JPH0971535A - 医薬組成物 - Google Patents
医薬組成物Info
- Publication number
- JPH0971535A JPH0971535A JP16479996A JP16479996A JPH0971535A JP H0971535 A JPH0971535 A JP H0971535A JP 16479996 A JP16479996 A JP 16479996A JP 16479996 A JP16479996 A JP 16479996A JP H0971535 A JPH0971535 A JP H0971535A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- pharmaceutical composition
- nephritis
- compound
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 腎炎の予防・治療薬及び/又はエンドトキシ
ンショックの予防・治療薬として有用である医薬組成物
を提供する。 【解決手段】 一般式〔I〕 【化9】 (式中、R1は低級アルキル基又は低級アルケニル基
等、R2は水素原子又は低級アルキル基、Aは低級アル
キレン基を表す。)で示されるインダン誘導体又はその
薬理的に許容しうる塩を有効成分とする医薬組成物。
ンショックの予防・治療薬として有用である医薬組成物
を提供する。 【解決手段】 一般式〔I〕 【化9】 (式中、R1は低級アルキル基又は低級アルケニル基
等、R2は水素原子又は低級アルキル基、Aは低級アル
キレン基を表す。)で示されるインダン誘導体又はその
薬理的に許容しうる塩を有効成分とする医薬組成物。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、腎炎の予防・治療
薬及び/又はエンドトキシンショック保護作用薬として
有用な医薬組成物に関する。
薬及び/又はエンドトキシンショック保護作用薬として
有用な医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−23853号には、6−
(2−ベンゼンスルホンアミド−インダン−5−イル)
−4,5−ジヒドロ−ピリダジン−3(2H)−オン等
のベンゼンスルホンアミドインダン化合物が抗血栓作用
を示していることが開示されている。また、WO92/
15558号には、6−〔2−〔(4−クロロフェニ
ル)スルホニルアミノメチル〕インダン−5−イル〕−
3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン
等のベンゼンスルホンアミノアルキルインダン化合物が
トロンボキサンA2拮抗作用を有することが開示されて
いる。
(2−ベンゼンスルホンアミド−インダン−5−イル)
−4,5−ジヒドロ−ピリダジン−3(2H)−オン等
のベンゼンスルホンアミドインダン化合物が抗血栓作用
を示していることが開示されている。また、WO92/
15558号には、6−〔2−〔(4−クロロフェニ
ル)スルホニルアミノメチル〕インダン−5−イル〕−
3−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン
等のベンゼンスルホンアミノアルキルインダン化合物が
トロンボキサンA2拮抗作用を有することが開示されて
いる。
【0003】一方、エンドトキシンは血小板の凝集、白
血球の活性化のほか、気管支収縮、胃腸粘膜の損傷、心
機能抑制、腎機能低下などをおこし、腎、肺、肝など重
要な臓器に障害をひき起こすことが知られている。従
来、グラム陰性菌の重症感染症患者に発症するエンドト
キシンショックの治療薬として、ステロイドホルモン、
アプロチニン(プロテアーゼ阻害薬)、ドブタミン(強
心薬)等が用いられている。
血球の活性化のほか、気管支収縮、胃腸粘膜の損傷、心
機能抑制、腎機能低下などをおこし、腎、肺、肝など重
要な臓器に障害をひき起こすことが知られている。従
来、グラム陰性菌の重症感染症患者に発症するエンドト
キシンショックの治療薬として、ステロイドホルモン、
アプロチニン(プロテアーゼ阻害薬)、ドブタミン(強
心薬)等が用いられている。
【0004】また、腎炎の治療薬として、従来、プレド
ニゾロン(ステロイド剤)、シクロフォスファミド(免
疫抑制剤)、ジピリダモール、ジラゼプ(抗血小板
薬)、ヘパリン(抗凝固剤)等が用いられている。
ニゾロン(ステロイド剤)、シクロフォスファミド(免
疫抑制剤)、ジピリダモール、ジラゼプ(抗血小板
薬)、ヘパリン(抗凝固剤)等が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた腎炎
治療作用及び/又はエンドトキシンショック保護作用を
有する新規インダン誘導体を有効成分としてなる医薬組
成物を提供するものである。
治療作用及び/又はエンドトキシンショック保護作用を
有する新規インダン誘導体を有効成分としてなる医薬組
成物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式〔I〕
【0007】
【化2】
【0008】(式中、R1は低級アルキル基、低級アル
ケニル基又は異項原子として窒素原子を含み置換基を有
していてもよい単環式複素芳香環式基、R2は水素原子
又は低級アルキル基、Aは低級アルキレン基を表す。)
で示されるインダン誘導体又はその薬理的に許容し得る
塩を有効成分としてなる医薬組成物に関する。
ケニル基又は異項原子として窒素原子を含み置換基を有
していてもよい単環式複素芳香環式基、R2は水素原子
又は低級アルキル基、Aは低級アルキレン基を表す。)
で示されるインダン誘導体又はその薬理的に許容し得る
塩を有効成分としてなる医薬組成物に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の有効成分であるインダン
誘導体〔I〕又はその薬理的に許容しうる塩は優れた腎
炎治療作用及び/又はエンドトキシンショック保護作用
を有し、腎炎の予防・治療薬及び/又はエンドトキシン
ショック保護作用薬、とりわけ、腎炎の予防・治療薬と
して有用である。
誘導体〔I〕又はその薬理的に許容しうる塩は優れた腎
炎治療作用及び/又はエンドトキシンショック保護作用
を有し、腎炎の予防・治療薬及び/又はエンドトキシン
ショック保護作用薬、とりわけ、腎炎の予防・治療薬と
して有用である。
【0010】本発明の有効成分であるインダン誘導体
〔I〕において、異項原子として窒素原子を含み置換基
を有していてもよい単環式複素芳香環式基としては、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基等の低級アルキル
