JPH0981296A - 座標入力装置 - Google Patents
座標入力装置Info
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- JPH0981296A JPH0981296A JP23121395A JP23121395A JPH0981296A JP H0981296 A JPH0981296 A JP H0981296A JP 23121395 A JP23121395 A JP 23121395A JP 23121395 A JP23121395 A JP 23121395A JP H0981296 A JPH0981296 A JP H0981296A
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- input
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】振動伝達板上に振動を与えて座標を入力する座
標入力装置において、操作性に優れ、精度の良い座標入
力装置を提供する。 【解決手段】座標の入力のため、振動入力ペン3のペン
先5を振動伝達板8に接触させると、シート状圧電体1
2は、その振動を電気信号に変換し、信号波形検出回路
9に出力する。信号検出回路9は、シート状圧電体12
の出力より振動の入力タイミングを検出する。また、入
力された振動は、振動伝達板8を伝達し振動センサ6a
〜6dに到達する。振動センサ6a〜6dは、到達した
振動を電気信号に変換し、夫々信号波形検出回路9に供
給する。信号波形検出回路9は、振動センサ6a〜6d
の出力より到達した振動のタイミングを検出する。演算
制御回路1は、上記のタイミングの差(伝達時間)より
振動の入力位置から各振動センサまでの距離を算出し、
振動を入力した座標を求める。
標入力装置において、操作性に優れ、精度の良い座標入
力装置を提供する。 【解決手段】座標の入力のため、振動入力ペン3のペン
先5を振動伝達板8に接触させると、シート状圧電体1
2は、その振動を電気信号に変換し、信号波形検出回路
9に出力する。信号検出回路9は、シート状圧電体12
の出力より振動の入力タイミングを検出する。また、入
力された振動は、振動伝達板8を伝達し振動センサ6a
〜6dに到達する。振動センサ6a〜6dは、到達した
振動を電気信号に変換し、夫々信号波形検出回路9に供
給する。信号波形検出回路9は、振動センサ6a〜6d
の出力より到達した振動のタイミングを検出する。演算
制御回路1は、上記のタイミングの差(伝達時間)より
振動の入力位置から各振動センサまでの距離を算出し、
振動を入力した座標を求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標入力装置に係
り、特に振動伝達板上に振動を与えて座標を入力する座
標入力装置に関する。
り、特に振動伝達板上に振動を与えて座標を入力する座
標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波振動を利用した座標入力装置は、
例えば「特公平5−60615」に開示されているよう
に、振動入力ペンが駆動を開始するタイミングから、振
動伝達板上のセンサが検出するまでの時間を計測し、そ
の計測された時間と振動伝達板をを伝達する超音波振動
の音速を乗算することによって振動入力ペンの入力点か
らセンサまでの距離に換算し、所定の座標算出式により
座標を算出している。
例えば「特公平5−60615」に開示されているよう
に、振動入力ペンが駆動を開始するタイミングから、振
動伝達板上のセンサが検出するまでの時間を計測し、そ
の計測された時間と振動伝達板をを伝達する超音波振動
の音速を乗算することによって振動入力ペンの入力点か
らセンサまでの距離に換算し、所定の座標算出式により
座標を算出している。
【0003】したがって、振動入力ペンを、振動伝達板
を含む本体とコードで接続されていない構成であるコー
ドレス型とするには、振動入力ペンの駆動開始タイミン
グを何等かの方法で本体側に知らせるか、駆動開始タイ
ミングを必要としない手法を必要とする。
を含む本体とコードで接続されていない構成であるコー
ドレス型とするには、振動入力ペンの駆動開始タイミン
グを何等かの方法で本体側に知らせるか、駆動開始タイ
ミングを必要としない手法を必要とする。
【0004】<従来例1>従来、振動入力ペンの駆動タ
イミングを本体側に知らせるため、赤外線等の無線通信
手段を振動入力ペン側に設けたものがあった。
イミングを本体側に知らせるため、赤外線等の無線通信
手段を振動入力ペン側に設けたものがあった。
【0005】<従来例2>また、コスト低減あるいは消
費電力低減に有効な構成として、以下に説明するよう
な、振動入力ペンがコードレス型であるが、駆動開始タ
イミングを必要としない技術が提案されている。
費電力低減に有効な構成として、以下に説明するよう
な、振動入力ペンがコードレス型であるが、駆動開始タ
イミングを必要としない技術が提案されている。
【0006】その方式は、振動入力ペンから入力された
振動を入力板上の複数個のセンサにおいて検知し、複数
個のセンサのうちの一つのセンサ(例えば、入力点から
の振動が最先に到着したセンサ)における振動の到達遅
延時間を基準とし、その基準となる到達遅延時間と、他
のセンサにおける振動の到達遅延時間との差分データに
より入力板上の振動入力ペンの座標を決定する方式であ
る。
振動を入力板上の複数個のセンサにおいて検知し、複数
個のセンサのうちの一つのセンサ(例えば、入力点から
の振動が最先に到着したセンサ)における振動の到達遅
延時間を基準とし、その基準となる到達遅延時間と、他
のセンサにおける振動の到達遅延時間との差分データに
より入力板上の振動入力ペンの座標を決定する方式であ
る。
【0007】上記方式の座標算出方式は、座標算出精度
を向上させるために座標入力面を複数領域に分割して各
領域ごとに座標を算出している。図8は、従来例の座標
算出方式を説明するための図である。同図において、7
1a〜71dは振動センサ、P(x,y)は振動入力ペ
ンが振動伝達板に接触する座標である。また、daは7
1aとP(x,y)との距離、dbは71bとP(x,
y)との距離、dcは71cとP(x,y)との距離、
ddは71dとP(x,y)との距離である。
を向上させるために座標入力面を複数領域に分割して各
領域ごとに座標を算出している。図8は、従来例の座標
算出方式を説明するための図である。同図において、7
1a〜71dは振動センサ、P(x,y)は振動入力ペ
ンが振動伝達板に接触する座標である。また、daは7
1aとP(x,y)との距離、dbは71bとP(x,
y)との距離、dcは71cとP(x,y)との距離、
ddは71dとP(x,y)との距離である。
【0008】図示の如く振動センサ71aを基準とする
と、振動センサ71b〜71dの位置における差分デー
タΔdb,Δdc,Δddは、 Δdb=db−da ・・・式(1) Δdc=dc−da ・・・式(2) Δdd=dd−da ・・・式(3) となる。式(1)〜式(3)の差分データから、求める
座標P(x,y)は、以下のようになる。
と、振動センサ71b〜71dの位置における差分デー
タΔdb,Δdc,Δddは、 Δdb=db−da ・・・式(1) Δdc=dc−da ・・・式(2) Δdd=dd−da ・・・式(3) となる。式(1)〜式(3)の差分データから、求める
座標P(x,y)は、以下のようになる。
【0009】Δdd+Δdb−Δdc≠0の時 領域2若しくは領域3、すなわちΔdb>0、且つΔd
c>0、且つΔdb>Δdd、若しくは、Δdb<0、
且つΔdc<0、且つΔdb<Δddである時、振動入
力ペンの座標P(x,y)は、 x=X/2−Δdd^2/2X+Δdd・(Δdb^2+Δdd^2−Δdc ^2)]/[X・(Δdd+Δdb−Δdc)] ・・・式(4) y=Y/2−Δdb/{2・[4x^2/(Y^2−Δdb^2)+1]^( 1/2)} ・・・式(5) である。ここで、式(5)のxは、式(4)によって得
られた値である。なお、A^Bは、AのB乗を表すもの
とする。
c>0、且つΔdb>Δdd、若しくは、Δdb<0、
且つΔdc<0、且つΔdb<Δddである時、振動入
力ペンの座標P(x,y)は、 x=X/2−Δdd^2/2X+Δdd・(Δdb^2+Δdd^2−Δdc ^2)]/[X・(Δdd+Δdb−Δdc)] ・・・式(4) y=Y/2−Δdb/{2・[4x^2/(Y^2−Δdb^2)+1]^( 1/2)} ・・・式(5) である。ここで、式(5)のxは、式(4)によって得
られた値である。なお、A^Bは、AのB乗を表すもの
とする。
【0010】また、領域1若しくは領域3、すなわち、
Δdd>0、且つΔdc>0、且つΔdb<Δdd、若
しくは、Δdd<0、且つΔdc<0、且つΔdb>Δ
ddである時、振動入力ペンの座標P(x,y)は、 y=Y/2−Δdb^2/2Y+[Δdb・(Δdb^2+Δdd^2−Δd c^2)]/[Y・(Δdd+Δdb−Δdc)] ・・・式(6) x=X/2−Δdd/{2・[4y^2/(X^2−Δdd^2)+1]^( 1/2)} ・・・式(7) である。ここで、式(7)のyは、式(6)によって得
られた値である。
Δdd>0、且つΔdc>0、且つΔdb<Δdd、若
しくは、Δdd<0、且つΔdc<0、且つΔdb>Δ
ddである時、振動入力ペンの座標P(x,y)は、 y=Y/2−Δdb^2/2Y+[Δdb・(Δdb^2+Δdd^2−Δd c^2)]/[Y・(Δdd+Δdb−Δdc)] ・・・式(6) x=X/2−Δdd/{2・[4y^2/(X^2−Δdd^2)+1]^( 1/2)} ・・・式(7) である。ここで、式(7)のyは、式(6)によって得
られた値である。
【0011】Δdd+Δdb−Δdc=0の時、すな
わち、x=X/2となるΔdd=0(da=dd、dd
=dc)、若しくは、y=Y/2となるΔdb=0(d
a=db、dc=dd)である時、振動入力ペンの座標
P(x,y)は、 y=(Y±[Δdb^2・(1+X^2/(Y^2−Δdb^2))]^(1 /2))/2 ・・・式(8) x=(X±[Δdd^2・(1+Y^2/(X^2−Δdd^2))]^(1 /2))/2 ・・・式(9) である。
わち、x=X/2となるΔdd=0(da=dd、dd
=dc)、若しくは、y=Y/2となるΔdb=0(d
a=db、dc=dd)である時、振動入力ペンの座標
P(x,y)は、 y=(Y±[Δdb^2・(1+X^2/(Y^2−Δdb^2))]^(1 /2))/2 ・・・式(8) x=(X±[Δdd^2・(1+Y^2/(X^2−Δdd^2))]^(1 /2))/2 ・・・式(9) である。
【0012】以上の手法により、振動入力ペンが振動伝
達板に接触する座標を求め、座標を入力することができ
る。
達板に接触する座標を求め、座標を入力することができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1のように、振動入力ペン側に赤外線等の無線通信
手段を設けることは、回路規模の増大を招き、また、そ
れらの回路を駆動するための電力を必要とするという問
題があった。
来例1のように、振動入力ペン側に赤外線等の無線通信
手段を設けることは、回路規模の増大を招き、また、そ
れらの回路を駆動するための電力を必要とするという問
題があった。
【0014】また、上記従来例2の場合、式(1)〜
(3)の各差分データ(Δdb,Δdc,Δdd)がゼ
ロに近い値になるときには、各差分データの誤差が式
(4)や式(6)によって拡大される。これに従って、
式(5)及び式(7)の算出結果も当然に大きな誤差を
含む。
(3)の各差分データ(Δdb,Δdc,Δdd)がゼ
ロに近い値になるときには、各差分データの誤差が式
(4)や式(6)によって拡大される。これに従って、
式(5)及び式(7)の算出結果も当然に大きな誤差を
含む。
【0015】更に、中心近傍では各差分データの誤差が
領域判定(どの領域に属するか)に大きく影響し、実際
に振動入力ペンが接触する領域と異なる領域であると判
定して座標を算出するため、振動入力ペンが接触する座
標を精度良く認識することができなかった。
領域判定(どの領域に属するか)に大きく影響し、実際
に振動入力ペンが接触する領域と異なる領域であると判
定して座標を算出するため、振動入力ペンが接触する座
標を精度良く認識することができなかった。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、振動伝達板上に振動を与えて座標を入力する
座標入力装置において、操作性に優れ、精度の良い座標
入力装置を提供することを課題とする。
のであり、振動伝達板上に振動を与えて座標を入力する
座標入力装置において、操作性に優れ、精度の良い座標
入力装置を提供することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を課題を解決す
るため、本発明に係る座標入力装置は、振動伝達板上に
振動を与えて座標を入力する座標入力装置であって、前
記振動伝達板上に振動を入力する振動入力手段と、振動
の入力を検出する入力振動検出手段と、振動の入力位置
から前記振動伝達板を伝達してくる振動を検出する複数
の伝達振動検出手段と、前記入力振動検出手段による振
動の検出から前記伝達振動検出手段による振動の検出ま
での時間差より、前記振動の入力位置を算出する入力位
置算出手段とを備えることを特徴とする。
るため、本発明に係る座標入力装置は、振動伝達板上に
振動を与えて座標を入力する座標入力装置であって、前
記振動伝達板上に振動を入力する振動入力手段と、振動
の入力を検出する入力振動検出手段と、振動の入力位置
から前記振動伝達板を伝達してくる振動を検出する複数
の伝達振動検出手段と、前記入力振動検出手段による振
動の検出から前記伝達振動検出手段による振動の検出ま
での時間差より、前記振動の入力位置を算出する入力位
置算出手段とを備えることを特徴とする。
【0018】本発明の好適な実施態様に従えば、例え
ば、前記入力振動検出手段は、前記振動伝達板上に配し
たシート状圧電体を有し、該シート状圧電体によって振
動の入力を検出する構成としても良い。
ば、前記入力振動検出手段は、前記振動伝達板上に配し
たシート状圧電体を有し、該シート状圧電体によって振
動の入力を検出する構成としても良い。
【0019】また、例えば、前記複数の伝達振動検出手
段は、各々前記振動伝達板の端部に配した振動センサを
有し、該振動センサによって伝達してくる振動を検出す
る構成としても良い。
段は、各々前記振動伝達板の端部に配した振動センサを
有し、該振動センサによって伝達してくる振動を検出す
る構成としても良い。
【0020】また、例えば、前記振動センサは、各々前
記振動伝達板の4隅に配された構成としても良い。
記振動伝達板の4隅に配された構成としても良い。
【0021】また、例えば、前記シート状圧電体、前記
振動伝達板は透明の材料より成る構成としても良い。
振動伝達板は透明の材料より成る構成としても良い。
【0022】また、例えば、前記振動伝達板の背後に画
像を表示する表示手段を更に備えても良い。
像を表示する表示手段を更に備えても良い。
【0023】また、例えば、前記表示手段は、算出した
前記振動の入力位置を表示しても良い。
前記振動の入力位置を表示しても良い。
【0024】また、例えば、前記シート状圧電体及び前
記振動センサは、前記振動伝達板の、振動を入力する側
に配される構成としても良い。
記振動センサは、前記振動伝達板の、振動を入力する側
に配される構成としても良い。
【0025】また、例えば、前記シート状圧電体及び前
記振動センサは、前記振動伝達板の、振動を入力する側
の裏面に配されることを特徴とする構成としても良い。
記振動センサは、前記振動伝達板の、振動を入力する側
の裏面に配されることを特徴とする構成としても良い。
【0026】また、例えば、前記振動入力手段はコード
レス型の振動入力ペンとしても良い。
レス型の振動入力ペンとしても良い。
【0027】また、本発明に係る他の座標入力装置は、
振動伝達板上に振動を与えて座標を入力する座標入力装
置であって、入力された振動を検出する入力振動検出手
段と、振動の入力位置から前記振動伝達板を伝達してく
る振動を検出する複数の伝達振動検出手段と、前記入力
振動検出手段による振動の検出から前記伝達振動検出手
段による振動の検出までの時間差より、前記振動の入力
位置を算出する入力位置算出手段とを備えることを特徴
とする。
振動伝達板上に振動を与えて座標を入力する座標入力装
置であって、入力された振動を検出する入力振動検出手
段と、振動の入力位置から前記振動伝達板を伝達してく
る振動を検出する複数の伝達振動検出手段と、前記入力
振動検出手段による振動の検出から前記伝達振動検出手
段による振動の検出までの時間差より、前記振動の入力
位置を算出する入力位置算出手段とを備えることを特徴
とする。
【0028】
<発明の第1の実施の形態>図1は、本発明に係る座標
入力装置の実施の形態の一例を示す図である。図中、1
は装置全体を制御すると共に、座標値を算出する演算制
御回路である。8はアクリルやガラス板等の透明部材か
らなる振動伝達板であり、その上面には、PVDF(ポ
リフッ化ビニリデン)等の圧電性の材料の両面に電極と
してITOを蒸着やスパッタ等で付着させたシート状圧
電体12を積層して配置している。振動入力ペン3によ
る座標入力は、振動伝達板8上をタッチすることで行
う。そして、この振動伝達板8の外周には、反射した振
動が中央部に戻ることを防止(減少)させるための防振
材7が設けられ、その境界にPZT等の圧電素子で機械
的振動を電気信号に変換する振動センサ6a〜6dが固
定されている。
入力装置の実施の形態の一例を示す図である。図中、1
は装置全体を制御すると共に、座標値を算出する演算制
御回路である。8はアクリルやガラス板等の透明部材か
らなる振動伝達板であり、その上面には、PVDF(ポ
リフッ化ビニリデン)等の圧電性の材料の両面に電極と
してITOを蒸着やスパッタ等で付着させたシート状圧
電体12を積層して配置している。振動入力ペン3によ
る座標入力は、振動伝達板8上をタッチすることで行
う。そして、この振動伝達板8の外周には、反射した振
動が中央部に戻ることを防止(減少)させるための防振
材7が設けられ、その境界にPZT等の圧電素子で機械
的振動を電気信号に変換する振動センサ6a〜6dが固
定されている。
【0029】9は各振動センサ6a〜6dにおいて振動
を検出した旨の信号を演算制御回路1に出力する信号波
形検出回路である。11は液晶表示器等のドット単位の
表示が可能なディスプレイであり、振動伝達板8の背後
に配置されている。ディスプレイ駆動回路10の駆動に
より、ディスプレイ9は、振動入力ペン3によりなぞら
れた位置にドットを表示する。前述のように、振動伝達
板8は透明部材で構成されているため、ディスプレイ9
上に表示された画像を透過する。
を検出した旨の信号を演算制御回路1に出力する信号波
形検出回路である。11は液晶表示器等のドット単位の
表示が可能なディスプレイであり、振動伝達板8の背後
に配置されている。ディスプレイ駆動回路10の駆動に
より、ディスプレイ9は、振動入力ペン3によりなぞら
れた位置にドットを表示する。前述のように、振動伝達
板8は透明部材で構成されているため、ディスプレイ9
上に表示された画像を透過する。
【0030】振動入力ペン3に内蔵された振動子4は、
振動子駆動回路2によって駆動される。電気的な駆動信
号は振動子4によって機械的な超音波振動に変換され、
ペン先5を介して振動伝達板8に伝達される。
振動子駆動回路2によって駆動される。電気的な駆動信
号は振動子4によって機械的な超音波振動に変換され、
ペン先5を介して振動伝達板8に伝達される。
【0031】ここで、振動子4の振動周波数は、ガラス
等の振動伝達板8に板波を発生することができる値を選
択している。また、振動子4の駆動の際、振動伝達板8
に対して垂直方向に振動するモードが選択される。ま
た、振動子4の振動周波数をペン先5を含んだ共振周波
数とすることで効率のよい振動変数が可能である。
等の振動伝達板8に板波を発生することができる値を選
択している。また、振動子4の駆動の際、振動伝達板8
に対して垂直方向に振動するモードが選択される。ま
た、振動子4の振動周波数をペン先5を含んだ共振周波
数とすることで効率のよい振動変数が可能である。
【0032】上記のようにして振動伝達板8に伝えられ
る弾性波は板波であり、表面波などに比して振動伝達板
の表面の傷、障害物等の影響を受けにくいという利点を
有する。
る弾性波は板波であり、表面波などに比して振動伝達板
の表面の傷、障害物等の影響を受けにくいという利点を
有する。
【0033】以上の構成において、振動子駆動回路2
は、所定周期毎に振動子4を駆動する信号を出力する。
そして、振動入力ペン3が発生した振動は、先ずシート
状圧電体12で検出され、その後、振動入力ペン3の位
置から各振動センサ6a〜6dまでの距離に応じて遅延
し、各振動センサ6a〜6dに到達する。
は、所定周期毎に振動子4を駆動する信号を出力する。
そして、振動入力ペン3が発生した振動は、先ずシート
状圧電体12で検出され、その後、振動入力ペン3の位
置から各振動センサ6a〜6dまでの距離に応じて遅延
し、各振動センサ6a〜6dに到達する。
【0034】振動波形検出回路9は、シート状圧電体1
2及び各振動センサ6a〜6dからの信号を検出して、
後述する波形検出の処理により各振動センサ6a〜6d
への夫々の振動到達タイミングを示すタイミング信号
(信号Tg及びTp)を生成し演算制御回路1に供給す
る。演算制御回路1は、各振動センサ6a〜6dについ
て夫々供給される、上記タイミング信号に従って、振動
入力ペン3から各振動センサ6a〜6dまでの振動伝達
時間を求め、振動入力ペン3の座標位置を算出する。
2及び各振動センサ6a〜6dからの信号を検出して、
後述する波形検出の処理により各振動センサ6a〜6d
への夫々の振動到達タイミングを示すタイミング信号
(信号Tg及びTp)を生成し演算制御回路1に供給す
る。演算制御回路1は、各振動センサ6a〜6dについ
て夫々供給される、上記タイミング信号に従って、振動
入力ペン3から各振動センサ6a〜6dまでの振動伝達
時間を求め、振動入力ペン3の座標位置を算出する。
【0035】また、演算制御回路1は、算出した振動入
力ペン3の位置情報に基づいて種々の演算を行い、ディ
スプレイ駆動回路10を駆動して、ディスプレイ11に
よる表示を制御したり、あるいはシリアル通信手段やパ
ラレル通信手段(不図示)によって外部機器に座標情報
を出力する。
力ペン3の位置情報に基づいて種々の演算を行い、ディ
スプレイ駆動回路10を駆動して、ディスプレイ11に
よる表示を制御したり、あるいはシリアル通信手段やパ
ラレル通信手段(不図示)によって外部機器に座標情報
を出力する。
【0036】図2は、信号検出回路9の詳細な構成を示
す図である。シート状圧電体12の出力信号は、シート
状圧電体波形検出回路210に入力され、前置増幅回路
21により所定のレベルまで増幅される。増幅された信
号は、帯域通過フィルタ211により検出信号の余分な
周波数成分が除かれ、入力信号検出回路22によりパル
ス信号が形成され、演算制御回路1に供給される。
す図である。シート状圧電体12の出力信号は、シート
状圧電体波形検出回路210に入力され、前置増幅回路
21により所定のレベルまで増幅される。増幅された信
号は、帯域通過フィルタ211により検出信号の余分な
周波数成分が除かれ、入力信号検出回路22によりパル
ス信号が形成され、演算制御回路1に供給される。
【0037】また、振動センサ6(6a〜6d)の出力
信号は、振動センサ波形検出回路220に入力される。
なお、図面においては、振動センサ波形検出回路220
を1つのみ示しているが、実際には各振動センサ6a〜
6dに対応して4つ存在する。先ず、振動センサ6の出
力信号は、前置増幅回路23により所定のレベルまで増
幅される。増幅された信号は、例えば絶対値回路及び低
域通過フィルタ等により構成されるエンベロープ検出回
路24に入力され、検出信号のエンベロープのみが取り
出される。取り出されたエンベロープ信号は、2回微分
回路25によって微分される。Tg信号検出回路26
は、モノマルチバイブレータ等から構成され、例えば、
エンベロープが所定レベルを超えた後のゼロクロス点を
検出することにより遅延時間検出信号である信号Tgを
形成し、演算制御回路1に供給する。
信号は、振動センサ波形検出回路220に入力される。
なお、図面においては、振動センサ波形検出回路220
を1つのみ示しているが、実際には各振動センサ6a〜
6dに対応して4つ存在する。先ず、振動センサ6の出
力信号は、前置増幅回路23により所定のレベルまで増
幅される。増幅された信号は、例えば絶対値回路及び低
域通過フィルタ等により構成されるエンベロープ検出回
路24に入力され、検出信号のエンベロープのみが取り
出される。取り出されたエンベロープ信号は、2回微分
回路25によって微分される。Tg信号検出回路26
は、モノマルチバイブレータ等から構成され、例えば、
エンベロープが所定レベルを超えた後のゼロクロス点を
検出することにより遅延時間検出信号である信号Tgを
形成し、演算制御回路1に供給する。
【0038】また、前置増幅回路23により所定のレベ
ルまで増幅された信号は、帯域通過フィルタ231によ
り検出信号の余分な周波数成分が除かれる。27はコン
パレータ等から構成され、帯域通過フィルタ231の出
力信号が所定レベルの閾値を越える部分のパルス信号を
形成するTp信号検出回路である。
ルまで増幅された信号は、帯域通過フィルタ231によ
り検出信号の余分な周波数成分が除かれる。27はコン
パレータ等から構成され、帯域通過フィルタ231の出
力信号が所定レベルの閾値を越える部分のパルス信号を
形成するTp信号検出回路である。
【0039】図3は、演算制御回路1の詳細な構成を示
す図である。図中、31は演算制御回路1及び座標入力
装置全体を制御するマイクロコンピュータであり、以下
に示す制御手順を記憶したROM、演算等を行う際のワ
ークメモリとして使用するRAM、制御の際に参照する
定数等を記憶する不揮発性メモリ等によって構成されて
いる。
す図である。図中、31は演算制御回路1及び座標入力
装置全体を制御するマイクロコンピュータであり、以下
に示す制御手順を記憶したROM、演算等を行う際のワ
ークメモリとして使用するRAM、制御の際に参照する
定数等を記憶する不揮発性メモリ等によって構成されて
いる。
【0040】32a〜32dはカウンタであり、開始信
号検出部210の出力信号(すなわち、シート状圧電体
12の出力信号を加工した信号)を開始信号(後述する
