JPH0975569A - 多頭ミシン - Google Patents
多頭ミシンInfo
- Publication number
- JPH0975569A JPH0975569A JP26225495A JP26225495A JPH0975569A JP H0975569 A JPH0975569 A JP H0975569A JP 26225495 A JP26225495 A JP 26225495A JP 26225495 A JP26225495 A JP 26225495A JP H0975569 A JPH0975569 A JP H0975569A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balance
- drive
- sewing machine
- eccentric shaft
- driven
- Prior art date
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 休止中のヘッドが備える天秤の動作を容易に
休止させる。 【解決手段】 駆動アーム20は、偏芯軸27の偏芯軸
部22に揺動可能に配設され、従動部23を駆動カム1
8のカム溝18aに係合すると共に駆動部24を天秤1
5の被駆動部16aに係合する。軸移動機構50は、偏
芯軸27を回動して偏芯軸部22を天秤15に対して近
接・離間させる。天秤保持機構51は、偏芯軸部22の
移動に伴なって天秤15を略上死点位置で保持する。天
秤15を休止するときは、所要の駆動手段により軸移動
機構50を制御して、駆動アーム20の従動部23と駆
動カム18のカム溝18aとを係合させた状態で、該駆
動アーム20の駆動部24を天秤15の被駆動部16a
から離脱させて該天秤15を揺動停止し、天秤保持機構
51における保持動作により天秤15を略上死点位置で
姿勢保持する。
休止させる。 【解決手段】 駆動アーム20は、偏芯軸27の偏芯軸
部22に揺動可能に配設され、従動部23を駆動カム1
8のカム溝18aに係合すると共に駆動部24を天秤1
5の被駆動部16aに係合する。軸移動機構50は、偏
芯軸27を回動して偏芯軸部22を天秤15に対して近
接・離間させる。天秤保持機構51は、偏芯軸部22の
移動に伴なって天秤15を略上死点位置で保持する。天
秤15を休止するときは、所要の駆動手段により軸移動
機構50を制御して、駆動アーム20の従動部23と駆
動カム18のカム溝18aとを係合させた状態で、該駆
動アーム20の駆動部24を天秤15の被駆動部16a
から離脱させて該天秤15を揺動停止し、天秤保持機構
51における保持動作により天秤15を略上死点位置で
姿勢保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2頭以上のミシ
ンヘッドを備えた多頭ミシンに関し、更に詳細には、多
頭ミシンにおける複数基のミシンヘッドの内で、一部の
ヘッドのみを稼働させて残りのヘッドは稼働を休止させ
るようにした場合に、休止中のヘッドが備える天秤の動
作も休止させ得るようにした多頭ミシンに関するもので
ある。
ンヘッドを備えた多頭ミシンに関し、更に詳細には、多
頭ミシンにおける複数基のミシンヘッドの内で、一部の
ヘッドのみを稼働させて残りのヘッドは稼働を休止させ
るようにした場合に、休止中のヘッドが備える天秤の動
作も休止させ得るようにした多頭ミシンに関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】2頭以上のミシンヘッドを備える多頭ミシ
ンでは、夫々のミシンヘッドが天秤を個別に内蔵してい
る。そして夫々の天秤は、各対応のミシンヘッドに貫設
した共通のミシン主軸にカムやリンク等の駆動力変換機
構を介して連繋され、該ミシン主軸の回転によって全て
のミシンヘッドにおける天秤が同期的に駆動されるよう
になっている。これらの多頭ミシンでは、並設された複
数のミシンヘッドのうちの一部だけを稼働させ、残りの
ミシンヘッドの稼働は休止させておく使い方をする場合
がある。このような場合は、稼働休止中のミシンヘッド
における天秤の動作も休止させるのが好ましく、休止中
のミシンヘッドに関して天秤の駆動を停止する装置が本
願出願人により提案され、特開平2−23988号公報
に係る発明として出願されている。
ンでは、夫々のミシンヘッドが天秤を個別に内蔵してい
る。そして夫々の天秤は、各対応のミシンヘッドに貫設
した共通のミシン主軸にカムやリンク等の駆動力変換機
構を介して連繋され、該ミシン主軸の回転によって全て
のミシンヘッドにおける天秤が同期的に駆動されるよう
になっている。これらの多頭ミシンでは、並設された複
数のミシンヘッドのうちの一部だけを稼働させ、残りの
ミシンヘッドの稼働は休止させておく使い方をする場合
がある。このような場合は、稼働休止中のミシンヘッド
における天秤の動作も休止させるのが好ましく、休止中
のミシンヘッドに関して天秤の駆動を停止する装置が本
願出願人により提案され、特開平2−23988号公報
に係る発明として出願されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示された
休止中に係るミシンヘッドの天秤駆動休止装置では、ミ
シン主軸に嵌着した駆動カムにより駆動される天秤駆動
アームをスライドさせ、該駆動カムのカム溝からカムフ
ォロアを離脱させることによって、天秤への駆動力伝達
を遮断する構成となっている。しかし一般にカムフォロ
アは、カム溝に対し適切な遊びと円滑な動きとを確保し
た状態で嵌合させる必要があるため、カムフォロアとカ
ム溝との隙間は極めて小さくなるよう設定してある。従
って、一旦離脱させたカムフォロアをカム溝に再び嵌合
させるに際し、両者間に嵌合ミスを生じ得る問題が指摘
されていた。
休止中に係るミシンヘッドの天秤駆動休止装置では、ミ
シン主軸に嵌着した駆動カムにより駆動される天秤駆動
アームをスライドさせ、該駆動カムのカム溝からカムフ
ォロアを離脱させることによって、天秤への駆動力伝達
を遮断する構成となっている。しかし一般にカムフォロ
アは、カム溝に対し適切な遊びと円滑な動きとを確保し
た状態で嵌合させる必要があるため、カムフォロアとカ
ム溝との隙間は極めて小さくなるよう設定してある。従
って、一旦離脱させたカムフォロアをカム溝に再び嵌合
させるに際し、両者間に嵌合ミスを生じ得る問題が指摘
されていた。
【0004】
【発明の目的】この発明は、従来技術に係る多頭ミシン
に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決する
べく提案されたものであって、複数基のミシンヘッドの
内で一部のヘッドだけを稼働させ、残りのヘッドは稼働
休止させるようにした場合に、休止中のヘッドが備える
天秤の動作を容易に休止させ得る手段を提供することを
目的とする。
に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決する
べく提案されたものであって、複数基のミシンヘッドの
内で一部のヘッドだけを稼働させ、残りのヘッドは稼働
休止させるようにした場合に、休止中のヘッドが備える
天秤の動作を容易に休止させ得る手段を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、複数基並設したミシン
ヘッドに貫設したミシン主軸の回転により、前記各ミシ
ンヘッドの天秤を駆動するようにした多頭ミシンにおい
て、前記各ミシンヘッドの内部で前記ミシン主軸に嵌着
した駆動カムと、偏芯軸の偏芯軸部に揺動可能に配設さ
れ、一端の従動部を前記駆動カムのカム溝に係合させる
と共に、他端の駆動部を前記天秤の被駆動部に係合させ
る駆動アームと、所要の駆動手段により前記偏芯軸を天
秤に対して近接的または離間的に移動させる軸移動機構
とからなり、前記天秤を駆動するときは、前記駆動手段
により軸移動機構を制御して、前記駆動アームの従動部
と前記駆動カムのカム溝とを係合させた状態で前記偏芯
軸部を天秤へ近接させ、該駆動アームの駆動部と該天秤
の被駆動部とを係合させ、前記天秤を休止するときは、
前記駆動手段により軸移動機構を制御して、前記駆動ア
ームの従動部と前記駆動カムのカム溝とを係合させた状
態で前記偏芯軸を天秤から離間させ、該駆動アームの駆
動部を該天秤の被駆動部から離脱させるよう構成したこ
とを特徴とする。
の目的を達成するため本発明は、複数基並設したミシン
ヘッドに貫設したミシン主軸の回転により、前記各ミシ
ンヘッドの天秤を駆動するようにした多頭ミシンにおい
て、前記各ミシンヘッドの内部で前記ミシン主軸に嵌着
した駆動カムと、偏芯軸の偏芯軸部に揺動可能に配設さ
れ、一端の従動部を前記駆動カムのカム溝に係合させる
と共に、他端の駆動部を前記天秤の被駆動部に係合させ
る駆動アームと、所要の駆動手段により前記偏芯軸を天
秤に対して近接的または離間的に移動させる軸移動機構
とからなり、前記天秤を駆動するときは、前記駆動手段
により軸移動機構を制御して、前記駆動アームの従動部
と前記駆動カムのカム溝とを係合させた状態で前記偏芯
軸部を天秤へ近接させ、該駆動アームの駆動部と該天秤
の被駆動部とを係合させ、前記天秤を休止するときは、
前記駆動手段により軸移動機構を制御して、前記駆動ア
ームの従動部と前記駆動カムのカム溝とを係合させた状
態で前記偏芯軸を天秤から離間させ、該駆動アームの駆
動部を該天秤の被駆動部から離脱させるよう構成したこ
とを特徴とする。
【0006】また前記課題を克服し、所期の目的を達成
するため別の発明は、複数基並設したミシンヘッドに貫
設したミシン主軸の回転により、前記各ミシンヘッドの
天秤を駆動するようにした多頭ミシンにおいて、前記各
ミシンヘッドの内部で前記ミシン主軸に嵌着した駆動カ
ムと、偏芯軸の偏芯軸部に揺動可能に配設され、一端の
従動部を前記駆動カムのカム溝に係合させると共に、他
端の駆動部を前記天秤の被駆動部に係合させた駆動アー
ムと、所要の駆動手段により前記偏芯軸部を天秤に対し
て近接的または離間的に移動させる軸移動機構と、前記
偏芯軸部に連繋し、前記駆動手段による該偏芯軸部の移
動変位に伴なって前記天秤を略上死点位置で保持する天
秤保持機構とからなり、前記天秤を駆動するときは、前
記駆動手段により軸移動機構を制御して、前記駆動アー
ムの従動部と前記駆動カムのカム溝とを係合させた状態
で前記偏芯軸部を天秤へ近接させ、該駆動アームの駆動
部と該天秤の被駆動部とを係合させると共に、前記天秤
保持機構における保持動作を解除し、前記天秤を休止す
るときは、前記駆動手段により軸移動機構を制御して、
前記駆動アームの従動部と前記駆動カムのカム溝とを係
合させた状態で前記偏芯軸部を天秤から離間させ、該駆
動アームの駆動部を天秤の被駆動部から離脱させて該天
秤を揺動停止する一方、前記天秤保持機構における保持
動作により該天秤を略上死点位置で姿勢保持するよう構
成したことを特徴とする。
するため別の発明は、複数基並設したミシンヘッドに貫
設したミシン主軸の回転により、前記各ミシンヘッドの
天秤を駆動するようにした多頭ミシンにおいて、前記各
ミシンヘッドの内部で前記ミシン主軸に嵌着した駆動カ
ムと、偏芯軸の偏芯軸部に揺動可能に配設され、一端の
従動部を前記駆動カムのカム溝に係合させると共に、他
端の駆動部を前記天秤の被駆動部に係合させた駆動アー
ムと、所要の駆動手段により前記偏芯軸部を天秤に対し
て近接的または離間的に移動させる軸移動機構と、前記
偏芯軸部に連繋し、前記駆動手段による該偏芯軸部の移
動変位に伴なって前記天秤を略上死点位置で保持する天
秤保持機構とからなり、前記天秤を駆動するときは、前
記駆動手段により軸移動機構を制御して、前記駆動アー
ムの従動部と前記駆動カムのカム溝とを係合させた状態
で前記偏芯軸部を天秤へ近接させ、該駆動アームの駆動
部と該天秤の被駆動部とを係合させると共に、前記天秤
保持機構における保持動作を解除し、前記天秤を休止す
るときは、前記駆動手段により軸移動機構を制御して、
前記駆動アームの従動部と前記駆動カムのカム溝とを係
合させた状態で前記偏芯軸部を天秤から離間させ、該駆
動アームの駆動部を天秤の被駆動部から離脱させて該天
秤を揺動停止する一方、前記天秤保持機構における保持
動作により該天秤を略上死点位置で姿勢保持するよう構
成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】各ミシンヘッドに装着した駆動手段を駆動する
ことによって、天秤を稼働状態にしたり非稼働状態にし
たりすることができ、該駆動手段を各別に駆動制御する
ことで、各ミシンヘッド毎に天秤の稼働状態および非稼
働状態を選択的に設定することができる。
ことによって、天秤を稼働状態にしたり非稼働状態にし
たりすることができ、該駆動手段を各別に駆動制御する
ことで、各ミシンヘッド毎に天秤の稼働状態および非稼
働状態を選択的に設定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る多頭ミシンに
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら
以下説明する。
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら
以下説明する。
【0009】(第1実施例について)図1〜図5は、本発
明の好適な第1実施例に係る多頭多針タイプの刺繍ミシ
ン(以下「多頭ミシン」という)を示すものであって、水平
方向に延在するミシンテーブル1の上方に上部フレーム
2が配置され、この上部フレーム2の前面に複数のミシ
ンヘッド3(本実施例では7基)が横方向に等間隔で配設
されている。前記ミシンテーブル1の下面には、各ミシ
ンヘッド3に対応した釜4を支持した釜土台5が、下部
フレーム6の上に支持されている。またミシンテーブル
1の上面には、生地等の被刺繍物を展張保持する刺繍枠
7が載置されており、ミシンテーブル1の下部に配設さ
れた図示しない枠駆動機構により、刺繍データに基づい
て左右および前後に移動可能になっている。
明の好適な第1実施例に係る多頭多針タイプの刺繍ミシ
ン(以下「多頭ミシン」という)を示すものであって、水平
方向に延在するミシンテーブル1の上方に上部フレーム
2が配置され、この上部フレーム2の前面に複数のミシ
ンヘッド3(本実施例では7基)が横方向に等間隔で配設
されている。前記ミシンテーブル1の下面には、各ミシ
ンヘッド3に対応した釜4を支持した釜土台5が、下部
フレーム6の上に支持されている。またミシンテーブル
1の上面には、生地等の被刺繍物を展張保持する刺繍枠
7が載置されており、ミシンテーブル1の下部に配設さ
れた図示しない枠駆動機構により、刺繍データに基づい
て左右および前後に移動可能になっている。
【0010】前記各ミシンヘッド3は、図2に示すよう
に、上部フレーム2の前面に固定したミシンアーム8
と、該ミシンアーム8の前面に横方向へのスライド可能
に支持した針棒ケース9とから構成されている。全ての
ミシンアーム8には、ミシンの長手方向に共通的に貫通
したミシン主軸10が回転自在に支持されており、各ミ
シンアーム8内に配設された針棒駆動機構11および天
秤駆動機構12を介して、針棒14および天秤15を駆
動するようになっている。
に、上部フレーム2の前面に固定したミシンアーム8
と、該ミシンアーム8の前面に横方向へのスライド可能
に支持した針棒ケース9とから構成されている。全ての
ミシンアーム8には、ミシンの長手方向に共通的に貫通
したミシン主軸10が回転自在に支持されており、各ミ
シンアーム8内に配設された針棒駆動機構11および天
秤駆動機構12を介して、針棒14および天秤15を駆
動するようになっている。
【0011】前記針棒ケース9には、図2および図3に
示すように、下端に縫い針13を保持した複数(本実施
例では6本)の前記針棒14が上下動自在に支持され、
各針棒14に対応する前記天秤15が、その基部に固着
したボス部16を針棒ケース9に該ケースのスライド方
向に沿って延在した支持軸17に支持された状態で、揺
動自在に配設されている。各針棒ケース9は、図示しな
い連結ロッドにより連結されて一体的にスライド操作さ
れるようになっており、このスライド操作により選択さ
れた1本の針棒14および1つの天秤15が、夫々前記
針棒駆動機構11および天秤駆動機構12に連繋して駆
動される。
示すように、下端に縫い針13を保持した複数(本実施
例では6本)の前記針棒14が上下動自在に支持され、
各針棒14に対応する前記天秤15が、その基部に固着
したボス部16を針棒ケース9に該ケースのスライド方
向に沿って延在した支持軸17に支持された状態で、揺
動自在に配設されている。各針棒ケース9は、図示しな
い連結ロッドにより連結されて一体的にスライド操作さ
れるようになっており、このスライド操作により選択さ
れた1本の針棒14および1つの天秤15が、夫々前記
針棒駆動機構11および天秤駆動機構12に連繋して駆
動される。
【0012】前記天秤駆動機構12は、図2に示すよう
に、ミシン主軸10に嵌着された駆動カム18と、この
駆動カム18により往復揺動される駆動アーム20とか
ら構成される。駆動アーム20はベルクランク状に形成
され、中央のボス部21が後述の偏芯軸27における偏
芯軸部22に枢支されており、この偏芯軸部22を回動
中心として揺動可能になっている。駆動アーム20にお
ける下向きレバー部20aの先端には、従動部であるカ
ムフォロア23が回転自在に配設され、前記駆動カム1
8の側面に形成されたカム溝18aに嵌合している。ま
た、駆動カム20における横向きレバー部20bの先端
には、駆動部であるローラ24が回転自在に配設され、
天秤15のボス部16に形成した嵌合凹部16aに嵌合
している。この嵌合凹部16aは、前記ローラ24が軸
方向(側方)からの嵌合が可能に形成されており、針棒ケ
ース9のスライド操作により針棒14と共に選択される
天秤15が駆動カム20の前方へ到来するに際し、該嵌
合凹部16aへローラ24が嵌合するようになってい
る。
に、ミシン主軸10に嵌着された駆動カム18と、この
駆動カム18により往復揺動される駆動アーム20とか
ら構成される。駆動アーム20はベルクランク状に形成
され、中央のボス部21が後述の偏芯軸27における偏
芯軸部22に枢支されており、この偏芯軸部22を回動
中心として揺動可能になっている。駆動アーム20にお
ける下向きレバー部20aの先端には、従動部であるカ
ムフォロア23が回転自在に配設され、前記駆動カム1
8の側面に形成されたカム溝18aに嵌合している。ま
た、駆動カム20における横向きレバー部20bの先端
には、駆動部であるローラ24が回転自在に配設され、
天秤15のボス部16に形成した嵌合凹部16aに嵌合
している。この嵌合凹部16aは、前記ローラ24が軸
方向(側方)からの嵌合が可能に形成されており、針棒ケ
ース9のスライド操作により針棒14と共に選択される
天秤15が駆動カム20の前方へ到来するに際し、該嵌
合凹部16aへローラ24が嵌合するようになってい
る。
【0013】また各天秤15のボス部16には、図2お
よび図4に示すように、天秤15の略上死点位置におい
て下方を指向する係合溝25が形成され、ミシンアーム
8の前方部上面に固定された支持レール26に嵌合可能
になっており、これによって各天秤15が略上死点位置
に保持される。なお、この支持レール26の略中央部
(天秤駆動機構12の前方部)には切欠部が形成されてお
り、選択された天秤15におけるボス部16の前記係合
溝25が、該支持レール26の切欠部に位置するように
なる。従って選択された当該天秤15は、その揺動が許
容されると共にボス部16の嵌合凹部16aに駆動アー
ム20のローラ24が嵌合するので、天秤駆動機構12
による揺動駆動が可能な状態となる。
よび図4に示すように、天秤15の略上死点位置におい
て下方を指向する係合溝25が形成され、ミシンアーム
8の前方部上面に固定された支持レール26に嵌合可能
になっており、これによって各天秤15が略上死点位置
に保持される。なお、この支持レール26の略中央部
(天秤駆動機構12の前方部)には切欠部が形成されてお
り、選択された天秤15におけるボス部16の前記係合
溝25が、該支持レール26の切欠部に位置するように
なる。従って選択された当該天秤15は、その揺動が許
容されると共にボス部16の嵌合凹部16aに駆動アー
ム20のローラ24が嵌合するので、天秤駆動機構12
による揺動駆動が可能な状態となる。
【0014】本実施例の多頭ミシンでは、休止状態にあ
るミシンヘッド3における選択された(揺動駆動が可能
な状態にある)天秤15の駆動停止および姿勢保持のた
めに、選択された天秤15と天秤駆動機構12の駆動ア
ーム20との連繋を係脱するための軸移動機構50と、
該駆動アーム20との連繋を解除された天秤15を略上
死点位置に保持する天秤保持機構51とを装備してい
る。なお、実施例の多頭ミシンは、前述したように支持
レール26の切欠部に位置した天秤15が常に揺動自在
の状態にあるため、該天秤15の姿勢を保持するための
天秤保持機構51を必要とする。しかし、例えば天秤1
5をばね力により上死点方向へ付勢する形式の多頭ミシ
ン(図示せず)においては、各天秤15がばね力により常
には略上死点位置に保持されるため、後で詳述する天秤
保持機構51を備える必要はない。
るミシンヘッド3における選択された(揺動駆動が可能
な状態にある)天秤15の駆動停止および姿勢保持のた
めに、選択された天秤15と天秤駆動機構12の駆動ア
ーム20との連繋を係脱するための軸移動機構50と、
該駆動アーム20との連繋を解除された天秤15を略上
死点位置に保持する天秤保持機構51とを装備してい
る。なお、実施例の多頭ミシンは、前述したように支持
レール26の切欠部に位置した天秤15が常に揺動自在
の状態にあるため、該天秤15の姿勢を保持するための
天秤保持機構51を必要とする。しかし、例えば天秤1
5をばね力により上死点方向へ付勢する形式の多頭ミシ
ン(図示せず)においては、各天秤15がばね力により常
には略上死点位置に保持されるため、後で詳述する天秤
保持機構51を備える必要はない。
【0015】前記軸移動機構50は、例えば図3および
図5に示すように、天秤駆動機構12の駆動アーム20
を揺動可能に支持する前記偏芯軸部22を、天秤15に
対して近接的または離間的に回動変位させるもので、該
偏芯軸部22を支持する回動片28,28と回動中心で
ある支持軸部27a,27bとからなる偏芯軸27と、
駆動手段32とにより構成されている。そして、支持軸
部27aのミシンアーム8から外方向へ延出した端部に
ウォームホイール30が固定され、該ミシンアーム8の
側面に固定された駆動手段32の出力軸に固定されたウ
ォーム31と噛合している。この駆動手段32として
は、例えばロータリーアクチュエータや電動モータ等が
好適に用いられ、該駆動手段32、ウォームホイール3
0およびウォーム31は、カバー33によって覆われて
いる。
図5に示すように、天秤駆動機構12の駆動アーム20
を揺動可能に支持する前記偏芯軸部22を、天秤15に
対して近接的または離間的に回動変位させるもので、該
偏芯軸部22を支持する回動片28,28と回動中心で
ある支持軸部27a,27bとからなる偏芯軸27と、
駆動手段32とにより構成されている。そして、支持軸
部27aのミシンアーム8から外方向へ延出した端部に
ウォームホイール30が固定され、該ミシンアーム8の
側面に固定された駆動手段32の出力軸に固定されたウ
ォーム31と噛合している。この駆動手段32として
は、例えばロータリーアクチュエータや電動モータ等が
好適に用いられ、該駆動手段32、ウォームホイール3
0およびウォーム31は、カバー33によって覆われて
いる。
【0016】従って、駆動手段32を所要方向へ回転駆
動することにより、ウォーム31およびウォームホイー
ル30を介して偏芯軸27が所要方向へ回動し、偏芯軸
部22が支持軸部27a,27bを中心として円弧状に
回動変位する。すなわち、支持軸部27a,27bを中
心として偏芯軸部22を図4における時計方向へ回動変
位させると、駆動カム20は同図の実線位置から2点鎖
線位置へ変位するため、ローラ24と天秤15の嵌合凹
部16aとの嵌合が解除されるようになる。
動することにより、ウォーム31およびウォームホイー
ル30を介して偏芯軸27が所要方向へ回動し、偏芯軸
部22が支持軸部27a,27bを中心として円弧状に
回動変位する。すなわち、支持軸部27a,27bを中
心として偏芯軸部22を図4における時計方向へ回動変
位させると、駆動カム20は同図の実線位置から2点鎖
線位置へ変位するため、ローラ24と天秤15の嵌合凹
部16aとの嵌合が解除されるようになる。
【0017】一方、前記天秤保持機構51は、図4,図
5および図6に示すように、前記軸移動機構50で回動
される前記偏芯軸27の偏芯軸部22に連繋されてお
り、保持レバー35と、該保持レバー35と該偏芯軸部
22とを連結する駆動レバー37とから構成されてい
る。保持レバー35は、前記駆動アーム20に隣接して
配設され、ミシンアーム8に固着された軸36に揺動可
能に支持されている。この保持レバー35の上端部に
は、天秤15のボス部16に形成された保持溝16bに
対して上方から嵌入可能な爪部35aが突設されてお
り、また下端部には、駆動レバー37の自由端が連結さ
れている。駆動レバー37は、その基端のボス部38を
前記駆動アーム20のボス部21と回動片28との間に
おいて偏芯軸部22に外嵌して回動可能に支持され、駆
動アーム20のボス部21の隣で該偏芯軸部22に固着
されたカラー39により、駆動アーム20と共に偏芯軸
部22に対して軸方向への移動が規制される。
5および図6に示すように、前記軸移動機構50で回動
される前記偏芯軸27の偏芯軸部22に連繋されてお
り、保持レバー35と、該保持レバー35と該偏芯軸部
22とを連結する駆動レバー37とから構成されてい
る。保持レバー35は、前記駆動アーム20に隣接して
配設され、ミシンアーム8に固着された軸36に揺動可
能に支持されている。この保持レバー35の上端部に
は、天秤15のボス部16に形成された保持溝16bに
対して上方から嵌入可能な爪部35aが突設されてお
り、また下端部には、駆動レバー37の自由端が連結さ
れている。駆動レバー37は、その基端のボス部38を
前記駆動アーム20のボス部21と回動片28との間に
おいて偏芯軸部22に外嵌して回動可能に支持され、駆
動アーム20のボス部21の隣で該偏芯軸部22に固着
されたカラー39により、駆動アーム20と共に偏芯軸
部22に対して軸方向への移動が規制される。
【0018】従って天秤保持機構51は、前述した天秤
15の揺動中心を変位させる前記軸移動機構50と連動
して制御され、前述の如く、駆動手段32の駆動により
偏芯軸部22を支持軸部27a,27bに対して図4に
おける時計方向へ回動変位させると、これに連動して後
方へ移動する駆動レバー37と共に保持レバー35が軸
36を中心に時計方向へ回動し、該保持レバー35の先
端の爪部35aが、天秤15のボス部16における保持
溝16bに嵌入するに至る。
15の揺動中心を変位させる前記軸移動機構50と連動
して制御され、前述の如く、駆動手段32の駆動により
偏芯軸部22を支持軸部27a,27bに対して図4に
おける時計方向へ回動変位させると、これに連動して後
方へ移動する駆動レバー37と共に保持レバー35が軸
36を中心に時計方向へ回動し、該保持レバー35の先
端の爪部35aが、天秤15のボス部16における保持
溝16bに嵌入するに至る。
【0019】(第1実施例の作用について)次に、第1実
施例の多頭ミシンの作用につき説明する。ミシンの運転
中においては、偏芯軸部22は図2に示す位置に停止保
持されており、ミシン主軸10と共に回転する駆動カム
18と係合した駆動アーム20は、図2の実線位置と2
点鎖線位置との間を偏芯軸部22を中心に往復駆動され
る。これに伴って、駆動アーム20の横向きレバー部2
0bに配設されたローラ24とボス部16の嵌合凹部1
6aとの係合により、天秤15は同図に実線で示す上死
点位置と2点鎖線で示す下死点位置との間を揺動駆動す
る。
施例の多頭ミシンの作用につき説明する。ミシンの運転
中においては、偏芯軸部22は図2に示す位置に停止保
持されており、ミシン主軸10と共に回転する駆動カム
18と係合した駆動アーム20は、図2の実線位置と2
点鎖線位置との間を偏芯軸部22を中心に往復駆動され
る。これに伴って、駆動アーム20の横向きレバー部2
0bに配設されたローラ24とボス部16の嵌合凹部1
6aとの係合により、天秤15は同図に実線で示す上死
点位置と2点鎖線で示す下死点位置との間を揺動駆動す
る。
【0020】そして、休止状態にあるミシンヘッド3の
天秤の稼働を休止させる場合には、ミシン停止の状態に
おいて、駆動手段32を駆動して偏芯軸27を図4にお
ける時計方向に回動変位させる。すなわち、偏芯軸部2
2を同図の実線位置から2点鎖線位置に向かって移動さ
せると、駆動アーム20は同図において2点鎖線で示し
た位置まで移動し、ローラ24と天秤15の嵌合凹部1
6aとの嵌合が解除される。この過程で、駆動アーム2
0のカムフォロア23は、駆動カム18のカム溝18a
に係合したまま該カム溝18aに沿って移動すると共
に、ローラ24はボス部16(天秤15)を揺動させるこ
となく嵌合凹部16bから離脱するようになっている。
一方、前記動作と同時に天秤保持機構51においては、
駆動レバー37を介して保持レバー35が軸36を中心
として時計方向に回動し、駆動アーム20のローラ24
が嵌合凹部16aから完全に離脱しないタイミングで、
保持レバー35の爪部35aがボス部16の保持溝16
bに嵌入する。
天秤の稼働を休止させる場合には、ミシン停止の状態に
おいて、駆動手段32を駆動して偏芯軸27を図4にお
ける時計方向に回動変位させる。すなわち、偏芯軸部2
2を同図の実線位置から2点鎖線位置に向かって移動さ
せると、駆動アーム20は同図において2点鎖線で示し
た位置まで移動し、ローラ24と天秤15の嵌合凹部1
6aとの嵌合が解除される。この過程で、駆動アーム2
0のカムフォロア23は、駆動カム18のカム溝18a
に係合したまま該カム溝18aに沿って移動すると共
に、ローラ24はボス部16(天秤15)を揺動させるこ
となく嵌合凹部16bから離脱するようになっている。
一方、前記動作と同時に天秤保持機構51においては、
駆動レバー37を介して保持レバー35が軸36を中心
として時計方向に回動し、駆動アーム20のローラ24
が嵌合凹部16aから完全に離脱しないタイミングで、
保持レバー35の爪部35aがボス部16の保持溝16
bに嵌入する。
【0021】従って、ローラ24が嵌合凹部16aから
完全に離脱して駆動手段32の駆動を停止した時点で
は、図4に2点鎖線で示すように、保持レバー35の爪
部35aがボス部16の保持溝16bに完全に嵌合し、
当該天秤15が他の天秤15と同様に略上死点位置に保
持される。これによって当該天秤15は、ミシン主軸1
0に嵌着した駆動カム18の回転により駆動アーム20
が往復揺動していても、略上死点位置に保持したまま休
止状態に維持される。
完全に離脱して駆動手段32の駆動を停止した時点で
は、図4に2点鎖線で示すように、保持レバー35の爪
部35aがボス部16の保持溝16bに完全に嵌合し、
当該天秤15が他の天秤15と同様に略上死点位置に保
持される。これによって当該天秤15は、ミシン主軸1
0に嵌着した駆動カム18の回転により駆動アーム20
が往復揺動していても、略上死点位置に保持したまま休
止状態に維持される。
【0022】また、この天秤15を稼働状態に復帰させ
るときは、ミシンの停止状態で駆動手段32を前記とは
逆方向に駆動することで、図4に実線で示す復帰状態に
戻り、天秤15の保持が解除されると共に駆動アーム2
0による駆動可能な状態となる。この場合においても、
駆動アーム20のカムフォロア23は、駆動カム18の
カム溝18aに係合したまま該カム溝18aに沿って移
動すると共に、保持レバー35の爪部35aがボス部1
6の保持溝16bから完全に離脱しないタイミングで、
駆動アーム20のローラ24が嵌合凹部16aに挿入す
るので、確実かつ円滑な嵌合操作がなされる。なお本実
施例のミシンは、ミシンヘッド3毎に天秤15を稼働・
非稼働に適宜制御することができる。
るときは、ミシンの停止状態で駆動手段32を前記とは
逆方向に駆動することで、図4に実線で示す復帰状態に
戻り、天秤15の保持が解除されると共に駆動アーム2
0による駆動可能な状態となる。この場合においても、
駆動アーム20のカムフォロア23は、駆動カム18の
カム溝18aに係合したまま該カム溝18aに沿って移
動すると共に、保持レバー35の爪部35aがボス部1
6の保持溝16bから完全に離脱しないタイミングで、
駆動アーム20のローラ24が嵌合凹部16aに挿入す
るので、確実かつ円滑な嵌合操作がなされる。なお本実
施例のミシンは、ミシンヘッド3毎に天秤15を稼働・
非稼働に適宜制御することができる。
【0023】(第2実施例について)図6〜図8は、本発
明に係る多頭ミシンに適用される第2実施例を例示した
ものである。なお、前記第1実施例と同一部材について
は同一の符号を付して説明は省略する。
明に係る多頭ミシンに適用される第2実施例を例示した
ものである。なお、前記第1実施例と同一部材について
は同一の符号を付して説明は省略する。
【0024】天秤駆動機構12は、図6に示すように、
ミシン主軸10に嵌着した駆動カム18と、中間で偏芯
軸部44に軸支されると共に該駆動カム18により往復
揺動される駆動アーム20と、該駆動アーム20の横向
きレバー部20b端部に固着した駆動ギア41とから構
成されている。また、天秤15のボス部16の外面に
は、前記駆動ギア41に噛合可能な従動ギア40が形成
されている。そして、駆動カム18の回転に伴う駆動ア
ーム20の揺動により両ギヤ40,41の噛合を介して
天秤15が駆動され、図6に実線で示す上死点位置と2
点鎖線で示す下死点位置の間を往復揺動する。
ミシン主軸10に嵌着した駆動カム18と、中間で偏芯
軸部44に軸支されると共に該駆動カム18により往復
揺動される駆動アーム20と、該駆動アーム20の横向
きレバー部20b端部に固着した駆動ギア41とから構
成されている。また、天秤15のボス部16の外面に
は、前記駆動ギア41に噛合可能な従動ギア40が形成
されている。そして、駆動カム18の回転に伴う駆動ア
ーム20の揺動により両ギヤ40,41の噛合を介して
天秤15が駆動され、図6に実線で示す上死点位置と2
点鎖線で示す下死点位置の間を往復揺動する。
【0025】軸移動機構50は、前記偏芯軸部44を有
する偏芯軸43と、この偏芯軸43を回動する駆動手段
32とからなる。偏芯軸43は、ミシンアーム8に回転
自在に架設されており、その一方の端部にウォームホイ
ール30が固着されている。このウォームホイール30
は、ミシンアーム8の側面に固定された駆動手段32の
出力軸に固定されたウォーム31と噛合していて、前記
駆動手段32を所要方向へ回転駆動することにより偏芯
軸43が所要方向へ回転し、偏芯軸部44が該偏芯軸4
3の軸心を中心とする円弧状に回動変位する。また、天
秤保持機構51の駆動レバー37は、前記偏芯軸部44
に揺動可能に支持されており、該偏芯軸44の移動によ
り保持レバー35を軸36を中心に回動させる。
する偏芯軸43と、この偏芯軸43を回動する駆動手段
32とからなる。偏芯軸43は、ミシンアーム8に回転
自在に架設されており、その一方の端部にウォームホイ
ール30が固着されている。このウォームホイール30
は、ミシンアーム8の側面に固定された駆動手段32の
出力軸に固定されたウォーム31と噛合していて、前記
駆動手段32を所要方向へ回転駆動することにより偏芯
軸43が所要方向へ回転し、偏芯軸部44が該偏芯軸4
3の軸心を中心とする円弧状に回動変位する。また、天
秤保持機構51の駆動レバー37は、前記偏芯軸部44
に揺動可能に支持されており、該偏芯軸44の移動によ
り保持レバー35を軸36を中心に回動させる。
【0026】(第2実施例の作用について)ミシンヘッド
3の天秤15の稼働を休止させる場合には、ミシンの停
止状態において、制御手段32を駆動して軸移動機構5
0の偏芯軸43を図6における時計方向へ所要角度だけ
回動させることで偏芯軸部44が時計方向に変位し、駆
動カム20は後方へ移動して両ギア40,41の噛合が
解除される。この過程で、駆動アーム20のカムフォロ
ア23は、駆動カム18のカム溝18aに係合したまま
該カム溝18aに沿って移動する。一方、前記動作と同
時に天秤保持機構51においては、後方へ移動する駆動
レバー37と共に保持レバー35が軸36を中心に時計
方向へ回動し、該保持レバー35の先端の爪部35aが
天秤15のボス部16における保持溝16bに嵌入す
る。これによって当該天秤15は、ミシン主軸10に嵌
着した駆動カム18の回転により駆動アーム20が往復
揺動していても、略上死点位置に保持したまま休止状態
に維持される。なお、本実施例においても前記第1実施
例と同様に、ミシンヘッド3毎に天秤15を、稼働・非
稼働に適宜制御することができる。
3の天秤15の稼働を休止させる場合には、ミシンの停
止状態において、制御手段32を駆動して軸移動機構5
0の偏芯軸43を図6における時計方向へ所要角度だけ
回動させることで偏芯軸部44が時計方向に変位し、駆
動カム20は後方へ移動して両ギア40,41の噛合が
解除される。この過程で、駆動アーム20のカムフォロ
ア23は、駆動カム18のカム溝18aに係合したまま
該カム溝18aに沿って移動する。一方、前記動作と同
時に天秤保持機構51においては、後方へ移動する駆動
レバー37と共に保持レバー35が軸36を中心に時計
方向へ回動し、該保持レバー35の先端の爪部35aが
天秤15のボス部16における保持溝16bに嵌入す
る。これによって当該天秤15は、ミシン主軸10に嵌
着した駆動カム18の回転により駆動アーム20が往復
揺動していても、略上死点位置に保持したまま休止状態
に維持される。なお、本実施例においても前記第1実施
例と同様に、ミシンヘッド3毎に天秤15を、稼働・非
稼働に適宜制御することができる。
【0027】前記各実施例においては、多頭多針タイプ
の刺繍ミシンに適用した例を挙げたが、多頭一針タイプ
のミシンにも適用可能である。また、軸移動機構50お
よび天秤保持機構51の共通の駆動源である駆動手段3
2と、支持軸27a,偏芯軸43とを、ウォーム31お
よびウォームホイール30による連繋する形態を例示し
たが、前記支持軸27aまたは偏芯軸43の端部に回動
片を設け、この回動片の回動端部に複動型式のアクチュ
エータのロッドを連繋させて、ロッドの前進・後退運動
を各軸27a,43の回動運動に変換する形態も実施可
能である。
の刺繍ミシンに適用した例を挙げたが、多頭一針タイプ
のミシンにも適用可能である。また、軸移動機構50お
よび天秤保持機構51の共通の駆動源である駆動手段3
2と、支持軸27a,偏芯軸43とを、ウォーム31お
よびウォームホイール30による連繋する形態を例示し
たが、前記支持軸27aまたは偏芯軸43の端部に回動
片を設け、この回動片の回動端部に複動型式のアクチュ
エータのロッドを連繋させて、ロッドの前進・後退運動
を各軸27a,43の回動運動に変換する形態も実施可
能である。
【0028】
【発明の効果】以上に説明した如く、本願発明に係る多
頭ミシンによれば、複数基のミシンヘッドの内で、一部
のヘッドのみを稼働させて残りのヘッドは稼働を休止さ
せるようにした場合に、休止中のミシンヘッドが備える
天秤の動作を、天秤駆動機構における駆動力伝達部の係
合状態を保持したままで休止状態とすることができる。
しかも従来の技術とは異なり、カム溝とカムフォロアと
の係脱動作を必要としないから、一旦離脱させたカムフ
ォロアをカム溝に再び嵌合させる際に嵌合ミスを生じる
ことがなく、天秤の稼働状態への復帰を確実かつ円滑に
行なわせ得るものである。
頭ミシンによれば、複数基のミシンヘッドの内で、一部
のヘッドのみを稼働させて残りのヘッドは稼働を休止さ
せるようにした場合に、休止中のミシンヘッドが備える
天秤の動作を、天秤駆動機構における駆動力伝達部の係
合状態を保持したままで休止状態とすることができる。
しかも従来の技術とは異なり、カム溝とカムフォロアと
の係脱動作を必要としないから、一旦離脱させたカムフ
ォロアをカム溝に再び嵌合させる際に嵌合ミスを生じる
ことがなく、天秤の稼働状態への復帰を確実かつ円滑に
行なわせ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る多頭刺繍ミシンの正面図であ
る。
る。
【図2】第1実施例に係る多頭刺繍ミシンにおけるミシ
ンヘッドの縦断面図である。
ンヘッドの縦断面図である。
【図3】図2に示すミシンヘッドの横断面図である。
【図4】第1実施例の多頭刺繍ミシンにおける天秤駆動
機構部の軸移動機構および天秤保持機構の動作説明図で
ある。
機構部の軸移動機構および天秤保持機構の動作説明図で
ある。
【図5】天秤駆動機構部の軸移動機構および天秤保持機
構を、概略で示す斜視図である。
構を、概略で示す斜視図である。
【図6】第2実施例の多頭刺繍ミシンにおける天秤駆動
機構部の軸移動機構および天秤保持機構の動作説明図で
ある。
機構部の軸移動機構および天秤保持機構の動作説明図で
ある。
【図7】図6に示すミシンヘッドを一部省略して示す平
断面図である。
断面図である。
【図8】第2実施例の多頭刺繍ミシンにおける天秤駆動
機構部を、天秤の非稼働状態に制御したときの概略図で
ある。
機構部を、天秤の非稼働状態に制御したときの概略図で
ある。
3 ミシンヘッド 10 ミシン主軸 15 天秤 16 ボス部 16a 被駆動部(嵌合凹部) 16b 保持溝 18 駆動カム 18a カム溝 20 駆動アーム 22 偏芯軸部 23 従動部(カムフォロア) 24 駆動部(回転体) 27 偏芯軸 32 制御手段 35 保持レバー 35a 爪部 40 被駆動部(従動ギア) 41 駆動部(駆動ギア) 43 偏芯軸 44 偏芯軸部 50 軸移動機構 51 天秤保持機構
Claims (6)
- 【請求項1】 複数基並設したミシンヘッド(3)に貫設
したミシン主軸(10)の回転により、前記各ミシンヘッド
(3)の天秤(15)を駆動するようにした多頭ミシンにおい
て、 前記各ミシンヘッド(3)の内部で前記ミシン主軸(10)に
嵌着した駆動カム(18)と、 偏芯軸(27,43)の偏芯軸部(22,44)に揺動可能に配設さ
れ、一端の従動部(23)を前記駆動カム(18)のカム溝(18
a)に係合させると共に、他端の駆動部(24,41)を前記天
秤(15)の被駆動部(16a,40)に係合させる駆動アーム(20)
と、 所要の駆動手段(32)により前記偏芯軸(22)を天秤(15)に
対して近接的または離間的に移動させる軸移動機構(50)
とからなり、 前記天秤(15)を駆動するときは、前記駆動手段(32)によ
り軸移動機構(50)を制御して、前記駆動アーム(20)の従
動部(23)と前記駆動カム(18)のカム溝(18a)とを係合さ
せた状態で前記偏芯軸部(22,44)を天秤(15)へ近接さ
せ、該駆動アーム(20)の駆動部(24,41)と該天秤(15)の
被駆動部(16a,40)とを係合させ、 前記天秤(15)を休止するときは、前記駆動手段(32)によ
り軸移動機構(50)を制御して、前記駆動アーム(20)の従
動部(23)と前記駆動カム(18)のカム溝(18a)とを係合さ
せた状態で前記偏芯軸(22,44)を天秤(15)から離間さ
せ、該駆動アーム(20)の駆動部(24,41)を該天秤(15)の
被駆動部(16a,40)から離脱させるよう構成したことを特
徴とする多頭ミシン。 - 【請求項2】 複数基並設したミシンヘッド(3)に貫設
したミシン主軸(10)の回転により、前記各ミシンヘッド
(3)の天秤(15)を駆動するようにした多頭ミシンにおい
て、 前記各ミシンヘッド(3)の内部で前記ミシン主軸(10)に
嵌着した駆動カム(18)と、 偏芯軸(27,43)の偏芯軸部(22,44)に揺動可能に配設さ
れ、一端の従動部(23)を前記駆動カム(18)のカム溝(18
a)に係合させると共に、他端の駆動部(24,41)を前記天
秤(15)の被駆動部(16a,40)に係合させた駆動アーム(20)
と、 所要の駆動手段(32)により前記偏芯軸部(22,44)を天秤
(15)に対して近接的または離間的に移動させる軸移動機
構(50)と、 前記偏芯軸部(22,44)に連繋し、前記駆動手段(32)によ
る該偏芯軸部(22,44)の移動変位に伴なって前記天秤(1
5)を略上死点位置で保持する天秤保持機構(51)とからな
り、 前記天秤(15)を駆動するときは、前記駆動手段(32)によ
り軸移動機構(50)を制御して、前記駆動アーム(20)の従
動部(23)と前記駆動カム(18)のカム溝(18a)とを係合さ
せた状態で前記偏芯軸部(22,44)を天秤(15)へ近接さ
せ、該駆動アーム(20)の駆動部(24,41)と該天秤(15)の
被駆動部(16a,40)とを係合させると共に、前記天秤保持
機構(51)における保持動作を解除し、 前記天秤(15)を休止するときは、前記駆動手段(32)によ
り軸移動機構(50)を制御して、前記駆動アーム(20)の従
動部(23)と前記駆動カム(18)のカム溝(18a)とを係合さ
せた状態で前記偏芯軸部(22,44)を天秤(15)から離間さ
せ、該駆動アーム(20)の駆動部(24,41)を天秤(15)の被
駆動部(16a,40)から離脱させて該天秤(15)を揺動停止す
る一方、前記天秤保持機構(51)における保持動作により
該天秤(15)を略上死点位置で姿勢保持するよう構成した
ことを特徴とする多頭ミシン。 - 【請求項3】 前記天秤保持機構(51)は、偏芯軸部(22,
44)に連繋された保持レバー(35)と、この保持レバー(3
5)の揺動端部に突設され天秤(15)のボス部(16)に形成し
た保持溝(16b)と係合可能な爪部(35a)とを有し、 天秤(15)を駆動するときは、保持レバー(35)の前記爪部
(35a)を該天秤(15)の前記保持溝(16b)に係合せずに天秤
(15)の揺動を許容し、 天秤(15)を休止するときは、保持レバー(35)の前記爪部
(35a)を該天秤(15)の前記保持溝(16b)に係合して天秤(1
5)の姿勢を保持する請求項2記載の多頭ミシン。 - 【請求項4】 前記夫々の天秤(15)における被駆動部
は、該天秤(15)の基部に設けたボス部(16)に凹設した嵌
合凹部(16a)であり、駆動アーム(20)における駆動部
は、該駆動アーム(20)の揺動端に支持されて前記嵌合凹
部(16a)に嵌合し得る回転体(24)である請求項1〜3の
何れかに記載の多頭ミシン。 - 【請求項5】 前記夫々の天秤(15)における被駆動部
は、該天秤(15)の基部に設れたボス部(16)の外周に形成
した従動ギア(40)であり、駆動アーム(20)における駆動
部は、該駆動アーム(20)の揺動端に設けた前記従動ギア
(40)と噛合可能な駆動ギア(41)である請求項1〜3に何
れかに記載の多頭ミシン。 - 【請求項6】 前記従動部(23)は、駆動カム(18)のカム
溝(18a)に係合するカムフォロアである請求項1〜5の
何れかに記載の多頭ミシン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26225495A JPH0975569A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 多頭ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26225495A JPH0975569A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 多頭ミシン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0975569A true JPH0975569A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17373228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26225495A Withdrawn JPH0975569A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 多頭ミシン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0975569A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000154454A (ja) * | 1998-11-17 | 2000-06-06 | Brother Ind Ltd | 多針式ミシン |
| WO2010150752A1 (ja) | 2009-06-22 | 2010-12-29 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | 筐体分解装置とそれを用いた分解方法 |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP26225495A patent/JPH0975569A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000154454A (ja) * | 1998-11-17 | 2000-06-06 | Brother Ind Ltd | 多針式ミシン |
| US6170415B1 (en) | 1998-11-17 | 2001-01-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sewing machine with multiple needles |
| WO2010150752A1 (ja) | 2009-06-22 | 2010-12-29 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | 筐体分解装置とそれを用いた分解方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |