JPH0967459A - 多孔性フィルムまたはシート - Google Patents
多孔性フィルムまたはシートInfo
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- JPH0967459A JPH0967459A JP8152595A JP15259596A JPH0967459A JP H0967459 A JPH0967459 A JP H0967459A JP 8152595 A JP8152595 A JP 8152595A JP 15259596 A JP15259596 A JP 15259596A JP H0967459 A JPH0967459 A JP H0967459A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水蒸気透過性に優れた多孔性フィルムまたは
シートを提供する。 【解決手段】 合成ポリペプチド、合成ポリペプチドを
溶解する有機溶媒、合成ポリペプチドを溶解する有機溶
媒と相溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒及び水の混
合液を流延製膜して得られる多孔性フィルムまたはシー
ト。
シートを提供する。 【解決手段】 合成ポリペプチド、合成ポリペプチドを
溶解する有機溶媒、合成ポリペプチドを溶解する有機溶
媒と相溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒及び水の混
合液を流延製膜して得られる多孔性フィルムまたはシー
ト。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通気性を要求され
る創傷被覆材、オムツの外層材、衣服の素材等に有用な
多孔性フィルムまたはシートに関する。
る創傷被覆材、オムツの外層材、衣服の素材等に有用な
多孔性フィルムまたはシートに関する。
【0002】
【従来の技術】創傷治療の為の患部の保護を目的とした
創傷被覆材、オムツ等の外層材、スポーツ用品の素材等
には、水蒸気は通すものの水滴は通しにくい、通気性を
有するフィルムまたはシート等が使用されている。該フ
ィルムまたはシートとしては、無機充填材を添加した合
成樹脂をフィルムに成形した後、延伸し、細かなスリッ
トを形成させたフィルムが知られている[スペシャリテ
ィケミカルス,15巻,10号,テクノマート刊(19
91)、分離・輸送機能材料,高分子学会編,共立出版
刊(1991)、特公昭56−45773号公報、特公
昭56−17216号公報]。またポリ−γ−メチル−
L−グルタメートを基材とした医療用膜(特公昭51−
42878号公報)やシリコーン膜を基材とした創傷被
覆材[サイエンス(Science),215,174
−176(1982)]も知られている。該ポリ−γ−
メチル−L−グルタメート膜やシリコーン膜の水蒸気透
過度は、厚さ20μmで約1,000(g/m 2 /日)
である。
創傷被覆材、オムツ等の外層材、スポーツ用品の素材等
には、水蒸気は通すものの水滴は通しにくい、通気性を
有するフィルムまたはシート等が使用されている。該フ
ィルムまたはシートとしては、無機充填材を添加した合
成樹脂をフィルムに成形した後、延伸し、細かなスリッ
トを形成させたフィルムが知られている[スペシャリテ
ィケミカルス,15巻,10号,テクノマート刊(19
91)、分離・輸送機能材料,高分子学会編,共立出版
刊(1991)、特公昭56−45773号公報、特公
昭56−17216号公報]。またポリ−γ−メチル−
L−グルタメートを基材とした医療用膜(特公昭51−
42878号公報)やシリコーン膜を基材とした創傷被
覆材[サイエンス(Science),215,174
−176(1982)]も知られている。該ポリ−γ−
メチル−L−グルタメート膜やシリコーン膜の水蒸気透
過度は、厚さ20μmで約1,000(g/m 2 /日)
である。
【0003】また、創傷被覆材として使用されているポ
リウレタン膜では、水蒸気透過度が450〜850(g
/m2 /日)、最高の水蒸気透過度を示すセグメント化
ポリウレタン膜でもその値は厚さ30μmで4,300
(g/m2 /日)であることが知られている[日形会
誌,10,165−180(1990)]。
リウレタン膜では、水蒸気透過度が450〜850(g
/m2 /日)、最高の水蒸気透過度を示すセグメント化
ポリウレタン膜でもその値は厚さ30μmで4,300
(g/m2 /日)であることが知られている[日形会
誌,10,165−180(1990)]。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水蒸
気透過性に優れた多孔性ポリペプチドフィルムまたはシ
ートを提供することである。
気透過性に優れた多孔性ポリペプチドフィルムまたはシ
ートを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成ポリペプ
チド、合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒、合成ポリ
ペプチドを溶解する有機溶媒と相溶しかつ水と混和する
揮発性有機溶媒及び水の混合液を流延製膜して得られる
多孔性フィルムまたはシートを提供する。更に本発明
は、合成ポリペプチド、合成ポリペプチドを溶解する有
機溶媒、合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒と相溶し
かつ水と混和する揮発性有機溶媒及び水の混合液を流延
製膜して多孔性フィルムまたはシートを製造する方法も
提供する。
チド、合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒、合成ポリ
ペプチドを溶解する有機溶媒と相溶しかつ水と混和する
揮発性有機溶媒及び水の混合液を流延製膜して得られる
多孔性フィルムまたはシートを提供する。更に本発明
は、合成ポリペプチド、合成ポリペプチドを溶解する有
機溶媒、合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒と相溶し
かつ水と混和する揮発性有機溶媒及び水の混合液を流延
製膜して多孔性フィルムまたはシートを製造する方法も
提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明にはいかなる合成ポリペプ
チドも用いうるが、α−ヘリックス形成能のある合成ポ
リペプチドが好ましい。α−ヘリックス形成能のある合
成ポリペプチドとしては、ポリ−γ−メチル−L−グル
タメート、ポリ−γ−エチル−L−グルタメート、ポリ
−γ−ベンジル−L−グルタメート等のポリグルタミン
酸誘導体、ポリ−β−ベンジル−L−アスパルテート等
のポリアスパラギン酸誘導体、ポリ−L−ロイシン、ポ
リ−L−アラニン等があげられる。これら合成ポリペプ
チドは、市販のものあるいは文献等に記載の方法に準じ
て製造したものを、そのままあるいは溶媒で希釈して用
いることができる。市販のα−ヘリックス形成能のある
合成ポリペプチドとしては、例えばアジコートA−20
00,XB−900[味の素(株)]、PLG−10,
−20,−30[協和発酵工業(株)]等のポリ−γ−
メチル−L−グルタメートがあげられる。
チドも用いうるが、α−ヘリックス形成能のある合成ポ
リペプチドが好ましい。α−ヘリックス形成能のある合
成ポリペプチドとしては、ポリ−γ−メチル−L−グル
タメート、ポリ−γ−エチル−L−グルタメート、ポリ
−γ−ベンジル−L−グルタメート等のポリグルタミン
酸誘導体、ポリ−β−ベンジル−L−アスパルテート等
のポリアスパラギン酸誘導体、ポリ−L−ロイシン、ポ
リ−L−アラニン等があげられる。これら合成ポリペプ
チドは、市販のものあるいは文献等に記載の方法に準じ
て製造したものを、そのままあるいは溶媒で希釈して用
いることができる。市販のα−ヘリックス形成能のある
合成ポリペプチドとしては、例えばアジコートA−20
00,XB−900[味の素(株)]、PLG−10,
−20,−30[協和発酵工業(株)]等のポリ−γ−
メチル−L−グルタメートがあげられる。
【0007】合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒とし
ては、難水溶性のヘリックス溶媒であればよく、例えば
1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホル
ム、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶
媒、ベンゼン等の芳香族系溶媒等があげられる。これら
溶媒は、単独または混合して用いることができる。合成
ポリペプチドを溶解しかつ水と混和する揮発性有機溶媒
としては、炭素数3迄の低級アルコール、アセトン、メ
チルエチルケトンおよびテトラヒドロフラン等があげら
れる。該有機溶媒のうち、メチルアルコール、エチルア
ルコール、n−プロパノール、イソ−プロパノール等の
アルコールがより好ましく、エチルアルコールが特に好
ましい。これら溶媒は、単独または混合して用いること
ができる。
ては、難水溶性のヘリックス溶媒であればよく、例えば
1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホル
ム、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶
媒、ベンゼン等の芳香族系溶媒等があげられる。これら
溶媒は、単独または混合して用いることができる。合成
ポリペプチドを溶解しかつ水と混和する揮発性有機溶媒
としては、炭素数3迄の低級アルコール、アセトン、メ
チルエチルケトンおよびテトラヒドロフラン等があげら
れる。該有機溶媒のうち、メチルアルコール、エチルア
ルコール、n−プロパノール、イソ−プロパノール等の
アルコールがより好ましく、エチルアルコールが特に好
ましい。これら溶媒は、単独または混合して用いること
ができる。
【0008】水は、水道水も使用できるが、イオン交換
水を用いることが好ましい。合成ポリペプチド、合成ポ
リペプチドを溶解する有機溶媒、合成ポリペプチドを溶
解する有機溶媒と相溶しかつ水と混和する揮発性有機溶
媒及び水の混合液の混合割合は、合成ポリペプチド1〜
5重量%、合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒45〜
49重量%、合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒と相
溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒17.5〜47.
5重量%及び水2.5〜32.5重量%の混合液である
ことが好ましい。
水を用いることが好ましい。合成ポリペプチド、合成ポ
リペプチドを溶解する有機溶媒、合成ポリペプチドを溶
解する有機溶媒と相溶しかつ水と混和する揮発性有機溶
媒及び水の混合液の混合割合は、合成ポリペプチド1〜
5重量%、合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒45〜
49重量%、合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒と相
溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒17.5〜47.
