JPH0987841A - 薄膜製造装置 - Google Patents

薄膜製造装置

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Publication number
JPH0987841A
JPH0987841A JP24492095A JP24492095A JPH0987841A JP H0987841 A JPH0987841 A JP H0987841A JP 24492095 A JP24492095 A JP 24492095A JP 24492095 A JP24492095 A JP 24492095A JP H0987841 A JPH0987841 A JP H0987841A
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JP
Japan
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copper
thin film
platinum layer
gold
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP24492095A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingetsu Yamada
紳月 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Plastics Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK, Mitsubishi Chemical Corp, Mitsubishi Plastics Industries Ltd filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜製造装置の基材ホルダーあるいはマスキ
ング部材など基材に付着した金のような貴金属、効率良
く回収できるようにする。 【解決手段】 基材上に薄膜を形成する薄膜製造装置で
ある。この薄膜製造装置は基材の一部を覆う銅製部材の
表面粗さがRa :20μm以下であり、かつ、銅製部材
の表面は白金層で覆われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光記録媒体あるいは
反射鏡等に形成される薄膜の製造に使用される薄膜製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体あるいは反射鏡に薄膜を形成
するスパッタリング、イオンプレーティング、真空蒸着
などを行う装置は、基材を固定するホルダーおよび/ま
たは所望する形状に薄膜を形成するために基材の一部を
覆うマスキングなどを備えている。
【0003】基材に接する、ホルダーあるいはマスキン
グなどの部材にはステンレス鋼やチタニウムを使用する
のが一般的である。しかし、光記録媒体等のプラスチッ
ク基材に薄膜を形成する場合には、薄膜形成時に発生す
る熱による基材の変質を防止するために、伝熱性に優れ
た銅製部材を使用している。さらに、放熱を行うため
に、銅製部材を中空として水を循環させるなどの方法が
採用されている。
【0004】一方、薄膜形成時に、ホルダーあるいはマ
スキングなどの部材表面には薄膜形成に用いられるター
ゲットの成分が付着する。付着したターゲット成分を回
収するには、上記部材を王酸、硝酸、シアン溶液等に浸
漬して、ターゲット成分を王酸、硝酸、シアン溶液等に
溶解する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した放
熱効果に優れた銅製部材の表面から付着したターゲット
成分を回収するために、王酸、硝酸、シアン溶液等を使
用すると、銅製部材そのものが溶解してしまうため、サ
ンドブラスト法によりターゲット成分を銅製部材から剥
離している。しかし、サンドブラスト法では回収効率が
90%前後であり、ターゲット成分が貴金属、例えば金
である場合には、90%前後の回収効率では薄膜形成に
要する単価が高くなる。
【0006】そこで本発明の目的は、ホルダーあるいは
マスキングなど基材に付着した金のような貴金属を、効
率良く回収できる薄膜製造装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、基材上
に薄膜を形成する薄膜製造装置において、前記基材の一
部を覆う銅製部材の表面粗さがRa :20μm以下であ
り、かつ、前記銅製部材の表面は白金層で覆われている
ことを特徴とする薄膜製造装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に使用される銅製部材の表
面粗さはJIS B 0601によって定義される。銅
製部材の表面を算術平均粗さ(中心点平均粗さ)Ra
20μm以下とする方法は特に限定されないが、例え
ば、表面を有機酸等でエッチングする方法がある。銅製
部材の表面を覆う白金層の形成方法は、特に限定される
ことはなく、例えばメッキ、スパッタリング、イオンプ
レーティング、真空蒸着などで形成される。白金層の厚
みは、貴金属の回収に使用される溶解液に対する耐久性
を増すために10μm以上が好ましく、基材を効率よく
冷却するために20μm以下が好ましい。
【0009】本発明に使用される薄膜製造装置は、上述
した銅製部材がターゲットと基材との間に該基材の一部
を覆う構成を有していればよく、他の構成については、
限定されるものではない。また、本発明でいう銅製部材
は銅のみから構成されるだけではなく、銅を主成分とす
る合金を使用してもよい。
【0010】本発明の薄膜製造装置は、スパッタリング
法、イオンプレーティング法、真空蒸着法などの薄膜製
造装置に適応することができる。中でも、スパッタリン
グ装置は基材に発生する熱が高いので、基材を効率よく
冷却する必要があり、ホルダーあるいはマスキングを銅
製とすることが望まれる。このため、スパッタリング装
置に本発明の構成を用いると、優れた効果を得ることが
できる。
【0011】本発明の薄膜製造装置に使用される銅製部
材の表面は白金層で覆われているので、薄膜製造時に基
材に付着する金のような貴金属を回収する際に使用され
る溶解液に、部材を構成する銅が浸蝕されることがな
い。また、銅製部材の表面粗さが20μm以下であるた
め、銅製部材の表面に白金層が均一に製膜できる。さら
に、銅製部材を使用することにより、基材に生じる熱を
効率よく放出することができる。
【0012】
【実施例】以下実施例を説明するが本発明はこれに限定
されるものではない。
【0013】(実施例−1)常温で弱酸性の有機酸に銅
製ホルダーと銅製マスキングを浸して、各々の表面に酸
エッチング処理を施した後、脱脂処理した。得られた銅
製ホルダーと銅製マスキングの表面粗さを測定したとこ
ろ、Ra :3.2μmであった。この銅製ホルダー表面
と銅製マスキング表面とに電解メッキ法で、層厚20μ
mの白金層を形成した。
【0014】スパッタリング装置にポリカーボネート
(以下PCと省略する)基材と、金ターゲットと、表面
が白金層に覆われた銅製ホルダーと、表面が白金層で覆
われた銅製マスキングとを設置した。PC基材は金ター
ゲットに対向しており、銅製ホルダーに固定されてい
る。さらに、所望する形状の薄膜を形成できるように、
銅製マスキングがPC基材に接している。
【0015】上記スパッタリング装置中で金のスパッタ
リングを繰返し、5000枚のPC基板に所望する形状
の金反射膜を形成した後、銅製ホルダーと銅製マスキン
グとを取り出してシアン系金溶解液(シアン化カリウム
と反応促進剤含有)に50℃にて浸漬しながら空気を吹
き込み、付着している金を溶解した。その結果、銅製ホ
ルダーと銅製マスキングとに付着した金のうち重量比で
99%の金を回収することができた。すなわち回収率は
99%であった。また、スパッタリング時に熱が発生し
ても、PC基板の変形は生じなかった。
【0016】さらに、5000枚のPC基板に金反射膜
を形成したごとに、金回収を行う操作を繰返したところ
回収率99%に変化はなく、回収操作が30回を越して
も白金層にピンホールは発生しなかった。
【0017】(実施例−2)銅製ホルダー表面と銅製マ
スクキング表面に、実施例−1と同様な方法で酸エッチ
ング処理と脱脂処理を行った後、各々の表面粗さを測定
したところ、Ra :3.2μmであった。前記銅製ホル
ダー表面と銅製マスクキング表面に、電解メッキ法で層
厚10μmの白金層を形成した。
【0018】上記銅製ホルダー表面と銅製マスクキング
表面に、実施例−1と同様に金スパッタリングを繰返し
た。5000枚のPC基板に金反射膜を形成したごと
に、金回収を行う操作を繰返したところ回収率は99%
であった。また、PC基板に変形は生じなかった。しか
し、回収操作が20回目で白金層にピンホールは発生
し、スパッタリングを中止した。
【0019】(実施例−3)銅製ホルダー表面と銅製マ
スキング表面に、実施例−1と同様な方法で酸エッチン
グ処理と脱脂処理を行った。但し、酸エッチング処理の
時間を短くしている。各々の表面粗さを測定したとこ
ろ、Ra :12.5μmであった。この銅製ホルダー表
面と銅製マスキング表面に、電解メッキ法で層厚10μ
mの白金層を形成した。
【0020】上記銅製ホルダー表面と銅製マスキング表
面に、実施例−1と同様に金スパッタリングを繰返し
た。5000枚のPC基板に金反射膜を形成したごと
に、金回収を行う操作を繰返したところ回収率は99%
であった。また、PC基板に変形は生じなかった。しか
し、回収操作が10回目で白金層にピンホールは発生
し、スパッタリングを中止した。
【0021】(実施例−4)銅製ホルダー表面と銅製マ
スキング表面に、実施例−1と同様な方法で酸エッチン
グ処理と脱脂処理を行った。但し、酸エッチング処理の
時間を短くしている。各々の表面粗さを測定したとこ
ろ、Ra :18μmであった。この銅製ホルダー表面と
銅製マスキング表面に、電解メッキ法で層厚10μmの
白金層を形成した。
【0022】上記銅製ホルダー表面と銅製マスキング表
面に、実施例−1と同様に金スパッタリングを繰返し
た。5000枚のPC基板に金反射膜を形成したごと
に、金回収を行う操作を繰返したところ回収率は99%
であった。また、PC基板に変形は生じなかった。しか
し、回収操作が9回目で白金層にピンホールは発生し、
スパッタリングを中止した。
【0023】(比較例−1)銅製ホルダー表面と銅製マ
スキング表面に、実施例−1と同様な方法で酸エッチン
グ処理と脱脂処理とを行った。但し、酸エッチング処理
の時間を短くしている。各々の表面粗さを測定したとこ
ろ、Ra :25μmであった。この銅製ホルダー表面と
銅製マスキング表面に電解メッキ法で、層厚20μmの
白金層を形成した。
【0024】上記銅製ホルダー表面と銅製マスキング表
面に、実施例−1と同様に金スパッタリングを繰返し
た。5000枚のPC基板に金反射膜を形成したごと
に、金回収を行う操作を繰返したところ回収率は99%
であった。しかし、回収操作が3回目で白金層にピンホ
ールは発生し、スパッタリングを中止した。
【0025】(比較例−2)銅製ホルダー表面と銅製マ
スキング表面に、実施例−1と同様な方法で酸エッチン
グ処理と脱脂処理を行った。両者の表面を実施例−1と
同様な方法で測定したところ、Ra :3.2μmであっ
た。上記マスキングを用いて金スパッタリングを繰返し
た。5000枚のPC基板に金反射膜を形成した後、金
回収を行ったところ、マスキングがシアン系金溶解液に
溶解してしまった。
【0026】以上の結果を、表1にまとめた。
【0027】
【表1】
【0028】表1で示したように、本発明の薄膜製造装
置を使用した実施例−1〜4は金の回収率が高く、か
つ、回収操作を繰返し行うことができる。特に、白金層
の厚みが20μm以上であり、銅製ホルダーと銅製マス
キングの表面粗さがRa :3.2μmである実施例ー1
は優れた性能を示している。
【0029】一方、厚み20μmの白金層を有している
銅製ホルダーと銅製マスキングの表面粗さがRa :25
μmである比較例−1は金回収率は優れているものの、
回収操作を繰返し行うと、すぐに、白金層にピンホール
が発生してしまう。繰返し回収操作を保障するためには
表面粗さRa が20μm以下であることが必要である。
また、表面粗さRa が3.2μmであっても、白金層を
有していない比較例−2は、金回収操作を行うと銅製ホ
ルダーと銅製マスキングがシアン系金溶解液に溶解して
しまった。
【0030】上記実施例ではターゲットととして金を使
用し、溶解液としてシアン系溶液を使用しているが、金
以外の貴金属あるいはシアン系溶液以外の溶解液でも同
様の結果を得た。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄膜製造
装置はホルダーあるいはマスキングなどに付着した貴金
属を効率良く繰返し回収できるので、薄膜形成に要する
費用を低減することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に薄膜を形成する薄膜製造装置に
    おいて、前記基材の一部を覆う銅製部材の表面粗さがR
    a :20μm以下であり、かつ、前記銅製部材の表面は
    白金層で覆われていることを特徴とする薄膜製造装置。
JP24492095A 1995-09-22 1995-09-22 薄膜製造装置 Pending JPH0987841A (ja)

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JP24492095A JPH0987841A (ja) 1995-09-22 1995-09-22 薄膜製造装置

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JP24492095A JPH0987841A (ja) 1995-09-22 1995-09-22 薄膜製造装置

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JPH0987841A true JPH0987841A (ja) 1997-03-31

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ID=17125947

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JP24492095A Pending JPH0987841A (ja) 1995-09-22 1995-09-22 薄膜製造装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023177197A (ja) * 2022-06-01 2023-12-13 田中貴金属工業株式会社 成膜装置用部材の製造方法、堆積物除去方法、有価金属回収方法、および成膜装置用部材の再生方法
JP2023177015A (ja) * 2022-06-01 2023-12-13 田中貴金属工業株式会社 成膜装置用部材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023177197A (ja) * 2022-06-01 2023-12-13 田中貴金属工業株式会社 成膜装置用部材の製造方法、堆積物除去方法、有価金属回収方法、および成膜装置用部材の再生方法
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