JPH0980555A - ブレ補正装置及びブレ補正カメラ - Google Patents

ブレ補正装置及びブレ補正カメラ

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JPH0980555A
JPH0980555A JP7236823A JP23682395A JPH0980555A JP H0980555 A JPH0980555 A JP H0980555A JP 7236823 A JP7236823 A JP 7236823A JP 23682395 A JP23682395 A JP 23682395A JP H0980555 A JPH0980555 A JP H0980555A
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JP
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unit
holding
shake correction
holding unit
lens
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JP7236823A
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Yoshitoshi Kitagawa
好寿 北川
Shinichi Hirano
真一 平野
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VCMを用いてブレ補正光学系を駆動するブ
レ補正装置及びブレ補正カメラであって、電力消費量が
少ないブレ補正装置及びブレ補正カメラを提供する。 【解決手段】 撮影光学系の少なくとも一部からなるブ
レ補正光学系を弾性部材により保持する保持部と、保持
部を駆動することにより、撮影面における被写体像のブ
レを補正するブレ補正駆動部(9、13)と、保持部を
所定の位置に固定する固定部(14、15)と、駆動部
及び前記固定部を制御する制御部(6)と、保持部の位
置を固定すべきか否かを判定する判定部(2)とを備
え、判定部は、ブレ補正部の非稼働時は、保持部の位置
を固定すべきと判定して、制御部に所定信号を出力し、
制御部は、判定部からの所定信号を受信したときは、保
持部を固定するよう固定部を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影光学系の撮影
面における被写体像を移動させることにより、被写体像
のブレを補正するブレ補正装置及びブレ補正カメラに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ等の撮影機器では、撮影者
が被写体像を撮影中(露光中)に僅かでも動くと、撮影
面上の被写体像が移動し、得られた写真は、輪郭が不鮮
明ないわゆるブレ写真となっていた。これに対して、最
近は、露光中に撮影光学系の一部又は全部からなる像ブ
レ補正光学系を撮影者の動きを打ち消すように移動させ
ることにより、撮影面上における被写体像のブレを防止
する(以下「ブレ補正」という)ブレ補正装置が研究・
開発されている。
【0003】このようなブレ補正装置としては、ブレ補
正光学系(以下「VRレンズ」という)を撮影光学系の
光軸に対して垂直な面内で移動させることによりブレ補
正を行う、例えば特開平3−110530に開示された
装置がある。この装置では、VRレンズをX−Yステー
ジによって光軸に垂直な面内に支持し、VRレンズを駆
動する駆動源としては、2つのDCモータを用いてい
る。DCモータの回転は、所定の減速ギヤで減速され、
さらにリードネジ等により互いに平行でない2つの直線
運動に変換された後に、X−Yステージに伝達される。
この結果、VRレンズは、光軸に対して略直交する面内
において駆動される。
【0004】一方、上記のようにX−Yステージを用い
た場合は、X−Yステージにおいて発生する摩擦などに
より、VRレンズの移動が滑らかに行われないことがあ
る。そこで、最近は、このような問題を解決し、VRレ
ンズの円滑な移動を確保するために、VRレンズをレン
ズ鏡筒内において、弾性体で支持する方法が利用されて
いる。具体的には、複数の円筒状の弾性体をその円筒軸
が光軸に平行となるようにレンズ鏡筒内へ配置し、それ
らの端部にVRレンズを片持ち支持する。このようにす
ることにより、VRレンズは、弾性体の端部によって定
められる面内において、円滑に移動する。
【0005】また、駆動源としてDCモータ等の回転式
モータを採用した場合には、ギヤを用いてその回転運動
を減速し、直進運動に変換することが必須となる。しか
し、これらのギヤでは、騒音の発生を回避することが困
難である。これに対して、近年は、特に家庭用撮影機器
において、使用時の静寂性が強く要求されている。この
ために、VRレンズの駆動源は、機械的な機構を介さず
に、直接的にVRレンズに直進駆動力を与えることがで
きるヴォイスコイルモータ(以下「VCM」という)を
採用することが提案されている。ここで、VCMとは、
電流と磁力によって生じる電磁力を利用して駆動力を発
生させるモータであり、通電した電流値に比例した大き
さの直進駆動力を発生することを特徴とするものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したVR
レンズを弾性体で片持ち支持する従来のブレ補正装置で
は、VCMへの通電が中止され、VCMがなんらの駆動
力も発生しない状態となると、弾性体に片持ち支持され
ているVRレンズは、振動運動をすることが可能とな
る。このため、ブレ補正装置に外部から衝撃等の力の作
用があった場合は、VRレンズが振幅の大きな振動運動
を行い、周囲の固定部分に接触、破損する恐れが生じ
る。
【0007】また、電源の能力が何らかの原因で低下
し、VCMへ十分な電力が供給されない場合にも、VC
Mが十分な駆動力を発生できないため、VRレンズがV
CMの制御から外れて振動運動を開始し、上記同様に、
周囲の固定部分に接触する恐れが生じる。このために、
従来のブレ補正装置では、常にVCMに十分な電力を供
給することにより、VRレンズの運動を完全に制御する
必要があった。しかし、このように、常にVCMを駆動
させることとすると、ブレ補正装置がブレ補正の必要性
がないときにも多大な電力を消費するため、ブレ補正装
置を電池等の携帯型電源で駆動することが困難になると
いう問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、撮影光学系の少なくとも一
部からなるブレ補正光学系(21)を弾性部材により保
持する保持部(22、23、36〜39)と、保持部を
駆動することにより、撮影面における被写体像のブレを
補正するブレ補正駆動部(9、13)と、保持部を所定
の位置に固定する固定部(14、15)と、駆動部及び
固定部を制御する制御部(6)と、保持部の位置を固定
すべきか否かを判定する判定部(2)とを備え、判定部
は、ブレ補正部の非稼働時は、保持部の位置を固定すべ
きと判定して、制御部に所定信号を出力し、制御部は、
判定部からの所定信号を受信したときは、保持部を固定
するよう固定部を制御することを特徴としている。
【0009】請求項2に係る発明は、撮影光学系の少な
くとも一部からなるブレ補正光学系(21)を弾性部材
により保持する保持部(22、23、36〜39)と、
保持部を駆動することにより、撮影面における被写体像
のブレを補正するブレ補正駆動部(9、13)と、保持
部を所定の位置に固定する固定部(14、15)と、駆
動部及び固定部を制御する制御部(6)と、保持部の位
置を固定すべきか否かを判定する判定部(2)とを備
え、固定部が保持部を固定する位置は、ブレ補正光学系
の中心と撮影光学系の光軸が一致する位置であり、判定
部は、電源の入力後であって、ブレ補正駆動部の稼働前
に、少なくとも一回前記保持部を固定するよう制御部に
所定信号を出力し、制御部は、判定部からの所定信号を
受信したときは、保持部を固定するよう固定部を制御す
ることを特徴としている。
【0010】請求項3に係る発明は、撮影光学系の少な
くとも一部からなるブレ補正光学系(21)を弾性部材
により保持する保持部(22、23、36〜39)と、
保持部を駆動することにより、撮影面における被写体像
のブレを補正するブレ補正駆動部(9、13)と、保持
部を所定の位置に固定する固定部(14、15)と、駆
動部及び固定部を制御する制御部(6)と、保持部の位
置を固定すべきか否かを判定する判定部(2)とを備
え、判定部は、電源(1)電圧が所定値以下であるとき
は、保持部の位置を固定すべきと判定して、制御部に所
定信号を出力し、制御部は、判定部からの所定信号を受
信したときは、ブレ補正駆動部の制御を行わず、保持部
を固定するよう固定部を制御することを特徴としてい
る。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1から請求
項3のいずれか1項に記載のブレ補正装置において、さ
らに、判定部と制御部の間の通信を補助する通信補助部
(16)を備えることを特徴としている。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項1から請求
項4のいずれか1項に記載のブレ補正装置と、撮影準備
信号を発生する信号発生部(S1)とを備え、判定部
は、信号発生部が信号の発生を中止してから所定時間経
過前に再度信号を発生しないときは、保持部の位置を固
定すべきと判定して、制御部に所定信号を出力し、制御
部は、判定部からの所定信号を受信したときは、ブレ補
正駆動部の制御を行わず又は中断して、保持部を固定す
るよう固定部を制御することを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、実施形
態について、さらに詳しく説明する。図1は、本発明に
係るブレ補正カメラの実施形態を示すブロック図であ
る。電源1は、メインスイッチMswが投入されること
により、本実施形態に電力を供給するものである。スイ
ッチS1は、レリーズボタンの半押しにより、S2は、
レリーズボタンの全押しにより、それぞれon状態とな
るスイッチである。本実施形態では、スイッチS1がo
nとなるとシャッタースピードや焦点距離の調節などの
撮影準備が行われ、また、スイッチS2がonとなると
レリーズ動作が行われ、露光が開始される。
【0014】CPU2は、不図示のAEセンサ、AFセ
ンサ等の検出結果等に基づいて露光量制御部4、AF制
御部5、巻き上げ部7及び半押しタイマ8を制御する電
子回路である。ここで、露光量制御部4は、AEセンサ
の検出結果に基づいて、不図示の絞り機構及びシャッタ
ー機構を制御することにより、撮影時の露光量を調整す
るものである。AF制御部5は、AFセンサの出力に基
づいて、光学系(不図示)の合焦動作を制御するもので
ある。また、巻き上げ部7は、撮影終了後などにフィル
ムの巻き上げ等を行うものである。半押しタイマ8は、
所定条件のもとで作動するタイマである。半押しタイマ
8の作動条件については、図5、図6において説明す
る。
【0015】BC11は、本実施形態が内蔵する電源1
の電圧を測定するバッテリーチェック回路である。BC
11は、常にバッテリーチェックを行っており、本実施
形態が正常なブレ補正を行うのに最低限必要とする電圧
値(以下「BC電圧」という)より電源電圧が低下して
いる場合は、電圧が低下したという信号(以下「BC電
圧信号」という)をCPU2へ出力し続ける。一方、C
PU2は、常時BC11がBC電圧信号を出力している
か否かを監視し、BC電圧信号を受け取ると、VRレン
ズ21の位置を固定すべきと判定する。この結果、CP
U2は、直ちにVRレンズ21の位置を固定する旨の信
号(以下「ロック信号」という)をCPU6へ出力す
る。また、CPU2は、不図示の表示部に電圧が低下し
た旨を表示(以下「BC表示」という)などし、撮影者
にバッテリーの交換や充電の必要性を知らせる。
【0016】CPU6は、VRセンサ3、駆動回路9等
を制御、又はその出力を検出・処理する電子回路であ
る。VRセンサ3は、カメラの振れを検出するセンサで
あり、CPU6は、VRセンサ3の出力に基づいて、そ
の瞬間におけるカメラの姿勢(位置、速度、加速度、角
度、角速度、角加速度等)を検出する。位置検出センサ
10は、後述するレンズ枠23の位置を検出するための
センサである。アクチュエータ13は、レンズ枠23を
光軸にほぼ垂直な面内において駆動させるためのもので
ある。アクチュエータ13の詳細については、図2等で
説明する。
【0017】駆動回路9は、制限部10を介してCPU
6からブレ補正に関する制御信号の伝達を受けることに
より、アクチュエータ13を駆動する回路である。ま
た、制限部10は、電源1より駆動回路9へ供給される
電流を検出し、その値、すなわち、アクチュエータ13
へ供給される電流の合計値が所定値以上とならないよう
に制限する回路である。ロック装置15は、VRレンズ
を機械的に固定するための固定手段である。ロック装置
15の構成の詳細については、後述する。また、駆動回
路14は、CPU6からの出力信号に対応して、ロック
装置15を駆動する回路である。
【0018】通信部16は、CPU2とCPU6が情報
の送受信を行う場合に、それらの信号のタイミン等を調
整することにより、両CPU間の通信を補助するための
電子回路である。例えば、CPU2がBC11よりBC
電圧信号を受信した場合は、CPU2は、直ちに対応す
る信号を通信部16へ出力する。通信部16は、CPU
6が外部からの信号を受信できる状態にあることを確認
後、CPU2より伝達された信号をCPU6へ出力す
る。このように、本実施形態では、通信部16を備えた
ことにより、CPU6がブレ補正制御等のために、一時
的にCPU2と通信不能となることがあっても、その後
に確実にCPU2の出力信号がCPU6に伝達される。
【0019】図2、図3は、本実施形態のVRレンズを
駆動する機構を説明するための図である。図2は、VR
レンズを含む機構の正面図、図3は、図2のA−A断面
図である。図2のほぼ中央に描かれている円形部材は、
本実施形態のVRレンズ21である。VRレンズ21
は、その外周においてレンズ室22により保持され、さ
らに、レンズ室22は、外周においてレンズ枠23によ
って保持されている。
【0020】弾性体36〜39は、レンズ枠23をレン
ズ鏡筒内に支持するための金属製ワイヤなどである。弾
性体36は、光軸平行に設置され、それぞれの長さは、
ほぼ同一である。従って、これらに支持されたレンズ枠
23は、光軸にほぼ垂直な面内において任意の方向へ可
動であり、また、移動した結果、レンズ枠23がその面
に対して傾くことがない。
【0021】コイル24、磁石26、ヨーク28、40
(又は、コイル25、磁石27、ヨーク29、41)
は、図1に示すアクチュエータ13であり、いわゆるヴ
ォイスコイルモータ(VCM)を構成している。コイル
24、25は、細長い導電体のワイヤからなるコイル部
材であり、互いに平行な2つの直線部と、それぞれの直
線部の端を結ぶ2つの半円部とからなる陸上競技用トラ
ックに類似した形状を有している。コイル24、25
は、それぞれの直線部の垂直二等分線がVRレンズ21
のほぼ中心において、ほぼ直角に交わるように、レンズ
枠23の外縁部に取り付けられている。
【0022】ヨーク28、40及び磁石26は、コイル
24を光軸方向に横切る磁界を形成するための部材であ
り、ヨーク28とヨーク40は、磁石26を光軸方向に
挟むように、また、ヨーク28と磁石26は、コイル2
4を光軸方向に挟むように配置されている。同様に、ヨ
ーク29、41及び磁石27は、コイル25を横切る磁
界を形成するための部材であり、ヨーク29とヨーク4
1は、磁石27を光軸方向に挟むように、ヨーク29と
磁石27は、コイル25を光軸方向に挟むように配置さ
れている。
【0023】一方、コイル24、25は、前述の駆動回
路9に接続されており、駆動回路9を介して電源1から
電流の供給を受ける。コイル24(25)に電流が流れ
ると、その電流と磁石26(27)より発生する磁界と
の間に電磁力(以下「推力」という)が発生する。この
推力は、コイル24(25)に流れる電流の向きによっ
てその向きを変え、また、電流の大きさに比例してその
大きさを増減させるものである。
【0024】レンズ位置検出部30(31)は、レンズ
枠23の側面であって、コイル25の直線部の垂直二等
分線(x軸)(コイル24の垂直二等分線(y軸))の
延長上に位置している突起部であり、その中央部にほぼ
光軸方向に進む光線が透過可能なスリット32(33)
を有している。
【0025】フォトインタラプタ34(35)は、主に
投光部と受光部とから構成される部材であり、その投光
部と受光部によってレンズ位置検出部30(31)を光
軸方向に挟むように設置されている(図3参照)。この
ように配置することにより、フォトインタラプタ34
(35)は、投光部より照射され、スリット32を透過
した光を受光部において検出することにより、レンズ枠
23のx軸方向(y軸方向)移動量を検出することが可
能となっている。フォトインタラプタ34によって検出
されたレンズ枠23の移動量に関する情報は、CPU6
にフィードバックされ、CPU6は、それを基に駆動回
路9へアクチュエータ13を制御するための新たな制御
信号を出力する。本実施形態では、このような動作を繰
り返すことにより、VRレンズ21を所定の位置へ配置
しブレ補正を行う。
【0026】次に、VRレンズ21の駆動機構の動作に
ついて説明する。前述のように、CPU6から制御信号
の伝達を受けた駆動回路9は、アクチュエータ13を駆
動すべく、コイル24、25へそれぞれ適当な電流を供
給する。これにより、VRレンズ21は、コイル24、
25に流れる電流と、磁石26、27から発生する磁場
との相互作用により生じる電磁力(推力)によって駆動
される。VRレンズ21が、この推力により光軸中心か
ら移動すると、レンズ枠23を支持する弾性体36〜3
9は撓み、光軸に向かう方向のバネ力が発生する。この
結果、VRレンズ21は、コイル24、25において発
生する推力と、弾性体36〜39において発生するバネ
力とが釣り合う位置まで移動する。
【0027】ここで、実際には、VRレンズ21を駆動
する機構全体の質量が、弾性体36〜39に対し重力方
向への力を作用させる他、VRレンズ21を駆動制御す
るときに、様々な力が発生するために、VRレンズ21
は、これらの力と推力の釣り合った位置へ移動すること
となる。さらにまた、コイル24、25には、VRレン
ズ21の移動により逆起電力が発生するために、VCM
が発生する推力は低下し、VRレンズ21は、低下した
この推力とバネ力との釣り合いの位置へ移動する。
【0028】次に、図2及び図4を用いてロック装置1
5について説明する。図4は、図1の断面A−O−Bで
ある。レンズ枠23は、その外縁部にレンズ枠23を光
軸方向に貫通する穴部42を備えている。一方、レンズ
枠23に対して光軸方向に隣接する固定部材45は、そ
の中心軸が穴部42の中心軸とほぼ一致するソレノイド
44及びシャフト43を備えている。ここで、シャフト
43及びソレノイド44は、図1において示したロック
装置15に相当する。
【0029】シャフト43は、光軸方向に前後移動が可
能であるようにソレノイド44によって保持されてお
り、ソレノイド44に電流を供給すると、光軸方向に前
後移動する。ここで、シャフト43は、穴部42側の先
端部がテーパ状に加工されている棒状部材であり、その
直径は、レンズ枠側の穴42の直径よりも大きい。従っ
て、シャフト43が光軸方向であって、レンズ枠23の
方向に駆動されたときは、テーパ状になったシャフト4
3の先端部がレンズ枠23の穴部42にはまりこみ、テ
ーパの途中で止まる。これによってレンズ枠23は、光
軸と直角方向に動くことをシャフト43によって禁止さ
れ、その位置を固定される。
【0030】なお、本実施形態では、シャフト43によ
ってレンズ枠23を固定した結果、VRレンズ21の中
心と撮影光学系の光軸とが一致するように、穴部42と
シャフト43を配置している。
【0031】次に図5及び図6を用いて、本実施形態の
動作について説明する。図5及び図6は、本実施形態の
動作を示す流れ図である。メインスイッチMswが入れ
られ(S101)、CPU2が電源投入を検知すると、
CPU2は、直ちに通信部16を解してCPU6へVR
レンズ21の位置を固定するよう信号(以下「ロック信
号」という)を出力する(S102)。CPU6は、ロ
ック信号を受信すると、駆動回路14に対してVRレン
ズロック命令を出し、駆動回路14は、ソレノイドコイ
ルに電流を供給する。この結果、シャフト43は、レン
ズ枠23の穴部42に挿入され、レンズ枠23及びVR
レンズ21はその位置を固定される。これにより、本実
施形態は、VRレンズ21がスイッチMswがOffの
間に光軸から外れた位置に移動していても、位置検出セ
ンサ10、VCM等を用いずに、その中心を初期位置で
ある撮影光学系の光軸に容易に一致させることができ
る。
【0032】次に、BC11は、電源電圧のチェック、
すなわち、電源1の電圧の確認を行う(S103)。電
源電圧がBC電圧以下である場合は、BC11からCP
U2へBC電圧信号が出力される(S104No)。こ
の結果、CPU2は、VRレンズ21の位置を固定すべ
きと判定し、直ちにロック信号を発する(S121)。
通信部16を介してロック信号を受信したCPU6は、
駆動回路14、ロック装置15を制御してVRレンズ2
1の位置を固定する。さらに、CPU2は、不図示の表
示部にBC表示を表示し(S122)、撮影者にバッテ
リーの消耗を知らせ、バッテリーの交換や、充電を行う
ことを促す。次に、レリーズロックが行われ(S12
3)、撮影動作を終了する。このように、本実施形態で
は、電源電圧低下時にVRレンズ21をロック装置15
により機械的に固定する一方、ブレ補正を行わないこと
としている。すなわち、本実施形態は、電源電圧低下に
起因する不安定なブレ補正を行わないことにより電力消
費量の抑制を図るとともに、VCMによってその運動を
制御されなくなったVRレンズ21が、不慮の運動によ
り周囲の固定部材に接触、破損することを防止してい
る。また、本実施形態では、上記のように、VRレンズ
21の位置を固定すべきか否かを判定し、ロック信号を
発するCPUと、実際にロック装置15を制御するCP
Uとを別個のものとしている。これにより、本実施形態
は、ブレ補正制御その他の動作を行うCPU6の負荷を
軽減し、CPU2によって、VRレンズ21を固定すべ
きときを常時適切に判定することを可能としている。
【0033】一方、電源電圧がBC電圧以上であって
(S104Yes)、レリーズボタンが半押しされてス
イッチS1がOnとなると(S105Yes)、各セン
サ(VR、AF、AEセンサ)に電源が投入される(S
106)。電源が投入されたVRセンサ3は、CPU6
にブレに関する検出結果を出力する。CPU6は、その
出力信号に基づいてカメラ全体の姿勢に関する情報(例
えば角速度)を求め、基準となる姿勢における出力を演
算し(例えば角速度=0)、さらに、この値をもとに撮
影面でのブレ量を演算する。
【0034】次に、CPU2は、AFセンサの出力に応
じてAF制御部5へ信号を出力し、AF制御部5は、合
焦用レンズを駆動させて、撮影面上の被写体像を合焦さ
せる(S107)。さらに、AEセンサの出力に基づ
き、Tv値、Av値が決定され、カメラの表示部(不図
示)に表示される(S108)。
【0035】次に、BC11は、再度の電源電圧のチェ
ックを行う(S109)。その結果、電源電圧がBC電
圧以下である場合は、BC11はBC電圧信号を出力
し、さらにCPU6はロック信号を発信し(S110N
o)、(S121)以降の各動作が行われる。逆に、電
源電圧がBC電圧以上であると判断した場合は(S11
0Yes)、VRモードが露光中に限って行われるモー
ド(以下「S2VRモード」という)か、露光以外の時
間にレリーズボタンの半押し(スイッチS1On)によ
って開始されるモード(以下「S1VRモード」とい
う)かを不図示の設定部に問い合わせる(S111)。
【0036】VRモードがS1VRモードである場合
(S129)は、レリーズボタンが半押しされ、スイッ
チS1がOnとなると、直ちにブレ補正が開始される
(S130)。すなわち、CPU6は、位置検出センサ
10の出力に基づき駆動回路9、アクチュエータ13を
制御して、撮影面における被写体像のブレが補正される
ようにVRレンズ21を駆動する。この後に、スイッチ
S1がOnである間は(S131Yes)、ブレ補正を
継続して行い、レリーズボタンが全押しされてスイッチ
S2がOnとなると(S132Yes)、一旦VRレン
ズ21をセンタリングする(S133)。
【0037】ここで、センタリングとは、VRレンズ2
1の駆動範囲が最も大きく取れるようにVRレンズ21
の中心を所定の初期位置に位置決めすることをいい、本
実施形態の場合には、その中心が撮影光学系の光軸と一
致するようにVRレンズ21を位置決めしている。セン
タリングが終了した後は、本実施形態の動作は、(S1
15)に移行する。また、スイッチS2がOnとなる前
にスイッチS1がOffとなった場合(S131No)
には、本実施形態の動作は、(S124)へ移行する。
【0038】前述の(S111)において、S2VRモ
ードである場合(S112)は、スイッチS1及びスイ
ッチS2がOnであることを確認した後に(S113Y
es、S114Yes)、ブレ補正が開始される(S1
15)。また、クイックリターンミラー、絞り、シャッ
タ等が先に演算されたTv値、Av値に基づいて駆動さ
れ、露光動作が行われる(S116)。所定時間経過
後、露光動作は終了され(S117)、引き続いてVR
駆動も終了される(S118)。次に、CPU2よりロ
ック信号が出力され、CPU6が駆動回路14、ロック
装置15を制御してVRレンズ21の位置を固定する。
これにより、本実施形態は、この後のVCMが駆動され
ていない状態においても、VRレンズ21が不慮の運動
を発生させることがない。さらに、各センサへの電源供
給が停止され(S120)、一連の撮影動作が終了す
る。
【0039】一方、前述の(S113)において、撮影
者がレリーズボタンの半押しを取りやめ、スイッチS1
がOffとなった場合(S113No)は、半押しタイ
マが作動を開始し計時を始める(S124)。その後、
半押しタイマにより設定時間の経過が確認されると(S
125Yes)、CPU2は、ロック信号を出力してV
Rレンズ21を固定する(S128)。さらに、各セン
サへの電源供給が停止され、(S128)、本実施形態
の動作は、(S103)へ以降する。すなわち、本実施
形態では、撮影準備を行うべき旨の信号を発するスイッ
チS1がOnからOffとなり一定の時間が経過した場
合は、撮影者が撮影準備を行っていないものとみなし、
VRレンズ21が不慮の運動を起こさないようにロック
装置15によってその位置を固定することとしているの
である。
【0040】(S125)において、設定時間前(S1
25No)に、再度スイッチS1がOnとなると(S1
26Yes)、本実施形態の動作は、(S107)へ以
降する。この後に、レリーズボタンの半押しを継続し
(S113Yes)、あるい半押しタイマの設定時間以
内に再度半押しを行うと、ブレ補正が開始され(S11
5)、前述の動作に従い露光が行われ、撮影動作が終了
される。
【0041】以上説明したように、本実施形態では、電
源電圧が正常なブレ補正を行うのに必要とされる値より
低下してしまった場合、又は、撮影者が撮影準備を行っ
ていないと判断された場合に、VCMを駆動させず、ロ
ック装置15を用いてVRレンズ21の位置を固定す
る。これにより、本実施形態では、VRレンズ21が不
慮の運動により周囲の固定部材に接触、破損することを
防止すると共に、VRレンズ21を固定するための消費
電力を抑制することを可能としている。
【0042】また、本実施形態において、ロック装置1
5は、VRレンズ21の中心が撮影光学系の光軸と重な
るようにVRレンズ21の位置を固定する。そこで、本
実施形態は、電源1が投入された後であって、露光が行
われる前に、一旦VRレンズ21の位置をロック装置1
5によって固定することにより、VRレンズ21の初期
位置への位置決めを、VCM及び位置検出センサ10等
を用いずに、容易に行うことを可能としている。さら
に、本実施形態では、撮影を終了した後にもVRレンズ
21をロック装置15よって固定している。これによ
り、本実施形態は、VCMが駆動を停止した後、また
は、電源1が解除された後に、VRレンズ21が不慮の
運動を行うことを防止している。
【0043】(その他の実施形態)なお、本発明は、上
記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態
は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された
技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効
果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技
術的範囲に包含される。
【0044】例えば、上記実施形態において、ロック装
置15は、先端部がテーパー状に加工されたシャフト4
3を用いていたが、これは、穴部42がテーパー状に加
工されているものであってもよく、また、シャフト43
と穴部42の双方がテーパー状に加工されているもので
あってもよい。また、ロック装置15の形態は、上記実
施形態に示したものに限定されず、VRレンズ21を所
定の位置に正確かつ安定に固定できるものであれば、他
の装置であってもよく、例えば、レンズ枠23を光軸を
中心とした放射方向から挟む機構を有する装置等であっ
てもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1に
係る発明によれば、保持部の移動を固定すべきか否か判
定は判定部が行い、固定部の制御は制御部が行うことと
したので、制御部の稼働状態に関わらず適切な判定を行
うブレ補正装置を提供することが可能である。また、保
持部は、ブレ補正駆動部の非稼働時は、固定部により固
定することとしたので、ブレ補正光学系が不慮の運動に
より周囲部材等に接触、破損することのないブレ補正装
置を提供することが可能である。請求項2に係る発明に
よれば、電源の入力後であって、ブレ補正駆動部の稼働
前に、少なくとも一回保持部を固定部により固定するの
で、ブレ補正駆動部を駆動する前にブレ補正光学系を所
定の位置に容易に配置できるという効果を奏するブレ補
正装置を提供することが可能である。請求項3に係る発
明によれば、電源電圧が所定値以下である場合に、ブレ
補正駆動部の制御を行わず、固定部により保持部を固定
することとしたので、ブレ補正駆動部が不安定な状態で
稼働されることがなく、また、電力消費量を抑制すると
いう効果を奏するブレ補正装置を提供することが可能で
ある。請求項4に係る発明によれば、判定部が保持部の
位置を固定すべきと判定したときに出力する所定信号
は、確実に制御部に伝達されるブレ補正装置を提供する
ことが可能である。請求項5に係る発明によれば、信号
発生部が信号の発生を中止してから所定時間経過前に再
度信号を発生しない場合に、ブレ補正駆動部の制御を行
わず又は中断して、固定部により保持部を固定すること
としたので、撮影準備がなされていない状況下での消費
電力を抑制し、ブレ補正光学系が不慮の運動により周囲
部材等に接触、破損することがないという効果を奏する
ブレ補正カメラを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態を示すのブロック図であ
る。
【図2】本発明に係る実施形態のVRレンズを駆動する
機構の正面図である。
【図3】図2に示すVRレンズを駆動する機構のA−A
断面図である。
【図4】図2に示すVRレンズを駆動する機構のA−O
−B断面図である。
【図5】本発明に係る実施形態の動作を表す流れ図であ
る。
【図6】本発明に係る実施形態の動作を表す流れ図であ
る。
【符号の説明】
2 CPU 6 CPU 9 駆動回路 13 アクチュ
エータ 14 駆動回路 15 ロック装
置 21 VRレンズ 22 レンズ室 23 レンズ枠 36〜39 弾
性体 S1 スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系の少なくとも一部からなるブ
    レ補正光学系を弾性部材により保持する保持部と、 前記保持部を駆動することにより、撮影面における被写
    体像のブレを補正するブレ補正駆動部と、 前記保持部を所定の位置に固定する固定部と、 前記駆動部及び前記固定部を制御する制御部と、 前記保持部の位置を固定すべきか否かを判定する判定部
    と、 を備え、 前記判定部は、前記ブレ補正部の非稼働時は、前記保持
    部の位置を固定すべきと判定して、前記制御部に所定信
    号を出力し、 前記制御部は、前記判定部からの所定信号を受信したと
    きは、前記保持部を固定するよう前記固定部を制御す
    る、ことを特徴とするブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 撮影光学系の少なくとも一部からなるブ
    レ補正光学系を弾性部材により保持する保持部と、 前記保持部を駆動することにより、撮影面における被写
    体像のブレを補正するブレ補正駆動部と、 前記保持部を所定の位置に固定する固定部と、 前記駆動部及び前記固定部を制御する制御部と、 前記保持部の位置を固定すべきか否かを判定する判定部
    と、 を備え、 前記固定部が前記保持部を固定する位置は、前記ブレ補
    正光学系の中心と前記撮影光学系の光軸が一致する位置
    であり、 前記判定部は、電源の入力後であって、前記ブレ補正駆
    動部の稼働前に、少なくとも一回前記保持部を固定する
    よう前記制御部に所定信号を出力し、 前記制御部は、前記判定部からの所定信号を受信したと
    きは、前記保持部を固定するよう前記固定部を制御す
    る、 ことを特徴とするブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 撮影光学系の少なくとも一部からなるブ
    レ補正光学系を弾性部材により保持する保持部と、 前記保持部を駆動することにより、撮影面における被写
    体像のブレを補正するブレ補正駆動部と、 前記保持部を所定の位置に固定する固定部と、 前記駆動部及び前記固定部を制御する制御部と、 前記保持部の位置を固定すべきか否かを判定する判定部
    と、 を備え、 前記判定部は、電源電圧が所定値以下であるときは、前
    記保持部の位置を固定すべきと判定して、前記制御部に
    所定信号を出力し、 前記制御部は、前記判定部からの所定信号を受信したと
    きは、前記ブレ補正駆動部の制御を行わず、前記保持部
    を固定するよう前記固定部を制御する、 ことを特徴とするブレ補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載のブレ補正装置において、 さらに、前記判定部と前記制御部の間の通信を補助する
    通信補助部、 を備えることを特徴とするブレ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項に
    記載のブレ補正装置と、 撮影準備信号を発生する信号発生部と、 を備え、 前記判定部は、前記信号発生部が信号の発生を中止して
    から所定時間経過前に再度信号を発生しないときは、前
    記保持部の位置を固定すべきと判定して、前記制御部に
    所定信号を出力し、 前記制御部は、前記判定部からの所定信号を受信したと
    きは、前記ブレ補正駆動部の制御を行わず又は中断し
    て、前記保持部を固定するよう前記固定部を制御する、 ことを特徴とするブレ補正カメラ。
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