JPH0969104A - 仮名漢字変換装置および仮名漢字変換方法 - Google Patents

仮名漢字変換装置および仮名漢字変換方法

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JPH0969104A
JPH0969104A JP7248664A JP24866495A JPH0969104A JP H0969104 A JPH0969104 A JP H0969104A JP 7248664 A JP7248664 A JP 7248664A JP 24866495 A JP24866495 A JP 24866495A JP H0969104 A JPH0969104 A JP H0969104A
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kana
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JP7248664A
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Yoshiharu Suzuki
芳春 鈴木
Kazunori Shimoda
和紀 下田
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EE I SOFT KK
Original Assignee
EE I SOFT KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮名漢字変換装置における変換処理ステップ
を簡素化し、辞書サイズを減縮する。 【解決手段】 辞書を参照して仮名漢字変換処理を行な
う際、図10に示すような各種の派生表記を有する語に
ついては、予め決められた代表表記を対象として単語検
索を行なう。文法情報としてはこの代表表記に関するも
のが用意されており、文節として成り立つかどうかの文
法上のチェックはこの代表表記に関して行なわれる。文
節分かち書き処理の結果、候補となる文字列が表示され
るときには、この代表表記を派生表記の一つである表示
用表記に書き換えて表示する。この結果、文節分かち書
き処理において代表表記以外の派生表記に関する文法上
のチェックなどの処理が減免され、代表表記以外の派生
表記に関する文法情報を備える必要もなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮名漢字変換装置
および仮名漢字変換方法に関し、詳しくは入力した文字
列から辞書を参照して仮名漢字混じり文字列候補を生成
する仮名漢字変換装置および仮名漢字変換方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、入力された仮名文字列を、所望の
仮名漢字混じり文字列に変換するための仮名漢字変換装
置が種々提案されている。特に最近では、仮名漢字変換
を行なう際に、使用者が仮名の入力にあわせて単語や文
節などの区切りをいちいち指定することなく、仮名べた
書きの文字列を入力すれば所望の仮名漢字混じり文字列
が得られるよう、様々な工夫がなされている。
【0003】仮名べた書きの文字列を正しく文節分かち
書きするための処理としては、2文節を基本単位として
解析し、成り立ち得る文節の中で最長の文節が得られる
2文節を第1候補とする2文節最長一致法や、文節を構
成する単語の候補となり得る単語および単語同士の組合
わせにコストを付け、その点数の合計が最小となる文節
を第1候補とする最小コスト法などがある。また、日本
語には数多くの同音異義語が存在するが、これら同音異
義語の中から正しい単語を選択するために、所定の単語
同士の係り受けの情報を記憶した係り受け情報辞書を備
え、係り受け情報に該当する単語を備えた文節を検索す
る方法が提案されている。例えば、「本を著わす」の
「本」と「著わす」の関係を係り受けの関係として登録
しておき、「本を表わす」や「本を現わす」などの組合
わせに優先して、「本を著わす」を候補とすることによ
り、不適切な変換を回避しようとするのである。
【0004】さらに、所望の仮名漢字混じり文字列を得
やすくする工夫として、同音異義語の中から直前に使用
者が選択した単語を最優先で次回の候補とする同音異義
語の学習や、使用者が指定した文節区切りを記憶して、
これを優先的に使用する文節区切り学習などの学習処理
が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、日本語
には当て字や送りがなで代表されるように複数の表記が
許容された単語が数多く存在する。例えば、「取り扱
い」「取扱い」「取扱」のように送りがなの送り方によ
る表記の違いを始め、「バイオリン」と「ヴァイオリ
ン」、「バッファ」と「バッフア」と「バッファー」、
「1万円」と「壱萬圓」などである。このように複数の
表記が許容されることを「表記の揺れ」あるいは派生表
記と呼ぶ。このような表記の揺れがある場合、所望の表
記を選択するには、文字列の変換の際に多数の変換候補
の中から所望の表記を選択するか、あるいは送りがなに
よる表記の揺れの場合には送りがなの送り方を予めプロ
グラムにおいて設定しておく必要がある。
【0006】さらにこのような表記の揺れは、文節分か
ち書き処理にとって大きな負担となっている。例えば、
「とりあつかい」という文字列の場合、「取り扱い」
「取扱い」「取扱」はそれぞれ許容された表記であるた
め、文節分かち書き処理を行なうときには、これらすべ
てを対象にして文法的な妥当性などを調べなければなら
ず、これら許容された表記のそれぞれについての情報を
辞書に用意しておかなくてはならない。
【0007】本発明の仮名漢字変換装置および仮名漢字
変換方法は、こうした問題を解決し、辞書を縮小すると
共に文節分かち書き処理のステップを軽減して、派生表
記を有する語を正しく文節分かち書きすることを目的と
してなされ、次の構成を採った。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の第1の仮名漢字変換装置は、仮名文字列を入力
し、辞書を参照して、該入力された仮名文字列を文節分
かち書きし、仮名漢字混じり文字列候補を生成する仮名
漢字変換装置であって、単語の読みと一つの代表表記と
を構成要素として格納した単語辞書と、複数の表記が許
容された単語について、該許容された表記を前記代表表
記に関連づけて記憶した派生表記辞書と、前記入力され
た仮名文字列に対し、前記単語辞書を参照し、該代表表
記を用いて文節分かち書き処理を行なう文節分かち書き
手段と、該文節分かち書き処理により得られた文節を構
成する単語について、前記許容された他の表記が存在す
る場合、所定の表記を表示用表記として決定する単語表
記選択手段と、該決定された表示用表記で表わされた単
語を、前記仮名漢字混じり文字列候補を構成する単語の
第1候補として表示する表示手段とを備えたことを要旨
とする。
【0009】この仮名漢字変換装置に対応する仮名漢字
変換方法は、仮名文字列を入力し、辞書を参照して、該
入力された仮名文字列を文節分かち書きし、仮名漢字混
じり文字列候補を生成する仮名漢字変換方法であって、
前記入力された仮名文字列に対して文節分かち書き処理
を行なうとき、単語の読みと一つの代表表記とを構成要
素として格納した単語辞書を参照して、該代表表記を用
いて文節分かち書き処理を行ない、該文節分かち書き処
理により得られた文節を構成する単語が複数の表記が許
容された単語である場合、所定の表記を表示用表記とし
て決定し、該表示用表記で表わされた単語を前記仮名漢
字混じり文字列候補を構成する単語の第1候補として表
示することを要旨とする。
【0010】以上のように構成された本発明の第1の仮
名漢字変換装置および仮名漢字変換方法によれば、単語
の読みと一つの代表表記とを構成要素として単語辞書に
格納しておき、複数の表記が許容された単語について
は、この派生表記を代表表記に関連づけて派生表記辞書
に記憶しておく。入力された仮名文字列から仮名漢字混
じり文字列候補を生成するときには、この単語辞書を参
照して代表表記を用いて文節分かち書き処理を行なう。
この結果得られた文節を構成する単語が派生表記を有す
る場合には、所定の表記を表示用表記として決定し、生
成された仮名漢字混じり文字列候補を構成する単語の第
1候補として、この表示用表記で表わされた単語を表示
する。従って、文節分かち書き処理を行なうときに文法
上文節として成り立つかどうかの判断に用いる辞書に
は、代表表記で表わした単語に関する文法情報だけを記
憶しておけば良く、代表表記で表わした単語だけを用い
て文節分かち書き処理を行なえば良い。
【0011】ここで、前記単語表記選択手段は、前記派
生表記辞書を参照して、前記表示用表記を決定する手段
を備えた構成としても良い。このとき、代表表記を用い
て文節分かち書き処理を行なった結果得られた単語が派
生表記を有する場合には、派生表記辞書を参照して所定
の表記を表示用表記として決定する。従って、表示用表
記に関する情報は、派生表記辞書に格納しておけば良
く、単語辞書には代表表記に関する情報だけを記憶して
おけば良い。
【0012】また、前記単語表記選択手段は、過去の派
生表記の使用に基づいて、前記派生表記辞書から対応す
る表記を前記単語辞書に記憶する手段と、該単語辞書に
記憶された情報を参照して、前記表示用表記を決定する
手段を備えた構成としても良い。このような構成とすれ
ば、過去の派生表記の使用に基づいて、派生表記辞書か
ら対応する表記が単語辞書に記憶される。従って、代表
表記を用いた文節分かち書き処理の結果得られた単語が
派生表記を有する場合には、この単語辞書に記憶された
情報を参照して、所定の表記を表示用表記として決定す
る。このとき、表示用表記に関する情報は単語辞書に格
納されるため、文節分かち書き処理を行なうにあたって
単語辞書を参照する際、代表表記と同時に表示用表記に
関する情報も得ることができる。従って、仮名漢字混じ
り文字列候補の表示を行なうときには、再び辞書を参照
することなく、表示用表記で表わされた単語を第1候補
として表示することが可能となる。
【0013】さらに、前記単語辞書と前記派生表記辞書
とが一体である構成であっても良い。このとき、この一
体である辞書を参照して代表表記を用いて文節分かち書
きを行なう際、表示用表記も同時に読み込む。そのた
め、文節分かち書き処理の後、再び辞書を参照する必要
がなく、すでに読み込んである表示用表記で表わされた
単語を第1候補として仮名漢字文字列候補を表示する。
また、単語辞書と派生表記辞書とを一体にすることで、
辞書ファイルが扱い易くなるという効果を奏する。
【0014】また、仮名漢字文字列候補を表示する上記
表示手段は、第1候補として表示する単語の同音異義語
と、少なくともこの第1候補の単語について許容される
表記とを区別可能な形態で表示する分割表示手段を備え
る構成とすることもできる。このような構成とすれば、
変換候補の選択時に、種々の同音異義語やその派生表記
が文法上あるいは意味上何のつながりもない順序で混在
する中から所望の表記を捜す必要がなく、容易に所望の
表記を選択可能となる。
【0015】さらに上記分割表示手段は、この第1候補
の単語と各同音異義語の派生表記とを異なる2方向に展
開し、第1候補の単語表記に対する他の単語表記を二次
元的に表示する構成としても良い。このような構成とす
れば、所望の表記の選択がさらに容易になる。
【0016】ここで、上記分割表示手段により第2候補
以下の変換候補を表示するときには、第1候補として表
示された単語候補が所望の単語表記でないときに、所定
の変換キーなどにより変換指示を入力すると、上記のよ
うに二次元的に残りの候補を表示する構成としても良い
し、変換中の文節に含まれた単語の表記候補を常に上記
のように二次元的に展開する構成としても良い。
【0017】また、上記分割表示手段において、変換し
得るすべての単語表記候補を一度に二次元的に表記する
のではなく、現在第1候補として表示されている単語に
ついて、この第1候補の単語の派生表記と、この第1候
補の単語表記と同じ様式の表記で表わした同音異義語を
それぞれ所定の方向に展開して表示することも可能であ
る。このとき、表示された候補の中に所望の単語表記が
見つからない場合は、表示された同音異義語の中で、所
望の単語表記の派生表記を、一旦第1候補として選択し
直し、新たに表示された単語表記候補の中から所望の単
語表記を選択することになる。
【0018】一方、上記分割表示手段を、第1候補とし
て表示する単語と共にその同音異義語を表示し、その
後、所定の指示を受けて、この第1候補の単語および/
またはその同音異義語の少なくとも一つについての許容
される表記を表示する手段を備えるものとすることもで
きる。この場合には、所望の表記を選択するにあたって
は、まず、同音異義語の中から所望の語を選択し、その
後、その選択した語に関して、複数の許容された表記の
中から所望の表記を選択することになる。従って、順を
追って容易に所望の表記に辿り着くことができる。
【0019】また、前記派生表記辞書には、異体文字を
用いた単語表記も同じ代表表記に関連づけて記憶するこ
ととし、以下の構成を採ることも好ましい。すなわち、
前記表示手段により第1候補の単語を表示するとき、こ
の第1候補の単語表記に異体文字が存在するならば異体
文字存在表示手段により異体文字が存在することを表示
し、その際に異体文字への変換を望むならば、異体文字
選択手段により、第1候補の表記様式に従い所望の異体
文字を用いた表記に変換するのである。この場合には、
多数の候補表記の中から所望の異体文字を用いた表記を
探し出す必要がなく、使用者が好んで選択する表記様式
に従って所望の異体文字を用いた単語表記を容易に得る
ことができる。
【0020】さらに、前記単語表記選択手段は、派生表
記の中から使用者が選択した選択状況を学習し、この学
習結果に基づいて、以降の表示用表記を決定する構成と
することも好適である。使用者が過去に好んで選択した
単語表記が第1候補となり、所望の仮名漢字混じり文が
容易に得られるからである。
【0021】ここで、前記学習の結果に基づいて、派生
表記辞書に記憶された複数の許容された表記の順序を並
び替えて記憶し、この複数の許容された表記を、この並
び替えた順序を変換候補順位として表示可能に準備する
派生表記辞書学習手段を備えた構成とすることもでき
る。この場合には、第1候補の単語表記だけでなく、第
2候補以下の単語表記についても、使用者が過去に選択
した選択状況が反映され、所望の単語表記を選択し易く
なる。
【0022】さらに、前記学習の結果に基づいて決定さ
れた表示用表記を、前記代表表記と関連づけて記憶し、
仮名漢字混じり文字列候補を構成する単語の第1候補と
して表示可能に準備する表示用表記学習手段を備えた構
成としても良い。このような構成とすれば、使用者が同
じ単語表記を使用し続ける限り、第1候補の単語表記を
表示する度に表示用表記を決定するための動作を行なう
必要がない。
【0023】また、前記許容された複数の表記の中から
使用者により一つの単語表記が選択されたとき、該選択
された単語表記に対応する代表表記について、前記単語
辞書における同音異義語内で、前記仮名漢字混じり文字
列候補を構成する単語の候補として使用する優先順位を
変更する単語辞書学習手段を備えたものとしても良い。
文節分かち書き処理においては、読みと品詞が同じであ
れば、その他の文法情報が用意されていない限り、仮名
漢字混じり文字列候補を構成する単語の候補として残っ
た単語について、どの単語がよりふさわしいかをそれ以
上判断することはできない。従って、単語辞書における
同音異義語の優先順位に、使用者の単語選択状況を反映
させることにより、所望の仮名漢字混じり文字列が得易
くなる。
【0024】さらに、前記単語表記選択手段は、使用者
が前記許容された複数の表記の中から異体文字を用いた
表記を選択したとき、単語表記の選択状況の学習を禁止
する構成とすることも好適である。異体文字の使用は特
殊な場合であり、その特殊な選択状況を学習し、特殊な
表記である異体文字を用いた表記を第1候補として得易
くすることは、使用者にとって得策ではないと考えられ
るからである。
【0025】また、前記仮名漢字混じり文字列候補を生
成する過程において、2以上の単語が所定の係り受け関
係を持って変換されたことを習得する習得手段と、該2
以上の単語の少なくとも一つにおいて、使用頻度の低い
所定の派生表記が選択され、仮名漢字混じり文字列にお
いて確定されたときには、前記係り受け関係の習得を禁
止する習得禁止手段とを備えた構成も好ましい。係り受
け関係の習得は、複数の同音異義語の中から所望の単語
を候補単語として表示させるために有効な手段である。
しかしながら、特殊な表記に関しては、その使用される
状況も特殊である可能性が高い。従って、後に利用され
ないと考えられる特殊な表記についての係り受け関係を
習得しない手段をさらに設けておくことは有用である。
【0026】以上説明したように、本発明の第1の仮名
漢字変換装置および仮名漢字変換方法では、各単語の代
表表記だけを読み込んで文節分かち書き処理を行なうた
め、文節分かち書き処理に必要な辞書は、代表表記に関
する情報だけを備えておけば良く、辞書サイズを縮小す
ることができる。また、文節分かち書き処理は代表表記
だけを対象に行なわれるので、文節分かち書きにおける
動作が大きく軽減され処理速度がより高速になるという
優れた効果を奏する。
【0027】一方、本発明の第2の仮名漢字変換装置
は、仮名文字列を入力し、辞書を参照して、該入力され
た仮名文字列を文節分かち書きし、仮名漢字混じり文字
列候補を生成する仮名漢字変換装置であって、時刻、年
月日などの所定の時点を示す日時情報と、該日時情報を
表わす特定の見出し語とを対応して記憶する日時用語変
換辞書と、現時点における前記日時情報を発生する現日
時情報発生手段と、所定の文法情報に従って文節分かち
書き処理を行なうとき、前記日時情報を表わす特定の見
出し語の有無を調べる日時用語検索手段と、該日時用語
検索手段により該日時情報を表わす特定の見出し語が発
見されたときに、前記日時用語変換辞書および前記現日
時情報発生手段を参照して、該日時情報を表わす特定の
見出し語を対応する前記日時情報に変換する日時用語変
換手段と、複数の日時表示用フォーマットを記憶する日
時表示用フォーマット記憶手段と、前記変換結果を表示
するとき、該複数の日時表示用フォーマットから決定し
た所定のフォーマットにより表示する日時表示手段と、
該使用されたフォーマットが非所望であるとき、前記複
数の日時表示用フォーマットの残りから選択した所望の
フォーマットにより前記変換結果を表示する日時表示用
フォーマット選択手段と、前記記憶された複数のフォー
マットのひとつが使用者により選択されたことを学習
し、該学習の結果に基づいて、前記日時情報を表示する
際、使用する日時表示用フォーマットを変更する日時表
示用フォーマット変更手段とを備えたことを要旨とす
る。
【0028】この仮名漢字変換装置に対応する仮名漢字
変換方法は、仮名文字列を入力し、辞書を参照して、該
入力された仮名文字列を文節分かち書きし、仮名漢字混
じり文字列候補を生成する仮名漢字変換方法であって、
前記入力された仮名文字列に対して文節分かち書き処理
を行なうとき、時刻、年月日などの所定の時点を示す日
時情報を表わす特定の見出し語を検索し、該日時情報を
表わす特定の見出し語が発見されたときに、該日時情報
と該日時情報を表わす特定の見出し語とを対応して記憶
する日時用語変換辞書と、現時点における該日時情報と
を参照して、該日時情報を表わす特定の見出し語を対応
する該日時情報に変換し、記憶されている複数の日時表
示用フォーマットから決定した所定のフォーマットによ
り前記変換結果を表示し、該表示されたフォーマットが
非所望であるとき、前記複数の日時表示用フォーマット
の残りから選択した所望のフォーマットにより前記変換
結果を表示し、前記記憶された複数のフォーマットのひ
とつが使用者により選択されたことを学習し、該学習の
結果に基づいて、前記日時情報を表示する際に使用する
日時表示用フォーマットを変更することを要旨とする。
【0029】以上のように構成された本発明の第2の仮
名漢字変換装置および仮名漢字変換方法によれば、時
刻、年月日などの所定の時点を示す日時情報と、この日
時情報を表わす特定の見出し語とを対応させて日時用語
変換辞書に記憶しておく。所定の文法情報に従って文節
分かち書き処理を行なうときには、日時用語検索手段が
この日時情報を表わす特定の見出し語の有無を調べる。
日時情報を表わす特定の見出し語が発見されると、日時
用語変換手段が、前記日時用語変換辞書および現時点に
おける日時情報を発生する現日時情報発生手段とを参照
して、日時情報を表わす特定の見出し語を対応する日時
情報に変換する。この変換結果は、記憶してある複数の
日時表示用フォーマットの中から決定した所定のフォー
マットを用いて表示する。この時使用したフォーマット
が非所望であるときには、記憶してある複数の日時表示
用フォーマットの残りの中から選択された所望のフォー
マットにより、前記変換結果を表示する。このフォーマ
ットの選択状況は学習され、この学習の結果に基づい
て、日時情報を表示する際に使用する日時表示用フォー
マットを変更する。
【0030】従って、日時情報を表わす特定の見出し語
を入力すれば、所定のフォーマットに従った表示で、こ
の日時情報を表わす特定の見出し語に対応する日時情報
を変換結果として得ることができる。さらに、日時表示
用フォーマットは複数登録されており、この日時表示用
フォーマットの選択状況を学習し、その学習結果に基づ
いて第1候補を表示する際に使用する日時表示用フォー
マットを変更するため、日時情報を表わす特定の見出し
語を日時情報に変換する際、使用者が好んで選択する日
時表示用フォーマットにより変換結果を表示することが
容易になる。
【0031】また、日時情報を表わす特定の見出し語を
対応した日時情報に変換した結果を表示するのか、日時
情報を表わす特定の見出し語としてではなく、通常の単
語として変換した結果を表示するのかを選択する日時変
換切替手段を備えた構成としても良い。この場合には、
日時変換を行なう必要がないときに、日時変換された不
必要な変換候補が表示されることがない。
【0032】このように、本発明の第2の仮名漢字変換
装置および仮名漢字変換方法では、日時情報を表わす特
定の見出し語を入力すれば日時変換が行なわれ、これに
対応した日時情報が所定の日時表示用フォーマットによ
り表示され、使用した日時表示用フォーマットは学習さ
れるため、所望のフォーマットを用いて記載した日時情
報を含んだ文書を極めて容易に作成可能となる。
【0033】また、前記日時を表わす特定の見出し語を
日時情報に変換可能な仮名漢字変換装置としては、本発
明の第1の仮名漢字変換装置の構成に加えて、時刻、年
月日などの所定の時点を示す日時情報と、該日時情報を
表わす特定の見出し語とを対応して記憶する日時用語変
換辞書と、現時点における前記日時情報を発生する現日
時情報発生手段と、所定の文法情報に従って文節分かち
書き処理を行なうとき、前記日時情報を表わす特定の見
出し語の有無を調べる日時用語検索手段と、該日時用語
検索手段により該日時情報を表わす特定の見出し語が発
見されたときに、前記日時用語変換辞書および前記現日
時情報発生手段を参照して、該日時情報を表わす特定の
見出し語を対応する前記日時情報に変換する日時用語変
換手段と、該日時情報を表わす特定の見出し語の変換候
補を表示する際、該日時情報を表わす特定の見出し語の
同音異義語の一つとして、あるいは該日時情報を表わす
特定の見出し語の許容された表記の一つとして、前記日
時情報への変換結果を所定のフォーマットにより表示す
る日時候補混合表示手段とを備える構成も好適である。
【0034】以上のような構成によれば、日時情報を表
わす特定の見出し語を対応する日時情報に変換した結果
は、この特定の見出し語の同音異義語のひとつとして、
あるいはこの特定の見出し語の許容された表記の一つと
して所定のフォーマットにより表示されるので、所望の
表記を極めて容易に選択することができる。また、日時
情報を表わす特定の見出し語の変換の際、対応する日時
情報への変換を行なうのか、通常の単語として変換した
結果を表示するかの指示を入力する必要もない。
【0035】また、本発明の第3の仮名漢字変換装置
は、日本語において許容された複数の表記が存在する語
について、許容された複数の表記を一つの代表表記と該
代表表記を除いて許容された表記である派生表記とに整
理し、仮名漢字変換における文節分かち書きの処理にお
いては前記代表表記を用い、該文節分かち書きされた後
の表記においては前記代表表記および前記派生表記の内
の一つを用いることを要旨とする。
【0036】このような本発明の第3の仮名漢字変換装
置では、本発明の第1の仮名漢字変換装置と同様の効果
を奏する。
【0037】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の実施の形態を
実施例に基づき説明する。図1は本発明の好適な一実施
例である仮名漢字変換装置において、仮名漢字変換制御
ロジックが実際に動作するハードウェアの構成を示すブ
ロック図である。図1に示すように、この装置は、予め
設定されたプログラムに従って仮名漢字変換に関わる動
作を制御するための各種演算処理を実行するCPU21
を中心に、バス31により相互に接続された次の各部を
備える。ROM22は、CPU21で各種演算処理を実
行するのに必要な仮名漢字変換に関わるプログラムやデ
ータなどを予め格納しており、RAM23は、同じくC
PU21で各種演算処理を実行するのに必要な仮名漢字
変換に関わる各種データが一時的に読み書きされるメモ
リである。キーボードインターフェース25は、キーボ
ード24からのキー入力を司り、CRTC27は、カラ
ーで表示可能なCRT26への信号出力を制御し、プリ
ンタインターフェース29は、プリンタ28へのデータ
の出力を制御する。ハードディスク32には、RAM2
3にロードされて実行される各種プログラムやデバイス
ドライバの形式で提供される仮名漢字変換処理プログラ
ム、あるいは各種変換辞書などが記憶されており、この
ハードディスク32をハードディスクコントローラ(H
DC)30が制御する。タイマ33は、現時点における
時刻、年月日などの所定の時点を示す日時情報を発生し
ている。
【0038】このように構成されたハードウェアによ
り、文字列の入力、仮名漢字変換、編集、表示、印刷な
どがなされる。すなわち、キーボード24から入力され
た文字列は、ハードディスク32に記憶した各種データ
を参照しながらCPU21により所定の処理がなされ、
RAM23の所定領域に格納され、CRTC27を介し
てCRT26の画面上に表示される。
【0039】次に、こうして構成されたハードウェアに
より実行される仮名漢字変換処理の詳細について説明す
る。まず始めに図2を用いて仮名漢字変換処理に関わる
各部の構成と働きについて概説するが、ここで行なわれ
る処理は、キーボード24より入力されたデータに基づ
き、中央処理装置(CPU21)が実行するものであ
る。このCPU21により、すべての処理が行なわれ
る。仮名漢字変換については、キーボード24が操作さ
れたとき、所定の割り込み処理が起動し、入力したキー
イメージを対応する仮名文字列に変換し、更にこれを仮
名漢字混じり文字列に変換するデバイスドライバが起動
する。もとより、並行処理可能なコンピュータであれ
ば、仮名漢字変換を一つのアプリケーション(インプッ
トメソッド)が行なうものとし、変換結果を、必要とす
るアプリケーションに引き渡す構成としても差し支えな
い。この場合には、キーボード24からの入力をインプ
ットメソッドが一括して引き受けることになる。
【0040】キーボード24からのキーイメージは、文
字入力部40により受け付けられ、ここで、対応する文
字列に変換される。ローマ字入力の場合には所定の変換
テーブルを参照して、仮名文字列に変換する。一つの仮
名文字が得られる度に文字入力部40は、その仮名文字
を変換制御部42に送出する。この変換制御部42は、
仮名漢字変換の中心的な役割を果たすところであり、後
述する種々の仮名漢字変換を制御して、結果を変換後文
字列出力部44に送出する。変換後文字列出力部44
は、現実には、CRTC27に信号を送り、CRT26
に変換後文字列を表示する。
【0041】変換制御部42は、受け取った仮名文字を
文字列入力部50に引き渡す。文字列入力部50は、文
字格納部52に仮名文字列を格納する。この文字列に基
づいて、自立語候補作成部54と付属語候補作成部64
とが、単語データの候補を作成する。自立語候補作成部
54は、ハードディスク32に予め記憶された自立語辞
書58を用い、自立語解析位置管理部56の管理の下
で、得られた仮名文字列から自立語候補を抽出する処理
を行なう。一方、付属語候補作成部64は、同じく付属
語辞書68を用い、付属語解析位置管理部66の管理の
下で、得られた仮名文字列から付属語候補を抽出する処
理を行なう。解析位置を移動しつつ、自立語候補と付属
語候補を抽出する処理については、後述する。
【0042】ここで、自立語辞書58は、学習により、
同音異義語や接辞などの優先順位を変更する。この学習
処理を行なうのが、自立語学習部72、補助語学習部7
4、接辞学習部76、文字変換学習部78である。自立
語学習部72は、同音異義語の存在する自立語群におい
て、最後に選択された単語を最優先の候補とするよう学
習するものである。補助語学習部74は、例えば「くだ
さい」などの補助語を「ください」「下さい」など、い
ずれの語形で変換するかを学習するものである。更に、
接辞学習部76は、接頭語、接尾語などの変換形式(例
えば、「御」「ご」など)を学習するものである。文字
変換学習部78は、入力した文字列をそのままひらがな
やカタカナとして確定させた場合に、その文字列を学習
し、次回以降の変換処理では確定させたひらがなまたは
カタカナを候補として出力するものである。
【0043】自立語候補作成部54、付属語候補作成部
64により、作成された語候補を得て、単語データ作成
部80が、各語候補についてのデータを作成する。即
ち、得られた自立語と付属語、自立語と自立語、更には
「自立語+付属語」からなる文節間の接続を接続検定テ
ーブル84を参照して接続検定部82が行なった結果、
および全体のコスト計算をコスト計算部86が行なった
結果を得て、単語毎のデータとして出力するのである。
この単語データは、一旦単語データ格納部100に格納
され、文節分かち書きの処理に供される。文節分かち書
き部102は、得られたデータから文節分かち書きの第
1候補を決定する。
【0044】以上の処理により文節分かち書きの第1候
補と、その文節毎の仮名漢字変換の第1候補が決定され
る。文節分かち書き部102は、その候補を文節データ
格納部106に格納し、格納された候補は、変換文字列
出力部108により変換制御部42に出力される。変換
制御部42は、この文字列を候補文字列として表示する
と共に、非所望の文字列が候補となる場合もありえるか
ら、使用者による指示を受けて、次候補の表示や選択な
どの処理を行なう。これらの指示や選択の結果などは、
文節データ格納部106や既述した各学習部72ないし
78に入力され、文節の一部確定や学習による優先順位
の書き換えなどに用いられる。なお、図示していない
が、使用者により文字列の確定処理がなされると、各部
に一時的に保存されたデータはすべて消去され、次の変
換に備える。
【0045】以上、仮名文字列の入力から変換後文字列
の出力までを概説したが、次に各処理の詳細について説
明する。まず始めに仮名漢字変換処理について大まかに
説明し、次に本発明の要部である単語辞書について説明
を行なう。図3は、本実施例における仮名漢字変換処理
ルーチンを示すフローチャートである。この処理ルーチ
ンは、キーボード24から一ないし複数の仮名文字が入
力された後、変換キー(例えば「スペースキー」)が押
されたとき、開始される処理である。なお、変換キーが
操作されなくても、所定数の仮名文字が入力されたと
き、あるいは「。」や「、」「.」などの区切り記号が
入力されたときに、図3の仮名漢字変換処理が開始され
るものとしても差し支えない。この処理が開始される
と、まず単語検索処理(ステップS100)と分かち書
き処理(ステップS110)とが行なわれる。これらの
処理について、図4のフローチャートを用いて説明す
る。図4は一般的な文節分かち書き処理の一つである最
小コスト法による文節分かち書き処理の概要を示すフロ
ーチャートであり、図3におけるステップS100およ
びステップS110に相当する。また、図5は、最小コ
スト法による文節分かち書きの様子を示す説明図であ
る。以下、図4における文節分かち書き処理の流れを、
図5での具体例に即して説明する。
【0046】キーボード24から文字列が入力されて文
節分かち書き処理が開始されると、まず、一時的に保存
されたデータの消去や解析位置を一桁目に初期化するな
どの初期化の処理(ステップS200)を行なった後、
解析位置を求める処理を行なう(ステップS210)。
いま、キーボード24から「とりあつかいがかわる」と
いう仮名文字列を入力したならば、最初の解析位置は一
桁目の「と」の位置となる。この解析位置は、入力され
た仮名文字列の解析が進むに従って、入力された仮名文
字列の先頭から順に一つずつ進められていく。すなわ
ち、「と」の位置を解析位置として、後述するような検
索処理を行なった後は、次の解析位置は「り」となり、
その次は「あ」というように順次進んで行くのである。
【0047】ステップS210で解析位置が決まると、
各解析位置において、ハードディスク32に記憶された
自立語辞書58および付属語辞書68を検索する処理を
行なう(ステップS220)。例えば、図5の「と」を
解析位置とすると、「戸」「登」「徒」「鳥」「取り」
「取り扱い」などの単語が検索結果として得られる。こ
れら検索の結果得られた単語は、図5に示すようにその
単語の終わる桁位置にリンクしておく。「取り扱い」ま
で検索を行なうと、「とりあつかいが」以降の読みを持
つ単語は辞書を検索しても見つからないため、「と」を
解析位置とした辞書検索を終了する。辞書検索が終了す
ると、得られた単語についてそれ以前の単語との接続の
可能性をチェックする処理を行なう(ステップS23
0)。上記「と」を解析位置とした例では、「と」は入
力された文頭の文字であるためそれ以前の単語との接続
の可能性をチェックすることはないが、例えば、係助詞
の直前に助詞が存在する場合など、その接続がありえな
いと判断される時には、無効なデータとして扱われる
(ステップS235)。
【0048】接続の可能性のある単語については、次に
コスト計算を行ない、その単語の最小総コストを求める
処理を行なう(ステップS240)。これは、自立語=
2、付属語=0のコストを持つものとし、入力された文
字列の先頭から各単語までの最小総コストを求める処理
である。例えば、「戸」(自立語)の総コストは2、
「理」の総コストは「戸」(自立語)+「理」(自立
語)とするならば4と求めるものである。このとき、最
小の総コストを求めるため、「亜」の総コストは、
「戸」+「理」+「亜」のコスト6ではなく、「鳥」+
「亜」の場合のコスト4を採用する。「が」は付属語な
ので、その直前にリンクされた単語のうち最小の総コス
トを有する単語「取り扱い」=2のコストがそれ自身の
コストになる。図5では、各単語のコストをそれぞれの
右下に記した。なお、更に細かく解析するために付属語
内を2つに分けて、助詞=0、助動詞=1としても良
い。
【0049】以上のコスト計算が終わると、次に各単語
のコストチェックを行なう(ステップS250)。これ
は、文字列を単語の組合わせに分けたとき、他の組合わ
せに較べてコストが大きくなる組合わせを除く処理であ
る。例えば、「戸」+「理」という組合わせは「鳥」や
「取り」のコストよりも高くなるので、「戸」+「理」
の組合わせは不適切であると判断して、文節候補から除
外する(ステップS255)。図5では、このようなコ
ストチェックの結果文節候補として採用しないと判断し
た単語の右上に「●」を、文節候補を形成する可能性の
ある語として残った単語の右上に「○」を付した。
【0050】次に、こうして有効な語として残った単語
同士をリンクする処理を行なう(ステップS260)。
すなわち、前記の接続チェックの結果接続が有効とされ
た単語の組合わせについて、ポインタを設定することで
単語同士を結び付けるのである。図5では、「取り扱
い」については「が」にリンクし、この「が」について
は「代わる」「変わる」「替わる」にリンクする。以上
のような接続チェック、コスト計算、コストチェック、
単語候補リンクなどの処理を一つの解析位置で検索され
るすべての単語について終了すると、ステップS210
に戻って解析位置を一桁進めて再び辞書検索を行ない、
接続チェックやコスト計算など同様の処理を繰り返す。
【0051】解析位置が入力された仮名文字列の最後の
桁に達し、入力した仮名文字列の全語について解析が終
了すると(ステップS265)、次に、以上の解析結果
を踏まえて最小コストパスの検索が行なわれる(ステッ
プS270)。このステップでは、これまでの処理の中
で有効な単語として残り互いにリンクされた組合わせの
中で、各単語に与えられたコストの合計が最小になる組
合わせを検索する。図5の文節分かち書き候補の中で
は、例えば「とりあつかいが」+「かわる」と文節分か
ち書きした「取り扱いが」+「代わる」という候補を検
索すると総コスト8となり、最小コストを持つ文節分か
ち書き候補として選択される。このように最小コストを
持つ文節分かち書き候補が作成されると(ステップS2
80)、次に文節分かち書き候補の各文節内での候補が
作成される(ステップS290)。ここでは「かわる」
という単語に対して「代わる」「変わる」「替わる」な
どの同音異義語が候補として用意される。これら各文節
内での候補は、直前に使用した語を最優先で選択するな
ど所定の方法で優先順位が決められている。ここで、
「かわる」という語の中で「代わる」の優先順位が最も
高いならば、図5に例示した「とりあつかいがかわる」
という文字列を文節分かち書きすると、図中に点線Bで
示した「取り扱いが」+「代わる」が第1候補として得
られることになる。
【0052】以上の説明では、説明を簡略にするために
コスト計算は各単語自身のコストだけを対象としたが、
文法上接続し易いと判断される文節間のコストを下げる
ための文節間コストを設けたり、特定の品詞間の接続し
易さに着目した単語間コストを設けるなど、所望の変換
結果を得やすくするための様々な工夫を加えることが可
能である。
【0053】上記の処理により作成された文節分かち書
き候補に対して、次に、後述する単語差し替え処理(ス
テップS120)を行ない、文節分かち書き処理を施し
た変換結果をCRTディスプレイ26に出力する表示処
理(ステップS130)を行なって、この仮名漢字変換
処理ルーチンを終了する。
【0054】次に、本実施例の要部である単語辞書の構
造を説明する。上述したように、図5に例示した「とり
あつかいがかわる」という仮名文字列を文節分かち書き
処理する場合、「取り扱いが代わる」が第1候補として
得られる。ここで、「とりあつかい」という単語は、
「取り扱い」「取扱い」「取扱」と三通りの表記が許容
されており、「かわる」に関しては例えば3つの同音異
義語「変わる」「代わる」「替わる」が、それぞれ「変
わる」「変る」、「代わる」「代る」、「替わる」「替
る」のように二通りの表記が許容されている。従って、
文節分かち書き処理を行なうときにはこれらすべての許
容された表記に関して接続チェックやコストチェックな
ど同様の処理を行なわねばならず、これらすべての表記
に関わる情報を自立語辞書58や前述の係り受け辞書に
記憶しておく必要があることになる。これに対して本実
施例では、複数の表記が許容された語については、その
中の代表的な一つの表記だけを用いて文節分かち書き処
理が行なわれる。従って、図5に例を示した文節分かち
書き処理では、()内に示した他の許容される表記のす
べてが辞書検索の際に単語辞書から読み込まれるわけで
はなく、後述する表示用表記への差し替えが必要な語に
ついてだけ、この表示用表記に関する情報が代表的な一
つの表記と共に読み込まれ、その後はこの代表的な一つ
の表記だけを対象として文節分かち書き処理が行なわれ
るのである。なお、この段階では、複数の表記が許容さ
れた語については、その中の代表的な一つの表記だけを
単語辞書から読み込むこととし、後述する表示用表記へ
の差し替えが必要な語については、差し替えを行なうと
きにその表示用表記に関する情報を所定の辞書から読み
込むこととしても良い。
【0055】以下、自立語辞書58の構成について説明
する。単語辞書58は、図6に示すように、ヘッダとイ
ンデックスと辞書本体からなる。ヘッダは、辞書自体を
管理するための情報である。インデックスおよび辞書本
体は、代表表記領域と派生表記領域と意味用例領域とに
分けて管理されている。代表表記とは、一つの単語が複
数の表記を許容されている場合、例えば「取り扱い」に
対して「取扱い」や「取扱」などが表記として許されて
いる場合、「取り扱い」をこれらの表記を代表するもの
とする、というように予め定めた単語表記である。派生
表記とは、「取扱い」「取扱」の様に、一つの単語に対
して許容されたその他の表記のことである。文節分かち
書き処理を行なう際には、このように派生表記を有する
語については、派生表記を代表する代表表記を用いて文
節分かち書き処理が行なわれる。意味用例についての領
域は、後述する係り受けに関する情報が管理されている
領域である。
【0056】これらの代表表記、派生表記、意味用例
は、辞書本体においては、B−Tree構造により管理
されている。B−Tree構造は、多数のデータを外部
記憶に置く場合に採用される周知の管理構造であり、本
実施例のB−Tree構造では、分木の節にはデータを
置かず、データはすべて分木の終端に置く構造を取って
いる。多分木の構造を取っているので、2分木と比べて
木構造の深さが浅くなり、外部記憶を用いる場合には、
アクセス時間が短いという特徴を有するものとして知ら
れている(B+Treeと呼ぶこともある)。辞書本体
におけるB−Tree構造の一例を図7に示した。単語
の読み(仮名文字列)に基づいてB−Tree制御ブロ
ックを辿って単語ブロックに至ると、ここに実際の単語
データがおかれている。なお、このタイプのB−Tre
e構造では、当初、キーは、その節に置くことができる
キーの最大数より少ない数だけ置かれ、データの追加な
どに柔軟に対応できるものとしている。
【0057】以下に、単語の読みに基づいてB−Tre
e制御ブロックを辿る様子を図7に即して説明する。例
えば、「かわき」という仮名文字列が入力され、自立語
辞書58における代表表記領域で検索が開始されるとき
を示す。B−Treeの根元にあたる1段目には、それ
ぞれ1つの文字を持つキーが50音順に並んでいる。
「かわき」から次段のどの分木に検索を進めるかは、
「かわき」という文字列を、1段目の節S1の各キーと
比較することにより知ることができる。この例では、
「かわき」は少なくともキー「か」とキー「さ」との間
に存在するから、2段目の節S2が探索の対象となる。
次にこの節S2において、同様の判断を行ない、「かわ
き」という読みは50音順でキー「かる」より後、キー
「くり」より前であると判断し、キー「かる」以降でキ
ー「くり」間での範囲に対応する3段目の節S3が探索
される。この3段目の4個のキーの中で「かわき」を検
索すると、50音順でキー「かわ」より後、キー「き
じ」より前であるので、この範囲に対応する単語ブロッ
クが探索される。この範囲に対応する単語ブロックの中
に「かわき」という読みを持つ語に関する実際の単語デ
ータが格納されているのである。
【0058】代表表記領域などの単語データは、大まか
には、図8に示すデータ構造を有している。即ち、前記
単語ブロックを構成するレコードのレコード長Xを示す
データが先頭に存在し、その後、Xバイトの実データが
続いている。実データの先頭には、見出し語の長さYが
記録されており、続いてYバイトの見出し語が記録され
ている。実際の単語データは、その後に続いている。各
単語データは、その先頭に単語データ長Wが記録されて
おり、その直後に漢字データの有無などを示す1バイト
のフラグが記録されている。フラグの後には、その単語
データに漢字データが存在する場合には、漢字データが
記録されている。この漢字データは、漢字データ長と実
際の漢字文字列を示す漢字コードから構成される。その
後には、単語情報および品詞情報(場合によっては複数
の品詞情報)が記録されている。単語情報は、単語情報
の長さを示すデータと、実際の単語情報とからなる。
【0059】このように、代表表記でも派生表記でも、
B−Tree構造を用いて、単語の見出し文字列に基づ
いて、所望の単語に関する情報を取り出すことができ
る。これらの単語情報は、更に図9に示すように、セパ
レータとこれに続くデータとから構成されている。セパ
レータとしては、それ以後に続くデータが表示される漢
字のデータであることを示す表示漢字セパレータや、デ
ータが読み情報であることを示す読み情報セパレータ、
派生表記であることを示す派生表記セパレータなどがあ
る。表示漢字とは、一つの単語に代表表記と派生表記と
がある場合に、デフォルトで漢字を表示するために、代
表表記に対応する漢字での表記を記録しているものであ
る。派生表記には、図10に示すような種々の形態が存
在するが、各単語についてはそれぞれ許容された表記自
体が派生表記情報として記憶されている。派生表記セパ
レータは、派生表記領域にのみ存在する情報であり、そ
の下位3ビットは、各派生表記セパレータの後に記憶さ
れている派生表記が、図10に示す派生表記の形態のう
ちの何種類分に対応するのかを示している。すなわち、
図10に示す「売り上げ」という派生表記の場合は、派
生表記情報の1である「本則」と2である「送る」にあ
たるため、その派生表記セパレータの下位3ビットで
は、派生表記形態の2種類に対応することが示されてい
る。また、読み情報は、単語の読みを与えるものであ
り、見出し語が漢字である場合などにその読みを与える
ものである。この情報は、漢字からその読みを得て、読
みを同じくする単語を検索する場合などに用いられる。
例えば、キーボードからの文字入力の他に手書きなどで
入力し、仮名と共に漢字を含む文字列が入力されたと
き、これを正しく変換する際に用いられる(例「ひ行
き」→「飛行機」)。なお、一つの代表表記とこの代表
表記に対応する派生表記とは、別々の領域で管理されて
いるが、この実施例では、単語の読み(見出し)と単語
の品詞情報とが一致するものについて、対応関係がある
とみなしている。
【0060】本実施例では、前述の図3における単語検
索処理(ステップS100)で、上記説明した自立語辞
書58および付属語辞書68を検索するが、以下にこの
時の動作について詳述する。図11は、この単語検索処
理(図3のステップS100)の詳細を示すフローチャ
ートである。この単語検索処理ルーチンが起動される
と、まず、単語検索の開始位置Mを値1、即ち入力した
仮名文字列の先頭とする処理を行なう(ステップS30
2)。次に、単語検索における読みの長さを示す変数L
を値1に初期化する処理を行ない(ステップS30
4)、単語開始位置から読み長Lの語を自立語辞書5
8、付属語辞書68から検索する処理を行なう(ステッ
プS306)。すなわち、入力した文字列の最初の1文
字を読みに持つ単語の検索を行なうのである。その後、
開始位置Mから長さLの読みの仮名文字列に合致する単
語が見つかったか否かを判定する(ステップS30
8)。該当する自立語が見つかった場合には、次に、そ
の代表表記に付属するデータのうち派生表記に関するも
のを読み込む処理を行なう(ステップS310)。
【0061】代表表記に対して種々の派生表記が存在
し、図6に示した派生表記領域に派生表記が記憶されて
いる場合には、前述した代表表記領域の単語情報の中に
派生表記への差し替えの必要・不要を示すフラグが保存
されている。そこで、かかるフラグを参照し、代表表記
を派生表記に差し替えるよう指示がなされている単語で
あるか否かを判断する(ステップS312)。このフラ
グに、派生表記への差し替えの必要を示す値が設定され
ている場合には、先に検索した代表表記を展開バッファ
に展開すると共に、その単語に第1マークMAを付与す
る(ステップS314)。展開バッファとは、入力した
仮名文字列に対して、この仮名文字列を構成し得るすべ
ての代表表記および付属語を展開するための記憶領域で
あり、RAM23上に確保されたメモリ領域である。ま
た、このとき、代表表記を派生表記に差し替えるよう指
示がなされている場合には、代表表記領域の単語情報の
中に、差し替えるべき派生表記も記憶されており、この
差し替えるべき派生表記も代表表記と共に展開バッファ
に展開される。
【0062】派生表記への差し替えの指示がなされてい
ない場合、もしくは派生表記への差し替えが指示されて
いて代表表記にマークを付与した後、処理は、ステップ
S306に戻って、読み長Lの単語を更に検索する処理
から繰り返す。読み長Lの語がもはや自立語辞書58お
よび付属語辞書68に存在しないと判断された場合には
(ステップS308)、検索単語の長さを伸ばすことが
できるか否かを判断する(ステップS316)。入力さ
れた仮名文字列の全長Aに対してM+L<Aならば、読
みの長さLを大きくすることができると判断し、読みを
一文字分長くする処理(即ち、Lを値1だけインクリメ
ントする処理)を行なう(ステップS320)。読みの
長さLを値1だけ増加した後、ステップS306から上
述した処理を繰り返す。なお、辞書検索のときに、長さ
がL以上の読みを持つ単語が記憶されているかどうかを
判断可能な構成とし、長さがL以上の読みを持つ単語が
存在しない場合には、単語の読みを伸ばして辞書を検索
する以降の処理を中止することとしても良い。
【0063】この結果、展開バッファには、開始位置M
における長さ1から最大長さまでの読みの全単語が展開
される。読みの長さを順次長くしていって、単語長が伸
ばせなくなると(ステップS316)、その開始位置M
を先頭とする単語の検索はすべて終わったと判断し、次
に単語検索の開始位置Mを、入力された仮名文字列の末
尾に向かって移動可能か否かを判断する(ステップS3
18)。移動可能であれば、開始位置Mを値1だけイン
クリメントする処理を行なった後(ステップS32
2)、読みの長さLを値1に戻して、上述した処理を繰
り返す。従って、これらの処理が行なわれると、展開バ
ッファには、入力された仮名文字列を構成する可能性の
あるすべての代表表記および付属語が展開されており、
派生表記への差し替えが必要な代表表記については、こ
れに第1マークMAが付与され、差し替えるべき派生表
記も共に展開された状態となる。
【0064】以上の処理により単語検索処理(図3ステ
ップS100)が完了する。引き続き、前述した分かち
書き処理(ステップS110)が行なわれるが、これら
の処理は、展開バッファに展開した上記代表表記を用い
て行なわれるものであり、実際には図4および図5を用
いて説明したように、単語検索処理(ステップS10
0)と分かち書き処理(ステップS110)の一部は並
行して行なわれている。ただし、ここでは、単語検索処
理(ステップS100)の結果、図5で()内に示した
派生表記のすべてが展開バッファに展開されているわけ
ではなく、派生表記への差し替えが必要な代表表記に関
しては、第1マークMAが付与され、差し替えるべき派
生表記に関する情報が代表表記と共に展開されている。
【0065】分かち書き処理(ステップS110)が終
了すると、次に第1候補とされた単語について単語差し
替え処理(ステップS130)を行なう。この単語の差
し替え処理は、第1候補とされた単語について派生表記
への差し替えが必要か否かを判断し、必要な場合には、
派生表記の中で、差し替えるべき表記として用意され、
代表表記と共に展開バッファに展開されている表記に差
し替えるものである。ここでは、後述するように、直前
に使用された表記が差し替えるべき派生表記として学習
されている場合に行なわれる処理について説明する。例
えば、図5の「取り扱いが」+「代わる」が第1候補と
なった例で、直前に使用された語がそれぞれ「取り扱
い」と「代る」であれば、「取り扱い」はそのまま用い
られるが、「代わる」に関しては、単語検索、分かち書
き処理で一貫して用いてきた代表表記に代えて、派生表
記である「代る」に差し替えるのである。
【0066】単語差し替え処理を行なう処理ルーチンを
図12に示す。ここで実行される処理について、上記
「取り扱いが」+「代わる」の例に即して説明する。こ
の処理ルーチンでは、まず、文節分かち書き処理により
分かち書きされた最初の文節の単語を対象単語として単
語差し替え処理を開始する(ステップS400)。「取
り扱いが」+「代わる」と文節分かち書きされていると
き、先頭単語「取り扱い」が対象単語となる。次にこの
対象単語に第1マークMAがあるかどうかを判断する
(ステップS410)。第1マークMAが付いていれ
ば、派生表記が存在しかつ派生表記への差し替えが指示
されていると判断できるから、第1候補を表示用表記で
ある派生表記に差し替える処理を行なう(ステップS4
20)。ステップS410で対象単語に第1マークMA
が付いていなければ、表示用表記の差し替えは行なわな
い。すなわち、表示用表記とは、代表表記が以前に使用
されていれば代表表記そのものであり、以前に派生表記
が使用され学習されていればその派生表記となるのであ
る。対象単語「取り扱い」において、直前に使用された
表記が「取り扱い」であるので、代表表記の付属データ
に保存されているフラグは派生表記への差し替えを指示
しておらず、図11に示した単語検索処理ルーチンのス
テップS312で差し替えが必要な語でないと判断され
る。従って代表表記「取り扱い」には第1マークMAは
付いておらず、代表表記はそのまま表示用表記となる。
【0067】その後、未処理の単語があるかどうかを調
べ(ステップS430)、未処理単語があれば対象単語
を一つ後ろにずらす(ステップS440)。「取り扱い
が」+「代わる」の例では次の対象単語は「が」である
が、これは助詞であり、付属語辞書68に登録された派
生表記を持たない語であるため差し替えは行なわれな
い。再びステップS430に戻り対象単語を1つ後ろに
ずらすと(ステップS440)、次の対象単語は「代わ
る」である。「代わる」については、直前に「代る」が
選択されているため代表表記を格納した単語情報に含ま
れるデータに保存されたフラグは派生表記への差し替え
を指示しており、展開バッファに展開された代表表記
「代わる」には第1マークMAが付与されており(ステ
ップS410)、差し替えるべき派生表記も共に展開さ
れている。そこで、代表表記「代わる」が派生表記「代
る」に差し替えられる(ステップS420)。以上の処
理を終えるともはや未処理単語は残っていないため(ス
テップS430)単語差し替え処理を終了する。その
後、前述のように図3ステップS130の表示処理にお
いて、CRTディスプレイ26に変換結果「取り扱いが
代る」を表示して、仮名漢字変換処理は終了となる。
【0068】以上説明した実施例によれば、文節分かち
書き処理を行なうとき、代表表記だけを対象として処理
するため、文節分かち書き処理に用いる辞書は代表表記
に関する情報だけを記憶しておけば良く、辞書のサイズ
を縮小できるという利点を有する。さらに、代表表記だ
けを用いて文節分かち書き処理を行なうことにより、文
節分かち書き処理を簡素化し、文節分かち書き処理の高
速化を図ることができる。「とりあつかいがかわる」の
例で、本実施例の仮名漢字変換装置を用いなければ、図
5で()内に示した派生表記もすべて単語辞書から読み
込んで、文法上の妥当性を調べる接続チェックやコスト
計算などの処理を行なわなければならないが、本実施例
の仮名漢字変換装置では、代表表記以外の()内の派生
表記は文節節分かち書き処理の対象とはならない。従っ
て、代表表記以外の派生表記の数だけ文節分かち書き処
理の対象となる単語の数が減り、処理全体が簡素化さ
れ、結果的により高速で文節分かち書き処理を行なうこ
とが可能となる。さらに、文節分かち書き処理の対象と
なる単語の数が減ることから、展開バッファとして利用
するメモリが小さくて済むという効果をも奏するのであ
る。
【0069】また、上記の例では、代表表記「取り扱
い」と「代わる」に対する表示用表記は、直前に使用さ
れた表記が学習されて、それぞれ「取り扱い」「代る」
が予め設定されていたが、派生表記が存在する場合に表
示用表記としてどの表記を用いるかの学習は、ある表記
を選択した時点で、代表表記領域の単語情報内にその表
記を書き込み、更に、派生表記領域における各派生表記
の単語データの並び順を、選択した表記を先頭に移し、
残りの派生表記の順序を順次後ろにずらすことで実現さ
れる。次回より変換結果を表示するときには、代表表記
領域の単語情報内に記憶された表記を第1候補とし、残
りの候補の表示は、派生表記領域に記憶された単語デー
タの並び順に従って表示される。このとき、表示用表記
として代表表記を使用する場合には、代表表記領域の単
語情報内に、代表表記自体(もしくは代表表記に相当す
る派生表記情報)を記憶しておいても良いし、本実施例
のように、代表表記を使用することを示すフラグを記憶
して、文節分かち書き処理の後に表記の差し替えを行な
わないこととしても良い。
【0070】上記実施例では、表示用表記は、予め代表
表記領域の単語情報内に記憶しておくこととし、単語検
索処理(ステップS100)のときには、代表表記と共
にこの表示用表記もまた展開バッファに展開し、単語差
し替え処理(ステップS120)において、代表表記に
付与された差し替えを指示するマークに従って、代表表
記をこの表示用表記に差し替えることとした。従って、
単語差し替え処理において、改めて辞書を参照する必要
がないという効果を奏する。しかしながら、単語検索処
理(ステップS100)のときには展開バッファには表
示用表記を展開せず、代表表記に差し替えを指示するマ
ークを付与するだけとして、単語差し替え処理(ステッ
プS120)において、付与されたマークの指示に従っ
て、派生表記領域を参照して表示用表記を読み込み、代
表表記との差し替えを行なうこととしても良い。この場
合には、単語差し替え処理(ステップS120)で改め
て派生表記領域を参照する必要があるが、展開バッファ
に表示用表記を展開したり、代表表記領域に表示用表記
を記憶しておく必要がない。この時表示用表記の学習
は、使用した派生表記の単語データを派生表記の単語デ
ータの先頭に移し、先頭の派生表記を表示用表記として
差し替えることとしても良いし、使用した派生表記を単
語差し替え処理(ステップS120)時に参照可能であ
るように、派生表記領域内の単語情報に記憶することと
しても良い。
【0071】このような表示用表記の学習機能は、上記
のように直前に選んだ表記に書き換わることとしても良
いし、過去に選択した表記の中から最も頻度の高いもの
に書き換わることとしても良く、使用者が好んで選択す
る表記に変更可能であれば良い。その結果、変換後の分
かち書き文字列では、所望の表記がより得易くなるので
ある。
【0072】以上、ある表記を選択したときの表示用表
記の学習機能について説明したが、ある表記を選択した
ときに行なわれる学習は、同じ代表表記に対応する派生
表記内で行なわれるものだけではない。すなわち、ある
表記を選択したときには、この表記に対応する代表表記
の同音異義語の中での優先順位が上がり、自立語辞書5
8における代表表記領域内でも学習が行なわれるのであ
る。これにより、同音異義語の中でも、所望の単語が得
易くなる。
【0073】なお、文節分かち書きの処理において、用
例辞書を参照した係り受けの判定を行ない、係り受けが
成立する単語を優先しても良い。同音異義語に関して
は、直前に使用した単語を最優先で使用するなど所定の
方法により優先順位が付けられており、上記の説明で
「とりあつかいがかわる」を文節分かち書きしたときに
は、「かわる」という読みに対応した同音異義語の中で
「代わる」の優先順位が最も高かったため「取り扱い
が」+「代わる」と分かち書きされた。このとき、文節
分かち書き処理の中で係り受けの判定も行ない、用例辞
書の中に「取り扱い」と「変わる」の係り受け関係が予
め記憶されているならば、同音異義語の優先順位に関わ
らず、図5の実線Gで示した「取り扱いが」+「変わ
る」を第1候補として得ることが可能となるのである。
ここで用例辞書は、図6に示したように、自立語辞書5
8と一体として、その意味用例の領域に記憶しておくこ
ともできる。
【0074】さらに、このような係り受け判定を行なう
ならば、表示用表記としてどの表記を選択するかの学習
の効果は同じ代表表記に関する他の係り受け情報につい
ても及ぶことになる。すなわち、代表表記「変わる」の
表示用表記が「変る」であれば、次に「きそくがかわ
る」を文節分かち書き処理すると、「規則」と代表表記
「変わる」の係り受け情報を参照して文節分かち書きさ
れ、第1候補は「規則が変わる」ではなく「規則が変
る」が得られるのである。
【0075】また、単語間に新たな係り受け関係が認め
られる場合にはこの係り受け関係を習得し、意味用例領
域の品詞データ内に記憶することとしても良い。意味用
例もまた、前述の派生表記と同様に、代表表記と関連づ
けて記憶されており、代表表記を用いた文節分かち書き
処理のときにはこの習得された係り受け関係が参照さ
れ、所望の仮名漢字混じり文字列に変換され易くなる。
ただしこの場合には、特殊な派生表記が選択されて仮名
漢字文字列において確定されたときには、上記係り受け
関係の習得を行なわない構成とすることも好ましい。例
えば、図10において、「うりあげ」という文字列に対
して、派生表記の形態番号15にあたる記号「¥」を選
択して、売上金に関する文書を作成したとする。このと
き、文字「¥」と、その近傍に記された「円」という文
字との間に係り受け関係が存在するとしてその関係が習
得されたとしても、その後の文節分かち書き処理におい
て、文字「¥」と文字「円」との間で意味上のつながり
が認識される必要性は少ない。従って、特殊な派生表記
が選択された場合には、係り受けの習得を行なわないも
のとするのである。その手段としては、例えば、図10
に示した派生表記の種類の内、形態番号1の「本則」か
ら8の「拗音大」までは係り受け関係の習得を行なうと
予め指定しておいても良いし、また、特殊な表記の選択
の際に使用者が、オプションスイッチで係り受け関係の
習得を行なわないことを指定することとしても良い。
【0076】本実施例では、図6に示すように、各単語
の読みと、一つの代表表記と、派生表記が存在するとき
には派生表記とを一体の自立語辞書58に格納する構成
としたが、単語の読みと一つの代表表記とを構成要素と
する単語辞書と、許容する派生表記を代表表記と関連づ
けて格納した派生表記辞書とを分ける構成としても良
い。このとき、文節分かち書き処理に際しては単語辞書
を参照して代表表記を読み込み、文節分かち書き処理後
は、派生表記を有する単語に関しては派生表記辞書を参
照して、表示用表記に書き換えた後に表示を行なうので
ある。このような構成とするならば、単語辞書は登録す
るすべての単語について、その読みと代表表記を記憶し
ておく必要があるが、派生表記辞書は、派生表記を有す
る単語に関して、許容する派生表記を代表表記と関連づ
けて記憶しておけば良い。
【0077】以上説明した第1実施例の仮名漢字変換装
置により、文節分かち書き処理を行なった結果表示され
た変換候補が所望の表記でなかった場合、キーボード2
4からの変換キーの入力などにより他の候補を表示さ
せ、この中から所望の表記を選択する必要があるが、こ
のような第2候補以下の選択方法を、第2実施例として
次に説明する。図13(A)は、従来の仮名漢字変換装
置において変換候補の表示を指示したときに用いられる
表示方法である。「とりあつかいがかわる」の「かわ
る」に対して変換候補の指示を入力すると、「かわる」
という読みを持つ単語とその派生表記が、所定の学習機
能などにより並び替えられた順序に従って、同音異義語
と派生表記が混在した状態で1次元的に表示される。こ
れに対して本実施例の仮名漢字変換装置では、図13
(B)に示すように、第1候補として表示する単語の同
音異義語と、各語の派生表記とを異なる2方向に展開
し、二次元的に表示される。「かわる」の第1候補が
「代る」であるとき、横方向に「代る」の派生表記であ
る「代わる」を表示し、縦方向には「代る」の同音異義
語である「変る」「替る」を表示する。そして、それぞ
れの同音異義語についても、横方向に1行目の第1候補
の場合と同様に派生表記を展開表示するのである。な
お、図13では、横方向に派生表記を展開して、縦方向
に同音異義語を展開したが、縦横それぞれに展開する語
の種類は逆であっても差し支えない。
【0078】以下に、第2実施例で実行される変換候補
表示処理ルーチンを図14のフローチャートを用いて説
明する。本ルーチンは、変換キーの入力により、変換候
補の表示が指示されることにより開始される。変換キー
が入力されると、まず、展開バッファ中に展開された単
語の中から、第1候補の単語とその同音異義語の代表表
記が読み込まれる(ステップS510)。上記の例で
は、「代る」に関して「変わる」と「替わる」が読み込
まれる。この時読み込みに使用されるメモリーは、RA
M23上に確保された所定の領域であり、変換候補とな
るデータが一時的に記憶されるものである。次に、第1
候補を含むすべての同音異義語に派生表記があるかどう
かが判断される(ステップS520)。ここでは、表示
用表示への差し替えの必要・不要を示すフラグに関わり
なく、自立語辞書58の派生表記領域に派生表記が存在
するかどうかが判断される。第1候補の単語とその同音
異義語に派生表記が存在する場合には、自立語辞書58
からの読み込みが行なわれる(ステップS530)。
【0079】派生表記を読み込むと、次に、これらすべ
ての表記を図13(B)に示した2次元表示のフォーマ
ット従ってに並び替える(ステップS540)。1行目
には、第1候補の単語とその派生表記を、学習機能など
により並び替えられた所定の順位に従って展開し、1列
目には、第1候補の単語とその同音異義語を、同じく所
定の順位に従って展開する。図13の例では第1候補
「代る」と第2候補「代わる」が1行目に、第1候補
「代る」と第3候補「変る」と第5候補「替る」が1列
目に並ぶ。2行2列目以降は、各行の1列目の表記の派
生表記が、各派生表記の変容の形態を示す番号が列によ
って同じになるように配置される。「かわる」において
は、派生表記が図10に示す1の「本則」および2の
「送る」にあたる送りがな「わる」を送るものと、4の
「許容」にあたる送りがな「る」を送るものの2種類で
あるため、図13(B)のように展開されるのである。
このように並び替えた結果を出力し、CRTディスプレ
イ26に表示して、本ルーチンを終了する。
【0080】以上説明した実施例では、同音異義語と派
生表記とを異なる2方向に展開し、二次元的に表示する
構成としたが、図15に「とりかえる」という文字列を
例に示す構成も好適である。図15(A)では、各同音
異義語ごとに、それぞれの派生表記を別個のグループと
して表示する。ここでは、まず、所望の表記に対応する
語を同音異義語の中から選択し、その後、派生表記の中
から所望の表記を選択することになる。これらの動作に
おいて、仮名漢字変換装置が実行する変換候補表示処理
は、第2実施例と共通であり、ステップS540および
ステップS550で、同音異義語と派生表記を並び替え
て表示する様式が異なるだけである。また、以上の例の
ように、同音異義語と派生表記とを同時に表示するので
はなく、図15(B)に示すように、まず第1候補とし
て表示する単語とその同音異義語を表示し、その後所定
の指示を受けて表示用表記を選択可能な状態に表示する
構成としても良い。このような構成では、まず、所望の
表記に対応する語を同音異義語の中から選択すると、そ
の語の持つ派生表記が新たに表示される。図15(B)
では第1候補の「取り替える」に替えて第2候補の「取
り換える」を選択したところ、「取り換える」の派生表
記が表示されることを示す。ここで、所望の表記を選択
するのである。
【0081】このような表示方法によれば、第1候補が
所望の表記でなかった場合に所望の表記を選択すること
が非常に容易となる。いろいろな表記が混在する図13
(A)の様な場合と異なり、送りがなの送り方を統一し
たいときにも、特定の語については他の語と異なる送り
方を選択したいときにも、複数の候補の中から所望の表
記を容易に見つけだすことができるのである。ここで、
第2実施例において、上記の表示方法による変換候補の
表示は、表示された第1候補が所望の表記でなかったと
きに、変換キー入力などにより変換指示を入力したとき
に表示されることとしても良いし、また、一括で自動変
換を行なうときなどに、現在変換中の単語に関して順次
自動的に表示されることとしても良い。
【0082】派生表記を格納した単語辞書において、異
体文字を用いた表記を共に記憶しておくならば、変換キ
ー入力などにより他の変換候補の表示を指示したときに
異体文字を用いた表記も同時に表示されて選択可能とな
る。以下に第3実施例として、異体文字を用いた表記を
容易に選択可能な構成を有する仮名漢字変換装置につい
て説明する。この第3実施例では、仮名漢字混じり文字
列候補を表示するとき、異体文字を用いた表記を有する
語では異体文字表記が存在することが明示され、この時
異体文字表記を望むならば簡単な入力操作により異体文
字表記が選択可能となっている。
【0083】本実施例では文節分かち書き処理における
単語検索処理として、図11に示した単語検索処理ルー
チンに替えて図16に示した単語検索処理ルーチンが実
行される。この図16の処理では、入力した文字列の先
頭から検索する単語の読み長を一つずつ延ばし、さらに
検索する単語の開始位置を後ろに一つずつ伸ばすという
処理の流れは図11と共通しているため、対応するステ
ップの番号の下2桁を同一にして、詳しい説明は省略す
る。以下に、図11の処理と異なる部分の動作について
説明する。この第3実施例では、ステップS612で派
生表記への差し替えが必要であると判断されて代表表記
に第1マークMAを付与して表示用表記と共に展開バッ
ファに展開した(ステップS613)後には、あるいは
ステップS612で派生表記への差し替えが必要ないと
判断された後には、さらにステップS614でこの派生
表記の中に異体文字を用いた表記が含まれるかどうかを
判断する。前述した代表表記領域の単語情報の中に、派
生表記への差し替えの必要性を示すフラグと共に、異体
文字を用いた表記が存在することを示すフラグも保存す
ることにより、この判断は容易に実行することができ
る。ここで、第1マークMAは、後述する単語差し替え
処理時に認識され、代表表記から表示用表記への書き換
えが行なわれる。
【0084】ステップS614で異体文字による表記が
あると判断されたときには、第2マークMBを代表表記
に付与して展開バッファに展開する(ステップS61
5)。ステップS614で異体文字がないと判断された
場合、あるいは異体文字が存在してステップS615で
第2マークMBを付与した場合には、再びステップS6
06に戻る。入力した文字列全体に亘って単語の検索を
行なった後は、これら代表表記を用いて所定の文法チェ
ックやコストチェックが行なわれる。文節分かち書き処
理の後、表示された第1候補の表記が所望の表記でない
ときに変換キー入力を行なえば、図14の変換候補表示
処理ルーチンが実行され、図13(B)に示す様式で同
音異義語や各語の派生表記など他の変換候補を表示させ
ることができ、この中から所望の異体文字による表記を
選択することも可能である。しかしながら、本実施例で
は特に異体文字選択手段を設けることで、第1候補の表
記を即座に異体文字を用いた表記に変換可能となってい
る。
【0085】以下に、第3実施例で実行される単語差し
替え処理ルーチンを図17に示すフローチャートを用い
て説明する。ここでは、図12に示した単語差し替え処
理ルーチンと共通するステップの下2桁の番号を同一に
してあり、詳しい説明は省略する。図17では、対象単
語に第1マークMAがあるかどうかの判断を行なって
(ステップS710)、第1マークMAがある場合に第
1候補を表示用表記に差し替えた後(ステップS72
0)、更に、対象単語に第2マークMBがあるかどうか
の判断を行なう(ステップS723)。第2マークMB
があれば、表示用表記に第3マークMCを付与して(ス
テップS726)、その後は図12と同様に、未処理単
語があるかどうかを調べ(ステップS730)、未処理
単語がある限り上記の処理を繰り返す。ステップS72
3で、対象単語に第2マークMBがなかった時は、ステ
ップS730に移行して未処理単語の有無を調べること
になる。
【0086】図17に示した単語差し替え処理ルーチン
が終了し、第1候補の表示用表記が表示されるとき、図
18に示す異体文字表示処理ルーチンが実行される。ま
ず、ステップS800において表示用表記に第3マーク
MCがあるかどうかを判断する。第3マークMCがあれ
ば、第1候補の表示時に画面の所定の位置に「*」印を
表示して(ステップS810)、異体文字による表記が
存在することを明示する。次に、「シフトキー」+「変
換キー」の入力の有無を判断し(ステップS820)、
入力された場合には異体文字による表示が選択されたと
判断できるので、表示用表記を異体文字を用いた表記に
変換して表示を行なう(ステップS830)。ステップ
S800で表示用表記に第3マークMCが無い場合、お
よび、ステップS820で「シフトキー」+「変換キ
ー」の入力が行なわれなかった場合には、異体文字によ
る表示は行なわれず、通常の変換・確定の処理が行なわ
れる。
【0087】例えば、「いちまんえん」という文字列を
入力した場合、第1候補「一万円」が表示されるとき、
同時に画面の所定の位置に「*」も表示され、異体文字
の存在が明示される。ここで「変換キー」入力を行なえ
ば、「位置」「1」「市」「壱」等「一」の同音異義語
が表示されるが、「シフトキー」+「変換キー」の入力
により直接「壱」に異体文字変換を行なうことができる
のである。「万」「円」についても同様に「*」印の表
示により異体文字が存在するとわかるので、「シフトキ
ー」+「変換キー」の入力により、容易に異体文字
「萬」「圓」を選択できる。また、「壱」だけを異体文
字にしたい場合には、「壱」と異体文字変換した時点で
確定処理を行なえば、文字列「壱万円」を得ることがで
きる。さらに、「壱萬圓」という異体文字列を単語辞書
に記憶しておくことにより、「シフトキー」+「変換キ
ー」の入力で、「一万円」から「壱萬圓」へ一度に変換
可能な構成としても良い。
【0088】上記のように、本実施例では、画面の所定
の位置に「*」印を表示することで異体文字による表示
が存在することを明示し、「シフトキー」+「変換キ
ー」入力により異体文字による表示を選択することで、
第1候補の表記を即座に異体文字を用いた表記に変換可
能となっている。
【0089】このとき、上記異体文字選択手段により異
体文字選択を指示したときに、単語辞書内の表示用表記
を異体文字表記に書き換える構成とするならば、次回よ
り同じ単語の変換結果は、異体文字による表記を第1候
補として表示されることとなる。従って、異体文字によ
る表記を用いて文書を作成したいときには、容易に所望
の表記が変換候補として得られるようになる。これに対
して、上記の異体文字選択手段により異体文字表記を選
択したときには、単語辞書内の表示用表記の書き換えは
行なわない構成とすることもできる。異体文字表記は特
殊な表記であり、表示用表記の書き換えを行なうことが
必ずしも得策とはいえない場合もあるからである。
【0090】次に本発明の第4の実施例について説明す
る。第4実施例の仮名漢字変換装置は、仮名漢字変換の
際に参照する通常の単語辞書の他に、時刻、年月日など
の所定の時点を示す日時情報と、この日時情報を表わす
特定の見出し語とを対応して記憶する日時用語変換辞書
を備えている。この日時用語変換辞書の構造の一例を図
19に示す。日時用語変換辞書は、日時情報を表わす特
定の見出し語の読みと、この特定の見出し語に対応した
日時情報の種類を単位として構成されており、本実施例
では、さらに日時情報表示用のフォーマットも一体とし
て格納されている。例えば、図19では、日時情報を表
わす見出し語の一つの読みである「いま」に対して、こ
れに対応した日時情報の種類として「現在の時刻」とい
う情報が記憶されており、日時表示用フォーマットとし
て「%H:%M」が用意されている。従って、この日時
用語変換辞書を参照して仮名文字列の変換を行なうと
き、「いま」という文字列を入力して変換処理を行なう
と、現在の時刻を「10:45」という表示で得ること
が可能となるのである。
【0091】このような日時情報を表わす特定の見出し
語を対応する日時情報に変換する処理を、以下、日時変
換と呼ぶことにする。入力された仮名文字列に対して文
節分かち書き処理が開始され、通常の辞書検索が行なわ
れると、これと平行して図20に示す日時変換処理が実
行される。この日時変換処理が開始されると、通常の単
語読み込み処理と同様に、入力した文字列の先頭を検索
開始位置とする(ステップS900)。まず、単語検索
における読みの長さを示す変数Lを値1に初期化し(ス
テップS910)、次に、検索位置から始まって読み長
がLであるような特定の見出し語があるかどうかを調べ
る(ステップS920)。「いま」「きょう」などの日
時情報を表わす特定の見出し語の読みに相当する文字列
が見つかったならば、日時用語変換辞書と図1に示した
タイマ33を参照して、それぞれの特定の見出し語に応
じた日時変換を行なう(ステップS930)。タイマ3
3は現時点における日時情報を発生しているため、日時
用語変換辞書を参照することで変換すべき日時情報の種
類が決定すると、タイマ33が発生する現時点での日時
情報を基に日時変換の実行が可能となる。例えば、「き
ょう」という特定の見出し語が見つかったならば、日時
用語変換辞書から今日の日付に変換する語であることが
わかり、タイマ33を参照することで具体的な今日の日
付(「1月1日」であるといった情報)に変換されるの
である。
【0092】この変換結果は一旦記憶され(ステップS
940)、日時情報を表わす特定の見出し語には日時用
語マークが付され(ステップS950)、引き続き文節
分かち書き処理に供される。その後、検索する単語長を
伸ばせるかどうかの判断を行ない(ステップS96
0)、単語長を伸ばすことができる場合にはLをL+1
として読みを1文字分長くする処理を行なって(ステッ
プS970)、その後再びステップS920に戻り、特
定の見出し語の検索を続けるのである。ステップS96
0において単語長を伸ばすことができないと判断されれ
ば、次に、検索開始位置を後ろにずらすことができるか
どうかを調べる(ステップS980)。検索開始位置が
入力した文字列の最後の桁であり、これ以上後ろにずら
すことができない場合には時刻変換処理を終了する。ス
テップS980で、検索開始位置を後ろにずらすことが
可能であると判断された場合には、検索開始位置を一つ
だけ後ろにずらし、ステップS910に戻って再びLを
値1に初期化し、上記の処理を繰り返す。
【0093】また、ステップS920において、読み長
Lの特定の見出し語が見つからなかった場合には、ステ
ップS960に移行して単語長を伸ばせるかどうかの判
断を行なう。その後は、前述のように、単語長を伸ばせ
る場合にはステップS970で読み長Lを値1だけ伸ば
して再び特定の見出し語の検索を行ない、単語長が伸ば
せない場合には、ステップS980で検索開始位置を後
ろにずらすことができるかどうかを判断するのである。
【0094】次に、上記日時変換処理によって日時変換
された特定の見出し語について、文節分かち書き後に変
換候補を表示する際行なわれる日時書き換え処理のフロ
ーチャートを図21に示す。この日時書き換え処理は、
入力した仮名文字列について文節分かち書き処理を行な
って変換候補として残った単語の中で、先頭の単語を対
象単語として開始される(ステップS1000)。始め
に対象単語に日時用語マークがあるかどうかを調べる
(ステップS1010)。日時用語マークが付いていれ
ば、その単語は日時情報を表わす特定の見出し語である
と判断されるので、この日時用語マークの付いた単語
を、日時変換した結果に書き換える(ステップS102
0)。これは、前述した日時変換処理において日時変換
後いったん記憶しておいた変換結果を、図18の日時用
語変換辞書に記憶された日時表示用フォーマットに従っ
て表わし、日時用語マークの付いた単語と書き換えるも
のである。例えば、日時用語マークを有する「きょう」
という単語があったならば、この単語は日時変換処理に
よって、今日の日付は1月1日であるといった情報に変
換の後記憶されているので、この変換結果を日時表示用
フォーマット「%M月%D日」に従って表わす。このよ
うに日時表示用フォーマットに従い単語を書き替えた結
果は、再び一旦記憶される。
【0095】その後、未処理単語があるかどうかを調べ
(ステップS1030)、変換候補として残った単語の
中に未処理単語がなければこの日時書き換え処理を終了
する。このステップS1030において未処理単語があ
ると判断されれば、対象単語を一つ後ろにずらして(ス
テップS1040)、再びステップS1010に戻って
日時用語マークの付いた単語の検索を行ない、上述の処
理を繰り返すのである。また、ステップS1010にお
いて、対象単語に日時用語マークがなければ、ステップ
S1030に移行して文節分かち書きされた候補単語の
中に未処理単語があるかどうかを調べる。未処理単語が
あればステップS1040で対象単語を一つ後ろにずら
し、最終的にステップS1030で未処理単語なしと判
断されるまで上記の処理を繰り返す。
【0096】すべての処理が終了し、第1候補の仮名漢
字混じり文字列が表示されるときには、上記の日時情報
を表わす特定の見出し語に関しては、まず、通常の単語
として文節分かち書き処理された結果が表示される。
「きょう」という文字列の仮名漢字変換結果としては、
例えば、第1候補として「今日」が表示されるのであ
る。ここで、日時変換結果を望む場合には、通常の変換
指示を入力すれば良い。変換指示の入力により、他の候
補である「きょう」や「京」等と共に、上記日時変換結
果である「1月1日」を表示させることができ、選択可
能となる。
【0097】上記第4実施例では、日時用語変換辞書に
おいて、各特定の見出し語に対して1種類の日時表示用
フォーマットしか用意されていなかったが、複数の日時
表示用フォーマットを登録しておく構成としても良い。
このような構成を持つ仮名漢字変換装置を第5実施例と
して以下に説明する。図22に、第5実施例の仮名漢字
変換装置に備えられた日時用語変換辞書の構成の一例を
示す。ここでは、例えば「きょう」という日時を表わす
特定の見出し語に対して4種類の日時表示用フォーマッ
トが用意されており、これらは、変換候補を表示する際
の使用優先順に従って辞書内に記憶されている。いま、
使用優先順位が最も高いフォーマットは「%M月%D
日」であるので、「きょう」という文字列を入力して時
刻変換を行なうと、このフォーマットに従って「1月1
日」のように本日の日付が変換結果の第1候補として表
示される。このとき、「1月1日」が所望の変換結果で
なければ、変換キーを入力することにより、「1月1日
(火)」という第2候補以下の変換結果を表示させるこ
とができる。
【0098】この第2候補以下の変換結果の中から「1
月1日火曜日」という候補を選択すれば、選択した候補
が使用した「%M月%D日%W曜日」というフォーマッ
トが、「%M月%D日」というフォーマットに代わって
使用優先順位が最も高いフォーマットとなり、日時用語
変換辞書内の順位が書き換えられる。従って、これ以後
「きょう」という特定の見出し語の時刻変換を行なう
と、上記「%M月%D日%W曜日」というフォーマット
に従った表記を第1候補として日時変換した結果が表示
されることになる。以上説明した第5実施例の仮名漢字
変換装置によれば、使用者が選択した日時表示用フォー
マットが使用優先順位が最も高いフォーマットとして学
習されるため、使用者が好んで選択するフォーマットに
従って時刻変換の結果を表示させることが極めて容易に
なる。
【0099】このとき、日時変換を行なった結果は、日
時を表わす特定の見出し語の派生表記として表示するこ
ととしても良いし、同じく特定の見出し語の同音異義語
として表示することとしても良い。派生表記として表示
するならば、「1月1日」等の日時を表わす表記を、
「京」や「鏡」ではなく、日時を表わす「今日」に関連
する表記として扱うことになり好ましい。一方、同音異
義語として表示するならば、その表示の際には、第1候
補のフォーマットが同音異義語として、用意されたその
他のフォーマットが同音異義語の派生表記として扱われ
る。従って、上記時刻変換の結果を、第2実施例に示し
た表示方法に組み込んで、他の同音異義語や派生表記と
共に表示することができる。
【0100】また、上記第4および第5実施例では、日
時表示用フォーマットを日時用語変換辞書内に記憶する
構成としたが、日時表示用フォーマットを日時用語変換
辞書と別体で記憶する構成としても差し支えない。日時
表示用フォーマットを日時用語変換辞書と別体で記憶す
るならば、日時表示用フォーマットは、時刻を表示する
ためのもの、日付を表示するためのもの、暦年を表示す
るためのものと種類別に記憶し、各特定の見出し語ごと
にそれぞれに適した種類のフォーマットを参照する構成
とすることができる。
【0101】上記の構成においては、入力した数字の時
刻フォーマッティングが可能となる。すなわち、「11
47」といった数字を入力して「11時47分」という
変換結果を表示させるのである。このような時刻フォー
マッティングが実行されるときの動作を以下に概説す
る。入力された文字列に対して文節分かち書き処理が実
行されると、この中の辞書検索と平行して、図23に示
した時刻フォーマッティング処理を行なう。まず、入力
された文字列の先頭を検索位置として(ステップS11
00)、4桁の数字があるかどうかを判断する(ステッ
プS1110)。4桁の数字が見つかれば、これに時刻
マークを付け、(ステップS1120)。時刻単語とし
てその後の文節分かち書き処理に供する。その後、検索
位置を後ろにずらせるかどうかを調べ(ステップS11
30)、可能であれば検索位置を一桁後ろにずらしてス
テップS1110に戻る。ステップS1110において
4桁の数字が見つからないときには、ステップS113
0に移行し、入力された文字列の末尾に至るまで4桁の
数字の検索を行なうのである。
【0102】入力された文字列を文節分かち書きした結
果を変換候補として表示するときには、以上の処理を踏
まえ、時刻マークの付いた文字列については、前2桁の
数字は「%H]、後ろ二桁の数字は「%M」として処理
される。従って、予め辞書内に用意された時刻を表示す
る日時表示用フォーマットの中で、「%H時%M分」の
使用優先順位が最も高いならば、上記「1147」の文
節分かち書き処理後の変換結果は「11時47分」と表
示されるのである。
【0103】また、上記第4および第5実施例では、日
時変換を行なった結果は、通常の仮名漢字変換処理を行
なった結果を表示した後に、所定の変換指示を入力する
ことにより表示することとしたが、直接日時変換の結果
を表示する構成とすることも好適である。例えば、「き
ょう」という仮名文字列を入力したときに、これを通常
の単語として変換した結果を第1候補として表示し、変
換キーを入力すれば日時変換結果を除いた他の派生表記
や同音異義語が表示され、「変換キー+シフトキー」の
入力により日時変換した結果が用意された複数のフォー
マットにより表示されるのである。この時には、日時表
示用フォーマットと派生表記が混在する中から所望の表
記を選択する必要がなく、「変換キー+シフトキー」入
力時にだけ日時表示用フォーマットを参照すれば良いの
である。上記「きょう」という単語の例では、第1候補
としては「今日」が得られ、変換キー入力を行なえば第
2候補以下の「きょう」「京」「「鏡」などを表示す
る。このとき「変換キー+シフトキー」入力により日時
変換した結果が表示され選択可能となるのである。もと
より、用意された複数の日時表示用フォーマットでは、
使用者の選択状況が学習され、直前に選択したフォーマ
ットが第1候補として表示される。このような構成とす
れば、日時変換を望まないときに日時変換結果が変換候
補として表われることがなく、日時変換を望むときにも
容易に所望の表記を選択することが可能となる。
【0104】以上説明した実施例では、キーボードから
入力した仮名文字列を文節分かち書きする場合について
述べたが、文節分かち書き処理を行なう対象は単に仮名
文字列だけに限られるものではなく、例えば、仮名漢字
変換装置を手書き入力可能とし、「ヒ行キ」と手書き入
力した文字列を認識して「飛行機」と変換可能な構成も
好適である。
【0105】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば最小コスト法に替えて2文節最長一致法など
の他の文節分かち書きの手法を用いた構成など、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる様態で実施
し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である仮名漢字変換装置が実
現されるハードウェアを示すブロック図である。
【図2】実施例としての仮名漢字変換装置における仮名
漢字変換機能の実現形態を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施例で実行される仮名漢字変換処理
ルーチンを説明するフローチャートである。
【図4】文節分かち書き部102において実行される文
節分かち書き処理を示すフローチャートである。
【図5】最小コスト法による文節分かち書き処理の様子
を示す説明図である。
【図6】自立語辞書58の内部構成を示す説明図であ
る。
【図7】代表表記領域の管理の様子を示す説明図であ
る。
【図8】単語データの構成を示す説明図である。
【図9】単語情報の詳細を各セパレータとともに示す説
明図である。
【図10】派生表記の例を示す説明図である。
【図11】第1実施例における単語検索処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】第1実施例における単語差し替え処理を示す
フローチャートである。
【図13】第2実施例における変換候補の表示方法を示
す説明図である。
【図14】その変換候補表示処理を示すフローチャート
である。
【図15】変換候補の表示方法のその他の例を示す説明
図である。
【図16】第3実施例における単語検索処理を示すフロ
ーチャートである。
【図17】第3実施例における単語差し替え処理を示す
フローチャートである。
【図18】第3実施例における異体文字表示処理を示す
フローチャートである。
【図19】第4実施例における日時用語変換辞書の一例
を示す説明図である。
【図20】第4実施例における日時変換処理を示すフロ
ーチャートである。
【図21】第4実施例における日時書き換え処理を示す
フローチャートである。
【図22】第5実施例における日時用語変換辞書の一例
を示す説明図である。
【図23】時刻フォーマッティング処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
21…CPU 22…ROM 23…RAM 24…キーボード 25…キーボードインターフェース 26…CRTディスプレイ 27…CRTC 28…プリンタ 29…プリンタインターフェース 31…バス 32…ハードディスク 33…タイマ 40…文字入力部 42…変換制御部 44…変換後文字列出力部 50…文字列入力部 52…文字格納部 54…自立語候補作成部 56…自立語解析位置管理部 58…自立語辞書 64…付属語候補作成部 66…付属語解析位置管理部 68…付属語辞書 72…自立語学習部 74…補助語学習部 76…接辞学習部 78…文字変換学習部 80…単語データ作成部 82…接続検定部 84…接続検定テーブル 86…コスト計算部 100…単語データ格納部 102…文節分かち書き部 106…文節データ格納部 108…変換文字列出力部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮名文字列を入力し、辞書を参照して、
    該入力された仮名文字列を文節分かち書きし、仮名漢字
    混じり文字列候補を生成する仮名漢字変換装置であっ
    て、 単語の読みと一つの代表表記とを構成要素として格納し
    た単語辞書と、 複数の表記が許容された単語について、該許容された表
    記を前記代表表記に関連づけて記憶した派生表記辞書
    と、 前記入力された仮名文字列に対し、前記単語辞書を参照
    し、該代表表記を用いて文節分かち書き処理を行なう文
    節分かち書き手段と、 該文節分かち書き処理により得られた文節を構成する単
    語について、前記許容された他の表記が存在する場合、
    所定の表記を表示用表記として決定する単語表記選択手
    段と、 該決定された表示用表記で表わされた単語を、前記仮名
    漢字混じり文字列候補を構成する単語の第1候補として
    表示する表示手段とを備えた仮名漢字変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の仮名漢字変換装置であっ
    て、 前記単語表記選択手段は、前記派生表記辞書を参照し
    て、前記表示用表記を決定する手段を備えた仮名漢字変
    換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の仮名漢字変換装置であっ
    て、 前記単語表記選択手段は、過去の派生表記の使用に基づ
    いて、前記派生表記辞書から対応する表記を前記単語辞
    書に記憶する手段と、該単語辞書に記憶された情報を参
    照して、前記表示用表記を決定する手段とを備えた仮名
    漢字変換装置。
  4. 【請求項4】 前記単語辞書と前記派生表記辞書とが一
    体として構成されている請求項1ないし3記載の仮名漢
    字変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4記載の仮名漢字変換装
    置であって、 前記表示手段は、 前記第1候補として表示する単語の同音異義語と、少な
    くとも該第1候補の単語について許容される表記とを区
    別可能な形態で表示する分割表示手段を備えた仮名漢字
    変換装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の仮名漢字変換装置であっ
    て、 前記分割表示手段は、 前記第1候補として表示する単語の同音異義語と、該第
    1候補の単語とその同音異義語とについて許容される表
    記とを異なる2方向に展開し、該第1候補の単語表記に
    対する他の単語表記を二次元的に表示する手段である仮
    名漢字変換装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の仮名漢字変換装置であっ
    て、 前記分割表示手段は、 前記第1候補として表示する単語と共にその同音異義語
    を表示し、その後、所定の指示を受けて、該第1候補の
    単語および/または該同音異義語の少なくとも一つにつ
    いての許容される表記を表示する手段を備えた仮名漢字
    変換装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4記載の仮名漢字変換装
    置であって、 前記第1候補を含む許容された表記のうち異体文字を用
    いた表記が存在するものについて、前記表示手段により
    前記第1候補の単語を表示するとき、該第1候補の単語
    について異体文字が存在することを表示する異体文字存
    在表示手段と、 該第1候補の単語表記を所望の異体文字を含む表記に変
    換する異体文字選択手段とを備えた仮名漢字変換装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8記載の仮名漢字変換装
    置であって、 前記単語表記選択手段は、前記許容された複数の表記の
    中から使用者による単語表記の選択の状況を学習し、該
    学習の結果に基づいて、以降の表示用表記を決定する仮
    名漢字変換装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の仮名漢字変換装置であ
    って、 前記学習の結果に基づいて、前記派生表記辞書に記憶さ
    れた複数の許容された表記の順序を並び替えて記憶し、
    該複数の許容された表記を、該並び替えた順序を変換候
    補順位として表示可能に準備する派生表記辞書学習手段
    を備えた仮名漢字変換装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の仮名漢字変換装置であ
    って、 前記学習の結果に基づいて決定された表示用表記を、前
    記代表表記と関連づけて記憶し、仮名漢字混じり文字列
    候補を構成する単語の第1候補として表示可能に準備す
    る表示用表記学習手段を備えた仮名漢字変換装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の仮名漢字変換装置であ
    って、 前記許容された複数の表記の中から使用者により一つの
    単語表記が選択されたとき、該選択された単語表記に対
    応する代表表記について、前記単語辞書における同音異
    義語内で、前記仮名漢字混じり文字列候補を構成する単
    語の候補として使用する優先順位を変更する単語辞書学
    習手段を備えた仮名漢字変換装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の仮名漢字変換装置であ
    って、 前記単語表記選択手段は、使用者が前記許容された複数
    の表記の中から異体文字を用いた表記を選択したとき、
    単語表記の選択状況の学習を禁止する仮名漢字変換装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の仮名漢字変換装置であ
    って、 前記仮名漢字混じり文字列候補を生成する過程におい
    て、 2以上の単語が所定の係り受け関係を持って変換された
    ことを習得する習得手段と、 該2以上の単語の少なくとも一つにおいて、使用頻度の
    低い所定の派生表記が選択され、仮名漢字混じり文字列
    において確定されたときには、前記係り受け関係の習得
    を禁止する習得禁止手段とを備えた仮名漢字変換装置。
  15. 【請求項15】 仮名文字列を入力し、辞書を参照し
    て、該入力された仮名文字列を文節分かち書きし、仮名
    漢字混じり文字列候補を生成する仮名漢字変換装置であ
    って、 時刻、年月日などの所定の時点を示す日時情報と、該日
    時情報を表わす特定の見出し語とを対応して記憶する日
    時用語変換辞書と、 現時点における前記日時情報を発生する現日時情報発生
    手段と、 所定の文法情報に従って文節分かち書き処理を行なうと
    き、前記日時情報を表わす特定の見出し語の有無を調べ
    る日時用語検索手段と、 該日時用語検索手段により該日時情報を表わす特定の見
    出し語が発見されたときに、前記日時用語変換辞書およ
    び前記現日時情報発生手段を参照して、該日時情報を表
    わす特定の見出し語を対応する前記日時情報に変換する
    日時用語変換手段と、 複数の日時表示用フォーマットを記憶する日時表示用フ
    ォーマット記憶手段と、 前記変換結果を表示するとき、該複数の日時表示用フォ
    ーマットから決定した所定のフォーマットにより表示す
    る日時表示手段と、 該使用されたフォーマットが非所望であるとき、前記複
    数の日時表示用フォーマットの残りから選択した所望の
    フォーマットにより前記変換結果を表示する日時表示用
    フォーマット選択手段と、 前記記憶された複数のフォーマットのひとつが使用者に
    より選択されたことを学習し、該学習の結果に基づい
    て、前記日時情報を表示する際、使用する日時表示用フ
    ォーマットを変更する日時表示用フォーマット変更手段
    とを備えた仮名漢字変換装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の仮名漢字変換装置で
    あって、 前記日時情報を表わす特定の見出し語を対応する日時情
    報に変換した結果を表示するか、通常の単語として変換
    した結果を表示するのかを選択する日時変換切替手段を
    備えた仮名漢字変換装置。
  17. 【請求項17】 請求項1記載の仮名漢字変換装置であ
    って、 時刻、年月日などの所定の時点を示す日時情報と、該日
    時情報を表わす特定の見出し語とを対応して記憶する日
    時用語変換辞書と、 現時点における前記日時情報を発生する現日時情報発生
    手段と、 所定の文法情報に従って文節分かち書き処理を行なうと
    き、前記日時情報を表わす特定の見出し語の有無を調べ
    る日時用語検索手段と、 該日時用語検索手段により該日時情報を表わす特定の見
    出し語が発見されたときに、前記日時用語変換辞書およ
    び前記現日時情報発生手段を参照して、該日時情報を表
    わす特定の見出し語を対応する前記日時情報に変換する
    日時用語変換手段と、 該日時情報を表わす特定の見出し語の変換候補を表示す
    る際、該日時情報を表わす特定の見出し語の同音異義語
    の一つとして、あるいは該日時情報を表わす特定の見出
    し語の許容された表記の一つとして、前記日時情報への
    変換結果を所定のフォーマットにより表示する日時候補
    混合表示手段とを備えた仮名漢字変換装置。
  18. 【請求項18】 仮名文字列を入力し、辞書を参照し
    て、該入力された仮名文字列を文節分かち書きし、仮名
    漢字混じり文字列候補を生成する仮名漢字変換方法であ
    って、 前記入力された仮名文字列に対して文節分かち書き処理
    を行なうとき、 単語の読みと一つの代表表記とを構成要素として格納し
    た単語辞書を参照して、該代表表記を用いて文節分かち
    書き処理を行ない、 該文節分かち書き処理により得られた文節を構成する単
    語が複数の表記が許容された単語である場合、所定の表
    記を表示用表記として決定し、 該表示用表記で表わされた単語を前記仮名漢字混じり文
    字列候補を構成する単語の第1候補として表示する仮名
    漢字変換方法。
  19. 【請求項19】 仮名文字列を入力し、辞書を参照し
    て、該入力された仮名文字列を文節分かち書きし、仮名
    漢字混じり文字列候補を生成する仮名漢字変換方法であ
    って、 前記入力された仮名文字列に対して文節分かち書き処理
    を行なうとき、 時刻、年月日などの所定の時点を示す日時情報を表わす
    特定の見出し語を検索し、 該日時情報を表わす特定の見出し語が発見されたとき
    に、該日時情報と該日時情報を表わす特定の見出し語と
    を対応して記憶する日時用語変換辞書と、現時点におけ
    る該日時情報とを参照して、該日時情報を表わす特定の
    見出し語を対応する該日時情報に変換し、 記憶されている複数の日時表示用フォーマットから決定
    した所定のフォーマットにより前記変換結果を表示し、 該表示されたフォーマットが非所望であるとき、前記複
    数の日時表示用フォーマットの残りから選択した所望の
    フォーマットにより前記変換結果を表示し、 前記記憶された複数のフォーマットのひとつが使用者に
    より選択されたことを学習し、 該学習の結果に基づいて、前記日時情報を表示する際に
    使用する日時表示用フォーマットを変更する仮名漢字変
    換方法。
  20. 【請求項20】 日本語において許容された複数の表記
    が存在する語について、許容された複数の表記を一つの
    代表表記と該代表表記を除いて許容された表記である派
    生表記とに整理し、仮名漢字変換における文節分かち書
    きの処理においては前記代表表記を用い、該文節分かち
    書きされた後の表記においては前記代表表記および前記
    派生表記の内の一つを用いる仮名漢字変換装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006127002A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 文字情報入力装置及び文字情報入力プログラム
JP2009050528A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Tanita Corp 生体測定装置
JP2019020884A (ja) * 2017-07-13 2019-02-07 株式会社サテライトオフィス ブラウザアプリケーションソフトウェア

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