JPH0985776A - 合成樹脂成形品およびその製造方法 - Google Patents

合成樹脂成形品およびその製造方法

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JPH0985776A
JPH0985776A JP7244025A JP24402595A JPH0985776A JP H0985776 A JPH0985776 A JP H0985776A JP 7244025 A JP7244025 A JP 7244025A JP 24402595 A JP24402595 A JP 24402595A JP H0985776 A JPH0985776 A JP H0985776A
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JP
Japan
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synthetic resin
metal substrate
resin molded
molded product
mold
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JP7244025A
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English (en)
Inventor
Masanori Onishi
正徳 大西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機器や装置のコスト低減および品質向上を図る
ことができる合成樹脂成形品およびその製造方法を提供
する。 【解決手段】突起8aおよび凹部8を有する金属基板1
をインサートした金型20により成形された合成樹脂成
形品2であって、金属基板1の突起8aまたは凹部8に
対して分離可能に突起8aまたは凹部8を含む面および
金型20の成形面26により成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テープレコー
ダ、ビデオテープレコーダおよびCDチェンジャローデ
ィング機構などの機器や装置において、金属基板の上に
取り付けられる機能部品の合成樹脂成形品およびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、民生機器やその装置(メカニズ
ム)は、モータ駆動によるオートマチック化および小型
化が進んでいる。これらの民生機器に使用される増減速
機構、変換機構などの機能部品(ギア、プーリ、レバ
ー)は、それぞれに金型を製作し、それによって成形加
工され、組立現場に単品毎に供給され、人手またはロボ
ットによって組み付けられていた。
【0003】図8は、従来の機器や装置の部品加工およ
び部品の組立作業の流れを示す概念図である。流れ
(A)は金型50aによりギヤ51aを成形し、流れ
(B)は金型50bによりレバー51bを成形し、流れ
(C)は金型50cにより基板51cを成形し、それぞ
れ個別に計数、梱包、搬送された後、組付けられて機器
52が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の機器や装置の部品加工および組立作業にお
いては、下記のようにコスト高になる要因が数多く存在
していた。すなわち、 (1)部品数だけ金型および成形機が必要となり、部品
コストが高くつく。 (2)部品コストを安くするため、多数個取りが通常行
なわれることにより、型番別の組み合せによる部品精度
のばらつきの発生を招き、機器の品質低下を招く。 (3)成形加工後も各部品毎に「計数」、「梱包」、
「搬送」、「開梱」など管理および物流等においていわ
ゆる付加価値を生まない無駄な作業が発生している。 (4)機器に組み付ける場合、近年の人件費の高騰によ
り人手による作業は非常に高くつく。またロボットを使
用した自動組立では、ロボットのハンドで掴めるように
するための「整列」といわれる部品供給装置が必須とな
り、これは部品毎の「専用装置」であり製作に多額の費
用がかかるとともに、後の機種への「転用」が効かない
ため割高になっている。
【0005】この発明は、上記従来の問題点に鑑み、機
器や装置のコスト低減および品質向上を図ることができ
る合成樹脂成形品およびその製造方法を提供することを
目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の合成樹脂成形
品は、突起および凹部の少なくとも一方を有する金属基
板をインサートした金型により成形された合成樹脂成形
品であって、金属基板の突起または凹部に対して分離可
能に突起または凹部を含む面および金型の成形面により
成形されたものである。
【0007】請求項1の合成樹脂成形品によれば、単独
の金属基板上に、または機器や装置の金属基板ないし複
合成形基板の剰余部分上に、金型によりギヤ、プーリお
よびレバー等の複数の機能部品を同時に形成することが
できる。このため、 (1)金型面数および成形機数は僅かですみ、コストを
安くできる。 (2)各部品毎の金型の製品の彫り込み部であるキャビ
ティは各々1個づつであり、型番の組み合せによる部品
精度のばらつきは発生せず機器の品質が安定する。
【0008】(3)部品毎の「計数」、「梱包」、「搬
送」および「開梱」がなくなり、管理および物流などの
無駄な作業を大巾に少なくできる。 (4)部品加工費、物流管理費および組み付け費を大巾
に低減することができ、金型の多数個取りによる型番別
の組み合せがなくなるため機器の品質も安定する。
【0009】請求項2の合成樹脂成形品の製造方法は、
突起および凹部の少なくとも一方を設けた金属基板を、
突起および凹部が射出成形金型のキャビティ内に位置す
るように射出成形金型にインサートし、キャビティ内の
残部および突起または凹部の表面に合成樹脂を射出充填
するものであって、突起および凹部の少なくとも一方
は、成形後において射出成形金型を型開きした際に、成
形された合成樹脂成形品が金属基板の突起または凹部に
仮固定されるように突起または凹部が形成されているも
のである。
【0010】請求項2の合成樹脂成形品の製造方法によ
れば、成形離型後も合成樹脂成形品は金属基板の突起ま
たは凹部から離脱することなく定位置に仮固定されてい
るため、整列作業が不必要となりロボットによる作業が
極めて容易となる。請求項3の合成樹脂成形品の製造方
法は、請求項2において、金属基板の突起の側面を、プ
レス加工により金属基板の表面に対してほぼ垂直に形成
したものである。
【0011】請求項3の合成樹脂成形品の製造方法によ
れば、請求項2の効果のほか、合成樹脂成形品の成形後
の成形収縮により合成樹脂成形品が突起の側面に密着し
て仮固定されているため、合成樹脂成形品により金属基
板の突起をたとえば抱きかかえるように固定する場合と
比較して、人手またはロボットのハンドで簡単に合成樹
脂成形品を金属基板上から取り出すことができる。
【0012】請求項4の合成樹脂成形品の製造方法は、
請求項2において、金属基板の凹部をプレス加工により
形成し、凹部の側面において、金属基板の表面に対して
ほぼ垂直でしかも成形収縮中心からの法線を含む面に対
して凹み面を有するものである。請求項4の合成樹脂成
形品の製造方法によれば、請求項2の効果のほか、請求
項3と同効果がある。
【0013】請求項5の合成樹脂成形品の製造方法は、
請求項2、請求項3または請求項4において、金属基板
に樹脂注入用小孔を設けたものである。請求項5の合成
樹脂成形品の製造方法によれば、請求項2、請求項3ま
たは請求項4の効果のほか、金属基板上に合成樹脂成形
品を成形することが容易になる。
【0014】請求項6の合成樹脂成形品の製造方法は、
請求項5において、樹脂注入用小孔を先端側が細くなる
テーパ形状および段付き形状の一方にしたものである。
請求項6の合成樹脂成形品の製造方法によれば、請求項
5の効果のほか、金型の開き時に樹脂注入用小孔の樹脂
が合成樹脂成形品側に残らなくなるので、除去作業が不
要になる。
【0015】請求項7の合成樹脂成形品は、開孔を少な
くとも一個有する金属基板をインサートした金型により
成形された合成樹脂成形品であって、前記金属基板の前
記開孔に対して分離可能に前記開孔を含む面および金型
の成形面により成形したものである。請求項7の合成樹
脂成形品によれば、金属基板の開孔に進入するような合
成樹脂成形品を形成するので、請求項1と同効果があ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態の合成樹脂成形品およびその製造方法について、図1
ないし図3を参照しながら詳細に説明する。図1はこの
発明の第1の実施の形態における金属基板上に形成され
る合成樹脂成形品であるギアの成形前の金型の断面図を
示すものである。図1において、1は金属基板、2aは
キャビティ、3は射出成形用の金型20の上型、4は金
型20の下型、5はランナ、6は金属基板1に形成され
たゲートである樹脂注入用小孔、7は型開き時に用いる
突き出し用エジェクターピン、8は金属基板1のプレス
加工による半抜き法絞り法により形成されたリング状の
凹部、8aはその凹部8によってその内側に形成された
突起、8bは金属基板1の表面に垂直な突起8aの周囲
の側面、8′は金属基板1の凹部8と反対側に形成され
た凸部である。
【0017】図2において、2は金属基板1および金型
20により成形された合成樹脂成形品である。すなわ
ち、合成樹脂成形品2は、凹部8により形成された突起
8aを有する金属基板1をインサートした金型20によ
り成形された合成樹脂成形品であって、金属基板1の凹
部8および突起8aに対して分離可能に突起8aおよび
凹部8を含む面および金型20の成形面26により成形
されている。
【0018】実施の形態では、金属基板1は上型3と下
型4により挟持されている。キャビティ2aは金属基板
1の片面の一部と下型4に形成された成形面26により
形成されている。成形面26はギヤの表面形状を形成す
るように彫り込み形成されている。樹脂注入用小孔6の
先端がキャビティ2a内に向き、凹部8がキャビティ2
a内に形成されている。またランナ5は上型3に形成さ
れ、樹脂注入用小孔6に連通している。この樹脂注入用
小孔6は先端が細くなる段付き形状に形成して、合成樹
脂成形品2側に樹脂注入用小孔6の樹脂が残らないよう
にしている。また凹部8は前記したようにプレス加工に
よる半抜き法絞り法によりリング状に形成され、これに
よりその内側に突起8aを形成し、その側面を金属基板
1の表面に対してほぼ垂直に形成し、また金属基板1の
凹部8と反対側に突部8′を形成している。
【0019】この合成樹脂成形品の製造方法は、突起8
aおよび凹部8を設けた金属基板1を、突起8aおよび
凹部8が金型20のキャビティ2a内に位置するように
金型20にインサートし、キャビティ2a内の残部、突
起8aおよび凹部8の表面に合成樹脂を射出充填させる
ものである。突起8aは、成形後において射出成形金型
20を型開きした際に、成形された合成樹脂成形品2が
金属基板1の突起8aに仮固定されるように形成されて
いる。具体的には前記したように凹部8をプレス加工に
よる半抜き法絞り法によりリング状に形成することによ
り、その内側に突起8aを形成してその側面8bを金属
基板1の表面に対してほぼ垂直に形成し、これにより合
成樹脂成形品2の成形後の成形収縮により側面8bに樹
脂が密着して仮固定される。
【0020】実施の形態では、キャビティ2a内に図示
しない射出成形機より、溶融した合成樹脂がスプル(図
示せず)に射出し、ランナ5および樹脂注入用小孔6を
通して充填され、冷却固化し図2に示す合成樹脂成形品
2となる。離型は上型3が上昇し境界Aで分離され、樹
脂は樹脂注入用小孔6で切断される。つぎに合成樹脂成
形品2を下型3から境界Bで分離させるために突き出し
用エジェクターピン7を上方向に押し上げ、これにより
分離が完了する。
【0021】このようにして、金属基板1および合成樹
脂成形品2であるギアが、金型20から取り出される
が、合成樹脂成形品2は成形収縮中心Cに収縮するた
め、金属基板1上に形成された凹部8の内側の突起8a
の側面8bに収縮による挟み付け力が作用して保持され
ているため、外力を加えない限り金属基板1上に仮固定
されている。
【0022】図3は、この実施の形態の機器や装置の部
品加工および組立作業の流れの概念図を示すものであ
り、(a)は金型20に所定の機器の金属基板1をイン
サートして合成樹脂成形品2を成形する上型3と下型4
を示す。(b)は機器に用いる合成樹脂成形品2の金属
基板1上の取付位置9,10とは異なる金属基板1上の
位置に合成樹脂成形品2であるギヤ2cおよびレバー2
dを成形加工し、金属基板1とともに取り出した状態で
ある。(c)は金属基板1の全体を梱包包装する工程を
示し、(d)はロボット15によりギヤ2cを取付位置
10に取付け、レバー2dを取付位置9に取付ける組立
作業を示している。
【0023】この実施の形態によれば、機器や装置の金
属基板1の剰余部分上に、金型20によりギヤ、プーリ
およびレバー等の複数の機能部品である合成樹脂成形品
2を同時に形成することができる。このため、金型面数
および成形機数は僅かですみ、コストを安くできる。ま
た各部品毎の金型の製品の彫り込み部であるキャビティ
は各々1個づつであり、型番の組み合せによる部品精度
のばらつきは発生せず機器の品質が安定する。さらに部
品毎の「計数」、「梱包」、「搬送」および「開梱」が
なくなり、管理および物流などの無駄な作業を大巾に少
なくできる。また部品加工費、物流管理費および組み付
け費を大巾に低減することができ、金型の多数個取りに
よる型番別の組み合せがなくなるため機器の品質も安定
する。
【0024】また成形後において射出成形金型20を型
開きした際に、成形された合成樹脂成形品2が金属基板
1の突起8bに仮固定されるため、成形離型後も合成樹
脂成形品2は金属基板11の突起8bおよび凹部8から
離脱することなく定位置に仮固定されている。また合成
樹脂成形品2は常に金属基板1上に仮固定されて定位置
にあるため、整列作業が不必要となりロボットによる作
業が極めて容易となる。
【0025】さらに金属基板1の突起8aの側面8b
を、プレス加工により金属基板1の表面に対してほぼ垂
直に形成したため、合成樹脂成形品の成形後の成形収縮
により合成樹脂成形品が突起の側面に密着して仮固定さ
れるため、合成樹脂成形品2により金属基板1の突起8
aをたとえば抱きかかえるように固定する場合と比較し
て、人手またはロボットのハンドで簡単に合成樹脂成形
品2を金属基板1上から取り出すことができる。
【0026】また金属基板1に樹脂注入用小孔6を形成
したため、金属基板1上に合成樹脂成形品2を成形する
ことが容易になる。さらに樹脂注入用小孔6を先端側が
細くなる段付き形状にしたため、金型20の開き時に樹
脂注入用小孔6の樹脂が合成樹脂成形品側に残らなくな
るので、除去作業が不要になる。
【0027】この発明の第2の実施の形態を図4および
図5に示す。すなわち、この合成樹脂成形品は、開孔1
2を少なくとも一個有する金属基板1をインサートした
金型20により成形されたものであって、金属基板1の
開孔12に対して分離可能に開孔12を含む面および金
型20の成形面により成形したものである。この合成樹
脂成形品の製造方法は、金属基板1に開孔12を形成
し、射出成形金型20のキャビティ2内に開孔12が位
置するようにキャビティ2a内の一部に金属基板1をイ
ンサートし、キャビティ2a内の残部および開孔12に
合成樹脂を射出充填させてギヤを一例とする合成樹脂成
形品2を成形している。
【0028】実施の形態において、金属基板1は上型3
と下型4の間に挾持し、上型3に形成したランナ5およ
びゲート16を通して合成樹脂を上型3および下型4に
彫り込まれたキャビティ2aに充填し、冷却固化させ合
成樹脂成形品を形成させる。離型分離の手順は第1の実
施の形態と同手順なので説明を省略する。ここでも、合
成樹脂成形品2は成形収縮中心Cに収縮するが、金属基
板11に設けた開孔12のみでは、収縮による挟み付け
力は発生せず、仮固定できないため、図4および図5に
示すように金属基板11の開孔12の内周縁に複数の凹
部18を設け、金属基板11と合成樹脂成形品2が分離
することを防ぐように軽く仮固定され、これにより金型
20から取出し後において分離可能としている。
【0029】その他は第1の実施の形態と同様である。
この発明の第3の実施の形態を図6および図7に示す。
すなわち、この合成樹脂成形品の製造方法は、第1の実
施の形態において、凹部8に代えて、金属基板1の凹部
23をプレス加工により形成し、この凹部23の側面に
おいて、金属基板1の表面に対してほぼ垂直でしかも成
形収縮中心Cからの法線aを含む面に対して凹み面25
を設けたものである。実施の形態では法線aに対してて
角度αだけ傾斜した平面に形成している。凹部23は合
成樹脂成形品2のこのように形成された金属基板1にキ
ャビティ2a内に形成されている。
