JPH0985847A - 不均質表面特性を有する樹脂シート - Google Patents

不均質表面特性を有する樹脂シート

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JPH0985847A
JPH0985847A JP7272059A JP27205995A JPH0985847A JP H0985847 A JPH0985847 A JP H0985847A JP 7272059 A JP7272059 A JP 7272059A JP 27205995 A JP27205995 A JP 27205995A JP H0985847 A JPH0985847 A JP H0985847A
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JP
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resin
resin sheet
spiral
resins
die
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JP7272059A
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Yoshihiro Matsukura
義弘 松庫
Takahisa Kamiyama
隆久 上山
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Kureha Corp
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Kureha Corp
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    • B29C48/32Extrusion nozzles or dies with annular openings, e.g. for forming tubular articles
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不均質な表面特性を有する樹脂シートを与え
る。 【解決手段】 異なる表面特性を有する複数の樹脂が、
表面において、ストライプ状に規則的に繰り返し配列さ
れてなる樹脂シートを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不均質な表面特性
を持たせた樹脂シート(なお、本願明細書で「樹脂シー
ト」の語は、端面に比べて、本質的に大なる面積の、主
たる二表面を有する樹脂質成形体を意味するものであ
り、いわゆる「樹脂フィルム」をも包含し、特に厚さの
制限を意図するものではない。)に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂シートの表面特性は、当然のことな
がら、該シートを構成する樹脂の性質に主として支配さ
れる。樹脂シートの品質向上のため、あるいはその加工
性を向上するために表面処理を行って、表面特性を改質
することも知られている。このような表面処理の例とし
ては、プラスチックメッキの前処理としてのエッチン
グ、印刷の前処理としての火炎処理や放電処理、サティ
ナイジング、防曇処理などが知られている。しかしなが
ら、このような表面処理によらずに、樹脂シートの表面
特性を構成樹脂自体により改質できれば、それに越した
ことはない。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明は、異種樹脂の併用に
より、不均質な表面特性を有する樹脂シートを提供する
ことを主要な目的とする。
【0004】本発明者らは、複合樹脂シートの開発に向
けて鋭意研究した結果、既に、複数の異なる樹脂からな
り、主たる二表面を有し、該二表面に直交する少なくと
も一の断面において、前記複数の樹脂の層が前記二表面
に対し斜めに積層されてなることを特徴とする積層樹脂
成形体(平成6年特許願第251629号。以下、先願
という)ならびにスパイラルダイを用いるその効果的な
製造方法(平成6年特許願第251628号)を開発し
ている。
【0005】本発明者らは、更に研究した結果、上記の
構造の積層樹脂成形体(以下、「斜め積層体」というこ
とがある)において、表面特性の異なる複数の樹脂を用
いた場合には、それら複数の樹脂が本来持っている表面
特性をそのまま維持した状態でストライプ状に且つ規則
的な順序で表面に配列した樹脂シートが得られることを
見出した。
【0006】本発明の樹脂シートは、このような知見に
基づくものであり、より詳しくは異なる表面特性を有す
る複数の樹脂が該樹脂シートの表面においてストライプ
状に規則的に繰り返し配列されてなることを特徴とする
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しつ
つ、より具体的に説明する。
【0008】従来の、積層樹脂シートは、図1の
(a)、(b)、(c)にそれぞれ、概念的斜視図、軸
に平行する縦(MD)方向部分断面図、軸に直交する横
(TD)方向部分断面図により示すように、構成樹脂層
A、Bが一様に端部まで主たる二表面に平行に積層した
ものである。
【0009】これに対し、本発明の樹脂シートは、その
好ましい製造方法の一例に従いスパイラルダイを用いて
得られる、樹脂シート1の概念的斜視図、MD方向部分
断面図およびTD方向部分断面図を、それぞれ図2の
(a)、(b)、(c)に示すように、MD方向断面
は、各樹脂層A、Bが交互に主たる二表面1a、1bに
平行に積層した形態を示す(図2(b))が、TD方向
断面には、各樹脂層A、Bのそれぞれが、主たる二表面
1a、1bに到達するようにして交互に斜めに積層して
存在する。但し、個々の樹脂層A、Bが、樹脂シート1
の主たる二表面1a、1bとなす角度θ(゜)は、図2
(c)に誇張して表現されるほどには大きくなく、一般
に0゜を超え4゜以下の範囲、特に0.001゜〜0.
