JPH0982356A - ニッケル水素二次電池 - Google Patents
ニッケル水素二次電池Info
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- JPH0982356A JPH0982356A JP7234037A JP23403795A JPH0982356A JP H0982356 A JPH0982356 A JP H0982356A JP 7234037 A JP7234037 A JP 7234037A JP 23403795 A JP23403795 A JP 23403795A JP H0982356 A JPH0982356 A JP H0982356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nickel
- separator
- secondary battery
- hydrogen
- positive electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Cell Separators (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セパレータを改良することにより高温保管時
の自己放電特性が優れ、かつ充放電サイクル寿命が向上
されたニッケル水素二次電池を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ニッケル化合物を含む正極2と、水素吸
蔵合金を含む負極4と、前記正極2と前記負極4との間
に介在されるセパレータ3と、アルカリ電解液とを備え
たニッケル水素二次電池において、前記セパレータ3は
カルボキシル基を有するビニルモノマーがグラフト共重
合されたポリオレフィン系合成樹脂繊維製シート状物か
ら形成され、前記アルカリ電解液と種類及び濃度比が同
様であるアルカリ水溶液で処理することにより前記カル
ボキシル基を塩の型にしたことを特徴とする。
の自己放電特性が優れ、かつ充放電サイクル寿命が向上
されたニッケル水素二次電池を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ニッケル化合物を含む正極2と、水素吸
蔵合金を含む負極4と、前記正極2と前記負極4との間
に介在されるセパレータ3と、アルカリ電解液とを備え
たニッケル水素二次電池において、前記セパレータ3は
カルボキシル基を有するビニルモノマーがグラフト共重
合されたポリオレフィン系合成樹脂繊維製シート状物か
ら形成され、前記アルカリ電解液と種類及び濃度比が同
様であるアルカリ水溶液で処理することにより前記カル
ボキシル基を塩の型にしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセパレータを改良し
たニッケル水素二次電池に関するものである。
たニッケル水素二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ニッケル水素二次電池は、水酸化ニッケ
ルのようなニッケル化合物を含む正極と水素吸蔵合金を
含む負極との間にセパレータを介装して作製された電極
群をアルカリ電解液と共に容器内に収納した構造を有す
る。前記二次電池は、前記水素吸蔵合金の代りにカドミ
ウム化合物を含む負極を備えたニッケルカドミウム二次
電池と電圧の互換性があり、かつ前記ニッケルカドミウ
ム二次電池よりも高容量であるという優れた特性を有す
る。
ルのようなニッケル化合物を含む正極と水素吸蔵合金を
含む負極との間にセパレータを介装して作製された電極
群をアルカリ電解液と共に容器内に収納した構造を有す
る。前記二次電池は、前記水素吸蔵合金の代りにカドミ
ウム化合物を含む負極を備えたニッケルカドミウム二次
電池と電圧の互換性があり、かつ前記ニッケルカドミウ
ム二次電池よりも高容量であるという優れた特性を有す
る。
【0003】このようなニッケル水素二次電池は、ニッ
ケルカドミウム二次電池よりも高容量であるものの、基
本的には前記ニッケルカドミウム二次電池と同じ構成を
有し、充電状態で高温にて保管したときの自己放電特性
に問題がある。
ケルカドミウム二次電池よりも高容量であるものの、基
本的には前記ニッケルカドミウム二次電池と同じ構成を
有し、充電状態で高温にて保管したときの自己放電特性
に問題がある。
【0004】前記ニッケルカドミウム二次電池の高温保
管時の自己放電は、(1)セパレータの酸化分解によっ
て発生する不純物(例えば硝酸イオン、亜硝酸イオン、
アンモニア)のために起こる正極の充電生成物であるN
iOOHの還元反応と、(2)前記NiOOHの自己分
解反応の2つが起因して生じる。このうち、前記(2)
のNiOOHの自己分解反応は、前記(1)のNiOO
Hの還元反応よりも遅いため、高温保管時の自己放電反
応の主因は、前記(1)のNiOOHの還元反応である
と考えられている。
管時の自己放電は、(1)セパレータの酸化分解によっ
て発生する不純物(例えば硝酸イオン、亜硝酸イオン、
アンモニア)のために起こる正極の充電生成物であるN
iOOHの還元反応と、(2)前記NiOOHの自己分
解反応の2つが起因して生じる。このうち、前記(2)
のNiOOHの自己分解反応は、前記(1)のNiOO
Hの還元反応よりも遅いため、高温保管時の自己放電反
応の主因は、前記(1)のNiOOHの還元反応である
と考えられている。
【0005】前述したセパレータの酸化分解は、親水性
の観点からニッケルカドミウム二次電池に広く用いられ
ているポリアミド繊維からなる不織布をセパレータとし
て用いた場合に特に顕著に現れ、ポリアミド系合成樹脂
繊維が酸化分解されて発生する前記不純物が正極のNi
OOHを還元して自己放電反応を助長する。
の観点からニッケルカドミウム二次電池に広く用いられ
ているポリアミド繊維からなる不織布をセパレータとし
て用いた場合に特に顕著に現れ、ポリアミド系合成樹脂
繊維が酸化分解されて発生する前記不純物が正極のNi
OOHを還元して自己放電反応を助長する。
【0006】このようなことから前記ニッケルカドミウ
ム二次電池では、前記ポリアミド系繊維よりも耐酸化性
に優れるものの、基本的に疎水性であるポリオレフィン
繊維を親水化処理して使用することが試みられている。
ム二次電池では、前記ポリアミド系繊維よりも耐酸化性
に優れるものの、基本的に疎水性であるポリオレフィン
繊維を親水化処理して使用することが試みられている。
【0007】一方、ニッケル水素二次電池は前記ニッケ
ルカドミウム二次電池と異なり、負極に水素吸蔵合金を
用いることで、前記ニッケルカドミウム二次電池に比べ
て高容量化を図っている。前記負極の水素吸蔵合金は、
温度と圧力によって水素ガスを吸蔵・放出することがで
きる。この水素ガスを可逆的に吸蔵・放出できる性質を
利用して、温度と圧力の代わりに電気化学的に水素ガス
の吸蔵・放出を行い、ニッケルカドミウム二次電池に比
べて高容量の二次電池を実現している。前記水素吸蔵合
金は、その組成に応じて各温度における平衡圧と水素吸
蔵量が決まっている。前記平衡圧と水素吸蔵量は、水素
吸蔵合金の組成によって若干異なるが、一般に温度が上
昇するのに伴って前記平衡圧が高くなり、水素の吸蔵量
が減少する。このため、前記水素吸蔵合金の水素吸蔵量
の減少によって、その水素吸蔵合金に蓄えきれなかった
水素ガスを放出する。
ルカドミウム二次電池と異なり、負極に水素吸蔵合金を
用いることで、前記ニッケルカドミウム二次電池に比べ
て高容量化を図っている。前記負極の水素吸蔵合金は、
温度と圧力によって水素ガスを吸蔵・放出することがで
きる。この水素ガスを可逆的に吸蔵・放出できる性質を
利用して、温度と圧力の代わりに電気化学的に水素ガス
の吸蔵・放出を行い、ニッケルカドミウム二次電池に比
べて高容量の二次電池を実現している。前記水素吸蔵合
金は、その組成に応じて各温度における平衡圧と水素吸
蔵量が決まっている。前記平衡圧と水素吸蔵量は、水素
吸蔵合金の組成によって若干異なるが、一般に温度が上
昇するのに伴って前記平衡圧が高くなり、水素の吸蔵量
が減少する。このため、前記水素吸蔵合金の水素吸蔵量
の減少によって、その水素吸蔵合金に蓄えきれなかった
水素ガスを放出する。
【0008】上述した性質を有する水素吸蔵合金を負極
として用いたニッケル水素二次電池は、高温保管時には
水素吸蔵合金の平衡圧が上昇するために水素の吸蔵量が
減少し、水素ガスが水素吸蔵合金から放出され、電池内
に充満するという、ニッケルカドミウム二次電池では起
こり得なかった現象が起こる。発生した水素ガスは、電
池内に高濃度で存在するため、正極のNiOOHを還元
する反応が起こる。このため、ニッケル水素二次電池に
おいて高温保管時の自己放電特性を改善するためには、
ニッケルカドミウム二次電池の自己放電特性の改善の時
に明らかになった前述した2つの原因、つまり(1)セ
パレータの酸化分解によって発生する不純物のための正
極の充電生成物であるNiOOHの還元反応と、(2)
NiOOHの自己分解反応、の他にニッケルカドミウム
二次電池では起こり得なかった(3)高温保管時に水素
吸蔵合金から必然的に放出される水素ガスによるNiO
OHの還元反応、という問題も解決する必要がある。こ
のような問題を解決するには、高温保管時に水素吸蔵合
金を含む負極から必然的に発生する水素ガスがペースト
式正極に到達しないような工夫が必要である。
として用いたニッケル水素二次電池は、高温保管時には
水素吸蔵合金の平衡圧が上昇するために水素の吸蔵量が
減少し、水素ガスが水素吸蔵合金から放出され、電池内
に充満するという、ニッケルカドミウム二次電池では起
こり得なかった現象が起こる。発生した水素ガスは、電
池内に高濃度で存在するため、正極のNiOOHを還元
する反応が起こる。このため、ニッケル水素二次電池に
おいて高温保管時の自己放電特性を改善するためには、
ニッケルカドミウム二次電池の自己放電特性の改善の時
に明らかになった前述した2つの原因、つまり(1)セ
パレータの酸化分解によって発生する不純物のための正
極の充電生成物であるNiOOHの還元反応と、(2)
NiOOHの自己分解反応、の他にニッケルカドミウム
二次電池では起こり得なかった(3)高温保管時に水素
吸蔵合金から必然的に放出される水素ガスによるNiO
OHの還元反応、という問題も解決する必要がある。こ
のような問題を解決するには、高温保管時に水素吸蔵合
金を含む負極から必然的に発生する水素ガスがペースト
式正極に到達しないような工夫が必要である。
【0009】このようなことからニッケル水素二次電池
のセパレータとして、カルボキシル基を有するビニルモ
ノマーがグラフト共重合されたポリオレフィン系合成樹
脂繊維製不織布を用いることにより高温保管時の自己放
電特性を改善することが試みられている。このようなセ
パレータは高い親水性を有するため、繊維間の隙間を含
む表面に電解液膜が形成される。この電解液膜はニッケ
ル水素二次電池を高温保管した際に負極の水素吸蔵合金
から必然的に発生する水素ガスの透過を妨げるため、自
己放電特性が改善される。この高温貯蔵特性は前記セパ
レータのビニルモノマーのグラフト共重合割合に相関し
ており、グラフト共重合割合が高い程高温貯蔵特性が良
い傾向が見られる。しかしながら、前記セパレータが組
み込まれた二次電池において、前記セパレータ中のカル
ボキシル基はアルカリ電解液中のアルカリ金属イオンと
反応して塩を形成するため、前記電解液中のアルカリ金
属イオンが減少して充放電サイクル特性が劣るという問
題点があった。特に、前記セパレータのうちグラフト共
重合割合が高いものを使用するとその傾向が顕著に現れ
た。
のセパレータとして、カルボキシル基を有するビニルモ
ノマーがグラフト共重合されたポリオレフィン系合成樹
脂繊維製不織布を用いることにより高温保管時の自己放
電特性を改善することが試みられている。このようなセ
パレータは高い親水性を有するため、繊維間の隙間を含
む表面に電解液膜が形成される。この電解液膜はニッケ
ル水素二次電池を高温保管した際に負極の水素吸蔵合金
から必然的に発生する水素ガスの透過を妨げるため、自
己放電特性が改善される。この高温貯蔵特性は前記セパ
レータのビニルモノマーのグラフト共重合割合に相関し
ており、グラフト共重合割合が高い程高温貯蔵特性が良
い傾向が見られる。しかしながら、前記セパレータが組
み込まれた二次電池において、前記セパレータ中のカル
ボキシル基はアルカリ電解液中のアルカリ金属イオンと
反応して塩を形成するため、前記電解液中のアルカリ金
属イオンが減少して充放電サイクル特性が劣るという問
題点があった。特に、前記セパレータのうちグラフト共
重合割合が高いものを使用するとその傾向が顕著に現れ
た。
【0010】特開平6−196141号公報には、ニッ
ケル水素二次電池のセパレータとして、ポリオレフィン
系樹脂繊維からなる織布あるいは不織布にアクリル酸及
びメタクリル酸から選ばれるビニルモノマーの少なくと
も一方をグラフト重合させたものであって、かつ前記ビ
ニルモノマーによる分枝ポリマーのカルボキシル基が電
解液中に存在するものと同種のカチオンと塩を形成して
いるものを用いることが開示されている。このようなセ
パレータは、前記ビニルモノマーがグラフト共重合され
たポリオレフィン系樹脂繊維からなる織布あるいは不織
布をアルカリ電解液と同種類のアルカリ水溶液で処理す
ることにより作製される。しかしながら、前記アルカリ
水溶液の種類が前記アルカリ電解液と同様であっても前
記アルカリ水溶液中のアルカリ成分の濃度比が前記アル
カリ電解液のそれと異なる、例えば、7規定の水酸化カ
リウム及び1規定の水酸化リチウムからなるアルカリ電
解液を備えた二次電池に0.5規定の水酸化カリウム及
び0.5規定の水酸化リチウムからなるアルカリ水溶液
で処理されたセパレータを組み込むと、前記アルカリ電
解液中のカチオンと前記セパレータ中のカチオンとが入
れ替るため、前記電解液中のカチオンのモル比が変動
し、充放電サイクル寿命が低下するという問題点が生じ
る。
ケル水素二次電池のセパレータとして、ポリオレフィン
系樹脂繊維からなる織布あるいは不織布にアクリル酸及
びメタクリル酸から選ばれるビニルモノマーの少なくと
も一方をグラフト重合させたものであって、かつ前記ビ
ニルモノマーによる分枝ポリマーのカルボキシル基が電
解液中に存在するものと同種のカチオンと塩を形成して
いるものを用いることが開示されている。このようなセ
パレータは、前記ビニルモノマーがグラフト共重合され
たポリオレフィン系樹脂繊維からなる織布あるいは不織
布をアルカリ電解液と同種類のアルカリ水溶液で処理す
ることにより作製される。しかしながら、前記アルカリ
水溶液の種類が前記アルカリ電解液と同様であっても前
記アルカリ水溶液中のアルカリ成分の濃度比が前記アル
カリ電解液のそれと異なる、例えば、7規定の水酸化カ
リウム及び1規定の水酸化リチウムからなるアルカリ電
解液を備えた二次電池に0.5規定の水酸化カリウム及
び0.5規定の水酸化リチウムからなるアルカリ水溶液
で処理されたセパレータを組み込むと、前記アルカリ電
解液中のカチオンと前記セパレータ中のカチオンとが入
れ替るため、前記電解液中のカチオンのモル比が変動
し、充放電サイクル寿命が低下するという問題点が生じ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、セパ
レータを改良することにより高温保管時の自己放電特性
が優れ、かつ充放電サイクル寿命が向上されたニッケル
水素二次電池を提供しようとするものである。
レータを改良することにより高温保管時の自己放電特性
が優れ、かつ充放電サイクル寿命が向上されたニッケル
水素二次電池を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るニッケル水
素二次電池は、ニッケル化合物を含む正極と、水素吸蔵
合金を含む負極と、前記正極と前記負極との間に介在さ
れるセパレータと、アルカリ電解液とを備えたニッケル
水素二次電池において、前記セパレータはカルボキシル
基を有するビニルモノマーがグラフト共重合されたポリ
オレフィン系合成樹脂繊維製シート状物から形成され、
前記アルカリ電解液と種類及び濃度比が同様であるアル
カリ水溶液で処理することにより前記カルボキシル基を
塩の型にしたことを特徴とするものである。
素二次電池は、ニッケル化合物を含む正極と、水素吸蔵
合金を含む負極と、前記正極と前記負極との間に介在さ
れるセパレータと、アルカリ電解液とを備えたニッケル
水素二次電池において、前記セパレータはカルボキシル
基を有するビニルモノマーがグラフト共重合されたポリ
オレフィン系合成樹脂繊維製シート状物から形成され、
前記アルカリ電解液と種類及び濃度比が同様であるアル
カリ水溶液で処理することにより前記カルボキシル基を
塩の型にしたことを特徴とするものである。
【0013】前記二次電池において、前記セパレータの
ビニルモノマーのグラフト共重合割合は、滴定法により
求められるイオン交換量で0.2〜2.0meq/gに
することが好ましい。
ビニルモノマーのグラフト共重合割合は、滴定法により
求められるイオン交換量で0.2〜2.0meq/gに
することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるニッケル水
素二次電池(円筒形ニッケル水素二次電池)の例を図1
を参照して説明する。図1に示すように有底円筒状の容
器1内には、正極2とセパレータ3と負極4とを積層し
てスパイラル状に捲回することにより作製された電極群
5が収納されている。前記負極4は、前記電極群5の最
外周に配置されて前記容器1と電気的に接触している。
アルカリ電解液は、前記容器1内に収容されている。中
央に穴6を有する円形の封口板7は、前記容器1の上部
開口部に配置されている。リング状の絶縁性ガスケット
8は、前記容器1の上部開口部を内側に縮径するカシメ
加工により前記封口板7の周縁と前記上部開口部内面の
間に圧縮状態で配置され、前記容器1に前記封口板7を
気密に固定している。正極リード9は、一端が前記正極
2に接続され、かつ他端が前記封口板7の下面に接続さ
れている。帽子形状をなす正極端子10は、前記封口板
7上に前記穴6を覆うように取り付けられている。ゴム
製の安全弁11は、前記封口板7と前記正極端子10で
囲まれた空間内に前記穴6を塞ぐように配置されてい
る。
素二次電池(円筒形ニッケル水素二次電池)の例を図1
を参照して説明する。図1に示すように有底円筒状の容
器1内には、正極2とセパレータ3と負極4とを積層し
てスパイラル状に捲回することにより作製された電極群
5が収納されている。前記負極4は、前記電極群5の最
外周に配置されて前記容器1と電気的に接触している。
アルカリ電解液は、前記容器1内に収容されている。中
央に穴6を有する円形の封口板7は、前記容器1の上部
開口部に配置されている。リング状の絶縁性ガスケット
8は、前記容器1の上部開口部を内側に縮径するカシメ
加工により前記封口板7の周縁と前記上部開口部内面の
間に圧縮状態で配置され、前記容器1に前記封口板7を
気密に固定している。正極リード9は、一端が前記正極
2に接続され、かつ他端が前記封口板7の下面に接続さ
れている。帽子形状をなす正極端子10は、前記封口板
7上に前記穴6を覆うように取り付けられている。ゴム
製の安全弁11は、前記封口板7と前記正極端子10で
囲まれた空間内に前記穴6を塞ぐように配置されてい
る。
【0015】次に、前記正極2、負極4、セパレータ3
およびアルカリ電解液について説明する。 1)正極2 この正極2は、ニッケル化合物を含む。
およびアルカリ電解液について説明する。 1)正極2 この正極2は、ニッケル化合物を含む。
【0016】前記正極は、例えば、前記ニッケル化合物
と、導電材と、結着剤と、水とを含むペーストを調製し
た後、前記ペーストを集電体に充填し、これを乾燥し、
必要に応じて加圧成形を施すことにより作製される。
と、導電材と、結着剤と、水とを含むペーストを調製し
た後、前記ペーストを集電体に充填し、これを乾燥し、
必要に応じて加圧成形を施すことにより作製される。
【0017】前記ニッケル化合物としては、水酸化ニッ
ケル、亜鉛及びコバルトが共沈された水酸化ニッケル、
ニッケル酸化物等を挙げることができる。中でも、前記
亜鉛及びコバルトが共沈された水酸化ニッケルを用いる
のが好ましい。
ケル、亜鉛及びコバルトが共沈された水酸化ニッケル、
ニッケル酸化物等を挙げることができる。中でも、前記
亜鉛及びコバルトが共沈された水酸化ニッケルを用いる
のが好ましい。
【0018】前記導電材は、コバルト化合物及び金属コ
バルトから選ばれる1種以上からなるものが用いられ
る。前記コバルト化合物としては、例えば、水酸化コバ
ルト(Co(OH)2 )、一酸化コバルト(CoO)等
を挙げることができる。特に、水酸化コバルトか、一酸
化コバルト、もしくは水酸化コバルト及び一酸化コバル
トの両方からなる導電材を用いるのが好ましい。
バルトから選ばれる1種以上からなるものが用いられ
る。前記コバルト化合物としては、例えば、水酸化コバ
ルト(Co(OH)2 )、一酸化コバルト(CoO)等
を挙げることができる。特に、水酸化コバルトか、一酸
化コバルト、もしくは水酸化コバルト及び一酸化コバル
トの両方からなる導電材を用いるのが好ましい。
【0019】前記結着剤としては、例えば、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の疎水性ポリマー、例えばカルボキシメチル
セルロース(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、例え
ばポリアクリル酸ナトリウム(SPA)などのポリアク
リル酸塩、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチ
レンオキシド等の親水性ポリマー、例えばラテックス等
のゴム系ポリマー等を挙げることができる。
フルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の疎水性ポリマー、例えばカルボキシメチル
セルロース(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、例え
ばポリアクリル酸ナトリウム(SPA)などのポリアク
リル酸塩、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチ
レンオキシド等の親水性ポリマー、例えばラテックス等
のゴム系ポリマー等を挙げることができる。
【0020】前記集電体としては、例えば、ニッケル、
ステンレスのような金属や、ニッケルメッキが施された
樹脂等の耐アルカリ性材料から形成された網状、スポン
ジ状、繊維状、もしくはフェルト状の金属多孔体等を挙
げることができる。 2)負極4 この負極4は、水素吸蔵合金を含む。
ステンレスのような金属や、ニッケルメッキが施された
樹脂等の耐アルカリ性材料から形成された網状、スポン
ジ状、繊維状、もしくはフェルト状の金属多孔体等を挙
げることができる。 2)負極4 この負極4は、水素吸蔵合金を含む。
【0021】前記負極は、例えば、前記水素吸蔵合金と
導電性材料と結着剤と水を含むペーストを調製し、前記
ペーストを導電性基板に充填し、乾燥した後、必要に応
じて加圧成形することにより製造される。
導電性材料と結着剤と水を含むペーストを調製し、前記
ペーストを導電性基板に充填し、乾燥した後、必要に応
じて加圧成形することにより製造される。
【0022】前記水素吸蔵合金としては、格別制限され
るものではなく、電解液中で電気化学的に発生させた水
素を吸蔵でき、かつ放電時にその吸蔵水素を容易に放出
できるものであればよい。例えば、LaNi5 、MmN
i5 (Mm;La,Ce,Pr,Nd,Smなどのラン
タン系元素の混合物からなるミッシュメタル)、LmN
i5 (Lm;ランタン富化したミッシュメタル)、また
はこれらのNiの一部をAl、Mn、Co、Ti、C
u、Zn、Zr、Cr、Bのような元素で置換した多元
素系のもの、もしくはTiNi系、TiFe系、ZrN
i系、MgNi系のものを挙げることができる。特に、
一般式LmNix Mny Az (ただし、AはAl,Co
から選ばれる少なくとも一種の金属、原子比x,y,z
はその合計値が4.8≦x+y+z≦5.4を示す)で
表される希土類系水素吸蔵合金を含む負極は、充放電サ
イクルの進行に伴う微粉化を抑制することができ、二次
電池の充放電サイクル寿命を向上することができるた
め、好適である。
るものではなく、電解液中で電気化学的に発生させた水
素を吸蔵でき、かつ放電時にその吸蔵水素を容易に放出
できるものであればよい。例えば、LaNi5 、MmN
i5 (Mm;La,Ce,Pr,Nd,Smなどのラン
タン系元素の混合物からなるミッシュメタル)、LmN
i5 (Lm;ランタン富化したミッシュメタル)、また
はこれらのNiの一部をAl、Mn、Co、Ti、C
u、Zn、Zr、Cr、Bのような元素で置換した多元
素系のもの、もしくはTiNi系、TiFe系、ZrN
i系、MgNi系のものを挙げることができる。特に、
一般式LmNix Mny Az (ただし、AはAl,Co
から選ばれる少なくとも一種の金属、原子比x,y,z
はその合計値が4.8≦x+y+z≦5.4を示す)で
表される希土類系水素吸蔵合金を含む負極は、充放電サ
イクルの進行に伴う微粉化を抑制することができ、二次
電池の充放電サイクル寿命を向上することができるた
め、好適である。
【0023】前記導電性材料としては、例えば、カーボ
ンブラック、活性炭等を挙げることができる。前記結着
剤としては、前述した正極で説明したのと同様なものを
用いることができる。
ンブラック、活性炭等を挙げることができる。前記結着
剤としては、前述した正極で説明したのと同様なものを
用いることができる。
【0024】前記導電性基板としては、例えば、パンチ
ドメタル、エキスパンデッドメタル、穿孔剛板、ニッケ
ルネットなどの二次元基板や、フェルト状金属多孔体
や、スポンジ状金属基板などの三次元基板を挙げること
ができる。 3)セパレータ3 このセパレータ3はカルボキシル基を有するビニルモノ
マーがグラフト共重合されたポリオレフィン系合成樹脂
繊維製シート状物から形成され、前記アルカリ電解液と
種類及び濃度比が同様のアルカリ水溶液で処理、例えば
浸漬処理し、共重合したカルボキシル基を塩の型にした
ものである。
ドメタル、エキスパンデッドメタル、穿孔剛板、ニッケ
ルネットなどの二次元基板や、フェルト状金属多孔体
や、スポンジ状金属基板などの三次元基板を挙げること
ができる。 3)セパレータ3 このセパレータ3はカルボキシル基を有するビニルモノ
マーがグラフト共重合されたポリオレフィン系合成樹脂
繊維製シート状物から形成され、前記アルカリ電解液と
種類及び濃度比が同様のアルカリ水溶液で処理、例えば
浸漬処理し、共重合したカルボキシル基を塩の型にした
ものである。
【0025】前記処理において使用するアルカリ水溶液
は、そこに含まれるアルカリ成分がアルカリ電解液のそ
れと同様な濃度比であれば濃度(全体の規定度)は特に
限定されない。処理液のアルカリ成分の配合比がアルカ
リ電解液のそれと同様であれば、処理液の濃度を変化さ
せてもセパレータに取り込まれるアルカリ金属イオンの
配合比は変化しないからである。ただし、作業性を向上
する観点から全てのカルボキシル基がアルカリ金属イオ
ンと速やかに塩を形成することができる範囲内で、なる
べく低濃度のものが好ましい。なお、前記処理におい
て、セパレータに取り込まれるアルカリ金属イオンの配
合比率は処理液のアルカリ金属イオンの濃度比と必ずし
も一致しない。これは、アルカリ金属イオンの種類によ
ってイオン交換されやすさが異なるからである。前記ア
ルカリ金属イオンのうちリチウムイオンはイオン交換さ
れやすいので、セパレータに取り込まれたリチウムイオ
ンの比率は処理液のそれよりも高くなる傾向がある。
は、そこに含まれるアルカリ成分がアルカリ電解液のそ
れと同様な濃度比であれば濃度(全体の規定度)は特に
限定されない。処理液のアルカリ成分の配合比がアルカ
リ電解液のそれと同様であれば、処理液の濃度を変化さ
せてもセパレータに取り込まれるアルカリ金属イオンの
配合比は変化しないからである。ただし、作業性を向上
する観点から全てのカルボキシル基がアルカリ金属イオ
ンと速やかに塩を形成することができる範囲内で、なる
べく低濃度のものが好ましい。なお、前記処理におい
て、セパレータに取り込まれるアルカリ金属イオンの配
合比率は処理液のアルカリ金属イオンの濃度比と必ずし
も一致しない。これは、アルカリ金属イオンの種類によ
ってイオン交換されやすさが異なるからである。前記ア
ルカリ金属イオンのうちリチウムイオンはイオン交換さ
れやすいので、セパレータに取り込まれたリチウムイオ
ンの比率は処理液のそれよりも高くなる傾向がある。
【0026】前記ポリオレフィン系合成樹脂繊維として
は、ポリオレフィン繊維、ポリオレフィン繊維からなる
芯材表面に前記ポリオレフィン繊維とは異なるポリオレ
フィン繊維が被覆された芯鞘構造の複合繊維、互いに異
なるポリオレフィン繊維同志が円形に接合された分割構
造の複合繊維等を挙げることができる。前記ポリオレフ
ィンとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレンな
どを挙げることができる。
は、ポリオレフィン繊維、ポリオレフィン繊維からなる
芯材表面に前記ポリオレフィン繊維とは異なるポリオレ
フィン繊維が被覆された芯鞘構造の複合繊維、互いに異
なるポリオレフィン繊維同志が円形に接合された分割構
造の複合繊維等を挙げることができる。前記ポリオレフ
ィンとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレンな
どを挙げることができる。
【0027】前記ポリオレフィン系合成樹脂繊維を含む
シート状物としては、例えば前述したポリオレフィン系
合成樹脂繊維からなる不織布、同繊維からなる織布もし
くはこれら不織布および織布で複合化された複合シート
を挙げることができる。前記不織布は、例えば乾式法、
湿式法、スパンボンド法、メルトブロー法等によって作
製される。このような方法のうち、スパンボンド法、メ
ルトブロー法は繊維径の細い不織布を作製することがで
きるため、正極と負極の間のショート防止の点で有利で
ある。前記不織布は、特に緻密さを高めて正極と負極の
間のショートを防止する観点から繊維径が0.1〜15
μmのポリオレフィン系合成樹脂繊維からなることが好
ましい。また、前記複合シートからなるセパレータは、
緻密で、かつ引っ張り強度が高い。
シート状物としては、例えば前述したポリオレフィン系
合成樹脂繊維からなる不織布、同繊維からなる織布もし
くはこれら不織布および織布で複合化された複合シート
を挙げることができる。前記不織布は、例えば乾式法、
湿式法、スパンボンド法、メルトブロー法等によって作
製される。このような方法のうち、スパンボンド法、メ
ルトブロー法は繊維径の細い不織布を作製することがで
きるため、正極と負極の間のショート防止の点で有利で
ある。前記不織布は、特に緻密さを高めて正極と負極の
間のショートを防止する観点から繊維径が0.1〜15
μmのポリオレフィン系合成樹脂繊維からなることが好
ましい。また、前記複合シートからなるセパレータは、
緻密で、かつ引っ張り強度が高い。
【0028】前記合成樹脂繊維製シート状物に前記ビニ
ルモノマーをグラフト共重合させる方法としては、例え
ば、以下の(a)〜(c)の方法を挙げることができ
る。 (a)カルボキシル基を有するビニルモノマーを含む溶
液にポリオレフィン系合成樹脂繊維製シート状物を浸漬
した後、前記シート状物にエネルギービーム(例えば、
紫外線や、電子線、X線などの電離放射線)を照射して
前記ビニルモノマーをグラフト共重合させる。
ルモノマーをグラフト共重合させる方法としては、例え
ば、以下の(a)〜(c)の方法を挙げることができ
る。 (a)カルボキシル基を有するビニルモノマーを含む溶
液にポリオレフィン系合成樹脂繊維製シート状物を浸漬
した後、前記シート状物にエネルギービーム(例えば、
紫外線や、電子線、X線などの電離放射線)を照射して
前記ビニルモノマーをグラフト共重合させる。
【0029】(b)ポリオレフィン系合成樹脂繊維製シ
ート状物にエネルギービームを照射した後、カルボキシ
ル基を有するビニルモノマーを含む溶液に前記シート状
物を浸漬して前記シート状物に前記ビニルモノマーをグ
ラフト共重合させる。
ート状物にエネルギービームを照射した後、カルボキシ
ル基を有するビニルモノマーを含む溶液に前記シート状
物を浸漬して前記シート状物に前記ビニルモノマーをグ
ラフト共重合させる。
【0030】(c)カルボキシル基を有するビニルモノ
マーを含む溶液中に浸漬されたポリオレフィン系合成樹
脂繊維製シート状物にエネルギービームを照射して前記
シート状物に前記ビニルモノマーをグラフト共重合させ
る。
マーを含む溶液中に浸漬されたポリオレフィン系合成樹
脂繊維製シート状物にエネルギービームを照射して前記
シート状物に前記ビニルモノマーをグラフト共重合させ
る。
【0031】中でも、前記(a)に示す方法は、紫外線
照射により発生した炭素ラジカルの損失が少なく、かつ
グラフト共重合割合の制御が簡単なため、好適である。
前記カルボキシル基を有するビニルモノマーとしては、
例えばアクリル酸、メタクリル酸等を挙げることができ
る。中でも、アクリル酸は前記ビニルモノマーとして好
適である。
照射により発生した炭素ラジカルの損失が少なく、かつ
グラフト共重合割合の制御が簡単なため、好適である。
前記カルボキシル基を有するビニルモノマーとしては、
例えばアクリル酸、メタクリル酸等を挙げることができ
る。中でも、アクリル酸は前記ビニルモノマーとして好
適である。
【0032】前記ビニルモノマーを前記シート状物にグ
ラフト共重合させる割合は任意の方法により求めること
ができる。前記シート状物へのビニルモノマーのグラフ
ト共重合割合は、以下に説明する滴定により求められる
カリウムイオン交換量で0.2〜2.0meq/g(mi
lli-equivalent per gramme )であることが好ましい。
前記イオン交換量を0.2meq/g未満にすると、前
記セパレータの親水性が低下する恐れがある。一方、前
記イオン交換量が2.0meq/gを越えると、グラフ
ト共重合によって導入されるビニルモノマーの量が多く
なり過ぎてセパレータの体積が増加するため、充放電サ
イクルの進行に伴って内圧が上昇して充放電サイクル寿
命が低下する恐れがある。より好ましいイオン交換量
は、0.7〜1.4meq/gである。
ラフト共重合させる割合は任意の方法により求めること
ができる。前記シート状物へのビニルモノマーのグラフ
ト共重合割合は、以下に説明する滴定により求められる
カリウムイオン交換量で0.2〜2.0meq/g(mi
lli-equivalent per gramme )であることが好ましい。
前記イオン交換量を0.2meq/g未満にすると、前
記セパレータの親水性が低下する恐れがある。一方、前
記イオン交換量が2.0meq/gを越えると、グラフ
ト共重合によって導入されるビニルモノマーの量が多く
なり過ぎてセパレータの体積が増加するため、充放電サ
イクルの進行に伴って内圧が上昇して充放電サイクル寿
命が低下する恐れがある。より好ましいイオン交換量
は、0.7〜1.4meq/gである。
【0033】(滴定法)まず、試料(例えばポリオレフ
ィン繊維からなる不織布をアクリル酸によりグラフト共
重合したもの)0.5〜1gを100mlのポリエチレ
ン製広口瓶に取り、1N−HCl溶液100mlを加
え、試料が浮き上がっている場合には完全に沈めた後、
60℃の恒温槽に1時間保存する。つづいて、前記試料
をイオン交換水200mlが入ったビーカに移し、ガラ
ス棒で撹拌し、イオン交換水を取り替えながら洗浄液の
pHが6〜7になるまで洗浄する。試料の水切りを行
い、ステンレス製バット上に広げ、100℃の乾燥器で
1時間乾燥する。冷却後、前記試料の重さを0.1mg
まで量り、100mlのポリエチレン製広口瓶に移し、
それら0.01N−KOH溶液を110g±0.01g
を加える。一方、ブランク試料として同様に100ml
のポリエチレン製広口瓶に0.01N−KOH溶液を1
10g±0.01g採取する。ひきつづき、これらの広
口瓶を60℃の恒温槽に入れ、30分間毎に軽く振り混
ぜ、2時間保存する。前記各広口瓶を軽く振り混ぜた
後、試料をそれぞれ取り出し、室温になるまで放冷す
る。放冷後の試験溶液約100gを200mlのコニカ
ルビーカに0.01gまで量り取り、フェノールフタレ
インを指示薬とし、0.1N−HCl溶液で中和滴定す
る。また、ブランク試験溶液も同様に操作して滴定す
る。このような滴定によりカリウムイオン交換量を下記
数1に示す式により算出する。
ィン繊維からなる不織布をアクリル酸によりグラフト共
重合したもの)0.5〜1gを100mlのポリエチレ
ン製広口瓶に取り、1N−HCl溶液100mlを加
え、試料が浮き上がっている場合には完全に沈めた後、
60℃の恒温槽に1時間保存する。つづいて、前記試料
をイオン交換水200mlが入ったビーカに移し、ガラ
ス棒で撹拌し、イオン交換水を取り替えながら洗浄液の
pHが6〜7になるまで洗浄する。試料の水切りを行
い、ステンレス製バット上に広げ、100℃の乾燥器で
1時間乾燥する。冷却後、前記試料の重さを0.1mg
まで量り、100mlのポリエチレン製広口瓶に移し、
それら0.01N−KOH溶液を110g±0.01g
を加える。一方、ブランク試料として同様に100ml
のポリエチレン製広口瓶に0.01N−KOH溶液を1
10g±0.01g採取する。ひきつづき、これらの広
口瓶を60℃の恒温槽に入れ、30分間毎に軽く振り混
ぜ、2時間保存する。前記各広口瓶を軽く振り混ぜた
後、試料をそれぞれ取り出し、室温になるまで放冷す
る。放冷後の試験溶液約100gを200mlのコニカ
ルビーカに0.01gまで量り取り、フェノールフタレ
インを指示薬とし、0.1N−HCl溶液で中和滴定す
る。また、ブランク試験溶液も同様に操作して滴定す
る。このような滴定によりカリウムイオン交換量を下記
数1に示す式により算出する。
【0034】
【数1】
【0035】前記セパレータ3の厚さは、0.15mm
〜0.3mmの範囲にすることが好ましい。前記セパレ
ータ3の目付け量は、30g/m2 〜70g/m2 の範
囲にすることが好ましい。前記目付け量を30g/m2
未満にすると、前記セパレータ3の強度が低下する恐れ
がある。一方、前記目付け量が70g/m2 を越える
と、電池容量が低下する恐れがある。より好ましい目付
け量は、40g/m2 〜60g/m2 の範囲である。 4)アルカリ電解液 前記アルカリ電解液としては、例えば、水酸化ナトリウ
ム(NaOH)の水溶液、水酸化リチウム(LiOH)
の水溶液、水酸化カリウム(KOH)の水溶液、NaO
HとLiOHの混合液、KOHとLiOHの混合液、K
OHとLiOHとNaOHの混合液等を用いることがで
きる。
〜0.3mmの範囲にすることが好ましい。前記セパレ
ータ3の目付け量は、30g/m2 〜70g/m2 の範
囲にすることが好ましい。前記目付け量を30g/m2
未満にすると、前記セパレータ3の強度が低下する恐れ
がある。一方、前記目付け量が70g/m2 を越える
と、電池容量が低下する恐れがある。より好ましい目付
け量は、40g/m2 〜60g/m2 の範囲である。 4)アルカリ電解液 前記アルカリ電解液としては、例えば、水酸化ナトリウ
ム(NaOH)の水溶液、水酸化リチウム(LiOH)
の水溶液、水酸化カリウム(KOH)の水溶液、NaO
HとLiOHの混合液、KOHとLiOHの混合液、K
OHとLiOHとNaOHの混合液等を用いることがで
きる。
【0036】本発明のニッケル水素二次電池はカルボキ
シル基を有するビニルモノマーがグラフト共重合された
ポリオレフィン系合成樹脂繊維製シート状物をアルカリ
電解液と種類及び濃度比が同様であるアルカリ水溶液に
て処理したセパレータを備えている。このような二次電
池では、前記セパレータに取り込まれているアルカリ金
属イオンの配合比がアルカリ電解液に浸漬した時の配合
比と同様になっており、セパレータ中のアルカリ金属イ
オンと電解液中のアルカリ金属イオンとの入れ替わり反
応が生じないため、電解液中のアルカリ金属イオンのモ
ル比を一定に保つことができる。このため、前記二次電
池は充放電サイクル寿命を向上することができる。従っ
て、高温貯蔵特性が優れたグラフト共重合割合が高いセ
パレータを使用した場合にも安定したサイクル特性を実
現することができ、以前は両立が困難であった優れた高
温貯蔵特性と長寿命とを同時に満足するニッケル水素二
次電池を提供することができる。
シル基を有するビニルモノマーがグラフト共重合された
ポリオレフィン系合成樹脂繊維製シート状物をアルカリ
電解液と種類及び濃度比が同様であるアルカリ水溶液に
て処理したセパレータを備えている。このような二次電
池では、前記セパレータに取り込まれているアルカリ金
属イオンの配合比がアルカリ電解液に浸漬した時の配合
比と同様になっており、セパレータ中のアルカリ金属イ
オンと電解液中のアルカリ金属イオンとの入れ替わり反
応が生じないため、電解液中のアルカリ金属イオンのモ
ル比を一定に保つことができる。このため、前記二次電
池は充放電サイクル寿命を向上することができる。従っ
て、高温貯蔵特性が優れたグラフト共重合割合が高いセ
パレータを使用した場合にも安定したサイクル特性を実
現することができ、以前は両立が困難であった優れた高
温貯蔵特性と長寿命とを同時に満足するニッケル水素二
次電池を提供することができる。
【0037】前記セパレータのビニルモノマーのグラフ
ト共重合割合を前述した滴定法により求められるイオン
交換量で0.2〜2.0meq/gにすることによっ
て、前記セパレータの親水性を飛躍的に高めることがで
きると共に充放電サイクルを繰り返した際の電池内圧を
低く抑えることができるため、高温保管時の自己放電特
性が優れ、かつ充放電サイクル寿命が大幅に向上された
ニッケル水素二次電池を実現することができる。
ト共重合割合を前述した滴定法により求められるイオン
交換量で0.2〜2.0meq/gにすることによっ
て、前記セパレータの親水性を飛躍的に高めることがで
きると共に充放電サイクルを繰り返した際の電池内圧を
低く抑えることができるため、高温保管時の自己放電特
性が優れ、かつ充放電サイクル寿命が大幅に向上された
ニッケル水素二次電池を実現することができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。 (実施例1) <ペースト式負極の作製>市販のランタン富化したミッ
シュメタルLm及びNi、Co、Mn、Alを用いて高
周波炉によって、LmNi4.0 Co0.4 Mn0.3 Al
0.3 の組成からなる水素吸蔵合金を作製した。前記水素
吸蔵合金を機械粉砕し、これを200メッシュのふるい
を通過させた。得られた合金粉末100重量部に対して
ポリアクリル酸ナトリウム0.5重量部、カルボキシメ
チルセルロース(CMC)0.125重量部、ポリテト
ラフルオロエチレンのディスパージョン(比重1.5,
固形分60wt%)2.5重量部および導電材としてカ
ーボン粉末1.0重量部を水50重量部と共に混合する
ことによって、ペーストを調製した。このペーストをパ
ンチドメタルに塗布、乾燥した後、加圧成形することに
よってペースト式負極を作製した。
に説明する。 (実施例1) <ペースト式負極の作製>市販のランタン富化したミッ
シュメタルLm及びNi、Co、Mn、Alを用いて高
周波炉によって、LmNi4.0 Co0.4 Mn0.3 Al
0.3 の組成からなる水素吸蔵合金を作製した。前記水素
吸蔵合金を機械粉砕し、これを200メッシュのふるい
を通過させた。得られた合金粉末100重量部に対して
ポリアクリル酸ナトリウム0.5重量部、カルボキシメ
チルセルロース(CMC)0.125重量部、ポリテト
ラフルオロエチレンのディスパージョン(比重1.5,
固形分60wt%)2.5重量部および導電材としてカ
ーボン粉末1.0重量部を水50重量部と共に混合する
ことによって、ペーストを調製した。このペーストをパ
ンチドメタルに塗布、乾燥した後、加圧成形することに
よってペースト式負極を作製した。
【0039】<ペースト式正極の作製>水酸化ニッケル
粉末90重量部および酸化コバルト粉末10重量部から
なる混合粉体に、前記水酸化ニッケル粉末に対してカル
ボキシメチルセルロース0.3重量部、ポリテトラフル
オロエチレンの懸濁液(比重1.5,固形分60重量
%)を固形分換算で0.5重量部添加し、これらに純水
を45重量部添加して混練することによりペーストを調
製した。つづいて、このペーストをニッケルメッキ金属
多孔体に充填した後、乾燥し、ローラプレスを行って圧
延することによりペースト式正極を作製した。
粉末90重量部および酸化コバルト粉末10重量部から
なる混合粉体に、前記水酸化ニッケル粉末に対してカル
ボキシメチルセルロース0.3重量部、ポリテトラフル
オロエチレンの懸濁液(比重1.5,固形分60重量
%)を固形分換算で0.5重量部添加し、これらに純水
を45重量部添加して混練することによりペーストを調
製した。つづいて、このペーストをニッケルメッキ金属
多孔体に充填した後、乾燥し、ローラプレスを行って圧
延することによりペースト式正極を作製した。
【0040】<セパレータの作製>ポリプロピレン樹脂
をスパンボンド法を用いて目付け量が50g/m2 で、
厚さが0.20mmの不織布を作製した。前記不織布を
アクリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアク
リル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を
洗浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させ
た。前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合
割合を前述した滴定法により測定した。その結果、カリ
ウムのイオン交換量は0.1meq/gであった。前記
不織布を0.7規定の水酸化カリウム及び0.1規定の
水酸化リチウムからなるアルカリ水溶液に浸漬し、水
洗、乾燥処理を行い、グラフト共重合したアクリル酸の
カルボキシル基と前記アルカリ水溶液のアルカリ金属イ
オンとを反応させて塩を形成することによりセパレータ
を作製した。
をスパンボンド法を用いて目付け量が50g/m2 で、
厚さが0.20mmの不織布を作製した。前記不織布を
アクリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアク
リル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を
洗浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させ
た。前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合
割合を前述した滴定法により測定した。その結果、カリ
ウムのイオン交換量は0.1meq/gであった。前記
不織布を0.7規定の水酸化カリウム及び0.1規定の
水酸化リチウムからなるアルカリ水溶液に浸漬し、水
洗、乾燥処理を行い、グラフト共重合したアクリル酸の
カルボキシル基と前記アルカリ水溶液のアルカリ金属イ
オンとを反応させて塩を形成することによりセパレータ
を作製した。
【0041】次いで、前記セパレータを前記負極と前記
正極との間に介装し、渦巻状に捲回して電極群を作製し
た。このような電極群と7Nの水酸化カリウムおよび1
Nの水酸化リチウムからなる電解液を有底円筒状容器に
収納して前述した図1に示す構造を有するAAサイズの
円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
正極との間に介装し、渦巻状に捲回して電極群を作製し
た。このような電極群と7Nの水酸化カリウムおよび1
Nの水酸化リチウムからなる電解液を有底円筒状容器に
収納して前述した図1に示す構造を有するAAサイズの
円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
【0042】(実施例2)実施例1と同様な不織布をア
クリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアクリ
ル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を洗
浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させた。
前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合割合
を前述した滴定法により測定した。その結果、カリウム
のイオン交換量は0.2meq/gであった。前記不織
布にグラフト共重合されたアクリル酸のカルボキシル基
を実施例1と同様な方法によって塩の型にすることによ
りセパレータを作製した。
クリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアクリ
ル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を洗
浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させた。
前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合割合
を前述した滴定法により測定した。その結果、カリウム
のイオン交換量は0.2meq/gであった。前記不織
布にグラフト共重合されたアクリル酸のカルボキシル基
を実施例1と同様な方法によって塩の型にすることによ
りセパレータを作製した。
【0043】次いで、実施例1と同様な負極と正極との
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
【0044】(実施例3)実施例1と同様な不織布をア
クリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアクリ
ル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を洗
浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させた。
前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合割合
を前述した滴定法により測定した。その結果、カリウム
のイオン交換量は0.8meq/gであった。前記不織
布にグラフト共重合されたアクリル酸のカルボキシル基
を実施例1と同様な方法によって塩の型にすることによ
りセパレータを作製した。
クリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアクリ
ル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を洗
浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させた。
前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合割合
を前述した滴定法により測定した。その結果、カリウム
のイオン交換量は0.8meq/gであった。前記不織
布にグラフト共重合されたアクリル酸のカルボキシル基
を実施例1と同様な方法によって塩の型にすることによ
りセパレータを作製した。
【0045】次いで、実施例1と同様な負極と正極との
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
【0046】(実施例4)実施例1と同様な不織布をア
クリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアクリ
ル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を洗
浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させた。
前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合割合
を前述した滴定法により測定した。その結果、カリウム
のイオン交換量は1.5meq/gであった。前記不織
布にグラフト共重合されたアクリル酸のカルボキシル基
を実施例1と同様な方法によって塩の型にすることによ
りセパレータを作製した。
クリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアクリ
ル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を洗
浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させた。
前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合割合
を前述した滴定法により測定した。その結果、カリウム
のイオン交換量は1.5meq/gであった。前記不織
布にグラフト共重合されたアクリル酸のカルボキシル基
を実施例1と同様な方法によって塩の型にすることによ
りセパレータを作製した。
【0047】次いで、実施例1と同様な負極と正極との
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
【0048】(実施例5)実施例1と同様な不織布をア
クリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアクリ
ル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を洗
浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させた。
前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合割合
を前述した滴定法により測定した。その結果、カリウム
のイオン交換量は2.0meq/gであった。前記不織
布にグラフト共重合されたアクリル酸のカルボキシル基
を実施例1と同様な方法によって塩の型にすることによ
りセパレータを作製した。
クリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアクリ
ル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を洗
浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させた。
前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合割合
を前述した滴定法により測定した。その結果、カリウム
のイオン交換量は2.0meq/gであった。前記不織
布にグラフト共重合されたアクリル酸のカルボキシル基
を実施例1と同様な方法によって塩の型にすることによ
りセパレータを作製した。
【0049】次いで、実施例1と同様な負極と正極との
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
【0050】(実施例6)実施例1と同様な不織布をア
クリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアクリ
ル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を洗
浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させた。
前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合割合
を前述した滴定法により測定した。その結果、カリウム
のイオン交換量は2.5meq/gであった。前記不織
布にグラフト共重合されたアクリル酸のカルボキシル基
を実施例1と同様な方法によって塩の型にすることによ
りセパレータを作製した。
クリル酸水溶液に浸漬した後、紫外線を照射してアクリ
ル酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を洗
浄して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥させた。
前記不織布のアクリル酸モノマーのグラフト共重合割合
を前述した滴定法により測定した。その結果、カリウム
のイオン交換量は2.5meq/gであった。前記不織
布にグラフト共重合されたアクリル酸のカルボキシル基
を実施例1と同様な方法によって塩の型にすることによ
りセパレータを作製した。
【0051】次いで、実施例1と同様な負極と正極との
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
【0052】(比較例1)セパレータに前述したアルカ
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例1と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例1と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
【0053】(比較例2)セパレータに前述したアルカ
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例2と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例2と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
【0054】(比較例3)セパレータに前述したアルカ
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例3と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例3と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
【0055】(比較例4)セパレータに前述したアルカ
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例4と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例4と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
【0056】(比較例5)セパレータに前述したアルカ
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例5と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例5と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
【0057】(比較例6)セパレータに前述したアルカ
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例6と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
リ水溶液処理を行わないこと以外は、実施例6と同様な
方法により前述した図1に示す構造を有するAAサイズ
の円筒形ニッケル水素二次電池を組み立てた。
【0058】得られた実施例1〜6及び比較例1〜6の
二次電池について、1CmAで150%充電した後、1
CmAで電池電圧が1.0Vに達するまで放電する充放
電サイクルを3回繰り返した。その後、1CmAで15
0%充電した状態で45℃の恒温槽に14日間保管した
後、1CmAで電池電圧が1.0Vに達するまで放電
し、放電容量(残存容量)を測定した。45℃の恒温槽
で14日間保管する前の1CmAで150%充電し、1
CmAで電池電圧が1.0Vまで放電した時の放電容量
をC0 とし、45℃の恒温槽で14日間保管した後の放
電容量を残存容量CR とした時、容量残存率を下記式か
ら求めた。その結果を下記表1に示す。 容量残存率(%)=(CR /C0 )×100
二次電池について、1CmAで150%充電した後、1
CmAで電池電圧が1.0Vに達するまで放電する充放
電サイクルを3回繰り返した。その後、1CmAで15
0%充電した状態で45℃の恒温槽に14日間保管した
後、1CmAで電池電圧が1.0Vに達するまで放電
し、放電容量(残存容量)を測定した。45℃の恒温槽
で14日間保管する前の1CmAで150%充電し、1
CmAで電池電圧が1.0Vまで放電した時の放電容量
をC0 とし、45℃の恒温槽で14日間保管した後の放
電容量を残存容量CR とした時、容量残存率を下記式か
ら求めた。その結果を下記表1に示す。 容量残存率(%)=(CR /C0 )×100
【0059】
【表1】
【0060】表1から明らかなように、実施例1〜6の
二次電池は、高温保管時の自己放電特性が優れているこ
とがわかる。一方、比較例1〜6の二次電池は、セパレ
ータのイオン交換量が高くなると容量残存率が実施例1
〜6に比べてやや低下するものの、高温保管時の自己放
電特性に問題がないことがわかる。
二次電池は、高温保管時の自己放電特性が優れているこ
とがわかる。一方、比較例1〜6の二次電池は、セパレ
ータのイオン交換量が高くなると容量残存率が実施例1
〜6に比べてやや低下するものの、高温保管時の自己放
電特性に問題がないことがわかる。
【0061】また、得られた実施例1〜6および比較例
1〜6の二次電池について、1CmAで150%充電し
た後、1CmAで電池電圧が1.0Vに達するまで放電
する充放電サイクルを繰り返し、各サイクル毎に1Cm
Aで電池電圧が1.0Vに達するまでの時間から放電容
量を算出した。その結果を図2及び図3に示す。図2の
縦軸の放電容量比は、実施例3の1サイクル目の放電容
量を100とし、実施例1,2,4,5,6の二次電池
のそれ以降のサイクルにおける放電容量を示している。
図2の横軸のサイクル数比は、実施例3の二次電池の放
電容量が1サイクル目の放電容量の80%に達したサイ
クル数を100として、実施例1,2,4,5,6のサ
イクル数を示している。また、図3の縦軸の放電容量比
は、実施例3の1サイクル目の放電容量を100とし、
比較例1〜6の二次電池のそれ以降のサイクルにおける
放電容量を示している。図3の横軸のサイクル数比は、
実施例3の二次電池の放電容量が1サイクル目の放電容
量の80%に達したサイクル数を100として、比較例
1〜6のサイクル数を示している。
1〜6の二次電池について、1CmAで150%充電し
た後、1CmAで電池電圧が1.0Vに達するまで放電
する充放電サイクルを繰り返し、各サイクル毎に1Cm
Aで電池電圧が1.0Vに達するまでの時間から放電容
量を算出した。その結果を図2及び図3に示す。図2の
縦軸の放電容量比は、実施例3の1サイクル目の放電容
量を100とし、実施例1,2,4,5,6の二次電池
のそれ以降のサイクルにおける放電容量を示している。
図2の横軸のサイクル数比は、実施例3の二次電池の放
電容量が1サイクル目の放電容量の80%に達したサイ
クル数を100として、実施例1,2,4,5,6のサ
イクル数を示している。また、図3の縦軸の放電容量比
は、実施例3の1サイクル目の放電容量を100とし、
比較例1〜6の二次電池のそれ以降のサイクルにおける
放電容量を示している。図3の横軸のサイクル数比は、
実施例3の二次電池の放電容量が1サイクル目の放電容
量の80%に達したサイクル数を100として、比較例
1〜6のサイクル数を示している。
【0062】図2及び図3の関係から、本発明の実施例
1〜6の二次電池は比較例1〜6の二次電池に比べて充
放電サイクル寿命が長いことがわかる。以上の電池特性
試験より高温保管時の優れた貯蔵特性と、長寿命とを同
時に満足するためには、実施例1〜6のようにカルボキ
シル基を有するビニルモノマーがグラフト共重合された
ポリオレフィン系合成樹脂繊維製シート状物をアルカリ
電解液と種類及び濃度比が同様であるアルカリ水溶液で
処理することにより得られるセパレータを用いることが
重要であることがわかる。特に、実施例1〜6の二次電
池のうちイオン交換量が0.2〜2.0meq/gであ
るセパレータを備えた実施例2,3,4,5の二次電池
は、実施例1,6に比べて充放電サイクル寿命が長いこ
とがわかる。
1〜6の二次電池は比較例1〜6の二次電池に比べて充
放電サイクル寿命が長いことがわかる。以上の電池特性
試験より高温保管時の優れた貯蔵特性と、長寿命とを同
時に満足するためには、実施例1〜6のようにカルボキ
シル基を有するビニルモノマーがグラフト共重合された
ポリオレフィン系合成樹脂繊維製シート状物をアルカリ
電解液と種類及び濃度比が同様であるアルカリ水溶液で
処理することにより得られるセパレータを用いることが
重要であることがわかる。特に、実施例1〜6の二次電
池のうちイオン交換量が0.2〜2.0meq/gであ
るセパレータを備えた実施例2,3,4,5の二次電池
は、実施例1,6に比べて充放電サイクル寿命が長いこ
とがわかる。
【0063】(比較例7)実施例1と同様な不織布に実
施例1と同様な方法によりアクリル酸水溶液への浸漬、
紫外線照射を施してアクリル酸モノマーをグラフト共重
合させた。この不織布を洗浄して未反応のアクリル酸を
除去した後、乾燥させた。前記不織布のアクリル酸モノ
マーのグラフト共重合割合を前述した滴定法により測定
した。その結果、カリウムのイオン交換量は0.8me
q/gであった。前記不織布を0.5規定の水酸化カリ
ウム及び0.5規定の水酸化リチウムからなるアルカリ
水溶液に浸漬し、水洗、乾燥処理を行い、グラフト共重
合したアクリル酸のカルボキシル基と前記アルカリ水溶
液のアルカリ金属イオンとを反応させて塩を形成するこ
とによりセパレータを作製した。
施例1と同様な方法によりアクリル酸水溶液への浸漬、
紫外線照射を施してアクリル酸モノマーをグラフト共重
合させた。この不織布を洗浄して未反応のアクリル酸を
除去した後、乾燥させた。前記不織布のアクリル酸モノ
マーのグラフト共重合割合を前述した滴定法により測定
した。その結果、カリウムのイオン交換量は0.8me
q/gであった。前記不織布を0.5規定の水酸化カリ
ウム及び0.5規定の水酸化リチウムからなるアルカリ
水溶液に浸漬し、水洗、乾燥処理を行い、グラフト共重
合したアクリル酸のカルボキシル基と前記アルカリ水溶
液のアルカリ金属イオンとを反応させて塩を形成するこ
とによりセパレータを作製した。
【0064】次いで、実施例1と同様な負極と正極との
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
間に前記セパレータを介装し、渦巻状に捲回して電極群
を作製した。このような電極群を実施例1と同様な電解
液と共に有底円筒状容器に収納して前述した図1に示す
構造を有するAAサイズの円筒形ニッケル水素二次電池
を組み立てた。
【0065】得られた比較例7の二次電池について、前
述したのと同様な方法によって高温保管時の残存容量率
を測定したところ、76%と高かった。しかしながら、
この比較例7の二次電池に前述したのと同様な方法によ
ってサイクル特性試験を行ったところ、1サイクル目の
放電容量は実施例3と同じであったものの、実施例3の
二次電池の放電容量が1サイクル目の放電容量の80%
に達したサイクル数を100とした際に比較例7の二次
電池の放電容量が1サイクル目の放電容量の80%に達
したサイクル数は80であった。従って、イオン交換量
が実施例3と同じであるものの、アルカリ電解液と同じ
種類のアルカリ水溶液で処理されたセパレータを備えた
比較例7の二次電池は、アルカリ電解液と種類及び濃度
比が同様なアルカリ水溶液で処理したセパレータを備え
た実施例3の二次電池に比べて充放電サイクル寿命が劣
ることがわかる。
述したのと同様な方法によって高温保管時の残存容量率
を測定したところ、76%と高かった。しかしながら、
この比較例7の二次電池に前述したのと同様な方法によ
ってサイクル特性試験を行ったところ、1サイクル目の
放電容量は実施例3と同じであったものの、実施例3の
二次電池の放電容量が1サイクル目の放電容量の80%
に達したサイクル数を100とした際に比較例7の二次
電池の放電容量が1サイクル目の放電容量の80%に達
したサイクル数は80であった。従って、イオン交換量
が実施例3と同じであるものの、アルカリ電解液と同じ
種類のアルカリ水溶液で処理されたセパレータを備えた
比較例7の二次電池は、アルカリ電解液と種類及び濃度
比が同様なアルカリ水溶液で処理したセパレータを備え
た実施例3の二次電池に比べて充放電サイクル寿命が劣
ることがわかる。
【0066】なお、前記実施例では円筒形ニッケル水素
二次電池に適用した例を説明したが、電池形状はこれに
限定されるものではなく、短冊状の正極と負極とをその
間にセパレータを介在して交互に重ね合わせて作製され
た電極群を備える角形ニッケル水素二次電池にも同様に
適用することができる。
二次電池に適用した例を説明したが、電池形状はこれに
限定されるものではなく、短冊状の正極と負極とをその
間にセパレータを介在して交互に重ね合わせて作製され
た電極群を備える角形ニッケル水素二次電池にも同様に
適用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば高温
保管時の自己放電特性が優れ、かつ長寿命であるニッケ
ル水素二次電池を提供できる。
保管時の自己放電特性が優れ、かつ長寿命であるニッケ
ル水素二次電池を提供できる。
【図1】本発明のニッケル水素二次電池を示す斜視図。
【図2】本発明の実施例1〜6のニッケル水素二次電池
におけるサイクル数比と放電容量比との関係を示す特性
図。
におけるサイクル数比と放電容量比との関係を示す特性
図。
【図3】比較例1〜6のニッケル水素二次電池における
サイクル数比と放電容量比との関係を示す特性図。
サイクル数比と放電容量比との関係を示す特性図。
1…容器、2…正極、3…セパレータ、4…負極、7…
封口板、8…絶縁ガスケット。
封口板、8…絶縁ガスケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林田 浩孝 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内
Claims (2)
- 【請求項1】 ニッケル化合物を含む正極と、水素吸蔵
合金を含む負極と、前記正極と前記負極との間に介在さ
れるセパレータと、アルカリ電解液とを備えたニッケル
水素二次電池において、 前記セパレータはカルボキシル基を有するビニルモノマ
ーがグラフト共重合されたポリオレフィン系合成樹脂繊
維製シート状物から形成され、前記アルカリ電解液と種
類及び濃度比が同様であるアルカリ水溶液で処理するこ
とにより前記カルボキシル基を塩の型にしたことを特徴
とするニッケル水素二次電池。 - 【請求項2】 前記セパレータのビニルモノマーのグラ
フト共重合割合は、滴定法により求められるイオン交換
量で0.2〜2.0meq/gであることを特徴とする
請求項1記載のニッケル水素二次電池。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7234037A JPH0982356A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | ニッケル水素二次電池 |
| KR1019960038643A KR100219189B1 (ko) | 1995-09-07 | 1996-09-06 | 니켈수소2차전지 및 니켈수소2차전지의 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7234037A JPH0982356A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | ニッケル水素二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0982356A true JPH0982356A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16964582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7234037A Pending JPH0982356A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-12 | ニッケル水素二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0982356A (ja) |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP7234037A patent/JPH0982356A/ja active Pending
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