JPH0968796A - 光硬化画像の形成方法 - Google Patents

光硬化画像の形成方法

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JPH0968796A
JPH0968796A JP7246595A JP24659595A JPH0968796A JP H0968796 A JPH0968796 A JP H0968796A JP 7246595 A JP7246595 A JP 7246595A JP 24659595 A JP24659595 A JP 24659595A JP H0968796 A JPH0968796 A JP H0968796A
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JP
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acid
forming
metal substrate
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photo
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JP7246595A
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English (en)
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Shozo Miyazawa
祥三 宮澤
Atsushi Kawakami
敦史 川上
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にニッケル含有量の多い金属基板におい
て、厚膜であっても基板との密着性に優れ、高感度、高
解像性で、かつ耐エッチング性に優れた、エッチングマ
スクとしての光硬化画像の形成方法を提供する。 【解決手段】 金属基板上に感光性組成物を塗布してホ
トレジスト層を形成し、これをマスクパターンを介して
選択的に露光し、次いで現像して未露光部分を除去し該
金属基板上に光硬化画像を形成する方法において、前記
感光性組成物がカゼインと下記の一般式(I) 【化1】 (式中、XはNa、KまたはNH4 を表す)で表される
構成単位を有する高分子化合物とを含有してなる水溶性
感光性組成物であり、かつ、前記金属基板をあらかじめ
酸処理しこの上にホトレジスト層を形成する、または前
記金属基板上にホトレジスト層−光酸発生剤層を形成す
る、あるいは前記金属基板をあらかじめ酸処理しこの上
にホトレジスト層−光酸発生剤層を設ける、のいずれか
によって光硬化画像を形成する、光硬化画像の形成方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光硬化画像の形成方
法に係り、特に、シャドウマスクなどの電子部品に好適
に用いられるニッケル含有量の多い金属基板上に、耐エ
ッチング性に優れ、厚膜であっても基板との密着性に優
れた、エッチングマスクとしての光硬化画像を形成する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーブラウン管用シャドウマスクやI
Cリードフレーム、蛍光表示管用メッシュ等の電子部品
の製造においては、低炭素アルミキルド鋼やニッケル合
金(インバー材、アロイ材)等の金属基板上に、感光性
組成物を塗布し、乾燥、成膜してホトレジスト層を形成
した後、電子ビーム通過孔に対応した箇所に目的の画像
を有するマスクパターンを上記ホトレジスト層に密着さ
せて露光を行い、現像、硬膜の工程により所定パターン
の耐蝕性被膜(光硬化画像)を形成させる。そしてこれ
を、例えば塩化第二鉄水溶液等を用いて基板の光硬化画
像非形成部分をエッチング(酸性エッチング)し、多数
の電子ビーム透過孔を形成させた後、光硬化画像を剥離
し、上記各電子部品を作製している。
【0003】この場合、通常、感光性組成物を金属基板
上に塗布する前に、金属基板上の脂や汚れを取り除き感
光性組成物の基板に対する密着性を上げるために、金属
基板表面を酸またはアルカリにより脱脂し整面処理を行
う。具体的には、例えば、アルカリ脱脂剤水溶液中に金
属基板を浸漬し、水洗した後、必要に応じて希硫酸水溶
液等に浸漬して該アルカリ脱脂剤を除去するリンス処理
を行い、再び水洗、乾燥して脱脂された金属基板を得
る。
【0004】従来、上記のエッチングマスク用感光性組
成物としては、カゼインを主成分とする水溶液に感光剤
として重クロム酸アンモニウム等の重クロム酸塩水溶液
を加えた水溶性感光性組成物が用いられてきた。このカ
ゼイン−重クロム酸塩系の水溶性感光性組成物は、上記
の脱脂処理により、金属基板に対し良好な接着性を示
し、またエッチングマスクとして優れているが、クロム
の暗反応が起こりやすいため保存安定性が悪く、また有
害な6価クロムの廃液による環境汚染等の問題があっ
た。
【0005】そこで本発明者らは、上記カゼイン−重ク
ロム酸塩系の水溶性感光性組成物に代わるエッチングマ
スクとして好適な水溶性感光性組成物として、下記一般
式(I)
【0006】
【化7】 (式中、XはNa、KまたはNH4 を表す)で表される
構成単位を有する高分子化合物とカゼインを含有してな
る水溶性感光性組成物を従前に提案している(特願平6
−60228号明細書)。この水溶性感光性組成物は、
酸による硬膜処理を行うことにより、基板との密着性に
優れ、酸性エッチング液に対する耐性に優れるととも
に、マスクパターンに忠実な光硬化画像を形成すること
ができ、エッチングマスクとして優れた性能を有するも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、カラー
ブラウン管用シャドウマスク等に用いられる金属基板と
して、熱膨張が少なく熱安定性に優れる等の理由から、
ニッケル含有量が36%のインバー材や同42%のアロ
イ材等のニッケルリッチな鉄合金材の使用が高まりつつ
ある。しかしながら、ニッケルリッチな鉄合金材は、他
の金属基板に比べホトレジスト層との密着性が劣るた
め、ホトレジスト層を厚膜で形成しようとすると、現像
時に膜が剥れてしまうという欠点があった。また薄膜で
形成したホトレジスト層は、現像時の膜剥れは生じない
ものの、エッチング液に対する耐性に劣るという問題が
あった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、特に、ニッケル含有量の多い金属基板におい
て、厚膜であっても基板との密着性に優れ、かつ耐エッ
チング性に優れた、光硬化画像の形成方法を提供するこ
とを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、あらかじめ金
属基板表面を酸処理し、ここに上記一般式(I)で表さ
れる構成単位を有する高分子化合物とカゼインを含有し
てなる水溶性感光物を用いてホトレジスト層を形成する
ことにより、あるいは、金属基板上に上記水溶性感光物
を用いてホトレジスト層を形成し、その後、該ホトレジ
スト層上に光酸発生剤層を形成することにより、耐エッ
チング性に優れ、高感度、高解像性で、かつ厚膜でも基
板との密着性に優れた光硬化画像を簡便に形成し得ると
いう知見を得、これに基づいて本発明を完成させるに至
った。
【0010】すなわち本発明は、金属基板上に感光性組
成物を塗布してホトレジスト層を形成し、これをマスク
パターンを介して選択的に露光し、次いで現像して未露
光部分を除去し該金属基板上に光硬化画像を形成する方
法において、前記感光性組成物がカゼインと下記の一般
式(I)
【0011】
【化8】 (式中、XはNa、KまたはNH4 を表す)で表される
構成単位を有する高分子化合物とを含有してなる水溶性
感光性組成物であり、かつ、前記金属基板があらかじめ
酸処理されていることを特徴とする、光硬化画像の形成
方法を提供するものである。
【0012】また本発明は、金属基板上に感光性組成物
を塗布してホトレジスト層を形成し、これをマスクパタ
ーンを介して選択的に露光し、次いで現像して未露光部
分を除去し該金属基板上に光硬化画像を形成する方法に
おいて、前記感光性組成物がカゼインと上記一般式
(I)(式中、Xは上記で定義したとおり)で表される
構成単位を有する高分子化合物とを含有してなる水溶性
感光性組成物であり、かつ、前記ホトレジスト層上に光
酸発生剤層を形成することを特徴とする、光硬化画像の
形成方法を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳述す
る。
【0014】まず、本発明に用いられる水溶性感光性組
成物の構成成分であるカゼインとしては、感光性組成物
に使用し得るものはいずれも用いることができるが、特
に安定性の点で、酸カゼインをホウ砂、アミン類、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムなどのカセイアルカリ等
の有機、無機のアルカリ剤を含む水に溶解したカゼイン
水溶液等が好適に用いられる。これらは、例えば「FR
−15」「FR−16」「FR−17」(以上いずれも
富士薬品工業(株)製)、「G−90L」「G−90
M」「G−90S」「G−90W」「G−90SDN」
(以上いずれも東京応化工業(株)製)等として市販さ
れており、商業的に入手可能である。
【0015】もう一つの構成成分である上記一般式
(I)で表される構成単位を有する高分子化合物(ホト
ポリマー)は、例えば、ジアセトンアクリルアミドと他
のモノマー、好ましくは水溶性モノマーを公知の方法で
共重合させて得られる水溶性ポリマー(ベースポリマ
ー)に、4−アジドベンズアルデヒド−2−スルホン酸
およびその塩類から選ばれる少なくとも1種をアルドー
ル縮合反応により導入することによって得ることができ