基;ハロゲノ低級アルキル基;メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基等の低級アルコキシ基;メチルチオ基
等の低級アルキルチオ基;水酸基;メルカプト基;シア
ノ基;アミノ基;置換アミノ基(例えば、モノ低級アル
キルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アシルアミノ
基);ハロゲン原子;カルボキシ基;メトキシカルボニ
ル基等の低級アルコキシカルボニル基;低級アルキルカ
ルボニルオキシ基;低級アルキルカルボニル基;カルバ
モイル基;ジ低級アルキルカルバモイル基;及びフェノ
キシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよ
いピリジル基等があげられる。
〔I〕において、異項原子として窒素原子を含み置換基
を有していてもよい単環式複素芳香環式基としては、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基等の低級アルキル
基;ハロゲノ低級アルキル基;メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基等の低級アルコキシ基;メチルチオ基
等の低級アルキルチオ基;水酸基;メルカプト基;シア
ノ基;アミノ基;置換アミノ基(例えば、モノ低級アル
キルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アシルアミノ
基);ハロゲン原子;カルボキシ基;メトキシカルボニ
ル基等の低級アルコキシカルボニル基;低級アルキルカ
ルボニルオキシ基;低級アルキルカルボニル基;カルバ
モイル基;ジ低級アルキルカルバモイル基;及びフェノ
キシ基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよ
いピリジル基等があげられる。
【0011】好ましい化合物としては、一般式〔I〕に
おいてR1が炭素数1〜4のアルキル基、ビニル基又は
ピリジル基、R2が水素原子又は炭素数1〜6のアルキ
ル基、Aが炭素数1〜4のアルキレン基である化合物が
あげられる。
おいてR1が炭素数1〜4のアルキル基、ビニル基又は
ピリジル基、R2が水素原子又は炭素数1〜6のアルキ
ル基、Aが炭素数1〜4のアルキレン基である化合物が
あげられる。
【0012】より好ましい化合物としてはR1がビニル
基、R2が水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、A
が炭素数1〜4のアルキレン基である化合物があげられ
る。
基、R2が水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、A
が炭素数1〜4のアルキレン基である化合物があげられ
る。
【0013】本発明の有効成分であるインダン誘導体
〔I〕には、不斉炭素原子に基づく2種の光学異性体が
存在するが、本発明はこれら光学異性体及びそれらの混
合物のいずれをも含むものである。
〔I〕には、不斉炭素原子に基づく2種の光学異性体が
存在するが、本発明はこれら光学異性体及びそれらの混
合物のいずれをも含むものである。
【0014】また、本発明の有効成分であるインダン誘
導体〔I〕は、遊離の形でもまたその薬理的に許容しう
る塩の形でも医薬用途に用いることができる。薬理的に
許容しうる塩としては、塩酸塩、リン酸塩、臭化水素酸
塩等の無機酸塩又は酢酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、
メタンスルホン酸塩等の有機酸塩があげられる。
導体〔I〕は、遊離の形でもまたその薬理的に許容しう
る塩の形でも医薬用途に用いることができる。薬理的に
許容しうる塩としては、塩酸塩、リン酸塩、臭化水素酸
塩等の無機酸塩又は酢酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、
メタンスルホン酸塩等の有機酸塩があげられる。
【0015】さらに、本発明の有効成分であるインダン
誘導体〔I〕及びその薬理的に許容しうる塩は、その分
子内塩、付加塩、溶媒和物あるいは水和物等をいずれも
含むものと解釈されるべきである。
誘導体〔I〕及びその薬理的に許容しうる塩は、その分
子内塩、付加塩、溶媒和物あるいは水和物等をいずれも
含むものと解釈されるべきである。
【0016】本発明の有効成分であるインダン誘導体
〔I〕又はその薬理的に許容しうる塩は、経口的にも非
経口的(例えば、静脈内、筋肉内、皮下)にも投与する
ことができ、経口もしくは非経口投与に適した医薬担体
と共に、医薬製剤として用いることができる。また医薬
製剤は、錠剤、カプセル剤、散剤の如き固形製剤であっ
てもよく、溶液、懸濁液、乳液の如き液体製剤であって
もよい。かかる医薬担体としては、例えば、結合剤(シ
ロップ、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビット、トラガ
ント、ポリビニルピロリドン等)、賦形剤(乳糖、砂
糖、コーンスターチ、リン酸カリウム、ソルビット、グ
リシン等)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム、タル
ク、ポリエチレングリコール、シリカ等)、崩壊剤(バ
レイショデンプン等)又は湿潤剤(ラウリル硫酸ナトリ
ウム等)等慣用なものをいずれも使用できる。更に非経
口投与する場合には、例えば、注射用蒸留水、生理的食
塩水、ブドウ糖水溶液等を用いて注射剤や点滴注射剤の
形で用いることができる。
〔I〕又はその薬理的に許容しうる塩は、経口的にも非
経口的(例えば、静脈内、筋肉内、皮下)にも投与する
ことができ、経口もしくは非経口投与に適した医薬担体
と共に、医薬製剤として用いることができる。また医薬
製剤は、錠剤、カプセル剤、散剤の如き固形製剤であっ
てもよく、溶液、懸濁液、乳液の如き液体製剤であって
もよい。かかる医薬担体としては、例えば、結合剤(シ
ロップ、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビット、トラガ
ント、ポリビニルピロリドン等)、賦形剤(乳糖、砂
糖、コーンスターチ、リン酸カリウム、ソルビット、グ
リシン等)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム、タル
ク、ポリエチレングリコール、シリカ等)、崩壊剤(バ
レイショデンプン等)又は湿潤剤(ラウリル硫酸ナトリ
ウム等)等慣用なものをいずれも使用できる。更に非経
口投与する場合には、例えば、注射用蒸留水、生理的食
塩水、ブドウ糖水溶液等を用いて注射剤や点滴注射剤の
形で用いることができる。
【0017】投与量は、患者の年齢・体重・状態あるい
は疾患の程度により異なるが、通常1日当たりの投与量
は、経口投与の場合には、1〜300mg/kg、とり
わけ3〜100mg/kg、非経口投与の場合には、
0.01〜50mg/kg、とりわけ0.1〜20mg
/kgであるのが好ましい。
は疾患の程度により異なるが、通常1日当たりの投与量
は、経口投与の場合には、1〜300mg/kg、とり
わけ3〜100mg/kg、非経口投与の場合には、
0.01〜50mg/kg、とりわけ0.1〜20mg
/kgであるのが好ましい。
【0018】本発明の医薬組成物は、とりわけ腎炎の予
防・治療薬及び/又はエンドトキシンショック保護作用
薬として好適に用いることができる。
防・治療薬及び/又はエンドトキシンショック保護作用
薬として好適に用いることができる。
【0019】すなわち、本発明の有効成分であるインダ
ン誘導体〔I〕及びその薬理的に許容しうる塩は、心拍
数、血圧に与える影響が少ない等、循環系に対する副作
用も少なく、優れた腎炎の予防・治療作用及び/又はエ
ンドトキシンショック保護作用を有する。例えば、後記
実験例に記載した通り、本発明の有効成分は、糸球体腎
炎を惹起したラットに投与した場合、対照に比べ、優位
に尿中蛋白排泄率を抑制させる。
ン誘導体〔I〕及びその薬理的に許容しうる塩は、心拍
数、血圧に与える影響が少ない等、循環系に対する副作
用も少なく、優れた腎炎の予防・治療作用及び/又はエ
ンドトキシンショック保護作用を有する。例えば、後記
実験例に記載した通り、本発明の有効成分は、糸球体腎
炎を惹起したラットに投与した場合、対照に比べ、優位
に尿中蛋白排泄率を抑制させる。
【0020】また、本願発明の有効成分であるインダン
誘導体〔I〕及びその薬理的に許容しうる塩は、毒性が
低く、例えば、本発明の有効成分である2−〔3−(ビ
ニルスルホニルアミノ)プロピル〕−5−〔ピリダジン
−3(2H)−オン−6−イル〕インダンを300mg
/kgの投与量でマウスに経口投与し、3日間観察して
も、死亡例は認められなかった。
誘導体〔I〕及びその薬理的に許容しうる塩は、毒性が
低く、例えば、本発明の有効成分である2−〔3−(ビ
ニルスルホニルアミノ)プロピル〕−5−〔ピリダジン
−3(2H)−オン−6−イル〕インダンを300mg
/kgの投与量でマウスに経口投与し、3日間観察して
も、死亡例は認められなかった。
【0021】このため、本発明の医薬組成物は腎炎(例
えば、糸球体腎炎、イムノグロブリンA(IgA)腎
症、ネフローゼ症候群、ループス腎炎等)の予防・治療
薬として有用である。また、本発明の医薬組成物はグラ
ム陰性菌の重症感染症患者に発症するエンドトキシンシ
ョックの予防・治療薬として有用である。
えば、糸球体腎炎、イムノグロブリンA(IgA)腎
症、ネフローゼ症候群、ループス腎炎等)の予防・治療
薬として有用である。また、本発明の医薬組成物はグラ
ム陰性菌の重症感染症患者に発症するエンドトキシンシ
ョックの予防・治療薬として有用である。
【0022】本発明の有効成分であるインダン誘導体
〔I〕又はその薬理的に許容しうる塩は、 (A)法:一般式〔II〕
〔I〕又はその薬理的に許容しうる塩は、 (A)法:一般式〔II〕
【0023】
【化3】
【0024】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるアミン化合物又はその塩と、一般式
〔III〕
る。)で示されるアミン化合物又はその塩と、一般式
〔III〕
【0025】
【化4】
【0026】(式中、Xは反応性残基を表し、他の記号
は前記と同一意味を有する。)で示されるスルホン酸化
合物とを反応させるか、 (B)法:一般式〔IV〕
は前記と同一意味を有する。)で示されるスルホン酸化
合物とを反応させるか、 (B)法:一般式〔IV〕
【0027】
【化5】
【0028】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を酸化し、所望により薬理的に
許容しうる塩とすることにより製造することができる。
る。)で示される化合物を酸化し、所望により薬理的に
許容しうる塩とすることにより製造することができる。
【0029】スルホン酸化合物〔III〕の反応性残基
(X)としては、求核的に脱離する基、例えば、ハロゲ
ン原子、アルコキシ基等があげられる。
(X)としては、求核的に脱離する基、例えば、ハロゲ
ン原子、アルコキシ基等があげられる。
【0030】アミン化合物〔II〕の塩としては、例え
ば、塩酸などの無機酸との塩、コハク酸などの有機酸と
の塩を使用することができる。
ば、塩酸などの無機酸との塩、コハク酸などの有機酸と
の塩を使用することができる。
【0031】(A)法:アミン化合物〔II〕又はその
塩とスルホン酸化合物〔III〕との反応は、常法に従
い実施することができる。
塩とスルホン酸化合物〔III〕との反応は、常法に従
い実施することができる。
【0032】例えば、アミン化合物〔II〕又はその塩
とスルホン酸化合物〔III〕との反応は、溶媒(例え
ば、酢酸エチル等)中で、必要により脱酸剤(例えば、
炭酸アルカリ金属等)の存在下に実施することができ
る。
とスルホン酸化合物〔III〕との反応は、溶媒(例え
ば、酢酸エチル等)中で、必要により脱酸剤(例えば、
炭酸アルカリ金属等)の存在下に実施することができ
る。
【0033】(B)法:化合物〔IV〕の酸化は常法に
従って行うことができ、例えば、化合物〔IV〕を、適
当な溶媒(例えば、水等)中、塩基性条件下、3−ニト
ロベンゼンスルホン酸ナトリウムで処理するか、又は、
臭化水素−酢酸溶液中、酸性条件下、ジメチルスルホキ
シドを用いて酸化還元的に反応させるか、あるいは、臭
素、塩素などでハロゲン化した後、脱ハロゲン化水素反
応に付すことにより好適に実施することができる。
従って行うことができ、例えば、化合物〔IV〕を、適
当な溶媒(例えば、水等)中、塩基性条件下、3−ニト
ロベンゼンスルホン酸ナトリウムで処理するか、又は、
臭化水素−酢酸溶液中、酸性条件下、ジメチルスルホキ
シドを用いて酸化還元的に反応させるか、あるいは、臭
素、塩素などでハロゲン化した後、脱ハロゲン化水素反
応に付すことにより好適に実施することができる。
【0034】なお、反応において、原料化合物〔II〕
又は〔IV〕として光学活性体を用いれば、ラセミ化す
ることなく対応する光学活性のインダン誘導体〔I〕を
得ることができる。
又は〔IV〕として光学活性体を用いれば、ラセミ化す
ることなく対応する光学活性のインダン誘導体〔I〕を
得ることができる。
【0035】原料化合物〔II〕は、新規化合物であ
り、例えば一般式〔V〕
り、例えば一般式〔V〕
【0036】
【化6】
【0037】(式中、R21は水素原子又は低級アルキル
基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)で示
される化合物のアミノ基を必要に応じ保護した後、該化
合物に一般式〔VI〕
基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)で示
される化合物のアミノ基を必要に応じ保護した後、該化
合物に一般式〔VI〕
【0038】
【化7】
【0039】(式中、R3はエステル残基、Zはハロゲ
ン原子を表す。)で示される化合物を反応させ、生成物
を、そのエステル残基及びアミノ基の保護基を除去した
後、ヒドラジンと反応させ、R21が水素原子のときはさ
らに所望によりそのアミノ基を例えば、対応するアルデ
ヒド化合物と、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)
の如き適当な還元剤の存在下で還元的アルキル化反応に
付す等の方法でアルキル化して、一般式〔VII〕
ン原子を表す。)で示される化合物を反応させ、生成物
を、そのエステル残基及びアミノ基の保護基を除去した
後、ヒドラジンと反応させ、R21が水素原子のときはさ
らに所望によりそのアミノ基を例えば、対応するアルデ
ヒド化合物と、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)
の如き適当な還元剤の存在下で還元的アルキル化反応に
付す等の方法でアルキル化して、一般式〔VII〕
【0040】
【化8】
【0041】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を得、該化合物を、(B)法と
同様に酸化することにより製造することができる。
る。)で示される化合物を得、該化合物を、(B)法と
同様に酸化することにより製造することができる。
【0042】原料化合物〔IV〕は、化合物〔VII〕
と化合物〔III〕を(A)法と同様に反応させること
により製造することができる。
と化合物〔III〕を(A)法と同様に反応させること
により製造することができる。
【0043】本明細書において、低級アルキル基とは、
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペン
チル基、n−ヘキシル基、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の炭素
数1〜6個のもの、好ましくは1〜4個のものを意味す
る。低級アルキレン基とは、例えばメチレン、エチレ
ン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、
ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン等の
炭素数1〜10個のもの、好ましくは1〜6個のものを
意味する。低級アルケニル基とは、例えばビニル基、1
−プロペニル基、アリル基、1−メチルアリル基、1又
は2又は3−ブテニル基、1又は2又は3又は4−ペン
テニル基、1又は2又は3又は4又は5−ヘキセニル基
等の炭素数2〜7個のもの、好ましくは2〜5個のもの
を意味する。アシル基とは炭素数2〜7個のもの、好ま
しくは2〜4個のものを意味する。低級アルキル基、低
級アルキレン基、低級アルケニル基及びアシル基には、
直鎖及び分岐鎖のものが含まれる。
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペン
チル基、n−ヘキシル基、シクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の炭素
数1〜6個のもの、好ましくは1〜4個のものを意味す
る。低級アルキレン基とは、例えばメチレン、エチレ
ン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、
ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン等の
炭素数1〜10個のもの、好ましくは1〜6個のものを
意味する。低級アルケニル基とは、例えばビニル基、1
−プロペニル基、アリル基、1−メチルアリル基、1又
は2又は3−ブテニル基、1又は2又は3又は4−ペン
テニル基、1又は2又は3又は4又は5−ヘキセニル基
等の炭素数2〜7個のもの、好ましくは2〜5個のもの
を意味する。アシル基とは炭素数2〜7個のもの、好ま
しくは2〜4個のものを意味する。低級アルキル基、低
級アルキレン基、低級アルケニル基及びアシル基には、
直鎖及び分岐鎖のものが含まれる。
【0044】
実験例 (ラット糸球体腎炎に対する作用)WKY系ラットより
得た腎糸球体基底膜画分をアジュバントとともに、家兎
に数回免疫し、その後全採血してネフロトキシン血清
(NTS)を得た。このNTSを生理食塩水で50倍に
希釈し、8週令の雄性WKYラットに体重1kgあたり
2.5mlを1回静注して腎炎を惹起させた。正常群に
は同量の生理的食塩水を静脈内投与した。
得た腎糸球体基底膜画分をアジュバントとともに、家兎
に数回免疫し、その後全採血してネフロトキシン血清
(NTS)を得た。このNTSを生理食塩水で50倍に
希釈し、8週令の雄性WKYラットに体重1kgあたり
2.5mlを1回静注して腎炎を惹起させた。正常群に
は同量の生理的食塩水を静脈内投与した。
【0045】実験は1群を6匹とし、検体化合物を少量
のTween80(ナカライテスク社製)を用いて精製
水に懸濁し、30mg/kg/10mlの用量を、1日
2回、8日間連続経口投与した。正常群及び対照群には
同量の精製水を経口投与した。7日目にラットを代謝ケ
ージにいれ、24時間尿を採取して、スルホサリチル酸
法により尿中蛋白質濃度を測定し、蛋白排泄量(mg/
日)を求め、次式により蛋白排泄抑制率を計算した。
のTween80(ナカライテスク社製)を用いて精製
水に懸濁し、30mg/kg/10mlの用量を、1日
2回、8日間連続経口投与した。正常群及び対照群には
同量の精製水を経口投与した。7日目にラットを代謝ケ
ージにいれ、24時間尿を採取して、スルホサリチル酸
法により尿中蛋白質濃度を測定し、蛋白排泄量(mg/
日)を求め、次式により蛋白排泄抑制率を計算した。
【0046】
【数1】
【0047】結果は第1表記載の通りである。第1表か
ら明らかな通り、検体投与群の蛋白排泄は、抑制率約6
1〜91%もの高率で抑制された。
ら明らかな通り、検体投与群の蛋白排泄は、抑制率約6
1〜91%もの高率で抑制された。
【0048】
【表1】
【0049】
製造例1 2−アミノメチル−5−〔ピリダジン−3(2H)−オ
ン−6−イル〕インダン臭化水素酸塩3.22gを酢酸
エチル30mlとテトラヒドロフラン30mlの混液に
懸濁する。この懸濁液に、炭酸ナトリウム水溶液(5.
30g/水30ml)を加えた後、氷冷下、エタンスル
ホニルクロリド3.32gのテトラヒドロフラン10m
l溶液を加え、3時間撹拌する。酢酸エチル300ml
を加え、有機層を分取し、水洗、乾燥後、溶媒を留去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔クロ
ロホルム−メタノール(100:3)〕で精製して、2
−(エチルスルホニルアミノメチル)−5−〔ピリダジ
ン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン2.75g
を得る。
ン−6−イル〕インダン臭化水素酸塩3.22gを酢酸
エチル30mlとテトラヒドロフラン30mlの混液に
懸濁する。この懸濁液に、炭酸ナトリウム水溶液(5.
30g/水30ml)を加えた後、氷冷下、エタンスル
ホニルクロリド3.32gのテトラヒドロフラン10m
l溶液を加え、3時間撹拌する。酢酸エチル300ml
を加え、有機層を分取し、水洗、乾燥後、溶媒を留去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔クロ
ロホルム−メタノール(100:3)〕で精製して、2
−(エチルスルホニルアミノメチル)−5−〔ピリダジ
ン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン2.75g
を得る。
【0050】m.p.:170−172℃。
【0051】製造例2−12 対応原料化合物を製造例1と同様に処理することによ
り、第2表記載の化合物を得る。
り、第2表記載の化合物を得る。
【0052】
【表2】
【0053】製造例13 2−(プロピルスルホニルアミノメチル)−5−〔4,
5−ジヒドロピリダジン−3(2H)−オン−6−イ
ル〕インダン5.24gの酢酸60ml懸濁液に、30
%臭化水素−酢酸25ml、ジメチルスルホキシド1.
3mlを加え、室温で2時間撹拌する。イソプロピルエ
ーテル150mlを加え、析出する結晶をろ取し、次い
で水洗、乾燥後、メタノールから再結晶して、2−(プ
ロピルスルホニルアミノメチル)−5−〔ピリダジン−
3(2H)−オン−6−イル〕インダン4.82gを得
る。本品の物理化学的性質は、製造例2のものと一致し
た。
5−ジヒドロピリダジン−3(2H)−オン−6−イ
ル〕インダン5.24gの酢酸60ml懸濁液に、30
%臭化水素−酢酸25ml、ジメチルスルホキシド1.
3mlを加え、室温で2時間撹拌する。イソプロピルエ
ーテル150mlを加え、析出する結晶をろ取し、次い
で水洗、乾燥後、メタノールから再結晶して、2−(プ
ロピルスルホニルアミノメチル)−5−〔ピリダジン−
3(2H)−オン−6−イル〕インダン4.82gを得
る。本品の物理化学的性質は、製造例2のものと一致し
た。
【0054】製造例14−18 対応原料化合物を製造例13と同様に処理することによ
り、第3表記載の化合物を得る。
り、第3表記載の化合物を得る。
【0055】
【表3】
【0056】製造例19−27 対応原料化合物を製造例1と同様に処理することによ
り、第4表記載の化合物を得る。
り、第4表記載の化合物を得る。
【0057】
【表4】
【0058】参考例1 (1)コハク酸モノメチルエステル48.3gのジクロ
ロエタン溶液(840ml)にオキザリルクロリド4
6.4g及びジメチルホルムアミド2滴を加え、室温で
5時間撹拌する。次いで、氷冷下、この反応混合物に2
−(アセチルアミノメチル)インダン34.6gのジク
ロロエタン溶液(280ml)及び無水塩化アルミニウ
ム97.6gを加える。1時間撹拌後、反応液を氷水中
に注ぐ。有機層を分取、水洗、乾燥後、溶媒を留去する
ことにより、2−(アセチルアミノメチル)−5−(3
−メトキシカルボニルプロピオニル)インダン51.8
gを得る。
ロエタン溶液(840ml)にオキザリルクロリド4
6.4g及びジメチルホルムアミド2滴を加え、室温で
5時間撹拌する。次いで、氷冷下、この反応混合物に2
−(アセチルアミノメチル)インダン34.6gのジク
ロロエタン溶液(280ml)及び無水塩化アルミニウ
ム97.6gを加える。1時間撹拌後、反応液を氷水中
に注ぐ。有機層を分取、水洗、乾燥後、溶媒を留去する
ことにより、2−(アセチルアミノメチル)−5−(3
−メトキシカルボニルプロピオニル)インダン51.8
gを得る。
【0059】m.p.:139−140℃ (2)本品51.8gを10規定塩酸(800ml)に
懸濁し、終夜加熱還流する。反応液を濃縮し、放冷後、
析出する結晶(48.5g)をろ取する。これを酢酸3
00mlに懸濁し、ヒドラジン1水和物30gを加え、
4時間加熱還流する。冷却後、ジエチルエーテルを加
え、析出する結晶をろ取する。得られた結晶を水に懸濁
し、10%水酸化ナトリウム水溶液でpH9とした後、
クロロホルムで抽出する。有機層を水洗、乾燥後、溶媒
を留去する。残査をメタノールから再結晶することによ
り、2−アミノメチル−5−〔4,5−ジヒドロピリダ
ジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン35.3
gを得る。
懸濁し、終夜加熱還流する。反応液を濃縮し、放冷後、
析出する結晶(48.5g)をろ取する。これを酢酸3
00mlに懸濁し、ヒドラジン1水和物30gを加え、
4時間加熱還流する。冷却後、ジエチルエーテルを加
え、析出する結晶をろ取する。得られた結晶を水に懸濁
し、10%水酸化ナトリウム水溶液でpH9とした後、
クロロホルムで抽出する。有機層を水洗、乾燥後、溶媒
を留去する。残査をメタノールから再結晶することによ
り、2−アミノメチル−5−〔4,5−ジヒドロピリダ
ジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン35.3
gを得る。
【0060】m.p.:170−171℃ (3)本品4.90gを酢酸20mlに懸濁し、30%
臭化水素−酢酸50ml及びジメチルスルホキシド2.
8gを加え、3時間撹拌する。イソプロピルエーテル3
00mlを加え、析出する結晶をろ取する。得られた粗
結晶をメタノールから再結晶することにより、2−アミ
ノメチル−5−〔ピリダジン−3(2H)−オン−6−
イル〕インダン臭化水素酸塩5.11gを得る。
臭化水素−酢酸50ml及びジメチルスルホキシド2.
