JPH0977450A - 吊上電磁石 - Google Patents
吊上電磁石Info
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- JPH0977450A JPH0977450A JP25701495A JP25701495A JPH0977450A JP H0977450 A JPH0977450 A JP H0977450A JP 25701495 A JP25701495 A JP 25701495A JP 25701495 A JP25701495 A JP 25701495A JP H0977450 A JPH0977450 A JP H0977450A
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- electromagnet
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- iron core
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Abstract
(57)【要約】
【課題】1台でさまざまな形状の鋼材の吊上げ、搬送が
できる吊上電磁石を得ることである。 【解決手段】電磁石本体10を構成する鉄心Fの本体部
1を中央磁極にすると共に、この電磁石本体10の相対
向する側面に一対の可動磁極8を昇降可能に取付け、被
吊上げ物である鋼材の形状に応じて各可動磁極8を電磁
石本体10に対して昇降させることによって、中央磁極
である鉄心Fの本体部1の磁極部1aと、各可動磁極8
の磁極部8bとを全て鋼材の上面に当接させる。
できる吊上電磁石を得ることである。 【解決手段】電磁石本体10を構成する鉄心Fの本体部
1を中央磁極にすると共に、この電磁石本体10の相対
向する側面に一対の可動磁極8を昇降可能に取付け、被
吊上げ物である鋼材の形状に応じて各可動磁極8を電磁
石本体10に対して昇降させることによって、中央磁極
である鉄心Fの本体部1の磁極部1aと、各可動磁極8
の磁極部8bとを全て鋼材の上面に当接させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊上電磁石に関す
るものであり、更に詳しくは、電磁石本体の側面に相対
向して取付けられた可動磁極がそれぞれ昇降可能である
ため、1台でさまざまな形状の鋼材を吊上げて搬送する
ことができる吊上電磁石に関するものである。
るものであり、更に詳しくは、電磁石本体の側面に相対
向して取付けられた可動磁極がそれぞれ昇降可能である
ため、1台でさまざまな形状の鋼材を吊上げて搬送する
ことができる吊上電磁石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製鋼所や鋼材の加工工場等では、長尺の
鋼材を搬送するために吊上電磁石を利用している。図7
に、吊上電磁石M’を用いて鋼板51を搬送する従来の
方法を示す。吊上電磁石M’のほぼ中央部には鉄心F’
の本体部52が下方に突出して設けられており、その周
囲には電線が巻回されてコイル53が形成されている。
吊上電磁石M’を鋼板51の上面に設置し、コイル53
に通電して鉄心F’を励磁させると、その下端の磁極部
52aにN極が生じ、鉄心F’の側板部54の下端の磁
極部54aにS極が生じる。鋼板51は磁性体であるた
め、鉄心F’の本体部52の磁極部52aのN極から、
その側板部54の磁極部54aのS極へ磁束55が発生
し、鋼板51は吊上電磁石M’の各磁極部52a,54
aに強力に吸着される。この状態で吊上電磁石M’をワ
イヤー56で吊上げ、吊上電磁石M’に吸着された鋼板
51を搬送する。
鋼材を搬送するために吊上電磁石を利用している。図7
に、吊上電磁石M’を用いて鋼板51を搬送する従来の
方法を示す。吊上電磁石M’のほぼ中央部には鉄心F’
の本体部52が下方に突出して設けられており、その周
囲には電線が巻回されてコイル53が形成されている。
吊上電磁石M’を鋼板51の上面に設置し、コイル53
に通電して鉄心F’を励磁させると、その下端の磁極部
52aにN極が生じ、鉄心F’の側板部54の下端の磁
極部54aにS極が生じる。鋼板51は磁性体であるた
め、鉄心F’の本体部52の磁極部52aのN極から、
その側板部54の磁極部54aのS極へ磁束55が発生
