JPH0973604A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH0973604A JPH0973604A JP23038195A JP23038195A JPH0973604A JP H0973604 A JPH0973604 A JP H0973604A JP 23038195 A JP23038195 A JP 23038195A JP 23038195 A JP23038195 A JP 23038195A JP H0973604 A JPH0973604 A JP H0973604A
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- Japan
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- tape
- sliding surface
- gap
- wear
- core
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープ摺動面のテープ当たり幅をコア半体の
摩耗度に比例して変化させることによって、テープ摺動
面の均一な摩耗を達成することができる磁気ヘッドを提
供する。 【構成】 ギャップスペーサ膜4を介して結合された一
対のコア半体1,2と、コア半体1,2の先端部13,
23間に形成されたギャップGと、ギャップGを挟んで
先端部13,23の先端面30,31に形成された円弧
状のテープ摺動面3とを備えている。そして、テープ摺
動面3のテープ当たり幅Lは、コア半体1,2の摩耗度
に比例し、テープ摺動面3の左端から右端に向かって漸
次増加している。
摩耗度に比例して変化させることによって、テープ摺動
面の均一な摩耗を達成することができる磁気ヘッドを提
供する。 【構成】 ギャップスペーサ膜4を介して結合された一
対のコア半体1,2と、コア半体1,2の先端部13,
23間に形成されたギャップGと、ギャップGを挟んで
先端部13,23の先端面30,31に形成された円弧
状のテープ摺動面3とを備えている。そして、テープ摺
動面3のテープ当たり幅Lは、コア半体1,2の摩耗度
に比例し、テープ摺動面3の左端から右端に向かって漸
次増加している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTR等の磁気記
録再生装置に適用される磁気ヘッドに関し、特に、摩耗
度が異なった一対のコア半体を有する磁気ヘッドに関す
るものである。
録再生装置に適用される磁気ヘッドに関し、特に、摩耗
度が異なった一対のコア半体を有する磁気ヘッドに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁気ヘッドとしては、例
えば、図8に示すようなものがある。図8において、符
号110,120は、単結晶材料で形成された同形のコ
ア半体であり、これらコア半体110,120は互に対
向するように結合されている。そして、コア半体11
0,120の先端部111,121間には、スペース膜
が挿入されたギャップGが設けられており、このギャッ
プGを挟むようにして、円弧状のテープ摺動面130が
形成されている。具体的には、ギャップGに向かって上
昇湾曲した摺動部分112が、コア半体110の先端部
111に形成され、ギャップGから下降湾曲した摺動部
分122が、コア半体120の先端部121に形成され
ている。そして、これら摺動部分112,122によっ
て、テープ当たり幅Lが一定のテープ摺動面130が構
成されている。かかる構成により、テープ摺動面130
に接触しながら矢印方向に走行する磁気テープ100
(二点鎖線)に対し、ギャップG部分において、情報の
記録,再生が行われるようになっている。
えば、図8に示すようなものがある。図8において、符
号110,120は、単結晶材料で形成された同形のコ
ア半体であり、これらコア半体110,120は互に対
向するように結合されている。そして、コア半体11
0,120の先端部111,121間には、スペース膜
が挿入されたギャップGが設けられており、このギャッ
プGを挟むようにして、円弧状のテープ摺動面130が
形成されている。具体的には、ギャップGに向かって上
昇湾曲した摺動部分112が、コア半体110の先端部
111に形成され、ギャップGから下降湾曲した摺動部
分122が、コア半体120の先端部121に形成され
ている。そして、これら摺動部分112,122によっ
て、テープ当たり幅Lが一定のテープ摺動面130が構
成されている。かかる構成により、テープ摺動面130
に接触しながら矢印方向に走行する磁気テープ100
(二点鎖線)に対し、ギャップG部分において、情報の
記録,再生が行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の磁気ヘッドでは、次のような問題があった。コア半体
110,120は単結晶部材によって形成されているの
で、コア半体110,120の結晶軸の方向が異なる場
合には、摺動部分112の摩耗特性と摺動部分122の
摩耗特性とが異なることとなる。すなわち、摺動部分1
22の摩耗度の方が摺動部分112の摩耗度よりも大き
い場合には、テープ当たり幅Lが一定であることから、
長期使用により、摺動部分122側が摺動部分112側
よりも大きく摩耗し、均一な摩耗が達成されない。この
結果、テープ摺動面130の形状が変形し、磁気テープ
100とギャップGとの間に空隙が発生して、磁気テー
プ100への記録,再生に支障をきたす事態が発生す
る。
の磁気ヘッドでは、次のような問題があった。コア半体
110,120は単結晶部材によって形成されているの
で、コア半体110,120の結晶軸の方向が異なる場
合には、摺動部分112の摩耗特性と摺動部分122の
摩耗特性とが異なることとなる。すなわち、摺動部分1
22の摩耗度の方が摺動部分112の摩耗度よりも大き
い場合には、テープ当たり幅Lが一定であることから、
長期使用により、摺動部分122側が摺動部分112側
よりも大きく摩耗し、均一な摩耗が達成されない。この
結果、テープ摺動面130の形状が変形し、磁気テープ
100とギャップGとの間に空隙が発生して、磁気テー
プ100への記録,再生に支障をきたす事態が発生す
る。
【0004】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたもので、テープ摺動面のテープ当たり幅をコア半
体の摩耗度に比例して変化させることによって、テープ
摺動面の均一な摩耗を達成することができる磁気ヘッド
を提供することを目的としている。
されたもので、テープ摺動面のテープ当たり幅をコア半
体の摩耗度に比例して変化させることによって、テープ
摺動面の均一な摩耗を達成することができる磁気ヘッド
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の磁気ヘッドは、第1のコア半体と、上記第
1のコア半体に対向して取り付けられた第2のコア半体
と、上記第1及び第2のコア半体の先端部間に形成され
たギャップと、上記ギャップを挟んで上記第1及び第2
のコア半体の先端面に形成された略円弧状のテープ摺動
面とを具備する磁気ヘッドにおいて、上記テープ摺動面
のテープ当たり幅を、上記第1及び第2のコア半体の摩
耗度に比例して変化するように設定した構成としてあ
る。
に、本発明の磁気ヘッドは、第1のコア半体と、上記第
1のコア半体に対向して取り付けられた第2のコア半体
と、上記第1及び第2のコア半体の先端部間に形成され
たギャップと、上記ギャップを挟んで上記第1及び第2
のコア半体の先端面に形成された略円弧状のテープ摺動
面とを具備する磁気ヘッドにおいて、上記テープ摺動面
のテープ当たり幅を、上記第1及び第2のコア半体の摩
耗度に比例して変化するように設定した構成としてあ
る。
【0006】本発明によれば、テープ摺動面のテープ当
たり幅を、第1及び第2のコア半体の摩耗度に比例して
変化するように設定したので、摩耗度の大きい方のテー
プ摺動面部分に加わるテープの面圧が、摩耗度の小さい
方のテープ摺動面部分に加わるテープの面圧よりも小さ
くなる。このため、摩耗度の大きい方のテープ摺動面部
分の摩耗量と摩耗度の小さい方のテープ摺動面部分の摩
耗量とがほぼ等しくなり、テープ摺動面が均一に摩耗さ
れる。
たり幅を、第1及び第2のコア半体の摩耗度に比例して
変化するように設定したので、摩耗度の大きい方のテー
プ摺動面部分に加わるテープの面圧が、摩耗度の小さい
方のテープ摺動面部分に加わるテープの面圧よりも小さ
くなる。このため、摩耗度の大きい方のテープ摺動面部
分の摩耗量と摩耗度の小さい方のテープ摺動面部分の摩
耗量とがほぼ等しくなり、テープ摺動面が均一に摩耗さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る磁気ヘッドを示す斜視図である。図1に示すよう
に、本実施形態の磁気ヘッドは、左側のコア半体1(第
1のコア半体)と、このコア半体1の右側に対向して取
り付けられたコア半体2(第2のコア半体)とを備えて
いる。そして、これらコア半体1,2の先端部間には、
ギャップGが設けられており、このギャップGを挟むよ
うにして、略円弧状のテープ摺動面3が形成されてい
る。
図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る磁気ヘッドを示す斜視図である。図1に示すよう
に、本実施形態の磁気ヘッドは、左側のコア半体1(第
1のコア半体)と、このコア半体1の右側に対向して取
り付けられたコア半体2(第2のコア半体)とを備えて
いる。そして、これらコア半体1,2の先端部間には、
ギャップGが設けられており、このギャップGを挟むよ
うにして、略円弧状のテープ摺動面3が形成されてい
る。
【0008】具体的には、コア半体1は、左側上部にコ
字状のガイド溝10を有し、右側の上部及び下部に巻線
溝11及びガラス溝12を有している。そして、コア半
体1の上部には、左端からギャップG側に向かって高く
なる弧状の先端部13が突設されている。一方、コア半
体2は、コア半体1と対称の形状をしている。すなわ
ち、右側上部にガイド溝10と同形のガイド溝20を有
し、左側の上部及び下部に巻線溝11及びガラス溝12
と同形の巻線溝21及びガラス溝22を有しており、コ
ア半体2の上部には、右端からギャップG側に向かって
高くなる弧状の先端部23が突設されている。これらの
コア半体1,2は、巻線溝11,21の面方向が(11
1)であり且つ先端部13,23の面方向が(211)
である単結晶のMn−Znフェライトで形成されてお
り、互に対向した状態で結合されている。すなわち、ギ
ャップGを形成する対向面間に、SiO2 ,Ta2 O5
,ZrO2 ,Au,Pt,ガラス等のギャップスペー
サ膜4が介設され、トラック幅規制溝6内の封着用のガ
ラス5によってコア半体1,2が結合されている。
字状のガイド溝10を有し、右側の上部及び下部に巻線
溝11及びガラス溝12を有している。そして、コア半
体1の上部には、左端からギャップG側に向かって高く
なる弧状の先端部13が突設されている。一方、コア半
体2は、コア半体1と対称の形状をしている。すなわ
ち、右側上部にガイド溝10と同形のガイド溝20を有
し、左側の上部及び下部に巻線溝11及びガラス溝12
と同形の巻線溝21及びガラス溝22を有しており、コ
ア半体2の上部には、右端からギャップG側に向かって
高くなる弧状の先端部23が突設されている。これらの
コア半体1,2は、巻線溝11,21の面方向が(11
1)であり且つ先端部13,23の面方向が(211)
である単結晶のMn−Znフェライトで形成されてお
り、互に対向した状態で結合されている。すなわち、ギ
ャップGを形成する対向面間に、SiO2 ,Ta2 O5
,ZrO2 ,Au,Pt,ガラス等のギャップスペー
サ膜4が介設され、トラック幅規制溝6内の封着用のガ
ラス5によってコア半体1,2が結合されている。
【0009】また、テープ摺動面3は、コア半体1の先
端部13の先端面30とコア半体2の先端部23の先端
面31とで構成され、磁気テープ100を、矢印で示す
ように、テープ摺動面3の左から右方向に走行させるよ
うになっている。このテープ摺動面3のテープ当たり幅
Lは、コア半体1,2の摩耗度に比例して変化するよう
に設定されている。すなわち、図7に示すように、コア
半体1,2の結晶軸V1 ,V2 の方向[110](VH
S方位)は、所定角度でギャップ面M側を向いており、
磁気テープ100の接触走行による摩耗度は、先端部2
3の方が先端部13よりも大きい。このため、図1に示
すように、テープ摺動面3のテープ当たり幅Lは、左端
で最小幅であり、右側に向かって次第に増加するように
設定されている。したがって、磁気テープ100の走行
時に先端面31に加わる面圧が、先端面30に加わる面
圧よりも小さくなる。なお、図示しないが、この磁気ヘ
ッドには、ギャップGに磁界を発生させるためのコイル
が巻線溝11,21で構成される巻線孔を介して巻き付
けられている。
端部13の先端面30とコア半体2の先端部23の先端
面31とで構成され、磁気テープ100を、矢印で示す
ように、テープ摺動面3の左から右方向に走行させるよ
うになっている。このテープ摺動面3のテープ当たり幅
Lは、コア半体1,2の摩耗度に比例して変化するよう
に設定されている。すなわち、図7に示すように、コア
半体1,2の結晶軸V1 ,V2 の方向[110](VH
S方位)は、所定角度でギャップ面M側を向いており、
磁気テープ100の接触走行による摩耗度は、先端部2
3の方が先端部13よりも大きい。このため、図1に示
すように、テープ摺動面3のテープ当たり幅Lは、左端
で最小幅であり、右側に向かって次第に増加するように
設定されている。したがって、磁気テープ100の走行
時に先端面31に加わる面圧が、先端面30に加わる面
圧よりも小さくなる。なお、図示しないが、この磁気ヘ
ッドには、ギャップGに磁界を発生させるためのコイル
が巻線溝11,21で構成される巻線孔を介して巻き付
けられている。
【0010】ここで、図1の磁気ヘッドの製造方法につ
いて述べる。図2から図6は、この製造工程を示してい
る。まず、図2に示すように、Mn−Znフェライトの
単結晶部材でなるコア半体1用の基板1´とコア半体2
用の基板2´の各片面に、巻線溝11,21とガラス溝
12,22とを刻設する。このとき、巻線溝11,21
の面方向は(111)であり、テープ摺動面3用の面3
−1´,3−2´の面方向は(211)である。そし
て、図3に示すように、基板1´と基板2´とに、巻線
溝11,21及びガラス溝12,22に直交するトラッ
ク幅規制溝を形成し、この基板1´と基板2´との突き
合せ面に鏡面加工を施す。しかる後、この加工面に、S
iO2 ,Ta2 O5 ,ZrO2 ,Au,Pt,ガラス等
のギャップスペーサ膜4をスパッタ等の真空薄膜形成法
によって形成する。
いて述べる。図2から図6は、この製造工程を示してい
る。まず、図2に示すように、Mn−Znフェライトの
単結晶部材でなるコア半体1用の基板1´とコア半体2
用の基板2´の各片面に、巻線溝11,21とガラス溝
12,22とを刻設する。このとき、巻線溝11,21
の面方向は(111)であり、テープ摺動面3用の面3
−1´,3−2´の面方向は(211)である。そし
て、図3に示すように、基板1´と基板2´とに、巻線
溝11,21及びガラス溝12,22に直交するトラッ
ク幅規制溝を形成し、この基板1´と基板2´との突き
合せ面に鏡面加工を施す。しかる後、この加工面に、S
iO2 ,Ta2 O5 ,ZrO2 ,Au,Pt,ガラス等
のギャップスペーサ膜4をスパッタ等の真空薄膜形成法
によって形成する。
【0011】そして、図4に示すように、このギャップ
スペーサ膜4同士が対向して当接するように、基板1´
と基板2´とを突き合せる。この状態で、巻線溝11,
21で構成された巻線孔と、ガラス溝12,22で構成
されたガラス孔とに、封着用のガラス5を挿入し、熱処
理する。これにより、基板1´と基板2´とが一体に結
合され、ギャップGを有したコアブロックが形成され
る。そして、コアブロックの面3−1´,3−2´を円
弧状に削って、図5に示すように、テープ摺動面3用の
曲面3´を形成すると共に、両側部にガイド溝10,2
0を刻設する。
スペーサ膜4同士が対向して当接するように、基板1´
と基板2´とを突き合せる。この状態で、巻線溝11,
21で構成された巻線孔と、ガラス溝12,22で構成
されたガラス孔とに、封着用のガラス5を挿入し、熱処
理する。これにより、基板1´と基板2´とが一体に結
合され、ギャップGを有したコアブロックが形成され
る。そして、コアブロックの面3−1´,3−2´を円
弧状に削って、図5に示すように、テープ摺動面3用の
曲面3´を形成すると共に、両側部にガイド溝10,2
0を刻設する。
【0012】最後に、このような面3´を有するコアブ
ロックに、テープ摺動面3を形成した後、コアブロック
を幅方向に裁断して、複数の磁気ヘッドを形成する。具
体的には、まず、図6の(a)の右下がり斜線部分で示
すように、角度θの複数の溝Aを曲面3´に等間隔で刻
設する。次に、図6の(b)の左下がり斜線部分で示す
ように、溝Aの一方端から角度−θの方向に削ることに
より、複数の溝Bを曲面3´に等間隔で刻設する。これ
により、円弧状に湾曲した平面視台形のテープ摺動面3
が複数形成される。そして、図6の(c)に示すよう
に、溝A,Bの中央部分をコアブロックの幅方向に裁断
することにより、図1に示す磁気ヘッドが複数形成され
る。
ロックに、テープ摺動面3を形成した後、コアブロック
を幅方向に裁断して、複数の磁気ヘッドを形成する。具
体的には、まず、図6の(a)の右下がり斜線部分で示
すように、角度θの複数の溝Aを曲面3´に等間隔で刻
設する。次に、図6の(b)の左下がり斜線部分で示す
ように、溝Aの一方端から角度−θの方向に削ることに
より、複数の溝Bを曲面3´に等間隔で刻設する。これ
により、円弧状に湾曲した平面視台形のテープ摺動面3
が複数形成される。そして、図6の(c)に示すよう
に、溝A,Bの中央部分をコアブロックの幅方向に裁断
することにより、図1に示す磁気ヘッドが複数形成され
る。
【0013】次に、本実施形態の磁気ヘッドが示す動作
について説明する。図7に示すように、磁気テープ10
0がテープ摺動面3に接触しながら矢印方向に走行する
と、ギャップGの磁界によって、情報が磁気テープ10
0に記録,再生される。そして、テープ摺動面3が摩耗
していない場合や、図7の破線で示すように、結晶軸V
1 ,V2 がギャップ面Mに平行または垂直である場合に
は、テープ摺動面3を接触しながら走行する磁気テープ
100の曲率の頂点は、ギャップGの位置P1 にある。
このため、磁気テープ100がギャップG上に完全に接
触し、磁気ヘッドによる正常な記録,再生が行われるこ
ととなる。
について説明する。図7に示すように、磁気テープ10
0がテープ摺動面3に接触しながら矢印方向に走行する
と、ギャップGの磁界によって、情報が磁気テープ10
0に記録,再生される。そして、テープ摺動面3が摩耗
していない場合や、図7の破線で示すように、結晶軸V
1 ,V2 がギャップ面Mに平行または垂直である場合に
は、テープ摺動面3を接触しながら走行する磁気テープ
100の曲率の頂点は、ギャップGの位置P1 にある。
このため、磁気テープ100がギャップG上に完全に接
触し、磁気ヘッドによる正常な記録,再生が行われるこ
ととなる。
【0014】しかし、結晶軸V1 ,V2 の方向[11
0]が、所定角度でギャップ面M側を向いているので、
先端面31の摩耗度の方が先端面30の摩耗度よりも大
きい。このため、長期間使用していると、二点鎖線で示
すように、先端面31側が大きく摩耗して、磁気テープ
100の曲率の頂点が先端面30側の位置P2 に移動す
る。このため、磁気テープ100とギャップGとの間に
空隙が発生して、磁気テープ100への記録,再生に支
障をきたすおそれがある。しかしながら、本実施形態の
磁気ヘッドでは、テープ摺動面3のテープ当たり幅L
が、左端で最小幅であり、右側に向かって次第に増加す
るように設定されている。したがって、磁気テープ10
0走行時に先端面31に加わる面圧が、先端面30に加
わる面圧よりも小さくなり、先端面30側の摩耗量と先
端面31側の摩耗量とがほぼ均一となる。この結果、磁
気テープ100の曲率の頂点が常に位置P1 に存在し、
磁気ヘッドによる正常な記録,再生が行われる。
0]が、所定角度でギャップ面M側を向いているので、
先端面31の摩耗度の方が先端面30の摩耗度よりも大
きい。このため、長期間使用していると、二点鎖線で示
すように、先端面31側が大きく摩耗して、磁気テープ
100の曲率の頂点が先端面30側の位置P2 に移動す
る。このため、磁気テープ100とギャップGとの間に
空隙が発生して、磁気テープ100への記録,再生に支
障をきたすおそれがある。しかしながら、本実施形態の
磁気ヘッドでは、テープ摺動面3のテープ当たり幅L
が、左端で最小幅であり、右側に向かって次第に増加す
るように設定されている。したがって、磁気テープ10
0走行時に先端面31に加わる面圧が、先端面30に加
わる面圧よりも小さくなり、先端面30側の摩耗量と先
端面31側の摩耗量とがほぼ均一となる。この結果、磁
気テープ100の曲率の頂点が常に位置P1 に存在し、
磁気ヘッドによる正常な記録,再生が行われる。
【0015】このように、本実施形態の磁気ヘッドによ
れば、先端面30と先端面31との摩耗が均一に行わ
れ、磁気テープ100の曲率の頂点が常に位置P1 に存
在するので、磁気ヘッドによる正常な記録,再生が行わ
れる。この結果、磁気ヘッドの動作信頼性の向上と長寿
命化とが図られる。
れば、先端面30と先端面31との摩耗が均一に行わ
れ、磁気テープ100の曲率の頂点が常に位置P1 に存
在するので、磁気ヘッドによる正常な記録,再生が行わ
れる。この結果、磁気ヘッドの動作信頼性の向上と長寿
命化とが図られる。
【0016】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変
形や変更が可能である。例えば、本実施形態では、コア
半体1,2は、単結晶部材であるMn−Znフェライト
で形成したが、このような単結晶部材にのみ限定される
ものではない。また、本実施形態では、図1に示したよ
うに、テープ摺動面3のテープ当たり幅Lを、左端で最
小幅であり、右側に向かって次第に増加するように設定
したが、これは、先端部23の摩耗度の方が先端部13
の摩耗度よりも大きいからである。したがって、先端部
23の摩耗度の方が先端部13の摩耗度よりも小さい場
合には、テープ摺動面3のテープ当たり幅Lを、右端で
最小幅であり、左側に向かって次第に増加するように設
定すれば良い。さらに、本実施形態では、コア半体1,
2を対称形状に形成したが、非対称の形状に形成して
も、テープ摺動面3のテープ当たり幅Lをコア半体1,
2の摩耗度に比例して変化するように設定してあれば、
対称の場合と同様の作用効果を奏することは勿論であ
る。
るものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変
形や変更が可能である。例えば、本実施形態では、コア
半体1,2は、単結晶部材であるMn−Znフェライト
で形成したが、このような単結晶部材にのみ限定される
ものではない。また、本実施形態では、図1に示したよ
うに、テープ摺動面3のテープ当たり幅Lを、左端で最
小幅であり、右側に向かって次第に増加するように設定
したが、これは、先端部23の摩耗度の方が先端部13
の摩耗度よりも大きいからである。したがって、先端部
23の摩耗度の方が先端部13の摩耗度よりも小さい場
合には、テープ摺動面3のテープ当たり幅Lを、右端で
最小幅であり、左側に向かって次第に増加するように設
定すれば良い。さらに、本実施形態では、コア半体1,
2を対称形状に形成したが、非対称の形状に形成して
も、テープ摺動面3のテープ当たり幅Lをコア半体1,
2の摩耗度に比例して変化するように設定してあれば、
対称の場合と同様の作用効果を奏することは勿論であ
る。
【0017】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、テープ摺動面のテープ当たり幅を、第1及び第2
のコア半体の摩耗度に比例して変化するように設定した
ので、テープ摺動面の均一な摩耗を達成することがで
き、この結果、磁気ヘッドの動作信頼性の向上と長寿命
化とを図ることができるという優れた効果がある。
れば、テープ摺動面のテープ当たり幅を、第1及び第2
のコア半体の摩耗度に比例して変化するように設定した
ので、テープ摺動面の均一な摩耗を達成することがで
き、この結果、磁気ヘッドの動作信頼性の向上と長寿命
化とを図ることができるという優れた効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ヘッドを示す斜
視図である。
視図である。
【図2】巻線溝とガラス溝とが刻設された一対のコア半
体用基板を示す斜視図である。
体用基板を示す斜視図である。
【図3】図2の基板にギャップスペーサ膜を形成した状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図4】図3の基板同士を結合したコアブロックを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図4のコアブロックにテープ摺動面用の曲面と
ガイド溝とを形成した状態を示す斜視図である。
ガイド溝とを形成した状態を示す斜視図である。
【図6】図5の曲面にテープ摺動面を形成する方法を示
す平面図であり、図6の(a)は、角度θの溝を等間隔
で刻設した状態を示し、図6の(b)は、さらに角度−
θの溝を等間隔で刻設してテープ摺動面を形成した状態
を示し、図6の(c)は、図6の(b)のコアブロック
を裁断する状態を示す。
す平面図であり、図6の(a)は、角度θの溝を等間隔
で刻設した状態を示し、図6の(b)は、さらに角度−
θの溝を等間隔で刻設してテープ摺動面を形成した状態
を示し、図6の(c)は、図6の(b)のコアブロック
を裁断する状態を示す。
【図7】図1の磁気ヘッドの動作を示す説明図である。
【図8】従来例に係る磁気ヘッドを示す斜視図である。
1,2 コア半体 3 テープ摺動面 4 ギャップスペーサ膜 13,23 先端部 30,31 先端面 G ギャップ L テープ当たり幅
Claims (1)
- 【請求項1】 第1のコア半体と、 上記第1のコア半体に対向して取り付けられた第2のコ
ア半体と、 上記第1及び第2のコア半体の先端部間に形成されたギ
ャップと、 上記ギャップを挟んで上記第1及び第2のコア半体の先
端面に形成された略円弧状のテープ摺動面と、 を具備する磁気ヘッドにおいて、 上記テープ摺動面のテープ当たり幅を、上記第1及び第
2のコア半体の摩耗度に比例して変化するように設定し
た、 ことを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23038195A JPH0973604A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23038195A JPH0973604A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0973604A true JPH0973604A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16906981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23038195A Pending JPH0973604A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0973604A (ja) |
-
1995
- 1995-09-07 JP JP23038195A patent/JPH0973604A/ja active Pending
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