JPH0976359A - フィルム - Google Patents

フィルム

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JPH0976359A
JPH0976359A JP23674295A JP23674295A JPH0976359A JP H0976359 A JPH0976359 A JP H0976359A JP 23674295 A JP23674295 A JP 23674295A JP 23674295 A JP23674295 A JP 23674295A JP H0976359 A JPH0976359 A JP H0976359A
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賢一 大久保
Wasuke Yoneyama
和祐 米山
Nobuaki Ito
伸明 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有機高分子からなる表面平滑性および表面平坦
性に優れた基材フィルムにより、高出力かつ低ドロップ
アウトである磁気テ−プ、特に詳しくはデ−タストレ−
ジ用途に適したフィルムを提供する。 【解決手段】有機高分子体からなるフィルムであって、
少なくとも片面の測定面積0.002mm2 での3次元
表面粗さSRaI が1.0〜50nmの範囲であり、か
つSRaI と測定面積1.0mm2 での3次元表面粗さ
SRaIIが下記式(1) を満足するようにする。 0.8≦SRaII/SRaI ≦2.5 (1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面平滑性および表
面平坦性の優れたフィルム、特に磁気記録媒体用、さら
にはコンピュ−タのメモリ−用途であるデジタルデ−タ
ストレ−ジ用に好適に用いられるフィルムおよびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテ−プ、デ−タメモリ−用
テ−プなどの磁気記録媒体では高密度記録化が要求さ
れ、特公平3−26453号公報などの方法が提案され
ている。またそのベ−スフィルムについては平坦性、無
欠点性などが特に要求され、例えば特開昭58−155
940号公報などが提案されている。また特に近年、テ
−プは長時間化の傾向にあり、そのベ−スフィルムの薄
膜化および高弾性化が望まれており、その目的のため特
公平2−51463号公報などに芳香族ポリアミドを用
いた磁気記録媒体が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
手段を用いる場合に以下の問題がある。第1に、フィル
ムの表面の凹凸が大きい場合、特にフィルム表面がいわ
ゆる「ユズ肌」状である場合には、例えば磁気テ−プな
どの磁気記録媒体にした際にテ−プ走行中の磁気ヘッド
と磁気記録層とのスペ−シングの変動による出力低下や
ドロップアウトが発生する懸念があり、その改善が必要
となる。
【0004】第2に、デジタルデ−タストレ−ジ用途な
ど高密度磁気記録媒体は、ヘッドタッチ性向上が求めら
れるため、その基材フィルムは高弾性化が求められる
が、従来のオ−ディオ用あるいは一般ビデオ用テ−プ用
途の基材フィルムではその要求に答えられない。以上の
理由から、従来の手法では、実際の使用の上での要求を
満たすことは困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる問題点を解決する
ために、本発明は以下の構成からなる。すなわち有機高
分子体からなるフィルムにおいて、少なくとも片面の測
定面積0.002mm2 での3次元表面粗さSRaI
1.0〜50nmの範囲であり、かつSRaと測定面積
1.0mm2 での3次元表面粗さSRaIIが下記式(1)
を満足することを特徴とするフィルムに関することであ
る。
【0006】 0.8≦SRaII/SRaI ≦2.5 (1)
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の有機高分子体からなるフ
ィルムには、従来公知の有機高分子体が使用されるが、
主としてポリエチレンテレフタレ−トやポリエチレン−
2,6−ナフタレ−トなどのポリエステル、あるいは芳
香族ポリアミド、または芳香族ポリイミドフィルムが好
ましく、さらに好ましくは、芳香族ポリアミドまたは芳
香族ポリイミドである。ここで「主として」とは、芳香
族ポリアミドまたは芳香族ポリイミドを50モル%以上
含むことを指す。
【0008】ここで、芳香族ポリアミドとは、次の一般
式(I)および/または一般式(II)で表される繰り返
し単位を50モル%以上、好ましくは70モル%以上含
むものからなる。
【0009】一般式(I)
【化1】 一般式(II)
【化2】 ここでAr1、Ar2、Ar3は、例えば、
【化3】 などが挙げられ、X、Yは−O−、−CH2 −、−CO
−、−SO2 −、−S−、−C(CH3 2 −等から選
ばれるが、これに限定されるものではない。更にこれら
の芳香環上の水素原子の一部が、塩素、フッ素、臭素な
どのハロゲン基(特に塩素)、ニトロ基、アルキル基、
アルコキシル基などの置換基で置換されているものも含
み、また、重合体を構成するアミド結合中の水素が他の
置換基によって置換されているものも含む。なお、Ar
1、Ar2、Ar3は同じかまたは異なってもよい。ま
たこれらは2種以上の共重合体であっても良いし、混合
体であっても良い。さらに上記以外の芳香族または脂肪
族の共重合成分を50モル%未満の割合で共重合されて
いても良い。ここで共重合可能な成分としてはシクロヘ
キシレンなどの脂環族化合物、ヘキシレンなどの脂肪族
化合物を挙げることができる。また上記の芳香環がパラ
位で結合されたものが、全芳香環の50モル%以上、好
ましくは75モル%以上をを占める重合体が、フィルム
のヤング率が高く耐熱性も良好となるため好ましい。ま
た芳香環上の水素原子の一部がハロゲン基(特に塩素)
で置換された芳香環が全体の30モル%以上であると耐
湿性が向上し、吸湿による寸法変化、剛性低下などの特
性が改善されるために好ましい。なお、芳香族ポリイミ
ドとは、重合体の繰り返し単位の中に芳香環とイミド環
を1つ以上含むものであり、一般式(III )および/ま
たは一般式(IV)で表される繰り返し単位を50モル%
以上、好ましくは70モル%以上含むものである。
【0010】一般式(III )
【化4】 一般式(IV)
【化5】 ここでAr4、Ar6は少なくとも1個の芳香環を含
み、イミド環を形成する2つのカルボニル基は芳香環上
の隣接する炭素原子に結合している。このAr4は、芳
香族テトラカルボン酸あるいはこの無水物に由来する。
代表例としては次のようなものが挙げられる。
【0011】
【化6】 ここでZは−O−、−CH2 −、−CO−、−SO
2 −、−S−、−C(CH3 2 −等から選ばれるが、
これに限定されるものではない。またAr6は無水カル
ボン酸あるいはこのハライドに由来する。Ar5、Ar
7は例えば
【化7】 などが挙げられ、X、Yは−O−、−CH2 −、−CO
−、−SO2 −、−S−、−C(CH3 2 −等から選
ばれるが、これに限定されるものではない。更にこれら
の芳香環上の水素原子の一部が、塩素、フッ素、臭素な
どのハロゲン基(特に塩素)、ニトロ基、アルキル基、
アルコキシル基などの置換基で置換されているものも含
み、また、重合体を構成するアミド結合中の水素が他の
置換基によって置換されているものも含む。また本発明
の芳香族ポリイミドには他の繰り返し単位が共重合、あ
るいは単に混合されていても良い。
【0012】なお、本発明のフィルムの製造方法は、溶
液製膜方法のうち湿式法、乾湿式法あるいは半乾半湿式
法であることが好ましい。すなわち、製膜途中のフィル
ムを水中に通過させる、いわゆる湿式工程を経ることに
よって、フィルム中の溶媒や無機塩などの抽出が可能と
なるからである。さらに好ましくは、乾湿式法あるいは
半乾半湿式法である。すなわち、乾式工程を経ずに湿式
工程を行った場合、フィルム中の溶媒や無機塩などの抽
出が急激に起こり、平面性の悪化やフィルムの失透、お
よびフィルム表面が「ユズ肌」状となる、等の原因とな
るためである。これを防ぐため、乾式工程でフィルム中
の所定の溶媒を徐々に蒸発させておき、その後に湿式工
程にて残りの溶媒や無機塩などを抽出することが好まし
い。
【0013】また、本発明の芳香族ポリアミドあるいは
芳香族ポリイミドには、フィルムの物性を損なわない程
度に滑剤、酸化防止剤、帯電防止剤その他の添加剤等が
添加されていても良い。
【0014】本発明の基材フィルムの少なくとも一方向
のヤング率が900kg/mm2 以上であることが好ま
しい。すなわち磁気テ−プの出力は、テ−プと磁気ヘッ
ドのヘッドタッチ性の向上に伴って上がるが、そのため