【0030】溶融した合成樹脂は、金属基板21上に開
けられたゲートである樹脂注入用小孔6を通して注入さ
れる。この場合の、樹脂注入用小孔6は先端が細くなる
テーパ形状に整形し、離型時に合成樹脂成形品22側に
ゲート残りすなわち樹脂注入部の残りが生じないように
工夫している。合成樹脂成形品22は成形収縮中心Cに
収縮するための金属基板1に設けた凹部23のみでは収
縮による挟み付け力は発生しないため、合成樹脂成形品
22は金属基板1上に仮固定できない。そのため図6に
示すように成形収縮は成形収縮中心Cからの法線aに沿
って発生するため、法線aに対して凹部23の一部にα
°だけ凹み面となるように一側面25にアンダカット部
を設けておくと成形収縮時に合成樹脂成形品2による金
属基板1への挟み付け力が発生し、仮固定が可能とな
る。
【0031】その他は第1の実施の形態と同様である。
なお、前記実施の形態では金属基板1に突起および凹部
の一方ないし両方を形成したが、少なくともいずれか一
方のみ形成されればよい。また合成樹脂成形品2は機器
に取付ける金属基板1に取付けたが、単独の金属基板
に、または複合成形基板の残余部分に合成樹脂成形品2
を成形してもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1の合成樹脂成形品によれば、単
独の金属基板上に、または機器や装置の金属基板ないし
複合成形基板の剰余部分上に、金型によりギヤ、プーリ
およびレバー等の複数の機能部品を同時に形成すること
ができる。このため、 (1)金型面数および成形機数は僅かですみ、コストを
安くできる。
【0033】(2)各部品毎の金型の製品の彫り込み部
であるキャビティは各々1個づつであり、型番の組み合
せによる部品精度のばらつきは発生せず機器の品質が安
定する。 (3)部品毎の「計数」、「梱包」、「搬送」および
「開梱」がなくなり、管理および物流などの無駄な作業
を大巾に少なくできる。
【0034】(4)部品加工費、物流管理費および組み
付け費を大巾に低減することができ、金型の多数個取り
による型番別の組み合せがなくなるため機器の品質も安
定する。請求項2の合成樹脂成形品の製造方法によれ
ば、突起および凹部の少なくとも一方を設けた金属基板
を、突起および凹部が射出成形金型のキャビティ内に位
置するように射出成形金型にインサートし、キャビティ
内の残部および突起または凹部の表面に合成樹脂を射出
充填するものであって、突起および凹部の少なくとも一
方は、成形後において射出成形金型を型開きした際に、
成形された合成樹脂成形品が金属基板の突起または凹部
に仮固定されるように突起または凹部が形成されている
ため、請求項1の効果のほか、成形離型後も合成樹脂成
形品は金属基板の突起または凹部から離脱することなく
定位置に仮固定されているため、整列作業が不必要とな
りロボットによる作業が極めて容易となる。
【0035】請求項3の合成樹脂成形品の製造方法によ
れば、請求項2において、金属基板の突起の側面を、プ
レス加工により金属基板の表面に対してほぼ垂直に形成
したため、請求項2の効果のほか、合成樹脂成形品の成
形後の成形収縮により合成樹脂成形品が突起の側面に密
着して仮固定されているため、合成樹脂成形品により金
属基板の突起をたとえば抱きかかえるように固定する場
合と比較して、人手またはロボットのハンドで簡単に合
成樹脂成形品を金属基板上から取り出すことができる。
【0036】請求項4の合成樹脂成形品の製造方法によ
れば、請求項2において、金属基板の凹部をプレス加工
により形成し、凹部の側面において、金属基板の表面に
対してほぼ垂直でしかも成形収縮中心からの法線を含む
面に対して凹み面を有するため、請求項2の効果のほ
か、請求項3と同効果がある。請求項5の合成樹脂成形
品の製造方法によれば、請求項2、請求項3または請求
項4において、金属基板に樹脂注入用小孔を設けたた
め、請求項2、請求項3または請求項4の効果のほか、
金属基板上に合成樹脂成形品を成形することが容易にな
る。
【0037】請求項6の合成樹脂成形品の製造方法によ
れば、請求項5において、樹脂注入用小孔を先端側が細
くなるテーパ形状および段付き形状の一方にしたため、
請求項5の効果のほか、金型の開き時に樹脂注入用小孔
の樹脂が合成樹脂成形品側に残らなくなるので、除去作
業が不要になる。請求項7の合成樹脂成形品によれば、
開孔を少なくとも一個有する金属基板をインサートした
金型により成形された合成樹脂成形品であって、前記金
属基板の前記開孔に対して分離可能に前記開孔を含む面
および金型の成形面により成形したため、金属基板の開
孔に進入するような合成樹脂成形品を形成するので、請
求項1と同効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態における金型の要
部断面図である。
【図2】金型から取り出された金属基板上に形成された
合成樹脂成形品の断面図である。
【図3】この合成樹脂成形品を用いた機器や装置の部品
加工および組立作業の流れの概念図である。
【図4】第2の実施の形態における金型の要部断面図で
ある。
【図5】その金型から取り出された金属基板上に形成さ
れた合成樹脂成形品の半平面図である。
【図6】第3の実施の形態の金属基板の凹部を示す底面
図である。
【図7】その合成樹脂成形品が成形された状態の要部断
面図である。
【図8】従来例の機器や装置の部品加工および組立作業
の流れの概念図である。
【符号の説明】
1 金属製基板 2 合成樹脂成形品 3 上型 4 下型 6 樹脂注入用小孔 8 凹部 8a 突起 20 射出成形金型 26 成形面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突起および凹部の少なくとも一方を有す
    る金属基板をインサートした金型により成形された合成
    樹脂成形品であって、前記金属基板の前記突起または前
    記凹部に対して分離可能に前記突起または前記凹部を含
    む面および金型の成形面により成形された合成樹脂成形
    品。
  2. 【請求項2】 突起および凹部の少なくとも一方を設け
    た金属基板を、前記突起および前記凹部が射出成形金型
    のキャビティ内に位置するように前記射出成形金型にイ
    ンサートし、前記キャビティ内の残部および前記突起ま
    たは前記凹部の表面に合成樹脂を射出充填する合成樹脂
    成形品の製造方法であって、 前記突起および凹部の少なくとも一方は、成形後におい
    て前記射出成形金型を型開きした際に、成形された合成
    樹脂成形品が前記金属基板の前記突起または前記凹部に
    仮固定されるように前記突起または前記凹部が形成され
    ている合成樹脂成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 金属基板の突起の側面を、プレス加工に
    より前記金属基板の表面に対してほぼ垂直に形成する請
    求項2記載の合成樹脂成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】 金属基板の凹部をプレス加工により形成
    し、前記凹部の側面において、前記金属基板の表面に対
    してほぼ垂直でしかも成形収縮中心からの法線を含む面
    に対して凹み面を有する請求項2記載の合成樹脂成形品
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 金属基板に樹脂注入用小孔を設ける請求
    項2、請求項3または請求項4記載の合成樹脂成形品の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 樹脂注入用小孔は先端側が細くなるテー
    パ形状および段付き形状の一方である請求項5記載の合
    成樹脂成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】 開孔を少なくとも一個有する金属基板を
    インサートした金型により成形された合成樹脂成形品で
    あって、前記金属基板の前記開孔に対して分離可能に前
    記開孔を含む面および金型の成形面により成形された合
    成樹脂成形品。
JP7244025A 1995-09-22 1995-09-22 合成樹脂成形品およびその製造方法 Pending JPH0985776A (ja)

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