JPH0965912A - 装身具用チェーン並びにその自動編機、およびその自動編成方法 - Google Patents

装身具用チェーン並びにその自動編機、およびその自動編成方法

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JPH0965912A
JPH0965912A JP22353495A JP22353495A JPH0965912A JP H0965912 A JPH0965912 A JP H0965912A JP 22353495 A JP22353495 A JP 22353495A JP 22353495 A JP22353495 A JP 22353495A JP H0965912 A JPH0965912 A JP H0965912A
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JP
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laser
metal
abutting ends
chain
metal wire
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JP22353495A
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Masami Murao
昌美 村尾
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MURAO KK
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MURAO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、装身具用チェーン並びにその自動
編機、およびその自動編成方法に関し、ボリューム感が
発揮されゴウジャスであるが軽量であり、1個のリンク
の左右の衝合端が完全に密着して溶接が綺麗な仕上面に
て短時間に確実に行え、温度による材料の改質がなく、
容易に製作することを目的とする。 【解決手段】 甲丸線K等の金属線条材1を所定長さL
1 にカッター10にて切断した被加工物Tを中芯部品1
0を略中心にクランプ19の締付で加圧、折曲して衝合
端t,tをハンマー部品28にて打撃した後にレーザに
て溶接する構成にて正面略楕円形のリンクRを形成し、
チェーンCを自動編成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装身具用チェーン
並びにその自動編機、およびその自動編成方法に関し、
平坦な下面部と、それに直交する一側方向に所望厚みに
設けられる厚肉部とを有するような金属線条材、例えば
甲丸材を使用し、その被加工物の左右の衝合端相互をレ
ーザにて溶接することにより1駒のリンク形状が正面略
楕円形に形成されるチェーンを自動編成するのに最適で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ネックレス、ブレスレッド、また
はバッグに装着する吊手やバンド等に使用する装身具用
チェーンを自動的に編成する場合の装置および方法に
は、図35〜図40に示すように断面円形の金属線条材
(以下本明細書において単に丸線という)を使用して製
造するものがある。この丸線を使用したチェーンを自動
的に編成するもののうち正面形状が略楕円形をなす1駒
のリンクを連結したもの、または喜平チェーンを自動編
成する場合を例に説明すると、図35および図36に示
すものがある。これは断面略楕円形の螺旋溝40aを外
周に有し、筒状の案内ケース41内に回転可能に収納さ
れた移送ロッド40の前記螺旋溝40a内に金属線条材
よりなる丸線42を巻付けて移送ロッド40を回転する
と、この丸線42は螺旋を描くように案内ケース41の
先端から外部に送出されて行く。
【0003】そして丸線42が移送ロッド40から旋回
しながら螺旋状に送出されることによってその正面略楕
円形の1巻42Aを形成する直前に、ピンサー43の左
右1対のくわえ部品43a,43bが前後略対向して閉
じて丸線42の前記1巻42Aを挾持する(図37参
照)。次いでカッター44が丸線42の前記1巻42A
を前後方向から切断する(図36、図39参照)。
【0004】それから切断された被加工物としての丸線
42をピンサー43が挾持した状態で移動する。そして
クランプ45の左右1対のジョウ部品45a,45bが
切断されて側面略V字状をなしている丸線42の1巻4
2Aの左右の衝合端42a,42bを、その弾発力に抗
して前後方向から挾持してその軸芯を略一致させる。こ
うして正面略楕円形のリンクR′を形成する(図37の
想像線、図38参照)。
【0005】この際、移送ロッド40の回転が続行され
ているので、図37の想像線に示すように送出されて来
る後続の丸線42の先端部が前記工程においてクランプ
45に既に挾持されている被加工物としての丸線42の
1巻42A内に挿通される。こうしてチェーンの先行す
る1駒のリンクR′と後行の1駒のリンクR′とが相互
に連結されることになる。しかも、移送ロッド40から
螺旋の1巻42Aが送出されて行くのに伴って次期サイ
クルに備えて丸線42は再び正面略楕円形を描いて行
く。
【0006】喜平チェーンを形成する場合は、さらに丸
線42の1巻42Aの上方に位置する左右の衝合端42
a,42bをクランプ45が挾持した状態で、丸線42
の下部を挾持しているピンサー43が垂直軸回りに右方
向(時計方向)または左方向(半時計方向)に交互に略
90°回転する。こうして被加工物としての丸線42の
1巻42Aの上半部42A1 または下半部42A2 に捻
りを与える工程が上記工程に付加される(図40参
照)。
【0007】その後、クランプ45の左右のジョウ部品
45a,45bが開いて丸線42に対する挾持は開放さ
れる。しかもピンサー43の左右のくわえ部品43a,
43bが開くことによって丸線42に対する挾持は開放
され、その後ピンサー43が90°逆転して旧位に復す
る。そして上記動作を繰返して行うことにより、リンク
R′の1駒は順次、連結され、チェーンは自動編成され
て行く。
【0008】さらに、チェーンの1駒づつのリンクR′
の衝合端42a,42b相互をロー付けする等して喜平
チェーン等は製作される。
【0009】上記工程のうち丸線42の1巻き42Aの
下部をピンサー43によって挾持するとともに丸線42
の上部をクランプ45によって挾持することによって丸
線42の上半部42A1 または下半部42A2 に捻りを
付与するための上記工程を省略すれば、リンクR′の1
駒が正面略楕円形をなしたチェーンを自動的に編成する
ことができる。
【0010】また断面略円形をなした丸線42以外の金
属線条材は、従来、例えば図41に示すように、平坦な
下面部1′aと該下面部1′aに対して直交する一側方
向に略中高に設けた所望厚みの厚肉部1′bと、該厚肉
部1′bの左右の側縁には該厚肉部1′bよりも厚みが
薄い薄肉部1′cとよりなる断面略円弧状をなした甲丸
線K′(以下本明細書においては単に甲丸線という)が
あった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】金属線条材よりなる丸
線42を使用して正面略楕円形のリンクを連結したチェ
ーンや喜平チェーンを製作する図35乃至図40に示す
上記従来の方法は、送出ロッド40から送出される螺旋
状の丸線42の1巻42Aに対してカッター44が前後
方向に可動することにより被加工物としての丸線42を
切断するので、その衝合端42a,42bにおける切断
端面は側面略V字状をなす螺旋の開度合(螺旋勾配)に
応じて正面正円ではなく、正面略楕円に切断される。
【0012】そして図37に示すように側面略V字状を
なす丸線42の1巻42Aにおける左右1対の衝合端4
2a,42b相互は、クランプ45の1対のジョウ部品
45a,45bによって螺旋の弾発力に抗して挾持され
ることにより接合される。しかしながら、この際切断端
面がカッターによる押切りにより表面に疎面を生ずるの
で、相互に完全に密着しなかった。また切断時には正面
楕円形に形成される切断端面が衝合時においては軸芯を
略一致するようにしても、丸線42の外周面側はズレを
生じて切断端面の整合性が悪い状態で接合されるという
不都合があった。
【0013】このズレ等は、例えばリンクR′の左右の
衝合端42a,42bの切断面積が広いものにおいては
充分な接触面積を確保して強度が得られる。しかしロー
付けを行う場合に、衝合端42a,42bの外周側が不
整合になり易いので、ロー付個所の仕上がりが外観的に
不体裁が目立っていた。この傾向は直径が太い丸線ほど
顕著に表れる。また直径が細い丸線は、左右の衝合端4
2a,42b相互の接触面積が充分に確保されないの
で、ロー付けによる接合後の強度が不充分になるばかり
でなく、ロー付作業にも熟練を必要としていた。しかも
ロー付個所の仕上がりに緻密な作業を必要とする等、時
間と手間とがかかるものとなっていた。
【0014】このリンクの左右の衝合端42a,42b
の機械的なロー付け作業は、従来例えば以下のような数
工程を経て行われていた。すなわち、先ず液ローを収容
する槽内にチェーン毎浸す。この液ローは、例えば粘り
をもたせるために主成分としての粉状のロー材に混合さ
れる少量のひまし油と、ロー材を液状化させた場合に即
乾性を得るためのリグロインとを混合した組成である。
その後チェーンを液ローを収容した槽内から取り出して
乾燥すると、液ロー内に含まれているリグロインが蒸発
してチェーンにはひまし油の働きにより粘性をもったロ
ー材が付着して残る。それからチェーンの各リンク毎の
左右の衝合端42a,42b間に詰まっている接合に必
要となる以外の余計なロー材を落とす。そして金属線条
材の種類によって炉またはバーナを用いて加熱すること
によりロー材を溶融する。次いでロー材と金属線条材と
を合金化して左右の衝合端42a,42b相互を接合す
