JPH0985263A - 活性アルミナ脱離液中のリン処理方法 - Google Patents
活性アルミナ脱離液中のリン処理方法Info
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- JPH0985263A JPH0985263A JP25074495A JP25074495A JPH0985263A JP H0985263 A JPH0985263 A JP H0985263A JP 25074495 A JP25074495 A JP 25074495A JP 25074495 A JP25074495 A JP 25074495A JP H0985263 A JPH0985263 A JP H0985263A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 活性アルミナ脱離液中のリン酸イオンを効率
よく除去することができ、さらに、リン酸イオンをハン
ドリングが容易な固体粒子として回収して高品質の化成
肥料として有効利用できる活性アルミナ脱離液中のリン
処理方法を提供する。 【解決手段】 下水2次処理水1を活性アルミナの充填
層3に供給して下水2次処理水1中のリン酸イオンを吸
着除去し、次いで、酸性溶液あるいはアルカリ性溶液4
によって活性アルミナに吸着したリン酸を脱離させた際
に生じる活性アルミナ脱離液5中のリン処理方法におい
て、前記脱離液5を汚泥処理返流水7と混合して〔NH
4 + 〕/〔PO4 3- 〕が1以上となるようするととも
に、〔Mg2+〕/〔PO4 3- 〕が1以上となるようにマ
グネシウム化合物9を添加し、pHを7.5以上10以
下に調整して撹拌混合することにより、前記脱離液5中
のリン酸イオンをリン酸マグネシウムアンモニウムの固
体粒子13として回収して除去することを特徴とする活
性アルミナ脱離液5中のリン処理方法。
よく除去することができ、さらに、リン酸イオンをハン
ドリングが容易な固体粒子として回収して高品質の化成
肥料として有効利用できる活性アルミナ脱離液中のリン
処理方法を提供する。 【解決手段】 下水2次処理水1を活性アルミナの充填
層3に供給して下水2次処理水1中のリン酸イオンを吸
着除去し、次いで、酸性溶液あるいはアルカリ性溶液4
によって活性アルミナに吸着したリン酸を脱離させた際
に生じる活性アルミナ脱離液5中のリン処理方法におい
て、前記脱離液5を汚泥処理返流水7と混合して〔NH
4 + 〕/〔PO4 3- 〕が1以上となるようするととも
に、〔Mg2+〕/〔PO4 3- 〕が1以上となるようにマ
グネシウム化合物9を添加し、pHを7.5以上10以
下に調整して撹拌混合することにより、前記脱離液5中
のリン酸イオンをリン酸マグネシウムアンモニウムの固
体粒子13として回収して除去することを特徴とする活
性アルミナ脱離液5中のリン処理方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水2次処理水中
のリン酸イオンを活性アルミナにより吸着除去し、活性
アルミナに吸着したリン酸を酸性溶液或いはアルカリ性
溶液によって脱離させた際に生じる活性アルミナ脱離液
中のリン処理方法に関するものであり、特に、脱離液中
のリン酸イオンをリン酸マグネシウムアンモニウムの固
体粒子として回収する活性アルミナ脱離液中のリン処理
方法に関するものである。
のリン酸イオンを活性アルミナにより吸着除去し、活性
アルミナに吸着したリン酸を酸性溶液或いはアルカリ性
溶液によって脱離させた際に生じる活性アルミナ脱離液
中のリン処理方法に関するものであり、特に、脱離液中
のリン酸イオンをリン酸マグネシウムアンモニウムの固
体粒子として回収する活性アルミナ脱離液中のリン処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、閉鎖性水域で特に問題となってい
る富栄養化の一因子であるリンの除去技術にはアルミニ
ウム塩や鉄塩等の金属塩とリンを反応させる凝集分離
法、リン鉱石や骨炭等の種晶にヒドロキシアパタイトの
形でリンを析出させる晶析法(接触脱リン法)、微生物
のリン過剰摂取作用を利用した生物学的脱リン法、活性
アルミナ等の吸着剤に吸着除去する方法などがある。
る富栄養化の一因子であるリンの除去技術にはアルミニ
ウム塩や鉄塩等の金属塩とリンを反応させる凝集分離
法、リン鉱石や骨炭等の種晶にヒドロキシアパタイトの
形でリンを析出させる晶析法(接触脱リン法)、微生物
のリン過剰摂取作用を利用した生物学的脱リン法、活性
アルミナ等の吸着剤に吸着除去する方法などがある。
【0003】これらの中で、処理水中のリン濃度を低濃
度にまで低下でき、さらに廃棄物発生の少ない方法とし
て活性アルミナによる吸着除去法があるが、この方法に
おいては、活性アルミナの吸着能を維持するためには、
定期的なリンの脱離操作が必要になる。活性アルミナの
リン吸着能はpH4〜7付近で最大を示し、その範囲外
では極端に低下する。そこで、酸性溶液或いはアルカリ
性溶液を用いて活性アルミナからのリン酸の脱離を行う
が、その際、高濃度のリン酸イオンを含有する脱離液が
発生し、その処分法が問題となっている。
度にまで低下でき、さらに廃棄物発生の少ない方法とし
て活性アルミナによる吸着除去法があるが、この方法に
おいては、活性アルミナの吸着能を維持するためには、
定期的なリンの脱離操作が必要になる。活性アルミナの
リン吸着能はpH4〜7付近で最大を示し、その範囲外
では極端に低下する。そこで、酸性溶液或いはアルカリ
性溶液を用いて活性アルミナからのリン酸の脱離を行う
が、その際、高濃度のリン酸イオンを含有する脱離液が
発生し、その処分法が問題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、活性アルミナの
脱離液中に塩化カルシウムや水酸化カルシウム等のカル
シウム化合物を添加することにより、リン酸カルシウ
ム、過リン酸石灰等の沈殿物として分離回収していた
が、沈殿反応には過剰のカルシウムが必要であり、生成
した沈殿はスラリー状であり、ハンドリングが困難であ
るという問題があった。そのため、この多量のスラリー
状汚泥を肥料として再利用する際にも、ハンドリングが
困難であり、肥料としての価値も低いという問題点があ
った。本発明は、活性アルミナ脱離液中のリン酸イオン
を効率よく除去することができ、さらに、リン酸イオン
をハンドリングが容易な固体粒子として回収して高品質
の化成肥料として有効利用できる活性アルミナ脱離液中
のリン処理方法を提供することを目的とするものであ
る。
脱離液中に塩化カルシウムや水酸化カルシウム等のカル
シウム化合物を添加することにより、リン酸カルシウ
ム、過リン酸石灰等の沈殿物として分離回収していた
が、沈殿反応には過剰のカルシウムが必要であり、生成
した沈殿はスラリー状であり、ハンドリングが困難であ
るという問題があった。そのため、この多量のスラリー
状汚泥を肥料として再利用する際にも、ハンドリングが
困難であり、肥料としての価値も低いという問題点があ
った。本発明は、活性アルミナ脱離液中のリン酸イオン
を効率よく除去することができ、さらに、リン酸イオン
をハンドリングが容易な固体粒子として回収して高品質
の化成肥料として有効利用できる活性アルミナ脱離液中
のリン処理方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な課題を解決するために鋭意検討の結果、活性アルミナ
脱離液を汚泥処理返流水と混合してマグネシウム化合物
を添加し、さらにpHを7.5以上10以下に調整して
撹拌混合することにより、前記脱離液中のリン酸イオン
をリン酸マグネシウムアンモニウムの固体粒子として回
収して除去することができ、さらに、回収された固体粒
子は高品質の化成肥料として有効利用できるという事実
を見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明は、下
水2次処理水を活性アルミナの充填層に供給して下水2
次処理水中のリン酸イオンを吸着除去し、次いで、酸性
溶液あるいはアルカリ性溶液によって活性アルミナに吸
着したリン酸を脱離させた際に生じる活性アルミナ脱離
液中のリン処理方法において、前記脱離液を汚泥処理返
流水と混合して〔NH4 + 〕/〔PO4 3- 〕が1以上と
なるようにするとともに、〔Mg2+〕/〔PO4 3- 〕が
1以上となるようにマグネシウム化合物を添加し、pH
を7.5以上10以下に調整して撹拌混合することによ
り、前記脱離液中のリン酸イオンをリン酸マグネシウム
アンモニウムの固体粒子として回収して除去することを
特徴とする活性アルミナ脱離液中のリン処理方法を要旨
とするものである。
な課題を解決するために鋭意検討の結果、活性アルミナ
脱離液を汚泥処理返流水と混合してマグネシウム化合物
を添加し、さらにpHを7.5以上10以下に調整して
撹拌混合することにより、前記脱離液中のリン酸イオン
をリン酸マグネシウムアンモニウムの固体粒子として回
収して除去することができ、さらに、回収された固体粒
子は高品質の化成肥料として有効利用できるという事実
を見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明は、下
水2次処理水を活性アルミナの充填層に供給して下水2
次処理水中のリン酸イオンを吸着除去し、次いで、酸性
溶液あるいはアルカリ性溶液によって活性アルミナに吸
着したリン酸を脱離させた際に生じる活性アルミナ脱離
液中のリン処理方法において、前記脱離液を汚泥処理返
流水と混合して〔NH4 + 〕/〔PO4 3- 〕が1以上と
なるようにするとともに、〔Mg2+〕/〔PO4 3- 〕が
1以上となるようにマグネシウム化合物を添加し、pH
を7.5以上10以下に調整して撹拌混合することによ
り、前記脱離液中のリン酸イオンをリン酸マグネシウム
アンモニウムの固体粒子として回収して除去することを
特徴とする活性アルミナ脱離液中のリン処理方法を要旨
とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
を具体的に説明する。図1は、本発明の活性アルミナ脱
離液中のリン処理方法の一例を示す概略図である。図1
において、下水2次処理水1は活性アルミナ充填層3に
上向流又は下向流で空間速度(流量/吸着剤充填体積)
を1〜20(1/h)で供給される。そして、下水2次
処理水1中のリン酸イオンは活性アルミナ充填層3に吸
着され、リン酸イオンが除去された活性アルミナ吸着処
理水2が得られる。活性アルミナ充填層3に用いられる
吸着剤としては、Al2 O3 の含有率60〜90%、粒
子径が0.5〜5mm程度の市販品を用いることができ
る。吸着剤の市販品として、例えば、ネオビードDやネ
オビードDS−5(水澤化学工業社製)等があげられ
る。
を具体的に説明する。図1は、本発明の活性アルミナ脱
離液中のリン処理方法の一例を示す概略図である。図1
において、下水2次処理水1は活性アルミナ充填層3に
上向流又は下向流で空間速度(流量/吸着剤充填体積)
を1〜20(1/h)で供給される。そして、下水2次
処理水1中のリン酸イオンは活性アルミナ充填層3に吸
着され、リン酸イオンが除去された活性アルミナ吸着処
理水2が得られる。活性アルミナ充填層3に用いられる
吸着剤としては、Al2 O3 の含有率60〜90%、粒
子径が0.5〜5mm程度の市販品を用いることができ
る。吸着剤の市販品として、例えば、ネオビードDやネ
オビードDS−5(水澤化学工業社製)等があげられ
る。
【0007】活性アルミナの吸着能を維持するために
は、充填体積の100〜3000倍程度の通水で、リン
酸の脱離操作が必要となる。活性アルミナに吸着したリ
ン酸を脱離させるためには、pH1以下の酸性溶液又は
pH9以上のアルカリ性溶液4を供給することが必要で
あるが、使用量及び吸着剤への影響を考慮すると、アル
カリ性溶液4を用いる方が好ましい。0.01規定以
上、充填層体積の1〜500倍程度のアルカリ性溶液4
を上向流又は下向流で供給することにより、活性アルミ
ナ充填層3に吸着したリン酸がほとんど脱離され、リン
酸が脱離した脱離液5のpHは11〜13、リン酸態リ
ン濃度は100〜5000mg/リットルと高濃度を示
す。
は、充填体積の100〜3000倍程度の通水で、リン
酸の脱離操作が必要となる。活性アルミナに吸着したリ
ン酸を脱離させるためには、pH1以下の酸性溶液又は
pH9以上のアルカリ性溶液4を供給することが必要で
あるが、使用量及び吸着剤への影響を考慮すると、アル
カリ性溶液4を用いる方が好ましい。0.01規定以
上、充填層体積の1〜500倍程度のアルカリ性溶液4
を上向流又は下向流で供給することにより、活性アルミ
ナ充填層3に吸着したリン酸がほとんど脱離され、リン
酸が脱離した脱離液5のpHは11〜13、リン酸態リ
ン濃度は100〜5000mg/リットルと高濃度を示
す。
【0008】このリン酸が脱離した脱離液5は脱離液貯
槽6を経て汚泥処理返流水7と混合される。このとき、
〔NH4 + 〕/〔PO4 3- 〕が1以上となるように混合
されることが必要であり、〔NH4 + 〕/〔PO4 3- 〕
が1以上10以下となるように混合されることが好まし
い。ここで、汚泥処理返流水7とは、嫌気性消化処理を
行う汚泥処理系から水処理系へ返送される返送水のこと
をいう。脱離液5を汚泥処理返流水7と混合して後段の
造粒脱リン塔8に供給することにより、NH4 源だけを
別に添加するという必要がなくなり,汚泥処理返流水7
中のリン負荷も同時に軽減することができる。
槽6を経て汚泥処理返流水7と混合される。このとき、
〔NH4 + 〕/〔PO4 3- 〕が1以上となるように混合
されることが必要であり、〔NH4 + 〕/〔PO4 3- 〕
が1以上10以下となるように混合されることが好まし
い。ここで、汚泥処理返流水7とは、嫌気性消化処理を
行う汚泥処理系から水処理系へ返送される返送水のこと
をいう。脱離液5を汚泥処理返流水7と混合して後段の
造粒脱リン塔8に供給することにより、NH4 源だけを
別に添加するという必要がなくなり,汚泥処理返流水7
中のリン負荷も同時に軽減することができる。
【0009】そして、造粒脱リン塔8での滞留時間が1
0分以上となるように、汚泥処理返流水7と混合された
脱離液5が造粒脱リン塔8に一定供給され、マグネシウ
ム化合物9が添加される。ここで、マグネシウム化合物
9は、〔Mg2+〕/〔PO4 3- 〕が1以上となるように
添加されることが必要であり、〔Mg2+〕/〔P
O4 3- 〕が1以上2以下となるように添加されることが
好ましい。用いられるマグネシウム化合物9としては、
特に限定されるものではないが、水酸化マグネシウム溶
液や塩化マグネシウム溶液を用いることが好ましい。
0分以上となるように、汚泥処理返流水7と混合された
脱離液5が造粒脱リン塔8に一定供給され、マグネシウ
ム化合物9が添加される。ここで、マグネシウム化合物
9は、〔Mg2+〕/〔PO4 3- 〕が1以上となるように
添加されることが必要であり、〔Mg2+〕/〔P
O4 3- 〕が1以上2以下となるように添加されることが
好ましい。用いられるマグネシウム化合物9としては、
特に限定されるものではないが、水酸化マグネシウム溶
液や塩化マグネシウム溶液を用いることが好ましい。
【0010】さらに、造粒脱リン塔8内部でのpHを
7.5以上10以下に調整することが必要であり、より
好ましくは,pH8以上9.5以下である。pHが10
以上を示す場合には、酸性溶液10を添加し、pH10
以下となるように調整する。酸性溶液10としては、特
に限定されるものではないが、塩酸が好ましく用いられ
る。
7.5以上10以下に調整することが必要であり、より
好ましくは,pH8以上9.5以下である。pHが10
以上を示す場合には、酸性溶液10を添加し、pH10
以下となるように調整する。酸性溶液10としては、特
に限定されるものではないが、塩酸が好ましく用いられ
る。
【0011】造粒脱リン塔8の内部は常時撹拌混合する
ことが必要である。撹拌方法としては、撹拌翼により機
械的に撹拌してもよいが、所要動力、維持管理性の面か
ら、撹拌用空気12を造粒脱リン塔8の底部より供給
し、撹拌することが好ましい。生成したリン酸マグネシ
ウムアンモニウムの固体粒子13は、造粒脱リン塔8の
底部より1〜2週間の間隔で引き抜かれ、化成肥料とし
て有効利用される。脱離液5中のリン酸イオンが除去さ
れた処理水11は造粒脱リン塔8上部より溢流する。こ
のようにして、活性アルミナ脱離液5中のリン酸イオン
の80%以上を除去することができる。
ことが必要である。撹拌方法としては、撹拌翼により機
械的に撹拌してもよいが、所要動力、維持管理性の面か
ら、撹拌用空気12を造粒脱リン塔8の底部より供給
し、撹拌することが好ましい。生成したリン酸マグネシ
ウムアンモニウムの固体粒子13は、造粒脱リン塔8の
底部より1〜2週間の間隔で引き抜かれ、化成肥料とし
て有効利用される。脱離液5中のリン酸イオンが除去さ
れた処理水11は造粒脱リン塔8上部より溢流する。こ
のようにして、活性アルミナ脱離液5中のリン酸イオン
の80%以上を除去することができる。
【0012】図2は、本発明の活性アルミナ脱離液中の
リン処理方法を組み込んだ下水処理プロセスの一例を示
す概略図である。流入下水14は、まず、最初沈殿池1
5に流入して固液分離された後、活性汚泥処理槽16で
活性汚泥処理されて最終沈殿池17に流入する。そし
て、この上澄水である下水二次処理水1は活性アルミナ
充填層3に供給され、下水2次処理水1中のリン酸イオ
ンが活性アルミナに吸着除去される。リン酸イオンが除
去された活性アルミナ吸着処理水2は活性アルミナ充填
層3より放流され、活性アルミナに吸着したリン酸を脱
離させるために、アルカリ性溶液4を活性アルミナ充填
層3に供給する。
リン処理方法を組み込んだ下水処理プロセスの一例を示
す概略図である。流入下水14は、まず、最初沈殿池1
5に流入して固液分離された後、活性汚泥処理槽16で
活性汚泥処理されて最終沈殿池17に流入する。そし
て、この上澄水である下水二次処理水1は活性アルミナ
充填層3に供給され、下水2次処理水1中のリン酸イオ
ンが活性アルミナに吸着除去される。リン酸イオンが除
去された活性アルミナ吸着処理水2は活性アルミナ充填
層3より放流され、活性アルミナに吸着したリン酸を脱
離させるために、アルカリ性溶液4を活性アルミナ充填
層3に供給する。
【0013】一方、最終沈殿池17で沈殿した汚泥の一
部は、返送汚泥20として活性汚泥処理槽16に返送さ
れ、残りの汚泥21は嫌気性消化槽18を経て、脱水機
19にて脱水され、ここで、汚泥処理返流水7と脱水ケ
ーキ22とに分離される。そして、前記の脱離操作によ
りリン酸が脱離した脱離液5は汚泥処理返流水7と混合
されて、造粒脱リン塔8に供給される。ここで、マグネ
シウム化合物9を添加し、pH調整をして攪拌混合する
ことにより、脱離液5中のリン酸イオンがリン酸マグネ
シウムアンモニウムの固体粒子13として回収され、リ
ン酸イオンが除去された造粒脱リン処理水11は最初沈
殿池15に返送される。
部は、返送汚泥20として活性汚泥処理槽16に返送さ
れ、残りの汚泥21は嫌気性消化槽18を経て、脱水機
19にて脱水され、ここで、汚泥処理返流水7と脱水ケ
ーキ22とに分離される。そして、前記の脱離操作によ
りリン酸が脱離した脱離液5は汚泥処理返流水7と混合
されて、造粒脱リン塔8に供給される。ここで、マグネ
シウム化合物9を添加し、pH調整をして攪拌混合する
ことにより、脱離液5中のリン酸イオンがリン酸マグネ
シウムアンモニウムの固体粒子13として回収され、リ
ン酸イオンが除去された造粒脱リン処理水11は最初沈
殿池15に返送される。
【0014】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例によって具
体的に説明する。 実施例1 直径32mm、長さ450mmのガラス製カラムに、活
性アルミナとしてネオビードD(Al2 O3 80.57
%、粒度4〜5メッシュ91.0%、水澤化学工業社
製)を吸着材層が400mmとなるように充填し、この
充填層にリン酸態リン濃度が1.5mg/リットルの都
市下水2次処理水を空間速度5(1/h)で通水して処
理したところ、活性アルミナ充填体積の3000倍の通
水まで、処理水のリン酸態リン濃度は0.5mg/リッ
トル以下に維持された。脱離操作として、充填層体積の
3倍量の1N水酸化ナトリウム溶液を活性アルミナ充填
層に添加し循環させることにより、活性アルミナに吸着
したリンの約90%が脱離され、リン酸態リン濃度90
0mg/リットル 、pH13の脱離液が生成した。
体的に説明する。 実施例1 直径32mm、長さ450mmのガラス製カラムに、活
性アルミナとしてネオビードD(Al2 O3 80.57
%、粒度4〜5メッシュ91.0%、水澤化学工業社
製)を吸着材層が400mmとなるように充填し、この
充填層にリン酸態リン濃度が1.5mg/リットルの都
市下水2次処理水を空間速度5(1/h)で通水して処
理したところ、活性アルミナ充填体積の3000倍の通
水まで、処理水のリン酸態リン濃度は0.5mg/リッ
トル以下に維持された。脱離操作として、充填層体積の
3倍量の1N水酸化ナトリウム溶液を活性アルミナ充填
層に添加し循環させることにより、活性アルミナに吸着
したリンの約90%が脱離され、リン酸態リン濃度90
0mg/リットル 、pH13の脱離液が生成した。
【0015】この脱離液を嫌気性消化汚泥脱水ろ液(ア
ンモニア態窒素濃度400mg/リットル、pH7.
5、リン酸態リン濃度100mg/リットル)と〔NH
4 + 〕/〔PO4 3- 〕=1となるように混合して造粒脱
リン塔に導入し、ここで、35%水酸化マグネシウムを
〔Mg2+〕/〔PO4 3- 〕=1となるように添加すると
ともに、1N塩酸でpHを9.5に調整した。撹拌混合
しながら、20分間反応させることにより、脱離液中の
リン酸イオンは80%以上除去され、沈降性の良いリン
酸マグネシウムアンモニウムの固体粒子が生成した。
ンモニア態窒素濃度400mg/リットル、pH7.
