスを1個ずつ指定して、画像データを読み出
す。そして、画像データの大きさからCCD41〜43
の欠陥のある受光素子に対応したワークメモリ61のア
ドレスを検出し、このアドレスをEEPROMユニット
74に書き込む。このようにして、欠陥を有する受光素
子に対応したワークメモリ61のアドレスすなわち欠陥
を有する受光素子の位置を読み取り、EEPROMユニ
ット74に記憶する。そして、静止画モードで各色の画
像データがワークメモリ73に書き込まれた直後に、C
PU73は、EEPROMユニット74に記憶されてい
るワークメモリ73のアドレスの画像データを無効化
し、次に例えばこのアドレスにの隣接した8個の画像デ
ータから生成した画像データに置き換える補間処理を行
い、欠陥を有する受光素子の信号補間を行う。
【0038】なお、補間用の画像データの生成方法は、
上記方法に限られるものではない。また、この電子スチ
ルカメラでは、上記のようにプロセッサ本体21で、欠
陥を有する受光素子に対応する画像データに補間処理を
行うようにしているが、ヘッド部11にEEPROMユ
ニット74や補間処理を行うための回路を設けて、欠陥
を有した受光素子からの出力信号がCCD41〜43か
ら出力さた際に、例えば、この直前に出力された信号レ
ベルに置き換えるようにしてもよい。さらに、、画像デ
ータの大きさから欠陥を有する受光素子に対応したワー
クメモリ61のアドレスを検出する代わりに、色信号の
信号レベルと水平転送クロック等から欠陥を有する受光
素子の位置を読み取るようにしてもよい。
【0039】ROM73aには、受光素子の欠陥検出処
理,補間処理等を行うためのプログラムが書き込まれて
おり、CPU73は、このROM73aに書き込まれた
プログラムに従って各種の処理を行う。また、このRO
M73aには、正常な受光素子と欠陥を生じた受光素子
とを画像データの大きさから判断するための基準値とな
る数値Drefの参照データが書き込まれている。RA
M73bは、CPU73が各種の処理を行う際に使用す
る変数等を一次的に記憶するワーク用として用いられ
る。
【0040】SCSIインタフェース76は、SCSI
ポート76aに接続されたプリンタ24等のSCSI機
器の制御を行い、SCSI規格によるデータの送受信を
行う。これにより、例えば、SCSIポート76aにプ
リンタ24が接続されている場合には、ハードコピーの
作成が指示されるとワークメモリ61aからの画像デー
タがSCSIインタフェース76を介してプリンタ24
に送られ、このプリンタ24で電子スチルカメラで撮像
した静止画像のハードコピーが作成される。
【0041】なお、符号81は、GSP64,CPU7
3,ワークメモリ61,各種インタフェース間で送受信
されるデータのアドレス指定用のアドレスバスである。
また、メイン部70には、光磁気ディスクドライブ21
a等が接続されるが、図面では省略してある。さらに、
コンピュータ(図示省略)をプロセッサ本体20に接続
して、このコンピュータ上で作動する各種のソフトウェ
アを用い、電子スチルカメラで取り込んだ静止画像に画
像処理等を行うこともできる。
【0042】次に上記のように構成された電子スチルカ
メラの作用について説明する。まず、通常の静止画像の
撮像について簡単に説明する。レンズリモコン12aが
接続された撮影レンズ12,カメラリモコン13,レリ
ーズボタン14,ファインダ15をヘッド部11に装着
する。また、ヘッド部11とプロセッサ本体21とをケ
ーブル18で接続する。プロセッサ本体21には、必要
に応じてモニタ23,プリンタ24等を接続する。この
ような状態にしてから、撮影者は、カメラリモコン13
を操作して、撮影時の照明に応じた色温度変換フィルタ
31aの種類を選択する。これにより、マイクロコンピ
ュータ35は、ターレット駆動部31c,モータ31d
を介して、ターレット31bを回転させる。ターレット
31bの回転位置は、エンコーダ31eによって検出さ
れ、選択された種類の色温度変換フィルタ31aが撮影
レンズ12の光軸上に回転した時にターレット31bの
回転が停止される。
【0043】次に撮影者は、カメラリモコン13で、C
CD41〜43の電子シャッタの速度等を選択するとと
もに、動画モードを選択する。動画モードを選択する
と、マイクロコンピュータ35は、シャッタ駆動部32
a,モータ32bを介して、メカニカルシャッタ32を
開き位置にセットする。また、CCDドライバ45は、
動画モードに設定される。これにより、CCDドライバ
45は、選択された電子シャッタの速度に応じたシャッ
タ駆動信号,所定のタイミングで送出される垂直転送ク
ロック,水平転送クロック等の駆動信号を発生し、これ
らをCCD41〜43に供給して、各CCD41〜43
を動画モードで駆動する。
【0044】一方、撮影レンズ11からの撮影光は、色
温度変換フィルタ31aによって、色温度が補正されて
から、メカニカルシャッタ32,ローパスフィルタ33
を介して、色分解プリズム34に入射して、赤色光,緑
色光,青色光に分解される。この分解された赤色光はC
CD41の光電面に、緑色光はCCD42の光電面に、
青色光はCCD43の光電面にそれぞれ入射する。各C
CD41〜43は、電子シャッタの作動中にマトリクス
状に配された各受光素子で受光した光量に応じた電荷を
蓄積し、この電荷に応じた信号レベルの赤色信号,緑色
信号,青色信号を垂直転送クロック,水平転送クロック
に同期して出力する。この時に各CCD41〜43は、
周知のように水平方向にならぶ1280個の受光素子を
1ラインとして、1ラインずつ順次に3色の色信号を時
系列に出力する。
【0045】各CCD41〜43からの3色の色信号
は、プリアンプ47でいったん増幅されてから、ケーブ
ル18を介してプロセッサ本体21のブラックバランス
調整回路52に送られる。ブラックバランス調整回路5
2は、後述するようにして調整された増幅回路52bに
よって、3色の色信号の信号レベルのオフセットが調整
される。そして、オフセットが調整された3色の色信号
は、予めホワイトバランス調整で調整済のGCA53で
信号レベルの調節が行われてから、γ補正回路54でγ
補正が行われる。この後に、各色の色信号は、GCA5
5でデジタル変換用に信号レベルが調整されてから、A
/D変換器56に送られる。
【0046】A/D変換器56に入力されたそれぞれの
色信号は、このA/D変換器56によって、その信号レ
ベルがサンプリングされて、8ビットの各色画像データ
に変換される。この時に、A/D変換器56は、ヘッド
部11のクロック発振器46と同期したクロック発振器
57からのクロックによって信号レベルのサンプリング
を行うため、各CCD41〜43の各受光素子毎に1個
の画像データが作成される。したがって、1色の1ライ
ンについて1280個の画像データが生成され、1個の
画像は、各色毎に1000本のラインから構成されるの
で、1280×1000×3個の画像データとなる。
【0047】A/D変換器56からの各色画像データ
は、メモリコントローラ62に送られる。メモリコント
ローラ62は、動画モードとなっているので、間引き処
理を行って、この間引きされた各色の画像データをエン
コーダ63に送る。間引き処理された各色の画像データ
はエンコーダ63によって、ビデオ信号に変換され、こ
のビデオ信号がケーブル18を介して、ヘッド部11に
接続されたファインダ15に送られる。これにより、フ
ァインダ15には、640×480画素で表現された現
在カメラ部で撮像されている画像が表示される。各CC
D41〜43は、連続的に撮像しているので、このファ
インダ15には動画が表示される。
【0048】撮影者は、ファインダ15に表示された画
像を観察しながら構図を決め、またレンズリモコン12
aを操作して、絞りやピントの調整等を行う。そして、
所望とする画像がファインダ15に表示された後に、カ
メラリモコン13を操作して、静止画モードを選択す
る。
【0049】図6に示ように、静止画モードを選択する
とまずCCDドイライバ45は、静止画モードに設定さ
れる。撮影者は、次にレリーズボタン14を押圧操作し
て、1個の静止画の撮像を行う。レリーズボタン14が
押圧操作されると、マイクロコンピュータ35は、CC
Dドライバ45にレリーズシンクロ信号を送出する。こ
のレリーズシンクロ信号が入力された瞬間に、CCDド
ライバ45は、電子シャッタ駆動信号を各CCD41〜
43に送り、電子シャッタを1回だけ作動させる。この
後に、CCDドライバ45は、垂直転送クロックを各C