る。さらに接合後は左右の衝合端42a,42b相互を
ロー付けしたチェーンを酸洗いして、超音波洗浄をする
等して洗浄を行う。
【0015】このようにロー付けは、特に洗浄作業や不
用なロー付部分の研摩作業等の除去作業が必要となり、
工程数が増えるので、チェーンの製作には多くの時間と
手間、および多くの費用がかかっていた。しかもロー付
け作業には炉内の高温下でチェーンがかなりな時間、加
熱されることにより、溶着が行われるので、純金、純プ
ラチナ、銀等の貴金属よりなるチェーン自体が高温度に
よる影響を受けて軟化し、変質されたり、強度に欠ける
ものになっていた。
【0016】また断面略円形の丸線42を上記図35乃
至図40に示すような機械を使用して、上記方法を採用
することによって正面楕円形のリンクR′を連結したチ
ェーンや喜平チェーンを製造する場合に、丸線42自体
を金、プラチナ、銀等の貴金属やそれらの合金を使用す
ると、製造されるチェーンは重量が増大し、価格も高価
なものになっていた。
【0017】そして丸線42の左右の衝合端42a,4
2bをズレがなく、密着した状態で接合するためには、
送出ロッド40から送出される螺旋状の丸線42の開度
合に対応するクランプ45のジョウ部品45a,45b
による加圧移動距離を考慮して丸線42に対するカッタ
ー44の設置向きを設定しなければならない。すなわち
装身具用チェーンの自動編機自体の製作精度や部品の組
付精度を厳密にしなければ検査に適合するチェーンを自
動編成することができないという制約があった。
【0018】しかも図41に示すような甲丸線K′を金
属線条材として用いて上記従来の自動編機を使用して正
面略楕円形のリンクR′を連結したチェーンや喜平チェ
ーンを自動編製することはできない。これは図41に示
すような甲丸線K′を送出ロッド40の外周に設けた螺
旋溝40aに巻付けて送出ロッド40を回転することに
より案内ケース41の外部に螺旋状に送り出そうとする
と、甲丸線K′の断面略円弧状の外周側は筒状の案内ケ
ース41に対して丸線42と同様に接触面積が小さく滑
動し易いが、内周側の平坦な下面部1′aは送出ロッド
40に対して接触面積が大きくなって摩擦係数が増大す
る。この結果、案内ケース41内において送出ロッド4
0が回転してもその螺旋溝40a内において甲丸線K′
は捻回されて円滑には案内ケース41から外部に送出さ
れることはできないからである。
【0019】上記従来の自動編機を使用し、甲丸線K′
にて喜平チェーンや断面略楕円形のリンクを製作しよう
とする場合には、甲丸線の厚み方向に交叉する方向から
カッターにより甲丸線K′を切断するため、甲丸線K′
よりなる被加工物の左右の衝合端が幅方向に押潰れてし
まう。このため接合時において突合わされたリンクの衝
合端にくびれを生じてロー付等の接合状態が外観的に不
体裁が目立つリンクが形成されることになる。従ってか
かるリンクを連結してチェーンを自動編成するのには実
用に適するものではなかった。
【0020】そこで本発明は、上記従来の欠点を解決す
るために平坦な下面部と該下面部に対して直交する一側
方向に所望厚みの厚肉部と該厚肉部よりも厚みが薄い薄
肉部とにより形成される金属線条材、例えば甲丸線を使
用することにより、正面略楕円形のリンクを連続して自
動的に編成することができ、また見かけ上のボリュウー
ム感が発揮されてゴウジャスであるが軽量であり、さら
には1個のリンクの左右の衝合端相互を多くの作業を要
することなく短時間で綺麗な仕上面にて体裁が良く確実
に溶接を行なえるとともに貴金属よりなるリンクの衝合
端が溶接時における温度に影響されて加工性が悪くなっ
たり、強度が欠けたり改質がなく、製作は時間と手間が
かからずに行えるようにすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑
み、金属または合金により形成され、平坦な下面部と、
該下面部に対して直交する一側方向に所望厚みに設けら
れる略中高の厚肉部と、該厚肉部の側縁には該厚肉部よ
りも厚みが薄い薄肉部とを有し、前記厚肉部の高さは前
記下面部の長さに0.3〜0.6を乗じた長さをなし、
所望長さに切断された金属線条材の左右の衝合端をレー
ザにより溶接することにより正面略楕円形のリンクに形
成されるという手段を採用した。
【0022】また本発明は前記金属線条材が断面略円弧
状に形成された甲丸線であるという手段を採用した。
【0023】また本発明は前記金属線条材が甲丸部を複
数有する連続山形に形成されるという手段を採用した。
【0024】また本発明は前記金属線条材が下面部を略
直線に近い円弧状をなした甲丸線に形成されるという手
段を採用した。
【0025】また本発明は前記金属線条材が中空状に形
成され、その中空部内には必要に応じて異金属材料が詰
込み可能になされる甲丸材であるという手段を採用し
た。
【0026】また本発明は前記金属線条材が断面略台形
に形成されるという手段を採用した。
【0027】また本発明は前記金属線条材が断面多角形
に形成されたという手段を採用した。
【0028】また本発明は前記金属線条材が断面鋸山形
に形成されるという手段を採用した。
【0029】また本発明は前記金属線条材が貴金属また
はその合金により形成されるという手段を採用した。
【0030】また本発明は前記金属線条材が卑金属また
はその合金により形成されるという手段を採用した。
【0031】また本発明は前記金属線条材の平坦な前記
下面部または厚肉の頭状部の少なくとも何れかに、該金
属線条材とは異なる金属を被着するという手段を採用し
た。
【0032】また本発明は金属線条材が、連続山形をな
す複数の甲丸部のうちの何れかの甲丸山形部を、隣接す
る甲丸部とは異金属にて連設したという手段を採用し
た。
【0033】また本発明は前記金属線条材の左右の衝合
端が、カッターにより20°〜90°の切断角度により
金属線条材の軸長方向に交叉する上方から切断されると
いう手段を採用した。
【0034】また本発明は平坦な下面部と、該下面部と
直交する一側方向に設けられる略中高の厚肉部と、該厚
肉部よりも厚みが薄い薄肉部とを有する金属線条材を所
定長さづつ間欠移動させる送り機構と、前記金属線条材
を被加工物として所定長さづつ切断するカッターと、前
記金属線条材の移動方向に対して交叉する方向に進退可
能に且つ昇降可能に設けられた断面略楕円形の中芯部品
と、該中芯部品の外周に前記金属線条材を折曲可能に左
右開閉自在にジョウ部品が対向して設けられたクランプ
と、該クランプの上方に上下動可能に設けられ、被加工
物の左右の衝合端を打撃により前記中芯部品の外周に沿
って折曲して密着して衝合可能になすハンマー部品と、
該ハンマー部品の打撃により衝合される被加工物の前記
衝合端を溶接可能に設けたレーザ溶接機構部とから成形
されるという手段を採用した。
【0035】また本発明は前記クランプが、左右1対の
ジョウ部品の内側に前記中芯部品の外周面に略対応する
凹曲面部が対向して形成されるという手段を採用した。
【0036】また本発明はカッターが、20°〜90°
の角度にて先端刃部が形成されるという手段を採用し
た。
【0037】また本発明は前記ハンマー部品は、複数
回、上下動を繰り返して前記被加工物の左右の衝合端を
打撃することにより前記中芯部品の外周に沿って折曲
し、密着して衝合するという手段を採用した。
【0038】また本発明は前記クランプ部が、前記ジョ
ウ部品の閉止後に1サイクル毎に垂直軸回りに交互に略
90°正転または反転をしながら昇降動作を行うように
設けられるという手段を採用した。
【0039】また本発明は前記レーザ溶接機構部が、複
数台の編み機に対応して設けられるとともに該レーザ溶
接機構部はレーザ発振ユニットから分岐ユニットを介し
て各経路毎に分岐されるレーザを前記各編み機に各経路
毎に伝送することにより前記編み機にて自動編成される
金属線条材よりなる被加工物の左右の衝合端を相互に衝
合の上、レーザにより溶接するという手段を採用した。
【0040】また本発明は複数台の編み機により自動編
成されるチェーンの金属線条材が同種金属材料にて形成
される同一径であり、該金属線条材よりなる被加工物の
左右の衝合端を相互に衝合してチェーンを前記編み機に
より自動編成しながら同時に該衝合端相互をレーザによ
り溶接するという手段を採用した。
【0041】また本発明は複数台の編み機により各々自
動編成されるチェーンの金属線条材が同種金属材料によ
り形成される同一径であり、該金属線条材よりなる被加
工物の左右の衝合端を相互に衝合してチェーンを前記編
み機により自動編成しながら該衝合端相互を時間を違え
てレーザにて溶接するという手段を採用した。
【0042】また本発明は複数台の編み機により自動編
成されるチェーンの金属線条材が異種金属材料により形
成される同一径であり、該金属線条材よりなる被加工物
の左右の衝合端を相互に衝合してチェーンを前記編み機
により自動編成しながら該衝合端を同時にレーザにより
溶接するという手段を採用した。
【0043】また本発明は複数台の編み機により各々自
動編成される金属線条材が異種金属材料により形成され
る同一径であり、該金属線条材よりなる被加工物の左右
の衝合端を相互に衝合してチェーンを自動編成しながら
該衝合端を相互に複数台の前記加工ステーションにて時
間を違えてレーザにより溶接するという手段を採用し
た。
【0044】また本発明は複数台の編み機により各々自
動編成されるチェーンの金属線条材が異種金属材料によ
り形成される異径であり、該金属線条材よりなる被加工
物の左右の衝合端を相互に衝合してチェーンをそれぞれ
前記編み機により自動編成すると同時に該衝合端相互を
レーザにより溶接するという手段を採用した。
【0045】また本発明は複数台の編み機により各々自
動編成されるチェーンの金属線条材が異種金属材料によ
り形成される異径であり、該金属線条材よりなる被加工
物の左右の衝合端を相互に衝合してチェーンをそれぞれ
前記編み機により自動編成しながら該衝合端を時間を違
えてレーザにて溶接するという手段を採用した。
