JPH0977396A - エレベータ用ブレーキ装置 - Google Patents

エレベータ用ブレーキ装置

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JPH0977396A
JPH0977396A JP7235638A JP23563895A JPH0977396A JP H0977396 A JPH0977396 A JP H0977396A JP 7235638 A JP7235638 A JP 7235638A JP 23563895 A JP23563895 A JP 23563895A JP H0977396 A JPH0977396 A JP H0977396A
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JP
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fixed
elastic
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JP7235638A
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English (en)
Inventor
Ikuo Asami
郁夫 浅見
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】昇降かご保持時、および非常制動時にそれぞれ
必要かつ適正な制動力を得ることができるエレベータ用
ブレーキ装置を提供することにある。 【解決手段】綱車1によりロープ2を介して昇降かご3
と釣合重り4がつるべ式に連結され、3を昇降させるた
めの電動機5と、1と5の連結部に設けられた被制動部
材10と、10の外周側に配設された一対のアーム8に
固定されたブレーキシュー9との間に生ずる摩擦力によ
り、3を指定階に停止および非常制動させるための制動
力を得るブレーキ装置6と、8を10に接近させるよう
に設けられ、6の制動力を複数種類に設定するための複
数個の弾性材11,12と、通常時と非常制動時にそれ
ぞれ適正な制動力を生じさせるための弾性材押え装置1
3と、非常制動後、6の制動力を通常値へ戻すための復
帰装置14を備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、つるべ式のエレベ
ータにおいて綱車と駆動装置の連結部に設けられた被制
動部材と、この外周側に配設された一対のアームに固定
されたブレーキシューとの間に生ずる摩擦力により、昇
降かごを所望の位置に停止させるための制動力を得るた
めのエレベータ用ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータにおいては、図15に
示すように、建物内の昇降路上部に綱車1を配置しこの
綱車1に巻き付けられたロープ2の一端に昇降かご3
を、残る一端に釣合重り4を配置し、綱車1を電動機5
により駆動し、ロープ2と綱車1の摩擦係合により駆動
力をロープ2に伝達することで、前記昇降かご3と釣合
重り4を昇降させている。
【0003】また、ブレーキ装置6については、次に述
べるように綱車1と電動機5の間に連結されている連結
軸の一部に設けられている被制動部材10に、アーム8
に有するブレーキシュー9を摺接させることにより生ず
る摩擦力の作用で制動力を得るようにしている。
【0004】従来のブレーキ装置6の構成は、具体的に
は図16に示すように、例えばコイルバネからなる弾性
材7、一対のブレーキアーム(アーム)8、各アームの
内側に固定された例えばブレーキシューからなる一対の
固定部材9、アーム支持軸41、座金42,43,44
からなっている。すなわち、一対のアーム8はそれぞれ
被制動部材10を挟むように配置され、かつそれぞれの
一端部が枢支用ピン40により回動可能に支持されてい
る。各アーム8の被制動部材10の外周面と対向する面
にそれぞれ固定部材9が固定されている。
【0005】そして、両アーム8は他端部側においてそ
れぞれ貫通するようにアーム支持軸41が設けられ、ア
ーム支持軸41であって一対のアーム8を挟むように座
金42,43がそれぞれ螺合および遊挿され、アーム支
持軸41の座金43と対向する端部に座金44が固定さ
れ、この座金44と座金43の間のアーム支持軸41に
は弾性材7が圧縮された状態で挿入されており、弾性材
7の復元力により一対のアーム8が互いに接近するよう
構成され、これにより固定部材9と被制動部材10の摩
擦力が得られるように配設されている。
【0006】なお、ブレーキ装置を動作させたり、不動
作とするための制御機構として、例えばてこの原理を利
用した機械式制御機構が、アーム8,8の間に設けられ
ていることは言うまでもない。
【0007】このように、従来のブレーキ装置は、アー
ム8により固定部材9を被制動部材10に圧接させるこ
とにより、発生する摩擦力を制動力とし、これを昇降か
ご保持用だけではなく、非常制動用として使用してい
た。
【0008】ところが、実際には昇降かご保持時と非常
制動時では、必要とされる制動力の大きさに違いがある
にもかかわらず、従来のブレーキ装置6では同一の制動
力で両者の制動を行っているため、両者のうち一方、あ
るいは両方で適正な制動力を得られない状態となってい
る。これは、従来のブレーキ装置6が1種類の弾性材7
で制動力を生じさせているためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
エレベータ用ブレーキ装置では、状況に応じた適正な制
動力の確保が困難であるという問題点があった。本発明
はこのような従来の問題点を除去するためなされたもの
で、昇降かご保持時と非常制動時にそれぞれ適正な制動
力を得ることができるエレベータ用ブレーキ装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するための主たる構成は次の通りである。請求項1に対
応する発明は、建物内の昇降路上部に設けた回転自在に
支持される綱車により、ロープを介して昇降かごと釣合
重りがつるべ式に連結され、前記昇降かごを昇降させる
ための駆動装置を備えたエレベータにおいて、前記綱車
と前記駆動装置の連結部に設けられた被制動部材と、こ
の外周側に配設され前記被制動部材に接近可能で、かつ
前記被制動部材と対向する位置にそれぞれブレーキシュ
を固定した一対のアームと、このアームの一方がその弾
性復元力により前記アームが前記被制動部材に接近しか
つ前記ブレーキシュと前記被制動部材間に摩擦力が生ず
るように設けられた弾性材からなり、前記昇降かごを指
定階に停止させるためのかご保持用ブレーキ装置と、前
記アームの一方と固定部の間に配設され、その弾性復元
力により前記アームが前記被制動部材に接近しかつ前記
ブレーキシュと前記被制動部材間に摩擦力が生ずるよう
に設けられた弾性材とからなり、前記駆動装置の電源が
停電したときのみ動作し、前記昇降かごを非常停止させ
るための非常用ブレーキ装置と、前記非常用ブレーキ装
置が動作後、前記電源が復電したとき前記非常用ブレー
キ装置を不動作状態に復帰させる復帰装置と、を有する
エレベータ用ブレーキ装置。
【0011】前記目的を達成するため、請求項14に対
応する発明は、建物内の昇降路上部に設けた回転自在に
支持される綱車により、ロープを介して昇降かごと釣合
重りがつるべ式に連結され、前記昇降かごを昇降させる
ための駆動装置を備えたエレベータにおいて、前記綱車
と前記駆動装置の連結部に設けられた被制動部材と、こ
の外周側に配設され前記被制動部材に接近可能で、かつ
前記被制動部材と対向する位置にそれぞれブレーキシュ
を固定した一対のアームと、このアームの一方がその弾
性復元力により前記アームが前記被制動部材に接近しか
つ前記ブレーキシュと前記被制動部材間に摩擦力が生ず
るように設けられた第1の弾性材からなり、前記昇降か
ごを指定階に停止させるためのかご保持用ブレーキ装置
と、第2の弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部
材と、保持具と、固定ピンと、ソレノイド磁石とからな
り、前記可動側および固定側弾性材押え部材は前記アー
ム間に配置するものであって、前記弾性材をアーム支持
軸に通した状態で挟み込むと共に、前記両弾性材押え部
材を互いに接近した状態を保持するための前記保持具を
挿通させるための保持部を有し、前記保持具は前記弾性
材押え部材の保持部から抜けるのを防ぐための固定ピン
の挿通させるピン挿通穴を有し、前記ソレノイド磁石は
このアマチュアに前記固定ピンが連結され、通常時付勢
され前記アマチュアが外部に突出した状態にあり、前記
駆動装置の電源が停電したときには消勢されアマチュア
が内部に吸引動作し、これにより前記固定ピンが前記保
持具のピン挿通穴から抜けると共に、前記可動側弾性材
材押え部材が前記弾性材の復元力により前記アームを前
記被制動部材側に作用する押圧力を弱める非常用ブレー
キ装置と、を有するエレベータ用ブレーキ装置である。
【0012】請求項1〜14のいずれかに対応する発明
によれば、かご保持用ブレーキ装置と、非常用ブレーキ
装置を設けたので、昇降かご保持時、および非常制動時
にそれぞれ必要かつ適正な制動力を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。 <第1の実施の形態>図1は、本発明の第1の実施の形
態を示しており、図16の従来例と異なる点は、非常用
アーム支持軸51、座金52、制動力を2種類に設定す
るため例えば昇降かご保持用圧縮コイルバネからなる昇
降かご保持用弾性材11および例えば非常制動用コイル
バネからなる非常制動用弾性材12、通常制動時と非常
制動時にそれぞれ適正な制動力を生じさせるための弾性
材押え装置13、および非常制動後前記ブレーキ装置の
制動力を通常値へ戻すための復帰装置14を追加したも
のである。
【0014】なお、これ以外の昇降かご保持用ブレーキ
装置の構成は、図16の従来例とほぼ同じである。具体
的には、両アーム8は図の上端部側においてそれぞれ貫
通するようにアーム支持軸41が設けられ、アーム支持
軸41であって一対のアーム8を挟むように座金42,
43がそれぞれ螺合および遊挿され、アーム支持軸41
の座金43と対向する端部に座金44が固定され、この
座金44と座金43の間のアーム支持軸41には昇降か
ご保持用弾性材11が圧縮された状態で挿入されてお
り、昇降かご保持用弾性材コイルバネ11の復元力によ
り一対のアーム8が互いに接近するよう構成され、これ
によりブレーキシュ9と被制動部材10の摩擦力が得ら
れる配設されている。
【0015】弾性材押え装置13は、可動側弾性押え部
材15aと、固定側弾性押え部材15bと、保持金具か
らなる保持具16と、ウインチ20と、ソレノイド磁石
18と、固定ピン17を備えている。
【0016】一対の弾性押え板部材15a,15bは、
それぞれ断面クランク状であって、非常制動用弾性材1
2を挟みこんで所望の圧縮力(昇降かご保持用弾性材1
1より大きな圧縮力)が得られるようにするためのもの
であり、弾性材12の弾性力を保持するための保持部1
5a1,15b1を有している。保持金具16は、保持
部15a1,15b1をそれぞれ貫通するように挿通さ
れ、弾性材押え部材15a,15bの間隔を保持するた
めのものである。保持金具16にはピン挿通穴16aが
形成され、ピン挿通穴16aには、後述するソレノイド
磁石18のアーマチュアに一端部が連結された固定ピン
17が挿通または引き抜かれるように構成されている。
ソレノイド磁石18はコイルとアーマチュアを有し、常
時はコイルが通電され、これによりアーマチュアが外部
に突出し、非常時はコイルが消勢され、アーマチュアは
内部に収納される。ウインチ20は、自動的あるいは手
動的にロープ19を巻き込み可能であり、復電したとき
のみ保持金具16に対して引張力を与え、保持金具16
を元の状態、すなわち、保持金具16のピン挿通穴16
aに固定ピン17が挿通できるようにするための復帰装
置を構成している。
【0017】図1、図2のブレーキ装置は、通常時には
昇降かご保持用弾性材11のみにより従来のブレーキ装
置と同様に作動することができる。また、非常時には図
2に示すソレノイド磁石18への通電が止まることによ
り、ソレノイド磁石18のアーマチュアが下動すること
から、固定ピン17が保持金具16から引抜かれるの
で、弾性押え部材15aは非常制動用弾性材12の圧縮
に基づく復元力で、アーム8(図1の右側)が非常用ア
ーム支持軸51に沿って被制動部材10の接するように
移動し、アーム8の内側に固定されている固定部材9が
被制動部材10に圧接される。これにより、非常制動に
必要な制動力を発生させることができる。
【0018】復帰装置14は、図2に示すように、保持
金具16に固定されたロープ19をウインチ20で巻取
ることにより、弾性材押え部材15aを移動させ、弾性
材12を制動力が生じない状態まで圧縮し、固定ピン1
7により固定を行い、ブレーキ装置を通常状態まで復帰
させることができる。
【0019】従って、図1、図2の実施の形態のエレベ
ータ用ブレーキ装置では、通常時には昇降かご保持用の
制動力を、非常時には非常制動用の制動力を適正に発生
させることができ、非常時から通常時への復帰作業も確
実に行える。
【0020】<第2の実施の形態>図3は、本発明の第
2の実施の形態を示している。図3に示すように、図2
と同様に可動側弾性材押え部材15aの保持部15a1
と、固定側弾性材押え部材15bの保持部15b1に、
断面略U字状の押え金具21が挿抜可能に設けられ、押
え金具21の内面であって保持部15a1,15b1と
接する摺接部には摩擦低減機構であるころ22が配置さ
れている。押え金具21は、図2と同様に固定部位に固
定されたソレノイド磁石18のアーマチュアに支持固定
されている。
【0021】図3のように構成されたエレベータ用ブレ
ーキ装置では、非常時にソレノイド磁石18への通電が
止ることにより、ソレノイド磁石18のアーマチュアが
下動して弾性材押え部材15a,15bの保持部15a
1,15b1から押え金具21が引抜かれ、弾性材押え
部材15aは、非常制動用弾性材12の復元力により被
制動部材10側に接近させられ、アーム8に有する固定
部材9が被制動部材10に圧接され、非常制動用ブレー
キ装置として作用する。この場合、押え金具21の内面
