JPH0968770A - ハロゲン化銀写真乳剤及びその製造方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真乳剤及びその製造方法

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JPH0968770A
JPH0968770A JP17848096A JP17848096A JPH0968770A JP H0968770 A JPH0968770 A JP H0968770A JP 17848096 A JP17848096 A JP 17848096A JP 17848096 A JP17848096 A JP 17848096A JP H0968770 A JPH0968770 A JP H0968770A
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JP
Japan
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emulsion
silver
mol
silver halide
thiosulfate
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JP17848096A
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English (en)
Inventor
Naoko Furusawa
直子 古澤
Masako Kikuchi
雅子 菊地
Kazuyoshi Ichikawa
和義 市川
Haruhiko Masutomi
春彦 益富
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 かぶりが低く、高感度の優れた画像を得るこ
とができるハロゲン化銀写真乳剤及びその製造方法の提
供。 【構成】 1.化学熟成時に下記一般式(1)で示され
る増感剤及びチオ硫酸塩を使用し、該化学熟成時に、チ
オ硫酸塩の反応が実質的に終了する前に、前記一般式
(1)で示される増感剤を添加する事で製造されること
を特徴とするハロゲン化銀写真乳剤。 一般式(1) 〔N(R1)(R2)〕〔N(R3)(R4)〕>C=X 式中、XはS,SeまたはTeを表す。R1,R2
3,R4は水素原子、アミジノ基、アルキル基、アリー
ル基またはヘテロ環残基を表す。R1,R2,R3,R4
それぞれ同一でも異なってもよい。 2.化学熟成時に前記一般式(1)で示される増感剤及
びチオ硫酸塩を使用し、該化学熟成時に、チオ硫酸塩の
反応が実質的に終了する前に、前記一般式(1)で示さ
れる増感剤を添加する事を特徴とするハロゲン化銀写真
乳剤の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真乳剤及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハロゲン化銀写真乳剤を硫黄増感
剤により化学増感することは良く知られており、この時
形成された硫化銀の電子顕微鏡による観察は、例えば、
ジー・シー・ファーネル、ピー・ビー・フリント、デー
・シー・バーチ(J.P.Svol.25 P.20
3)により報告されている。
【0003】彼らの観察結果は、AgX粒子上に硫化銀
核が多数存在することを示している。
【0004】硫黄増感の場合写真感度は基本的にはこの
硫化銀の形成サイト、数及び密度、サイズ、組成で決ま
り、最も潜像形成効率の高い状態にこれらをコントロー
ルする必要がある。これらのコントロール要因は、硫黄
増感、金硫黄増感、貴金属増感でも同様であり、ハロゲ
ン化銀粒子との組み合わせにおいてそれぞれ最適な状態
があることが知られている。
【0005】しかしながら、従来知られている化学増感
法では化学増感核の数、サイズをコントロールする技術
手段が不完全であり、更にこれらの全てのパラメータを
コントロールすることは非常に困難であった。
【0006】例えば、化学増感核の形成サイトのコント
ロールに関しては、特開昭64−40938号、同64
−62631号、同64−62632号、同64−74
540号、特開平1−158425号、同2−34号、
同2−298935号等、数多くの記載があるが、これ
らは化学増感の形成サイトのみ規定しており、感度の向
上に最も重要な化学増感核のサイズに関してはなにも記
載がない。同様に特開昭61−93447号には、硫化
銀、硫化金又はこれらの混合物から成る化学増感核を選
択的に成長させることが述べられているが、これについ
ても化学増感核の形成サイトに関する規定であり、数、
サイズのコントロール手段については開示されていな
い。
【0007】我々の検討の結果、最近の高感度化及びか
ぶりが少ない画像を得る要望は、このような化学増感核
の形成位置のコントロールのみでは十分に達成できない
事がわかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かぶ
りが低く、高感度の優れた画像が得られるハロゲン化銀
写真乳剤及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成される。
【0010】1.化学熟成時に下記一般式(1)で示さ
れる増感剤及びチオ硫酸塩を使用し、該化学熟成時に、
チオ硫酸塩の反応が実質的に終了する前に、前記一般式
(1)で示される増感剤を添加する事で製造されること
を特徴とするハロゲン化銀写真乳剤。
【0011】一般式(1) 〔N(R1)(R2)〕〔N(R3)(R4)〕>C=X 式中、XはS,SeまたはTeを表す。R1、R2
3、R4は水素原子、アミジノ基、アルキル基、アリー
ル基またはヘテロ環残基を表す。
【0012】R1、R2、R3、R4はそれぞれ同一でも異
なってもよい。
【0013】2.化学熟成時に前記一般式(1)で示さ
れる増感剤及びチオ硫酸塩を使用し、該化学熟成時に、
チオ硫酸塩の反応が実質的に終了する前に、前記一般式
(1)で示される増感剤を添加する事を特徴とするハロ
ゲン化銀写真乳剤の製造方法。
【0014】以下、本発明を更に詳細に述べる。
【0015】化学熟成時に前記一般式(1)で示される
増感剤(以下、単に本発明の増感剤ともいう)及びチオ
硫酸塩を使用し、該化学熟成時に、チオ硫酸塩の反応が
実質的に終了する前に、前記一般式(1)で示される増
感剤を添加する事、好ましくは未反応のチオ硫酸塩が5
0%以上存在している状態で前記一般式(1)で示され
る増感剤の添加が行われること、より好ましくは、チオ
硫酸塩の添加以前に行われること、更に好ましくは、前
記一般式(1)示される増感剤の反応が終了してからチ
オ硫酸塩が添加されることである。
【0016】本発明でチオ硫酸塩の反応が実質的に終了
するというのは、ハロゲン化銀写真乳剤中に存在する未
反応のチオ硫酸塩がチオ硫酸塩の全添加量の1%未満に
なった状態をいう。
【0017】一般式(1)において、XはS、Se又は
Teを表す。中でもXとして好ましいのはSである。R
1、R2、R3、R4は水素原子、アミジノ基、アルキル基
(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル等
の各基)、アリール基(例えば、フェニル、ナフチル等
の各基)又はヘテロ環残基(例えば、チアゾール、イソ
チアジール、チアジアゾール、ベンゾチアゾール等の残
基)を表す。これらの各基は置換されていてもよく、例
えばハロゲン原子(塩素、臭素、沃素等の原子)、アミ
ノ基、アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル等の各基)、アリール基(例えば、フ
ェニル、ナフチル等の各基)等が挙げられる。R1
2、R3、R4はそれぞれ同一でも異なってもよい。
【0018】本発明のチオ硫酸塩は、下記一般式
(2)、一般式(3)で表される化合物である。
【0019】一般式(2) M1 I2 II23 一般式(3) MII23 一般式(2)、一般式(3)において、M1 I、M2 Iは1
価の陽イオン、MIIは2価の陽イオンを示す。
【0020】本発明のチオ硫酸塩は、ハロゲン化銀粒子
表面上で、分解し、硫化銀を生成する化合物で、かつ、
1 I、M2 I、MII及び分解による副生成物 が乳剤中で
写真諸性能を明かに劣化させないものであれば、何を用
いても良いが、好ましいものとしては、M1 I、M2 Iとし
ては、NH4+、K+、Na+、MIIとしては、Ca2+など
であり、なかでも好ましいのは、Na+である。
【0021】本発明の増感剤の具体的化合物を以下に示
すが、本発明はこれらに限定されるもではない。
【0022】
【化1】 また本発明においては、上記以外の増感剤を更に併用し
てもよく、増感剤としては、硫黄、セレン、テルル原子
を含んだ化合物ならばどれでも選択できる。
【0023】チオ硫酸塩と一般式(1)で示される増感
剤を併用することについては、特開平1−130149
号、特開平2−198042号、特開平5−12729
0号等に記述があるが、何れも、一般式(1)で示され
る増感剤とチオ硫酸塩の添加方法についての規定は無
く、本発明の一般式(1)で示される増感剤で形成した
化学増感核の触媒効果による選択的成長とは本質的に異
なるものであるといえる。
【0024】本発明の硫黄、セレン、テルル等を含む増
感剤は例えば、Chem.Rev.,55,181(1
955)、Chem.Ber.,63,208(193
0)、J.Org.Chem.,36,3895(19
71)、J.Chem.Soc.,1957,2999
等に記載されている方法を用いて容易に合成することが
出来る。
【0025】又、本発明に金含有化合物を用いる場合に
は、Bull.Chem.Soc.Japan.,48
(3),1024〜9(1975)、J.Inorg,
Nucl.Chem.,38(1),7〜11(197
6)、TransitionMet.Chem.,2
(6),224〜227(1977)及び特開平1−1
47537号記載の方法に準じて合成出来る。
【0026】VIII族貴金属を含む化合物は、Aldri
ch Chemical Company,Johon
son Mathey Company等で販売されて
おり容易に購入することが出来る。
【0027】本発明に用いられる硫黄、セレン、テルル
及びVIII族貴金属を含む化合物は水又はメタノール、エ
タノール、弗化アルコール等の水混和性溶媒の単独また
は混合溶媒に溶解して、ハロゲン化銀粒子乳剤に添加す
るのが好ましい。また適当な溶媒に難溶な化合物の場合
は、分散物の形で添加するのがよい。
【0028】チオ硫酸ナトリウムの乳剤中での反応率の
測定については、放射性同位元素35Sを用いる方法が、
H.タキグチ(J.Imaging.Sci.,Vo
l.32,P.20(1988))により報告されてい
る。本発明のチオ硫酸塩の反応率はこの方法を用いるこ
とで測定することができる。
【0029】予め、本発明の好ましい態様である、本発
明の増感剤で硫化銀核をハロゲン化銀粒子表面に形成し
た後にチオ硫酸塩を添加すると、本発明の増感剤の添加
がない場合に比較して、チオ硫酸塩の反応が著しく促進
される事が明らかになった。更にこの場合の反応速度
は、チオ硫酸塩を用いて硫化銀核を形成した後に添加し
たチオ硫酸塩の反応速度に比較しても明らかに速くなっ
ていることを確認した。本発明の増感剤を用いて硫化銀
核を形成した時のみに発現する特別な現象であると考え
られる。
【0030】さらに、ハロゲン化銀粒子表面上に形成し
た化学増感核の電子顕微鏡による観察は、例えば、ジー
・シー・ファーネル、ピー・ビー・フリント、デー・シ
ー・バーチ(J.P.S vol.25 P.203)
により報告されているが、この方法を用いて、本発明の
好ましい態様である、本発明の増感剤を添加後形成され
た化学増感核及び本発明の増感剤を添加後チオ硫酸塩を
添加し、反応が実質的に終了したのちの化学増感核を観
察した結果、チオ硫酸塩が、本発明の増感剤で形成され
た硫化銀核を選択的に成長させることが明かになった。
【0031】上記の実験結果より、本発明の増感剤で形
成された化学増感核が、チオ硫酸塩の触媒核となり、反
応を促進し、そのために化学増感核自体が成長している
ということが明かになった。
【0032】更に驚くべき事に本発明の好ましい態様で
ある、本発明の増感剤を添加し、その後にチオ硫酸塩を
添加して熟成を行った場合には、写真感度が著しく上昇
することが確認された。本発明の増感剤で感度が上昇す
る理由については明かではないが、予め形成されている
硫化銀核がその後に添加されたチオ硫酸塩によって選択
的に成長する事で、潜像形成に有効な深い電子トラップ
が少数形成する事によると考えられる。
【0033】即ち、この方法を用いることで化学増感核
の形成状態の制御が可能であり、それによって、高感度
化が達成出来る事を見い出した。
【0034】本発明のハロゲン化銀写真乳剤が含有する
ハロゲン化銀の組成についてはとくに制限はなく、塩化
銀及び臭塩化銀、沃塩化銀、沃臭塩化銀、臭化銀、沃臭
化銀について効果が認められる。この中で、好ましいの
は、臭塩化銀、臭化銀、沃臭化銀であり、とくに好まし
いのは、沃臭化銀である。
【0035】沃臭化銀乳剤の場合には、本発明のハロゲ
ン化銀写真乳剤が含有するハロゲン化銀粒子のコアは、
沃臭化銀から実質的に成るが、これは沃化銀を5モル%
以上含有する沃臭化銀から実質的に成るコアであること
が好ましい。該ハロゲン化銀粒子は、該コアを被覆し、
沃化銀含有率がコアの沃化銀含有率よりも低い沃臭化銀
または臭化銀から実質的に成るシェルによって構成され
る。コアの沃化銀含有率は10モル%以上であることが
更に好ましく、20モル%以上44モル%以下であるこ
とが最も好ましい。シェルの沃化銀含有率は、5モル%
以下であることが好ましい。
【0036】上記コアは、沃化銀を均一に含んでいても
よいし、また、沃化銀含有率の異なる相から成る多重構
造をもっていてもよい。後者の場合には、沃化銀含有率
の最も高い相の沃化銀含有率が5モル%以上であること
が好ましく、更に好ましくは10モル%以上であり、か
つ、シェルの沃化銀含有率がコアの最大沃化銀含有率相
のそれよりも低ければ好ましい。
【0037】本発明のハロゲン化銀は、銀及び、ハロゲ
ンとして、塩素、臭素、沃素を単独で、又は複数個を同
時に含む化合物であるが、その他の成分についても例え
ば1モル%ぐらいまで例えば1モル%ぐらいまでは含有
してもよいことを意味する。
【0038】本発明に用いられるハロゲン化銀写真感光
材料(以下、単に感光材料ともいう)のハロゲン化銀写
真乳剤層に用いるハロゲン化銀粒子の更に好ましい態様
は、回折角度(2θ)が38〜42°の範囲でCuのK
β線を用いてハロゲン化銀の(220)面の回折強度対
回折角度のカーブを得た時、コア部に相当する回折ピー
クと、シェル部に相当するピークの2本の回折極大と、
その間に1つの極小が現れ、かつコア部に相当する回折
強度が、シェル部のそれの1/10〜3/1になるよう
な構造を有するハロゲン化銀粒子であることが好まし
い。更に好ましくは回折強度比が1/5〜3/1、特に
好ましくは1/3〜3/1の場合である。
【0039】このような二重構造化と、本発明のような
化学増感核の選択的成長により、現像速度の遅れを招く
ことなく高沃化銀含有率の沃臭化銀乳剤を用いることが
可能になり、少ない塗布銀量でも優れた粒状性を有する
感光材料を作製することができる。
【0040】本発明のハロゲン化銀写真乳剤が含有する
ハロゲン化銀粒子の他の好ましい態様としては、ハロゲ
ン化銀粒子の内部にコアを形成する沃化銀含有率が10
〜40モル%の沃臭化銀相を有することが好ましく、こ
の沃臭化銀相が、シェル部を形成するより低い沃化銀を
含むハロゲン化銀相で被覆されており、更にこの粒子の
表面が5モル%以上の沃化銀を含む場合も好ましい。シ
ェル部が含有する沃化銀組成は均一でも不均一でもよ
い。表面が5モル%以上の沃化銀を含むとは、XPS法
で測定される粒子表面の沃化銀の平均含有率が5モル%
以上であることを意味する。更に好ましくは、表面の沃
化銀の平均含有率は7モル%以上15モル%以下であ
る。このハロゲン化銀粒子については特開昭63−10
6745号に詳しく記載されている。
【0041】この最表面層の沃化銀含有率が中間層より
も高いハロゲン化銀粒子も本発明に用いられるコア/シ
ェル粒子に含まれるが、本発明の特徴を有する化学増感
核が形成されたハロゲン化銀粒子を用いることにより、
