JPH0987497A - ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 - Google Patents
ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物Info
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- JPH0987497A JPH0987497A JP24154795A JP24154795A JPH0987497A JP H0987497 A JPH0987497 A JP H0987497A JP 24154795 A JP24154795 A JP 24154795A JP 24154795 A JP24154795 A JP 24154795A JP H0987497 A JPH0987497 A JP H0987497A
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- polybutylene terephthalate
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Abstract
く、機械的強度、特に耐衝撃性に優れた高密度樹脂組成
物を提供する。 【解決手段】 ポリブチレンテレフタレート樹脂10〜
50重量%、ポリカーボネート樹脂10〜50重量%、
塩素含有量が500ppm以下である硫酸バリウム10
〜80重量%、並びにAg+、Cu2+及びZn2+からなる
群より選ばれた1種又は2種以上の金属イオンを含む水
溶解性ガラスの粉粒状物を配合してなるポリブチレンテ
レフタレート樹脂組成物。
Description
密度熱可塑性樹脂であるポリブチレンテレフタレート樹
脂組成物に関する。特に、各種容器、壁材、床材、テー
ブルトップ等の住宅用材、室内装飾品等に適する樹脂組
成物に関する。
トップ等の住宅用材、室内装飾品等には、製造の容易さ
から熱可塑性樹脂が利用されており、また、樹脂の外観
として、重量感や質感を向上させるため、特開平3−1
85069号公報は、硫酸バリウムを配合することを提
案している。更に、こうした用途においては、使用時に
発生する細菌を抑制し、快適な生活環境が得られること
が求められている。そこで、有機系・無機系の抗菌剤を
高分子体に添加し、抗菌性を有する高分子成形体を得よ
うとする試みも行われてきている。
時の高温下で分解を生じて所望の性能を発揮できないこ
とや、無機系に比べ毒性が高いため製造上の問題も多く
含んでいる。また、無機系抗菌剤は、一般に、安定性が
高く、優れた抗菌効果を有するものの、吸水率が高いた
め、混練時に高分子体の分子量を低下させ、様々な物性
に悪影響を与えるといった欠点がある。また、有機系に
比べ分散性に問題があり、成形品の外観不良が発生する
といった欠点がある。従って、上記用途に対して十分満
足できる抗菌性を有する熱可塑性の材料は未だ得られて
いないのが実情であった。
性が良好であると共に、分子量低下がなく、機械的強
度、特に耐衝撃性に優れた高密度のポリブチレンテレフ
タレート樹脂組成物を提供することにある。
解決するためになされたものであり、その要旨は、ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂10〜50重量%、ポリカ
ーボネート樹脂10〜50重量%、塩素含有量が500
ppm以下である硫酸バリウム10〜80重量%、並び
にAg+、Cu2+及びZn2+からなる群より選ばれた1種
又は2種以上の金属イオンを含む水溶解性ガラスの粉粒
状物を配合してなるポリブチレンテレフタレート樹脂組
成物に存する。
おけるポリブチレンテレフタレート(以下「PBT」と
略記することがある。)樹脂としては、1,4−ブチレ
ングリコールとテレフタル酸またはその誘導体とを重縮
合して得られるブチレンテレフタレート単位からなるポ
リマーであり、該テレフタル酸成分または1,4ブチレ
ングリコール成分の一部を他の共重合成分で置換した共
重合体であってもよい。かかる共重合成分として用いら
れるのは、酸成分としてはイソフタル酸、ナフタレンジ
カルボン酸、4,4’−ジフェノキシエタンジカルボン
酸、アジピン酸、セバシン酸およびシクロヘキサンジカ
ルボン酸等のジカルボン酸等のジカルボン酸類を挙げる
ことができる。また、グリコール成分としてはエチレン
グリコール、トリメチレングリコール、ヘキサメチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチ
レングリコールとポリプロピレングリコールとのコポリ
グリコール等を挙げることができる。但し、かかる共重
合成分の割合は、ポリマー全体の30重量%未満とする
のが好ましい。
ル/テトラクロロエタンの1/1(重量比)の混合溶媒
中30℃で測定した固有粘度が0.5〜2dl/g、よ
り好ましくは1〜2dl/g、最も好ましくは1.1〜
1.6dl/gのものが用いられる。本発明におけるポ
リカーボネート(以下「PC」と略記することがあ
る。)樹脂としては、2価のフェノールとカーボネート
前駆体とを溶液法または溶融法で反応せしめて製造され
るものである。2価のフェノールの代表的な例を挙げる
と、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン[ビスフェノールA]、ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3,5
−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−
ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)サルファイド、ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)スルホン等が挙げられる。
ルA、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,
1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)エタン等のビス
−(4−ヒドロキシフェニル)アルカン系化合物であ
り、特に好ましくはビスフェノールAが用いられる。
尚、ポリカーボネート樹脂を製造するにあたり、前記2
価フェノールを単独でまたは2種以上混合して使用して
もよい。また、カーボネート前駆体としては、カルボニ
ルハライド、カルボニルエステルまたはハロホルメート
等が挙げられる。具体的にはホスゲン、ジフェニルカー
ボネート、2価フェノールのジハロホルメート等が用い
られる。これらは単独で、または2種以上混合して使用
してもよい。
は、一般に1万〜10万、好ましくは1.5万〜6万、
より好ましくは1.5万〜4万、特に好ましくは1.5
万〜3万である。これらの粘度平均分子量を持つポリカ
ーボネート樹脂をを製造するに際し、適当な分子量調整
剤、加工性改善のための分岐剤、反応を促進するための
触媒などを添加してもよい。
〜50重量%、好ましくは20〜40重量%である。こ
の量が少なすぎると耐薬品生の低下の点で好ましくな
い。一方、多すぎると耐衝撃性の低下の点で好ましくな
い。PCの配合量は、樹脂組成物全体の10〜50重量
%、好ましくは20〜40重量%である。この量が少な
すぎると耐衝撃性の低下の点で好ましくない。一方、多
すぎると耐薬品生の低下の点で好ましくない。また、P
BTとPCの好ましい配合比としては、PBT/PC=
20/40〜40/20である。PBTがPCに対して
多すぎると耐衝撃性の低下の点で好ましくない。一方、
少なすぎると耐薬品生の低下の点で好ましくない。
酸バリウムに含有される塩素量が500ppm以下であ
るものを使用する。硫酸バリウム中の塩素含有量が50
0ppmを越えると、溶融混練後の樹脂の色調変化が著
しく低下するだけでなく、耐衝撃性にも悪影響を与え
る。この塩素含有量は、好ましくは100ppm以下、
最も好ましくは50ppm以下である。
のであっても合成によって得られるものであってもよ
く、天然に産出するものとしては例えば天然重晶石を粉
砕したものを使用することができる。また合成によって
得られるものとしては公知の合成法により合成された硫
酸バリウムを使用することができる。これらの硫酸バリ
ウムを本発明に規定する一定以下の塩素含有量とするた
めには、硫酸バリウムを樹脂に添加混練する前に、塩
酸、硫酸、硝酸等、好ましくは塩酸で3時間以上洗浄す
ることが好ましい。特に天然重晶石から得られる硫酸バ
リウムには不純物が多く含まれているため、かかる洗浄
を行うことが特に好ましい。
は特に制限はないが、0.5〜50ミクロン、好ましく
は8〜15ミクロン、最も好ましくは10〜12ミクロ
ンである。硫酸バリウムの配合量は、組成物全体の10
〜80重量%である。この量が多すぎると耐衝撃性の低
下の点で好ましくない。一方、少なすぎると、重量感・
質感・外観の点で好ましくない。硫酸バリウムの添加量
の好ましい範囲は、下限が30重量%、上限が50重量
%である。
らなる群より選ばれた1種又は2種以上の金属イオンを
含む水溶解性ガラスの粉粒状物としては、SiO2、B2
O3、及びP2O5の1種もしくは2種以上の網目修飾酸化
物と、Al2O3、TiO2の1種もしくは2種の網目中間
体酸化物を含むガラス組成よりなり、このガラス組成物
100重量%中にAg+、Cu2+及びZn2+を、例えば酸
化物として0.1〜20.0重量%程度含有するもので
ある。水溶解性ガラスの粉粒状物に含まれる金属イオン
としては、抗菌性の効果の点でAg+イオンが好まし
い。Ag+、Cu2+及びZn2+からなる群より選ばれた1
種又は2種以上の金属イオンを含む水溶解性ガラスの粉
粒状物の配合量は、ポリブチレンテレフタレート樹脂組
成物全体に対して、0.1〜10重量%であり、抗菌性
と機械的物性の点より好ましくは0.5〜5重量%であ
る。
は、例えば、一価の銀イオンを含む水溶解性ガラスの粉
粒状物の場合、水中でゲル化現象により、網目修飾酸化
物と網目中間体酸化物とからなる固形物の水中における
溶解速度を、網目中間体酸化物の組成比や網目修飾酸化
物の組成比を変化することによって制御し、これによっ
て経時一定の一価の銀イオンをゲル状物中に保有させつ
つ徐々に水中に溶出させることで生成される。かかる特
定の金属イオンを含有する水溶解性ガラスの粉粒状物を
配合させてなる本発明のポリブチレンテレフタレート樹
脂組成物は、抗菌性、機械的物性、高密度性に優れる。
組成物を成形してなる成形品は、水溶性ガラスを表面に
保持しており、成形体の表面において、接触した液体例
えば水分又は湿分によりガラス成分を溶出し、Ag+、C
u2+及び/又はZn2+イオンがこのガラス溶解に応じて
徐々に上記成形体の表面で溶出して抗菌力を発揮するも
のと考えられる。
損なわない範囲において、更に必要に応じて他の熱可塑
性樹脂、例えばポリアミド等、あるいはゴム成分等を配
合することもできる。また、その目的に応じて所望の特
性を付与するため、一般に熱可塑性樹脂に添加される公
知の物質、例えば難燃剤、難燃助剤、無機強化材、滑
剤、酸化防止剤、各種安定剤、衝撃改良剤、可塑剤、離
型剤、着色剤、結晶化促進剤、紫外線吸収剤等を配合す
ることができる。
加するのが好ましい。その場合は、樹脂組成物全体の
0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜1重量%添加
される。かかる外部潤滑剤としては、脂肪酸と脂肪族ア
ルコールからなるエステル類、脂肪酸アミド、脂肪酸金
属塩等があり、具体的にはステアリン酸カルシウム、ペ
ンタエリスリトールテトラステアレート等が挙げられ
る。本発明の樹脂組成物を製造するには任意の装置や方
法が使用できる。例えば、上述した必要成分をミキサー
等でドライブレンドし直接成形する方法やエクストルー
ダー、バンバリーミキサー、加熱ロール等により溶融混
練することにより得られる。また、必要に応じて上述し
たような各種添加剤を添加することができる。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
ものを使用した。 PBT:フェノール/テトラクロロエタンの1/1(重
量比)の混合溶媒中、30℃で測定した固有粘度が1.
4dl/gであるポリブチレンテレフタレート。 PC:粘度平均分子量が3万であるポリカーボネート。 BaSO4:平均粒径8μm 抗菌剤1:アモルクリンP−10(Ag+イオンを含む
水溶解性ガラスの粉粒状物) 抗菌剤2:ゼオライトAJ−10N
行った。 1抗菌性能評価試験方法 検体上に試験菌液(菌数=約100,000/mlに調
製)を0.5ml滴下後、25℃で保存し、保存48時
間後に検体上の生菌数を菌数測定用培地を用いた混釈平
板培養法により測定した。 ○:生菌数=1,000以下 △:生菌数=1,000〜10,000 ×:生菌数=10,000以上 2耐衝撃性試験方法 成形品に1kg鋼球を落下させた際の非破壊最大高さを
測定した。
各成分をミキサーにて混合し、単軸揮発分除去型押出機
を用いて、設定温度280℃、回転数85rpmの条件
にて押出し、ペレットを製造した。得られたペレットを
用いて、成形温度270℃で30mm×30mm×2m
m厚みの平板を射出成形した。得られた成形品につい
て、抗菌性と耐衝撃性の評価を行った。結果を表−1に
示す。
脂組成物は、抗菌性が良好であると共に、分子量低下が
少なく、機械的強度、特に耐衝撃性に優れた高密度樹脂
組成物であり、細菌発生の抑制を求められる各種容器、
壁材、床材、テーブルトップ等の住宅用材、室内装飾品
等に好適である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ポリブチレンテレフタレート樹脂10〜
50重量%、ポリカーボネート樹脂10〜50重量%、
塩素含有量が500ppm以下である硫酸バリウム10
〜80重量%、並びにAg+、Cu2+及びZn2+からなる
群より選ばれた1種又は2種以上の金属イオンを含む水
溶解性ガラスの粉粒状物を配合してなるポリブチレンテ
レフタレート樹脂組成物。 - 【請求項2】 硫酸バリウムの平均粒径が、0.5〜5
0ミクロンであることを特徴とする請求項1記載のポリ
ブチレンテレフタレート樹脂組成物。 - 【請求項3】 硫酸バリウムが、天然重晶石を洗浄して
塩素含有量を500ppm以下としたものであることを
特徴とする請求項1又は2に記載のポリブチレンテレフ
タレート樹脂組成物。 - 【請求項4】 ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物
全体に対して、Ag+、Cu2+及びZn2+からなる群より
選ばれた1種又は2種以上の金属イオンを含む水溶解性
ガラスの粉粒状物を0.1〜10重量%配合してなるこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のポ
リブチレンテレフタレート樹脂組成物。 - 【請求項5】 水溶解性ガラスの粉粒状物に含まれる金
属イオンが、Ag +であることを特徴とする請求項1な
いし4のいずれかに記載のポリブチレンテレフタレート
樹脂組成物。 - 【請求項6】 ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物
全体に対して、潤滑剤を0.01〜5重量%配合してな
ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24154795A JP3403277B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24154795A JP3403277B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0987497A true JPH0987497A (ja) | 1997-03-31 |
| JP3403277B2 JP3403277B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=17075987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24154795A Expired - Fee Related JP3403277B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3403277B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003026908A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Toray Ind Inc | ポリエステル樹脂組成物 |
| EP1496086A4 (en) * | 2002-04-05 | 2005-04-27 | Kanebo Ltd | GLASS COMPOSITION WITH ANTIBACTERIAL EFFECT, ANTIBACTERIAL RESIN COMPOSITION AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP24154795A patent/JP3403277B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003026908A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Toray Ind Inc | ポリエステル樹脂組成物 |
| EP1496086A4 (en) * | 2002-04-05 | 2005-04-27 | Kanebo Ltd | GLASS COMPOSITION WITH ANTIBACTERIAL EFFECT, ANTIBACTERIAL RESIN COMPOSITION AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME |
| CN100338143C (zh) * | 2002-04-05 | 2007-09-19 | 富士化工株式会社 | 抗菌性玻璃组合物、抗菌性树脂组合物及其制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3403277B2 (ja) | 2003-05-06 |
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