8gを加え、3時間撹拌する。イソプロピルエーテル3
00mlを加え、析出する結晶をろ取する。得られた粗
結晶をメタノールから再結晶することにより、2−アミ
ノメチル−5−〔ピリダジン−3(2H)−オン−6−
イル〕インダン臭化水素酸塩5.11gを得る。
【0061】m.p.:>300℃ 参考例2 (1)2−〔2−(アセチルアミノ)エチル〕インダン
を参考例1−(1)と同様に処理することにより、2−
〔2−(アセチルアミノ)エチル〕−5−(3−メトキ
シカルボニルプロピオニル)インダンを得る。
を参考例1−(1)と同様に処理することにより、2−
〔2−(アセチルアミノ)エチル〕−5−(3−メトキ
シカルボニルプロピオニル)インダンを得る。
【0062】m.p.:96−97℃。
【0063】(2)本品を参考例1−(2)と同様に処
理することにより、2−(2−アミノエチル)−5−
〔4,5−ジヒドロピリダジン−3(2H)−オン−6
−イル〕インダンを得る。
理することにより、2−(2−アミノエチル)−5−
〔4,5−ジヒドロピリダジン−3(2H)−オン−6
−イル〕インダンを得る。
【0064】m.p.:189−190℃。
【0065】(3)本品を参考例1−(3)と同様に処
理することにより、2−(2−アミノエチル)−5−
〔ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン
臭化水素酸塩を得る。
理することにより、2−(2−アミノエチル)−5−
〔ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン
臭化水素酸塩を得る。
【0066】m.p.:279−280℃(分解)。
【0067】参考例3 (1)2−インダン酢酸エチルエステル19.34gの
トルエン200ml溶液に、−78℃冷却下、1.5M
の水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAH)のト
ルエン65ml溶液を加え、同温で1.5時間撹拌す
る。15%亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、有機層を分
取し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー〔ヘキサン−酢酸エチル
(10:1)〕で精製して、2−インダンアセトアルデ
ヒド13.58gを得る。
トルエン200ml溶液に、−78℃冷却下、1.5M
の水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAH)のト
ルエン65ml溶液を加え、同温で1.5時間撹拌す
る。15%亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、有機層を分
取し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー〔ヘキサン−酢酸エチル
(10:1)〕で精製して、2−インダンアセトアルデ
ヒド13.58gを得る。
【0068】IR(neat)cm-1:1725 FAB−MS(m/z):161(MH+) (2)63%水素化ナトリウム3.90gをテトラヒド
ロフラン60mlに懸濁し、水冷下、ジエチルホスホノ
酢酸エチルエステル22.8gのテトラヒドロフラン1
00ml溶液を滴下し、同温で30分撹拌する。該混合
物に、2−インダンアセトアルデヒド13.58gのテ
トラヒドロフラン100ml溶液を滴下し、同温で1時
間撹拌後、更に室温で1時間撹拌する。反応液を氷水中
に注ぎ、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗浄、
乾燥後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔ヘキサン−酢酸エチル(20:1)〕
で精製して、2−インダンクロトン酸エチルエステル1
9.22gを得る。
ロフラン60mlに懸濁し、水冷下、ジエチルホスホノ
酢酸エチルエステル22.8gのテトラヒドロフラン1
00ml溶液を滴下し、同温で30分撹拌する。該混合
物に、2−インダンアセトアルデヒド13.58gのテ
トラヒドロフラン100ml溶液を滴下し、同温で1時
間撹拌後、更に室温で1時間撹拌する。反応液を氷水中
に注ぎ、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗浄、
乾燥後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔ヘキサン−酢酸エチル(20:1)〕
で精製して、2−インダンクロトン酸エチルエステル1
9.22gを得る。
【0069】 IR(neat)cm-1:1700、1655 FAB−MS(m/z):231(MH+) (3)本品19.22gのエタノール200ml溶液に
10%パラジウム−炭素2.0gを加え、室温、常圧で
接触水素化を行う。1.5時間後、触媒を除き、エタノ
ールを留去して、2−インダン酪酸エチルエステル1
9.24gを得る。
10%パラジウム−炭素2.0gを加え、室温、常圧で
接触水素化を行う。1.5時間後、触媒を除き、エタノ
ールを留去して、2−インダン酪酸エチルエステル1
9.24gを得る。
【0070】IR(neat)cm-1:1740 MS(m/z)232(M+) (4)本品19.21gのエタノール50ml溶液に、
水酸化ナトリウム水溶液(5.15g/水30ml)を
加え、室温で1時間撹拌する。エタノールを留去し、水
層を10%塩酸で弱酸性として、酢酸エチルで抽出す
る。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後溶媒を留去して、2−
インダン酪酸16.87gを得る。
水酸化ナトリウム水溶液(5.15g/水30ml)を
加え、室温で1時間撹拌する。エタノールを留去し、水
層を10%塩酸で弱酸性として、酢酸エチルで抽出す
る。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後溶媒を留去して、2−
インダン酪酸16.87gを得る。
【0071】m.p.74−75℃。
【0072】(5)本品16.84gとオキザリルクロ
リド11.67gのテトラヒドロフラン200ml溶液
に、ジメチルホルムアミド3滴を加え、1.5時間撹拌
する。溶媒と過剰のオキザリルクロリドを留去する。残
渣をテトラヒドロフラン10mlに溶解し、氷冷化、2
8%アンモニア水溶液100ml中に滴下する。同温で
2時間撹拌し、生成した結晶をろ取し、水洗後、乾燥し
て、2−インダン酪酸アミド14.46gを得る。
リド11.67gのテトラヒドロフラン200ml溶液
に、ジメチルホルムアミド3滴を加え、1.5時間撹拌
する。溶媒と過剰のオキザリルクロリドを留去する。残
渣をテトラヒドロフラン10mlに溶解し、氷冷化、2
8%アンモニア水溶液100ml中に滴下する。同温で
2時間撹拌し、生成した結晶をろ取し、水洗後、乾燥し
て、2−インダン酪酸アミド14.46gを得る。
【0073】m.p.116−118℃。
【0074】(6)水素化リチウムアルミニウム3.2
3gのテトラヒドロフラン200ml懸濁液に、氷冷
下、2−インダン酪酸アミド14.42gを加え、1.
