JPH0976295A - 樹脂シャッタの成形金型 - Google Patents

樹脂シャッタの成形金型

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JPH0976295A
JPH0976295A JP7234493A JP23449395A JPH0976295A JP H0976295 A JPH0976295 A JP H0976295A JP 7234493 A JP7234493 A JP 7234493A JP 23449395 A JP23449395 A JP 23449395A JP H0976295 A JPH0976295 A JP H0976295A
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mold
pair
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cavity
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JP7234493A
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Inventor
Mitsuhiro Obara
光博 小原
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結部によって連結される2つの側板部の肉
厚寸法を均等にする調整作業をきわめて簡易且つ高精度
に実施することができる樹脂シャッタの成形金型を提供
する。 【解決手段】 樹脂シャッタの側板部6、7のキャビテ
ィ26b、26cを形成するスライド金型21、22に
は、一対の側板部6、7の窓9、9に対応する位置に凹
部21d、22dが形成され、これら凹部内にそれぞれ
窓形成部材21g、22gがそれぞれ対向する面21
h、22hをコア金型20に当接させて装填されている
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱可塑性樹脂の
射出成形等によって成形されるフロッピーディスク、光
磁気ディスク等の磁気ディスクの樹脂シャッタの成形金
型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスクのディスケット
は、図4に示すように、記憶用ディスク体1を収納する
樹脂性のシェル2とシェル2の外周部に摺動可能に取り
付けられた断面コ字状の樹脂シャッタ3とから構成され
ている。そして、コンピュータ等に接続された磁気ディ
スクユニット(図示略)から抜き出された非使用状態
で、前記樹脂シャッタ3により各シェル2の磁気ヘッド
導入口4を閉鎖し、記憶用ディスク体1を外部の塵埃等
から保護するようになっている。
【0003】このような磁気ディスク5に使用される樹
脂シャッタ3は、図5に示すように、対向する一対の側
板部6、7とこれら側板部6、7を連結する連結部8と
からほぼ一定の肉厚寸法を有する断面コ字状に一体成形
されるのが一般的である。また、この樹脂シャッタ3の
各側板部6、7には、シェル2に設けた磁気ヘッド導入
口4に連通させられる窓9が設けられ、一方の側板部6
には、シェル2に設けたレール溝(図示略)に収納され
るスライド用突起を内面側に突出状態に成形するための
小窓11、12が設けられ、また、連結部8の内面に
は、スプリング引掛用突起13が一方の小窓13を利用
して成形されるようになっている。
【0004】このような構成の樹脂シャッタ3は、一般
には、図6および図7に示すような成形金型14によっ
て成形される。この成形金型14は、図6に示すよう
に、例えば、上方に配される固定側型板15に固定され
る固定型16と、前記固定側型板15に対して下方から
接離させられる可動側型板17に取り付けられる可動型
18とから構成されている。
【0005】前記可動型18は、さらに分割された3つ
の金型20、21、22からなる。これらは、可動側型
板17に固定されるコア金型20と、可動側型板17に
水平方向に移動可能に取り付けられ可動側型板17の変
位に伴って、スライド機構19によりコア金型20に対
して接離させられる一対のスライド金型21、22とか
らなる。符号19aはスライド機構19を構成するガイ
ド部、19bはスライド金型を水平方向に付勢するスプ
リングである。
【0006】前記固定型16には、図7に示すように、
樹脂シャッタ3の連結部8を成形するための凹部16a
が設けられ、各スライド金型21、22には、樹脂シャ
ッタ3の側板部6、7を成形するための凹部壁面21
a、22aが設けられている。
【0007】また、図6に示すように、一対のスライド
金型21、22には、上方に配される固定型16に向か
って漸次縮幅するように配される一対の傾斜面21b、
22bがそれぞれ設けられている。一方、これらの傾斜
面21b、22bに対向させられる固定型16の水平方
向両側には、型閉時に前記傾斜面21a、22aに当接
する傾斜面23a、24aを有するロッキングブロック
23、24が設けられている。これらの傾斜面21b、
22b、23a、24aにより、スライド金型21、2
2は、固定側型板15と可動側型板17との型締力に応
じて、スプリング19bの付勢力に抗して、コア金型2
0に向けて押圧されるようになっている。
【0008】これら固定型16およびロッキングブロッ
ク23、24は、相互間の位置調整のための適当なシム
25を挟んだ状態で、それぞれ固定側型板15にボルト
等の締結手段によって固定されている。そして、固定型
16と可動型18とが型閉めされることによって、スラ
イド金型21、22と固定型16、スライド金型21、
22とコア金型20とがそれぞれ緊密に圧接させられ
る。
【0009】これにより、図7に示す固定型16の凹部
16aとコア金型20の上端面20aとによって連結部
8のキャビティ26aが形成される。また、スライド金
型21、22の凹部壁面21a、22aとコア金型20
の側面20bとによって側板部6、7のキャビティ26
b、26cが形成されるようになっている。
【0010】これらのキャビティ26a、26b、26
cは、ほぼ一定の断面形状を有しているとともに、連結
部8のキャビティ26aは、その幅方向の両端部におい
て側板部6、7のキャビティ26b、26cにそれぞれ
連通している。また、連結部8のキャビティ26aを形
成する固定型16には、図示しない射出成形機から供給
される溶融樹脂をキャビティ26a内に射出するための
ゲート27が設けられている。
【0011】このように構成された成形金型14によっ
て図4の樹脂シャッタ3を成形するには、図6に示すよ
うに固定側型板15に対して可動側型板17を作動させ
固定型16と可動型18とを型閉めした状態で、形成さ
れたキャビティ26内に射出成形機から溶融樹脂を射出
する。射出された溶融樹脂は図7に示すようにゲート2
7から連結部8のキャビティ26a内に導入され、キャ
ビティ26内の空気を追い出しながら2つの側板部6、
7のキャビティ26b、26cに振り分けられて、各側
板部6、7のキャビティ26b、26cの下端に向かっ
て流動させられる。そして、キャビティ26内に完全に
充填された状態で溶融樹脂が冷却、硬化されることによ
り、断面コ字状の樹脂シャッタ3が成形されることにな
る。
【0012】ところで、側板部6、7はその肉厚寸法が
0.35〜0.38mmときわめて薄いものであるた
め、成形に際して、側板部6、7のキャビティ26b、
26cの下端まで溶融樹脂を行き届かせるためには、き
わめて高い射出圧力が必要となる。このため、一対の側
板部6、7を均一な肉厚寸法に成形するためには、ゲー
ト27から連結部8のキャビティ26aに射出され、側
板部6、7のキャビティ26b、26cに振り分けられ
る溶融樹脂の流量バランスを均等に設定しておく必要が
ある。
【0013】すなわち、2つの側板部6、7のキャビテ
ィ26b、26cに溶融樹脂が同時にかつ均等な流量で
流入させられなければ、各キャビティ26b、26c内
における樹脂圧が相違することとなって、上端面20a
を自由端として立設される平板状のコア金型20が両側
板部6、7のキャビティ26b、26cにおける圧力差
により変形させられることが考えられる。その結果、樹
脂圧の高い側の側板部6、7のキャビティ26b(26
c)内には、多量の溶融樹脂が流れ込んで一方の側板部
6(7)の肉厚寸法が厚く成形されてしまうという不都
合がある。
【0014】特に、上記樹脂シャッタ3においては、ス
ライド用突起を成形するための小窓11、12が一方の
側板部6のみに設けられているために、両側板部6、7
間に面積差が生じている。このため、両側板部6、7の
キャビティ26b、26cの設計上の厚さ寸法を均一に
形成するのみでは、両キャビティ26b、26cへの溶
融樹脂の流量バランスを図ることは困難であった。した
がって、ゲート27から連結部8のキャビティ26aに
射出された溶融樹脂が2つの側板部6、7のキャビティ
26b、26c内に同時にかつ均等な流量で流入させら
れるように、他の何らかの方法によって調整する必要が
ある。
【0015】その方法の一つに、スライド金型22の小
窓形成部22cを図7中想像線に示すように、スライド
金型22に取付、取外し自在としたものがある。小窓形
成部22cは、スライド金型22において図5に示す小
窓11、12を形成する部分であり、図7に示す側板部
6のキャビティ26bを横断してコア金型20に当接さ
れている。従って、この小窓形成部22cを交換してそ
の幅寸法を増減すると、コア金型20が、一方の側板部
6のキャビティ26b側又は他方の側板部7のキャビテ
ィ26c側に寄る。これにより、コア金型20との間に
形成される一側の側板部6(7)のキャビティ26b
(26c)の断面積を増減させることができるので、両
側板部6、7のキャビティ26b、26cへの溶融樹脂
の流量バランスが調整されることになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記調
整では、小窓形成部22cが、一方の側板部6のキャビ
ティ26bに設けられるものであるため、コア金型20
を、他方の側板部7のキャビティ26c側に押すことは
できても、一方の側板部6のキャビティ26b側に積極
的に引くことはできないという問題がある。
【0017】また、小窓形成部22cは、コア金型20
の端部側面20bに当接してコア金型20を押すので、
図7中三点鎖線に示すように、コア金型20のうねりに
対しては、何ら修正を加えることができない。
【0018】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであって、連結部によって連結される2つの側板部の
肉厚寸法を均等にする調整作業をきわめて簡易且つ高精
度に実施することができる樹脂シャッタの成形金型を提
供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の樹脂シャ
ッタの成形金型は、対向する一対の側板部とこれら側板
部を連結する連結部とを有して断面コ字状に形成され、
一対の側板部の互いに対向する位置に窓が形成された樹
脂シャッタを一体成形する成形金型であって、連結部の
キャビティを有しかつキャビティに連通するゲートを具
備する固定型と、固定型に対して接離させられ連結部の
キャビティに連通する一対の側板部のキャビティを形成
する可動型とからなるとともに、可動型が、側板部のキ
ャビティ間に配されるコア金型と、コア金型に対して可
動型の接離方向に交差する方向に接離させられてコア金
型との間に側板部のキャビティを形成する一対のスライ
ド金型とからなり、一対のスライド金型には、それぞれ
一対の側板部の窓に対応する位置に凹部が形成され、こ
れら凹部内にそれぞれ窓形成部材がそれぞれ対向する面
をコア金型に当接させて装填されていることを特徴とす
る。
【0020】従って、コア金型を挟持する一対の窓形成
部材を交換して、その窓形成部材の幅寸法を増減するこ
とにより、コア金型を一方の側板部のキャビティ側にも
他方の側板部のキャビティ側にも寄らせることができ
る。これにより、コア金型との間に形成される一側の側
板部のキャビティの断面積を増減させることができるの
で、両側板部のキャビティへの溶融樹脂の流量バランス
が調整されることになる。
【0021】また、この際、コア金型は、その一対の窓
形成部材で中央部を挟持されており、その上、窓形成部
材は、コア金型の側面との接触面積が広い。このため、
窓形成部材はコア金型のうねりの変形を矯正することが
できる。
【0022】請求項2記載の樹脂シャッタの成形金型
は、対向する一対の側板部とこれら側板部を連結する連
結部とを有して断面コ字状に形成され、一対の側板部の
互いに対向する位置に窓が形成され、且つ一対の側板部
の窓の縁部に、窓の内方へ向けて断面半円状に膨出する
湾曲突出部が形成された樹脂シャッタを一体成形する成
形金型であって、連結部のキャビティを有しかつキャビ
ティに連通するゲートを具備する固定型と、固定型に対
して接離させられ連結部のキャビティに連通する一対の
側板部のキャビティを形成する可動型とからなるととも
に、可動型が、側板部のキャビティ間に配されるコア金
型と、コア金型に対して可動型の接離方向に交差する方
向に接離させられてコア金型との間に側板部のキャビテ
ィを形成する一対のスライド金型とからなり、一対のス
ライド金型には、それぞれ一対の側板部の窓に対応する
位置に凹部が形成され、これら凹部内にそれぞれ窓形成
部材がそれぞれ対向する面をコア金型に当接させて装填
され、窓形成部材の窓の縁部を形成する位置には、コア
金型と協働して、湾曲突出部を形成する切欠凹部が形成
され、型閉時に、一方の窓形成部材と他方の窓形成部材
との各切欠凹部外端間の寸法が側板部のキャビティの外
端間幅寸法内に位置していることを特徴とする。
【0023】従って、型閉時に、一方の窓形成部材と他
方の窓形成部材との各切欠凹部外端間の寸法が側板部の
キャビティの外端間幅寸法内に位置しているので、側板
部の肉厚寸法を均等にする調整作業のために、窓形成部
材の対向する面の位置を移動させることにより各切欠凹
部外端が移動されても、樹脂シャッタの側板部の窓の縁
の外面側にバリ状の突出部が形成されない。
【0024】請求項3記載の樹脂シャッタの成形金型
は、請求項1又は2記載の樹脂シャッタの成形金型であ
って、凹部内には、窓形成部材と凹部底面との間にスペ
ーサーが介装されていることを特徴とする。
【0025】従って、スペーサーにより窓形成部材の対
向面の位置を調整することができるので、多数の幅寸法
の異なる窓形成部材を用意する必要がない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る樹脂シャッタ
の成形金型の一実施形態について、図1から図3を参照
して説明する。尚、本実施形態の樹脂シャッタの成形金
型100は、図6に示した従来例の樹脂シャッタの成形
金型において、スライド金型21、22のコア金型20
に対向する部分の構成を改良したものである。従って、
従来例と同一箇所については同一符号を付しその説明を
省略する。
【0027】図1に示すように、一方のスライド金型2
2の図1上端部には、コア金型20の側面に向けて、小
窓形成部22cが突出されているが、この小窓形成部2
2cはスライド金型22に一体に固設されたものであ
る。
【0028】コア金型20の両側面20b、20b(即
ち、図1左右側面)は、図5に示す樹脂シャッタ3の側
板部6、7に対応する図1に示すキャビティ26b、2
6cに面する基面20d、20dと、図5に示す樹脂シ
ャッタの一対の窓9、9に対応する位置に形成された図
1の窓形成部20c、20cとを備えており、窓形成部
20c、20cは、両側面20b、20bの基面20
d、20dに対して外方、即ち、隣接するスライド金型
21、22側に台形状に突出して形成されている。
【0029】一方、一対のスライド金型21、22に
は、それぞれ図5に示す樹脂シャッタ3の一対の側板部
6、7の窓9、9に対応する位置に図1に示すように方
形の凹部21d、22dが形成されており、これら凹部
21d、22d内には、それぞれ、コア金型20の窓形
成部20c、20cに対向する底面21e、22eに、
スペーサーであるシム21f、22fが着脱自在に配設
されている。そして、凹部21d、22d内には、その
凹部21d、22dに嵌合する形状を成す窓形成部材2
1g、22gが、シム21f、22fを介して取り付
け、取外し自在に装填されている。また、窓形成部材2
1g、22g及びシム21f、22fは、図2に示すよ
うに、スライド金型21、22に対してボルト接合され
ている。
【0030】図1に示す窓形成部材21g、22gは、
コア金型20の側面20b、20bの窓形成部20c、
20cに対向する対向面21h、22hを、それぞれス
ライド金型21、22の凹部壁面21a、22aより、
コア金型20側に突出させており、その対向面21h、
22hをそれぞれコア金型20の窓形成部20c、20
cに当接させている。
【0031】また、本実施形態の樹脂シャッタ3では、
図3に示すように、その方形の窓9の縁9aに、窓9の
内方へ向けて断面半円状に膨出する湾曲突出部9bが形
成されており、この湾曲突出部9aは、図5に示す側板
部6、7の内面6a、7a側に図3に示すように形成さ
れている。そして、窓9の縁9aの外面6b、7b側に
は、平坦な調整代9cが形成されている。
【0032】図1に示すようにコア金型20の両側面2
0b、20bにおいてその基面20d、20dと窓形成
部20c、20cとの境界部をなす段部には、上記窓
9、9の湾曲突出部9b、9bの略半分を形成する切欠
凹部20e、20eが形成されており、窓形成部材21
g、22gの窓9、9の縁部9a、9aを形成する位置
には、コア金型20の切欠凹部20e、20eと協働し
て、湾曲突出部9b、9bを形成する切欠凹部21i、
22iが形成されている。
【0033】樹脂シャッタの成形金型100等は以上の
ような構成を備えているので、成形金型100により成
形された図5に示す樹脂シャッタ3の側板部6、7の肉
厚寸法が不均一である場合には、その側板部6、7の肉
厚寸法を均等にする調整作業を、以下のようにして簡易
且つ高精度に行なうことができる。
【0034】即ち、図1のスライド金型21、22の凹
部21d、22d内に設けられたシム21f、22f及
び窓形成部材21g、22gが取り付け、取外し自在で
あるので、その窓形成部材21g、22gを取外し、シ
ム21f、22fの枚数又は厚さを増減して、再び、窓
形成部材21g、22gを凹部21d、22dに装填す
る。これにより、窓形成部材21g、22gの対向面2
1h、22hを、幅方向(即ち、図中矢印A、B方向)
に容易に移動調整させることができる。
【0035】ここで、コア金型20は、窓形成部材21
g、22gの対向面21h、22hにより挟持されてい
るので、窓形成部材21g、22gの対向面21h、2
2hの移動調整により、コア金型20の幅方向の位置は
容易に移動調整される。すると、コア金型20の側面2
0b、20bとスライド金型21、22の凹部壁面21
a、22aとの間にそれぞれ形成された側板部6、7の
キャビティ26b、26cの肉厚寸法t1、t2が増減
調整されるので、これにより、側板部6、7の肉厚寸法
を均等にする調整を簡易且つ高精度に行なうことができ
る。
【0036】尚、この調整は、スライド金型21、22
の凹部21d、22dに窓形成部材21g、22gのみ
を設け、その窓形成部材21g、22gを幅寸法の異な
る窓形成部材21g、22gに変更することによって
も、簡易に行なうことが可能である。
【0037】また、本実施形態では、コア金型20を挟
持した一対の窓形成部材21g、22gの対向面21
h、22hの幅方向の位置を調節するものであるため、
コア金型20を一方のスライド金型21側にも、他方の
スライド金型22側にも積極的に移動調整させることが
できるので、側板部6、7のキャビティ26b、26c
の肉厚寸法t1、t2、従って、側板部6、7の肉厚寸
法t1、t2の調整を高精度に行なうことができる。
【0038】また、本実施形態では、その窓形成部材2
1g、22gの対向面21h、22hとコア金型20の
側面20c、20cとの接触面積が、従来の小窓形成部
22cとコア金型20の側面20cとの接触面積に比し
て広い上、小窓形成部22cはコア金型20の端部の側
面20cを押圧するのに対して、窓形成部材21g、2
2gはコア金型20の中央部を押圧するので、コア金型
20の図1三点鎖線に示すようなうねりの変形を防止す
ることができる。よって、側板部6、7を均一な肉厚寸
法t1、t2で、高精度に形成することができる。
【0039】ところで、この調整に際して、窓形成部材
21g、22gの対向面21h、22hの位置を、スラ
イド型枠21、22の凹部壁面21a、22a側に移動
させると、窓形成部材21g、22gの切欠凹部21
i、22iも、そのスライド型枠21、22の凹部壁面
21a、22aに対して接近・離間することとなる。そ
して、その切欠凹部21i、22iの外端が、凹部壁面
21a、22aより外方に位置された状態で側板部6、
7が射出成形されると、図5に示す樹脂シャッタの側板
部6、7の窓9の縁9aの外面側にバリ状の突出部が形
成されるという不具合が生じてしまう。
【0040】そこで、図1に示す実施形態の成形金型1
00では、図3に示すように窓9の縁9aが、側板部
6、7の内面6a、7a側に形成された湾曲突出部9b
と、外面6b、7b側に形成された平坦な調整代9cと
からなる樹脂シャッタ3を形成するように、図1に示す
型閉時に、一方の窓形成部材21gと他方の窓形成部材
22gとの各切欠凹部21i、22i外端間の寸法W1
が側板部6、7のキャビティ26b、26cの外端間幅
寸法W2内に位置するように形成されている。
【0041】即ち、窓形成部材21g、22gの切欠凹
部21i、22iの外端が、予め、キャビティ26b、
26c内のコア金型20側に位置しているので、窓形成
部材21g、22gの対向面21h、22hが、そのス
ライド型枠21、22の凹部壁面21a、22aに対し
て接近することにより、切欠凹部21i、22iが、凹
部壁面21a、22a側に移動しても、図3の調整代9
cの幅に収っている限りにおいて、図1の切欠凹部21
i、22iの外端が、凹部壁面21a、22aより外方
に位置されることはない。よって、図3に示す樹脂シャ
ッタ3の側板部6、7の窓9、9の縁9a、9aの外面
6b、7b側にバリ状の突出部が形成されることを防止
することができるので、成形される樹脂シャッタ9の品
質の向上を図ることができる。
【0042】尚、上記実施形態においては、断面コ字状
の樹脂シャッタ3を成形するための成形金型100を示
したが、例えば、薄肉の断面コ字状あるいは屈曲する断
面形状を有する他の任意の成形品を成形する場合に適用
して、キャビティ26内の樹脂流量を調整することとし
てもよい。また、固定型16および可動型18を上下に
配することとしたが、これとは逆に、あるいは、左右に
配置することとしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の樹
脂シャッタの成形金型によれば、コア金型を挟持する一
対の窓形成部材を交換して、その窓形成部材の幅寸法を
増減することにより、コア金型を一方の側板部のキャビ
ティ側にも他方の側板部のキャビティ側にも寄らせるこ
とができるので、樹脂シャッタの2つの側板部の肉厚寸
法を均等にする調整作業をきわめて簡易且つ高精度に実
施することができる。
【0044】更に、一対の窓形成部材でコア金型の中央
部を挟持し、その上、窓形成部材は、コア金型の側面と
の接触面積が広いので、窓形成部材はコア金型のうねり
の変形を矯正することができる。よって、側板部の肉厚
寸法の均質化を図ることができる。
【0045】請求項2記載の樹脂シャッタの成形方法に
よれば、側板部の肉厚寸法を均等にする調整作業のため
に、窓形成部材の対向する面の位置を移動させることに
より各切欠凹部外端が移動されても、樹脂シャッタの側
板部の窓の縁の外面側にバリ状の突出部が形成されるこ
とはない。よって、成形される樹脂シャッタの品質の向
上を図ることができる。
【0046】請求項3記載の樹脂シャッタの成形方法に
よれば、スペーサーにより窓形成部材の対向面の位置を
調整することができるので、多数の幅寸法の異なる窓形
成部材を用意する手間を省略することができる。よっ
て、更に調整作業の簡易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る樹脂シャッタの成形金型を示す
縦断面図である。
【図2】 図1の可動型のスライド金型のキャビティ内
を示す図である。
【図3】 図1の成形金型により成形される樹脂シャッ
タの窓を示す断面図である。
【図4】 磁気ディスクの一例を示す正面図である。
【図5】 樹脂シャッタの一例を示す斜視図である。
【図6】 図5の樹脂シャッタを成形するための成形金
型を示す縦断面図である。
【図7】 図6の成形金型を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
3 樹脂シャッタ 6、7 側板部 8 連結部 9 窓 9a 縁部 9b 湾曲突出部 16 固定型 18 可動型 20 コア金型 21、22 スライド金型 21d、22d 凹部 21f、22f シム(スペーサー) 21g、22g 窓形成部材 21h、22h 対向面(面) 21i、22i 切欠凹部 26、26a、26b、26c キャビティ 27 ゲート 100 成形金型 W1 切欠凹部外端間の寸法 W2 キャビティの外端間幅寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の側板部とこれら側板部を
    連結する連結部とを有して断面コ字状に形成され、前記
    一対の側板部の互いに対向する位置に窓が形成された樹
    脂シャッタを一体成形する成形金型であって、 前記連結部のキャビティを有しかつ該キャビティに連通
    するゲートを具備する固定型と、該固定型に対して接離
    させられ前記連結部のキャビティに連通する一対の側板
    部のキャビティを形成する可動型とからなるとともに、 前記可動型が、前記側板部のキャビティ間に配されるコ
    ア金型と、該コア金型に対して前記可動型の接離方向に
    交差する方向に接離させられてコア金型との間に前記側
    板部のキャビティを形成する一対のスライド金型とから
    なり、 前記一対のスライド金型には、それぞれ前記一対の側板
    部の窓に対応する位置に凹部が形成され、これら凹部内
    にそれぞれ窓形成部材がそれぞれ対向する面を前記コア
    金型に当接させて装填されていることを特徴とする樹脂
    シャッタの成形金型。
  2. 【請求項2】 対向する一対の側板部とこれら側板部を
    連結する連結部とを有して断面コ字状に形成され、前記
    一対の側板部の互いに対向する位置に窓が形成され、且
    つ前記一対の側板部の前記窓の縁部に、該窓の内方へ向
    けて断面半円状に膨出する湾曲突出部が形成された樹脂
    シャッタを一体成形する成形金型であって、 前記連結部のキャビティを有しかつ該キャビティに連通
    するゲートを具備する固定型と、該固定型に対して接離
    させられ前記連結部のキャビティに連通する一対の側板
    部のキャビティを形成する可動型とからなるとともに、 前記可動型が、前記側板部のキャビティ間に配されるコ
    ア金型と、該コア金型に対して前記可動型の接離方向に
    交差する方向に接離させられてコア金型との間に前記側
    板部のキャビティを形成する一対のスライド金型とから
    なり、 前記一対のスライド金型には、それぞれ前記一対の側板
    部の窓に対応する位置に凹部が形成され、これら凹部内
    にそれぞれ窓形成部材がそれぞれ対向する面を前記コア
    金型に当接させて装填され、 前記窓形成部材の前記窓の縁部を形成する位置には、前
    記コア金型と協働して、前記湾曲突出部を形成する切欠
    凹部が形成され、 型閉時に、一方の窓形成部材と他方の窓形成部材との各
    切欠凹部外端間の寸法が前記側板部のキャビティの外端
    間幅寸法内に位置していることを特徴とする樹脂シャッ
    タの成形金型。
  3. 【請求項3】 前記凹部内には、前記窓形成部材と凹部
    底面との間にスペーサーが介装されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の樹脂シャッタの成形金型。
JP7234493A 1995-09-12 1995-09-12 樹脂シャッタの成形金型 Pending JPH0976295A (ja)

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