【0046】また本発明は金属線条材よりなる被加工物
の左右の衝合端を相互に衝合して溶接を行うレーザの加
工エネルギーが相互に近似し、且つ該加工エネルギーが
小さいものから大きいものへと逐次レーザを照射して溶
接を行うという手段を採用した。
【0047】また本発明は金属線条材よりなる被加工物
の左右の衝合端を相互に衝合して溶接を行うレーザの加
工エネルギーが大きいものから小さいものへと逐次レー
ザを照射して溶接を行うのに、所望数個の空打ちを行っ
てレーザを照射可能な準安定レベルにレーザ発振ユニッ
トの出力を調整した後に溶接を行うという手段を採用し
た。
【0048】また本発明はレーザ溶接機構部のレーザ照
射部と、金属線条材よりなる前記被加工物の左右の衝合
端とは該衝合端間の切目に沿う方向に相対移動可能に設
けられ、前記レーザ照射部から被加工物の衝合端にレー
ザを照射することにより前記衝合端相互をレーザにより
溶接するという手段を採用した。
【0049】また本発明はレーザ溶接機構部のレーザ照
射部が、金属線条材よりなる前記被加工物の左右の衝合
端間に位置する切目に対して移動可能に設けられてレー
ザを照射するという手段を採用した。
【0050】また本発明はレーザ溶接機構部のレーザ照
射部に対し、前記被加工物がその左右に衝合端間に位置
する切目に沿う方向に移動可能に設けられることにより
該衝合端間にレーザが照射されるという手段を採用し
た。
【0051】また本発明は前記金属線条材には、波長が
1.06μm程度のレーザを吸収可能な吸収材が必要に
応じて処理されることにより左右の衝合端相互がレーザ
にて溶接されるという手段を採用した。
【0052】また本発明は平坦な下面部と略中高の厚肉
部とを有する金属線条材を所定長さづつ間欠移動される
送り工程と、前記金属線条材を所定長さづつ切断して被
加工物となす工程と、断面略楕円形の中芯部品を前記被
加工物の移動方向に対して交叉方向からその上面略中央
に進出する工程と、次いでクランプの左右1対のジョウ
部品が中芯部品に対して対向して閉じることにより前記
中芯部品の外周の曲率に対応して被加工物を略正面楕円
形に加圧、曲成する工程と、その後前記被加工物の左右
の衝合端相互をハンマー部品にて打撃して密着して衝合
させる工程と、該ハンマー部品にて打撃されることによ
り衝合される被加工物の左右の衝合端相互をレーザを照
射することにより溶接する工程と、前記中芯部品を後退
させて被加工物内から抜出す工程とから成るという手段
を採用した。
【0053】さらに本発明は、平坦な下面部と略中高の
厚肉部とを有する金属線条材を所定長さづつ間欠移動さ
せる送り工程と、前記金属線条材を所定長さづつ切断し
て被加工物となす工程と、次いでクランプの左右1対の
ジョウ部品が前記被加工物の上面略中央に位置する中芯
部品に対して対向して閉じることにより前記中芯部品の
外周の曲率に対応して被加工物を正面略楕円形に加圧、
曲成する工程と、前記被加工物の衝合端相互をハンマー
部品にて打撃して密着して衝合させる工程と、該ハンマ
ー部品にて打撃されることにより衝合される被加工物の
左右の衝合端相互をレーザを照射することにより溶接す
る工程と、その後中芯部品を後退させて被加工物を中芯
部品から抜出す工程と、間欠移動される後続の前記金属
線条材が製造中の正面略楕円形の被加工物に挿通可能に
なるように前記クランプの左右1対の前記ジョウ部品が
前記被加工物を挾持しながら1サイクル毎に垂直軸回り
に略90°づつ正転または反転を交互にしながら上昇動
作を行う工程とから成るという手段を採用した。
【0054】
【発明の実施の形態】以下図1乃至図22に従って本発
明の実施の形態の具体例を自動編機と、それから自動編
成される装身具用チェーンにつき説明する。1は金属線
条材であり、この金属線条材1は金属またはその合金に
より形成され、平坦な下面部1aと、該下面部1aに対
して直交する一側方向、例えば上方の略中央に所望厚み
に設けられる略中高の厚肉部1bと、該厚肉部1bの左
右の側縁には該厚肉部1bよりも厚みが薄い薄肉部1
c,1cとにより形成されるが、この実施例においては
代表例として図1に示すような断面略円弧状に形成され
る甲丸線Kが金属線条材として使用される。
【0055】この甲丸線Kは、例えば従来使用されてい
る丸線をダイによって伸線することによって形成され
る。そしてこの甲丸線Kの断面寸法は、正面略楕円形の
リンクRを連結することにより一連のチェーンCを形成
する場合に、軽量なわりに外観的にボリューム感を充分
に発揮し、ゴウジャスな感じを与えるように、厚肉部1
bの高さh1 は下面部1aの長さl1 に0.3〜0.6
を乗じた長さのものが最適である。そして具体的に例え
ばこの実施例においては前記下面部1aの長さl1
1.00mm程度であり、前記厚肉部1bの高さh1
0.40mm程度のものを使用する。そして図20におい
て正面略楕円形のリンクRの1駒の大きさは、この実施
例においては、内径の長軸寸法L1 が2.35mm程度で
あり、内径の短軸寸法L 2 は1.50mm程度のものを形
成する。
【0056】図2において2は前記金属線条材1を所定
長さLづつ略水平方向へ間欠移動するための送り機構で
あり、この送り機構2は機枠体3の一側に設けたモータ
Mのモータシャフトmに装着されることにより前記金属
線条材1が捲回されるドラム4と、該ドラム4の接線S
方向において前記機枠体3の前面に設けた案内受台部5
とから形成される。
【0057】前記案内受台部5は前記ドラム4から間欠
的に所定長さLづつ間欠移動されて来る前記金属線条材
1を移動可能に保持するための保持孔5a1 が設けられ
た支持部5aと、該支持部5aの出口付近に設けられた
受板部5bとから形成される。そして前記案内受台部5
には前記ドラム4に捲回される金属線条材1が挿通され
る導入孔6aを有して前記ドラム4に対向するように一
側に設けられた案内支板6と、該案内支板6の前記導入
孔6aから導通される前記金属線条材1の歪みを除去す
るためのローラ7と案内溝部8とを有する癖取部品9と
が取付けられている。
【0058】図2、図3において10はカッターであ
り、このカッター10は金属線条材1の軸長方向に交叉
して前記受板部5bの上方に昇降自在に設けられること
により前記金属線条材1を1駒のリンクRを形成するた
めの被加工物として所定長さL 1 に切断するものであ
る。しかも正面略楕円形の1駒のリンクRを成形する場
合に、被加工物Tの左右の衝合端t,tを完全に密着さ
せるのにその先端刃部10aは20°〜90°の角度θ
°に形成される(図4参照)。このカッター10を昇降
自在になすための駆動機構としては、図2に示すモータ
1 の駆動力によって回転可能になるカムシャフト11
と、図18に示すように該カムシャフト11に装設され
たカム12に接触する転接ローラ13を下端に取付け、
中間部を支軸14によって機枠体3に取付けることによ
り起伏可能になり、さらに先端側には調整ネジ15を介
して前記カッター10が装着されるアーム16とにより
形成される。
【0059】図2および図3において17は前記案内受
台部5の前記受板部5bと略同一高さに任意間隔Mをあ
けて対向して設けた支持板部であり、この支持板部17
は前記カッター10により所定長さL1 に切断される前
記金属線条材1の両端を前記受板部5bと協同して両持
支持するために対向端に金属線条材1の先端部が挿入さ
れる溝部17aが設けられている。
【0060】図2および図3において18は中芯部品で
あり、この中芯部品18は下方に凹部18aを有する断
面略楕円形となして前記案内受台部5と前記支持板部1
1との間において被加工物Tとしての金属線条材11の
移動方向イに対して交叉する方向(図において前後方
向)に進退可能に且つ昇降可能に設けられる。
【0061】19は前記案内受台部5と前記支持板部1
7の下方部に設けられたクランプであり、このクランプ
19は前記中芯部品18に対して左右1対のジョウ部品
19a,19bが対向して開閉可能になることにより所
定長さL1 にカッター10によって切断された前記金属
線条材1よりなる被加工物Tを、その上面略中央に略交
叉する方向に位置する前記中芯部品18の外周面に略対
応する曲率に加圧し、正面略楕円形に曲成する。19a
1 ,19b1 は左右1対の前記ジョウ部品19a,19
bの内側に前記中芯部品18の外周面に略対応した曲率
をもって形成された凹曲面部であり、この凹曲面部19
1 ,19b1 は正面略楕円形の半割形状をなしてい
る。
【0062】左右1対のジョウ部品19a,19bの昇
降機構は図2、図19に示すように、前記機枠体3の前
面に設けた保持部3aに固着する支持板3b,3bに、
軸20,20によって枢支され、その内側下端には斜面
部19a2 ,19b2 が設けられる。そしてこのジョウ
部品19a,19bの前記斜面部19a2 ,19b2
接触する斜面部21aを有する楔体21を上端に設け、
前記保持部3a内に収容されたピストン22が上下動す
ることによって左右1対のジョウ部品19a,19bは
軸20,20を支点として回動して開閉される。ピスト
ン22の上下動は前記カムシャフト11の回転をカム、
リンク部品23を介して直線的な上下運動に変換するこ
とによって行われる。
【0063】またこのクランプ19は左右1対の前記ジ
ョウ部品19a,19bが前記被加工物Tを挾持しなが
ら1駒のリンクRを製造する1サイクル毎に垂直軸回り
に略90°づつ正転または反転を交互にしながら上昇す
ることにより送り機構2によって間欠移動される後続の
金属線条材1が製造中の正面略楕円形の被加工物Tに挿
通される(図15、図16参照)。
【0064】前記クランプ19が略90°づつ正転また
は反転するための機構は、図2に示すように同様にカム
シャフト11に装着されたカム(図示しない)に後端が
摺接することによって前後方向に往復移動する駆動シャ
フト24の先端に一端が軸25によって軸止されて他端
が前記ジョウ部品19a,19bを拘束したリンク部品
26の中間部を軸27によって前記保持部3aに揺動可
能に軸止することによって形成される。そして駆動シャ
