JPH0981501A - デジタル処理装置及びdmaコントローラ - Google Patents

デジタル処理装置及びdmaコントローラ

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JPH0981501A
JPH0981501A JP26490295A JP26490295A JPH0981501A JP H0981501 A JPH0981501 A JP H0981501A JP 26490295 A JP26490295 A JP 26490295A JP 26490295 A JP26490295 A JP 26490295A JP H0981501 A JPH0981501 A JP H0981501A
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JP
Japan
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transfer
ram
address register
dma controller
source address
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JP26490295A
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English (en)
Inventor
Satoshi Tanaka
敏 田中
Akihiko Watanabe
明彦 渡辺
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内蔵RAMに対するアクセスを効率良くしか
もリアルタイムでモニタしうる自動車用マイクロコンピ
ュータMCを実現する。これにより、自動車用マイクロ
コンピュータ等の機能試験を効率化し、その製品開発期
間を短縮する。 【構成】 RAM及びDMAコントローラDMACを内
蔵する自動車用マイクロコンピュータMC等において、
DMAコントローラDMACに、RAMのモニタすべき
アドレスを指定するモニタアドレスレジスタMARと、
指定されたアドレスに対する書き込みが行われたことを
識別し書き込みデータの転送動作を起動するモニタ起動
回路MSTCとを設けるとともに、DMAコントローラ
に、転送元アドレスレジスタSAR及び転送元アドレス
ポインタSAP1〜SAPnの保持内容をもとにRAM
のアドレスを間接的に指定する機能と、所定数のモニタ
データの転送動作が終了した時点で転送元アドレスレジ
スタSARに転送元アドレス又は転送元アドレスポイン
タの初期値をリロードする機能とを持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル処理装置及
びDMAコントローラ(本明細書では、ダイレクトメモ
リアクセスコントローラをDMAコントローラと略称す
る)に関し、例えば、RAM(本明細書では、ランダム
アクセスメモリをRAMと略称する)及びDMAコント
ローラを内蔵する自動車用マイクロコンピュータならび
にその機能試験の効率化に利用して特に有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】ストアドプログラム方式の中央処理装置
と、ROM(本明細書では、リードオンリメモリをRO
Mと略称する)及びRAMならびに各種センサからのア
ナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル
変換回路等とを内蔵するシングルチップ型の自動車用マ
イクロコンピュータがある。マイクロコンピュータは、
さらに、例えば外部装置とRAMとの間のデータ授受を
中央処理装置を介することなく効率良く実現するための
DMAコントローラを内蔵する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車用マイク
ロコンピュータの大規模化・多機能化は著しく、その開
発に際しては、通常の動作状態で、内蔵RAMに対する
例えばセンサ入力の書き込みを効率良くかつ的確にモニ
タすることが製品開発期間の短縮に結びつく重要なファ
クタとなっている。従来の自動車用マイクロコンピュー
タにおいて、内蔵RAMに対するアクセスのモニタは、
例えばモニタ機能を持つ専用装置を外部バスに結合して
行う言わばハードウェア的方法と、例えばマイクロコン
ピュータのシリアルポートを介してモニタすべきアドレ
スを入力しこれらのアドレスに書き込まれたデータをプ
ログラムにより読み出し、出力する言わばソフトウェア
的方法が採られてきた。ところが、自動車用マイクロコ
ンピュータの高速化が進むにしたがって、前者のハード
ウェア的方法では、専用モニタ装置の動作が自動車用マ
イクロコンピュータのマシンサイクルに追随できなくな
って通常動作状態でのモニタが困難となり、後者のソフ
トウェア的方法では、モニタデータの出力に比較的長い
時間が必要となって、リアルタイム性が損なわれる。こ
の結果、自動車用マイクロコンピュータの機能試験を効
率良くかつ的確に実施することが困難となり、これによ
ってその製品開発期間がいたずらに長くなる。
【0004】この発明の目的は、内蔵RAMに対するア
クセスを効率良くしかもリアルタイムでモニタしうる自
動車用マイクロコンピュータ等を実現することにある。
この発明の他の目的は、RAMを内蔵する自動車用マイ
クロコンピュータ等の機能試験を効率化し、その製品開
発期間を短縮することにある。
【0005】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、RAM及びDMAコントロー
ラを内蔵する自動車用マイクロコンピュータ等におい
て、DMAコントローラに、RAMのモニタすべきアド
レスを指定するモニタアドレスレジスタと、指定された
アドレスに対する書き込みが行われたことを識別し書き
込みデータの転送動作を起動するモニタ起動回路とを設
けるとともに、DMAコントローラに、転送元アドレス
レジスタの保持内容をもとにRAMのアドレスを間接的
に指定する機能と、所定数のモニタデータの転送動作が
終了した時点で転送元アドレスレジスタに転送元アドレ
ス又はアドレスポインタの初期値をリロードする機能と
を持たせる。
【0007】
【作用】上記した手段によれば、例えば自動車用マイク
ロコンピュータ等のシリアルポートに結合されたモニタ
ツールから任意のアドレスを指定しつつ、内蔵RAMに
対するアクセスを効率良くしかもリアルタイムでモニタ
することができる。この結果、RAM及びDMAコント
ローラを内蔵する自動車用マイクロコンピュータ等の機
能試験を効率化し、その製品開発期間を短縮することが
できる。
【0008】
【実施例】図1には、この発明が適用された自動車用マ
イクロコンピュータMC(デジタル処理装置)の一実施
例のブロック構成図が示され、図2には、図1の自動車
用マイクロコンピュータMCに含まれるDMAコントロ
ーラDMACの一実施例のブロック構成図が示されてい
る。これらの図をもとに、まずこの実施例の自動車用マ
イクロコンピュータMCならびにそのDMAコントロー
ラの構成及び動作の概要について説明する。なお、図1
の各ブロックを構成する回路素子は、公知のMOSFE
T(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この明
細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタの総称とする)集積回路の製造技術により、
単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成され
る。また、DMAコントローラDMACは、転送元アド
レスレジスタSAR,転送先アドレスレジスタDAR,
転送回数カウントレジスタTCRならびにチャネルコン
トロールレジスタCHCRをそれぞれ含む4つのチャネ
ルを備えるが、図2にはこれらのレジスタが1チャネル
分だけ例示されている。
【0009】図1において、この実施例の自動車用マイ
クロコンピュータMCは、ストアドプログラム方式の中
央処理装置CPUをその基本構成要素とする。中央処理
装置CPUには、クロック発生回路CPG及び割り込み
コントローラINTCが結合されるとともに、内部バス
IBUS及び周辺バスPBUSが結合される。このう
ち、クロック発生回路CPGには、一対の外部端子を介
して所定の固有振動数を持つ水晶発振子XTALが結合
され、内部バスIBUSには、ROM,RAM,DMA
コントローラDMACならびにバスステートコントロー
ラBSCが結合される。また、周辺バスPBUSには、
上記DMAコントローラDMAC及びバスステートコン
トローラBSCが結合されるとともに、アナログデジタ
ル変換回路A/D,タイマー回路TIMならびにシリア
ルコミュニケーションインターフェイスSCIが結合さ
れる。自動車用マイクロコンピュータMCは、さらに、
入出力ポートIOPを備える。この入出力ポートIOP
は、その一方においてDMAコントローラDMAC,バ
スステートコントローラBSC,アナログデジタル変換
回路A/D,タイマー回路TIMならびにシリアルコミ
ュニケーションインターフェイスSCIに結合され、そ
の他方においてセンサ用入力端子,アクチュエータ用出
