JPH0979768A - 空冷式熱交換装置 - Google Patents

空冷式熱交換装置

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JPH0979768A
JPH0979768A JP23825595A JP23825595A JPH0979768A JP H0979768 A JPH0979768 A JP H0979768A JP 23825595 A JP23825595 A JP 23825595A JP 23825595 A JP23825595 A JP 23825595A JP H0979768 A JPH0979768 A JP H0979768A
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Hitoshi Miyamoto
仁志 宮本
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Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は低重心化を図って耐震性と剛
性を向上させると共に、美観を損ねることのない新規な
空冷式熱交換装置を提供することにある。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明は矩
体形状のフレーム構造体1の側面を仕切板8で仕切って
空気の流路9を形成すると共に、その上面に開口部1a
を形成し、その開口部1aに、これを覆うように、高温
の流体を流す複数の伝熱管からなるパネル状の管束部2
と、この管束部2に空気を流して空冷するファン駆動部
3とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力施設等に用
いられる空冷式熱交換装置に係り、特に屋外に設置され
る空冷式熱交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、原子力施設への適用が検討され
ている空冷式熱交換装置を示したものである。図示する
ように、この空冷式熱交換装置は複数の鉄骨からなるフ
レーム構造体aの上部に、複数の伝熱管からなるパネル
状の管束部bを備えると共に、この管束部bの下部に円
筒状のファンリングcと電動ファンdからなるファン駆
動部eとを複数備えたものである。そして、この管束部
b側に原子力施設から発生した高温の冷却水、例えば、
使用済燃料貯蔵設備の補機冷却水系の冷却水を流すと同
時に、その下方の電動ファンdから強制的に外気を送っ
て管束部bを流れる高温の流体を冷却した後、再び補機
冷却水系に戻すようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構造をした熱交換装置は、ファンリングcの下方から外
気を吸い込んでその上方の管束部b側に送るようになっ
ていることから、ファンリングcの吸込口側に十分な空
気の吸込み面積を確保するために、図示するように、こ
のファン駆動部eを地面からある程度の高さに設置する
必要があった。しかしながら、ファン駆動部eや管束部
bの設置高さを高くすると、装置全体の重心が高くな
り、耐震性や剛性上が不足してしまうため、多くの鉄骨
を使用しなければならないといった問題がある。また、
運転中あるいは運転後に降雪があるとその雪融け水によ
って、特に、この管束部bの下部に大きな氷柱が発生す
るため、運転の都度、この氷柱を除去しなければならな
いといった煩わしい作業が強いられる場合がある。さら
に、フレーム構造体1の周囲は、空気の取り入れを良好
にするためにできるだけ大きく開口させておく必要があ
るため、フレーム構造体1の鉄骨部分がそのまま外部に
露出することとなり、装置全体の美観を損ねてしまうと
いった欠点もあった。
【0004】そこで、本発明は上記課題を解決するため
に案出されたものであり、その主な目的は、装置全体の
低重心化を図って耐震性と剛性を向上させると共に、美
観を損ねることのない新規な空冷式熱交換装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、矩体形状のフレーム構造体の側面を仕切板
で仕切って空気の流路を形成すると共に、その上面に開
口部を形成し、その開口部に、これを覆うように、高温
の流体を流す複数の伝熱管からなるパネル状の管束部
と、この管束部に空気を流して空冷するファン駆動部と
を設けてなるものであり、また、上記管束部とファン駆
動部とを上記開口部の長さ方向に沿って交互に設けると
共に、上記流路を一対の管束部とファン駆動部毎に区画
してなるものである。
【0006】本発明は上述したように構成したため、フ
ァン駆動部を駆動し、フレーム構造体の流路内の空気が
フレーム構造体の開口部から排気されて流路内が負圧と
なると、周囲の空気が管束部を通過してフレーム構造体
の流路内に流れ込み、その際に、管束部を流れる高温流
体を冷却した後、再びファン駆動部によってフレーム構
造体の開口部から排気されることになる。あるいは、フ
ァン駆動部で取り入れられた空気はフレーム構造体の上
面に形成された開口部からフレーム構造体内の流路側に
取り入れられて通過した後、管束部側へ流れ、さらに、
ここを通過する際に、管束部を流れる高温流体を冷却し
た後、フレーム構造体の上方に排気されることになる。
すなわち、従来とは異なり、空気の取り入れ及び排気は
いずれもフレーム構造体の上面に形成された開口部で行
われることになるため、フレーム構造体全体の高さを低
くすることが可能となる。
【0007】従って、装置全体の低重心化が達成され、
装置全体の剛性を向上することができる。しかも、管束
部とファン駆動部が分離されているため、管束部に氷柱
が発生しても、ファン駆動部の駆動には影響がなくな
り、そのまま直ぐに運転を開始することもできる。
【0008】また、フレーム構造体の側面を仕切板で仕
切ったため、鉄骨製のフレーム構造体が直接外部に露呈
することがなくなり、美観の向上も同時に達成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を添
付図面に基づいて詳述する。
【0010】図1及び図2は本発明に係る空冷式熱交換
装置の一形態を示したものである。図示するように、こ
の空冷式熱交換装置は、矩体状をした鉄骨製のフレーム
構造体1上面の開口部1aに、これを覆うように、複数
のフィンチューブ型の伝熱管からなるパネル状の管束部
2と、ファン駆動部3が、その長さ方向に沿って交互に
設けられている。また、これら管束部2の端部には、入
口ヘッダ4aと、出口ヘッダ4bとが設けられており、
図示しない原子炉設備等から流れてくる高温の流体を管
束部2を通過させて再び原子炉設備側へ戻すようになっ
ている。
【0011】また、この矩体状をしたフレーム構造体1
の4側面には、それぞれ上記管束部2とファン駆動部3
の頂部が隠れる程度の高さを有する仕切板8…が設けら
れており、フレーム構造体1内に空気の流路9が区画形
成されている。また、ファン駆動部3は電動ファン5の
周囲にファンリング6を備えた送風手段7を並列に備え
たものであり、この空気流路9内の空気を外部へ、ある
いは外気をこの空気流路9内へ強制的に送るようになっ
ている。尚、このフレーム構造体1の高さは、その流路
9の断面積が、管束部2の吸い込み面積より大きくなる
ように設定されている。また、このファンリング6の吸
込口側には図示しないネットが張られており、木の枝等
の大きなゴミや鳥などの小動物がファンリング6内に吸
い込まれないようになっている。
【0012】また、図1に示すように、この空気流路9
内にはその長さ方向に沿って複数の中間仕切板10…が
所定の間隔を隔てて設けられており、フレーム構造体1
の長さ方向に沿って、管束部2とファン駆動部3とがそ
れぞれ一対になるように空気流路9が複数に区画されて
いる。
【0013】以上において、先ず、図示しない原子力設
備から流れてくる高温の流体を入口ヘッダ4aから分岐
させてそれぞれの管束部2に供給すると同時に、ファン
駆動部3を構成する送風手段7の電動ファン5を駆動す
ると、フレーム構造体1の流路9内の空気が開口部1a
に設けられたファンリング6から強制的に排気されて流
路9内が負圧となる。すると、フレーム構造体1の側面
は仕切板8で区画されていることから、本装置周囲の空
気が管束部2側からこれを通過して流路9内に流れ込
み、その際に、管束部2を流れる高温流体の熱を奪って
これを冷却した後、再びファン駆動部3によってフレー
ム構造体の開口部1aから上方に排気されることにな
る。このとき、空気流路9内は、中間仕切板10によっ
て一対の管束部2とファン駆動部3とに区画されている
ことから、外気は図2に示すように、各ブロック毎にU
ターン状に流れることになる。その後、一方の冷却され
た流体は図1に示すように、他方のヘッダ4bで合流し
た後、再び図示しない原子力設備側に戻されることにな
る。
【0014】このように、本発明は、フレーム構造体の
上面に開口部を形成し、この開口部に管束部とファン駆
動部を同一平面上に設けたため、空気の取入れと排気の
いずれもフレーム構造体の上面に形成された開口部で行
われることになり、これによってフレーム構造体全体の
高さを低くすることが可能となる。従って、装置全体の
低重心化が達成されることとなり、地震などに対する装
置全体の剛性が大幅に向上する。また、ファン駆動部3
を駆動する際に管束部2の下部に氷柱が発生していて
も、ここで発生する氷柱はファン駆動部3の運転には殆
ど影響を及ぼさないため、この氷柱を除去せずに、その
まま運転を開始することができる。尚、この氷柱は管束
部2の熱によって自然に除去されることになる。また、
フレーム構造体の側面を仕切板で仕切ったため、鉄骨製
のフレーム構造体が直接外部に露呈することがなくな
り、美観の向上も同時に達成できる。さらに、このフレ
ーム構造体1を複数に分割し、ファン駆動部あるいは管
束部を各ユニット毎にモジュール化したものを予め工場
等で制作し、これを、現地で組み立てるようにすれば、
据え付け工期の短縮と保全コストの低減も同時に達成で
きる。
【0015】尚、本実施の形態では、流路9の断面積は
管束部2の吸い込み面積よりも大きく設定されているた
め、流路9での空気の流れの抵抗は殆どなく、ファン駆
動部3の負荷は管束部2の吸い込み面積によって左右さ
れることになるため、このような構成にすることによっ
てファン駆動部3の負荷が特に増大するようなことはな
い。また、空気の流れ方向としては、本実施例とは反対
に、ファン駆動部から管束部側へ流しても同様な効果を
得ることができるが、そうすると、ファン駆動部内へ小
動物が侵入しやすくなったり、また、運転を停止しても
ネットに捕集されたゴミなどが取り除かれなくなること
が考えられることから、図示するように、管束部側から
ファン駆動部側へ流すようにした方が好ましい。
【0016】また、本発明はフレーム構造体1の上部開
口部1aにファン駆動部3と管束部2を同一平面上に設
ければ、上記一形態に限定されるものではなく、例え
ば、図3に示すようにファン駆動部3の両側や、あるい
は図4に示すように、その周囲に管束部2を設けるよう
に構成しても良く、さらにそのファン駆動部3を構成す
る送風手段7の数やサイズ、出力などは必要に応じて変
化させても良いことは勿論である。また、本形態の説明
で用いた中間仕切板10は本発明を構成する上で必ずし
も必要ではなく、場合によってこれを省いた構成として
もその効果に大きな影響はないと考えられる。
【0017】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、装置全体
の低重心化が達成されるため、耐震性や剛性が向上する
と共に、管束部に氷柱が発生してもこれを除去する必要
がなくなる。また、フレーム構造体を構成する鉄骨部分
が、外部に露出しなくなるため、装置全体の美観の向上
が達成される等といった優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態を示す平面図である。
【図2】図1中A−A断面図である。
【図3】本発明の他の形態を示す平面図である。
【図4】本発明の他の形態を示す平面図である。
【図5】従来の空冷式熱交換装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム構造体 1a 開口部 2 管束部 3 ファン駆動部 7 送風手段 8 仕切板 9 空気流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩体形状のフレーム構造体の側面を仕切
    板で仕切って空気の流路を形成すると共に、その上面に
    開口部を形成し、その開口部に、これを覆うように、高
    温の流体を流す複数の伝熱管からなるパネル状の管束部
    と、この管束部に空気を流して空冷するファン駆動部と
    を設けてなることを特徴とする空冷式熱交換装置。
  2. 【請求項2】 上記管束部とファン駆動部とを上記開口
    部の長さ方向に沿って交互に設けると共に、上記流路を
    一対の管束部とファン駆動部毎に区画してなることを特
    徴とする請求項1記載の空冷式熱交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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