JPH097212A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JPH097212A
JPH097212A JP7149062A JP14906295A JPH097212A JP H097212 A JPH097212 A JP H097212A JP 7149062 A JP7149062 A JP 7149062A JP 14906295 A JP14906295 A JP 14906295A JP H097212 A JPH097212 A JP H097212A
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JP
Japan
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light
optical
hologram
diffraction
volume
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Application number
JP7149062A
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English (en)
Inventor
Yuzuru Tanabe
譲 田辺
Koichi Murata
浩一 村田
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】半導体レーザ1からのS波は第1、2の体積ホ
ログラム3、5に達し0次光がほぼ100%透過し1/
4波長板6で円偏光に変換される。光ディスク8からの
戻り光は1/4波長板6によりP波に変換され第2の体
積ホログラム5でほぼ100%の回折効率、60°で回
折され、第1の体積ホログラム3でほぼ100%の回折
効率、−60°で回折される。往復効率η3 はほぼ10
0%である。 【効果】高い光の往復効率が得られ、体積ホログラムと
透明基板等との界面での回折光の全反射による検出不能
も解消できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD(コンパクト デ
ィスク)、CD−ROM、ビデオディスク等の光ディス
クや光磁気ディスク等の光記録媒体の光学的情報の書き
込み、読み取りを行う光ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク及び光磁気ディスク等
に光学的情報を書き込んだり、あるいは光学的情報を読
み取る光ヘッド装置としては、光ディスク等の記録面か
ら反射された信号光を検出部へ導光(ビームスプリッ
ト)する光学部品としてプリズム式ビームスプリッタを
用いたものと、回折格子又はホログラム素子を用いたも
のとが知られていた。
【0003】従来、光ヘッド装置用の回折格子又はホロ
グラム素子は、ガラスやプラスチック基板上に、矩形の
断面を有する回折格子(レリーフ型回折格子)をドライ
エッチング法又は射出成形法よって形成し、これによっ
て光を回折しビームスプリット機能を付与していた。
【0004】従来の回折格子又はホログラム素子を用い
た場合、光源の半導体レーザ等から光記録媒体に到達す
る光量、すなわち往路効率が小さかった。さらに、往路
効率と復路効率の積である往復効率も、±1次光のいず
れか一方を利用する場合最大10%程度、両方利用して
も最大20%程度であった。
【0005】また、体積ホログラムを半導体レーザ光あ
るいは戻り光に対して45°傾けて配置するという方式
もあり、この場合直線偏光のP波又はS波の入射光とS
波又はP波の回折光との光軸が90°をなすことによっ
て、大きな偏光選択性が得られる。
【0006】しかし、前記の45°配置では装置のアラ
イメントが困難であり、1 /4波長板とのラミネート処
理、回折格子、ホログラム素子とのラミネート処理を量
産性よく行いがたい。また、回折角度がほぼ90°と大
きく、半導体レーザの波長の変動やばらつきに対して、
回折光のビーム出射方向が変化しやすく、光の利用効率
も変化しやすいという問題があった。特に、半導体レー
ザからの光を回折させて対物レンズに入射させると、波
長変動により光記録媒体上に有効に集光できなかった。
【0007】また体積ホログラムの場合、高い往復効率
を得ようとすると回折角も大きくなり他の界面での臨界
角を超え全反射となるため、光検出器の配置も難しくな
っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の上記課題を解決し、光の利用効率が高くパッケー
ジ化も可能で生産性もよい光ヘッド装置を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、光記録媒体に
光を照射することにより光学的情報の書き込み及び/又
は読み取りを行う光ヘッド装置において、光記録媒体と
光源との間に光記録媒体からの反射光を光検出器に導光
する回折素子を有し、前記回折素子は、回折格子間隔d
が1.01λ/n〜λ(nは平均屈折率、λは光源の光
の波長)の略平行に配置された2枚の体積ホログラム
と、2枚の体積ホログラムの光記録媒体側の面に設けら
れた光位相差素子とからなり、光源からの光は回折素子
の入射面にほぼ垂直に入射してなることを特徴とする光
ヘッド装置である。
【0010】本発明において、光源からの直線偏光1に
対する前記体積ホログラムの回折効率η1 と、光記録媒
体からの反射光が光位相差素子により偏光方向を変換さ
れた直線偏光2に対する前記体積ホログラムの回折効率
η2 との比η2 /η1 が2以上であることが好ましい。
この場合、2より小さいと光の往復効率が小さくなり、
また光記録媒体にとどく光量も低下し情報の書き込みに
も不利なため好ましくない。
【0011】前記光位相差素子は1/4波長板であるの
が好ましい。1/4波長板は光源からの直線偏光1(P
波又はS波)を円偏光に変換し、光記録媒体からの反射
光である円偏光を直線偏光1と偏光方向が直交する直線
偏光2(S波又はP波)に変換するため、体積ホログラ
ムはP波又はS波のいずれか一方に対してのみ回折格子
として機能するよう設定できるので、高い光の往復効率
が得られる。
【0012】前記2枚の体積ホログラムにより回折され
光検出器に向かう光の光路中に第3のホログラムを配置
すれば、フォーカスエラー制御用の回折光が得られ、ビ
ーム形状の制御も容易になるため好ましい。第3のホロ
グラムは、表面格子型、体積型のいずれでもよいが、表
面格子型にすることによりCGH(コンピュータ ジェ
ネレーテッド ホログラム)法で容易に作成でき、集光
性が向上し、ビーム形状の制御が容易になる。
【0013】以下に、図面に基づいて本発明を詳細に説
明する。図1は本発明の光ヘッド装置を光ディスク記録
再生装置に搭載した一例の基本構成の側面図である。こ
こでは簡単のために、透過型の体積ホログラムの入射面
に対してほぼ垂直に光源からの光が入射する場合につい
て説明する。
【0014】光源である半導体レーザ(以下LDとす
る)1からの直線偏光1が、第1の体積ホログラム3に
達し一部回折される。このときの直線偏光1に対する回
折効率をη11とすると0次光の透過効率は1−η11とな
る。この1−η11の光は、第2の体積ホログラム5で一
部回折される。このときの直線偏光1に対する回折効率
をη12とすると0次光の透過効率は(1−η12)×(1
−η11)となる。
【0015】透過した0次光が光位相差素子である1/
4波長板6により円偏光となり、対物レンズ7により集
光され光ディスク8に達し反射される。前記光位相差素
子は1/4波長板、3/4波長板、5/4波長板等の
(2K+1)/4(Kは0以上の整数)波長板であれば
好ましく使用できる。前記反射光は再び対物レンズ7を
通り、1/4波長板6によりLD1からでた直線偏光1
と偏光方向が直交する直線偏光2となる。戻り光の直線
偏光2は、第2の体積ホログラム5により回折効率η22
で回折され、さらに第1の体積ホログラム3により回折
効率η21で回折される。したがって、2回回折された光
が光検出器9〜11に到達する。
【0016】このとき反射等のロスを無視すると、LD
1から光検出器9〜11に到達する光の往復効率η3
(1−η11)×(1−η12)×η22×η12となる。ここ
で、簡単のため第1のホログラム3と第2のホログラム
5がほぼ同等の特性(η1 =η11=η12、η2 =η21
η22)を有するとすれば、η3 =(1−η12 ×η2
2 となる。
【0017】ここで従来のη11=η12=η21=η22の表
面レリーフ型等の透過型ホログラムを用いた場合には、
η3 の最大値はη11=50%のときで6.25%であ
る。本発明による体積ホログラムを用いることにより、
光の偏光方向の違いによりη21>η11とすることがで
き、η3 を25%以上になしうる。η2 /η1 ≧2とす
ることにより往復効率η3 を大きくでき好ましく、さら
に好ましくは4以上とするのがよい。さらにη1 を0
%、η2 を100%とすることによりη3 を100%と
もなしうる。
【0018】このように、光の偏光方向による回折効率
の違いを利用することにより高い往復効率を実現でき
る。体積ホログラムの偏光方向による回折効率は、体積
ホログラムの屈折率変調振幅であるΔn、体積ホログラ
ムの厚みD、回折格子間隔d、回折格子傾きφ、光源か
らの光の入射角θin、回折出射角θout 等の関数で表せ
る。
【0019】これらの関係を詳細に検討した結果、η2
/η1 の大きな体積ホログラムの作成には、回折格子間
隔を小さくし回折角を大きくすることが有効であること
がわかった。つまり、体積ホログラムによる回折出射角
θout が全反射の臨界角以上のとき、充分にη2 /η1
を大きくできる。しかし、全反射すると回折光が光検出
器に到達しなくなる。体積ホログラムを本発明のように
2枚用いることにより、第2の体積ホログラム5で回折
された光を再び第1の体積ホログラム3で回折させるこ
とにより、光を光検出器へ導光できる。
【0020】これらの関係を詳細に検討した結果の一例
を図2のグラフに示す。この例は波長λ=780nm、
n=1.5、d=0.6μm(1.15λ/nに相当)
で、図1のようにθin=0゜、θout =60゜(内部
角)である。回折効率ηS 、ηP の値は図2のようにΔ
nDにより変動する。この場合、変動周期はS波とP波
で異なる。
【0021】たとえばΔnD=約0.2μmで、ηS
80%、ηP =30%であることがわかる。前記ΔnD
を有する体積ホログラムに光源からP波の光を透過させ
ると、η1 =70%、η2 =80%、η3 =31%が得
られる。
【0022】またΔnD=約0.54μmでは、ηS
0%、ηP =100%であることがわかる。前記ΔnD
を有する体積ホログラムに光源からS波の光を透過させ
ると、η1 =0%、η2 =100%、η3 =100%が
得られる。
【0023】したがって、偏光方向による回折効率の差
が有効になるのは、格子間隔dが1.01λ/n〜λで
あることがわかった。
【0024】また、第1の体積ホログラム3と第2の体
積ホログラム5を回折格子間隔が同じものとすることに
より、回折素子からの出射光がLD1からの入射光に対
してほぼ平行となり、LD1の波長のばらつきや温度変
動による出射光の回折角の変化もキャンセルされ好まし
い。
【0025】前記2枚の体積ホログラムを光位相差素子
とともにガラスや透明樹脂等の透明基板に貼り合わせ一
体化することにより、調整が容易になりパッケージ化さ
れた回折素子を構成できるので好ましい。
【0026】回折素子からの出射光は、直接光検出器9
〜11に到達するか、又はシリンドリカルレンズ等を用
いてフォーカスエラー制御用の非点収差を付与したうえ
で光検出器9〜11に到達させることもできる。
【0027】フォーカスエラー制御のために、光検出器
9〜11上に光記録媒体からの反射光が所望のビーム形
状で集光するように、第1の体積ホログラム3又は第2
の体積ホログラム5の少なくとも一方の回折格子形状
に、格子面内で曲率を付けたり格子間隔に分布を付けた
りすることもできる。
【0028】本発明の光ヘッド装置は、フォーカスエラ
ー検出法、非点収差法、ナイフエッジ法、スポットサイ
ズ検出法などの各種検出法、制御法に応用できる。
【0029】また第1及び第2の体積ホログラムの回折
格子形状は、レンズ効果を持たない平行で等間隔の回折
格子とすることができ、その場合作成も容易である。
【0030】ガラス基板2の光源側の面の一部に表面格
子型の回折格子12を形成し、光源からの光を回折格子
12により−1次光、0次光、1次光に分離し、−1次
光、1次光をトラッキング制御用の光として利用するこ
とが、トラッキング制御が容易になり好ましい。この例
では、トラッキング法を3ビーム法としているが、この
回折格子12をなくし1ビームでトラッキング制御を行
ってもよい。
【0031】またこの回折格子12は、ガラス基板2の
面に形成する方が部品点数の削減という点で好ましい
が、別部品としてもよい。またこの回折格子12の作成
方法も、ガラス基板2に直接表面格子を作成してもよ
く、回折格子12の形成されたフィルムや基板を貼り付
けてもよい。
【0032】前記第3のホログラム13により回折され
た0次光、−1次光、1次光の少なくとも2つの光を、
少なくとも2つ以上に分割された検出素子で検出するこ
とで、フォーカスエラー信号を容易に生成でき、また第
3のホログラムの回折効率に依存せず高い強度の信号を
検出できる。好ましくは3つすべての光を検出すること
が、さらに高い信号強度を得るうえでよい。
【0033】前記第3のホログラムを前記ガラス基板2
に実質的に一体化すると、部品点数の削減、検出機能の
向上という点で好ましい。
【0034】光源からの光と前記第3のホログラムを透
過した0次光とを含む面に、第3のホログラムで回折す
べき光を含まないことにより、充分に第2の体積ホログ
ラム5の回折角をとることができ、それぞれのクロスト
ークが小さくなり好ましい。
【0035】光源、体積ホログラム3、5を含む回折素
子及び光検出器9〜11を同一のパッケージに納めても
よく、その場合パッケージ化された光往復効率の高い光
ヘッド装置を提供できる。
【0036】体積ホログラムは、数100μm2 〜数1
0mm2 程度の面積で、数μm〜数10μm程度の厚み
であり、前記面積、厚みで十分な光回折機能を持つ。こ
の体積ホログラムとしては、リップマンタイプ等のホロ
グラムを使用できる。また、体積ホログラム材料として
は、ポリビニルカルバゾール、重クロム酸ゼラチン、光
レジスト、フォトポリマー、銀塩など種々の感光材料を
好ましく用いうる。
【0037】本発明における光位相差素子としては、適
当な複屈折性を有するものが好ましく、その複屈折量と
厚みを制御することにより所望の光位相差素子が得られ
る。材質としては、延伸ポリカーボネートや、ポリビニ
ルアルコール(PVA)や、ポリビニルブチラール(P
VB)や、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ
リプロピレン(PP)等の有機化合物が好ましく使用で
きる。
【0038】水晶やLiNbO3 、LiTaO3 、方解
石等の複屈折結晶であってもよく、あるいはSiO2
ZnO、TiO2 などの無機化合物あるいはそれらの複
合化合物を、ガラス基板等の透明基板あるいは体積ホロ
グラムにコーティングすることにより複屈折性を発現さ
せ光位相差素子として用いることもできる。
【0039】体積ホログラム3、5をその面上に塗布形
成する透明基板2、4としては、ガラス、ポリカーボネ
ート、ポリオレフィン、アクリル樹脂、PET、PP等
が使用できる。前記光位相差素子を基板としてかねるこ
ともできる。接着層を体積ホログラム3、5と透明基板
2、4の間に形成することもできる。
【0040】透明基板2、4、体積ホログラム3、5、
光位相差素子間にそれぞれ中間層を設けることもでき
る。中間層としてはガラス、PVA、PVB等も使用で
きる。体積ホログラム3、5と透明基板2、4等は、で
きるだけ近い屈折率であるか等しい屈折率であることが
好ましい。
【0041】また、第3のホログラム13や3ビーム法
によるトラッキング制御用の回折格子12は、ドライエ
ッチング法等のエッチング法や射出成形法等の成形法に
よって形成してもよい。
【0042】透明基板2、4、光位相差素子等の表面に
無反射コーティングすることにより、光の透過効率を上
げうるとともに、表面反射による戻り光を低減でき好ま
しい。
【0043】本発明の回折素子は、大きな透明基板にあ
らかじめ体積ホログラム、光位相差素子、回折格子等を
形成しておき、その大きな透明基板を切断することによ
って数mm角の回折素子を複数個形成することが生産
性、作業性、コスト等の点で好ましい。
【0044】本発明の光源としては半導体レーザ、YA
Gレーザ等の固体レーザ、He−Ne等の気体レーザ等
の各種の固体、気体レーザが使用でき、半導体レーザが
小型軽量化、連続発振、保守点検等の点で好ましい。ま
た、光源部に半導体レーザ等と非線形光学素子を組み込
んだ高調波発生装置(SHG)を使用し、青色レーザ等
の短波長レーザを用いると、高密度の光記録及び読み取
りが可能になる。
【0045】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明の光ヘッド装置の1実
施例を示し、その基本構成の側面図である。図1におい
て回折素子は第1の体積ホログラム3、第2の体積ホロ
グラム5、光位相差素子の1/4波長板6で構成されて
いる。2及び4は、第1及び第2の体積ホログラム3、
5を1面に形成したガラス基板である。
【0046】LD1は光源であり、光検出器9〜11は
フォトダイオード(PD)等の受光素子からなり回折素
子からの戻り光を検出する。またガラス基板2には、ト
ラッキング制御用の3ビームを発生するための回折格子
12及び表面格子型の第3のホログラム13を形成して
いる。また非球面レンズからなる対物レンズ7は、光デ
ィスク8の記録面に光を集光させる。
【0047】本実施例では第1及び第2の体積ホログラ
ム3、5は、ほぼ同じ特性のものを用いた。この例で
は、厚みD=20μm、平均屈折率nは約1.5のフォ
トポリマーを用いた。体積ホログラム3、5の作成は、
波長λ=780nmの2光束のレーザ光を干渉させて露
光し作成した。本実施例では前記2光束のレーザ光の各
々の入射角θ1 、θ2 はθ1 =0°、θ2 =60°と
し、2光束とも平行光とした。得られた体積ホログラム
3、5の屈折率変調振幅ΔnはΔn=0.027であ
り、ΔnD=0.54μmであった。
【0048】また本実施例では、露光に用いる2光束レ
ーザ光の波面形状を平行光としたが、発散光や収束光等
の組み合わせにより、体積ホログラム3、5にレンズ効
果を付与することができ、光検出器9〜11上における
フォーカスエラー制御用光ビーム等の光ビーム形状を自
由に形成できる。
【0049】前述のように作成した体積ホログラム3、
5のいずれかを用いて、LD1から垂直に波長780n
mのレーザ光を照射し、体積ホログラムの回折効率を測
定した。その結果、体積ホログラム3、5の回折格子面
に対してS偏光を入射した場合の回折効率ηS はほぼ0
%で、P偏光を入射した場合の回折効率ηP はほぼ10
0%であった。また、回折光の回折角θd は60°であ
った。この体積ホログラム3、5の回折格子間隔dは約
0.6μmで、d≒1.15λ/n(n≒1.5)であ
る。
【0050】また、ガラス基板2のLD1側の面には、
トラッキング制御用の3ビームを発生する回折格子12
をフォトリソグラフィー法及びエッチング法で作成し、
フォーカスエラー制御用のビームを発生する第3のホロ
グラム13をフォトリソグラフィー法及びエッチング法
で作成した。
【0051】図1のようにガラス基板2、第1の体積ホ
ログラム3、ガラス基板4、第2の体積ホログラム5を
順次、それぞれ接着層を介して接着し積層化した。さら
にその上に接着層を介してポリカーボネート製の1/4
波長板6を貼り付けることにより、これらの光学部品を
一体化し回折素子を作成した。
【0052】前記回折素子をLD1と光検出器9〜11
を含む同一パッケージに組み込むことにより、 前記回折
素子を内蔵した光ヘッド装置モジュールを作成した。
【0053】本実施例のモジュールでは、LD1からの
直線偏光1(S波)は、 第1及び第2の体積ホログラム
3、5に達し、0次光がほぼ100%透過し、1/4波
長板6を透過し円偏光に変換され本モジュールより出射
する。出射光は対物レンズ7を通して光ディスク8上に
集光され、光学的情報(反射率等の違いを利用したO
N、OFFのビット信号からなるディジタル信号)を含
む反射光として再び対物レンズ7を通して、本モジュー
ルに戻る。
【0054】この戻り光は1/4波長板6により直線偏
光2(P波)に変換され、第2の体積ホログラム5に達
し、ほぼ100%の回折効率及び60°の角度で回折さ
れる。この回折光は第1の体積ホログラム3に到達し、
再びほぼ100%の回折効率及び−60°で回折され、
回折素子の入射面にほぼ垂直の光となり出射した。この
ときの光の往復効率η3 はほぼ100%であった。
【0055】本実施例では、フォーカスエラー検出法と
してスポットサイズ検出法を用いた。これは第3のホロ
グラム13により回折した−1次光、1次光の焦点位置
を異なるようにすることで、光検出器9、11上での2
つのビームの直径を測定することにより、フォーカスエ
ラー検出信号を得るものである。また、光ディスク8の
信号であるRF信号の検出は、第2の体積ホログラム3
により回折した−1次光、0次光、1次光の3ビームの
強度の和を測定することにより行った。このようにRF
信号を検出することにより、第3のホログラム13の回
折効率に依存せず充分な強度の信号が得られた。
【0056】
【発明の効果】従来のレリーフ型回折格子の場合、光検
出器を±1次光のいずれか一方においた場合は最大10
%程度、両方においた場合でも最大20%程度の往復効
率であったが、本発明ではたとえば最大ほぼ100%と
高い往復効率が得られる。
【0057】また2枚の体積ホログラムを使用すること
によって、体積ホログラムと他のガラス基板等との界面
での全反射による検出不能も解消できる。
【0058】本発明は、従来のように体積ホログラムを
光源からの光に対して45°傾けた構成に比べて、部品
のアセンブリ及び調整が容易である。前記45°構成で
ないため、1/4波長板とのラミネート処理が容易で、
トラッキング制御用の回折格子及びフォーカスエラー制
御用の第3のホログラムを形成することが容易で、さら
にフラットパッケージタイプのLDとの一体化が容易で
ある。
【0059】また2枚の体積ホログラムによる補償効果
によって、波長変動又は温度変動による光路の変化が補
償され、光路が変化しにくい。
【0060】体積ホログラム及びそれを形成した透明基
板の入射面に対してほぼ垂直に光が入射するため、スポ
ットサイズデイテクション法、ナイフエッジ法、非点収
差法等のフォーカスエラー制御を行うためのホログラム
の設計が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の光ヘッド装置の基本構成の側
面図。
【図2】本発明の実施例における△nDと回折効率のグ
ラフ。
【符号の説明】
1:LD 3:第1の体積ホログラム 5:第2の体積ホログラム 6:1/4波長板 8:光ディスク 9:光検出器 10:光検出器 11:光検出器 12:回折格子 13:第3のホログラム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光記録媒体に光を照射することにより光学
    的情報の書き込み及び/又は読み取りを行う光ヘッド装
    置において、光記録媒体と光源との間に光記録媒体から
    の反射光を光検出器に導光する回折素子を有し、前記回
    折素子は、回折格子間隔dが1.01λ/n〜λ(nは
    平均屈折率、λは光源の光の波長)の略平行に配置され
    た2枚の体積ホログラムと、2枚の体積ホログラムの光
    記録媒体側の面に設けられた光位相差素子とからなり、
    光源からの光は回折素子の入射面にほぼ垂直に入射して
    なることを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】光源からの直線偏光1に対する前記体積ホ
    ログラムの回折効率η1 と、光記録媒体からの反射光が
    光位相差素子により偏光方向を変換された直線偏光2に
    対する前記体積ホログラムの回折効率η2 との比η2
    η1 が2以上である請求項1記載の光ヘッド装置。
  3. 【請求項3】前記光位相差素子は1/4波長板である請
    求項1又は2記載の光ヘッド装置。
  4. 【請求項4】前記2枚の体積ホログラムにより回折され
    光検出器に向かう光の光路中に第3のホログラムを配置
    する請求項1、2又は3のいずれかに記載の光ヘッド装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11328713A (ja) * 1998-05-14 1999-11-30 Hideo Maeda 方向性回折格子
WO2002001555A1 (en) * 2000-06-29 2002-01-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical element, optical head and optical information processor
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