JPH0976270A - 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂発泡体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0976270A JPH0976270A JP7238417A JP23841795A JPH0976270A JP H0976270 A JPH0976270 A JP H0976270A JP 7238417 A JP7238417 A JP 7238417A JP 23841795 A JP23841795 A JP 23841795A JP H0976270 A JPH0976270 A JP H0976270A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- foaming
- sheet
- foaming agent
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】発泡性シートの端部での先行発泡を防止し、極
力相似形となる発泡を行わせることで、発泡の安定性を
確保しつつ、効率よくシート状の熱可塑性樹脂発泡体を
製造する方法を提供することを目的としている。 【解決手段】熱分解型発泡剤を含有する発泡性シートを
前記熱分解型発泡剤の分解開始温度直前の温度まで予熱
する予熱工程と、予熱された前記発泡性シートを、発泡
剤が完全分解する温度以上に加熱し前記熱分解型発泡剤
を完全に発泡させる発泡工程とを備えた熱可塑性樹脂発
泡体の製造方法であって、発泡性シートの厚み方向の温
度分布を表面温度−厚み中心温度≦5℃の範囲で予熱す
るようにした。
力相似形となる発泡を行わせることで、発泡の安定性を
確保しつつ、効率よくシート状の熱可塑性樹脂発泡体を
製造する方法を提供することを目的としている。 【解決手段】熱分解型発泡剤を含有する発泡性シートを
前記熱分解型発泡剤の分解開始温度直前の温度まで予熱
する予熱工程と、予熱された前記発泡性シートを、発泡
剤が完全分解する温度以上に加熱し前記熱分解型発泡剤
を完全に発泡させる発泡工程とを備えた熱可塑性樹脂発
泡体の製造方法であって、発泡性シートの厚み方向の温
度分布を表面温度−厚み中心温度≦5℃の範囲で予熱す
るようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂発泡
体の製造方法に関する。
体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状の熱可塑性樹脂発泡体
は、熱分解型発泡剤を含有する発泡性熱可塑性樹脂シー
ト(以下、「発泡性シート」と記す)を、熱分解型発泡
剤の熱分解開始温度の近傍まで予熱したのち、この予熱
された発泡性シートを加熱炉で熱分解型発泡剤の熱分解
温度以上にさらに加熱して発泡を完了させることで製造
されるようになっている。
は、熱分解型発泡剤を含有する発泡性熱可塑性樹脂シー
ト(以下、「発泡性シート」と記す)を、熱分解型発泡
剤の熱分解開始温度の近傍まで予熱したのち、この予熱
された発泡性シートを加熱炉で熱分解型発泡剤の熱分解
温度以上にさらに加熱して発泡を完了させることで製造
されるようになっている。
【0003】しかし、発泡性シートは、その両端部が上
下および側面からの三方向から加熱されるため、中央部
より熱を受けやすく、両端部の熱分解型発泡剤が先行発
泡しやすくなる。そして、熱分解型発泡剤の先行発泡し
た部分が巨大な皺を発生するため、発泡が不安定とな
り、また、皺同士が付着して、表面性を損ねる恐れがあ
る。
下および側面からの三方向から加熱されるため、中央部
より熱を受けやすく、両端部の熱分解型発泡剤が先行発
泡しやすくなる。そして、熱分解型発泡剤の先行発泡し
た部分が巨大な皺を発生するため、発泡が不安定とな
り、また、皺同士が付着して、表面性を損ねる恐れがあ
る。
【0004】そこで、特開昭57−126630号公報
では、発泡性シートを発泡開始まで、赤外線加熱炉で予
熱するとともに、予熱の際に発泡性シートの両端部の赤
外線密度をその他(幅方向中心)より低くする方法を提
案している。すなわち、発泡性シートの赤外線密度をさ
げることによって両端部の加熱温度を中心部より低くす
ることで先行発泡を抑えるようにしている。
では、発泡性シートを発泡開始まで、赤外線加熱炉で予
熱するとともに、予熱の際に発泡性シートの両端部の赤
外線密度をその他(幅方向中心)より低くする方法を提
案している。すなわち、発泡性シートの赤外線密度をさ
げることによって両端部の加熱温度を中心部より低くす
ることで先行発泡を抑えるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の発泡で
は端部の温度を中心部より下げるだけでは端部の先行発
泡を抑える事はできないのが現状である。なぜなら、端
部の温度が幅方向の中心部より低くても、シートが厚み
方向に温度分布を持っていると、厚み方向中心の発泡が
遅れるため、厚み方向中心の未発泡部分に厚み方向全体
の発泡が抑えこまれ、結局、厚み方向の中心部の温度が
一番上昇しやすい発泡性シートの端部からの先行発泡が
優先するからである。
は端部の温度を中心部より下げるだけでは端部の先行発
泡を抑える事はできないのが現状である。なぜなら、端
部の温度が幅方向の中心部より低くても、シートが厚み
方向に温度分布を持っていると、厚み方向中心の発泡が
遅れるため、厚み方向中心の未発泡部分に厚み方向全体
の発泡が抑えこまれ、結局、厚み方向の中心部の温度が
一番上昇しやすい発泡性シートの端部からの先行発泡が
優先するからである。
【0006】そして、端部からの先行発泡が極端に優先
すると、端部、幅方向中心部の発泡速度の差から、巨大
な皺を発生し、発泡が不安定になるばかりでなく、皺の
部分が互いに付着し、表面に傷がつく、乃至は、発泡が
困難になるという不具合を発生する。本発明は、上記事
情に鑑みて、発泡性シートの端部での先行発泡を防止
し、極力相似形となる発泡を行わせることで、発泡の安
定性を確保しつつ、効率よくシート状の熱可塑性樹脂発
泡体を製造する方法を提供することを目的としている。
すると、端部、幅方向中心部の発泡速度の差から、巨大
な皺を発生し、発泡が不安定になるばかりでなく、皺の
部分が互いに付着し、表面に傷がつく、乃至は、発泡が
困難になるという不具合を発生する。本発明は、上記事
情に鑑みて、発泡性シートの端部での先行発泡を防止
し、極力相似形となる発泡を行わせることで、発泡の安
定性を確保しつつ、効率よくシート状の熱可塑性樹脂発
泡体を製造する方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明にかかる熱可塑性樹脂
発泡体の製造方法(以下、「請求項1の製造方法」と記
す)は、熱分解型発泡剤を含有する発泡性シートを前記
熱分解型発泡剤の分解開始温度直前の温度まで予熱する
予熱工程と、予熱された前記発泡性シートを、発泡剤が
完全分解する温度以上に加熱し前記熱分解型発泡剤を完
全に発泡させる発泡工程とを備えた熱可塑性樹脂発泡体
の製造方法であって、発泡性シートの厚み方向の温度分
布を表面温度−厚み中心温度≦5℃の範囲で予熱するよ
うにした。
るために、請求項1に記載の発明にかかる熱可塑性樹脂
発泡体の製造方法(以下、「請求項1の製造方法」と記
す)は、熱分解型発泡剤を含有する発泡性シートを前記
熱分解型発泡剤の分解開始温度直前の温度まで予熱する
予熱工程と、予熱された前記発泡性シートを、発泡剤が
完全分解する温度以上に加熱し前記熱分解型発泡剤を完
全に発泡させる発泡工程とを備えた熱可塑性樹脂発泡体
の製造方法であって、発泡性シートの厚み方向の温度分
布を表面温度−厚み中心温度≦5℃の範囲で予熱するよ
うにした。
【0008】また、請求項2に記載の発明にかかる熱可
塑性樹脂発泡体の製造方法(以下、「請求項2の製造方
法」と記す)は、上記請求項1の製造方法の構成に加え
て、発泡性シートの幅方向の温度部分を端部温度<中心
温度に設定して予熱するようにした。
塑性樹脂発泡体の製造方法(以下、「請求項2の製造方
法」と記す)は、上記請求項1の製造方法の構成に加え
て、発泡性シートの幅方向の温度部分を端部温度<中心
温度に設定して予熱するようにした。
【0009】上記構成において、発泡性シートは、特に
限定されないが、たとえば、以下に述べる2つの代表的
な製造方法によって得ることができる。 熱可塑性樹脂及び熱分解型発泡剤、その他充填剤を
混合した後、押出機もしくはロールとプレスによりシー
トを賦形し、このシートを電子線を照射する事で架橋す
る方法。
限定されないが、たとえば、以下に述べる2つの代表的
な製造方法によって得ることができる。 熱可塑性樹脂及び熱分解型発泡剤、その他充填剤を
混合した後、押出機もしくはロールとプレスによりシー
トを賦形し、このシートを電子線を照射する事で架橋す
る方法。
【0010】 熱可塑性樹脂及び熱分解型発泡剤、熱
分解型架橋剤、その他充填剤を混合した後、押出機及び
ロールとプレスでシート成形後、熱分解型架橋剤が分解
する温度以上で、かつ熱分解型発泡剤が分解する温度以
下に加熱して架橋する方法。
分解型架橋剤、その他充填剤を混合した後、押出機及び
ロールとプレスでシート成形後、熱分解型架橋剤が分解
する温度以上で、かつ熱分解型発泡剤が分解する温度以
下に加熱して架橋する方法。
【0011】本発明で使用される熱可塑性樹脂は、特に
限定されないが、たとえば、ポリエチレン,ポリプロピ
レン,ポリブテン等のオレフィン樹脂、オレフィン同士
のコポリマー、酢酸ビニル,アクリル酸,メタクリル酸
等のオレフィンと他のモノマーとのコポリマー、塩化ビ
ニル,ポリ塩化ビニリデン等のビニル系ホモポリマー、
アクリロニトリル,酢酸ビニル,塩化ビニリデン,アク
リル酸メチル等のビニル系コポリマー、スチレン−ブタ
ジエンゴム,天然ゴム等のジエン系ポリマー、ナイロン
6・6,ナイロン12等のアミド系ポリマー、ポリエチ
レンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート等の
熱可塑性エステル系ポリマーが挙げられ、これらの中
で、ポリエチレン、ポリプロピレンが特によく利用され
る。
限定されないが、たとえば、ポリエチレン,ポリプロピ
レン,ポリブテン等のオレフィン樹脂、オレフィン同士
のコポリマー、酢酸ビニル,アクリル酸,メタクリル酸
等のオレフィンと他のモノマーとのコポリマー、塩化ビ
ニル,ポリ塩化ビニリデン等のビニル系ホモポリマー、
アクリロニトリル,酢酸ビニル,塩化ビニリデン,アク
リル酸メチル等のビニル系コポリマー、スチレン−ブタ
ジエンゴム,天然ゴム等のジエン系ポリマー、ナイロン
6・6,ナイロン12等のアミド系ポリマー、ポリエチ
レンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート等の
熱可塑性エステル系ポリマーが挙げられ、これらの中
で、ポリエチレン、ポリプロピレンが特によく利用され
る。
【0012】本発明で使用される熱分解型発泡剤として
は、特に限定されないが、通常、アゾジカルボアミド
(ADCA)、アゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)、ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DP
T)、p−トルエンスルホニルヒドラジド(TSH)、
ベンゼンスルホニルヒドラジド(BSH)及び、重炭酸
ナトリウムなとが利用される。
は、特に限定されないが、通常、アゾジカルボアミド
(ADCA)、アゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)、ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DP
T)、p−トルエンスルホニルヒドラジド(TSH)、
ベンゼンスルホニルヒドラジド(BSH)及び、重炭酸
ナトリウムなとが利用される。
【0013】因に、上記に示した熱分解型発泡剤のそれ
ぞれの分解ピーク温度(分解が最も促進する温度)は、
ADCAが195℃、AIBN105℃、DPT190
℃、TSH110℃、BSH110℃、重炭酸ナトリウ
ム90℃である。
ぞれの分解ピーク温度(分解が最も促進する温度)は、
ADCAが195℃、AIBN105℃、DPT190
℃、TSH110℃、BSH110℃、重炭酸ナトリウ
ム90℃である。
【0014】なお、発泡剤は樹脂の溶融温度以上に分解
温度を持ち、コスト的に安いものが好ましく、ポリエチ
レン(融点105℃)、ポリプロピレン(融点145
℃)が熱可塑性樹脂としてよく利用されることを考慮す
ると、通常発泡剤としてADCAの使用が好ましい。ま
た、これら発泡剤と共に、発泡速度を調節する発泡助剤
を添加してもよい。
温度を持ち、コスト的に安いものが好ましく、ポリエチ
レン(融点105℃)、ポリプロピレン(融点145
℃)が熱可塑性樹脂としてよく利用されることを考慮す
ると、通常発泡剤としてADCAの使用が好ましい。ま
た、これら発泡剤と共に、発泡速度を調節する発泡助剤
を添加してもよい。
【0015】因に、発泡速度を速める発泡助剤として、
ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム等の金属石
けん、亜鉛華,硝酸亜鉛等の無機塩、アジピン酸,シュ
ウ酸等の酸類が挙げられ、発泡速度を遅延する発泡助剤
として、マレイン酸,フタル酸等の有機酸、無水マレイ
ン酸,無水フタル酸等の有機酸無水物、ジブチル錫マレ
ート,塩化錫等の錫化合物が挙げられる。
ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム等の金属石
けん、亜鉛華,硝酸亜鉛等の無機塩、アジピン酸,シュ
ウ酸等の酸類が挙げられ、発泡速度を遅延する発泡助剤
として、マレイン酸,フタル酸等の有機酸、無水マレイ
ン酸,無水フタル酸等の有機酸無水物、ジブチル錫マレ
ート,塩化錫等の錫化合物が挙げられる。
【0016】発泡助剤は、使用する樹脂,発泡剤,助剤
の種類によって異なるが、通常熱可塑性樹脂100重量
部に対して0.1〜2重量部程度の添加割合で添加され
ることが好ましい。すなわち、添加量が0.1重量部以
下では、効果が小さく、2重量部以上では飽和状態とな
り、それ以上の添加効果がなくなる恐れがある。
の種類によって異なるが、通常熱可塑性樹脂100重量
部に対して0.1〜2重量部程度の添加割合で添加され
ることが好ましい。すなわち、添加量が0.1重量部以
下では、効果が小さく、2重量部以上では飽和状態とな
り、それ以上の添加効果がなくなる恐れがある。
【0017】架橋剤としては、発泡性シートを構成する
熱可塑性樹脂の軟化点以上の分解温度を有するもので、
樹脂の架橋に適したものを適宜選択すればよく、例え
ば、ジクミルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブ
チルパーオキシーIII −イソプロピル)ベンゼン、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン−3、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−
ブチルクミルパーオキサイド、シクロヘキサンパーオキ
サイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロ
ヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,2−ビス(t
−ブチルパーオキシ)オクタン、n−ブチル−4,4−
ビス(t−ブチルパーオキシ)ベルレート、ジ−t−ブ
チルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、クミ
ルパーオキシネオデカネート、2,5−ジメチル−2,
5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチル
パーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパー
オキシアリルカーボネート、t−ブチルパーオキシアセ
テート、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタ
ン、ジ−t−ブチルパーオキシイソフタレート、t−ブ
チルパーオキシマレイン酸等が挙げられる。
熱可塑性樹脂の軟化点以上の分解温度を有するもので、
樹脂の架橋に適したものを適宜選択すればよく、例え
ば、ジクミルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブ
チルパーオキシーIII −イソプロピル)ベンゼン、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン−3、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−
ブチルクミルパーオキサイド、シクロヘキサンパーオキ
サイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロ
ヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,2−ビス(t
−ブチルパーオキシ)オクタン、n−ブチル−4,4−
ビス(t−ブチルパーオキシ)ベルレート、ジ−t−ブ
チルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、クミ
ルパーオキシネオデカネート、2,5−ジメチル−2,
5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチル
パーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパー
オキシアリルカーボネート、t−ブチルパーオキシアセ
テート、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタ
ン、ジ−t−ブチルパーオキシイソフタレート、t−ブ
チルパーオキシマレイン酸等が挙げられる。
【0018】なお、熱可塑性樹脂の混練温度は種類によ
り異なるが、通常130℃以上である。したがって、通
常130℃より高い分解温度を有する架橋剤を用いるこ
とが好ましく、このような架橋剤として、ジクミルパー
オキサイド、α,α´−ビス(t−ブチルパーオキシー
III −イソプロピル)ベンゼン、t−ブチルクミルパー
オキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキサン等が挙げられ、ジクミルパーオ
キサイド、α,α´−ビス(t−ブチルパーオキシーII
I −イソプロピル)ベンゼンがより好ましい。
り異なるが、通常130℃以上である。したがって、通
常130℃より高い分解温度を有する架橋剤を用いるこ
とが好ましく、このような架橋剤として、ジクミルパー
オキサイド、α,α´−ビス(t−ブチルパーオキシー
III −イソプロピル)ベンゼン、t−ブチルクミルパー
オキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキサン等が挙げられ、ジクミルパーオ
キサイド、α,α´−ビス(t−ブチルパーオキシーII
I −イソプロピル)ベンゼンがより好ましい。
【0019】これらは単独で使用してもよいし、又2種
以上併用してもよい。
以上併用してもよい。
【0020】また、発泡性シートには、上記配合物以外
に、気泡核形成剤、酸化防止剤、顔料、難燃剤等を必要
に応じて添加してもよい。気泡核形成剤としては、炭酸
カルシウム、タルク、クレー、酸化マグネシウム、酸化
亜鉛、カーボンブラック、二酸化珪素、酸化チタン、ク
エン酸、重炭酸ナトリウム、オルトホウ酸、滑石、脂肪
酸のアルカリ土類金属塩等が挙げられる。
に、気泡核形成剤、酸化防止剤、顔料、難燃剤等を必要
に応じて添加してもよい。気泡核形成剤としては、炭酸
カルシウム、タルク、クレー、酸化マグネシウム、酸化
亜鉛、カーボンブラック、二酸化珪素、酸化チタン、ク
エン酸、重炭酸ナトリウム、オルトホウ酸、滑石、脂肪
酸のアルカリ土類金属塩等が挙げられる。
【0021】酸化防止剤としては一般に用いられるもの
であれば特に限定されず、たとえば、テトラキス〔メチ
レン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシハイド
ロシンナメート)〕メタン、チオジプロピロン酸ジラウ
リル、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフェニル)ブタン等が挙げられる。
であれば特に限定されず、たとえば、テトラキス〔メチ
レン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシハイド
ロシンナメート)〕メタン、チオジプロピロン酸ジラウ
リル、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフェニル)ブタン等が挙げられる。
【0022】難燃剤としては、ヘキサブロモフェニルエ
ーテル,デカブロモジフェニルエーテル等の臭素系難燃
剤、ポリリン酸アンモニウム,トリメチルホスフェー
ト,トリエチルホスフェート等の含リン酸系難燃剤、メ
ラミン誘導体、無機系難燃剤等の1種または2種以上の
混合物が挙げられる。
ーテル,デカブロモジフェニルエーテル等の臭素系難燃
剤、ポリリン酸アンモニウム,トリメチルホスフェー
ト,トリエチルホスフェート等の含リン酸系難燃剤、メ
ラミン誘導体、無機系難燃剤等の1種または2種以上の
混合物が挙げられる。
【0023】予熱工程での発泡性シートの加熱方法とし
ては、特に限定されないが、たとえば、放射型ヒータ
ー、熱風ヒーター、伝熱ヒーター、塩浴を用いた加熱炉
に発泡性シートを導入して加熱する方法が挙げられる。
また、予熱工程で発泡性シートは、ベルト搬送により連
続的に予熱用加熱炉に送り混んで加熱してもよいし、バ
ッチ式で一定単位毎に加熱しても構わない。
ては、特に限定されないが、たとえば、放射型ヒータ
ー、熱風ヒーター、伝熱ヒーター、塩浴を用いた加熱炉
に発泡性シートを導入して加熱する方法が挙げられる。
また、予熱工程で発泡性シートは、ベルト搬送により連
続的に予熱用加熱炉に送り混んで加熱してもよいし、バ
ッチ式で一定単位毎に加熱しても構わない。
【0024】なお、上記でいう発泡剤が分解開始する温
度というのは、発泡剤がごくわずかでもガスを発生開始
する時の温度で、発泡剤の種類、添加剤によって様々に
変化するが、因に、発泡剤としてADCAを用い、発泡
剤に他の添加剤を加えない場合だと、155〜160℃
が分解開始温度となる。予熱工程において、発泡性シー
トの加熱温度分布を表面温度−厚み中心温度≦5℃とな
るようにする方法としては、たとえば、以下のような方
法が挙げられる。
度というのは、発泡剤がごくわずかでもガスを発生開始
する時の温度で、発泡剤の種類、添加剤によって様々に
変化するが、因に、発泡剤としてADCAを用い、発泡
剤に他の添加剤を加えない場合だと、155〜160℃
が分解開始温度となる。予熱工程において、発泡性シー
トの加熱温度分布を表面温度−厚み中心温度≦5℃とな
るようにする方法としては、たとえば、以下のような方
法が挙げられる。
【0025】(1)十分な時間をかけ、加熱していく。 (2)放射型ヒーターで分解開始温度付近まで加熱後
に、分解開始温度より若干低めに温度設定した熱風をふ
きつける。すなわち、(2)の方法の場合、放射型ヒー
ター加熱でついた表面温度−厚み中心温度>5℃となっ
ている温度勾配を、熱風でならす事で、表面温度−厚み
中心温度≦5℃にしている。
に、分解開始温度より若干低めに温度設定した熱風をふ
きつける。すなわち、(2)の方法の場合、放射型ヒー
ター加熱でついた表面温度−厚み中心温度>5℃となっ
ている温度勾配を、熱風でならす事で、表面温度−厚み
中心温度≦5℃にしている。
【0026】(3)放射型ヒーターと加熱したい温度よ
り低めに設定した熱風ヒーターを同時使用しながら加熱
する。
り低めに設定した熱風ヒーターを同時使用しながら加熱
する。
【0027】すなわち、(3)の方法の場合、内部加熱
効果に優れた放射型ヒーターによって厚み方向中心部の
加熱を促進しつつ熱風ヒーターによって表面の温度を低
く抑えるようにしている。なお、生産性及び温度分布を
小さくする効果の観点から考えると、上記(1)〜
(3)の方法のうち、(2)および(3)の方法が好ま
しい。また、(2),(3)の方法において、分解開始
温度より若干低めの温度とは、加熱条件によって異なる
が通常5〜10℃が好ましい。すなわち、5℃以下では
効果が小さく、10℃以上では、シートが冷えすぎる恐
れがある。
効果に優れた放射型ヒーターによって厚み方向中心部の
加熱を促進しつつ熱風ヒーターによって表面の温度を低
く抑えるようにしている。なお、生産性及び温度分布を
小さくする効果の観点から考えると、上記(1)〜
(3)の方法のうち、(2)および(3)の方法が好ま
しい。また、(2),(3)の方法において、分解開始
温度より若干低めの温度とは、加熱条件によって異なる
が通常5〜10℃が好ましい。すなわち、5℃以下では
効果が小さく、10℃以上では、シートが冷えすぎる恐
れがある。
【0028】一方、請求項2の製造方法のように、幅方
向温度分布を端部温度<中心温度となるように加熱する
方法としては、以下のような方法が挙げられる。 (1)反射板で熱量を制御する。すなわち、輻射熱をカ
ットする。 (2)ヒーターを幅方向に多数分割して配置し、シート
の幅方向中心付近の分解体の加熱温度を端部の分割体の
加熱温度より高めに設定する。
向温度分布を端部温度<中心温度となるように加熱する
方法としては、以下のような方法が挙げられる。 (1)反射板で熱量を制御する。すなわち、輻射熱をカ
ットする。 (2)ヒーターを幅方向に多数分割して配置し、シート
の幅方向中心付近の分解体の加熱温度を端部の分割体の
加熱温度より高めに設定する。
【0029】(3)シートの幅方向端部のみを熱風で冷
却する。
却する。
【0030】上記(1)〜(3)の方法のち、分割数を
設定することで種々の温度パターンに対応できることか
ら、(2)の方法が特に好ましい。なお、端部温度と中
心部温度との温度差は、発泡性シートの配合にもよる
が、最大10℃までの温度差にすることが好ましい。す
なわち、温度差が10℃以上となると、中心部からの先
行発泡が開始され、加熱過剰による面荒れを発生し、良
品を得ることができなくなる恐れがある。
設定することで種々の温度パターンに対応できることか
ら、(2)の方法が特に好ましい。なお、端部温度と中
心部温度との温度差は、発泡性シートの配合にもよる
が、最大10℃までの温度差にすることが好ましい。す
なわち、温度差が10℃以上となると、中心部からの先
行発泡が開始され、加熱過剰による面荒れを発生し、良
品を得ることができなくなる恐れがある。
【0031】発泡工程での加熱方法は、放射型ヒータ
ー、熱風ヒーター、伝熱ヒーター、塩浴を用いた加熱炉
に発泡性シートを導入して加熱する方法が挙げられる。
発泡工程において、熱分解型発泡剤が完全分解する温度
とは、その温度の時、未分解の発泡剤が残らない分解温
度であって、発泡剤の分解ピーク温度より℃以上高い温
度が好ましい。
ー、熱風ヒーター、伝熱ヒーター、塩浴を用いた加熱炉
に発泡性シートを導入して加熱する方法が挙げられる。
発泡工程において、熱分解型発泡剤が完全分解する温度
とは、その温度の時、未分解の発泡剤が残らない分解温
度であって、発泡剤の分解ピーク温度より℃以上高い温
度が好ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。この請求項1の製造
方法の実施の形態は、図1に示すように予熱炉1内に対
面して設けられた遠赤外線ヒーター2,2の間に発泡性
シート3を連続的に導入する。
図面を参照しつつ詳しく説明する。この請求項1の製造
方法の実施の形態は、図1に示すように予熱炉1内に対
面して設けられた遠赤外線ヒーター2,2の間に発泡性
シート3を連続的に導入する。
【0033】そして、発泡性シート3の表面温度−厚み
方向中心温度≦5℃で、かつ、発泡性シート3内に含ま
れた熱分解型発泡剤の分解開始温度直前の温度まで、発
泡性シート3を予熱する。
方向中心温度≦5℃で、かつ、発泡性シート3内に含ま
れた熱分解型発泡剤の分解開始温度直前の温度まで、発
泡性シート3を予熱する。
【0034】つぎに、この予熱された発泡性シート3を
加熱炉に入れ、熱分解型発泡剤が完全に発泡する温度ま
で昇温して発泡体シートを得る。この請求項1の製造方
法は、上記のようになっており、発泡性シートの端部で
の先行発泡もなく、全体に均一な厚みで表面状態が綺麗
なシート状発泡体を得ることができる。
加熱炉に入れ、熱分解型発泡剤が完全に発泡する温度ま
で昇温して発泡体シートを得る。この請求項1の製造方
法は、上記のようになっており、発泡性シートの端部で
の先行発泡もなく、全体に均一な厚みで表面状態が綺麗
なシート状発泡体を得ることができる。
【0035】すなわち、予熱工程において、発泡性シー
ト3の表面温度−厚み方向中心温度>5℃となると、発
泡工程において、加熱された時厚み方向中心部の未発泡
部分に表面部が拘束され、発泡困難となり、結果として
熱を受けやすく、未発泡部に拘束されにくい端部の中心
部が一番発泡しやすくなるため、端部発泡が先行してし
まい、端部先行発泡が極端になると大きな皺が発生し、
皺の同志の付着による表面傷となり、表面性の優れた発
泡体を成形する事が困難となるが、予熱工程において、
表面温度−厚み方向中心温度≦5℃とすることで、発泡
工程において、厚み方向中央部と表面部分とが、ほぼ均
一に発泡し、安定した綺麗な発泡体となる。
ト3の表面温度−厚み方向中心温度>5℃となると、発
泡工程において、加熱された時厚み方向中心部の未発泡
部分に表面部が拘束され、発泡困難となり、結果として
熱を受けやすく、未発泡部に拘束されにくい端部の中心
部が一番発泡しやすくなるため、端部発泡が先行してし
まい、端部先行発泡が極端になると大きな皺が発生し、
皺の同志の付着による表面傷となり、表面性の優れた発
泡体を成形する事が困難となるが、予熱工程において、
表面温度−厚み方向中心温度≦5℃とすることで、発泡
工程において、厚み方向中央部と表面部分とが、ほぼ均
一に発泡し、安定した綺麗な発泡体となる。
【0036】一方、請求項2の製造方法の実施の形態
は、図1に示す各遠赤外線ヒーター2,2の3つに分割
された分割部21,22,23のうち、中央部の分割部
22の加熱温度を両端部の分割部21,23の加熱温度
より高く設定して予熱する以外は、上記請求項1の実施
の形態と同様になっている。すなわち、この請求項2の
製造方法は、予熱工程において、表面温度−厚み方向中
心温度≦5℃とするとともに、幅方向端部温度<中心温
度をみたすように発泡性シートを加熱したので、表面部
が厚み中心部の未発泡部分により発泡を抑制されること
なく、厚み方向でほぼ均一に発泡することは勿論のこ
と、加熱されやすい端部の温度を幅方向中心部より低く
することで、端部の先行発泡をより完全に抑え、極力中
心と端部を同時に発泡する相似形発泡とすることができ
る。
は、図1に示す各遠赤外線ヒーター2,2の3つに分割
された分割部21,22,23のうち、中央部の分割部
22の加熱温度を両端部の分割部21,23の加熱温度
より高く設定して予熱する以外は、上記請求項1の実施
の形態と同様になっている。すなわち、この請求項2の
製造方法は、予熱工程において、表面温度−厚み方向中
心温度≦5℃とするとともに、幅方向端部温度<中心温
度をみたすように発泡性シートを加熱したので、表面部
が厚み中心部の未発泡部分により発泡を抑制されること
なく、厚み方向でほぼ均一に発泡することは勿論のこ
と、加熱されやすい端部の温度を幅方向中心部より低く
することで、端部の先行発泡をより完全に抑え、極力中
心と端部を同時に発泡する相似形発泡とすることができ
る。
【0037】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例を参照しつつ
より詳しく説明する。 (実施例1)熱可塑性樹脂としてのポリエチレン(三菱
油化社製 YK−40)100重量部に発泡剤としての
ADCA(大塚化学社製 AZ−40)15重量部、黒
色の顔料1重量部を加えてロールにより130℃で混練
した後、130℃で熱プレスを用いて100×100×
0.6mmのシート状に賦形した。そして、この賦形物を
日新ハイボルテージ(株)社製電子線照射機を用いて3
00KeV×3MRadの電子線を照射しポリエチレン
を架橋させて、発泡性シート素材を得た。なお、この発
泡性シート素材の発泡剤の分解開始温度は、160℃で
あった。
より詳しく説明する。 (実施例1)熱可塑性樹脂としてのポリエチレン(三菱
油化社製 YK−40)100重量部に発泡剤としての
ADCA(大塚化学社製 AZ−40)15重量部、黒
色の顔料1重量部を加えてロールにより130℃で混練
した後、130℃で熱プレスを用いて100×100×
0.6mmのシート状に賦形した。そして、この賦形物を
日新ハイボルテージ(株)社製電子線照射機を用いて3
00KeV×3MRadの電子線を照射しポリエチレン
を架橋させて、発泡性シート素材を得た。なお、この発
泡性シート素材の発泡剤の分解開始温度は、160℃で
あった。
【0038】そして、図2に示すように作製した発泡性
シート素材4を6枚積層して熱プレスし100mm角で
厚み3.6mmのサンプル用発泡性シート5を得た。ま
た、発泡性シート素材4を積層する際に図2に示すよう
に各発泡性シート素材4の間にフィルム熱電対(10m
m角厚み0.1mm)6を挟みこみ、厚み方向に最大6
点、幅方向に5点温度測定をできるようにした。
シート素材4を6枚積層して熱プレスし100mm角で
厚み3.6mmのサンプル用発泡性シート5を得た。ま
た、発泡性シート素材4を積層する際に図2に示すよう
に各発泡性シート素材4の間にフィルム熱電対(10m
m角厚み0.1mm)6を挟みこみ、厚み方向に最大6
点、幅方向に5点温度測定をできるようにした。
【0039】つぎに、図1に示すように幅方向でそれぞ
れ加熱温度を個別に制御できる21,22,23の3つ
の分割部に分割された遠赤外線ヒーター2が対面した予
熱炉1にサンプル用発泡性シート5を導入し予熱した。
れ加熱温度を個別に制御できる21,22,23の3つ
の分割部に分割された遠赤外線ヒーター2が対面した予
熱炉1にサンプル用発泡性シート5を導入し予熱した。
【0040】なお、予熱は、遠赤外線ヒーター2の各分
割部21,22,23の表面温度を250℃に設定し、
2.5分間サンプル用発泡性シート5を予熱した。そし
て、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各部の温度
を予め挟み込んであったフィルム熱電対6によって測定
し、その温度分布を表1に示した。
割部21,22,23の表面温度を250℃に設定し、
2.5分間サンプル用発泡性シート5を予熱した。そし
て、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各部の温度
を予め挟み込んであったフィルム熱電対6によって測定
し、その温度分布を表1に示した。
【0041】
【表1】
【0042】サンプル用発泡性シート5の予熱工程での
温度分布は、表1に示すように、幅方向が略一定で、厚
み方向で表面部分が中心部分より4℃高かった。つぎに
このようにして予熱したサンプルシートを250℃オー
ブン中で加熱したところ、約0.5分後に発泡は幅方向
端部から始まり、端部の発泡が中心方向へ移動して行
き、約1分で完全発泡した。得られた発泡体シートは、
発泡倍率が約30倍で、皺等がない良好な発泡体であっ
た。
温度分布は、表1に示すように、幅方向が略一定で、厚
み方向で表面部分が中心部分より4℃高かった。つぎに
このようにして予熱したサンプルシートを250℃オー
ブン中で加熱したところ、約0.5分後に発泡は幅方向
端部から始まり、端部の発泡が中心方向へ移動して行
き、約1分で完全発泡した。得られた発泡体シートは、
発泡倍率が約30倍で、皺等がない良好な発泡体であっ
た。
【0043】(比較例1)遠赤外線ヒーター2の各分割
部21,22,23の表面温度を350℃に設定し、実
施例1と同様にしてサンプル用発泡性シート5を1.5
分間加熱して予熱を行ったところ、予熱されたサンプル
用発泡性シート5の各部の温度は、表2に示すような温
度分布を示していた。
部21,22,23の表面温度を350℃に設定し、実
施例1と同様にしてサンプル用発泡性シート5を1.5
分間加熱して予熱を行ったところ、予熱されたサンプル
用発泡性シート5の各部の温度は、表2に示すような温
度分布を示していた。
【0044】
【表2】
【0045】サンプル用発泡性シート5の予熱工程での
温度分布は、表2に示すように、幅方向は、略一定で厚
み方向で表面部分が中心部分より10℃高かった。つぎ
にこのようにして予熱したサンプル用発泡性シート5を
250℃オーブン中で加熱したところ、約0.75分後
に発泡は幅方向端部から始まり、端部の発泡が中心方向
へ移動して行ったが、実施例1に比べ端部からの先行発
泡が激しく、端部が極端にカールし、発泡体同士付着し
たため、表面の汚い発泡体となった。
温度分布は、表2に示すように、幅方向は、略一定で厚
み方向で表面部分が中心部分より10℃高かった。つぎ
にこのようにして予熱したサンプル用発泡性シート5を
250℃オーブン中で加熱したところ、約0.75分後
に発泡は幅方向端部から始まり、端部の発泡が中心方向
へ移動して行ったが、実施例1に比べ端部からの先行発
泡が激しく、端部が極端にカールし、発泡体同士付着し
たため、表面の汚い発泡体となった。
【0046】(実施例2)遠赤外線ヒーター2の分割部
21と分割部23の表面温度を250℃,分割部22の
表面温度を270℃に設定し、実施例1と同様にしてサ
ンプル用発泡性シート5を2.5分間加熱して予熱を行
ったところ、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各
部の温度は、表3に示すような温度分布を示していた。
21と分割部23の表面温度を250℃,分割部22の
表面温度を270℃に設定し、実施例1と同様にしてサ
ンプル用発泡性シート5を2.5分間加熱して予熱を行
ったところ、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各
部の温度は、表3に示すような温度分布を示していた。
【0047】
【表3】
【0048】サンプル用発泡性シート5の予熱工程での
温度分布は、表3に示すように、幅方向で、約2〜3℃
中心部が端部より高く、厚み方向で、表面部分が中心よ
り5℃高かった。つぎにこのようにして予熱したサンプ
ル用発泡性シート5を250℃オーブン中で加熱したと
ころ、約0.5分後に発泡は幅方向端部から始まり、端
部の発泡が中心方向へ移動して行ったが、実施例1に比
べその速度が速く、また、端部と中心との発泡のずれが
小さくより安定した発泡が行われた。得られた発泡体
は、発泡倍率が30倍で、勿論、皺等もなく良好なもの
であった。
温度分布は、表3に示すように、幅方向で、約2〜3℃
中心部が端部より高く、厚み方向で、表面部分が中心よ
り5℃高かった。つぎにこのようにして予熱したサンプ
ル用発泡性シート5を250℃オーブン中で加熱したと
ころ、約0.5分後に発泡は幅方向端部から始まり、端
部の発泡が中心方向へ移動して行ったが、実施例1に比
べその速度が速く、また、端部と中心との発泡のずれが
小さくより安定した発泡が行われた。得られた発泡体
は、発泡倍率が30倍で、勿論、皺等もなく良好なもの
であった。
【0049】(比較例2)遠赤外線ヒーター2の分割部
21と分割部23の表面温度を270℃,分割部22の
表面温度を250℃に設定し、実施例1と同様にしてサ
ンプル用発泡性シート5を2.5分間加熱して予熱を行
ったところ、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各
部の温度は、表4に示すような温度分布を示していた。
21と分割部23の表面温度を270℃,分割部22の
表面温度を250℃に設定し、実施例1と同様にしてサ
ンプル用発泡性シート5を2.5分間加熱して予熱を行
ったところ、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各
部の温度は、表4に示すような温度分布を示していた。
【0050】
【表4】
【0051】サンプル用発泡性シート5の予熱工程での
温度分布は、表4に示すように、幅方向で、約3〜4℃
中心部が端部より低く、厚み方向で、表面部分が中心よ
り4〜5℃高かった。つぎにこのようにして予熱したサ
ンプル用発泡性シート5を250℃オーブン中で加熱し
たところ、約0.5分後に発泡は幅方向端部から始ま
り、端部の発泡が中心方向へ移動して行ったが、実施例
2に比べ端部からの先行発泡が激しく、端部が極端にカ
ールし、発泡体同士付着したため、表面の汚い発泡体と
なった。
温度分布は、表4に示すように、幅方向で、約3〜4℃
中心部が端部より低く、厚み方向で、表面部分が中心よ
り4〜5℃高かった。つぎにこのようにして予熱したサ
ンプル用発泡性シート5を250℃オーブン中で加熱し
たところ、約0.5分後に発泡は幅方向端部から始ま
り、端部の発泡が中心方向へ移動して行ったが、実施例
2に比べ端部からの先行発泡が激しく、端部が極端にカ
ールし、発泡体同士付着したため、表面の汚い発泡体と
なった。
【0052】(比較例3)遠赤外線ヒーター2の分割部
21と分割部23の表面温度を230℃,分割部22の
表面温度を280℃に設定し、実施例1と同様にしてサ
ンプル用発泡性シート5を2.5分間加熱して予熱を行
ったところ、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各
部の温度は、表5に示すような温度分布を示していた。
21と分割部23の表面温度を230℃,分割部22の
表面温度を280℃に設定し、実施例1と同様にしてサ
ンプル用発泡性シート5を2.5分間加熱して予熱を行
ったところ、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各
部の温度は、表5に示すような温度分布を示していた。
【0053】
【表5】
【0054】サンプル用発泡性シート5の予熱工程での
温度分布は、表5に示すように、幅方向で、約9〜11
℃中心部が端部より高く、厚み方向で、表面部分が中心
より3〜5℃高かった。つぎにこのようにして予熱した
サンプル用発泡性シート5を250℃オーブン中で加熱
したところ、約0.7分後に幅方向中心から発泡が起こ
った。やがて端部に発泡が移動し、発泡が完了したが、
中心部の表面があれていた。
温度分布は、表5に示すように、幅方向で、約9〜11
℃中心部が端部より高く、厚み方向で、表面部分が中心
より3〜5℃高かった。つぎにこのようにして予熱した
サンプル用発泡性シート5を250℃オーブン中で加熱
したところ、約0.7分後に幅方向中心から発泡が起こ
った。やがて端部に発泡が移動し、発泡が完了したが、
中心部の表面があれていた。
【0055】(実施例3)遠赤外線ヒーター2の各分割
部21,22,23の表面温度を350℃に設定し、実
施例1と同様にしてサンプル用発泡性シート5を1.5
分間加熱した後、熱風ヒーターで150℃の熱風を30
秒間でサンプル用発泡性シート5表面に当てて予熱を行
ったところ、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各
部の温度は、表6に示すような温度分布を示していた。
部21,22,23の表面温度を350℃に設定し、実
施例1と同様にしてサンプル用発泡性シート5を1.5
分間加熱した後、熱風ヒーターで150℃の熱風を30
秒間でサンプル用発泡性シート5表面に当てて予熱を行
ったところ、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各
部の温度は、表6に示すような温度分布を示していた。
【0056】
【表6】
【0057】サンプル用発泡性シート5の予熱工程での
温度分布は、表6に示すように、幅方向で、略一定で、
厚み方向で表面部分が中心部分より3℃高かった。つぎ
にこのようにして予熱したサンプル用発泡性シート5を
250℃オーブン中で加熱したところ、約0.5分後に
発泡は幅方向端部から始まり、端部の発泡が中心方向へ
移動して行き、約1分で完全発泡した。得られた発泡体
は、発泡倍率が約30倍で、皺等がない良好なものであ
った。
温度分布は、表6に示すように、幅方向で、略一定で、
厚み方向で表面部分が中心部分より3℃高かった。つぎ
にこのようにして予熱したサンプル用発泡性シート5を
250℃オーブン中で加熱したところ、約0.5分後に
発泡は幅方向端部から始まり、端部の発泡が中心方向へ
移動して行き、約1分で完全発泡した。得られた発泡体
は、発泡倍率が約30倍で、皺等がない良好なものであ
った。
【0058】(実施例4)遠赤外線ヒーター2の各分割
部21,22,23の表面温度を300℃に設定し、実
施例1と同様にしてサンプル用発泡性シート5を2分間
加熱すると同時に、145℃に設定した熱風ヒーターで
熱風をサンプル用発泡性シート5表面に当てて予熱を行
ったところ、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各
部の温度は、表7に示すような温度分布を示していた。
部21,22,23の表面温度を300℃に設定し、実
施例1と同様にしてサンプル用発泡性シート5を2分間
加熱すると同時に、145℃に設定した熱風ヒーターで
熱風をサンプル用発泡性シート5表面に当てて予熱を行
ったところ、予熱されたサンプル用発泡性シート5の各
部の温度は、表7に示すような温度分布を示していた。
【0059】
【表7】
【0060】サンプル用発泡性シート5の予熱工程での
温度分布は、表7に示すように、幅方向で略一定で、厚
み方向で表面部分が中心部分より3℃高かった。つぎに
このようにして予熱したサンプル用発泡性シート5を2
50℃オーブン中で加熱したところ、約0.5分後に発
泡は幅方向端部から始まり、端部の発泡が中心方向へ移
動して行き、約1分で完全発泡した。得られた発泡体
は、発泡倍率が約30倍で、皺等がない良好なものであ
った。
温度分布は、表7に示すように、幅方向で略一定で、厚
み方向で表面部分が中心部分より3℃高かった。つぎに
このようにして予熱したサンプル用発泡性シート5を2
50℃オーブン中で加熱したところ、約0.5分後に発
泡は幅方向端部から始まり、端部の発泡が中心方向へ移
動して行き、約1分で完全発泡した。得られた発泡体
は、発泡倍率が約30倍で、皺等がない良好なものであ
った。
【0061】
【発明の効果】請求項1の製造方法は、以上のように構
成されているので、端部に皺などを発生させることな
く、シート状の発泡体を効率よく得ることができる。さ
らに、請求項2の製造方法のようにすれば、全幅にわた
って均一な厚みのシート状発泡体をより確実に得ること
ができる。
成されているので、端部に皺などを発生させることな
く、シート状の発泡体を効率よく得ることができる。さ
らに、請求項2の製造方法のようにすれば、全幅にわた
って均一な厚みのシート状発泡体をより確実に得ること
ができる。
【図1】本発明にかかる熱可塑性発泡体の製造方法を実
施するのに用いる予熱炉の1例をあらわす斜視図であ
る。
施するのに用いる予熱炉の1例をあらわす斜視図であ
る。
【図2】実施例および比較例に用いた発泡性シートの断
面図である。
面図である。
3 発泡性シート 5 サンプル用発泡性シート
Claims (2)
- 【請求項1】熱分解型発泡剤を含有する発泡性熱可塑性
樹脂シートを前記熱分解型発泡剤の分解開始温度直前の
温度まで予熱する予熱工程と、予熱された前記発泡性熱
可塑性樹脂シートを、前記熱分解型発泡剤が完全分解す
る温度以上に加熱し熱分解型発泡剤を完全に発泡させる
発泡工程とを備えた熱可塑性樹脂発泡体の製造方法であ
って、発泡性熱可塑性樹脂シートの厚み方向の温度分布
を表面温度−厚み方向中心温度≦5℃となるように予熱
することを特徴とする熱可塑性樹脂発泡体の製造方法。 - 【請求項2】発泡性熱可塑性樹脂シートの幅方向の温度
部分を端部温度<幅方向中心温度となるように予熱する
請求項1に記載の熱可塑性樹脂発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7238417A JPH0976270A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7238417A JPH0976270A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0976270A true JPH0976270A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17029902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7238417A Pending JPH0976270A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0976270A (ja) |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP7238417A patent/JPH0976270A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4252906A (en) | Process for preparing foamed and crosslinked shaped articles having improved heat-sealability and foamable and crosslinkable polyethylene resin composition used therefor | |
| US4097319A (en) | Method of manufacturing a composite foamed polyolefin sheet | |
| JPS59184630A (ja) | ポリオレフインフオ−ムの製造方法 | |
| JPH0976270A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 | |
| JP3390304B2 (ja) | ポリスチレン系樹脂積層発泡シート、その成形品及びそれらの製造方法 | |
| JPH10156855A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 | |
| CA2375144C (en) | Polymer foam and method of making using oil-containing furnace black as an insulation enhancer | |
| JPH0976269A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 | |
| JPH1180262A (ja) | 押出発泡用ポリプロピレン系樹脂 | |
| JP3706753B2 (ja) | 改質ポリプロピレン系樹脂組成物からなる発泡シートおよび成形体 | |
| JPS6365213B2 (ja) | ||
| JP4027730B2 (ja) | 発泡能力を有するポリオレフィン系樹脂組成物およびその製造方法 | |
| JP2002128934A (ja) | ポリプロピレン系樹脂発泡シートの製造方法 | |
| JPS636032A (ja) | ポリプロピレン発泡体の製造方法 | |
| JPH045034A (ja) | 架橋ポリオレフィン発泡シートの製造方法 | |
| JP2000007810A (ja) | ポリオレフィン系樹脂架橋発泡体およびその製造方法 | |
| JPS5849566B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造法 | |
| JPH10287762A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 | |
| JPH01272442A (ja) | 熱可塑性高分子架橋発泡体の製造方法 | |
| JPH07329093A (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法および製造装置 | |
| JPH0458499B2 (ja) | ||
| JP4505865B2 (ja) | 無架橋発泡成形用樹脂組成物およびそれよりなる発泡体 | |
| JP3359858B2 (ja) | 樹脂発泡体、積層発泡体およびこれらを用いた発泡成形体 | |
| JPH09300381A (ja) | 発泡体製造装置及び発泡体製造方法 | |
| JPH07186171A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡シートの製造方法 |