JPH0982187A - 自力消弧形ガス遮断器 - Google Patents
自力消弧形ガス遮断器Info
- Publication number
- JPH0982187A JPH0982187A JP23540195A JP23540195A JPH0982187A JP H0982187 A JPH0982187 A JP H0982187A JP 23540195 A JP23540195 A JP 23540195A JP 23540195 A JP23540195 A JP 23540195A JP H0982187 A JPH0982187 A JP H0982187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- compression chamber
- self
- circuit breaker
- extinguishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Circuit Breakers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】自力形消弧室の圧縮室に高温のガス等が侵入し
ても、遮断性能に悪影響を及ぼさないようにした自力消
弧形ガス遮断器を提供すること。 【解決手段】一対の主接触子と、この一対の主接触子よ
りも遅れて解離する一対のアーク接触子と、この一対の
アーク接触子のどちらか一方に開口部を接続された消弧
ガスを収容するアルミニウム製の圧縮室と、前記アーク
接触子の周囲に取り付けられたノズルと、前記圧縮室内
面に取り付けられた耐熱性絶縁物とを備えた自力消弧形
ガス遮断器であって、前記圧縮室が前記主接触子の一方
の接触子を兼ねているので、アルミニウム蒸気が高温ガ
ス中に混入することを防止することができ、遮断に不利
な影響を与えることがない。
ても、遮断性能に悪影響を及ぼさないようにした自力消
弧形ガス遮断器を提供すること。 【解決手段】一対の主接触子と、この一対の主接触子よ
りも遅れて解離する一対のアーク接触子と、この一対の
アーク接触子のどちらか一方に開口部を接続された消弧
ガスを収容するアルミニウム製の圧縮室と、前記アーク
接触子の周囲に取り付けられたノズルと、前記圧縮室内
面に取り付けられた耐熱性絶縁物とを備えた自力消弧形
ガス遮断器であって、前記圧縮室が前記主接触子の一方
の接触子を兼ねているので、アルミニウム蒸気が高温ガ
ス中に混入することを防止することができ、遮断に不利
な影響を与えることがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自力消弧形ガス遮断
器に関する。
器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ガス遮断器の主流となっているパ
ッファー形ガス遮断器は、パッファー室を構成するシリ
ンダを遮断側に駆動して、パッファー室内部のSF6 ガ
スをノズルから急速に吹き付けることによって電流遮断
を行っている。このパッファー形ガス遮断器はすぐれた
遮断性能を持っているが、粘性の大きなSF6 ガスの圧
縮・吹付けを行うため大出力で高速の駆動装置を必要と
する。また、この駆動装置の大出力に耐えるため、各部
の構造物が大型化する傾向にある。
ッファー形ガス遮断器は、パッファー室を構成するシリ
ンダを遮断側に駆動して、パッファー室内部のSF6 ガ
スをノズルから急速に吹き付けることによって電流遮断
を行っている。このパッファー形ガス遮断器はすぐれた
遮断性能を持っているが、粘性の大きなSF6 ガスの圧
縮・吹付けを行うため大出力で高速の駆動装置を必要と
する。また、この駆動装置の大出力に耐えるため、各部
の構造物が大型化する傾向にある。
【0003】この対策として自力消弧形ガス遮断器が提
案されている。この自力消弧形ガス遮断器は図5に示す
ように、可動側にパッファー室がなく、固定側アーク接
触子2の付近に圧縮室3を設けており、固定側アーク接
触子2は可動側のアーク接触子5と接離可能な構成とな
っている。固定側アーク接触子2の周囲にはノズル1が
取り付けてあり、圧縮室3から吹き出したSF6 ガスを
案内してアークに有効に吹き付けるようにしてある。可
動側にはアーク接触子5に主接触子6が取り付けてあ
り、これらを一括して操作ロッド8によって入・切操作
できるようになっている。入状態では可動側主接触子6
は、固定側の主接触子を兼ねる圧縮室3の外面に接する
ようになっている。固定側と可動側は、極間支持絶縁物
13によって固定され、一つの消弧室を形成している。
案されている。この自力消弧形ガス遮断器は図5に示す
ように、可動側にパッファー室がなく、固定側アーク接
触子2の付近に圧縮室3を設けており、固定側アーク接
触子2は可動側のアーク接触子5と接離可能な構成とな
っている。固定側アーク接触子2の周囲にはノズル1が
取り付けてあり、圧縮室3から吹き出したSF6 ガスを
案内してアークに有効に吹き付けるようにしてある。可
動側にはアーク接触子5に主接触子6が取り付けてあ
り、これらを一括して操作ロッド8によって入・切操作
できるようになっている。入状態では可動側主接触子6
は、固定側の主接触子を兼ねる圧縮室3の外面に接する
ようになっている。固定側と可動側は、極間支持絶縁物
13によって固定され、一つの消弧室を形成している。
【0004】電流遮断時には可動側アーク接触子5と固
定側アーク接触子2との間に発生したアーク11の熱ガ
ス12によって圧縮室3内部の圧力が上昇する。電流零
点に近づくにつれてアークの径が細くなり、ノズル1の
閉塞がなくなり、圧縮室3の高圧ガスをノズル1を通し
てアークに吹き付けることによって電流を遮断する。な
お、9は固定側の口出し導体、10は可動側の口出し導
体、17はアルミニウムの金属蒸気である。
定側アーク接触子2との間に発生したアーク11の熱ガ
ス12によって圧縮室3内部の圧力が上昇する。電流零
点に近づくにつれてアークの径が細くなり、ノズル1の
閉塞がなくなり、圧縮室3の高圧ガスをノズル1を通し
てアークに吹き付けることによって電流を遮断する。な
お、9は固定側の口出し導体、10は可動側の口出し導
体、17はアルミニウムの金属蒸気である。
【0005】この方式では駆動装置は可動電極を開極さ
せるだけの出力だけでよく、消弧室の構成も大幅に簡略
化できる。また、自力消弧形ガス遮断器は一般にアーク
エネルギの大きい定格遮断電流での遮断性能に優れてい
る。
せるだけの出力だけでよく、消弧室の構成も大幅に簡略
化できる。また、自力消弧形ガス遮断器は一般にアーク
エネルギの大きい定格遮断電流での遮断性能に優れてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遮断電
流が80kA〜100kAのような一層の大電流となる
と、圧縮室内に流入する熱ガスが更に高温化し、場合に
よってはアークそのものが、圧縮室内部まで侵入する可
能性がある。圧縮室は通常閉路時の負荷電流の通電経路
を兼ねていることが多く、導電性の良いアルミニウムで
形成されている。アルミニウムは融点が低く高温のアー
クにさらされると、金属蒸気をアーク中に容易に供給し
てしまう。アークの中にアルミニウムの金属蒸気が混入
すると、重い粒子が加わることになり、高温ガスの熱交
換の効率が悪くなって、ガス吹き付けによるアークの冷
却が有効に作用しなくなる。
流が80kA〜100kAのような一層の大電流となる
と、圧縮室内に流入する熱ガスが更に高温化し、場合に
よってはアークそのものが、圧縮室内部まで侵入する可
能性がある。圧縮室は通常閉路時の負荷電流の通電経路
を兼ねていることが多く、導電性の良いアルミニウムで
形成されている。アルミニウムは融点が低く高温のアー
クにさらされると、金属蒸気をアーク中に容易に供給し
てしまう。アークの中にアルミニウムの金属蒸気が混入
すると、重い粒子が加わることになり、高温ガスの熱交
換の効率が悪くなって、ガス吹き付けによるアークの冷
却が有効に作用しなくなる。
【0007】また、アルミニウムはイオン化エネルギが
低いことから容易にイオン化し、イオン粒子と共に電子
を供給する。イオン及び電子が大量に供給されるとアー
クを構成する高温ガス(プラズマ)の電子密度及び電気
伝導度が上昇し、これもアーク遮断に対して不利に作用
する。圧縮室の容積を大きくすれば、高温ガスの過度の
温度上昇を防ぐことができるが、低い電流レベル、例え
ば数千アンペア程度の負荷電流等の遮断時に十分な吹き
付け力を得ることができなくなってしまう。
低いことから容易にイオン化し、イオン粒子と共に電子
