JPH097340A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH097340A
JPH097340A JP7172750A JP17275095A JPH097340A JP H097340 A JPH097340 A JP H097340A JP 7172750 A JP7172750 A JP 7172750A JP 17275095 A JP17275095 A JP 17275095A JP H097340 A JPH097340 A JP H097340A
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JP
Japan
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tape
magnetic tape
magnetic
recording
tape cartridge
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JP7172750A
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Inventor
Shinji Nakamura
伸司 中村
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープの位置精度の向上を図ったテープ
カートリッジを提供する。 【構成】 回転体57に磁気ヘッド56を取り付け、磁
気テープ43に円弧状の記録トラックを形成して記録再
生する磁気記録再生装置に使用するテープカートリッジ
において、回転体57と対向すべきテープカートリッジ
の部位の両側の近傍に磁気テープ43の面を案内するガ
イド壁部部分72a,72bと磁気テープ43の下縁部
を案内するフランジ71,75と磁気テープ43の上縁
部を付勢するフランジ73,76とからなるテープカー
トリッジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ面に略直交
する方向に回転軸を有する回転体に磁気ヘッドを取り付
け、前記磁気テープに円弧状の記録トラックを形成し記
録及び/又は再生する磁気記録及び/又は再生装置の用
いられるカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は特開平6−139662号の磁気
記録再生方法の概念図である。同じく、図2はこの記録
方法に使用するテープを収納するカートリッジの概略図
を示している。図1において、1は磁気テープ、2は磁
気テープ面に大略直交する回転軸を持つ回転体、3は回
転体2を回転駆動するモータである。回転体2の端面に
磁気ヘッド4a,4b・・が取り付けられ、これらの磁
気ヘッド4a,4b・・は磁気テープ1と所定の位置で
摺接して記録又は再生する。矢印5は磁気テープ1の走
行方向、6及び7はテープガイドである。記録されるト
ラックパターンは8に示されるごとく円弧状になる。こ
の記録法は一般のVTR装置のヘリカル・スキャン方式
で使用されている傾斜ポールやドラム・エッジの無い事
が特徴で磁気テープのテープ幅方向規制はガイド6及び
7に依っている。
【0003】図2は特開平6−139662号に示され
ている磁気テープ収納カートリッジの概略図である。図
2において、9はカートリッジ、1は磁気テープ、11
及び12はテープガイドである。ベルト13は一対のリ
ール14、15に巻き取られている磁気テープ1に接触
している。プーリー16を回転させることによりベルト
13を移送させ磁気テープ1を走行させる構造である。
これはコンピュータのデータ保存用のデータ・カートリ
ッジの形態のものであるが、このカートリッジに限定さ
れることなく、各種のカートリッジ形態であっても前記
磁気記録方法は可能である。
【0004】図3は図1を磁気テープ面と同一平面内の
上方(磁気テープ幅方向)より見た状態を示している。
同図に示すように、回転体2は磁気テープ1の垂直面か
ら若干傾いており、磁気ヘッド4aは21の部分で磁気
テープ1に摺接し記録トラックを形成するが、22及び
23の部分では磁気ヘッド4b,4cは磁気テープ1と
離間し記録トラックを形成しない。なお、図1、図3の
例では回転体2に磁気ヘッドを4個搭載した場合を示
す。
【0005】図4は図1の如き磁気テープ面に略直交す
る方向に回転軸を有する回転体に磁気ヘッドを取り付け
た装置にて記録した磁気テープ面の記録パターンの一例
を示したものである。図4のように、記録トラックは円
弧状に形成される。このときの記録トラック形態は磁気
ヘッドのトラック幅、回転体に取り付けられた磁気ヘッ
ドの数、回転体の回転数、磁気テープの移送速度等によ
って決定される。図4の例では磁気テープ1上に、トラ
ック幅TRw1の磁気トラックパターン、28、29、
30、31、32、・・・が形成される。図4の例では
トラックパターン28、29、30、31、32、・・
・の間に信号を記録しないガードバンドが形成されてい
るが、これは磁気テープの走行速度、回転体の回転速
度、ヘッドトラック幅、搭載ヘッド数等によるもので、
ガードバンドを無くすことも可能である。このような場
合には隣接するトラックのクロストークを軽減するため
互いに隣合ったトラックのアジマス角を異なるものとす
ることも有効である。また磁気ヘッドが磁気テープに接
触する角度θ1を当接角と呼ぶ。図4は原理モデルの記
録パターンで、トラック幅を実際よりは拡大して表示し
てある。
【0006】図5はVTR等に一般的に用いられている
所謂ヘリカルスキャン方式の装置の要部構成を示す斜視
図である。磁気テープ34は磁気ヘッド(図示せず)を
搭載し回転するアッパードラム35の側面に斜め且つ円
筒状に周回され記録される。この時、磁気テープ34は
固定ドラム36に設けられたリード37によってその一
縁部が案内されて走行し所定のトラックパターンを記録
できる構造になっている。この方式による記録パターン
を再生時にトラッキングさせるには磁気テープ長手方向
の走行速度及び位置を制御することによっている。この
ヘリカルスキャンの記録方式のトラックパターンを図6
に示す。磁気テープ34に記録されるトラックの傾きθ
2はVHS方式においては約6度であり、VHS方式の
EPモード時のトラック幅TRw2は19μmである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図1の如き、円弧記録
方法においては、記録パーターンが図4の様に磁気テー
プ長手方向に略垂直の円弧となる事から再生時のトラッ
キングはテープ長手方向の走行速度及び位置の制御だけ
では十分ではなく、テープの幅方向の位置制御がヘリカ
ルスキャン方式より精密であることが要求される。ま
た、図1の装置では、図5の様な磁気テープ幅方向を規
制するリード37を設置することは困難である。いま、
図4の如きトラック幅TRw1の円弧パターンを再生する
ときを考える。磁気ヘッドがこの記録パターンに接触す
る角度を当接角θ1とした場合、テープが本来の位置よ
りテープ幅方向にd(図示せず)だけずれた時のトラッ
クずれ△TRw1は、 △TRw1=d・sin(θ1/2) で表される。ここでθ1=90度、TRw1=19μmと
しdが10μmずれたとすると△TRw1=7μmとな
り、実効トラック幅は12μmと大きく減少する。
【0008】このトラック幅の減少を低減するには、回
転体部をずれた分だけ移動させる方法又はカートリッジ
全体を移動させることによる補正が考えられるが機構上
複雑かつ高価である。これに対し、図6の如きのVTR
等に用いられている記録パターンに再生においては、ト
ラック傾き角θ2が約6度の場合を考えると、磁気テー
プの幅方向の10μmずれは再生トラック幅の減少とし
ては磁気テープの走行方向の位置を100μm程移動し
て制御するができる為、ほぼ問題ないといえる。このよ
うに、円弧記録方式では機構上、低廉化、簡略化が可能
である反面、テープ幅方向に、より精密なテープ走行性
能が要求される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みなされたものであり、請求項1に係る発明は、「磁
気テープ面に略直交する方向に回転軸を有する回転体に
磁気ヘッドを取り付け、該磁気テープに該磁気ヘッドを
摺接させて円弧状の記録トラックを形成して記録及び/
又は再生する磁気記録及び/又は再生装置に用いるテー
プカートリッジにおいて、記録又は再生に際し該回転体
と対向すべき該テープカートリッジの部位の両側の近傍
に該磁気テープの面を案内する一対の面案内部材と該磁
気テープの一方の縁部を案内する一対の縁部案内部材と
該磁気テープの他方の縁部を押圧付勢する一対の付勢部
材とを設けたことを特徴とするテープカートリッジ。」
を提供するものであり、
【0010】請求項2に係る発明は、「請求項1記載の
テープカートリッジにおいて、該一対の面案内部材を連
結部を介して一体に構成するとともに、該連結部に該面
案内部材より低い凹部を形成したことを特徴とするテー
プカートリッジ。」を提供するものであり、
【0011】請求項3に係る発明は、「磁気テープ面に
略直交する方向に回転軸を有する回転体に磁気ヘッドを
取り付け、該磁気テープに該磁気ヘッドを摺接させて円
弧状の記録トラックを形成して記録及び/又は再生する
磁気記録及び/又は再生装置に用いるテープカートリッ
ジにおいて、記録又は再生に際し該回転体と対向すべき
該テープカートリッジの部位の両側の近傍に該磁気テー
プの面を案内する一対の面案内部材と該回転体の該回転
軸に略対称の位置に該磁気テープの両縁部を案内する一
対の縁部案内手段を設けたことを特徴とするテープカー
トリッジ。」を提供するものであり、
【0012】請求項4に係る発明は、「請求項3記載の
テープカートリッジにおいて、該一対の縁部案内手段の
該磁気テープの幅方向の間隔を該磁気テープの幅より所
定程度小さく設定したことを特徴とするテープカートリ
ッジ。」を提供するものであり、
【0013】請求項5に係る発明は、「請求項4記載の
テープカートリッジにおいて、該一対の縁部案内手段の
該磁気テープの幅方向の間隔は該磁気テープに与える剪
断変形が0.2%以下となるように設定したことを特徴
とするテープカートリッジ。」を提供するものであり、
【0014】請求項6に係る発明は、「請求項3乃至請
求項5記載の何れか一のテープカートリッジにおいて、
該一対の面案内部材を連結部を介して一体に構成すると
ともに、該連結部に該面案内部材より低い凹部を形成し
たことを特徴とするテープカートリッジ。」を提供する
ものであり、
【0015】請求項7に係る発明は、「請求項4又は請
求項5記載のテープカートリッジにおいて、該一対の縁
部案内手段のそれぞれに対向して該磁気テープの幅より
離間した位置に一対の縁部規制手段を設けたことを特徴
とするテープカートリッジ。」を提供するものである。
【0016】
【実施例】以下、図7、図9〜図24を参照して本発明
の実施例について説明する。図7は、本発明の一実施例
であるテープカートリッジ41と該テープカートリッジ
41に収容された磁気テープ43に記録及び/又は再生
を行う磁気記録及び/又は再生装置の回転磁気ヘッド部
42との関係を示す斜視図である。同図に示すように回
転磁気ヘッド部42の回転体57にはその外周部に磁気
ヘッド56a,56b・・が取り付けられ回転体57の
回転軸が磁気テープ43に略直交するように配置されい
る。そして、同図の状態から回転磁気ヘッド部42が磁
気テープに近接した状態で、磁気ヘッド56a,56b
・・が磁気テープ43に円弧状の軌跡を描きながら摺接
することによって記録又は再生が行われる。
【0017】カートリッジ41は大略ローラ44、4
5、46とこれらのローラ44、45、46に掛けられ
たエンドレスのベルト47、磁気テープ43を巻取り収
容する一対のリール48、49及び回転磁気ヘッド部4
2に対して磁気テープ43の位置を規制するガイド部5
0から成っている。そして、駆動用ローラー44を回転
させることによりリール48、49に巻回された磁気テ
ープに添接したベルト47を矢印51の方向へ駆動す
る。これにより磁気テープは矢印52の方向に走行す
る。なおここで図示の如く、テープの走行方向をx軸と
しこれに直交しテープ面と平行な軸をz軸とし、テープ
の幅方向の略中央においてテープ面に直交する軸をy軸
とする。x−y−z軸の交点Oは略磁気テープの幅方向
の中央かつガイド部50のほぼ中央に位置する。なお、
実際のカートリッジ41は、その外観形状が略直方体の
箱形の形状を持つが、図7においては説明の便宜上省略
して示してある。
【0018】回転磁気ヘッド部42は磁気ヘッド56
a,56b・・を取り付けた回転体57と回転体57を
回転駆動するモータ58で構成され、磁気ヘッド56
a,56b・・が磁気テープ43と摺接して記録又は再
生を行う。回転磁気ヘッド部42の回転軸はy軸と略一
致する。図1、図3、図7に示した磁気ヘッドを搭載し
た回転体2、57はわかりやすくするための原理図であ
り、実際は図8に示す如く、磁気ヘッド61a,61b
は回転ディスク59に設けられた窓60a,60b内に
回転ディスク59の表面より若干、突出した状態で設置
される。なお、図8は、回転ディスク59に2つの磁気
ヘッドを61a,61bを搭載した場合の例を示す。そ
して、磁気テープは回転ディスクの表面及び磁気ヘッド
のギャップ部に摺接する。この構造を用いることによっ
て磁気テープと磁気ヘッドギャップの接触位置関係は常
に一定状態保つことが可能である。また、このような記
録方法においては回転ディスクは通常、高速に回転し相
対線速度を上げ記録密度を高める方法を採る。このこと
は回転ディスクと磁気テープの間にはベルヌーイの定理
によって、磁気テープは回転ディスクに吸着される現象
が起こる。この現象から磁気テープは回転軸回りに偶力
の影響を受ける。62は回転駆動用モータである。
【0019】以上のような特徴を持つ、装置に用いられ
る本願発明のテープカートリッジ41の要部であるガイ
ド部50の構成を図9〜図19を参照して説明する。 実施例1 図9において64は磁気テープの接触面となるガイド壁
面、63は磁気テープの下方縁部の位置を規制するフラ
ンジでガイド壁64と一体または接着されている。65
は可撓体66に連結し、z軸方向に微少に撓むフランジ
で磁気テープをフランジ63方向に押しつける作用を持
つ。z軸に略対称の位置に同様な機能を持つガイド壁6
8、フランジ67、可撓体70に連結するフランジ69
を持つ。可撓体66、70はカートリッジの構造体であ
る蓋(図示せず)に連結する構造である。図10はこの
可撓体に連結するフランジ部を上方に移動した図であ
る。本実施例ではガイド壁64、68は、磁気テープの
面と摺接して磁気テープを案内する構成であるが、回転
ローラを用いて案内するようにしてもよい。
【0020】実施例2 図11は実施例1におけるガイド壁64と68を一体と
するとともに可撓体66、70も一体化したものであ
る。一体化することで部品点数を削減できる。71はフ
ランジ、72はガイド壁であり磁気テープと接触するガ
イド壁部分は72a及び72bで中央の連結部72cは
凹部を形成し磁気テープと接触しない部分である。73
は可撓体74に連結するフランジ、75はフランジ、7
6は可撓体74に連結するフランジである。可撓体74
に取り付けられたフランジ73、76の機能は実施例1
と同様である。なお、図12は、この可撓体74と可撓
体74に取り付けられたフランジ部73、76を上方に
移動した状態を示す図である。図9〜図12に示される
ガイド部50においては磁気テープの上方の縁部から可
撓体によって力を付与し、下方の縁部をフランジに押し
つけ、テープの幅方向の寸法誤差があっても常に、固定
側のフランジを基準とすることが可能である。前述の如
く円弧記録法においては回転体の接触によって磁気テー
プに偶力が発生する。そこで、この偶力を磁気テープの
規制に利用する事も可能である。
【0021】実施例3 図13は、この偶力を利用して磁気テープの幅方向の位
置規制をする場合のガイド部50とヘッド部42を示す
斜視図である。77はガイド壁、78及び79はフラン
ジ、であり、図中のx−y−z軸の関係は前記と同様で
ある。80は回転体で回転方向は矢印83で示す。81
a、81b・・は回転体80に搭載された磁気ヘッド、
82は回転駆動用モータである。図14は回転体80及
び磁気ヘッド81が磁気テープと接触したとき磁気テー
プ84に作用する偶力を示す図であり、y軸方向から見
た図である。84は磁気テープ、85及び86はフラン
ジ、矢印87はテープの走行方向である。回転体80及
び磁気ヘッド81a、81b・・が磁気テープと接触し
たとき磁気テープに生じる偶力をM、力学的平衡上、フ
ランジからはテープの幅方向に力F1、F2が働く。この
ことはフランジ85及び86によって磁気テープの位置
関係が定まることを示してる。ただし、このとき磁気テ
ープには座屈が生じない適正なるテンションTが必要で
はある。またフランジ85、86の位置関係は、y軸に
対称であることが望ましい。この状態では磁気テープに
は剪断歪みが発生していることが理解できる。
【0022】実施例4 図15は実施例3における回転体80の回転方向が逆方
向(矢印94)である場合のガイド部50とヘッド部4
2を示す。フランジ95及びフランジ96は回転体及び
磁気ヘッドの接触によって生じる偶力を打ち消すように
実施例3の位置に対して大略回転対称の位置に配置して
ある。
【0023】実施例5 図16は、実施例3における偶力によるテープの幅方向
位置規制と実施例1又は実施例2における可撓体による
テープの幅方向位置規制を組み合わせた場合のガイド部
50の構成を示す図である。98はガイド壁99と一体
又は接着されるフランジ、100は微少可動可能のフラ
ンジ、101は可撓体である。これらとy軸対称にフラ
ンジ102、微少可動可能のフランジ103、可撓体1
04より構成される。図17は、分かりやすくするた
め、可動フランジ部を上方又は下方部へ移動した状態を
示す図である。実施例1又は実施例2においては可撓体
から与えられる押しつける力は前記の反対方向に作用す
る偶力よりも大きいことが必要である。これは可撓体の
バネ定数を選択する等により磁気テープを可撓体に連結
されているフランジに対向するガイド壁と一体のフラン
ジにテープの縁部を規制することが可能になる。更に、
図17の如く、前記偶力を利用することでより確実にテ
ープを規制することも出来る。
【0024】実施例6 図18は実施例6のガイド部50とヘッド部42を示す
斜視図である。本実施例は、先に説明した実施例3又は
実施例4を改良し、磁気テープの位置規制をより確実に
行わんとするものである。図18において、105及び
106はフランジ、107はガイド壁である。x−y−
z軸の関係は前記と同様である。109は回転体、矢印
110は回転体の回転方向を示す。今、フランジ106
とフランジ105のz軸方向の距離をTw1とし、磁気
