JPH0965678A - センサレスブラシレスモータ - Google Patents

センサレスブラシレスモータ

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JPH0965678A
JPH0965678A JP7240912A JP24091295A JPH0965678A JP H0965678 A JPH0965678 A JP H0965678A JP 7240912 A JP7240912 A JP 7240912A JP 24091295 A JP24091295 A JP 24091295A JP H0965678 A JPH0965678 A JP H0965678A
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JP
Japan
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signals
current
speed
phase
signal
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Application number
JP7240912A
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English (en)
Inventor
Takuya Chikada
拓也 近田
Takashi Sasaoka
隆志 笹岡
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Daiichi Components Ltd
Original Assignee
Shinano Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズが殆どない正確な誘起電圧を検出して
超高速回転させても脱調する惧れが全くないセンサレス
ブラシレスモータ。 【構成】 速度誤差増幅器6で実速度フィードバック信
号S2 を入力して速度指令信号S1 を速度誤差修正速度
指令信号S4 に変換しさらに電流指令制御器7で通電位
相指令器12から180 度通電正弦波位相信号S5a, S6
a, S7aを入力して速度誤差修正速度指令信号S4 を電
流指令信号S8,S9,S10に変換し、電流誤差増幅器8で
電流検出信号S11, S12, S13をフィードバック入力し
て電流誤差修正電流指令信号S17, S18, S19に変換し
PWM信号発生器9へ出力し、PWM信号を三相インバ
ータ3に出力して三相交流を出力し三相固定子巻線2を
励磁して回転子1を回転する。誘起電圧検出信号S24,
S25, S26は電流誤差修正電流指令信号S17, S18, S
19と電流検出信号S11, S12, S13から検出し、実速度
フィードバック信号S2 と180 度通電正弦波位相信号S
5a, S6a, S7aを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過酷な使用条件で
もノイズが殆どない正確な誘起電圧とモータ端子電圧の
平均電圧が検出できて10,000回転を越える超高速回転さ
せても脱調する惧れがないセンサレスブラシレスモータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスモ−タにおいて誘起電圧検出
方法はいくつかある。例えば、モ−タ各相の端子電圧
にフィルタを介在させた信号から誘起電圧を検出する方
法、120 °通電の無通電時のモ−タ端子電圧を検出す
る方法、Y結線された3個の抵抗器を固定子巻線と並
列的に接続した中性点と、固定子巻線の中性点との電位
差により固定子巻線の誘起電圧を検出する方法等があ
る。
【0003】しかし、はフィルタの遅れにより、負荷
変動の影響を受け易く逆通電制動が難しく、モ−タの高
速運転が難しく、またモ−タ各相の端子電圧から信号を
入力するためPWMノイズの影響を受け易いという欠点
がある。は無通電時に誘起電圧を検出するため180 度
通電運転が不可能であるという欠点がある。はモ−タ
の中性点を必要とするためモ−タの線が四本になり、マ
グネットの着磁波形を台形波にするため高速運転するモ
−タのロスが増大するという欠点がある。
【0004】これらの欠点が解消された誘起電圧検出方
法が採用されたブラシレスモ−タとしては、特開昭64-4
3095号がある。しかしながら、この技術は、以下の欠点
を有している。 モータ端子電圧はインバータトランジスタのスイッチ
ングノイズを含んでいて、特にPWM制御の場合は高周
波でモータ端子電圧が変動するためスイッチングノイズ
が大きいので、モータ端子電圧を直接検出した場合、ス
イッチングノイズの影響により正確なモータ端子電圧の
検出が難しい。 L・〔di/dt〕の〔di/dt〕は電流の変化量
(微分検出)のため、ノイズの影響を受け易いことか
ら、正確なL・〔di/dt〕の演算結果を得ることが
難しい。 PWM制御のモータ端子電圧の値はスイッチングトラ
ンジスタのコレクタエミッタ間の電圧を無視すると、直
流電源の+電圧は、−電圧のいずれかとなるため、検出
に大きなフィルタを介さない場合は電流の大小あるいは
モータ巻線インダクタンスの大小に関わらず電流の変化
量〔di/dt〕を正確に検出しL・〔di/dt〕を
演算しないと誘起電圧を得ることができない。 上記の、、により超高速回転をさせようとする
と脱調してしまい、超高速回転ができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑み案出したもので、ノイズが殆どない正確な誘起電
圧が検出できかつモータ端子電圧の平均電圧が検出でき
て振動を伴う過酷な使用条件でしかも10,000回転を越え
る超高速回転させても脱調する惧れがないセンサレスブ
ラシレスモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、永久磁石回転
子1と、三本の固定子巻線2a,2b,2c がY結線され前
記永久磁石回転子1に磁界を作用させ回転力を与える三
相固定子巻線2と、所要配列のスイッチング素子U+,
V+,W+,U−,V−,W−をPWM信号により所要
にオン・オフ制御して直流電源4の直流を交流に変換し
て三本の出力線3a,3b,3c より出力して前記三相固定
子巻線2に給電して転流を制御する三相インバータ3
と、入力する三つの電流誤差修正電流指令信号S17, S
18, S19に基づいてスイッチング素子駆動信号であるP
WM信号U1,U2,V1,V2,W1,W2を前記三相インバー
タ3へ出力するPWM信号発生器9とを備えたセンサレ
スブラシレスモータにおいて、速度誤差増幅器6で速度
指令信号S1 を速度誤差修正速度指令信号S4 に変換し
て出力し、電流指令制御器7で速度誤差修正速度指令信
号S4 を三相分の電流指令信号S8,S9,S10に変換して
出力し、電流誤差増幅器8で三相分の電流指令信号S8,
S9,S10をそれぞれ電流誤差修正電流指令信号S17, S
18, S19に変換して前記PWM信号発生器9へ出力する
ように構成されていて、前記速度誤差増幅器6は、実速
度換算器13より出力する回転子1の実回転速度に対応
した該実速度フィードバック信号S2 を入力することに
より、前記速度誤差修正速度指令信号S4 を回転子1の
実回転速度を速度指令信号S1 に一致させるために必要
な大きさに演算して出力するようになっており、前記電
流指令制御器7は、通電位相指令器12から出力する三
つの,180 度通電正弦波位相信号S5a, S6a, S7aまた
は120 度通電切替え信号S5b, S6b, S7bを入力するこ
とにより、前記三相分の電流指令信号S8,S9,S10を、
回転子1の固定子巻線2a,2b,2c に対する電気角の実
際の位相を盛り込んで波形形成して出力するようになっ
ており、前記電流誤差増幅器8は、前記三相インバータ
3の三相の出力線3a,3b,3cの電流検出信号S11, S1
2, S13をフィードバック入力することにより、前記三
つの電流誤差修正電流指令信号S17, S18, S19を、前
記三相の出力線3a,3b,3c に実際に流れるモータ電流
がこれに対応する前記三つの電流指令信号S8,S9,S10
に合致するように出力するようになっており、前記誘起
電圧検出器11は、前記三つの電流誤差修正電流指令信
号S17, S18, S19を直接入力するか、又は前記直流電
源4の電圧変動分を解消するように補正した三つの電流
指令フィードバック信号S21, S22, S23をフィードバ
ック入力するとともに、前記電流検出信号S11, S12,
S13をフィードバック入力することにより、回転子1の
回転に伴い生起する誘起電圧信号S24, S25, S26を出
力するようになっており、前記通電位相指令器12は、
前記三つの誘起電圧信号S24, S25, S26をフィードバ
ック入力することにより、該三つの誘起電圧信号S24,
S25, S26のそれぞれの位相に対応する三つの,180 度
通電正弦波位相信号S5a, S6a, S7a又は120 度通電切
替え信号S5b, S6b, S7bを前記電流指令制御器7の乗
算器7a,7b,7c へ出力するようになっており、前記実
速度換算器13は、前記三つの誘起電圧信号S24, S2
5, S26の中の少なくとも一つの信号を入力することに
より、前記実速度フィードバック信号S2を回転子1の
実回転速度に対応して出力するようになっている,こと
を特徴とするセンサレスブラシレスモータを提供するも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】
<第一の実施の形態>この実施の形態のセンサレスブラ
シレスモータは、図1のブロック図に示すように、永久
磁石回転子1と、三相固定子巻線2と、三相インバータ
3と、速度指令器5と、速度誤差増幅器6と、電流指令
制御器7と、電流誤差増幅器8と、PWM信号発生器9
と、電圧変動補正器10と、誘起電圧検出器11と、通
電位相指令器12と、実速度換算器13とを備えてな
る。
【0008】三相固定子巻線2は、三本の固定子巻線2
a,2b,2c がY結線され三相インバータ3から交流を給
電されて前記永久磁石回転子1に磁界を作用させ回転力
を与える。
【0009】三相インバータ3は、所要配列のスイッチ
ング素子U+,V+,W+,U−,V−,W−が直流電
源4から給電されるように接続されているとともにPW
M信号(パルス幅変調転流制御信号)により前記所要配
列のスイッチング素子U+,V+,W+,U−,V−,
W−を所要にオン・オフ制御して直流を交流に変換し該
交流を前記三本の固定子巻線2a,2b,2c の非中性点側
端子に接続されている三本の出力線3a,3b,3c より出
力して三相固定子巻線2に給電して転流を制御する。
【0010】速度指令器5は、永久磁石回転子1の回転
速度を決定する速度指令信号S1 を出力する。
【0011】速度誤差増幅器6は、比較器6aと乗算器
6bとを有し比較器6aのプラス側入力端子に前記速度
指令回路5から出力する図2(r) に示す速度指令信号S
1 を入力するとともにマイナス側入力端子に図2(q) に
示す実速度フィードバック信号S2 を入力して両信号の
偏差を算出し出力端子から出力する該偏差信号S3 を乗
算器6bに入力して所要のゲインを乗算することによ
り、回転子1の実回転速度を速度指令信号S1 に一致さ
せるために必要な大きさとした図2(p) に示す速度誤差
修正速度指令信号S4 を出力する。速度指令信号S1 と
実速度フィードバック信号S2 と速度誤差修正速度指令
信号S4 は、それぞれ所要値の電圧信号である。
【0012】電流指令制御器7は、三本の固定子巻線2
a,2b,2c に対応した乗算器7a,7b,7c を有しこれら
乗算器7a,7b,7c に、それぞれ図2(p) に示す速度誤
差修正速度指令信号S4 を分配入力するとともに、前記
三本の固定子巻線2a,2b,2c に対応した通電位相情報
フィードバック信号として図2(o) に示すような三つの
正弦曲線で120 度ずつ位相が異なる180 度通電正弦波位
相信号S5a, S6a, S7aを分配入力しそれぞれ乗算する
ことにより、前記速度誤差修正速度指令信号S4 を基礎
として回転子1の固定子巻線2a,2b,2c に対する実際
の電気角の位相を盛り込んで波形形成した図2(n) に示
すような三つの正弦曲線で120 度ずつ位相が異なる電流
指令信号S8,S9,S10を出力する。
【0013】電流誤差増幅器8は、三本の固定子巻線2
a,2b,2c に対応した三つの比較器8a,8b,8c と各比
較器8a,8b,8c に直列接続された三つの乗算器8d,8
e,8f とを有していて、三つの比較器8a,8b,8c のプ
ラス側入力端子に前記三つの電流指令信号S8,S9,S10
を分配入力するとともに各マイナス側入力端子に電流検
出器14a,14b,14c により前記三相インバータ3の
三相の出力線3a,3b,3c から電流を検出した図2(m)
に示すような電流検出信号S11, S12, S13をフィード
バック入力してそれぞれ偏差を算出し各偏差信号S14,
S15, S16を各乗算器8d,8e,8f に入力して所要のゲ
インを乗算することにより、実際の三つモータ電流がこ
れに対応する前記三つの電流指令信号S8,S9,S10に合
致するように電流誤差を修正するべく図2(l) に示すよ
うな三つの電流誤差修正電流指令信号S17, S18, S19
を出力する。電流検出信号S11, S12, S13は図2(c)
に示すモ−タ電流に比例した同位相の信号となる。電流
誤差修正電流指令信号S17, S18, S19は、図2(b) に
示す平均化したモータ端子電圧に比例した同位相の信号
となる。電流誤差修正電流指令信号S17, S18, S19
は、図2(a) に示す直流電源電圧の変動に対応した変動
を生じる。
【0014】PWM信号発生器9は、三本の固定子巻線
2a,2b,2c に対応した三つの信号発生器9a,9b,9c
を有していて、各信号発生器9a,9b,9c の入力端子に
前記三つの電流誤差修正電流指令信号S17, S18, S19
を入力してこれら信号と図2(h) に示すような自己発生
する三角波信号と図2(g) に示すようにそれぞれ照合し
て各電流誤差修正電流指令信号S17, S18, S19が三角
波信号を交差するポイントに基づいて矩形波の立ち上が
りと立ち下がりのタイミングを割り出して一対の矩形波
を形成し、前記三相インバータ3の+側スイッチング素
子U+,V+,W+とマイナス側スイッチング素子U
−,V−,W−を駆動するための図2(e)に示すような
+側スイッチング素子駆動信号U1,V1,W1 と、図2
(f) に示すような−側スイッチング素子駆動信号U2,V
2,W2 として各信号発生器9a,9b,9c のそれぞれ二つ
の出力端子から前記三相インバータ3へ出力する。な
お、図2(d) 〜(h) ではU相のPWM信号発生の原理を
示している。これに対応して、三相の出力端子3a,3b,
3c と直流電源4のマイナス側との間の電圧、すなわ
ち、U相、V相、W相の実際のモータ端子電圧は、対応
する各相の+側スイッチング素子駆動信号と同波形に増
幅された値となるが、直流電源4の電圧変動に対応して
変動を生じる。図2(d) は、U相の出力端子3aと直流
電源4のマイナス側との間の電圧を示す。
【0015】電圧変動補正器10は、三本の固定子巻線
2a,2b,2c に対応した三つの乗算器10a,10b,10
c を有していて各乗算器10a,10b,10c に前記三つ
の電流誤差修正電流指令信号S17, S18, S19を入力す
るとともに前記図2(k) に示す直流電圧検出信号S20を
入力して両信号を乗算することにより、図2(a) に示す
ような直流電源4の電圧変動に対応し、図2(l) に示す
ような三つの電流誤差修正電流指令信号S17, S18, S
19に現れる変動を解消した図2(j) に示すような電流指
令フィードバック信号S21, S22, S23を出力する。
【0016】誘起電圧検出器11は、三本の固定子巻線
2a,2b,2c に対応した三つの比較器11a,11b,11
c を有していて各比較器11a,11b,11c のプラス側
入力端子に図2(j) に示すような三つの電流指令フィー
ドバック信号S21, S22, S23を分配入力するとともに
マイナス側入力端子に図2(m) に示すような電流検出信
号S11, S12, S13を入力して両信号の偏差を算出し図
2(i) に示すような誘起電圧信号S24, S25, S26とし
て出力する。
【0017】通電位相指令器12は、三本の固定子巻線
2a,2b,2c に対応した三つの乗算器12a,12b,12
c を有していて各乗算器12a,12b,12c に図2(i)
に示す三つの誘起電圧信号S24, S25, S26を分配入力
し、前記電流指令制御器7の乗算器7a,7b,7c に対し
て、前記三本の固定子巻線2a,2b,2c に対応した通電
位相情報フィードバック信号として、該三つの誘起電圧
信号S24, S25, S26のそれぞれの位相に対応する図2
(o) に示す三つの180 度通電正弦波位相信号S5a, S6
a, S7aを出力する。該180 度通電正弦波位相信号S5a,
S6a, S7aは、誘起電圧信号S24, S25,S26から位相
情報だけを受け取ってピーク振幅値が一定の三つの正弦
曲線であって120 度ずつ位相が異なる信号として出力さ
れる。
【0018】実速度換算器13は、三つの誘起電圧信号
S24, S25, S26を入力して各誘起電圧信号の個別平均
値を算出してからさらに三つの個別平均値に対する総平
均値を算出して該総平均値に対して一定の係数を掛けた
値を前記速度誤差増幅器6へ入力する図2(q) に示す実
速度フィードバック信号S2 として検出し、もって、誘
起電圧信号S24, S25, S26から回転子1の実回転速度
に対応した該実速度フィードバック信号S2 を前記速度
誤差増幅器6へ出力する。
【0019】上記の構成のセンサレスブラシレスモータ
によれば、速度誤差と位相誤差と電流誤差と直流電圧変
動による電圧誤差に関していずれもフィードバック制御
によって解消している。すなわち、速度誤差増幅器6で
実速度フィードバック信号S2 を入力して速度指令信号
S1 を速度誤差修正速度指令信号S4 に変換しさらに電
流指令制御器7で通電位相指令器12から180 度通電正
弦波位相信号S5a, S6a, S7aを入力して速度誤差修正
速度指令信号S4 を電流指令信号S8,S9,S10に変換
し、電流誤差増幅器8で電流検出信号S11, S12, S13
をフィードバック入力して電流誤差修正電流指令信号S
17, S18, S19に変換しPWM信号発生器9へ出力し、
PWM信号を三相インバータ3に出力して三相交流を出
力し三相固定子巻線2を励磁して回転子1を回転する。
電流誤差増幅器8より出力する電流誤差修正電流指令信
号S17, S18, S19は、図2(b) に示す平均化したモー
タ端子電圧に対応する信号となる。ただし、図2(a) に
示すように直流電源電圧が変動すると、図2(d) に示す
ように実際のモータ端子電圧が同調して変動するので、
該実際のモータ端子電圧の同調変動分を補うために図2
(l) に示すように電流誤差修正電流指令信号S17, S1
8, S19が変動する。そうすると、図2(g) に示すよう
に、PWM信号発生器9において、電流誤差修正電流指
令信号と三角波信号との照合により、図2(e)(d)に示す
ように通電停止時間が短くなる。速度誤差と位相誤差の
フィードバック制御に必要な誘起電圧の検出について
は、電流誤差増幅器8から出力する電流誤差修正電流指
令信号S17, S18, S19と電流検出信号S11, S12, S
13とを利用して検出する構成であり、電流誤差修正電流
指令信号S17, S18, S19はPWM変調する前の信号で
あるから、電流誤差増幅器8において、スイッチングノ
イズが殆どない正確なモータ端子電圧を極めて正確に検
出でき、かつ図2(b) に示すような平均化したモータ端
子電圧を極めて正確に検出できる。このため、電流誤差
増幅器8において、モータ端子電圧が小さい場合やL×
〔di/dt〕がモータ誘起電圧に比べ充分に小さいレベル
の場合はL×〔di/dt〕の演算をしなくても極めて正確
な誘起電圧を検出でき、ひいては、12,000r.p.m 位の超
高速回転をさせても脱調する惧れがない。誘起電圧検出
回路10から出力する誘起電圧信号S24, S25, S26
は、図2(b) に示す誘起電圧(点線部分)に比例した同
位相の信号となり、図2(c) に示すモータ電流の位相が
誘起電圧の位相とずれた場合でも正確に誘起電圧を検出
することができる。
【0020】図3のタイムチャートは、逆通電制動時の
信号の状態を示す。逆通電制動時とは、図3(r) に示す
速度指令信号S1 が図3(q) に示す実速度フィードバッ
ク信号S2 よりも小さくなって、図3(p) に示す速度誤
差修正速度指令信号S4 がマイナス値となった場合であ
る。このため、図3(n) に示す電流指令信号S8,S9,S
10が反転した値となるから、図3(m) に示す電流検出信
号S11, S12, S13が反転した値となり、図3(c) に示
すモータ電流が反転する。また、電流指令信号S8,S9,
S10が反転すると、図3(d) に示すように実際のモータ
電圧が小さくなり、このため、図3(b) に示す平均化し
たモータ端子電圧が誘起電圧よりも小さくなる。
【0021】<第二の実施の形態>本願発明の第二の実
施の形態を図4、図5、図6を参照して説明する。この
実施の形態のセンサレスブラシレスモータは、図4のブ
ロック図に示すように、永久磁石回転子1と、三相固定
子巻線2と、三相インバータ3と、速度指令器5と、速
度誤差増幅器6と、電流指令制御器7と、電流誤差増幅
器8と、PWM信号発生器9と、電圧変動補正器10
と、誘起電圧検出器11と、通電位相指令器12と、実
速度換算器13とを備えてなる。
【0022】図1のセンサレスブラシレスモータと相違
する点は、通電位相指令器12のみである。通電位相指
令器12は、三本の固定子巻線2a,2b,2c に対応した
三つの比較器12a,12b,12c を有していて各比較器
12a,12b,12c に図5(i)に示す三つの正弦曲線
であって120 度ずつ位相が異なる誘起電圧信号S24, S
25,S26を分配入力し、前記電流指令制御器7の乗算器
7a,7b,7c に対して、前記三本の固定子巻線2a,2b,
2c に対応した通電位相情報フィードバック信号とし
て、該三つの誘起電圧信号S24, S25, S26のそれぞれ
の位相に対応する三つの120 度通電切替え信号S5b, S
6b, S7bを出力する。矩形波である三つの120 度通電切
替え信号S5b, S6b, S7bの立ち上がりと立ち下がりの
タイミングは、図4から分かるとおり三つの誘起電圧信
号S24, S25, S26の交差ポイントを検出するとともに
交差ポイントにおける信号間の変化方向を検出すること
により実行しているので、12,000r.p,m 位の超高速回転
をさせても正確な120 度通電切替え信号S5b, S6b, S
7bが得られ、脱調が回避される。
【0023】電流指令制御器7から出力する電流指令信
号S8,S9,S10は、三つの120 度通電切替え信号S5b,
S6b, S7bが矩形波であるために矩形波となる。また図
5(c) に示すモータ電流は図5(n) に示す電流指令信号
S8,S9,S10に対応する矩形波信号となり、従って、図
5(m) に示す電流検出信号S11, S12, S13は図5(c)
に示すモータ電流に対応する矩形波信号となる。電流誤
差増幅器8は、矩形波の電流指令信号S8,S9,S10と矩
形波の電流検出信号S11, S12, S13を入力するが、実
際の三つモータ電流がこれに対応する前記三つの電流指
令信号S8,S9,S10に合致するように電流誤差を修正す
るべくフィードバック制御を行うので、矩形波を出力せ
ず、三つの120 度通電切替え信号S5b, S6b, S7bに対
応した120 度ずつ位相がずれた正弦曲線にそれぞれ矩形
波信号を取り込んだ波形の電流誤差修正電流指令信号S
17, S18, S19を出力する。図5(b) に示す120 °の通
電時の平均化したモ−タ端子電圧はL・〔dt/di〕がモ
ータ端子電圧に比べ充分小さい(通常のモータにあって
は充分に小さい)レベルの場合は(誘起電圧+電流i×
巻線抵抗R)となり、60°の無通電時の平均化したモ
−タ端子電圧は誘起電圧と等しくなる。
【0024】上記の構成のセンサレスブラシレスモータ
によれば、120 度通電により運転するものであるが、図
1の180 度通電を行うセンサレスブラシレスモータと全
く同様に、速度誤差と位相誤差と電流誤差と直流電圧変
動による電圧誤差に関していずれも同一の信号処理を行
うフィードバック制御によって解消している。すなわ
ち、速度誤差増幅器6で実速度フィードバック信号S2
を入力して速度指令信号S1 を速度誤差修正速度指令信
号S4 に変換しさらに電流指令制御器7で通電位相指令
器12から120 度通電切替え信号S5b, S6b, S7b を
入力して速度誤差修正速度指令信号S4 を電流指令信号
S8,S9,S10に変換し、電流誤差増幅器8で電流検出信
号S11, S12, S13をフィードバック入力して電流誤差
修正電流指令信号S17, S18, S19に変換しPWM信号
発生器9へ出力し、PWM信号を三相インバータ3に出
力して三相交流を出力し三相固定子巻線2を励磁して回
転子1を回転する。誘起電圧の検出についても、図1の
180 度通電を行うセンサレスブラシレスモータと全く同
様に、電流誤差増幅器8から出力する電流誤差修正電流
指令信号S17, S18, S19と電流検出信号S11, S12,
S13とを利用して検出した構成であり、電流誤差修正電
流指令信号S17, S18, S19はPWM変調する前の信号
であるから、電流誤差増幅器8において、スイッチング
ノイズが殆どない正確なモータ端子電圧を極めて正確に
検出でき、かつ図5(b) に示すような平均化したモータ
端子電圧を極めて正確に検出できる。
【0025】図6のタイムチャートは、逆通電制動時の
信号の状態を示す。図6(n) に示す電流指令信号S8,S
9,S10が反転した値となるから、図6(m) に示す電流検
出信号S11, S12, S13が反転した値となり、図6(c)
に示すモータ電流が反転する。また、図6(d) に示すよ
うに実際のモータ電圧の通電時間が短くなり、図6(b)
に示す平均化したモータ端子電圧が誘起電圧よりも小さ
くなる。また、図6(b) に示す平均化したモータ端子電
圧はL・〔dt/di〕がモータ端子電圧に比べ充分小さい
(通常のモータにあっては充分に小さい)レベルの場合
は(誘起電圧−モ−タ電流i×巻線抵抗R)となり、6
0°の無通電時の平均化したモ−タ端子電圧は誘起電圧
と等しくなる。
【0026】<第三の実施の形態>本願発明の第三の実
施の形態を図7を参照して説明する。この実施の形態の
センサレスブラシレスモータは、図7のブロック図に示
すように、永久磁石回転子1と、三相固定子巻線2と、
三相インバータ3と、速度指令器5と、速度誤差増幅器
6と、電流指令制御器7と、電流誤差増幅器8と、PW
M信号発生器9と、電圧変動補正器10と、誘起電圧検
出器11と、通電位相指令器12と、実速度換算器13
とを備えてなる。
【0027】この実施の形態のセンサレスブラシレスモ
ータは、直流電源4が電圧変動しない場合の構成例であ
り、図1のセンサレスブラシレスモータと相違する点
は、直流電源4が電圧変動しないから図1に示す電圧変
動補正器10が備えられていないこと、実速度換算器1
3に誘起電圧検出器11から出力される誘起電圧信号S
24が入力されることだけである。
【0028】なお、上述した図1及び図4及び図7のセ
ンサレスブラシレスモータにおいて、二個の電流検出器
の信号を加算し反転することによって電流検出器を設け
ない相の信号を得る場合でも三個の電流検出器を設けた
場合と同様に誘起電圧を検出できる。また、誘起電圧回
路、位相変換、電流指令制御、速度誤差増幅器、電流誤
差増幅器、実速度換算器、電圧変動補正器、PWM信号
発生回路の機能をマイクロコンピュ−タ等によって計算
処理し誘起電圧デ−タを得るようにしても良い。また、
実速度換算器は誘起電圧信号の周期より実速度フィード
バック信号を出力してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のセン
サレスブラシレスモータによれば、速度誤差増幅器6で
実速度フィードバック信号S2 を入力して速度指令信号
S1 を速度誤差修正速度指令信号S4 に変換しさらに電
流指令制御器7で通電位相指令器12から180 度通電正
弦波位相信号S5a, S6a, S7aを入力して速度誤差修正
速度指令信号S4 を電流指令信号S8,S9,S10に変換
し、電流誤差増幅器8で電流検出信号S11, S12, S13
をフィードバック入力して電流誤差修正電流指令信号S
17, S18, S19に変換しPWM信号発生器9へ出力し、
PWM信号を三相インバータ3に出力して三相交流を出
力し三相固定子巻線2を励磁して回転子1を回転する。
誘起電圧検出信号S24, S25, S26は電流誤差修正電流
指令信号S17, S18, S19と電流検出信号S11, S12,
S13から検出し、実速度フィードバック信号S2 と180
度通電正弦波位相信号S5a, S6a, S7aを得る構成とし
たので、PWMノイズ(スイッチングノイズ)に影響さ
れないようにPWM信号発生器に入力する前の信号を取
り出して誘起電圧を検出することから、誘起電圧を検出
する際に伴うノイズが微小であり遅れが非常に小さいフ
ィルタで除去できるから、モータ端子電圧の平均電圧に
比例した極めて正確な誘起電圧を遅れを生じずに検出で
き、モータ電流が小さい場合やL・〔di/dt〕がモ
ータ端子電圧に比べ充分小さいレベルの場合はL・〔d
i/dt〕の演算をしなくてもモータ端子電圧を正確か
つ少しの遅れもなく検出でき、このため、10,000回転を
越える超高速運転を与えるようにしても極めて正確な誘
起電圧を検出することが可能で超高速運転が実現でき、
ホ−ルセンサ−、エンコ−ダ等の回転子位置検出器を備
えないで永久磁石同期モ−タの電流位相を制御して直流
モ−タと等価の極めて優れた電気機械エネルギ変換特性
を持たせることができる。そして、負荷変動に影響され
ずに誘起電圧を検出できるので、振動を伴う過酷な使用
条件でも脱調する惧れがない。PWMノイズを非常に遅
れの小さいフィルタで除去できるので、遅れのない正確
な誘起電圧検出が可能になる。また、180 度通電及び12
0 度通電のどちらでも誘起電圧を検出することができ
る。さらに、逆通電制動を行ったときでも確実に誘起電
圧を検出することができ、脱調する惧れがない。さら
に、三本のモ−タ配線でモ−タの誘起電圧に比例し、さ
らに同位相の信号検出が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のセンサレスブラシ
レスモータに係り、180 度通電制御を行うセンサレスブ
ラシレスモータのブロック図。
【図2】本発明の第一の実施の形態のセンサレスブラシ
レスモータのタイムチャート。
【図3】本発明の第一の実施の形態のセンサレスブラシ
レスモータの逆通電制御時のタイムチャート。
【図4】本発明の第二の実施の形態のセンサレスブラシ
レスモータに係り、120 度通電制御を行うセンサレスブ
ラシレスモータのブロック図。
【図5】本発明の第二の実施の形態のセンサレスブラシ
レスモータのタイムチャート。
【図6】本発明の第二の実施の形態のセンサレスブラシ
レスモータの逆通電制御時のタイムチャート。
【図7】本発明の第三の実施の形態の180 度通電制御を
行うセンサレスブラシレスモータのブロック図。
【符号の説明】
1 ・・・永久磁石回転子、 2 ・・・三相固定子巻線、 2a,2b,2c ・・・固定子巻線、 3 ・・・三相インバータ、 3a,3b,3c ・・・出力線、 4 ・・・直流電源、 6 ・・・速度誤差増幅器、 7 ・・・電流指令制御器、 8 ・・・電流誤差増幅器、 9 ・・・PWM信号発生器、 11 ・・・誘起電圧検出器、 12 ・・・通電位相指令器、 13 ・・・実速度換算器、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石回転子1と、三本の固定子巻線
    2a,2b,2c がY結線され前記永久磁石回転子1に磁界
    を作用させ回転力を与える三相固定子巻線2と、所要配
    列のスイッチング素子U+,V+,W+,U−,V−,
    W−をPWM信号により所要にオン・オフ制御して直流
    電源4の直流を交流に変換して三本の出力線3a,3b,3
    c より出力して前記三相固定子巻線2に給電して転流を
    制御する三相インバータ3と、入力する三つの電流誤差
    修正電流指令信号S17, S18,S19に基づいてスイッチ
    ング素子駆動信号であるPWM信号U1,U2,V1,V2,W
    1,W2 を前記三相インバータ3へ出力するPWM信号発
    生器9とを備えたセンサレスブラシレスモータにおい
    て、 速度誤差増幅器6で速度指令信号S1 を速度誤差修正速
    度指令信号S4 に変換して出力し、電流指令制御器7で
    速度誤差修正速度指令信号S4 を三相分の電流指令信号
    S8,S9,S10に変換して出力し、電流誤差増幅器8で三
    相分の電流指令信号S8,S9,S10をそれぞれ電流誤差修
    正電流指令信号S17, S18, S19に変換して前記PWM
    信号発生器9へ出力するように構成されていて、 前記速度誤差増幅器6は、実速度換算器13より出力す
    る回転子1の実回転速度に対応した該実速度フィードバ
    ック信号S2 を入力することにより、前記速度誤差修正
    速度指令信号S4 を回転子1の実回転速度を速度指令信
    号S1 に一致させるために必要な大きさに演算して出力
    するようになっており、 前記電流指令制御器7は、通電位相指令器12から出力
    する三つの,180 度通電正弦波位相信号S5a, S6a, S
    7aまたは120 度通電切替え信号S5b, S6b, S7bを入力
    することにより、前記三相分の電流指令信号S8,S9,S
    10を、回転子1の固定子巻線2a,2b,2c に対する電気
    角の実際の位相を盛り込んで波形形成して出力するよう
    になっており、 前記電流誤差増幅器8は、前記三相インバータ3の三相
    の出力線3a,3b,3cの電流検出信号S11, S12, S13
    をフィードバック入力することにより、前記三つの電流
    誤差修正電流指令信号S17, S18, S19を、前記三相の
    出力線3a,3b,3c に実際に流れるモータ電流がこれに
    対応する前記三つの電流指令信号S8,S9,S10に合致す
    るように出力するようになっており、 前記誘起電圧検出器11は、前記三つの電流誤差修正電
    流指令信号S17, S18, S19を直接入力するか、又は前
    記直流電源4の電圧変動分を解消するように補正した三
    つの電流指令フィードバック信号S21, S22, S23をフ
    ィードバック入力するとともに、前記電流検出信号S1
    1, S12, S13をフィードバック入力することにより、
    回転子1の回転に伴い生起する誘起電圧信号S24, S2
    5, S26を出力するようになっており、 前記通電位相指令器12は、前記三つの誘起電圧信号S
    24, S25, S26をフィードバック入力することにより、
    該三つの誘起電圧信号S24, S25, S26のそれぞれの位
    相に対応する三つの,180 度通電正弦波位相信号S5a,
    S6a, S7a 又は120 度通電切替え信号S5b, S6b, S
    7b を前記電流指令制御器7の乗算器7a,7b,7c へ出
    力するようになっており、 前記実速度換算器13は、前記三つの誘起電圧信号S2
    4, S25, S26の中の少なくとも一つの信号を入力する
    ことにより、前記実速度フィードバック信号S2を回転
    子1の実回転速度に対応して出力するようになってい
    る,ことを特徴とするセンサレスブラシレスモータ。
JP7240912A 1995-08-25 1995-08-25 センサレスブラシレスモータ Pending JPH0965678A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6462491B1 (en) 1999-01-27 2002-10-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Position sensorless motor control apparatus
WO2006043584A1 (ja) * 2004-10-20 2006-04-27 Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. モータ駆動装置

Cited By (4)

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