JPH0981958A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
- Publication number
- JPH0981958A JPH0981958A JP7233738A JP23373895A JPH0981958A JP H0981958 A JPH0981958 A JP H0981958A JP 7233738 A JP7233738 A JP 7233738A JP 23373895 A JP23373895 A JP 23373895A JP H0981958 A JPH0981958 A JP H0981958A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- layer
- recording medium
- optical recording
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は基板内のランド、グルーブで記録層
の膜厚を均一にすると共に、基板バラツキの少ないトラ
ッキングサーボ特性を安定に得ることができる光記録媒
体を提供することを目的とする。 【構成】 グルーブ6を有する基板2上に少なくとも記
録層3、保護層5を有する光記録媒体1で、グルーブ6
の深さが20〜80nm、ないしは320〜380nm
で、且つ記録層3が、1×10-3 Torr より低圧におい
て500℃以下に昇華点を有することを特徴とする。
の膜厚を均一にすると共に、基板バラツキの少ないトラ
ッキングサーボ特性を安定に得ることができる光記録媒
体を提供することを目的とする。 【構成】 グルーブ6を有する基板2上に少なくとも記
録層3、保護層5を有する光記録媒体1で、グルーブ6
の深さが20〜80nm、ないしは320〜380nm
で、且つ記録層3が、1×10-3 Torr より低圧におい
て500℃以下に昇華点を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光記録媒体に関するもの
である。
である。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトディスク(以下CDと
略記する)規格に対応して追記ないし記録を行うことが
できる高反射率を有する単板型の光記録ディスク(CD
−R、CD−E)が提案されているが、この光記録ディ
スクの一例としてCD−Rについて説明する。このディ
スクはグルーブを有する透明樹脂基板上に記録層として
の色素層、Au等による反射層および保護層を順次積層
して形成される。
略記する)規格に対応して追記ないし記録を行うことが
できる高反射率を有する単板型の光記録ディスク(CD
−R、CD−E)が提案されているが、この光記録ディ
スクの一例としてCD−Rについて説明する。このディ
スクはグルーブを有する透明樹脂基板上に記録層として
の色素層、Au等による反射層および保護層を順次積層
して形成される。
【0003】記録ピットは記録層のグルーブ部で形成さ
れる。記録前のグルーブにおける反射率は70%以上で
あるが、レーザー光(記録光)によってピットが形成さ
れて反射率が下がり記録が行われる。
れる。記録前のグルーブにおける反射率は70%以上で
あるが、レーザー光(記録光)によってピットが形成さ
れて反射率が下がり記録が行われる。
【0004】従って記録光、再生光のグルーブ部へのト
ラック制御が重要であり、その制御信号であるトラッキ
ングエラー信号や目的とするトラックにアクセスするた
めのラジアルコントラスト信号が適切な値で媒体から得
られることが必要とされる。トラッキングエラー信号に
はプッシュプル法が採用されるのが好ましい。プッシュ
プル法では、ディスク上のグルーブで回折された光を、
トラック中心に対して対称に配置された2分割ホトディ
テクター上の2つの受光部での出力差として取り出すこ
とによってトラッキングエラー信号を検出する。
ラック制御が重要であり、その制御信号であるトラッキ
ングエラー信号や目的とするトラックにアクセスするた
めのラジアルコントラスト信号が適切な値で媒体から得
られることが必要とされる。トラッキングエラー信号に
はプッシュプル法が採用されるのが好ましい。プッシュ
プル法では、ディスク上のグルーブで回折された光を、
トラック中心に対して対称に配置された2分割ホトディ
テクター上の2つの受光部での出力差として取り出すこ
とによってトラッキングエラー信号を検出する。
【0005】上記CD−Rにおける従来の技術では、記
録層は色素を溶解させた溶剤をスピンコートで基板上に
塗布する事によって形成される。そのため光記録媒体の
断面形状は図5のようになり、記録層3である色素層の
上部表面は基板2のグルーブ形状からずれ、ランド部で
少し凸、グルーブ部で少し凹の凹凸形状になる。さらに
詳細にみるとグルーブ内においてもグルーブ端部とグル
ーブ中央とでは記録層3の膜厚が異なる。
録層は色素を溶解させた溶剤をスピンコートで基板上に
塗布する事によって形成される。そのため光記録媒体の
断面形状は図5のようになり、記録層3である色素層の
上部表面は基板2のグルーブ形状からずれ、ランド部で
少し凸、グルーブ部で少し凹の凹凸形状になる。さらに
詳細にみるとグルーブ内においてもグルーブ端部とグル
ーブ中央とでは記録層3の膜厚が異なる。
【0006】単板式の光記録媒体においては信号光は記
録層と反射層の界面での反射が支配的であるので、記録
層の表面形状や記録層の膜厚、特にピットが形成される
グルーブ内の記録層膜厚が重要となる。従って適切なト
ラッキングエラー信号やラジアルコントラスト信号を得
ようとすると、このような色素表面形状の凸凹をあらか
じめ考慮して十分に制御することが必要であった。
録層と反射層の界面での反射が支配的であるので、記録
層の表面形状や記録層の膜厚、特にピットが形成される
グルーブ内の記録層膜厚が重要となる。従って適切なト
ラッキングエラー信号やラジアルコントラスト信号を得
ようとすると、このような色素表面形状の凸凹をあらか
じめ考慮して十分に制御することが必要であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成においては、この凸凹形状は基板のグルーブの
深さや幅、塗布溶液の濃度、界面張力、粘度、塗布溶媒
の蒸発速度、スピンナーの回転方法、塗布の環境条件に
よって変化するため制御性が悪く、工程管理が複雑にな
るという問題点があった。さらに基板内の内外周差や基
板間の膜厚バラツキが発生し易いことが原因で、そのた
めに未記録ディスクをCD−Rのライターにかけてもト
ラッキングサーボ特性が安定して得られないという課題
があった。
うな構成においては、この凸凹形状は基板のグルーブの
深さや幅、塗布溶液の濃度、界面張力、粘度、塗布溶媒
の蒸発速度、スピンナーの回転方法、塗布の環境条件に
よって変化するため制御性が悪く、工程管理が複雑にな
るという問題点があった。さらに基板内の内外周差や基
板間の膜厚バラツキが発生し易いことが原因で、そのた
めに未記録ディスクをCD−Rのライターにかけてもト
ラッキングサーボ特性が安定して得られないという課題
があった。
【0008】本発明は上記課題に鑑み、基板内での色素
の膜厚を均一にすると共に、トラッキングエラー信号、
ラジアルコントラスト信号を容易に適正な値で得ること
ができ、安定したトラッキングサーボ特性を得ることが
できる光記録媒体を提供することを目的とする。
の膜厚を均一にすると共に、トラッキングエラー信号、
ラジアルコントラスト信号を容易に適正な値で得ること
ができ、安定したトラッキングサーボ特性を得ることが
できる光記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の光記録媒体は、下記(1)〜(4)の構成
を有する。
め、本発明の光記録媒体は、下記(1)〜(4)の構成
を有する。
【0010】(1)グルーブを有する基板上に少なくと
も記録層、保護層を有する光記録媒体であって、前記グ
ルーブの深さをdとしたときdが、 20nm ≦ d ≦ 80nm ないしは、 320nm ≦ d ≦ 380nm を満たすと共に、且つ前記記録層が昇華性を有すること
を特徴とする光記録媒体。
も記録層、保護層を有する光記録媒体であって、前記グ
ルーブの深さをdとしたときdが、 20nm ≦ d ≦ 80nm ないしは、 320nm ≦ d ≦ 380nm を満たすと共に、且つ前記記録層が昇華性を有すること
を特徴とする光記録媒体。
【0011】(2)前記記録層の材料の昇華点をTsと
したとき、1×10-3(Torr)以下の低圧において、 Ts ≦ 500℃ である上記(1)の光記録媒体。
したとき、1×10-3(Torr)以下の低圧において、 Ts ≦ 500℃ である上記(1)の光記録媒体。
【0012】(3)前記基板上の前記記録層と前記保護
層の間に反射層を配設した構成の、上記(1)ないし
(2)の光記録媒体。
層の間に反射層を配設した構成の、上記(1)ないし
(2)の光記録媒体。
【0013】(4)前記記録層が色素を含有する層であ
り、真空蒸着、プラズマ重合等によって形成されること
を特徴とする上記(1)、(2)ないし(3)のいずれ
かの光記録媒体。
り、真空蒸着、プラズマ重合等によって形成されること
を特徴とする上記(1)、(2)ないし(3)のいずれ
かの光記録媒体。
【0014】
【作用】本発明では上記のような構成にすることによ
り、記録層である色素層のグルーブ内、ランド上での膜
厚をほぼ均一にするのが容易となり、更に各成膜時に膜
厚をモニターしながら成膜できるので基板間バラツキも
低く抑えられる。
り、記録層である色素層のグルーブ内、ランド上での膜
厚をほぼ均一にするのが容易となり、更に各成膜時に膜
厚をモニターしながら成膜できるので基板間バラツキも
低く抑えられる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例として、基板上に記録
層、反射層、保護層を積層した光記録媒体について図面
を参照しながら説明する。
層、反射層、保護層を積層した光記録媒体について図面
を参照しながら説明する。
【0016】図1は本発明の実施例の光記録媒体の部分
断面図、図4は別な色素材料による光記録媒体の部分断
面図、図2はランドとグルーブにおける反射率の比及び
ラジアルコントラスト信号のグルーブ深さ依存性を示す
グラフ、図3は基板のグルーブ深さに対するトラッキン
グエラー信号の依存性を示すグラフである。
断面図、図4は別な色素材料による光記録媒体の部分断
面図、図2はランドとグルーブにおける反射率の比及び
ラジアルコントラスト信号のグルーブ深さ依存性を示す
グラフ、図3は基板のグルーブ深さに対するトラッキン
グエラー信号の依存性を示すグラフである。
【0017】図1に示す光記録媒体1は基板2上に記録
層3、反射層4、保護層5を有する。基板2は記録光及
び再生光(600nm〜800nm)に対して80%以
上の透過率を有し、成型性の良い材料から選ばれる。一
例として、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。基板2
の記録層形成面には、トラッキング用としてグルーブ6
がスパイラル状に形成されている。このグルーブは基板
成型時に一括して形成するのが望ましいが、基板成型後
に2P工法等で別に形成しても良い。
層3、反射層4、保護層5を有する。基板2は記録光及
び再生光(600nm〜800nm)に対して80%以
上の透過率を有し、成型性の良い材料から選ばれる。一
例として、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。基板2
の記録層形成面には、トラッキング用としてグルーブ6
がスパイラル状に形成されている。このグルーブは基板
成型時に一括して形成するのが望ましいが、基板成型後
に2P工法等で別に形成しても良い。
【0018】記録層3は記録及び再生光に対して20%
未満の吸収があり、常圧での分解または発熱温度が50
0度以下(400度以下が特に望ましい)で、昇華性を
有するものであれば、ランド部とグルーブ部の記録層を
均一に配設できるのでグルーブ部の記録層上面の平坦性
が良化し、反射率の制御性を向上させることができる。
さらに、1×10-3Torr 以下の低圧での昇華点Ts
が、 Ts ≦ 500℃ であればよい。これは真空蒸着等によって容易に形成で
きる。ここで、Ts>500℃の時は真空蒸着時の異物
発生が顕著となり記録膜材料中での不純物が増大し、エ
ラーレートが悪化する。このとき記録材料としては上記
条件にて分解せずに昇華する材料であれば無機材料で
も、有機材料でもよい。さらに記録材料が有機材料で色
素を含有する場合、色素材料としては例えばキノン系色
素、フタロシアニン系色素、カチオン系色素、インドフ
ェノール系色素、アゾ系色素、金属錯体系色素、ポルフ
ィリン系色素などの中から上記条件で昇華するものを選
択すればよい。このとき記録層の厚みは特に規定しない
が、通常30〜500nmの範囲であればよい。
未満の吸収があり、常圧での分解または発熱温度が50
0度以下(400度以下が特に望ましい)で、昇華性を
有するものであれば、ランド部とグルーブ部の記録層を
均一に配設できるのでグルーブ部の記録層上面の平坦性
が良化し、反射率の制御性を向上させることができる。
さらに、1×10-3Torr 以下の低圧での昇華点Ts
が、 Ts ≦ 500℃ であればよい。これは真空蒸着等によって容易に形成で
きる。ここで、Ts>500℃の時は真空蒸着時の異物
発生が顕著となり記録膜材料中での不純物が増大し、エ
ラーレートが悪化する。このとき記録材料としては上記
条件にて分解せずに昇華する材料であれば無機材料で
も、有機材料でもよい。さらに記録材料が有機材料で色
素を含有する場合、色素材料としては例えばキノン系色
素、フタロシアニン系色素、カチオン系色素、インドフ
ェノール系色素、アゾ系色素、金属錯体系色素、ポルフ
ィリン系色素などの中から上記条件で昇華するものを選
択すればよい。このとき記録層の厚みは特に規定しない
が、通常30〜500nmの範囲であればよい。
【0019】反射層4としては記録及び再生光の波長に
おいて高い反射率を示す材料、例えばAu、Ag、A
l、Cu、Cr、Pr、Ni、Ti等の金属及びそれら
を用いた合金が適用される。またその形成方法としては
真空蒸着、スパッタ等で、形成膜厚は通常40〜300
nmの範囲が望ましい。そして反射層上には保護層5が
2〜20μm程度の厚さで形成され、材料としては高分
子材料からなる紫外線硬化樹脂が適している。なお基板
2と記録層3との間や、記録層3と反射層4との間には
中間層が設けられていてもよい。
おいて高い反射率を示す材料、例えばAu、Ag、A
l、Cu、Cr、Pr、Ni、Ti等の金属及びそれら
を用いた合金が適用される。またその形成方法としては
真空蒸着、スパッタ等で、形成膜厚は通常40〜300
nmの範囲が望ましい。そして反射層上には保護層5が
2〜20μm程度の厚さで形成され、材料としては高分
子材料からなる紫外線硬化樹脂が適している。なお基板
2と記録層3との間や、記録層3と反射層4との間には
中間層が設けられていてもよい。
【0020】このような構成においてグルーブ6の溝深
さを変えて光記録媒体をそれぞれ作製して各種の評価を
行った。記録層の均一性は媒体の断面形状を走査型電子
顕微鏡(SEM)観察によって、電気特性としてはラン
ドとグルーブにおける反射率の比、ラジアルコントラス
ト信号及びトラッキングエラー信号等を評価した。ここ
で記録層材料としては一般的な有機顔料であるフタロシ
アニンブルーを用いた。フタロシアニンブルーは1×1
0-5 Torr 以下の真空度で昇華点Tsが約320℃で、
今回の試料作成では簡易な形成方法である真空蒸着によ
ってポリカーボネート基板上に形成した。この形成試料
をSEMによって観察したところ図1にあるようにラン
ド、グルーブ部でほぼ等しい膜厚であることが確認でき
た。また別な材料としてアントラキノン系の色素で同様
に形成して、SEMで観察したところ記録層である色素
の表面形状が図4の様になり、色素がグルーブ部に埋ま
り、表面形状が平坦に近いものが得られた。これを解析
するために両材料の熱分析を行ったところフタロシアニ
ンブルーは昇華して基板に飛着するのに対してアントラ
キノン系色素は約180℃で融点に達し、その後蒸発す
ることで基板上に飛着することがわかった。従って記録
材料が昇華型であれば記録層の膜厚をランド、グルーブ
で均一に形成することができる。さらに記録膜を形成す
る環境が低圧であれば蒸気圧が下がるため容易に記録層
が形成できるが、各種の真空度での実験結果より、真空
度が1×10-3 Torr 以下であれば安定して形成できる
ことを確認した。なお形成方法は真空蒸着以外に、プラ
ズマ重合等でも良い。
さを変えて光記録媒体をそれぞれ作製して各種の評価を
行った。記録層の均一性は媒体の断面形状を走査型電子
顕微鏡(SEM)観察によって、電気特性としてはラン
ドとグルーブにおける反射率の比、ラジアルコントラス
ト信号及びトラッキングエラー信号等を評価した。ここ
で記録層材料としては一般的な有機顔料であるフタロシ
アニンブルーを用いた。フタロシアニンブルーは1×1
0-5 Torr 以下の真空度で昇華点Tsが約320℃で、
今回の試料作成では簡易な形成方法である真空蒸着によ
ってポリカーボネート基板上に形成した。この形成試料
をSEMによって観察したところ図1にあるようにラン
ド、グルーブ部でほぼ等しい膜厚であることが確認でき
た。また別な材料としてアントラキノン系の色素で同様
に形成して、SEMで観察したところ記録層である色素
の表面形状が図4の様になり、色素がグルーブ部に埋ま
り、表面形状が平坦に近いものが得られた。これを解析
するために両材料の熱分析を行ったところフタロシアニ
ンブルーは昇華して基板に飛着するのに対してアントラ
キノン系色素は約180℃で融点に達し、その後蒸発す
ることで基板上に飛着することがわかった。従って記録
材料が昇華型であれば記録層の膜厚をランド、グルーブ
で均一に形成することができる。さらに記録膜を形成す
る環境が低圧であれば蒸気圧が下がるため容易に記録層
が形成できるが、各種の真空度での実験結果より、真空
度が1×10-3 Torr 以下であれば安定して形成できる
ことを確認した。なお形成方法は真空蒸着以外に、プラ
ズマ重合等でも良い。
【0021】またランドとグルーブの記録膜厚が等しい
場合は、従来の塗布型色素におけるグルーブ形状の基板
では適切なトラッキングサーボ特性が得られなかった。
そこでグルーブ深さを変えてトラッキングエラー信号、
ラジアルコントラスト信号及びランドとグルーブでの反
射率の比を測定すると共に、トラッキング性能を評価し
た結果、 20nm≦d≦80nm ないしは、 320nm≦d≦380nm であるとき、安定したトラッキングサーボ特性が得られ
ることがわかった。
場合は、従来の塗布型色素におけるグルーブ形状の基板
では適切なトラッキングサーボ特性が得られなかった。
そこでグルーブ深さを変えてトラッキングエラー信号、
ラジアルコントラスト信号及びランドとグルーブでの反
射率の比を測定すると共に、トラッキング性能を評価し
た結果、 20nm≦d≦80nm ないしは、 320nm≦d≦380nm であるとき、安定したトラッキングサーボ特性が得られ
ることがわかった。
【0022】次に電気特性について図2、図3を用いて
説明する。図2の丸印はラジアルコントラスト信号を、
四角印はランドとグルーブの反射率の比を表す。図2よ
りランドとグルーブの反射率の比の最小値及びラジアル
コントラスト信号の最大値はグルーブ深さが約160n
mの時であるが、安定してトラッキングがかかる範囲は
図2の斜線領域であった。一方トラッキングエラー信号
で同様に検討した結果、図3のトラッキングエラー信号
が正の領域で安定してグルーブにトラッキングがかかる
ことがわかった。さらに、グルーブ部で70%以上の反
射率が得られることを考慮すると、グルーブ深さが、 20nm ≦ d ≦ 80nm ないしは、 320nm ≦ d ≦ 380nm であるときトラッキングサーボ特性が安定して得られる
ことを確認した。
説明する。図2の丸印はラジアルコントラスト信号を、
四角印はランドとグルーブの反射率の比を表す。図2よ
りランドとグルーブの反射率の比の最小値及びラジアル
コントラスト信号の最大値はグルーブ深さが約160n
mの時であるが、安定してトラッキングがかかる範囲は
図2の斜線領域であった。一方トラッキングエラー信号
で同様に検討した結果、図3のトラッキングエラー信号
が正の領域で安定してグルーブにトラッキングがかかる
ことがわかった。さらに、グルーブ部で70%以上の反
射率が得られることを考慮すると、グルーブ深さが、 20nm ≦ d ≦ 80nm ないしは、 320nm ≦ d ≦ 380nm であるときトラッキングサーボ特性が安定して得られる
ことを確認した。
【0023】特に上記条件でグルーブ深さdを、 20nm ≦ d ≦ 80nm としたときは、従来の色素を塗布した場合のグルーブ深
さである約120nm〜250nmに対して浅くするこ
とができるので、基板の樹脂成型時間を短縮できる。さ
らにグルーブ深さが浅いため基板やスタンパーのグルー
ブ形状のバラツキを低減することができ、さらに反射光
のグルーブ側面の傾斜形状による影響も相対的に小さく
なるため、エラーレート等の電気特性の基板によるバラ
ツキを抑えることができる。
さである約120nm〜250nmに対して浅くするこ
とができるので、基板の樹脂成型時間を短縮できる。さ
らにグルーブ深さが浅いため基板やスタンパーのグルー
ブ形状のバラツキを低減することができ、さらに反射光
のグルーブ側面の傾斜形状による影響も相対的に小さく
なるため、エラーレート等の電気特性の基板によるバラ
ツキを抑えることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、記録層である色
素層を気体状態より基板上に直接飛着させるため、グル
ーブ内、ランド上の色素膜厚をほぼ均一に制御するのが
容易であり、更に各成膜時に膜厚をモニターしながら成
膜できるので基板間バラツキも低くできる。
素層を気体状態より基板上に直接飛着させるため、グル
ーブ内、ランド上の色素膜厚をほぼ均一に制御するのが
容易であり、更に各成膜時に膜厚をモニターしながら成
膜できるので基板間バラツキも低くできる。
【0025】そして本発明のようなグルーブ形状にする
ことによってトラッキングエラー信号やラジアルコント
ラスト信号を最適化でき、適切なトラッキングサーボが
実現する。
ことによってトラッキングエラー信号やラジアルコント
ラスト信号を最適化でき、適切なトラッキングサーボが
実現する。
【0026】また従来では色素材料の光学特性が変化す
れば、基板のグルーブ形状を変化させる必要があった
が、本発明においては色素材料の光学定数が変化しても
グルーブ形状を大きく変化させる必要がない。
れば、基板のグルーブ形状を変化させる必要があった
が、本発明においては色素材料の光学定数が変化しても
グルーブ形状を大きく変化させる必要がない。
【0027】さらに従来よりもグルーブ深さを浅くでき
るため基板の樹脂成型における成型速度を早くすること
ができるのでより低コストな光記録媒体を提供すること
ができる。さらに、グルーブ深さが浅いのでトラックピ
ッチを狭くしても成型し易いため高密度化に対応するこ
とも容易となる。
るため基板の樹脂成型における成型速度を早くすること
ができるのでより低コストな光記録媒体を提供すること
ができる。さらに、グルーブ深さが浅いのでトラックピ
ッチを狭くしても成型し易いため高密度化に対応するこ
とも容易となる。
【図1】本発明の光記録媒体の部分断面図
【図2】ランドとグルーブにおける反射率の比及びラジ
アルコントラスト信号のグルーブ深さ依存性を示すグラ
フ
アルコントラスト信号のグルーブ深さ依存性を示すグラ
フ
【図3】グルーブ深さに対するトラッキングエラー信号
の依存性を示すグラフ
の依存性を示すグラフ
【図4】別な記録材料に対する光記録媒体の部分断面図
【図5】従来の光記録媒体の部分断面図
1 光記録媒体 2 基板 3 記録層 4 反射層 5 保護層 6 グルーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国枝 敏明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 グルーブを有する基板上に少なくとも記
録層、保護層を有する光記録媒体であって、前記グルー
ブの深さをdとしたときdが、 20nm ≦ d ≦ 80nm ないしは、 320nm ≦ d ≦ 380nm を満たすと共に、且つ前記記録層が昇華性を有すること
を特徴とする光記録媒体。 - 【請求項2】 前記記録層の材料の昇華点をTsとした
とき、1×10-3(Torr)以下の低圧において、 Ts ≦ 500℃ である請求項1記載の光記録媒体。 - 【請求項3】 前記基板上の前記記録層と前記保護層の
間に反射層を配設した構成の請求項1ないし2のいずれ
かに記載の光記録媒体。 - 【請求項4】 前記記録層が色素を含有する層であり、
真空蒸着、プラズマ重合等によって形成されることを特
徴とする請求項1、2ないし3のいずれかに記載の光記
録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7233738A JPH0981958A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7233738A JPH0981958A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 光記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0981958A true JPH0981958A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16959810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7233738A Pending JPH0981958A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0981958A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0911820A4 (en) * | 1997-04-24 | 2002-01-16 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | OPTICAL RECORDING MEDIUM AND SUBSTRATE THEREFOR |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP7233738A patent/JPH0981958A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0911820A4 (en) * | 1997-04-24 | 2002-01-16 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | OPTICAL RECORDING MEDIUM AND SUBSTRATE THEREFOR |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6287660B1 (en) | Optical recording medium and its substrate | |
| US6713148B1 (en) | Optical information recording medium | |
| EP0509423B1 (en) | Optical recording medium | |
| JPH1112734A (ja) | 金属薄膜ならびにそれを用いた光記録媒体 | |
| EP0982719A1 (en) | Optical recording medium and method of information recording/reproduction using the same | |
| JPH09204690A (ja) | 光記録媒体 | |
| JPH0981958A (ja) | 光記録媒体 | |
| JPH06199045A (ja) | 光記録媒体 | |
| US5270150A (en) | Optical recording medium and process for producing it | |
| EP0455124B1 (en) | Optical recording medium and process for producing it | |
| EP1568021B1 (fr) | Procede de fabrication d'un disque optique enregistrable, disque optique et couche inscriptible obtenu par ledit procede | |
| US7875365B2 (en) | Recordable optical recording media | |
| JPH07161069A (ja) | 光記録媒体 | |
| US20030161987A1 (en) | Optical recording medium | |
| JP3600177B2 (ja) | 光記録媒体及びその製造方法 | |
| JP3073266B2 (ja) | 光記録媒体の製造方法 | |
| JPH10334507A (ja) | 光情報記録媒体 | |
| JP3177291B2 (ja) | 光記録媒体 | |
| JP2000149340A (ja) | 光情報記録媒体およびその製造方法 | |
| JPH10172181A (ja) | 光記録媒体 | |
| JPH0883438A (ja) | 光記録媒体 | |
| JPH04274036A (ja) | 光学的記録媒体円盤 | |
| JPH074975B2 (ja) | 光情報記録媒体 | |
| JPS62192042A (ja) | 光記録媒体 | |
| JPH0954979A (ja) | 光記録媒体 |