CD41〜43に送る。これにより、1回の電子シャッ
タの作動中に各CCD41〜45の各受光素子に蓄積さ
れた電荷は、垂直シフトレジスタに転送される。この後
に、CCDドライバ45からの水平転送クロックによっ
て、1ラインずつ各色信号が各CCD41〜45から出
力される。
【0050】この時に、垂直転送クロックが発生する
と、これと同時にシャッタ駆動部32aは、モータ32
bを駆動し、メカニカルシャッタ32を開き位置から閉
じ位置に移動させる。メカニカルシャッタ32は、垂直
転送クロックが発生してから約10msecで閉じ位置
に達して、撮影レンズ12からの光を遮断し、各CCD
41〜43に光が入射しないようにする。これにより、
各CCD41〜43の垂直転送レジスタに電荷が転送さ
れてから極めて短時間の内に、この垂直転送レジスタに
光が入射しなくなって、スメアの発生が防止される。
【0051】各CCD41〜43から出力された各色信
号は、動画モードと同様にしてヘッド部11から、プロ
セッサ本体21のA/D変換器56に送られ、受光素子
毎に1個の8ビットの画像データに変換されてから、G
SP部60のメモリコントローラ62に送られる。メモ
リコントローラ62は、静止画モードとなっているの
で、入力された1フレーム分の全ての各色画像データ、
すなわち各色1280×1000個の画像データをワー
クメモリ61に書き込む。
【0052】ワークメモリ61への各色画像データの書
き込みが終了すると、メイン部70のCPU73によっ
て、ワークメモリ61に書き込まれた各色の画像データ
のうちの欠陥を有する受光素子に対応した画像データに
対して、補間処理が行われる。なお、この補間処理につ
いては後述する。補間処理の終了後に、メモリコントロ
ーラ61は、ワークメモリ61から間引き処理を行いな
がら各色の画像データを1ラインずつ読み出して、これ
をエンコーダ63に送り、撮影された1個の静止画像を
ファインダ15に表示する。
【0053】また、補間処理の終了後に、GSP64
は、各色毎に1個ずつ8ビットの画像データを取り出し
て、これを24ビットのデータとし、この24ビットの
データをデータバス80を介してメイン部70のVRA
M71に送り、書き込み、1個の静止画像の全ての各色
画像データをVRAM71に書き込む。このVRAM7
1に書き込まれた各色画像データは、読み出し回路77
によって各色1ラインずつ読み出され、D/A変換器7
2に送られ、各色のアナログ信号に変換される。この各
色のアナログ信号は、RGBポート78に接続されたモ
ニタ23に送られ、モニタ23には、電子スチルカメラ
で撮像された静止画像が1280×1000画素でカラ
ー表示される。
【0054】撮影者は、このモニタ23に表示された静
止画像を観察し、必要があれば操作盤22を操作して、
画像の切り出し(トリミング)等の画像処理を行う。画
像処理等は、CPU73によりワークメモリ61の画像
データに対して行われる。そして、画像データに変更が
あると、その都度、GSP64によって、ワークメモリ
61の各色の画像データが読み出され、VRAM71に
書き込まれる。これにより、モニタ23には、常に画像
処理が施された静止画像が表示される。
【0055】プリントする場合には、撮影者は、操作盤
22を操作して、プリントの指示を行う。このプリント
指示が行われると、ワークメモリ61から順次に各色画
像データが読み出され、データバス80,SCSIイン
タフェース76を介して、プリンタ24に送られる。プ
リンタ24は、この入力された各色画像データに基づい
て、ハードコピーを作成する。このハードコピーは、モ
ニタ23に表示されていた静止画像が記録されている。
また、撮像した静止画像を外部記憶装置に保存しておく
場合には、操作盤22を操作して、保存する外部記憶装
置の種類や圧縮方法等を指定する。これにより、例え
ば、光磁気ディスクドライブ21aによって、光磁気デ
イスクに各色の画像データが書き込まれ、静止画像が保
存される。
【0056】以下に、ブラックバランスの調整を行う場
合について説明する。ブラックバランスの調整は、撮影
に先立って行われる。この場合にも、通常の撮影と同様
にヘッド部11にカメラリモコン13と、プロセッサ本
体21とを接続しておくが、撮影レンズ11,ファイン
ダ15,レンズリモコン12a等は必ずしも接続してお
く必要はない。
【0057】まず、撮影者は、カメラリモコン13を操
作して、調整モードを選択し、次にブラックバランスの
調整を選択する。図7に示すように、ブラックバランス
の調整を選択すると、マイクロコンピュータ35は、シ
ャッタ駆動部32a,モータ32cを介して、メカニカ
ルシャッタ32を閉じ位置に移動させる。これにより、
各CCD41〜43は、完全に遮光された状態となる。
次に、マイクロコンピュータ35は、CCDドライバ4
5を動画モードに設定して、動画モードの駆動信号をC
CD41〜43に供給する。これにより、CCD41〜
43は、完全な黒を撮像した信号レベルの各色信号を出
力するようになる。
【0058】各CCD41〜43からの各色信号は、プ
リンアンプ47,ケーブル18を介して、CCU50の
ブラックバランス調整回路52に入力される。ブラック
バランス調整回路52は、ヘッド部11からのブラック
バランス調整のコマンドを受けたCCU50のマイクロ
コンピュータ51によって、調整状態に設定されてい
る。例えば、赤色信号用のブラックバランス調整回路で
は、赤色信号は、増幅回路52bに入力されて出力さ
れ、信号レベル検出回路52aは、この増幅回路52b
から出力される赤色信号の信号レベルを検出し、設定さ
れている所定の信号レベル(黒レベル)と比較する。そ
して、増幅回路52bからの出力が黒レベルよりも高い
ときには増幅回路52bの増幅率を下げ、低い時には増
幅率を上げるようにして、増幅回路52bから出力され
る赤色信号レベルが黒レベルとなるようにオフセットを
調整する。
【0059】他の色信号についても同様にして、オフセ
ットが調整され、ブラックバランス調整回路52から出
力される3色の色信号の信号レベルが黒レベル、かつ同
じ信号レベルとなるようにされる。このようにして、ブ
ラックバランスの調整が行われ、黒色を撮影した時にこ
の黒色に色が付かないようにされて、ブラックバランス
の調整が終了すると、メカニカルシャッタ32は開き位
置に移動されて、撮像が可能な状態にされる。
【0060】以上のように、ブラックバランスを調整す
る場合には、スメア防止用のメカニカルシャッタ32を
閉じ位置に移動させて、各CCD41〜43への光の入
射を遮断するようにしているから、高価な絞りが全閉と
なる撮影レンズを用いなくても、ブラックバランスの調
整を行うことができる。また、レンズキャップ等を撮影
レンズ11に装着する手間が省け、簡単にブラックバラ
ンスの調整を行うことができる。
【0061】次に、欠陥受光素子の検出処理と、補間処
理について説明する。欠陥受光素子の検出処理を行う場
合には、カメラリモコン13を操作して、調整モードを
選択し、欠陥受光素子の検出処理を指示する。欠陥受光
素子の検出処理の指示がされると、図8に示されるよう
に、マイクロコンピュータ35は、上記ブラックバラン
スの調整の手順により、メカニカルシャッタ32を閉じ
位置に移動させてから、CCDドライバ45を動画モー
ドに設定し、ブラックバランスの調整をブラックバラン
ス調整回路52によって行う。
【0062】ブラックバランスの調整終了後に、マイク
ロコンピュータ35は、メカニカルシャッタ32を閉じ
位置にしたままで、CCDドライバ45及びCCU50
のメモリコントローラ62を静止画モードに設定してか
ら、レリーズシンクロ信号をCCDドライバ45に送
る。これにより、CCDドライバ45からの電子シャッ
タ駆動信号によって、各CCD41〜45の電子シャッ
タが1回だけ作動される。この後に、CCDドライバ4
5は、垂直転送クロックと水平転送クロックを各CCD
41〜43に送り、CCD41〜43は、上記静止画モ
ードと同様な手順によって、3色の色信号を1ラインず
つ順次に出力し、この3色の色信号は、プリアンプ4
7,調整済のブラックバランス調整回路52等を介し
て、A/D変換器54に入力される。そして、A/D変
換器54で、各色信号はその信号レベルがサンプリング
されて、8ビットの各色画像データに変換される。この
時にも、上述同様に、1個の受光素子に対して1個の画
像データが生成される。
【0063】A/D変換器56からの各色画像データ
は、メモリコントローラ62を介して、ワークメモリ6
1に書き込まれ、赤色画像データは、赤色用ワークメモ
リ61aに、緑色画像データは緑色用ワークメモリ61
bに、青色画像データは青色用ワークメモリ61cにぞ
れぞれ書き込まれる。
【0064】ワークメモリ61に全ての各色の画像デー
タが全て書き込まれると、メイン部70のCPU73
は、まず赤色用ワークメモリ61aのアドレスを1個ず
つ指定して、1個ずつ赤色画像データを読み出して、読
み出した赤色画像データから欠陥のある受光素子の位置
を読み取る。
【0065】ここで、CCD41は完全に遮光された状
態であり、ブラックバランスが調整された状態となって
いるから、本来全ての赤色画像データは、完全な黒色
(黒レベル)に対応した数値となっているはずである。
例えば、黒レベルに対応した画像データは、ブラックバ
ランスの調整時に黒レベルにセットアップをつけている
場合には、その数値が十進法で「10」程度になってい
る。しかしながら、欠陥を有した受光素子では、暗電流
が大きくなっているので、この受光素子から出力される
色信号の信号レベルは、黒レベルよりも比較的に大きな
ものとなり、欠陥を有した受光素子に対応する赤色画像
データの数値は、黒レベルに対応した数値よりも大きく
なっている。
【0066】そこで、CPU73は、正常な受光素子と
欠陥を生じた受光素子とを判断するための基準値となる
参照データをROM73aから読み出して、この参照デ
ータの数値Dref、例えば上記のように黒レベルにセ
ットアップをつける場合には数値「20」と、赤色用ワ
ークメモリ61aから読み出した赤色画像データの数値
とを比較する。そして、読み出した赤色画像データの数
値が数値Drefよりも大きい場合には、その赤色画像
データに対応するCCD41の受光素子が欠陥であると
判断し、数値Dref以下の場合には、その赤色画像デ
ータに対応するCCD41の受光素子は正常であると判
断する。なお、参照データの数値Drefは、上記数値
に限定されるものではなく、黒レベルの大きさ(セット
アップの大きさ)や受光素子の感度,暗電流のバラツ
キ,A/D変換時の誤差等を考慮して適宜に変更してよ
い。
【0067】そして、CPU73は、赤色画像データの
数値が、数値Drefよりも大きいと、この赤色画像デ
ータが書き込まれていた赤色用ワークメモリ61aのア
ドレスを赤色用欠陥アドレスとしてEEPROMユニッ
ト74に送る。EEPROMユニット74は、CPU7
3からの赤色用欠陥アドレスをユニット内のEEPRO
Mに書き込む。以下同様にして、赤色用ワークメモリ6
1aの全てのアドレスから赤色画像データを順次に読み
出して、その赤色画像データが欠陥を有した受光素子か
ら得られたものかを判別し、欠陥を有した受光素子から
得られたものである場合には、その赤色画像データが書
き込まれていた赤色用ワークメモリ61aのアドレスを
赤色用欠陥アドレスとしてEEPROMユニット74に
書き込む。
【0068】このようにして、赤色用ワークメモリ61
aの全てのアドレスから赤色画像データを読み出して、
CCD41の全ての受光素子の欠陥を判別し、そのアド
レスをEEPROM74に書き込んだ後に、CPU73
は、赤色画像データと同様に、緑色画像データを順次に
読み出し、その数値を参照データの数値と比較し、CC
D42の受光素子の欠陥を判別する。欠陥と判別された
緑色画像データが書き込まれていた緑色用ワークメモリ
61bのアドレスは、緑色用欠陥アドレスとして、EE
PROMユニット74に書き込まれる。
【0069】緑色についての全ての受光素子の欠陥を判
別した後に、同様にしてCCD43の全ての受光素子に
対して欠陥であるか否かが判別される。そして、全ての
青色用欠陥アドレスがEEPROMユニット74に書き
込まれると、欠陥受光素子の検出処理が終了する。
【0070】このように、欠陥受光素子の検出処理を行
う時には、CCD41〜43へ入射する光を遮断する必
要があるが、この電子スチルカメラでは、スメア防止用
のメカニカルシャッタ32を閉じ位置にして、CCD4
1〜43への光を遮断するようにしているから、高価な
絞りが全閉となる撮影レンズを用いる必要はなく、また
レンズキャップ等を撮影レンズ11に装着する手間が省
け、簡単に行うことがきる。
【0071】上記のようにして得られた、各色について
の欠陥アドレスは、上述の静止画モードで撮像した静止
画像がワークメモリ61に書き込まれた直後にEEPR
OM74から読み出され、補間処理に利用される。
【0072】補間処理では、図9に示すように、まずC
PU73は、各色の画像データがワークメモリ61に書
き込まれた直後に、1個の赤色欠陥アドレスをEEPR
OMユニット74から読み出して、この赤色用欠陥アド
レスに示される赤色用ワークメモリ61aに書き込まれ
ている赤色画像データを消去する。次に、この赤色用欠
陥アドレスの隣接した周囲8個の赤色用ワークメモリ6
1aのアドレスに書き込まれた赤色画像データを読み出
して、これらの8個の赤色画像データから新たな補間用
の赤色画像データを生成し、これをワークメモリ61の
赤色欠陥アドレスに書き込む。
【0073】この後に、次の赤色用欠陥アドレスを読み
出して、この赤色用欠陥アドレスに示された赤色用ワー
クメモリ61aの赤色画像データを消去し、上記同様な
手順で生成した補間用の赤色画像データを、このアドレ
スに書き込む。このようにして、順次に赤色用欠陥アド
レスを読み出して、新たな補間用の赤色画像データを、
この赤色用ワークメモリ61aの赤色欠陥アドレスに書
き込んで、赤色についての補間処理をする。この後に、
緑色用欠陥アドレス、青色用欠陥アドレスについても同
様な手順で補間処理を行う。
【0074】以上のようにして、静止画モード時には、
撮像された静止画像は、受光素子の欠陥による白キズが
補間処理によって補正され、良好な画像とされる。もち
ろん、この補間処理によって補正された各色画像データ
によってプリント等が行われるから、良好な画質のハー
ドコピーが作成される。このようにして、製造後に受光
素子に欠陥が生じても、欠陥受光素子の検出処理を実行
しておくことにより、、この欠陥の生じた受光素子に対
する画素の画像データを補正することができるので、常
に良好な静止画像を撮像することができる。
【0075】上記説明では、欠陥受光素子の検出処理を
ユーザが指示することによって行うようにしているが、
図10に示すように、電源装置90の電源スイッチ90
aと連動させて、検出処理開始信号発生回路91を作動
させて、欠陥受光素子の検出処理を実行するための指令
信号をヘッド部11のマイクロコンピュータ35に与え
るようにしてもよい。このようにすると、電源投入毎に
欠陥受光素子の検出処理が実行されるから、ユーザの手
を煩わせることがない。また、電源投入毎以外にも、カ
メラ部10に内蔵したカレンダー回路等によって定期的
に欠陥受光素子の検出処理が実行されるようにしてもよ
い。さらに、ブラックバランスの調整を指示すると、ブ
ラックバランスの調整後に欠陥受光素子の検出処理が実
行されるようにしてもよい。
【0076】また、上記電子スチルカメラでは、ヘッド
部とプロセッサ部とを分離したものとしているが、これ
らが一体とされた電子スチルカメラであってもよい。
【0077】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、固体
撮像素子に入射する光を遮断した状態にした時に受光素
子毎に得られる出力信号の大きさに基づいて、欠陥を有
する受光素子の位置を読み取って記憶し、撮像を行った
時に、記憶された位置の受光素子から得られる出力信号
を無効化するとともに、これに隣接した受光素子の出力
信号に基づいて欠陥を有する受光素子の出力信号を生成
するようにしたから、製造後に受光素子に欠陥が生じて
も、この受光素子からの出力信号を補正することができ
るようになる。
【0078】また、欠陥を有する受光素子の位置を読み
取る際に、スメア発生防止用のメカニカルシャッタで固
体撮像素子に入射する光を遮断するようにしたから、簡
単な操作で欠陥を有する受光素子の位置を読み取ること
ができる。さらに、欠陥を有する受光素子の位置の読み
取り,記憶の実行を、内蔵した指令信号発生手段によっ
て行うようにすることにより、ユーザの手間が省けると
ともに、ユーザが意識しなくても新しく欠陥を生じた受
光素子に対する補正が行われるようになる。
【0079】さらに、ブラックバランスの調整を調整す
る際には、スメア発生防止用のメカニカルシャッタを閉
じ位置に移動させて、固定撮像素子に入射する光を遮断
するようにしたから、ブラックバランスの調整を簡単に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した電子スチルカメラのヘッド部
を示すブロック図である。
【図2】電子スチルカメラとその周辺機器を示すシステ
ム構成図である。
【図3】電子スチルカメラのカメラコントロール部を示
すブロック図である。
【図4】電子スチルカメラのGSP部とメイン部とを示
すブロック図である。
【図5】ブラックバランス調整回路を示すブロック図で
ある。
【図6】静止画モードの処理手順を示すのフローチャー
トである。
【図7】ブラックバランス調整の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図8】欠陥受光素子検出の手順を示すフローチャート
である。
【図9】補間処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】電源投入時に欠陥受光素子検出の処理が行わ
れるようにした例の要部ブロック図である。
【符号の説明】
10 カメラ部 11 ヘッド部 12 撮影レンズ 20 プロセッサ部 21 プロセッサ本体 32 メカニカルシャッタ 41〜43 CCD 50 CCU 52 ブラックバランス調整回路 56 A/D変換器 61 ワークメモリ 73 CPU 74 EEPROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受光素子がマトリクスに配され、
    各受光素子に入射した光量に応じた大きさの出力信号
    を、時系列に出力する固体撮像素子を備えた電子スチル
    カメラにおいて、 前記固体撮像素子に入射する光を遮断した状態にした時
    に受光素子毎に得られる出力信号の大きさに基づいて、
    欠陥を有する受光素子の位置を読み取って記憶する位置
    情報記憶手段と、前記固体撮像素子で撮像を行った時
    に、前記位置情報記憶手段に記憶された位置の受光素子
    から得られる出力信号を無効化するとともに、これに隣
    接した受光素子の出力信号に基づいて欠陥を有する受光
    素子の出力信号を生成する信号補間手段とを有すること
    を特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記固体撮像素子に撮影レンズからの光
    の入射を許容する開き位置と遮断する閉じ位置との間で
    移動自在にされ、前記固体撮像素子で撮像が完了した直
    後に、閉じ位置に移動するスメア発生防止用のメカニカ
    ルシャッタを備え、前記位置を読み取る際には、前記メ
    カニカルシャッタが閉じ位置に移動されるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記位置の読み取りと記憶を実行する指
    令信号発生手段を内蔵したことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の電子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 固体撮像素子と、この固体撮像素子に撮
    影レンズからの光の入射を許容する開き位置と遮断する
    閉じ位置との間で移動自在にされ、前記固体撮像素子で
    撮像が完了した直後に、前記固体撮像素子への撮影レン
    ズからの光の入射を遮断する閉じ位置に移動するスメア
    発生防止用のメカニカルシャッタを備えた電子スチルカ
    メラにおいて、 ブラックバランスの調整を調整する際には、前記メカニ
    カルシャッタを閉じ位置に移動させて、前記固定撮像素
    子に入射する光を遮断するようにしたことを特徴とする
    電子スチルカメラの制御方法。
JP21772495A 1995-08-25 1995-08-25 電子スチルカメラ Expired - Lifetime JP4046244B2 (ja)

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