初めて、高感度化を達成することができた。このハロゲ
ン化銀粒子は粒状性が良いので好ましい。
【0042】本発明のハロゲン化銀写真乳剤が含有する
ハロゲン化銀粒子の他の好ましい態様としては、実質的
に沃臭化銀及び/または沃化銀からなる内部核がコアを
なし、この内部核の外側に設けられかつ実質的に臭化銀
及び/または沃臭化銀からなる複数の外殻(この外殻が
シェルをなす)とを有するハロゲン化銀粒子であって、
最外殻の沃化銀含有率が10モル%以下が好ましく、該
最外殻よりも、沃化銀含有率が6モル%以上高い沃化銀
高含有殻が好ましく、該最外殻より内側に設けられ、か
つ該最外殻と該沃化銀高含有殻との間にこれらの両殻の
中間の沃化銀含有率を有する中間殻が設けられ、かつ該
中間殻の沃化銀含有率が前記最外殻よりも3モル%以上
高く、前記沃化銀高含有殻の沃化銀含有率が前記中間殻
よりも3モル%以上高い場合である。このハロゲン化銀
粒子については、特開昭61−245151号に詳しく
記載されている。
【0043】また、本発明のハロゲン化銀写真乳剤にお
いて、個々のハロゲン化銀粒子の沃化銀含有率が均一で
あることは、化学増感、分光増感の均一性の観点から特
に好ましい。
【0044】上記のような沃化銀含有率の均一性の良好
な乳剤は各種の均一性向上手段によって構成でき、例え
ばハロゲン化銀乳剤の製造条件の工夫によって達成でき
る。
【0045】例えば、特願昭63−224002号に示
されるように沃化銀微粒子で沃素イオンを供給する乳剤
製造方法や、特開平1−183417号に示されるよう
な沃臭化銀微粒子をオストワルド熟成によって種粒子に
成長させる方法が有用である。
【0046】本発明のハロゲン化銀写真乳剤を構成する
ハロゲン化銀として好ましいハロゲン化銀組成は、30
モル%以下の沃化銀を含む沃臭化銀であることが好まし
い。特に好ましいのは、2モル%から20モル%までの
沃化銀を含む沃臭化銀である。
【0047】また、高感度でかつ高画質を両立させるた
めには、特開昭60−128443号公報に記載されて
いるように全ハロゲン化銀写真乳剤層のハロゲン化銀の
平均沃化銀含有率を8モル%以上にするのが好ましい。
ハロゲン化銀の平均沃化銀含有率を上げると粒状性が顕
著に改良されることが知られているが、ある程度以上の
沃化銀含有率になると、現像速度の遅れ、脱銀、定着速
度の遅れなどの欠点が出てくる。
【0048】この点、前記したように本発明のハロゲン
化銀写真乳剤はこれを克服し、平均沃化銀含有率を大き
くできて、しかもこのような問題が解決されたものであ
る。
【0049】本発明に用いられる感光材料を構成するた
めに、必要に応じて本発明のハロゲン化銀写真乳剤以外
の乳剤を併用することができる。この場合併用するハロ
ゲン化銀写真乳剤のハロゲン化銀組成は任意であり、例
えば、臭化銀、沃臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀または
塩化銀等、またはこれらの混合物のいずれを用いてもよ
い。
【0050】本発明のハロゲン化銀写真乳剤、または必
要に応じて併用する本発明以外のハロゲン化銀写真乳剤
(以下総称して「本発明に用いる乳剤」と称する)とし
ては、平均粒径の変動係数(特開昭59−152438
号記載の式による)が16%以下の単分散乳剤が好まし
い。
【0051】本発明に用いる乳剤、例えば上記単分散性
のハロゲン化銀乳剤中のハロゲン化銀粒子の形状は、立
方体、八面体、十四面体のようなものでもよく、また球
状、板状などのようなものでもよいが、特に平均アスペ
クト比が3以上の2枚双晶が好ましく用いられる。ここ
でいう平均アスペクト比とは、(平板粒子の直径)/
(平板粒子の厚さ)で表されるアスペクト比の平均値で
ある。更に平板粒子の直径とは、平板粒子を光学顕微鏡
又は電子顕微鏡で観察した時、ハロゲン化銀粒子の投影
面積と等しい面積を有する円の直径をいう。又、平板粒
子の厚さは、平板粒子の二つの平行な主平面間の距離で
示される。
【0052】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤粒子の平
均粒径は、0.1乃至5.0μmであることが好まし
く、より好ましくは0.15乃至3.0μm、特に好ま
しくは0.2乃至2.0μmである。
【0053】単分散性の乳剤は、粒状性がよいと同時
に、光散乱の少ないサイズ域の場合は、画像の鮮鋭度も
優れており、好ましい。単分散性の乳剤については、例
えば特開昭54−48521号、同54−99419
号、同56−16124号、同56−78831号、米
国特許第4,444,877号、特開昭57−1827
30号、同58−49938号、同58−37635
号、米国特許第4,446,228号、特開昭58−1
06532号、同58−107530号、同58−12
6531号、同58−149037号、同59−109
47号、同59−29243号、同59−72440
号、同59−140443号、同59−148049
号、同59−177535号、同59−152438号
等に詳しく記載されている。
【0054】本発明に用いられる感光材料を構成する場
合において、使用する本発明のハロゲン化銀写真乳剤、
その他必要に応じて用いる本発明のハロゲン化銀写真乳
剤以外のハロゲン化銀乳剤は、一般に好ましくは物理熟
成、化学熟成を経、用いる各色感光性層に応じて一般に
分光増感を行ったものを使用する。
【0055】このような工程で使用できる添加剤は、リ
サーチ・ディスクロージャーNo.17643、No.
18716、及びNo.308119(それぞれ以下、
RD17643、RD18716及びRD308119
と略す)に例示されている。
【0056】以下に記載箇所を示す。
【0057】 項 目 RD308119のページ RD17643 RD18716 及び項目 のページ のページ 化学増感剤 996 III-A項 23 648 分光増感剤 996 IV-A-A,B 23〜24 648〜9 C,D,H,I,J項 強色増感剤 996 IV-A-E,J項 23〜24 648〜9 カブリ防止剤 998 VI 24〜25 649 安定剤 998 VI 24〜25 649 また本発明の実施に際して、使用できる公知の写真用添
加剤も上記リサーチ・ディスクロージャーに例示されて
いる。下記に関連する記載箇所を示す。
【0058】 項 目 RD308119のページ RD17643 RD18716 及び項目 のページ のページ 色濁り防止剤 1002 VII-I項 25 650 色素画像安定剤 1002 VII-J項 25 増 白 剤 998 V 24 紫外線吸収剤 1003 VIIIC,XIIIC項 25〜26 光吸収剤 1003 VIII 25〜26 光散乱剤 1003 VIII フィルター染料 1003 VIII 25〜26 バインダー 1003 IX 26 651 スタチック防止剤 1006 XIII 27 650 硬膜剤 1004 X 26 651 可塑剤 1006 XII 27 650 潤滑剤 1006 XII 27 650 活性剤・塗布助剤 1005 XI 26〜27 650 マット剤 1007 XVI 現像剤 1011 XXB項 (感光材料中に含有)本発明に用いられる感光材料には、
各色感光性層において発色させたい色に応じて、種々の
カプラーを使用することができ、その具体例は、上記リ
サーチ・ディスクロージャーに例示されている。以下に
関連ある記載箇所を示す。
【0059】 項 目 RD308119のページ RD17643 イエローカプラー 1001 VII-D項 VII C〜G項 マゼンタカプラー 1001 VII-D項 VII C〜G項 シアンカプラー 1001 VII-D項 VII C〜G項 カラードカプラー 1002 VII-G項 VII G項 DIRカプラー 1001 VII-F項 VII F項 BARカプラー 1002 VII-F項 その他の有用残 1001 VII-F項 基放出カプラー アルカリ可溶カプラー 1001 VII-E項 本発明に用いられる感光材料に各種添加剤を使用する場
合、これらは、RD308119XIVに記載されている
分散法などにより、添加することができる。
【0060】本発明においては、前述のRD17643
の28ページ、RD18716の647〜8ページ、及
びRD308119のXVIIに記載されている支持体を使
用することができる。
【0061】本発明に用いられる感光材料には、前述の
RD308119VII-K項に記載されているフィルター
層や中間層等の補助層を設けることができる。
【0062】本発明に用いられる感光材料は前述のRD
308119のVII-K項に記載されている順層、逆層、
ユニット構成等の様々な層構成をとることができる。
【0063】本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、一般用
もしくは映画用のカラーネガフィルム、スライド用もし
くはテレビ用のカラー反転フィルム、カラーペーパー、
カラーポジフィルム、カラー反転ペーパーに代表され
る、種々のカラー感光材料に適用することができる。
【0064】本発明に用いられる感光材料は、RD17
643の28〜29ページ、RD18716の615ペ
ージ、及びRD308119のXIX項に記載された通常
の方法によって、現像処理することができる。
【0065】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0066】以下にまず、本実施例に用いる乳剤Em−
A,Em−Bの調製方法を述べる乳剤Em−Aの調製 乳剤Aの調製方法を述べる 下記水溶液(a−1)〜(a−6)を用いた。
【0067】 水溶液(a−1) ゼラチン 102.2g 28%アンモニア 155.4ml 56%酢酸 93.2ml 水 9500ml 水溶液(a−2) 56%酢酸 3000ml 水溶液(a−3) 種乳剤 0.22mol相当(0.3μm) 水溶液(a−4) ゼラチン 120.0g 臭化カリウム 1499.4g 水 5364.8ml 水溶液(a−5) 硝酸銀 1871.6g 28%アンモニア 1465.8ml 水を加えて 5049.4ml 水溶液(a−6) 臭化カリウム 400g 水 960ml 温度40℃の状態で激しく攪拌された上記組成の水溶液
(a−1)に、水溶液(a−2)を加えた後、28%ア
ンモニアでpHを9.00に調整し、水溶液(a−3)
を添加する。そののち、水溶液(a−4)、(a−5)
を以下に示す流速で添加し、pH、EAgが以下に示す
ように水溶液(a−6)を用いてコントロールした。
【0068】 次いで得られた溶液に、フェニルカルバミンゼラチン溶
液を添加し溶液のpHを調整する事により粒子を凝集沈
殿させ、脱塩水洗を行った。このようにして、1μmの
14面体粒子を形成することができた。
【0069】乳剤Em−Bの調製 乳剤Em−Bの調製方法について述べる。
【0070】平均粒径0.36μm、分布の広さ(変動
係数)18%の単分散双晶種乳剤と、以下に示す5種の
溶液を用い、平板双晶からなる乳剤Em−Bを調製し
た。
【0071】 (b−1) オセインゼラチン 97g プロピレンオキシ・ポリエチレンオキシ・ジサクシネートジ ナトリウム塩(10%メタノール溶液) 10ml 種乳剤 0.191モル相当 水で 400ml (b−2) 硝酸銀 233g 水で 1662ml (b−3) オセインゼラチン 83.1g 臭化カリウム 131g 沃化カリウム 45.5g 水で 1662ml (b−4) 硝酸銀 934g 水で 2749ml (b−5) オセインゼラチン 137g 臭化カリウム 635g 沃化カリウム 27.4g 水で 2749ml 75℃で激しく撹拌した(b−1)液に(b−2)液と
(b−3)液とをダブルジェット法により、初期流量が
8.6ml/分、最終流量が25ml/分で添加時間に
対して直線的に増加するように加速添加した。この際p
Agは8.5に保った。
【0072】引き続き、(b−4)液と(b−5)液と
を、初期流量が15ml/分、最終流量が34ml/分
で添加時間に対して直線的に増加するように加速添加し
た。この際pAgは9.0に保った。
【0073】(b−2)液、(b−3)液、(b−4)
液、(b−5)液の添加においてpHは、硝酸を用いて
終始3.0に保った。
【0074】添加終了後、水酸化カリウム水溶液を用い
てpHを6.0に調整した。過剰な塩類を除去するた
め、デモール(花王アトラス社製)水溶液及び硫酸マグ
ネシウム水溶液を用いて沈澱脱塩を行い、pAg8.