力端子,シリアルポート用入出力端子ならびに外部バス
用入出力端子に結合される。自動車用マイクロコンピュ
ータMCがRAM書き込みモニタ状態とされるとき、セ
ンサ用入力端子には、後述するように、例えばエンジン
水温や空気流量等を測定するための各種センサが結合さ
れる。また、アクチュエータ用出力端子には、燃料噴射
量等を調整するための制御装置が結合され、シリアルポ
ート用入出力端子には、所定のモニタツールが結合され
る。
【0010】ここで、クロック発生回路CPGは、水晶
発振子XTALの固有振動数に応じた周波数のクロック
信号を生成し、中央処理装置CPUを中心とする自動車
用マイクロコンピュータMCの各部に供給する。また、
中央処理装置CPUは、クロック発生回路CPGから供
給されるクロック信号に従って同期動作し、ROMに格
納された制御プログラムに従いステップ動作して、所定
の論理演算処理を実行するとともに、自動車用マイクロ
コンピュータMCの各部の動作を制御・統括する。さら
に、ROMは、マスクROM又はフラッシュメモリ等か
らなり、中央処理装置CPUの動作に必要な制御プログ
ラムや固定データ等を格納する。また、RAMは、スタ
ティック型RAM等の高速書き換え可能なメモリからな
り、中央処理装置CPUの演算結果や外部センサから入
力されるセンサデータ等を一時的に格納する。割り込み
コントローラINTCは、自動車用マイクロコンピュー
タMCの各部から出力される割り込み要求を受け付け、
予め設定された優先順位に沿ってこれを受理して、中央
処理装置CPUに伝達する。
【0011】一方、DMAコントローラDMACは、例
えば内蔵RAMと自動車用マイクロコンピュータMCの
外部に結合されたメモリとの間で行われるデータ授受
を、中央処理装置CPUを介することなくサポートし、
バスステートコントローラBSCは、外部バスに結合さ
れたメモリ等へのアクセスをサポートする。また、アナ
ログデジタル変換回路A/Dは、外部の各種センサから
入力されるアナログ信号を所定ビットのデジタル信号に
変換し、シリアルコミュニケーションインターフェイス
SCIは、外部に結合された調歩同期式又はクロック同
期式のシリアル入出力装置に対するデータ授受をサポー
トする。さらに、タイマー回路TIMは、クロック信号
に従って時間計時を行い、例えば外部のアクチュエータ
を駆動するための制御パルスを所定のタイミング条件で
選択的に生成する。
【0012】ところで、この実施例のDMAコントロー
ラDMACは、図2に示されるように、内部バスIBU
S及び周辺バスPBUSに結合されるバスインターフェ
イス部BIFと、このバスインターフェイス部BIFに
DMAC内部バスDBUSを介して結合されるモニタア
ドレスレジスタMAR,転送元アドレスレジスタSA
R,転送先アドレスレジスタDAR,転送回数カウント
レジスタTCR,チャネルコントロールレジスタCHC
R,DMACオペレーションレジスタDMORならびに
起動要求優先制御回路DRQCとを備える。また、図示
されない信号経路を介してこれらのレジスタに結合され
るレジスタ制御回路REGCを備え、さらにレジスタ制
御回路REGC,バスインターフェイス部BIFならび
に起動要求優先制御回路DRQCに結合される起動制御
回路DSTCを備える。転送元アドレスレジスタSA
R,転送先アドレスレジスタDARならびに転送回数カ
ウントレジスタTCRは、その他方において転送制御回
路DTRCに結合され、モニタアドレスレジスタMAR
は、その他方においてモニタ起動回路MSTCに結合さ
れる。このモニタ起動回路MSTCは、その他方におい
て内部バスIBUSに結合され、さらに起動制御回路D
STCに結合される。
【0013】ここで、DMAコントローラDMACのバ
スインターフェイス部BIFは、アドレスレジスタAD
R及びデータレジスタDTRを含み、内部バスIBUS
及び周辺バスPBUSとDMAC内部バスDBUSとの
間のインターフェイスを整合する。このとき、アドレス
レジスタADRは、内部バスIBUSつまりRAM等に
対するアドレスを保持し、データレジスタDTRは、例
えばRAMに対する書き込みデータ又は読み出しデータ
を保持する。一方、転送元アドレスレジスタSARは、
転送すべきデータが格納されているRAMのアドレスつ
まり転送元アドレス又はそのアドレスポインタのアドレ
スを保持し、転送先アドレスレジスタDARは、これら
のデータの転送先となるアドレスつまり転送先アドレス
又はそのアドレスポインタのアドレスを保持する。ま
た、転送回数カウントレジスタTCRは、転送すべきデ
ータの数つまり転送回数を保持し、チャネルコントロー
ルレジスタCHCR及びDMACオペレーションレジス
タDMORは、DMAコントローラDMACの各チャネ
ルの動作モードや動作条件等を管理する。なお、転送元
アドレスレジスタSAR,転送先アドレスレジスタDA
Rならびに転送回数カウントレジスタTCRは、カウン
タとしての機能を有し、その保持内容は自動的にカウン
トアップ又はカウントダウンされる。また、これらのレ
ジスタを用いたデータ転送動作は、転送制御回路DTR
Cにより制御され、その保持内容の書き込み及び読み出
しは、レジスタ制御回路REGCにより制御される。
【0014】この実施例において、DMAコントローラ
DMACは、内蔵RAMの指定されたアドレスに対する
書き込みをモニタし、その書き込みデータをシリアルポ
ートに結合された外部のモニタツールMONTに出力す
る機能を有する。このため、DMAコントローラDMA
Cは、上記モニタアドレスレジスタMAR及びモニタ起
動回路MSTCを備え、転送制御回路DTRCは、転送
元アドレスレジスタSARの保持内容をもとにRAMの
アドレスを間接的に指定するいわゆる間接アドレス指定
機能を有する。DMAコントローラDMACによるRA
Mの書き込みモニタが行われるとき、起動要求優先制御
回路DRQCは、起動要求信号DREQがアサート(こ
こで、例えば起動要求信号DREQが有効レベルとされ
ることをアサートと称し、逆に無効レベルとされること
をネゲートと称する。以下同様)されたのを受けてモニ
タツールMONTからのDMAC起動要求を識別し、起
動要求受理信号DRAKをアサートすることにより起動
要求が受理されたことをモニタツールMONTに知らせ
る。なお、DMAコントローラDMACによるRAM書
き込みモニタ動作については、後で詳細に説明する。
【0015】図3には、図1の自動車用マイクロコンピ
ュータMCのRAM書き込みモニタ時の一実施例の接続
図が示されている。また、図4には、図1の自動車用マ
イクロコンピュータMCのRAM書き込みモニタ時の第
1の実施例の処理フロー図が示され、図5には、DMA
コントローラDMACのRAM書き込みモニタ時のデー
タ及びアドレスの動きを説明するための一実施例の概念
図が示されている。これらの図をもとに、この実施例の
自動車用マイクロコンピュータMCのRAM書き込みモ
ニタの具体的方法ならびにその特徴について説明する。
【0016】まず、図3において、DMAコントローラ
DMACによるRAM書き込みモニタが行われるとき、
自動車用マイクロコンピュータMCのセンサ入力端子に
は、n個のセンサSNS1〜SNSnが結合され、その
シリアルポートには、所定のホストコンピュータを含む
モニタツールMONTが結合される。モニタツールMO
NTの出力経路は、自動車用マイクロコンピュータMC
の内部においてシリアルコミュニケーションインターフ
ェイスSCIのチャネルC1に結合され、その入力経路
は、チャネルC2に結合される。モニタツールMONT
は、さらに起動要求信号DREQ及び起動要求受理信号
DRAKを介して自動車用マイクロコンピュータMCの
DMAコントローラDMACに結合される。
【0017】センサSNS1〜SNSnから出力される
アナログ信号は、図5に示されるように、自動車用マイ
クロコンピュータMCのアナログデジタル変換回路A/
Dによって所定ビットのデジタル信号つまりセンサデー
タSDT1〜SDTnに変換された後、周辺バスPBU
Sから中央処理装置CPUを介してRAMの対応するア
ドレスSDA1〜SDAnにそれぞれ格納される。これ
らのアドレスSDA1〜SDAnは、予めROMに格納
された制御プログラムにおいて決定され、指定される。
また、アドレスSDA1〜SDAnは、RAM内の連続
するアドレスに設けられた転送元アドレスポインタSA
P1〜SAPnに書き込まれ、間接的に指定される。周
知のように、センサSNS1〜SNSnから入力される
センサデータSDT1〜SDTnは、自動車用マイクロ
コンピュータMCの機能を確認する上で重要な要素であ
り、機能試験においてこれらのセンサデータをモニタで
きることはその製品開発期間の短縮に比較的大きな効果
を与える。
【0018】次に、モニタツールMONTは、図4に示
されるように、RAM書き込みモニタの開始に先立っ
て、まずステップST11により起動要求信号DREQ
をアサートして、DMAコントローラDMACにモニタ
起動を要求し、DMAコントローラDMACは、ステッ
プST21により起動要求受理信号DRAKをアサート
して、これを受理する。モニタツールMONTは、起動
要求受理信号DRAKを受けて起動要求信号DREQを
ネゲートした後、ステップST12によりRAMの転送
元アドレスポインタの先頭アドレスSAP1及び転送回
数nをシリアルコミュニケーションインターフェイスS
CIのチャネルC1を介してDMAコントローラDMA
Cに入力する。DMAコントローラDMACは、ステッ
プST22により転送元アドレスポインタの先頭アドレ
スSAP1を転送元アドレスレジスタSARに書き込む
とともに、これをもとに予めRAMの転送元アドレスポ
インタSAP1に格納されたセンサデータ格納アドレス
SDA1を読み出し、書き込みモニタの対象アドレスと
してモニタアドレスレジスタMARに書き込む。そし
て、転送回数nを転送回数カウントレジスタTCRに書
き込んだ後、RAM書き込みモニタ状態となる。なお、
転送先アドレスレジスタDARには、センサデータSD
T1〜SDTnの転送先となるシリアルコミュニケーシ
ョンインターフェイスSCIのチャネルC2のデバイス
コードが書き込まれる。
【0019】ところで、自動車用マイクロコンピュータ
MCの中央処理装置CPUは、例えば10mS(ミリ
秒)程度の周期でセンサSNS1〜SNSnから入力さ
れるセンサデータSDT1〜SDTnを周期的にセンス
し、これらのセンサデータに所定の演算処理を施した結
果をもとに、各種アクチュエータに対する駆動・制御を
選択的に行う。このため、中央処理装置CPUは、ステ
ップST31により上記周期に対応するセンス時間の経
過を判定し、ステップST32〜ST34のループ処理
によってn個のセンサSNS1〜SNSnのセンサデー
タSDT1〜SDTnをRAMのアドレスSDA1〜S
DAnに書き込む。
【0020】一方、DMAコントローラDMACは、ス
テップST23によりRAMに対する書き込みが実行さ
れたことを識別し、ステップST24によりそのアドレ
スがモニタ対象としてモニタアドレスレジスタMARに
設定した先頭アドレスSDA1であることを識別する。
そして、ステップST25によりまずアドレスSDA1
からセンサデータSDT1を読み出し、シリアルコミュ
ニケーションインターフェイスSCIのチャネルC2を
介してモニタツールMONTに出力した後、ステップS
T26により転送元アドレスレジスタSARをカウント
アップし、ステップST27により転送回数カウントレ
ジスタTCRをカウントダウンする。以下、このような
センサデータの読み出し動作をn回つまりステップST
28で転送回数カウントレジスタTCRの保持値がゼロ
となるまで繰り返し、センサデータSDT1〜SDTn
に関する一連の読み出し動作を終了する。
【0021】なお、DMAコントローラDMACによる
センサデータSDT1〜SDTnの読み出し動作は、そ
のアドレスを転送元アドレスレジスタSARの保持内容
つまり転送元アドレスポインタのアドレスSAP1〜S
APnをもとに間接的に指定することによって実現され
る。このとき、DMAコントローラDMACは、まず転
送元アドレスレジスタSARにある転送元アドレスポイ
ンタのアドレスSAP1〜SAPnを受けて対応する転
送元アドレスポインタをアクセスし、対応するセンサデ
ータ格納アドレスSDA1〜SDAnを読み出す。そし
て、これらのアドレスをバスインターフェイス部BIF
のアドレスレジスタADRにセットした後、内部バスI
BUSを介してRAMをアクセスし、センサデータSD
T1〜SDTnを読み出す。このような間接アドレス方
式を採ることで、分散したアドレスに格納されたセンサ
データSDT1〜SDTnを転送元アドレスレジスタS
ARのカウントアップのみにより効率良く読み出すこと
ができるとともに、そのアドレス選定の自由度を高める
ことができるものとなる。
【0022】以上のように、この実施例の自動車用マイ
クロコンピュータMCは、RAM書き込みモニタの対象
アドレスを保持するモニタアドレスレジスタMARと、
RAMの指定されたアドレスに対する書き込みが行われ
たことを識別しセンサデータの読み出し動作を起動する
モニタ起動回路MSTCとを含むDMAコントローラD
MACを備え、自動車用マイクロコンピュータMCのシ
リアルポートに結合されるモニタツールMONTは、転
送元アドレスポインタの先頭アドレスSAP1と転送回
数nとを指定するだけで、例えばセンサSNS1〜SN
Snから入力されたセンサデータSDT1〜SDTnを
書き込み直後にリアルタイムでRAMから読み出し、モ
ニタすることができる。この結果、内蔵RAMに対する
アクセスを効率良くしかもリアルタイムでモニタしうる
自動車用マイクロコンピュータ等を実現できるため、自
動車用マイクロコンピュータ等の機能試験を効率化し、
その製品開発期間を短縮することができるものである。
【0023】図6には、図1の自動車用マイクロコンピ
ュータMCのRAM書き込みモニタ時における第2の実
施例の処理フロー図が示されている。なお、この実施例
の処理フローは、前記図4の実施例を基本的に踏襲する
ものであるため、これと異なる部分についてのみ説明を
追加する。
【0024】図6において、ステップST28によりn
個のセンサデータSDT1〜SDTnの読み出し動作が
終了したことを識別したDMAコントローラDMAC
は、ステップST22に戻り、転送元アドレスレジスタ
SAR及び転送回数カウントレジスタTCRに対するリ
ロードを行う。すなわち、DMAコントローラDMAC
は、まずその時点における転送元アドレスレジスタSA
Rの保持内容つまりSAPnからn−1を差し引いたア
ドレス値を転送元アドレスレジスタSARに書き込み、
転送回数カウントレジスタTCRにnを書き込む。この
結果、転送元アドレスレジスタSAR及び転送回数カウ
ントレジスタTCRは、センサデータSDT1〜SDT
nの読み出し動作が開始される前の状態にリロードさ
れ、DMAコントローラDMACは、RAMの対象アド
レスに対する書き込みを受けて再度同様なセンサデータ
SDT1〜SDTnの読み出し動作を繰り返すことがで
きる。このようなリロード処理は、センサSNS1〜S
NSnから入力されるセンサデータSDT1〜SDTn
を繰り返しモニタしたい場合に有効となり、モニタツー
ルMONTによる機能試験の利便性がさらに高められる
ものとなる。
【0025】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)RAM及びDMAコントローラを内蔵する自動車
用マイクロコンピュータ等において、DMAコントロー
ラに、RAMのモニタすべきアドレスを指定するモニタ
アドレスレジスタと、RAMの指定されたアドレスに対
する書き込みが行われたことを識別し書き込みデータの
転送動作を起動するモニタ起動回路とを設けることで、
例えば自動車用マイクロコンピュータのシリアルポート
に結合されたモニタツールから、内蔵RAMに対するセ
ンサデータ等の書き込みを効率良くしかもリアルタイム
でモニタできるという効果が得られる。
【0026】(2)上記(1)項において、DMAコン
トローラに、転送元アドレスレジスタの保持内容をもと
にRAMの読み出しアドレスを間接的に指定する機能を
持たせることで、分散したアドレスに書き込まれた複数
のセンサデータ等を転送元アドレスレジスタのカウント
アップ機能を併用して効率良く読み出し、モニタツール
に出力することがことができるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項において、DMAコン
トローラに、所定数のモニタデータの転送動作が終了し
た時点で転送元アドレスレジスタに対して転送元アドレ
ス又はそのアドレスポインタの初期値をリロードする機
能を持たせることで、モニタツールによる自動車用マイ
クロコンピュータの機能試験の利便性をさらに高めるこ
とができるという効果が得られる。 (4)上記(1)項〜(3)項により、RAM及びDM
Aコントローラを内蔵する自動車用マイクロコンピュー
タ等の機能試験を効率化し、その製品開発期間を短縮す
ることができるという効果が得られる。
【0027】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、RAMに対する書き込みをモニタし
その書き込みデータを外部出力する情報転送手段ならび
にその名称は、特にDMAコントローラに限定されない
し、自動車用マイクロコンピュータMCのブロック構成
及びバス構成も、種々の実施形態を採りうる。図2にお
いて、DMAコントローラDMACによるRAM書き込
みモニタの起動は、例えば中央処理装置CPUからソフ
トウェア的に行うことができるし、センサデータ読み出
し動作の起動も、例えばシリアルコミュニケーションイ
ンターフェイスSCIによる送信動作の終了を受けてセ
ンス時間に関係なく行うことができる。DMAコントロ
ーラDMACによりモニタされるRAMのアドレスは、
センサからのセンサデータを格納するためのアドレスに
限定されない。自動車用マイクロコンピュータが専用の
ユーザブレークコントローラを備える場合、このユーザ
ブレークコントローラによりモニタ起動回路MSTCの
機能を代行してもよい。さらに、DMAコントローラD
MACは、任意数のチャネルを有することができるし、
そのブロック構成及びレジスタ構成も任意である。
【0028】図3において、モニタツールMONTによ
るRAM書き込みモニタ動作の起動方法は、この実施例
による制約を受けない。また、本実施例では、シリアル
コミュニケーションインターフェイスSCIのチャネル
C1を介してモニタアドレス等を入力し、チャネルC2
を介してセンサデータを出力しているが、その両方を一
つのチャネルで行うことも可能である。モニタツールM
ONTは、シリアルポートではなくパラレルポートつま
り外部バスに結合できるし、センサSNS1〜SNSn
の結合方法も任意に設定できる。図4及び図6におい
て、RAM書き込みモニタ時における自動車用マイクロ
コンピュータMCの具体的処理フローは、種々の実施形
態を採りうる。図5において、センサSNS1〜SNS
nから入力されるセンサデータSDT1〜SDTnは、
DMAコントローラDMACを介してRAMに書き込む
ことができる。また、この実施例では、転送元アドレス
のみを間接的に指定しているが、例えば転送先アドレス
がRAM内の複数アドレスとされる場合には、転送先ア
ドレスも間接指定することができる。RAMに対するア
クセスのモニタは、特に書き込み動作のみに限定されな
いし、そのアドレス指定も、特に間接アドレス指定によ
ることを必須条件とはしない。
【0029】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野である自動
車用マイクロコンピュータならびにそのDMAコントロ
ーラに適用した場合について説明したが、それに限定さ
れるものではなく、例えば、DMAコントローラとして
単体で形成されるものやRAMを内蔵する各種デジタル
集積回路にも適用できる。この発明は、少なくともRA
Mを内蔵するデジタル処理装置ならびにその情報転送手
段に広く適用できる。
【0030】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、RAM及びDMAコントロ
ーラを内蔵する自動車用マイクロコンピュータ等におい
て、DMAコントローラに、RAMのモニタすべきアド
レスを指定するモニタアドレスレジスタと、RAMの指
定されたアドレスに対する書き込みが行われたことを識
別し書き込みデータの転送動作を起動するモニタ起動回
路とを設けるとともに、DMAコントローラに、転送元
アドレスレジスタの保持内容をもとにRAMのアドレス
を間接的に指定する機能と、所定数のモニタデータの転
送動作が終了した時点で転送元アドレスレジスタに転送
元アドレス又はアドレスポインタの初期値をリロードす
る機能とを持たせることで、例えば自動車用マイクロコ
ンピュータ等のシリアルポートに結合されたモニタツー
ルから任意のアドレスを指定しつつ、内蔵RAMに対す
るアクセスを効率良くしかもリアルタイムでモニタする
ことができる。この結果、RAM及びDMAコントロー
ラを内蔵する自動車用マイクロコンピュータ等の機能試
験を効率化し、その製品開発期間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された自動車用マイクロコンピ
ュータの一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1の自動車用マイクロコンピュータに含まれ
るDMAコントローラの一実施例を示すブロック構成図
である。
【図3】図1の自動車用マイクロコンピュータのRAM
書き込みモニタ時の一実施例を示す接続図である。
【図4】図1の自動車用マイクロコンピュータのRAM
書き込みモニタ時の第1の実施例を示す処理フロー図で
ある。
【図5】図1の自動車用マイクロコンピュータのRAM
書き込みモニタ時のデータ及びアドレスの動きを説明す
るための一実施例を示す概念図である。
【図6】図1の自動車用マイクロコンピュータのRAM
書き込みモニタ時の第2の実施例を示す処理フロー図で
ある。
【符号の説明】
MC……自動車用マイクロコンピュータ、CPU……中
央処理装置、CPG……クロック発生回路、XTAL…
…水晶発振子、IBUS……内部バス、PBUS……周
辺バス、INTC……割り込みコントローラ、ROM…
…リードオンリメモリ、RAM……ランダムアクセスメ
モリ、DMAC……DMA(ダイレクトメモリアクセ
ス)コントローラ、BSC……バスステートコントロー
ラ、A/D……アナログデジタル変換回路、TIM……
タイマー回路、SCI……シリアルコミュニケーション
インターフェイス、IOP……入出力ポート。BIF…
…バスインターフェイス部、ADR……アドレスレジス
タ、DTR……データレジスタ、DBUS……DMAC
内部バス、MSTC……モニタ起動回路、MAR……モ
ニタアドレスレジスタ、SAR……転送元アドレスレジ
スタ、DAR……転送先アドレスレジスタ、TCR……
転送回数カウントレジスタ、CHCR……チャネルコン
トロールレジスタ、DMOR……DMACオペレーショ
ンレジスタ、DSTC……起動制御回路、DRQC……
起動要求優先制御回路、DTRC……転送制御回路、R
EGC……レジスタ制御回路。C1〜C2……シリアル
コミュニケーションインターフェイスのチャネル、SN
S1〜SNSn……センサ、MONT……モニタツー
ル。ST11〜ST34……処理ステップ、DREQ…
…DMAC起動要求信号、DRAK……DMAC起動要
求受理信号、SAP1……転送元アドレスポインタ初期
値、n……転送回数、SDA1……転送元アドレス初期
値。SAP1〜SAPn……転送元アドレスポインタ、
SDA1〜SDAn……センサデータ格納アドレス、S
DT1〜SDTn……センサデータ、+1……カウント
アップ回路、−1……カウントダウン回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基板上に形成されるRAM及び情報
    転送手段を具備し、かつRAMに対する書き込みを上記
    情報転送手段によりモニタしその書き込みデータを外部
    に出力しうることを特徴とするデジタル処理装置。
  2. 【請求項2】 上記情報転送手段は、自動的にカウント
    アップ又はカウントダウンされる転送元アドレスレジス
    タ又は転送先アドレスレジスタを含み、かつこれらの転
    送元アドレスレジスタ又は転送先アドレスレジスタの保
    持内容をもとに転送元又は転送先のアドレスを間接的に
    指定する機能を有するDMAコントローラであることを
    特徴とする請求項1のデジタル処理装置。
  3. 【請求項3】 上記DMAコントローラは、自動的にカ
    ウントダウン又はカウントアップされる転送回数カウン
    トレジスタを含むものであり、かつ指定された転送回数
    分のデータ転送が終了した時点で上記転送元アドレスレ
    ジスタ又は転送先アドレスレジスタに対して転送元アド
    レス又は転送先アドレスあるいはそのアドレスポインタ
    の初期値をリロードする機能を有するものであることを
    特徴とする請求項1又は請求項2のデジタル処理装置。
  4. 【請求項4】 上記デジタル処理装置は、上記RAMの
    指定されたアドレスに対する書き込みが実行されたこと
    を識別して上記DMAコントローラによる書き込みデー
    タの転送処理を起動するモニタ起動回路を具備するもの
    であることを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項
    3のデジタル処理装置。
  5. 【請求項5】 上記デジタル処理装置は、自動車用マイ
    クロコンピュータであって、上記RAMに対する書き込
    みデータは、センサから入力されたアナログ信号をデジ
    タル信号に変換したセンサデータを含むものであること
    を特徴とする請求項1,請求項2,請求項3又は請求項
    4のデジタル処理装置。
  6. 【請求項6】 自動的にカウントアップ又はカウントダ
    ウンされる転送元アドレスレジスタ又は転送先アドレス
    レジスタならびに転送回数カウントレジスタを具備し、
    かつ指定された転送回数分のデータ転送が終了した時点
    で上記転送元アドレスレジスタ又は転送先アドレスレジ
    スタに対して転送元アドレス又は転送先アドレスあるい
    はそのアドレスポインタの初期値をリロードする機能を
    有することを特徴とするDMAコントローラ。
  7. 【請求項7】 自動的にカウントアップ又はカウントダ
    ウンされる転送元アドレスレジスタ又は転送先アドレス
    レジスタを含み、かつこれらのアドレスレジスタの保持
    内容をもとに転送元又は転送先のアドレスを間接的に指
    定する機能を有することを特徴とするDMAコントロー
    ラ。
  8. 【請求項8】 上記DMAコントローラは、RAMと同
    一基板上に形成されるものであって、上記転送元アドレ
    スレジスタ又は転送先アドレスレジスタによる間接アド
    レス指定は、上記RAMに対する書き込みデータのモニ
    タ時に使用されるものであることを特徴とする請求項7
    のDMAコントローラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101485081B1 (ko) * 2007-11-21 2015-01-21 마이크로칩 테크놀로지 인코포레이티드 간접 액세스가능 메모리를 구비한 컨트롤러
CN108874621A (zh) * 2018-05-25 2018-11-23 北京小度信息科技有限公司 文件监控方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质

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