に基材フィルムの高ヤング率が求められる。記録方法が
固定ヘッド方式の場合は長手方向の、ヘリカルスキャン
方式の場合は幅方向の高ヤング率が特に必要であり、基
材フィルムのいずれの方向のヤング率も900kg/m
2 未満であれば、いずれの記録方式を採用しても高出
力は得られないので好ましくない。なお基材フィルムの
少なくとも一方向のヤング率は、好ましくは1000k
g/mm2 以上、特に好ましくは1100kg/mm2
以上である。なお、すべての方向のヤング率が900k
g/mm2 以上であることが好ましいのは言うまでもな
い。なお、デジタルデ−タストレ−ジ用テ−プではヘリ
カルスキャン方式を採用しているので、前述の通り、ヘ
ッドタッチ性向上のため、基材フィルムの幅方向のヤン
グ率が900kg/mm2以上であることが好ましい。
なお、基材フィルムの幅方向のヤング率は好ましくは1
000kg/mm2 以上、さらに好ましくは1100k
g/mm2 である。なお、本発明のヤング率を達成する
ため、有機高分子フィルムに非磁性金属の層を設けても
良い。
【0015】本発明の基材フィルムの少なくとも片面
の、測定面積0.002mm2 での3次元表面粗さSR
I が1.0〜50nmの範囲である必要がある。すな
わち、磁気テ−プとする際に磁性層を施す側の面は、電
磁変換特性の向上のため平滑面である必要があるが、S
RaI が50nmを越える場合は電磁変換特性の出力低
下を引き起こすためであり、一方SRaI が1.0nm
未満であれば磁気テ−プの走行性不良を引き起こすため
である。なお好ましくはSRaI が2.0〜40nmの
範囲であり、より好ましくはSRaI が5.0〜30n
mの範囲である。この表面粗さを達成するために、本発
明のフィルムに粒子を含有せしめても良い。すなわち粒
子径が10〜300nm、さらに好ましくは20〜20
0nmの範囲であり、材料としては、有機高分子からな
る粒子、無機粒子、表面に有機高分子の被膜を施した無
機粒子および/又は有機粒子から選ばれた少なくとも1
種類以上の粒子が挙げられる。該粒子の形状については
球状粒子であることが好ましい。またフィルム表面に形
成する突起の高さをそれぞれ均一にするために、該粒子
の粒度分布が相対標準偏差で0.5以下であることが特
に好ましい。該粒子の含有量は0.001〜3重量%、
好ましくは0.01〜1重量%である。該粒子を含有せ
しめる方法としては、重合前、重合中、重合後のいずれ
に添加しても良い。なお磁性層を施す側の反対面は、磁
気テ−プに走行性を付与するために易滑面であることが
好ましく、測定面積0.002mm2 での3次元表面粗
さSRaI が10〜70nmの範囲であることが好まし
い。なお、本発明の基材フィルムは、少なくとも2層以
上からなる積層フィルムであることが好ましい。
【0016】また、本発明の該基材フィルムの少なくと
も一つの面にセルロ−ス等の水溶性高分子や、コロイダ
ルシリカ、酸化アルミニウム、架橋ポリビニルベンゼン
等の微細粒子、あるいはその両方とからなる水性塗液を
塗布せしめてなる塗膜を形成しても良い。
【0017】本発明の基材フィルムの少なくとも片面
の、測定面積0.002mm2 での3次元表面粗さSR
I と測定面積1.0mm2 での3次元表面粗さSRa
IIが下記式(1) を満足する必要がある。
【0018】 0.8≦SRaII/SRaI ≦2.5 (1) すなわち、SRaII/SRaI >2.5であれば、フィ
ルム表面はいわゆる「ユズ肌」状となり、磁性層を施し
て磁気テ−プとした際に出力低下やドロップアウト多発
となり、一方SRaII/SRaI <0.8であれば、磁
気テ−プの走行性の低下やロ−ル状に巻いた際のブロッ
キングを引き起こすためである。なおSRaII/SRa
I が式(1) を満足するために、例えば下記の方法が有効
である。すなわち該フィルムの製造工程において、エン
ドレスベルト等から剥離したフィルムに接触するロ−ル
の表面を鏡面加工する方法や、フィルムの溶媒抽出や乾
燥が急激に起こるのを防ぐために、例えば溶媒抽出の工
程での水温を20〜70℃の範囲とする方法、およびエ
ンドレスベルト等から剥離する際のフィルム中の有機高
分子体の濃度を30〜70重量%とする方法、ステンタ
−での乾燥および熱処理を実施する前段階で50〜10
0℃の温度にフィルムを予熱する方法、あるいは上記方
法の組み合わせなどが挙げられる。なお、好ましくは本
発明の基材フィルムの少なくとも片面の、測定面積0.
002mm2 での3次元表面粗さSRaI と測定面積
1.0mm2 での3次元表面粗さSRaIIが下記式(2)
を満足することである。
【0019】 1.1≦SRaII/SRaI ≦1.8 (2) なお、本発明のフィルムはポリマ−の溶液状態にて、濾
過精度4μm未満のフィルタ−を通過せしめて、ポリマ
−中の粗大異物を除去せしめても良い。
【0020】また、キャスティングおよび延伸装置の雰
囲気を、周囲をエアフィルタ−にて覆う方法、あるいは
いわゆるクリ−ンル−ム化を採用しても良い。この際の
雰囲気のクリ−ン度は、好ましくはアメリカ連邦規格F
ed.Std.209Bに定めるクリ−ンル−ム規格
で、クラス1000よりクリ−ンであることである。
【0021】次に本発明フィルムの製造方法について述
べるがこれに限定されるものではない。また、基材フィ
ルムとして芳香族ポリアミドを使用する場合は、N−メ
チルピロリドン、ジメチルアセトアミドなどの非プロト
ン性有機溶媒中で酸クロライドとジアミンの溶液重合に
て得る。この際に発生する塩化水素は水酸化カルシウ
ム、炭酸カルシウム、水酸化リチウム、炭酸リチウムな
どの無機の中和剤あるいはエチレンオキサイド、トリエ
チルアミン、ジエタノ−ルアミンなどの有機の中和剤に
よって中和する。これらのポリマ溶液はそのまま製膜原
液として使用しても良く、また、一旦単離したのち有機
溶剤あるいは硫酸などの無機溶剤に再溶解して用いても
良い。また表面粗さの調整などのため、粒子を添加する
場合は、この際に添加することが好ましい。なお添加方
法および希釈方法は公知の方法が適用できる。このよう
にして得られた製膜原液を、いわゆる溶液製膜法によっ
てフィルム化する。なお、溶液製膜法には乾湿式法、乾
式法、湿式法、半乾半湿式などがあり、特に乾湿式法、
半乾半湿式が好ましい。なおここでは乾湿式法を例にと
る。まず製膜原液を口金からドラム、エンドレスベルト
等の支持体上に押し出して薄膜とし、次いでかかる薄膜
層から溶媒を飛散させ薄膜自体が自己支持性を持つまで
乾燥する。この際の薄膜中の有機高分子体の濃度が30
〜70重量%となるように乾燥温度、乾燥時間を選択す
る。続いて該薄膜を支持体から剥離し、20〜70℃の
水中を通過させ脱塩、脱溶媒する。この際に該薄膜の延
伸を行っても良い。なお延伸にロ−ルを用いる場合は、
表面が鏡面であるロ−ルを用いる。水中を通過させた
後、一旦該薄膜を50〜100℃の温度で予熱し、その
後に該薄膜の両端を把持した状態で、ステンタ−にて該
薄膜を乾燥する。さらに該薄膜の両端を把持した状態
で、ステンタ−にて100〜400℃の温度範囲で5秒
間以上熱処理し、最終的には所定の幅に裁断し製品とす
る。
【0022】なお磁気記録媒体とするには、該フィルム
の表面に磁性体粉末を含んだ高分子バインダ−を塗布す
る方法、あるいはコバルト等の磁性金属を減圧下で蒸着
する方法によって磁性体を施し、表面処理などを施した
後に所定の幅に裁断し、カセット等に組み込み製品とす
る。このようにして得られたテ−プは、コンピュ−タメ
モリ−用のデジタルデ−タストレ−ジ用途に特に好適で
ある。
【0023】
【特性の測定法】本発明の特性値は次の測定法、評価基
準によるものである。
【0024】ヤング率の測定 フィルムを試料幅10mm、長さ150mmに切断し、
チャック間100mmにして引張速度300mm/分、
チャ−ト速度500mm/分にて、インストロンタイプ
の万能引張試験装置で引張る。得られた荷重−伸び曲線
の立上がり部の接線よりヤング率を求める。
【0025】3次元表面粗さ(SRa) 小坂製作所製の微細形状測定器ET−30HKを用いて
測定した。検出には光触針(HIPOSS、商品名)を
用い、フィルム表面に真空下でアルミ蒸着を施した後に
測定した。なお下記の測定条件にてSRaI 、SRaII
を求めた。
【0026】 イ.SRaI (測定面積0.002mm2 ) ・長手方向の測定長:0.02mm ・幅方向の測定長 :0.10mm ・カットオフ値 :0.08mm ロ.SRaII(測定面積1.0mm2 ) ・長手方向の測定長:0.50mm ・幅方向の測定長 :2.00mm ・カットオフ値 :0.08mm
【0027】磁気テ−プ特性 得られたフィルムの磁性面側に、以下の組成からなる磁
性塗膜を乾燥後の膜厚で2μmとなるように塗設した。
【0028】 ・γ−Fe2 3 微粉末 :200重量部 ・ポリウレタン樹脂 : 30重量部 ・ニトロセルロ−ス : 10重量部 ・塩化ビニル : 10重量部 ・ポリイソシアネ−ト : 5重量部 (溶媒:メチルエチルケトン)このようにして得られた
磁性層塗設後のフィルムを、1/2インチにスリット
し、松下電器(株)製NV−3700型ビデオデッキに
より、常速にて下記の磁気テ−プ特性を評価した。
【0029】イ.VTRヘッド出力:シンクロスコ−プ
により測定周波数4メガヘルツに於けるVTRヘッド出
力を測定し、基準サンプルに対する相対値をデシベル
(dB)で表示した。
【0030】ロ.ドロップアウト:4.4メガヘルツの
信号を記録し、該テ−プを再生し、大倉インダストリ−
(株)製ドロップアウトカウンタ−にて15μsec−
20dBにおけるドロップアウト数を20分間測定し、
1分間当たりのドロップアウト数(個/分)に換算し
た。
【0031】
【実施例】次に実施例に基づき本発明を更に詳細に説明
する。
【0032】(実施例1)N−メチルピロリドン(NM
P)に芳香族ジアミン成分として85モル%に相当する
2−クロルパラフェニレンジアミンと、15モル%に相
当する4、4´−ジアミノジフェニルエ−テルとを溶解
させ、これに100モル%に相当する2−クロルテレフ
タル酸クロリド部を添加し、2時間撹拌し重合した。こ
れを水酸化リチウムで中和して、ポリマ−濃度10重量
%、粘度3000ポイズの芳香族ポリアミド溶液を得
た。この溶液に、一次粒径16nmの乾式シリカをポリ
マ当たり2重量%添加した。
【0033】このようにして得られたポリマ−溶液を用
いて、クリ−ン度がクラス1000の製膜室内で製膜し
た。まずこのポリマ−溶液を濾過精度4μmのフィルタ
−で濾過した後、高さおよび深さ30μm以上の突起、
および異物が皆無であるベルト上に流延し、180℃の
熱風で1分間加熱してフィルム中のポリマ−濃度が45
重量%となるように溶媒を蒸発させ、得られたフィルム
をベルトから連続的に剥離した。次にNMPの濃度勾配
をつけた水温60℃の水槽内へフィルムを導入して残存
溶媒と中和で生じた無機塩の水抽出を行った。この際に
フィルムの長手方向に1.2倍に延伸を実施した。水抽
出終了後、フィルムを70℃の熱風にて30秒間予熱
し、その後280℃のステンタ−にて乾燥、幅方向に
1.3倍に延伸、および熱処理を、合計1.5分間行
い、20℃/秒の速度で徐冷した。最終的に、厚さ5μ
mの芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られたフィル
ムは磁気テ−プにした際のドロップアウトも少なく良好
であった。
【0034】(実施例2)実施例1の方法において、一
次粒径16nmの乾式シリカをポリマ当たり2重量%添
加する代わりに、粒径45nmの球状シリカをポリマ当
たり0.2重量%添加する他は、実施例1と同じ方法で
本発明を実施した。磁気テ−プにした際に実施例1に比
べ、より高出力が得られ良好であった。
【0035】(実施例3)実施例1の方法において、水
温60℃の水にて水抽出する代わりに、水温40℃の水
にて水抽出する他は、実施例1と同じ方法で本発明を実
施した。得られたフィルムは実施例1と同様、ドロップ
アウトも少なく良好であった。
【0036】(実施例4)実施例1の方法において、フ
ィルム長手方向の1.2倍の延伸に対して1.15倍の
延伸に、幅方向の1.3倍の延伸に対して1.4倍延伸
する他は、実施例1と同じ方法で本発明を実施した。実
施例1に比べ、幅方向の高ヤング率が得られ、また実施
例1に比べて磁気テ−プにした際に高出力であった。ま
たドロップアウトも少なく良好であった。
【0037】(実施例5)実施例1の方法において、水
抽出終了後に70℃の熱風で30秒間予熱する代わり
に、100℃の熱風で10秒間加熱する他は、実施例1
と同じ方法で本発明を実施した。得られたフィルムは実
施例1と同様、ドロップアウトも少なく良好であった。
【0038】(比較例1)実施例1の方法において、一
次粒径16nmの乾式シリカをポリマ当たり2重量%添
加する代わりに、粒径400nmの球状シリカをポリマ
当たり1重量%添加する他は、実施例1と同じ方法で本
発明を実施した。実施例1に比べ、磁気テ−プにした際
の出力が低かった。
【0039】(比較例2)実施例1の方法において、水
温60℃の水にて水抽出する代わりに、水温90℃の水
にて水抽出する他は、実施例3と同じ方法で本発明を実
施した。得られたフィルムは表面がユズ肌状であり、実
施例1と比べて磁気テ−プにした際の出力が低く、また
ドロップアウトが多かった。
【0040】(比較例3)実施例1の方法において、水
温60℃の水にて水抽出する代わりに、水温90℃の水
にて水抽出し、かつ水抽出終了後に70℃で30秒間の
予熱を実施しない他は、実施例1と同じ方法で本発明を
実施した。比較例2に比べてフィルムの表面がユズ肌状
が強く、実施例1と比べて磁気テ−プにした際の出力が
低く、またドロップアウトが多かった。
【0041】(比較例4)実施例1の方法において、流
延の際に180℃の熱風で1分間加熱せず、かつ水温6
0℃の水にて水抽出する代わりに、水温80℃の水にて
水抽出する他は、実施例3と同じ方法で本発明を実施し
た。比較例2よりも、表面のユズ肌状が強く、磁気テ−
プにした際の出力が低く、またドロップアウトが多かっ
た。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明フィルムは、有機高分子からなる
表面平滑性および表面平坦性に優れた基材フィルムによ
り、高出力かつ低ドロップアウトである磁気テ−プ、特
に詳しくはデ−タストレ−ジ用途に適したフィルムを提
供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 77:00 79:08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機高分子体からなるフィルムにおいて、
    少なくとも片面の測定面積0.002mm2 での3次元
    表面粗さSRaI が1.0〜50nmの範囲であり、か
    つSRaI と測定面積1.0mm2 での3次元表面粗さ
    SRaIIが下記式(1) を満足することを特徴とするフィ
    ルム。 0.8≦SRaII/SRaI ≦2.5 (1)
  2. 【請求項2】該フィルムの少なくとも一方向のヤング率
    が900kg/mm2 以上であることを特徴とする請求
    項1に記載のフィルム。
  3. 【請求項3】該フィルムの少なくとも片面の、測定面積
    0.002mm2 での3次元表面粗さSRaI と測定面
    積1.0mm2 での3次元表面粗さSRaIIが下記式
    (2) を満足することを特徴とする請求項1あるいは2に
    記載のフィルム。 1.1≦SRaII/SRaI ≦1.8 (2)
  4. 【請求項4】該フィルムが主として芳香族ポリアミドま
    たは芳香族ポリイミドからなることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載のフィルム。
  5. 【請求項5】該フィルムが磁気記録媒体用途であること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフィル
    ム。
  6. 【請求項6】該フィルムがデジタルデ−タストレ−ジ用
    途であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載のフィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1120019A (ja) * 1997-07-02 1999-01-26 Asahi Chem Ind Co Ltd 耐熱性フィルム

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