にころ22が配設されているため、保持部15a1,1
5b1から押え金具21が引抜かれる際の摩擦力が、こ
ろ22により低減されるため、小さい力で確実に弾性材
押え部材15aを開放することができる。このように弾
性材押え部材15aを開放されることから、昇降かご保
持用および非常用にそれぞれ適正な制動力を得ることが
できる。
【0022】なお、図3では省略されているが、図2と
同様に、弾性材押え部材15aを元の状態に復帰させる
ための復帰装置として、ロープ19を有するウインチ2
0が設けられており、これにより弾性材押え部材15
a,15bを図3のように、復帰させて弾性材12を圧
縮させることができる。
【0023】<第3の実施の形態>図4は、本発明の第
3の実施の形態を示している。図4に示すように、開放
レバー24の一端部が枢支部45により回動可能に支持
され、開放レバー24の他端部が前述と同様に固定部位
に固定されたソレノイド磁石18のアーマチュアに支持
され、開放レバー24の中央部に一対の断面三角形状の
押え金具23が固定されている。この押え金具23間
に、図2と同様に可動側弾性材押え部材15aの保持部
15a1と、固定側弾性材押え部材15bの保持部15
b1を挟むことができるように構成されている。
【0024】図4のように構成されたエレベータ用ブレ
ーキ装置では、非常時にソレノイド磁石18の消勢によ
り、ソレノイド磁石18のアーマチュアが下動すること
から、開放レバー24が枢支部45を支点として回動
し、押え金具23が保持部15a1,15b1から引離
される。これにより弾性材押え部材15aは、非常制動
用弾性材12の復元力により被制動部材10側に接近さ
せられ、アーム8に有する固定部材9が被制動部材10
に圧接され、非常制動用ブレーキ装置として作用する。
【0025】なお、図4では省略されているが、図2と
同様に、弾性材押え部材15aを元の状態に復帰させる
ための復帰装置として、ロープ19を有するウインチ2
0が設けられており、これにより弾性材押え部材15
a,15bを図3のように、復帰させて弾性材12を圧
縮させることができる。
【0026】以上述べた開放レバー24は、ソレノイド
磁石18が消勢されてアーマチュアが下動するとき、て
こ作用を行うことから、小さい力で確実に弾性材押え部
材15aを開放することができる。このように弾性材押
え部材15aを開放することができ、昇降かご保持用制
動時および非常制動時にそれぞれ適正な制動力を得るこ
とができる。
【0027】<第4の実施の形態>図5は、本発明の第
4の実施の形態を示している。図5に示すように、可動
側弾性材押え部材15aと、固定側弾性材押え部材15
bは、いずれも平板状であって、可動側弾性材押え部材
15aは固定側弾性材押え部材15bに対して平行移動
するように構成され、弾性材押え部材15a,15bの
下端部にそれぞれリンク25a,25bの一端が回動可
能に枢支され、リンク25aの他端が回動自在に支持さ
れかつストッパピン27aを有し、弾性材12の軸方向
の中央部に回転自在に支持された回転板27に回動自在
に枢支され、またリンク25bの他端が、回転板27に
形成されている長溝27bに移動自在に枢支されてい
る。回転板27のストッパピン27aは、一端部が枢支
部46に回動自在に支持されているリンク機構用ストッ
パー26に係脱可能に構成され、ストッパー26は固定
部位に固定されたソレノイド磁石18のアーマチュアに
支持されている。
【0028】図5のように構成されたエレベータ用ブレ
ーキ装置では、非常時にソレノイド磁石18への通電を
止められ、これに有するアーマチュアが下動されること
により、ストッパー26が回動させられ、ストッパー2
6とストッパピン27aの係合が解かれる。この場合、
弾性材押え部材15aは、非常制動用弾性材12の復元
力により被制動部材10側に接近させられ、アーム8に
有する固定部材9が被制動部材10に圧接され、非常制
動用ブレーキ装置として作用する。
【0029】このようにリンク25aが開放されること
により、弾性材押え部材15aを開放することができ、
昇降かご保持用制動時および非常制動時にそれぞれ適正
な制動力を得ることができる。また、復帰時には、回転
板27に回転力を加えることにより、リンク機構25を
用いて弾性材押え部材15aの復帰が行えるため、特別
に復帰装置を設ける必要がなくなり、構成を簡素化でき
る。
【0030】<第5の実施の形態>図6は、本発明の第
5の実施の形態を示している。図6に示すように、可動
側弾性材押え部材15aと、固定側弾性材押え部材15
bはいずれも板状とし、可動側弾性材押え部材15aは
固定側弾性材押え部材15bに対して平行に移動可能に
構成されている。そして、可動側弾性材押え部材15a
は、係合用溝20aを有し、固定部位に固定されたウイ
ンチ20により巻取可能なロープ19の先端にに連結さ
れている。係合用溝20aには、一端部が枢支部47に
より回動自在に支持され、かつ固定部位に固定されたソ
レノイド磁石18のアーマチュアに支持されているウイ
ンチ用ストッパー28が係脱可能に構成されている。
【0031】上記のように構成されたエレベータ用ブレ
ーキ装置では、非常時にソレノイド磁石18への通電を
止めることにより、ソレノイド磁石18に有するアーマ
チュアが下動することから、ウインチ用ストッパー28
が枢支部47を支点として回動するので、ウインチ20
の係合用溝20aから外れ、弾性材押え部材15aは、
非常制動用弾性材12の復元力により被制動部材10側
に接近させられ、アーム8に有する固定部材9が被制動
部材10に圧接され、非常制動用ブレーキ装置として作
用する。
【0032】また、電源が復電時には、ウインチ20を
自動的または手動的によりロープ19を巻き付けること
により可動側弾性材押え部材15aの復帰が行えるた
め、特別に復帰装置を設ける必要がなくなり、構成を簡
素化できる。
【0033】<第6の実施の形態>図7は、本発明の第
6の実施の形態を示している。図7に示すように、可動
側弾性材押え部材15aと、固定側弾性材押え部材15
bは、いずれも断面L字状に形成し、可動側弾性材押え
部材15aの底面部には直線状のラック29aが固定さ
れ、ラック29aに歯合可能であって回転自在にピニオ
ン29bが設けられている。さらに、一端部が枢支部4
8により回動自在に支持され、かつ他端部にピニオン2
9bの歯に係脱可能な爪を有する歯車機構用ストッパー
30が設けられ、ストッパー30は固定部位に固定され
たソレノイド磁石18のアーマチュアに支持されてい
る。
【0034】上記のように構成されたエレベータ用ブレ
ーキ装置では、非常時にソレノイド磁石18への通電が
止められることによりアーマチュアが下動することか
ら、歯車機構用ストッパー30が回動してピニオン29
bの歯から外れ、ピニオン29bが回転自在になり、弾
性材12の復元力により可動側弾性材押え部材15aが
アーム8側に移動することから、弾性材押え部材15a
を開放することができる。
【0035】このように弾性材押え部材15aを開放す
ることができることから、昇降かご保持用制動時および
非常制動時にそれぞれ適正な制動力を得ることができ
る。また、電源の復電時には、ピニオン29bを自動的