5、リン酸態リン濃度100mg/リットル)と〔NH
4 + 〕/〔PO4 3- 〕=1となるように混合して造粒脱
リン塔に導入し、ここで、35%水酸化マグネシウムを
〔Mg2+〕/〔PO4 3- 〕=1となるように添加すると
ともに、1N塩酸でpHを9.5に調整した。撹拌混合
しながら、20分間反応させることにより、脱離液中の
リン酸イオンは80%以上除去され、沈降性の良いリン
酸マグネシウムアンモニウムの固体粒子が生成した。
【0016】比較例1 実施例1と同様にして得られた活性アルミナ脱離液に、
1N塩酸を添加してpHを10に調整し、2Mの塩化カ
ルシウム溶液を〔Ca2+〕/〔PO4 3- 〕=3となるよ
うに添加した。実施例1と同様に脱離液中のリン酸イオ
ンは80%以上除去されたが、非常に沈降性の悪いCa
2 (OH)PO4 と炭酸カルシウムのスラリー状汚泥が
多量に発生した。
1N塩酸を添加してpHを10に調整し、2Mの塩化カ
ルシウム溶液を〔Ca2+〕/〔PO4 3- 〕=3となるよ
うに添加した。実施例1と同様に脱離液中のリン酸イオ
ンは80%以上除去されたが、非常に沈降性の悪いCa
2 (OH)PO4 と炭酸カルシウムのスラリー状汚泥が
多量に発生した。
【0017】
【発明の効果】本発明においては、活性アルミナ脱離液
中のリン酸イオンを効率よく除去することができ、さら
に除去されたリン酸イオンはリン酸マグネシウムアンモ
ニウムの固体粒子として回収され、高品質の化成肥料と
して有効利用することができる。また、本発明において
は、活性アルミナ脱離液を汚泥処理返流水と混合して造
粒脱リン処理を行うため、NH4 源だけを別に添加する
という必要もなく、汚泥処理返流水中のリン負荷も同時
に軽減することが可能となる。
中のリン酸イオンを効率よく除去することができ、さら
に除去されたリン酸イオンはリン酸マグネシウムアンモ
ニウムの固体粒子として回収され、高品質の化成肥料と
して有効利用することができる。また、本発明において
は、活性アルミナ脱離液を汚泥処理返流水と混合して造
粒脱リン処理を行うため、NH4 源だけを別に添加する
という必要もなく、汚泥処理返流水中のリン負荷も同時
に軽減することが可能となる。
【図1】本発明の活性アルミナ脱離液中のリン処理方法
の一例を示す概略図である。
の一例を示す概略図である。
【図2】本発明の活性アルミナ脱離液中のリン処理方法
を組み込んだ下水処理プロセスの一例を示す概略図であ
る。
を組み込んだ下水処理プロセスの一例を示す概略図であ
る。
1 下水2次処理水 2 活性アルミナ吸着処理水 3 活性アルミナ充填層 4 アルカリ性溶液 5 脱離液 6 脱離液貯槽 7 汚泥処理返流水 8 造粒脱リン塔 9 マグネシウム化合物 10 酸性溶液 11 造粒脱リン処理水 12 攪拌用空気 13 リン酸マグネシウムアンモニウム固体粒子
Claims (1)
- 【請求項1】 下水2次処理水を活性アルミナの充填層
に供給して下水2次処理水中のリン酸イオンを吸着除去
し、次いで、酸性溶液あるいはアルカリ性溶液によって
活性アルミナに吸着したリン酸を脱離させた際に生じる
活性アルミナ脱離液中のリン処理方法において、前記脱
離液を汚泥処理返流水と混合して〔NH4 + 〕/〔PO
4 3- 〕が1以上となるようにするとともに、〔Mg2+〕
/〔PO4 3- 〕が1以上となるようにマグネシウム化合
物を添加し、pHを7.5以上10以下に調整して撹拌
混合することにより、前記脱離液中のリン酸イオンをリ
ン酸マグネシウムアンモニウムの固体粒子として回収し
て除去することを特徴とする活性アルミナ脱離液中のリ
ン処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25074495A JPH0985263A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 活性アルミナ脱離液中のリン処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25074495A JPH0985263A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 活性アルミナ脱離液中のリン処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0985263A true JPH0985263A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17212399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25074495A Pending JPH0985263A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 活性アルミナ脱離液中のリン処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0985263A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000334472A (ja) * | 1999-05-26 | 2000-12-05 | Kurita Water Ind Ltd | 排水の処理方法 |
| JP2008183562A (ja) * | 2008-05-02 | 2008-08-14 | Kurita Water Ind Ltd | 脱リン装置 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP25074495A patent/JPH0985263A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000334472A (ja) * | 1999-05-26 | 2000-12-05 | Kurita Water Ind Ltd | 排水の処理方法 |
| JP2008183562A (ja) * | 2008-05-02 | 2008-08-14 | Kurita Water Ind Ltd | 脱リン装置 |
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