JPH0978176A - 水素吸蔵合金 - Google Patents
水素吸蔵合金Info
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- JPH0978176A JPH0978176A JP5007696A JP5007696A JPH0978176A JP H0978176 A JPH0978176 A JP H0978176A JP 5007696 A JP5007696 A JP 5007696A JP 5007696 A JP5007696 A JP 5007696A JP H0978176 A JPH0978176 A JP H0978176A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水素吸収放出速度がきわめて速く、かつ実用
に際してすぐれた初期活性化を発揮する水素吸蔵合金を
提供する。 【解決手段】 水素吸蔵合金が、重量%で、Zr:25
〜45%、Ti:1〜12%、Mn:10〜20%、
V:2〜12%、Laおよび/またはCeを主体とする
希土類元素:0.6〜5%、Hf:0.1〜4%を含有
し、残りがNi(但し、25%以上含有)と不可避不純
物からなる組成、および基本的にNi−Zr系合金の網
目状連続相と、Zr−Ni−Mn系合金の網目内主体相
と、網目にそって分布した希土類元素−Ni系合金の分
散相の3相組織を有するNi−Zr−Mn系合金からな
る。
に際してすぐれた初期活性化を発揮する水素吸蔵合金を
提供する。 【解決手段】 水素吸蔵合金が、重量%で、Zr:25
〜45%、Ti:1〜12%、Mn:10〜20%、
V:2〜12%、Laおよび/またはCeを主体とする
希土類元素:0.6〜5%、Hf:0.1〜4%を含有
し、残りがNi(但し、25%以上含有)と不可避不純
物からなる組成、および基本的にNi−Zr系合金の網
目状連続相と、Zr−Ni−Mn系合金の網目内主体相
と、網目にそって分布した希土類元素−Ni系合金の分
散相の3相組織を有するNi−Zr−Mn系合金からな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水素吸収および
放出速度がきわめて速く、かつ例えば電池の電極などと
して実用に供するに際してはすぐれた初期活性化を発揮
する水素吸蔵合金に関するものである。
放出速度がきわめて速く、かつ例えば電池の電極などと
して実用に供するに際してはすぐれた初期活性化を発揮
する水素吸蔵合金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に水素吸蔵合金として数多く
のものが提案され、最近では1994年11月6〜11
日に富士吉田市で開催された「金属−水素システムの基
礎と応用に関する国際シンポジウム」で水素吸蔵合金が
発表されている。この水素吸蔵合金は、重量%で(以
下、%は重量%を示す)、Zr:22.1〜25.2
%、 Ti:11.6〜13.2%、Mn:23.7
〜24.5%、 Cr:22.4〜23.2%、L
a:7.5%以下、を含有し、残りがNiと不可避不純
物からなる成分組成を有し、かつ図3に代表組織を例示
する概略組織拡大模写図で示される通り、Zr−Ni−
Mn系合金の素地相と、この素地相の結晶粒界にそって
分布するLa−Ni系合金の分散相の2相組織を有する
ものである。また、上記従来水素吸蔵合金は、La−N
i系合金の分散相がこれのもつ触媒作用で雰囲気の水素
分子(H2 )を水素原子(H)に解離すると共に、解離
した水素原子をZr−Ni−Mn系合金の素地相に比し
て一段と速い速度で吸収し、したがってZr−Ni−M
n系合金の素地相の水素原子の吸収は主として前記La
−Ni系合金の分散相を介して行われる水素吸収機能を
もち、また水素放出はこの逆の機能によるものであるこ
とも知られている。さらに、上記従来水素吸蔵合金は、
上記組成の合金溶湯を調製し、インゴットに鋳造し、イ
ンゴットを真空または不活性ガスの非酸化性雰囲気中、
950〜1050℃の範囲内の所定温度に所定時間保持
の条件で均質化熱処理を施すことによって製造されるも
のである。一般に、水素吸蔵合金を、例えば電池の電極
に適用する場合には、水素吸蔵合金が組込まれた前記電
極に対して、前記電極が充分な放電容量をもつようにな
るまで、すなわち前記水素吸蔵合金によってもたらされ
る放電容量がほぼ最大になるまで、充放電を繰り返し施
す初期活性化が行なわれ、この初期活性化が行なわれた
状態で実用に供されるものである。
のものが提案され、最近では1994年11月6〜11
日に富士吉田市で開催された「金属−水素システムの基
礎と応用に関する国際シンポジウム」で水素吸蔵合金が
発表されている。この水素吸蔵合金は、重量%で(以
下、%は重量%を示す)、Zr:22.1〜25.2
%、 Ti:11.6〜13.2%、Mn:23.7
〜24.5%、 Cr:22.4〜23.2%、L
a:7.5%以下、を含有し、残りがNiと不可避不純
物からなる成分組成を有し、かつ図3に代表組織を例示
する概略組織拡大模写図で示される通り、Zr−Ni−
Mn系合金の素地相と、この素地相の結晶粒界にそって
分布するLa−Ni系合金の分散相の2相組織を有する
ものである。また、上記従来水素吸蔵合金は、La−N
i系合金の分散相がこれのもつ触媒作用で雰囲気の水素
分子(H2 )を水素原子(H)に解離すると共に、解離
した水素原子をZr−Ni−Mn系合金の素地相に比し
て一段と速い速度で吸収し、したがってZr−Ni−M
n系合金の素地相の水素原子の吸収は主として前記La
−Ni系合金の分散相を介して行われる水素吸収機能を
もち、また水素放出はこの逆の機能によるものであるこ
とも知られている。さらに、上記従来水素吸蔵合金は、
上記組成の合金溶湯を調製し、インゴットに鋳造し、イ
ンゴットを真空または不活性ガスの非酸化性雰囲気中、
950〜1050℃の範囲内の所定温度に所定時間保持
の条件で均質化熱処理を施すことによって製造されるも
のである。一般に、水素吸蔵合金を、例えば電池の電極
に適用する場合には、水素吸蔵合金が組込まれた前記電
極に対して、前記電極が充分な放電容量をもつようにな
るまで、すなわち前記水素吸蔵合金によってもたらされ
る放電容量がほぼ最大になるまで、充放電を繰り返し施
す初期活性化が行なわれ、この初期活性化が行なわれた
状態で実用に供されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年、水素吸蔵
合金が多く適用されている電池やヒートポンプなどの高
出力化および高性能化、さらに省エネ化に対する要求は
強く、これに伴ない、水素吸蔵合金には上記従来水素吸
蔵合金における水素吸収放出速度よりも一段と速い水素
吸収放出速度と共に、より短時間での初期活性化が強く
望まれている。
合金が多く適用されている電池やヒートポンプなどの高
出力化および高性能化、さらに省エネ化に対する要求は
強く、これに伴ない、水素吸蔵合金には上記従来水素吸
蔵合金における水素吸収放出速度よりも一段と速い水素
吸収放出速度と共に、より短時間での初期活性化が強く
望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、水素吸蔵合金の水素吸収放出速
度および初期活性化の向上をはかるべく研究を行なった
結果、 (a) 水素吸蔵合金を、Zr:25〜45%、
Ti:1〜12%、Mn:10〜20%、
V:2〜12%、Laおよび/またはCeを主
体とする希土類元素、望ましくは希土類元素に占める割
合で50%以上がLaおよび/またはCeからなる希土
類元素、さらに望ましくは実質的にLaおよび/または
Ceで構成された希土類元素:0.6〜5%、Hf:
0.1〜4%、を含有し、残りがNi(但し、25%以
上含有)と不可避不純物からなる組成を有するNi−Z
r−Mn系合金で構成すると共に、この合金のインゴッ
トに、上記の従来条件と同じ条件で均質化熱処理を施し
た後、さらに上記の従来水素吸蔵合金の製造工程では行
なわれていない熱処理、すなわち非酸化性雰囲気中、上
記Ni−Zr−Mn系合金の固液共存温度である110
0〜1200℃の温度に加熱保持後急冷の熱処理を行な
うと、図1に代表組織を例示する概略組織拡大模写図で
示される通り前記Ni−Zr−Mn系合金は、基本的に
Ni−Zr系合金の網目状連続相と、Zr−Ni−Mn
系合金の網目内主体相と、網目にそって分布する希土類
元素−Ni系合金の分散相からなる3相組織をもつよう
になること。 (b) 上記(a)の水素吸蔵合金においては、図3に
示される上記従来水素吸蔵合金と同様に希土類元素−N
i系合金の分散相がこれのもつ触媒作用でZr−Ni−
Mn系合金の網目内主体相およびNi−Zr系合金の網
目状連続相に比して雰囲気中の水素分子(H2 )を相対
的に速い速度で水素原子に解離し、解離した水素原子
(H)を吸収するが、この水素原子は前記網目内主体相
への拡散速度より一段と速い速度で前記網目状連続相へ
拡散し、前記網目内主体相への水素原子の拡散が主に前
記分散相と網目状連続相による面拡散によって行なわれ
るようになることから、きわめて速い速度での水素の吸
収が可能となり、一方水素放出もこの逆の水素原子の面
拡散および再結合によって行なわれるため同じく速い速
度となり、さらに初期活性化時における前記主体相の水
素原子の吸収割合も面拡散のため増大することから、初
期活性化の著しい促進がはかれるようになること。 以上(a)および(b)に示される研究結果を得たので
ある。
上述のような観点から、水素吸蔵合金の水素吸収放出速
度および初期活性化の向上をはかるべく研究を行なった
結果、 (a) 水素吸蔵合金を、Zr:25〜45%、
Ti:1〜12%、Mn:10〜20%、
V:2〜12%、Laおよび/またはCeを主
体とする希土類元素、望ましくは希土類元素に占める割
合で50%以上がLaおよび/またはCeからなる希土
類元素、さらに望ましくは実質的にLaおよび/または
Ceで構成された希土類元素:0.6〜5%、Hf:
0.1〜4%、を含有し、残りがNi(但し、25%以
上含有)と不可避不純物からなる組成を有するNi−Z
r−Mn系合金で構成すると共に、この合金のインゴッ
トに、上記の従来条件と同じ条件で均質化熱処理を施し
た後、さらに上記の従来水素吸蔵合金の製造工程では行
なわれていない熱処理、すなわち非酸化性雰囲気中、上
記Ni−Zr−Mn系合金の固液共存温度である110
0〜1200℃の温度に加熱保持後急冷の熱処理を行な
うと、図1に代表組織を例示する概略組織拡大模写図で
示される通り前記Ni−Zr−Mn系合金は、基本的に
Ni−Zr系合金の網目状連続相と、Zr−Ni−Mn
系合金の網目内主体相と、網目にそって分布する希土類
元素−Ni系合金の分散相からなる3相組織をもつよう
になること。 (b) 上記(a)の水素吸蔵合金においては、図3に
示される上記従来水素吸蔵合金と同様に希土類元素−N
i系合金の分散相がこれのもつ触媒作用でZr−Ni−
Mn系合金の網目内主体相およびNi−Zr系合金の網
目状連続相に比して雰囲気中の水素分子(H2 )を相対
的に速い速度で水素原子に解離し、解離した水素原子
(H)を吸収するが、この水素原子は前記網目内主体相
への拡散速度より一段と速い速度で前記網目状連続相へ
拡散し、前記網目内主体相への水素原子の拡散が主に前
記分散相と網目状連続相による面拡散によって行なわれ
るようになることから、きわめて速い速度での水素の吸
収が可能となり、一方水素放出もこの逆の水素原子の面
拡散および再結合によって行なわれるため同じく速い速
度となり、さらに初期活性化時における前記主体相の水
素原子の吸収割合も面拡散のため増大することから、初
期活性化の著しい促進がはかれるようになること。 以上(a)および(b)に示される研究結果を得たので
ある。
【0005】この発明は、上記の研究結果にもとづいて
なされたものであって、Zr:25〜45%、
Ti:1〜12%、Mn:10〜20%、
V:2〜12%、Laおよび/またはCeを主体
とする希土類元素:0.6〜5%、Hf:0.1〜4
%、を含有し、残りがNi(但し、25%以上含有)と
不可避不純物からなる組成、および基本的にNi−Zr
系合金の網目状連続相と、Zr−Ni−Mn系合金の網
目内主体相と、網目にそって分布した希土類元素−Ni
系合金の分散相からなる3相組織を有するNi−Zr−
Mn系合金で構成してなる、水素吸収放出速度が速く、
かつ初期活性化のすぐれた水素吸蔵合金に特徴を有する
ものである。
なされたものであって、Zr:25〜45%、
Ti:1〜12%、Mn:10〜20%、
V:2〜12%、Laおよび/またはCeを主体
とする希土類元素:0.6〜5%、Hf:0.1〜4
%、を含有し、残りがNi(但し、25%以上含有)と
不可避不純物からなる組成、および基本的にNi−Zr
系合金の網目状連続相と、Zr−Ni−Mn系合金の網
目内主体相と、網目にそって分布した希土類元素−Ni
系合金の分散相からなる3相組織を有するNi−Zr−
Mn系合金で構成してなる、水素吸収放出速度が速く、
かつ初期活性化のすぐれた水素吸蔵合金に特徴を有する
ものである。
【0006】つぎに、この発明の水素吸蔵合金におい
て、これを構成するNi−Zr−Mn系合金の組成を上
記の通りに限定した理由を説明する。 (a) Zr Zr成分には、上記の通りNiおよびMnと共に網目内
主体相を形成して水素吸蔵量の増大に寄与するほか、N
iと共に網目状連続相を形成して分散相と共に網目内主
体相に対する水素の面拡散を可能ならしめる作用がある
が、その割合が25%未満では、特に前記網目状連続相
の形成が不十分になって水素吸収放出速度が急激に低下
するようになり、一方その割合が45%を越えると、水
素吸蔵量の小さい網目状連続相の割合が増大し、水素吸
蔵量の大きい網目内主体相の割合が相対的に減少して、
合金全体の水素吸蔵量が低下するようになることから、
その割合を25〜45%、望ましくは30〜38%と定
めた。
て、これを構成するNi−Zr−Mn系合金の組成を上
記の通りに限定した理由を説明する。 (a) Zr Zr成分には、上記の通りNiおよびMnと共に網目内
主体相を形成して水素吸蔵量の増大に寄与するほか、N
iと共に網目状連続相を形成して分散相と共に網目内主
体相に対する水素の面拡散を可能ならしめる作用がある
が、その割合が25%未満では、特に前記網目状連続相
の形成が不十分になって水素吸収放出速度が急激に低下
するようになり、一方その割合が45%を越えると、水
素吸蔵量の小さい網目状連続相の割合が増大し、水素吸
蔵量の大きい網目内主体相の割合が相対的に減少して、
合金全体の水素吸蔵量が低下するようになることから、
その割合を25〜45%、望ましくは30〜38%と定
めた。
【0007】(b) Ti Ti成分には、合金の平衡水素解離圧を、例えば室温で
大気圧以下にし、もって水素の吸収および放出の促進に
寄与する作用があるほか、網目内主体相にあって水素吸
蔵量を増大させる作用があるが、その割合が1%未満で
は前記作用に所望の効果が得られず、一方その割合が1
2%を越えると、再び平衡水素解離圧が、例えば室温で
大気圧以上に上昇し、水素の吸収および放出が低下する
ようになることから、その割合を1〜12%、望ましく
は4〜8%と定めた。
大気圧以下にし、もって水素の吸収および放出の促進に
寄与する作用があるほか、網目内主体相にあって水素吸
蔵量を増大させる作用があるが、その割合が1%未満で
は前記作用に所望の効果が得られず、一方その割合が1
2%を越えると、再び平衡水素解離圧が、例えば室温で
大気圧以上に上昇し、水素の吸収および放出が低下する
ようになることから、その割合を1〜12%、望ましく
は4〜8%と定めた。
【0008】(c) Mn Mn成分には、主に網目内主体相を形成して水素吸蔵量
を増大させる作用があるが、その割合が10%未満では
前記作用に所望の効果が得られず、一方その割合が20
%を越えると水素の吸収および放出が阻害されるように
なることから、その割合を10〜20%、望ましくは1
4〜18%と定めた。
を増大させる作用があるが、その割合が10%未満では
前記作用に所望の効果が得られず、一方その割合が20
%を越えると水素の吸収および放出が阻害されるように
なることから、その割合を10〜20%、望ましくは1
4〜18%と定めた。
【0009】(d) V V成分には、主に網目内主体相にあって合金の平衡水素
解離圧を安定化し、かつ水素吸蔵量を増大させる作用が
あるが、その割合が2%未満では前記作用に所望の効果
が得られず、一方その割合が12%を越えると、平衡水
素解離圧が低くなりすぎて吸蔵された水素の放出が困難
になり、この結果として水素吸蔵量の低下が避けられな
くなることから、その割合を2〜12%、望ましくは4
〜8%と定めた。
解離圧を安定化し、かつ水素吸蔵量を増大させる作用が
あるが、その割合が2%未満では前記作用に所望の効果
が得られず、一方その割合が12%を越えると、平衡水
素解離圧が低くなりすぎて吸蔵された水素の放出が困難
になり、この結果として水素吸蔵量の低下が避けられな
くなることから、その割合を2〜12%、望ましくは4
〜8%と定めた。
【0010】(e) 希土類元素 これらの成分は、上記の通り雰囲気中の水素を網目内主
体相および網目状連続相より一段と速い速度で解離吸収
し、一方再結合させて雰囲気中に放出する作用を有する
希土類元素−Ni系合金の分散相を形成するのに不可欠
な成分であるが、その割合が0.6%未満では前記分散
相の生成割合が少なすぎて所望の速い水素吸収放出速度
を確保することができず、一方その割合が5%を越える
と、水素吸蔵量の小さい前記分散相の割合が多くなりす
ぎ、合金全体の水素吸蔵量が低下するようになることか
ら、その割合を0.6〜5%、望ましくは1〜4%と定
めた。また、上記希土類元素−Ni系合金の分散相によ
る上記作用を十分に発揮させるためには、希土類元素の
主体をLaおよび/またはCeとする必要があり、この
場合望ましくはLaおよび/またはCeの割合を希土類
元素に占める割合で50%以上とするのがよく、さらに
望ましくは希土類元素を実質的にLaおよび/またはC
eで構成するのがよい。
体相および網目状連続相より一段と速い速度で解離吸収
し、一方再結合させて雰囲気中に放出する作用を有する
希土類元素−Ni系合金の分散相を形成するのに不可欠
な成分であるが、その割合が0.6%未満では前記分散
相の生成割合が少なすぎて所望の速い水素吸収放出速度
を確保することができず、一方その割合が5%を越える
と、水素吸蔵量の小さい前記分散相の割合が多くなりす
ぎ、合金全体の水素吸蔵量が低下するようになることか
ら、その割合を0.6〜5%、望ましくは1〜4%と定
めた。また、上記希土類元素−Ni系合金の分散相によ
る上記作用を十分に発揮させるためには、希土類元素の
主体をLaおよび/またはCeとする必要があり、この
場合望ましくはLaおよび/またはCeの割合を希土類
元素に占める割合で50%以上とするのがよく、さらに
望ましくは希土類元素を実質的にLaおよび/またはC
eで構成するのがよい。
【0011】(f) Hf Hf成分には、Zr成分と共に網目内主体相および網目
状連続相を形成してZr成分によってもたらされる上記
の作用を十分に発揮させる作用があるが、その含有量が
0.1%未満では所望の作用を発揮することができず、
一方その割合が4%を越えるとZrによる上記の作用が
阻害されるようになることから、その含有量を0.1〜
4%、望ましくは1〜1.7%と定めた。
状連続相を形成してZr成分によってもたらされる上記
の作用を十分に発揮させる作用があるが、その含有量が
0.1%未満では所望の作用を発揮することができず、
一方その割合が4%を越えるとZrによる上記の作用が
阻害されるようになることから、その含有量を0.1〜
4%、望ましくは1〜1.7%と定めた。
【0012】(g) Ni Ni成分の含有量が25%未満では、Ni−Zr系合金
の網目状連続相および希土類元素−Ni系合金の分散相
の形成が不十分で、所望の水素吸収放出速度および初期
活性化を確保することができないことから、その含有量
を25%以上と定めた。
の網目状連続相および希土類元素−Ni系合金の分散相
の形成が不十分で、所望の水素吸収放出速度および初期
活性化を確保することができないことから、その含有量
を25%以上と定めた。
【0013】なお、この発明の水素吸蔵合金は、通常の
機械的粉砕により所定粒度の粉末とすることができる
が、機械的粗粉砕粗粒に、加圧水素雰囲気中、10〜2
00℃の範囲内の所定温度に加熱の水素吸収と、真空排
気による水素放出の水素化粉砕によっても粉末とするこ
とができ、この結果の粉末は、いずれも図2に代表組織
を例示する概略組織拡大模写図で示される通りの組織を
もつものとなる。
機械的粉砕により所定粒度の粉末とすることができる
が、機械的粗粉砕粗粒に、加圧水素雰囲気中、10〜2
00℃の範囲内の所定温度に加熱の水素吸収と、真空排
気による水素放出の水素化粉砕によっても粉末とするこ
とができ、この結果の粉末は、いずれも図2に代表組織
を例示する概略組織拡大模写図で示される通りの組織を
もつものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の水素吸蔵合金
を実施例により具体的に説明する。通常の高周波誘導溶
解炉にて、原料としてそれぞれ99.9%以上の純度を
もったNi,Zr,Ti,Mn,V,La,Ce、およ
びHf、さらにミッシュメタルを用い、Ar雰囲気中で
溶解して、それぞれ表1,2に示される組成をもった合
金溶湯を調製し、水冷銅鋳型に鋳造してインゴットと
し、このインゴットに、真空雰囲気中、950〜105
0℃の範囲内の所定温度に20時間保持の条件で均質化
熱処理を施し、さらに引続いてAr雰囲気中、1100
〜1200℃の範囲内の所定温度に8時間保持後、Ar
ガスによる強制空冷の条件で熱処理(この熱処理でNi
−Zr系合金の網目状連続相が形成されるようになる)
を施すことにより本発明水素吸蔵合金(以下、本発明合
金という)1〜39をそれぞれ製造した。また、比較の
目的で、合金溶湯の組成を表2に示される通りとし、か
つ均質化熱処理後の熱処理を行なわない以外は同一の条
件で従来水素吸蔵合金(以下、従来合金という)を製造
した。この結果得られた水素吸蔵合金について、その組
織を走査型電子顕微鏡で観察したところ、本発明合金1
〜39は、いずれも図1に示される通りNi−Zr系合
金の網目状連続相と、Zr−Ni−Mn系合金の網目内
主体相と、希土類元素−Ni系合金の分散相の3相組織
を示し、従来合金は、図3に示される通りZr−Ni−
Mn系合金の素地相と、この素地相の結晶粒界にそって
分布するLa−Ni系合金の分散相の2相組織を示し
た。
を実施例により具体的に説明する。通常の高周波誘導溶
解炉にて、原料としてそれぞれ99.9%以上の純度を
もったNi,Zr,Ti,Mn,V,La,Ce、およ
びHf、さらにミッシュメタルを用い、Ar雰囲気中で
溶解して、それぞれ表1,2に示される組成をもった合
金溶湯を調製し、水冷銅鋳型に鋳造してインゴットと
し、このインゴットに、真空雰囲気中、950〜105
0℃の範囲内の所定温度に20時間保持の条件で均質化
熱処理を施し、さらに引続いてAr雰囲気中、1100
〜1200℃の範囲内の所定温度に8時間保持後、Ar
ガスによる強制空冷の条件で熱処理(この熱処理でNi
−Zr系合金の網目状連続相が形成されるようになる)
を施すことにより本発明水素吸蔵合金(以下、本発明合
金という)1〜39をそれぞれ製造した。また、比較の
目的で、合金溶湯の組成を表2に示される通りとし、か
つ均質化熱処理後の熱処理を行なわない以外は同一の条
件で従来水素吸蔵合金(以下、従来合金という)を製造
した。この結果得られた水素吸蔵合金について、その組
織を走査型電子顕微鏡で観察したところ、本発明合金1
〜39は、いずれも図1に示される通りNi−Zr系合
金の網目状連続相と、Zr−Ni−Mn系合金の網目内
主体相と、希土類元素−Ni系合金の分散相の3相組織
を示し、従来合金は、図3に示される通りZr−Ni−
Mn系合金の素地相と、この素地相の結晶粒界にそって
分布するLa−Ni系合金の分散相の2相組織を示し
た。
【0015】つぎに、上記の本発明合金1〜39および
従来合金について、それぞれ水素吸収速度と水素放出速
度をJIS・H7202の「水素吸蔵合金の水素化速度
試験測定法」にもとづいて測定した。なお、測定に先だ
って、本発明合金1〜39および従来合金をジョークラ
ッシャーを用いて2mm以下の径の粗粒に粗粉砕し、つい
でこの粗粒を、圧力容器に封入し、水素雰囲気圧力:8
気圧、加熱温度:200℃、保持時間:1時間の条件で
の水素吸収と、真空排気による水素放出からなる水素化
粉砕を行なって200mesh以下の粒度をもった粉末と
し、この粉末を用いて以下に示す条件で測定を行なっ
た。
従来合金について、それぞれ水素吸収速度と水素放出速
度をJIS・H7202の「水素吸蔵合金の水素化速度
試験測定法」にもとづいて測定した。なお、測定に先だ
って、本発明合金1〜39および従来合金をジョークラ
ッシャーを用いて2mm以下の径の粗粒に粗粉砕し、つい
でこの粗粒を、圧力容器に封入し、水素雰囲気圧力:8
気圧、加熱温度:200℃、保持時間:1時間の条件で
の水素吸収と、真空排気による水素放出からなる水素化
粉砕を行なって200mesh以下の粒度をもった粉末と
し、この粉末を用いて以下に示す条件で測定を行なっ
た。
【0016】まず、水素吸収速度については、図4に概
略説明図で示される通り、(a) 粉末を浴(油または
水)に浸漬した容器内に封入し、前記浴の温度を200
℃に保持した状態で、弁Vb:閉、弁VaおよびVc:
開として水素ボンベから加圧水素を系内に導入し、系内
を30気圧とした時点で弁Va:閉とし、系内の圧力が
一定圧力に降下する(粉末による水素吸収完了)まで放
置して粉末の初期活性化を行ない、(b) 系内の圧力
が一定圧力(約20気圧程度)に降下した時点で弁V
b:開とし、真空ポンプで系内を10-2トルの真空雰囲
気とした後、浴温を20℃とし、弁VbおよびVc:
閉、弁Va:開にして容器を除く系内に水素を導入し、
その圧力が30気圧となった時点で弁Va:閉、弁V
c:開とし、この状態で系内の時間に対する圧力降下を
測定し、この結果の圧力降下曲線から粉末の水素吸蔵量
が80%になった時点の水素吸蔵量とそれまでに要した
時間を求め、(80%吸蔵時の水素吸蔵量)÷(80%
水素吸蔵に要した時間)を算出し、この値を水素吸収速
度とした。
略説明図で示される通り、(a) 粉末を浴(油または
水)に浸漬した容器内に封入し、前記浴の温度を200
℃に保持した状態で、弁Vb:閉、弁VaおよびVc:
開として水素ボンベから加圧水素を系内に導入し、系内
を30気圧とした時点で弁Va:閉とし、系内の圧力が
一定圧力に降下する(粉末による水素吸収完了)まで放
置して粉末の初期活性化を行ない、(b) 系内の圧力
が一定圧力(約20気圧程度)に降下した時点で弁V
b:開とし、真空ポンプで系内を10-2トルの真空雰囲
気とした後、浴温を20℃とし、弁VbおよびVc:
閉、弁Va:開にして容器を除く系内に水素を導入し、
その圧力が30気圧となった時点で弁Va:閉、弁V
c:開とし、この状態で系内の時間に対する圧力降下を
測定し、この結果の圧力降下曲線から粉末の水素吸蔵量
が80%になった時点の水素吸蔵量とそれまでに要した
時間を求め、(80%吸蔵時の水素吸蔵量)÷(80%
水素吸蔵に要した時間)を算出し、この値を水素吸収速
度とした。
【0017】また、水素放出速度については、上記の水
素吸収速度測定後の状態、すなわち弁VaおよびVb:
閉、弁Vc:開であって系内の圧力が一定圧(通常20
気圧前後)となった状態で、浴温を100〜300℃の
範囲内の粉末の水素放出適正温度、例えば120℃とし
た後、弁Vb:開、弁Vc:閉として容器を除く系内を
10-2トルに排気し、ついで弁Vb:閉、弁Vc:開と
した状態で、系内の時間に対する圧力上昇を測定し、こ
の結果の圧力上昇曲線から粉末の水素放出量が80%に
なった時点の水素放出量とそれまでに要した時間を求
め、(80%放出時の水素放出量)÷(80%水素放出
に要した時間)を算出し、この値を水素放出速度とし
た。これらの結果を表1,2に示した。
素吸収速度測定後の状態、すなわち弁VaおよびVb:
閉、弁Vc:開であって系内の圧力が一定圧(通常20
気圧前後)となった状態で、浴温を100〜300℃の
範囲内の粉末の水素放出適正温度、例えば120℃とし
た後、弁Vb:開、弁Vc:閉として容器を除く系内を
10-2トルに排気し、ついで弁Vb:閉、弁Vc:開と
した状態で、系内の時間に対する圧力上昇を測定し、こ
の結果の圧力上昇曲線から粉末の水素放出量が80%に
なった時点の水素放出量とそれまでに要した時間を求
め、(80%放出時の水素放出量)÷(80%水素放出
に要した時間)を算出し、この値を水素放出速度とし
た。これらの結果を表1,2に示した。
【0018】さらに、上記本発明合金1〜39および従
来合金について、初期活性化を評価する目的で、以下に
詳述する通り、これを粉末にして電池に活物質として組
み込み、前記電池が最大放電容量を示すに至るまで、こ
れに充放電を繰り返し施し、前記最大放電容量の95%
に相当する放電容量を示すまでの充放電回数を測定し
た。すなわち、まず、上記本発明合金1〜39および従
来合金をジョークラッシャを用いて粗粉砕して直径:2
mm以下の粗粒とし、引続いてボールミルを用いて微粉砕
して200メッシュ以下の粒度とし、これに結着剤とし
てのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)と増粘剤
としてのカルボキシルメチルセルロース(CMC)を加
えてペースト状とした後、95%の気孔率を有する市販
の多孔質Ni焼結板に充填し、乾燥し、加圧して、平面
寸法:30mm×40mm、厚さ:0.40〜0.43mmの
形状(前記活物質粉末充填量:約1.8g)とし、これ
の一辺にリードとなるNi薄板を溶接により取り付けて
負極を形成し、一方正極は、活物質として重量比で8
4:16の割合に配合したNi(OH)2 とCoOを用
い、これに結着剤としてのポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)と増粘剤としてのカルボキシルメチルセル
ロース(CMC)を加えてペースト状とし、これを上記
多孔質Ni焼結板に充填し、乾燥し、加圧して、平面寸
法:30mm×40mm、厚さ:0.71〜0.73mmの形
状とし、同じくこれの一辺にNi薄板を取り付けること
により形成し、ついで、上記負極の両側に、それぞれポ
リプロピレンポリエチレン共重合体のセパレータ板を介
して上記正極を配置し、さらに前記正極のそれぞれの外
面から活物質の脱落を防止する目的で塩化ビニール製の
保護板ではさんで一体化し、これを塩化ビニール製のセ
ルに装入し、前記セルに電解液として35%KOH水溶
液を装入することにより電池を製造した。ついで、上記
電池に、充電速度:0.20C、放電速度:0.16
C、充電電気量:負極容量の135%の条件で充放電を
行ない、前記充電と放電を充放電1回と数え、前記電池
が最大放電容量を示すに至るまで前記充放電を繰り返し
行なった。表1,2に、この結果測定された最大放電容
量を示すと共に、前記最大放電容量の95%の放電容量
を示すに要した充放電回数を示し、これによって初期活
性化を評価した。
来合金について、初期活性化を評価する目的で、以下に
詳述する通り、これを粉末にして電池に活物質として組
み込み、前記電池が最大放電容量を示すに至るまで、こ
れに充放電を繰り返し施し、前記最大放電容量の95%
に相当する放電容量を示すまでの充放電回数を測定し
た。すなわち、まず、上記本発明合金1〜39および従
来合金をジョークラッシャを用いて粗粉砕して直径:2
mm以下の粗粒とし、引続いてボールミルを用いて微粉砕
して200メッシュ以下の粒度とし、これに結着剤とし
てのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)と増粘剤
としてのカルボキシルメチルセルロース(CMC)を加
えてペースト状とした後、95%の気孔率を有する市販
の多孔質Ni焼結板に充填し、乾燥し、加圧して、平面
寸法:30mm×40mm、厚さ:0.40〜0.43mmの
形状(前記活物質粉末充填量:約1.8g)とし、これ
の一辺にリードとなるNi薄板を溶接により取り付けて
負極を形成し、一方正極は、活物質として重量比で8
4:16の割合に配合したNi(OH)2 とCoOを用
い、これに結着剤としてのポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)と増粘剤としてのカルボキシルメチルセル
ロース(CMC)を加えてペースト状とし、これを上記
多孔質Ni焼結板に充填し、乾燥し、加圧して、平面寸
法:30mm×40mm、厚さ:0.71〜0.73mmの形
状とし、同じくこれの一辺にNi薄板を取り付けること
により形成し、ついで、上記負極の両側に、それぞれポ
リプロピレンポリエチレン共重合体のセパレータ板を介
して上記正極を配置し、さらに前記正極のそれぞれの外
面から活物質の脱落を防止する目的で塩化ビニール製の
保護板ではさんで一体化し、これを塩化ビニール製のセ
ルに装入し、前記セルに電解液として35%KOH水溶
液を装入することにより電池を製造した。ついで、上記
電池に、充電速度:0.20C、放電速度:0.16
C、充電電気量:負極容量の135%の条件で充放電を
行ない、前記充電と放電を充放電1回と数え、前記電池
が最大放電容量を示すに至るまで前記充放電を繰り返し
行なった。表1,2に、この結果測定された最大放電容
量を示すと共に、前記最大放電容量の95%の放電容量
を示すに要した充放電回数を示し、これによって初期活
性化を評価した。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】表1,2に示される結果から、本発明合
金1〜39は、いずれもきわめて速い水素吸収能を有す
る分散相を通して雰囲気中の水素が水素原子に解離され
て吸収され、いち速く網目状連続相に移動し、網目内主
体相への水素拡散が前記網目状連続相および前記分散相
からの面拡散によって行なわれるため水素吸収速度が速
く、かつ初期活性化も著しく促進され、また水素放出も
網目内主体相内の吸蔵水素が前記網目状連続相および前
記分散相に移動し、前記網目状連続相に移動した水素は
直ちに前記分散相に拡散し、ここで再結合して雰囲気中
へ放出されるので、速い速度での水素放出を可能とする
のに対して、従来合金においても、水素吸収および放出