を供給する。イオン及び電子が大量に供給されるとアー
クを構成する高温ガス(プラズマ)の電子密度及び電気
伝導度が上昇し、これもアーク遮断に対して不利に作用
する。圧縮室の容積を大きくすれば、高温ガスの過度の
温度上昇を防ぐことができるが、低い電流レベル、例え
ば数千アンペア程度の負荷電流等の遮断時に十分な吹き
付け力を得ることができなくなってしまう。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は自力形消弧室の圧縮室に過度に高温のガ
ス又はアークが侵入しても、遮断性能に悪影響を及ぼす
ようなアルミニウム金属蒸気が高温ガス中に混入しない
ようにした自力消弧形ガス遮断器を提供することにあ
る。
で、その目的は自力形消弧室の圧縮室に過度に高温のガ
ス又はアークが侵入しても、遮断性能に悪影響を及ぼす
ようなアルミニウム金属蒸気が高温ガス中に混入しない
ようにした自力消弧形ガス遮断器を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の自力消弧形ガス遮断器は、一対
の主接触子と、この一対の主接触子よりも遅れて解離す
る一対のアーク接触子と、この一対のアーク接触子のど
ちらか一方に開口部を接続された消弧ガスを収容するア
ルミニウム製の圧縮室と、前記アーク接触子の周囲に取
り付けられたノズルと、前記圧縮室内面に取り付けられ
た耐熱性絶縁物とを備え、前記圧縮室が前記主接触子の
一方の接触子を兼ねていることを特徴とする。
に、本発明の請求項1の自力消弧形ガス遮断器は、一対
の主接触子と、この一対の主接触子よりも遅れて解離す
る一対のアーク接触子と、この一対のアーク接触子のど
ちらか一方に開口部を接続された消弧ガスを収容するア
ルミニウム製の圧縮室と、前記アーク接触子の周囲に取
り付けられたノズルと、前記圧縮室内面に取り付けられ
た耐熱性絶縁物とを備え、前記圧縮室が前記主接触子の
一方の接触子を兼ねていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2は、請求項1記載の自力
消弧形ガス遮断器において、融点及びイオン化エネルギ
がアルミニウムよりも高い材質で構成されたカバーを圧
縮室内面に取り付けたことを特徴とする。
消弧形ガス遮断器において、融点及びイオン化エネルギ
がアルミニウムよりも高い材質で構成されたカバーを圧
縮室内面に取り付けたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3は、一対の主接触子と、
この一対の主接触子よりも遅れて解離する一対のアーク
接触子と、この一対のアーク接触子の周囲に取り付けら
れたノズルと、前記主接触子とは独立した融点及びイオ
ン化エネルギがアルミニウムよりも高い材質で構成され
た消弧ガスを収容する圧縮室の開口部をアーク接触子に
接続し、かつ主接触子と圧縮室との間に絶縁層を設けた
ことを特徴とする。
この一対の主接触子よりも遅れて解離する一対のアーク
接触子と、この一対のアーク接触子の周囲に取り付けら
れたノズルと、前記主接触子とは独立した融点及びイオ
ン化エネルギがアルミニウムよりも高い材質で構成され
た消弧ガスを収容する圧縮室の開口部をアーク接触子に
接続し、かつ主接触子と圧縮室との間に絶縁層を設けた
ことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4は、請求項1記載の自力
消弧形ガス遮断器において、補助パッファー室を前記圧
縮室に接続して設け、圧縮圧の圧力が上昇すると閉じる
第1のチェック弁をパッファー室と圧縮室の間に設け、
第1のチェック弁が閉じるのと連動して開くように調整
された第2のチェック弁をパッファー室と消弧室外部と
の間に設けたことを特徴とする。
消弧形ガス遮断器において、補助パッファー室を前記圧
縮室に接続して設け、圧縮圧の圧力が上昇すると閉じる
第1のチェック弁をパッファー室と圧縮室の間に設け、
第1のチェック弁が閉じるのと連動して開くように調整
された第2のチェック弁をパッファー室と消弧室外部と
の間に設けたことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項5は、請求項2又は請求項
3記載の自力消弧形ガス遮断器において、融点及びイオ
ン化エネルギがアルミニウムよりも高い材料は鉄又は鋼
であることを特徴とする。
3記載の自力消弧形ガス遮断器において、融点及びイオ
ン化エネルギがアルミニウムよりも高い材料は鉄又は鋼
であることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
ついて説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項
1、請求項2及び請求項5対応)である自力消弧形ガス
遮断器の閉路状態の構成図であり、図2開極途中の状態
を示す図である。
ついて説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項
1、請求項2及び請求項5対応)である自力消弧形ガス
遮断器の閉路状態の構成図であり、図2開極途中の状態
を示す図である。
【0015】図1及び図2に示すように、固定側にアル
ミニウム製の圧縮室3を設け、内面にテフロン製の耐熱
性絶縁物4を取り付けてある。圧縮室3の出口には固定
側アーク接触子2が取り付けてあり、可動側のアーク接
触子5と接離可能な構成となっている。固定側アーク接
触子2の周囲にはノズル1が取り付けてあり、圧縮室3
から吹き出したSF6 ガスを案内してアークに有効に吹
き付けるように構成されている。可動側にはアーク接触
子5に主接触子6が取り付けてあり、これらを一括して
操作ロッド8によって入・切操作できるように構成され
ている。入状態では可動側主接触子6は、固定側の主接
触子を兼ねる圧縮室3の外面に接するようになってい
る。固定側と可動側は、極間支持絶縁物13によって固
定され、一つの消弧室を形成している。
ミニウム製の圧縮室3を設け、内面にテフロン製の耐熱
性絶縁物4を取り付けてある。圧縮室3の出口には固定
側アーク接触子2が取り付けてあり、可動側のアーク接
触子5と接離可能な構成となっている。固定側アーク接
触子2の周囲にはノズル1が取り付けてあり、圧縮室3
から吹き出したSF6 ガスを案内してアークに有効に吹
き付けるように構成されている。可動側にはアーク接触
子5に主接触子6が取り付けてあり、これらを一括して
操作ロッド8によって入・切操作できるように構成され
ている。入状態では可動側主接触子6は、固定側の主接
触子を兼ねる圧縮室3の外面に接するようになってい
る。固定側と可動側は、極間支持絶縁物13によって固
定され、一つの消弧室を形成している。
【0016】次に、本実施例の作用について説明する。
図1の閉路状態では、電流は、口出し導体9−固定側主
接触子(圧縮室)3−可動側主接触子6−可動支え7−
口出し導体10の順に流れている。開閉操作機構(図示
せず)によって操作ロッド8が開路側へ動き出すと、ま
ず主接触子3,6が離れて、アーク接触子2,5へ電流
を転流する。更に操作ロッド8が開路側に移動すると、
図2に示すように可動側アーク接触子5と固定側アーク
接触子2が離れて、この間にアーク11が発生する。電
流の波高値付近ではアーク11の径は、ノズル1内径を
閉塞するくらい太く、アークエネルギで熱せられたガス
は、圧縮室3内に貯えられ、その圧力及び温度を増して
ゆく。この時圧縮室3内面にはテフロン製のカバー4が
取り付けられているので、圧縮室3のアルミニウムが高
温ガスによって金属蒸気となって噴出することを防止し
ている。従って、電流のエネルギが圧力上昇に有効に使
われ、かつ金属蒸気による悪影響を受けることがない。
図1の閉路状態では、電流は、口出し導体9−固定側主
接触子(圧縮室)3−可動側主接触子6−可動支え7−
口出し導体10の順に流れている。開閉操作機構(図示
せず)によって操作ロッド8が開路側へ動き出すと、ま
ず主接触子3,6が離れて、アーク接触子2,5へ電流
を転流する。更に操作ロッド8が開路側に移動すると、
図2に示すように可動側アーク接触子5と固定側アーク
接触子2が離れて、この間にアーク11が発生する。電
流の波高値付近ではアーク11の径は、ノズル1内径を
閉塞するくらい太く、アークエネルギで熱せられたガス
は、圧縮室3内に貯えられ、その圧力及び温度を増して
ゆく。この時圧縮室3内面にはテフロン製のカバー4が
取り付けられているので、圧縮室3のアルミニウムが高
温ガスによって金属蒸気となって噴出することを防止し
ている。従って、電流のエネルギが圧力上昇に有効に使
われ、かつ金属蒸気による悪影響を受けることがない。
【0017】交流電流が電流零点に近づいてゆくにつれ
て、アークの径が少しずつ細くなり、ノズルの閉塞が開
いてゆく。すると、圧縮室3内の高圧ガスがノズル1に
ガイドされてアークに強力に吹き付け、電流零点でアー
ク電流を消弧する。
て、アークの径が少しずつ細くなり、ノズルの閉塞が開
いてゆく。すると、圧縮室3内の高圧ガスがノズル1に
ガイドされてアークに強力に吹き付け、電流零点でアー
ク電流を消弧する。
【0018】圧縮室3内面に取り付けた耐熱性絶縁物、
例えばテフロン4によって80kA〜100kAのよう
な大電流遮断時でもアルミニウムの金属蒸気が高温ガス
中に混入することを防止することができる。従って、圧
縮室の体積を大きくして、負荷電流及び小電流の遮断性
を低下させることなく、80kA〜100kAといった
大電流のエネルギを圧縮室のガス圧上昇に有効に利用で
き、大電流の遮断が可能となる。
例えばテフロン4によって80kA〜100kAのよう
な大電流遮断時でもアルミニウムの金属蒸気が高温ガス
中に混入することを防止することができる。従って、圧
縮室の体積を大きくして、負荷電流及び小電流の遮断性
を低下させることなく、80kA〜100kAといった
大電流のエネルギを圧縮室のガス圧上昇に有効に利用で
き、大電流の遮断が可能となる。
【0019】また、テフロン製の絶縁物が高温ガスによ
って分解し蒸気となったとしても、テフロンを構成する
原子は炭素原子Cとフッ素Fであり、特に問題とはなら
ない。FはSF6 ガスを構成する原子であり、混入して
も遮断性能を低下させない。反ってF原子は電子を付着
してF- イオンとなって電子密度を低下させるので、F
原子が増えることは遮断には有利に作用する。C原子
は、アルミニウムに比べてイオン化エネルギが高くイオ
ン化しにくいのでアルミニウム蒸気の混入ほど問題とは
ならない。
って分解し蒸気となったとしても、テフロンを構成する
原子は炭素原子Cとフッ素Fであり、特に問題とはなら
ない。FはSF6 ガスを構成する原子であり、混入して
も遮断性能を低下させない。反ってF原子は電子を付着
してF- イオンとなって電子密度を低下させるので、F
原子が増えることは遮断には有利に作用する。C原子
は、アルミニウムに比べてイオン化エネルギが高くイオ
ン化しにくいのでアルミニウム蒸気の混入ほど問題とは
ならない。
【0020】また、金属蒸気の混入によるアルミニウム
イオン及び電子の増加,熱交換効率の低下といった電流
遮断に不利に作用する要因を排除することが可能とな
り、大電流のエネルギを圧縮室3の圧力上昇に有効に使
用することができる。
イオン及び電子の増加,熱交換効率の低下といった電流
遮断に不利に作用する要因を排除することが可能とな
り、大電流のエネルギを圧縮室3の圧力上昇に有効に使
用することができる。
【0021】なお、本実施例では圧縮室内の高温ガスに
アルミニウム蒸気が混入することを防止するために、テ
フロン等の耐熱性の絶縁物を用いているが、この絶縁物
の代りに、イオン化エネルギが高く、イオン化しにくい
材料で作られたカバーを圧縮室内面に取り付けた場合で
も、本実施例と同様の効果を得ることができる。工業的
に最も実施容易な材料として鉄があげられる。
アルミニウム蒸気が混入することを防止するために、テ
フロン等の耐熱性の絶縁物を用いているが、この絶縁物
の代りに、イオン化エネルギが高く、イオン化しにくい
材料で作られたカバーを圧縮室内面に取り付けた場合で
も、本実施例と同様の効果を得ることができる。工業的
に最も実施容易な材料として鉄があげられる。
【0022】図3は本発明の第2実施例(請求項3及び
請求項5対応)である自力消弧形ガス遮断器(開極途中
の状態)の構成図である。同図において、本実施例が図
1の実施例と異なる点は、固定側の主接触子と圧縮室を
全く別の部品で構成し、圧縮室15そのものを鉄のよう
なイオン化しにくい材料で製作する。通電用の主接触子
14はアルミニウム等の導電性のよい材料で作られ、圧
縮室15との間には薄い絶縁物16を挟み込んだ構成と
した点のみである。その他の構成は同一であるので、同
一部分には同一符号を付して重複説明は省略する。
請求項5対応)である自力消弧形ガス遮断器(開極途中
の状態)の構成図である。同図において、本実施例が図
1の実施例と異なる点は、固定側の主接触子と圧縮室を
全く別の部品で構成し、圧縮室15そのものを鉄のよう
なイオン化しにくい材料で製作する。通電用の主接触子
14はアルミニウム等の導電性のよい材料で作られ、圧
縮室15との間には薄い絶縁物16を挟み込んだ構成と
した点のみである。その他の構成は同一であるので、同
一部分には同一符号を付して重複説明は省略する。
【0023】本実施例によると、通電用の主接触子14
と圧縮室15との間には薄い絶縁物16を挟み込んであ
るので、鉄製圧縮室15に負荷電流が流れて異常高温と
なることが避けられる。その他の効果は図1と同様であ
る。
と圧縮室15との間には薄い絶縁物16を挟み込んであ
るので、鉄製圧縮室15に負荷電流が流れて異常高温と
なることが避けられる。その他の効果は図1と同様であ
る。
【0024】図4は本発明の第3実施例(請求項4対
応)である自力消弧形ガス遮断器(開極途中の状態)の
構成図である。同図に示すように、本実施例では、小電
流遮断時にも、アークエネルギによる圧縮室の圧力上昇
を十分に得られるように、補助パッファー室26と圧縮
室24の両方を可動側に設けた構成としている。操作ロ
ッド29の先端部には可動側アーク接触子23を設けて
おり、その外側にはノズル21を取付けた可動側主接触
子22が配置され、この可動側主接触子22の内側に耐
熱性絶縁物25を張り付けて圧縮室24を形成してい
る。この圧縮室24の後方には第1チェック弁27を介
して補助パッファー室26を設けている。28は第2チ
ェック弁、30は固定側主接触子、31は固定側アーク
接触子である。
応)である自力消弧形ガス遮断器(開極途中の状態)の
構成図である。同図に示すように、本実施例では、小電
流遮断時にも、アークエネルギによる圧縮室の圧力上昇
を十分に得られるように、補助パッファー室26と圧縮
室24の両方を可動側に設けた構成としている。操作ロ
ッド29の先端部には可動側アーク接触子23を設けて
おり、その外側にはノズル21を取付けた可動側主接触
子22が配置され、この可動側主接触子22の内側に耐
熱性絶縁物25を張り付けて圧縮室24を形成してい
る。この圧縮室24の後方には第1チェック弁27を介
して補助パッファー室26を設けている。28は第2チ
ェック弁、30は固定側主接触子、31は固定側アーク
接触子である。
【0025】次に、本実施例の作用について説明する。
小電流遮断の場合は、パッファー室26から送り出され
たガスは圧縮室24を経由して、その先に設けられたノ
ズル21を通ってアーク接触子31間に吹き付けられ電
流遮断を行う。また、大電流遮断の場合は、アーク32
による熱ガス33によって圧縮室24内の圧力が上昇す
ると、第1チェック弁27が閉じて、パッファー室26
からのガス流入を止めると同時に第2チェック弁28が
開いてパッファー室26の圧力を開放する。その後の動
作は補助パッファー室26がない場合と同様であるが、
この場合も、圧縮室24の内面に耐熱性の絶縁物25を
取り付けているので、アルミニウム蒸気が高温ガス中に
混入することを防止することができ、遮断に不利な影響
を与えることがない。
小電流遮断の場合は、パッファー室26から送り出され
たガスは圧縮室24を経由して、その先に設けられたノ
ズル21を通ってアーク接触子31間に吹き付けられ電
流遮断を行う。また、大電流遮断の場合は、アーク32
による熱ガス33によって圧縮室24内の圧力が上昇す
ると、第1チェック弁27が閉じて、パッファー室26
からのガス流入を止めると同時に第2チェック弁28が
開いてパッファー室26の圧力を開放する。その後の動
作は補助パッファー室26がない場合と同様であるが、
この場合も、圧縮室24の内面に耐熱性の絶縁物25を
取り付けているので、アルミニウム蒸気が高温ガス中に
混入することを防止することができ、遮断に不利な影響
を与えることがない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
乃至請求項5によると、自力形消弧室の圧縮室内面にテ
フロン等の耐熱性絶縁物を取り付ける等の構造を採用す
ることで、アルミニウム蒸気が高温ガス中に混入するこ
とを防止することが可能となる。
乃至請求項5によると、自力形消弧室の圧縮室内面にテ
フロン等の耐熱性絶縁物を取り付ける等の構造を採用す
ることで、アルミニウム蒸気が高温ガス中に混入するこ
とを防止することが可能となる。
【0027】また、本発明の請求項2、請求項3及び請
求項5によれば、従来のような電流遮断に不利に作用す
るアルミニウム蒸気の混入を抑えることができ、アーク
電流のエネルギを有効に圧縮室の圧力上昇に使用するこ
とができ、遮断性能の向上に寄与することができる。こ
のように、本発明によると、自力消弧形ガス遮断器の小
電流及び負荷電流の遮断性能を低下させることなく、大
電流遮断性能を向上させることができる。
求項5によれば、従来のような電流遮断に不利に作用す
るアルミニウム蒸気の混入を抑えることができ、アーク
電流のエネルギを有効に圧縮室の圧力上昇に使用するこ
とができ、遮断性能の向上に寄与することができる。こ
のように、本発明によると、自力消弧形ガス遮断器の小
電流及び負荷電流の遮断性能を低下させることなく、大
電流遮断性能を向上させることができる。
【図1】本発明の第1実施例である自力消弧形ガス遮断
器(閉路状態)の構成図。
器(閉路状態)の構成図。
【図2】図1の自力消弧形ガス遮断器の開極途中の状態
を示す図。
を示す図。
【図3】本発明の第2実施例である自力消弧形ガス遮断
器(開極途中の状態)の構成図。
器(開極途中の状態)の構成図。
【図4】本発明の第3実施例である自力消弧形ガス遮断
器(開極途中の状態)の構成図。
器(開極途中の状態)の構成図。
【図5】従来の自力消弧形ガス遮断器の構成図。
1,21…ノズル、2…固定側アーク接触子、3…圧縮
室兼固定側主接触子、4,25…耐熱性絶縁物、5…可
動側アーク接触子、6,22…可動側主接触子、7…可
動支え、8,29…操作ロッド、9,10…口出し導
体、11,32…アーク、12,33…熱ガス、13…
極間支持絶縁物、14,30…固定側主接触子、15…
鉄製圧縮室、16…絶縁物、17…アルミニウム蒸気の
噴出、23…可動側アーク接触子、24…圧縮室、26
…補助パッファー室、27…第1チェック弁、28…第
2チェック弁、31…固定側アーク接触子。
室兼固定側主接触子、4,25…耐熱性絶縁物、5…可
動側アーク接触子、6,22…可動側主接触子、7…可
動支え、8,29…操作ロッド、9,10…口出し導
体、11,32…アーク、12,33…熱ガス、13…
極間支持絶縁物、14,30…固定側主接触子、15…
鉄製圧縮室、16…絶縁物、17…アルミニウム蒸気の
噴出、23…可動側アーク接触子、24…圧縮室、26
…補助パッファー室、27…第1チェック弁、28…第
2チェック弁、31…固定側アーク接触子。
Claims (5)
- 【請求項1】 一対の主接触子と、この一対の主接触子
よりも遅れて解離する一対のアーク接触子と、この一対
のアーク接触子のどちらか一方に開口部を接続された消
弧ガスを収容するアルミニウム製の圧縮室と、前記アー
ク接触子の周囲に取り付けられたノズルと、前記圧縮室
内面に取り付けられた耐熱性絶縁物とを備え、前記圧縮
室が前記主接触子の一方の接触子を兼ねていることを特
徴とする自力消弧形ガス遮断器。 - 【請求項2】 請求項1記載の自力消弧形ガス遮断器に
おいて、融点及びイオン化エネルギがアルミニウムより
も高い材質で構成されたカバーを圧縮室内面に取り付け
たことを特徴とする自力消弧形ガス遮断器。 - 【請求項3】 一対の主接触子と、この一対の主接触子
よりも遅れて解離する一対のアーク接触子と、この一対
のアーク接触子の周囲に取り付けられたノズルと、前記
主接触子とは独立した融点及びイオン化エネルギがアル
ミニウムよりも高い材質で構成された消弧ガスを収容す
る圧縮室の開口部をアーク接触子に接続し、かつ主接触
子と圧縮室との間に絶縁層を設けたことを特徴とする自
力消弧形ガス遮断器。 - 【請求項4】 請求項1記載の自力消弧形ガス遮断器に
おいて、補助パッファー室を前記圧縮室に接続して設
け、圧縮圧の圧力が上昇すると閉じる第1のチェック弁
をパッファー室と圧縮室の間に設け、第1のチェック弁
が閉じるのと連動して開くように調整された第2のチェ
ック弁をパッファー室と消弧室外部との間に設けたこと
を特徴とする自力消弧形ガス遮断器。 - 【請求項5】 請求項2又は請求項3記載の自力消弧形
ガス遮断器において、融点及びイオン化エネルギがアル
ミニウムよりも高い材料は鉄又は鋼であることを特徴と
する自力消弧形ガス遮断器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23540195A JPH0982187A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 自力消弧形ガス遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23540195A JPH0982187A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 自力消弧形ガス遮断器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0982187A true JPH0982187A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16985552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23540195A Pending JPH0982187A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 自力消弧形ガス遮断器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0982187A (ja) |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP23540195A patent/JPH0982187A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6373014B1 (en) | Current limiting device and circuit interrupter having a current limiting function | |
| US3440378A (en) | Metal plate type of arc-extinguishing device | |
| JP2910582B2 (ja) | 電力用ガス遮断器 | |
| JP4262928B2 (ja) | ガス遮断器 | |
| JPH0982187A (ja) | 自力消弧形ガス遮断器 | |
| US2313159A (en) | Circuit interrupter | |
| JP4529769B2 (ja) | 回路遮断器 | |
| JP2604742Y2 (ja) | 熱パッファ型ガス遮断器 | |
| JPS588095B2 (ja) | ガスシヤダンキ | |
| RU2148281C1 (ru) | Дугогасительное устройство высоковольтного газонаполненного автокомпрессионного выключателя | |
| JP2555076Y2 (ja) | パッファ形ガス遮断器 | |
| JPH0864088A (ja) | パッファ形ガス遮断器 | |
| JPH0797468B2 (ja) | パツフア形ガス遮断器 | |
| RU2153205C1 (ru) | Дугогасительное устройство высоковольтного газонаполненного автокомпрессионного выключателя | |
| JP2557470B2 (ja) | パッファ形ガス遮断器 | |
| JP6736345B2 (ja) | ガス遮断器 | |
| Armstrong et al. | Vaccum techniques in modern circuit breakers | |
| JPS5856923B2 (ja) | パツフア−形ガスしや断器 | |
| JPH06196057A (ja) | ガス遮断器 | |
| JPS58165229A (ja) | パツフア形ガスしや断器 | |
| JPS6119021A (ja) | パツフア式ガス遮断器 | |
| JPH0586009B2 (ja) | ||
| JP2020091939A (ja) | ガス遮断器 | |
| JPS58647B2 (ja) | デンキカイロカイヘイソウチ | |
| JPS62219422A (ja) | パツフア形ガス遮断器 |