テープの幅をTw0とすると、 Tw0=Tw1+△Tw1 (△Tw1>0) の関係にある。
【0025】図19において、磁気テープ111には剪
断歪みγが発生しその大きさは、フランジ105、10
6間の距離をL1とすると γ=ΔTw1/L1 で表される。このときフランジ105、106には剪断
力F1及びF2が発生する。F1及びF2は本来分布荷重で
あるが便宜上、集中荷重で作用点も図の位置にあるもの
とする。力学平衡から磁気テープにはy軸回りの偶力M
が発生する。ここではテンションTは磁気テープ111
に座屈を生じない適正な値を付与するものとする。また
剪断歪みγは弾性限界範囲内より小さいことが望まし
い。一般的に磁気テープの幅方向寸法は10μm程度の
誤差を持つものである。例えば、VHSテープの規格は
12.65±0.01mmである。
【0026】一例として、このVHS磁気テープが本実
施例のテープカートリッジのガイド部50に案内されて
走行する場合を図20を参照して考える。このときL1
=20mm、Tw1=12.63mmとすると、磁気テ
ープ幅は規格から、 最大 Twmax=12.66mm 最小 Twmin=12.64mm となる。従ってこの時の剪断歪みは、 γmax=(Twmax−Tw2)/L2 γmin=(Twmin−Tw2)/L2 であるから、γmax=0.1%、γmin=0.05%とな
る。一般的にプラスチック部材において0.2%以下の
剪断歪みは弾性限界内とされ、磁気テープに与える影響
はほとんどない。ここで磁気テープの中心と回転体10
9の軸心O点は常に一致しており、テープの幅寸法の誤
差の影響は受けないことがわかる。これはこのガイドを
用いると特に円弧記録においてはテープの幅方向誤差の
影響を全く受けないことを意味している。
【0027】実施例7 図21は実施例7のガイド部50を示す斜視図である。
本実施例は、先に説明した実施例6の変形例である。機
能的にフランジ130、131は、実施例6(図18)
のフランジ105、106と同じである。フランジ13
3とフランジ130との間隔、フランジ134とフラン
ジ131との間隔は、それぞれ磁気テープの最大幅より
大きく設定してある。本実施例のガイド部50により磁
気テープが位置規制される態様を図22に示す。磁気テ
ープ140の最大幅をTwmaxとし、フランジ130と
133のz軸方向の間隔をTw3とすると Tw3 ≧ Twmax の関係にある。ここでフランジ131と134のz軸方
向の距離はTw3と等しいとする。図21、図22で示
される構造においてはz軸方向の衝撃による磁気テープ
のずれを少なくすることが可能である。 以上のように、
可撓体を用いることにより、また偶力の発生を応用する
もの、及び剪断歪みを利用することにより円弧記録に適
した磁気テープの規制を行うことが出来る。なお、実施
例6においては、磁気ヘッドを取り付けた回転体が磁気
テープに接触することによって発生する偶力を利用する
構成として説明したが、剪断歪み量、磁気テープに与え
るテンション等を適宜調整することにより偶力の影響を
受けずに磁気テープの位置規制をおこなうことも可能で
ある。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように、磁気テープに円
弧状のパターンを形成して記録/再生を行う磁気記録再
生装置においては、磁気テープ幅方向の寸法誤差等によ
って生じる位置精度上の誤差の影響によってトラッキン
グ特性が悪化する欠点があるが、本発明のテープカート
リッジによれば、磁気テープ幅の寸法誤差等の影響をほ
とんど受けずに、磁気テープの安定な走行を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の記録再生装置の要部構成を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の記録再生装置に使用される従来のテープ
カートリッジの構成を示す平面図及び正面図である。
【図3】従来の記録再生装置の要部構成を示す上面図で
ある。
【図4】磁気テープ上に形成される円弧状の記録パター
ンの説明図である。
【図5】ヘリカルスキャン方式の記録再生装置の要部構
成を示す斜視図である。
【図6】ヘリカル記録により磁気テープ上に形成される
記録パターンの説明図である。
【図7】本発明のテープカートリッジの実施例2と回転
磁気ヘッド部の斜視図である。
【図8】本発明に使用される回転磁気ヘッド部の斜視
図。
【図9】実施例1に係るテープカートリッジのガイド部
の斜視図。
【図10】実施例1に係るテープカートリッジのガイド
部の分解斜視図。
【図11】実施例2に係るテープカートリッジのガイド
部の斜視図である。
【図12】実施例2に係るテープカートリッジのガイド
部の分解斜視図である。
【図13】実施例3に係るテープカートリッジのガイド
部及び回転磁気ヘッド部の斜視図である。
【図14】実施例3に係るテープカートリッジのガイド
部の機能説明図である。
【図15】実施例4に係るテープカートリッジのガイド
部及び回転磁気ヘッド部の斜視図である。
【図16】実施例5に係るテープカートリッジのガイド
部の斜視図。
【図17】実施例5に係るテープカートリッジのガイド
部の分解斜視図である。
【図18】実施例6に係るテープカートリッジのガイド
部及び回転磁気ヘッド部の斜視図である。
【図19】実施例6に係るテープカートリッジのガイド
部の機能説明図である。
【図20】実施例6に係るテープカートリッジのガイド
部の機能説明図である。
【図21】実施例7に係るテープカートリッジのガイド
部の斜視図である。
【図22】実施例7に係るテープカートリッジのガイド
部の機能説明図である。
【符号の説明】
1,34,43,84,111,140 … 磁気テー
プ 2,57,80,109 … 回転体 3,58,62 … モータ 4,56,61,81 … 磁気ヘッド 6,7,11,12 … テープガイド 9,41 … テープカートリッジ 13,47 … ベルト 14,15,48,49 … リール 16 … プーリー 63,65,67,69,71,73,75,76,7
8,79…フランジ 85,86,95,96,98,100,102,10
3 … フランジ 105,106,130,131,133,134 …
フランジ 64,68,72,77,99,107 … ガイド壁 66,70,74,101,104 … 可撓体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ面に略直交する方向に回転軸を
    有する回転体に磁気ヘッドを取り付け、該磁気テープに
    該磁気ヘッドを摺接させて円弧状の記録トラックを形成
    して記録及び/又は再生する磁気記録及び/又は再生装
    置に用いるテープカートリッジにおいて、 記録又は再生に際し該回転体と対向すべき該テープカー
    トリッジの部位の両側の近傍に該磁気テープの面を案内
    する一対の面案内部材と該磁気テープの一方の縁部を案
    内する一対の縁部案内部材と該磁気テープの他方の縁部
    を押圧付勢する一対の付勢部材とを設けたことを特徴と
    するテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のテープカートリッジにおい
    て、該一対の面案内部材を連結部を介して一体に構成す
    るとともに、該連結部に該面案内部材より低い凹部を形
    成したことを特徴とするテープカートリッジ。
  3. 【請求項3】磁気テープ面に略直交する方向に回転軸を
    有する回転体に磁気ヘッドを取り付け、該磁気テープに
    該磁気ヘッドを摺接させて円弧状の記録トラックを形成
    して記録及び/又は再生する磁気記録及び/又は再生装
    置に用いるテープカートリッジにおいて、 記録又は再生に際し該回転体と対向すべき該テープカー
    トリッジの部位の両側の近傍に該磁気テープの面を案内
    する一対の面案内部材と該回転体の該回転軸に略対称の
    位置に該磁気テープの両縁部を案内する一対の縁部案内
    手段を設けたことを特徴とするテープカートリッジ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のテープカートリッジにおい
    て、該一対の縁部案内手段の該磁気テープの幅方向の間
    隔を該磁気テープの幅より所定程度小さく設定したこと
    を特徴とするテープカートリッジ。
  5. 【請求項5】請求項4記載のテープカートリッジにおい
    て、該一対の縁部案内手段の該磁気テープの幅方向の間
    隔は該磁気テープに与える剪断変形が0.2%以下とな
    るように設定したことを特徴とするテープカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】請求項3乃至請求項5記載の何れか一のテ
    ープカートリッジにおいて、該一対の面案内部材を連結
    部を介して一体に構成するとともに、該連結部に該面案
    内部材より低い凹部を形成したことを特徴とするテープ
    カートリッジ。
  7. 【請求項7】請求項4又は請求項5記載のテープカート
    リッジにおいて、該一対の縁部案内手段のそれぞれに対
    向して該磁気テープの幅より離間した位置に一対の縁部
    規制手段を設けたことを特徴とするテープカートリッ
    ジ。
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