し、鋼板51は吊上電磁石M’の各磁極部52a,54
aに強力に吸着される。この状態で吊上電磁石M’をワ
イヤー56で吊上げ、吊上電磁石M’に吸着された鋼板
51を搬送する。
【0003】しかし、鋼材にはさまざまな形状が存在す
る。図8に示されるように、吊上電磁石M’を用いて鋼
管57を吊上げる場合、鉄心F’の両側板部54の磁極
部54aと鋼管57との間に磁気抵抗となる空間部58
が生じるため、発生する磁束59が少なく、その結果吸
着力が弱くて的確な荷役作業ができないという問題があ
った。そのため、さまざまな形状の鋼材に合わせて多種
類の吊上電磁石M’を用意しておく必要があった。又鋼
材の形状に合わせて吊上電磁石M’を交換しなければな
らなかった。しかも、鋼材には長尺材が多く、鋼材の吊
上げ、搬送のために吊上電磁石M’を複数個使用するこ
とが多かった。そのため、複数個の吊上電磁石M’を交
換する作業には非常に手間がかかっていた。
る。図8に示されるように、吊上電磁石M’を用いて鋼
管57を吊上げる場合、鉄心F’の両側板部54の磁極
部54aと鋼管57との間に磁気抵抗となる空間部58
が生じるため、発生する磁束59が少なく、その結果吸
着力が弱くて的確な荷役作業ができないという問題があ
った。そのため、さまざまな形状の鋼材に合わせて多種
類の吊上電磁石M’を用意しておく必要があった。又鋼
材の形状に合わせて吊上電磁石M’を交換しなければな
らなかった。しかも、鋼材には長尺材が多く、鋼材の吊
上げ、搬送のために吊上電磁石M’を複数個使用するこ
とが多かった。そのため、複数個の吊上電磁石M’を交
換する作業には非常に手間がかかっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の吊上電磁石の不具合に鑑み、1台の吊上電磁
石でさまざまな形状の鋼材の吊上げ、搬送が安全かつ確
実にできるようにすることを課題としてなされたもので
ある。
うな従来の吊上電磁石の不具合に鑑み、1台の吊上電磁
石でさまざまな形状の鋼材の吊上げ、搬送が安全かつ確
実にできるようにすることを課題としてなされたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明が採用した手段は、中央磁極を備えた電磁石本
体の相対向する各側面に一対の厚板状の可動磁極をそれ
ぞれ昇降可能にして取付けたことである。
に本発明が採用した手段は、中央磁極を備えた電磁石本
体の相対向する各側面に一対の厚板状の可動磁極をそれ
ぞれ昇降可能にして取付けたことである。
【0006】吊上電磁石をワイヤーを用いて吊上げた状
態では、電磁石本体の相対向する側面に取付けられた一
対の可動磁極は、該電磁石本体に対して最下端に位置し
ていて、一対の可動磁極の下端の磁極部は、電磁石本体
に設けられた中央磁極の下端の磁極部よりも下方に位置
している。この状態で、吊上電磁石を被吊上げ物である
鋼材の上面に下降させると、最初に一対の可動磁極の下
端の磁極部が、鋼材の上面又はその近傍に当接して停止
し、更に吊上電磁石を下降させると、中央磁極の下端の
磁極部が鋼材の上面に当接して停止する。この状態で、
コイルに通電して鉄心を励磁させると、中央磁極の下端
の磁極部と各可動磁極の下端の磁極部との間に磁束が生
じて磁路が形成され、これにより鋼材は各磁極部に強力
に吸着されて、吊上げ可能となる。このように、電磁石
本体に対する一対の可動磁極の上下方向に沿った相対位
置は、被吊上げ物である鋼材の上面形状によって定めら
れて、これらの下端の各磁極部は全て鋼材の上面に当接
するので、1台の吊上電磁石により種々の形状の鋼材の
吊上げが可能となる。
態では、電磁石本体の相対向する側面に取付けられた一
対の可動磁極は、該電磁石本体に対して最下端に位置し
ていて、一対の可動磁極の下端の磁極部は、電磁石本体
に設けられた中央磁極の下端の磁極部よりも下方に位置
している。この状態で、吊上電磁石を被吊上げ物である
鋼材の上面に下降させると、最初に一対の可動磁極の下
端の磁極部が、鋼材の上面又はその近傍に当接して停止
し、更に吊上電磁石を下降させると、中央磁極の下端の
磁極部が鋼材の上面に当接して停止する。この状態で、
コイルに通電して鉄心を励磁させると、中央磁極の下端
の磁極部と各可動磁極の下端の磁極部との間に磁束が生
じて磁路が形成され、これにより鋼材は各磁極部に強力
に吸着されて、吊上げ可能となる。このように、電磁石
本体に対する一対の可動磁極の上下方向に沿った相対位
置は、被吊上げ物である鋼材の上面形状によって定めら
れて、これらの下端の各磁極部は全て鋼材の上面に当接
するので、1台の吊上電磁石により種々の形状の鋼材の
吊上げが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は、本発明に係る吊上電磁石M
1 を用いて鋼板11を吊上げた状態を示す正面断面図で
ある。図2は、図1の状態の側面断面図である。図3
は、図1の状態の拡大底面図である。図4は、同じく本
発明に係る吊上電磁石M1 を用いて鋼管15を吊上げた
状態を示す正面断面図である。図5は、図4の状態の斜
視図である。図6は、異なる可動磁極18を取付けた吊
上電磁石M2 により鋼管15を吊上げた状態の正面断面
図である。なお、各図中における記号「N」,「S」
は、それぞれ電磁石の「N極」,「S極」を示してい
る。
に詳細に説明する。図1は、本発明に係る吊上電磁石M
1 を用いて鋼板11を吊上げた状態を示す正面断面図で
ある。図2は、図1の状態の側面断面図である。図3
は、図1の状態の拡大底面図である。図4は、同じく本
発明に係る吊上電磁石M1 を用いて鋼管15を吊上げた
状態を示す正面断面図である。図5は、図4の状態の斜
視図である。図6は、異なる可動磁極18を取付けた吊
上電磁石M2 により鋼管15を吊上げた状態の正面断面
図である。なお、各図中における記号「N」,「S」
は、それぞれ電磁石の「N極」,「S極」を示してい
る。
【0008】最初に、本発明の第1実施例の吊上電磁石
M1 について説明する。図1ないし図3に示されるよう
に、吊上電磁石M1 を構成する電磁石本体10は、鉄心
Fにコイル5を巻回したものであって、この鉄心Fは、
直方体状の本体部1の上面に方形板状の平板部2が一体
となって設けられた、該平板部2の周縁の裏面に側板部
3,4が一体となって垂直に設けられた形状である。鉄
心Fの平板部2の長手方向の両側面部は、それぞれ磁極
部2aとなっており、該平板部2における各磁極部2a
の裏面には、非磁性材料から成る側板部3が垂直となっ
て固着されている。この各側板部3は、後述する可動磁
極8の昇降案内を行う。電磁石本体10における長手方
向と直交する方向の両側板部4は、それぞれ外方磁極を
構成している。鉄心Fの本体部1の周囲には電線が巻回
されてコイル5を形成している。このコイル5に通電し
て鉄心Fを励磁させると、その本体部1の下端の磁極部
1aはN極となり、その平板部2の両磁極部2a及び両
側板部4の下端の磁極部4aは、いずれもS極となる。
なお、鉄心Fの平板部2の上面には、電磁石本体10を
吊上げるためのブラケット6が設けられている。
M1 について説明する。図1ないし図3に示されるよう
に、吊上電磁石M1 を構成する電磁石本体10は、鉄心
Fにコイル5を巻回したものであって、この鉄心Fは、
直方体状の本体部1の上面に方形板状の平板部2が一体
となって設けられた、該平板部2の周縁の裏面に側板部
3,4が一体となって垂直に設けられた形状である。鉄
心Fの平板部2の長手方向の両側面部は、それぞれ磁極
部2aとなっており、該平板部2における各磁極部2a
の裏面には、非磁性材料から成る側板部3が垂直となっ
て固着されている。この各側板部3は、後述する可動磁
極8の昇降案内を行う。電磁石本体10における長手方
向と直交する方向の両側板部4は、それぞれ外方磁極を
構成している。鉄心Fの本体部1の周囲には電線が巻回
されてコイル5を形成している。このコイル5に通電し
て鉄心Fを励磁させると、その本体部1の下端の磁極部
1aはN極となり、その平板部2の両磁極部2a及び両
側板部4の下端の磁極部4aは、いずれもS極となる。
なお、鉄心Fの平板部2の上面には、電磁石本体10を
吊上げるためのブラケット6が設けられている。
【0009】非磁性材料からなる各側板部3の上端部の
外側面には、同じく非磁性材料で形成された支持枠7が
取付けられている。各支持枠7の内方には、長方形状の
空間部7aが設けられ、各空間部7aには、それぞれ方
形厚板状をした可動磁極8が嵌装されて配設されてい
る。これにより、中央磁極となる鉄心Fの本体部1の両
側にそれぞれ可動磁極8が配設される。可動磁極8の板