5重量%及び水2.5〜32.5重量%の混合液である
ことが好ましい。
【0009】また、混合液を調製するに当たっては、合
成ポリペプチド及び合成ポリペプチドを溶解する有機溶
媒からなる合成ポリペプチド溶液並びに合成ポリペプチ
ドを溶解する有機溶媒と相溶しかつ水と混和する揮発性
有機溶媒及び水からなる水溶液を予め別々に調製した
後、混合するのが好ましい。合成ポリペプチド及び合成
ポリペプチドを溶解する有機溶媒からなる合成ポリペプ
チド溶液の合成ポリペプチド濃度は、合成ポリペプチド
の種類、分子量、製膜条件等及び混合後の合成ポリペプ
チド濃度を勘案して適宜増減させて使用すればよいが、
合成ポリペプチドを2〜10重量%、好ましくは3〜8
重量%、特に好ましくは3〜5重量%含有するものを用
いる。合成ポリペプチドがヘリックス溶媒中で重合して
得られるポリ−γ−メチル−L−グルタメート等である
場合は、固体として取り出すと再溶解するのに困難を伴
う場合もあるので、ヘリックス溶媒中で重合して得られ
た溶液をそのまま又は濃縮もしくは該溶媒で希釈して使
用してもよい。
成ポリペプチド及び合成ポリペプチドを溶解する有機溶
媒からなる合成ポリペプチド溶液並びに合成ポリペプチ
ドを溶解する有機溶媒と相溶しかつ水と混和する揮発性
有機溶媒及び水からなる水溶液を予め別々に調製した
後、混合するのが好ましい。合成ポリペプチド及び合成
ポリペプチドを溶解する有機溶媒からなる合成ポリペプ
チド溶液の合成ポリペプチド濃度は、合成ポリペプチド
の種類、分子量、製膜条件等及び混合後の合成ポリペプ
チド濃度を勘案して適宜増減させて使用すればよいが、
合成ポリペプチドを2〜10重量%、好ましくは3〜8
重量%、特に好ましくは3〜5重量%含有するものを用
いる。合成ポリペプチドがヘリックス溶媒中で重合して
得られるポリ−γ−メチル−L−グルタメート等である
場合は、固体として取り出すと再溶解するのに困難を伴
う場合もあるので、ヘリックス溶媒中で重合して得られ
た溶液をそのまま又は濃縮もしくは該溶媒で希釈して使
用してもよい。
【0010】合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒と相
溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒及び水からなる水
溶液は、水を5〜65重量%、好ましくは10〜60重
量%含有するものを用いる。混合液を作成するに当たっ
ては、合成ポリペプチド及び合成ポリペプチドを溶解す
る有機溶媒からなる合成ポリペプチド溶液30重量部と
合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒と相溶しかつ水と
混和する揮発性有機溶媒及び水からなる水溶液1〜40
重量部を混合するのが好ましい。
溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒及び水からなる水
溶液は、水を5〜65重量%、好ましくは10〜60重
量%含有するものを用いる。混合液を作成するに当たっ
ては、合成ポリペプチド及び合成ポリペプチドを溶解す
る有機溶媒からなる合成ポリペプチド溶液30重量部と
合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒と相溶しかつ水と
混和する揮発性有機溶媒及び水からなる水溶液1〜40
重量部を混合するのが好ましい。
【0011】混合液を調製する際、添加割合によっては
合成ポリペプチドが析出し、白濁することがある。この
場合、液温を高め合成ポリペプチドの溶解度を上げるこ
とにより混合液の白濁を防止することができる。温度は
使用する溶媒によって異なるが、例えば、35〜60℃
が好ましい。上述の各混合液には、必要により抗菌剤、
有機または無機充填材、顔料、色素等を含有してもよ
い。
合成ポリペプチドが析出し、白濁することがある。この
場合、液温を高め合成ポリペプチドの溶解度を上げるこ
とにより混合液の白濁を防止することができる。温度は
使用する溶媒によって異なるが、例えば、35〜60℃
が好ましい。上述の各混合液には、必要により抗菌剤、
有機または無機充填材、顔料、色素等を含有してもよ
い。
【0012】流延製膜とは、該混合液を型内またはガラ
スプレート等の平板上に流延させた後、溶媒を逃散させ
固化することによりフィルムまたはシートを形成させる
製膜方法である。短時間で多量の同一の膜を調製するた
めには、キャスティングナイフを用いる方法が実用的で
好ましい。以下に本発明の多孔性フィルムまたはシート
の製造法の一例を示す。合成ポリペプチド、合成ポリペ
プチドを溶解する有機溶媒、合成ポリペプチドを溶解す
る有機溶媒と相溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒及
び水の混合液をシャーレ等の平板に注いだ後放置し、溶
媒を逃散させることにより多孔性フィルムまたはシート
を製造することができる。
スプレート等の平板上に流延させた後、溶媒を逃散させ
固化することによりフィルムまたはシートを形成させる
製膜方法である。短時間で多量の同一の膜を調製するた
めには、キャスティングナイフを用いる方法が実用的で
好ましい。以下に本発明の多孔性フィルムまたはシート
の製造法の一例を示す。合成ポリペプチド、合成ポリペ
プチドを溶解する有機溶媒、合成ポリペプチドを溶解す
る有機溶媒と相溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒及
び水の混合液をシャーレ等の平板に注いだ後放置し、溶
媒を逃散させることにより多孔性フィルムまたはシート
を製造することができる。
【0013】また、工業的に製膜する場合は、該混合液
を、例えばドクターブレード等を用いることにより製膜
することができ、多孔性フィルムまたはシートを製造す
ることができる。溶媒の逃散方法としては、該混合液を
シャーレ等の平板に流延し、そのまま室温に放置し溶媒
を逃散させてもよいが、該混合液を平板に注いだ後、平
板を周囲から急冷し液温を0〜25℃、好ましくは0〜
15℃に保ち、非流動性のゲル状態にし溶媒を逃散する
方法、あるいは、25〜60℃、好ましくは25〜40
℃で、流動性の状態で溶媒を逃散する方法を用いても良
い。また、溶媒を逃散させる雰囲気は通常の作業環境下
でもよいが、環境条件の変化を少なくするために、窒素
ガス雰囲気下で行うことが好ましい。溶媒の逃散速度
は、溶媒の種類、濃度、温度等の条件で異なる。フィル
ムまたはシートが形成した後、必要に応じて80〜13
0℃好ましくは100〜120℃の高温化で1〜3時間
加熱処理する方法または真空下で1〜2日間放置する方
法により溶媒をより完全に除くことができる。
を、例えばドクターブレード等を用いることにより製膜
することができ、多孔性フィルムまたはシートを製造す
ることができる。溶媒の逃散方法としては、該混合液を
シャーレ等の平板に流延し、そのまま室温に放置し溶媒
を逃散させてもよいが、該混合液を平板に注いだ後、平
板を周囲から急冷し液温を0〜25℃、好ましくは0〜
15℃に保ち、非流動性のゲル状態にし溶媒を逃散する
方法、あるいは、25〜60℃、好ましくは25〜40
℃で、流動性の状態で溶媒を逃散する方法を用いても良
い。また、溶媒を逃散させる雰囲気は通常の作業環境下
でもよいが、環境条件の変化を少なくするために、窒素
ガス雰囲気下で行うことが好ましい。溶媒の逃散速度
は、溶媒の種類、濃度、温度等の条件で異なる。フィル
ムまたはシートが形成した後、必要に応じて80〜13
0℃好ましくは100〜120℃の高温化で1〜3時間
加熱処理する方法または真空下で1〜2日間放置する方
法により溶媒をより完全に除くことができる。
【0014】フィルムまたはシートの膜厚は、例えば流
延製膜に用いる混合液の合成ポリペプチド濃度または流
延する溶液の量等により調節できる。膜厚は特に限定さ
れないが1〜500μmが好ましく、3〜150μmが
より好ましい。特に、創傷被覆材としては、20〜80
μmが非常に好ましい。尚、本発明では、膜厚が200
μm以下のものをフィルム、200μmを超えるものを
シートという。
延製膜に用いる混合液の合成ポリペプチド濃度または流
延する溶液の量等により調節できる。膜厚は特に限定さ
れないが1〜500μmが好ましく、3〜150μmが
より好ましい。特に、創傷被覆材としては、20〜80
μmが非常に好ましい。尚、本発明では、膜厚が200
μm以下のものをフィルム、200μmを超えるものを
シートという。
【0015】また水蒸気透過度に影響を及ぼす多孔性
は、例えば合成ポリペプチド濃度または水濃度等を調整
することにより調節できる。水蒸気透過度は、4,00
0〜10,000(g/m2 /日)である。合成ポリペ
プチド及び合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒を含む
溶液のみを流延製膜して得られる公知のフィルムまたは
シートは非多孔質である。これに対し、本発明で得られ
るフィルムまたはシートは約0.1〜100μm径のい
びつな空洞を有する多孔質である。しかも該フィルムま
たはシート中のとなりあう空洞は、部分的には連続して
いる場合もあるが、極薄いフィルムで仕切られた独立な
構造をとり、表裏面がインテグラルスキン層を形成し表
裏面が密閉された状態である。
は、例えば合成ポリペプチド濃度または水濃度等を調整
することにより調節できる。水蒸気透過度は、4,00
0〜10,000(g/m2 /日)である。合成ポリペ
プチド及び合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒を含む
溶液のみを流延製膜して得られる公知のフィルムまたは
シートは非多孔質である。これに対し、本発明で得られ
るフィルムまたはシートは約0.1〜100μm径のい
びつな空洞を有する多孔質である。しかも該フィルムま
たはシート中のとなりあう空洞は、部分的には連続して
いる場合もあるが、極薄いフィルムで仕切られた独立な
構造をとり、表裏面がインテグラルスキン層を形成し表
裏面が密閉された状態である。
【0016】高分子フィルムやシートの水蒸気透過度に
は膜厚依存性があり、薄膜である程透過度が大きい。ま
た、合成ポリペプチドは、その分子構造から水蒸気透過
性に優れることが知られている。よって、本発明の多孔
性フィルムやシートは、多孔質で各々のセル厚が極薄で
あることから、水蒸気透過度は、従来公知のものに較
べ、大幅に改善される。また、膜断面は独立な多孔質で
あると共に表裏はスキン層で覆われていることから、例
えば細菌の侵入阻止が可能な創傷被覆材等として好適で
ある。
は膜厚依存性があり、薄膜である程透過度が大きい。ま
た、合成ポリペプチドは、その分子構造から水蒸気透過
性に優れることが知られている。よって、本発明の多孔
性フィルムやシートは、多孔質で各々のセル厚が極薄で
あることから、水蒸気透過度は、従来公知のものに較
べ、大幅に改善される。また、膜断面は独立な多孔質で
あると共に表裏はスキン層で覆われていることから、例
えば細菌の侵入阻止が可能な創傷被覆材等として好適で
ある。
【0017】皮膚は皮膚呼吸や水蒸気透過といった呼吸
機能と細菌の侵入阻止や体液保持といったバリヤー機能
を兼ね備えており、火傷等の患部に貼付する創傷被覆材
はこの両機能を持ち合わせたものが好ましい。皮膚の水
分散逸量は、II度熱傷創では約4,300g/m2 /
日、肉芽創からは約5,100g/m2 /日、採皮創か
らは約3,600g/m2 /日であるといわれている。
このため、創傷被覆材の水蒸気透過度はこれよりも高い
ことが好ましい。本発明の多孔性フィルムはこの条件を
満たすものであり、創傷被覆材として特に有用である。
機能と細菌の侵入阻止や体液保持といったバリヤー機能
を兼ね備えており、火傷等の患部に貼付する創傷被覆材
はこの両機能を持ち合わせたものが好ましい。皮膚の水
分散逸量は、II度熱傷創では約4,300g/m2 /
日、肉芽創からは約5,100g/m2 /日、採皮創か
らは約3,600g/m2 /日であるといわれている。
このため、創傷被覆材の水蒸気透過度はこれよりも高い
ことが好ましい。本発明の多孔性フィルムはこの条件を
満たすものであり、創傷被覆材として特に有用である。
【0018】さらに、本発明の多孔性フィルムまたはシ
ートは、常法によって得られる公知のキャストフィルム
に比べ優れた水蒸気透過度を示すと共に、ガス透過度も
高く、特に炭酸ガス選択透過性に優れる。
ートは、常法によって得られる公知のキャストフィルム
に比べ優れた水蒸気透過度を示すと共に、ガス透過度も
高く、特に炭酸ガス選択透過性に優れる。
【0019】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものでは
ない。実施例及び比較例に示す物性は以下の方法により
測定または観察した。
するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものでは
ない。実施例及び比較例に示す物性は以下の方法により
測定または観察した。
【0020】(1)水蒸気透過度 水蒸気透過度テスター(L80−4000型、スイス・
Dr.LYSSY社製)を使用し、測定温度40℃、相
対湿度90%で、標準サンプルとして19μmのPET
フィルム(25g/m2 /日)を用い10穴ホルダーを
使用して測定した。
Dr.LYSSY社製)を使用し、測定温度40℃、相
対湿度90%で、標準サンプルとして19μmのPET
フィルム(25g/m2 /日)を用い10穴ホルダーを
使用して測定した。
【0021】(2)ガス透過度 ガス透過度テスター(GPM−500型、スイス・D
r.LYSSY社製)を使用し、テストガスとして酸
素、窒素及び二酸化炭素の混合ガス(DRYガス)を用
い、日本工業規格(JIS)K7129(1992)に
準拠し測定した。
r.LYSSY社製)を使用し、テストガスとして酸
素、窒素及び二酸化炭素の混合ガス(DRYガス)を用
い、日本工業規格(JIS)K7129(1992)に
準拠し測定した。
【0022】(3)フィルム観察 走査型電子顕微鏡(S−510型、日立製)を使用し、
フィルムの破断面及び表裏面を観察した。
フィルムの破断面及び表裏面を観察した。
【0023】実施例1 “PLG−20”〔1,2−ジクロロエタン溶媒、ポリ
−γ−メチル−L−グルタメート(分子量88,00
0)の8重量%溶液、協和発酵工業(株)製〕を1,2
−ジクロロエタンで3重量%となるように希釈した溶液
30gを100mlガラスビーカーに採取した。マグネ
チックスターラーで攪拌しながら、イオン交換水10重
量部とエタノール90重量部の混合液24gをゆっくり
添加、十分攪拌・混合した後、混合液の一部を100m
m径のフラットシャーレに注ぎ、シャーレを周囲から急
冷、液温を15℃以下にし、ゲル状態とした。その後、
17℃以下、窒素ガス雰囲気下で溶媒を逃散させ、マシ
ュマロ状手触りの多孔性フィルム1を得た。
−γ−メチル−L−グルタメート(分子量88,00
0)の8重量%溶液、協和発酵工業(株)製〕を1,2
−ジクロロエタンで3重量%となるように希釈した溶液
30gを100mlガラスビーカーに採取した。マグネ
チックスターラーで攪拌しながら、イオン交換水10重
量部とエタノール90重量部の混合液24gをゆっくり
添加、十分攪拌・混合した後、混合液の一部を100m
m径のフラットシャーレに注ぎ、シャーレを周囲から急
冷、液温を15℃以下にし、ゲル状態とした。その後、
17℃以下、窒素ガス雰囲気下で溶媒を逃散させ、マシ
ュマロ状手触りの多孔性フィルム1を得た。
【0024】該多孔性フィルム1を走査型電子顕微鏡で
観察したところ、フィルムの厚さは約167μmで、数
μmから数十μm径のいびつな空洞が形成されていた。
各空洞は、部分的には連続であるが、極薄いフィルムで
仕切られた独立した構造であった。また、フィルムの表
裏面は、薄いスキン層で覆われているため、密閉された
多孔性フィルムであることを確認した。また該多孔性フ
ィルムの水蒸気透過度は、6,100g/m2 /日であ
った。
観察したところ、フィルムの厚さは約167μmで、数
μmから数十μm径のいびつな空洞が形成されていた。
各空洞は、部分的には連続であるが、極薄いフィルムで
仕切られた独立した構造であった。また、フィルムの表
裏面は、薄いスキン層で覆われているため、密閉された
多孔性フィルムであることを確認した。また該多孔性フ
ィルムの水蒸気透過度は、6,100g/m2 /日であ
った。
【0025】実施例2 “PLG−15”〔1,2ージクロロエタン溶媒、ポリ
−γ−メチル−L−グルタメート(分子量29,70
0)の10重量%溶液、協和発酵工業(株)製〕を1,
2ージクロロエタンで3重量%となるように希釈した溶
液30gにイオン交換水10重量部とエタノール90重
量部の混合液30gを十分攪拌・混合した後、混合液の
一部を用いて実施例1と同様の方法によりマシュマロ状
手触りの多孔性フィルム2を得た。
−γ−メチル−L−グルタメート(分子量29,70
0)の10重量%溶液、協和発酵工業(株)製〕を1,
2ージクロロエタンで3重量%となるように希釈した溶
液30gにイオン交換水10重量部とエタノール90重
量部の混合液30gを十分攪拌・混合した後、混合液の
一部を用いて実施例1と同様の方法によりマシュマロ状
手触りの多孔性フィルム2を得た。
【0026】該多孔性フィルム2を走査型電子顕微鏡で
観察したところ、厚さ175μmで、フィルム1と同様
の密閉された多孔性フィルムであることを確認した。ま
た、多孔性フィルム2の水蒸気透過度は、6,200g
/m2 /日であった。
観察したところ、厚さ175μmで、フィルム1と同様
の密閉された多孔性フィルムであることを確認した。ま
た、多孔性フィルム2の水蒸気透過度は、6,200g
/m2 /日であった。
【0027】実施例3 実施例1で用いた“PLG−20”を1,2−ジクロロ
エタンで3重量%となるように希釈した溶液30g及び
イオン交換水10重量部とエタノール90重量部の混合
液28gを十分攪拌・混合した後、混合液の一部を用い
て実施例1と同様の方法によりマシュマロ状手触りの多
孔性フィルム3を得た。
エタンで3重量%となるように希釈した溶液30g及び
イオン交換水10重量部とエタノール90重量部の混合
液28gを十分攪拌・混合した後、混合液の一部を用い
て実施例1と同様の方法によりマシュマロ状手触りの多
孔性フィルム3を得た。
【0028】該多孔性フィルム3を走査型電子顕微鏡で
観察したところ、厚さ70μmで、フィルム1と同様に
密閉された多孔性フィルムであることを確認した。ま
た、該多孔性フィルム3の水蒸気透過度は、6,500
g/m2 /日であった。
観察したところ、厚さ70μmで、フィルム1と同様に
密閉された多孔性フィルムであることを確認した。ま
た、該多孔性フィルム3の水蒸気透過度は、6,500
g/m2 /日であった。
【0029】実施例4 “PBzLG”〔ポリ−γ−ベンジル−L−グルタメー
ト(分子量23,000)、協和発酵工業(株)製〕を
クロロホルムで5重量%となるように希釈した溶液30
gにイオン交換水10重量部とエタノール90重量部の
混合液30gを十分攪拌・混合した後、混合液の一部を
用いて実施例1と同様の方法でマシュマロ状手触りの多
孔性フィルム4を得た。
ト(分子量23,000)、協和発酵工業(株)製〕を
クロロホルムで5重量%となるように希釈した溶液30
gにイオン交換水10重量部とエタノール90重量部の
混合液30gを十分攪拌・混合した後、混合液の一部を
用いて実施例1と同様の方法でマシュマロ状手触りの多
孔性フィルム4を得た。
【0030】該多孔性フィルム4を走査型電子顕微鏡で
観察したところ、厚さ67μmで、フィルム1と同様の
密閉された多孔性フィルムであることを確認した。ま
た、多孔性フィルム4の水蒸気透過度は6,000g/
m2 /日であった。
観察したところ、厚さ67μmで、フィルム1と同様の
密閉された多孔性フィルムであることを確認した。ま
た、多孔性フィルム4の水蒸気透過度は6,000g/
m2 /日であった。
【0031】実施例5 実施例1で用いた“PLG−20”を1,2−ジクロロ
エタンで3重量%となるように希釈した溶液30gを1
00mlガラスビーカーに採取した。マグネチックスタ
ーラーで攪拌しながら、イオン交換水10重量部とエタ
ノール90重量部の混合液28gをゆっくり添加、十分
攪拌・混合した後、混合液の一部を水平台上に固定した
ガラス板上に流延し、28℃、窒素ガス雰囲気下で溶媒
を逃散させ、多孔性フィルム5を得た。
エタンで3重量%となるように希釈した溶液30gを1
00mlガラスビーカーに採取した。マグネチックスタ
ーラーで攪拌しながら、イオン交換水10重量部とエタ
ノール90重量部の混合液28gをゆっくり添加、十分
攪拌・混合した後、混合液の一部を水平台上に固定した
ガラス板上に流延し、28℃、窒素ガス雰囲気下で溶媒
を逃散させ、多孔性フィルム5を得た。
【0032】該多孔性フィルム5を走査型電子顕微鏡で
観察したところ、フィルムの厚さは約19.1μmで、
数μm径のいびつな空洞が形成されていた。各空洞は、
部分的には連続であるが、極薄いフィルムで仕切られた
独立した構造であった。また、フィルムの表裏面は、薄
いスキン層で覆われているため、密閉された多孔性フィ
ルムであることを確認した。また該多孔性フィルム5の
水蒸気透過度は、8,000g/m2 /日であった。
観察したところ、フィルムの厚さは約19.1μmで、
数μm径のいびつな空洞が形成されていた。各空洞は、
部分的には連続であるが、極薄いフィルムで仕切られた
独立した構造であった。また、フィルムの表裏面は、薄
いスキン層で覆われているため、密閉された多孔性フィ
ルムであることを確認した。また該多孔性フィルム5の
水蒸気透過度は、8,000g/m2 /日であった。
【0033】実施例6 実施例2で用いた“PLG−15”を1,2−ジクロロ
エタンで3重量%となるように希釈した溶液30gにイ
オン交換水10重量部とエタノール90重量部の混合液
26gを十分攪拌・混合した後、混合液の一部を用いて
実施例5と同様の方法によりマシュマロ状手触りの多孔
性フィルム6を得た。
エタンで3重量%となるように希釈した溶液30gにイ
オン交換水10重量部とエタノール90重量部の混合液
26gを十分攪拌・混合した後、混合液の一部を用いて
実施例5と同様の方法によりマシュマロ状手触りの多孔
性フィルム6を得た。
【0034】該多孔性フィルム6を走査型電子顕微鏡で
観察したところ、厚さ26.3μmで、フィルム5と同
様の密閉された多孔性フィルムであることを確認した。
また、該多孔性フィルム6の水蒸気透過度は、7,40
0g/m2 /日であった。
観察したところ、厚さ26.3μmで、フィルム5と同
様の密閉された多孔性フィルムであることを確認した。
また、該多孔性フィルム6の水蒸気透過度は、7,40
0g/m2 /日であった。
【0035】実施例7 実施例1で用いた“PLG−20”を1,2−ジクロロ
エタンで3重量%となるように希釈した溶液30gを1
00mlガラスビーカーに採取した。マグネチックスタ
ーラーで攪拌しながら、イオン交換水10重量部とエタ
ノール90重量部の混合液28gをゆっくり添加、十分
攪拌・混合した後、混合液の一部を水平台上に固定した
ガラス板上に流延し、28℃、窒素ガス雰囲気下で溶媒
を逃散させ、多孔性フィルム7を得た。
エタンで3重量%となるように希釈した溶液30gを1
00mlガラスビーカーに採取した。マグネチックスタ
ーラーで攪拌しながら、イオン交換水10重量部とエタ
ノール90重量部の混合液28gをゆっくり添加、十分
攪拌・混合した後、混合液の一部を水平台上に固定した
ガラス板上に流延し、28℃、窒素ガス雰囲気下で溶媒
を逃散させ、多孔性フィルム7を得た。
【0036】該多孔性フィルム7を走査型電子顕微鏡で
観察したところ、厚さ10.5μmで、フィルム5と同
様に密閉された多孔質フィルムであることを確認した。
また、該多孔性フィルム7の水蒸気透過度は9,700
g/m2 /日であった。
観察したところ、厚さ10.5μmで、フィルム5と同
様に密閉された多孔質フィルムであることを確認した。
また、該多孔性フィルム7の水蒸気透過度は9,700
g/m2 /日であった。
【0037】実施例8 実施例1で用いた“PLG−20”を1,2−ジクロロ
エタンで3重量%となるように希釈した溶液30gを1
00mlガラスビーカーに採取した。マグネチックスタ
ーラーで攪拌しながら、イオン交換水10重量部とエタ
ノール90重量部の混合液28gをゆっくり添加、十分
攪拌・混合した後、混合液の一部を水平台上に固定した
ガラス板上に流延し、28℃、窒素ガス雰囲気下で溶媒
を逃散させ、多孔性フィルム8を得た。
エタンで3重量%となるように希釈した溶液30gを1
00mlガラスビーカーに採取した。マグネチックスタ
ーラーで攪拌しながら、イオン交換水10重量部とエタ
ノール90重量部の混合液28gをゆっくり添加、十分
攪拌・混合した後、混合液の一部を水平台上に固定した
ガラス板上に流延し、28℃、窒素ガス雰囲気下で溶媒
を逃散させ、多孔性フィルム8を得た。
【0038】該多孔性フィルム8を走査型電子顕微鏡で
観察したところ、厚さ57.8μmで、フィルム5と同
様に密閉された多孔性フィルムであることを確認した。
また、該多孔性フィルム8のガス透過度を測定した結
果、酸素、窒素、炭酸ガスのいずれも透過度テスターの
測定限界(酸素に関して10,000ml/m2 /日、
窒素及び二酸化炭素に関しては数万ml/m2 /日)を
越えていた。
観察したところ、厚さ57.8μmで、フィルム5と同
様に密閉された多孔性フィルムであることを確認した。
また、該多孔性フィルム8のガス透過度を測定した結
果、酸素、窒素、炭酸ガスのいずれも透過度テスターの
測定限界(酸素に関して10,000ml/m2 /日、
窒素及び二酸化炭素に関しては数万ml/m2 /日)を
越えていた。
【0039】比較例1 実施例1で用いた“PLG−20”の3%溶液30gを
フラットシャーレに注ぎ、室温、窒素ガス雰囲気下で溶
媒を逃散させ、フィルムの厚さは21μmで半透明なキ
ャストフィルムaを得た。キャストフィルムaは、断面
には空洞は無く、表裏面とも平滑であった。またキャス
トフィルムaの水蒸気透過度は2,600g/m2 /日
であった。
フラットシャーレに注ぎ、室温、窒素ガス雰囲気下で溶
媒を逃散させ、フィルムの厚さは21μmで半透明なキ
ャストフィルムaを得た。キャストフィルムaは、断面
には空洞は無く、表裏面とも平滑であった。またキャス
トフィルムaの水蒸気透過度は2,600g/m2 /日
であった。
【0040】比較例2 実施例1で用いた“PLG−20”の3%溶液をフラッ
トシャーレに注ぎ、室温、窒素ガス雰囲気下で溶媒を逃
散させ、フィルムの厚さは52.6μmで半透明なキャ
ストフィルムbを得た。キャストフィルムbは、断面に
は空洞は無く、表裏面とも平滑であった。またキャスト
フィルムbのガス透過度を測定した結果、酸素は2,3
00ml/m2/日、窒素は560ml/m2 /日、炭
酸ガスは14,500ml/m2 /日を示した。
トシャーレに注ぎ、室温、窒素ガス雰囲気下で溶媒を逃
散させ、フィルムの厚さは52.6μmで半透明なキャ
ストフィルムbを得た。キャストフィルムbは、断面に
は空洞は無く、表裏面とも平滑であった。またキャスト
フィルムbのガス透過度を測定した結果、酸素は2,3
00ml/m2/日、窒素は560ml/m2 /日、炭
酸ガスは14,500ml/m2 /日を示した。
【0041】
【発明の効果】本発明により、水蒸気透過性に優れた多
孔性ポリペプチドフィルムまたはシートが提供される。
孔性ポリペプチドフィルムまたはシートが提供される。
Claims (11)
- 【請求項1】 合成ポリペプチド、合成ポリペプチドを
溶解する有機溶媒、合成ポリペプチドを溶解する有機溶
媒と相溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒及び水の混
合液を流延製膜して得られる多孔性フィルムまたはシー
ト。 - 【請求項2】 混合液が、合成ポリペプチド及び合成ポ
リペプチドを溶解する有機溶媒からなる合成ポリペプチ
ド溶液並びに合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒と相
溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒及び水からなる水
溶液を混合して得られる混合液である請求項1記載の多
孔性フィルムまたはシート。 - 【請求項3】 混合液が、合成ポリペプチド及び合成ポ
リペプチドを溶解する有機溶媒からなる合成ポリペプチ
ド溶液30重量部、合成ポリペプチドを溶解する有機溶
媒と相溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒及び水から
なる水溶液1〜40重量部からなる混合液である請求項
2記載の多孔性フィルムまたはシート。 - 【請求項4】 合成ポリペプチド及び合成ポリペプチド
を溶解する有機溶媒からなる合成ポリペプチド溶液の合
成ポリペプチド濃度が2〜10重量%であり、かつ合成
ポリペプチドを溶解する有機溶媒と相溶しかつ水と混和
する揮発性有機溶媒と水からなる溶液の水濃度が5〜6
5重量%である請求項2または3記載の多孔性フィルム
またはシート。 - 【請求項5】 合成ポリペプチドが、α−ヘリックス形
成能を有する合成ポリペプチドである請求項1から4記
載の多孔性フィルムまたはシート。 - 【請求項6】 合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒が
1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホル
ム、テトラクロロエタンおよびベンゼンからなる群から
選ばれる1以上の溶媒である請求項1から4記載の多孔
性フィルムまたはシート。 - 【請求項7】 合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒と
相溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒がメタノール、
エタノール、n−プロパノールおよびイソプロパノール
から選ばれる1以上の溶媒である請求項1から4記載の
多孔性フィルムまたはシート。 - 【請求項8】 水蒸気透過度が4,000〜10,00
0(g/m2 /日)である請求1、2または3記載の多
孔性フィルムまたはシート。 - 【請求項9】 膜厚が3〜150μmである請求項1、
2または3記載の多孔性フィルム。 - 【請求項10】 合成ポリペプチド、合成ポリペプチド
を溶解する有機溶媒、合成ポリペプチドを溶解する有機
溶媒と相溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒及び水の
混合液を流延製膜して多孔性フィルムまたはシートを製
造する方法。 - 【請求項11】 混合液が、合成ポリペプチド及び合成
ポリペプチドを溶解する有機溶媒からなる合成ポリペプ
チド溶液並びに合成ポリペプチドを溶解する有機溶媒と
相溶しかつ水と混和する揮発性有機溶媒及び水からなる
溶液を混合して得られる混合液である請求項10記載の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8152595A JPH0967459A (ja) | 1995-06-19 | 1996-06-13 | 多孔性フィルムまたはシート |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15134995 | 1995-06-19 | ||
| JP7-151349 | 1995-06-19 | ||
| JP8152595A JPH0967459A (ja) | 1995-06-19 | 1996-06-13 | 多孔性フィルムまたはシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0967459A true JPH0967459A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=26480629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8152595A Withdrawn JPH0967459A (ja) | 1995-06-19 | 1996-06-13 | 多孔性フィルムまたはシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0967459A (ja) |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP8152595A patent/JPH0967459A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |