JPH0974282A - 多層プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents
多層プリント配線板およびその製造方法Info
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- JPH0974282A JPH0974282A JP25010895A JP25010895A JPH0974282A JP H0974282 A JPH0974282 A JP H0974282A JP 25010895 A JP25010895 A JP 25010895A JP 25010895 A JP25010895 A JP 25010895A JP H0974282 A JPH0974282 A JP H0974282A
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- wiring board
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/10—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
- H05K3/20—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern by affixing prefabricated conductor pattern
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/38—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
- H05K3/386—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/46—Manufacturing multilayer circuits
- H05K3/4685—Manufacturing of cross-over conductors
Landscapes
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精細なパターンを有する多層プリント配線
板と、このような多層プリント配線板をフォトリソグラ
フィー工程を含まず基板上への転写積層方式により製造
することが可能な製造方法とを提供する。 【解決手段】 少なくとも表面が導電性の導電性基板上
に所望パターンの絶縁層を形成し、導電性基板の導電性
面露出部に導電性層を形成し、該導電性基板の上全面又
は導電性層上に絶縁樹脂層とを積層して、導電性層以外
の部分の絶縁樹脂層をリフトオフ法により除去して転写
用原版とし、この転写用原版の上に設けた導電性層と絶
縁樹脂層とからなる配線パターン層を基板上に転写する
操作を複数の配線パターン層転写板について順次行うこ
とにより、導電性層と絶縁樹脂層とを有する配線パター
ン層材料を基板上に形成して多層プリント配線板とす
る。
板と、このような多層プリント配線板をフォトリソグラ
フィー工程を含まず基板上への転写積層方式により製造
することが可能な製造方法とを提供する。 【解決手段】 少なくとも表面が導電性の導電性基板上
に所望パターンの絶縁層を形成し、導電性基板の導電性
面露出部に導電性層を形成し、該導電性基板の上全面又
は導電性層上に絶縁樹脂層とを積層して、導電性層以外
の部分の絶縁樹脂層をリフトオフ法により除去して転写
用原版とし、この転写用原版の上に設けた導電性層と絶
縁樹脂層とからなる配線パターン層を基板上に転写する
操作を複数の配線パターン層転写板について順次行うこ
とにより、導電性層と絶縁樹脂層とを有する配線パター
ン層材料を基板上に形成して多層プリント配線板とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多層プリント配線板
とその製造方法に係り、特に高精細なパターンを有する
多層プリント配線板と、このような多層プリント配線板
を低コストで製造することができる製造方法に関する。
とその製造方法に係り、特に高精細なパターンを有する
多層プリント配線板と、このような多層プリント配線板
を低コストで製造することができる製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の飛躍的な発展により、半導
体パッケージの小型化、多ピン化、ファインピッチ化、
電子部品の極小化などが急速に進み、いわゆる高密度実
装の時代に突入した。それに伴って、プリント配線板も
片面配線から両面配線へ、さらに多層化、薄型化が進め
られている。
体パッケージの小型化、多ピン化、ファインピッチ化、
電子部品の極小化などが急速に進み、いわゆる高密度実
装の時代に突入した。それに伴って、プリント配線板も
片面配線から両面配線へ、さらに多層化、薄型化が進め
られている。
【0003】現在、プリント配線板の銅パターンの形成
には、主としてサブトラクティブ法と、アディティブ法
が用いられている。
には、主としてサブトラクティブ法と、アディティブ法
が用いられている。
【0004】サブトラクティブ法は、銅張り積層板に穴
を開けた後に、穴の内部と表面に銅メッキを行い、フォ
トエッチングによりパターンを形成する方法である。こ
のサブトラクティブ法は技術的に完成度が高く、またコ
ストも安いが、銅箔の厚さ等による制約から微細パター
ンの形成は困難である。
を開けた後に、穴の内部と表面に銅メッキを行い、フォ
トエッチングによりパターンを形成する方法である。こ
のサブトラクティブ法は技術的に完成度が高く、またコ
ストも安いが、銅箔の厚さ等による制約から微細パター
ンの形成は困難である。
【0005】一方、アディティブ法は無電解メッキ用の
触媒を含有した積層板上の回路パターン形成部以外の部
分にレジストを形成し、積層板の露出している部分に無
電解銅メッキ等により回路パターンを形成する方法であ
る。このアディティブ法は、微細パターンの形成が可能
であるが、コスト、信頼性の面で難がある。
触媒を含有した積層板上の回路パターン形成部以外の部
分にレジストを形成し、積層板の露出している部分に無
電解銅メッキ等により回路パターンを形成する方法であ
る。このアディティブ法は、微細パターンの形成が可能
であるが、コスト、信頼性の面で難がある。
【0006】多層基板の場合には、上記の方法等で作製
した片面あるいは両面のプリント配線板を、ガラス布に
エポキシ樹脂等を含浸させた半硬化状態のプリプレグと
一緒に加圧積層する方法が用いられている。この場合、
プリプレグは各層の接着剤の役割をなし、層間の接続は
スルーホールを作成し、内部に無電解メッキ等を施して
行っている。
した片面あるいは両面のプリント配線板を、ガラス布に
エポキシ樹脂等を含浸させた半硬化状態のプリプレグと
一緒に加圧積層する方法が用いられている。この場合、
プリプレグは各層の接着剤の役割をなし、層間の接続は
スルーホールを作成し、内部に無電解メッキ等を施して
行っている。
【0007】また、高密度実装の進展により、多層基板
においては薄型、軽量化と、その一方で単位面積当りの
高い配線能力が要求され、一層当たりの基板の薄型化、
層間の接続や部品の搭載方法等に工夫がなされている。
においては薄型、軽量化と、その一方で単位面積当りの
高い配線能力が要求され、一層当たりの基板の薄型化、
層間の接続や部品の搭載方法等に工夫がなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
サブトラクティブ法により作製された両面プリント配線
板を用いた多層基板の作製は、両面プリント配線板の穴
形成のためのドリル加工の精度と、微細化限界の面から
高密度化に限界があり、製造コストの低減も困難であっ
た。
サブトラクティブ法により作製された両面プリント配線
板を用いた多層基板の作製は、両面プリント配線板の穴
形成のためのドリル加工の精度と、微細化限界の面から
高密度化に限界があり、製造コストの低減も困難であっ
た。
【0009】一方、近年では上述のような要求を満たす
ものとして、基材上に導体パターン層と絶縁層とを順次
積層して作製される多層配線板が開発されている。この
多層配線板は、銅メッキ層のフォトエッチングと感光性
樹脂のパターニングを交互に行って作製されるため、高
精細な配線と任意の位置での層間接続が可能となってい
る。
ものとして、基材上に導体パターン層と絶縁層とを順次
積層して作製される多層配線板が開発されている。この
多層配線板は、銅メッキ層のフォトエッチングと感光性
樹脂のパターニングを交互に行って作製されるため、高
精細な配線と任意の位置での層間接続が可能となってい
る。
【0010】しかしながら、この方式では銅メッキとフ
ォトエッチングを交互に複数回行うため、工程が煩雑と
なり、また、基板上に1層づつ積み上げる直列プロセス
のため、中間工程でトラブルが発生すると、製品の再生
が困難となり、製造コストの低減に支障を来していた。
ォトエッチングを交互に複数回行うため、工程が煩雑と
なり、また、基板上に1層づつ積み上げる直列プロセス
のため、中間工程でトラブルが発生すると、製品の再生
が困難となり、製造コストの低減に支障を来していた。
【0011】さらに、従来の多層配線板においては、層
間の接続がバイアホールを作成することにより行われて
いたため、煩雑なフォトリソグラフィー工程が必要であ
り、製造コスト低減の妨げとなっていた。
間の接続がバイアホールを作成することにより行われて
いたため、煩雑なフォトリソグラフィー工程が必要であ
り、製造コスト低減の妨げとなっていた。
【0012】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、高精細なパターンを有する多層プリント
配線板と、このような多層プリント配線板をフォトリソ
グラフィー工程を含まず基板上への転写積層方式により
製造することが可能な製造方法を提供することを目的と
する。
たものであり、高精細なパターンを有する多層プリント
配線板と、このような多層プリント配線板をフォトリソ
グラフィー工程を含まず基板上への転写積層方式により
製造することが可能な製造方法を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の多層プリント配線板は、基板、該基
板上に順次転写された複数の配線パターン層を備え、該
配線パターン層は導電性層と該導電性層の下部に形成さ
れた絶縁樹脂層を有するとともに、該絶縁樹脂層によっ
て前記基板あるいは下層の配線パターン層に固着されて
いる多層プリント配線板において、前記絶縁樹脂層は、
該基板上に全面塗布形成された粘着剤あるいは接着剤の
導電性層以外の部分をリフトオフ法により除去したもの
であるかあるいは導電性層上に電着又は塗布形成された
粘着剤あるいは接着剤の導電性層からのはみ出し部分を
リフトオフ法により除去したものであることを特徴とす
る多層プリント配線板であることを要旨とする。
るために、本発明の多層プリント配線板は、基板、該基
板上に順次転写された複数の配線パターン層を備え、該
配線パターン層は導電性層と該導電性層の下部に形成さ
れた絶縁樹脂層を有するとともに、該絶縁樹脂層によっ
て前記基板あるいは下層の配線パターン層に固着されて
いる多層プリント配線板において、前記絶縁樹脂層は、
該基板上に全面塗布形成された粘着剤あるいは接着剤の
導電性層以外の部分をリフトオフ法により除去したもの
であるかあるいは導電性層上に電着又は塗布形成された
粘着剤あるいは接着剤の導電性層からのはみ出し部分を
リフトオフ法により除去したものであることを特徴とす
る多層プリント配線板であることを要旨とする。
【0014】また、本発明の多層プリント配線板の製造
方法は、導電性基板の上に、導電性層と該基板上に全面
塗布形成された粘着剤あるいは接着剤の導電性層以外の
部分をリフトオフ法により除去した絶縁樹脂層を有する
配線パターン層を設けた転写用原版を複数作製し、次
に、多層プリント配線板用の基板の一方の面に前記転写
用原版を圧着し、前記導電性基板を剥離することにより
前記配線パターン層を転写する操作を順次繰り返し、前
記基板上に複数の前記配線パターン層を形成する構成と
するか、あるいは、導電性基板の上に、導電性層と該導
電性層上に形成された粘着剤あるいは接着剤の導電性層
上からのはみ出し部分をリフトオフ法により除去した絶
縁樹脂層を有する配線パターン層を設けた転写用原版を
複数作製し、次に、多層プリント配線板用の基板の一方
の面に前記転写用原版を圧着し、前記導電性基板を剥離
することにより前記配線パターン層を転写する操作を順
次繰り返し、前記基板上に複数の前記配線パターン層を
形成する構成としたものである。
方法は、導電性基板の上に、導電性層と該基板上に全面
塗布形成された粘着剤あるいは接着剤の導電性層以外の
部分をリフトオフ法により除去した絶縁樹脂層を有する
配線パターン層を設けた転写用原版を複数作製し、次
に、多層プリント配線板用の基板の一方の面に前記転写
用原版を圧着し、前記導電性基板を剥離することにより
前記配線パターン層を転写する操作を順次繰り返し、前
記基板上に複数の前記配線パターン層を形成する構成と
するか、あるいは、導電性基板の上に、導電性層と該導
電性層上に形成された粘着剤あるいは接着剤の導電性層
上からのはみ出し部分をリフトオフ法により除去した絶
縁樹脂層を有する配線パターン層を設けた転写用原版を
複数作製し、次に、多層プリント配線板用の基板の一方
の面に前記転写用原版を圧着し、前記導電性基板を剥離
することにより前記配線パターン層を転写する操作を順
次繰り返し、前記基板上に複数の前記配線パターン層を
形成する構成としたものである。
【0015】また、本発明の多層プリント配線板の製造
に用いられる転写用原版の製造方法は、少なくとも表面
が導電性の導電性基板上に、所望パターンでレジスト層
を形成し、露出している前記導電性基板表面に電着法に
より導電性層を形成するような構成とした。特に、第2
層目以降の配線パターン層の転写においては、前記導電
性基板上に全面塗布形成された粘着剤あるいは接着剤の
導電性層以外の部分をリフトオフ法により除去したもの
であるか、あるいは導電性層上に形成された粘着剤ある
いは接着剤の導電性層からのはみ出し部分をリフトオフ
法により除去した絶縁樹脂層をさらに形成するような構
成とした。
に用いられる転写用原版の製造方法は、少なくとも表面
が導電性の導電性基板上に、所望パターンでレジスト層
を形成し、露出している前記導電性基板表面に電着法に
より導電性層を形成するような構成とした。特に、第2
層目以降の配線パターン層の転写においては、前記導電
性基板上に全面塗布形成された粘着剤あるいは接着剤の
導電性層以外の部分をリフトオフ法により除去したもの
であるか、あるいは導電性層上に形成された粘着剤ある
いは接着剤の導電性層からのはみ出し部分をリフトオフ
法により除去した絶縁樹脂層をさらに形成するような構
成とした。
【0016】基板に積層された配線パターン層は導電性
層と絶縁樹脂層を備え、絶縁樹脂層によって基板あるい
は下層の配線パターン層に固着された、いわゆる重ね刷
り型の構造であり、各配線パターン層の導電性層は部分
的に常に裸出されており、上記配線パターンの積層は、
転写用原版上の配線パターン層を基板上に順次転写する
ことにより行われるため、基板上におけるメッキおよび
フォトエッチング工程は不要であり、多層配線板の製造
工程の簡略化が可能となる。
層と絶縁樹脂層を備え、絶縁樹脂層によって基板あるい
は下層の配線パターン層に固着された、いわゆる重ね刷
り型の構造であり、各配線パターン層の導電性層は部分
的に常に裸出されており、上記配線パターンの積層は、
転写用原版上の配線パターン層を基板上に順次転写する
ことにより行われるため、基板上におけるメッキおよび
フォトエッチング工程は不要であり、多層配線板の製造
工程の簡略化が可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の多層プリント配線板の
一例を示す概略断面図である。図1において、多層プリ
ント配線板1は、基板2と、基板2上に設けられた第1
層目の配線パターン層3と、この配線パターン層3上に
積層された第2層目の配線パターン層4と、更に配線パ
ターン層4上に積層された第3層目の配線パターン層5
とを備えた3層構成の多層プリント配線板である。
ながら説明する。図1は本発明の多層プリント配線板の
一例を示す概略断面図である。図1において、多層プリ
ント配線板1は、基板2と、基板2上に設けられた第1
層目の配線パターン層3と、この配線パターン層3上に
積層された第2層目の配線パターン層4と、更に配線パ
ターン層4上に積層された第3層目の配線パターン層5
とを備えた3層構成の多層プリント配線板である。
【0018】この多層プリント配線板1を構成する各配
線パターン層3,4,5は、それぞれ導電性層3a,4
a,5aと、この導電性層の下部に形成された絶縁樹脂
層3b,4b,5bとを有している。そして、多層プリ
ント配線板1は、各配線パターン層3,4,5を基板2
の上、あるいは下層の配線パターン層の上に順次転写積
層した重ね刷り型の構造であり、各配線パターン層が相
互に交差する部位(交差部)では、上下の配線パターン
層間の絶縁は上層の配線パターン層を構成する絶縁樹脂
層により保たれている。
線パターン層3,4,5は、それぞれ導電性層3a,4
a,5aと、この導電性層の下部に形成された絶縁樹脂
層3b,4b,5bとを有している。そして、多層プリ
ント配線板1は、各配線パターン層3,4,5を基板2
の上、あるいは下層の配線パターン層の上に順次転写積
層した重ね刷り型の構造であり、各配線パターン層が相
互に交差する部位(交差部)では、上下の配線パターン
層間の絶縁は上層の配線パターン層を構成する絶縁樹脂
層により保たれている。
【0019】このため、本発明の多層プリント配線板1
は、従来の多層プリント配線板に見られたような絶縁層
による配線パターンの被覆がなく、各配線パターン層
3,4,5の導電性層3a,4a,5aは部分的に常に
裸出されており、後述するように、配線パターン層の交
差部あるいは各配線パターン層が相互に近接する部位
(近接部)における各配線パターン層相互の接続を容易
に行うことができる。
は、従来の多層プリント配線板に見られたような絶縁層
による配線パターンの被覆がなく、各配線パターン層
3,4,5の導電性層3a,4a,5aは部分的に常に
裸出されており、後述するように、配線パターン層の交
差部あるいは各配線パターン層が相互に近接する部位
(近接部)における各配線パターン層相互の接続を容易
に行うことができる。
【0020】本発明の多層プリント配線板1を構成する
基板2は、ガラスエポキシ基板、ポリイミド基板、アル
ミナセラミック基板、ガラスエポキシとポリイミドの複
合基板等、多層プリント配線板用の基板として公知の基
板を使用することができる。この基板2の厚さは5〜1
000μmの範囲であることが好ましい。
基板2は、ガラスエポキシ基板、ポリイミド基板、アル
ミナセラミック基板、ガラスエポキシとポリイミドの複
合基板等、多層プリント配線板用の基板として公知の基
板を使用することができる。この基板2の厚さは5〜1
000μmの範囲であることが好ましい。
【0021】各配線パターン層3,4,5の厚みは、後
述する積層転写における下層の配線パターン層の乗り越
えを欠陥なく行うために、100μm以下、好ましくは
10〜60μmの範囲とする。また、各配線パターン層
3,4,5を構成する導電性層3a,4a,5aの厚み
は、配線パターン層の電気抵抗を低く抑えるため1μm
以上、好ましくは5〜40μmの範囲とする。さらに、
絶縁樹脂層3b,4b,5bの厚みは、使用する絶縁樹
脂にもよるが、交差部において上下の配線パターン層間
の絶縁を保つために少なくとも1μm以上、好ましくは
5〜30μmの範囲とする。このような配線パターン層
3,4,5の線幅は、最小幅10μm程度まで任意に設
定することができる。
述する積層転写における下層の配線パターン層の乗り越
えを欠陥なく行うために、100μm以下、好ましくは
10〜60μmの範囲とする。また、各配線パターン層
3,4,5を構成する導電性層3a,4a,5aの厚み
は、配線パターン層の電気抵抗を低く抑えるため1μm
以上、好ましくは5〜40μmの範囲とする。さらに、
絶縁樹脂層3b,4b,5bの厚みは、使用する絶縁樹
脂にもよるが、交差部において上下の配線パターン層間
の絶縁を保つために少なくとも1μm以上、好ましくは
5〜30μmの範囲とする。このような配線パターン層
3,4,5の線幅は、最小幅10μm程度まで任意に設
定することができる。
【0022】導電性層3a,4a,5aの材料は、後述
するように電着法により薄膜形成が可能なものであれば
特に制限はなく、例えば、銅、銀、金、ニッケル、クロ
ム、亜鉛、すず、白金等を用いることができる。
するように電着法により薄膜形成が可能なものであれば
特に制限はなく、例えば、銅、銀、金、ニッケル、クロ
ム、亜鉛、すず、白金等を用いることができる。
【0023】また、絶縁樹脂層3b,4b,5bの材料
は、常温もしくは加熱により粘着性を示す絶縁物質であ
って、スピンコーティング法による塗布適性、スクリー
ン印刷による印刷適性、ディスペンサー法による塗布適
性あるいはスキージによる充填適性があるものであれば
よい。例えば、使用する高分子としては、粘着性を有す
る合成高分子樹脂で、具体的には、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、マレイン化油樹脂、ポリブタジエン樹
脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、
メラミン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂等を単独
で、あるいは、これらの樹脂の任意の組み合わせによる
混合物として使用できる。
は、常温もしくは加熱により粘着性を示す絶縁物質であ
って、スピンコーティング法による塗布適性、スクリー
ン印刷による印刷適性、ディスペンサー法による塗布適
性あるいはスキージによる充填適性があるものであれば
よい。例えば、使用する高分子としては、粘着性を有す
る合成高分子樹脂で、具体的には、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、マレイン化油樹脂、ポリブタジエン樹
脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、
メラミン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂等を単独
で、あるいは、これらの樹脂の任意の組み合わせによる
混合物として使用できる。
【0024】絶縁樹脂層3b,4b,5bの材料が、ス
クリーン印刷により印刷される際、ディスペンサー法に
より塗布される際又はスキージによる充填がされる際の
粘度は、2000〜80000CPS、好ましくは50
00〜50000CPSの範囲にあるのがよい。また、
スピンコーティングによる塗布により塗布される際の粘
度は、スクリーン印刷法等の場合よりは、低粘度で10
〜100CPS程度であることが好ましい。
クリーン印刷により印刷される際、ディスペンサー法に
より塗布される際又はスキージによる充填がされる際の
粘度は、2000〜80000CPS、好ましくは50
00〜50000CPSの範囲にあるのがよい。また、
スピンコーティングによる塗布により塗布される際の粘
度は、スクリーン印刷法等の場合よりは、低粘度で10
〜100CPS程度であることが好ましい。
【0025】また、絶縁樹脂層を電着により形成する場
合の3b,4b,5bの材料は、常温もしくは加熱によ
り粘着性を示す電着性絶縁物質である必要がある。例え
ば、使用する高分子としては、粘着性を有するアニオン
性、またはカチオン性の合成高分子樹脂を挙げることが
できる。
合の3b,4b,5bの材料は、常温もしくは加熱によ
り粘着性を示す電着性絶縁物質である必要がある。例え
ば、使用する高分子としては、粘着性を有するアニオン
性、またはカチオン性の合成高分子樹脂を挙げることが
できる。
【0026】具体的には、アニオン性合成高分子樹脂と
して、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン化油
樹脂、ポリブタジエン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリイミド樹脂等を単独で、あるいは、これらの
樹脂の任意の組み合わせによる混合物として使用でき
る。さらに、上記のアニオン性合成高分子樹脂とメラミ
ン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂等の架橋性樹脂
とを併用してもよい。
して、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン化油
樹脂、ポリブタジエン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリイミド樹脂等を単独で、あるいは、これらの
樹脂の任意の組み合わせによる混合物として使用でき
る。さらに、上記のアニオン性合成高分子樹脂とメラミ
ン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂等の架橋性樹脂
とを併用してもよい。
【0027】また、カチオン性合成高分子樹脂として、
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリブタ
ジエン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂等を単独
で、あるいは、これらの任意の組み合わせによる混合物
として使用できる。さらに、上記のカチオン性合成高分
子樹脂とポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等の架橋性樹
脂とを併用してもよい。
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリブタ
ジエン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂等を単独
で、あるいは、これらの任意の組み合わせによる混合物
として使用できる。さらに、上記のカチオン性合成高分
子樹脂とポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等の架橋性樹
脂とを併用してもよい。
【0028】また、上記の高分子樹脂に粘着性を付与す
るためにロジン系、テルペン系、石油樹脂系等の粘着性
付与樹脂を必要に応じて添加することも可能である。
るためにロジン系、テルペン系、石油樹脂系等の粘着性
付与樹脂を必要に応じて添加することも可能である。
【0029】また、上記の粘着性を示す絶縁物質の絶縁
性、耐熱性等の信頼性を高める目的で、上記の高分子樹
脂にブロックイソシアネート等の熱重合性不飽和結合を
有する公知の熱硬化性樹脂を添加し、多層プリント配線
板の全層を転写形成後、熱処理によってすべての絶縁樹
脂層を硬化させてもよい。勿論、熱硬化性樹脂以外に
も、重合性不飽和結合(例えば、アクリル基、ビニル
基、アリル基等)を有する樹脂を絶縁物質に添加してお
けば、多層プリント配線板の全層を転写形成後、電子線
照射によってすべての絶縁樹脂層を硬化させることがで
きる。
性、耐熱性等の信頼性を高める目的で、上記の高分子樹
脂にブロックイソシアネート等の熱重合性不飽和結合を
有する公知の熱硬化性樹脂を添加し、多層プリント配線
板の全層を転写形成後、熱処理によってすべての絶縁樹
脂層を硬化させてもよい。勿論、熱硬化性樹脂以外に
も、重合性不飽和結合(例えば、アクリル基、ビニル
基、アリル基等)を有する樹脂を絶縁物質に添加してお
けば、多層プリント配線板の全層を転写形成後、電子線
照射によってすべての絶縁樹脂層を硬化させることがで
きる。
【0030】絶縁樹脂層の材料としては、上記の他に、
常温もしくは加熱により粘着性を示すものであれば、熱
可塑性樹脂はもちろんのこと、熱硬化性樹脂で硬化後は
粘着性を失うような粘着性樹脂でもよい。また、塗膜の
強度を出すために有機あるいは無機のフィラーを含むも
のでもよい。
常温もしくは加熱により粘着性を示すものであれば、熱
可塑性樹脂はもちろんのこと、熱硬化性樹脂で硬化後は
粘着性を失うような粘着性樹脂でもよい。また、塗膜の
強度を出すために有機あるいは無機のフィラーを含むも
のでもよい。
【0031】また、絶縁樹脂層3b,4b,5bの材料
は、常温もしくは加熱により流動性を示す接着剤であっ
てもよい。
は、常温もしくは加熱により流動性を示す接着剤であっ
てもよい。
【0032】次に、上記の多層プリント配線板1の製造
を例にして図2乃至図5を参照しながら本発明の多層プ
リント配線板の製造方法を説明する。
を例にして図2乃至図5を参照しながら本発明の多層プ
リント配線板の製造方法を説明する。
【0033】まず、本発明の多層プリント配線板の製造
に用いられる転写用原版を作成するために、転写基板と
しての導電性基板11上にフォトレジストを塗布してフ
ォトレジスト層12を形成(図2(A))する。そし
て、所定のフォトマスクを用いてフォトレジスト層12
を密着露光し現像して導電性基板11のうち配線パター
ン部分11aを露出させる(図2(B))。次に、導電
性基板11の配線パターン部分11a上にメッキ法によ
り導電性層14を形成する(図2(C))。その後、導
電性層14上およびレジスト層12上の全面に粘着性あ
るいは接着性の絶縁樹脂層15を適宜な方法により形成
する(図2(D))。
に用いられる転写用原版を作成するために、転写基板と
しての導電性基板11上にフォトレジストを塗布してフ
ォトレジスト層12を形成(図2(A))する。そし
て、所定のフォトマスクを用いてフォトレジスト層12
を密着露光し現像して導電性基板11のうち配線パター
ン部分11aを露出させる(図2(B))。次に、導電
性基板11の配線パターン部分11a上にメッキ法によ
り導電性層14を形成する(図2(C))。その後、導
電性層14上およびレジスト層12上の全面に粘着性あ
るいは接着性の絶縁樹脂層15を適宜な方法により形成
する(図2(D))。
【0034】粘着性あるいは接着性の絶縁樹脂層15を
形成する方法としては、スピンコーティング法による塗
布、スクリーン印刷方式、ディスペンサーによる塗布方
式等の方法をとることができる。
形成する方法としては、スピンコーティング法による塗
布、スクリーン印刷方式、ディスペンサーによる塗布方
式等の方法をとることができる。
【0035】また、粘着性あるいは接着性の絶縁樹脂層
15は、導電性層14およびレジスト層12上の全面に
形成することは必ずしも必要ではなく、可能な場合に
は、導電性層の上にのみ形成してもよい(図3
(D))。この場合には、スピンコーティング法による
塗布は適切ではないが、電着による形成、スクリーン印
刷方式による形成、ディスペンサーによる塗布形成、ス
キージによる充填法等の方法をとることができる。これ
らの方法により導電性層上に粘着性あるいは接着性の絶
縁樹脂層15を形成する場合には、導電性層14の形状
に合致した位置合わせを行うために適切な手段が必要と
される。例えば、スクリーン印刷方式の場合は、導電性
層14の形状に一致したスクリーン印刷版が必要であ
り、ディスペンサーによる塗布の場合は、ディスペンサ
ーのニードルを導電性層14の形状から外れることのな
いように移動させる装置や塗布する操作が必要である。
15は、導電性層14およびレジスト層12上の全面に
形成することは必ずしも必要ではなく、可能な場合に
は、導電性層の上にのみ形成してもよい(図3
(D))。この場合には、スピンコーティング法による
塗布は適切ではないが、電着による形成、スクリーン印
刷方式による形成、ディスペンサーによる塗布形成、ス
キージによる充填法等の方法をとることができる。これ
らの方法により導電性層上に粘着性あるいは接着性の絶
縁樹脂層15を形成する場合には、導電性層14の形状
に合致した位置合わせを行うために適切な手段が必要と
される。例えば、スクリーン印刷方式の場合は、導電性
層14の形状に一致したスクリーン印刷版が必要であ
り、ディスペンサーによる塗布の場合は、ディスペンサ
ーのニードルを導電性層14の形状から外れることのな
いように移動させる装置や塗布する操作が必要である。
【0036】粘着性あるいは接着性の絶縁樹脂層15を
導電性層14上およびレジスト層12上の全面に塗布形
成する場合、あるいは導電性層14上にのみ電着または
塗布形成する場合であっても不可避的な条件により絶縁
樹脂層15が導電性層上からはみ出して形成される場合
には、リフトオフ法により導電性層14上以外の部分の
絶縁樹脂層15を除去して絶縁樹脂層の形状を整形する
必要がある。
導電性層14上およびレジスト層12上の全面に塗布形
成する場合、あるいは導電性層14上にのみ電着または
塗布形成する場合であっても不可避的な条件により絶縁
樹脂層15が導電性層上からはみ出して形成される場合
には、リフトオフ法により導電性層14上以外の部分の
絶縁樹脂層15を除去して絶縁樹脂層の形状を整形する
必要がある。
【0037】これらの場合には、フォトレジストにより
形成されたレジスト層12を溶解する溶剤を適用するこ
とにより、レジスト層12および絶縁樹脂層15を基板
上から同時に除去することができる(図3(E))。
形成されたレジスト層12を溶解する溶剤を適用するこ
とにより、レジスト層12および絶縁樹脂層15を基板
上から同時に除去することができる(図3(E))。
【0038】これにより、導電性層14と絶縁樹脂層1
5とを有する第1層目の配線パターン層13を設けた配
線パターン層用の転写用原版10が得られる。同様にし
て、図4(A)および図4(B)に示されるように、導
電性基板21,31上に導電性層24,34および絶縁
樹脂層25,35を有する配線パターン層23,33を
設けた第2層目の配線パターン層用の転写用原版20、
第3層目の配線パターン層用の転写用原版30を作製す
る。
5とを有する第1層目の配線パターン層13を設けた配
線パターン層用の転写用原版10が得られる。同様にし
て、図4(A)および図4(B)に示されるように、導
電性基板21,31上に導電性層24,34および絶縁
樹脂層25,35を有する配線パターン層23,33を
設けた第2層目の配線パターン層用の転写用原版20、
第3層目の配線パターン層用の転写用原版30を作製す
る。
【0039】次に、基板2上に、上記の配線パターン層
用の転写用原版10を絶縁樹脂層15が基板2に当接す
るように圧着する。この圧着は、ローラ圧着、プレート
圧着、真空圧着等、いずれの方法にしたがってもよい。
また、絶縁樹脂層が加熱により粘着性あるいは接着性を
発現する絶縁樹脂からなる場合には、熱圧着を行うこと
もできる。その後、導電性基板11を剥離して配線パタ
ーン層13を基板2上に転写することにより、導電性層
3aと絶縁樹脂層3bを有する第1層目の配線パターン
層3を基板2上に形成する(図5(A))。その後、第
1層目の配線パターン層3が転写形成された基板2上
に、第2層目の配線パターン層用の転写用原版20を用
いて第1層目の配線パターン層に対する位置合わせを行
ったうえで同様に配線パターン層の転写を行い、導電性
層4aと絶縁樹脂層4bを有する第2層目の配線パター
ン層4を形成する(図5(B))。さらに、第1層目の
配線パターン層3および第2層目の配線パターン層4が
転写形成された基板2上に、第3層目の配線パターン層
用の転写用原版30を用いて同様に位置合わせを行って
配線パターン層の転写を行い、導電性層5aと絶縁樹脂
層5bを有する第3層目の配線パターン層5を形成する
(図5(C))。
用の転写用原版10を絶縁樹脂層15が基板2に当接す
るように圧着する。この圧着は、ローラ圧着、プレート
圧着、真空圧着等、いずれの方法にしたがってもよい。
また、絶縁樹脂層が加熱により粘着性あるいは接着性を
発現する絶縁樹脂からなる場合には、熱圧着を行うこと
もできる。その後、導電性基板11を剥離して配線パタ
ーン層13を基板2上に転写することにより、導電性層
3aと絶縁樹脂層3bを有する第1層目の配線パターン
層3を基板2上に形成する(図5(A))。その後、第
1層目の配線パターン層3が転写形成された基板2上
に、第2層目の配線パターン層用の転写用原版20を用
いて第1層目の配線パターン層に対する位置合わせを行
ったうえで同様に配線パターン層の転写を行い、導電性
層4aと絶縁樹脂層4bを有する第2層目の配線パター
ン層4を形成する(図5(B))。さらに、第1層目の
配線パターン層3および第2層目の配線パターン層4が
転写形成された基板2上に、第3層目の配線パターン層
用の転写用原版30を用いて同様に位置合わせを行って
配線パターン層の転写を行い、導電性層5aと絶縁樹脂
層5bを有する第3層目の配線パターン層5を形成する
(図5(C))。
【0040】上述のように、各配線パターン層3,4,
5の積層は、配線パターン層用の転写用原版10,2
0,30の配線パターン層13,23,33を基板上に
順次転写することにより行われるため、多層プリント配
線板1は各配線パターン層3,4,5からなる、いわゆ
る重ね刷り型の構造である。
5の積層は、配線パターン層用の転写用原版10,2
0,30の配線パターン層13,23,33を基板上に
順次転写することにより行われるため、多層プリント配
線板1は各配線パターン層3,4,5からなる、いわゆ
る重ね刷り型の構造である。
【0041】尚、上述の例では、配線パターン層用の転
写用原版10,20,30は、導電性層と、この導電性
層上に形成された粘着性あるいは接着性の絶縁樹脂層と
からなっているが、第1層目の配線パターン層用の転写
用原版10については、絶縁樹脂層15が形成されてい
ないものでもよい。この場合、予め基板2上に絶縁性の
粘着剤層あるいは接着剤層を設けておけば、第1層目の
配線パターン層を基板2上に転写することができる。
写用原版10,20,30は、導電性層と、この導電性
層上に形成された粘着性あるいは接着性の絶縁樹脂層と
からなっているが、第1層目の配線パターン層用の転写
用原版10については、絶縁樹脂層15が形成されてい
ないものでもよい。この場合、予め基板2上に絶縁性の
粘着剤層あるいは接着剤層を設けておけば、第1層目の
配線パターン層を基板2上に転写することができる。
【0042】次に、本発明に係る多層プリント配線板の
各配線パターン層の交差部あるいは近接部における接続
について説明する。
各配線パターン層の交差部あるいは近接部における接続
について説明する。
【0043】図6は、多層プリント配線板1を構成する
配線パターン層3と配線パターン層4との交差部を示す
斜視図である。図6に示されるように、各配線パターン
層の導電性層は部分的に常に裸出されたものとなり、交
差部では、配線パターン層3と配線パターン層4との間
の絶縁は上層である配線パターン層4を構成する絶縁樹
脂層4bにより保たれている。そして、各配線パターン
層の導電性層は部分的に常に裸出されているため、配線
パターン層の交差部、あるいは、図7に示されるように
各配線パターン層が相互に近接する部位(近接部、図示
例では配線パターン層3と配線パターン層4とが近接し
ている)における各配線パターン層相互の接続を容易に
行うことができる。
配線パターン層3と配線パターン層4との交差部を示す
斜視図である。図6に示されるように、各配線パターン
層の導電性層は部分的に常に裸出されたものとなり、交
差部では、配線パターン層3と配線パターン層4との間
の絶縁は上層である配線パターン層4を構成する絶縁樹
脂層4bにより保たれている。そして、各配線パターン
層の導電性層は部分的に常に裸出されているため、配線
パターン層の交差部、あるいは、図7に示されるように
各配線パターン層が相互に近接する部位(近接部、図示
例では配線パターン層3と配線パターン層4とが近接し
ている)における各配線パターン層相互の接続を容易に
行うことができる。
【0044】上記のような各配線パターン層の交差部あ
るいは近接部における接続としては、(1)リフトオフ
法、(2)印刷法、(3)ディスペンス法、(4)超微
粒子吹付け法、(5)レーザー描画法、(6)選択無電
解メッキ法、(7)選択蒸着法、(8)溶接接合法、
(9)ワイヤーボンディング法、(10)ワイヤーボン
ディング装置を用いた1ショット法、(11)レーザー
メッキ法、(12)導電体と半田メッキとの積層体の一
括転写法、(13)金属塊挿入法、(14)無電解メッ
キ法等が挙げられる。
るいは近接部における接続としては、(1)リフトオフ
法、(2)印刷法、(3)ディスペンス法、(4)超微
粒子吹付け法、(5)レーザー描画法、(6)選択無電
解メッキ法、(7)選択蒸着法、(8)溶接接合法、
(9)ワイヤーボンディング法、(10)ワイヤーボン
ディング装置を用いた1ショット法、(11)レーザー
メッキ法、(12)導電体と半田メッキとの積層体の一
括転写法、(13)金属塊挿入法、(14)無電解メッ
キ法等が挙げられる。
【0045】図8は上記(1)のリフトオフ法による多
層プリント配線板1の交差部の接続方法の一例を説明す
るための図である。まず、交差部となる位置に予めスル
ーホールパターン41を形成した配線パターン層4を配
線パターン層3上に転写してある多層プリント配線板1
上にフォトレジストを塗布してフォトレジスト層を形成
した後、所定のフォトマスクを用いてフォトレジスト層
を密着露光し現像して、交差部のスルーホール41周縁
の導電性層4aをわずかに露出させるようにレジスト層
42を形成する(図8(A))。次に、多層プリント配
線板1上に無電解メッキ触媒を塗布して触媒層43を形
成する(図8(B))。その後、この触媒層43に無電
解メッキにより導電性物質を析出させて導電層44と
し、この導電層44を電極としてメッキ法により導電膜
45を形成する(図8(C))。そして、レジスト層4
2を剥離してリフトオフすることにより、スルーホール
41内に接合部46を形成する(図8(D))。図9
は、このようにして接合部46により相互に接続された
配線パターン層3と配線パターン層4との状態を示す斜
視図である。
層プリント配線板1の交差部の接続方法の一例を説明す
るための図である。まず、交差部となる位置に予めスル
ーホールパターン41を形成した配線パターン層4を配
線パターン層3上に転写してある多層プリント配線板1
上にフォトレジストを塗布してフォトレジスト層を形成
した後、所定のフォトマスクを用いてフォトレジスト層
を密着露光し現像して、交差部のスルーホール41周縁
の導電性層4aをわずかに露出させるようにレジスト層
42を形成する(図8(A))。次に、多層プリント配
線板1上に無電解メッキ触媒を塗布して触媒層43を形
成する(図8(B))。その後、この触媒層43に無電
解メッキにより導電性物質を析出させて導電層44と
し、この導電層44を電極としてメッキ法により導電膜
45を形成する(図8(C))。そして、レジスト層4
2を剥離してリフトオフすることにより、スルーホール
41内に接合部46を形成する(図8(D))。図9
は、このようにして接合部46により相互に接続された
配線パターン層3と配線パターン層4との状態を示す斜
視図である。
【0046】上記(2)の印刷法による多層プリント配
線板1の配線パターン層の交差部あるいは近接部の接続
は、印刷により各配線パターン層を構成する導電性層相
互間に跨がるように導電ペーストまたはハンダを固着し
て接合部を形成することにより行うものである。用いる
印刷方式は特に限定されるものではないが、一般に厚膜
の印刷に適し、電子工業分野で多用されているスクリー
ン印刷が好ましい。スクリーン印刷を行う場合には、予
め配線間の接続部に相当する部分に開孔部をもつスクリ
ーン印刷版を作成し、多層配線板上に位置を合わせて配
置し、銀ペースト等の導電性ペーストインキを印刷すれ
ばよい。
線板1の配線パターン層の交差部あるいは近接部の接続
は、印刷により各配線パターン層を構成する導電性層相
互間に跨がるように導電ペーストまたはハンダを固着し
て接合部を形成することにより行うものである。用いる
印刷方式は特に限定されるものではないが、一般に厚膜
の印刷に適し、電子工業分野で多用されているスクリー
ン印刷が好ましい。スクリーン印刷を行う場合には、予
め配線間の接続部に相当する部分に開孔部をもつスクリ
ーン印刷版を作成し、多層配線板上に位置を合わせて配
置し、銀ペースト等の導電性ペーストインキを印刷すれ
ばよい。
【0047】また、上記(3)のディスペンス法による
多層プリント配線板1の配線パターン層の交差部あるい
は近接部の接続は、上記の印刷法に類似しているが、導
電性のインキを微細なノズルから噴出させ、配線間に接
合部を直接描画形成することにより行うものである。具
体的には、一般に接着剤等を必要箇所に少量付着させる
ために用いられている針状の噴出口を有するディスペン
サーが使用できる。また、使用する導電性インキの粘度
によっては、コンピュータ等の出力装置に使用されてい
るインクジェット方式も使用可能である。
多層プリント配線板1の配線パターン層の交差部あるい
は近接部の接続は、上記の印刷法に類似しているが、導
電性のインキを微細なノズルから噴出させ、配線間に接
合部を直接描画形成することにより行うものである。具
体的には、一般に接着剤等を必要箇所に少量付着させる
ために用いられている針状の噴出口を有するディスペン
サーが使用できる。また、使用する導電性インキの粘度
によっては、コンピュータ等の出力装置に使用されてい
るインクジェット方式も使用可能である。
【0048】上記(4)の超微粒子吹付け法は、超微粒
子を高速の気流に乗せて搬送し、多層プリント配線板に
近接して設けられた微細なノズルから多層プリント配線
板に吹き付けることによって、超微粒子と多層プリント
配線板との衝突エネルギーにより相互に凝結して膜を形
成する方法であり、ガスデポジション法と呼ばれている
方法が利用できる。この方法に用いる装置は、基本的に
は高真空と低真空の2つの真空槽と、各真空槽を接続す
る接続パイプからなる。そして、超微粒子は、アルゴン
ガス等を導入した低真空槽内において真空蒸着法により
形成され、また、基板は高真空槽内に設置されている。
上記の接続パイプは、低真空槽内の超微粒子の発生する
近傍と、高真空槽内の多層プリント配線板の近傍部であ
って、この配線板に直交する方向とに開口部を有してい
る。各真空槽は、それぞれ真空排気系によって一定の圧
力に保たれているため、各真空槽間の圧力差により接続
パイプ内には低真空槽から高真空槽へ向かう高速の気流
(ガス流)が発生し、低真空槽内で発生した超微粒子は
この気流に乗せられて高真空槽側へ搬送され、多層プリ
ント配線板の配線パターン層に衝突して互いに凝結し膜
状になる。金、銀、銅、ニッケル等の金属を母材にこの
方法を用いることにより、配線間の接続を必要とする箇
所に選択的に導電体(接合部)を形成することができ
る。
子を高速の気流に乗せて搬送し、多層プリント配線板に
近接して設けられた微細なノズルから多層プリント配線
板に吹き付けることによって、超微粒子と多層プリント
配線板との衝突エネルギーにより相互に凝結して膜を形
成する方法であり、ガスデポジション法と呼ばれている
方法が利用できる。この方法に用いる装置は、基本的に
は高真空と低真空の2つの真空槽と、各真空槽を接続す
る接続パイプからなる。そして、超微粒子は、アルゴン
ガス等を導入した低真空槽内において真空蒸着法により
形成され、また、基板は高真空槽内に設置されている。
上記の接続パイプは、低真空槽内の超微粒子の発生する
近傍と、高真空槽内の多層プリント配線板の近傍部であ
って、この配線板に直交する方向とに開口部を有してい
る。各真空槽は、それぞれ真空排気系によって一定の圧
力に保たれているため、各真空槽間の圧力差により接続
パイプ内には低真空槽から高真空槽へ向かう高速の気流
(ガス流)が発生し、低真空槽内で発生した超微粒子は
この気流に乗せられて高真空槽側へ搬送され、多層プリ
ント配線板の配線パターン層に衝突して互いに凝結し膜
状になる。金、銀、銅、ニッケル等の金属を母材にこの
方法を用いることにより、配線間の接続を必要とする箇
所に選択的に導電体(接合部)を形成することができ
る。
【0049】上記(5)のレーザー描画法は、導電性の
微粒子を分散した溶液を多層プリント配線板に塗布し、
この塗膜の所望の箇所をレーザーによって加熱すること
により、樹脂バインダーを分解あるいは蒸発させて除去
し、この加熱箇所に導電性微流子を析出、凝集させて選
択的に導電体を形成するものである。溶液としては、ポ
リエステル樹脂、アクリル樹脂等に金、銀等の導電性微
粒子を分散したものを用い、アルゴンレーザー等を絞っ
て照射することにより、数十μm程度の細線を描画する
ことができる。
微粒子を分散した溶液を多層プリント配線板に塗布し、
この塗膜の所望の箇所をレーザーによって加熱すること
により、樹脂バインダーを分解あるいは蒸発させて除去
し、この加熱箇所に導電性微流子を析出、凝集させて選
択的に導電体を形成するものである。溶液としては、ポ
リエステル樹脂、アクリル樹脂等に金、銀等の導電性微
粒子を分散したものを用い、アルゴンレーザー等を絞っ
て照射することにより、数十μm程度の細線を描画する
ことができる。
【0050】上記(6)の選択無電解メッキ法は、一般
にフォトフォーミング法として知られている選択的な無
電解メッキ技術を用いることができる。この技術は、還
元可能で、かつ無電解メッキに対して触媒となる酸化状
態の金属を含む感光剤層を多層プリント配線板上に形成
し、この感光剤層を選択的に露光させることにより、無
電解メッキに対して触媒となる金属粒子を析出させ、そ
の後、無電解メッキ液に浸漬することにより露光部にの
み選択的なメッキを施すものである。
にフォトフォーミング法として知られている選択的な無
電解メッキ技術を用いることができる。この技術は、還
元可能で、かつ無電解メッキに対して触媒となる酸化状
態の金属を含む感光剤層を多層プリント配線板上に形成
し、この感光剤層を選択的に露光させることにより、無
電解メッキに対して触媒となる金属粒子を析出させ、そ
の後、無電解メッキ液に浸漬することにより露光部にの
み選択的なメッキを施すものである。
【0051】また、上記(7)の選択蒸着法は、薄膜形
成技術の一つである選択的膜堆積技術を用いるものであ
る。すなわち、真空槽内に金属、炭素等の導電性元素を
含む有機金属ガス、あるいは、導電性元素を含む有機物
の蒸気を導入し、真空槽内に設置した多層プリント配線
板表面に上記のガスあるいは蒸気を吸着させ、次に、レ
ーザーあるいはイオンビームを、集光あるいは収束して
基板に照射し、その部分に吸着しているガスあるいは蒸
気を熱または衝突エネルギーによって分解して、金属、
炭素等の導電性物質を多層プリント配線板上に堆積させ
るものである。このような選択蒸着法は、LSIの配線
修正技術として実用化されている。具体的には、集光し
たアルゴンレーザーによってクロム、コバルト、白金、
タングステン等を含む有機金属ガスを分解して、これら
の金属を所望の修正箇所に堆積する技術、あるいは、ガ
リウムのイオンビームによってピレン等の有機材料の蒸
気を分解して炭素膜を堆積する技術を用いることができ
る。
成技術の一つである選択的膜堆積技術を用いるものであ
る。すなわち、真空槽内に金属、炭素等の導電性元素を
含む有機金属ガス、あるいは、導電性元素を含む有機物
の蒸気を導入し、真空槽内に設置した多層プリント配線
板表面に上記のガスあるいは蒸気を吸着させ、次に、レ
ーザーあるいはイオンビームを、集光あるいは収束して
基板に照射し、その部分に吸着しているガスあるいは蒸
気を熱または衝突エネルギーによって分解して、金属、
炭素等の導電性物質を多層プリント配線板上に堆積させ
るものである。このような選択蒸着法は、LSIの配線
修正技術として実用化されている。具体的には、集光し
たアルゴンレーザーによってクロム、コバルト、白金、
タングステン等を含む有機金属ガスを分解して、これら
の金属を所望の修正箇所に堆積する技術、あるいは、ガ
リウムのイオンビームによってピレン等の有機材料の蒸
気を分解して炭素膜を堆積する技術を用いることができ
る。
【0052】さらに、上記(8)の溶接接合法は、配線
パターン層の交差部をレーザーで選択的に加熱し、上下
の配線パターン層の導電性層間に存在する絶縁樹脂層
(上層を構成する絶縁樹脂層)を溶融・蒸発させ、さら
に、導電性層自体も高温に加熱することによって、各配
線パターン層を構成する導電性層を相互に融着して接合
部を形成し接続するものである。
パターン層の交差部をレーザーで選択的に加熱し、上下
の配線パターン層の導電性層間に存在する絶縁樹脂層
(上層を構成する絶縁樹脂層)を溶融・蒸発させ、さら
に、導電性層自体も高温に加熱することによって、各配
線パターン層を構成する導電性層を相互に融着して接合
部を形成し接続するものである。
【0053】上記(9)のワイヤーボンディング法は、
例えば、図14に示されるように配線パターン層3,4
の導通されていない近接部(交差部においても同様に対
処可能である)を、ワイヤーボンディング装置を用い
て、ワイヤーボンディングを行い導電性層3aと4aと
をワイヤーブリッジ150により接続する方法である。
例えば、図14に示されるように配線パターン層3,4
の導通されていない近接部(交差部においても同様に対
処可能である)を、ワイヤーボンディング装置を用い
て、ワイヤーボンディングを行い導電性層3aと4aと
をワイヤーブリッジ150により接続する方法である。
【0054】上記(10)のワイヤーボンディング装置
を用いた1ショット法は、例えば、図15に示されるよ
うに配線パターン層3,4の導通されていない近接部
(交差部においても同様に対処可能である)を、ワイヤ
ーボンディング装置を用いて、1ショット(1回)のボ
ンディングを行い、ブリッジなしの状態で導電性層3a
と4aとをボンディング塊(パッド)155により接続
する方法である。
を用いた1ショット法は、例えば、図15に示されるよ
うに配線パターン層3,4の導通されていない近接部
(交差部においても同様に対処可能である)を、ワイヤ
ーボンディング装置を用いて、1ショット(1回)のボ
ンディングを行い、ブリッジなしの状態で導電性層3a
と4aとをボンディング塊(パッド)155により接続
する方法である。
【0055】上記(11)のレーザーメッキ法は、例え
ば、パラジウムメッキ液中に、接続操作前の多層プリン
ト配線板を浸漬させた状態で、所定のスポット径、照射
面でのパワー等を調整したレーザー(例えば、アルゴン
レーザー)を、導通すべき近接部ないしは交差部に所定
時間照射し、照射部分に例えばPd膜を所定厚さに析出
させて接続する方法である。なお、好ましくは、パラジ
ウムメッキ液を循環させながらレーザーを照射させるの
がよい。また、メッキ液は水洗により除去され、図16
に示されるごとく析出したメッキ膜157により導電性
層3aと4aとの接続がなされる。
ば、パラジウムメッキ液中に、接続操作前の多層プリン
ト配線板を浸漬させた状態で、所定のスポット径、照射
面でのパワー等を調整したレーザー(例えば、アルゴン
レーザー)を、導通すべき近接部ないしは交差部に所定
時間照射し、照射部分に例えばPd膜を所定厚さに析出
させて接続する方法である。なお、好ましくは、パラジ
ウムメッキ液を循環させながらレーザーを照射させるの
がよい。また、メッキ液は水洗により除去され、図16
に示されるごとく析出したメッキ膜157により導電性
層3aと4aとの接続がなされる。
【0056】上記(12)の導電体と半田メッキとの積
層体の一括転写法は、図17(A),(B)に示される
ごとく行われる。まず最初に、図17(B)に示される
ように導電体層161と半田メッキ層162の積層体1
60を以下の要領で作製する。すなわち、導電性の基板
169上に、レジスト法を用いて現像し所望のパターン
(導電性パターン)を形成した転写基板の上に、例え
ば、電解メッキを施し導電体層161を形成し、この導
電体層上に所定の半田メッキ浴組成物を用いて半田メッ
キを行い、半田メッキ層162を形成する。なお、半田
メッキ層162は、半田メッキの他、半田ペーストのス
クリーン印刷、ディッピングでも同様に形成可能であ
る。このようにして積層した積層体160を、図17
(A)に示されるように配線パターン層3,4の導通さ
れていない近接部(交差部においても同様に対処可能で
ある)に一括熱転写し、導電性層3aと4aとの接続を
行う。この際、熱転写温度は半田メッキ層162が溶融
変形可能な温度である200〜300℃程度の温度範囲
で行われる。
層体の一括転写法は、図17(A),(B)に示される
ごとく行われる。まず最初に、図17(B)に示される
ように導電体層161と半田メッキ層162の積層体1
60を以下の要領で作製する。すなわち、導電性の基板
169上に、レジスト法を用いて現像し所望のパターン
(導電性パターン)を形成した転写基板の上に、例え
ば、電解メッキを施し導電体層161を形成し、この導
電体層上に所定の半田メッキ浴組成物を用いて半田メッ
キを行い、半田メッキ層162を形成する。なお、半田
メッキ層162は、半田メッキの他、半田ペーストのス
クリーン印刷、ディッピングでも同様に形成可能であ
る。このようにして積層した積層体160を、図17
(A)に示されるように配線パターン層3,4の導通さ
れていない近接部(交差部においても同様に対処可能で
ある)に一括熱転写し、導電性層3aと4aとの接続を
行う。この際、熱転写温度は半田メッキ層162が溶融
変形可能な温度である200〜300℃程度の温度範囲
で行われる。
【0057】上記(13)の金属塊挿入法は、図18
(A)に示されるように配線パターン層3,4の導通さ
れていない近接部の配線間隙に、例えば、直径30〜1
00μm程度の金属ボール71を配置し、しかる後、図
18(B)に示されるようにその上から感圧接着剤を塗
布したシート72を圧着し、導電性層3aと4aとを接
続する方法である。なお、金属ボールの使用は、より好
ましい使用態様であるが、球形でないいわゆる金属片
(塊)のようなものでも使用可能である。また、このよ
うな金属ボール(塊)は、前記印刷法、ディスペンス法
においても接続部の信頼性をより向上させるために使用
することもできる。すなわち、金属ボールを設置した後
に、前記の印刷ないしはディスペンスを行うのである。
(A)に示されるように配線パターン層3,4の導通さ
れていない近接部の配線間隙に、例えば、直径30〜1
00μm程度の金属ボール71を配置し、しかる後、図
18(B)に示されるようにその上から感圧接着剤を塗
布したシート72を圧着し、導電性層3aと4aとを接
続する方法である。なお、金属ボールの使用は、より好
ましい使用態様であるが、球形でないいわゆる金属片
(塊)のようなものでも使用可能である。また、このよ
うな金属ボール(塊)は、前記印刷法、ディスペンス法
においても接続部の信頼性をより向上させるために使用
することもできる。すなわち、金属ボールを設置した後
に、前記の印刷ないしはディスペンスを行うのである。
【0058】上記(14)の無電解メッキ法を図19
(A)〜(F)に基づいて説明する。まず、最初に図1
9(A)に示されるような配線パターン層3,4を備え
る多層プリント配線板上に無電解メッキ触媒を全面に塗
布して触媒層81を形成する(図19(B))。次い
で、この上にフォトレジストを塗布してフォトレジスト
を形成したのち、所定のフォトマスクを用いてレジスト
層83,83を密着露光、現像し、配線パターンの接続
すべき位置に相当する部分Hを露出させる(図19
(C))。その後、この露出部分Hを活性化させた後、
無電解メッキを行い接続部85を形成させ導電性層3a
と4aを接続する(図19(D))。しかる後、残余の
不要なレジストおよび触媒層を順次、除去して、接続部
85(触媒層81a)のみを残す(図19(E))。
(A)〜(F)に基づいて説明する。まず、最初に図1
9(A)に示されるような配線パターン層3,4を備え
る多層プリント配線板上に無電解メッキ触媒を全面に塗
布して触媒層81を形成する(図19(B))。次い
で、この上にフォトレジストを塗布してフォトレジスト
を形成したのち、所定のフォトマスクを用いてレジスト
層83,83を密着露光、現像し、配線パターンの接続
すべき位置に相当する部分Hを露出させる(図19
(C))。その後、この露出部分Hを活性化させた後、
無電解メッキを行い接続部85を形成させ導電性層3a
と4aを接続する(図19(D))。しかる後、残余の
不要なレジストおよび触媒層を順次、除去して、接続部
85(触媒層81a)のみを残す(図19(E))。
【0059】なお、上述のような(2)〜(14)の方
法による交差部の接続では、可能である範囲において図
10に示されるように交差部の一部に接合部51を形成
して配線パターン層3の導電性層3aと配線パターン層
4の導電性層4aとを接続してもよく、あるいは図11
に示されるように、配線パターン層3と配線パターン層
4との交差部を覆うような接合部52を形成してもよ
い。また、近接部における接続においても、図12に示
されるように近接部の一部に跨がるように接合部61を
形成して配線パターン層3の導電性層3aと配線パター
ン層4の導電性層4aとを接続してもよく、あるいは図
13に示されるように、配線パターン層3と配線パター
ン層4との近接部を覆うような接合部62を形成しても
よい。
法による交差部の接続では、可能である範囲において図
10に示されるように交差部の一部に接合部51を形成
して配線パターン層3の導電性層3aと配線パターン層
4の導電性層4aとを接続してもよく、あるいは図11
に示されるように、配線パターン層3と配線パターン層
4との交差部を覆うような接合部52を形成してもよ
い。また、近接部における接続においても、図12に示
されるように近接部の一部に跨がるように接合部61を
形成して配線パターン層3の導電性層3aと配線パター
ン層4の導電性層4aとを接続してもよく、あるいは図
13に示されるように、配線パターン層3と配線パター
ン層4との近接部を覆うような接合部62を形成しても
よい。
【0060】本発明の多層プリント配線板は、上述した
(2)〜(14)のような接続方式を用いることによ
り、スルーホールの形成箇所に拘束されずに任意の箇所
で各配線パターン層間の接続ができるため、多層プリン
ト配線板を作製した後の回路設計の変更の自由度が、従
来の多層プリント配線板に比べて大きいものである。
(2)〜(14)のような接続方式を用いることによ
り、スルーホールの形成箇所に拘束されずに任意の箇所
で各配線パターン層間の接続ができるため、多層プリン
ト配線板を作製した後の回路設計の変更の自由度が、従
来の多層プリント配線板に比べて大きいものである。
【0061】尚、上記の例では多層プリント配線板1は
3層構成であるが、本発明の多層プリント配線板の製造
方法は、同様の積層転写を繰り返し行うことにより所望
の数の配線パターン層を備えた多層プリント配線板を製
造することができる。
3層構成であるが、本発明の多層プリント配線板の製造
方法は、同様の積層転写を繰り返し行うことにより所望
の数の配線パターン層を備えた多層プリント配線板を製
造することができる。
【0062】また、本発明の多層プリント配線板は、例
えば、上記の3層構造の多層プリント配線板1を、ガラ
ス布にエポキシ樹脂を含浸させた半硬化状態のプリプレ
グと一緒に加圧積層して、より多層化を図ったものとす
ることができる。
えば、上記の3層構造の多層プリント配線板1を、ガラ
ス布にエポキシ樹脂を含浸させた半硬化状態のプリプレ
グと一緒に加圧積層して、より多層化を図ったものとす
ることができる。
【0063】さらに、2層構造の本発明の多層プリント
配線板は、従来の両面プリント配線板の問題点、すなわ
ち、両面プリント配線板の穴形成のためのドリル加工の
精度から生じる高密度化における問題を解決することが
できる。これは、上述したように、本発明の多層プリン
ト配線板では、各配線パターン層の導電性層が部分的に
常に裸出しており、スルーホールを形成することなく配
線パターン層の交差部、あるいは近接部における各配線
パターン層相互の接続を容易に行うことができるからで
ある。
配線板は、従来の両面プリント配線板の問題点、すなわ
ち、両面プリント配線板の穴形成のためのドリル加工の
精度から生じる高密度化における問題を解決することが
できる。これは、上述したように、本発明の多層プリン
ト配線板では、各配線パターン層の導電性層が部分的に
常に裸出しており、スルーホールを形成することなく配
線パターン層の交差部、あるいは近接部における各配線
パターン層相互の接続を容易に行うことができるからで
ある。
【0064】次に、実験例を示して本発明を更に詳細に
説明する。 (1) 転写用原版における導電性層の形成(図2
(C)対応)。 導電性基板として、表面を研磨した厚さ0.2mmのス
テンレス板を準備し、このステンレス板上に市販のメッ
キ用フォトレジスト(東京応化工業(株)製PMER
P−AR900)を厚さ20μmに塗布乾燥し、配線パ
ターンが形成されている3種のフォトマスクを用いてそ
れぞれ密着露光を行った後、現像・水洗・乾燥し、さら
に熱硬化を行って絶縁層を備えた転写用原版(3種)を
作製した。
説明する。 (1) 転写用原版における導電性層の形成(図2
(C)対応)。 導電性基板として、表面を研磨した厚さ0.2mmのス
テンレス板を準備し、このステンレス板上に市販のメッ
キ用フォトレジスト(東京応化工業(株)製PMER
P−AR900)を厚さ20μmに塗布乾燥し、配線パ
ターンが形成されている3種のフォトマスクを用いてそ
れぞれ密着露光を行った後、現像・水洗・乾燥し、さら
に熱硬化を行って絶縁層を備えた転写用原版(3種)を
作製した。
【0065】上記の転写用原版と白金電極を対向させて
下記の組成のピロ燐酸銅メッキ浴(pH=8,液温=5
5℃)中に浸漬し、直流電源の陽極に白金電極を陰極に
上記の転写基板を接続し、電流密度10A/dm2 で5
分間の通電を行い、フォトレジストで被覆されていない
導電性基板の裸出部に厚さ10μmの銅メッキ膜を形成
し導電性層とした。この導電性層形成を3種の転写用原
版について行った。 (ピロ燐酸銅メッキ浴の組成) ピロ燐酸銅 … 94g/l ピロ燐酸銅カリウム … 340g/l アンモニア水 … 3cc/l
下記の組成のピロ燐酸銅メッキ浴(pH=8,液温=5
5℃)中に浸漬し、直流電源の陽極に白金電極を陰極に
上記の転写基板を接続し、電流密度10A/dm2 で5
分間の通電を行い、フォトレジストで被覆されていない
導電性基板の裸出部に厚さ10μmの銅メッキ膜を形成
し導電性層とした。この導電性層形成を3種の転写用原
版について行った。 (ピロ燐酸銅メッキ浴の組成) ピロ燐酸銅 … 94g/l ピロ燐酸銅カリウム … 340g/l アンモニア水 … 3cc/l
【0066】(2) 転写用原版における絶縁樹脂層A
の形成(図2(D)対応) 上記(1)において導電性層を形成した3種の転写用原
版の各々にスピンコーティング法を用いて絶縁樹脂(信
越化学工業(株)製 KE3479)を塗布し、転写用
原版の上全面に厚さ10μmの接着性を有する絶縁樹脂
層Aを形成し、転写用原版を下記の条件で全面露光を行
った後、メッキ用フォトレジストを溶剤(東京応化工業
(株)製 PMER現像液P−6G)を適用して溶解さ
せ、導電性層部以外の絶縁樹脂層Aを同時に除去して乾
燥し、3種の配線パターン層用の転写用原版A1、A
2、A3とした。 (露光条件) 露光時間 大日本スクリーン製造(株)製P−202−
G 露光時間 30Counts
の形成(図2(D)対応) 上記(1)において導電性層を形成した3種の転写用原
版の各々にスピンコーティング法を用いて絶縁樹脂(信
越化学工業(株)製 KE3479)を塗布し、転写用
原版の上全面に厚さ10μmの接着性を有する絶縁樹脂
層Aを形成し、転写用原版を下記の条件で全面露光を行
った後、メッキ用フォトレジストを溶剤(東京応化工業
(株)製 PMER現像液P−6G)を適用して溶解さ
せ、導電性層部以外の絶縁樹脂層Aを同時に除去して乾
燥し、3種の配線パターン層用の転写用原版A1、A
2、A3とした。 (露光条件) 露光時間 大日本スクリーン製造(株)製P−202−
G 露光時間 30Counts
【0067】(3) 転写用原版における絶縁樹脂層B
の形成(図2(D)対応) 上記(1)において導電性層を形成した3種の転写用原
版の各々にスクリーン印刷版を用いて絶縁樹脂(信越化
学工業(株)製 KE3479)を印刷し、転写用原版
の上全面に厚さ15μmの接着性を有する絶縁樹脂層B
を形成し、転写用原版を下記の条件で全面露光を行った
後、メッキ用フォトレジストを溶剤(東京応化工業
(株)製 PMER現像液P−6G)を適用して溶解さ
せ、導電性層部以外の絶縁樹脂層Bを同時に除去して乾
燥し、3種の配線パターン層用の転写用原版B1、B
2、B3とした。 (露光条件) 露光時間 大日本スクリーン製造(株)製P−202−
G 露光時間 30Counts
の形成(図2(D)対応) 上記(1)において導電性層を形成した3種の転写用原
版の各々にスクリーン印刷版を用いて絶縁樹脂(信越化
学工業(株)製 KE3479)を印刷し、転写用原版
の上全面に厚さ15μmの接着性を有する絶縁樹脂層B
を形成し、転写用原版を下記の条件で全面露光を行った
後、メッキ用フォトレジストを溶剤(東京応化工業
(株)製 PMER現像液P−6G)を適用して溶解さ
せ、導電性層部以外の絶縁樹脂層Bを同時に除去して乾
燥し、3種の配線パターン層用の転写用原版B1、B
2、B3とした。 (露光条件) 露光時間 大日本スクリーン製造(株)製P−202−
G 露光時間 30Counts
【0068】(4) 転写用原版における絶縁樹脂層C
の形成(図3(D)対応) 絶縁樹脂層用電着液の調整 アクリル酸ブチル13.2重量部、メタクリル酸メチル
1.6重量部、ジビニルベンゼン0.2重量部および過
硫酸カリウム1%水溶液85重量部を混合し、80℃、
5時間重合して無乳化剤の乳化重合を行ってポリアクリ
ル酸ブチルポリメタクリル酸メチル共重合エマルジョン
溶液を調整した。次に、このエマルジョン溶液72重量
部、電着担体としてカルボキシル基を有するアクリル系
共重合体樹脂2重量部、ヘキサメトキシメラミン0.8
5重量部、中和剤としてトリメチルアミン0.35重量
部、エタノール3重量部、ブチルセロソルブ3重量部お
よび水18.8重量部を混合攪拌してアニオン型電着液
を調整した。 上記(1)において導電性層を形成した3種の転写
用原版の各々と白金電極とを対向させて、上記 で調
整したアニオン型電着液中に浸漬し、直流電源の陽極に
転写用原版を陰極に白金電極をそれぞれ接続し、50V
の電圧で1分間の電着を行い、これを180℃、30分
間で乾燥・熱処理して、導電性層上に厚さ15μmの粘
着性を有する絶縁樹脂層Cを形成した。その後、転写用
原版を下記の条件で全面露光を行った後、転写用原版の
メッキ用フォトレジストを溶剤(東京応化工業(株)製
PMER現像液P−6G)を適用して溶解させ、導電
性層部以外にはみ出して電着し形成された絶縁樹脂層C
を同時に除去して、3種の配線パターン層用の転写用原
版C1、C2、C3とした。 (露光条件) 露光時間 大日本スクリーン製造(株)製P−202−
G 露光時間 30Counts
の形成(図3(D)対応) 絶縁樹脂層用電着液の調整 アクリル酸ブチル13.2重量部、メタクリル酸メチル
1.6重量部、ジビニルベンゼン0.2重量部および過
硫酸カリウム1%水溶液85重量部を混合し、80℃、
5時間重合して無乳化剤の乳化重合を行ってポリアクリ
ル酸ブチルポリメタクリル酸メチル共重合エマルジョン
溶液を調整した。次に、このエマルジョン溶液72重量
部、電着担体としてカルボキシル基を有するアクリル系
共重合体樹脂2重量部、ヘキサメトキシメラミン0.8
5重量部、中和剤としてトリメチルアミン0.35重量
部、エタノール3重量部、ブチルセロソルブ3重量部お
よび水18.8重量部を混合攪拌してアニオン型電着液
を調整した。 上記(1)において導電性層を形成した3種の転写
用原版の各々と白金電極とを対向させて、上記 で調
整したアニオン型電着液中に浸漬し、直流電源の陽極に
転写用原版を陰極に白金電極をそれぞれ接続し、50V
の電圧で1分間の電着を行い、これを180℃、30分
間で乾燥・熱処理して、導電性層上に厚さ15μmの粘
着性を有する絶縁樹脂層Cを形成した。その後、転写用
原版を下記の条件で全面露光を行った後、転写用原版の
メッキ用フォトレジストを溶剤(東京応化工業(株)製
PMER現像液P−6G)を適用して溶解させ、導電
性層部以外にはみ出して電着し形成された絶縁樹脂層C
を同時に除去して、3種の配線パターン層用の転写用原
版C1、C2、C3とした。 (露光条件) 露光時間 大日本スクリーン製造(株)製P−202−
G 露光時間 30Counts
【0069】(5) 転写用原版における絶縁樹脂層D
の形成(図3(D)対応) 上記(1)において導電性層を形成した3種の転写用原
版の各々を、(株)飯沼ゲージ製作所製の自動塗布装置
(XYD4550ZCZ−2型)に装着し、ディスペン
サーに接続された内径0.1mmのニードル(針状の噴
出口)を配線パターン上に移動させ、絶縁樹脂(信越化
学工業(株)製 KE3479)を噴出させ、導電性層
上に厚さ15μmの絶縁樹脂層Dを形成し、転写用原版
を下記の条件で全面露光を行った後、メッキ用フォトレ
ジストを溶剤(東京応化工業(株)製PMER現像液P
−6G)を適用して溶解させ、導電性層部以外にはみ出
し形成された絶縁樹脂層Dを同時に除去して、3種の配
線パターン層用の転写用原版D1、D2、D3とした。 (露光条件) 露光時間 大日本スクリーン製造(株)製P−202−
G 露光時間 30Counts
の形成(図3(D)対応) 上記(1)において導電性層を形成した3種の転写用原
版の各々を、(株)飯沼ゲージ製作所製の自動塗布装置
(XYD4550ZCZ−2型)に装着し、ディスペン
サーに接続された内径0.1mmのニードル(針状の噴
出口)を配線パターン上に移動させ、絶縁樹脂(信越化
学工業(株)製 KE3479)を噴出させ、導電性層
上に厚さ15μmの絶縁樹脂層Dを形成し、転写用原版
を下記の条件で全面露光を行った後、メッキ用フォトレ
ジストを溶剤(東京応化工業(株)製PMER現像液P
−6G)を適用して溶解させ、導電性層部以外にはみ出
し形成された絶縁樹脂層Dを同時に除去して、3種の配
線パターン層用の転写用原版D1、D2、D3とした。 (露光条件) 露光時間 大日本スクリーン製造(株)製P−202−
G 露光時間 30Counts
【0070】(6)多層プリント配線板の作製1(図5
対応) 上記の(2)において作製した3種の配線パターン層用
の転写用原版A1、A2、A3を、この順序で厚さ25
μmのポリイミドフィルム基板上に下記の条件で圧着し
て導電性層と絶縁樹脂層Aからなる3種の配線パターン
層をフィルム基板上に転写し、その後、フィルム基板を
ホットプレート上で180℃、1時間の熱処理を施し、
転写された絶縁樹脂層Aを硬化させて多層プリント配線
板を作製した。 (圧着条件) 圧 力 : 10kgf/cm2 温 度 : 室温
対応) 上記の(2)において作製した3種の配線パターン層用
の転写用原版A1、A2、A3を、この順序で厚さ25
μmのポリイミドフィルム基板上に下記の条件で圧着し
て導電性層と絶縁樹脂層Aからなる3種の配線パターン
層をフィルム基板上に転写し、その後、フィルム基板を
ホットプレート上で180℃、1時間の熱処理を施し、
転写された絶縁樹脂層Aを硬化させて多層プリント配線
板を作製した。 (圧着条件) 圧 力 : 10kgf/cm2 温 度 : 室温
【0071】(7) 多層プリント配線板の作製2(図
5対応) 上記の(3)において作製した3種の配線パターン層用
の転写用原版B1、B2、B3を、この順序で厚さ25
μmのポリイミドフィルム基板上に下記の条件で圧着し
て導電性層と絶縁樹脂層Bからなる3種の配線パターン
層をフィルム基板上に転写し、その後、フィルム基板を
ホットプレート上で180℃、1時間の熱処理を施し、
転写された絶縁樹脂層Bを硬化させて多層プリント配線
板を作製した。 (圧着条件) 圧 力 : 10kgf/cm2 温 度 : 室温
5対応) 上記の(3)において作製した3種の配線パターン層用
の転写用原版B1、B2、B3を、この順序で厚さ25
μmのポリイミドフィルム基板上に下記の条件で圧着し
て導電性層と絶縁樹脂層Bからなる3種の配線パターン
層をフィルム基板上に転写し、その後、フィルム基板を
ホットプレート上で180℃、1時間の熱処理を施し、
転写された絶縁樹脂層Bを硬化させて多層プリント配線
板を作製した。 (圧着条件) 圧 力 : 10kgf/cm2 温 度 : 室温
【0072】(8) 多層プリント配線板の作製3(図
5対応) 上記の(4)において作製した3種の配線パターン層用
の転写用原版C1、C2、C3を、この順序で厚さ25
μmのポリイミドフィルム基板上に下記の条件で圧着し
て導電性層と絶縁樹脂層Cからなる3種の配線パターン
層をフィルム基板上に転写し、その後、フィルム基板を
ホットプレート上で180℃、1時間の熱処理を施し、
転写された絶縁樹脂層Cを硬化させて多層プリント配線
板を作製した。 (圧着条件) 圧 力 : 50kgf/cm2 温 度 : 200℃
5対応) 上記の(4)において作製した3種の配線パターン層用
の転写用原版C1、C2、C3を、この順序で厚さ25
μmのポリイミドフィルム基板上に下記の条件で圧着し
て導電性層と絶縁樹脂層Cからなる3種の配線パターン
層をフィルム基板上に転写し、その後、フィルム基板を
ホットプレート上で180℃、1時間の熱処理を施し、
転写された絶縁樹脂層Cを硬化させて多層プリント配線
板を作製した。 (圧着条件) 圧 力 : 50kgf/cm2 温 度 : 200℃
【0073】(9) 多層プリント配線板の作製4(図
5対応) 上記の(5)において作製した3種の配線パターン層用
の転写用原版D1、D2、D3を、この順序で厚さ25
μmのポリイミドフィルム基板上に下記の条件で圧着し
て導電性層と絶縁樹脂層Dからなる3種の配線パターン
層をフィルム基板上に転写し、その後、フィルム基板を
ホットプレート上で180℃、1時間の熱処理を施し、
転写された絶縁樹脂層Dを硬化させて多層プリント配線
板を作製した。 (圧着条件) 圧 力 : 10kgf/cm2 温 度 : 室温
5対応) 上記の(5)において作製した3種の配線パターン層用
の転写用原版D1、D2、D3を、この順序で厚さ25
μmのポリイミドフィルム基板上に下記の条件で圧着し
て導電性層と絶縁樹脂層Dからなる3種の配線パターン
層をフィルム基板上に転写し、その後、フィルム基板を
ホットプレート上で180℃、1時間の熱処理を施し、
転写された絶縁樹脂層Dを硬化させて多層プリント配線
板を作製した。 (圧着条件) 圧 力 : 10kgf/cm2 温 度 : 室温
【0074】上記のようにして作製された多層プリント
配線板を使用して作動試験を行ったところ、層間の短絡
等は見られず正しく作動することが確認された。
配線板を使用して作動試験を行ったところ、層間の短絡
等は見られず正しく作動することが確認された。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば転
写用原版上に設けた導電性層あるいは導電性層と絶縁樹
脂層とからなる配線パターン層を基板上に転写すること
により、上部に導電性層を下部に絶縁樹脂層を備えた配
線パターン層を基板上に多層に積層することができ、こ
の多層積層は、所定の配線パターン層を形成した転写用
原版を並行して複数作製し、これらの転写用原版を用い
て順次転写する並直列プロセスであるため、転写前の検
査により不良品を排除することができ、製造歩留が向上
するとともに、スループットが高く、さらに、従来基板
上で行っていた配線層の形成やパターニングのためのメ
ッキ工程は不要となり、製造工程の簡略化が可能とな
る。また、多層プリント配線板には、従来の多層プリン
ト配線板に見られたような絶縁層による配線パターンの
被覆がなく、各配線パターン層を構成する導電性層は部
分的に常に裸出されており、各配線パターン層の交差部
あるいは各配線パターン層が相互に近接する部位におけ
る各配線パターン層相互の接続を容易に行うことがで
き、汎用性の極めて高い多層プリント配線板が可能とな
る。また、本発明では絶縁樹脂層の形成を電着法による
他、スピンコーティング法による塗布、スクリーン印刷
方式による印刷、ディスペンサー法による塗布方式、ス
キージによる充填法を採用できので材料選択の幅が広が
ると共に製造プロセスが簡易となるメリットを有するも
のである。
写用原版上に設けた導電性層あるいは導電性層と絶縁樹
脂層とからなる配線パターン層を基板上に転写すること
により、上部に導電性層を下部に絶縁樹脂層を備えた配
線パターン層を基板上に多層に積層することができ、こ
の多層積層は、所定の配線パターン層を形成した転写用
原版を並行して複数作製し、これらの転写用原版を用い
て順次転写する並直列プロセスであるため、転写前の検
査により不良品を排除することができ、製造歩留が向上
するとともに、スループットが高く、さらに、従来基板
上で行っていた配線層の形成やパターニングのためのメ
ッキ工程は不要となり、製造工程の簡略化が可能とな
る。また、多層プリント配線板には、従来の多層プリン
ト配線板に見られたような絶縁層による配線パターンの
被覆がなく、各配線パターン層を構成する導電性層は部
分的に常に裸出されており、各配線パターン層の交差部
あるいは各配線パターン層が相互に近接する部位におけ
る各配線パターン層相互の接続を容易に行うことがで
き、汎用性の極めて高い多層プリント配線板が可能とな
る。また、本発明では絶縁樹脂層の形成を電着法による
他、スピンコーティング法による塗布、スクリーン印刷
方式による印刷、ディスペンサー法による塗布方式、ス
キージによる充填法を採用できので材料選択の幅が広が
ると共に製造プロセスが簡易となるメリットを有するも
のである。
【図1】本発明の多層プリント配線板の一例を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の多層プリント配線板の製造方法を説明
するための図面である。
するための図面である。
【図3】本発明の多層プリント配線板の製造方法を説明
するための図面である。
するための図面である。
【図4】本発明の多層プリント配線板の製造方法に用い
られる転写用原版の一例を示す概略断面図である。
られる転写用原版の一例を示す概略断面図である。
【図5】本発明の多層プリント配線板の製造方法を説明
するための図面である。
するための図面である。
【図6】本発明の多層プリント配線板の配線パターン層
の交差部を示す斜視図である。
の交差部を示す斜視図である。
【図7】本発明の多層プリント配線板の配線パターン層
の近接部を示す斜視図である。
の近接部を示す斜視図である。
【図8】本発明の多層プリント配線板の配線パターン層
相互の接続方法を説明するための図面である。
相互の接続方法を説明するための図面である。
【図9】本発明の多層プリント配線板の配線パターン層
の交差部における接続状態を示す斜視図である。
の交差部における接続状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の多層プリント配線板の配線パターン
層の交差部における接続状態を示す斜視図である。
層の交差部における接続状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の多層プリント配線板の配線パターン
層の交差部における接続状態を示す斜視図である。
層の交差部における接続状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の多層プリント配線板の配線パターン
層の近接部における接続状態を示す斜視図である。
層の近接部における接続状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の多層プリント配線板の配線パターン
層の近接部における接続状態を示す斜視図である。
層の近接部における接続状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の多層プリント配線板の配線パターン
層の近接部における接続状態を示す斜視図である。
層の近接部における接続状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の多層プリント配線板の配線パターン
層の近接部における接続状態を示す斜視図である。
層の近接部における接続状態を示す斜視図である。
【図16】本発明の多層プリント配線板の配線パターン
層の近接部における接続状態を示す斜視図である。
層の近接部における接続状態を示す斜視図である。
【図17】(A)は、本発明の多層プリント配線板の配
線パターン層の近接部における接続状態を示す斜視図で
ある。(B)は、多層プリント配線板の配線パターン層
の近接部を接続するために使用される接続体を形成させ
た状態を示す図である。
線パターン層の近接部における接続状態を示す斜視図で
ある。(B)は、多層プリント配線板の配線パターン層
の近接部を接続するために使用される接続体を形成させ
た状態を示す図である。
【図18】本発明の多層プリント配線板の配線パターン
層の近接部における接続を順次形成させる状態を示す斜
視図である。
層の近接部における接続を順次形成させる状態を示す斜
視図である。
【図19】本発明の多層プリント配線板の配線パターン
層の近接部における接続を順次形成させる状態を示す断
面図である。
層の近接部における接続を順次形成させる状態を示す断
面図である。
1…多層プリント配線板 2…基板 3,4,5…配線パターン層 3a,4a,5a…導電性層 3b,4b,5b…絶縁樹脂層 10,10A,10B,10C,20,30…転写用原
版 11,21,31…導電性基板 13,23,33…配線パターン層 14…導電性層 15…絶縁樹脂層 16…絶縁層 46,51,52,61,62…接合部
版 11,21,31…導電性基板 13,23,33…配線パターン層 14…導電性層 15…絶縁樹脂層 16…絶縁層 46,51,52,61,62…接合部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/20 6921−4E H05K 3/20 A 3/40 6921−4E 3/40 A
Claims (6)
- 【請求項1】 基板、該基板上に順次転写された複数の
配線パターン層を備え、該配線パターン層は導電性層と
該導電性層の下部に形成された絶縁樹脂層を有するとと
もに、該絶縁樹脂層によって前記基板あるいは下層の配
線パターン層に固着されている多層プリント配線板にお
いて、前記絶縁樹脂層は、該基板上に全面塗布形成され
た粘着剤あるいは接着剤の導電性層以外の部分をリフト
オフ法により除去したものであることを特徴とする多層
プリント配線板。 - 【請求項2】 基板、該基板上に順次転写された複数の
配線パターン層を備え、該配線パターン層は導電性層と
該導電性層の下部に形成された絶縁樹脂層を有するとと
もに、該絶縁樹脂層によって前記基板あるいは下層の配
線パターン層に固着されている多層プリント配線板にお
いて、前記絶縁樹脂層は、導電性層上に電着又は塗布形
成された粘着剤あるいは接着剤の導電性層からのはみ出
し部分をリフトオフ法により除去したものであることを
特徴とする多層プリント配線板。 - 【請求項3】 前記配線パターン層が相互に交差する部
位および/または近接する部位を有し、該交差部では上
下の配線パターン層間の絶縁は上層の配線パターン層を
構成する絶縁樹脂層により保たれることを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の多層プリント配線板。 - 【請求項4】 前記交差部および/または前記近接部の
必要箇所において配線パターン層相互間の接続がなされ
ていることを特徴とする請求項3に記載の多層プリント
配線板。 - 【請求項5】 導電性基板の上に、導電性層と該基板上
に全面塗布形成された粘着剤あるいは接着剤の導電性層
以外の部分をリフトオフ法により除去した絶縁樹脂層を
有する配線パターン層を設けた転写用原版を複数作製
し、次に、多層プリント配線板用の基板の一方の面に前
記転写用原版を圧着し、前記導電性基板を剥離すること
により前記配線パターン層を転写する操作を順次繰り返
し、前記基板上に複数の前記配線パターン層を形成する
ことを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。 - 【請求項6】 導電性基板の上に、導電性層と該導電性
層上に形成された粘着剤あるいは接着剤の導電性層上か
らのはみ出し部分をリフトオフ法により除去した絶縁樹
脂層を有する配線パターン層を設けた転写用原版を複数
作製し、次に、多層プリント配線板用の基板の一方の面
に前記転写用原版を圧着し、前記導電性基板を剥離する
ことにより前記配線パターン層を転写する操作を順次繰
り返し、前記基板上に複数の前記配線パターン層を形成
することを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25010895A JPH0974282A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 多層プリント配線板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25010895A JPH0974282A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 多層プリント配線板およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0974282A true JPH0974282A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17202948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25010895A Withdrawn JPH0974282A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 多層プリント配線板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0974282A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010016330A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-21 | Hynix Semiconductor Inc | 回路配線を有する回路基板およびその製造方法、ならびに回路配線を有する半導体パッケージ |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP25010895A patent/JPH0974282A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010016330A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-21 | Hynix Semiconductor Inc | 回路配線を有する回路基板およびその製造方法、ならびに回路配線を有する半導体パッケージ |
| JP2012235174A (ja) * | 2008-06-30 | 2012-11-29 | Sk Hynix Inc | 回路配線を有する回路基板の製造方法、ならびに回路配線を有する半導体パッケージ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |