JPH0969237A - 光ピックアップ - Google Patents
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- JPH0969237A JPH0969237A JP7222420A JP22242095A JPH0969237A JP H0969237 A JPH0969237 A JP H0969237A JP 7222420 A JP7222420 A JP 7222420A JP 22242095 A JP22242095 A JP 22242095A JP H0969237 A JPH0969237 A JP H0969237A
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Abstract
り、メインローブ径の縮小を行うと共に、サイドローブ
の強度増加を抑える。 【解決手段】 光学的超解像を発生させる遮光体3によ
り、遮光された領域の光強度を0とするのではなく、光
軸付近の光を減衰させてその一部を通過させる構成であ
る。減衰体3の直径Aまたは幅a、および透過率Tが次
の式で与えられる光学特性の最適値を有している。減衰
体による光の減衰領域の形状が円形の場合には、 (対物レンズ有効径)×0.5<A<(対物レンズ有効
径)×0.75 T>0.27 または、減衰体による光の減衰領域の形状が帯状の場合
には、 (対物レンズ有効径)×0.25<a<(対物レンズ有
効径)×0.5 T>0.54
Description
いて光ディスクなどの記録媒体に情報の記録再生を行う
光ピックアップに関する。
光学効果を利用した記録再生が可能な光ディスクに用い
られる光ピックアップの光学系構成図である。
体レーザ1、平行光変換用のコリメートレンズ2、第1
ビームスプリッタ4および45°ミラー5がそれぞれ一
直線状に配置されている。この45°ミラー5に対して
90°反射方向に対物レンズ6が配置されており、対物
レンズ6による集光スポット位置に光ディスク7が配置
されている。また、この第1ビームスプリッタ4への反
射光入射方向に対して垂直な方向位置に、第2ビームス
プリッタ9、集光レンズ10、その母線の方向が紙面に
対して45°方向に設定されたシリンドリカルレンズ1
1さらに光検出器12を順次一直線状に配置しており、
光検出器12に光ディスク7からの反射光が入射されて
受光される。
入射方向に対して垂直な方向位置に、集光レンズ13、
1/2波長板14さらに偏光ビームスプリッタ15が一
直線状に配置されている。この偏光ビームスプリッタ1
5で分離された透過光と反射光方向にそれぞれ、光検出
器16,17が配置されており、光検出器16,17に
上記透過光と反射光が入射されて受光される。以上によ
り、従来の記録再生可能な光ピックアップが構成されて
いる。
された光は、コリメートレンズ2により平行光に変換さ
れる。この平行光は、第1ビームスプリッタ4を透過
し、さらに45°ミラー5により90°方向を変えるよ
うに反射され、対物レンズ6に入射される。この対物レ
ンズ6に入射された光は、この対物レンズ6により、磁
気光学効果を利用した光ディスク7上に集光スポットを
形成する。
路を通リ半導体レーザ1に戻るが、その一部は第1ビー
ムスプリッタ4により90°方向を変えて反射される。
この反射光は第2ビームスプリッタ9により、透過光と
反射光に分離され、その透過光は、第2ビームスプリッ
タ9を透過後、集光レンズ10、さらに、その母線の方
向が紙面に対して45°方向に設定されたシリンドリカ
ルレンズ11を透過した後、光検出器12上に集光され
る。この光検出器12において、光ディスク7からの反
射光によりフォーカスエラー信号(FES)およびトラ
ッキングエラー信号(TES)のサーボ誤差信号を生成
する。
された光は、別の集光レンズ13により集光されるが、
その光は1/2波長板14により光の偏光方位が45°
回転された後、偏光ビームスプリッタ15により透過光
と反射光に分離される。さらに、分離された光はそれぞ
れ、光検出器16,17により電気信号に変換され、そ
れぞれの出力を差動検出することにより、磁気光学効果
を利用して記録された情報が電気信号に変換されて再生
される。
いて計算する。
プにおいて、ビームスプリッタ4,9,15の光学的特
性は、次のような値がよく用いられている。
5を用いた場合、レンズの結合効率を考慮した半導体レ
ーザ1の光出力をi1とし、光ディスク7からの反射光
の強度をi2とすれば、 対物レンズ6から出射される光出力 =半導体レーザ出力×ヒ゛ームスフ゜リッタ4透過率 =i1×(0.6〜0.7) =(0.6〜0.7)・i1 光検出器12で受光される光量 =光テ゛ィスク反射光×ヒ゛ームスフ゜リッタ4反射率×ヒ゛ームスフ゜リッタ9
透過率 =i2×(0.3〜0.4)×0.5 =(0.15〜0.2)・i2 光検出器16.17で受光される光量 =光テ゛ィスク反射光×ヒ゛ームスフ゜リッタ4反射率×ヒ゛ームスフ゜リッタ9
反射率×ヒ゛ームスフ゜リッタ15反射,透過率 =i2×(0.3〜0.4)×0.5×0.5 =(0.075〜0.1)・i2 となる。
るためには、光ピックアップにより情報を読み出すため
に光ディスク上に形成される集光スポット径を縮小する
必要がある。
波長に比例し、対物レンズの開口数(NA)に反比例す
ることが知られているが、開口数を大きくすれば、光デ
ィスクのソリによる傾きの許容値が小さくなり、現状以
上に大きくすることは困難である。
ックアップの光源として用いられる半導体レーザにおい
て、各種行われているが、現在、実用化されている波長
域にも限界がある。
光スポットを実現するために光学的超解像の検討が各種
行われている。
や特開平2−12624号公報には、対物レンズに入射
する光ビームの断面内で中心部分の光を完全に遮光(透
過率T=0)して、光軸から外れた輪帯状(ドーナツ
状)領域を通る部分の光のみを対物レンズで集光し、光
学的超解像により回折限界以下の微小な集光スポットを
得る方法が開示されている。
物レンズの開口数を大きくすることなく、光ピックアッ
プの光源である半導体レーザと対物レンズの間に光ビー
ムの中心部分の光の強度を減衰させる手段(以下遮光体
という)を配置するだけで、回折限界以下の微小な集光
スポットを得ることができる。
して特開平3−254433号公報には、回折格子を用
いて±1次回折光の発生による0次回折光(透過光)の
減衰を用いる方法が開示されているが、この回折格子の
特性は、特開昭63−247920号公報や特開平2−
12624号公報に開示されている遮光体の特性と同様
に光軸上の光強度が0(0次回折光強度=0)となるよ
うに設定されており、その光学的特性に関しては何ら最
適化されていない。
回折光に関しても、0次回折光(透過光)に減衰を生じ
させるためのみに用いられており、±1次回折光を有効
に利用しているとは言えないものであった。
ップに光学的超解像を用いることにより、光ディスク上
の集光スポットを回折限界以下に小さく集光させること
ができ、光ディスクの高密度化を図ることができる。
は、光学的超解像を行うことによりメインローブ中心強
度(集光スポットの中心強度)に対して、サイドローブ
強度が大きくなることが上げられる。
で示した光学的超解像を用いない光ピックアップによる
光ディスク上の集光スポット径(メインロープ20’の
強度が中心強度の1/e2となる直径)D1とサイドロー
ブ21’の強度S1に対して、実線で示した光学的超解
像を用いた光ピックアップによる集光スポットでは、そ
のスポット径(メインローブ20の強度が中心強度の1
/e2となる直径)D2が小さくなり、それとは逆にサイ
ドローブ21の強度S2が大きくなっているのが解る。
0’の中心強度を一定として、その集光スポット形状を
示している。この場合、遮光体の形状は帯状であり、透
過率T=0、遮光体の幅は対物レンズの有効径×0.5
で計算したときの集光スポットの形状を示している。
て、このサイドローブの強度が大きくなることにより再
生信号間にクロストークが発生し、再生信号が劣化して
いまうという問題を有していた。この問題を解決するた
めに、特開平2−12624号公報には、光ディスクか
らの反射光を受光する検出器の前にスリットを設け、メ
インローブ成分の反射光のみを受光し、サイドローブ成
分の反射光に関しては、このスリットにより受光しない
ようにする構成が開示されている。
過率を0とした完全に光を遮光する遮光体を用いた光ピ
ックアップでは、光学的超解像によりディスク上の集光
スポットの縮小が可能であるが、サイドローブ強度の増
加が大きく、再生信号の劣化を伴うが、これを防ぐた
め、光検出器の前にスリットを設けるなどの対応が必要
となり、このスリットと光ビームの位置調整のため、光
ピックアップの調製が困難となり、さらには、コストア
ップを招来する他、調整後の信頼性に対しても問題とな
っていた。
で、遮光体の光学的条件を最適化することにより、集光
スポット径の縮小を実現することができ、かつサイドロ
ーブの強度の増加を抑えることができる光ピックアップ
を提供することを目的とする。
プでは、このサイドローブの強度が大きくなる問題に加
えて、対物レンズに入射する光の強度を遮光体により減
衰させるため、半導体レーザの出力に対する対物レンズ
の出射パワーが小さくなるという結合効率の劣化が生
じ、記録に必要な集光スポットの光強度を得ることが難
しいとされていた。
アップは、これまで光ディスクの情報を再生する再生専
用型に多く提案されており、情報の記録再生が可能な光
ピックアップに、この光学的超解像を用いることは提案
されていない。
成し、この回折格子の光学的特性を最適化するととも
に、ディスク反射光が回折格子に再度入射して生じる1
次回折光からサーボ信号を検出することにより、記録再
生が可能な光ディスクに対応した光学的超解像を用いた
光ピックアップを提供する。
は、光学的超解像を発生させる遮光体などの減衰手段に
より、遮光された領域の光強度を0とするのではなく、
減衰手段により光軸付近の光を減衰させ、その一部を通
過させる構成となっている。
段により光強度が減衰される光の領域が、円形の形状を
有するときにはその直径をA、または、光ビームを横断
する帯状の形状を有するときにはその帯の幅をaとし、
減衰手段の光の減衰領域を通過した光の透過率をTとす
れば、減衰手段による光の減衰領域の形状が円形の場合
には、 (対物レンズ有効径)×0.5<A<(対物レンズ有効
径)×0.75 T>0.27 または、減衰手段による光の減衰領域の形状が帯状の場
合には、 (対物レンズ有効径)×0.25<a<(対物レンズ有
効径)×0.5 T>0.54 で与えられる光学特性を有しており、そのことにより上
記目的が達成される。
いて構成してもよいし、また、光を透過する平行平板の
一部に誘電体などにより、上記の条件を満足する反射膜
を設けることにより構成してもよいし、吸収層を設ける
ことにより構成しても良い。また、本発明による別の構
成では、好ましくは、上記構成に加えて、光源からの光
ビームを対物レンズを介して記録媒体上に集光し、記録
媒体上に得られる集光スポットにより記録媒体への情報
の記録再生を行う、光学的超解像効果を利用した光ピッ
クアップにおいて、対物レンズに入射する光ビームの断
面内での中心部(光軸付近)の光強度を減衰させる減衰
手段が回折格子により形成され、光ディスクからの反射
光が再度、この回折格子に入射した際に発生する1次回
折光を基に集光スポットが光ディスクの情報に追従する
ためのサーボ信号を生成するように構成されている。こ
の場合、好ましくは、対物レンズに入射する光量が減衰
手段により略0.8になり、該減衰手段に形成された回
折格子の0次回折効率が0.5〜0.6である。
る。
光ピックアップにおいては、上記光学特性を有する減衰
手段を用いることにより、光学的超解像により得られる
集光スポット径の縮小率が同じ場合には、従来提案され
ている超解像用の減衰体の光学特性である透過率T=0
の場合に比べて、発生するサイドローブの強度を約2/
3程度に抑えることが可能となる。
ンローブ中心強度に対するサイドローブ強度を十分小さ
くできるため、光ディスク反射光のメインロープ成分と
サイドローブ成分を光検出器で同時に検出しても、サイ
ドローブによる再生信号の劣化を無視することができ
る。
設けてサイドローブによる影響を除去する必要がなくな
り、光ピックアップの調整が容易となる。さらに、これ
に加えて、調整後の信頼性に関しても向上する。
ィスクからの反射光が、この回折格子に再度入射して生
じる1次回折光を基に集光スポットが光ディスクの情報
に追従するためのサーボ信号を生成する構成とすること
により、光学的超解像効果により集光スポットの縮小が
可能であり、かつ、半導体レーザの出力に対する対物レ
ンズの出射パワー強度である結合効率を、超解像を用い
ない光ピックアップとほぼ同等とすることが可能とな
る。
光ピックアップにおいても光学的超解像を採用すること
ができる。上記のように、本発明による光ピックアップ
では、サイドローブの強度の増加を抑えらると共に、光
学的超解像により回折限界以下の集光スポットが得られ
るので、光ディスクの高密度化を図ることが可能とな
る。
て説明する。
施形態における光ピックアップの光学系構成図である。
換用のコリメートレンズ2、超解像用の減衰体3、ビー
ムスプリッタ4および45°ミラー5がそれぞれ一直線
状に配置されている。この45°ミラー5に対して90
°反射方向に対物レンズ6が配置されており、対物レン
ズ6による集光スポット位置に光ディスク7が配置され
ている。また、このビームスプリッタ4への反射光入射
方向に対して垂直な方向位置に光検出器8を配置してお
り、光検出器8にディスク7からの反射光が入射されて
受光される。
された光がコリメートレンズ2により平行光に変換さ
れ、超解像用の減衰体3、ビームスプリッタ4を透過し
た後、45°ミラー5により反射されて、対物レンズ6
により、光ディスク7上に微小スポットで集光される。
同一の光路を通って半導体レーザ1に戻るが、反射光の
一部はビームスプリッタ4により反射される。このよう
に、ビームスプリッタ4で反射された光は、光検出器8
により受光されて、ディスク7に記録された情報が電気
信号に変換される。
系については、図示していないが、これらの検出系を有
することは言うまでもない。
図であって、aはその正面図、bはその側面図であり、
光の減衰領域の形状が円形の場合の減衰体を示してい
る。
対物レンズ6に入射するレーザ光の平行光束径(直径
C)を示しており、また、領域31は減衰体3’により
透過光量が減衰される光の減衰領域(直径A)を示して
おり、その透過率はTに設定されている。
3’に入射する光の強度をIとした場合、減衰領域31
に入射した光は、その強度がT・Iとなり、また、領域
33で減衰領域31以外のドーナツ状領域に入射した光
は、その強度がIのまま透過する。
大図であって、aはその正面図、bはその側面図であ
り、光の減衰領域の形状が帯状の場合の減衰体を示して
いる。図3において、減衰体3”の領域33は、対物レ
ンズ6に入射する平行光束径(直径C)を示しており、
また、減衰領域32は減衰体3”により減衰される光の
減衰領域(帯の幅a)を示しており、その透過率はTに
設定されている。
場合と同様に、減衰体3”に入射する光の強度をIとし
た場合、帯状の減衰領域32に入射したレーザ光は、そ
の強度がT・Iとなり、また、この帯状の減衰領域32
以外の領域33に入射したレーザ光は、その強度がIの
ままで透過する。
および図3の帯状減衰領域32の幅aの最適値ついて考
察する。
の光学系で得られる超解像効果を示す図であって、図4
は減衰領域の形状が円形(図2の減衰体3’)の場合の
光学特性を示し、また、図5は減衰領域の形状が帯状
(図3の減衰体3”)の場合の光学特性を示している。
入射するレーザ光の平行光束径(直径C)に対して、直
径Aおよび幅aを変化させたときの集光スポット径を示
している。このときの減衰体3’,3”の透過率として
は、従来提案されているT=0を含め、T=0.2〜
0.7とした時のそれぞれの値を示している。
の有効径(図2および図3の領域33(直径C)に相
当)と、図2の減衰領域31の直径A、または、図3の
減衰領域32の幅aとの比で示し、また、縦軸は集光ス
ポット径の比(D2/D1)で示している。
D1)は、図1に示した光学系において、超解像用の減
衰体3を設定しないときのスポット径D1で正規化して
おり、超解像用の減衰体3’または3”を設定したとき
のスポット径D2とした場合、その縦軸は、図12に示
した集光スポット形状のD2/D1(スポット径の比)に
相当する。
の大きさを変化させて行ったとき、減衰体の透過率が0
以上であれば、減衰領域が、ある大きさを有したときに
スポット径の縮小率(D2/D1)の最小となることが解
る。
した減衰領域が円形の場合には、対物ンズ有効径(図2
のCに相当)に対する減衰領域(図2のAの直径)の比
(C/Aに相当)を0.5〜0.75に設定してやれ
ば、メインローブの縮小率(D1/D2)が最小となる。
には、対物レンズ有効径(図3のCに相当)に対する減
衰領域(図3のaの幅)の比(a/Cに相当)を0.2
5〜0.5に設定してやれば、メイローブの縮小率(D
2/D1)が最小となる。
衰領域32の透過率Tと集光スポット径、およびサイド
ローブ強度の関係について考察する。
の光学系で得られる光ディスク上の集光スポットの光学
特性を示す図であって、図6は減衰領域の形状が円形
(図2の減衰体3’)の場合の光学特性を示し、図7は
減衰領域の形状が帯状(図3の減衰体3”)の場合の光
学特性を示している。
は3”の透過率をTとしたときに(1−T)で示される
減衰領域31,32を透過する光の減衰率およびTで示
される減衰領域31,32を透過する光の透過率を横軸
とし、減衰領域31,32の直径Aまたは幅aを、図4
および図5に示し結果を基に、光ディスク上のスポット
径が最小となるように設定したときに得られる集光スポ
ット径とサイドローブ強度の値を縦軸として示してい
る。
は、図1に示した光学系において、超解像用の減衰体
3’または3”を設定しないときのスポット径、サイド
ローブ強度で正規化しており、その縦軸は、図12に示
した集光スポット形状のD2/D1(スポット径の比)、
およびS2/S1(サイドーブ強度の比)に相当する。
ために、図3に示す各透過率を有する減衰体を用いたと
きに得られる最小スポット径と同じスポット径(D2/
D1)を、従来から提案されている光の透過率T=0の
特性を持つ減衰体(遮光体)を採用して実現したときの
サイドローブ強度を示している。以上のように、本実施
形態による光ピックアップでは、光学的超解像を発生さ
せる減衰体により、遮光された領域の光の強度を0とす
るのではなく、減衰体により光軸付近の光を減衰させ、
その一部を通過させる構成とすることにより、図6およ
び図7に示したように、従来提案されていた透過率T=
0の減衰体を使用する場合に比べて、同じスポット径
(D2/D1)を得る条件下でサイドローブの強度の増加
を抑えることができる。
強度の増加の許容値について考察する。
5dB以下であれば、良好な信号再生が可能であると言
われており、サイドローブにより、この再生信号間のク
ロストークが発生するとすれば、メインローブ中心強度
(集光スポット中心強度)に対し、−25dBとなるサ
イドローブ強度が許容の限界となる。
した−25dBの値であり、図6に示した減衰体による
光の減衰領域の形状が円形の場合には、減衰体の透過率
Tが T>0.27 (式1) となり、図7に示した減衰体による光の減衰領域の形状
が帯状の場合には、減衰体の透過率Tが T>0.54 (式2) となる。
で超解像を行う場合には、(式1)を満足し、図3に示
した帯状の減衰領域32で超解像を行う場合には、(式
2)を満足するような減衰体を用いることにより、従
来、提案されていた透過率T=0の減衰体を使用する場
合に比べて、サイドローブの強度を約2/3に抑えるこ
とができ、かつ、サイドローブの強度をメインローブ中
心強度(集光スポット中心強度)に対し、−25dB以
下とすることができるので、スリットなどを用いサイド
ローブの影響を除去しなくても、再生信号間のクロスト
ークを抑えることができ、良好な再生信号を得ることが
できる。
対物レンズ有効径(図2のCに相当)に対して、0.5
〜0.75の減衰領域(図2のAの直径)とし、また、
減衰領域が帯状の場合には、対物レンズ有効径(図3の
Cに相当)に対して、0.25〜0.5の減衰領域(図
3のaの幅)とすることにより、実現することができ
る。
る必要がなく、調整が容易な光ピックアップを構成する
ことが可能となり、さらに調整後の信頼性も向上する。
なお、光学的超解像により集光スポットが縮小されるた
め、光ディスクを高密度化できることは言うまでもな
い。
形態におけるピックアップの光学系構成図である。
レーザ1、回折格子で構成された減衰体23、平行光変
換用のコリメートレンズ2、第1ビームスプリッタ4お
よび45°ミラー5がそれぞれ一直線状に配置されてい
る。この45°ミラー5に対して90°反射方向に対物
レンズ6が配置されており、対物レンズ6による集光ス
ポット位置に、磁気光学効果を利用した情報の記録再生
が可能な光ディスク7が配置されている。また、この第
1ビームスプリッタ4への反射光入射方向に対して垂直
な方向位置に、集光レンズ13、1/2波長板14さら
に偏光ビームスプリッタ15が一直線状に配置されてい
る。この偏光ビームスプリッタ15で分離された透過光
と反射光方向にそれぞれ、光検出器16,17が配置さ
れており、光検出器16,17に上記透過光と反射光が
入射されて受光される。
形成されており、±1次回折光の発生による0次回折光
の減衰を基に光学的超解像を行う構成となっている。光
ディスク7からの反射光のうち、この減衰体23で回折
された光が集光される位置に、サーボ信号検出用の光検
出器22が配置されている。
図3に示した減衰領域31または32と同じ形状となっ
ている。
された光は、減衰体23を透過した後、コリメートレン
ズ2により平行光に変換される。このコリメートレンズ
により変換された平行光は、ビームスプリッタ4を透過
した後、45°ミラー5により90°方向を変えて反射
され、その反射光は対物レンズ6により磁気光学効果を
利用した光ディスク7上に集光スポットを形成する。
光路を通り半導レーザ1に戻るが、反射光の一部はビー
ムスプリッタ4により反射される。このビームスプリッ
タ4における反射光は、集光レンズ13により集光され
るが、その光は1/2波長板14により光の偏光方位を
45°回転された後、偏光ビームスプリッタ15により
透過光と反射光に分離される。
れぞれ、光検出器16,17により電気信号に変換さ
れ、それぞれの出力を差動検出することにより、磁気光
学効果を利用して記録された情報が電気信号変換されて
再生される。
スク反射光は、コリメートレンズ2により集光される
が、その一部は、回折格子で構成された減衰体23によ
り回折されて、サーボ信号検出用の光検出器22に集光
される。
サーボ信号の検出は、この減衰体(回折格子)23に非
点収差の発生機能を持たせ、非点収差法を用いて、フォ
ーカスエラー信号を検出してもよいし、また、減衰体
(回折格子)23にナイフエッジの機能を持たせること
により、ナイフエッジ法によるフォーカスエラー信号の
検出を行ってもよい。
しては、サーボ信号検出用の光検出器22の受光面を光
ディスク7のトラック方向と平行方向に分割、差動検出
することにより、プッシュプル法によるトラッキングエ
ラー信号検出を行ってもよいし、また、別の回折格子を
追加することにより光ディスク状に3つのスポットを形
成し、3ビーム法によるトラッキングエラー信号検出を
行ってもよい。この3ビーム用の回折格子を減衰体23
のもう一方の面に構成してもなんら問題は生じない。
光量について計算する。
は、後述する理由により、その0次回折率が0.5〜
0.6に設定されており、かつ、対物レンズ6に入射す
る光量は、この減衰体23により発生する±1次回折光
の影響で、減衰体23を設定しない場合に対して、0.
8となるように設定されている。
15の光学的特性は、以下のように設定されている。
用いた場合、レンズの結合効率を考慮した半導体レーザ
1の光出力をi1とし、光ディスク7からの反射光の強
度をi2とすれば、 対物レンズ6から出射される光出力 =半導体レーザ出力×減衰体21による光量損失×ヒ゛ームスフ
゜リッタ4透過率 =i1×0.8×(0.75〜0.85) =(0.6〜0.68)・i1 光検出器22で受光される光量 =光テ゛ィスク反射光×ヒ゛ームスフ゜リッタ4透過率×減衰体3'によ
る回折光量×1次光のみ使用 =i2×(0.75〜0.85)×0.2×0.5 =(0.075〜0.085)・i2 光検出器16.17で受光される光量 =光テ゛ィスク反射光×ヒ゛ームスフ゜リッタ4反射率×ヒ゛ームスフ゜リッタ15
透過,反射率 =i2×(0.15〜0.25)×0.5 =(0.075〜0.13)・i2 となる。
実施形態の図8の光学系では、上記の計算よりわかるよ
うに、対物レンズ6から出射されるレーザ光出力と光検
出器16,17で受光される光量がほぼ等しくなる。
とすることにより、従来の光学系とほぼ同等の対物レン
ズ出射出力と光ディスクに記録された情報を再生するた
めの光量が得られ、従来と同じ記録パワー、再生信号光
量が得られる。
系では、光検出器22で検出されるサーボ信号検出用の
光量が、従来の光学系に対して、約1/2となってしま
うが、サーボ信号は、再生信号に比べて、十分な信号品
質が得られるため、このサーボ信号光量の低下は光ピッ
アッブの性能に何ら影響を与えない。
減衰体23の光学的特性の最適値について説明する。
域31、32の直径Aまたは幅aを変化させたときの減
衰体23による半導体レーザ1の光量の損失(LDパワ
ーが一定の時のディスク上の集光スポット強度の低下)
を横軸とし、そのときディスク上の集光スポット径を実
線で示し、サイドローブ強度を点線で示している。
した時のそれぞれの値を示している。
強度は、図8に示した光学系において、超解像用の減衰
体23を設定しないときのスポット径、サイドローブ強
度で正規化しであり、その縦軸は、図12に示した集光
スポット形状のD2/D1(スポット径の比)、およびS
2/S1(サイドローブ強度の比)に相当する。
2の減衰体)の場合の特性を示し、図10は、減衰領域
の形状が帯状(図3の減衰体)の場合の特性を示してい
る。上記の光量計算において、減衰体23の全透過光量
0.8と設定することにより、従来の光学系と同じ光量
が得られるという上記の見積結果を基に、図9および図
10において、集光スポットの中心強度(メインロープ
中心強度)の低下を0.8に限定して考えると、つぎの
(1),(2)のようになる。
率Tを0.5〜0.6とすれば、従来提案されている透
過率T=0の場合とほぼ同じ集光スポット径の縮小が可
能となる。
することにより、従来提案されている透過率T=0の場
合に比べ、サイドロープ強度を約2/3(減衰領域が円
形の場合)、または約3/4減衰領域が帯状の場合)に
抑えることができる。
回折格子の0次回折効率を0.5〜0.6とし、かつ、
光ディスクの反射光が、この回折格子に入射して生じる
1次回折光を基に、サー信号を生成する構成とすること
により、光学的超解像による集光スポットの縮小が可能
であり、かつ、超解像を用いない光ピックアップとほぼ
同様の光の結合効率が得られる。このことから、情報の
記録再生が可能な光ピックアップにおいても光学的超解
像を採用することができ、集光スポットの縮小に対応し
て、光ディスクの高密度化が可能となる。
光ピックアップでは、このサイドローブの強度が大きく
なる問題に加えて、対物レンズに入射する光を減衰体に
より減衰させるため、半導体レーザの出力に対する対物
レンズの出射パワーが小さくなるという結合効率の劣化
が生じ、記録に必要な集光スポットの光強度を得ること
が難しいとされていた。そのため、光学的超解像を用い
た光ピックアップは、これまで光ディスクの情報を再生
する再生専用型に多く提案されており、情報の記録再生
が可能な光ピックアップに、この光学的超解像を用いる
ことは、あまリ提案されていなかった。これに対して、
本実施形態の光ピックアップでは、減衰体を回折格子に
より構成し、この回折格子の光学的特性を最適化すると
ともに、ディスク反射光が回折格子に再度入射して生じ
る1次回折光からサーボ信号を検出することにより、記
録再生が可能な光ディスクに対応した光学的超解像を用
いた光ピックアップを提供するものである。
した第1実施形態では、減衰体3をコリメートレンズ2
とビームスプリッタ4との間に配置した例を示したが、
この減衰体3は半導体レーザ1から対物レンズ6の間の
どの位置に配置されてもよいし、また、図1に示した他
の光学部品の表面に本発明の条件を満足する減衰体を形
成することによっても実現することができる。また、図
8に示した第2実施形態において、半導体レーザ1と光
検出器22を同一のパッケージに収納してもよく、さら
に、減衰体23をこのパッケージの上に固定して、一体
化することも可能である。
示した減衰体の減衰領域が帯状の場合、帯の方向をどち
らの方向の設定してもよいが、帯の長手方向を光ディス
ク7のトラックに対して、直交方向に設定するほうが、
超解像の効果により集光スポットが光ディスクのトラッ
ク方向に縮小されるため、ディスクの高密度化に対し
て、より大きな効果を得ることができる。
9および図10は、以下に示すような条件で行ってい
る。
適な光学特性を有する減衰手段を用いることにより、光
学的超解像により得られる集光スポット径の縮小が同じ
場合であっても、従来から提案されている超解像用の減
衰手段の光学特性である透過率T=0の場合に比べて、
発生するサイドローブ強度を約2/3程度に抑えること
ができる。このため、光ディスク反射光のメインローブ
成分とサイドローブ成分を光検出器で同時に検出して
も、サイドローブによる再生信号の劣化を無視すること
ができる。このことから、光検出器の前にスリットを設
けてサイドローブの影響を除去する必要がなくなるた
め、光ピックアップの調整が容易となリコストダウンを
も図ることができると共に、調整後の信頼性に関して
も、その性能の向上を図ることができる。
ィスクの反射光が、この回折格子に入射して生じる1次
回折光をもとに、集光スポットが光ディスクの情報に追
従するためのサーボ信号を生成する構成とすることによ
り、これまで光ピックアップに光学的超解像効果を利用
する際にロスとなっていた減衰手段による減衰分で信号
を生成することが可能となり、光の利用効率を向上する
ことができる。
ることにより、光学的超解像の効果により集光スポット
の縮小が可能であり、かつ、半導体レーザの出力に対す
る対物レンズの出射パワー強度である結合効率を、上記
実施形態で示したように超解像を用いない光ピックアッ
プとほぼ同等とすることができるため、これまで、光デ
ィスクの情報を再生する再生専用型ピックアップを対象
としてきた光学的超解像を、情報の記録再生が可能な光
ピックアップに採用することが可能となる。
では、サイドローブの強度の増加を抑えることができる
と共に、光学的超解像により回折限界以下の微小な集光
スポットを得ることができるため、光ディスクの高密度
化をより図ることができる。
の光学系構成図である。
aはその正面図、bはその側面図である。
て、aはその正面図、bはその側面図である。
る超解像効果を示す図であって、減衰領域の形状が円形
(図2の減衰体3’)の場合の光学特性を示す図であ
る。
れる超解像効果を示す図であって、減衰領域の形状が帯
状(図3の減衰体3”)の場合の光学特性を示す図であ
る。
の集光スポットの光学特性である、透過率に対するスポ
ット径およびサイドローブ強度の関係を示す図であっ
て、減衰体による光の減衰領域の形状が円形の場合を示
す図である。
の集光スポットの光学特性である、透過率に対するスポ
ット径およびサイドローブ強度の関係を示す図であっ
て、減衰体による光の減衰領域の形状が帯状の場合を示
す図である。
の光学系構成図である。
の集光スポットの光学特性である、集光スポットの中心
強度に対するスポット径およびサイドローブ強度の関係
を示す図であって、減衰体による光の減衰領域の形状が
円形の場合を示す図である。
上の集光スポットの光学特性である、集光スポットの中
心強度に対するスポット径およびサイドローブ強度の関
係を示す図であって、減衰体による光の減衰領域の形状
が帯状の場合を示す図である。
ィスクに用いられる従来の光ピックアップの光学系構成
図である。
光ディスク上の集光スポットの形状を示す図ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 対物レンズに入射する光ビームの中心部
分の光強度を減衰させる減衰手段を、光源と対物レンズ
の間に配置することにより光学的超解像効果を利用し、
該光源からの光ビームを該対物レンズを介して記録媒体
上に集光し、該記録媒体上に得られる集光スポットによ
り該記録媒体に対して少なくとも再生を行う光ピックア
ップにおいて、 該減衰手段により光強度が減衰される光の領域が、円形
の形状を有するときにはその直径をA、または、光ビー
ムを横断する帯状の形状を有するときにはその帯の幅を
aとし、該減衰手段の光の減衰領域を通過した光の透過
率をTとすれば、 該減衰手段による光の減衰領域の形状が円形の場合に
は、 (対物レンズ有効径)×0.5<A<(対物レンズ有効
径)×0.75 T>0.27 または、該減衰手段による光の減衰領域の形状が帯状の
場合には、 (対物レンズ有効径)×0.25<a<(対物レンズ有
効径)×0.5 T>0.54 で与えられる光学特性を有する構成とした光ピックアッ
プ。 - 【請求項2】 前記減衰手段が回折格子により構成さ
れ、前記記録媒体からの反射光が再度、この回折格子に
入射した際に発生する1次回折光に基づいて、該記録媒
体上に得られる集光スポットが該記録媒体の情報に追従
するためのサーボ信号を生成する構成とした請求項1記
載の光ピックアップ。 - 【請求項3】 前記対物レンズに入射する光量が前記減
衰手段により略0.8になり、該減衰手段に形成された
回折格子の0次回折効率が0.5〜0.6である請求項
2記載の光ピックアップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22242095A JP3470781B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 光ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22242095A JP3470781B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 光ピックアップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0969237A true JPH0969237A (ja) | 1997-03-11 |
| JP3470781B2 JP3470781B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=16782115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22242095A Expired - Fee Related JP3470781B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 光ピックアップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3470781B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010033662A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Sony Corp | 光ピックアップ及びこれを用いた光ディスク装置 |
| US8441900B2 (en) | 2011-01-17 | 2013-05-14 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Objective lens and optical pick-up device using the same |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6777508B1 (en) | 1980-08-13 | 2004-08-17 | Basell Poliolefine Italia S.P.A. | Catalysts for the polymerization of olefins |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP22242095A patent/JP3470781B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010033662A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Sony Corp | 光ピックアップ及びこれを用いた光ディスク装置 |
| US8441900B2 (en) | 2011-01-17 | 2013-05-14 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Objective lens and optical pick-up device using the same |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3470781B2 (ja) | 2003-11-25 |
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