信号START)として計時を開始し、振動センサ波形
検出回路220の出力信号(振動センサ6a〜6dの各
出力信号を夫々加工した信号Tg及びTp)が変化する
までの期間を計時する。これによって、振動入力ペン3
により振動を入力してから、その振動が振動伝達板8を
振動センサ6a〜6dまで伝達するのに要する各伝達時
間を測定することができる。
号検出部210の出力信号(すなわち、シート状圧電体
12の出力信号を加工した信号)を開始信号(後述する
信号START)として計時を開始し、振動センサ波形
検出回路220の出力信号(振動センサ6a〜6dの各
出力信号を夫々加工した信号Tg及びTp)が変化する
までの期間を計時する。これによって、振動入力ペン3
により振動を入力してから、その振動が振動伝達板8を
振動センサ6a〜6dまで伝達するのに要する各伝達時
間を測定することができる。
【0041】判定回路34は、伝達信号検出部220の
出力信号(Tg及びTp)に基づいて、振動センサ6a
〜6dが振動入力ペン3による振動を検知したことを判
定する。マイクロコンピュータ31は、振動を検知した
旨の判定結果が入力されると、カウンタ32a〜32d
のうち対応するカウント値(計時時間)を参照し、振動
センサ6a〜6dの夫々に関する振動伝達時間(後述す
るtg及びtp)を得、それに基づいて振動伝達板8上
の振動入力ペン3の座標を算出する。算出した座標は、
例えば、I/Oポート36を介してディスプレイ11の
対応する位置にドット等として表示することができる。
また、I/Oポート36を介して不図示のインターフェ
イス回路に供給することによって、外部装置に供給する
こともできる。
出力信号(Tg及びTp)に基づいて、振動センサ6a
〜6dが振動入力ペン3による振動を検知したことを判
定する。マイクロコンピュータ31は、振動を検知した
旨の判定結果が入力されると、カウンタ32a〜32d
のうち対応するカウント値(計時時間)を参照し、振動
センサ6a〜6dの夫々に関する振動伝達時間(後述す
るtg及びtp)を得、それに基づいて振動伝達板8上
の振動入力ペン3の座標を算出する。算出した座標は、
例えば、I/Oポート36を介してディスプレイ11の
対応する位置にドット等として表示することができる。
また、I/Oポート36を介して不図示のインターフェ
イス回路に供給することによって、外部装置に供給する
こともできる。
【0042】図6は、マイクロコンピュータ31の動作
の流れを説明するフローチャートであり、マイクロコン
ピュータ31内部に備えた前述のROM(不図示)に本
フローチャートに対応するプログラム命令シーケンスが
格納されている。先ず、ステップS601では、カウン
タ32a〜32d、検出信号入力回路35、I/Oポー
ト36等をリセットする。ステップS602では、振動
入力ペン3から振動センサ6a〜6dまでの振動伝達時
間を計測する。ステップS603では、振動入力ペンと
各振動センサ6a〜6dとの距離を算出する。ステップ
S604では、振動入力ペン3の座標を算出する。そし
て、ステップS605では、算出した座標に基づき、前
述のようにディスプレイ11の対応する位置にドットを
表示等する。以下、ステップS602〜S604の具体
例を詳述する。
の流れを説明するフローチャートであり、マイクロコン
ピュータ31内部に備えた前述のROM(不図示)に本
フローチャートに対応するプログラム命令シーケンスが
格納されている。先ず、ステップS601では、カウン
タ32a〜32d、検出信号入力回路35、I/Oポー
ト36等をリセットする。ステップS602では、振動
入力ペン3から振動センサ6a〜6dまでの振動伝達時
間を計測する。ステップS603では、振動入力ペンと
各振動センサ6a〜6dとの距離を算出する。ステップ
S604では、振動入力ペン3の座標を算出する。そし
て、ステップS605では、算出した座標に基づき、前
述のようにディスプレイ11の対応する位置にドットを
表示等する。以下、ステップS602〜S604の具体
例を詳述する。
【0043】<振動伝達時間の計測例(ステップS60
2)>次に、振動伝達板8上における振動伝達時間、す
なわち、シート状圧電体12が振動入力ペン3による振
動の入力を検出してから振動センサ6a〜6dがその振
動を検出するまで時間を計測する原理について説明す
る。
2)>次に、振動伝達板8上における振動伝達時間、す
なわち、シート状圧電体12が振動入力ペン3による振
動の入力を検出してから振動センサ6a〜6dがその振
動を検出するまで時間を計測する原理について説明す
る。
【0044】図4は、シート状圧電体12から振動波形
検出回路9に供給される検出波形と、それに基づく振動
伝達時間の計測処理を説明する図である。所定の周期で
振動子駆動回路2によって振動子4が駆動され、振動入
力ペン3のペン先5が振動伝達板8上に配置されたシー
ト状圧電体12に接触することにより、シート状圧電体
12は振動を検出し電気的な信号に変換する。シート状
圧電体12の出力信号は、前述のように前置増幅回路2
1によって増幅される。信号40は前置増幅回路21の
出力信号である。信号40は帯域通過フィルタ211に
よって余分な周波数成分を除去された後、入力信号検出
回路22に供給され、入力信号検出回路23によってパ
ルス状の信号41に変換される。信号STARTは、入
力信号検出回路の出力信号である。前述のカウンタ32
a〜32dは、信号STARTの最初の立ち上がりによ
ってカウント動作を開始する。
検出回路9に供給される検出波形と、それに基づく振動
伝達時間の計測処理を説明する図である。所定の周期で
振動子駆動回路2によって振動子4が駆動され、振動入
力ペン3のペン先5が振動伝達板8上に配置されたシー
ト状圧電体12に接触することにより、シート状圧電体
12は振動を検出し電気的な信号に変換する。シート状
圧電体12の出力信号は、前述のように前置増幅回路2
1によって増幅される。信号40は前置増幅回路21の
出力信号である。信号40は帯域通過フィルタ211に
よって余分な周波数成分を除去された後、入力信号検出
回路22に供給され、入力信号検出回路23によってパ
ルス状の信号41に変換される。信号STARTは、入
力信号検出回路の出力信号である。前述のカウンタ32
a〜32dは、信号STARTの最初の立ち上がりによ
ってカウント動作を開始する。
【0045】次に、振動センサ6a〜6dに関連する振
動の検出の流れを、振動センサ6aを例にして説明する
(6b〜6dは、6aと同様)。前述のように、振動セ
ンサ6aまでの振動の振動伝達時間の計測は、信号ST
ARTの立ち上がりによって開始する。振動入力ペン3
によって与えられた超音波振動は、振動センサ6aまで
の距離に応じた時間遅延し、振動センサ6aにおいて検
出される。信号42は、振動センサ6aの出力を前置増
幅器23によって増幅した出力波形を示している。信号
42(位相信号)は、エンベロープ検出回路24に供給
され、エンベロープ信号421が取出される。取り出さ
れたエンベロープ信号421は、2回微分回路25によ
って微分され、その出力は信号43の様な波形になる。
Tg信号検出回路26は、モノマルチバイブレータ等か
ら構成されている。そして、エンベロープ信号421が
所定レベルを超えた後の一定期間を与える窓信号48を
生成して信号43をマスクし、エンベロープ信号421
が所定レベルを超えた後の、信号43のゼロクロス点を
検出し、遅延時間検出信号である信号Tgを生成する。
ここで、信号STARTの立上がりからTg信号の立上
がりまでの時間をtgとする。
動の検出の流れを、振動センサ6aを例にして説明する
(6b〜6dは、6aと同様)。前述のように、振動セ
ンサ6aまでの振動の振動伝達時間の計測は、信号ST
ARTの立ち上がりによって開始する。振動入力ペン3
によって与えられた超音波振動は、振動センサ6aまで
の距離に応じた時間遅延し、振動センサ6aにおいて検
出される。信号42は、振動センサ6aの出力を前置増
幅器23によって増幅した出力波形を示している。信号
42(位相信号)は、エンベロープ検出回路24に供給
され、エンベロープ信号421が取出される。取り出さ
れたエンベロープ信号421は、2回微分回路25によ
って微分され、その出力は信号43の様な波形になる。
Tg信号検出回路26は、モノマルチバイブレータ等か
ら構成されている。そして、エンベロープ信号421が
所定レベルを超えた後の一定期間を与える窓信号48を
生成して信号43をマスクし、エンベロープ信号421
が所定レベルを超えた後の、信号43のゼロクロス点を
検出し、遅延時間検出信号である信号Tgを生成する。
ここで、信号STARTの立上がりからTg信号の立上
がりまでの時間をtgとする。
【0046】帯域通過フィルタ231は、位相信号であ
る信号42の余分な周波数成分を除去して信号44を出
力する。Tp信号検出回路27は、帯域通過フィルタ2
31の出力信号44が所定レベルの閾値441を越える
部分のパルス信号45を生成し、この最初のパルスを開
始点とする所定幅を有する窓信号46を生成する。そし
て、この窓信号46によって信号44をマスクし、パル
ス変換することによって信号Tpを生成する。信号ST
ARTの立上がりからTp信号の立上がりまでの時間を
tpとする。
る信号42の余分な周波数成分を除去して信号44を出
力する。Tp信号検出回路27は、帯域通過フィルタ2
31の出力信号44が所定レベルの閾値441を越える
部分のパルス信号45を生成し、この最初のパルスを開
始点とする所定幅を有する窓信号46を生成する。そし
て、この窓信号46によって信号44をマスクし、パル
ス変換することによって信号Tpを生成する。信号ST
ARTの立上がりからTp信号の立上がりまでの時間を
tpとする。
【0047】<振動入力ペンと振動センサとの距離の算
出例(ステップS603)>位相の関係は振動伝達中
に、その伝達距離に応じて変化する。ここでエンベロー
プ(信号421)の進む速度、即ち群速度をVgとし、
位相(信号422)の進む速度、即ち位相速度をVpと
する。この群速度Vg及び位相速度Vpから振動ペン3
と振動センサ6a間の距離を検出することができる。
出例(ステップS603)>位相の関係は振動伝達中
に、その伝達距離に応じて変化する。ここでエンベロー
プ(信号421)の進む速度、即ち群速度をVgとし、
位相(信号422)の進む速度、即ち位相速度をVpと
する。この群速度Vg及び位相速度Vpから振動ペン3
と振動センサ6a間の距離を検出することができる。
【0048】まず、エンベロープ(信号421)に着目
する。エンベロープの速度をVgとし、その振動伝達時
間をtgとすると、振動入力ペン3と振動センサ6a〜
6dの各々との概略距離d’は、 d’=Vg・tg ・・・式(10) で与えられる。この式(10)により、振動入力ペン3
と振動センサ6a〜6dの各々との概略距離を算出する
ことができる。
する。エンベロープの速度をVgとし、その振動伝達時
間をtgとすると、振動入力ペン3と振動センサ6a〜
6dの各々との概略距離d’は、 d’=Vg・tg ・・・式(10) で与えられる。この式(10)により、振動入力ペン3
と振動センサ6a〜6dの各々との概略距離を算出する
ことができる。
【0049】更に、より高精度な座標決定のため、位相
(信号422)の伝達時間tpを用いると、振動入力ペ
ン3と振動センサ6a〜6dの各々との距離dは、 d=n・λp+Vp・tp ・・・式(11) で与えられる。ここで、λpは弾性波の波長、nは整数
である。
(信号422)の伝達時間tpを用いると、振動入力ペ
ン3と振動センサ6a〜6dの各々との距離dは、 d=n・λp+Vp・tp ・・・式(11) で与えられる。ここで、λpは弾性波の波長、nは整数
である。
【0050】式(10)及び(11)から上記の整数n
は、 n=[(Vg・tg−Vp・tp)/λp+1/N] ・・・式(12) と表わされる。
は、 n=[(Vg・tg−Vp・tp)/λp+1/N] ・・・式(12) と表わされる。
【0051】ここで、Nは“0”以外の実数であり、適
当な値を用いる。例えばN=2とすれば±1/2波長以
内のtg等の変動であれば、nを決定することができ
る。
当な値を用いる。例えばN=2とすれば±1/2波長以
内のtg等の変動であれば、nを決定することができ
る。
【0052】式(12)より求めたnの値を式(11)
に代入することにより、不連続であるが精度の高い伝達
時間tpを用いて、振動入力ペン3及び振動センサ6a
〜6dの各々との距離を精度良く測定することができ
る。
に代入することにより、不連続であるが精度の高い伝達
時間tpを用いて、振動入力ペン3及び振動センサ6a
〜6dの各々との距離を精度良く測定することができ
る。
【0053】<座標の算出例(ステップS604)>図
5は、座標位置の算出例を説明するための図である。振
動伝達板8上の4辺の頂点近傍に4つの振動センサ6a
〜6dを符号Sa〜Sdの位置に設けると、先に説明し
た原理に基づいて、振動入力ペン3の位置P(x,y)
から各々の振動センサ6a〜6dの位置までの直線距離
da〜ddを式(11)及び(12)を用いて求めるこ
とができる。
5は、座標位置の算出例を説明するための図である。振
動伝達板8上の4辺の頂点近傍に4つの振動センサ6a
〜6dを符号Sa〜Sdの位置に設けると、先に説明し
た原理に基づいて、振動入力ペン3の位置P(x,y)
から各々の振動センサ6a〜6dの位置までの直線距離
da〜ddを式(11)及び(12)を用いて求めるこ
とができる。
【0054】更に、演算制御回路1によって、この直線
距離da〜ddに基づいて振動入力ペン3の座標P
(x,y)を3平方の定理から次式のようにして求める
ことができる。
距離da〜ddに基づいて振動入力ペン3の座標P
(x,y)を3平方の定理から次式のようにして求める
ことができる。
【0055】 x=X/2+(da+db)・(da−db)/2X ・・・式(13) y=Y/2+(da+dd)・(da−dd)/2Y ・・・式(14) ここで、Xは振動センサ6aと6bとの距離、Yは振動
センサ6aと6dとの距離である。
センサ6aと6dとの距離である。
【0056】上記構成では、シート状圧電体は振動伝達
板の上面に配置してあるが、下面に配置しても同様の振
動検出方法を用いて本発明は実現できる。
板の上面に配置してあるが、下面に配置しても同様の振
動検出方法を用いて本発明は実現できる。
【0057】以上のような構成によれば、コードレス型
の振動入力ペンの回路規模を増大させることなく、振動
入力ペンによって指示される座標を精度良くリアルタイ
ムで算出することができる。
の振動入力ペンの回路規模を増大させることなく、振動
入力ペンによって指示される座標を精度良くリアルタイ
ムで算出することができる。
【0058】[発明の第2の実施の形態]上記の第1の
実施の形態では、振動入力ペンによる入力タイミングを
検出する第1のセンサをシート状圧電体とし、振動伝達
板を伝播する板波を検出する第2のセンサを圧電素子と
した構成であった。ここで述べる実施の形態は、振動伝
達板上の2種類のセンサをシート状圧電体のみで構成し
た場合について述べる。なお、検出手段以外の構成は、
第1の実施の形態と同様の構成であるものとする。
実施の形態では、振動入力ペンによる入力タイミングを
検出する第1のセンサをシート状圧電体とし、振動伝達
板を伝播する板波を検出する第2のセンサを圧電素子と
した構成であった。ここで述べる実施の形態は、振動伝
達板上の2種類のセンサをシート状圧電体のみで構成し
た場合について述べる。なお、検出手段以外の構成は、
第1の実施の形態と同様の構成であるものとする。
【0059】図7は、本実施形態における座標入力部の
概略構成を示す図である。同図において、61a〜61
dおよび62はシート状圧電体であり、シート状圧電体
62が振動入力ペン3による入力タイミングを検出した
後、振動伝達板63を伝播する板波をシート状圧電体6
1a〜61dによって検出する。
概略構成を示す図である。同図において、61a〜61
dおよび62はシート状圧電体であり、シート状圧電体
62が振動入力ペン3による入力タイミングを検出した
後、振動伝達板63を伝播する板波をシート状圧電体6
1a〜61dによって検出する。
【0060】シート状圧電体は、振動伝達板上の全面に
貼付あるいは圧接後、エッチング等で所定の大きさ及び
形状で高精度に位置決めすることができる。。
貼付あるいは圧接後、エッチング等で所定の大きさ及び
形状で高精度に位置決めすることができる。。
【0061】この実施の形態においても、シート状圧電
体が振動伝達板の下面に構成されていても、上記第1の
実施の形態と同様に振動を検出をすることが可能であ
る。
体が振動伝達板の下面に構成されていても、上記第1の
実施の形態と同様に振動を検出をすることが可能であ
る。
【0062】以上の構成によれば、コードレス型の振動
入力ペンの座標を高精度に算出することができ、しかも
薄型の座標入力装置を構成することができる。
入力ペンの座標を高精度に算出することができ、しかも
薄型の座標入力装置を構成することができる。
【0063】[発明の第3の実施の形態]上記第1及び
第2の実施の形態においては、表示画面上に位置する振
動伝達板、シート状圧電体、電極を透明な材料を用いて
構成していたが、液晶等のディスプレイ装置と一体型に
構成する必要がないときには、構成材料として不透明な
材料を用いても良い。例えば、シート状圧電体に圧電セ
ラミックス、電極及び振動伝達板にアルミニウム等を用
いても本願を実現することができる。
第2の実施の形態においては、表示画面上に位置する振
動伝達板、シート状圧電体、電極を透明な材料を用いて
構成していたが、液晶等のディスプレイ装置と一体型に
構成する必要がないときには、構成材料として不透明な
材料を用いても良い。例えば、シート状圧電体に圧電セ
ラミックス、電極及び振動伝達板にアルミニウム等を用
いても本願を実現することができる。
【0064】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、単体の装置に適用しても良
い。また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供
給することによって実施される場合にも適用できること
は言うまでもない。この場合、本発明に係るプログラム
を格納した記憶媒体が本発明を構成することになる。そ
して、該記憶媒体からそのプログラムをシステム或は装
置に読み出すことによって、そのシステム或は装置が、
予め定められた仕方で動作する。
るシステムに適用しても、単体の装置に適用しても良
い。また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供
給することによって実施される場合にも適用できること
は言うまでもない。この場合、本発明に係るプログラム
を格納した記憶媒体が本発明を構成することになる。そ
して、該記憶媒体からそのプログラムをシステム或は装
置に読み出すことによって、そのシステム或は装置が、
予め定められた仕方で動作する。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、振
動伝達板上に振動を与えて座標を入力する座標入力装置
において、振動伝達板に振動を入力する手段を、本体と
機械的、電気的に分離した構造とすることが可能であ
り、振動を入力する手段を小型化し、操作性を向上させ
ることができる。
動伝達板上に振動を与えて座標を入力する座標入力装置
において、振動伝達板に振動を入力する手段を、本体と
機械的、電気的に分離した構造とすることが可能であ
り、振動を入力する手段を小型化し、操作性を向上させ
ることができる。
【0066】また、振動の入力を検出する手段を振動伝
達板上に備えることによって振動の伝達時間を求めるこ
とにより、振動を入力した座標を精度良く算出すること
ができる。
達板上に備えることによって振動の伝達時間を求めるこ
とにより、振動を入力した座標を精度良く算出すること
ができる。
【0067】
【図1】本発明に係る座標入力装置の実施の形態の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図2】信号検出回路の詳細な構成を示す図である。
【図3】演算制御回路の詳細な構成を示す図である。
【図4】シート状圧電体から振動波形検出回路に供給さ
れる検出波形と、それに基づく振動伝達時間の計測処理
を説明する図である。
れる検出波形と、それに基づく振動伝達時間の計測処理
を説明する図である。
【図5】座標位置の算出例を説明するための図である。
【図6】マイクロコンピュータの動作の流れを説明する
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】第2の実施の形態における座標入力部の概略構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図8】従来例の座標算出方式を説明するための図であ
る。
る。
1 演算制御回路 2 振動子駆動回路 3 振動入力ペン 4 振動子 5 ペン先 6a〜6d 振動センサ 7 防振材 8 振動伝達板 9 信号波形検出回路 10 ディスプレイ駆動回路 11 ディスプレイ 12 シート状圧電体 61a〜61d 振動センサ 62 シート状圧電体 63 振動伝達板 71a〜71d 振動センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 雄一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田中 淳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 柳沢 亮三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 振動伝達板上に振動を与えて座標を入力
する座標入力装置であって、 前記振動伝達板上に振動を入力する振動入力手段と、 振動の入力を検出する入力振動検出手段と、 振動の入力位置から前記振動伝達板を伝達してくる振動
を検出する複数の伝達振動検出手段と、 前記入力振動検出手段による振動の検出から前記伝達振
動検出手段による振動の検出までの時間差より、前記振
動の入力位置を算出する入力位置算出手段と、 を備えることを特徴とする座標入力装置。 - 【請求項2】 前記入力振動検出手段は、前記振動伝達
板上に配したシート状圧電体を有し、該シート状圧電体
によって振動の入力を検出することを特徴とする請求項
1記載の座標入力装置。 - 【請求項3】 前記複数の伝達振動検出手段は、各々前
記振動伝達板の端部に配した振動センサを有し、該振動
センサによって伝達してくる振動を検出することを特徴
とする請求項1または請求項2記載の座標入力装置。 - 【請求項4】 前記振動センサは、各々前記振動伝達板
の4隅に配されていることを特徴とする請求項3記載の
座標入力装置。 - 【請求項5】 前記シート状圧電体、前記振動伝達板は
透明の材料より成ることを特徴とする請求項1乃至請求
項4のいずれか1項に記載の座標入力装置。 - 【請求項6】 前記振動伝達板の背後に画像を表示する
表示手段を更に備えることを特徴とする請求項5記載の
座標入力装置。 - 【請求項7】 前記表示手段は、算出した前記振動の入
力位置を表示することを特徴とする請求項6記載の座標
入力装置。 - 【請求項8】 前記シート状圧電体及び前記振動センサ
は、前記振動伝達板の、振動を入力する側に配されるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に
記載の座標入力装置。 - 【請求項9】 前記シート状圧電体及び前記振動センサ
は、前記振動伝達板の、振動を入力する側の裏面に配さ
れることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか
1項に記載の座標入力装置。 - 【請求項10】 前記振動入力手段はコードレス型の振
動入力ペンであることを特徴とする請求項1乃至請求項
9のいずれか1項に記載の座標入力装置。 - 【請求項11】 振動伝達板上に振動を与えて座標を入
力する座標入力装置であって、 入力された振動を検出する入力振動検出手段と、 振動の入力位置から前記振動伝達板を伝達してくる振動
を検出する複数の伝達振動検出手段と、 前記入力振動検出手段による振動の検出から前記伝達振
動検出手段による振動の検出までの時間差より、前記振
動の入力位置を算出する入力位置算出手段と、 を備えることを特徴とする座標入力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23121395A JPH0981296A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 座標入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23121395A JPH0981296A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 座標入力装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0981296A true JPH0981296A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16920108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23121395A Withdrawn JPH0981296A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 座標入力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0981296A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101116414B1 (ko) * | 2011-03-11 | 2012-03-07 | 성균관대학교산학협력단 | 정전용량식 터치 패널용 필기 입력 장치 |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP23121395A patent/JPH0981296A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101116414B1 (ko) * | 2011-03-11 | 2012-03-07 | 성균관대학교산학협력단 | 정전용량식 터치 패널용 필기 입력 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |