JPH0966748A - トラクタのトランスミッション構造 - Google Patents
トラクタのトランスミッション構造Info
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- JPH0966748A JPH0966748A JP24845595A JP24845595A JPH0966748A JP H0966748 A JPH0966748 A JP H0966748A JP 24845595 A JP24845595 A JP 24845595A JP 24845595 A JP24845595 A JP 24845595A JP H0966748 A JPH0966748 A JP H0966748A
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- JP
- Japan
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- reverse
- lever
- transmission
- shaft
- tractor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通常の前後進変速機構による変速操作に正逆
転機構を別途に付加し、同一の前後進レバーのレバー操
作で作業状況に対応した素早い機体の前進および後進の
切替え操作を行なうことができるトランスミッション構
造を提供する。 【解決手段】 ドライブシャフト3を挿通したパイプシ
ャフト5の回転方向を切替る正逆転機構26を、伝動ギ
ヤ機構2の出力側とパイプシャフト5の上手側との間に
装着し、前後進変速機構7を切替る前後進レバー33の
特定操作で、正逆転機構26を切替えるようにした。
転機構を別途に付加し、同一の前後進レバーのレバー操
作で作業状況に対応した素早い機体の前進および後進の
切替え操作を行なうことができるトランスミッション構
造を提供する。 【解決手段】 ドライブシャフト3を挿通したパイプシ
ャフト5の回転方向を切替る正逆転機構26を、伝動ギ
ヤ機構2の出力側とパイプシャフト5の上手側との間に
装着し、前後進変速機構7を切替る前後進レバー33の
特定操作で、正逆転機構26を切替えるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタのトランスミ
ッション構造に係り、特に通常の前後進変速機構による
変速操作に正逆転機構を別途に付加し、同一の前後進レ
バーのレバー操作で作業状況に対応した素早い機体の前
進および後進の切替え操作を行なうことができるトラン
スミッション構造に関するものである。
ッション構造に係り、特に通常の前後進変速機構による
変速操作に正逆転機構を別途に付加し、同一の前後進レ
バーのレバー操作で作業状況に対応した素早い機体の前
進および後進の切替え操作を行なうことができるトラン
スミッション構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタにおいては、エンジンか
らの駆動力を伝達する伝動ギヤ機構の出力側に接続した
ドライブシャフトを、主変速機構、副変速機構および前
後進変速機構からなるトランスミッションを駆動するパ
イプシャフトに貫通させ、かつトランスミッションの下
手側後方に設けたPTO変速機構に上記ドライブシャフ
トを連結し、各変速機構による変速操作とPTO軸の変
速、正逆転の切替操作を行なうと共に、機体の前進走行
と後進走行との切替えを、上記前後進変速機構により主
変速機構と副変速機構の変速切替全域において可能にし
たトランスミッション構造が知られている。
らの駆動力を伝達する伝動ギヤ機構の出力側に接続した
ドライブシャフトを、主変速機構、副変速機構および前
後進変速機構からなるトランスミッションを駆動するパ
イプシャフトに貫通させ、かつトランスミッションの下
手側後方に設けたPTO変速機構に上記ドライブシャフ
トを連結し、各変速機構による変速操作とPTO軸の変
速、正逆転の切替操作を行なうと共に、機体の前進走行
と後進走行との切替えを、上記前後進変速機構により主
変速機構と副変速機構の変速切替全域において可能にし
たトランスミッション構造が知られている。
【0003】そして、上記構成の前後進変速機構では、
前進側と後進側の速度比を同等あるいは前進側の速度に
比して後進側の速度を低く設定し、低速域から高速域に
亘って極め細かな走行速度の設定が行なえるようになっ
ている。
前進側と後進側の速度比を同等あるいは前進側の速度に
比して後進側の速度を低く設定し、低速域から高速域に
亘って極め細かな走行速度の設定が行なえるようになっ
ている。
【0004】しかしながら、走行速度を低速域に保持し
た状態で前後進の切替えを繰返し行なうと、移動速度が
低速のままであるため機体の前後移動の作業性が損なわ
れてしまい、それ故、前後移動に適したスムーズな移動
速度を確保するためには、前後進切替え操作に加えて主
および副変速機構の変速切替え操作を併用する、という
煩わしいレバー操作を頻繁に行なう必要が生じ、オペレ
ータの負担が反って増大してしまう、という前後進変速
操作を行なう上で改良の余地を残すものであった。
た状態で前後進の切替えを繰返し行なうと、移動速度が
低速のままであるため機体の前後移動の作業性が損なわ
れてしまい、それ故、前後移動に適したスムーズな移動
速度を確保するためには、前後進切替え操作に加えて主
および副変速機構の変速切替え操作を併用する、という
煩わしいレバー操作を頻繁に行なう必要が生じ、オペレ
ータの負担が反って増大してしまう、という前後進変速
操作を行なう上で改良の余地を残すものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き実
状に鑑み、従来の前後進切替えにおける操作性を改良す
べく創案されたものであって、その目的とするところ
は、前後進変速機構を内装したトランスミッションに逆
転機構を別途付加し、主および副変速機構が低速域に切
替え設定されている場合でも、煩わしい切替え操作を要
することなく、単一の前後進レバーの操作のみで、2系
統の前後進変速操作をトラクタの作業状況に応じて選択
的に切替えて行なうことができ、機体の前後移動を速や
かかつ効率良く行うことができるトラクタのトランスミ
ッション構造を提供しようとするものである。
状に鑑み、従来の前後進切替えにおける操作性を改良す
べく創案されたものであって、その目的とするところ
は、前後進変速機構を内装したトランスミッションに逆
転機構を別途付加し、主および副変速機構が低速域に切
替え設定されている場合でも、煩わしい切替え操作を要
することなく、単一の前後進レバーの操作のみで、2系
統の前後進変速操作をトラクタの作業状況に応じて選択
的に切替えて行なうことができ、機体の前後移動を速や
かかつ効率良く行うことができるトラクタのトランスミ
ッション構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
発明が採用した技術的手段は、エンジンからの駆動力を
伝達する伝動ギヤ機構の出力側に、PTO変速機構を下
手側後方に連結したドライブシャフトを接続し、かつ該
ドライブシャフトに、主副の各変速機構と前後進変速機
構を駆動するパイプシャフトを回転自在に挿通してなる
トラクタのトランスミッションにおいて、上記パイプシ
ャフトの回転方向を切替る正逆転機構を、伝動ギヤ機構
の出力側とパイプシャフトの上手側との間に装着し、前
記前後進変速機構を切替る前後進レバーの特定操作で、
上記正逆転機構の切替え作動を行なうようにしたことを
特徴とするものである。
発明が採用した技術的手段は、エンジンからの駆動力を
伝達する伝動ギヤ機構の出力側に、PTO変速機構を下
手側後方に連結したドライブシャフトを接続し、かつ該
ドライブシャフトに、主副の各変速機構と前後進変速機
構を駆動するパイプシャフトを回転自在に挿通してなる
トラクタのトランスミッションにおいて、上記パイプシ
ャフトの回転方向を切替る正逆転機構を、伝動ギヤ機構
の出力側とパイプシャフトの上手側との間に装着し、前
記前後進変速機構を切替る前後進レバーの特定操作で、
上記正逆転機構の切替え作動を行なうようにしたことを
特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の構成を、図面に示した一
実施例に基いて詳細に説明する。図1において、1はト
ラクタのトランスミッションケースであって、該トラン
スミッションケース1内には、図示しないエンジンの出
力軸に連結された伝動ギヤ機構2を介してドライブシャ
フト3が、トランスミッションケース1内後方に設けた
PTO変速機構4に接続されていると共に、上記ドライ
ブシャフト3に挿通されるパイプシャフト5の外周域に
は主変速機構6が配設され、また上記パイプシャフト5
と同様にドライブシャフト3に挿通されるパイプシャフ
ト5´の外周域には、前後進変速機構7、副変速機構8
および手動変速機構9からなる変速機構群10が配設さ
れており、上記パイプシャフト5、5´の各回転駆動に
より変速機構群10を介したトラクタの走行速度および
走行方向の切替えを行なうようにトランスミッション1
1が構成されている。
実施例に基いて詳細に説明する。図1において、1はト
ラクタのトランスミッションケースであって、該トラン
スミッションケース1内には、図示しないエンジンの出
力軸に連結された伝動ギヤ機構2を介してドライブシャ
フト3が、トランスミッションケース1内後方に設けた
PTO変速機構4に接続されていると共に、上記ドライ
ブシャフト3に挿通されるパイプシャフト5の外周域に
は主変速機構6が配設され、また上記パイプシャフト5
と同様にドライブシャフト3に挿通されるパイプシャフ
ト5´の外周域には、前後進変速機構7、副変速機構8
および手動変速機構9からなる変速機構群10が配設さ
れており、上記パイプシャフト5、5´の各回転駆動に
より変速機構群10を介したトラクタの走行速度および
走行方向の切替えを行なうようにトランスミッション1
1が構成されている。
【0008】上記パイプシャフト5´に配設される前後
進変速機構7は、図2および図3に示すように、パイプ
シャフト5´に外嵌固定したシンクロナイザハブ12の
外周面とその前後位置に、パイプシャフト5´の軸方向
に摺動自在な切替えスリーブ13と一対のスプラインギ
ヤ14a、14bをそれぞれ配したシンクロメッシュ構
造を有しており、シフタ15を介して上記切替えスリー
ブ13を図3の右に示す中立位置Nから実線矢印方向に
摺動させることにより、当該切替えスリーブ13とスプ
ラインギヤ14bとの噛合で、前進ギヤ16を介した動
力伝達軸17の回転駆動力をパイプシャフト5´に伝達
し、トラクタを前進方向に走行させると共に、中立位置
Nから点線矢印方向に切替えスリーブ13を摺動させる
ことにより、上記切替えスリーブ13とスプラインギヤ
14aが噛合し、動力伝達軸17から後進ギヤ18およ
び遊転ギヤ19を介してパイプシャフト5´に伝達され
る逆転方向の回転駆動力で、トラクタを後進方向に走行
させる構成となっている。なお、20は上記前進ギヤ1
6に噛合する伝動ギヤ、21は遊転ギヤ19に噛合する
伝動ギヤであり、各伝動ギヤ20、21は動力伝達軸1
7に同軸状にスプライン嵌合されている。
進変速機構7は、図2および図3に示すように、パイプ
シャフト5´に外嵌固定したシンクロナイザハブ12の
外周面とその前後位置に、パイプシャフト5´の軸方向
に摺動自在な切替えスリーブ13と一対のスプラインギ
ヤ14a、14bをそれぞれ配したシンクロメッシュ構
造を有しており、シフタ15を介して上記切替えスリー
ブ13を図3の右に示す中立位置Nから実線矢印方向に
摺動させることにより、当該切替えスリーブ13とスプ
ラインギヤ14bとの噛合で、前進ギヤ16を介した動
力伝達軸17の回転駆動力をパイプシャフト5´に伝達
し、トラクタを前進方向に走行させると共に、中立位置
Nから点線矢印方向に切替えスリーブ13を摺動させる
ことにより、上記切替えスリーブ13とスプラインギヤ
14aが噛合し、動力伝達軸17から後進ギヤ18およ
び遊転ギヤ19を介してパイプシャフト5´に伝達され
る逆転方向の回転駆動力で、トラクタを後進方向に走行
させる構成となっている。なお、20は上記前進ギヤ1
6に噛合する伝動ギヤ、21は遊転ギヤ19に噛合する
伝動ギヤであり、各伝動ギヤ20、21は動力伝達軸1
7に同軸状にスプライン嵌合されている。
【0009】また、上記パイプシャフト5´の前部に位
置するパイプシャフト5の最上手側と伝動ギヤ機構2の
出力軸2aに設けた出力ギヤ22との間には、前記前後
進変速機構7と同様に、パイプシャフト5に外嵌固定し
たシンクロナイザハブ23と、該シンクロナイザハブ2
3の外周面でパイプシャフト5の軸方向に摺動自在な切
替えスリーブ24および前後一対のスプラインギヤ25
a、25bとからなる正逆転機構26が設けられてい
る。
置するパイプシャフト5の最上手側と伝動ギヤ機構2の
出力軸2aに設けた出力ギヤ22との間には、前記前後
進変速機構7と同様に、パイプシャフト5に外嵌固定し
たシンクロナイザハブ23と、該シンクロナイザハブ2
3の外周面でパイプシャフト5の軸方向に摺動自在な切
替えスリーブ24および前後一対のスプラインギヤ25
a、25bとからなる正逆転機構26が設けられてい
る。
【0010】上記正逆転機構26の切替えスリーブ24
は、常時スプラインギヤ25a側に噛合しており、前記
出力ギヤ22の回転駆動力を、スプラインギヤ25aお
よび切替えスリーブ24を介してシンクロナイザハブ2
3に伝達し、パイプシャフト5を正転方向に回転駆動す
ると共に、上記スプラインギヤ25bには逆転ギヤ27
が同軸状に併設されている。また、上記出力軸2aに離
間並設したカウンタシャフト28には、出力ギヤ22と
噛合するカウンタギヤ29と、上記逆転ギヤ27に遊転
ギヤ30を介して噛合する伝動ギヤ31が同軸状に軸支
されている。そして、図3の左に示すシフタ32を介し
て切替えスリーブ24を実線矢印方向のスプラインギヤ
25b側へ摺動させることにより、当該スプラインギヤ
25bに切替えスリーブ24が噛合し、上記カウンタギ
ヤ29、カウンタシャフト28および伝動ギヤ31を経
て逆転ギヤ27に伝達される回転駆動力を、切替えスリ
ーブ24を介してシンクロナイザハブ23に伝達し、パ
イプシャフト5を正転方向から逆転方向に切替るように
構成されており、上記正逆転機構26の逆転ギヤ比は、
前記前後進変速機構7の前後進ギヤ比より大きく設定さ
れている。
は、常時スプラインギヤ25a側に噛合しており、前記
出力ギヤ22の回転駆動力を、スプラインギヤ25aお
よび切替えスリーブ24を介してシンクロナイザハブ2
3に伝達し、パイプシャフト5を正転方向に回転駆動す
ると共に、上記スプラインギヤ25bには逆転ギヤ27
が同軸状に併設されている。また、上記出力軸2aに離
間並設したカウンタシャフト28には、出力ギヤ22と
噛合するカウンタギヤ29と、上記逆転ギヤ27に遊転
ギヤ30を介して噛合する伝動ギヤ31が同軸状に軸支
されている。そして、図3の左に示すシフタ32を介し
て切替えスリーブ24を実線矢印方向のスプラインギヤ
25b側へ摺動させることにより、当該スプラインギヤ
25bに切替えスリーブ24が噛合し、上記カウンタギ
ヤ29、カウンタシャフト28および伝動ギヤ31を経
て逆転ギヤ27に伝達される回転駆動力を、切替えスリ
ーブ24を介してシンクロナイザハブ23に伝達し、パ
イプシャフト5を正転方向から逆転方向に切替るように
構成されており、上記正逆転機構26の逆転ギヤ比は、
前記前後進変速機構7の前後進ギヤ比より大きく設定さ
れている。
【0011】一方、前記前後進変速機構7の切替えスリ
ーブ13と、上記正逆転機構26の切替えスリーブ24
に各々係合するシフタ15、32は、図示しないトラク
タの運転席に設けた前後進レバー33に連杆15a、3
2aを介して各別にそれぞれ接続されており、図3に示
すように、中立位置Nにある上記前後進レバー33の前
進位置Fまたは後進位置Rへの傾倒操作で、前後進変速
機構7の切替え作動を行なうと共に、前進位置Fに切替
えた上記前後進レバー33の後進切替え位置QRへの操
作、あるいは後進位置Rに切替えた前後進レバー33の
前進切替え位置QFへの操作で、正逆転機構26の切替
え作動を行なうようになっている。
ーブ13と、上記正逆転機構26の切替えスリーブ24
に各々係合するシフタ15、32は、図示しないトラク
タの運転席に設けた前後進レバー33に連杆15a、3
2aを介して各別にそれぞれ接続されており、図3に示
すように、中立位置Nにある上記前後進レバー33の前
進位置Fまたは後進位置Rへの傾倒操作で、前後進変速
機構7の切替え作動を行なうと共に、前進位置Fに切替
えた上記前後進レバー33の後進切替え位置QRへの操
作、あるいは後進位置Rに切替えた前後進レバー33の
前進切替え位置QFへの操作で、正逆転機構26の切替
え作動を行なうようになっている。
【0012】すなわち、上記前後進レバー33は、図3
および図4に示すように、杆部34の基端に設けた取付
ブラケット35を介して支持軸36に回動自在かつ軸方
向摺動自在に装着されていると共に、上記前後進レバー
33の保護カバー37には、杆部34を前進位置Fと後
進位置Rとの間で案内する溝部38aと、該溝部38a
の両端部から支持軸36の軸方向に沿って鈎形に延設さ
れた溝部38b、38cとからなるガイド溝39が穿設
されている。
および図4に示すように、杆部34の基端に設けた取付
ブラケット35を介して支持軸36に回動自在かつ軸方
向摺動自在に装着されていると共に、上記前後進レバー
33の保護カバー37には、杆部34を前進位置Fと後
進位置Rとの間で案内する溝部38aと、該溝部38a
の両端部から支持軸36の軸方向に沿って鈎形に延設さ
れた溝部38b、38cとからなるガイド溝39が穿設
されている。
【0013】また、上記支持軸36には、連杆15aを
下端部に接続したアーム40と、連杆32aを下端部に
接続した切替えアーム41が所定間隔を存して同軸状に
軸支され、かつ上記アーム40の上端部は、係合凹部4
2を介して前後進レバー33の杆部34に係脱自在に係
着されていると共に、上記切替えアーム41の上端側は
側面視で扇形をなし、その周縁端部には係合凹部43
a、43bが設けられており、ガイド溝39の溝部38
aの何れか一方の端部から支持軸36の軸方向に沿って
摺動する前後進レバー33の杆部34を、上記係合凹部
43aまたは43bに係合させる構成となっている。
下端部に接続したアーム40と、連杆32aを下端部に
接続した切替えアーム41が所定間隔を存して同軸状に
軸支され、かつ上記アーム40の上端部は、係合凹部4
2を介して前後進レバー33の杆部34に係脱自在に係
着されていると共に、上記切替えアーム41の上端側は
側面視で扇形をなし、その周縁端部には係合凹部43
a、43bが設けられており、ガイド溝39の溝部38
aの何れか一方の端部から支持軸36の軸方向に沿って
摺動する前後進レバー33の杆部34を、上記係合凹部
43aまたは43bに係合させる構成となっている。
【0014】叙上の如き構成において、トラクタを前進
方向に走行させる場合に、図3に示す前後進レバー33
を中立位置Nから前進位置Fまで傾倒操作すると、杆部
34に係合するアーム40が支持軸36周りに回動する
と共に、連杆15aおよびシフタ15を介して、前後進
変速機構7の切替えスリーブ13がスプラインギヤ14
bに噛合し、トラクタは前進走行状態に切り替わる。ま
た、前後進レバー33を中立位置Nから後進位置Rまで
傾倒操作すると、前後進変速機構7の切替えスリーブ1
3がシフタ15を介してスプラインギヤ14aに噛合
し、トラクタは後進走行状態となる。
方向に走行させる場合に、図3に示す前後進レバー33
を中立位置Nから前進位置Fまで傾倒操作すると、杆部
34に係合するアーム40が支持軸36周りに回動する
と共に、連杆15aおよびシフタ15を介して、前後進
変速機構7の切替えスリーブ13がスプラインギヤ14
bに噛合し、トラクタは前進走行状態に切り替わる。ま
た、前後進レバー33を中立位置Nから後進位置Rまで
傾倒操作すると、前後進変速機構7の切替えスリーブ1
3がシフタ15を介してスプラインギヤ14aに噛合
し、トラクタは後進走行状態となる。
【0015】そして、上記前後進レバー33による進行
方向の切替えを行なった後に、主変速機構6の変速切替
え操作により、圃場での作業内容に適したトラクタの前
進または後進の走行速度を設定し、また必要に応じて高
速側と低速側の変速設定が副変速機構8の切替え操作で
行われる。
方向の切替えを行なった後に、主変速機構6の変速切替
え操作により、圃場での作業内容に適したトラクタの前
進または後進の走行速度を設定し、また必要に応じて高
速側と低速側の変速設定が副変速機構8の切替え操作で
行われる。
【0016】このようなトラクタの通常走行における前
後進切替えは、上記前後進レバー33の前進位置Fと後
進位置Rとの間での傾倒操作で行なうが、狭い範囲での
切り返しでトラクタの姿勢を変える場合や圃場で前後進
を頻繁に行なう必要がある場合には、例えば図5(a)
に示すようにガイド溝39の溝部38a端部で前進位置
Fにある前後進レバー33の杆部34を、同図(b)に
示すように、支持軸36の軸方向に沿って上記溝部38
aに続く溝部38b側に摺動させると、上記杆部34が
アーム40の係合凹部42から離脱して切替えアーム4
1の係合凹部43aに係合する。そして、この状態で前
後進レバー33を後進切替え位置QRまで傾倒操作する
と、上記切替えアーム41が連杆32aを押し出す方向
に回動し、図3に示す実線矢印方向に連杆32aが移動
するに伴い、シフタ32を介して切替えスリーブ24が
スプラインギヤ25bに噛合する。そして、出力ギヤ2
2からカウンタシャフト28を経て逆転ギヤ27に伝達
される回転駆動力がシンクロナイザハブ23に伝達され
て、正転方向に回転していたパイプシャフト5が逆転方
向への回転状態に切替ることになる。
後進切替えは、上記前後進レバー33の前進位置Fと後
進位置Rとの間での傾倒操作で行なうが、狭い範囲での
切り返しでトラクタの姿勢を変える場合や圃場で前後進
を頻繁に行なう必要がある場合には、例えば図5(a)
に示すようにガイド溝39の溝部38a端部で前進位置
Fにある前後進レバー33の杆部34を、同図(b)に
示すように、支持軸36の軸方向に沿って上記溝部38
aに続く溝部38b側に摺動させると、上記杆部34が
アーム40の係合凹部42から離脱して切替えアーム4
1の係合凹部43aに係合する。そして、この状態で前
後進レバー33を後進切替え位置QRまで傾倒操作する
と、上記切替えアーム41が連杆32aを押し出す方向
に回動し、図3に示す実線矢印方向に連杆32aが移動
するに伴い、シフタ32を介して切替えスリーブ24が
スプラインギヤ25bに噛合する。そして、出力ギヤ2
2からカウンタシャフト28を経て逆転ギヤ27に伝達
される回転駆動力がシンクロナイザハブ23に伝達され
て、正転方向に回転していたパイプシャフト5が逆転方
向への回転状態に切替ることになる。
【0017】この時、前記前後進変速機構7の切替えス
リーブ13は、スプラインギヤ14bと噛合したまま、
トラクタの前進走行側への切替え状態を保持している
が、上述のようにパイプシャフト5の回転方向が逆転す
ることにより、当該パイプシャフト5の外周域に配設し
た主変速機構6を介して動力伝達軸17も逆転駆動さ
れ、結果として、切替えスリーブ13がスプラインギヤ
14bと噛合したままで、前後進変速機構7を介したパ
イプシャフト5´の回転方向が逆転し、トラクタは後進
走行に切り替わることになり、また前後進レバー33を
後進切替え位置QRから溝部38b側まで戻すと、パイ
プシャフト5は元の正転方向の回転駆動に復帰する。
リーブ13は、スプラインギヤ14bと噛合したまま、
トラクタの前進走行側への切替え状態を保持している
が、上述のようにパイプシャフト5の回転方向が逆転す
ることにより、当該パイプシャフト5の外周域に配設し
た主変速機構6を介して動力伝達軸17も逆転駆動さ
れ、結果として、切替えスリーブ13がスプラインギヤ
14bと噛合したままで、前後進変速機構7を介したパ
イプシャフト5´の回転方向が逆転し、トラクタは後進
走行に切り替わることになり、また前後進レバー33を
後進切替え位置QRから溝部38b側まで戻すと、パイ
プシャフト5は元の正転方向の回転駆動に復帰する。
【0018】また、図5(c)に示すようにガイド溝3
9の溝部38a端部で後進位置Rにある前後進レバー3
3を、同図(d)に示すように、支持軸36の軸方向に
沿って上記溝部38aに続く溝部38c側に摺動し、こ
の状態で前後進レバー33を前進切替え位置QFまで傾
倒操作させた場合には、前後進レバー33の杆部34が
アーム40から離脱して切替えアーム41の係合凹部4
3bに係合し、切替えアーム41が前記と同様に連杆3
2aを押し出す方向に回動して、正転方向に回転してい
たパイプシャフト5が逆転方向への回転状態に切替り、
後進走行から前進走行状態にトラクタを切替ることがで
きる。
9の溝部38a端部で後進位置Rにある前後進レバー3
3を、同図(d)に示すように、支持軸36の軸方向に
沿って上記溝部38aに続く溝部38c側に摺動し、こ
の状態で前後進レバー33を前進切替え位置QFまで傾
倒操作させた場合には、前後進レバー33の杆部34が
アーム40から離脱して切替えアーム41の係合凹部4
3bに係合し、切替えアーム41が前記と同様に連杆3
2aを押し出す方向に回動して、正転方向に回転してい
たパイプシャフト5が逆転方向への回転状態に切替り、
後進走行から前進走行状態にトラクタを切替ることがで
きる。
【0019】したがって、通常の前後進レバー3の傾倒
操作によるトラクタの前後進切替え操作に加えて、同一
の前後進レバー33を用いた僅かな切替え操作で、トラ
クタを前進側または後進側に素早く切替えることがで
き、しかも本実施例では、正逆転機構26の逆転ギヤ比
は前後進変速機構7の前後進ギヤ比より大きく設定され
ているので、通常の前後進速度に比してより高い前後進
速度を得ることができ、作業性の向上を図ることができ
る。
操作によるトラクタの前後進切替え操作に加えて、同一
の前後進レバー33を用いた僅かな切替え操作で、トラ
クタを前進側または後進側に素早く切替えることがで
き、しかも本実施例では、正逆転機構26の逆転ギヤ比
は前後進変速機構7の前後進ギヤ比より大きく設定され
ているので、通常の前後進速度に比してより高い前後進
速度を得ることができ、作業性の向上を図ることができ
る。
【0020】
【発明の効果】これを要するに本発明は、エンジンから
の駆動力を伝達する伝動ギヤ機構の出力側に、PTO変
速機構を下手側後方に連結したドライブシャフトを接続
し、かつ該ドライブシャフトに、主副の各変速機構と前
後進変速機構を駆動するパイプシャフトを回転自在に挿
通してなるトラクタのトランスミッションにおいて、上
記パイプシャフトの回転方向を切替る正逆転機構を、伝
動ギヤ機構の出力側とパイプシャフトの上手側との間に
装着し、前記前後進変速機構を切替る前後進レバーの特
定操作で、上記正逆転機構の切替え作動を行なうように
したから、主および副変速機構が低速域に切替え設定さ
れている場合でも、煩わしい切替え操作を要することな
く、通常の前進位置または後進位置にある前後進レバー
の僅かな切替え操作で、トラクタを前進側または後進側
に素早く切替えることができ、作業性の向上を図ること
ができると共に、前進位置または後進位置に前後進レバ
ーが位置する場合にのみ、逆転方向の前後進切替え操作
を行なえるようにしたので、単一の前後進レバーで2系
統の前後進変速操作を作業状況に応じて選択的に切替え
ることができるものでありながら、誤操作を未然に防止
することができ、トラクタによる圃場作業を安全かつ速
やかに行うことができる、等という極めて有用な新規的
効果を奏するものである。
の駆動力を伝達する伝動ギヤ機構の出力側に、PTO変
速機構を下手側後方に連結したドライブシャフトを接続
し、かつ該ドライブシャフトに、主副の各変速機構と前
後進変速機構を駆動するパイプシャフトを回転自在に挿
通してなるトラクタのトランスミッションにおいて、上
記パイプシャフトの回転方向を切替る正逆転機構を、伝
動ギヤ機構の出力側とパイプシャフトの上手側との間に
装着し、前記前後進変速機構を切替る前後進レバーの特
定操作で、上記正逆転機構の切替え作動を行なうように
したから、主および副変速機構が低速域に切替え設定さ
れている場合でも、煩わしい切替え操作を要することな
く、通常の前進位置または後進位置にある前後進レバー
の僅かな切替え操作で、トラクタを前進側または後進側
に素早く切替えることができ、作業性の向上を図ること
ができると共に、前進位置または後進位置に前後進レバ
ーが位置する場合にのみ、逆転方向の前後進切替え操作
を行なえるようにしたので、単一の前後進レバーで2系
統の前後進変速操作を作業状況に応じて選択的に切替え
ることができるものでありながら、誤操作を未然に防止
することができ、トラクタによる圃場作業を安全かつ速
やかに行うことができる、等という極めて有用な新規的
効果を奏するものである。
【図1】トランスミッションの全体縦断展開図である。
【図2】同上要部の拡大断面図である。
【図3】前後進変速機構および正逆転機構と前後進レバ
ーとの接続を示す要部断面図である。
ーとの接続を示す要部断面図である。
【図4】(a)は前後進レバーの正面図である。(b)
は同上右側断面図である。(c)はアームと切替えアー
ムとの位置関係を示す作用説明図である。(d)はガイ
ド溝に案内される前後進レバーの平面図である。
は同上右側断面図である。(c)はアームと切替えアー
ムとの位置関係を示す作用説明図である。(d)はガイ
ド溝に案内される前後進レバーの平面図である。
【図5】(a)は前進位置にある前後進レバーの作用説
明図である。(b)は前進位置から後進切替え位置に至
る前後進レバーを示す作用説明図である。(c)は後進
位置にある前後進レバーの作用説明図である。(d)は
後進位置から前進切替え位置に至る前後進レバーを示す
作用説明図である。
明図である。(b)は前進位置から後進切替え位置に至
る前後進レバーを示す作用説明図である。(c)は後進
位置にある前後進レバーの作用説明図である。(d)は
後進位置から前進切替え位置に至る前後進レバーを示す
作用説明図である。
2 伝動ギヤ機構 4 PTO変速機構 3 ドライブシャフト 5 パイプシャフト 5´ パイプシャフト 6 主変速機構 7 前後進変速機構 8 副変速機構 11 トランスミッション 26 正逆転機構 32 シフタ 33 前後進レバー 34 杆部 36 支持軸 41 切替えアーム F 前進位置 R 後進位置
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンからの駆動力を伝達する伝動ギ
ヤ機構の出力側に、PTO変速機構を下手側後方に連結
したドライブシャフトを接続し、かつ該ドライブシャフ
トに、主副の各変速機構と前後進変速機構を駆動するパ
イプシャフトを回転自在に挿通してなるトラクタのトラ
ンスミッションにおいて、上記パイプシャフトの回転方
向を切替る正逆転機構を、伝動ギヤ機構の出力側とパイ
プシャフトの上手側との間に装着し、前記前後進変速機
構を切替る前後進レバーの特定操作で、上記正逆転機構
の切替え作動を行なうようにしたことを特徴とするトラ
クタのトランスミッション構造。 - 【請求項2】 上記前後進変速機構と正逆転機構は、そ
れぞれパイプシャフトの軸方向に摺動自在なシンクロメ
ッシュ構造を有し、かつ支持軸に枢支した回動自在な前
後進レバーに、前後進変速機構を切替るシフタが連動連
結されていると共に、上記正逆転機構のシフタに連結さ
れる切替えアームを、前後進レバーの前進および後進の
切替え位置に臨ませて支持軸に枢支し、前進位置または
後進位置まで回動した前後進レバーの支持軸に沿う摺動
操作で、上記切替えアームを前後進レバーの杆部に係合
し、かつ正逆転機構のシフタを、係合状態を保持した当
該前後進レバーの回動操作で作動させて、パイプシャフ
トの回転方向を切替えるように構成したことを特徴とす
る請求項1記載のトラクタのトランスミッション構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24845595A JPH0966748A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | トラクタのトランスミッション構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24845595A JPH0966748A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | トラクタのトランスミッション構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0966748A true JPH0966748A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=17178396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24845595A Pending JPH0966748A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | トラクタのトランスミッション構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0966748A (ja) |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP24845595A patent/JPH0966748A/ja active Pending
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