あるいは手動的に回転力を与えることにより、可動側弾
性材押え部材15aを元の位置に移動させることがで
き、この後ソレノイド磁石18のアーマチュアを元に戻
しストッパー30をピニオン29bに歯合させるだけで
よく、これにより特別に復帰装置を設ける必要がなくな
り、構成を簡素化できる。
【0036】<第7の実施の形態>図8は、本発明の第
7の実施の形態を示している。図8に示すように、可動
側弾性材押え部材15aと、固定側弾性材押え部材15
bは、いずれも互いに異なる断面クランク状であって磁
性材料により形成し、このうち固定側弾性材押え部材1
5bに、可動側弾性材押え部材15aを吸着移動できる
ように電磁石31が固定されている。
【0037】なお、可動側弾性材押え部材15aは全体
を磁性材料で構成せず、電磁石31の吸着される部分の
みを磁性材料で構成してもよい。上記のように構成され
たエレベータ用ブレーキ装置では、非常時に電磁石31
への通電を止めることにより、可動側弾性材押え部材1
5aの吸着が解かれ、非常制動用弾性材12の復元力に
より可動側弾性材押え部材15aを確実に開放すること
ができる。これにより、弾性材12の復元力により可動
側弾性材押え部材15aがアーム8側に移動することか
ら、昇降かご保持用制動時および非常制動時にそれぞれ
適正な制動力を得ることができる。
【0038】また、電源の復電時には、電磁石31が励
磁されることから、電磁石31に可動側弾性材押え部材
15aが吸引されるので、特別に復帰装置を必要としな
い。 <第8の実施の形態>図9は、本発明の第8の実施の形
態を示している。図9(a),(b)に示すように、可
動側弾性材押え部材15aは平板状とし、固定側弾性材
押え部材15bは平板をL字状に折曲した形状とし、そ
れぞれに弾性材支持軸51が挿通されるように軸挿通穴
15a2,15b2が形成され、軸挿通穴15a2,1
5b2に、弾性材支持軸51が挿通され、弾性材押え部
材15a,15bの間であって弾性材支持軸51に非常
制動用弾性材12が挿通されている。
【0039】そして、弾性材押え部材15a,15b間
に、リンク32a,32b,32c,32d,32e
と、枢支部材32f,32g,32h,32i,32
j,32kからなる押え部材間隔調整機構32が、以下
のように設けられている。すなわち、弾性材押え部材1
5aの両側面には、それぞれリンク32a,32bの一
端部が枢支部材32h,32iにより回動自在に支持さ
れ、リンク32a,32bの他端部にそれぞれ枢支部材
32f,32gを介してリンク32eが回動自在に支持
され、このリンク32eの両端部に設けられた枢支部材
32f,32gにはそれぞれリンク32c,32dの一
端部が回動自在に支持され、リンク32c,32dの他
端部がそれぞれ枢支部材32j,32kを介して弾性材
押え部材15bの両側面に回動自在に支持されている。
そして、リンク32eの中央位置にソレノイド磁石18
のアーマチュアが連結され、ソレノイド磁石18の反ア
ーマチュア側は弾性材押え部材15bの底面側に固定さ
れている。
【0040】上記のように構成されたエレベータ用ブレ
ーキ装置では、非常時にソレノイド磁石18への通電を
止めることにより、ソレノイド磁石18のアーマチュア
が上動することから、弾性材押え部材15aが非常制動
用弾性材12の復元力によりアーム8に近付くように移
動させられ、これによりアーム8の内側に固定されてい
る固定部材9が被制動部材10に圧接される。これによ
り、非常制動に必要な制動力を発生させることができ
る。
【0041】また、電源が復電した時には、ソレノイド
磁石18が励磁されてアーマチュアが下動されることか
ら、リンク32a〜32d,32eの連結部が、図9の
ように折れ曲り、これにより弾性材押え部材15aが復
帰するので、特別に復帰装置を設ける必要がなくなり、
構成を簡素化できる。
【0042】さらに、押え部材間隔調整機構32がリン
ク32a〜32d,32eと、枢支部材32f〜32k
で構成されているため、非常制動用弾性材12の端部が
常に弾性材押え部材15a,15bに直角に当接するこ
とから、安定した動作が得られる。
【0043】図9(c)は前述した本発明の第8の実施
の形態を示す例の変形を示すもので、前述のリンク32
a〜32d,32eの代りに、板状部材32m,32
n,32o,32pを用い、これらを枢支部材32q,
32rにより、板状部材32m〜32p相互間および弾
性材押え部材15a,15bに対して回動自在に支持し
たものであり、この作用効果は前述の図9(a),
(b)とほぼ同一である。
【0044】<第9の実施の形態>図10は、本発明の
第9の実施の形態を示している。図10に示すように、
可動側弾性材押え部材15aは断面形状をクランク状と
L字状を組み合わせた形状とし、固定側弾性材押え部材
15bは断面形状をクランク状とし、ソレノイド磁石1
8が弾性材押え部材15bの一端部側に固定され、ソレ
ノイド磁石18のアーマチュア側が弾性材押え部材15
aの一端部に連結されている。
【0045】上記のように構成されたエレベータ用ブレ
ーキ装置では、非常時にソレノイド磁石18への通電を
止めることにより、ソレノイド磁石18のアーマチュア
が内側に入ることから、非常制動用弾性材12の復元力
により弾性材押え部材15aが開放される。これによ
り、これによりアーム8の内側に固定されている固定部
材9が被制動部材10に圧接される。これにより、非常
制動に必要な制動力を発生させることができる。
【0046】また、電源の復電時には、ソレノイド磁石
18が付勢されるので、ソレノイド磁石18のアーマチ
ュアが図10のように外部に突出されるので、特別に復
帰装置を設ける必要がなくなり、構成を簡素化できる。
【0047】<第10実施の形態>図11は、本発明の
第10の実施の形態を示している。図11に示すよう
に、固定側弾性材押え部材15bは断面形状をクランク
状とし、可動側弾性材押え部材15aは断面形状をクラ
ンク状とL字状を組み合わせた形状とし、固定側弾性材
押え部材15bの一端部に流体により作動するジャッキ
33が固定され、ジャッキ33の可動側の先端部は可動
側弾性材押え部材15aの一端部に連結されている。ジ
ャッキ33には、流体を制御可能にするためのコントロ
ールバルブ34を介してポンプ35が接続されている。
【0048】上記のように構成されたエレベータ用ブレ
ーキ装置では、非常時にコントロールバルブ34への通
電を止めることにより、ポンプ35が停止することから
ジャッキ33内の流体を外部へ放出され、これにより非
常制動用弾性材12の復元力により弾性材押え部材15
aが開放される。この結果、アーム8の内側に固定され
ている固定部材9が被制動部材10に圧接される。これ
により、非常制動に必要な制動力を発生させることがで
きる。
【0049】また、電源の復電時には、ポンプ35が動
作しコントロールバルブ34が通電されることにより、
ジャッキ33内に流体が供給されるので、特別に復帰装
置を設ける必要がなくなり、構成を簡素化できる。
【0050】<第11の実施の形態>図12は、本発明
の第11の実施の形態を示している。図12に示すよう
に、固定側弾性材押え部材15bは断面形状をL字状と
し、可動側弾性材押え部材15aは断面形状を平板状と
し、弾性材押え部材15bの一端部に復帰レバー36の
一端部が枢支部49により回動自在に支持され、復帰レ
バー36の枢支部49側よりに可動側弾性材押え部材1
5aを移動させる際に作用点となる突部36aが形成さ
れている。
【0051】図のように非常制動状態から通常の状態に
復帰させる時は以下のようにすればよい。すなわち、復
帰レバー36を矢印方向に回動させることにより、可動
側弾性材押え部材15aが図の左側に移動させられる。
この場合、非常制動用弾性材12が圧縮されるので、固
定ピン17により復帰レバー36を固定部位に固定する
だけで、ブレーキ装置を通常状態まで復帰させることが
できる。その際、復帰レバー36はブレーキアーム8に
触れることがないため、復帰作業はブレーキが閉じたま
ま行うことができる。
【0052】また、電源の復電時には、復帰レバー36
を矢印方向に回動させることにより、ジャッキ33内に
流体が供給されるので、特別に復帰装置を設ける必要が
なくなり、構成を簡素化できる。
【0053】<第12の実施の形態>図13は、本発明
の第12の実施の形態を示している。図13に示すよう
に、可動側弾性材押え部材15aは断面形状をクランク
状とし、固定側弾性材押え部材は断面形状を平板状と
し、可動側弾性材押え部材15aと、固定側弾性材押え
部材15bの一端部にネジ37aが遊挿できるようにネ
ジ挿通穴(図示しない)が形成され、ネジ挿通穴にネジ
37aが遊挿された状態でネジ37aの先端側にナット
37bが螺合できるように構成されている。
【0054】上記のように構成されたエレベータ用ブレ
ーキ装置では、図のように非常制動状態から通常の状態
に復帰させる時は以下のようにすればよい。すなわち、
復帰時に弾性材押え部材15a,15bのネジ挿通穴に
ネジ37aを挿通した状態でネジ37aの先端にナット
37bを螺合し、ナット37bを締め込むことにより弾
性材押え部材15を押え込み、非常制動用弾性材12を
制動力が生じない状態まで圧縮し、ナット37bがネジ
37aから外れないように、例えば図示しない固定ピン
17により固定することで、ブレーキ装置を通常状態ま
で復帰させることができる。その際、ネジ37aとナッ
ト37bからなるネジ機構は、簡単な構成でありながら
ブレーキアーム8に触れることがないため、復帰作業は
ブレーキが閉じたまま行うことができる。
【0055】<第13の実施の形態>図14は、本発明
の第13の実施の形態を示している。図14に示すよう
に、図1,図2と類似した構成であって、昇降かご保持
用ブレーキ装置は、図1,図2と同一構成で、昇降かご
保持用弾性材11、アーム支持軸41、座金42,4
3,44から構成されている。図1,図2と異なる点
は、以下に述べる例えば非常制動用コイルバネからなる
非常制動用弾性材12、弾性材押え部材15a,15
b、保持具例えば保持金具16、固定ピン17、ソレノ
イド磁石18、アーム支持軸41、座金42,43,4
4、非常用アーム支持軸51からなる非常制動用ブレー
キ装置の構成である。
【0056】すなわち、アーム8のアーム支持軸41の
下側に、それぞれ非常用アーム支持軸51の両端部が挿
通され、アーム8,8間のアーム支持軸41に非常制動
用弾性材12および弾性押え板部材15a,15bが挿
通されている。弾性押え板部材15a,15bは、それ
ぞれ断面クランク状であって、非常制動用弾性材12を
挟みこんで所望の圧縮力(昇降かご保持用弾性材11よ
り小さな圧縮力)が得られるようにするためのものであ
り、弾性材12の弾性力を保持するための連結部15a
1,15b1を有している。保持金具16は、保持部1
5a1,15b1をそれぞれ貫通するように挿通され、
弾性材押え部材15a,15bの間隔を保持するための
ものである。保持金具16にはピン挿通穴16aが形成
され、ピン挿通穴16aには、ソレノイド磁石18のア
ーマチュアに一端部が連結された固定ピン17が挿通ま
たは引き抜かれるように構成されている。ソレノイド磁
石18はコイルとアーマチュアを有し、常時はコイルが
通電され、これによりアーマチュアが外部に突出し、非
常時はコイルが消勢され、アーマチュアは内部に収納さ
れる。
【0057】コイルが消勢されたとき、非常制動用弾性
材12の復元力がアーム8の間隔を拡げるように作用
し、このとき図14の右側のアーム8に作用している昇
降かご保持用弾性材11の復元力との差が、固定部材9
と被制動部材10との摩擦力が非常制動装置として機能
する。この結果、非常制動時にブレーキ力を通常時より
も低下させることができる。この場合の実施の形態は、
昇降かご保持力に比して、非常制動時の制動力が小さく
てよい場合の用途に適している。
【0058】<変形例>尚、本発明は上記の各実施の形
態に限定されることはなく、例えば、弾性材の個数、位
置、また弾性材押え装置、復帰装置の機構などは必要に
応じて増減したり変更したりすることができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、昇降かご保持時、およ
び非常制動時にそれぞれ必要かつ適正な制動力を得るこ
とができるエレベータ用ブレーキ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第1の実
施の形態を示す概略構成図。
【図2】図1の復帰装置の詳細な構成図。
【図3】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第2の実
施の形態を示す概略構成図。
【図4】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第3の実
施の形態を示す概略構成図。
【図5】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第4の実
施の形態を示す概略構成図。
【図6】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第5の実
施の形態を示す概略構成図。
【図7】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第6の実
施の形態を示す概略構成図。
【図8】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第7の実
施の形態を示す概略構成図。
【図9】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第8の実
施の形態を示す概略構成図。
【図10】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第9の
実施の形態を示す概略構成図。
【図11】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第10
の実施の形態を示す概略構成図。
【図12】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第11
の実施の形態を示す概略構成図。
【図13】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第12
の実施の形態を示す概略構成図。