るが、合成方法はこれに限定されるものではない。
【0016】ここで、上記水溶性モノマーとしては、例
えばアクリル酸、メタクリル酸、ジメチルアクリルアミ
ド、ジエチルアクリルアミド、アクリロイルモルホリ
ン、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N−ビニル
−2−ピロリドン等を挙げることができるが、特にメタ
クリル酸を共重合してなる高分子化合物が厚膜での金属
基板への接着性に優れるので好ましい。水溶性モノマー
がメタクリル酸ということはすなわち、上記高分子化合
物(ホトポリマー)中に、さらに下記の化学式(II)
【0017】
【化9】 で表される構成単位を含むことを意味する。なお、共重
合した後、加水分解反応させることによってアルコール
性水酸基を生じる酢酸ビニルも、上記水溶性モノマーに
包含される。これら水溶性モノマーは単独で用いてもよ
く、あるいは2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0018】上記ジアセトンアクリルアミドと水溶性モ
ノマーとの共重合反応割合は、ジアセトンアクリルアミ
ド1モルに対し、水溶性モノマー0.5〜10モルが好
ましく、より好ましくは1.5〜3.0モルである。水
溶性モノマーの割合が10モルを超えると感光性が低下
するおそれがあり、一方、0.5モル未満では溶解性が
悪くなるおそれがあり、好ましくないからである。
【0019】このようにして得られる水溶性ポリマー
は、重量平均分子量が15×104 〜100×104
あるのが好ましく、より好ましくは20×104 〜30
×104 である。また、分散度は1〜10、好ましくは
1〜3、さらに好ましくは1〜2である。
【0020】次に、この水溶性ポリマーに、4−アジド
ベンズアルデヒド−2−スルホン酸およびその塩類から
選ばれる少なくとも1種をアルドール縮合反応により導
入するが、その導入量は感光特性の点から、ジアセトン
アクリルアミド100モル%に対し5〜95モル%、よ
り好ましくは30〜90モル%、特には80〜90モル
%が好ましい。
【0021】このようにして上記一般式(I)で表され
る構成単位を有する高分子化合物(ホトポリマー)を得
ることができる。
【0022】なお、水溶性モノマーとして酢酸ビニルを
用いた場合、ジアセトンアクリルアミドと酢酸ビニルと
を共重合し、アルカリにて酢酸基を加水分解することに
よって水酸基含有水溶性ポリマーを合成することができ
る。この水酸基含有水溶性ポリマーは、酸性水溶液中で
アルデヒド類をアセタール化反応により導入することに
よって、耐水性に極めて優れたパターン形成が可能な水
溶性ポリマーとなることから、好適に用いられる。
【0023】このようなアルデヒド類としては、例えば
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアル
デヒド、n−ブチルアルデヒド、クロトンアルデヒド等
の脂肪族系アルデヒド類;ベンズアルデヒド、ジアルキ
ルベンズアルデヒド、アルキルベンズアルデヒド、シン
ナミックアルデヒド等の芳香族系アルデヒド類;ピリジ
ンアルデヒド等の複素環系アルデヒド類;等が挙げられ
る。これらアルデヒド類には、4−アジドベンズアルデ
ヒド−2−スルホン酸およびその塩類や、ホルミルスチ
リルピリジンおよびその4級化塩等も含まれる。これら
アルデヒド類は、単独で用いてもよく、また2種以上を
組み合わせて用いてもよい。実用上好ましく用いられる
ものはプロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、
クロトンアルデヒド等であり、なかでもn−ブチルアル
デヒドが最も好適に用いられる。
【0024】このアルデヒド類によるアセタール化反応
は、水溶性ポリマーの全水酸基の15モル%以下をアセ
タール化することが好ましい。15モル%を超えると安
定性に優れた水溶性ポリマーを得るのが難しいからであ
る。
【0025】上記一般式(I)で表される構成単位を有
する高分子化合物(ホトポリマー)は高感度であり、1
0mJ/cm2 の光量で露光した場合、グレースケール
法(Kodak Photographic Step
Tablet No.2を使用)で13〜18ステッ
プを感光することができる。なお、ホトポリマー中の水
溶性モノマー単位の割合、アジド化合物の導入量を適宜
選択することにより、18ステップ超の高感度化も可能
であるが、一般に、18ステップを超えると感度が高す
ぎるため、感光性組成物の保存安定性が悪くなり、取り
扱いが難しいという問題が生じ、好ましくない。
【0026】本発明においては、上記構成成分の他に、
必要に応じて相容性のあるポリマーや各種添加剤、例え
ば着色剤、可塑剤、界面活性剤、基板との密着性を高め
るためのカップリング剤等を適宜、添加、配合させるこ
とができる。
【0027】本発明では、該水溶性感光性組成物中のカ
ゼインとホトポリマーの配合割合は、カゼイン溶液中の
カゼイン固形分100重量%に対し、ホトポリマー溶液
中のホトポリマー固形分が4〜40重量%程度の割合で
配合させるのが好ましく、より好ましくは20〜30重
量%程度である。ホトポリマー固形分の配合割合が4重
量%未満では感度が落ち、耐水性も悪くなり、一方、4
0重量%を超えると剥離性が低下する。
【0028】次に、上記水溶性感光性組成物を金属基板
上に塗布するが、本発明においては、金属基板をあら
かじめ酸処理しておき、この酸処理された金属基板上に
水溶性感光性組成物を塗布してホトレジスト層を形成す
る、金属基板上に水溶性感光性組成物を塗布し、ホト
レジスト層を形成し、このホトレジスト層上に光酸発生
剤層を形成する、または、金属基板をあらかじめ酸処
理しておき、該酸処理された基板上にホトレジスト層を
形成し、このホトレジスト層上に光酸発生剤層を形成す
る、のいずれかの方法により行う。
【0029】なお、上記水溶性感光性組成物は、例えば
固形分5〜12重量%程度となるよう、純水、アルカリ
水溶液等に希釈させたものを塗布液として用いる。
【0030】上記金属基板としては、例えば通常シャド
ウマスク製造に用いられる脱炭したアルミキルド鋼、ニ
ッケルを36%含有するニッケル−鉄合金(インバー
材)やニッケルを42%含有するニッケル−鉄合金(ア
ロイ材)等のニッケルリッチな鉄合金材はもちろんであ
るが、その他、銅、亜鉛、鉄、ニッケル、アルミニウ
ム、ステンレス鋼、銅合金等が挙げられる。これらの中
でも、熱膨張が少なく熱安定性の高いものとして、ニッ
ケルを36%含有するニッケル−鉄合金(インバー
材)、ニッケルを42%含有するニッケル−鉄合金(ア
ロイ材)が好ましく用いられる。
【0031】酸処理は、水溶性感光性組成物の金属基板
に対する接着性を向上させるためであり、用いられる酸
としては、例えば塩酸、リン酸、スルファミン酸、フッ
酸等が挙げられ、中でもフッ酸が特に好ましい。
【0032】また、フッ酸と他の酸との混酸がさらに好
ましく、例えば、フッ酸−塩酸系、フッ酸−硝酸系、フ
ッ酸−リン酸系が挙げられるが、中でもフッ酸−塩酸
系、フッ酸−硝酸系がより好ましく、特に、フッ酸−硝
酸系の混酸がニッケル含有量の多いインバー材、アロイ
材においても厚膜での接着性に優れるため最も好まし
い。
【0033】フッ酸に対する他の酸の混合割合は特に限
定されるものではないが、フッ酸:他の酸=1:0.5
〜1:2(重量比)が金属基板に対するホトレジスト層
の接着性を向上させるという点で好ましく、さらに好ま
しくは約1:1である。フッ酸−硝酸系の混酸の場合、
硝酸の割合がフッ酸より多くなると上記接着性が低下す
るため、フッ酸1に対し硝酸を1以下の範囲で混合する
ことが好ましい。
【0034】酸処理の方法は、上記酸を水で希釈し、酸
濃度1〜2重量%程度の希酸水溶液にして、金属基板と
接触させることにより行うことが好ましい。ここで、希
酸水溶液に接触させる方法としては、希酸水溶液に浸漬
する、希酸水溶液を吹き付ける、流下する等、任意の方
法をとり得る。本発明においては、好ましくは、まず金
属基板をアルカリ脱脂剤水溶液中に浸漬し、次いで水洗
した後、上記酸濃度1〜2重量%の希酸水溶液に常温
(約25℃)で約1分間浸漬し、リンスおよびソフトエ
ッチング処理を行う。その後再び水洗、乾燥することに
より基板表面が脱脂、ソフトエッチングされた金属基板
を得る。
【0035】酸発生剤層は、露光時の光照射により酸を
発生する物質を含有する物質を含むものであればよく、
通常の光酸発生剤が好適に用いられる。光酸発生剤とし
ては特に限定されず、例えば非イオン性光酸発生剤、イ
オン性光酸発生剤等、任意のものを用い得る。非イオン
性光酸発生剤としては、光照射によりハロゲン化水素を
発生するハロゲン化物系光酸発生剤、スルホン酸を発生
するスルホン化物系光酸発生剤、カルボン酸を発生する
カルボニル化合物系光酸発生剤、シラノールを発生する
シリコン化合物系光酸発生剤、リン酸を発生するリン化
合物系光酸発生剤などが例示される。またイオン性光酸
発生剤としては、アンモニウム塩系、ジアゾニウム塩
系、ヨードニウム塩系、スルホニウム塩系、ホスホニウ
ム塩系、オニウム塩ポリマー系、セレニウム塩系、アル
ソニウム塩系、メタロセン系の各光酸発生剤、およびそ
れらの錯体等が例示される。
【0036】これらの光酸発生剤は、特には有機溶剤に
可溶であること、該光酸発生剤の乾燥被膜が紫外線に対
し透明のものであることが好ましい。前者は、下層のホ
トレジスト層中の成分が該光酸発生剤層を形成するとき
に上方に移動して混じり合うことがないよう、水以外の
有機溶剤で塗布することが好ましいためであり、また後
者は、露光の際に該光酸発生剤層で光が散乱を起こさ
ず、かつ露光光線が下層のホトレジスト層に効率よく入
射するよう、光の透過性がよい透明層であることが好ま
しいためである。
【0037】上記条件を満たす特に好ましい光酸発生剤
としては、上記ハロゲン化物系光酸発生剤の中でもトリ
ハロメチルトリアジン系のものであってハロゲンが塩素
またはフッ素のものや、アンモニウム塩系光酸発生剤の
中でも四級アンモニウム化合物のフッ化物、ヨードニウ
ム塩系光酸発生剤の中でも6フッ化リン塩類のもの等が
挙げられる。具体的には、下記一般式(III)
【0038】
【化10】 (式中、Yはハロゲンを表す)で表される化合物、下記
一般式(IV)
【0039】
【化11】 (式中、Yはハロゲンを表す)で表される化合物、下記
化学式(V)
【0040】
【化12】 で表される化合物、テトラ−n−ブチルアンモニウムフ
ルオライド、およびジフェニルヨードニウムヘキサフル
オロボレイトの中から選ばれた少なくとも1種が特に好
ましい。なお、上記式(III)、(IV)中、Yは具
体的にはF、Cl、Br、Iを表すが、F、Clが特に
好ましい。
【0041】光酸発生剤層の形成は、例えば、上記の光
酸発生剤を有機溶剤に溶解し、これをホトレジスト層上
に塗布し、乾燥することにより行うことができるが、こ
れに限定されるものではない。
【0042】該有機溶剤としては、下層のホトレジスト
層を溶解させない溶剤であれば特に制限はされないが、
実用上および作業環境上、低毒性で適度な乾燥速度を有
するエステル系、アルコール系の溶剤が好ましい。
【0043】該光酸発生剤層の膜厚は、特に制限される
ものでないが、あまりに厚膜で形成させると紫外線吸収
量が多くなり、下層のホトレジスト層の光架橋反応を阻
害し、感度が低下し光硬化に要する露光時間が長くなっ
てしまうので、約0.05μm以下で形成することが望
ましい。
【0044】また、この光酸発生剤層を設けるとき、金
属基板上をあらかじめ酸処理しておいたものを用いる
と、酸処理を施さない金属基板を用いた場合に比べてよ
り厚膜でも基板との密着性の向上した光硬化画像を得る
ことができる。なお、光酸発生剤層を設けず、酸処理し
た金属基板を用いて光硬化画像を形成する方法に比し、
酸処理した金属基板を用い、かつ光酸発生剤層をホトレ
ジスト層上に形成する上述の光硬化画像の形成方法の方
が、より厚膜な光硬化画像を形成することができる。こ
こでの酸処理は、上述した酸処理の方法と同様にして行
うことができる。
【0045】次いで、このようにして得られたホトレジ
スト層に選択的に露光を施すが、露光は、紫外線、特に
300〜400nm付近の光を出力するUVランプが好
適に用いられ、その光量は水溶性感光性組成物の組成や
上記金属基板の処理方法に応じて若干異なるが、100
〜1000mJ/cm2 程度が好ましい。
【0046】続いて現像を行い、未露光部分を除去して
光硬化画像を形成するが、本発明では水での現像が可能
であり、環境保護面においても人体に害を及ぼすおそれ
等がなく安全である。
【0047】なお、上記現像後、所望により希酸水溶液
でリンスする工程を加えてもよく、これにより上記光硬
化画像形成をより効果的に行うことができるので好まし
い。
【0048】本発明の光硬化画像の形成方法を用いて、
例えばカラーブラウン管用シャドウマスク、ICリード
フレーム、蛍光表示管用メッシュの製造などにおいて、
この光硬化画像をエッチングマスクとして用いて基板を
エッチングするような場合、厚膜でも基板との密着性に
優れ、高感度、高解像性を有し、マスクパターンに忠実
な加工精度の高いエッチングを行うことが可能となる。
エッチング液としては塩化第二鉄液や塩化第二銅液が通
常用いられるが、それ以外の金属、例えばMg、Ca、
Sr、Ba、Zn、Co、Mnおよびアンモニウムの塩
化物および硝酸塩液等を使用することもできる(酸性エ
ッチング)。プリント回路などのように銅箔をエッチン
グする場合は塩化第二銅液を用いる場合が多く、リード
フレーム、シャドウマスク、蛍光表示管用メッシュ等の
エッチングの場合には塩化第二鉄液を用いる場合が多
い。本発明に用いた水溶性感光性組成物はこのような酸
性エッチング液に対する耐性に優れる。
【0049】エッチングが終了すると光硬化画像の剥離
工程に入る。本発明により形成される光硬化画像は、濃
アルカリ水溶液での剥離性が良好であり、剥離した光硬
化画像が再付着することがない。さらには、例えば40
℃以上に加熱した5〜20%の水酸化ナトリウム水溶液
に浸漬すれば剥離がより容易であり、上記水溶液にグル
コン酸ナトリウムを数%添加するとさらに好ましい。
【0050】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれによってなんら限定されるものではない。
【0051】なお、本実施例で行った試験方法および評
価方法は以下のとおりである。
【0052】[限界膜厚]水現像において、光硬化画像
部が流失することなく金属基板上に形成されることがで
きる最高の膜厚を示す(厚膜である方が耐エッチング性
に優れ、好ましい)。
【0053】[ピール強度試験(密着性)]JIS G
0202の碁盤目試験に従って、セロハンテープを光
硬化画像部に張り付け、このセロハンテープを剥したと
き、該光硬化画像部が全く剥離しなかったものを◎、一
部剥離したものを○、すべて剥離したものを×とした。
【0054】[耐エッチング性]光硬化画像部を剥離し
た後の金属基板上に描かれたパターンを目視により観察
し、マスクパターン通りのエッチングを行うことができ
たものを◎、光硬化画像部で保護されていた部分の金属
基板がエッチング液のしみ込みで一部腐食されていたも
のを○、光硬化画像部で保護されていた部分の金属基板
がエッチング液のしみ込みで広い範囲にわたって腐食さ
れていたものを×とした。
【0055】(実施例1)低炭素アルミキルド鋼板(1
25×125mm)を基板として用い、これを50℃、
5%のアルカリ脱脂剤水溶液(「ジャスコ クリーン
5」;日本表面化学(株)製)に30分間浸漬し、次い
で水洗を行い、2%の硫酸水溶液に25℃、1分間浸漬
させ、再び水洗し、乾燥を行い金属基板を用意した。
【0056】次いで、固形分10%のカゼイン含有水溶
性感光性組成物(カゼイン:ホトポリマー=3:1(重
量比);該ホトポリマーは、重量平均分子量23×10
4 のジアセトンアクリルアミド:ジメチルアクリルアミ
ド=1:2、4−アジドベンズアルデヒド−2−スルホ
ン酸の導入量がジアセトンアクリルアミド100モル%
に対し80モル%の共重合体からなるもの)を上記金属
基板上に回転塗布し、50℃にて10分間乾燥を行い、
限界膜厚のホトレジスト層を形成した。
【0057】このホトレジスト層上に所定のパターンを
有するネガマスクを密着させ、超高圧水銀灯にて400
mJ/cm2 の光量で露光を行った。
【0058】次に、25℃の水道水で1分間スプレー現
像を行い、未露光部を溶解除去し、乾燥して光硬化画像
を形成した。
【0059】この光硬化画像について、上述の[ピール
強度試験]を行った。結果を表1に示す。
【0060】次に、該光硬化画像を200℃で10分間
の加熱を行い、次いで45ボーメ度、50℃の塩化第二
鉄溶液からなるエッチング液を用いて4分間スプレーエ
ッチングを行い、続いて濃度10%、40℃の水酸化ナ
トリウム水溶液に浸漬し、光硬化画像を基板上より完全
に剥離除去した。基板を水洗、乾燥した後、[耐エッチ
ング性]を評価した。結果を表1に示す。
【0061】(実施例2)低炭素アルミキルド鋼板をイ
ンバー材(ニッケル含有量36%)に代え、さらにカゼ
イン含有水溶性感光性組成物として、ホトポリマーが重
量平均分子量21×104 のジアセトンアクリルアミ
ド:メタクリル酸=1:2、4−アジドベンズアルデヒ
ド−2−スルホン酸の導入量がジアセトンアクリルアミ
ド100モル%に対し80モル%の共重合体からなるも
のに代えた以外は、実施例1と同様にして試験を行っ
た。結果を表1に示す。
【0062】(実施例3)インバー材をアロイ材(ニッ
ケル含有量42%)に代えた以外は、実施例2と同様に
して試験を行った。結果を表1に示す。
【0063】(実施例4)2%の硫酸水溶液を2%の塩
酸水溶液に代えた以外は、実施例3と同様にして試験を
行った。結果を表1に示す。
【0064】(実施例5)2%の硫酸水溶液を2%のフ
ッ酸水溶液に代えた以外は、実施例3と同様にして試験
を行った。結果を表1に示す。
【0065】(実施例6)2%の硫酸水溶液をフッ酸:
塩酸=1:1(重量比)となるよう混合し、さらに希釈
して得た2%の混酸水溶液に代えた以外は、実施例3と
同様にして試験を行った。結果を表1に示す。
【0066】(実施例7)2%の硫酸水溶液をフッ酸:
硝酸=1:1(重量比)となるよう混合し、さらに希釈
して得た2%の混酸水溶液に代えた以外は、実施例3と
同様にして試験を行った。結果を表1に示す。
【0067】(実施例8)混酸水溶液の濃度を1%に代
えた以外は、実施例7と同様にして試験を行った。結果
を表1に示す。
【0068】(比較例1)酸処理を行わなかった以外
は、実施例3と同様にして試験を行った。その結果、光
硬化画像部が流失してしまい、金属基板上に光硬化画像
部を形成することができなかった。
【0069】
【表1】 (実施例9)低炭素アルミキルド鋼板(125×125
mm)を基板として用い、これを50℃、5%のアルカ
リ脱脂剤水溶液(「ジャスコ クリーン5」;日本表面
化学(株)製)に30分間浸漬し、次いで水洗、乾燥を
行い金属基板を用意した。
【0070】次いで、固形分10%のカゼイン含有水溶
性感光性組成物(カゼイン:ホトポリマー=3:1(重
量比);該ホトポリマーは、重量平均分子量23×10
4 のジアセトンアクリルアミド:ジメチルアクリルアミ
ド=1:2、4−アジドベンズアルデヒド−2−スルホ
ン酸の導入量がジアセトンアクリルアミド100モル%
に対し80モル%の共重合体からなるもの)をバーコー
ターにて塗布し、50℃にて10分間乾燥を行い、限界
膜厚のホトレジスト層を形成した。
【0071】次に、光酸発生剤として上記一般式(II
I)で表される化合物(式中、YがClのもの)の0.
2重量%エタノール水溶液を調製し、これを150rp
mにて上記ホトレジスト層上に回転塗布し、50℃にて
10分間乾燥を行い、光酸発生剤層(膜厚0.04μ
m)を形成した。
【0072】次に、上記光酸発生剤層表面に所定のパタ
ーンを有するネガマスクを密着させ、超高圧水銀灯にて
1000mJ/cm2 の光量で露光を行った。
【0073】次に、25℃の水道水で1分間スプレー現
像を行い、未露光部を溶解除去し、乾燥して光硬化画像
を形成した。
【0074】この光硬化画像について、上述の[ピール
強度試験]を行った。結果を表2に示す。
【0075】次に、該光硬化画像を200℃で10分間
の加熱を行い、次いで45ボーメ度、50℃の塩化第二
鉄溶液からなるエッチング液を用いて4分間スプレーエ
ッチングを行い、続いて濃度10%、40℃の水酸化ナ
トリウム水溶液に浸漬し、光硬化画像を基板上より完全
に剥離除去した。基板を水洗、乾燥した後、[耐エッチ
ング性]を評価した。結果を表2に示す。
【0076】(実施例10)インバー材(ニッケル含有
量36%)を基板として用い、これを50℃、5%のア
ルカリ脱脂剤水溶液(「ジャスコ クリーン5」;日本
表面化学(株)製)に30分間浸漬し、次いで水洗を行
い、2%の硫酸水溶液に25℃、1分間浸漬させ、次い
で再び水洗し、乾燥を行い金属基板を用意した。
【0077】次いで、固形分10%のカゼイン含有水溶
性感光性組成物(カゼイン:ホトポリマー=10:1
(重量比);該ホトポリマーは、重量平均分子量21×
104のジアセトンアクリルアミド:メタクリル酸=
1:2、4−アジドベンズアルデヒド−2−スルホン酸
の導入量がジアセトンアクリルアミド100モル%に対
し80モル%の共重合体からなるもの)をバーコーター
にて塗布し、50℃にて10分間乾燥を行い、限界膜厚
のホトレジスト層を形成した。
【0078】次に、光酸発生剤として上記一般式(I
V)で表される化合物(式中、YがClのもの)の0.
2重量%エタノール水溶液を調製し、これを150rp
mにて上記ホトレジスト層上に回転塗布し、50℃にて
10分間乾燥を行い、光酸発生剤層(膜厚0.05μ
m)を形成した。
【0079】次に、上記光酸発生剤層表面に所定のパタ
ーンを有するネガマスクを密着させ、超高圧水銀灯にて
1000mJ/cm2 の光量で露光を行った。
【0080】次に、25℃の水道水で1分間スプレー現
像を行い、未露光部を溶解除去し、乾燥して光硬化画像
を形成した。
【0081】この光硬化画像について、上述の[ピール
強度試験]を行った。結果を表2に示す。
【0082】次に、該光硬化画像を200℃で10分間
の加熱を行い、次いで45ボーメ度、50℃の塩化第二
鉄溶液からなるエッチング液を用いて4分間スプレーエ
ッチングを行い、続いて濃度10%、40℃の水酸化ナ
トリウム水溶液に浸漬し、光硬化画像を基板上より完全
に剥離除去した。基板を水洗、乾燥した後、[耐エッチ
ング性]を評価した。結果を表2に示す。
【0083】(実施例11)インバー材をアロイ材(ニ
ッケル含有量42%)に代え、2%の硫酸水溶液をフッ
酸:硝酸=1:1(重量比)の2%の混酸水溶液に代え
た以外は、実施例10と同様にして試験を行った。結果
を表2に示す。
【0084】(実施例12)光酸発生剤をテトラ−n−
ブチルアンモニウムフルオライドに代えた以外は、実施
例11と同様にして試験を行った。結果を表2に示す。
【0085】(実施例13)光酸発生剤をジフェニルヨ
ードニウムヘキサフルオロボレイトに代えた以外は、実
施例11と同様にして試験を行った。結果を表2に示
す。
【0086】(実施例14)光酸発生剤を上記化学式
(V)で表される化合物に代えた以外は、実施例11と
同様にして試験を行った。結果を表2に示す。
【0087】(比較例2)光酸発生剤層を形成しなかっ
た以外は、実施例9と同様にして試験を行った。結果を
表2に示す。
【0088】(比較例3)光酸発生剤層を形成しなかっ
た以外は、実施例10と同様にして試験を行った。結果
を表2に示す。
【0089】(比較例4)光酸発生剤層をホトレジスト
層の下層に形成した以外は、実施例10と同様にして試
験を行った。結果を表2に示す。
【0090】(比較例5)下記化学式(VI)
【0091】
【化13】 で表される光酸発生剤1.0gを水溶性感光性組成物塗
布液100g中に添加した以外は、実施例10と同様に
して試験を行った。結果を表2に示す。
【0092】
【表2】
【0093】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、耐
エッチング性に優れ、高感度、高解像性で保存安定性も
良好で、かつ厚膜であっても基板との密着性に優れると
ともに、環境保護対策上安全で、しかも現像時にパター
ン膨潤や流失等のないマスクパターンに忠実な光硬化画
像を簡便に形成することのできる、光硬化画像の形成方
法が提供されるという効果を奏する。また、あらかじめ
酸処理した金属基板上にホトレジスト層を形成し、次い
で露光、現像により得た光硬化画像の限界膜厚は、ニッ
ケル含有量の多いアロイ材に対しても6μm程度まで厚
膜化が可能であり、さらに、光酸発生剤層を設けた場合
には、同材料に対して10μm程度まで厚膜化が可能で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/004 503 G03F 7/004 503 7/38 501 7/38 501 // H05K 3/06 H05K 3/06 H

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基板上に感光性組成物を塗布してホ
    トレジスト層を形成し、これをマスクパターンを介して
    選択的に露光し、次いで現像して未露光部分を除去し該
    金属基板上に光硬化画像を形成する方法において、前記
    感光性組成物がカゼインと下記の一般式(I) 【化1】 (式中、XはNa、KまたはNH4 を表す)で表される
    構成単位を有する高分子化合物とを含有してなる水溶性
    感光性組成物であり、かつ、前記金属基板があらかじめ
    酸処理されていることを特徴とする、光硬化画像の形成
    方法。
  2. 【請求項2】 金属基板上に感光性組成物を塗布してホ
    トレジスト層を形成し、これをマスクパターンを介して
    選択的に露光し、次いで現像して未露光部分を除去し該
    金属基板上に光硬化画像を形成する方法において、前記
    感光性組成物がカゼインと下記の一般式(I) 【化2】 (式中、XはNa、KまたはNH4 を表す)で表される
    構成単位を有する高分子化合物とを含有してなる水溶性
    感光性組成物であり、かつ、前記ホトレジスト層上に光
    酸発生剤層を形成することを特徴とする、光硬化画像の
    形成方法。
  3. 【請求項3】 金属基板があらかじめ酸処理されてい
    る、請求項2に記載の光硬化画像の形成方法。
  4. 【請求項4】 一般式(I)で表される構成単位を有す
    る高分子化合物が、さらに下記の化学式(II) 【化3】 で表される構成単位を有するものである、請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の光硬化画像の形成方法。
  5. 【請求項5】 光酸発生剤層が、下記一般式(III) 【化4】 (式中、Yはハロゲンを表す)で表される化合物、下記
    一般式(IV) 【化5】 (式中、Yはハロゲンを表す)で表される化合物、下記
    化学式(V) 【化6】 で表される化合物、テトラ−n−ブチルアンモニウムフ
    ルオライド、およびジフェニルヨードニウムヘキサフル
    オロボレイトの中から選ばれた少なくとも1種である、
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の光硬化画像の形成
    方法。
  6. 【請求項6】 酸処理が、フッ酸を含有する水溶液と金
    属基板とを接触させることにより行うものである、請求
    項1、3〜5のいずれか1項に記載の光硬化画像の形成
    方法。
  7. 【請求項7】 フッ酸を含有する水溶液が、フッ酸と塩
    酸の混酸水溶液である、請求項6に記載の光硬化画像の
    形成方法。
  8. 【請求項8】 フッ酸を含有する水溶液が、フッ酸と硝
    酸の混酸水溶液である、請求項6に記載の光硬化画像の
    形成方法。
  9. 【請求項9】 金属基板が、ニッケルを含有する合金基
    板である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の光硬化
    画像の形成方法。
  10. 【請求項10】 ニッケルを含有する合金基板が、ニッ
    ケル含有量が36%のインバー材、またはニッケル含有
    量が42%のアロイ材である、請求項9に記載の光硬化
    画像の形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002097226A (ja) * 2000-09-25 2002-04-02 Toppan Printing Co Ltd 水溶性感光性ポリマー及び水溶性感光性樹脂組成物
EP1348690A1 (en) * 2002-03-29 2003-10-01 Toyo Gosei Kogyo Co., Ltd. Cinnamaldehyde compound having an azido group
CN103365092A (zh) * 2012-03-31 2013-10-23 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 双重光刻胶及其处理方法

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