JPH0979714A - 自動製氷機 - Google Patents

自動製氷機

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JPH0979714A
JPH0979714A JP7262255A JP26225595A JPH0979714A JP H0979714 A JPH0979714 A JP H0979714A JP 7262255 A JP7262255 A JP 7262255A JP 26225595 A JP26225595 A JP 26225595A JP H0979714 A JPH0979714 A JP H0979714A
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ice making
water
tray
chamber
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Masaaki Kawasumi
政明 川隅
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    • Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00—Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10—Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier

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  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状の整った良質の氷塊を製造すると共に、
除氷時間の短縮を図って日産製氷能力を向上させる。 【解決手段】 水皿16は、噴水孔21、送水路18お
よび圧力室26を形成した水皿本体58と、該本体58
における送水路18の開口部18aを閉成する水路用蓋
60と、圧力室26の開口部26aを閉成する圧力室用
蓋62とから構成される。水皿本体58は、基材Aに、
氷塊が付着し難い性質(氷塊を容易に剥離させる性質)の
添加材Bを所要の割合で混合した樹脂材料により成形さ
れる。基材Aとしては、形状、強度、寸法精度および接
着性を有する、例えばABS,AES,ASまたはアクリ
ル等の樹脂材料が好適に使用される。また添加材Bとし
ては、氷塊が付着し難い性質を有しているフルオロカー
ボン樹脂やシリコンまたはフッ素樹脂等が好適に使用さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下向きに開口す
る製氷小室に製氷水を下方から循環供給することによ
り、該製氷小室中に氷塊を生成するようにした自動製氷
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の産業分野で、サイコロ状の角氷を
大量に連続製造する自動製氷機が、その用途に応じて好
適に使い分けられている。例えば、製氷室に下向きに開
口するよう多数画成した立方体状の製氷小室を、その下
方から水皿により開閉自在に閉成し、当該水皿から製氷
水を各製氷小室に噴射供給して、該製氷小室中に角氷を
生成するようにした所謂クローズドセル方式や、下方に
開口する多数の立方体状の製氷小室に製氷水を下方から
直接供給して、該製氷小室中に角氷を形成するようにし
た所謂オープンセル方式が知られている。
【0003】前記クローズドセル方式としての噴射式自
動製氷機の製氷機構部は、図3に示す如く、筐体内上方
に製氷室10が水平に配置され、この製氷室10の下面
に縦横に配設した複数の仕切板11によって、下方に開
口する多数の製氷小室12が碁盤目状に画成される。ま
た製氷室10の上面には、図示しない冷凍系に連通する
蒸発器13が密着的に蛇行配置されており、製氷運転時
にこの蒸発器13内に冷媒を循環させて前記製氷小室1
2を強制冷却すると共に、除氷運転に際して高温冷媒ガ
ス(以後「ホットガス」と云う)を循環させて製氷小室12
を加熱するよう構成されている。
【0004】前記製氷室10の直下には、所定量の製氷
水を貯留する製氷水タンク14を備えた水皿16が、支
持軸17により傾動可能に枢支されている。この水皿1
6は、製氷運転時には水平に位置して前記製氷室10と
平行に保持され、また除氷運転に際しては、図示しない
傾動機構により付勢されて、支持軸17を中心に時計方
向に傾動して斜め状態で停止することにより、製氷小室
12を開放するようになっている。
【0005】前記水皿16は、図3に示すように、製氷
小室12の夫々に対応して製氷水を噴射するための噴水
孔21と、未氷結水を製氷水タンク14に回収する戻り
孔(図示せず)とが多数穿設されている。また水皿16の
下面には、複数の送水路18が形成され、各噴水孔21
は対応する送水路18に連通している。製氷水タンク1
4の側部にはポンプ20が配設され、該タンク14に連
通した吸入管22を介して製氷水をポンプ吸引し、図示
の吐出管24を介して水皿16に設けた圧力室26中に
圧送するようになっている。そして圧力室26に圧送さ
れた製氷水は、各送水パイプ18を介して前記多数の噴
水孔21から各製氷小室12内に噴射供給される。
【0006】前記製氷小室12は、冷凍系の運転により
氷点下に冷却されているので、該小室内に噴射供給され
る製氷水の一部は、製氷小室12の内壁面に層状に氷結
し始める。また未氷結水は、水皿16の前記戻り孔から
落下して製氷水タンク14に回収される。この製氷運転
が進行し、製氷小室12に完全な角氷が生成されると、
これを適宜の検知手段が検出し、製氷完了信号を出して
製氷運転を停止する。次いで除氷運転が開始され、弁体
の切換えにより前記蒸発器13にホットガスを供給して
製氷室全体を加熱し、製氷小室12の内壁面と角氷との
結氷を融解させる。そして所要のタイミングで水皿16
が傾動して製氷小室12の下方開口部を開放し、連続し
て供給されるホットガスにより製氷小室12の内壁と角
氷との間が除々に融解される。これにより角氷は自重で
製氷小室12から落下し、水皿16を斜め下方に滑落し
て、図示しない貯氷庫内に貯留される。
【0007】前記オープンセル方式としての水循環式自
動製氷機の製氷機構部は、図4に示す如く、製氷機本体
の内部上方に製氷皿40が水平に配設され、該製氷皿4
0には上下に開口する複数の通孔40aが形成されてい
る。この製氷皿40の上面には、各通孔40aと対応し
て製氷室42が夫々接着され、各製氷室42には通孔4
0aを介して下方に開口する製氷小室44が画成されて
いる。そして、各製氷室42の上面には、図示しない冷
凍装置に連通する蒸発器46が密着的に固着されてい
る。また製氷皿40の下方には、各製氷小室44で形成
された角氷の落下を受け、該角氷を貯氷庫に回収する収
納皿48が、所定角度で傾斜配置され、更にその下方に
製氷水タンク50が配設されている。収納皿48には、
各製氷小室44への製氷水の噴射供給を許容する散水孔
48aと、製氷小室44で氷結するに至らなかった未氷
結水を前記製氷水タンク50ヘ回収する複数の戻り孔4
8bとが穿設されている。前記製氷水タンク50中の製
氷水は、散水孔48aと対応する位置に配設された散水
管52に、タンク内部に配設したポンプ(図示せず)を介
して圧送され、前記多数の製氷小室44の内面に均一に
噴射供給されるようになっている。
【0008】各製氷小室44は製氷運転時に前記蒸発器
46により氷点下に冷却されているので、前記散水管5
2から噴射供給された製氷水は、各製氷小室44の内面
で次第に氷結し始める。また製氷小室44内で氷結する
に至らなかった未氷結水は、収納皿48に穿設した前記
戻り孔48bを介して製氷水タンク50に回収され、再
び循環に供される。前記製氷運転が進行して製氷小室4
4に角氷が生成されると、温度センサにより製氷完了を
検知して製氷運転を停止し、前記蒸発器46にホットガ
スを供給して製氷小室44に対する角氷の凍結面を融解
し、角氷を該製氷小室44から落下させる。角氷は収納
皿48上を滑落し、図示の氷落下口54を介して貯氷庫
内に貯留される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記噴射式自動製氷機
では、その除氷運転に際し、製氷室10から角氷を短時
間で放出落下させるため、製氷室10の下端と水皿16
の表面との間に僅かの隙間を設け、この隙間に所要厚み
の氷層を形成することにより各角氷を連結する構成が採
用されている。すなわち、除氷運転に際して製氷小室1
2と角氷との氷結面が融解すると、相互に連結する全て
の角氷の重量が、当該角氷群を製氷室10から剥離する
方向に作用し、これにより除氷が促進される。ところ
で、製氷室10の下端と水皿16の表面との間に隙間を
設けて氷層を形成するようにした構成では、製氷完了時
には氷層が水皿表面に強固に氷結するに至っている。し
かも水皿16自体は、剛性の高い材料から構成されてい
るため、除氷運転に際して水皿16を傾動させると、氷
層と水皿16との氷結面が一度に剥離することになり、
水皿16やその傾動機構(アクチュエータ等)に過大な負
荷が加わって、角氷も良好な状態では取出せない等の問
題があった。
【0010】なお自動製氷機では、除氷運転に際し、前
記氷層と水皿16との剥離を促進したり、水皿16の表
面に残留する氷片を融解して洗去する目的で、水皿16
における枢支部の上方に配設した散水器(図示せず)から
水皿16の表面全体に除氷水を散水供給することが行な
われている。しかし、この場合は除氷水の使用量が多く
なってランニングコストが嵩む難点が指摘される。
【0011】そこで図3に示すように、水皿16の表面
に、氷塊が付着し難い性質で、かつ可撓性を有する材質
の材料から形成された剥離用の樹脂板30を配設し、除
氷運転時に氷層と水皿16との剥離力を軽減する構成が
採られている。この樹脂板30は、その端縁部近傍だけ
が水皿表面に固着されており、その他の部分は、水皿表
面に当接した状態となっている。これによって氷層と樹
脂板30とは強固に氷結することなく、しかも水皿16
が傾動した際には、樹脂板30が撓んで氷層から除々に
剥離されるので、水皿16の傾動機構に過大な負荷が加
わったり角氷が欠けたりするのを防止し得るものであ
る。
【0012】しかしここで問題となるのは、除氷運転に
おいて水皿16が傾動した際に、樹脂板30が撓んだま
まの状態となって、該樹脂板30の下面と水皿表面との
間に隙間を生ずることである。そして製氷小室内の角氷
が全て落下した後に水皿16を製氷位置にまで回動して
も、樹脂材30の変形状態が完全に復帰していない場
合、前記噴水孔21から噴射供給される製氷水が、該樹
脂板30と水皿表面との隙間部分に入り込んで氷結する
に至る。なお、夏場のように水道水の温度が高い場合に
は、製氷室に供給される製氷水の温度が比較的高いの
で、次の製氷運転の初期において隙間部分の氷が融解さ
れるが、冬場のように製氷水の温度が低くなる時期に
は、隙間部分の氷が融解されずに残ってしまう。そし
て、この状態で製氷運転と除氷運転とを繰り返すと、隙
間部分での氷が次第に成長して、樹脂板30を水皿表面
から浮き上がらせてしまうことになる。
【0013】すなわち、前記水皿16を製氷位置に臨ま
せた際に、製氷室10に配設した仕切板11と樹脂板3
0との隙間が狭くなったり、該樹脂板30が仕切板11
に当接することにより、前記氷層の薄い部分や、該氷層
が全く形成されない部分を生ずることになる。この場合
には、除氷運転の初期の段階で薄い氷層は融解してしま
い、氷層の無い部分を境として氷層で連結された角氷群
が別々に形成されることになる。従って、分割された角
氷群は、その重量に応じて除氷運転の進行に伴って所要
の時間差をもって別々に放出されることになり、製氷室
10に生成された全ての角氷を放出するのに時間が掛か
り、角氷の日産製氷能力が低下する問題があった。また
製氷機では、製氷室10から角氷が放出されることによ
り生ずる製氷室10の温度上昇を検出して、除氷運転完
了を制御することが行なわれているが、分割された個々
の角氷群が不均一に放出されると、その放出状態によっ
て温度上昇の度合が異なることとなり、除氷完了検出が
不確実になる欠点も指摘される。
【0014】更に、角氷群が不均一に放出されることで
除氷運転が必要以上に長くなると、放出が遅れた角氷群
は過剰に融解して変形氷となったり痩せて寸法が不揃い
となる難点が指摘される。また樹脂板30と水皿16と
の隙間部分の氷が、製氷運転と除氷運転とを反復するこ
とにより大きく成長すると、樹脂板30が製氷小室12
の下端部に強く当たって損傷を招く問題もある。
【0015】前記水循環式自動製氷機では、散水管52
から噴射される製氷水は、製氷皿40の通孔40aを介
して各製氷室42の製氷小室44に供給され、製氷小室
44の内面側から次第に氷結し始める。このため、製氷
小室44中に密実な角氷が生成されるまでに、製氷小室
44の内面側で氷結する氷層が製氷室42の開口縁部か
ら外側まで成長し、前記製氷皿40の通孔40aおよび
その下面に氷結していた(図4の二点鎖線)。なお、製氷
室42は熱良導体であるアルミニウム等の金属を材質と
して形成されているのに対し、製氷皿40は一般的に熱
不良導体である樹脂材料で形成されている。このため、
除氷運転に際して蒸発器46にホットガスを循環させる
と製氷室42は速やかに加熱されて、製氷小室44に対
する角氷の氷結面は融解されるが、製氷皿40には熱が
伝わり難いために、角氷における製氷皿40の通孔40
aや下面に氷結している部分が融解するのに時間が掛か
り、除氷時間が長くなって角氷の日産製氷能力が低下す
る問題があった。また、角氷と製氷皿40との氷結部が
融解するのに時間が掛かることに起因して、製氷小室4
4中の角氷が過剰に融解して変形氷となったり痩せてし
まう難点も指摘される。
【0016】
【発明の目的】この発明は、前述した自動製氷機に内在
している欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、形状の整った良質の氷塊を製造し得
ると共に、除氷時間の短縮を図って日産製氷能力を向上
させ得る自動製氷機を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため本発明は、下向きに開口する多数
の製氷小室を画成した製氷室と、前記製氷小室をその下
方から傾動開放可能に閉塞すると共に、各製氷小室に対
応する噴水孔および戻り孔を有する水皿と、この水皿の
下方に一体形成した製氷水タンクとを備え、製氷水タン
ク中の製氷水を前記噴水孔から製氷小室に噴射供給して
室内壁面に氷結させると共に、未氷結水は前記戻り孔を
介して製氷水タンク中に帰還させて氷塊の生成を行な
い、製氷完了後は除氷運転に切換えて前記水皿および製
氷水タンクを傾動させて脱氷を行なうよう構成した噴射
式の自動製氷機において、前記水皿における少なくとも
製氷室と対向する構成部分を、氷塊が付着し難い性質の
添加材を所要の割合で混合した樹脂材料により成形した
ことを特徴とする。
【0018】前記課題を解決し、所期の目的を達成する
ため本願の別の発明は、下向きに開口する製氷小室を画
成した複数の製氷室と、上下に開口する通孔が所要の配
列で形成され、前記各製氷室が各通孔と対応するよう接
着された製氷皿と、この製氷皿の下方に配設された製氷
水タンクと、該製氷水タンク中の製氷水を前記各製氷室
の製氷小室に向けて噴射供給する散水管とを備え、製氷
水タンク中の製氷水を散水管を介して各製氷小室に直接
供給して室内壁面に氷結させると共に、未氷結水は製氷
水タンク中に帰還させて氷塊の生成を行なうよう構成し
た水循環式の自動製氷機において、前記製氷皿を、氷塊
が付着し難い性質の添加材を所要の割合で混合した樹脂
材料により成形したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る自動製氷機に
つき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら、
以下詳細に説明する。なお、図3,図4に関連して従来
技術で説明した部材と同一の部材については、同じ符号
で指示し、その詳細説明は省略するものとする。
【0020】
【第1実施例について】図1は、第1実施例に係る噴射
式自動製氷機の水皿を示すものであって、該水皿16
は、製氷小室12と対応する噴水孔21や戻り孔が穿設
された平板部56の下面に、下方に開口すると共に噴水
孔21が連通する送水路18および側方に開口すると共
に送水路18が連通する圧力室26を形成した水皿本体
58と、該本体58における送水路18の開口部18a
を閉成するよう接着される水路用蓋60と、圧力室26
の開口部26aを閉成するよう接着される圧力室用蓋6
2とから構成されている。前記水皿16の構成部分とし
ての水皿本体58は、基材Aに、氷塊が付着し難い性質
(氷塊を容易に剥離させる性質)の添加材Bを所要の割合
で混合した樹脂材料により成形されている。この基材A
としては、形状、強度、寸法精度および接着性を有す
る、例えばABS,AES,ASまたはアクリル等の樹脂
材料が好適に使用される。また添加材Bとしては、氷塊
が付着し難い性質を有しているフルオロカーボン樹脂や
シリコンまたはフッ素樹脂等が好適に使用される。な
お、水路用蓋60や圧力室用蓋62は、基材Aのみで成
形されている。また、基材Aに対する添加材Bの混合割
合は、約2〜30%の間で適宜に設定される。
【0021】このように、水皿本体58を基材Aと添加
材Bとを混合した樹脂材料により成形したことにより、
水皿本体58に、基材Aのみで成形された水路用蓋60
および圧力室用蓋62を水洩れのないように接着するこ
とができる。そして、前記製氷室10と対向する水皿本
体58は、添加材Bの性質として氷塊が付着し難い性質
(氷塊を容易に剥離させる性質)を有しているから、製氷
運転に際して製氷小室12に生成された角氷を連結する
前記氷層が水皿本体58の表面に強固に氷結することは
なく、除氷運転に際して傾動機構により傾動される水皿
16は氷層から円滑に剥離され、傾動機構に過大な負荷
が加わったり角氷の下端が欠損するのを防止することが
できる。
【0022】なお、水皿本体58を添加材Bのみで成形
することは可能であるが、この場合は水皿本体58と水
路用蓋60および圧力室用蓋62の接着が不可能となる
ため、各部材を水密的に固定するにはねじやパッキング
等の手段が必要となり、部品点数が多くなると共に、経
時劣化に伴って水洩れが発生するおそれがあって、実用
的ではない。しかも添加材Bはコストが高いため、水皿
全体のコスト高につながる難点がある。また水皿16の
構成上、射出成形により全体を一体成形することはでき
ないため、水皿全体を添加材Bのみで成形することはで
きない。
【0023】
【第1実施例の作用について】次に、第1実施例に係る
噴射式自動製氷機の作用につき説明する。噴射式自動製
氷機では、製氷運転が開始されると、製氷水タンク14
中の製氷水が水皿16に圧送され、各噴水孔21を介し
て製氷小室12に噴射供給される。製氷小室12は、前
記冷凍系から蒸発器13に供給される冷媒により冷却さ
れているので、製氷水が製氷小室12の内壁に接触して
次第に冷却されると共に、戻り孔を介して製氷水タンク
14に帰還する。
【0024】前記製氷運転の進行に伴い、製氷小室12
の内壁面で製氷水の一部が氷結を開始し、最終的に密実
な角氷が生成されるに至る。このとき前記製氷室10を
下方から閉成している水皿本体58は、氷塊が付着し難
い性質(氷塊を容易に剥離させる性質)を有しているの
で、製氷室10の下端と水皿本体58の表面との間に設
けた隙間に形成された氷層が、水皿本体58の表面に強
固に氷結するのを防止し得る。角氷が完全に形成される
と、製氷室10の温度は降下するので、これを適宜の検
知手段により検出して製氷運転を停止し製氷を完了す
る。そして製氷を完了すると同時に冷凍系の弁の切換え
により、蒸発器13にホットガスが供給されて製氷室1
0を加熱する。また適宜のタイミングで傾動機構が作動
し、水皿16が前記支持軸17を中心に傾動を開始す
る。このとき水皿本体58は、氷塊が剥離し易い性質を
有しているから、水皿16は角氷を連結する氷層から円
滑に剥離される。これにより傾動機構に過大な負荷が加
わることなく、角氷も欠損しない。
【0025】前記蒸発器13にホットガスが循環供給さ
れると、各製氷小室12と角氷との氷結面が融解され
る。このとき角氷は、その下端に一定の厚みで形成され
た氷層により連結されており、全ての角氷が一度に製氷
小室12から剥離落下するので、角氷群を短時間で製氷
小室12から落下放出することができ、日産製氷能力を
向上させ得る。なお、水皿16の表面に樹脂板を設ける
ものではないから、製氷位置に傾動復帰した水皿16の
表面と製氷室10の下端との間には常に均一な隙間を確
保することができ、該隙間に形成される氷層により製氷
室10に生成される全ての角氷を相互に連結することが
できるものである。また、除氷運転に際して全ての角氷
が一度に落下するから、形状および寸法の整った角氷を
得ることができる。更に、水皿16の表面に別部材とし
て樹脂板等を配設する従来の構造に比べて、部品点数が
多くなったり組立て工数が多くなることはなく、製造コ
ストを低廉に抑えることが可能となる。
【0026】
【実験例について】前記水皿本体58を、 アクリロニトリルが約30%、ブタジエンラバーが約
20%、スチレンが約50%の配合からなるABS(基
材A)に対して、シリコン(添加材B)を2%の割合で加
えた樹脂材料により成形した第1実験例と、 アクリロニトリルが約30%、エチレンラバーが約2
0%、スチレンが約50%の配合からなるAES(基材
A)に対して、シリコン(添加材B)を2%の割合で加え
た樹脂材料により成形した第2実験例、およびABS
(基材A)のみで成形した従来例とにつき、RT(室温)=
20℃,製氷完了点(蒸発器中央部温度)=−30℃の条
件で、噴射式自動製氷機での除氷運転に際しての水皿1
6に加わる剥離力を測定した結果を、以下の表に示す。
【0027】
【0028】前述した実験例から、基材Aに添加材Bを
混合することにより、角氷と水皿16との剥離力は極め
て小さくなることが判明した。
【0029】
【第2実施例について】図2は、第2実施例に係る水循
環式自動製氷機の製氷皿を示すものであって、該製氷皿
40は、前述したABS,AES,ASまたはアクリル等
を材質とする基材Aに、フルオロカーボン樹脂やシリコ
ンまたはフッ素樹脂等の氷塊が付着し難い性質(氷塊を
容易に剥離させる性質)を有している添加材Bを所要の
割合で混合した樹脂材料により成形したものである。す
なわち、製氷皿40を基材Aと添加材Bとを混合した樹
脂材料により成形したことにより、製氷皿40に対して
製氷室42を水洩れのないように接着し得ると共に、製
氷室42の下端縁から下方に氷層が成長して製氷皿40
に強固に氷結するのを防止することができる。
【0030】
【第2実施例の作用について】次に、第2実施例に係る
水循環式自動製氷機の作用につき説明する。水循環式自
動製氷機では、製氷水タンク50中の製氷水が散水管5
2を介して各製氷小室44に噴射供給される製氷運転の
進行に伴い、製氷小室44の内壁面で製氷水の一部が氷
結を開始し、最終的に密実な角氷が生成される。このと
き前記製氷皿40は、氷塊が付着し難い性質(氷塊を容
易に剥離させる性質)を有しているので、製氷小室44
の下端縁から下方の通孔40aや製氷皿40の下面に氷
層が成長することは殆どなく、しかも氷層が製氷皿40
に強固に氷結することもない。従って、除氷運転に際し
て製氷室42を加熱すると、製氷小室44に氷結してい
る角氷との氷結面は融解され、短時間で角氷が落下す
る。これにより、除氷時間を短縮して日産製氷能力を向
上させることができる。また、氷層と製氷皿40との氷
結部が融解するのに時間が掛かることに起因して、製氷
小室44中の角氷が過剰に融解して変形氷となったり痩
せてしまうこともなく、形状の整った角氷が得られる。
【0031】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る自動製
氷機によれば、噴射式の自動製氷機では、氷塊が付着し
難い性質を有する添加材を所要の割合で混合した樹脂材
料により水皿を成形したから、製氷小室に生成される氷
塊と水皿とが強力に氷結するのを防止することができ、
除氷運転における水皿の開放時に傾動機構に過大な負荷
が加わるのを防止し得ると共に、氷塊が欠けたりするの
を防止し得る。また、製氷小室中に形成された氷塊の水
皿への氷結が少ないから、水皿開放時の剥離力が小さく
なり、傾動機構の駆動手段の出力を小さくすることが可
能となり、コストを低減し得ると共に省エネを達成する
ことができる。更に、水皿表面に残留する氷着氷が極め
て少ないから、除氷運転に際して使用される除氷水の量
を少なくすることができ、ランニングコストを低減し得
る。
【0032】また、水皿の表面と製氷室の下端との間に
は常に均一な隙間を確保することができるから、該隙間
に形成される氷層により製氷室に生成される全ての角氷
を相互に連結して、角氷群を短時間で製氷小室から落下
放出することができ、日産製氷能力を向上させ得る。な
お、水皿全体を高価な添加材で成形するのではなく、基
材に所要の割合で添加材を混合した樹脂材料で成形した
から、材料費を低く抑えることができる。しかも、水皿
自体を成形するための成形機や金型等は従来と同一のも
のが使用し得るので、新たな設備投資を行なうことなく
実施し得る等の利点を有する。
【0033】また水循環式の自動製氷機では、氷塊が付
着し難い性質を有する添加材を所要の割合で混合した樹
脂材料により製氷皿を成形したから、製氷小室の下端縁
から下方の通孔や製氷皿の下面に氷層が成長することは
殆どなく、しかも氷層が製氷皿に強固に氷結することも
ない。従って、氷層と製氷皿との氷結部が融解するのに
時間が掛かることに起因して除氷時間が長くなることは
なく、除氷時間を短縮して日産製氷能力を向上させるこ
とができる。更に、製氷小室中の角氷が過剰に融解して
変形氷となったり痩せてしまうこともなく、形状の整っ
た角氷が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な第1実施例に係る噴射式自動
製氷機の水皿を示す分解断面図である。
【図2】 本発明の好適な第2実施例に係る水循環式自
動製氷機の製氷皿を示す断面図である。
【図3】 従来技術に係る噴射式自動製氷機の製氷機構
部を示す断面図である。
【図4】 従来技術に係る水循環式自動製氷機の製氷機
構部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 製氷室,12 製氷小室,14 製氷水タンク,16
水皿,18 送水路 18a 開口部,21 噴水孔,26 圧力室,26a 開口
部,40 製氷皿 40a 通孔,42 製氷室,44 製氷小室,50 製氷水
タンク,52 散水管 58 水皿本体(構成部分),60 水路用蓋,62 圧力室
用蓋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向きに開口する多数の製氷小室(12)を
    画成した製氷室(10)と、前記製氷小室(12)をその下方か
    ら傾動開放可能に閉塞すると共に、各製氷小室(12)に対
    応する噴水孔(21)および戻り孔を有する水皿(16)と、こ
    の水皿(16)の下方に一体形成した製氷水タンク(14)とを
    備え、製氷水タンク(14)中の製氷水を前記噴水孔(21)か
    ら製氷小室(12)に噴射供給して室内壁面に氷結させると
    共に、未氷結水は前記戻り孔を介して製氷水タンク(14)
    中に帰還させて氷塊の生成を行ない、製氷完了後は除氷
    運転に切換えて前記水皿(16)および製氷水タンク(14)を
    傾動させて脱氷を行なうよう構成した噴射式の自動製氷
    機において、 前記水皿(16)における少なくとも製氷室(10)と対向する
    構成部分(58)を、氷塊が付着し難い性質の添加材を所要
    の割合で混合した樹脂材料により成形したことを特徴と
    する自動製氷機。
  2. 【請求項2】 前記水皿(16)は、前記噴水孔(21)や戻り
    孔および噴水孔(21)が連通して下方に開口する送水路(1
    8)が形成されると共に、該送水路(18)が連通して側方に
    開口する圧力室(26)が形成された水皿本体(58)と、水皿
    本体(58)における送水路(18)の開口部(18a)を閉成する
    よう接着される水路用蓋(60)と、水皿本体(58)における
    圧力室(26)の開口部(26a)を閉成するよう接着される圧
    力室用蓋(62)とから構成され、少なくとも前記水皿本体
    (58)を、形状、強度、寸法精度および接着性を有する基
    材に、氷塊が付着し難い性質の添加材を所要の割合で混
    合した樹脂材料により成形した請求項1記載の自動製氷
    機。
  3. 【請求項3】 下向きに開口する製氷小室(44)を画成し
    た複数の製氷室(42)と、上下に開口する通孔(40a)が所
    要の配列で形成され、前記各製氷室(42)が各通孔(40a)
    と対応するよう接着された製氷皿(40)と、この製氷皿(4
    0)の下方に配設された製氷水タンク(50)と、該製氷水タ
    ンク(50)中の製氷水を前記各製氷室(42)の製氷小室(44)
    に向けて噴射供給する散水管(52)とを備え、製氷水タン
    ク(50)中の製氷水を散水管(52)を介して各製氷小室(44)
    に直接供給して室内壁面に氷結させると共に、未氷結水
    は製氷水タンク(50)中に帰還させて氷塊の生成を行なう
    よう構成した水循環式の自動製氷機において、 前記製氷皿(40)を、氷塊が付着し難い性質の添加材を所
    要の割合で混合した樹脂材料により成形したことを特徴
    とする自動製氷機。
  4. 【請求項4】 前記氷塊が付着し難い性質の添加材は、
    フルオロカーボン樹脂またはシリコンである請求項1,
    2または3記載の自動製氷機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071479A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Sanyo Electric Co Ltd 逆セル型製氷機

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