が主として前記分散相と同じ性質を有するLa−Ni系
合金の分散相を介して行なわれるが、水素拡散は前記分
散相とZr−Ni−Mn系合金の素地相間を主体として
行なわれるものであるために、相対的に水素吸収および
放出速度は遅くならざるを得ず、かつ初期活性化も相対
的に遅いものとなることが明らかである。上述のよう
に、この発明の水素吸蔵合金においては、水素吸収およ
び放出速度がきわめて速く、かつ実用に際してはすぐれ
た初期活性化を示すので、水素吸蔵合金が適用されてい
る各種機械装置の高出力化および高性能化、さらに省エ
ネ化に大いに寄与するものである。
金1〜39は、いずれもきわめて速い水素吸収能を有す
る分散相を通して雰囲気中の水素が水素原子に解離され
て吸収され、いち速く網目状連続相に移動し、網目内主
体相への水素拡散が前記網目状連続相および前記分散相
からの面拡散によって行なわれるため水素吸収速度が速
く、かつ初期活性化も著しく促進され、また水素放出も
網目内主体相内の吸蔵水素が前記網目状連続相および前
記分散相に移動し、前記網目状連続相に移動した水素は
直ちに前記分散相に拡散し、ここで再結合して雰囲気中
へ放出されるので、速い速度での水素放出を可能とする
のに対して、従来合金においても、水素吸収および放出
が主として前記分散相と同じ性質を有するLa−Ni系
合金の分散相を介して行なわれるが、水素拡散は前記分
散相とZr−Ni−Mn系合金の素地相間を主体として
行なわれるものであるために、相対的に水素吸収および
放出速度は遅くならざるを得ず、かつ初期活性化も相対
的に遅いものとなることが明らかである。上述のよう
に、この発明の水素吸蔵合金においては、水素吸収およ
び放出速度がきわめて速く、かつ実用に際してはすぐれ
た初期活性化を示すので、水素吸蔵合金が適用されてい
る各種機械装置の高出力化および高性能化、さらに省エ
ネ化に大いに寄与するものである。
【図1】この発明の水素吸蔵合金の代表組織を例示する
概略組織拡大模写図である。
概略組織拡大模写図である。
【図2】この発明の水素吸蔵合金粉砕粉末の代表組織を
例示する概略組織拡大模写図である。
例示する概略組織拡大模写図である。
【図3】従来水素吸蔵合金の代表組織を例示する概略組
織拡大模写図である。
織拡大模写図である。
【図4】水素吸蔵合金の水素吸収放出速度を測定するの
に用いた装置の概略説明図である。
に用いた装置の概略説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉生 良孝 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテリ アル株式会社総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 重量%で、 Zr:25〜45%、 Ti:1〜12%、 Mn:10〜20%、 V:2〜12%、 Laおよび/またはCeを主体とする希土類元素:0.
6〜5%、 Hf:0.1〜4%、 を含有し、残りがNi(但し、25%以上含有)と不可
避不純物からなる組成、および基本的にNi−Zr系合
金の網目状連続相と、Zr−Ni−Mn系合金の網目内
主体相と、網目にそって分布した希土類元素−Ni系合
金の分散相からなる3相組織を有するNi−Zr−Mn
系合金で構成したことを特徴とする水素吸蔵合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5007696A JPH0978176A (ja) | 1995-07-10 | 1996-03-07 | 水素吸蔵合金 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19695195 | 1995-07-10 | ||
| JP7-196951 | 1995-07-10 | ||
| JP5007696A JPH0978176A (ja) | 1995-07-10 | 1996-03-07 | 水素吸蔵合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0978176A true JPH0978176A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=26390511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5007696A Withdrawn JPH0978176A (ja) | 1995-07-10 | 1996-03-07 | 水素吸蔵合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0978176A (ja) |
-
1996
- 1996-03-07 JP JP5007696A patent/JPH0978176A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |