JPH0983294A - Gm−Cフィルタ回路およびGm−Cフィルタの調整方法 - Google Patents

Gm−Cフィルタ回路およびGm−Cフィルタの調整方法

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JPH0983294A
JPH0983294A JP23669895A JP23669895A JPH0983294A JP H0983294 A JPH0983294 A JP H0983294A JP 23669895 A JP23669895 A JP 23669895A JP 23669895 A JP23669895 A JP 23669895A JP H0983294 A JPH0983294 A JP H0983294A
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Toshio Adachi
敏男 安達
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Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
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Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所要の回路規模を縮小させ、しかも、フィル
タの精度を向上させたGm−Cフィルタ回路およびGm
−Cフィルタの調整方法を提供する。 【解決手段】 Gm−Cフィルタ(BPF)10を調整
するために、参照信号入力端子21に理想帯域通過フィ
ルタの中心周波数の信号を与える。位相比較器11は位
相遅れ(進み)としての信号を出力端子に出力する。す
ると、アップ/ダウンカウンタ12は、位相遅れ(進
み)信号出力に基づいてカウンタ12の計数値を1つ増
加(減少)させる。微調整バイアス電流発生回路13は
アップ/ダウンカウンタ12の計数出力27によって出
力電流が決定される。各バイアス端子に供給されるバイ
アス電流によって各GmアンプのGm値が制御されるこ
とで、Gm−Cフィルタ10の中心周波数が制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数特性を自動
調整するGm−Cフィルタ回路、ならびに、Gm−Cフ
ィルタの調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Gm−Cフィルタは、スイッチトキャパ
シタフィルタ等のサンプリング系フィルタと異なって時
間連続系フィルタであるため、高速化が容易であるとい
う特長があり、近年注目されている。
【0003】従来から知られているGm−Cフィルタの
一例を図5に示す。図5において50はGmアンプと容
量から構成されるGm−Cフィルタ、51はGmアンプ
と容量から構成されるGm−C型低域通過フィルタ、5
2は位相比較器、53は低域通過フィルタ、54および
55は比較器(コンパレータ)である。そして、これら
の各素子51〜55によりPLL回路56が構成され
る。
【0004】図6は、図5に示したPLL回路56の具
体的な回路構成を示す。図6において61〜64はGm
アンプ、65および66は容量である。これらの各素子
61〜66を有するGm−Cフィルタ51は、入力端子
を67、出力端子を68としたとき、低域通過フィルタ
特性を有すると同時に、図7に示すような低域では位相
シフトが0°、高域では位相シフトが180°、カット
オフ周波数fc のところでは位相シフトが90°となる
位相特性を有する。すなわち、入力信号の周波数がカッ
トオフ周波数fc に一致している場合には、フィルタ入
力信号およびフィルタ出力信号がそれぞれコンパレータ
55,54を通過し、さらに位相比較器52として機能
する排他論理和回路(EXOR)を通過することによ
り、周波数が入力信号の2倍でかつ高レベル論理と低レ
ベル論理のそれぞれの期間が等しくなる、いわゆるデュ
ーティ比50%の出力信号となる。このときには、位相
比較器52から出力された信号を低域通過フィルタとし
ても機能する積分器53(LPF)を通しても、積分器
53の直流出力レベルに変動はなく、位相ロック状態が
実現できる。
【0005】仮に、図6に示した各素子61〜66で構
成されるフィルタのカットオフ周波数fc ′が設計値f
c より小さいときには、図8からも判るように、位相遅
れは設計値(=90°)よりも大きくなる。この結果と
して、位相比較器52の出力信号は高レベル論理の期間
が低レベル論理期間よりも短くなるため、積分器53の
出力レベルを下げる方向に動作する。そして、積分器5
3の出力レベルが下がったときに発生されるバイアス電
圧は、すべてのGmアンプ61〜64のGm値を上げる
ようになっている。特にGmアンプ62および63のG
m値は、Gm−Cフィルタ51自体のカットオフ周波数
を決定しているので、このGm値増加に伴いカットオフ
周波数も増加することになる。かくして、積分器53の
出力レベルはフィルタ51のカットオフ周波数が設計値
に等しくなる方向にシフトし、最終的に位相比較器52
の出力信号のデューティ比が50%になったとき、すな
わちフィルタ51のカットオフ周波数が設計値に等しく
なったとき(fc ′=fc)に、積分器出力は一定レベ
ルに落ちつく。また、フィルタ51のカットオフ周波数
が設計値より大きいときにも、同様に動作して、最終的
にはフィルタ51のカットオフ周波数が設計値と等しく
なり、積分器出力が一定レベルに落ちつく。
【0006】一方、図5のGm−Cフィルタ50が仮に
PLL回路56内で用いられている低域通過Gm−Cフ
ィルタ51と全く同じ構成であり、かつ、そこで用いら
れているGmアンプのGm値および容量値も同じである
ならば、フィルタ50とフィルタ51の特性は同一にな
る。しかしながら、実際に構成されているGmアンプの
Gm値はMOSFETの素子間ばらつきに起因して設計
値通りに実現できないため、フィルタ間で誤差が生ず
る。
【0007】ここで、フィルタ50の回路構成を図9に
示す。図9に示した回路構成は、図6のGm−Cフィル
タ51と全く同じである。また、フィルタ50のカット
オフ周波数はGmアンプ92と93のGm値の相乗平均
に比例する。同様に、フィルタ51(図6参照)のカッ
トオフ周波数はGmアンプ62と63のGm値の相乗平
均に比例する。仮に、フィルタ51(図6参照)のGm
アンプ62,63のGm値の相乗平均値が、フィルタ5
0(図9参照)のGmアンプ92,93のGm値の相乗
平均に比べて1%ほど大きいならば、フィルタ51のカ
ットオフ周波数はフィルタ50に比べ1%ほど高くな
る。
【0008】このようにGmアンプを全く同じに設計し
たとしても、プロセスの問題でGm値間に誤差が発生す
るため、フィルタ50(図9参照)の特性がフィルタ5
1(図6参照)の特性と完全に一致しない。しかも、こ
の誤差はLSIにおいて頻繁に用いられているSCF
(スイッチト・キャパシタ・フィルタ)に比べて大きい
ため、実用に供することが困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような点を解消す
る方法として、適応フィルタによる補正手法を用いてフ
ィルタに要求されている特性に合わせ込む方法が知られ
ている。この適応フィルタによる補正手法として、例え
ばKAREN A.KOZMAらによるIEEE,CI
RCUITS AND SYSTEMS 1991年1
1月号,1241ページ掲載の方法が知られている。
【0010】図10は、上記適応フィルタによる手法を
用いたGm−Cフィルタ回路の構成を示す。本図におい
て121は理想入力信号源、122はGm−Cフィル
タ、123〜126は勾配フィルタ、127は理想出力
信号源、128〜131は乗算器、132〜135は累
加算器としての機能を果たす積分器、136は減算器で
ある。
【0011】ここで、勾配フィルタ123〜126はフ
ィルタの各係数を補正するために必要な勾配係数(各ブ
ロック中に記載してある)を発生することを目的として
用いられており、その入力信号としてはGm−Cフィル
タ122のある定められた出力を用いている。また、各
勾配フィルタの回路構成は基本的にはGm−Cフィルタ
と同一となっている。
【0012】Gm−Cフィルタ122の変数を更新する
ためには、Gm−Cフィルタ122に信号を入力させ、
その出力を理想出力信号と比較して誤差信号εが零とな
るように動作させる。
【0013】しかしながら、このような動作を行うため
の回路を構成した場合には、回路規模が極めて大きくな
るという問題点があった。
【0014】よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、
所要の回路規模を縮小させ、しかも、フィルタの精度を
向上させたGm−Cフィルタ回路およびGm−Cフィル
タの調整方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係るGm−Cフィルタ回路は、Gm値を
制御するための制御端子を備えたGmアンプと容量とを
有する帯域通過型Gm−Cフィルタと、前記Gm−Cフ
ィルタに入力される参照信号と、該Gm−Cフィルタか
ら出力される信号との間の位相関係を比較する位相比較
手段と、前記位相比較手段から出力される比較信号に応
答して、カウントアップまたはカウントダウンを行うア
ップダウンカウンタと、前記アップダウンカウンタの計
数出力に基づいて、前記Gm値を制御するための制御信
号を前記制御端子に供給する制御信号発生手段とを具備
したものである。さらに加えて、前記Gm−Cフィルタ
に入力されている前記参照信号を処理用入力信号に切り
換えると共に、前記Gm−Cフィルタからの出力信号を
前記位相比較手段に入力することなく所定の出力端へ導
く切換手段を備えた構成とすることもできる。ここで、
前記制御信号発生手段は、前記Gm値を制御するための
基準バイアス電流を発生する電流源と、前記アップダウ
ンカウンタの計数出力に対応した微調整用バイアス電流
を発生する電流源と、前記基準バイアス電流と前記微調
整用バイアス電流とを加算する加算器とを備えた構成と
するのが好適である。
【0016】また、本発明に係るGm−Cフィルタの調
整方法は、Gm値を制御するための制御端子を備えたG
mアンプと容量とを有する帯域通過型Gm−Cフィルタ
の周波数特性を調整するにあたり、前記Gm−Cフィル
タに入力される参照信号と、該Gm−Cフィルタから出
力される信号との間の位相関係を比較し、前記比較の結
果として得られる比較信号に応答して、アップダウンカ
ウンタをカウントアップまたはカウントダウンさせ、前
記アップダウンカウンタの計数出力に基づいて、前記G
m値を制御するための制御信号を前記制御端子に供給す
るものである。なお、前記Gm−Cフィルタの周波数特
性の調整が終了した後は、前記Gm−Cフィルタに入力
されている参照信号を処理用入力信号に切り換えると共
に、前記Gm−Cフィルタからの出力信号を直ちに所定
の出力端へ導くものとする。ここで、前記Gm値を制御
するための制御信号を前記制御端子に供給するに際し
て、前記Gm値を制御するための基準バイアス電流を発
生する電流源と、前記アップダウンカウンタの計数出力
に対応した微調整用バイアス電流を発生する電流源と、
前記基準バイアス電流と前記微調整用バイアス電流とを
加算する加算器とを用い、前記加算器から得られる加算
バイアス電流を前記制御端子に供給するのが好適であ
る。
【0017】上述した本発明によれば、Gm−Cフィル
タの周波数特性(具体的には、位相送れ)がその理想中
心周波数において理想フィルタのものと等しくなるよう
に中心周波数を調整制御することで、フィルタの周波数
特性の精度を向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して、本
発明の実施の形態の一例を説明する。
【0019】図1は、本発明を適用したGm−Cフィル
タ回路のブロック図を示す。図1において、10はGm
アンプおよび容量からなるGm−Cフィルタ、11はG
m−Cフィルタ10の入力信号23とGm−Cフィルタ
10の出力信号24の位相を比較するための位相比較
器、12は位相比較器11の出力の極性に応じてカウン
ト数値がアップまたはダウンするアップ/ダウンカウン
タである。すなわち、位相比較器11の出力が正ならば
カウントアップし、また負ならばカウントダウンするよ
うに動作する。
【0020】13はアップ/ダウンカウンタ12の出力
信号27に応じて出力電流値(バイアス電流値)30が
決まる微調整バイアス電流発生回路、14はGm−Cフ
ィルタ10の周波数特性を自己調整(フィードバック制
御)するために必要な基準バイアス電流IPLL を発生す
るバイアス電流発生回路(PLL回路)、15はバイア
ス電流発生回路14と微調整バイアス電流発生回路13
の各出力電流29(IPLL ),30(ITUNE)を加算す
るための加算器である。そして、加算器15の出力電流
31(IFIL )を、Gm−Cフィルタ10の周波数特性
を調整するためのバイアス端子に供給する。
【0021】20はフィルタ10の入力信号を導入する
入力端子、21はフィルタ10の周波数特性を自己調整
するための参照信号を導入する参照信号入力端子、16
および17はGm−Cフィルタ10に入力する信号を切
り換えるためのスイッチ、22はフィルタ10の出力信
号を出力する出力端子、18および19はフィルタ10
の出力信号を出力端子に出すか又は位相比較器11に出
すかを切り換えるためのスイッチ、28はバイアス電流
発生回路14に入力するための基準クロック信号を印加
する端子である。
【0022】次に、図1に示したGm−Cフィルタの動
作について説明する。
【0023】帯域通過フィルタ(Gm−Cフィルタ)1
0の周波数特性を図2に示す。ここで、図2(A)は周
波数・ゲイン特性を示す。図2(B)は周波数・位相特
性であり、図に示すように、位相は中心周波数fo のと
ころで零となる性質がある。すなわち、入力信号周波数
が帯域通過フィルタ(以下、BPFと称する)の中心周
波数fo と等しい場合には、出力信号の位相は入力信号
と一致している。
【0024】先ず、Gm−Cフィルタ(BPF)10の
調整のためにトレーニング信号として参照信号入力端子
21に理想帯域通過フィルタの中心周波数の信号を与え
る。このときスイッチ17および19はオン、16およ
び18はオフにする。仮に、BPF10の中心周波数が
理想値よりも小さい場合には、出力位相は理想値よりも
遅れることになる。従って、位相比較器11は位相遅れ
としての信号を位相遅れ出力端子に出力する。すると、
アップ/ダウンカウンタ12は、位相遅れ信号出力に基
づいてカウンタ12の計数値を1つ増加させる。例え
ば、カウンタ12の初期値が“0”とすると、位相比較
器11の出力に基づいてカウンタ12の出力は“1”に
なる。
【0025】微調整バイアス電流発生回路13はカウン
タ12の計数出力27によって出力電流が決定される。
例えば、カウンタ12の計数値が“N”とすると、出力
電流ITUNEは次式で与えられる。
【0026】
【数1】ITUNE=N×Iref …(1) ここで、Iref はバイアス電流発生回路14で生成され
た電流に比例した微小基準電流、Nはカウンタ12の計
数値である。すなわち、Nは最小値Nmin から最大値N
max の範囲の整数値でNmin =−Nmax となる。加算器
15の出力電流31(IFIL )は、バイアス電流発生回
路14の出力電流IPLL と微調整バイアス電流発生回路
13の出力電流ITUNEを加算しているので、出力電流I
FIL は次式で与えられる。
【0027】
【数2】IFIL =IPLL +ITUNE …(2) この場合、ITUNEは位相遅れによって増加するので、出
力電流IFIL も同様に増加してくる。かくして、出力バ
イアス電流IFIL によってGm−Cフィルタ10の周波
数特性が制御される。
【0028】いま、Gm−Cフィルタ10は、バイアス
電流IFIL の増加によって中心周波数が増加するように
設計されているものとする。すると、このような動作に
よってGm−Cフィルタ10の位相遅れが小さくなる。
こうしたカウンタ動作を繰り返すことによって、最終的
に参照入力信号周波数においてGm−Cフィルタ10の
入出力位相差は零になるようになり、結果として中心周
波数は最終的に理想フィルタのものと一致する。
【0029】また仮に、Gm−Cフィルタ(BPF)1
0の中心周波数が理想値よりも大きい場合には、出力位
相は理想値よりも進むことになる。従って、位相比較器
11は位相進みとしての信号を位相進み出力端子に出力
する。アップ/ダウンカウンタ12は位相進み信号出力
に基づいて、カウンタ12の計数値を1つ減少させる。
例えば、カウンタ12の初期値が“0”とすると、位相
比較器11の出力に基づいてカウンタ12の計数値は
“−1”になる。
【0030】この結果、カウンタ12の出力は小さくな
り、カウンタ12の出力に基づいて決まる微調整バイア
ス電流発生回路の出力電流ITUNEも小さくなり、さらに
加算器15からの出力電流IFIL も小さくなる。この出
力電流IFIL の減少によりGm−Cフィルタ10の中心
周波数が減少することになる。
【0031】アップ/ダウンカウンタ12が同様の動作
を繰り返すことで、Gm−Cフィルタ10の入出力位相
差が参照入力信号周波数において零になるようになり、
結果として中心周波数は最終的に理想フィルタのものと
一致する。
【0032】図3は、図1に示したGm−Cフィルタ1
0の回路構成を示す。ここで37〜40はGmアンプ、
41および42は容量であり、これら37〜42の要素
によってGm−Cフィルタ10が構成される。そして、
加算器15からの出力バイアス電流IFIL はGmアンプ
のそれぞれのGm値制御用バイアス端子に供給される。
各バイアス端子に供給されるバイアス電流によって各G
mアンプのGm値が制御されることで、Gm−Cフィル
タ10の中心周波数が制御されることになる。なお、M
OSFET43はカレントミラー回路の一要素であっ
て、電流値I1 を電圧値に変換する(I1 に比例した電
流I2 は、MOSFET44に流れる:図4参照)。
【0033】図4は、図3に示した各Gmアンプの詳細
な回路構成を示す。ここで、44は図3のMOSFET
43と対をなしてカレントミラー回路を構成するMOS
FETであり、バイアス電流制御回路で形成された電流
源として働き、この電流値I2 によって各Gmアンプの
Gm値が決められる。具体的にはGm値は、次式で与え
られる。
【0034】
【数3】Gm=2(I2 K)0.5 …(3) 従って、電流I1 すなわち加算器15からのバイアス電
流IFIL が増加するとGm値が増加して、結果として中
心周波数が高くなる。
【0035】また、45および46は正ならびに負信号
をゲートに受ける入力MOSFET、47および48は
ロード用MOSFETであって各ゲート端子には同相信
号調整用の信号が印加される。
【0036】なお、本発明は図4に示したGmアンプの
構成にのみ適用されるものではなく、その他の一般的な
Gmアンプにも適用し得ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明ではGmアン
プのGm値を制御することによりGm−Cフィルタの周
波数特性を自己調整することとしているので、周波数特
性精度の優れたフィルタを実現することができる。
【0038】他方、従来の回路においては、相対精度を
向上させるためにMOSFETのチャネル長ならびにチ
ャネル幅の大きいものを使用していたが、これによりチ
ップサイズが大きくなってしまった。このような従来の
回路に対して、本発明を実施することにより、全体とし
てチップサイズが小さくなり、かつ精度の良いフィルタ
を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したGm−Cフィルタの回路図で
ある。
【図2】本発明を適用したGm−Cフィルタが有する周
波数特性を示す図である。
【図3】図1に示したGm−Cフィルタの具体的な回路
例を示す図である。
【図4】図3に示した各Gmアンプの回路図を示す図で
ある。
【図5】従来から知られているGm−Cフィルタの一例
を示すブロック図である。
【図6】図5に示したPLL回路56をより具体的に示
した図である。
【図7】図6に示したGm−Cフィルタ51の位相特性
を示す図である。
【図8】図6に示したGm−Cフィルタ51の位相特性
を示す図である。
【図9】図5に示したGm−Cフィルタ50の詳細な回
路図である。
【図10】従来の適応フィルタを用いたGm−Cフィル
タの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 Gm−Cフィルタ 11 位相比較器 12 アップ/ダウンカウンタ 13 微調整バイアス電流発生回路 14 バイアス電流発生回路 15 加算器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Gm値を制御するための制御端子を備え
    たGmアンプと容量とを有する帯域通過型Gm−Cフィ
    ルタと、 前記Gm−Cフィルタに入力される参照信号と、該Gm
    −Cフィルタから出力される信号との間の位相関係を比
    較する位相比較手段と、 前記位相比較手段から出力される比較信号に応答して、
    カウントアップまたはカウントダウンを行うアップダウ
    ンカウンタと、 前記アップダウンカウンタの計数出力に基づいて、前記
    Gm値を制御するための制御信号を前記制御端子に供給
    する制御信号発生手段とを具備したことを特徴とするG
    m−Cフィルタ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに加えて、前記
    Gm−Cフィルタに入力されている前記参照信号を処理
    用入力信号に切り換えると共に、前記Gm−Cフィルタ
    からの出力信号を前記位相比較手段に入力することなく
    所定の出力端へ導く切換手段を備えたことを特徴とする
    Gm−Cフィルタ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記制御信号発生手
    段は、 前記Gm値を制御するための基準バイアス電流を発生す
    る電流源と、前記アップダウンカウンタの計数出力に対
    応した微調整用バイアス電流を発生する電流源と、前記
    基準バイアス電流と前記微調整用バイアス電流とを加算
    する加算器とを備えたことを特徴とするGm−Cフィル
    タ回路。
  4. 【請求項4】 Gm値を制御するための制御端子を備え
    たGmアンプと容量とを有する帯域通過型Gm−Cフィ
    ルタの周波数特性を調整するにあたり、 前記Gm−Cフィルタに入力される参照信号と、該Gm
    −Cフィルタから出力される信号との間の位相関係を比
    較し、 前記比較の結果として得られる比較信号に応答して、ア
    ップダウンカウンタをカウントアップまたはカウントダ
    ウンさせ、 前記アップダウンカウンタの計数出力に基づいて、前記
    Gm値を制御するための制御信号を前記制御端子に供給
    することを特徴とするGm−Cフィルタの調整方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記Gm−Cフィル
    タの周波数特性の調整が終了した後は、前記Gm−Cフ
    ィルタに入力されている参照信号を処理用入力信号に切
    り換えると共に、前記Gm−Cフィルタからの出力信号
    を直ちに所定の出力端へ導くことを特徴とするGm−C
    フィルタの調整方法。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記Gm値を制御す
    るための制御信号を前記制御端子に供給するに際して、 前記Gm値を制御するための基準バイアス電流を発生す
    る電流源と、前記アップダウンカウンタの計数出力に対
    応した微調整用バイアス電流を発生する電流源と、前記
    基準バイアス電流と前記微調整用バイアス電流とを加算
    する加算器とを用い、前記加算器から得られる加算バイ
    アス電流を前記制御端子に供給することを特徴とするG
    m−Cフィルタの調整方法。
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Cited By (7)

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