厚は、長方形状の空間部7aの幅よりも僅かに薄くなっ
ているため、各可動磁極8は鉄心Fの側板部3に沿って
昇降可能である。又各可動磁極8は、上方へ持ち上げ
て、電磁石本体10から取り外すことも可能である。各
可動磁極8の上部にはストッパー9が外方に張り出して
設けられている。電磁石本体10を吊上げると、各可動
磁極8は電磁石本体10の両側板部3に沿って降下し、
各可動磁極8の上部に設けられたストッパー9が支持枠
7に当接して停止して、各可動磁極8は、電磁石本体1
0に対して最下端に位置する。この状態では、各可動磁
極8の下端の磁極部8bは、中央磁極となる鉄心Fの本
体部1の下端の磁極部1aよりも下方に位置している。
ここで、各可動磁極8は、上記した最下端に位置した状
態においても、それぞれの背面部8aが鉄心Fの平板部
2の両磁極部2aと必ず接触する長さを有している。上
記構成により、当然のことながら、各可動磁極8は、電
磁石本体10を吊り上げることにより、これと一体とな
って吊り上げられる。
外側面には、同じく非磁性材料で形成された支持枠7が
取付けられている。各支持枠7の内方には、長方形状の
空間部7aが設けられ、各空間部7aには、それぞれ方
形厚板状をした可動磁極8が嵌装されて配設されてい
る。これにより、中央磁極となる鉄心Fの本体部1の両
側にそれぞれ可動磁極8が配設される。可動磁極8の板
厚は、長方形状の空間部7aの幅よりも僅かに薄くなっ
ているため、各可動磁極8は鉄心Fの側板部3に沿って
昇降可能である。又各可動磁極8は、上方へ持ち上げ
て、電磁石本体10から取り外すことも可能である。各
可動磁極8の上部にはストッパー9が外方に張り出して
設けられている。電磁石本体10を吊上げると、各可動
磁極8は電磁石本体10の両側板部3に沿って降下し、
各可動磁極8の上部に設けられたストッパー9が支持枠
7に当接して停止して、各可動磁極8は、電磁石本体1
0に対して最下端に位置する。この状態では、各可動磁
極8の下端の磁極部8bは、中央磁極となる鉄心Fの本
体部1の下端の磁極部1aよりも下方に位置している。
ここで、各可動磁極8は、上記した最下端に位置した状
態においても、それぞれの背面部8aが鉄心Fの平板部
2の両磁極部2aと必ず接触する長さを有している。上
記構成により、当然のことながら、各可動磁極8は、電
磁石本体10を吊り上げることにより、これと一体とな
って吊り上げられる。
【0010】本発明に係る吊上電磁石M1 を用いて、鋼
板11を吊上げる方法を説明する。図1及び図2に示さ
れるように、吊上電磁石M1 をワイヤー12を用いて吊
上げ、徐々に降下させながら鋼板11の上面に設置する
と、まず各可動磁極8の下端の磁極部8bが鋼板11の
上面に当接して停止し、引き続いて吊上電磁石M1 を降
下させると、中央磁極となっている鉄心Fの本体部1の
下端の磁極部1aと、外方磁極となっている鉄心Fの側
板部4の下端の磁極部4aとがいずれも鋼板11の上面
に当接する。この状態でコイル5に通電して鉄心Fを励
磁させると、中央磁極となっている鉄心Fの本体部1の
下端の磁極部1aはN極となり、鉄心Fの平板部2の各
磁極部2aはS極となる。各可動磁極8は磁性体なの
で、それぞれの背面部8aが鉄心Fの平板部2の各磁極
部2aに引き寄せられ、各磁極部2aに吸着される。こ
の状態では、各可動磁極8の背面部8aにおける前記各
磁極部2aに吸着されている部分がN極となり、各可動
磁極8の下端の磁極部8bはS極となる。その結果、中
央磁極となっている鉄心Fの本体部1の下端の磁極部1
aと、各可動磁極8の下端の磁極部8bとの間に磁束1
3が生じて磁路が形成される。同様に、中央磁極となっ
ている鉄心Fの本体部1の下端の磁極部1aと、外方磁
極となっている鉄心Fの側板部4の下端の磁極部4aと
の間に磁束14が生じて磁路が形成される。そのため鋼
板11は各磁極部1a,4a,8bに強力に吸着され
る。この状態で吊上電磁石をワイヤー12で吊上げれ
ば、鋼板11は電磁石本体M1 に吸着され、電磁石本体
M1 と共に吊上げられるため、安全に搬送することがで
きる。
板11を吊上げる方法を説明する。図1及び図2に示さ
れるように、吊上電磁石M1 をワイヤー12を用いて吊
上げ、徐々に降下させながら鋼板11の上面に設置する
と、まず各可動磁極8の下端の磁極部8bが鋼板11の
上面に当接して停止し、引き続いて吊上電磁石M1 を降
下させると、中央磁極となっている鉄心Fの本体部1の
下端の磁極部1aと、外方磁極となっている鉄心Fの側
板部4の下端の磁極部4aとがいずれも鋼板11の上面
に当接する。この状態でコイル5に通電して鉄心Fを励
磁させると、中央磁極となっている鉄心Fの本体部1の
下端の磁極部1aはN極となり、鉄心Fの平板部2の各
磁極部2aはS極となる。各可動磁極8は磁性体なの
で、それぞれの背面部8aが鉄心Fの平板部2の各磁極
部2aに引き寄せられ、各磁極部2aに吸着される。こ
の状態では、各可動磁極8の背面部8aにおける前記各
磁極部2aに吸着されている部分がN極となり、各可動
磁極8の下端の磁極部8bはS極となる。その結果、中
央磁極となっている鉄心Fの本体部1の下端の磁極部1
aと、各可動磁極8の下端の磁極部8bとの間に磁束1
3が生じて磁路が形成される。同様に、中央磁極となっ
ている鉄心Fの本体部1の下端の磁極部1aと、外方磁
極となっている鉄心Fの側板部4の下端の磁極部4aと
の間に磁束14が生じて磁路が形成される。そのため鋼
板11は各磁極部1a,4a,8bに強力に吸着され
る。この状態で吊上電磁石をワイヤー12で吊上げれ
ば、鋼板11は電磁石本体M1 に吸着され、電磁石本体
M1 と共に吊上げられるため、安全に搬送することがで
きる。
【0011】次に、本発明に係る吊上電磁石M1 を用い
て鋼管15を吊上げる方法を説明する。図4及び図5に
示されるように、吊上電磁石M1 を徐々に降下させて鋼
管15の上面に設置すると、各可動磁極8の磁極部8b
が鋼管15の最上部の両側に当接して停止し、引き続い
て吊上電磁石M1 を降下させると、中央磁極となってい
る鉄心Fの本体部1の下端の磁極部1aが鋼管15の最
上部に当接して停止する。この状態でコイル5に通電し
て鉄心Fを励磁させると、鋼板11の場合と同様に、中
央磁極である鉄心Fの本体部1の下端の磁極部1aはN
極となり、各可動磁極8の下端の磁極部8bはS極とな
る。その結果、鉄心Fの本体部1の下端の磁極部1aと
各可動磁極8の下端の磁極部8bとの間に磁束17が生
じて磁路が形成される。この状態では、鉄心Fの本体部
1の下端の磁極部1aと各可動磁極8の下端の磁極部8
bとの間には、磁気抵抗の大きな空間部が生じていない
ため、上記磁路の磁束密度が高まって、鋼管15は各磁
極部1a,8bに強力に吸着される。この状態で吊上電
磁石をワイヤー12で吊上げれば、鋼管15は吊上電磁
石M1 に吸着されて、これと共に吊上げられるため、安
全に搬送することができる。
て鋼管15を吊上げる方法を説明する。図4及び図5に
示されるように、吊上電磁石M1 を徐々に降下させて鋼
管15の上面に設置すると、各可動磁極8の磁極部8b
が鋼管15の最上部の両側に当接して停止し、引き続い
て吊上電磁石M1 を降下させると、中央磁極となってい
る鉄心Fの本体部1の下端の磁極部1aが鋼管15の最
上部に当接して停止する。この状態でコイル5に通電し
て鉄心Fを励磁させると、鋼板11の場合と同様に、中
央磁極である鉄心Fの本体部1の下端の磁極部1aはN
極となり、各可動磁極8の下端の磁極部8bはS極とな
る。その結果、鉄心Fの本体部1の下端の磁極部1aと
各可動磁極8の下端の磁極部8bとの間に磁束17が生
じて磁路が形成される。この状態では、鉄心Fの本体部
1の下端の磁極部1aと各可動磁極8の下端の磁極部8
bとの間には、磁気抵抗の大きな空間部が生じていない
ため、上記磁路の磁束密度が高まって、鋼管15は各磁
極部1a,8bに強力に吸着される。この状態で吊上電
磁石をワイヤー12で吊上げれば、鋼管15は吊上電磁
石M1 に吸着されて、これと共に吊上げられるため、安
全に搬送することができる。
【0012】次に、本発明の第2実施例の吊上電磁石M
2 について説明する。上記したように、鋼板11を吊上
げる場合には、その下端の磁極部8bが水平面状となっ
た可動磁極8を用いればよい。しかし、鋼管15を吊上
げる場合、その磁極部8bが水平面状となっている可動
磁極8を用いると、この磁極部8bと鋼管15との接触
面積が小さくなり、吊上げられる鋼管15の種類や形状
が限定されてしまう。そのため図6に示されるように、
各可動磁極18の下端の磁極部18aを鋼管15の形状
に合わせて傾斜面状にした可動磁極18を予め用意して
おく。それらの可動磁極18を、その傾斜した磁極部1
8aを内側に相対向させて配設した状態で鋼管15に当
接させれば、その接触面積が大きくなって、磁束19の
密度が高まって、より大きな力で吸着される。そのた
め、より大きな力で鋼管15を吊上げることができ、か
つ安全に搬送することができる。更にこれらの可動磁極
18は交換可能であるため、被吊上げ物のさまざまな形
状に対してきめ細かく用意しておくことができる。各可
動磁極18に対して電磁石本体10は共通なので、それ
ぞれの可動磁極18だけを用意しておけばよい。
2 について説明する。上記したように、鋼板11を吊上
げる場合には、その下端の磁極部8bが水平面状となっ
た可動磁極8を用いればよい。しかし、鋼管15を吊上
げる場合、その磁極部8bが水平面状となっている可動
磁極8を用いると、この磁極部8bと鋼管15との接触
面積が小さくなり、吊上げられる鋼管15の種類や形状
が限定されてしまう。そのため図6に示されるように、
各可動磁極18の下端の磁極部18aを鋼管15の形状
に合わせて傾斜面状にした可動磁極18を予め用意して
おく。それらの可動磁極18を、その傾斜した磁極部1
8aを内側に相対向させて配設した状態で鋼管15に当
接させれば、その接触面積が大きくなって、磁束19の
密度が高まって、より大きな力で吸着される。そのた
め、より大きな力で鋼管15を吊上げることができ、か
つ安全に搬送することができる。更にこれらの可動磁極
18は交換可能であるため、被吊上げ物のさまざまな形
状に対してきめ細かく用意しておくことができる。各可
動磁極18に対して電磁石本体10は共通なので、それ
ぞれの可動磁極18だけを用意しておけばよい。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る吊上電磁石は、中央磁極を
備えた電磁石本体の相対向する各側面に一対の厚板状の
可動磁極がそれぞれ昇降可能に取付けられ、電磁石本体
に対する一対の可動磁極の上下方向に沿った相対位置
は、被吊上げ物である鋼材の上面形状によって定められ
て、これらの下端の各磁極部は全て鋼材の上面に当接す
る構成であるため、1台の吊上電磁石でさまざまな形状
の鋼材を強力な力で吊上げ、安全に搬送することが可能
である。更に、磁極部の形状の異なる数種類の可動磁極
を用意しておいて、これらを交換することによって、さ
まざまな形状の鋼材をより安全かつ確実に吊上げて搬送
することができる。
備えた電磁石本体の相対向する各側面に一対の厚板状の
可動磁極がそれぞれ昇降可能に取付けられ、電磁石本体
に対する一対の可動磁極の上下方向に沿った相対位置
は、被吊上げ物である鋼材の上面形状によって定められ
て、これらの下端の各磁極部は全て鋼材の上面に当接す
る構成であるため、1台の吊上電磁石でさまざまな形状
の鋼材を強力な力で吊上げ、安全に搬送することが可能
である。更に、磁極部の形状の異なる数種類の可動磁極
を用意しておいて、これらを交換することによって、さ
まざまな形状の鋼材をより安全かつ確実に吊上げて搬送
することができる。
【図1】本発明の第1実施例の吊上電磁石M1 を用いて
鋼板11を吊上げた状態を示す正面断面図である。
鋼板11を吊上げた状態を示す正面断面図である。
【図2】図1の状態の側面断面図である。
【図3】図1の状態の拡大底面図である。
【図4】本発明に係る吊上電磁石M1 を用いて鋼管15
を吊上げた状態を示す正面断面図である。
を吊上げた状態を示す正面断面図である。
【図5】図4の状態の斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例の吊上電磁石M2 を用いて
鋼管15を吊上げた状態を示す正面断面図である。
鋼管15を吊上げた状態を示す正面断面図である。
【図7】従来の吊上電磁石M’を用いて鋼板51を吊上
げた状態を示す図である。
げた状態を示す図である。
【図8】同じく従来の吊上電磁石M’を用いて鋼管57
を吊上げた状態を示す図である。
を吊上げた状態を示す図である。
M1,M2 :電磁石本体 F:鉄心 1:鉄心の本体部(中央磁極) 4:鉄心の側板部(外方磁極) 8,18:可動磁極 10:電磁石本体
Claims (3)
- 【請求項1】 中央磁極を備えた電磁石本体の相対向す
る各側面に一対の厚板状の可動磁極がそれぞれ昇降可能
に取付けられていることを特徴とする吊上電磁石。 - 【請求項2】 電磁石本体は直方体状をしていて、該電
磁石本体における一対の可動磁極が相対向して取付けら
れている各側板部と直交する各側板部が外方磁極となっ
ていることを特徴とする請求項1に記載の吊上電磁石。 - 【請求項3】 可動磁極が交換可能になっていることを
特徴とする請求項1又は2に記載の吊上電磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25701495A JPH0977450A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 吊上電磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25701495A JPH0977450A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 吊上電磁石 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0977450A true JPH0977450A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17300539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25701495A Pending JPH0977450A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 吊上電磁石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0977450A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101032723B1 (ko) * | 2008-05-29 | 2011-05-09 | 김상현 | 마그네틱 리프터 |
| CN101066740B (zh) | 2007-05-23 | 2011-08-10 | 杨祖成 | 高温圆管坯起重电磁铁 |
| CN101096261B (zh) | 2007-05-23 | 2011-08-10 | 杨祖成 | 吊运高线盘圆起重电磁铁 |
| CN101058390B (zh) | 2007-05-29 | 2011-08-10 | 杨祖成 | 卧卷起重电磁铁 |
| US20120153650A1 (en) * | 2009-09-01 | 2012-06-21 | Sgm Gantry S.P.A. | Electromagnetic lifter for moving horizontal-axis coils and the like |
| US12570007B2 (en) | 2022-03-29 | 2026-03-10 | Magswitch Automation Company | Magnetic coupling device with movable workpiece interfaces |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP25701495A patent/JPH0977450A/ja active Pending
Cited By (7)
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| US8919839B2 (en) * | 2009-09-01 | 2014-12-30 | Sgm Gantry S.P.A. | Electromagnetic lifter for moving horizontal-axis coils and the like |
| US12570007B2 (en) | 2022-03-29 | 2026-03-10 | Magswitch Automation Company | Magnetic coupling device with movable workpiece interfaces |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040224 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040720 |