【図14】本発明のエレベータ用ブレーキ装置の第13
の実施の形態を示す概略構成図。
【図15】従来のエレベータ用ブレーキ装置を有するエ
レベータの全体を示す概略斜視図。
【図16】図15のエレベータ用ブレーキ装置のみを示
す概略構成図。
【符号の説明】
1…綱車、2…ロープ、3…昇降かご、4…釣合重り、
5…電動機、6…ブレーキ装置、7…弾性材、8…アー
ム、9…固定部材(ブレーキシュー)、10…被制動部
材、11…昇降かご保持用弾性材、12…非常制動用弾
性材、13…弾性材押え装置、14…復帰装置、15
a,15b…弾性材押え部材、16…保持金具、17…
固定ピン、18…ソレノイド磁石、19…ロープ、20
…ウインチ、21…押え金具、22…ころ、23…押え
金具、24…レバー、25a,25b…リンク、26…
ストッパー、27…回転板、28…ストッパー、29…
歯車機構、29a…ラック、29b…ピニオン、30…
ストッパー、31…電磁石、32…押え部材間隔調整機
構、32a,32b,32c,32d,32e…リン
ク、32f,32g,32h,32i,32j,32k
…枢支部材、32m,32n,32o,32p…板状部
材、32q,32r…枢支部材、33…ジャッキ、34
…コントロールバルブ、35…ポンプ、36…復帰レバ
ー、37…ネジ機構、37a…ネジ、37b…ナット。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内の昇降路上部に設けた回転自在に
    支持される綱車により、ロープを介して昇降かごと釣合
    重りがつるべ式に連結され、前記昇降かごを昇降させる
    ための駆動装置を備えたエレベータにおいて、 前記綱車と前記駆動装置の連結部に設けられた被制動部
    材と、この外周側に配設され前記被制動部材に接近可能
    で、かつ前記被制動部材と対向する位置にそれぞれブレ
    ーキシュを固定した一対のアームと、このアームの一方
    がその弾性復元力により前記アームが前記被制動部材に
    接近しかつ前記ブレーキシュと前記被制動部材間に摩擦
    力が生ずるように設けられた弾性材からなり、前記昇降
    かごを指定階に停止させるためのかご保持用ブレーキ装
    置と、 前記アームの一方と固定部の間に配設され、その弾性復
    元力により前記アームが前記被制動部材に接近しかつ前
    記ブレーキシュと前記被制動部材間に摩擦力が生ずるよ
    うに設けられた弾性材とからなり、前記駆動装置の電源
    が停電したときのみ動作し、前記昇降かごを非常停止さ
    せるための非常用ブレーキ装置と、 前記非常用ブレーキ装置が動作後、前記電源が復電した
    とき前記非常用ブレーキ装置を不動作状態に復帰させる
    復帰装置と、 を有するエレベータ用ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置は、
    弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、保持
    具と、固定ピンと、ソレノイド磁石と、ウインチとから
    なり、 前記可動側および固定側弾性材押え部材は前記弾性材を
    挟み込むと共に、前記両弾性材押え部材を互いに接近し
    た状態を保持するための前記保持具を挿通させるための
    保持部を有し、 前記保持具は前記弾性材押え部材の保持部から抜けるの
    を防ぐための固定ピンの挿通させるピン挿通穴を有し、 前記ソレノイド磁石はこのアマチュアに前記固定ピンが
    連結され、通常時付勢され前記アマチュアが外部に突出
    した状態にあり、前記駆動装置の電源が停電したときに
    は消勢されアマチュアが内部に吸引動作し、これにより
    前記固定ピンが前記保持具のピン挿通穴から抜けると共
    に、前記可動側弾性材材押え部材が前記弾性材の復元力
    により前記アームを前記被制動部材側に押圧力を与える
    ものであり、 前記ウインチは前記電源が復電したときこれに有するロ
    ープを巻き付けて前記保持具を元の状態に復帰させるも
    のであるエレベータ用ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置は、
    弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、押え
    具と、摩擦低減機構と、ソレノイド磁石と、ウインチと
    からなり、 前記可動側および固定側弾性材押え部材は前記弾性材を
    挟み込むと共に、前記両弾性材押え部材を互いに接近し
    た状態を保持するための前記押え具を挿入させるための
    保持部を有し、 前記押え具は断面ほぼU字状であってこの内部に前記弾
    性材押え部材の保持部を挿拔可能であり、 前記摩擦低減機構は前記押え具と前記保持部の間に配設
    され、両者間に生ずる摩擦力を低減するものであり、 前記ソレノイド磁石はこのアマチュアに前記押え具が連
    結され、通常時付勢され前記アマチュアが外部に突出し
    た状態にあり、前記駆動装置の電源が停電したときには
    消勢されアマチュアが内部に吸引動作し、これにより前
    記摩擦低減機構を有する前記押え具が前記保持部から抜
    けると共に、前記可動側弾性材材押え部材が前記弾性材
    の復元力により前記アームを前記被制動部材側に押圧力
    を与えるものであり、 前記ウインチは前記電源が復電したときこれに有するロ
    ープを巻き付けて前記保持具を元の状態に復帰させるも
    のであるエレベータ用ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置は、
    弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、押え
    具と、レバーと、ソレノイド磁石と、ウインチとからな
    り、 前記可動側および固定側弾性材押え部材は前記弾性材を
    挟み込むと共に、前記両弾性材押え部材を互いに接近し
    た状態を保持するための前記押え具を挿入させるための
    保持部を有し、 前記レバーは一端部が枢支部により回動自在に支持さ
    れ、中央部に前記弾性材押え部材前記押え具の保持部を
    挿拔可能な押え具が設けられ、 前記ソレノイド磁石はこのアマチュアに前記レバーの枢
    支部とは反対側の端部に連結され、通常時付勢され前記
    アマチュアが外部に突出した状態にあり、前記駆動装置
    の電源が停電したときには消勢されアマチュアが内部に
    吸引動作し、これにより前記レバーが回動し、前記押え
    具が前記保持部から抜けると共に、前記可動側弾性材材
    押え部材が前記弾性材の復元力により前記アームを前記
    被制動部材側に押圧力を与えるものであり、 前記ウインチは前記電源が復電したときこれに有するロ
    ープを巻き付けて前記可動側弾性材材押え部材を元の状
    態に復帰させて前記保持部を前記押え具に挿入するエレ
    ベータ用ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置は、
    弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、回転
    部材と、第1および第2のリンクと、ストッパーと、ソ
    レノイド磁石とからなり、 前記可動側および固定側弾性材押え部材は前記弾性材を
    挟み込むと共に、前記可動側弾性材押え部材は前記固定
    側弾性材押え部材に対して平行に移動するものであり、 前記回転部材は前記弾性材の軸方向の中央部に回転自在
    に支持され外周部にストッパーピンを有すると共に長溝
    を有するものであり、 前記第1および第2のリンクはそれぞれ一端部が前記可
    動側および固定側弾性材押え部材の端部に枢支されると
    共に、前記第1のリンクの他端部は前記回転部材の板面
    の一部に枢支され、前記第2のリンクの他端部は前記回
    転部材の長溝に沿って移動自在に枢支に枢支され、 前記ストッパーは一端部が回動自在に枢支され、他端部
    に前記ストッパーピンと係合する係合爪を有するもので
    あり、 前記ソレノイド磁石はこのアマチュアに前記ストッパー
    の枢支部とは反対側の端部近くが連結され、通常時付勢
    され前記アマチュアが外部に突出した状態にあり、前記
    ストッパーの係合爪が前記ストッパーピンと係合し、駆
    動装置の電源が停電したときには消勢されアマチュアが
    内部に吸引動作し、これにより前記回転部材が両方のリ
    ンクの枢支部が遠ざかる方向に回動し、前記可動側弾性
    材材押え部材が前記弾性材の復元力により前記アームを
    前記被制動部材側に押圧力を与えるものであるエレベー
    タ用ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置は、
    弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、ウイ
    ンチと、ウインチ用ストッパーと、ソレノイド磁石とか
    らなり、 前記可動側および固定側弾性材押え部材は前記弾性材を
    挟み込むと共に、前記可動側弾性材押え部材は前記固定
    側弾性材押え部材に対して平行に移動するものであり、 前記ウインチはこのロープ等の線状部材の先端部が前記
    可動側弾性材押え部材に連結され該線状部材を巻き取る
    ことにより前記可動側弾性材押え部材を前記固定側弾性
    材押え部材に接近させることが可能であり、該線状部材
    を巻き取るドラムの外周面に係合用溝を有するものであ
    り、 前記ウインチ用ストッパーは一端部が回動自在に枢支さ
    れ、他端部に前記係合用溝に係合するものであり、 前記ソレノイド磁石はこのアマチュアに前記ウインチ用
    ストッパーの枢支部とは反対側の端部近くが連結され、
    通常時付勢され前記アマチュアが外部に突出した状態に
    あり、前記ストッパーが前記係合用溝と係合し、駆動装
    置の電源が停電したときには消勢されアマチュアが内部
    に吸引動作し、これにより前記ストッパーが回動して前
    記係合用溝との係合が解かれ、前記可動側弾性材材押え
    部材が前記弾性材の復元力により前記アームを前記被制
    動部材側に押圧力を与えるものであるエレベータ用ブレ
    ーキ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置は、
    弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、歯車
    機構と、ストッパーと、ソレノイド磁石とからなり、 前記可動側および固定側弾性材押え部材は断面L字状で
    あって前記弾性材を挟み込むと共に、前記可動側弾性材
    押え部材は前記固定側弾性材押え部材に対して平行に移
    動するものであり、 前記歯車機構は前記可動側弾性材押え部材の一端部側に
    固定する直線状のラックと、前記固定側弾性材押え部材
    の一端部に回転自在であって前記ラックと歯合可能なピ
    ニオンからなりで、このピニオンを回転させることによ
    り前記可動側弾性材押え部材を移動可能にするものであ
    り、 前記ストッパーは一端部が回動自在に枢支され、他端部
    に前記ピニオンの歯と歯合可能な爪を有するものであ
    り、 前記ソレノイド磁石はこのアマチュアに前記ストッパー
    の枢支部とは反対側の端部近くが連結され、通常時付勢
    され前記アマチュアが外部に突出した状態にあり、前記
    ストッパーが前記ピニオンと係合し、駆動装置の電源が
    停電したときには消勢されアマチュアが内部に吸引動作
    し、これにより前記ストッパーが回動して前記ピニオン
    との係合が解かれ、前記可動側弾性材材押え部材が前記
    弾性材の復元力により前記アームを前記被制動部材側に
    押圧力を与えるものであるエレベータ用ブレーキ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置は、
    弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、電磁
    石とからなり、 前記可動側および固定側弾性材押え部材は前記弾性材を
    挟み込むと共に、前記可動側弾性材押え部材は前記固定
    側弾性材押え部材に対して平行に移動するものであって
    可動側弾性材押え部材の少なくとも一部が前記電磁石に
    より吸着可能に構成され、 前記電磁石は前記固定側弾性材押え部材であって、前記
    可動側弾性材押え部材の吸着可能に構成された部分に対
    向する位置に固定され、通常時付勢され前記可動側弾性
    材押え部材を吸引吸着し、駆動装置の電源が停電したと
    きには消勢され、前記可動側弾性材材押え部材が前記弾
    性材の復元力により前記アームを前記被制動部材側に押
    圧力を与えるものであるエレベータ用ブレーキ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置は、
    弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、弾性
    材支持軸と、押え部材間隔調整機構と、ソレノイド磁石
    とからなり、 前記可動側弾性材押え部材は平板状であり、前記固定側
    弾性材押え部材は平板をL字状に折曲積した形状で、両
    者により前記弾性材を挟み込むと共に、前記可動側弾性
    材押え部材は前記固定側弾性材押え部材に対して平行に
    移動するように、前記両弾性材押え部材間および前記弾
    性材を挿通するように弾性材支持軸が設けられ、 押え部材間隔調整機構は、第1〜第5のリンクからな
    り、このうち第1〜第44のリンクは平行四辺形を構成
    するように各リンクの一端はそれぞれ前記弾性材押え部
    材の端部に回動可能に枢支され、かつ各リンクの他端
    は、第5のリンクを介して互いに回動可能に連結されて
    おり、 前記ソレノイド磁石は前記固定側弾性材押え部材に固定
    され、かつこのアマチュアが前記第5のリンクに連結さ