フト24が前後方向に移動すると、軸27を中心にリン
ク部品26が揺動してジョウ部品19a,19bを全体
に略90°正転または反転させる。
【0065】28は前記中芯部品18の上方に上下動可
能に設けられたハンマー部品であり、このハンマー部品
28によって被加工物Tの左右の衝合端t,tは複数
回、例えば2回ほど繰り返して打撃されることによって
その衝合端t,tは完全に密着した状態で衝合される
(図2、図7参照)。ハンマー部品28はカムシャフト
11に装着されたカムとリンク等を介して直線的に昇降
自在になる。
【0066】図2、図8、図9において29はレーザ溶
接機構部であり、このレーザ溶接機構部29は前記ハン
マー部品28の打撃により衝合される前記被加工物Tの
左右の衝合端t,tをレーザ照射部34から照射される
レーザにより溶接するものである。このレーザ溶接機構
部29は加工ステーションPに備えた編み機Aに対応し
て設けられる。すなわち図13および図14に示すよう
に、編み機A1 ,A2 ,A3 ,A4 …を各加工ステーシ
ョンP1 ,P2 ,P3 ,P4 …毎に複数台設ける場合に
は、各加工ステーションP1 ,P2 ,P3 ,P4 …の編
み機A1 ,A2 ,A3 ,A4 …に対応してそれぞれレー
ザ溶接機構部29は設けられる。このレーザ溶接機構部
29は、レーザ物質と、光共振器と、前記レーザ物質に
光りを照射して励起するための光源と、光源からの光が
照射されて励起されるレーザ物質から誘導放出されるレ
ーザを集光するための集光ミラー等よりなるレーザヘッ
ドHを備えたレーザ発振ユニット30に分枝ユニット3
3を介して接続される。レーザヘッドHは前記レーザ発
振ユニット30に電源ユニット31と冷却ユニット32
とが接続される。
【0067】本実施例に使用されるレーザ物質としては
例えばYAG(YttriummAluminum G
arnet)ロッドが使用されるが、このYAGロッド
としては例えば直径Φ1 が1cm程度のものが使用され
る。そしてこのYAGロッドに光源としてのキセノンラ
ンプからの光りを照射して励起し、誘導放出されること
によって得られる波長1.06μm程度のレーザが使用
される。しかもこのレーザは、最大定格出力50W(平
均値)、最大定格出力エネルギー50J/P (1pp
s)、パルス幅0.5〜10.0ms、パルス繰り返し数
1〜10(pps)、パルスピークパワー0.1〜10
kwのパルスレーザが好適に使用される。
【0068】前記分岐ユニット33は前記レーザ発振ユ
ニット30から発振されるレーザを光ファイバーを用い
て各経路I1 ,I2 ,I3 ,I4 …毎に分岐して各加工
ステーションP1 ,P2 ,P3 ,P4 のレーザ溶接
機構部29,29,29,29…に伝送の上、そのレー
ザ照射部34から照射されることにより、複数台の各加
工ステーションP1 ,P2 ,P3 ,P4 …のそれぞれの
編み機A1 ,A2 ,A 3 ,A4 …にて自動編成される被
加工物Tの左右の衝合端t,t間の切れ目kに沿って照
射されることにより、衝合端t,t相互はレーザにより
溶接されるようになっている。
【0069】上記光ファイバーとしてはこの実施例にお
いては直径Φ2 が0.3mm〜0.6mmの度のものが使用
される。
【0070】また前記レーザ照射部34は金属線条材1
の左右の衝合端t,tを複数回、打撃することによって
中芯部品18の外周の曲率に沿って折曲するためのハン
マー部品28が中芯部品18の上方に図2および図9に
示すように上下動可能に設けられているので、このハン
マー部品28の移動範囲を避けて金属線条材1としての
甲丸線Kの下面部1aに対する中央二等分線N′に対し
て傾斜角度αをもって設けられる。この傾斜角度αは具
体的には40°〜50°に設定される。そしてこのレー
ザ照射部34は図9に示すように2枚の集光レンズ3
5,36が間隔をあけて光軸E上に対設することにより
使用される。このうち集光レンズ36の焦点距離fとし
ては20mm〜50mm程度のものが使用される。
【0071】本発明のチェーンの自動編機の一実施例は
以上の構成からなり、以下その作用をチェーンの自動編
製方法とともに説明する。先ず第1工程として平坦な下
面部1aと、この下面部1aに交叉する方向に設けた略
中高の厚肉部1bとよりなる断面略円弧状の甲丸線Kよ
りなる金属線条材1は送り機構2によって所定長さLづ
つ間欠移動される(図1、図2、図3参照)。これはモ
ータMが駆動すると、モータシャフトmに装着されたド
ラム4が回転するので、このドラム4に捲回された金属
線条材1はドラム4の接線方向Sに間欠移動される。
【0072】この際、ドラム4から送出された金属線条
材1は案内支板6に設けた導入孔6aを通ることによっ
て移送方向の位置決めがなされるとともに金属線条材1
を移送する時のガタツキが防止される。そして金属線条
材1は案内受台部5に設けたローラ7によって案内溝部
8内に直線的に案内移送されてドラム4からの癖が除去
され、次いで支持部5aに設けた保持孔5a1 内に挿入
されて行く(図2参照)。そして金属線条材1の先端部
(図において右の衝合端t)は、支持板部17の溝部1
7aに挿入されることによって支持され、しかも後端部
側は案内受台部5の受板部5bによって支持されること
により被加工物Tは両持支持される(図2および図3参
照)。
【0073】次いで第2工程としてカッター10が被加
工物Tに対して降下することにより1駒のリンクRを形
成する被加工物Tとして金属線条材1を所定長さL1
つ切断する(図3参照)。この際、カッター10の昇降
は、モータM1 を駆動してカムシャフト11を回転し、
カム12を回転すると、このカム12に接触する転接ロ
ーラ13を介して支軸14を中心にアーム16を起伏さ
せることにより行う(図2および図18参照)。
【0074】その後第3工程として中芯部品18が被加
工物Tの中央2等分線N個所に降下して上方から加圧力
が加わるとともに被加工物Tはその左右の下面がクラン
プ19の左右1対のジョウ部品19a,19bによって
挟持されて上方からの加圧力が加わるので、被加工物T
は中芯部品18に下方から巻付くように2つ折に折曲さ
れる(図5参照)。
【0075】そして第4工程としてモータM1 の駆動に
よってカムシャフト11が回転し、カム(図示せず)が
回転すると、リンク部品23を介してピストン22が降
下するので、このピストン22の上端に固着されている
楔体21の外周の斜面部21aが左右1対のジョウ部品
19a,19bの下面に設けた斜面部19a2 ,19b
2 を圧接する。従って、左右1対のジョウ部品19a,
19bは軸20,20を支点として対向する方向に先端
側が回動して閉まる(図2、図6参照)。
【0076】このようにして断面略楕円形に形成された
中芯部品18の外周の曲率に対応する凹曲面部19
1 ,19b1 を内側に有する左右1対のジョウ部品1
9a,19bが閉じるので、被加工物Tは断面略楕円形
の中芯部品18と左右1対のジョウ部品19a1 ,19
1 とによって内外から加圧されることにより正面略楕
円形に曲成される。この際、被加工物Tの左右の衝合端
t,tは断面略楕円形の中芯部品18の上方に位置して
未だ衝合はされていない(図6参照)。
【0077】それから第5工程として閉じられたクラン
プ19の左右1対のジョウ部品19a,19bの間から
臨まれている被加工物Tの左右の衝合端t,tに対して
ハンマー部品28が複数回、例えば2回程、繰り返して
降下することによって打撃し、衝合端t,tを密着して
衝合させる(図7参照)。ハンマー部品28はカムシャ
フト11に装着されたカムと、このカムに一端に摺接す
るリンク等(図示せず)を介して昇降自在になる。この
際、ハンマー部品28が被加工物Tの衝合端t,tに対
して複数回、例えば2回程、昇降して打撃を繰り返すの
は、金属材料における可撓復元性による跳ね返りを防止
して衝合端t,tを相互に軸芯を一致させて完全に密着
させるためである。しかも被加工物Tの衝合端t,t
は、その先端刃部10aが20°〜90°の角度θ°に
て形成されたカッター10が金属線条材1の軸芯方向に
交叉する上方から降下することによって滑らかな切断端
面に切断されるので、断面略円弧状の金属線条材1とし
ての甲丸線Kよりなる被加工物Tを加圧、成形して正面
略楕円形のリンクRにする場合に、その左右の衝合端
t,tは、ハンマー部品28にて打撃することにより完
全に密着される(図2および図7参照)。この際、ハン
マー部品28は甲丸線Kによりなる被加工物Tに対して
最も構造的に強い厚肉部1bの真上から打撃し、被加工
物Tの内周側には中芯部品18が位置するので、被加工
物Tの衝合端t,tは叩き潰されることなく、しかも幅
方向に歪みを生ぜずに綺麗な仕上がりにて密着する。
【0078】次いで第6工程としてハンマー部品28に
て打撃されることにより衝合された被加工物Tの左右の
衝合端t,t相互を図8に示すように加工ステーション
Pの編み機Aに対応して設けられたレーザ溶接機構部2
9のレーザ照射部34から照射されるレーザにより溶接
する。この際レーザは、レーザ照射部34から被加工物
Tの左右の衝合端t,t相互間に位置する切目kにめが
けて照射される。このレーザは、本実施例ではパルスY
AGレーザであってその最大定格出力が50W(平均
値)、最大定格出力エネルギーが50J/P (1pps 時)
の高出力の加工エネルギーが照射される。従って、被加
工物Tが貴金属であると卑金属であるとを問わずに、ま
たはそれらの合金である等の加工材料の種類を問わず
に、しかも被加工物Tは平坦な下面部1aと該下面部1
aに対して直交する一側方向には所望厚みに設けられる
略中高の厚肉部1bと該厚肉部1bの左右に設けた薄肉
部1c,1cとにより形成される図1に示すような断面
略円弧状の甲丸線K等のように、厚みが一様平坦ではな
く変化した断面形状の加工材料であったとしても溶接深
度が深い溶接が短時間に行なえる。このように短時間で
高出力の加工エネルギーにて溶接が行なえるので、厚み
が一様ではなく変化した例えば断面略円弧状をなした甲
丸線Kでさえ、レーザを照射した際に被加工物Tから溶
融物が周囲に飛散するというスプラッシュ現象を生ずる
ことなく、確実な溶接が行なえる。
【0079】この際、レーザ照射部34を形成する集光
レンズ36の焦点距離fは2.0〜5.0mmの範囲で
ある。しかもレーザヘッドHのレーザ発振ユニット30
に分岐ユニット33を介して接続される光ファイバーの
直径Φ2 を越えない寸法、例えば光ファイバーの直径Φ
2 の約1/2をなす搾り込まれた直径のスポット径にレ
ーザは集光される。しかも金属線条材1の左右の衝合端
t,tは、カッター10により20°〜90°の切断角
度にて切断端面が切断されることにより衝合端t,tは
綺麗に密着するとともにそれらの衝合端t,t相互の軸
芯が略一致した状態で接合されるので、金属線条材1が
図1および図9に示すように平坦な下面部1aと、該下
面部1aに直交する一側方向に中高の厚肉部1bと該厚
肉部1bの左右に設けた薄肉部1c,1cよりなる甲丸
線Kのように、厚みが一様ではなく変化したものであっ
ても、或いはその線径が太い場合にはもちろん細い場合
にも外周側や特に厚肉部1bの左右に位置する左右の薄
肉部1c,1cから溶接部分が盛り上がることがなく溶
接が行なえる。しかも短時間で高加工エネルギーのレー
ザの照射により左右の衝合端t,t相互の溶接が行なえ
るので、金属線条材1が例えば金、銀、プラチナ、また
はそれらの合金のように熱電導度が良い金属材料で成形
されている場合にも、被加工物Tが熱的影響を受けて柔
軟度を増すことにより加工性が悪くなったり、品質が悪
化されることなく溶接が行なえる。従って従来のロー付
による溶接方法のように、溶接部分が外周側に突出した
盛上がり部分の酸洗いや超音波洗浄等の洗浄作業やまた
は研磨除去作業等の後加工が不要になるので、製作に手
間がかからず、しかも熟練や未熟練を問わずに綺麗な仕
上がり面にて一定品質および強度の溶接が行なえる。
【0080】またレーザ照射部34から照射されるYA
Gレーザの波長は、1.06μm程であり、しかもその
パルス幅が0.5〜10.0ms、パルス繰り返し数が
1〜10ppsであってパルスピークパワーが0.1〜
10kWであるので、短時間に反復繰り返して溶接が必
要な例えば編み機Aにより自動編成されるリンクRの継
目個所を順次溶接してチェーンCを製造する場合等の溶
接に適する。
【0081】また金属線条材Tが反射率が高い金属で形
成されている場合、例えばK24である場合には、YA
Gレーザの吸収性を良くするとともに損失が少なく効率
的な溶接を行うために、溶接個所としての金属線条材1
よりなる被加工物Tの左右の衝合端t,tを吸収材にて
処理する。この吸収材は、例えば黒色の染料や顔料、炭
素等を含む溶液のほかクリプトシアニン溶液等が挙げら
れる。またこの処理方法にはノズルから液状の吸収材を
噴出する吹付けによる方法、または刷毛等を用いて塗布
する方法等が考えられる。そして好ましくは吸収材とし
ては、波長が1.06μm程度のYAGレーザを最も吸
収し易いものが、レーザによる加工エネルギーを吸収し
て溶接を効率良く行なうのに好適である。
【0082】また被加工物Tの左右の衝合端t,t相互
をレーザの照射によって溶接する際に、被加工物Tの線
径が太くなる場合、例えば図1に示すような甲丸線Kの
下面部1aの長さl1 が長くなる場合にはレーザのスポ
ット径を被加工物Tの左右の衝合端t,tの間に位置す
る切目kに沿って移動するようにすれば、この左右の衝
合端t,t相互の溶接が確実に行なえる。この際、レー
ザのスポット径を被加工物Tの衝合端t,t間に位置す
る切目kに沿って移動するための方法の1つには例えば
図10に示すようにガルバノ形ミラー37を使用し、こ
のガルバノ形ミラー37をレーザ照射部34の光軸E方
向に交叉するように設けた支持軸37a,37a回りに
モータM2 の駆動にて回動させることにより、レーザ溶
接機構部29のレーザ照射部34から照射されるレーザ
の照射方向を一定方向の照射から変更して切目kに沿っ
てレーザスポットを移動させる方法のほか、他の方法と
して図11および図12に示すようにレーザ溶接機構部
29のレーザ照射部34と前記被加工物Tの左右の衝合
端t,tとを切目kに沿う方向に相対移動可能に設ける
ことにより達成される。これらの方法は図11に示すよ
うに、レーザ溶接機構部29のレーザ照射部34が、前
記被加工物Tの左右の衝合端t,t間の切目kに対して
この切目kに沿う方向に移動可能に設ける構成によりレ
ーザを照射してもよく、また反対に図12に示すように
加工ステーションPがレーザの照射部34に対して矢印
に示すように切目kに沿う方向に移動するようにするこ
とによりレーザ溶接機構部29のレーザ照射部34から
照射されるレーザスポットを左右の衝合端t,t間に位
置する切目kに沿う方向に移動させて衝合端t,tの溶
接を行うようにしてもよい。
【0083】本実施例において金属線条材1として甲丸
線Kを採用し、それぞれその下面部1aの長さが0.6
0mm、0.70mm、0.80mm、1.00mm、
1.20mm、1.40mm、1.60mm、1.80
mmである場合のK18、K24(純金)、Pt85
0、Pt1000等の金属材料についてのレーザによる
溶接時の励起電圧(V)と、レーザの照射時間(ms)
と、溶接時の加工エネルギー(J)との関係を実験した
結果、表1を得た。但し表1において線径が1.20m
m、1.40mm、1.60mm、1.80mmと太径
のものについては、金属線条材1の線径が太くなるの
で、その左右の衝合端t,t相互を全部溶接するのでは
なく、左右の衝合端t,tの切断面積の30〜50%を
溶接面とする部分的な溶接での充分な強度を確保し得る
場合のデータである。
【0084】
【表1】
【0085】上記表1から金属材料がK18、K24、
Pt850、Pt1000について溶接を行うと、それ
ぞれ同一材料間では各々線径が太くなるのに伴ってその
レーザ物質に対する励起電圧(V)および溶接に必要と
なる加工エネルギー(J)は高くなることがわかる。ま
たK18、K24、Pt850、Pt1000等の金属
線条材1の線径が太くなるのに伴って加工また溶接に必
要なレーザの照射時間(ms)も長くなる傾向にある。
またK18とK24の間、またPt850とPt100
0の間等の同種金属またはその合金については、同じ太
さの線径相互については金属材料の組成純度が高いほ
ど、被加工物Tの左右の衝合端t,t相互を溶接する場
合のレーザ物質に対する励起電圧は高くなり、概して高
い加工エネルギー(J)が必要になる傾向が見られる。
しかも組成純度が高い金属材料ほど、それよりも低純度
の金属材料に必要なレーザの照射時間(ms)よりも短
いか、または略同時間のレーザの照射時間を必要として
いることがわかる。概していえば、金属の組成純度が高
くなるほど、高加工エネルギーで且つ短時間のレーザの
照射によって溶接が行なえる。またK24またはK18
等の金合金との間、またはPt1000またはPt85
0等のプラチナ合金との異金属間では、僅かな例外を除
いて金またはその合金の方がレーザ溶接に高加工エネル
ギーを必要としていることがわかる。
【0086】また被加工物Tの衝合端t,t相互をレー
ザ溶接するのには、1台の加工ステーションPに備えた
1台の編み機Aによって自動編成されるチェーンCの各
リンクRに対して1台のレーザ溶接機構部29のレーザ
照射部34から照射されるレーザにより左右の衝合端
t,tをレーザ溶接するのに限らない。
【0087】すなわち図13および図14に示すように
加工ステーションP1 ,P2 ,P3,P4 …が複数台設
けられ、これらの加工ステーションP1 ,P2 ,P3
4…にそれぞれ備え付けられた複数台の編み機A1
2 ,A3 ,A4 …に対応してレーザ溶接機構部29,
29,29,29…が設けられる場合に、レーザは1台
のレーザヘッドHのレーザ発振ユニット30から分岐ユ
ニット33を介して各経路I1 ,I2 ,I3 ,I4 …毎
に各加工ステーションP1 ,P2 ,P3 ,P4…のそれ
ぞれのレーザ溶接機構部29,29,29,29…に搬
送され、前記編み機A1 ,A2 ,A3 ,A4 …にて自動
編成される被加工物Tの左右の衝合端t,t相互を衝合
の上、レーザにより溶接することもできる。
【0088】この際、複数台の前記加工ステーションP
1 ,P2 ,P3 ,P4 …に設けた編み機A1 ,A2 ,A
3 ,A4 …により自動編成されるチェーンCの金属線条
材1が例えばK24(純金)、K18、Pt1000、
Pt850等の貴金属やその合金、または銅、アルミニ
ウム、鉄、ニッケル、亜鉛、錫等の金属またはその合金
やそのほかの卑金属等の成形材料と、その線径と、編み
機AによるチェーンCの自動編成の進行状態と、溶接に
必要な加工時間等の異同等の因子から以下の組合せ態様
が考えられる。
【0089】先ず同種金属材料であって且つその線径が
同一径である金属線条材1よりなる被加工物Tを複数台
の加工ステーションP1 ,P2 ,P3 ,P4 …に設けた
編み機A1 ,A2 ,A3 ,A4 …によりチェーンCをそ
れぞれ自動編成しながらそれと同時に金属線条材1の左
右の衝合端t,t相互を同時にレーザ溶接する態様があ
る。この例では同種金属材料よりなる同一径のチェーン
Cを大量生産する場合に好適である。
【0090】また他の態様として複数台の加工ステーシ
ョンP1 ,P2 ,P3 ,P4 …に設けた編み機A1 ,A
2 ,A3 ,A4 …により自動編成されるチェーンCの金
属線条材1が同種金属材料で同一径の金属線条材1であ
る場合に、各加工ステーションP1 ,P2 ,P3 ,P4
においてそれぞれ自動編成されるチェーンCの被加工物
Tの左右の衝合端t,t相互を時間を違えてレーザにて
溶接することもできる。この例では前記態様のものより
時間はかかるが、例えば高出力の加工エネルギーを多量
に必要とする線径が太い金属線条材1よりなるチェーン
Cを自動編成して溶接する場合に、レーザ発振源として
1台のレーザヘッドHから複数台の編み機A1 ,A2
3 ,A4 …により編まれる金属線条材1に順次、溶接
を行うので、全体的には効率的にチェーンCを製造する
場合に最適である。
【0091】また複数台の加工ステーションP1
2 ,P3 ,P3 …に設けた編み機A1,A2 ,A3
4 …により自動編成されるチェーンCの金属線条材1
が異種、同一径の金属材料である場合には、各加工ステ
ーションP1 ,P2 ,P3 ,P4…においてチェーンC
をそれぞれ自動編成しながら同時に被加工物Tの左右の
衝合端t,t相互を衝合してレーザにより溶接すること
もできる。この態様ではK24、K18、またPt10
00、Pt850等の異種金属材料にして、同一径のチ
ェーンCを短時間に効率的に多量に製造する場合に好適
である。
【0092】同様に金属線条材1が異種金属材料で形成
される同一径の金属である場合に、複数台の加工ステー
ションP1 ,P2 ,P3 ,P4 …に設けた編み機A1
2,A3 ,A4 …によりチェーンCを自動編成しなが
ら時間を違えて溶接する方法もある。この態様では時間
はかかるが、異種金属材料で形成される同一径であって
高出力の加工エネルギーを多量に必要とする太い線径の
金属線条材1よりなるチェーンCを各編み機A1
2 ,A3 ,A4 …により自動編成しながら順次、溶接
する場合に適する。
【0093】さらに金属線条材1が異種金属材料で形成
される異径である場合に、複数台の加工ステーションP
1 ,P2 ,P3 ,P4 …に設けた編み機A1 ,A2 ,A
3 ,A4 …によりチェーンCを自動編成しながら同時に
溶接する方法があり、または時間を違えてチェーンCを
自動編成しながら溶接する態様がある。これらはそれぞ
れ金属材料および線径等が異なるバラエティーに富んだ
チェーンCを効率良く多量に製造する場合に好適であ
る。これらの幾つかの態様は、工場の敷設面積、設備費
等の事業規模、チェーンCの生産量、材質、線径、チェ
ーンCの形状等の顧客からの要求に応じて自己に合った
ものを選択して使用することができる。しかも上記実施
例および各態様ではレーザ溶接機構部29および各編み
機A1,A2 ,A3 ,A4 …の運転は、例えばシーケン
ス制御されることにより、チェーンCは自動編成されな
がら自動的に溶接が行える。
【0094】これらの態様について複数台の加工ステー
ションP1 ,P2 ,P3 ,P3 …に備えられた複数台の
編み機A1 ,A2 ,A3 ,A4 …において自動編成され
るチェーンCの被加工物Tにおける左右の衝合端t,t
相互を、時間を違えてレーザにより溶接を行う場合につ
き一具体例を説明する。これには、各編み機A1
2 ,A3 ,A4 …にて自動編成される被加工物Tの左
右の衝合端t,t相互を溶接する場合の加工エネルギー
の数値は、相互に近似する必要があること、且つこの加
工エネルギーは小さい数値から大きい数値へと逐次レー
ザが照射されて溶接が行われることの制限を受ける。
【0095】例えば図14に示すように、複数台の加工
ステーションP1 ,P2 ,P3 ,P 4 …の編み機A1
2 ,A3 ,A4 …のうち編み機A1 においては5Jの
加工エネルギーで衝合端t,t相互の溶接を行う。次い
で編み機A2 においては7Jで、さらに編み機A3 にお
いては10Jの加工エネルギーでそれぞれ溶接を行う
が、この際順次小さい加工エネルギーから大きい加工エ
ネルギーへと異なる出力で時間を違えて溶接を行う。そ
して10Jを加工エネルギーとする編み機A3 から加工
エネルギーが6Jと小さい編み機A4 において溶接を行
う場合には、編み機A3 において10Jの加工エネルギ
ーで溶接を行った後に連続して直ちに編み機A4 におい
て6Jの加工エネルギーを出力して溶接を行うのではな
く、それぞれのレーザ照射機構部29のレーザ照射部3
4からレーザを複数回、例えば5回ほど空打ち(図14
において*は空打ち個所を示す)して励起レベルからレ
ーザを照射可能な準安定レベルにレーザ発振ユニット3
0の出力を落とす。その後にこの準安定レベル内で編み
機A4 において6Jの加工エネルギーで溶接を行うよう
にする。
【0096】このような制限があるのは、溶接を行うに
際してレーザ発振ユニット30においてキセノンランプ
からの発光によりレーザ物質としてのYAGロッドを基
底状態からレーザを発振可能な励起レベルに励起した後
に仮に加工エネルギーが大きいものからレーザを照射し
て溶接を行うようにすると、一度に励起レベルから基底
レベルにエネルギーが低下する。この結果、再び基底レ
ベルから励起レベルにレーザ発振ユニット30における
レーザ物質の出力を立ち上げてレーザを照射するのにか
なりの時間がかかり、運転状態が不規則且つ不安定にな
るからである。
【0097】そのため複数台の編み機A1 ,A2
3 ,A4 …によるチェーンCを自動編成するのに同調
してレーザによる溶接を行うのには加工エネルギーが近
似し、その数値が小さいものから逐次レーザを照射する
ことにより被加工物Tの左右の衝合端t,tの溶接を行
えば、励起レベルから基底レベルに一度にエネルギーが
低下してレーザ発振ユニット30におけるレーザ物質の
出力の低下を防止し、安定な溶接が行える。
【0098】それから第7工程として正面略楕円形に加
圧、成形された正面略楕円形の1駒のリンクRから中芯
部品18を金属線条材Tとは交叉する方向へ後退するこ
とによって抜出す。この際、正面略楕円形をなす1駒の
リンクRの左右の衝合端t,tは、レーザが照射されて
溶接が行なわれることにより、従来のロー付のような溶
接方法とは異なって溶接個所が内周側に盛り上がりを生
じないので、中芯部品18を迅速且つ確実に抜出すこと
ができる。
【0099】その後第8工程として前記クランプ19の
左右1対の前記ジョウ部品19a,19bが製造中の被
加工物Tを挾持しながら1サイクル毎に垂直軸回りに略
90°毎に正転(時計方向への回転)または反転(半時
計方向への回転)を交互にしながら上昇動作を行うこと
により、製造中の正面略楕円形の被加工物T内に前記送
り機構2によって間欠移動される後続の金属線条材1が
挿通されるため、正面略楕円形の1駒のリンクRが後続
の被加工物Tに連結される(図15乃至図17参照)。
【0100】上記動作が連続して行われることによって
チェーンCは自動編成され、レーザにより左右の衝合端
t,tの溶接が行なえる。
【0101】ところで1駒のリンクRを製造する1サイ
クル毎にクランプ19の左右1対のジョウ部品19a,
19bが略90°毎に正転または逆転を交互に行いなが
ら昇降動作を行うのは、上下方向に連結されるリンク
R,Rの連結状態を捻り癖がなく交互に平均化して分担
させることにより、1本のチェーンCに捻り癖が生ずる
のを防止するためである。仮にチェーンCがもつれ合う
ことがあってもそのもつれ合いは自重により自然に解か
れる。
【0102】しかもリンクRは、正面略楕円形に形成さ
れ、しかもその内周側には平坦な下面部1aが位置する
ことによってリンクR,Rが相互の接触面積が大きくな
って不用意には転動しないのと、リンクRの接合状態に
ある衝合端t,tは楕円形の長軸方向としての上方また
は下方に必ず配置されて相互に連結されるリンクRに隠
されるのとからリンクRの衝合端t,tがそれぞれ外部
に表れない。従って継目個所の見苦しさが目立つ等の外
観上の不体裁になく、デザイン的に優れたチェーンCが
製造できる。
【0103】このようにして製造されたチェーンCは、
図1に示すように金属線条材1としてその下面部1aの
長さl1 が1.00mm、中高の厚肉部1bの高さh1
0.40mm程度の断面円弧状をなした甲丸線Kを使用し
て形成される1駒のリンクRを自動編成して製造される
ので、断面略円形の丸線42を使用してチェーンCを形
成する従来品に比して正面(端面方向)から見た体積が
削減されて軽量になる反面、側面から見た体積は変化が
少ないので、外観的にボリューム感が発揮されてゴウジ
ャスになる。因みに本実施例において製造されるリンク
Rの1駒の重量は、例えば18Kを用いた場合には0.
037(g) 程度であり、略同様な直径を有し、同様材料
の丸線42にて略同形状のリンクを製作した場合の試作
品の重量が0.093(g) 程度であるのに対して軽量化
される。
【0104】ところで図20に示すような正面略楕円形
の1駒のリンクRを製造する場合に、その内径における
長軸寸法L1 と内径における短軸寸法L2 に対するボリ
ューム感を発揮するような図1に示す断面略円弧状の甲
丸線Kの、その下面部1aの寸法l1 と厚肉部1bの高
さh1 との関係について試験を行った結果、表2を得
る。
【0105】
【表2】 上記表2から金属線条材1について甲丸線Kの厚肉部1
bの高さh1 は、下面部1aの長さに0.4 を乗じた値に
なるが、これは例示である。軽量でありながらボリュー
ム感を充分に発揮するための好適例としては下面部1a
に0.3〜0.6を乗じた高さh1 の甲丸線Kがあげら
れる。
【0106】しかも上記表2の甲丸線Kにおいて、その
下面部1aの長さl1 がそれぞれ、0.60(mm)、0.
80(mm)、1.00(mm)、1.20(mm)、1.40(m
m)、1.60(mm)、1.80(mm)、2.00( mm) のカ
ッター10の先端刃部10aの角度はそれぞれ73°、
74°、75°、77°、79°、81°、83°、8
5°である。そしてかかる角度の先端刃部10aを有す
るカッター10によって甲丸線Kを切断し、図2に示す
ような上記説明の自動編機を使用して正面略楕円形の1
駒のリンクRを成形する場合に、左右の衝合端t,tは
ハンマー部品28にて打撃することによって相互の軸芯
が略一致した状態で切断端面にズレを生ぜずに確実に密
着して接合される。
【0107】図21および図22に示すものは本発明の
甲丸線Kにて形成したリンクR′の第2実施例を示した
ものであり、この実施例のリンクR′は前記実施例のリ
ンクRに比べて正面長楕円形に形成されたものである。
そして具体的にはこのリンクR′の1駒の大きさはこの
実施例においては、例えば外径の長軸寸法L′1 が5.
00mm程度であり、外径の短軸寸法L′2 が2.00mm
程度に形成され、長軸寸法L′1 は短軸寸法L′2
2.5を乗じた値になるがこれは例示であって限定する
ものではない。しかも金属線条材1の甲丸線Kの断面形
状は前記実施例と同様形状である。そしてこのリンク
R′を使用してチェーンCを自動編成するのは、図2乃
至図19に示す上記装置うち、中芯部品18の外周曲面
を断面長楕円形に形成するとともに該中芯部品18の外
周曲面に対応する凹曲面部19a1 ,19b1 を、前記
中芯部品18を中心にして左右に開閉自在に配置される
1対のジョウ部品19a,19bの内側に形成する点が
前記装置とは異なる。そして上記説明と同様の編成方法
によってリンクR′を形成し、チェーンCを自動編成す
る。
【0108】なお上記実施例においては金属線条材1
が、断面略円弧状の甲丸線Kを使用して正面略楕円形の
1駒のリンクRを自動編成するようになしているが、こ
れに限定されることなく、金属線条材1としては平坦な
下面部1aと、この下面部1aに対して直交する一側方
向に所望厚みに設けられる略中高の厚肉部1bと、該厚
肉部1bの側縁には該厚肉部1bよりも厚みが薄い薄肉
部1cとを有する断面形状のものであれば例えば図23
に示すようにやや中高の円弧状の断面形状をなす甲丸線
K、また図24に示すように甲丸部1Aを2連続した2
連続山形となすもの、また図25に示すように甲丸部1
Aを3連続した3連続山形をなすもの、また図26に示
すように下面部1aを直線に近い円弧状の平坦面1a′
となした甲丸線、また図27に示すように甲丸線Kの内
部を中空化して軽量化したもの、なお図27に示す金属
線条材1の中空部内には必要に応じて金属線条材1とは
異金属材料Iを詰込むことができる。また図28に示す
ような断面略台形をなすもの、図29に示すような断面
多角形をなしもの、さらには図30に示すような断面鋸
山形に形成された金属線条材1であってもよい。
【0109】しかも上記説明に使用する金属線条材1と
しては、貴金属または非金属、或いはそれらの合金を使
用して丸線からダイスを使用して線引した図1に示す断
面形状の甲丸線Kを使用しているが、そのほか図31に
示すように金属線条材1の平坦な下面部1aに異なる材
料よりなる金属膜30をメッキ、蒸着、スパッタリン
グ、高周波溶着等の適宜手段によって被着したもの、ま
た図32に示すように断面略円弧状の甲丸線Kの円弧頭
部や図33に示すように断面略台形をなしたものに異金
属を被着したもの、さらには図34に示すように3連続
山形の何れかの甲丸部1Aを隣接するものとは異なるも
のを使用することにより、できあがったチェーンCは異
金属材料相互、例えば金とプラチナとのコンビネーショ
ンのリンクRが連結されたチェーンCを自動編成するこ
とができ、デザイン的な変化をもたせることにより一層
ゴウジャスになる。
【0110】また上記実施例においては、中芯部品18
の断面形状を略楕円形に形成するとともにクランプ19
の左右1対のジョウ部品19a,19bの内面には中芯
部品18の外周面の曲率に略対応した断面略楕円形の凹
状曲面部19a1 ,19b1に形成することにより正面
略楕円形のリンクRを成形し、チェーンCを自動編成す
る場合を代表例として説明しているが、中芯部品18お
よびジョウ部品19a,19bの凹状曲面部19a1
19b1 の断面形状はこれに限らず、例えば正円形に形
成することもできる。
【0111】
【発明の効果】以上のように本発明は、平坦な下面部と
該下面部に対して直交する一側方向に所望厚みの厚肉部
とにより形成される金属線条材、例えば甲丸線を使用す
ることにより、正面略楕円形のリンクを連続して連結し
て自動的に編成することができる。また軽量でありなが
らボリューム感が発揮されてゴウジャスになり、さらに
は1個のリンクの左右の衝合端相互が完全に密着して短
時間で綺麗な仕上面にて溶接が体裁が良く確実に溶接が
行えるとともに貴金属よりなるリンクの衝合端が溶接時
における温度に影響されて加工性が悪くなったり、強度
に欠ける等の改質がなく時間と手間がかからずに製作が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装身具用チェーンを製造する場合の金
属線条材としての甲丸線の一例を示す切欠斜面図であ
る。
【図2】本発明の装身具用チェーンの自動編機の一例を
示す斜面図である。
【図3】本発明の装身具用チェーンの自動編成方法の第
1工程として金属線条材が所定長さづつ送出される状態
を示す正面図である。
【図4】同じく本発明の装身具用チェーンの自動編成方
法の第2工程として金属線条材を所定長さに切断する状
態を説明的に示した正面図である。
【図5】同じく本発明の装身具用チェーンの自動編成方
法の第3工程として金属線条材である被加工物に対して
中芯部品が降下した状態を示す正面図である。
【図6】同じく本発明の装身具用チェーンの自動編成方
法の第4工程として中芯部品を中心にクランプにて被加
工物を加圧、曲成している状態を示す正面図である。
【図7】同じく本発明の装身具用チェーンの自動編成方
法の第5工程としてクランプにて被加工物を挾持した状
態で被加工物の左右の衝合端をハンマー部品で打撃する
正面図である。
【図8】同じく本発明の装身具用チェーンの自動編成方
法の第6工程としてレーザ溶接機構部の照射部からレー
ザを照射して金属線条材よりなる被加工物の衝合端相互
を溶接する状態を説明的に示す斜面図である。
【図9】同じく本発明のレーザ溶接機構部のレーザ照射
部から照射されるレーザにより甲丸線よりなる被加工物
の衝合端相互を溶接している状態を説明的に示した断面
図である。
【図10】同じく本発明のレーザ溶接機構部のレーザ照
射部から照射されるレーザを被加工物の衝合端相互間の
切目に沿って移動する状態の一つの方法を説明的に示す
断面図である。
【図11】同じく本発明のレーザ溶接機構部のレーザ照
射部から照射されるレーザを被加工物の衝合端相互間の
切目に沿って移動する状態の他の方法を説明的に示す断
面図である。
【図12】同じく本発明のレーザ溶接機構部のレーザ照
射部から照射されるレーザを被加工物の衝合端相互間の
切目に沿って移動する状態を説明的に示す3番目の方法
を示す断面図である。
【図13】同じく本発明の1台のレーザヘッドから分岐
ユニットを介して複数台の加工ステーションの編み機に
対応するレーザ溶接機構部を各経路毎に接続した状態を
示す斜面図である。
【図14】同じく本発明の1台のレーザヘッドに接続さ
れた複数台の編み機に対応してレーザを発振する状態を
示すブロック図である。
【図15】同じく本発明のクランプにて被加工物にて形
成されるリンクを挾持しながら略90°回転して上昇す
る状態を示す正面図である。
【図16】同じく本発明のリンク内に後続の被加工物が
挿入される状態を示す正面図である。
【図17】同じく本発明のクランプが略90°回転しな
がら降下する状態を示す正面図である。
【図18】本発明を構成するカッターの昇降機構の一例
を示す説明的な側面図である。
【図19】本発明を構成するクランプの開閉機構の一例
を示す説明的な側面図である。
【図20】同じく本発明を構成する自動編機から編成さ
れたリンクの一例を示す正面図である。
【図21】同じく本発明を構成する自動編機から編成さ
れたリンクの他例を示す正面図である。
【図22】同じく図21のX−X断面図である。
【図23】同じく本発明の金属線条材としての甲丸線の
他の変形例を示す断面図である。
【図24】同じく本発明の金属線条材の第2変形例を示
す断面図である。
【図25】同じく本発明の金属線条材の第3変形例を示
す断面図である。
【図26】同じく本発明の金属線条材の第4変形例を示
す断面図である。
【図27】同じく本発明の金属線条材の第5変形例を示
す断面図である。
【図28】同じく本発明の金属線条材の第6変形例を示
す断面図である。
【図29】同じく本発明の金属線条材の第7変形例を示
す断面図である。
【図30】同じく本発明の金属線条材の第8変形例を示
す断面図である。
【図31】同じく本発明の金属線条材の第9変形例を示
す断面図である。
【図32】同じく本発明の金属線条材の第10変形例を
示す断面図である。
【図33】同じく本発明の金属線条材の第11変形例を
示す断面図である。
【図34】同じく本発明の金属線条材の第12変形例を
示す断面図である。
【図35】従来のこの種、自動編機を示す側面図であ
る。
【図36】同じくその要部の拡大断面図である。
【図37】同じく切断後の丸線よりなる螺旋状の金属線
条材の1巻を切断後にピンサーによって挾持した状態を
示す側面図である。
【図38】同じく図37のY−Y方向からみた正面図で
ある。
【図39】同じく丸線の螺旋状の1巻をカッターによっ
て切断した状態の説明的な平面図である。
【図40】同じく喜平チェーンを製造する場合にリンク
を捻回する工程を示す正面図である。
【図41】従来の甲丸線を示す切欠斜面図を示す。
【符号の説明】
1 金属線条材 1a 下面部 1b 厚肉部 1c 薄肉部 2 送り機構 10 カッター 10a 先端刃部 18 中芯部品 19 クランプ 19a ジョウ部品 19b ジョウ部品 19a1 凹曲面部 19b2 凹曲面部 28 ハンマー部品 29 レーザ溶接機構部 30 レーザ発振ユニット 34 レーザ照射部 A 編み機 A1 編み機 A2 編み機 A3 編み機 A3 編み機 H レーザヘッド h1 高さ l1 長さ K 甲丸線 P 加工ステーション P1 加工ステーション P2 加工ステーション P3 加工ステーション P4 加工ステーション

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属または合金により形成され、平坦な
    下面部と、該下面部に対して直交する一側方向に所望厚
    みに設けられる略中高の厚肉部と、該厚肉部の側縁には
    該厚肉部よりも厚みが薄い薄肉部とを有し、前記厚肉部
    の高さは前記下面部の長さに0.3〜0.6を乗じた長
    さをなし、所望長さに切断された金属線条材の左右の衝
    合端をレーザにより溶接することにより正面略楕円形の
    リンクに形成されることを特徴とした装身具用チェー
    ン。
  2. 【請求項2】 前記金属線条材が断面略円弧状に形成さ
    れた甲丸線であることを特徴とする請求項1に記載の装
    身具用チェーン。
  3. 【請求項3】 前記金属線条材が甲丸部を複数有する連
    続山形に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の
    装身具用チェーン。
  4. 【請求項4】 前記金属線条材が下面部を略直線に近い
    円弧状をなした甲丸線に形成されたことを特徴とする請
    求項1に記載の装身具用チェーン。
  5. 【請求項5】 前記金属線条材が中空状に形成され、そ
    の中空部内には必要に応じて異金属材料が詰込み可能に
    なされる甲丸材であることを特徴とする請求項1に記載
    の装身具用チェーン。
  6. 【請求項6】 前記金属線条材が断面略台形に形成され
    たことを特徴とする請求項1に記載の装身具用チェー
    ン。
  7. 【請求項7】 前記金属線条材が断面多角形に形成され
    たことを特徴とする請求項1に記載の装身具用チェー
    ン。
  8. 【請求項8】 前記金属線条材が断面鋸山形に形成され
    たことを特徴とする請求項1に記載の装身具用チェー
    ン。
  9. 【請求項9】 前記金属線条材が貴金属またはその合金
    により形成されたことを特徴とする請求項1に記載の装
    身具用チェーン。
  10. 【請求項10】 前記金属線条材が卑金属またはその合
    金により形成されたことを特徴とする請求項1に記載の
    装身具用チェーン。
  11. 【請求項11】 前記金属線条材の平坦な前記下面部ま
    たは厚肉の頭状部の少なくとも何れかに、該金属線条材
    とは異なる金属を被着したことを特徴とする請求項1に
    記載の装身具用チェーン。
  12. 【請求項12】 前記金属線条材が、連続山形をなす複
    数の甲丸部のうちの何れかの甲丸山形部を、隣接する甲
    丸部とは異金属にて連設したことを特徴とする請求項1
    に記載の装身具用チェーン。
  13. 【請求項13】 前記金属線条材の左右の衝合端が、カ
    ッターにより20°〜90°の切断角度により金属線条
    材の軸長方向に交叉する上方から切断されることを特徴
    とする請求項1に記載の装身具用チェーン。
  14. 【請求項14】 平坦な下面部と、該下面部と直交する
    一側方向に設けられる略中高の厚肉部と、該厚肉部より
    も厚みが薄い薄肉部とを有する金属線条材を所定長さづ
    つ間欠移動させる送り機構と、前記金属線条材を被加工
    物として所定長さづつ切断するカッターと、前記金属線
    条材の移動方向に対して交叉する方向に進退可能に且つ
    昇降可能に設けられた断面略楕円形の中芯部品と、該中
    芯部品の外周に前記金属線条材を折曲可能に左右開閉自
    在にジョウ部品が対向して設けられたクランプと、該ク
    ランプの上方に上下動可能に設けられ、被加工物の左右
    の衝合端を打撃により前記中芯部品の外周に沿って折曲
    して密着して衝合可能になすハンマー部品と、該ハンマ
    ー部品の打撃により衝合される被加工物の前記衝合端を
    溶接可能に設けたレーザ溶接機構部とから形成されるこ
    とを特徴とした装身具用チェーンの自動編機。
  15. 【請求項15】 前記クランプが、左右1対のジョウ部
    品の内側に前記中芯部品の外周面に略対応する凹曲面部
    が対向して形成されたことを特徴とする請求項14に記
    載の装身具用チェーンの自動編機。
  16. 【請求項16】 前記カッターが、20°〜90°の角
    度にて先端刃部が形成されることを特徴とする請求項1
    4に記載の装身具用チェーンの自動編機。
  17. 【請求項17】 前記ハンマー部品は、複数回、上下動
    を繰り返して前記被加工物の左右の衝合端を打撃するこ
    とにより前記中芯部品の外周に沿って折曲し、密着して
    衝合することを特徴とした請求項14に記載の装身具用
    チェーンの自動編機。
  18. 【請求項18】 前記クランプが、前記ジョウ部品の閉
    止後に1サイクル毎に垂直軸回りに交互に略90°正転
    または反転をしながら昇降動作を行うように設けられた
    ことを特徴とする請求項14に記載の装身具用チェーン
    の自動編機。
  19. 【請求項19】 前記レーザ溶接機構部が、複数台の編
    み機に対して設けられるとともに該レーザ溶接機構部は
    レーザ発振ユニットから分岐ユニットを介して各経路毎
    に分岐されるレーザを前記各編み機に各経路毎に伝送す
    ることにより前記編み機にて自動編成される金属線条材
    よりなる被加工物の左右の衝合端を相互に衝合の上、レ
    ーザにより溶接することを特徴とした請求項14に記載
    の装身具用チェーンの自動編機。
  20. 【請求項20】 複数台の編み機により自動編成される
    チェーンの金属線条材が同種金属材料により形成される
    同一径であり、該金属線条材よりなる被加工物の左右の
    衝合端を相互に衝合してチェーンを前記編み機により自
    動編成しながら同時に該衝合端を相互にレーザにより溶
    接することを特徴とした請求項14、または請求項19
    の何れかに記載の装身具用チェーンの自動編機。
  21. 【請求項21】 複数台の編み機により各々自動編成さ
    れるチェーンの金属線条材が同種金属材料により形成さ
    れる同一径であり、該金属線条材よりなる被加工物の左
    右の衝合端を相互に衝合してチェーンを前記編み機によ
    り自動編成しながら該衝合端を時間を違えてレーザにて
    相互に溶接することを特徴とする請求項14、または請
    求項19の何れかに記載の装身具用チェーンの自動編
    機。
  22. 【請求項22】 複数台の編み機により自動編成される
    チェーンの金属線条材が異種金属材料により形成される
    同一径であり、該金属線条材よりなる被加工物の左右の
    衝合端を相互に衝合してチェーンを前記編み機により自
    動編成しながら該衝合端を同時にレーザにより溶接する
    ことを特徴とした請求項14、または請求項19の何れ
    かに記載の装身具用チェーンの自動編機。
  23. 【請求項23】 複数台の編み機により各々自動編成さ
    れる金属線条材が異種金属材料により形成される同一径
    であり、該金属線条材よりなる被加工物の左右の衝合端
    を相互に衝合してチェーンを前記編み機により自動編成
    しながら該衝合端相互を時間を違えてレーザにより溶接
    することを特徴とした請求項14、または請求項19の
    何れかに記載の装身具用チェーンの自動編機。
  24. 【請求項24】 複数台の編み機により各々自動編成さ
    れるチェーンの金属線条材が異種金属材料により形成さ
    れる異径であり、該金属線条材よりなる被加工物の左右
    の衝合端を相互に衝合してチェーンをそれぞれ前記編み
    機により自動編成すると同時に該衝合端を相互にレーザ
    により溶接することを特徴とする請求項14、または請
    求項19の何れかに記載の装身具用チェーンの自動編
    機。
  25. 【請求項25】 複数台の編み機により各々自動編成さ
    れるチェーンの金属線条材が異種金属材料により形成さ
    れる異径であり、該金属線条材よりなる被加工物の左右
    の衝合端を相互に衝合してチェーンをそれぞれ前記編み
    機により自動編成しながら該衝合端相互を時間を違えて
    レーザにて溶接することを特徴とする請求項14、また
    は請求項19の何れかに記載の装身具用チェーンの自動
    編機。
  26. 【請求項26】 金属線条材よりなる被加工物の左右の
    衝合端を衝合して溶接を行うレーザの加工エネルギーが
    相互に近似し、且つ該加工エネルギーが小さいものから
    大きいものへと逐次レーザを照射して溶接を行うことを
    特徴とする請求項21、請求項23、請求項25の何れ
    かに記載の装身具用チェーンの自動編機。
  27. 【請求項27】 金属線条材よりなる被加工物の左右の
    衝合端を相互に衝合して溶接を行うレーザの加工エネル
    ギーが大きいものから小さいものへと逐次レーザを照射
    して溶接を行うのに、所望数回の空打ちを行ってレーザ
    を照射可能な準安定レベルにレーザ発振ユニットの出力
    を調整後に溶接を行うことを特徴とする請求項23、ま
    たは請求項25に記載の装身具用チェーンの自動編機。
  28. 【請求項28】 レーザ溶接機構部のレーザ照射部と、
    金属線条材よりなる前記被加工物の左右の衝合端とは該
    衝合端間の切目に沿う方向に相対移動可能に設けられ、
    前記レーザ照射部から被加工物の衝合端にレーザを照射
    することにより前記衝合端相互をレーザにより溶接する
    ことを特徴とする請求項14、または請求項19、請求
    項20、請求項21、請求項22、請求項23、請求項
    24、請求項25、請求項26の何れかに記載の装身具
    用チェーンの自動編機。
  29. 【請求項29】 レーザ溶接機構部のレーザ照射部が、
    金属線条材よりなる前記被加工物の左右の衝合端間に位
    置する切目に対して移動可能に設けられてレーザを照射
    することを特徴とする請求項14、または請求項19、
    請求項20、請求項21、請求項22、請求項23、請
    求項24、請求項25、請求項26、請求項27、請求
    項28の何れかに記載の装身具用チェーンの自動編機。
  30. 【請求項30】 レーザ溶接機構部のレーザ照射部に対
    し、前記被加工物がその左右の衝合端間に位置する切目
    に沿う方向に移動可能に設けられることにより衝合端間
    にレーザが照射されることを特徴とする請求項14、ま
    たは請求項19、請求項20、請求項21、請求項2
    2、請求項23、請求項24、請求項25、請求項2
    6、請求項27、請求項28の何れかに記載の装身具用
    チェーンの自動編機。
  31. 【請求項31】 前記金属線条材には、波長が1.06
    μm程度のレーザを吸収可能な吸収材が必要に応じて処
    理されることにより左右の衝合端相互がレーザにて溶接
    されることを特徴とした請求項14、または請求項1
    9、請求項20、請求項21、請求項22、請求項2
    3、請求項24、請求項25、請求項26、請求項2
    7、請求項28、請求項29の何れかに記載の装身具用
    チェーンの自動編機。
  32. 【請求項32】 平坦な下面部と略中高の厚肉部とを有
    する金属線条材を所定長さづつ間欠移動させる送り工程
    と、前記金属線条材を所定長さづつ切断して被加工物と
    なす工程と、断面略楕円形の中芯部品を前記被加工物の
    移動方向に対して交叉方向からその上面略中央に進出す
    る工程と、次いでクランプの左右1対のジョウ部品が中
    芯部品に対して対向して閉じることにより前記中芯部品
    の外周の曲率に対応して被加工物を略正面楕円形に加
    圧、曲成する工程と、その後被加工物の左右の衝合端相
    互をハンマー部品にて打撃して密着して衝合させる工程
    と、該ハンマー部品にて打撃されることにより衝合され
    る被加工物の左右の衝合端相互をレーザを照射すること
    により溶接する工程と、前記中芯部品を後退させて被加
    工物内から抜出す工程とから成る装身具用チェーンの自
    動編成方法。
  33. 【請求項33】 平坦な下面部と略中高の厚肉部とを有
    する金属線条材を所定長さづつ間欠移動させる送り工程
    と、前記金属線条材を所定長さづつ切断して被加工物と
    なす工程と、次いでクランプの左右1対のジョウ部品が
    前記被加工物の上面略中央に位置する中芯部品に対して
    対向して閉じることにより前記中芯部品の外周の曲率に
    対応して被加工物を正面略楕円形に加圧、曲成する工程
    と、前記被加工物の左右の衝合端相互をハンマー部品に
    て打撃して密着して衝合させる工程と、該ハンマー部品
    にて打撃されることにより衝合される被加工物の左右の
    衝合端相互をレーザを照射することにより溶接する工程
    と、その後前記中芯部品を後退させて被加工物から中芯
    部品を抜出す工程と、間欠移動される後続の前記金属線
    条材が製造中の正面略楕円形の被加工物に挿通可能にな
    るように前記クランプの左右1対の前記ジョウ部品が前
    記被加工物を挾持しながら1サイクル毎に垂直軸回りに
    略90°づつ正転または反転を交互にしながら上昇動作
    を行う工程とから成る装身具用チェーンの自動編成方
    法。
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