4゜の範囲である。なお、該角度θは、次の関係式によ
り表わすことができる(展開角(ω(゜))は後述す
る)。
【0010】tanθ=[樹脂シートの厚さ(mm)]
/[筒状の樹脂シートの円周の長さ(mm)×展開角
(ω)/360゜] 上記樹脂シートの積層構造は、基本的には、上記先願の
斜め積層体のそれと同じである。然しながら、本発明者
らが更に研究した結果、上記樹脂AおよびBとして表面
特性が異なる組合せを採用したときには、おそらくは図
2(d)に示すようにそれぞれの樹脂AおよびBが樹脂
シートの表面において個々にかなり明瞭に区別されたス
トライプ状領域を形成するためか、樹脂シートの主たる
二表面にそれぞれの樹脂AおよびBの表面特性が良好に
維持されたストライプ状領域が形成されていることが見
出されたのである。
【0011】従って、図1に示した、従来のA/B/A
積層体にあっては、樹脂Aのみの表面特性が得られるに
過ぎないが、本発明の樹脂シートにおいては、ストライ
プ状領域として交互に配列した樹脂領域AおよびBの表
面特性の組合せによる不均質な表面特性が得られる。
【0012】ここで樹脂シート表面における個々のスト
ライプ樹脂領域AおよびBの巾は、後述する本発明の樹
脂シートを製造する好ましい一態様としてのスパイラル
ダイを用いて樹脂シートを製造する場合、そのスパイラ
ル流路溝数、スパイラル流路溝に流す樹脂の配列、全シ
ート巾、流入する樹脂の溶融粘度、流入する樹脂の体積
比などにより決定される。
【0013】例えば、同一の溶融粘度を有する複数
(n;ただしnは自然数である。)の異なる樹脂を、同
一体積比で、スパイラルダイの隣り合うスパイラル流路
溝(m本;ただしmは自然数で、n<mの関係にある)
に、異なる樹脂が流れるようにその配列を、複数の異な
る樹脂の繰り返しとして、規則的に流入し、円周長さX
ミリメートルの円筒状樹脂シートを得た場合、得られた
樹脂シートの表面にはn種の樹脂が交互に配列し、その
ストライプの数は樹脂一種類当たりm/n(m/nは自
然数である。)となり、各ストライプの巾は、全てX/
mミリメートルとなる。即ち、一具体例として、スパイ
ラル流路溝数が32であるスパイラルダイに同一溶融粘
度である2種の樹脂A,Bを同一体積比でA/B/A/
B/A/B・・・なる配列で流入し円周長さ320ミリ
メートルの円筒状樹脂シートを製造した場合、得られた
樹脂シートの表面に巾10ミリメートルの樹脂A、Bの
ストライプが交互に16づつ配列することになる。
【0014】上記においては、二種の樹脂A、Bが交互
に表面に配列した樹脂シート(A/B/A/B/A/B
・・・)について述べた。しかし、各種樹脂領域の樹脂
シート表面への配列順序は任意であり、例えば二種の樹
脂A、Bに関してもA/B/B/A/B/B/A・・・
あるいはA/B/B/A/A/B/B/A・・・のよう
な繰り返し構造も可能である。表面特性の不均質性が全
面において一様な樹脂シートを得るためには、配列順序
が任意のものよりも交互に配列したもののように、一定
の順序での繰り返し配列を行うことが好ましい。また三
種以上の樹脂領域を樹脂シート表面に配列することも、
もちろん可能であり、例えば三種の樹脂、A、B、Cに
ついての配列順序の例としては、以下のようなものがあ
る。
【0015】A/B/C/A/B/C/A・・・・・・
・・・、A/B/C/B/A/B/C/B/A・・・・
・、A/B/A/B/C/A/B/A/B/C・・・、
A/B/C/B/A/B/C/B/A・・・・・。
【0016】一般に、好ましい製造方法としてのスパイ
ラルダイを用いるインフレーション法による製造を考慮
した場合、複数(n;ただしnは自然数である)の異な
る樹脂、すなわち配列(または積層)用の樹脂種数
(n)は、2〜4、一方、全配列数(m;ただしmは自
然数で、n<mの関係にある)、すなわち後述するスパ
イラル流路溝24a、24b等を合計したスパイラル流
路溝数(m)、換言するとスパイラル条数(m)は、4
〜256溝、更には8〜128溝、特に16〜64溝程
度とすることが好ましく、樹脂シートの特定の面方向位
置における厚み方向積層数は、4〜100層、特に6〜
20層であることが好ましい。この厚み方向積層数は、
スパイラル流路溝数(スパイラル条数)mと、展開角ω
とからm×ω/360゜として求まるものである。樹脂
シートの全体厚さは、例えば溶融押出パリソンのまま用
いること、あるいはインフレーション倍率(延伸倍率)
の制御によりかなり巾広く制御可能であるが、例えば1
0μm〜1mm、特に15〜200μm程度の厚さが好
ましい。
【0017】本発明の樹脂シートは、好ましくは先に述
べた先願の斜め積層体と同様にスパイラルダイを用いた
インフレーション法(それ自体は平成6年特許願第25
1628号の主題である)と同様の方法により、以下の
ようにして製造される。
【0018】まず、比較のために、従来の多層用スパイ
ラルダイを用いる方法について、図3に基づいて説明す
る。まず押出機10a(図示せず)より押出されてスパ
イラルダイ11内に導入された樹脂Bは、第1ダイリン
グ(最内リング)12aの外周近傍に配置されたいわゆ
る(逆)トーナメント型の分岐路13a(複数あるが一
のみ図示)により均一に分岐されながら、第1ダイリン
グ12aの外周面に設けられた複数のスパイラル流路溝
14aに導入される。スパイラル流路溝14aの各々
は、進行方向(上方)に進むに従って次第に小さくなる
溝深さを有し、ここを通る溶融樹脂Bの流れは第2ダイ
リング12bとの間隙で溝を溢れた漏洩流を形成しつつ
螺旋状に上方へと進行し、遂には溝のない筒状流路15
aを均質な軸方向筒状流として上方に進行し、合流点1
6に至る。他方、押出機10bより押出された溶融樹脂
Aの流れは同様に分岐、漏洩流を伴う螺旋流れを経て、
筒状流路15bを通る均質な軸方向筒状流となり、合流
点16に至る。また押出機10cにより押出された溶融
樹脂Bの流れも、同様に分岐、漏洩流を伴う螺旋流れを
経て、筒状流路15cを通る均質な軸方向筒状流とな
り、合流点16に至る。合流点16において、これら三
つの筒状溶融樹脂流は積層され、筒状の樹脂シートとし
てダイリップ17より押出される。ダイリップ17より
押出された筒状の樹脂シートは、図3(b)に示すよう
に、樹脂層Aを中間層として、その両側に樹脂層Bが存
在する筒状の樹脂シートを構成する。
【0019】これに対し、図4(a)は、本発明の樹脂
シートの好ましい製造方法に用いられるスパイラルダイ
21の模式断面図であり、押出機20aおよび20bよ
り押出されて、それぞれスパイラルダイ21に導入され
た溶融樹脂AおよびBの流れは、それぞれ、それ自体は
図3(a)の13aと同様な(逆)ト−ナメント型の分
岐路(図示せず、後述)によって分岐されたのち、それ
ぞれ複数のスパイラル流路溝24a、24bに導入され
る。その後、これらスパイラル流路溝に沿って漏洩流を
伴う螺旋流れとして、内側ダイリング22aと外側ダイ
リング22bの間の単一の筒状流路を上方に進行する過
程で、これら溶融樹脂AとBとが樹脂シートの主たる二
表面に対して交互に斜めに積層され、スパイラル流路溝
のない筒状流路25を経てダイリップ27から押出され
る。押出された筒状樹脂シートは、図4(b)に示すよ
うに、樹脂AとBとがその主たる二表面に対して交互に
斜めに積層した周方向断面(軸に直交する横(TD)方
向断面)を有することとなる。
【0020】図5は、溶融樹脂流AおよびBの分配−積
層の態様をより詳しく説明するための、図4(a)の一
点鎖線で囲んだ枠III部の模式斜視図である。すなわ
ち、押出機20aおよび20bを通じてスパイラルダイ
21内に導入された溶融樹脂流A、Bは、まずトーナメ
ント分岐点23a1、23b1に到達し、ここから更に
分岐点23a2、23b2・・・を通じて分岐をそれぞ
れ繰り返し、最終分岐点23a3、23b3を過ぎたの
ち、分配部最終流路28a、28b、28a、28b・
・・に導入され、ここからはスパイラル流路溝24a、
24b、24a、24b・・・に溶融樹脂流A、Bが交
互に流入する。なお、ここでスパイラル流路溝24a、
24b、24a、24b・・・の開始点(分配部最終流
路28a、28b、28a、28b・・・の終点)は、
内側ダイリング22aの同一円周線上に位置している。
そして、スパイラル流路溝24a、24bに入った溶融
樹脂流A、Bは、当初は、専ら該スパイラル流路溝24
a、24bに沿った螺旋流れとして進むが、次第に内側
ダイリング22a、特にそのスパイラル山22aaと、
外側ダイリング22bとの間隙である流路22abにス
パイラル山22aaを乗り越える漏洩流が流路に沿って
(すなわち上方へと)生ずる。すなわち、あたかも樹脂
A、樹脂Bの溶融樹脂流膜が円周方向に形成される如く
各スパイラル流路溝から流出する。そして、かくして形
成された樹脂A、樹脂Bの溶融樹脂流膜は、それぞれ下
流側のスパイラル溝24b、24aから流出した樹脂
B、樹脂Aの溶融樹脂流膜に、それぞれ、即ち溶融樹脂
流膜Aと溶融樹脂流膜Bとが交互にかぶさるように積層
されていく。その積層される角度は、各スパイラル流路
溝から漏洩する樹脂の展開角ω(図4(b))に一致す
る。すなわち、スパイラル流路溝の開始点が外表面側を
形成し、積層されるに従って内表面側へと移動して、展
開角ωだけ移動したところで内表面に到達する。このよ
うに樹脂Aと樹脂Bは、それぞれの展開角ω分だけ傾斜
した状態で積層される(図4(b))。展開角ω(゜)
は、樹脂A、Bのそれぞれについて形成されるスパイラ
ル流路溝24a、24bの当初深さ、および次第に浅く
なる割合等によって制御可能であるが、一般に60゜〜
720゜の範囲、好ましくは80゜〜360゜の範囲、
より好ましくは130゜〜230゜の範囲である。展開
角ωが60゜未満では、得られる積層体に厚み斑が多く
なり、一方、720゜超過では、成形時にスパイラルダ
イ内での圧力が大きくなり、成形加工が難しくなる。
【0021】図4に戻って、ダイリップより押出された
筒状の樹脂シートを、拡周ならびに薄肉化などのための
インフレーション工程に付したのち、一般には軸と平行
な方向に切裂くことにより図2(a)〜(c)に示すよ
うな本発明の樹脂シートが得られる。
【0022】スパイラルダイを用いて、二種の樹脂Aと
Bとから樹脂シートを形成する場合、スパイラルダイに
導入される樹脂AとBの体積比が、1:0.05〜1:
20、より好ましくは1:0.3〜1:3の割合である
ことが好ましい。なお、この体積比は、樹脂Aが導入さ
れるスパイラル流路溝と樹脂Bが導入されるスパイラル
流路溝の開始点及び終点における溝深さや幅などがほぼ
等しいスパイラル流路を用いた場合の例であり、スパイ
ラル流路デザインの変更により、上記体積比は変化す
る。
【0023】また、スパイラルダイに導入される樹脂A
とBとは溶融粘度(200℃、25sec-1)が、10
0〜5000Pa・s、好ましくは300〜2000P
a・s、更に好ましくは400〜1200Pa・sのも
のが好ましい。また樹脂Aと樹脂Bの溶融粘度比は、そ
の一例として樹脂Aが導入されるスパイラル流路溝と樹
脂Bが導入されるスパイラル流路溝の開始点および終点
における溝深さや巾などが等しいスパイラルを用いる場
合には、200℃、25sec-1における溶融粘度比が
1:0.5〜1:2.0であることが望ましい。ただ
し、溶融粘度比の最適値は、スパイラル流路溝の溝深さ
や巾などのスパイラル流路デザインおよび加工温度の変
更によって変化し得る。
【0024】次に、本発明で好ましく採用される表面特
性の異なる複数の樹脂の組合せについていくつかの例を
挙げる。簡単のために、二種の樹脂AとBとの組合せに
ついて述べるが必要に応じて三種以上の樹脂の組合せが
可能であることは前述した通りである。
【0025】1.親水性樹脂Aと疎水性樹脂Bの組合
せ。
【0026】この組合せは親水性の程度が異なる樹脂を
用いる組合せの中の好ましい組合せ例であり、この組合
せ例は、例えば樹脂シートの防曇性を制御するのに好適
に用いられる。
【0027】(親水性樹脂A)親水性樹脂としては、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物(以下EVOHと略
記)、ポリアミド系樹脂(以下Nyと略記)、ポリヒド
ロキシポリエーテル、ポリビニルアルコール、熱可塑性
ポリウレタンなどが好ましく用いられる。
【0028】EVOH中のエチレン含量は20〜60モ
ル%、特に32〜48モル%が好ましい。20モル%未
満では溶融成形性が悪く、60モル%以上では親水性が
不足する。EVOHは90%以上の鹸化度を有すること
が好ましい。90%未満では熱安定性、ならびに親水性
が低下する。
【0029】EVOHには、特性が阻害されない範囲
で、可塑剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、フ
ィラーをブレンドすることもできる。
【0030】ポリアミド系樹脂の例としては、ナイロン
6、ナイロン9、ナイロン11、ナイロン12、ナイロ
ン46、ナイロン66、ナイロン69、ナイロン61
1、ナイロン612を構成する単量体成分の二元以上の
共重合体、およびナイロン6、ナイロン9、ナイロン1
1、ナイロン12、ナイロン46、ナイロン66、ナイ
ロン69、ナイロン611、ナイロン612が挙げら
れ、また芳香族系ポリアミド(ナイロンMXD6、ナイ
ロン6I−6T、ナイロン6Iなど)あるいはこれと上
記ポリアミド系樹脂との共重合、あるいは溶融ブレンド
物なども好ましいものとして挙げられる。
【0031】ポリアミド系樹脂には、特性が阻害されな
い範囲で、可塑剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、フィラーをブレンドすることもできる。
【0032】ポリヒドロキシポリエーテルとしては、下
記一般式で表わされる実質的に線状な単独重合体や共重
合体が挙げられる。
【0033】
【化1】 [式中、Rはp−フェニレン基、m−フェニレン基、カ
ルボニルジフェニレン基、スルホニルジフェニレン基を
主成分とする二価の芳香族炭化水素基を示し、そしてn
は正の数である。] ポリヒドロキシポリエーテルは、芳香族ジオール化合物
と芳香族ジグリシジルエーテル化合物との重付加反応に
よって製造されることが従来より知られている。製造に
用いられる芳香族ジオール化合物は、p−フェニレン、
m−フェニレン、カルボニルジフェニレン、スルホニル
ジフェニレンなどから選ばれる二価の芳香族炭化水素基
に、2個のフェノール性水酸基が結合した構造を有する
化合物である。このような芳香族ジオール化合物として
は、例えば、ハイドロキノン、レゾルシン、ビスフェノ
ールS(即ち、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスル
ホン)、ビスフェノールK(即ち、4,4′−ジヒドロ
キシジフェニルケトン)、ビスフェノールA(即ち、
2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニルプロパ
ン))、ビスフェノールF、メチルハイドロキノン、ク
ロロハイドロキノン、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルオキシド、2,6−ジヒドロキシナフタレン、ジクロ
ロビスフェノールA、テトラクロロビスフェノールA、
テトラブロモビスフェノールA、ビスフェノールAC
P、ビスフェノールL、ビスフェノールVなどを挙げる
ことができる。これらの芳香族ジオール化合物は、それ
ぞれ単体で、あるいは二種以上を組み合わせて使用する
ことができる。
【0034】一方、芳香族ジグリシジルエーテル化合物
は、p−フェニレン、m−フェニレン、カルボニルジフ
ェニレン、スルホニルジフェニレンなどから選ばれる二
価の芳香族炭化水素基に、2個のグリシジルエーテル基
が結合した構造を有する化合物である。このような芳香
族ジグリシジルエーテル化合物としては、例えば、ハイ
ドロキノングリシジルエーテル、レゾルシングリシジル
エーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテル、ビ
スフェノールKジグリシジルエーテル、ビスフェノール
Aジグリシジルエーテル、ビスフェノールジグリシジル
エーテル、ビスフェノールFジグリシジルエ−テル、メ
チルハイドロキノンジグリシジルエーテル、クロロハイ
ドロキノンジグリシジルエーテル、4,4′−ジヒドロ
キシジフェニルオキシドジグリシジルエーテル、2,6
−ジヒドロキシナフタレンジグリシジルエーテル、ジク
ロロビスフェノールAジグリシジルエーテル、テトラク
ロロビスフェノールAジグリシジルエーテル、テトラブ
ロモビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェ
ノールACPジグリシジルエーテル、ビスフェノールL
ジグリシジルエーテル、ビスフェノールVジグリシジル
エーテルなどを挙げることができる。これらの芳香族ジ
グリシジルエーテル化合物は、それぞれ単体で、あるい
は二種以上を組み合わせて使用することができる。
【0035】親水性樹脂は、溶融粘度(200℃、25
sec-1)が、100〜5000Pa・s、好ましくは
300〜2000Pa・s、更に好ましくは400〜1
200Pa・sのものが望ましい。
【0036】(疎水性樹脂B)疎水性樹脂としては、高
密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状超低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、酢酸ビニル含有量5〜45重量%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体、アクリル酸含有量5〜20重量%
のエチレン−アクリル酸共重合体、メタクリル酸含有量
5〜20重量%のエチレン−メタクリル酸共重合体など
のオレフィンポリマー及びオレフィンコポリマーが挙げ
られる。
【0037】また、上記オレフィンポリマー及びオレフ
ィンコポリマーを含むポリオレフィンに、不飽和カルボ
ン酸あるいは無水カルボン酸などのカルボン酸基含有モ
ノマーをグラフトして得られるグラフト共重合体あるい
はこれらのブレンド物も挙げられる。ポリオレフィンに
グラフトするに適したカルボン酸基含有モノマーとして
は、不飽和カルボン酸及び無水カルボン酸、例えば無水
マレイン酸、無水シトラコン酸、フマル酸、アクリル
酸、グリシジルアクリレート、ヒドロキシメタクリレー
ト、これらの誘導体及びこれらの混合物が挙げられる。
これらの中では、無水マレイン酸が好ましいグラフトモ
ノマーである。通常、オレフィンホモポリマーもしくは
オレフィンコポリマーにグラフトされるモノマー量は、
グラフトされていないポリオレフィンの重量を基準とし
て、約0.1〜約10重量%、好ましくは0.5〜5重
量%である。他のオレフィン系ポリマーとしては、アク
リル酸含有量5〜20重量%無水マレイン酸含有量5重
量%未満のエチレン−アクリル酸−無水マレイン酸共重
合体など、も用いられる。
【0038】疎水性樹脂は、溶融粘度(200℃、25
sec-1)が、100〜5000Pa・s、好ましくは
300〜2000Pa・s、更に好ましくは400〜1
200Pa・sのものが望ましい。
【0039】2.染色性樹脂Aと非(または低)染色性
樹脂Bの組合せ この組合せは、染色性の程度が異なる樹脂を用いる組合
せの中の好適な組合せ例であり、前記した親水性樹脂A
と疎水性樹脂Bの組合せは、染色性樹脂Aと非(または
低)染色性樹脂Bの組合せとしても使用できる。必要に
応じて、染料と反応し得る基、例えば水酸基、アミノ
基、カルボキシル基あるいはそれらの塩を含む基を染色
性樹脂の主鎖等に導入することもできる。
【0040】このような染色性の異なる領域を有する本
発明の樹脂シートに適当な染料を適用すると、易染色領
域のみが選択的に染色されて縞状着色部を有する樹脂シ
ートが得られる。
【0041】3.高接着性樹脂Aと低接着性樹脂Bの組
合せ この組合せは、接着性の程度が異なる樹脂を用いる組合
せの中の好適な組合せ例であり、特定の樹脂に対して高
い接着性を有する樹脂Aと低い接着性を有する樹脂Bか
らなる樹脂シートに、上記、特定の樹脂よりなるシート
を接着すると、樹脂Aが露出している領域は、高接着性
領域として、一方、樹脂Bが露出している領域は低接着
性領域として機能する。
【0042】その他の表面特性の異なる樹脂の組合せと
しては、以下のようなものが例として挙げられる。
【0043】 プラズマに対して反応性の異なる樹脂の組み合わせ、 放射線に対して反応性の異なる樹脂の組み合わせ、 表面光沢性の異なる樹脂の組み合わせ、 表面硬度の異なる樹脂の組み合わせ、 摩擦係数の異なる樹脂の組み合わせ、 耐熱性の異なる樹脂の組み合わせ。
【0044】上記のようにして得られた不均質表面特性
を有する本発明の樹脂シートは、もちろんそのまま各種
包装材料、表装材等として用いることができるが、必要
に応じ補強等の目的で、裏面に例えばポリアミド系樹脂
層、ポリエステル系樹脂層、ガラスクロス等で裏打ちす
ることも可能である。他方、染色性等の不均質表面特性
を利用して模様付けを行なった後に、表面塗装を行なう
こと、また一般に表面特性を適度に制御し、あるいは保
護の目的のために上塗り、あるいは、薄膜の貼付を必要
に応じて行なうこともできる。
【0045】以下、不均質表面特性を有する樹脂シート
の製造実施例および比較例を挙げる。
【0046】実施例1(染色性) 図4(a)のように2種の樹脂を交互に流入加工できる
斜め積層体形成用スパイラルダイ(m=16)を用い
て、2種の樹脂を円筒状に同時押出し、斜め積層構造を
有する樹脂シートを得た。2種の樹脂としては、親水性
樹脂として6Nyと12Nyの共重合体(以下「6−1
2Ny」と略記)、疎水性樹脂としてエチレン−メタク
リル酸共重合体(以下「EMAA」と略記)を用いた。
得られた樹脂シートは全周方向の長さが300mmであ
り、各層のトータルでの厚みが、6−12Ny=60μ
m、EMAA=120μm、特定の面方向位置における
積層数は6〜7層であった。6−12Nyは、6Nyと
12Nyの共重合組成比が50/50mol%、溶融粘
度(200℃、25sec-1)=814Pa・sのもの
((株)東レ製「アミランCM6541X3」)を使用
し、EMAAはメタクリル酸含量12重量%のもの(三
井デュポンポリケミカル製「ニュクレル1207C」、
溶融粘度(200℃、25sec-1)=450Pa・
s)を使用した。得られた樹脂シートを、ヨウ化カリウ
ムにより染色した。
【0047】実施例2 親水性樹脂として熱可塑性ポリウレタン(以下「TP
U」と略記)を用いる以外は実施例1と同様にして樹脂
シートを得、染色性を評価した。
【0048】TPUは溶融粘度(200℃、25sec
-1)=730Pa・sのもの((株)クラレ製「クラミ
ロンU3185」)であり、EMAAは実施例1で使用
したものと同じである。
【0049】実施例3 図4(a)のように2種の樹脂を交互に流入加工できる
斜め積層体形成用スパイラルダイ(m=32)を用い
て、2種の樹脂を円筒状に同時押出し、斜め積層構造を
有する樹脂シートを得た。得られた樹脂シートは全周方
向の長さが300mmであり、各層のトータルでの厚み
が、6−12Ny=100μm、EMAA=100μ
m、特定の面方向位置における積層数は14〜15層で
あった。6−12NyおよびEMAAは実施例1で使用
したものと同じである。得られた樹脂シートを、パテン
トブルー5(東京化成工業(株)製:アミノ基と反応性
の高いもの)により染色した。
【0050】なお、本願明細書における溶融粘度は、R
heometrics社製回転粘度計「DSR」を用い
て以下の条件で測定した結果に基づき、25sec-1
値を算出したものである。
【0051】 ・試験温度 200℃ ・剪断速度 0.1〜1000sec-1 ・治具 平行平板 ・ギャップ距離 2mm
【0052】また、上記実施例1〜3で用いたスパイラ
ルダイの仕様は以下のとおりである。
【0053】[スパイラルダイの仕様] (実施例1、2) ・スパイラル条数(スパイラル流路溝数) 16 親水性樹脂側 8 疎水性樹脂側 8 ・流路の巻数 1.5 ・スパイラルのピッチ 6.875mm ・スパイラルのピッチ角度 19.3゜ ・スパイラル流路溝の開始点および終点における溝深さと幅 溝深さ(mm) 幅(mm) 親水性樹脂側 開始点 10 5 終点 0 0 疎水性樹脂側 開始点 6.5 5 終点 0 0 ・スパイラル山と外側ダイリングとの間隙の大きさおよびその押出方向への変 化 開始点 0mm 終点 1.5mm ・内側ダイリングの直径およびその押出方向への変化 開始点 100mm 終点 97mm (実施例3) ・スパイラル条数(スパイラル流路溝数) 32 親水性樹脂側 16 疎水性樹脂側 16 ・流路の巻数 1.0 ・スパイラルのピッチ 5.156mm ・スパイラルのピッチ角度 27.7゜ ・スパイラル流路溝の開始点および終点における溝深さと幅 溝深さ(mm) 幅(mm) 親水性樹脂側 開始点 5 3.5 終点 0 0 疎水性樹脂側 開始点 5 3.5 終点 0 0 ・スパイラル山と外側ダイリングとの間隙の大きさおよびその押出方向への変 化 開始点 0.5mm 終点 1.25mm ・内側ダイリングの直径およびその押出方向への変化 開始点 100mm 終点 97.5mm
【0054】比較例1 通常の2層スパイラルダイを用いて、各々の層全てを円
筒状に同時共押出し、実施例1の対照となる2層シート
を製造した。シートの全周方向の長さは300mmであ
り、シートの構造は次のとおりであった。
【0055】 使用樹脂は、実施例1で使用のものと同じである。得ら
れた樹脂シートをヨウ化カリウムで染色した。
【0056】なお、上記実施例、比較例における押出条
件は、それぞれ下表1に示すとおりである。
【0057】得られたフィルムの評価結果をまとめて後
記表2に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】実施例4〜6(防曇性) 上記実施例1〜3で得た樹脂シート(各染色前の状態)
を使用して、それぞれ23℃の水を収容するビーカー
(50cc)を覆って、その表側が水面側に向くように
し、輪ゴムで周囲をとめた。5℃の雰囲気で24時間放
置後、シートを通して、ビーカー内を観察した。
【0061】その結果いずれのフィルムにおいても、フ
ィルム内側の疎水性樹脂部のみに水滴が付着したが、親
水性樹脂部には水滴が付着せず内容物の確認は十分に可
能であった。水滴付着部/水滴非付着部の巾は表2に示
した着色部/非着色部の巾と一致した。
【0062】比較例2 比較例1で得た2層の樹脂シート(染色前)の、その疎
水性樹脂(EMAA)側面を内側にし23℃の水を含む
ビーカーを覆い実施例4〜6と同様に防曇性を評価し
た。その結果、フィルム内面の全面に水滴が付着し、内
容物の視認は全く不可能であった。
【0063】実施例7(接着性) インフレーション用の通常の3層スパイラルダイにおい
て、第3層形成用ダイ部を図4(a)のように2種の樹
脂を交互に流入加工できる斜め積層体形成用ダイ(m=
32)に置きかえて得た3層スパイラルダイを用いて、
各々の層全てを円筒状に同時共押出しし、本発明の斜め
積層構造を有する樹脂シートを含む多層未延伸シートを
製造した。その全周方向の長さは300mmであり、そ
の構造は次のとおりであった。その製造条件を表3、4
に示す。
【0064】 層 樹脂シート/接合樹脂層/EVA 厚み(μm) 120 15 120 樹脂シート(斜め積層体)は、厚みが、層EVOH=
60μm(合計)、層6−12Ny=60μm(合
計)で、合計積層数は14〜15層からなる。各樹脂の
概要は次のとおりである。
【0065】EVA:酢酸ビニル含量が15重量%のエ
チレン−酢酸ビニル共重合体(日本ユニカー製「NUC
3753」、メルトインデックス(190℃、2160
g荷重)=1.5g/10min)。多層未延伸シート
の内層樹脂として用いた。
【0066】接合樹脂層:無水マレイン酸でグラフト変
性されたエチレン−酢酸ビニル共重合体(三菱油化製
「モディックE−300K」、溶融粘度(200℃、2
5sec-1)=708Pa・s) 6−12Ny:実施例1と同じもの EVOH:エチレン含有量44mol%、鹸化度99.
4%のエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、溶融粘度
(200℃、25sec-1)=901Pa・sのもの
(クラレ製「EVAL EPE−105A」)を使用し
た。
【0067】得られた積層体中の樹脂シート(斜め積層
体)部と接合樹脂層との層間の接着力の測定を行ったと
ころ、接着力は表面にEVOHが露出している部分(巾
約8mm)と6−12Nyが露出している部分(巾約1
1mm)で異なっていた。また、測定方向によって異方
性を示した。結果を後記表5に示す。
【0068】実施例8 構成樹脂を変える以外は、実施例7と同様にして、本発
明の樹脂シートを含む多層未延伸シートを製造した。構
成は次のとおりであった。その製造条件を表3、4に示
す。
【0069】 層 樹脂シート/EVA 厚み(μm) 120 120 樹脂シート(斜め積層体)は厚みが、層水添スチレン
−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(以下「SE
BS」と略する。)=60μm(合計)、層ポリメタ
クリル酸メチル(以下「PMMA」と略する。)=60
μm(合計)で、積層数は14〜15からなる。各樹脂
の概要は次のとおりである。
【0070】EVA:実施例7と同じものと使用した。
【0071】SEBS:旭化成製「タフテックH105
1」を用いた。
【0072】PMMA:住友化学製「スミペックスB
MHO」を使用した。
【0073】得られた積層体の樹脂シート(斜め積層
体)部とEVA層との層間の接着力の測定を行ったとこ
ろ、接着力は表面にPMMAが露出している部分(巾約
9mm)とSEBSが露出している部分(巾約10m
m)で異なっており、測定方向で異方性を示した。結果
を後記表5に示す。
【0074】実施例9 インフレーション用の通常の5層スパイラルダイにおい
て、第3層形成用ダイ部を図4(a)のように2種の樹
脂を交互に流入加工できる斜め積層体形成用ダイ(m=
32)に置き換えて得た5層スパイラルダイを用いて、
各々の層全てを円筒状に同時共押出し、本発明の樹脂シ
ート(斜め積層体)を含む多層未延伸シートを製造し
た。その後インフレーション法により同時二軸延伸を行
い、本発明の斜め積層体を含む多層延伸シートを製造し
た。延伸フィルムの全周方向の長さは660mmであ
り、その構成は次のとおりであった。その製造条件を表
5、6に示す。
【0075】 層 EVA /接合樹脂層/斜め積層体/接合樹脂層/IO 厚み(μm) 20 2.5 20 2.5 45 樹脂シート(斜め積層体)部は、厚みが、層EVOH
=10μm(合計)、層酸変性EEA=10μm(合
計)で、積層数は14〜15層からなる。
【0076】IO:アイオノマー樹脂(三井デュポンポ
リケミカル社「ハイミランAM79082」)を使用し
た。
【0077】EVA:実施例7と同じものを使用した。
【0078】EVOH:実施例7と同じものを使用し
た。
【0079】酸変性EEA:酸グラフト変性されたエチ
レン−アクリル酸エチル共重合体(日本合成化学製
「Nポリマー A−1600」、溶融粘度(200℃、
25sec-1)=730Pa・s)を使用した。
【0080】接合樹脂層:実施例7と同じものを使用し
た。
【0081】得られた積層体の樹脂シート(斜め積層
体)部と接合樹脂層との層間の接着力の測定を行ったと
ころ、接着力は表面にEVOHが露出している部分(巾
約20mm)と酸変性EEAが露出している部分(巾約
22mm)で異なっており、測定方向で異方性を示し
た。結果を後記表5に示す。
【0082】なお、実施例7〜9で用いたスパイラルダ
イは、実施例3で使用したものを用いた。
【0083】比較例3 通常の2層スパイラルダイを用いて、各々の層全てを円
筒状に同時共押出し、実施例7の対照となる2層未延伸
シートを製造した。その製造は次のとおりであった。
【0084】 層 6−12Ny/接合樹脂層/EVA 厚み(μm) 120 15 120 使用樹脂は、6−12Nyが実施例1で、接合樹脂およ
びEVAが実施例7で使用したものと同じである。
【0085】なお、表5に示す層間はく離接着荷重は以
下のようにして測定した。
【0086】オリエンテック社製 引張試験機「テンシ
ロンRTM−100」を用いて以下の条件で測定した。
(JIS K−6854に準拠) ・試験方法 T形はく離試験 ・試験温度 23℃ ・試験湿度 50%RH ・引張速度 200mm/min ・試料寸法 幅 15mm 長さ 148mm(実施例7、実施例8、比較例3) 325mm(実施例9) ・測定方向 MD、TD ・測定結果の処理方法 最適直線法
【0087】
【表3】
【0088】
【表4】
【0089】
【表5】
【0090】
【発明の効果】上述の実施例1〜9および比較例1〜3
の対比で分かるように、本発明によれば、染色性、防曇
性、接着性等の表面特性に関して、明瞭に異なるストラ
イプ状領域が規則的に繰り返し配列された樹脂シートが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の積層樹脂シートの斜視図および二方向断
面図。
【図2】本発明の実施例による樹脂シートの斜視図
(a)、二方向断面図(b)、(c)および平面図
(d)。
【図3】従来の多層用スパイラルダイの断面図および製
品シート断面図。
【図4】本発明の樹脂シートの製造に適したスパイラル
ダイの断面図および製品シートの断面図。
【図5】図4のスパイラルダイの要部の模式斜視図。
【符号の説明】
1:積層樹脂シート(1a、1b:その主たる二表面) A、B:構成樹脂 10a、10b、10c:押出機 11、21:スパイラルダイ 12a、12b、22a、22b:ダイリング 22ab:内外ダイリング間間隙流路 13a、23a1、23a2、23a3、23b1、2
3b2、23b3:トーナメント分岐部 14a、24a、24b:スパイラル流路溝 15a、15b、15c、25:筒状流路 16:合流点 17、27:ダイリップ 28a、28b:分配部最終流路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる表面特性を有する複数の樹脂が表
    面においてストライプ状に規則的に繰り返し配列されて
    なる樹脂シート。
  2. 【請求項2】 前記複数の樹脂が、厚さ方向に斜めに積
    層して裏面へも露出している請求項1の樹脂シート。
  3. 【請求項3】 前記異なる表面特性が親水性の大小であ
    る請求項1の樹脂シート。
  4. 【請求項4】 前記異なる表面特性が染色性の大小であ
    る請求項1の樹脂シート。
  5. 【請求項5】 前記異なる表面特性が防曇性の大小であ
    る請求項1の樹脂シート。
  6. 【請求項6】 前記異なる表面特性が接着性の大小であ
    る請求項1の樹脂シート。
JP7272059A 1995-09-27 1995-09-27 不均質表面特性を有する樹脂シート Pending JPH0985847A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003088747A1 (en) 2002-04-22 2003-10-30 Polinas Plastic Of America, Inc. Multilayer oriented antimicrobial and antifogging films
JP2023011118A (ja) * 2021-07-12 2023-01-24 グンゼ株式会社 フィルム

Cited By (3)

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US6838186B2 (en) 2002-04-22 2005-01-04 Polinas Plastic Of America, Inc. Multilayer oriented antimicrobial and antifogging films
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