5時間加熱還流する。冷却後、50%ロシェル塩水溶液
を加え、析出する不溶物をろ取する。ろ液を濃縮乾固す
る。残渣をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、塩化
水素−ジオキサンを加え、析出する結晶をろ取して、2
−(4−アミノブチル)インダン塩酸塩12.82gを
得る。
3gのテトラヒドロフラン200ml懸濁液に、氷冷
下、2−インダン酪酸アミド14.42gを加え、1.
5時間加熱還流する。冷却後、50%ロシェル塩水溶液
を加え、析出する不溶物をろ取する。ろ液を濃縮乾固す
る。残渣をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、塩化
水素−ジオキサンを加え、析出する結晶をろ取して、2
−(4−アミノブチル)インダン塩酸塩12.82gを
得る。
【0075】m.p.184−186℃。
【0076】(7)本品12.74g、トリエチルアミ
ン13.91gのジクロロメタン100ml懸濁液に、
氷冷下、塩化アセチル5.42gのジクロロメタン20
ml溶液を滴下し、同温で1時間撹拌する。反応液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去する。得られた粗結晶を酢酸エ
チル−イソプロピルエーテルから再結晶して、2−(4
−アセチルアミノブチル)インダン12.0gを得る。
ン13.91gのジクロロメタン100ml懸濁液に、
氷冷下、塩化アセチル5.42gのジクロロメタン20
ml溶液を滴下し、同温で1時間撹拌する。反応液を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去する。得られた粗結晶を酢酸エ
チル−イソプロピルエーテルから再結晶して、2−(4
−アセチルアミノブチル)インダン12.0gを得る。
【0077】m.p.83−84℃。
【0078】(8)本品を参考例1−(1)と同様に処
理することにより、2−(4−アセチルアミノブチル)
−5−(3−メトキシカルボニルプロピオニル)インダ
ンを得る。
理することにより、2−(4−アセチルアミノブチル)
−5−(3−メトキシカルボニルプロピオニル)インダ
ンを得る。
【0079】m.p.:94−95℃。
【0080】(9)本品を参考例1−(2)と同様に処
理することにより、2−(4−アミノブチル)−5−
〔4,5−ジヒドロピリダジン−3(2H)−オン−6
−イル〕インダンを得る。
理することにより、2−(4−アミノブチル)−5−
〔4,5−ジヒドロピリダジン−3(2H)−オン−6
−イル〕インダンを得る。
【0081】m.p.:153−155℃。
【0082】(10)本品を参考例1−(3)と同様に
処理することにより、2−(4−アミノブチル)−5−
〔ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン
を得る。
処理することにより、2−(4−アミノブチル)−5−
〔ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン
を得る。
【0083】m.p.:279−281℃。
【0084】参考例4 (1)2−アミノメチル−5−〔4,5−ジヒドロピリ
ダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン6.1
5gのメタノール溶液(60ml)にプロパナール
(1.51g)のメタノール溶液(5ml)を滴下し、
室温で30分撹拌する。次いで、氷冷下、水素化ホウ素
ナトリウム1.03gを加え、同温で20分、室温で1
時間撹拌する。メタノールを留去し、残渣に水を加え、
酢酸エチルで抽出する。有機層を水洗、乾燥後、溶媒を
留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
〔溶媒;クロロホルム−メタノール(15:1)〕で精
製することにより、2−(プロピルアミノメチル)−5
−〔4,5−ジヒドロピリダジン−3(2H)−オン−
6−イル〕インダン5.22gを得る。
ダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン6.1
5gのメタノール溶液(60ml)にプロパナール
(1.51g)のメタノール溶液(5ml)を滴下し、
室温で30分撹拌する。次いで、氷冷下、水素化ホウ素
ナトリウム1.03gを加え、同温で20分、室温で1
時間撹拌する。メタノールを留去し、残渣に水を加え、
酢酸エチルで抽出する。有機層を水洗、乾燥後、溶媒を
留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
〔溶媒;クロロホルム−メタノール(15:1)〕で精
製することにより、2−(プロピルアミノメチル)−5
−〔4,5−ジヒドロピリダジン−3(2H)−オン−
6−イル〕インダン5.22gを得る。
【0085】m.p.:82−84℃。
【0086】(2)本品5.08gを参考例1−(3)
と同様に処理して、2−(プロピルアミノ)メチル−5
−〔ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダ
ン臭化水素酸塩(4.52g)を得、次いで、10%水
酸化ナトリウム水溶液で処理することにより、2−(プ
ロピルアミノメチル)−5−〔ピリダジン−3(2H)
−オン−6−イル〕インダン3.13gを得る。
と同様に処理して、2−(プロピルアミノ)メチル−5
−〔ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダ
ン臭化水素酸塩(4.52g)を得、次いで、10%水
酸化ナトリウム水溶液で処理することにより、2−(プ
ロピルアミノメチル)−5−〔ピリダジン−3(2H)
−オン−6−イル〕インダン3.13gを得る。
【0087】m.p.:144−146℃。
【0088】参考例5 (1)2−(2−アミノエチル)−5−〔4,5−ジヒ
ドロピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダ
ンを参考例4−(1)と同様に処理して、2−〔2−
(プロピルアミノ)エチル〕−5−〔4,5−ジヒドロ
ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダンを
得る。
ドロピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダ
ンを参考例4−(1)と同様に処理して、2−〔2−
(プロピルアミノ)エチル〕−5−〔4,5−ジヒドロ
ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダンを
得る。
【0089】m.p.:123−124℃。
【0090】(2)本品を参考例1−(3)と同様に処
理して、2−〔2−(プロピルアミノ)エチル〕−5−
〔ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン
臭化水素酸塩を得、次いで、10%水酸化ナトリウム水
溶液で処理することにより、2−〔2−(プロピルアミ
ノ)エチル〕−5−〔ピリダジン−3(2H)−オン−
6−イル〕インダンを得る。
理して、2−〔2−(プロピルアミノ)エチル〕−5−
〔ピリダジン−3(2H)−オン−6−イル〕インダン
臭化水素酸塩を得、次いで、10%水酸化ナトリウム水
溶液で処理することにより、2−〔2−(プロピルアミ
ノ)エチル〕−5−〔ピリダジン−3(2H)−オン−
6−イル〕インダンを得る。
【0091】m.p.:150−151℃。
【0092】参考例6 2−アミノメチル−5−〔4,5−ジヒドロピリダジン
−3(2H)−オン−6−イル〕インダン6.03gの
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン60ml懸濁
液に、トリエチルアミン5.53gを加え、次いでプロ
パンスルホニルクロリド5.10gのテトラヒドロフラ
ン20ml溶液を加える。混合物を室温で30分撹拌す
る。反応液を氷水中に注ぎ、析出する結晶をろ取する。
析出結晶をメタノール−アセトニトリルから再結晶し
て、2−(プロピルスルホニルアミノメチル)−5−
〔4,5−ジヒドロピリダジン−3(2H)−オン−6
−イル〕インダン5.34gを得る。
−3(2H)−オン−6−イル〕インダン6.03gの
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン60ml懸濁
液に、トリエチルアミン5.53gを加え、次いでプロ
パンスルホニルクロリド5.10gのテトラヒドロフラ
ン20ml溶液を加える。混合物を室温で30分撹拌す
る。反応液を氷水中に注ぎ、析出する結晶をろ取する。
析出結晶をメタノール−アセトニトリルから再結晶し
て、2−(プロピルスルホニルアミノメチル)−5−
〔4,5−ジヒドロピリダジン−3(2H)−オン−6
−イル〕インダン5.34gを得る。
【0093】m.p.:158−159℃。
【0094】参考例7−13 対応原料化合物を参考例6と同様に処理することによ
り、第5表記載の化合物を得る。
り、第5表記載の化合物を得る。
【0095】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 文和 埼玉県南埼玉郡白岡町小久喜675−1−C 403
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (式中、R1は低級アルキル基、低級アルケニル基又は
異項原子として窒素原子を含み置換基を有していてもよ
い単環式複素芳香環式基、R2は水素原子又は低級アル
キル基、Aは低級アルキレン基を表す。)で示されるイ
ンダン誘導体又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分
とする医薬組成物。 - 【請求項2】 R1が低級アルキル基、低級アルケニル
基又はピリジル基である請求項1記載の医薬組成物。 - 【請求項3】 R2が水素原子である請求項1記載の医
薬組成物。 - 【請求項4】 R2が低級アルキル基である請求項1記
載の医薬組成物。 - 【請求項5】 医薬組成物が腎炎の予防・治療薬及び/
又はエンドトキシンショック保護作用薬である請求項
1、2、3又は4記載の医薬組成物。 - 【請求項6】 医薬組成物が腎炎の予防・治療薬である
請求項5記載の医薬組成物。 - 【請求項7】 医薬組成物が糸球体腎炎の予防・治療薬
である請求項5記載の医薬組成物。 - 【請求項8】 医薬組成物がイムノグロブリンA腎症、
ネフローゼ症候群及び/又はループス腎炎の予防・治療
薬である請求項5記載の医薬組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16479996A JPH0971535A (ja) | 1995-06-26 | 1996-06-25 | 医薬組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-159262 | 1995-06-26 | ||
| JP15926295 | 1995-06-26 | ||
| JP16479996A JPH0971535A (ja) | 1995-06-26 | 1996-06-25 | 医薬組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0971535A true JPH0971535A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=26486113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16479996A Pending JPH0971535A (ja) | 1995-06-26 | 1996-06-25 | 医薬組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0971535A (ja) |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP16479996A patent/JPH0971535A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10710987B2 (en) | Hydrochloride salt form for EZH2 inhibition | |
| TWI304062B (en) | N-(pyridin-2-yl)-sulfonamide derivatives | |
| WO1991001306A1 (en) | Oxoindole derivative | |
| EA021025B1 (ru) | Соединения, эффективные в качестве ингибиторов ксантиноксидазы, способ их получения и содержащая их фармацевтическая композиция | |
| LU85442A1 (fr) | Agents antidepression a base de 1,2,4-triazol-3-one | |
| EP1442026B9 (en) | Triazole derivatives as cyclooxygenase (cox) inhibitors | |
| JP2007505888A (ja) | オキシトシン拮抗薬としての置換トリアゾール誘導体 | |
| JP4146641B2 (ja) | 3−アミノ−1−フェニル−1h−[1,2,4]トリアゾールの新規な分岐状置換アミノ誘導体、それらの製造法およびそれらを含む医薬組成物 | |
| JP3271991B2 (ja) | ベンズイミダゾール誘導体及びその薬学的に許容される塩 | |
| WO1996020177A1 (en) | Pyrimidine derivatives | |
| EP0579059B1 (en) | Pyridazinone derivatives and processes for preparing the same | |
| JPH0971534A (ja) | 医薬組成物 | |
| EP0661274A1 (en) | Indane derivatives, processes for preparing the same and synthetic intermediate of the same | |
| WO1999054306A1 (en) | Isoquinolinesulfonamide derivatives and drugs containing the same as the active ingredient | |
| JP2757353B2 (ja) | インダン誘導体、その製法及びその合成中間体 | |
| EP0661273B1 (en) | Indane derivatives and processes for preparing the same | |
| JP3734870B2 (ja) | ピリミジン誘導体及びこれを含有する医薬 | |
| JPH07233072A (ja) | 医薬組成物 | |
| JPH0436151B2 (ja) | ||
| JP3342475B2 (ja) | ナトリウム−水素交換1型阻害物質を調製する方法 | |
| JP2616584B2 (ja) | ピリダジノン誘導体及びその製法 | |
| JP2009504628A (ja) | オキシトシン拮抗薬としての置換トリアゾール誘導体 | |
| JP2757352B2 (ja) | インダン誘導体、その製法及びその合成中間体 | |
| WO1991011434A1 (en) | Bicyclolactam derivative | |
| JPH09301972A (ja) | N−(1−置換−アザシクロアルカン−3−イル)カルボキサミド誘導体及びそれを含有する医薬組成物 |