    れ、通常時付勢され前記アマチュアが内部に吸引動作し
    た状態にあり、前記駆動装置の電源が停電したときには
    消勢されアマチュアが外部に突出し、これにより前記可
    動側弾性材材押え部材が前記弾性材の復元力により前記
    アームを前記被制動部材側に押圧力を与えるものである
    エレベータ用ブレーキ装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置
    は、弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、
    ソレノイド磁石とからなり、 前記可動側弾性材押え部材は断面形状がクランク形状お
    よびL字形状を組み合わせた形状で、固定側弾性材押え
    部材はクランク形状であり、両者間に前記弾性材を挟み
    込むと共に、前記可動側弾性材押え部材は前記固定側弾
    性材押え部材に対して平行に移動するものであり、 前記ソレノイド磁石は前記固定側弾性材押え部材に固定
    され、このアマチュアが前記可動側弾性材押え部材に連
    結され、通常時付勢され前記可動側弾性材押え部材を吸
    引吸着し、駆動装置の電源が停電したときには消勢さ
    れ、前記可動側弾性材材押え部材が前記弾性材の復元力
    により前記アームを前記被制動部材側に押圧力を与える
    ものであるエレベータ用ブレーキ装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置
    は、弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、
    ジャッキと、コントロールバルブと、ポンプとからな
    り、 前記可動側弾性材押え部材は断面形状がクランク形状お
    よびL字形状を組み合わせた形状で、固定側弾性材押え
    部材はクランク形状であり、両者間に前記弾性材を挟み
    込むと共に、前記可動側弾性材押え部材は前記固定側弾
    性材押え部材に対して平行に移動するものであり、 前記ジャッキは前記固定側弾性材押え部材に固定され、
    この可動部が前記可動側弾性材押え部材に連結され、か
    つ前記コントロールバルブとポンプにより、その内部に
    供給する流体の量を制御することにより可動部が駆動す
    るものであって、通常時前記ジャッキ内部に流体が供給
    され前記可動側弾性材押え部材を吸引し、前記駆動装置
    の電源が停電したときには前記ジャッキ内部の流体が外
    部に排出され、これにより前記可動側弾性材材押え部材
    が前記弾性材の復元力により前記アームを前記被制動部
    材側に押圧力を与えるものであるエレベータ用ブレーキ
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置
    は、弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、
    復帰レバーと、固定ピンとからなり、 前記可動側弾性材押え部材は平板状であり、固定側弾性
    材押え部材は断面L字状であって、両者間に前記弾性材
    を挟み込むと共に、前記可動側弾性材押え部材は前記固
    定側弾性材押え部材に対して平行に移動するものであ
    り、 復帰レバーは前記固定側弾性材押え部材の一端部に回動
    可能に枢支され、これに有する作用点が前記可動側弾性
    材押え部材に当接するようになっていて、先端部近く
    に、固定ピンが挿入固定されており、この固定ピンが固
    定部位に挿入可能に構成され、 通常時前記復帰レバーを前記弾性材に対して押圧力を与
    えるように回動操作を行い、この状態保持するために前
    記固定ピンを固定部位に挿入させ、前記駆動装置の電源
    が停電したときには前記固定ピンを固定部位から抜くこ
    とにより前記可動側弾性材材押え部材が前記弾性材の復
    元力により前記アームを前記被制動部材側に押圧力を与
    えるものであるエレベータ用ブレーキ装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の非常用ブレーキ装置
    は、弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材と、
    ネジ機構とからなり、 前記可動側弾性材押え部材は平板状であり、固定側弾性
    材押え部材は断面クランク状であって、両者間に前記弾
    性材を挟み込むと共に、前記可動側弾性材押え部材は前
    記固定側弾性材押え部材に対して平行に移動するもので
    あり、かつ前記両弾性材押え部材にはネジ挿通穴がそれ
    ぞれ設けられたものであり、 前記ネジ機構はネジとナットで構成され、前記可動側弾
    性材押え部材を通常状態に保持するとき、前記ネジを前
    記両弾性材押え部材のネジ挿通穴に挿通し、端部に前記
    ナットを螺合させるものであるエレベータ用ブレーキ装
    置。
  14. 【請求項14】 建物内の昇降路上部に設けた回転自在
    に支持される綱車により、ロープを介して昇降かごと釣
    合重りがつるべ式に連結され、前記昇降かごを昇降させ
    るための駆動装置を備えたエレベータにおいて、 前記綱車と前記駆動装置の連結部に設けられた被制動部
    材と、この外周側に配設され前記被制動部材に接近可能
    で、かつ前記被制動部材と対向する位置にそれぞれブレ
    ーキシュを固定した一対のアームと、このアームの一方
    がその弾性復元力により前記アームが前記被制動部材に
    接近しかつ前記ブレーキシュと前記被制動部材間に摩擦
    力が生ずるように設けられた第1の弾性材からなり、前
    記昇降かごを指定階に停止させるためのかご保持用ブレ
    ーキ装置と、 第2の弾性材と、固定側および可動側弾性材押え部材
    と、保持具と、固定ピンと、ソレノイド磁石とからな
    り、前記可動側および固定側弾性材押え部材は前記アー
    ム間に配置するものであって、前記弾性材をアーム支持
    軸に通した状態で挟み込むと共に、前記両弾性材押え部
    材を互いに接近した状態を保持するための前記保持具を
    挿通させるための保持部を有し、前記保持具は前記弾性
    材押え部材の保持部から抜けるのを防ぐための固定ピン
    の挿通させるピン挿通穴を有し、前記ソレノイド磁石は
    このアマチュアに前記固定ピンが連結され、通常時付勢
    され前記アマチュアが外部に突出した状態にあり、前記
    駆動装置の電源が停電したときには消勢されアマチュア
    が内部に吸引動作し、これにより前記固定ピンが前記保
    持具のピン挿通穴から抜けると共に、前記可動側弾性材
    材押え部材が前記弾性材の復元力により前記アームを前
    記被制動部材側に作用する押圧力を弱める非常用ブレー
    キ装置と、 を有するエレベータ用ブレーキ装置。
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