5,40℃においてpH5.85の乳剤を得た。
【0075】得られた乳剤Em−Bを電子顕微鏡にて観
察したところ全投影面積の75%が平板状粒子によって
占められ、その平均投影面積粒径は1.5μm、平均ア
スペクト比は3.5であった。
【0076】実施例1 乳剤A−1:乳剤Em−AをpAgを40℃で8.0に
調整し,初期から熟成終了まで熟成温度を55℃一定と
し、6.5×10-4モル/モルAgXのチオ硫酸ナトリ
ウムを瞬時に添加し、120分間熟成した。
【0077】乳剤A−2:乳剤A−1のチオ硫酸ナトリ
ウムを、1−エチル−3−(2−チアゾリル)−チオウ
レアに変えた以外は、同じ方法によって熟成した。
【0078】乳剤A−3:乳剤A−2と同様の熟成を1
20分間行った乳剤に、6.5×10-4モル/モルAg
Xのチオ硫酸ナトリウムを添加して、更に120分間熟
成を行った。
【0079】これらの乳剤A−1、A−2、A−3をゼ
ラチン包皮法によって電子顕微鏡観察を行い、その写真
を図1,2,3として示した。
【0080】乳剤A−1、乳剤A−2が比較例、乳剤A
−3が本発明である。
【0081】乳剤A−2ではハロゲン化銀稜線付近に硫
化銀核が形成している様子が観察されており、これにチ
オ硫酸ナトリウムを加えて更に熟成した乳剤A−3で
は、A−2で観察された稜線付近の硫化銀核が選択的に
成長している様子が観察される。
【0082】チオ硫酸ナトリウム単独で形成する硫化銀
核は、乳剤A−1に示されるように稜線に選択的に形成
されるものではないことから、本発明の増感剤で形成し
た硫化銀核が、触媒核として働いていることを示すもの
である。
【0083】更に、乳剤A−1、A−3のチオ硫酸ナト
リウムの硫化銀核形成反応速度の比較を行った結果、図
4に示ように硫化銀核形成反応速度が、1−エチル−3
−(2−チアゾリル)−チオウレアの添加の有無により
大幅に変化し、本発明の乳剤A−3が比較の乳剤A−1
に比して硫化銀核形成反応速度が速いことが分かる。
尚、図4において縦軸は反応率を、横軸はチオ硫酸ナト
リウムを添加した時点を熟成開始時とした化学熟成時間
を示す。
【0084】実施例2 前記調製した乳剤Bを10分割した後下記のように化学
増感、分光増感を施し、これらの乳剤をそれぞれ乳剤B
−1〜B−10とする。
【0085】乳剤B−1 初期から熟成終了まで熟成温度を55℃一定とし、増感
色素SD−6,7,8を併用して分光増感させた。10
分間熟成した後、1.3×10-6モル/モルAgXのチ
オ硫酸ナトリウムを添加し、120分後に塩化金酸2.
8×10-7モル/モルAgXとチオシアン酸アンモニウ
ム2×10-5モル/モルAgXの混合液を添加しさらに
60分熟成した。この乳剤をB−1とする 乳剤B−2 初期から熟成終了まで熟成温度を55℃一定とし、増感
色素SD−6,7,8を併用して分光増感させた。10
分間熟成した後、6.5×10-7モル/モルAgXの1
−エチル−3−(2−チアゾリル)−チオウレアを添加
し、更に30分後に、チオ硫酸ナトリウム6.5×10
-7モル/モルAgXを添加した。120分後に塩化金酸
2.8×10-7モル/モルAgXとチオシアン酸アンモ
ニウム2.0×10-5モル/モルAgXの混合液を添加
しさらに60分熟成した。この乳剤をB−2とする。
【0086】乳剤B−3 乳剤B−2の1−エチル−3−(2−チアゾリル)−チ
オウレアを1,1,3−トリエチル1−チオウレアにお
きかえた以外は同じ方法で熟成した乳剤をB−3とす
る。
【0087】乳剤B−4 乳剤B−2の1−エチル−3−(2−チアゾリル)−チ
オウレアを1,1−ジフェニル−チオウレアにおきかえ
た以外は同じ方法で熟成した乳剤をB−4とする。
【0088】乳剤B−5 乳剤B−2の1−エチル−3−(2−チアゾリル)−チ
オウレアを1,1−ジメチル−セレノウレアにおきかえ
た以外は同じ方法で熟成した乳剤をB−5とする。
【0089】乳剤B−6 乳剤B−1のチオ硫酸ナトリウムを1,1−ジメチル−
セレノウレアにおきかえた以外は同じ方法で熟成した乳
剤をB−6とする。
【0090】乳剤B−7 初期から熟成終了まで熟成温度を55℃一定とし、増感
色素SD−6、7、8を併用して分光増感させた。10
分間熟成した後、チオ硫酸ナトリウム6.5×10-7
ル/モルAgXを添加し、更にチオ硫酸ナトリウムの反
応が実質的に終了する前に6.5×10-7モル/モルA
gXの1−エチル−3−(2−チアゾリル)−チオウレ
アを添加した。120分後に塩化金酸2.8×10-7
ル/モルAgXとチオシアン酸アンモニウム2.0×1
-5モル/モルAgXの混合液を添加しさらに60分熟
成した。この乳剤をB−7とする。
【0091】乳剤B−8 初期から、熟成終了まで熟成温度を55℃一定とし、増
感色素SD−6、7、8を併用して分光増感させた。1
0分熟成したのち、チオ硫酸ナトリウム6.5×10-7
モル/モルAgXを添加し、更に熟成を行った。乳剤中
の未反応のチオ硫酸ナトリウムが、添加量の75%にな
った時点で、6.5×10-7モル/モルAgXの1−エ
チル− 3−(2−チアゾリル)− チオウレアを添加し
た。120分後に塩化金酸2.8×10-7モル/モルA
gXとチオシアン酸アンモニウム2.0×10-5モル/
モルAgXの混合液を添加し更に60分熟成した。この
乳剤をB−8とする。
【0092】乳剤B−9 初期から、熟成終了まで熟成温度を55℃一定とし、増
感色素SD−6、7、8を併用して分光増感させた。1
0分熟成したのち、チオ硫酸ナトリウム6.5×10-7
モル/モルAgXを添加し、更に熟成を行った。乳剤中
の未反応のチオ硫酸ナトリウムが、添加量の25%にな
った時点で、6.5×10-7モル/モルAgXの1−エ
チル−3−(2−チアゾリル)− チオウレアを添加し
た。120分後に塩化金酸2.8×10-7モル/モルA
gXとチオシアン酸アンモニウム2.0×10-5モル/
モルAgXの混合液を添加し更に60分熟成した。この
乳剤をB−9とする。
【0093】乳剤B−10 初期から、熟成終了まで熟成温度を55℃一定とし、増
感色素SD−6、7、8を併用して分光増感させた。1
0分熟成したのち、チオ硫酸ナトリウム6.5×10-7
モル/モルAgXを添加し、更に熟成を行った。乳剤中
の未反応のチオ硫酸ナトリウムが、添加量の1%未満
で、実質的に反応が終了した時点で、6.5×10-7
ル/モルAgXの1−エチル− 3−(2−チアゾリル)
− チオウレアを添加した。120分後に塩化金酸2.
8×10-7モル/モルAgXとチオシアン酸アンモニウ
ム2.0×10-5モル/モルAgXの混合液を添加し更
に60分熟成した。この乳剤をB−10とする。
【0094】上記の乳剤により、重層試料No.101
〜110を作製した。基本となる重層試料No.101
の構成を以下に示す。
【0095】以下の全ての記載において、AgX写真感
光材料中への化合物の添加量は、特に記載のない限り1
2当たりのグラム数を示す。
【0096】又、AgX及びコロイド銀は、銀に換算し
て示し、増感色素の添加量は同一層のAgX1モル当た
りのモル数で示した。
【0097】 試料―101 第1層;ハレーション防止層(HC−1) 黒色コロイド銀 0.2 UV吸収剤(UV─1) 0.23 高沸点溶媒(Oil─1:ジオクチルフタレート) 0.18 ゼラチン 1.4 第2層;中間層(IL─1) ゼラチン 1.3 第3層;低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(粒径0.40μm、平均AgI含有率8.0モル%) 1.0 増感色素(SD─1) 1.8×10-5 増感色素(SD─2) 2.8×10-4 増感色素(SD─3) 3.0×10-4 シアンカプラー(C─1) 0.70 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.066 DIR化合物 (D─1) 0.03 DIR化合物 (D−3) 0.01 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.64 ゼラチン 1.2 第4層;中感度赤感性乳剤層(RM) 沃臭化銀乳剤(粒径0.7μm、平均AgI含有率8.0モル%)0.8 増感色素(SD─1) 2.1×10-5 増感色素(SD─2) 1.9×10-4 増感色素(SD─3) 1.9×10-4 シアンカプラー(C─1) 0.28 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.027 DIR化合物 (D─1) 0.01 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.26 ゼラチン 0.6 第5層;高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(乳剤B) 1.70 増感色素(SD─1) 1.9×10-5 増感色素(SD─2) 1.7×10-4 増感色素(SD─3) 1.7×10-4 シアンカプラー(C─1) 0.05 シアンカプラー(C−2) 0.10 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.02 DIR化合物 (D─1) 0.025 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.17 ゼラチン 1.2 第6層;中間層(IL―2) ゼラチン 0.8 第7層;低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(粒径0.4μm、平均AgI含有率8.0モル%)1.1 増感色素(SD─4) 6.8×10-5 増感色素(SD─5) 6.2×10-4 マゼンタカプラー(M─1) 0.54 マゼンタカプラー(M−2) 0.19 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.06 DIR化合物 (D─2) 0.017 DIR化合物 (D─3) 0.01 高沸点溶媒 (Oil─2:トリクレジルホスフェート) 0.81 ゼラチン 1.8 第8層;中感度緑感性乳剤層(GM) 沃臭化銀乳剤(粒径0.7μm、平均AgI含有率8.0モル%)0.7 増感色素(SD─6) 1.9×10-4 増感色素(SD─7) 1.2×10-4 増感色素(SD─8) 1.5×10-5 マゼンタカプラー(M─1) 0.07 マゼンタカプラー(M−2) 0.03 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.04 DIR化合物 (D─2) 0.018 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.30 ゼラチン 0.8 第9層; 高感度緑感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(乳剤B−1) 1.7 増感色素(SD─6) 1.2×10-4 増感色素(SD─7) 1.0×10-4 増感色素(SD─8) 3.4×10-6 マゼンタカプラー(M─1) 0.09 マゼンタカプラー(M−3) 0.04 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.04 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.31 ゼラチン 1.2 第10層;イエローフィルタ層(YC) 黄色コロイド銀 0.05 色汚染防止剤(SC−1) 0.1 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.13 ゼラチン 0.7 ホルマリンスカベンジャー(HS―1:5−ウレイドヒダントイン) ホルマリンスカベンジャー(HS―2:ヒダントイン) 0.07 第11層;低感度青感性乳剤層(BL) 沃臭化銀乳剤(粒径0.4μm、平均AgI含有率8.0モル%)0.5 沃臭化銀乳剤(粒径0.7μm、平均AgI含有率8.0モル%)0.5 増感色素(SD―9) 5.2×10-4 増感色素(SD―10) 1.9×10-5 イエローカプラー(Y─1) 0.65 イエローカプラー(Y─2) 0.24 DIR化合物 (D─1) 0.03 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.18 ゼラチン 1.3 ホルマリンスカベンジャー(HS―1) 0.08 第12層; 高感度青感性乳剤層(BH) 沃臭化銀乳剤(乳剤B) 1.0 増感色素(SD―9) 1.8×10-4 増感色素(SD―10) 7.9×10-5 イエローカプラー(Y─1) 0.15 イエローカプラー(Y─2) 0.05 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.074 ゼラチン 1.3 ホルマリンスカベンジャー(HS―1) 0.05 ホルマリンスカベンジャー(HS―2) 0.12 第13層;第1保護層(Pro─1) 微粒子沃臭化銀乳剤 0.4 (平均粒径0.08μm 平均AgI含有率1モル%) 紫外線吸収剤(UV─1) 0.07 紫外線吸収剤(UV─2) 0.10 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.07 高沸点溶媒 (Oil─3:ジブチルフタレート) 0.07 ホルマリンスカベンジャー(HS─1) 0.13 ホルマリンスカベンジャー(HS─2) 0.37 ゼラチン 1.3 第14層;第2保護層(Pro─2) アルカリ可溶性マット剤(平均粒径2μm) 0.13 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.02 滑り剤 (WAX─1) 0.04 ゼラチン 0.6 次に第9層の乳剤B−1をそれぞれB−2〜B−10に
した以外は同様にして試料No.102〜110を作製
した。
【0098】試料No.101〜110に使用した化合
物を以下に示す。
【0099】
【化2】
【0100】
【化3】
【0101】
【化4】
【0102】
【化5】
【0103】
【化6】
【0104】
【化7】
【0105】
【化8】 尚、上記組成物の他に、塗布助剤ジオクチルスルホコハ
ク酸ナトリウム、分散助剤ナトリウム−トリ(イソプロ
ピル)ナフタレンスルホナート、粘度調整剤、硬膜剤
2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナ
トリウム塩、ジ(ビニルスルホニルメチル)エーテル、
安定剤4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデン、カブリ防止剤1−フェニル−5−
メルカプトテトラゾール、重量平均分子量10,000
及び1,100,000の2種のポリ−N−ビニルピロ
リドンを添加した。
【0106】上記試料No.101〜108に対しイエ
ローフィルターを介し、ウエッジ露光したのち、下記現
像処理を行った。
【0107】処理工程(38℃) 発色現像 基準 2分45秒 漂 白 6分30秒 水 洗 3分15秒 定 着 6分30秒 水 洗 3分15秒 安 定 化 1分30秒 乾 燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記のとおり
である。
【0108】 (発色現像液) 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル) アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・三ナトリウム塩(一水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1lとする(pH=10.1) (漂白液) エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸二アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0g 水を加えて1lとし、アンモニア水を用いてpH6.0に調整する。
【0109】 (定着液) チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1lとし、酢酸を用いてpH6.0に調整する。
【0110】 (安定液) ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(コニカ株式会社製) 7.5ml 水を加えて1lとする。
【0111】得られた各試料について、感度は緑色光を
用いて測定したかぶり濃度+0.1を与える露光量の逆
数として定義し、乳剤B−1の感度を100として相対
感度で表わした。
【0112】 乳剤 感度 かぶり 備 考 B−1 100 0.25 比較 B−2 120 0.10 本発明 B−3 125 0.07 本発明 B−4 135 0.10 本発明 B−5 140 0.20 本発明 B−6 85 0.36 比較 B−7 115 0.07 本発明 B−8 117 0.07 本発明 B−9 105 0.15 本発明 B−10 95 0.29 比較 以上の結果から明らかなように、本発明の乳剤を含有す
るハロゲン化銀写真感光材料は感度が高く、かぶりの低
い優れた画像を得ることができる。
【0113】
【発明の効果】本発明によるハロゲン化銀写真乳剤及び
その製造方法は、かぶりが低く、高感度の優れた画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において示したハロゲン化銀乳剤A−
1をゼラチン包皮法によって電子顕微鏡で撮影した化学
増感核の写真(50,000倍)である。
【図2】実施例1において示したハロゲン化銀乳剤A−
2をゼラチン包皮法によって電子顕微鏡で撮影した化学
増感核の写真(50,000倍)である。
【図3】実施例1において示した本発明の一例を示すハ
ロゲン化銀乳剤A−3をゼラチン包皮法によって電子顕
微鏡で撮影した化学増感核の写真(50,000倍)で
ある。
【図4】チオ硫酸ナトリウムの硫化銀核形成反応速度を
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益富 春彦 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学熟成時に下記一般式(1)で示され
    る増感剤及びチオ硫酸塩を使用し、該化学熟成時に、チ
    オ硫酸塩の反応が実質的に終了する前に、前記一般式
    (1)で示される増感剤を添加する事で製造されること
    を特徴とするハロゲン化銀写真乳剤。 一般式(1) 〔N(R1)(R2)〕〔N(R3)(R4)〕>C=X 〔式中、XはS,SeまたはTeを表す。R1、R2、R
    3、R4は水素原子、アミジノ基、アルキル基、アリール
    基またはヘテロ環残基を表す。R1、R2、R3、R4はそ
    れぞれ同一でも異なってもよい。〕
  2. 【請求項2】 化学熟成時に前記一般式(1)で示され
    る増感剤及びチオ硫酸塩を使用し、該化学熟成時に、チ
    オ硫酸塩の反応が実質的に終了する前に、前記一般式
    (1)で示される増感剤を添加する事を特徴とするハロ
    ゲン化銀写真乳剤の製造方法。
JP17848096A 1995-06-20 1996-06-19 ハロゲン化銀写真乳剤及びその製造方法 Pending JPH0968770A (ja)

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