JPH0984738A - 泥除けマット - Google Patents

泥除けマット

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JPH0984738A
JPH0984738A JP24982395A JP24982395A JPH0984738A JP H0984738 A JPH0984738 A JP H0984738A JP 24982395 A JP24982395 A JP 24982395A JP 24982395 A JP24982395 A JP 24982395A JP H0984738 A JPH0984738 A JP H0984738A
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JP
Japan
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fineness
crimped
yarn
mudguard
fine
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Pending
Application number
JP24982395A
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English (en)
Inventor
Koichi Kubo
幸一 久保
Hironori Nishimura
紘紀 西村
Masashi Abe
正志 阿部
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Toray Monofilament Co Ltd
Original Assignee
Toray Monofilament Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適度の硬さとすぐれた泥除け性能を有し、
かつフロアーマットとしての特徴をも兼備して、広い面
積に敷設可能な泥除けマットを提供する。 【解決手段】 単糸繊度差が200d以上、総繊度差
が800D以上である太繊度捲縮集束糸と細繊度捲縮集
束糸とを混繊し、この混繊糸をパイル目付:0.4〜
1.2Kg/m2 、パイル長さ:4.0〜8.0mmの
条件で基布に植毛したことを特徴とする泥除けマット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテル、デパー
ト、劇場、ホール等の人の出入りが激しい場所に敷設す
る泥除けマットの改良に関するものであり、さらに詳し
くは、適度の硬さとすぐれた泥除け性能を有し、かつフ
ロアーマットとしての特徴をも兼備して、広い面積に敷
設可能な泥除けマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】BCFカーペットや不織布からなるカー
ペットは、経済性および歩行感がすぐれ、室内インテリ
アとの調和がとれて多様な展開が可能であることから、
従来からフロアーマットとして広く用いられている。
【0003】一方、ホテル、デパート、劇場、ホール等
の人の出入りが激しい場所に敷設する泥除けマットに対
する要求性能としては、靴底についた泥や汚れを取りや
すいこと、付着した泥や汚れが目立たないこと、泥や汚
れを掃除しやすいこと、および広いスペースに敷設可能
であること等が挙げられるが、上記したフロアーマット
は本来ソフトな感触を特徴とするものであるから、これ
を泥除けマットとして活用することはできない。
【0004】したがって、泥除けマットとしては、ルー
プ状合成樹脂モノフィラメントのループ接点を融着また
は接合した立体網状体のような、特別な仕様を備えたマ
ットを準備する必要があったが、この泥除けマットは、
表面が硬すぎて、いわゆるフロアーマットとしての感触
に乏しいものであるため、玄関口などのごく限られた場
所にのみ敷設されていた。
【0005】つまり、従来の泥除けマットおよびフロア
ーマットは、それぞれ異質の構成からなり、それらの敷
設面積も前者は広く、後者は限られた場所に狭く設定さ
れていたのが実状であり、フロアーの全面もしくは人の
出入りが激しい場所の全面に、フロアーマットのごとく
敷き詰めて、泥除けマットとインテリアカーペットの両
機能を併せて発揮するフロアーマットは実現されていな
かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結
果、達成されたものである。
【0007】したがって、本発明の目的は、適度の硬さ
とすぐれた泥除け性能を有し、かつフロアーマットとし
ての特徴をも兼備して、広い面積に敷設可能な泥除けマ
ットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の泥除けマットは、単糸繊度差が200d
以上、総繊度差が800D以上である太繊度捲縮集束糸
と細繊度捲縮集束糸とを混繊し、この混繊糸をパイル目
付:0.4〜1.2Kg/m2 、パイル長さ:4.0〜
8.0mmの条件で基布に植毛したことを特徴とする。
【0009】また、本発明の泥除けマットは、太繊度捲
縮集束糸のカット面が、細繊度捲縮集束糸のカット面よ
りも1.0mm以上高いこと、および太繊度捲縮集束糸
と細繊度捲縮集束糸が異なる色の組合わせからなること
をも特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明の泥除けマットの構
造について、図面にしたがって説明する。
【0011】図1は本発明の泥除けマットの一例を示す
断面図であり、1は混繊糸からなるパイル、2は太繊度
捲縮集束糸、3は細繊度捲縮集束糸、4は基布、5はク
ッション層を示す。なお、図1において、太繊度捲縮集
束糸2は区別を明確にするために直毛状に示されている
が、実際には捲縮が施されている。
【0012】図1において、パイル1は繊度が異なる2
種類の集束糸2および3からなる混繊糸により構成され
ているため、適度の硬さとすぐれた泥除け性能を発揮す
る。
【0013】すなわち、太繊度捲縮集束糸2は硬く剛性
にすぐれているため、主として靴底に付着した泥や汚れ
をかきおとす機能を発揮し、また細繊度捲縮集束糸3は
柔軟でパイル1の基礎部分を構成し、太繊度捲縮集束糸
2を支持すると共に、マット全体にクッション性を付与
する機能を発揮する。
【0014】本発明の泥除けマットのパイル(混繊糸)
を構成する繊維素材としては、ポリアミド、ポリエステ
ルおよびポリオレフィンなどの繊維形成性熱可塑性樹脂
から得られた繊維が挙げられる。
【0015】これらのなかでも、ポリアミドおよびポリ
エステルから得られた繊維が好ましく使用され、かかる
ポリアミドとしてはナイロン6、ナイロン66、ナイロ
ン610、ナイロン11、ナイロン12、ナイロンMX
D6およびこれら各ナイロン構成精成分の組合わせから
なる共重合体などが挙げられるが、特に耐へたり性が良
好であることからナイロン6およびナイロン66が好ま
しく使用される。
【0016】また、ポリエステルとしては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートまたは
これらにアジピン酸、イソフタル酸、イソフタル酸スル
ホネートおよびポリエチレングリコールなどの第三成分
を共重合した共重合ポリエステルなどが挙げられる。
【0017】これらの熱可塑性樹脂は、耐熱剤、耐候
剤、耐光剤、酸化防止剤、帯電防止剤、染料および顔料
などの通常の添加剤成分を任意に含有することができ
る。
【0018】なお、太繊度捲縮集束糸2と細繊度捲縮集
束糸3は、同種または異種のポリマを用いて形成するこ
とができるが、なかでも両者のいずれをもポリアミドか
ら形成すること、またはいずれか一方をポリアミド、他
方をポリエステルから形成することが好ましい。
【0019】そして、本発明で用いる太繊度捲縮集束糸
2および細繊度捲縮集束糸3は、上記熱可塑性樹脂を通
常の溶融紡糸法により紡糸し、さらに通常の方法で捲縮
加工することにより製造されるが、各集束糸の製糸条件
は、それぞれの単糸繊度および捲縮度などに応じて選定
される。
【0020】しかし、本発明の目的を達成するために
は、パイル1における太繊度捲縮集束糸2と細繊度捲縮
集束糸3との単糸繊度差を200d以上、特に250〜
500d、総繊度差を800D以上、特に3000〜5
000Dの範囲に設定することが重要である。
【0021】ここで、太繊度捲縮集束糸2と細繊度捲縮
集束糸3との単糸繊度差が200d未満および/または
総繊度差が800D未満では、混繊糸を用いることによ
るすぐれた泥除け性能と適度な硬さの両立が発揮できな
いため好ましくない。
【0022】上記の単糸繊度差および総繊度差を形成す
るために、太繊度捲縮集束糸2の単糸繊度は200〜5
00d、特に220〜300dの範囲にあることが、ま
た細繊度捲縮集束糸3の単糸繊度は20〜200d、特
に30〜100dの範囲にあることが、それぞれ好まし
い。
【0023】また、太繊度捲縮集束糸2の総繊度は20
00〜5000D、特に2200〜3000Dの範囲に
あることが、細繊度捲縮集束糸3の総繊度は200〜2
000D、特に300〜1000Dの範囲にあること
が、それぞれ好ましい。
【0024】そして、太繊度捲縮集束糸2と細繊度捲縮
集束糸3の混繊比率が、1.0:1.0〜2.0:1.
0(重量比)の範囲にあることが好ましい。
【0025】本発明の泥除けマットは、上記の条件を満
たす混繊糸からなるパイル1を、ポリエステル織布など
の基布4に対し公知の方法により植毛し、必要に応じて
基布4の裏面にスポンジなどのクッション材5を張り付
けることにより得られるが、上記植毛時の条件として
は、すぐれた泥除け性能と適度な硬さの両立を図るため
に、パイル目付が0.4〜1.2Kg/m2 、特に0.
6〜1.0Kg/m2 、パイル長さが4.0〜8.0m
m、特に4.0〜6.0mmとなる条件を設定すべきで
ある。
【0026】一般に、パイル目付を大きくするほど、重
量感のあるマットが得られるが、本発明において1.2
Kg/m2 を越える場合には、マットが硬くなり過ぎる
ばかりか、コストアップとなり、また0.4Kg/m2
未満では、泥除け性能が低下し、しかもマットの地がす
けやすくなるため好ましくない。
【0027】また、パイル長さが4.0mm未満では、
外観が薄っぺらくなって商品価値が低下し、8.0mm
を越えると、毛倒れが生じやすくなるため好ましくな
い。
【0028】なお、図1に示したように、太繊度捲縮集
束糸2のカット面は、細繊度捲縮集束糸3のカット面よ
りも1.0mm以上高い位置にあることが望ましく、こ
のように太繊度捲縮集束糸2のカット面を高く設定する
ことによって、太繊度捲縮集束糸2の泥落とし機能を一
層高めることができ、しかもパイル内部にパイルダウン
した細繊度捲縮集束糸3がマット全体の基礎部分を構成
し、この部分で汚れを保持する作用を果たすことにな
る。
【0029】また、マットのインテリア性能を高めるた
めには、太繊度捲縮集束糸2および細繊度捲縮集束糸3
を原着または染色によりそれぞれ所望の色に着色するこ
とが望ましく、さらには太繊度捲縮集束糸2と細繊度捲
縮集束糸3の色を異なる組合わせにすることによって、
特異的なデザインを形成することが望ましい。
【0030】このように、パイル1を構成する太繊度捲
縮集束糸2と細繊度捲縮集束糸3の繊度差、色、パイル
目付およびパイル長さなどの条件を設定することによっ
て、泥除け性能と、適度な硬さ、つまりフロアーマット
としてのクッション性能の両者が均衡してすぐれた泥除
けマットの実現が可能となるのである。
【0031】そして、本発明の泥除けマットは、泥除け
マットとしての性能を満たすばかりか、適度な硬さを有
していることから、フロアーマットなどのインテリアカ
ーペットとしての性能をも兼備しているため、人が多く
出入りする広いスペースに敷き詰めて使用することがで
き、また洗濯にも耐えるため長期に使用することが可能
である。
【0032】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明の構成およ
び効果をさらに説明する。
【0033】[実施例1〜4および比較例1〜6]相対
粘度3.6のナイロン6ペレットと、緑色に原着加工さ
れたナイロン6マスターペレットとを、9:1の重量比
で混合し、これに耐候剤を適量混合したものを、エクス
トルーダー型紡糸機に供給して、260℃の温度で溶融
し、Y型断面ノズルから押出して、冷却固化した。
【0034】次いで、上記の糸条を二段延伸し、さらに
160℃で8%の弛緩下に熱処理した後、3.0Kg/
2 の空気仮撚圧空圧力条件下にけ捲縮加工し、単糸繊
度260d、単糸数10本、総繊度2600D、伸縮復
元率3%の太繊度捲縮集束糸を得た。
【0035】また、上記において溶融押出し時の吐出量
を変更することにより、表1に示した単糸繊度、総繊度
および伸縮復元率を有する3水準の太繊度捲縮集束糸を
得た。 一方、細繊度捲縮集束糸として、ナイロン6の
マルチフィラメントBCF原糸から、単糸繊度40d、
単糸数40本、総繊度1600D、伸縮復元率15%の
ものを用意した。
【0036】次に、上記各太繊度捲縮集束糸と細繊度捲
縮集束糸とを、表1のように組合わせ、1:1の重量比
で引揃えて混繊し、さらに40T/MのZ撚をかけるこ
とにより、タフトに供する撚糸コードを得た。
【0037】各撚糸コードを、1/8ゲージに設定した
タフトマシンに供し、表1に示したパイル目付およびパ
イル長さの条件でポリエチレンテレフタレート製基布に
植毛し、次いで発泡性ポリ塩化ビニル樹脂組成物を基布
の裏面に塗布し、速度5.5m/分で搬送しつつ150
℃のドライヤーで加熱処理と乾燥を同時に行うことによ
り、10種類のマットを得た。
【0038】得られた各マットについて、次の条件によ
り泥除け性能および硬さを評価した結果を表1に併せて
示す。
【0039】[泥除け性能]得られたマットを仮施工
し、この上に約1万人が歩行した後の汚れ具合、および
これを業務用掃除機(タマテック WV−1500)を
用いて掃除した後の汚れの残り具合を目視評価し、次の
基準で判定した。
【0040】 ○……汚れ少ない △……普通 ×……汚れ多い。
【0041】[硬さ]JIS L1021の厚さ減少率
A法の動的荷重による厚さ減少率をもって硬さを評価し
た。
【0042】
【表1】 表1の結果から明らかなように、本発明の泥除けマット
(実施例1〜4)は、適度な硬さを有すると共に、すぐ
れた泥除け性能を発揮するものであり、泥除けマットお
よびインテリアカーペットとしての両性能を兼備してい
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の泥除けマ
ットは、泥除け性能と、適度な硬さつまりフロアーマッ
トとしてのクッション性能の両者が均衡してすぐれてい
る。
【0044】したがって、本発明の泥除けマットは、泥
除けマットとしての性能を満たすばかりか、フロアーマ
ットなどのインテリアカーペットとしての性能をも兼備
しているため、人が多く出入りする広いスペースに敷き
詰めて使用することができ、また洗濯にも耐えるため長
期に使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の泥除けマットの一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 パイル(集束糸) 2 太繊度捲縮集束糸 3 細繊度捲縮集束糸 4 基布 5 クッション層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単糸繊度差が200d以上、総繊度差
    が800D以上である太繊度捲縮集束糸と細繊度捲縮集
    束糸とを混繊し、この混繊糸をパイル目付:0.4〜
    1.2Kg/m2 、パイル長さ:4.0〜8.0mmの
    条件で基布に植毛したことを特徴とする泥除けマット。
  2. 【請求項2】 太繊度捲縮集束糸のカット面が、細繊
    度捲縮集束糸のカット面よりも1.0mm以上高いこと
    を特徴とする請求項1に記載の泥除けマット。
  3. 【請求項3】 太繊度捲縮集束糸の単糸繊度が200
    〜500d、細繊度捲縮集束糸の単糸繊度が20〜20
    0dの範囲にあることを特徴とする請求項1または2に
    記載の泥除けマット。
  4. 【請求項4】 太繊度捲縮集束糸の総繊度が2000
    〜5000D、細繊度捲縮集束糸の総繊度が200〜2
    000Dの範囲にあることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の泥除けマット。
  5. 【請求項5】 太繊度捲縮集束糸と細繊度捲縮集束糸
    の混繊比率が、1.0:1.0〜1.0:2.0(重量
    比)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の泥除けマット。
  6. 【請求項6】 太繊度捲縮集束糸と細繊度捲縮集束糸
    が、異なる色の組合わせからなることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の泥除けマット。
  7. 【請求項7】 太繊度捲縮集束糸と細繊度捲縮集束糸
    が、いずれもポリアミドからなることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれか1項に記載の泥除けマット。
  8. 【請求項8】 太繊度捲縮集束糸と細繊度捲縮集束糸
    の、いずれか一方がポリアミド、他方がポリエステルか
    らなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に
    記載の泥除けマット。
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